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興南新聞1942年6月

日刊第1版
序號 標題
01 特命觀兵式を御閱兵 高松宮殿下、皇帝陛下御同車頭條新聞

【新京三十一日發同盟】宮內府發表(五月三十一日正午)

皇帝陛下には本三十一日午前九時十八分帝宮御發同九時三十分特命觀兵式場に臨幸

御差遣宮殿下には午前九時二十八分御泊所御發同九時三十五分特命觀兵式場に御成りあらせられ

御差遣宮殿下

皇帝陛下御同車にて御閱兵、次いで御揃ひにて分列を受けさせられ御差遣宮殿下には午前十時十五分式場御發同十一時御泊所に御臨還皇帝陛下には午前十時五十分式場御發同十一時五分帝宮に還宮あらせられたり

02 精銳部隊堂堂行進 御揃ひで順次御閱兵
03 奉迎午餐會 梅津司令官主催申上る
04 天皇陛下に謁見 褚特派大使けふ參內
05 ボルネオ復舊進捗 統治組織案既に成る
06 舊法幣を全面的回收 けふ布告及び四法令を公布
07 李鍝公殿下 比島戰跡御視察から御歸還
08 財政部布告發表
09 圖像:北□□□□□線に蜿蜿と續□□□載重□□
10 舊法幣整理 委員會設立 儲銀上海分行
11 邦人は率先協力 帝國大使館當局談
12 晉南地區の大戰果
13 橫濱正金、臺銀に指定 金融機關南方進出の先驅
14 二周間以內に 交換を希望 周佛海總裁談
15 派遣軍幕僚談 ビルマ鐵道、道路 住民の協力で修理完了
16 赤軍廿四萬を捕虜 獨軍ハリコフ附近の大戰果
17 獨軍發表戰況
18 大戰鬪の經過 獨軍の大勝利を以て閉幕
19 伊軍司令部 發表戰況
20 坪上駐泰大使 雁の巢に歸着
21 英機パリを空襲
22 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 北白川宮能久親王殿下 澳底御上陸記念祭 昨日盛大に執行はる
02 力走に繼ぐ力走 九十九折の難路ものかはと 青年團繼走大會盛況
03 圖像:浙東の野を征く我が精銳
04 第一着は基隆部 澳底から臺北迄の所要時間 五時二十四分卅秒
05 五常一世を貫く 生死紙一重の中で猛訓練 世界一戰鬪隊發祥地
06 圖像:青年團繼走大會
07 科學と人工の粹 關門國道隧路貫通式
08 湯澤內相初踏破 鐵兜、雨合羽の打份で
09 豪華なその構造 昭和二十年度に竣工
10 英靈花蓮港市葬 卅日嚴かに執行はる
11 宜蘭市葬執行
12 各蕃社を訪問 出征遺家族に金一封
13 基隆高砂區 青年團鍊成會
14 必勝國民貯蓄組合 大日本婦人會全國班單位に結成
15 武內義雄氏 學士院會員に
16 兩橫綱に正式免許
17 立大勝つ
18 法大再勝
19 慶大勝つ
20 產業奉公團結成
21 茶店仔の女給 仕姿を消す
22 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 坂口兵團活躍全貌(二) 六度跳びの快進擊 〇〇陸軍少佐の手記
02 圖像:ビマル便り(一)
03 國語常用へ總進軍 皇奉高雄州支部の行事
04 屏東支會行事
05 嘉義支會行事
06 花蓮港の行事
07 各地組合總會
08 青少年團に貯蓄運動 屏東で打合會開催
09 故妹尾伍長 無言の凱旋
10 竹東郡防諜防犯劇盛況
11 岡山街商奉結成式 廿九日公會堂で擧ぐ
12 英靈を弔ふ 水林庄葬
13 遺家族慰安の夕
14 彰化商議選擧戰
15 市制實施目指し 員林期成同盟會 實行委員會を開く
16 彰化商議官 選議員任命
17 農會表彰式
18 岡山青年學校 開校式
19 大東亞戰完遂は 國民貯蓄から 鳳林郡推進隊が活躍
20 嘉義女廿周年 記念式
21 奉公推進運動體驗座談會 四日花蓮港で開催
22 部落常會運營 研究會
23 高等校設置 新屋で要望
24 臺中球技大會
25 畜產の增產へ 玉里郡で普及會設置
26 屏東市參集會
27 高雄のチフス減少 市民一層の注意を要望
28 觀音奉公委員會
29 臺中春競馬 第七回以後の成績
30 高雄土木建築請負 業組合創立總會
31 地方多より
32 今日の映畫
33 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 學藝 詩精神の開花期 國民詩の方向について/長田恒雄
02 圖像:緬支國境ナンカムの吊橋を征く〇〇部隊勇 士(於北部ビルマ戰線)
03 子供軍事 日本海軍は世界一 最初の軍艦は筑波
04 親切運動の實踐 銃後にあつて欲しいもの
05 圖像:皇軍と協力活躍中の泰國兵士
06 爪哇のお友達 皆さんと仲よくしたい
07 大陸性と島國性 民族精神を古典に探る/藤田德太郎
08 週間子供新聞
09 時局の言葉
10 婦人說苑 女性と戰爭文學/坂垣直子
11 ラジオ
12 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 褚特派大使一行に 謁見仰付けらる 一同御殊遇に感激
02 御差遣宮殿下 帝宮に御參入 皇帝陛下に御告別
03 武部總務長官を召され 重要國務の概要御聽取
04 圖像:緬支國境を突破雲南省畹町に進攻する我 が精銳
05 貴族院側 連絡委員
06 爪哇島一切の私有地 軍に歸屬せしめる わが軍政當局布告を發表
07 南方諸民族の習慣 民族研究の大眾化が必要/清澤冽
08 ピオ十二世に 謁見要談 原田特派公使
09 獨軍司令部 發表
10 圖像:嶋田海相海戰展參觀
11 蘭谿占領までの戰果
12 戰時報國債券 初回抽籤
13 墨國參謀總長 の言明
14 パラワン戡定作戰 報道班員數日間の記錄
15 支那將校利己的で 團體行動とれない 捕虜米人航空大尉と一問一答
16 下士官適任證 所持者 兵長に進級
17 英海軍大將外俘虜二千(伊軍發表)
18 米メキシコ灣岸地區 軍事地域に指定
19 墨國參戰前夜 の緊張
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 不意を衝かれて 敵自動車群大混亂 坂口兵團活躍の全貌(三)
02 鎮臺宮御遺蹟地 けふ記念祭を執行
03 金融統制團體令 けふ公布施行筧金融課長語る
04 圖像:全ビルマ人讚仰の的の金塔(ビルマ通信)
05 內臺融合の龜鑑 出征勇士の子供を引取つて 國民學校へ通はす
06 赤貧の中から献金 胸打たれるその赤誠
07 英靈追悼法要 きのふ曹洞宗別院で
08 定例局部長會議
09 軍司令部を訪問 石田臺灣憲兵隊司令官 各方面に新任挨拶
10 日伊第一回交 驩放送
11 志願兵入所採 用者の訓練
12 比島の各小學校 けふから一齊に再開
13 國語塾を設置 基隆市、各區每に
14 皇奉臺北市 支會參與會
15 司法保護實務者鍊成 けふ開講式擧行
16 皇奉市郡支會 專任主事會議
17 南方開發指導者練成會
18 夏季時間開始 役所けふから
19 飼犬に鑑札 野犬狩始まる
20 ポンプ操法訓練 島都防火班で實施
21 ヨイ子供達が 軍馬を慰問
22 興南詩苑漢詩

壽癡雲同社/夢周生、少奇君屢約不至作此代柬/洪元煌、基先聘三遂性少奇維堯諸親友過訪作此誌感(新曆正月)/洪元煌、“側身”一章示景南/嘯庵生、答嘯庵/景南生、暮春感賦/嘯庵生

23 煙幕
24 商況(一日前場)
25 興南案內報社消息
26 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 本日この聖なる感激 遍く國民に傳へたい 訪日特派大使褚民誼氏謹話頭條新聞

【東京發同盟】國民政府訪日特派大使褚民誼氏一行は一日午前十一時四十分宮中に參內、天皇陛下に拜謁仰せつけられ御陪食の光榮に浴したが、同特使は宮中退出後午後二時半帝國ホテルで記者團と會見感激の面持で左の謹話を發表した

本日宮中に參內

天皇陛下に拜謁仰せつけられ謹んで國民政府汪主席の親書を捧呈せしところ

天皇陛下より種種優渥な御言葉を賜はり、また御陪食を賜はつたことは誠に感激の至りに堪へませぬ、顧るに昨年駐日大使として貴國に駐在中は陛下より幾多御優遇を賜はり離任の際は拜謁及び御陪食の榮に浴したがその情況はまだ最近のように覺へてゐる、唯今大東亞戰爭が赫赫たる戰果を擧げてゐる際大政極めて御多端の折りにもかかはらず玉體御健かに渡らせられるを目の邊りに拜して誠に欣賀に堪へませぬ、本日この聖なる感激はこれを本國に齎らして注主席及び國民政府並に國民に遍く傳へたい

02 我南支軍、行動を開始 余漢謀麾下に大鐵槌
03 從化陷落目睫の間
04 御差遣宮殿下 奉天に向はせらる
05 圖像:御差遣宮殿下皇帝陛下ごお揃ひにて國軍部隊の分列 を受けさせらる
06 外相主催の 歡迎晚餐會
07 「御民われ」の感激で 耐久力ある強韌政治を展開 “政治の新方向”谷情報局長總裁放送
08 同歡共苦大業完遂へ 晚餐會席上東鄉外相挨拶
09 我將兵の意氣 天を衝く
10 奉天御泊所に 入らせらる
11 種種御下問あらせらる 金奉天省長等を召され
12 〇〇に突入!! 汗、泥に塗れて唯前進
13 褚特使謝辭 英米の侵略勢力 根本より芟除
14 陸鷲、敵陣地に 巨彈の雨を降らす
15 初代航空軍司令官 安田武雄中將親補さる
16 敵の主力部隊
17 顧祝同、王敬玖 免職查辯に附さる
18 泰軍更にヨンシ占領
19 陸海軍司政官任命
20 推薦議員壓倒的 全國の市町村會議員選擧
21 小磯國昭大將 翼政總務辭任
22 警察官表彰 國際諜報團事件 檢擧の功勞で
23 米商船に突如 大爆發起る
24 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 比島作戰と本島青年社說

先月十五日から二週間に亘り長谷川總督の命を受けて、本島と緣故の深い比島方面の皇軍將兵と本島から派遣された特設勞務奉公團、高砂義勇隊の慰問視察から、去る二十九日歸臺した齋藤總務長官の齎された本間比島派遣陸軍最高指揮官、及び小野高砂義勇隊長のメツセージ、それに長官の生生しい前線視察談と奉公團員や義勇隊員の父兄に與へる談話等を讀んで、銃後にある吾等島民は感謝感激の念新たに湧き上るを覺えると共に、一層責務の重大を痛感する次第である。

改隸四十八年その間日露戰爭滿洲、支那兩事變を經てきたが本島の軍官民宛に現地第一線の作戰軍最高指揮官から、感謝感激のメツセージを贈られたのは恐らく今回を以て嚆矢とするがそれだけに南方施策の重要據點として、大東亞共榮圈確立に擔ふ使命の重大さを島民は身に泌みて感じるのである、

本間最高指揮官も本島青年の配屬を受けた各部隊長も、奉公團と義勇隊が皇軍に協力するため砲煙彈雨を潜つての挺身敢鬪振りには口を揃へて讃辭を呈してゐるが、寔に本島青年のため萬丈の氣を吐いたものと言ふべく獨りその父兄の光榮許りでなく六百萬島民の榮譽と言はねばならぬ

比島第一線に派遣された奉公團と義勇隊は初めは、勇猛なる皇軍將兵と共にバタアン半島及びコレヒドールの攻略戰に參加しその後更に殘敵戡定作戰に協力したが主として奉公團は彈藥糧秣の輸送、軍需物資の蒐集、野菜の供給等に、義勇隊はバタアン半島の密林陣地から密林陣地へと戰場掃除に捕獲品の蒐集に或る者はコレヒドール島で米兵俘虜を率ひての各種作業に孰れも戰塵萬丈渦卷く酷熱百度以上の炎天下を、起伏縱橫峻嶮なる道路や幾多の惡條件と鬪つて征野千里、晝夜の別なく戰線を馳驅して皇軍に協力し比島戡定作戰に不滅の勳功を遺してゐる殊に奉公團の或る中隊の如きは前線に彈丸輸送のため、四日間飮まず食はず砲彈雨飛のなか敵前千米の地點で勇敢に任務を完遂し義勇隊またコレヒドール島初の上陸部隊に從つて、敵前の奇襲上陸に成功奮戰せるなど大和魂に薰る數數の武勇譚に力と熱と誠に生きる本島青年の真面目を發揮してゐる

これら本島青年の盡忠報國の勇奮敢鬪に感激した齋藤長官は、三十日督府正廳で開かれた皇民奉公會中央參與會に報吿し、各參與に對しこれら青年の父兄に激勵を與へることを要望すると共に、これら青年の活動が皇民鍊成の龜鑑として且つまた翼賛奉公運動飛躍の要素として役立たせたいと表明してゐる程奉公團と義勇隊の活躍には目覺しいものがあつた

支那事變勃發した當時本島から派遣した多數の軍夫軍屬や農業義勇團の青年達も皇軍に從軍して勇敢に活躍し赫赫たる勳功を樹て、或る者は護國の鬼として大陸に散つたのもあつたが、今回も若干名譽の戰死傷者を出してゐるとは言へ、皇國青年の御奉公として忠節を本分に盡し得た感激は蓋し深いものがあらう、吾吾は、支那事變から今次大東亞戰爭に至るまで第一線で皇軍將兵と辛酸勞苦を共にして奮戰敢鬪克く與へられた大任を完遂し、皇國民の面目を躍如たらしめた之等青年の活躍と、陸軍特別志願兵の志願者が島民の赤誠を反映して、四十餘萬に達したと言ふ事實は、如何に本島青年が皇國民たるの榮譽に感謝感激してゐるかの歷然たる證據として誇ると共に、本島青年層をして一日も早く皇國民たるの資質に透徹せしめるため最高度の皇民鍊成として、徵兵制度の急速的な實施を要望して止まないが、それと同時に本島青年たる者須らく心身を鍊磨することによつて、皇國民の資質を具備し以て一人殘らず國家の御楯として軍旗に馳せ參ずる日の一日も早からんことを望むものである

02 米の欺瞞宣傳爆擊 堀情報局第三部長外人記者團との會見で
03 聖恩の無邊に感泣 歸花した遺族部隊社頭の感激語る
04 “日本を見直すべし” 米人兩東亞通が強調
05 圖像:關門國道墜道開通式
06 兵役適齡壯丁に 體力章檢定試驗 十四日花崗山運動場で
07 重要任務を果し 勞奉隊員元氣で還る
08 鄉軍基隆聯合分會總會
09 青年團改組成る 十七日に晴れの結團式
10 皇軍將兵臨時 慰問部委員會 けふ內務局長室で
11 督府機構の改革問題 漸やく軌道に乘る これから細目の接衝へ
12 捕虜監視員志 願者銓衡試驗 昭和記念館で
13 來る十七日に 入隊式を擧行 挺身隊新入隊員
14 報國切手の賣上 遞信部から陸海軍に献金
15 奉公壯年團支部 八日州會議室で結成式
16 基隆市支會の常會
17 指導員と世 話役を更新 昨日任命式擧行
18 素人芝居公開 の全收入献金
19 無敵皇軍へ献金 三十日軍司令部受付
20 ときの声
21 譽の優良兒に 花蓮港廳三名當選
22 全島男女學生 卓球大會
23 帽子加工仕上 講習會終了
24 天岩府事務官夫人
25 人事消息
26 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 すわ!燒夷彈落下 斯の如くして消すんだ 防空關係業者集めて實地演習
02 防空群講習會
03 復舊豫算の打合 嘉義郡下街庄助役集ふ
04 臺南市六月常會
05 三峽街奉公常會
06 圖像:皇軍勇士を犒ふ北部ビルマの婦人達
07 臺南州下の 第三種空訓
08 嘉義市の空訓
09 能高郡街庄長會議
10 白衣奉公への門出 看護婦講習所開所式
11 海洋精神の昂揚へ 豪華な海の記念日行事
12 萬能運動家佐藤指導 赫赫たる武勳樹てて戰死
13 新化奉公委員會
14 故松元伍長の 竹南街葬
15 在鄉警察團 續續結成さる
16 棉の新優良育成種 南農育一號に就いて 三浦臺南州農事試驗場長談
17 四億五千萬斤の堆肥 森田知事督勵に “時局と增產”一席
18 竹塘庄郵便局 設置を陳情
19 ルーズベルトの淚を うんと絞つてネ! 留守宅の坊ヤから兵隊さんへ
20 社會教育強化 北斗郡の計畫
21 故吳軍屬の法要
22 善化鄉軍 射擊會
23 塵芥の處理研究 高雄市常會で取上ぐ
24 彰化地區青果物
25 苧麻採苗陣強化 纖維原料增產を畫策
26 臺中專賣品小 賣人組總會
27 自給肥料のもと 家禽飼料を一般家庭に配給せよ
28 ボート競漕會 龍潭奉公會主催
29 模範部落宣誓式
30 軍援會に事業資 金寄附
31 贋小切手で 二千六百圓 大連で犯人就縛
32 甘くない菓子一掃 嘉義郡製菓統制會社出現
33 屏東排球大會
34 地方多より
35 今日の映畫
36 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 夏物パインの 生產、割當計劃決定 總生產量七萬五千九百噸
02 電器絕緣油 需給統制要綱
03 大東亞經濟建設の 根本理念對談會(二)
04 春茶二割減收 夏茶ボツボツ出廻る
05 乾バナナ對策 近く更に協議
06 私設業務研究會 各社の議案決定
07 星規那產業總會
08 日滿支交通懇談會 廿五日鐵道省で開催
09 郵船四出張所 支店に昇格
10 臺北織物組合總會
11 南興洋行總會
12 照明燈
13 商況(一日後場)
14 ラジオ
15 水滸傳(692)/黃得時;碇政彌
16 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 敵最大據點從化占領 引續き敗敵を掃蕩中
02 資金統制、貿易計畫 けふの閣議で決定
03 第一日終る 全國方面委員大會 大東亞戰下一層の 積極的活動を宣誓
04 圖像:參內する小磯大將と田中武雄氏
05 褚特派大使 橫須賀訪問
06 東條首相大阪 視察
07 獨潛の敵船擊沈 開戰以來の最高記錄
08 羅府に空襲警報
09 政治新體制成り 產業體制の刷新へ 大東亞戰半ケ年の跡を辿る(上)
10 米、重慶へ軍 需品を空輸
11 亡命緬甸政廳 印度に近く設立
12 圖像:ビルマ通信(上)マンダレー市に戻る市民(下)戰火より運び出され た佛像に靈水を捧げるビルマ人
13 皇軍の優秀性認識 ア英ビルマ軍司令官 緬甸敗戰の經緯說明
14 中支幣制統一法令 きのふ公布八日より實施
15 皇軍に協力誓ふ 北ビルマのシヤン人
16 獨軍の戰況
17 樞軸車壓倒的優勢 北阿で活潑な行動
18 皇軍占領地域內の 印度獨立運動飛躍
19 大戰に發展せん リビア戰線戰機熟す
20 伊軍司令部 發表の戰況
21 メキシコ政府 正式宣戰布告
22 スループ艦 四隻だけ メキシコの海軍
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
02 島內各部隊を慰問 感謝の赤誠を捧ぐ 官民代表二名宛二班に分ち
03 多大の業績殘し 國婦本部發展的解消 九日解散式を擧行
04 一ケ月間に七萬圓 五月中軍司令部取扱献金
05 圖像:東條首相故管長崎丸船長遺族弔問
06 州下各市郡支 會の主事會議 けふ州會議室で
07 防空群を強化 港都で指導講習會
08 壯丁團員の鍊成 奉戴日に新竹署で召集
09 “國策を眼から頭へ” 全島で街頭移動展開催
10 香奠返しに献金
11 “死の徬徨”二週間 悲慘なスチルウエルの敗走記
12 香取氏が講演 三日建成國民 校で
13 重要使命を完ふし 港都勞奉隊員一行還る
14 蓬萊國民校の ヨイ子供献金
15 第五回婦人鍊成會 明石會館で開始
16 桔梗俱樂部鍊成會 五日から一高女で
17 國語常用の徹底へ 島都の強調事項決る
18 婦人標準服好評 七日から菊元で展示會
19 英國炭礦罷業 今や暗礁に乘上げた形
20 蠅、油虫の驅除 臺北市衛生課 が懸賞金附で
21 各都市で記念講演會 滿洲事情を日本に紹介
22 南方占領地各地の 行政官要員 華北から五十九名
23 海外同胞中央 訓練所開所式
24 基隆市教育會 總會
25 興南詩苑漢詩

南方詩薈 印度洋舟中/汪兆銘、舟泊錫蘭島至古寺觀臥佛、憩寺前大樹下、導者云。「此樹已二千年、佛曾坐其下說法」/汪兆銘

26 貯蓄及報國債券 一日より賣出
27 人事‧消息
28 今夜の放送
29 商況(二日前場)
30 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 ツラギ全領域を占領 ソロモン群島悉く制壓頭條新聞

【東京發同盟】戰艦○○艦上にて二日宮村海軍報道班員

わが海軍特別陸戰隊の精銳は帝國艦隊の強力なる支援の下に五月○日午前一時ソロモン諸島南東端に位するフロリダ島の要衝ツラギの敵前上陸に成功引續き殘敵を掃蕩、同五時ツラギ全領域を無血占領した、ツラギはソロモン諸島南端のグマズルキヤナル島及びマライタ島の中間に位するフロリダ島の南岸にあり、從來濠洲軍の水上基地として使用されまたわが軍のラバウル、カビエング攻略後はニユーギニア東部海域における前線基地をなして時折ラバウル上空を脅かしてゐたので今次作戰の敵陣營に與へた打撃は甚大といはねばならぬ、しかしてソロモン群島の要衝たるク井ンカロラ、シヨートラ・ンドは旣にわが手中に歸し、今またツラギの掃蕩なり、ソロモン群島全領域は悉くわが制壓下に服することとなつた

02 敵の水上航空基地 最も開けた文化的な島
03 圖像:〇〇へ〇〇へと猛進擊を續ける皇軍部隊(浙東作戰)
04 幅一間半の橋で連絡 ガブツ島とツラギ島
05 川石島、玉環島を占領 我が陸戰隊敵前上陸
06 余漢謀軍早くも潰亂
07 情報局異動
08 工業規制工業建設地域暫定措置 きのふ閣議に附議決定
09 內閣と各省に委員を設置 議員と民間から簡拔
10 政府、翼政會、翼贊會の 三位一體確立に寄與
11 一大會戰の展開必至 皇軍長驅安仁街に進出
12 浙贛線要衝を爆擊
13 渾然たる日華滿一家 褚大使歡迎晚餐會東條首相挨拶
14 定例閣議
15 政務調查會を設置 翼政總務會で決定
16 工業規制地域等 措置內容を發表
17 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 新商人道を 提唱 互讓精神でゆけ社說

これは單り臺灣のみに止まらず、內地外地を通じての問題であるが、この頃一部商人や配給所員のお客—消費者に對する不親切乃至橫暴から種種物儀を釀し、漸く社會問題化するに至つた、先頃島都の某商店が織物類の特別販賣をなしたところ市內は勿論、近鄉近在からまでもお客が押寄せ文字通り雜踏を極めたが、お客の一人が品物を買つて歸宅して見ると用ふることの出來ない傷物であつた、お客は直ちに其品物を持參して交換を乞ふと店員は「いやなら買はなくてもよい」と劍もホロロの挨拶、揚句の果は五、六名の店員がよつてたかつてそのお客を袋叩きにして了ひ遂に警察沙汰にまでなつた事實がある。單なる市井の出來事ではあが斯る事例にして世に表はれざるもの多多あるを思ふとき、われ等はこれを單に巷間の出來事として看過することは出來ない況んや今日の如く需給關係が圓滑を缺き國民擧げて幾多の苦痛を忍びつつある秋に於てをやである

某著名な商人が「賣買關係に於ては商人のみが利益を得るのではない、お客も消費價値を認めて買つてゐるのだから、消費利益を得てゐるではないか」と或る雜誌の座談會で堂堂と述ベてゐるが、成程經濟學說としては一應は肯けるかも知れぬが、今の世の中は理窟や議論で割切れるものばかりではない。價值論を振廻し乍ら商賣するから商人がお客を袋叩きにし、さては闇取引もしたくなるのである。宣傳せぬとも、サーヴイスせぬとも品物は賣れる、利益は上るかも知れぬが、こんな商人黃金時代が何時まで續くか、これも序に學說とやらで割出して置くべきではあるまいか、商人なるが故に頭を下げ、お客なるが故に頭を上げねばならぬといふ理由も掟もない、されど欲しきものは商人の親切である、東條首相は曩に帝都の配給所視察をなした折「役人面をせずに親切にせよ」と商人である配給所員に諭したといふが、まさに現代商人に對する頂門の一針にあらずして何ぞやである、“商人は頭下げ下げ頭上げ”商道地に墜ちんとする時、吉川柳また味ふべきかなである

固より商人を非國民かの如く責むるものではない、また不親切、賣惜み、闇取引これ等を悉く商人の罪に歸せんとするものではない、消費者にも一半の責あるは何人も認むるところである、ここに於てわれ等は新商人道を提唱し、和やかな店頭風景の再現を期せんとするものである、然らば新商人道とは何か、これは極めて簡單にして別に取立てて云ふべき程の目新らしいものでも何でもない、要は銃後國民の務めの何たるかを自覺し、職域奉公の尊さを忘れず、相手に對して自ら一步を讓ることである、之は單り商人のみならず、お客も商人の立場を理解し同情して自らを忍ぶ雅量が必要である、舊來の商人道は商人のみのものであつたが、新商人道とはお客も亦守るべき道である、畢竟するに新商人道とは商人の道であり、お客の道であつて、互讓の精神に外ならぬのである、これを以て一切の商取引が行はれんか、店頭と云はず、家庭と云はず春風駘蕩たるや必定である。

02 “一億國民擧げて 防諜戰士となれ” 中村憲兵司令官語る
03 英靈內地へ凱旋 戰友に護られて
04 食糧增產と土地改良(一)
05 我皇軍の氣高い姿 後方陣地勤務の間に間に田植
06 英靈の新竹市葬 きのふ嚴かに執行
07 基隆神社の例祭 けふ嚴かに執行はる
08 土木日本の凱歌 鐵道關門隧路七月一日に開通
09 第二回マレー 語の講習會
10 本土、九州陸續き 國民待望の夢が實現
11 コ島の一番乘り 野良一等兵が戰死
12 圖像:バタビヤの日曜日所見
13 全國方委報國大會 近藤氏外四氏が出席
14 宣傳期から訓練期へ 國民政府の新生活運動第二階段
15 豐永臺南憲 兵隊長着任
16 國民普及に大童 奉公班單位に國語塾
17 奉公座談會 山本事務總 長を圍んで
18 本島出身武道家 蔡長康氏が歸臺
19 奉公運動座談會
20 ときの声
21 愛國の献金譜
22 人事‧消息
23 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 消費者本位の妙案 情實關係を排除して親切に 日用品の配給法を革新
02 勅語謄本傳達 高雄商校長に
03 嘉義神社上棟祭 十三日嚴肅に執行
04 圖像:バーモ港に遺棄散亂してるイギリ ス軍の軍需品
05 親切生活を勵行 臺中奉公會標語募集
06 國語で通さう 常用部落大村庄宣誓式
07 花蓮港の徵兵檢查
08 遺家族の信仰 信念を固める
09 胸襟開いて 市民と懇談 圓滑配給を協議
10 嘉義市民の赤誠 五月中の國防献金 千七百圓を突破
11 一層信念を 固めて終了 大園奉壯團鍊成
12 本年度の簡閱點呼 臺南兵事部管內の實施日割
13 やがては咲き綻びん ボ社の櫻や桃 實地踏查に知事一行入山
14 軍援關係者 事務打合
15 各部連絡會議 高雄州奉公會
16 食禽類のお值段 臺中州食鳥配給組合で決定
17 英靈三柱の 學甲庄葬
18 遺家族招いて 舞踊慰安會
19 中壢郡奉公委員會
20 缺員幹事の補充 鄉軍分會長會議で推選
21 真砂光る大安 海濱を後に 鍊成員家路へ
22 晝夜兼行で道路補修 大溪郡保甲民總出動して奉仕
23 林清富氏献金
24 臺中市奉公 壯年役員會
25 地元が強い 海山郡下の兒童 相撲
26 沙山漁民四苦八苦 組合長の處置に非難囂囂
27 氷を下さい 嘉義では倉拂ひ
28 新化郡新化街朝陽
29 石津氏官選辭退 彰化商議戰
30 畜產報國へ 普及會結成式
31 宣傳ビラ 一萬枚撒布
32 桃園郡の庭球會
33 地方多より
34 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 本年度資金統制及 貿易計畫の方針 鈴木企畫院總裁より發表
02 大東亞經濟建設の 根本理念對談會(三)
03 島內消費石炭 低カロリー物に轉換
04 經濟統制事務連絡 今日初の打合會
05 三億貯蓄強調運動 實施要領等決定 愈愈十九日より展開
06 菓子製造配給組合 米穀局長食糧課□畫策
07 高雄一期米買入 月末迄五十萬袋に上らん
08 臺中州砂糖配給 市民館で協議さる
09 米穀局で高雄州 自治管理局倉庫買收
10 高雄州水產會 新漁法を研究
11 バナナ輸移出 三月まで廿二萬籠
12 雜品物價委員會
13 照明燈
14 商況(二日後場)
15 ラジオ
16 水滸傳(693)/黃得時;碇政彌
17 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 要衝銀盞拗を奪取 得貴水敵前渡河に成功
02 更に猛進擊を續く
03 敵の狼狽想像以上
04 圖像:雨中浙東戰線を前進する輸送部隊
05 北支共軍の掃蕩戰況
06 江西各要地を猛爆
07 怒江西岸の敵を粉碎
08 大戰果に並行して 建設工作を進める (二)大東亞戰六ケ月の跡を辿る
09 英の印度撤退 を要求 ガンヂー翁又も
10 米蔣武器貸與 協定調印
11 海福同盟記者 戰傷
12 ネグロス島の邦人 三百餘名救出さる 勇士等と抱合つて感激に泣く
13 地方支部設置せ 前田總務、代議士懇談會で表明
14 米偽勇飛行隊居殘る
15 比島華僑協會發會式 共榮圈建設に積極的協力
16 樞軸國に對し 宣戰を布告 メキシコ政府
17 獨軍司令部 發表
18 割據主義を打破 委員會の運用に彈力性
19 伊軍司令部 發表
20 海軍補職發令
21 大東亞戰爭と 產業組合の任務 產組代表會で闡明
22 加瀨參事官 全權公使に任命
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 我が好遇に感泣 英帝國の崩壞は今や不可避 香港の敵國人と一問一答
02 基隆神社例祭 奉納催物で賑ふ
03 圖像:南海に僚船と連絡中の勇士蘆部海軍報道班員 撮影(海軍省許可濟第五七一號)
04 胸を打つこの赤誠 香奠返へしに遺族が献金
05 赤誠の献金品 軍司令部三日の受付
06 林業試驗連絡會議 けふ林業試驗所で開催
07 帝國躍進と制海權/匝瑳胤次
08 安藤軍司令官六日に臺中へ 陸軍病院開廳式に參列の為
09 圖像:皇軍慰問演藝團來臺報社消息
10 百三萬石目指して 優秀なものには賞金授與 新竹州大增產計畫
11 全國刑務所長會同 司法省で開かる
12 平野郡司氏 歡迎座談會
13 臺北兵事區の徵兵檢查 五日より十三日迄市公會堂で
14 衛生狀態頓に向上 山中覺氏が齎した香港の土產話
15 圖像:ビルマ人警官の活躍
16 淡水海水浴場 九日に開場式
17 全島中等校 柔劍道大會 七日演武場で
18 持たざる國へ顛落 珈琲も茶も相次いで配給制に 米市民の生活窮迫
19 米貨物船 トルコに到着
20 煙幕
21 軍屬を募集 軍司令部で
22 興南詩苑漢詩

季丞叔南遊贈別十六韵/文訪、題網溪別墅贈嘯霞丈五章/駱香林、題網溪別墅贈嘯霞丈五章 二/駱香林、題網溪別墅贈嘯霞丈五章 三/駱香林、題網溪別墅贈嘯霞丈五章 四/駱香林、題網溪別墅贈嘯霞丈五章 五/駱香林

23 人事‧消息
24 今夜の放送
25 商況(三日前場)
26 興南案內報社消息
27 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 高松宮殿下きのふ 御機嫌麗しく御歸國 尊き御使命を終へさせられ頭條新聞

【東京發同盟】宮內省三日午後四時三十分發表

宣仁親王殿下今三日滿洲國より御歸國相成りたり、滿洲國建國十周年を御慶祝するため滿洲國へ御差遣の高松宮殿下には尊き御使命を御滯りなく終ヘさせられ三日朝奉天御出發一路御歸國の御途につかせられたが御旅路も恙なく同日御機嫌麗しく東京御着九日振りにて芝高輪の御殿に御歸還遊ばされた、去月二十六日御訪滿の御途につかせられた

御差遣宮殿下には大連經由にて同月二十八日新京御到着二十九日

滿洲國皇帝陛下と御會見遊ばされ畏くも

天皇陛下の大御心を奉じさせ給ひ親しく建國十周年御慶祝の御祝辭を述べさせられここに日滿交驩の尊き御使命を果させられたが引續き建國神廟並に建國忠靈廟を御參拜次いで觀兵式には皇帝陛下と御同車にて御閱兵あらせられるなどその他の御日程の諸行事を全部滯りなく果させられ三日御機嫌麗しく御歸國遊ばされたものである。

天皇皇后兩陛下にはこの日御差遣宮殿下御無事御歸國の由を聽召され

天機並びに御機嫌麗しく渡らせ給ふと漏れ承るが

兩陛下には同日御差遣宮殿下に清酒一樽香魚一折を下賜あらせられて御慰勞遊ばされた

02 敵第三第九兩戰區に鐵槌 第一線陣地突破猛進
03 都昌に敵前上陸
04 衢州の頑敵を猛攻
05 東北約十粁に進出
06 皇軍の支援下に 國府軍の建設鍊成 楊國府參謀總長と一問一答
07 畏き御言葉を賜ふ 御離滿の御砌り
08 進賢占領
09 圖像:スンバワ島王宮殿に向ふ〇〇部隊を歡迎の親衛隊儀仗兵少 年團(海軍省許可濟第五七一號)
10 奉天を御出發 宮內府發表
11 重慶覺醒最後の好機 江西作戰中支軍當局談
12 源潭墟を完全占領
13 龍塘墟を屠る 敵擊滅の體勢完成
14 陸鷲猛躍
15 重慶政權の脆弱點 蔣、惡夢より醒め事態を正視せよ 堀第三部長が喝破
16 褚特使主催の 官民招待晚餐會
17 盛大な記念觀兵式 本間最高指揮官閱兵
18 英航母イ號 潛艦の攻擊を受く
19 獨對土武器ク レヂツト供與 ドイツ政府同意
20 佛政府閣議 共產不逞分子の 取締につき協議
21 北阿樞軸軍 大部隊進擊
22 ソ聯チ元帥負傷
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 中央參與會の成果社說

皇民奉公運動第二年の首途に際り召集された第二回中央參與會は去る三十日總督府正廳に於て開催されたが中央參與四十三名の內出席者僅かに十八名とは些か寂しいものがあつたけれども、出席した各參與とも總裁諮問に應じ重要事項を審議する處の謂はば中央本部の最高智能陣營たるを恥づかしめず、いづれも皇民奉公運動の進むべき方途並に清新なる企畫構想等について諮問事項を通じ真摯熱烈な答申意見を開陳したことは、一般の期待を裏切らぬものがあつた尤も諮問事項に對し、いはゆる國防、經濟、文化、生活等の各部面に亘り、奉公運動推進の上に緊要なる清新活潑な具體策として、これと云ふ名案策秘があつたわけではないが、然しながら過去一年間の體驗と試煉とを重ねて來ただけに一般の答申意見は、總じて健實妥當なものが多く、恐らく奉公運動の今後の新しき展開推進の上に、多大の寄與をもたらすことであらうと期待される。

今回の參與會の答申意見は、前述の如く總じて健實妥當なものが多いが、今その主なるものを項目的に列擧して見れば大體次の如くである。卽ち奉公理念の透徹、徵兵制度の促進、青年訓練の强化、健民運動の繼續、志願兵志願者中非採用者對策、統制經濟への協力强化、生活の簡易化、壯年層の組織訓練强化、奉公運動の實情偵察制實施下部組織の運營强化、親切運動の實施、各種團體の整理統合、配給機構の整備、文化團體の統合と青年層の指導活用、南方文化綜合研究機關の設置、南方熱帶醫學の振興、南方進出者の資質向上等等である。其の內、具體策としては奉公理念の透徹、奉公會を中心とする各種團體の整理統合、親切運動の實施、轉出業者對策、配給の公正と機構整備、南方對策等等、當面の清新活潑なる實施方策として注目されて居り、また志願兵志願者中非採用者に對する團體訓練卽ち軍官民から成る强力な團體組織と鍊成方針の決定に關する具體策も現下の緊要なる對策として速かなる實現を期待されてゐる。

其他今回の答申で、特に注目すべきは伴野前高等法院長の意見開陳である。卽ち行政官廳就中地方官廳に對する一般民眾の苦情を率直に披瀝した一事である。元來、中央參與は總裁の諮問に應じ重要事項を審議することが任務であるが、一面下情を上通することもまた當然の責務でなければならない。從つて參與會は單に企畫構想を答申するだけでなく、進んで下情を上通する役割を果さなければならないわけであるが、今回の伴野參與の答申意見が殆んど唯一の率直なる下情上通を果したことに於て、痛く一般の關心を呼び、奉公運動の正しき運營の一大成果として注目されてゐる。奉公運動の逞ましき推進展開を期せんがためには、常に下情を察知する必要があり從つて參與、奉公委員の進んで率直なる正しき下情を上通すべき所以が在ると云はねばならない。而して今回の參與會の答申內容に關し特に總督府局部長會議に之を附議したことも、今後の奉公運動の運營に清新活潑な動きを期待される所以であらう。

02 臺北市に忠靈塔 三ケ年計畫七十萬圓で建立 圓山陸軍墓地附近に
03 奉公會崙天 中隊結成式
04 砂糖の島ネグロス 壯烈な戡定從軍記
05 水難救濟會總會 六日國技館で開催
06 奉公運動講演 及び座談會
07 花蓮港廳下“空訓” 八日から三日間に亘り
08 食糧增產と土地改良(二)
09 荒蕪地二千甲美田と化す 三星庄の土地改良進捗
10 武道體育の行事 神社を中心に開催
11 赤誠迸る献金 海軍武官府取扱ひ
12 鐵銅品の山献納 川本金物商組合長が
13 英靈鐵道葬 西本願寺で嚴修
14 二千圓の恤兵 献金
15 臺北州農事 打合會
16 黑ダイヤの增產 商工業報國隊が協力
17 花蓮郡下學 校長會議
18 債券消化に大童 花蓮港、奉公班を通じ
19 俘虜監視員銓衡試驗 新竹新興國民校で實施
20 山野憲兵少佐以下着任
21 現地開墾に進出 新竹州中堅農民鍊成
22 宜蘭專賣品組合
23 人力車組合員 が献金 臺北と基隆の
24 ときの声
25 榮養食講習會 公會堂で開く
26 上海秘密諜報機關 七名に軍律會議判決
27 定期敘勳(臺灣關係)
28 鐵道部人事異動
29 人事
30 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 常會指導に主力 羽島市長陣頭で采配
02 彰化商議戰愈よ酣
03 臺南市參事會
04 南支點描(一) 華僑の今日ある迄
05 高雄市奉公 委員會
06 商品券は非國策だ 全島に魁けて臺中市 商奉團廢止を決議
07 安平港防砂堤 基石沈下式擧行
08 南方棉作の尖兵 五十名選拔して養成
09 商奉團幹部を鍊成 大肚山麓の道場に合宿
10 空壜回收運動 奉公班を通じて
11 臺中陸軍病院竣成 七日に開廳式擧行
12 二千圓献金
13 株出甘蔗競作 褒賞授與式
14 產組の役員 員林郡守から 指名發表
15 育苗から念に念入れる 二期作の豐收を確信しつつ
16 白衣勇士を感奮 慰問演藝に捧ぐ 兒童の純な心と心
17 圖像:蘭貢の人力車と美人
18 二日夜の停電 自動車工場で ショート?から
19 九分通り復舊! 災害の跡、影を沒す
20 斗六郡日用品雜貨小賣商
21 臺南州三角藺生產
22 木蔭や庭先で學ぶ アイウエオの第一課 奉公班每に國語普及皇民塾
23 惡德屋主を懲せ 恨めしき震害を逆用
24 故陳軍屬の 新莊街葬
25 軍屬陳炳丁君散る
26 傳染病撲滅は 街の清掃から 各奉公班で實施法協議
27 婚儀、葬儀 改善座談會 屏東奉壯團主催
28 養豚業者に光明 生豚販賣價額值上げ
29 全島中等校 陸上競技會 七日より臺中で
30 地方多より
31 今日の映畫
32 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 大甲溪道路と鐵道建設 督府より臺電へ委託 昨日歷史的調印終了
02 社內一丸となつて 粉骨碎身に努力 增田臺電社長語る
03 林業試驗再編成 全島連絡會議で協議
04 會議所の機構改革 未だ成案を得ず 桝山商議所理事語る
05 本年度の棉花栽培 八千甲に擴大せん 新品種デルホスに重點
06 地方稅務官吏增員 斗六稅務出張所新設
07 高雄州消費米 割當打合會
08 灣糖、クラフト紙の 計畫を引續き擴張 砂糖袋の原料として
09 臺北商議所 二十日に改選
10 フルフラール工場 更に高雄で增設
11 高雄州一期籾 三分の二蒐荷濟
12 商況(三日後場)
13 照明燈
14 ラジオ
15 水滸傳(694)/黃得時;碇政彌
16 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 衢州の城外に迫る 皇軍の意氣益益軒昂
02 攻略戰今や最高潮
03 廣信、玉山等を猛爆
04 進賢占領の大戰果
05 圖像:勇躍海鷲攻擊隊の出動(〇〇基地)
06 モレスビー猛爆
07 西部印度に 列車事故頻頻
08 大東亞戰爭責任者は米國 連戰連敗糊塗に卑劣な虛報宣傳 堀第三部長が反駁
09 文部辭令
10 兩侍從の日程 四國、東海甲 信へ御差遣
11 公債の消化力旺盛 金融為替體制成る 大東亞戰六個月の跡を辿る
12 日、佛印經濟交涉妥結 近くサイゴンで調印
13 源潭墟の占領まで 四日間晝夜不眠不休の猛進擊
14 源潭墟周邊の 敗敵を猛追
15 全くお國と一心同體 褚特使、記者團と會見
16 英、石炭不足に惱む 國內問題中の最重大問題
17 獨軍の戰況
18 翼政に審議室設置
19 褚大使ら招待 ルーマニア公使館
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 百哩の山岳地帶 戰鬪より遙かに辛い猛進軍 緬甸作戰從軍座談會
02 御遺蹟地記念祭 基隆で嚴肅に執行
03 圖像:緬甸通信
04 總計百廿五萬圓 大東亞戰以來海軍への献金
05 その後の西亞諸國 (上)砂漠の嵐に左顧右眄
06 陸軍へ感謝献金 軍司令部の受付
07 島都市民の赤誠 海の勇士に贈る慰問雜誌 四千二百冊近く献納手續
08 訓練用建物に 本物の燒夷彈投下 十一日樺山國民學校で實習
09 基隆の商奉團 下部組織結成を急ぐ
10 大詔奉戴日に 攻防戰展開 竹東郡で青年團召集
11 臺北州華僑聯 合會創立總會
12 成人不解者一掃 臺北市で國語報國所設置
13 興南詩苑漢詩

鑲齒(余自少齒敗、至今年廿三、而脫落者四齒、搖動或作痛者七八齒、是故食不能飽、 寢不能安、忸鬱々終日、於是遂往齒科醫院將治療作痛者、並鑲綴脫落者、因賦此以自解嘲)/山客、悄立/莊幼岳、悼亡(舊作)/王瘦鶴

14 軍援五月分寄附者
15 戰死者遺族を 總督代理弔問
16 煙幕
17 人事消息報社消息
18 今夜の放送
19 商況(四日前場)
20 興南案內報社消息
21 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 鹵獲兵器を天覽 來る八日に第一線將兵の 武勳を親しく偲ばせ給ふ頭條新聞

【東京發同盟】畏くも

大元帥陛下には大東亞戰爭勃發以來皇軍の精銳が陸に海に空に戰史未曾有の赫赫たる大戰果を擧げたるを深く御滿足に思召され屢屢勅語を賜ふてその武勳を御嘉賞あらせられたがこの度第一線將兵の武勳を親しく偲ばせ給ふ畏き聖慮から來る八日宮城內主馬寮廣場において陸軍各種鹵獲兵器を叡覽あらせられる旨四日仰せ出だされた

陛下には當日午後二時半御乘馬運動の御途次同廣場に御立寄り遊ばされ陸軍が特に陳列を御差許された戰車野砲、山砲、對戰車砲など鹵獲兵器約七十點を大覽あらせられる御豫定と承はるが斯かる有難き思召は大東亞戰爭開始以來始めてのことにて畏き聖慮の程に前線後方の各將兵とも齊しく感激申上ぐるところである

02 大洲鎮附近に突入 益益戰果を擴張中
03 高松宮殿下御參內 兩陛下に御對顏、御復命遊ばさる
04 南方開發原則決定 國內の整備も進む 大東亞戰半ケ年の跡を辿る 經濟篇(下)
05 衢州敵陣、眼前に展開
06 敵は全く潰亂狀態(晉冀共軍)
07 敵を捕捉擊碎(宜昌前面第六戰區)
08 各省貴院側委員 人選を協議
09 圖像:酷熱下〇〇艦上に愛機を調整中の整備員
10 要衝を次次に確保 南支戰線猛進に猛進を續く
11 撫州指呼の間 江西作戰戰況
12 桂林、肇慶に巨彈
13 北江を遡江進擊
14 海軍關係生存者論功行賞
15 敵第三戰區 全面崩壞に瀕す
16 南支報道部長談 敵前衛據點を潰滅 有利な進擊態勢完成
17 皇軍に協力を誓ふ 緬甸要人、飯田最高指揮官を訪問
18 翼贊政治會の 當面の諸問題 西下の阿部總裁語る
19 湯澤內相昨日 四長官と協議
20 委員設置官制 けふ閣議に附議
21 褚特派大使 東鄉外相と要談
22 恩給や扶助料 の受給者 調查表等提出不要
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 職域奉公の 倫理 職業觀念の是正社說

「職業に貴賤なし」と云ふことは屢屢聞かれる言葉である。この屢屢聞かれると云ふ所に實は若干考慮を要する問題がある。若し世人の間に職業に貴賤なきことが真に徹底して理解してゐるならば、再再その事が言はれる必要はないワケである。又この問題は純理よりは半ば感情の問題である。而もその感情の問題が認識不足や古い觀念の殘滓より起つてゐるから、決してその儘に放置することは出來ない。特に現下の情勢や世相に鑑み國力の充實、國運の發展の立場から眺めるならば、この誤れる認識や感情は急速に是正しなければならない必要があるのみならず、進んで國民すべてその執る所の職業の尊嚴性を自覺し、各人漏れなく自己の職業の矜持を保有し、不動の信念を持つて、それぞれの職域に於て最善を盡さなければならぬ。元來職業は國家社會の文化的活動の一面を繼續的に分擔することである。かかる自覺的分擔が卽ち職分であり、その分擔された一定の範圍たる領域が職域である。故に職業、職分、職域の三者はその間多少視點を異にする同一の事實を指してゐるものと云ふことが出來る。

而もそれは決して生計維持の活動を排除するものではない。凡そ人が生計を維持することが出來るのは何人かの職業活動に負ふものである。所謂働かなくても食ふて行かれる身分はこれをよく檢討すれば自己の過去の働きによるか、遺產によるか、又は他人の働きによるものである。自己の過去の奮勵によつて老後を養ふと云ふ場合は別として、その他の場合にあつては自己の生存を自己以外の人の努力に依存し、所謂無為徒食として決して推稱すべきものではなくまして尊敬に値する生活ではない。殊に他人を壓制して自己の生存に奉仕せしむるが如き行為は明かに個人主義的のもので、かかる殘滓を今後速かに清算されねばならぬ。又今日官吏等の中には自己の本務を「職業としてやつてゐるのではない」と誇稱し、恰も官吏のみが國家の為に働き、他の職業は皆自己の為に活動してゐるとの偏見を抱き官尊民卑の古い觀念から脫し得ないものがある。之は職業の職業たる所以は皆國家社會への奉仕的努力に存し單なる私事ではないことを理解しないからである

卽ち之を反面より言へば國家社會はその文化的存續發展のために、國民はそれぞれ能力や事情に應じ、職業を分擔することを要求してゐるワケである。從つて職業の種類と之に從事する人數を規定するものは、原則として國家社會の全體的要求である。されば現存する如何なる職業と雖も國家の存立上必要不可缺のものであり、又將來生起する如何なる職業も、國家の生存發展上要望される所のものである。故に國民各自が自己の個性に應じて職業に從事することは決して單なる私事ではない。官吏と雖も國家の行政なる領域を分擔從事してゐるに過ぎない。かく吾吾が職業の分擔によつてのみ我國肇國の大理想を現實的に生命あらしめ、皇運を無窮に扶翼し奉ることが出來る。職業の平等的尊嚴性は實にここに存するのであり、又職業に貴賤なかるべきこと及び世に無職があつてはならないことの理由もここに基くものである。從つて從來本島の社會に存する特有な上九流、下九流の職業的區別と蔑視的觀念も此の際徹底的に打破しなければならぬ。我が國に於ては一切の職業は神聖である。從來賤業視されて來た空瓶買賣も、國家の資源回收に如何に重要な役割を果して來たか、又農夫の鍬とる汗の中にも、職工の打ち振ふハンマーの火花の中にも、奉公精神が力强く具現して□り、かかる如實の實踐に於て職域奉公の倫理が未賴もしく存續發展して行くものである。

02 青年學校大擴充 各街庄に一箇所づづ設け 三ケ年間に三百校增設
03 御沙汰書及び 從軍記章 市長より傳達
04 水難救濟會功勞者に 飾版其他親授式
05 戰時金屬增產強調期間 七月一日より八月末まで實施 生產目標達成に努力
06 食糧增產と土地改良(三)
07 合理的引水計畫 標高六百米の鰎魚堀
08 科學日本の誇高し 世界一海底隧道の掘鑿を計畫
09 鶴嘴戰士表彰式 昨日首相官邸で擧行
10 島民赤誠の結晶 支那事變以來の献金總額五百六十餘萬圓
11 金高以上のものに 美しき精神を喜ぶ 樋口臺灣軍參謀長談
12 決戰下の夏休 文部省‧學校當局に通牒
13 新竹州下の徵兵檢查 來る十五日より實施
14 學童角力大會
15 上原伍長の慈愛 給與を割いて敵國人を勞る 被抑留米人ら感激
16 佳話美談も
17 基隆市の豫選會
18 ときの声
19 街頭移動展 臺北州下の日割決定
20 人命救助の 林青年表彰
21 靴下購買通 帳愈よ出づ
22 性病豫防懇談會
23 安藤總長近く出張
24 簡保加入者に 海水浴無料休憩所
25 人事‧消息
26 社葬御禮:范秋奇
27 社葬御禮:中間國男
28 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 農家で 出來る加里肥料 高雄州、草木灰の 蒐集を指令
02 防火法體得に重點 高雄州の第三種空訓
03 圖像:我が猛進に蔣軍の遺棄した戰車砲と自動車
04 その後の西亞諸國 (中)英ソ角逐の地イラン
05 慰問袋を調製
06 森田知事大屯 豐原郡下視察
07 區會事務員を鍊成
08 國技に培ふ 警防精神 壯丁團の角力道を昂揚
09 李軍屬の 永康庄葬
10 黃塵萬丈の 嘉義市 復舊作業の餘燼
11 世話役を鍊成
12 落成記念に 坂口知事から 日本畫の鯉
13 飼料增產に積極策 農民に種子代進呈
14 七星郡學童相撲
15 淡水郡の相撲
16 商議戰線に異狀 締切間隙に候補者殺到
17 新化郡警察異動
18 先人の勞苦を偲び 子孫繁榮の基を築く 開村三十星霜を閱す豐田村
19 密屠殺者を 一網打盡
20 船舶に代るもの 今後の海上輸送は飛行機で
21 圖像:蘭貢米日本へ
22 痴情の一刀 に愛妻重態
23 人事報社消息
24 地方多より
25 今日の映畫
26 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 南方地域への用炭 石炭會社で直接輸出
02 組合統合促進に 統制組合令施行を考慮
03 纖維統制會社設立の 第二回準備委員會近く開催
04 バナナ加工問題 合理的綜合對策決定
05 彰化商議所の 官選議員內定
06 五月中資金調整 三件許可
07 運輸業組合總會 廿九日臺中に決定
08 金屬非常增產強調期間
09 本島食糧營團の設立 一時取止めに決定
10 臺電企畫部長 下村氏を昇格
11 帽子同業聯合會 十日に定時總會
12 商況(四日後場)
13 ラジオ
14 水滸傳(695)/黃得時;碇政彌
15 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 衢州の敵は袋の鼠 陷落は刻刻に迫る
02 城外陣地に續續殺到 最後の決戰を展開せん
03 敗走の敵を猛擊
04 衢州城內の敵敗走開始
05 敵を追擊して東鄉に迫る
06 圖像:帝國潛水艦索敵出動前の準備(寫真は食糧の積 込み)海軍省許可濟第一五七號
07 昭南強力放送 局復舊完成
08 敵戰略の根幹を破碎 岩崎派遣軍報道部長談
09 米上院宣戰案可決
10 バナマ運河地帶 整備強化
11 撫州縣城を完全占領
12 都昌に軍艦旗翩飜 奇襲敵前上陸成功
13 鄱陽湖を制壓 作戰的意義頗る重大
14 緬甸の蔣軍潰滅消散
15 英西亞情報相 襲擊さる
16 陸海空軍緊密な協力 今次作戰中支軍當局談
17 褚大使、東鄉外相を訪問
18 日泰の結付き愈よ緊密 坪上駐タイ大使サイゴン着
19 敵第三、六、九戰區 名狀すべからざる大混亂
20 同じ亞細亞人の血で 日本の聖戰完遂に協力 緬甸人に感銘‧バ元首相の熱辯
21 反英運動に進展か 西亞諸國の食糧問題重大化
22 五月中ソ聯 空軍の喪失 四百七十九機
23 印度フレ族暴動を起す
24 獨軍司令部 發表
25 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 皇后陛下の御仁慈 陸軍傷痍者に繃帶を御下賜 軍司令部で拜受式擧行
02 おお若人の胸は躍る 譽の志願兵合格者決定
03 島都の青年道場 七月忽忽工事に着手
04 移動展開く けふ奉公會事務所前で
05 警察職員綜合 訓練
06 英靈內地へ凱旋 軍官民に送られて
07 その後の西亞諸國 (下)ドゴール派の根據地
08 お角力さん 體力檢查
09 敵だ!急降下爆擊 空から見た衢州攻略戰
10 大學高專相撲大會
11 賴母しい筋骨美 島都の徵兵檢查開始
12 女らの指頭戰 林口庄で茶摘競技
13 臺銀の機構改革 近く南方部か東亞部を新設 上山副頭取着任
14 暴虐無謀の英國 タワオで皇軍に救助された 折田ボルネオ水產取締役談
15 興南詩苑漢詩

南下車中偶成/林其美、祝郭上錦先生開業/林其美、無題/夢周生、春夜偶成/雪芬、次內子春夜偶成韵/山客、集清詩句寄內子雪芬/山客

16 煙幕
17 商況(五日前場)
18 興南岸內報社消息
19 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 我が特殊潛航艇活躍 英戰艦、乙巡各一隻擊破 長驅マダガスカル島急襲頭條新聞

【東京五日發同盟至急報】大本營發表(五日午後五時)帝國海軍部隊は特殊潜航艇を以て五月三十一日未明マダガスカル北端の要港デエゴ・スワレズを急襲し英戰艦クヰンエリザベス型一隻並に英乙巡アレスーサ型一隻を擊破せり

02 敵軍艦一隻を擊沈 濠洲シドニー港をも強襲
03 シドニー全市恐慌 我が奇襲は全く突然
04 船舶をも攻擊
05 一隻擊沈 二隻は損傷
06 熾烈な攻擊 UP通信電報
07 英國朝野に 甚大な衝動
08 ビルマ中央行政機關 設立準備委員會を結成
09 軍政に協力を期待 飯田最高指揮官布告を發す
10 清遠を猛砲擊 青懽江に敵前上陸
11 大御心に恐懼感激 井野農拓相謹話
12 馬蹄型包圍陣完成 衢州の頑敵殲滅迫る
13 四項目の訓示 飯田最高指揮官が
14 擊破英戰艦と 乙巡の要目
15 五千機以上 英空軍喪失機
16 貯蓄獎勵に頑張る心算 離京前に中島財務局長談
17 濠洲、緊急協議 四時間半の長きに亘り
18 張國務總理特派 中華民國を答禮訪問
19 伊集院子當選
20 奉公會新竹州 支部職員會議
21 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 官廳事務の 簡易化社說

高度國防國家を確立し、大東亞戰爭を戰ひ拔くためには、全國民を擧げて如何なる困苦缺乏にも耐へ、最小の努力をもつて最大の能率を擧げ得るやうに生活の凡ゆる部門の再編成を要請せられてゐるが、これと相呼應して國民に範を垂るべき官廳に於ても、大東亞戰爭下の超非常時局に卽應し□、事務の簡易化を計り、それによつて生ずる餘剩の人員を南方建設に振り向けるやうにすべきであるといふ聲が諸處に起り翼賛政治體制確立の次に來るべき重要問題として多大な注目を拂はれてゐる。勿論、支那事變や大東亞戰爭が勃發してから官廳は、人員不足勝ちな上に、仕事がどんどん增える一方なので、官吏も昔に比べると話しにならぬほど忙しくはなつて來てゐるが、しかし真劍に考へて見た場合、尚相當の無駄があることは否定できない事實である。

この問題について去る二十八日の眾議院豫算總會の席上で山崎達之輔氏の質問に對し、東條首相は、政治といふものは機構に於いて仕事をするにあらずして、人が仕事をするのである。人の考へが變つて行けば、自ら能率も非常に增して來ると思ふ、況んや、今日國家は大東亞建設といふ開闢以來の大きな仕事をやつてゐるのであるがゆゑに、總ての人がこの際、頭を轉換して少い人間でも從來の二倍三倍もかけたやうな仕事を全部引受けてやつてのけるといふだけの積極的な考へをもつて行くならば、何事でもなし得ると考へてゐる。この新舞臺の仕事を精銳主義をもつて簡素にしかも强力にやつて行かなければならぬ。然らずんば到底今日の時局を克服して行くことはできないのである。しかして政府部內各官廳は、國民に對して指導的地位に立つものである故に、かくの如き時局に際會しては、率先垂範、事務の遂行に革新を行ひ、また一方國民を信賴してその全面的な協力を活用する主旨に基いて、思ひ切つて仕事を簡潔にし、その人員に極力餘剩を生じさせ、一方民間の重要なる努力と相俟つてこれによつて大東亞戰爭完遂と大東亞共榮圈の建設に必要なる人員補給の途を講じていかなければならぬ、と答辯してゐるのは、現下の時局に鑑み誠に味ふべき言葉である。

勿論右は主として上層官廳並にその所屬官吏について云つてゐるが、しかし、その根本精神は、下級官廳にも通ずるものである。否寧ろ下級官廳こそ絕對にその精神が必要である。卽下級になればなるほど直接一般國民と接觸し、その事務の簡潔と否とは直ちに全國民の生活に影響を及ぼすからである。殊に戰時下の今日、事務の繁雜による時間と努力の空費は眼に見えないだけに誠に莫大なものである。かういふ處から率先改革せずして國民に生活の簡易化のみ叫んだ處で、效果のあるものではない。真のよき政治は、民が喜ぶときは民と共に喜び、民が泣くときは民と共に泣く處に存ずるのである。今こそ官廳は事務を簡易化し、その處置に當つては常に迅速と親切をモツトとして、國民生活の簡易化と共に大東亞建設といふ曠古の大業に向つて最大の效果を發揮すべきである。

02 伏見總裁宮殿下 優渥なる令旨を賜はる 帝國水難救濟會
03 廈門の經營理想的 愉快‧コロンスに日章旗飜 視察した長谷川總督談
04 築く不滅の偉勳 我が特殊潛航艇大活躍
05 戶每に國旗揭揚 福田連絡部長官語る
06 圖像:廈門視察の長谷川總督
07 勳章傳達式を 擧行
08 今後の活躍に期待 廈門至誠會の皇民奉公運動 山本事務總長談
09 香奠返しに 恤兵献金 英靈の遺族
10 ビルマ政界大立物 元首相バーモ博士 皇軍の手で救出さる
11 臺灣神社に祈 願參拜 臺大職員學生
12 無條件に頭が下る 末次大將喜びを語る
13 大和婦道の鍊磨 第七次桔梗俱鍊成會
14 軍司令官夫人並に 參謀長夫人來臺
15 一等六‧三斤 茶摘競技會 成績發表
16 純情溢る慰問文 臺北市第四高女が献納
17 憲兵隊司令部 員が本社訪問報社消息
18 基隆市學童相 撲豫選會
19 面天山へハイク
20 ときの声
21 農業試驗所長 に磯博士
22 演劇挺身隊 試演會大盛況
23 街頭移動展 新竹州下の日割
24 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 增產即ち戰勝の道 森田知事農民を激勵
02 州民 貯蓄の實踐 高雄州奉公委員 參與會で協議
03 圖像:蘭貢婦人、皇軍に協力
04 嘉義の第三種 空訓
05 賴もしい體軀だ! 臺南徵兵檢查場を覗く
06 市場復舊費が筆頭 嘉義臨時追加豫算可決
07 彰化市學校長 會議
08 市民漏れなく貯蓄 實踐方法を關係者協議
09 貯蓄運動を推進 大甲郡下各地に宣傳講話會
10 曾文郡國民 學校長會議
11 國語普及にも親切! 臺中州奉公會幹部會合
12 日本婦道の 體得へ 大溪婦人鍊成會
13 壯丁團角力會 新化郡開催
14 汗流した金を 奉公會に寄附 南投竹山郡青年團の奇特
15 圖像:佛の都マンダレー‧ヒルの全景
16 築港實現の念願を 此の一石に罩めて 安平防砂堤の基石沈降式擧行
17 高雄市馬事 普及會總會
18 獅子頭山ハイク
19 大甲郡沙鹿專賣品
20 屏東郡下の 養豚宣傳
21 皇民完成に拍車 國語生活運動を展開
22 理不盡は續く? 沙山漁民の苦情に義憤
23 鹿は誰の手に? けふ彰化商議戰の投票日
24 大溪街六月常會
25 旗山專賣品小賣人組合
26 臺南市で流腦 患者發見 傳染經路尚不明
27 列車內の窃盜を檢擧
28 脫走犯三人組 岡山郡警察課の 留置場から
29 地方多より報社消息
30 今日の映畫
31 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 米作は水利地帶に 甘藷落花生等も增產
02 臺北州種籾及 苗代檢查を施行
03 改正海運統制令 本日より公布實施 海事課長、業者の協力を要望
04 綜合物價政策へ轉換 當局積極的に乘出す
05 乾バナナ綜合對策 愈よ具體的實施へ
06 米穀納入組合が 各種問題を連絡懇談
07 鹽糖休職四幹部 それぞれ復職
08 臺灣青果會社 香港住在原設置
09 照明燈
10 商況(五日後場)
11 ラジオ
12 水滸傳(696)/黃得時;碇政彌
13 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 衢州飛行場を占領 頑敵の抵抗を排除
02 衢州縣城に一齊肉薄
03 衢州城周邊の敵周章狼狽
04 陸鷲城內外を猛爆
05 敵戰力著しく低下 畑派遣軍總司令官談
06 圖像:淅東作戰(上)斷乎擊滅步進我精銳(下)第一線 活躍中我無電班
07 撫州西方で激戰展開
08 追擊、東鄉城外に殺到
09 陸軍司政官發令
10 粵漢線山中遁入の 敵敗殘兵を掃蕩
11 委員設置官制決定 きのふ定例閣議で
12 北支三省境作戰は最高潮
13 蔣鼎文軍に大打擊
14 我攻擊の幻影に 韶關市民大恐慌
15 冀中の共軍を掃蕩
16 碭山西南で大殲滅戰
17 支那週間戰況
18 總數三百名程度 星野翰長の手許で取纏め中
19 シドニーは 濠洲一の大都會
20 怒江西岸殘敵を完全掃蕩
21 ボルネオ軍政大綱を決定 五司政長官發令さる
22 五州廿縣に區劃 各州縣の機構急速に整備
23 日本潛水艦の活躍 獨逸の話題を獨占
24 滿國使節の歡迎に萬全 國民政府準備に忙殺さる
25 多大な感銘受く 褚特派大使感謝聲明
26 聯合國側に 大衝擊 國民に警告
27 佛印大喜び 熱狂的に祝福
28 六團體代表を招請 首相、國民組織の確立を 強力に推進する旨強調
29 新ビルマ再建 に努力 バーモ博士語る
30 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 特志看護婦達は皆 元氣で働いてゐる 引率者土橋府屬歸臺談
02 太洋上で四日三晚 奇蹟的に生還した空の勇士の漂流記
03 食糧增產と土地改良(四)
04 水利施設一つだ 未だ未だ增產餘地がある 名取臺北州土地改良課長談
05 新竹州支部の 委員並參與會 十日州會議室で
06 初日から大好評 街頭移動展蓋明け
07 皇國民の大增強へ 健民運動年中行事實施要項決る
08 純情乙女等の慰問文 二高女から千四百通
09 備へよ“姿なき敵” 臺北州外事課の防諜週間行事
10 安藤軍司令官 けふ臺中へ
11 模範青年技師 志村二等兵戰死
12 赤誠の献金品 柴田南邦自動車會社社長が
13 全臺灣合唱大會 島民の高尚優雅な情操陶冶に 來月下旬市公會堂で
14 皇軍に“涼風” 扇子三千本献納
15 臺北陸軍病院プール完成 六日水泳大會開催
16 責任感の強い防衛戰士 港都で兩名表彰さる
17 戰利展觀客 赤誠の献金 七百餘圓手續
18 稻江義勇團更生 俘虜監督で活躍
19 香奠返しに 恤兵献金 英靈の遺族
20 鷺山ハイク
21 奉公座談會 山本事務總 長を圍んで
22 中等學校長 會議
23 新竹州高砂族協會 財團法人への組織變更認可
24 北投へ耐熱行軍 中間幹部講習會
25 興南詩苑漢詩

灌園先生招游蓬萊別舘遺句/覺齋、移花/覺齋、送華僑委員長陳濟成先生歸南京/容建麟、送華僑委員長陳濟成先生歸南京/容建麟、偕步初兄石門紀遊/雲鵬、石門紀遊次雲鶴詞友韻/步初

26 武道選手出發
27 軍用犬を高價 で購入
28 人事‧消息
29 商況(六日前場)
30 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 〇〇大佐談 我南方航空作戰の全貌 航空の大機動作戰 制空權を確實に把握頭條新聞

【東京袋同盟】室の大機動作戰として世界戰史に比類なきわが南方航空作戰の全貌につき最近連絡のため現地より歸還した○○陸軍大佐は左の如く語つた

南方の航空作戰

◯◯陸軍大佐談

南方作戰において敵が抵抗の手段として考へてゐたのは航空兵力だといふことは戰ひの始めから判斷せられてをつたが實際に於いても矢張りそうだつた、日本軍は遙かな海洋を越えて到る所困難な上陸作戰をやらねばならぬ、敵がこれに對抗する最も有力な手段として自分の航空基地から海の上をやつて來る、日本の船舶を飛行機で擊ち沈めるといふのが最も執り得べき方策であつた、從つて敵の航空勢力を叩きつけて制空權を確實に把握しなければ南方作戰は成立しない、この意味において南方作戰における航空作戰の價値は重大だつた、フイリツピンニしろマレーにしろここには敵の飛行機が一杯ゐる、フイリツピンには大體二百機、マレーには三百機があり、三、四十の飛行場を前から準備してゐた、蘭印には全部合して三百機がありそれに英、米本國等からの飛行機が戰ひが始まるとどんどん增加して來た、向ふは自分の準備した、基地から近くにやつて來る敵軍を叩けばいい、然るにこちらはフイリツピンに上陸するには臺灣、マレーに作戰するためには南佛印が航空基地になるのである、臺灣を航空基地にするのはわが領土內であるからまだやり易かつたが南佛印の航空基地はそうは行かない、八月に平和進駐してからサイゴン、コンボントラツコ、セムレア、プノンペン、コンポンクーナンに佛側と交涉して飛行基地を設置し始めた所が平和進駐の哀しさで一一外交交涉に依らなければ出來ない、そのため佛印に進駐した軍が非常に努力を拂つたが思ふやうに捗らず戰ひが始まるまでに果して間に合ふかどうか非常に懸念されたが偶々○○參謀が極力佛印を說き伏せて、急速にてその工事を進展させた、航空基地の設置に進駐軍は始んと全努力を拂つたのである、福岡からこの佛印に至る間は

世界最大の航空難路で氣象的に世界の航空路中で一番飛行の難かしい航空路である。この惡路を後にして行ふ航空作戰は飛行機その他の補給に非常な障害を受けるのである佛印からマレーに進みマレーから更にスマトラに基地を進めスマトラから更にジヤバ、或ひは臺灣からフイリツピンにフイリツピンからボルネオ、ボルネオからセレベス、セベレスからジヤバ、こういふ風に進んで行くのである、それはつまり航空の大機動作戰である、南方作戰の大きな特徵の第一は航空の大機動作戰で航空的に大隘路を後に控へて絕えず敵國、第三國內に基地を推進し乍ら戰つて行く作戰である、三ケ月でジヤバを取つたがその間に航空部隊は第三國及び敵國內に基地を推進しつつこの作戰に協力して行かなければならぬので極端な速度を要求したこうゆふ點においてこの作戰は世界史にその類を見ざる所の作戰であつた、地上部隊と航空部隊の關係は南佛印に基地を持ち北部マレーに基地を持つ更にマレーを遂次南下しつつパレンバン、タンジヨンから附近に進む海軍と同じやうにまづ臺灣から躍進してフイリツピンに進み續いてセレベス、ボルネオ方面に逐次、基地を進めつつジヤバに進みバリ島を取る、ここから上陸兵團を掩護する、後は爆擊隊をもつてやる、こういふ風に飛行機が次次に躍進して態勢を整へた所へ上陸する更に躍進して態勢を整へるここに上陸するといふことになる、從つて航空隊は敵城に入つて

敵の飛行場を取り敵が使ひをつた飛行場を使ふ勿論これは壞してあるし燃料も燒拂つてある、その飛行場を出來るだけ早く整備をしそこに航空隊の地上部隊が躍進し續いて空中部隊が行くそして附近の敵を叩く部隊が上陸する、その行動し得る最大限の速度それが南方軍全般の作戰速度となる譯である、この大機動戰の戰果によつて三ケ月でジヤバを攻略したのである、そこで今回の航空作戰の苦心は如何にしてその機動の速度を早めるかにあつたのだがこれには實に緊密なる空地の協力が行はれ空地一體協力作戰が密接に行はれたのである私は○月半ばに東京から南佛印に行き同地における作戰準備の情況を見、○月の終りに臺灣に於いて總參謀長に臺北で作戰準備の情況を申上げて大體これでよろしい言ふ意見を申上げた、この開戰の時期については僅か○ケ月の間に第三國內に準備したのであるがこれだけの戰ひをするためには十分とは言はれむので作戰準備の不十分から來る不便は勿論あつたがあとでマレー、ジヤバ、スマトラに進撃し敵の飛行場を占領して見ると敵の飛行場も大體七、八分通り完成しかけて居り敵も猛烈な勢ひで作戰準備をやつて居つたことが判つた、今日になつて總體的に考へて見ても作戰開始はあの時が一番よかつたと私は信じてゐる、若し十二月八日より遲れたならばこれほどと順調に進捗してゐなかつたであらう總軍の最も狙つてゐる戰爭作戰指導上の着眼は奇襲で日本始まつて以來の戰爭奇襲をこの戰ひでやり

敵の不意に乘じて自己の勝目を求めるといふのである、ハワイ方面の作戰でもマレー、フイリツピンでもまた上陸作戰でもそうである、南佛印に行つてこの方面の情況を見るとサイゴン附近は相當の燃料、彈藥を積んである、しかもこの邊は敵の情報網の中心であつてこちらの行動が向ふ側に判らぬことはない、そこに航空部隊が南佛印に轉回するには海軍と合せて○○飛行機が集まることになる○○○機の大空中兵力がここに集中する、これでは一時に暴露してしまふ、それで戰ひの始まる寸前に突如航空部隊を轉回したい、開戰といふことが暴露しないためには是非そうせねばならぬとの強い要求があつたところが天候が非常に惡いのでうつかりするとまだ轉回が終りきらぬのに開戰といふ狀態が起きてくる、それを何處でどういふ風に集中轉回するか一番苦心を要したところであつたそこで作戰開始の數日前に集中するといふ大體の方針でやつた、部隊はそれを忠實に守つたのであるが天候の惡い日にぶつかつた、このため相當の損害を出した、天氣不良のため安南山脈邊りが越せないのである、

02 八日拂曉から第一擊 十二月の七日まで一應轉回を終る
03 敵潛水艦四隻を擊沈 五月下旬並に六月上旬に
04 わが本土防衛の鐵壁陣
05 傅作儀軍の命數旦夕 炎暑のオルドス作戰
06 紐育に突如燈火管制令
07 立派に掩護任務果す
08 圖像:海軍部隊浙東作戰協力機雷發見 直爆破(海軍省許可濟第五七一號)
09 東鄉完全占領
10 主力の揚陸
11 必勝の信念 三ケ月間各方面に作戰
12 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 熱帶醫專の 設立を要望社說

皇軍のあげた赫赫たる大戰果によつて、大東亞戰爭は第二段階の建設期に入りつつあるが、この熱帶から亞熱帶にわたる二大な南方共榮圈の經營に、文化施策は焦眉の急を要する大きな課題として、南方施策の重要據點たる本島においても總督府文教局の手で、既に南方文化研究所、南方資源科學研究所及び熱帶醫學研究所などが設置せられまた來年度豫算にも南方色を多分に盛るべく計畫が進められてゐるが、總ゆる文化施策のなかでも接觸面の廣さと、病患疾苦を取除くと言ふ民眾と直接的な繫を持つところから見て、醫療施策に身を捧げる者の養成機關として熱帶醫學專門學校の急速的な設立を熱望したい、占領地城の擴大と共に各方面において人手の不足を吿げてゐるが醫療方面も然りで、既に南方諸地域に向けて大量の仁術部隊が派遣されたにも拘はらず、尚尚足りず、文部省では應急策として先年單科醫大に臨時醫專を大量的に增設した程である、然るに本島に於ては帝大醫學部と同附屬醫專があるが島內需要を充しうるに過ぎず、之を以て南方圈を擔ふ本島の醫藥使命を果すには餘りにも心細い次第である、

南方共榮圈內の諸地域は戰前までは英米蘭の植民地であつたが、その搾取政策のため瘴癘蠻雨のまま取殘された地域が非常に廣大に及んで居り、而かも英米醫學の退陣した今日、その醫療施策の確立整備は盟主日本の使命であると共に、南方醫學を誇る本島の大きな課題である、一言に南方と言つても熱帶から亞熱帶にわたつて、人種も異なれば氣候、風土も違つて疾患惡疫の種類また多岐多樣、寔に復雜怪奇のがあつて、同じ病名一つでも場所によつて大分差異があるなど南方醫學の總本山であり熱帶圈の仲間入りをしてゐる醫學臺灣にとつては、好個の研究對象であると共に、之が施醫に挺身することも必然的な使命である。仁術である醫療施策は人心に好感と安心を與へるが故に、文化工作の一つとして異民族への宣撫には絕大なる效果があり、拔目のない英米は夙よりこの點に着眼して殖民地都市には素晴しい病院を建てて民心收攬の具に使つてきたが、勿論わが國は共榮圈の一環として彼等を惡疫から救濟するといふ指導者の道義感から、同じく興亞の一翼である本島がこの任務に挺身すべき者の養成機關として熱帶醫專を創設することは刻下の急務である、

尤も本島における熱帶醫專設立の聲は既に數年前に擡頭し、當時臺南、高雄兩地の州市會の開かれる度每に鄉土に熱帶醫專設置の誘致問題が論題の中心となり、全島的に熱帶醫學への關心を高めて、兩地の代表者が上北して總督府に嘆願陳情したことも再三再四ではなかつた斯くの如く昭和十五年まで高雄州市會の爼上に上つた熱帶醫專も時局の緊迫と共に下火となり、遂に大東亞戰爭の開戰以來すつかり立消えとなつたのは時局に緊張せる島民の自肅のためであらう、然し熱帶醫專設置の緊要は當時と今日を比べたら同日の談ではなく、建設期に入つた大東亞戰爭下の今日こそ焦眉急である。聞くところに依れば文教局と帝大に於て現在の附屬醫專を分離獨立せしめ更に熱帶醫專新設の計畫を內內的に進めてゐるとのことであるが、南方の天地が廣廣と拓かれた今日、醫學臺灣の南方圈に荷負ふ使命は重大と言ふべきで、その第一步として南方諸地域に送り出すべき醫療戰士を養成する熱帶醫專の設置は急務だと思ふ

02 我が特殊潛航艇の偉勳 濠洲擊滅の成算あり シドニーとマ島奇襲平出課長が放送
03 聖上親しく御田植 農民の勞苦を御體驗遊ばさる 吹上御苑に出御
04 氏子觀念を昂揚 我が國本來の生活樣式に復歸 委員會で方策決定
05 安藤軍司令官、昨日 新高築港狀況等を視察
06 故國情緒しんみり 大和撫子のボルネオ進出に 兵隊さんが大喜び
07 遺留品賣却し で國防献金
08 賑かな水泳場開き きのふ陸軍病院にて
09 あす大詔奉戴日 “全島奉公班の夕”開催
10 內地の實踐事項 國策輸送力の確保徹底其他
11 熱と意氣の結集 俘虜監視合格者決る
12 世界屈指の良港 山本三井物產高雄支局長 シドニーを語る
13 “魂の鍊成”に重點 青年學校教科書
14 五千圓を國防 献金
15 ときの声
16 勸業信組貯蓄 報國打合會
17 石鹼配給機構 整備要綱を通牒
18 水源地取入口 地鎮祭
19 臺南商議所官 選議員の內示
20 野球リーグ戰
21 人事消息
22 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 東亞繁榮の礎石 譽れの戰死者發表
02 戰死は豫れねの覺悟 故川西大尉未亡人語る
03 南支點描(二) 錚錚たる人物の 輩出地
04 食糧增產と土地改良(完)
05 河の流量に激しい變動 土地改良と水利施設が肝要
06 英靈五柱を弔ふ 高雄市葬嚴かに執行
07 增產街路を驀進 新竹州、具體案本極決り
08 征戰六ヶ月 侵略から解放された南方の各地風景(一)ダバオ
09 花蓮港市勸 業課長決定
10 基隆市教育會 總會を開催
11 故菅船長に 弔慰金を贈る 基隆商議で募集
12 宜蘭學童相撲大會
13 長田花蓮港 助役が慰問
14 密屠者檢擧
15 食物に御注意 傳染病流行期 來る
16 偽中尉檢擧さる
17 地方多より
18 今日の映畫
19 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺電、機構擴大して 大建設局を設置 局長松本氏、次長山本氏に內定
02 三億圓貯蓄の 各種具體策決定 兩日に亘り會議終了
03 大東亞經濟建設の 根本理念對談會(四)
04 片柳農林省米穀課長の 島內米穀事情視察談
05 督府臺拓出資の 現物評價委員內定 局長六、民間三の割合
06 滿州國の諸計畫 青木經濟部長談
07 木造船建造助成金 第二豫備金より支出
08 總動員事務協議會 六日審議室で開く
09 乾バナナ製造 規格等を協議
10 織維製品配給機構 整備要綱近く發表
11 青果物價格指定 近く範圍を擴大
12 照明燈
13 商況(五日後場)
14 ラジオ
15 水滸傳(697)/黃得時;碇政彌
16 廣告
第06頁
日刊第1版
序號 標題
01 けふ第六回大詔奉載日 詔書頭條新聞

詔書

天佑ヲ保有シ萬世一系ノ皇祚ヲ踐メル大日本帝國天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有眾ニ示ス朕茲ニ米國及英國ニ對シテ戰ヲ宜ス朕カ陸海將兵ハ全力ヲ奮テ交戰ニ從事シ朕カ百僚有司ハ勵精職務ヲ奉行シ朕カ眾庶ハ各各其ノ本分ヲ盡シ億兆一心國家ノ總力ヲ擧ケテ征戰ノ目的ヲ達成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セヨ

抑抑東亞ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄與スルハ丕顯ナル皇祖考丕承ナル皇考ノ作述セル遠猷ニシテ朕カ拳拳措カサル所而シテ列國トノ交誼ヲ篤クシ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ之亦帝國カ常ニ國交要義ト為ス所ナリ

今ヤ不幸ニシテ米英兩國ト釁端ヲ開クニ至ル洵ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ中華民國政府曩ニ帝國ノ真意ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ東亞ノ平和ヲ攪亂シ逐ニ帝國ヲシテ干戈ヲ執ルニ至ラシメ茲ニ四年有餘ヲ經タリ幸ニ國民政府更新スルアリ帝國ハ之ト善隣ノ誼ヲ結ヒ相提攜スルニ至レルモ重慶ニ殘存スル政權ハ米英ノ庇蔭ヲ恃ミテ兄弟尚未タ牆ニ相鬩クヲ悛メス米英兩國ハ殘存政權ヲ支援シテ東亞ノ禍亂ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス剩ヘ與國ヲ誘ヒ帝國ノ周邊ニ於テ武備ヲ增強ンテ我ニ挑戰シ更ニ帝國ノ平和的通商ニ有ラユル妨害ヲ與へ逐ニ經濟斷交ヲ敢テシ帝國ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ裡ニ回復セシムトシ隱忍久シキニ彌リタルモ彼ハ毫モ交讓ノ精神ナク徒ニ時局ノ解決ヲ遷延セシメテ此ノ間却ツテ益益經濟上軍事上ノ脅威ヲ增大シ以テ我ヲ屈從セシメムトス斯ノ如クシテ推移セムカ東亞安定ニ關スル帝國積年ノ努力ハ悉ク水泡ニ歸シ帝國ノ存立亦正ニ危殆ニ瀕セリ事既ニ此ニ至ル帝國ハ今ヤ自存自衛ノ為蹶然起ツテ一切ノ障礙ヲ破碎スルノ外ナキナリ皇祖皇宗ノ神靈上ニ在リ朕ハ汝有眾ノ忠誠勇武ニ信倚シ祖宗ノ遺業ヲ恢弘シ速ニ禍根ヲ芟除シテ東亞永遠ノ平和ヲ確立シ以テ帝國ノ光榮ヲ保全セムコトヲ期ス

御名御璽

昭和十六年十二月八日

各國務大臣副署

02 南方全要域を傘下に 帝國陸軍部隊六ケ月間の 綜合戰果と建設狀況
03 南前朝鮮總督 京城を出發
04 敵卅五個師團を擊滅 捕虜は卅四萬二千名
05 陸軍南方大進軍の跡 我飛躍的地步を確保
06 〇〇方面へ戰果擴大 衢州完全攻略のわが精銳
07 浙江省全地域席捲 衢州攻略、支那派遣軍報道部長談
08 東亞の全面建設へ 南方派遣軍齋藤報道部長談
09 タイ國軍 ミユウ市占領
10 英米の商船 各一隻擊沈
11 泊元交通局總長 陸軍司政長官へ
12 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 步調揃へ頑張らう けふ第六回大詔奉戴日
02 臺中陸軍病院開廳式 安藤軍司令官以下參列の下に きのふ嚴そかに擧行
03 基隆陸軍病院の 創設記念式典 きのふ嚴そかに擧行
04 時の記念日 宜蘭市の行事
05 大濤の狂亂に挺身 監視部隊活躍の斷片
06 二新橫綱假 免許授與式
07 小國民から綴方募集 軍神九柱の靈に捧ぐ外一題
08 快速調な復舊振り けふスラバヤ入城滿三ケ月
09 無敵皇軍へ献金 係員が嬉しい悲鳴
10 大日本婦人會臺灣本部 十日に晴の結成式 狀況を全島に中繼放送
11 婦人標準服展示會 昨日から菊元三階で
12 州民の心身を鍊成 新竹州各層の訓練計畫
13 樋口副本部長が 全島へ呼びかく 十一日マイクを通じて
14 農山漁村等に優秀映畫 各移動映寫團體で聯盟結成
15 全島中等校 柔劍道大會
16 浮塵子の防除法 湯淺農林省技師語る
17 島都にコレラ 二名發生し一名死亡
18 全島民一致協力 警務局衛生課發表防遏に努めませう
19 第十二回全島 高專相撲大會
20 割增金附郵便貯金切手 愈本日より一齊に賣出開始
21 新竹市春季軟式庭 球選手權大會
22 東京大學野球
23 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 斷然出足が早い! 告示匆匆一、二級とも五名名乘り 臺南市商議戰開始
02 喜びのゴールイン 彰化商議選擧蓋開け
03 中堅青年の鍊成 十三回に分けて合宿
04 奉公會部會
05 竹山奉公委員會
06 大量生產に備へ 黃麻浸水池新設を獎勵
07 堆肥講話會
08 堆肥品評會
09 鄉土防衛の尖兵 高雄市防衛團を非常召集
10 新化郡警察 定期召集
11 南支點描 韓愈三度の流謫
12 乙女達の熱演に破顏喝采 遺家族慰安演藝會
13 「彈丸切手」 スイ子さんに 當選の喜び
14 潮州郡の國 語普及運動
15 ビール黨の為に 高雄州下で大麥試作
16 鳳山郡煙草耕作組合
17 屏東郡藥業組合
18 夏物パイン出廻遲る 盛りは來月十日前後?
19 高雄市入船町民報商事社
20 人事報社消息
21 地方多より報社消息
22 征戰六ヶ月 侵略から解放された南方各地の風景(二)マニラ
23 今日の映畫
24 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 学芸 私小說議論が再燃/青柳優
02 田植ゑが始まる 南方の米は年に三度
03 南十字星 外國語のゆくへ 今後どうなるか
04 動物園と動物 世界で有名なものは?
05 住人からパイナツプル、バナナを買ひ求める 陸戰隊勇士(〇〇にて蘆部海軍報道班員撮影)海軍省許可濟(第五七一號)
06 世界の出來事 週間子供ニユース
07 時局の言葉
08 ラジオ
09 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 開戰半周年 作戰經過と軍政現況 建設復興の全貌 南方派遣軍總司令部〇〇幕僚語る
02 國內體制全く整備 大詔奉載日國民の感激新た
03 最近の軍政狀況と 經濟再建工作の進捗 山下最高指揮官と一問一答
04 スラバヤ面目一新 一切の和蘭色を拂拭
05 圖像:淅東作戰に敢鬪する海軍遡航部隊
06 壯烈な沙漠戰展開 オルドス戰線の戰果
07 江南方面の敵動搖 衢州攻略の影響甚大
08 更に猛進擊廣東省作戰
09 ムルマンスク方面 獨軍司令官任命
10 重慶政權の窮狀
11 セバストポリ 攻略戰再開
12 印度ネシヤ政治團體 發展的に解消 皇軍指導下に新發足
13 米船の擊沈 既に二百四十七隻
14 貴族院七十名 眾院は二百名 委員候補者出揃ふ
15 權限委讓打合せ 翼贊會首腦と各次官
16 翼政の臨時 常任總務會
17 獨軍司令部の 七日發表戰況
18 定例次官會議
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 未歸還の荒鷲還る 優しい大空の戰友愛
02 大東亞戰に散華 田中、槇原兩部隊勇士
03 常會に激勵 三輪支部長以下列席
04 勳章賜金傳達式
05 定例局部長會議
06 感激新に、決議固し 奉載日に誓ふ參拜者の群 郵貯切手賣場に微笑し人垣
07 農專武道場で 國防護身道講習會
08 “日本の方は親切” デ泰國駐日大使夫人寄臺
09 海外に巨大な反響 歐洲戰局の樣相は俄然一變 大東亞戰の描く波紋
10 “淚で仰いだ日の丸” タワオ監禁邦人の歸國感激談
11 壯丁團員を召集 奉戴日に新竹署で鍊成
12 奉戴日献金群 軍司令部に殺到
13 圖像:防諜宣傳ポスター當選發表
14 石油商奉團結成
15 白衣勇士慰問に 書籍の寄贈をしませう
16 若人の血は燃える 入所合格者愈一兩日中に發表
17 州廳女子雇員 合宿訓練
18 海水使用漁撈禁止 コレラ防遏に萬全の布陣
19 港都街頭移動展 陳列場所と時間決る
20 臺北州參事會 けふ州會議室で
21 興南詩苑漢詩

遊四重溪次雲鶴詞友偶成韻/步初、偕步初兄遊四重溪夜坐偶成(二首)/雲鵬

22 支社に昇格 同盟通信臺北 支社
23 今夜の放送
24 商況(八日前場)
25 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 天皇陛下滿國軍の 赫赫たる武勳御嘉賞 初の勳章、從軍記章御賜與頭條新聞

【東京發同盟】今度畏き邊りにおかせられては支那事變におけるノモンハン、張鼓峰の激戰に或ひは熱河省界共產八路軍の討伐戰などにおいてわが軍との密接なる協同作戰に奮戰した新生滿洲國軍の赫赫たる武勳に對し初の勳章或ひは從軍記章御賜與の御沙汰あらせられ九日陸軍省並に內閣賞勳局より左の如く發表された

光榮の武勳者は生存者においては現治安部大臣たる宇琛澂上將外一萬二千八百四十九名でまた死歿者においては都爾羅札布中校外四百六十一名である

02 皇帝陛下 皇軍軍人軍屬の 功績に御贈勳
03 ボホール島に進攻 米軍用船舶四隻を拿捕
04 バシラン島を占領 比島最南端の敵據點
05 江西前線大詔奉戴式を擧行
06 事變生存者死歿者論功行賞
07 高松宮殿下に 御慰勞の午餐
08 共軍の參謀長 左權戰死
09 共存共榮の盛事 東條首相恐懼謹話
10 廣信に巨彈
11 圖像:浙東作戰敗敵に猛射を浴す我機關銃
12 峽口山を強襲占領
13 敗敵三萬を包圍 殲滅戰は今や最高潮
14 我が鐵環陣內に右往左往
15 只唯恐懼感激 于治安部大臣謹話
16 張訪華滿國答禮使 きのふ南京に到着
17 益益親睦を深む 林宣傳部長談話を發表
18 翼贊會機能強化懇談會 六團體代表より夫夫意見開陳
19 崇仁縣城を完全占領
20 商工省の機構改革 椎名次官西下車中談
21 軍律違反の 比島人 五十五名を處分
22 占領主要地名變改 南方地名協議會を設置
23 マニラ電力會社 臺電に委任經營 七月から事業に着手
24 機甲部隊を 擧げて猛攻 北阿戰隊の獨軍
25 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 官吏親切運 動と長期戰社說

事變以來各種統制の强化と官廳の積極的指導等の事務が益益激增しこれがために一般官吏と國民との接觸面が頗る廣くなり官吏の一擧一動が國民に多大な影響を及ぼしつつある事は今日程甚だしい事はなかつたのである。從つて長期持久戰を行はうとするには官民一致相協力する外ないが、最近殊に島內の各地方に於て稍もすれば官吏不親切の聲高きは、小事に似て必ずしもさうではない。若し近時の商人の態度の不親切さから見れば下級官吏等は生活費が高くなるのに月給がそれ程追隨出來ず、仕事は繁多になる許りであるから、氣が短かくなり不親切となり勝ちである事は別に異とするに足らないであらう。然し其の程度を超えて餘りにも其の不親切が重なると遂に政府の真意までも疑はれ、これが多數の國民に傳播すれば國內の一致結束に惡影響を及ぼすべきは明かである。殊に農作物の增產を獎勵する場合には指導の不親切から心より燃え上がる努力の熱意を失ひ、却つて逆效果を生ずる虞れがある。これは戰時中最も警戒を要すべき事と思はれる。

東條首相は過日宇都宮に於て官吏訓ともいふべきものを發表し、(一)官吏は仕事に馴れ過ぎないで各其の任務に對する反省を怠らぬ事、(二)親切である事(三)仕事は適切なる時期を捕へて迅速に處理する樣注意された東條首相の言は平凡の樣であるがよく時弊を道破してゐるから、此の訓誡は官吏だけでなく一般國民も同じ心掛を持たなければならない。蓋し長期戰の心構へとしては一般國民に焦燥の念を持たすべきでなく、寧ろ國民の心を落ち着かせなければならない。不親切が募れば相手を不快にする許りでなく、自己の心緖をも傷ける事となる。古への武士道では悲しみを隱し、喜怒を表に現はさざる事を尊び、支那でも「喜怒不形於色」とか、「從容不迫」の態度を修養の目標とされてゐるのも、斯かる用意に出たものと思ふ。

獨逸の宣傳相ゲベルスは本年五月五日ベルリン市民に布吿を出し商店、食堂、交通機關、警官の四つ職業を選んで今後四週間に最も親切な人をそれぞれ十名づつ投票し、一等は千マルクの外に劇場の切符二十枚、ラジオ機械一組の副賞を懸げて大に「親切運動」に乘り出し、所所に「親切運動」の標語を貼り出したさうだ。尤も獨逸の懸賞方法を以て其の儘模彷する必要はないが、獨逸が常に國民に對して各方面の指導を怠らざる精神に對して我我は之を他山の石とすベきである。皇民奉公會に於ても過般來「親切運動」を取り上げてゐるが、此の際其の範圍を更に擴大して本島の官吏層にも訴へる必要があらう。若し本島に於ける「親切運動」が官吏層に依つて率先垂範するところまで進展すれば島民としては必ずや如何なる困苦をも堪え得る精神を振作し得るであらうと信じ、此處に於て本島に於ける長期持久戰の姿勢が確立されるのである。

02 後藤事務總長初放送の要旨 生かせ“松陰精神” かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂
03 前線將兵の勞苦に 大御心を垂れさせ給ふ 鹵獲兵器を叡覽あらせらる
04 米國の苦悶を剔抉 國民の新たなる覺悟を喚起 奧村情報局次長放送
05 安藤軍司令官歸北 臺中州下の視察日程を終へて
06 死歿者論功行賞 光榮の臺灣關係七名
07 海洋聯盟結 成式
08 防空陣を強化 港で都防空指導講習會開く
09 女性に防諜講演 加藤准尉臺北三高女で
10 圖像:褚大使主催政府關係者招待晚餐會
11 奉公壯年團新竹州支部 大詔奉戴日に結成式擧行
12 軍馬慰問に殺到 島都のヨイコドモ部隊
13 臺北市青少年團 始政記念日に結成式
14 國債又は債券で 臨時賞與の一部は
15 日常生活は日本語 昭南市の復興目覺し
16 志願者激增 海軍機關學校
17 ときの声
18 物資配給に親心 北署に經濟相談所設置
19 真性コレラと決定 基隆の擬似患者は
20 鐵壁の防遏陣 を布く
21 不良商人檢擧
22 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 生活簡易化が急務 六月常會梁井參與が放送
02 評判の街頭移動展 十七日より臺中州下で開催
03 高雄の徵兵檢查
04 板橋奉壯團總會
05 基礎訓練を實施 母國に學ばんとする “働く”中堅女子三十名
06 警官の士氣愈よ旺盛 夜半の非常召集好績
07 體驗談放送
08 草屯皇奉の常會 運營研究會
09 戰ひ拔く覺悟彌固し 高雄の大詔奉戴日
10 新港庄葬執行
11 自信ついた防空 花蓮港の第二種空訓
12 花蓮港の奉戴日
13 信仰鍊成會
14 防空映畫盛況
15 意義深き日に献金 市民早朝から殺到
16 征戰六ヶ月(三) 侵略より解放された ビルマ風景
17 溢るる若人の元氣 臺中市男女青の動員
18 宜蘭防衛團 幹部講習會
19 轉任記念に献金
20 宜蘭學童相撲大會
21 鳳山桔梗クラブ 七日に結成さる
22 國語不解者調查
23 方面委員視察團一行來高
24 地方多より
25 今日の映畫
26 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 福大公司好轉 初配當五分を斷行 近く倍額增資內定
02 期末賞與國債支給標準 地方長官に通牒
03 州下二期米生產 供初割當制を實施
04 大東亞經濟建設の 根本理念對談會(五)
05 臺拓總會は卅日 倍額增資案を附議
06 臺灣麥類配給組合 米穀局で畫策
07 昨年八月末 產組事業概況 販賣高百餘萬圓激減
08 南興海綿鐵工場 八月末より一部操業
09 福澤產業部長談
10 樹林產組近く 記念式を擧行
11 綿布商共販組合 組織
12 輪番で組合常會 中壢郡下の產組明朗
13 全島一の好成績 月ならずして割當の二倍 竹山の簡保加入熱
14 各戶に五頭づづ 飽迄三十五萬頭養殖へ
15 臺灣椎茸移入組合
16 食糧增產巡回 映畫會
17 魚苗の惱み解消 臺東廳から大量の虱目魚苗
18 照明燈
19 堆肥增產審查
20 商況(八日後場)
21 ラジオ
22 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 宜黃縣城完全占領 南進中の我が精銳
02 陸鷲、玉山、廣豐等襲擊
03 銃砲聲は愈よ熾烈 敵の據る孤洞村へ猛然突進
04 圖像:浙東作戰地上部隊に協力する空軍
05 敗戰蔣軍工業施設移動
06 衢州攻略戰果
07 答禮の儀終了 張特使、汪主席に會見
08 英、決戰を急ぐ 長期戰に自信を失ふ
09 衡陽爆擊
10 緬甸戰線 敵「空の要塞」を擊墜
11 必要な事項を協議 國民運動團體協議會を設く
12 褚大使一行 南京に歸還
13 カ洪國首相 ヒ獨總統訪問 政治的要談遂ぐ
14 臺拓の增資に伴ふ 國有財產評價委員會 けふ府正廳で開かる
15 インフレ傾向 米國を脅威
16 三位一體、緒に就く 擧國翼贊政治體制基礎成る
17 けふ緊急總務 會を開く
18 米國石油對策に腐心
19 米領事館員 リスボン到着
20 獨軍の戰況
21 隨時翼贊會の 總務會に出席 議席を有する閣僚
22 對英不服運動 全印に展開せん
23 閣議決定事項
24 日本特殊潛航艇の 輝かしい戰果 ガイダ主筆が絕讚
25 英軍敗北の原因 北阿のリビヤ戰線で
26 亡命三政府に 米が武器貸與
27 翼贊政治會の 中央機構整備
28 英、アフリカ 常駐相任命
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖南へ鐵の鍛へ 皇民奉公會十七年度の 訓練要項本決り
02 羽搏け“南進の翼” 軍政〇〇關係幕僚談
03 共榮圈指導者の好伴侶 海外同胞中央會婦人部で養成
04 保育園保育細案 臺北州、近く管下に配付
05 數數の事績を殘し 國婦けふ發展的解散
06 學事視察
07 國語報國に邁進 臺北州下國語家庭 十八日懇談會開催
08 國語新竹州建設へ 簡易國講所を開設
09 無敵海軍へ献金 八日武官府の受付
10 軍人傷痍記章傳達
11 戰時下の食糧增產 井野農相の放送要旨
12 臺北帝大で食 糧問題講習會
13 圖像:露天風呂で戰塵を流す陸戰隊勇士(マカツサルにて) 內本海軍報道班員撮影海軍省許可濟(第五七一號)
14 臨時體力章檢定會 基隆市、二十日に開く
15 豆產業戰士補 導週間展開
16 乙種醫の登龍門 甲種試驗來月念日開始
17 移動映畫で慰問 高砂族の出征家族に
18 日本讚佛歌 協會
19 忽ち賣切の盛況 割增金附貯金切手
20 サイダの暴利 に鐵槌
21 港都又一名 コレラの防遏に萬全策
22 淡水獸液血清 製造所火事
23 臺灣の夕 行事決定
24 人事‧消息報社消息
25 煙幕
26 興南詩苑漢詩

南方詩薈 舟次檀香山書寄冰如(以下民國八年)/汪兆銘、舟中曉望/汪兆銘、自上海放舟橫太平洋經美洲赴法國舟中感賦/汪兆銘、飛機上作(民國二十五年)/汪兆銘

27 今夜の放送
28 商況(九日前場)
29 興南案內報社消息
30 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 泥田に屍の山を築く 敗敵に十字砲火を浴す頭條新聞

【江西○○前線九日發同盟】崇仁占領によつて敵增援軍の腹中深く斬り込んだ我軍は臨水宜黃水の中間地區に敵主力を追ひ込みつつ彼我泥塗れの白兵戰を演じて八日午後五時遂に宜黃を占領したが同地一帶は折柄の增水期に道路は悉一面の濕地帶と化し加ふるに連日の豪雨のため將兵はずぶ濡れとなつて敵を追擊する苦鬪の連續であつた、三萬の敵は東西を河川によつて遮られてゐるため必死の抵抗を試みつつも一路南方に向つて潰走したが膝まで沒する泥濘のため我が急追により徒らに泥田の中に屍の山を築く結果となつた、一方宜黃水を渡河遁走せんと企てた殘敵も濁流に足を取られて我が火線の十字火を浴び夥しい敵屍は宜黃水の濁水を更に赤くして淒慘を極めてゐる

02 高樹勳自身も負傷 二萬の大軍一萬に半減
03 陸鷲長驅桂林を襲ふ
04 地方事務所を設置 情報局より發表
05 圖像:南海の青空の下母艦を離れ索敵に出擊(團海軍報道班員撮影)海 軍省提供海軍省許可濟第五七一號
06 地方官官制 改正の要點
07 地方廳各課 廢合を斷行
08 寺內最高指揮官 南方占領地域を巡視
09 小栗一雄氏 陸軍司政長官に
10 全國四百廿七 箇所開設 官制近く公布
11 國務大臣に親任 安藤翼贊會副總裁
12 國語普及と主婦層鍊成 全島支部主事會議第二年目の目標決る
13 官民協力體制を確立 各省委員有為、清新なる人材を起用
14 國民と喜憂を分つ 安藤新國務大臣談
15 委員候補者 總數三百七十四名
16 親任式御擧行
17 督府の機構改革案 原案通り法制局承認
18 翼政評議員規程 政務調查會規程 定例總務會で決定
19 教職員の壯年團長兼任 原則として適當ならず 但し顧問、團員、議員は差支なし
20 米ソ意見對立 歐洲再建問題で
21 田中訓練部長歸北
22 生活が即ち戰爭 新竹市公會堂の婦人鍊成會で 田中訓練部長が獅子吼
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 譽れの志願兵 合格者に與ふ社說

志願兵合格者諸君!!六百萬島民が待望久しかつた臺灣總督府陸軍兵志願者訓練所入所決定者はいよいよ發表された、卽ち諸君ら一千二十名は四十二萬五千九百二十一名といふ大多數の志願者の中から嚴重な銓衡の結果榮冠を嬴ち得た譽れの合格者なのだ、諸君の感激、家門の名譽、鄉黨の歡喜は如何ばかりであらう、我等も亦衷心から“お目出たう”と祝意を表する次第である、思へば四百廿人餘に一人といふ合格者、それは確に驚異的な窄き門であつた、その窄き門を難關を突破して選ばれた諸君は最大の榮譽であると同時に、四十二萬五千の志願者の否、六百萬本島人の代表者であるとの責務を云ふまでもなく自覺してゐることと思ふ、諸君は昨年六月廿日わが臺灣に志願兵制度實施の發表あるや如何ばかり胸ふるはせて感激したことであらう。その感激を若き血潮に沸ぎらせて一年、それこそ必死の思ひで身魂を鍊り磨いたことであらう、さればこそ諸君は崇高な國防の義務を負擔し日本男子として、よくも聖代に生を享けたりの感激に咽び得るのだ、

諸君は來る七月十日の前期、明春一月二十日の後期に分れて臺北市外六張犁の訓練所に入所することになつたが、この訓練所に於て一定期間の訓練を經て後、皇軍部隊に入營して始めて帝國軍人として國策の完遂、國家保護の大任に就くの榮譽を擔ふのだ、從つてやがて入所すべき訓練所は名は訓練所であるが、實質に於ては幼年學校、士官學校にも似たる嚴格なる軍隊教育であることは云ふまでもない、諸君は既にそれ相當の決意はついて居ることではあらうが、訓練所入りを待つまでもなくけふより帝國軍人の卵としてその擧措言為に於て恥ぢざると同時に他に範を垂るるの自信と態度を有せねばならぬ、羅馬は一日にして成らず、皇軍の精强無比も決して一朝にして成れるものにあらず、げに永い間臥薪嘗膽訓練に訓練を重ねての賜物である、諸君が皇軍の一員として內鮮の先輩に劣らざるやう今後益益切瑳琢磨してこそ、單り諸君一千餘名のためのみならず六百萬島民の負托に副ふ所以である、

昭和十三年春、臺灣に先んじて志願兵制度施行の榮に浴した朝鮮は來る十九年より徵兵令施行の準備を進めることとなつたが、これは朝鮮の志願兵の熱誠奉公が與つて力あるは云ふまでもない、わが臺灣に於ても志願兵が、就中第一回の諸君が志願兵としての真面目を發揮し有終の美を結ぶに於ては、朝鮮に次いで徵兵令施行の恩典に浴するの日、蓋し遠き將來にあらずと思ふ、諸君の責や榮譽と共にまた大である、最後に附言す、不幸にして合格し得なかつた多數志願者の落膽の程思ひやらるるも、人員の一定制限ある以上これまた餘儀なきことでこれ等の人人は捲土重來を期すと共に各各の職域に於て奉公の誠をいたすべきであるが、六百萬島民と共に志願兵合格者をして後顧の憂ひなく醜の御楯として心ゆくばかり活動出來るやう積極的に激勵、鞭撻、援助すべきである

02 譽の志願兵合格者發表 醜の御楯へ輝く壯途 鄉土の榮譽を双肩に荷ふて 今ぞ叶ふ‧男子の本懷
03 入所日を待ち佗ぶ 前期七月十日後期來年一月廿日
04 志願兵入所心得
05 圖像:志願兵合格者發表
06 鄉黨の名譽掛けて 立派な傳統を作つてもらひたい 樋口軍參謀長が激勵
07 婦人の總力結集 大日本婦人會臺灣本部 けふ晴れの結成式擧行
08 全能力を發揮せよ 二十一、二歲が最多數を占む 石川訓練所長語る
09 皇民最高の榮譽 山本事務總長語る
10 圖像:喜びの黃正田君宅(家族達萬歲)
11 皇國民として お役に立つ樣に 林獻堂氏喜びを語る
12 合格の感激を聽く 喜びのトツプ 兄弟二人揃つて合格
13 無上の光榮 鐘阿昌君談
14 男兒の本懷 邱阿鑑君談
15 祝辭の攻擊 周金德君談
16 光榮ある使命 を遂行したい 黃正田君語る
17 是非立派な皇 軍の一員に 陳氏秀鑾孃談
18 人一倍の喜び 提唱者桂式穀氏語る
19 ときの声
20 商奉團結成式
21 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 志願兵合格者一覽表
02 高雄港の南方貢献 航路開設に就き眾智を蒐む
03 螢光さへなき 徹底した燈管
04 不發彈の處置 花蓮港空訓で 模型解說
05 桃園奉公委員會
06 各地の大詔 奉戴日
07 竹東奉公委員會
08 輝やく日輪舍に 東石、北港兩郡の 青年初合宿の榮
09 桃園の防空街頭展
10 竹山二水間 バス休運
11 物資偏在は遺憾 水野經濟統制課長視察談
12 高等科の增級 頭圍東校保護者 會で要望
13 增產の合理化に 土壤生成を究明 高雄州、土質試驗室建設
14 業態別各組 合と懇談
15 商議定期總會
16 農實組合長打合
17 視學會議
18 地方多より
19 今日の映畫
20 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 甘蔗植付面積割當 前期より一萬二千甲激減 十五萬八千餘甲に決定
02 米穀獎勵金取扱 改善要綱決定
03 內地に於ける(一) 貯蓄獎勵強化策
04 南方セメント工業 きのふ創立總會開催 社長山內氏、常務景田氏を選出
05 中小工業の整備 獨自の方式を考慮
06 臺北商議所 十二日改選告示
07 山內卓郎氏內地へ
08 大東亞經濟建設の 根本理念對談會(六)
09 小賣商整備方針 轉廢業資金一億圓を支給
10 石炭早期輸送活潑
11 臺灣合同鳳梨の 成績順調に推移 近く南方へ進出せん
12 戰時保險の目的物 近く工作物を追加
13 舊農具の修繕に 臺灣農會が乘出す
14 後宮臺灣商議所會頭辭任
15 照明燈
16 商況(九日後場)
17 ラジオ
18 水滸傳(698)/黃得時;碇政彌
19 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 虱潰しに完全掃蕩 怒江西岸蔣軍を
02 潰走中の敵を猛爆 中支の我が陸鷲活躍
03 皇軍不斷の肅清工作 後宮總參謀長の北支視察談
04 圖像:敵の來襲に備へて片時も看視の眼を休めぬ 勇士(〇〇基地にて)源關海軍報道班員撮影、海軍省許可濟第五七一號
05 余漢謀、李漢魂の 暗鬪軋轢表面化
06 進賢攻略部隊戰果
07 內閣、各省委員 候補者顏觸れ
08 京都市長助役辭職
09 雲南強制徵兵 民眾反感
10 和平軸心の再強化 張特使と隨員各位を大歡迎 褚外交部長の放送
11 不急の委員會 漸次整理統合
12 重慶の危機 重慶スポークスマン強調
13 地方事務所の 取扱ふ事務概目
14 滿華相携へて 大東亞戰完遂へ 張特派大使は語る
15 于滿國訪蒙使節 張家口に安着
16 上田情報官 依願免
17 文藝方面に 功績を殘す
18 華北金融物價對策 十日附で要綱發表
19 國民體育指導 者中央修鍊會
20 日本研究が流行 歐洲から歸朝の四氏交交語る
21 伊國不動の決意 宣戰二周年記念日を前に ガイダ主筆が論す
22 政府翼贊會の 表裏一體關係 名實共に確立さる
23 米船十二隻擊沈 アメリカ東海岸沖合で
24 翼政事務局の 各部長決定
25 小川總領事 河內在勤へ
26 米船五隻擊沈 二日間カリブ海で
27 片假名新聞 「サクラ」を發刊 マレー軍宣傳班
28 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:大日本婦人會臺灣本部結成
02 銃後生活の決戰體制へ 全島婦人の總力結集 大日本婦人會臺灣本部誕生
03 總裁宮殿下令旨
04 志願兵合格者の感激(一) 高砂族の為萬丈の氣焰 山田軍兄弟見事揃つて合格
05 弟の分も働く 王寶榮君談
06 真面目な青年 基隆の徐義成君
07 皇恩の廣大さ に唯唯感泣 黃清波君父子談
08 運動が好きで 體格も立法だ 林傳林君實兄談
09 一生兵隊とし て暮す覺悟 黃朝邊君談
10 臺灣憲兵隊司令部 けふ新廳舍に移轉
11 考慮すべき夏季課題帖 各學校の實情に即する樣に 梅谷府學務課長注意を喚起
12 けふ時の記念日 守りませう定刻勵行
13 奉公隊長打合會
14 猛訓練を實施 鄉軍新竹市東分 會で點呼に備へ
15 青年團長會議 十二日市民講堂で
16 臺北市人事異動
17 國民服の課長さんが リレー式送水 防空幹部訓練第一日
18 人事‧消息
19 煙幕
20 今夜の放送
21 商況(十日前場)
22 興南案內報社消息
23 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 東太平洋全海域を猛攻 アリユーシヤン列島諸要點を攻略 ミツドウエーを強襲して 米國艦隊‧軍事施設を破碎頭條新聞

【東京發同盟至急報】大本營發表(十日午後三時三十分)東太平洋全海域に作戰中の帝國海軍部隊は六月四日アリユーシヤン列島の敵據點ダツチハーバー並に同列島一帶を急襲し四日、五日兩日に旦り反復これを攻撃せり一方同五日洋心の敵根據地ミツドウエーに對し猛烈なる強襲を敢行すると共に同方面に增援中の米國艦隊を捕捉猛攻を加へて敵海上及び航空兵力並に重要軍事施設に甚大なる損害を與へたり更に同七日以後陸軍部隊と緊密なる協同の下にアリユーシヤン列島の諸要點を攻略し目下なほ作戰續行中なり現在までに判明せる戰果左の如し

一、ミツドウエー方面(イ)米航空母艦エンターブライズ型一隻及びホーネツト型一隻擊沈(ロ)彼我上空に於て擊墜せる飛行機約百二十機(ハ)重要軍事施設爆碎

二、ダツチハーバー方面(イ)擊墜破せる飛行機十四(ロ)大型輸送船一隻撃沈(ハ)重油槽群二ケ所、大格納庫一棟爆破炎上

三、本作戰に於ける我が方損害(イ)航空母艦一隻喪失同一隻大破、巡洋艦一隻大破(ロ)未歸還飛行機三十五機

02 恩賞に輝く武勳者
03 ダツチハーバーは米海軍根據地
04 滿國軍光榮の受賞者
05 世界地圖の改編に 重要礎石を打込む 本作戰の意義重大
06 各省委員正式發令
07 米ミ島襲撃認む
08 米海軍省の發表
09 機先を制して爆碎 我本土爆擊の夢全く破らる
10 濠洲カツスルシドニーを砲擊(我潛水艦活躍)
11 米本土爆擊實現化 米國民戰戰兢兢の態
12 樞府定例本會議
13 翼贊會機能刷新要綱
14 擊沈米航母 二隻の艦型
15 米、芬蘭にも 宣戰の意向
16 翼贊會の五新 局長發表さる
17 楊揆一上將 東條陸相訪問
18 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 東太平洋全 海域を猛攻社說

大東亞戰爭は遂に東太平洋全海域に波及した。卽ち我が海軍部隊は四日アリユーシヤン列島の敵據點ダツチハーバー並に同列島一帶を急襲したのを皮切りに四、五兩日に亘つて之を反復攻擊し、一方五日洋心の敵根據地ミツドウエーに對し猛烈な强襲を敢行すると共に、同方面に增援中の米國艦隊を捕捉猛攻し敵海上及航空兵力並に重要軍事施設に甚大なる損害を與へて早くも赫赫たる大戰果を收めた。而して目下更に陸軍と緊密なる協力の下にアリユーシヤン列島の諸要點を攻略作戰續行中とのことである。

アリユーシヤン列島は、既に西南太平洋の重要據點を悉く失つた米國にとつては、米大陸から飛石傳ひに日本へ接近し得る唯一の軍事據點として重要性を持つものであるが、夏季に入つて將に蠢動せんとする矢先に我が海軍部隊の急襲猛攻によつて出鼻をくぢかれ、今や我が陸海軍の緊密なる協同作戰の下に各重要據點の攻略も日ならずして□了するは火を睹るよりも明らかである。我らは今更の如くに皇軍將兵の忠勇果敢な活動ぶりに對し限りない感激と感謝の念を覺ゆると共に、赫赫たる戰果の前に對して益益銃後の結束を□め一億國民打つて火の玉となつて此の戰爭を戰ひ拔くの決意と覺悟を新たにするものである

02 社說 不合格志願者の統合結集社說

陸軍特別志願兵訓練所の晴れの第一回入所者が決定發表せられ六百萬島民就中本望を達した青年諸君の感激に沸る熱血を彌が上にも高まらせてゐるが、光榮の入所者は僅かに千廿名、真摯熱烈な志願者四十二萬五千餘の中から嚴選に嚴選を重ねて選り拔いたものだけに、入所合格者の喜びは察するに餘りがあると同時に、不合格青年の心情も蓋し想像に難くないものがあらう。だが、不合格青年の熱意と真摯な心構へに對しては各方面とも充分なる認識と敬意を表するに吝かなものではなく、近い將來に於ては必らずや活用されるの日が來るだらうことは吾人の信じて疑はざるところである。

從つて非採用者は決して失望したり悲觀したりする必要は豪もないのである。いな寧ろ益益その熱意を强固なものにして、來年或は再來年に再起を圖ると云ふ熱烈な決意と心構へを堅持することが肝要である。換言すれば熱誠をこめて今後とも益益切磋琢磨し各人各の將來に備へることが大切である。

然しながら之ら非採用志願者に對しては、對策を樹てずに現狀のままに放置することは勿論不可である。不合格青年大眾のその純正な誠實の熱意を伸ばし更に烈烈たるその赤誠を不斷に培つて行かねばならないのである。思ふに志願兵制度は、國防力の增强といふことが直接の目的ではなく、實に皇民鍊成、皇民の完成を目的とする崇高な劃期的一大盛事なのである。この故に、志願兵たると否とを問はず、凡そ島民たるもの不斷に真摯熱烈な皇民鍊成に努めなければならないわけであるが、特に志願兵は身を以て皇民への完成に挺進し、之を促進する榮えある一大推進力と云はねばならない。非採用志願者といへども其の熱意や赤誠に於いて少しも異るところはなく、鄉に於て同樣の役割を力强く果さねばならぬ使命と任務を擔ふ者である。

茲に於て之ら在鄉非採用志願者の統一的結集並に之が鍊成方針の確立等、速かに對策を講究すべきであるは言を俟たないところである。これについては最近總督府其他に於ても、寄寄具體案を講究中の模樣であるが、これには皇民奉公會中央本部が積極的に乘り出して、力强き推進力を發揮せられんことを切望するものである。

03 雄渾無比な作戰 肉を切らせて骨を斬る 平出大佐の放送要旨
04 勳章傳達式 大坪上等兵外 五勇士に
05 婦道の確立、婦德の涵養 樋口日婦臺灣本部副本部長語る
06 驚嘆すべき大戰果 米、ア島利用の作戰夢と化す 海の荒鷲育ての親松永、三並兩氏談
07 三年後に三萬甲步 マニラ郊外に蓬萊米を移植 マニラ臺銀支店長滿田支配人談
08 教育と奉公運動 中央本部で懇談會
09 女學生衛生訓練 打合會で當局が指示
10 圖像:志願兵合格者發表の感激
11 “神祇精神”の闡明へ 敬神教化指導者の鍊成會開く
12 山本事務總長 けふ臺南へ
13 前線へお山の香 高砂義勇團慰問文募集
14 包裝は頑丈に 內地向けの小包郵便物
15 基隆主婦鍊成 好成績
16 第二國民兵の 健康程度調查 點呼に先立ちて
17 赤誠の献金品 軍司令部九日の受付
18 クルベー演祭
19 ときの声
20 基隆郡商業 奉公團結成
21 拓南部移轉
22 奉公委員會
23 鐵道省、東鐵の 戰歿者慰靈祭
24 宜蘭街頭移動 展
25 宜蘭孔子廟管 理事務協議會
26 國語家庭座談會を開催
27 窃盜犯檢擧
28 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 掉尾の猛訓練だ!譽の合格に勇む若人達
02 徵兵制の實現へ 高雄の有志促進に躍起
03 大日本婦人會 臺灣本部規程
04 山本奉公會 事務總長來南
05 防空鐵壁陣を巡視 森田知事、加藤總務手分けして
06 大甲郡青少 年團結成式
07 助役會計役の 事務研究會
08 大溪の移動展
09 花蓮港の空訓 燒夷彈何ものぞ 防火班と家庭群で 直ちに消し止む
10 防衛技術愈よ圓熟 坂口知事屏東空訓を視察
11 征戰六ヶ月(四) 侵略から解放された ジヤバの風景
12 青年學校開校式
13 人的資源はまた豐富 彰化市雇員採用に希望者殺到
14 柑橘の 名所龜山庄に 有望なラヂウム 溫泉發見
15 苗代管理から指導 元氣な知事さん增產推進
16 東港郡農事打合會
17 羅東郡壯丁團 視閱
18 一級七名、二級八名 臺南商議立候補締切る
19 員林專賣品小賣人組合
20 燕巢、湖內庄長異動
21 檨子脚部落に 電燈がつく
22 犯人逮捕協力の 五君に金一封
23 “時間を勵行” 嘉義市時の 記念日行事
24 老幼諸共に入塾 麻豆街から國語不解者一掃
25 二人の孫を“兵”に 育て上げた老夫婦の喜び
26 地方多より
27 訃文:黃仁榮
28 今日の映畫
29 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 電力供給增強に 臺電、第二次計劃を立案 群小發電所及火力を建設せん
02 木材の生產統制 國營檢查をも實施
03 ビルマの產業 健實に恢復せん
04 內地に於ける(二) 貯蓄獎勵強化策
05 本期產糖確定高 千八百六萬六千八百擔
06 各米穀納入組合 籾蒐荷に民家を借用
07 絹織物規格限定 種類も七十四に制限
08 私設業務研究會 重要議題を審議
09 一期南部蓬萊 標準米查定會
10 帽子聯合會總會 南進新豫算を可決
11 臺北商工會議所 議員推薦會開催
12 上山臺銀頭取 島內視察
13 照明燈
14 商況(十日後場)
15 ラジオ
16 水滸傳(699)/黃得時;碇政彌
17 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 圖像:天皇陛下宮內省主馬寮廣場に於て鹵獲兵器を天覽遊ばさる (宮內省御貸下)
02 敵軍の損害三萬餘 浙江作戰の綜合戰果
03 敵抵抗機能を破碎 オルドス作戰の戰果
04 浙江、江西の敵陣猛爆
05 快足の進擊を續く 架橋完成大兵團撫州西方の包圍戰へ
06 相川勝六氏 內務省委員任命
07 國民運動を展開 翼贊會の機能刷新安藤副總裁談
08 ア列島の驚異戰果 獨國民非常な感激
09 于答禮使節 德王と會見
10 全支總領事會議 十日より南京で開かる
11 米又も負を取る 獨紙何れも報道絕讚
12 對日空襲可能性を失ふ 獨軍事消息通重視
13 狼狽したル大統領 急遽太平洋軍事會議を招集
14 芬蘭紙も大大的に報道
15 新生翼贊會に相應しい 清新潑剌な人的布陣
16 米驅逐艦一隻 ハワイ附近で沈沒
17 米のゴム回收運動
18 セヴアストポリに 一大攻防戰展開
19 獨軍の攻擊熾烈を極む
20 獨軍戰果發表
21 伊空軍二ケ年間の戰果
22 地方長官異動
23 米發行船空中 衝突
24 米英生產計畫調 整委員會設置
25 濠洲東海岸 燈火管制
26 英の炭礦罷業 益益擴大
27 米使節團の 建議を採擇 印度總督が
28 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 太陽が頭上でぐるぐる 夜は二、三時間の薄明るい白夜 アリユーシヤン事情
02 御紋章奉戴式 憲兵隊司令部で嚴肅に擧行
03 志願兵合格者の感激(二) 父、兄共に第 一線で活躍 佐井金次郎君
04 一家一門の譽 林文一郎君談
05 每朝神樣に 合格祈願 坂本一男君
06 一社から二名 花蓮港廳のブ スリン社
07 諸先輩のお蔭 賴樹園君語る
08 父母も喜んでゐる 黃共煊君談
09 合格の自信 があつた 林明顯君談
10 關門海底トンネル けふ晴れの試運轉
11 教育教化振興會 あす新竹國民校で開く
12 備へあれば憂なし 臺北州下市郡署防空擔當者 實戰宛らの訓練
13 國鐵自慢の停 電絕無
14 臺大開學記念 體育會
15 干バナナの統制 內地の信用を保つ為め絕對必要 本山青果社長歸臺談
16 クルベー祭 を執行
17 皇奉新竹州支部 きのふ奉公委員會開催
18 傳統の婦道を鍊り 國防國家建設へ 樋口日婦副本部長放送
19 不良保險外交員檢擧
20 煙幕
21 一甲步に豚三 頭の增產
22 コレラの保菌者 更に二名を發見
23 興南詩苑漢詩

風榻/文訪、題五十書懷句後/李嘯庵、遊大坑雜詠/洪元煌、祝黃啓忠先生開業/黃金水

24 今夜の放送
25 商況(十一日前場)
26 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 浙贛線要衝鄧埠占領 集資物資多數を鹵獲頭條新聞

【江西前線十一日發同盟】去る六日朝東鄉(進賢東方三粁)を完全占領の後敵第百軍の主力を擊碎しつつ東方に進擊を續行中のわが軍は十一目午前十時五十分浙贛線要衝鄧埠(東鄉東方二十五粁)を完全に占領停車場に集積された物資多數を鹵獲した

02 陸鷲、敵大部隊を猛爆
03 孫、劉麾下の殲滅迫る
04 共軍殲滅戰の 綜合戰果
05 バ、ハの兩島を占據 わが海軍特別陸戰隊が奇襲
06 合流匪を包圍 潰亂せしむ
07 覆滅戰最後の段階 敵第八軍分區司令は戰死
08 舞鶴鎮守府 參謀長異動
09 圖像:我が陸鷲活躍(上)浙東山險を越えて勇躍爆擊に向ふ陸鷲(下)陸鷲衢州城外敵トーチカ爆擊
10 丸山、上田兩機 壯烈な自爆
11 イタリア海軍の戰果 參戰二周年記念日、伊各紙詳報
12 翼政常任總務會
13 選ばれた日本產業の精兵 渾身の精進を祈る 八百餘名の訓練生を東條さんが激勵
14 翼政政調會長 山崎氏を任命
15 委員は來週早早 各省別初顏合せ
16 ハル國務長官 沈默を守る
17 獨伊軍が猛攻 リビア戰線の ドゴール軍を
18 獨軍タ半島上陸 アナバ市を占領
19 獨ソ空軍が 壯烈な空中戰
20 大政翼贊會に 調查會新設
21 全國的貯蓄運動 臨時貯蓄動員本部 翼贊會內に設置す
22 內地炭鑛業整備
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 親切運動の倫理的根據 誠意の發露にあり社說

吾吾の提唱する親切運動は果然各方面の多大な共鳴を受け、遂に奉公會の取り上げられる所となり、去る八日の大詔奉戴日を期して全島奉公班の實踐申合せ事項として、全島に亘つて大大的に展開された。奉公會の果斷と熱意に對して深く敬意を表するものである。獨逸では既に五月上旬から實施し如何にも先きを越された感がないわけでもないが併し此親切運動と關聯して離れられないものは誠意の問題である。この誠意は元來我が東洋倫理に特有なる德目であることを知らなければならぬ。長谷川總督の訓辭に於ても「誠意と懇切」を並べて强調してゐるが如く誠意のない親切!それは單なるお世辭に過ぎず、一種の僞善的行為としか受け取られない。誠意があればこそ、そこに人間と人間の魂が觸れ合ひ、一種の感激と溫味を感ずるものである。從つて誠意こそは人間共同生活の根本的紐帶であり、社會の共存性を具現する强力な連鎖であると云ふことが出來る。親切は要するに誠意より發露する具體的行為であると云はなければならぬ。然らば誠意とは如何なる本質を有するものであらうか。吾吾は之を檢討することに依つて、親切運動に强力な支柱を與へ、一般の認識を促して明るい溫かい臺灣一家の建設に寄與し、引いては東亞諸民族協和の融和劑たらしめたいものである。

我國に於ては誠を「マコト」と訓み、真事から由來してゐる。卽ち嘘も僞もない有りの儘の事□を直實無妄と云ひ、又は天真爛漫ともいふ。此真實無妄天真爛漫を真事と名づけ、「誠」と表記するものである。萬物を貫いて毫も欺かない宇宙本然の姿を云ふのである。この真實さ、誠實さがあつてこそ人間の社會的生活は圓滑に營み得るのである。卽ち誠は家に取つては家族一體の生命に觸れしめ、社會にあつては自他一如の共存性を具現し得るからである。之に反し虛僞は一切の人を不安にし、凡ゆる罪惡を惹起するものである。現時局下に於て如何に多くの人が個人的利得のために淺ましい虛僞を振りまいてゐることであらうか。暴利、闇取引、贈賄、收賄、橫柄、諂媚等等これらは何れも個人主義の殘滓たる私慾に發し、人間の真心を失つてゐるからである。故に吾吾は個人主義時代の利益社會的理念をこの際徹底的に揚棄し、共同體としての社會生活の本然の姿に歸り、誠意を融合劑としてその實踐と昂揚を圖らねばならぬ

儒教文化の創始者孔子は四書の大學に「其意を誠にせんと欲する者は、先づ其の知を致す、知を致すは物に格るに在り、物格つて後に知至り、別至つて後に意誠あり。」とこれは順逆の兩方面より誠意の實體を說明したものであつて、誠意を得る為には先づ正確な知識を獲得しなけばれならぬ。正確な知識を獲得する為には客觀的事物の真相を究めなければならぬ。而して事物の研究成つて始めて知識を得、知識あつて始めて真實又は誠實の意志を作ることが出來るのである。是より見ても誠意は客觀的な真實性に基いてゐることが分る。孔子の格物、致知、正心、誠意、修身、齊家、治國、平天下の思想は實に我東洋文化の誇る理路整然たる獨創的な政治哲學であり、德治主義の極致であるとされてゐる。この中には政治、政策の科學性(格物致知)が强調され、為政者は須らく正心誠意、率先垂範(修身齊家)して眾に及ぼず思想が包含されてゐる。指導政治の行はれてゐる現下、頗る含蓄ある示唆に富み、誠意と關聯して一般に重要な反省資料を供するものと思はれ、再讀、熟讀して吟味三思せられたいものである。

02 盛大な“記念の夕” 戰勝に輝く「始政記念日」に 全島各市、廳所在地で
03 支那事變五周年記念週間 專ら聖戰完遂の啟蒙宣傳へ
04 遭難殉職者の 慰靈祭を執行 近く總督府主催で
05 鍛へ體力‧躍進日本 本年度國民體力管理實施に就て 宮尾督府衛生課長談
06 報國債券を 買ひませう 港都で呼掛く
07 入選決定發表 島民歌謠と豐年踊歌詞
08 市銃後後援 會評議員會
09 圖像:浙東作戰敵が破壞した鐵道線路に沿ひ我が重機の猛攻擊
10 輝く戰果に感謝 軍司令部に献金群殺到
11 亞細亞の繁榮を象徵 滿洲國で男ばかりの四つ子誕生
12 青少年厚生 文化の夕
13 基隆金瓜石金山間料金值上 許可
14 真に翼贊理念に燃えた 革新人物を推薦 商議員改選に奉壯團働きかく
15 “貯蓄と生活研究會” きのふ翼贊會本部で開催
16 “つばさ”の發刊に就いて 航空協會日高副部長談
17 婦人標準服の座談會 けふ奉公會本部會議室で
18 記念登山會
19 ときの声
20 市民長距離競 走大會 廿八日港都で
21 宜蘭郡青少年團結成式 來る始政記念日に擧行
22 發明工夫者に補 助金
23 都市對抗野球 申込は廿日迄に
24 人事‧消息
25 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 遠大な工業化計畫 經濟參謀部の設立準備を急ぐ 高雄港灣協會幹部動く
02 機構を擴充強化 高雄港灣協會に四部制
03 月例會を開催
04 貯蓄總進軍の構へ 花蓮港廳督勵法を打合
05 山本中佐が 遺族を弔問
06 勤續警官表彰
07 南方航路と高雄港 高雄貿易振興會主催の座談會
08 三峽神社御用地 鍬入式
09 嘉義商議選舉 人名簿供覽
10 實戰則應の訓練 防火班、家庭群の防火操作に重點 臺南市第三種空訓
11 壯丁團に國技 を仕込む
12 岡山と恒春に 鮮魚集荷所新設
13 新化郡街庄長 會議
14 中壢街の移動展
15 街頭移動展の 日割
16 運搬に戎克動員 安平港防砂堤工事用の石材
17 澎湖廳學校長 會議
18 民間の造林を勸獎 高雄州幹部で凝議
19 巡廻國史展
20 遺家族授產 講習所開所式
21 南投青年學校 晴の開校式
22 彰化郡學校長 會議
23 三峽街青少年團 十二日に結團式
24 學校教員の充足 臨時教員講習生を募集
25 武官府へ献金
26 畫と文 ダバオの海岸通り/三國久
27 蠅や油虫を 澤山捕つた人
28 港都の鮮魚配給 通帳制の具體案決定
29 南投鄉軍總會
30 鄉軍大屯分會總會
31 南投專賣品小賣人
32 大甲街專賣品小賣人組合
33 曾永貴氏
34 人事報社消息
35 地方多より
36 今日の映畫
37 訃文:曾永貴
38 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 鹽乾魚の移入量 內鮮の大豐漁で增加
02 林投の配給統治 帽子業者除外を要望
03 臺南商議所 官選議員內定
04 內地に於ける(三) 貯蓄獎勵強化策
05 產組の事業低利 資金借入需要額
06 一期米平年作か 入鹿山技師視察談
07 州勞務協力會 勞働作業衣配給
08 臺北商工會議所 議員選擧を告示
09 有價證券會社 來る廿六日に總會開催
10 貯蓄強調で銀 行時間延長
11 クラフト紙及び テツクス工場を新設 臺灣パルプの新計畫
12 州の籾蒐荷 割當の九二%
13 福大公司矢野常 務臺北に駐在
14 照明燈
15 商況(十一日後場)
16 ラジオ
17 水滸傳(700)/黃得時;碇政彌
18 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 要衝建昌完全占領 江西省屈指の都邑
02 我が陸鷲、廣信猛爆
03 常山と江山を占領 新たに猛追擊を開始
04 淒絕な市街戰展開 敵主要據點建昌占領まで
05 圖像:本間最高指揮官コレヒドール要塞を視察
06 皇軍江西省に殺到
07 和平運動展開 廣東省占領地區に
08 漂流三十六時間 奇蹟的に救出さる 吉本一等兵の生生しい手記
09 北阿戰線の 英軍撤退
10 長沙爆擊
11 重慶の食糧難 愈よ深刻
12 大藏省政府委員 十五日初會合
13 幹部候補生の 教育令を改正 陸軍の諸學校
14 迷盲重慶軍擊滅に 中國側軍隊真摯に協力
15 海洋漁業の 企業合同方針 官民が懇談
16 シドニー被害甚大 濠當局氣休め發表に拘はらず
17 南阿は戰戰兢兢 我が潛水艦の巡航で
18 圖像:張滿洲國使節、汪主席訪問
19 島都青少年團 始政記念日に結成
20 セバストポリ 一大死鬪を展開
21 獨軍猛攻を展開 ハリコフ全線に
22 獨の新型戰車 北阿戰線で成功
23 ハケイム占領
24 米艦隊の一部 英艦隊に參加
25 英ソ條約、米ソ諒解成立 倫敦、華府、露都より發表
26 英、ソ親書交換
27 防空事務擔當 幹部訓練第三日
28 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 夏休も決戰態勢 中等以上は十日間に短縮し 各校で南方學徒鍊成
02 圖像:粵漢線と沿つて畦道を北上の我が部隊 (堤特派員撮影)
03 志願兵合格者の感激(三) うんと體を鍛 へたい 林瑞波君談
04 一生懸命やる 中田讓君語る
05 感激と歡喜 で胸が一杯 曾添財君語る
06 歡喜が全身 を脈打つ感 吳文適君語る
07 無上の榮譽で 重責を痛感 田中博望君語る
08 年來の宿願 翁德茂君語
09 皇軍の指導下に 爪哇全島の復興逞しく進捗
10 大東亞戰完遂に 佛印、飽迄日本と提携 佛印から寄臺した相馬ハノイ總領事談
11 長谷川總督 十六日から近郊工場を視察
12 始政記念日 奉祝の夕盛大に擧行
13 新竹州下國民 學校長會議
14 南方開發の一翼に‧ 熱帶醫學會を創立 斯界の權威を網羅して
15 集る集る古鐵献納 三月中、金額にして四萬圓
16 田中訓練部長 けさ來基
17 タンジョンプリオク港の 浮ドツク引揚げに成功
18 市內國民校職 員綜合體育會 あす建成校で
19 徵兵檢查狀況視察 けふ藤岡兵務部長が
20 志願兵美談 全町民が大喜び 早くも壯行會計畫中
21 喜壽を迎へて 安田老益益健在 近く全島を奉公行脚
22 山の乙女たちが 白衣天使の修業 臺北州理蕃課の初試み
23 興南詩苑漢詩

嘲羅斯福/黃純青、嘲羅斯福 其二/黃純青、嘲羅斯福 其三/黃純青、讀文樞夫子祝潔秋師母六十壽詩並國炘世兄新婚詩題後/郭茂松、讀萱草君大陸吟草賦贈/林其美、景尾留別/林其美

24 人事‧消息
25 煙幕
26 今夜の放送
27 商況(十二日前場)
28 興南案內報社消息
29 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 玉山城を完全に占領 第三戰區遮る敵なし頭條新聞

【浙贛前線十二日發同盟】江西省突破部隊に十二日正午江西省における浙贛線の重要據點玉山縣城に突入、午後二時同城及び飛行場を完全に占領した、玉田は衛州と並ぶ空軍基地であり且つ敵第三戰區司令部所在地上饒(廣信)防衛前線據點の中樞基地である。

【浙贛前線十二日發同盟】浙江省省境を突破し江西省內に雪崩れ込んだわが北岸進撃部隊は江山山脈の谿谷を縫つて一路南下し十二日午前十一時米蔣合作空軍基地たる玉山の北方一粁十七都の線を拔いて東西兩方面より玉山を包圍、敵第四十一、第四十四の兩師の頑強なる抵抗を排除して正午遂に城內に突入し午後二時頃玉山城及び同飛行場を完全に占領した、又南岸進擊部隊は江山攻略後北岸部隊と相呼應して江山南方十三粁の上臺市北方山地に進出、敗敵を省境山脈に追詰め猛攻を加へてゐる、斯くて衢州陷落後敵が第一線防禦陣地と恃んだ江山、常山の線は遂に潰え、今また第三戰區司令部の統帥基地饒防衛の前衛據點たる玉山南方陣地も皇軍疾風の猛攻下に潰滅し去りわが銳鋒の向ふ所第三戰區は今や將に遮る敵なき狀態である

02 米蔣合作の空軍基地(玉山)
03 敵第三戰區の主力再起不能
04 我精銳の進擊狀況
05 圖像:我が海軍の強襲したダツチハーバー
06 林縣北方に進出 果敢な掃蕩戰續行
07 大歡迎受けて王宮へ スンバワ島戡定從軍記
08 熊谷氏內閣委員に
09 浙江、江西省境を突破 勇士達一瞬言樣のない歡び
10 七十二機を擊墜破 モレスビーで最近一ケ月間の戰果
11 運輸通信を確保 交通動員實施計畫鈴木總裁談
12 張特派大使 新京に歸着
13 推薦議員絕對 優勢 市町村議員選擧
14 彈力性ある運用 各省委員の職務規定
15 英ソ條約の要綱十項 英外相、下院で成立發表
16 政治上のゼスチユア その實効甚だ疑問視さる
17 米ソ經濟協定 も締結さる
18 白堊館當局の發表
19 駐土獨大使 大統領と會見
20 英、ソ親書交換
21 ソ聯政府公表
22 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國民體力管 理法の實施社說

大東亞戰爭を戰ひ拔き、東亞の共榮圈を確立するには、國民の量を確保すると共に、その質の向上を圖ることが最も肝要である。量的に質的に優れた皇國民族が、一致團結して前進する時、大東亞共榮圈が確立せられるのである。この度びの戰爭は地理的に見ても、歷史的に見ても、實に曠古未曾有の大戰爭であり、その收めた大戰果も亦古今東亞にその類例を見ないものである。吾吾はこの大戰果に對し、無限の感激を覺えると共にこの感激を單なる感激として終らしめずに各自の生活を通して有效に生かすことが、吾吾銃後にゐる者の務めでなければならぬ。殊に旺盛な體力を養つて、內に向つては各自の職場を守つて充分にその與へられた使命を果し、外に向つては大東亞全地域に亘る指導的盟主としての皇國民族の繁榮を計ることが最も大切である。大東亞戰爭が何年續かうと、占領地域がどんなにも量がらうと、皇國民族が質的にも量的にも、常にその優秀性を保つてゐる間、最後の戰利は、必ず吾にあることは、今更云ふまでもない處である。

この國民體力の重要性に鑑み政府は世界獨自の立法として、昭和十五年に國民體育管理制度を施行し帝國の保健行政に飛躍的進步を齎らしたが、大東亞戰爭勃發以來、凡ゆる面に一大轉換を要請せられたので、この國民體力管理法も、この振古未曾有の大戰爭の前に、その適用範圍や管理內容の擴充强化が要望せられるに至つたのである。そこで政府は、新なる構想の下にこれが再編成の急務を痛感し、第七十九議會に全面的改正法律案を提案し、去る二月二十一日に公布され、五月一日から實施されたのである。しかしてその改正內容の主眼は、同法第二條によると、體力管理の對象である被管理者の年齡範圍を男子について二十五歲まで引上げたことである。從來の被管理者は未成年者に限られ、昭和十五年には十七歲から十九歲まで、十六年には十五歲から十九歲までの男子が管理され、未成年者中には、まだ女子や十五歲未滿の者が、全然未着手にかかはらず、本年度から逆に成年者に及ぶこととなつたわけである。その理由とする處は、保健統計によると、國民體力を蝕む最大の原因である結核の蔓延が、二十歲から二十五歲の間に最高を示してゐたし、また、この時期が兵力及び勞力の中心をなすからである。

本島に於ても、本年度より國民體力法を施行し、目下、これが施行の準備中であるが、昨年から體力法施行の準備として、十八、九歲の男子全部に對し、體力檢查を施行して好成績を擧げたのは誠に喜ばしいことである。本年からは、愈愈本格的に同法を施行して、島民體力の質的並に量的增進を圖ることとなつたので、被檢查該當者は、漏れなく檢查を受け、且つその結果によつて身體的に缺陷あるを發見した場合には、速かに治療を受けて、島民の保健に萬全を期すべきである。殊に南進の尖兵として、また將來志願兵となつて御國のために大に働かうとする本島青年は大に本法の主旨を理解し協力すべきである。要するに、國民體力の管理制度の擴充强化は、醫療團の創設と保健所網の整備と相俟つて、戰時下の保健對策體系を確立したもので、特に體力管理は、その根底をなす者であるから、本制度の運營如何は、直ちに健兵健民の成否に至大な關係を有するものである。吾吾はよく同法の目的を考へ、進んでその運營に協力すると共に、平常から强健な身體を鍛鍊して、皇國民族のために一大飛躍をなすべきである

02 對支認識の徹底と 一億防諜の完璧へ 藝能を通じて啟發宣傳
03 宣傳運動連絡協議會 全國を八地區に分け
04 港都婦人鍊成會 好成績を收めて終了
05 新嘗祭献上新穀 本年花蓮港廳下で奉耕
06 學徒夏に鍛ふ 各校から作業出役人員を出し 七日間宛勤勞奉仕
07 休業中の指導に萬全策 梁井文教局長談話を發表
08 皇奉新竹州支 部參與會
09 忌明に千五百圓を献金
10 臺灣が文化の中心 馬來人を本島に留學させよ 寄臺した山口、藤田兩畫伯談
11 婦人標準服講習會 十二日皇奉本部で開く
12 物云はぬ戰士 に茶穀献納
13 純情罩めた學童達の 献金と感激文 軍司令部で拾つた献金佳話
14 商議改選に聲明書 奉壯、市民の輿論を喚起
15 紹介營業取締規則 一部改正せらる 十二日臺北州令で
16 社告 新型活字採用 六月十五日朝刊より實施/興南新聞社報社消息
17 ときの声
18 肥料自給自足 七億斤を目標に
19 樹林信組廿五 週年記念式
20 コレラ保菌者 又も一名發見 港都で〇〇丸船 客以外の者から
21 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 “第二乙種”と 聞くや殘念の淚ぽつつり レントゲン寫真添へて 再檢查をせがむ軍國青年
02 貯蓄報國の完遂へ 事務關係者が打合
03 隔月に遺家族の 信仰鍊成會開く
04 普及策に談論風發 國語常用徹底座談會
05 心強い訓練成果 臺南市空訓終了
06 坂口知事巡視
07 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(一)報社消息
08 我我の運動だ 官も民も溶け込め
09 員林郡の空訓
10 新豐郡下の空訓
11 勤報青年隊員 召集 北斗郡道場に
12 北投街の國語 常用強調要項
13 工業計畫案を 携へて 竹村土木課長出府
14 鳳山愛國衛生看護團 二ケ月間の講習終了
15 報國山地青年隊 花蓮港廳で組織を急ぐ
16 勤續職員表彰 始政記念日に
17 厚生生活の增進へ 臺南州奉公委員會 運動強化を討議
18 世話役鍊成會
19 “高砂協會”を組織 蕃地の開發指導に協力
20 赤誠の献金
21 バスの運行渴望 霧峰庄有志者當局に陳情
22 山なすストツク品 賣惜商人に痛いお炙
23 堀江校プール開き
24 草屯に殺人沙汰
25 臺南州業態別組合
26 地方多より
27 今日の映畫
28 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 交通電力兩動員計畫 愈よ閣議で決定
02 鈴木企畫院總裁談
03 內地に於ける(四) 貯蓄獎勵強化策
04 商銀臨時總會 三出張所は七月 中旬に開設せん
05 內、鮮、滿の代燃化盛行 伊藤鐵道部長技師談
06 青果物價格公定 專門委員會で決議、答申
07 臺灣石炭會社 香港に駐在員
08 照明燈
09 工業用ゴム製品 當局入手確保を協議
10 商況(十二日後場)
11 鐵鋼製品統制 會社本日創立
12 中部蓬萊米 十六日初檢收
13 ラジオ
14 水滸傳(701)/黃得時;碇政彌
15 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 會議體を設置せず 各省委員の運營方針
02 小磯朝鮮總督 參內
03 米軍、日本軍の敵でない 敗將ウエーンライト中將の述懷
04 脫皮せる新生比島 上陸半歲の建設概貌
05 コ島攻略戰の華 戰車の敵前上陸 戰史に類例なき新戰法
06 圖像:南支北上作戰(上)渡河敵陣へ肉薄する〇〇新銳部隊(下)砂塵を蹴つて進む曉の斥候
07 駒井德三氏 內閣委員に
08 英ソ兩國の假面を剝ぐ 獨外交通信の英ソ條約評
09 重慶多大の失望 太平洋から除外さる
10 企業局を創設 商工省の機構改革
11 英米の崩潰促進 英米ソ新協定、伊紙の批評
12 兩條約の內容 一致しない
13 廣豐の敵大部隊を爆擊
14 ガンチー翁の主張支持 ネール氏緊密に提携を言明
15 米空軍ハワイ方面司令官 ミツドウエー空戰で戰死
16 米航母レ號等 擊沈を發表 米、珊瑚海戰の損害を確認
17 國防委員會 委員に任命 英の印度懷柔策
18 獨軍司令部 戰況發表
19 南方から椰子 油入荷 最高價格指定
20 興亞院連絡部 長官會議
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 犧牲の輕減を考慮 企業整備令十五日施行 萬全を期す企業部長代理談
02 感謝祈願參拜 臺北市奉公壯年團員
03 志願兵合格者の感激(四) 島民最高の榮譽 大嶋光博君談
04 廣東から歸臺 して志願 村川明行君
05 粉骨碎身で 努力 歐清山君語る
06 感激を永遠に 生かせ 洪順智君語る
07 一意御奉公を 盡くしたい 陳春玉君
08 身命賭して 林再興君語る
09 これこそ生き 甲斐がある 盧茂德君談
10 感激で胸一杯 何連煌君
11 國有財產評價委員會 原案通り可決終了
12 機械類が好き 川內兵曹戰死
13 赤誠の四機に命名 近く献納式を擧行
14 國民貯蓄組合大會 新竹州目標突破に大童
15 忠魂義膽の鍛鍊 乃木將軍の筆蹟を複寫し 自然石に彫りつける
16 學童相撲大會 あす樺山校で
17 防空警報の傳達 基隆市で方法を強化
18 文士三千名の結集 日本文學報國會發會式
19 防空幹部講習會
20 献金者に感謝狀 住所變更は通報を希望
21 サヨン銀幕に蘇る 李香蘭ら撮影に來臺
22 中等男女水上大會 あす東門プールで
23 軍刀一口を贈呈 航空本部、山田耕作氏に
24 食物飲料水に注意 コレラは消化器系の傳染病 宮尾府衛生課長談
25 慰問雜誌の山 島都ヨイ子供部隊の赤誠 藤村市長から傳達
26 臺灣公論社專屬 南寶舞台試演會
27 慰問品と慰問 文を募集
28 南署管內から二名 臺北商議に立候補
29 貯蓄映畫會を開催
30 興南詩苑漢詩

遊莫干山/汪精衛

31 商況(十三日前場)
32 臺灣輕輪新車增加
33 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 我が荒鷲、桂林猛襲 米義勇軍飛行隊十一機と 壯烈な空中戰、九機を擊墜頭條新聞

【南京十三日發同盟】支那派遣軍報道部十三日正午發表我が戰爆連合の航空部隊は六月十二日午前八時桂林飛行場を攻撃し、同地上空において米國義勇軍飛行隊カーチスホークP四◯型十一機と壯烈なる空中戰を交へその機內(不確實三機)を撃墜せりわが方の損害二機

02 陸鷲、再び廣信襲擊
03 浙贛線を橫斷南進 江西省內八都鎮を攻略
04 翼政最高人事決定 顧問七名、評議員百十一名
05 敗敵を上饒へ壓迫
06 敵遺死體一一、四三〇 江西作戰の綜合戰果
07 調查會副會長と 理事等指名決定
08 わが精銳 元氣百倍す
09 アラスカ戰時 會議設置
10 我が發表の正確 世界の信賴を集む 米も遂に包みきれず
11 主なる意見 國民運動團體協議會 きのふ第一回總會
12 孫麾下の殘敵蹂躪
13 翼贊會調查會規定要旨
14 圖像:南支北上作戰炎熱の泥濘惡路を冒して人 馬苦鬪の進擊
15 吉野氏を總務に
16 〇〇部隊の 綜合戰果
17 米の挑發せる戰爭に 捲込まれぬやうに 外相、チリー新聞記者團に要望
18 財政部長聲明 舊法幣回收好成績 逐次使用禁止を斷行
19 カナダ派遣軍 英國に到着
20 滿洲移住協會 理事會開く 理事長に石黑氏
21 泰外務省訪問 印度獨立運動實 行委員會代表
22 セバストポリ 愈よ重大危機
23 蘭貢抗日華僑 一齊檢擧開始
24 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 大日本婦人會臺灣本部誕生 婦人翼贊の實を擧げよ社說

高度國防國家體制に卽應するため皇國傳統の婦道に則り奉公の實を擧ぐるを目的として、本島全婦人層—廿歲未滿の未婚者を除く—の總力を結集せる一元的な綜合組織體たる大日本婦人會臺灣本部が去る十日島都公會堂で結成式を擧行、國家奉仕第一主義の大旆下に巨步の發足をなしたことは、本島に於る婚人運動史上に鮮やかな一線を劃するものとして意義が頗る深い、その母體である大日本婦人會が發展的解消を遂げた愛國婦人會と、國防婦人會を兩翼として、全國婦人の總力を聖戰完遂に結集したのと同じく、臺灣本部も愛婦、國婦兩婦人團體を主力として新たに本島在住の全日本婦人を細胞に抱擁し以て大東亞共榮圈建設に擔ふ南方婦人の重大使命を完遂せんがために婦人翼賛の總進軍を開始したのであるこの目的達成の為一、國體觀念の涵養と婦道の修鍊二、國防思想の普及徹底三、家庭生活の整備刷新と非常時準備の確立四、次代國民の育成と家庭教育の振興五、軍人援護六、國防上の諸訓練七、職分奉公と隣保協同八、貯蓄獎勵などを列擧してゐるが孰れも刻下焦眉の急を要する事項許りである。

大東亞戰爭完遂のため國家要請に基いて新たに發足した日婦臺灣本部は下部組織として州廳郡市、街庄、區會及び落部會の各區域には夫夫支部、支會、分會、班を設置することになつてをり、其機構は最末端組織を除いては皇民奉公會のそれと全く同一であり、而かも兩者の役員の顏觸は後者の知事廳長、市長郡守街庄長であるに對し、前者は彼等の夫人である處から見て兩團體は名實共に表裏一體をなす强力なる銃後の紐帶である、從つて皇民奉公會が高度國防國家體制の確立、大東亞共榮圈の建設を目標に展開してゐる臺灣一家の一大國民運動の成果は、男子をして後顧の憂ひなからしめる日婦會員―人口の半分を占める之等銃後婦人の一致協力と真摯活潑なる挺身躬行に俟つ處が非常に多いのである。

されば日婦臺灣本部事務局には總務、訓練、生活、宣傳の四部が置かれ夫夫所管の事務を掌ることになつてゐるが、殊に訓練部における非常體制計畫及び動員、國防訓練、指導者養成、中堅婦人等の鍊成、また生活部における新生活の確立、生活文化、保健衞生、母性並に乳幼兒の保護、結婚並に出產の指導獎勵、家庭と母性の教育などの諸事業は、總て皇民奉公會が三大實踐要綱にあげてゐる訓練と銃後生活刷新の實踐運動と同一の對象であり、これに見ても如何に聖戰貫徹のための銃後に婦人の荷負ふべき分野の大きく、責務の重きであるかを考ふるとき重ねて今回の本島婦人の大同團結を歡びたいものである

然し要は今後の運營と活動に俟たねばならぬ、願はくば日婦會員であると同時に皇民奉公會の會員であり本質的には決戰下の同一婦人であり國民である以上、今回の合同合體によつてその活動が一層の積極性を帶び、實效を擧げ、國家的奉仕の赤誠と感謝が一元的に表現されなければならぬ、これがためには會員全部が冷靜的確に長期戰の時局の前途を省察し、自肅自戒おのおの個人的な思想、自己中心的な行動を斷斷乎として一擲し肇國以來連綿二千六百年續いた日本婦道に立脚して總てに善處しなければならぬ

02 ボルネオ掃蕩戰 皇軍に心から協力 住民等自發的に自警團組織
03 慰問袋献納
04 寬政三國士の墓 揃つて史蹟に指定さる
05 圖像:躍進の昭南港
06 我が荒鷲を讚ふ 米空軍將校捕虜の告白
07 記念水泳大會 圓山分院水泳場開き
08 皇奉宜蘭郡支 會參與委員會 十九日に開催
09 風土病は多くない 海南島の近況下條博士の土產話
10 「持たざる國」米國 ゴム回收運動に躍起
11 學童の實踐要項 州下學校長會議で決定
12 花蓮港廳青少年團 十七日に晴の結團式擧行
13 臺灣出版協 會評議員會
14 宜蘭國民校體鍊大會
15 被服修理に奉仕 桔梗俱樂部員白衣勇士慰問
16 優良圖書四種 出版文化協會が表彰
17 圖像:國民校職員の體鍊大會
18 宜蘭米穀統制組合評議員會
19 防諜映畫上映
20 ときの声
21 拓士の花嫁候補 一行五十四名が渡滿
22 島都國語家庭 會臨時大會 昨日市民講堂で
23 紙芝居競演會 を開催
24 各州支部競演會
25 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 隙を作るな! 使命に徹せよ 商奉團幹部鍊成會で知事訓示
02 生活革新の運動 山本事務總長臺南で力說
03 “民の防空”を主□に 鳳林郡の空訓
04 嘉義神社上棟祭
05 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(二)報社消息
06 人を見て法を說け 劃一的やり方はよくない 實情に即して運營
07 榮ある育兒報國 始政記念日に多子家庭表彰
08 空を 翔けようや若人よ グライダーを學校の正課に 學徒の航空思想昂揚
09 東港奉壯團 結成式
10 伸び行く山の國語 授ける國語章千餘箇
11 國語懇談會開催 十七日教化會館で
12 大屯鄉軍查閱 終つて總會開催
13 國語家庭の審查
14 東港街振興懇談會
15 屏東郡鄉軍總會
16 金屬回收打合 十六日關係者が參集
17 驛と岸壁の 連絡 船運行を計畫
18 警察教習生の 耐熱行軍
19 嘉義商議所 定期總會
20 窮民連に溫い手 豐原街で保護所を建設
21 豐原方委月例會
22 北斗郡の街庄 事務研究會
23 待望の合宿 訓練 廿七日より開始
24 臺灣材木商聯 豐原で總會
25 百圓札拾得
26 草屯信用販賣購買利用
27 北斗專賣品小賣人組合
28 末廣派出所竣工
29 農林共榮 會館竣成
30 社告/興南新聞社報社消息
31 地方多より
32 今日の映畫
33 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 商工業組合の整備 督府の方針決定 統制組合令近く施行か
02 臺電、第二次五個年計畫 愈よ本年より着手
03 內地に於ける(五) 貯蓄獎勵強化策
04 農會及畜產會で 統一共濟制度を制定
05 臺拓の機構擴大 近く林業部設置
06 臺北商議所 議員選擧監視官
07 鐵銅製品會社總會 社長荒木拙三氏
08 乾バナナ移出に許可制 調整機關を青果會社に指定
09 倉庫建設の協力 港灣協會當局に陳情
10 肥料割當打合會
11 大成火災の南方進出 督府、中央と折衝
12 材木商聯合會 十五日總會開催
13 廣野鐵工會長 各工場を視察
14 照明燈
15 商況(十二日後場)
16 ラジオ
17 水滸傳(702)/黃得時;碇政彌
18 廣告
第06頁
日刊第1版
序號 標題
01 原住民の人心安定 華僑は積極的に協力 ジヤバの島經濟建設進展頭條新聞

【バタビヤ十四日發同盟】皇軍ジヤバ島戡定後既に三ケ月餘全島の治安は全く回復し治政もわが軍政の下に着着進捗堅實な建設の步を進めてゐる、即ちジヤバ戡定作戰によつて豐富な軍需資源を確保しわが國戰時經濟に絕對不敗の物質的基礎を築いたわが軍はバタビヤ入城と同時に布告を發して資源及諸施設の破壞、財產資材の隱匿、財政經濟の攪亂を禁止すると同時に工場などを接收管理して生產設備の破壞、隱匿を防止した、軍事的立場より緊急に生產再開の必要あるものは直ちに工場を軍管理として戡定後、日ならずして運轉再開した工場も相當に及んだ、しかしながら戰爭に伴ふ生產配給機關の全般的休止を直ちに克服することは容易なことではない、バタピヤ、スラバヤ間の鐵道は敵の橋梁破壞にも拘はらず五月始めより略全通してはゐるが敵のガソリンタンクへの松脂混入により貨物自動車の運轉は困難となり物資の配給は不圓滑となつた、そこで軍當局は戡定と共に物資の流通不圓滑に伴ふ物價の昂騰を防止するため物價引上げ禁止を命ずると共に住民の生活必需品については可及的速かに圖滑なる配給を考慮した結果一時戰前の三倍に達した米價も最近では顯著な反落を示すに至つてゐる、通貨については舊盾貨及び盾軍票を流通せしめてゐるが盾軍票の信用は絕大なものがあり、上陸直後に於ても住民は安心して盾軍票で物を賣り通貨工作は極めて圓滑に進捗した、一方在庫品の吸收、物價引上げ禁止令に依り物價の上昇は一般的には左程でもなく又天長の佳節を期してジヤバ及びマゾラでは國庫金及び租稅關係官廳、鹽及び阿片の專賣事業關係官廳、郵便貯金及び公營質屋等の庶民金融機關が再開され正金、臺銀、華南、三井の日本系銀行も五月初め再開、郵便貯金も順次增加してゐる、斯くてジヤバ經濟再建工作は今や着着と進められてゐる一方その動向を最も注目されてゐた華僑も逐次協力的態度を示し當地住民の大部分の主食たる米の戰後に於ける配給圓滑化についても華儲の協力は絕大で又華僑の有する石鹸工場、メリヤス工場、鐵工場等何れも再開されジヤバ經濟再建に協力の實を擧げてゐる、文化方面に於いても華僑の日本に對する協力は日本語學習熱となつて現はれ原住民の日本語學習熱と共にこの華僑の熱心な希望を滿足せしめることが必要となつて來てゐる、また華僑は天長節を期して皇軍のため献金運動を始め或ひは戰歿將兵家族慰問運動を開始曾つての抗日の贖罪を行ひ日本に對する誠意を示してゐる、かくて原住民の人心安定、華僑の積極的協力と相俟つて各般の財政建設は具體的成果を擧げつつあり、わが軍の戡足作戰終了三箇月後にして全ジヤバの相貌は一變するに至つてゐる

02 要衝沙溪街を占領 廣豐、三十二都拔く 左右呼應して廣信へ廣信へ
03 最後の日待つ廣信 今や既に死の街
04 第三戰區の兵站戰 捨身の作戰を展開 食糧を敵中に得る
05 高樹勳軍を覆滅 屍體三千餘を遺棄
06 第五番目米機 土國領に着陸 獨機に追跡され
07 伊軍戰況發表
08 廣西上空に擧る凱歌 敵九機を擊墜、堂堂歸還
09 急速に委員の初會合 官民協力態勢を具現
10 對日協力の佛印 今もなほ三色旗がはためく 佛人、原住民、華僑に深い感銘
11 圖像:廈門視察の長谷川總督
12 敵艦船六十九隻を擊沈 獨潛水艦過去一週間の戰果
13 汪主席廣東訪問 軍隊、警察隊を檢閱
14 獨軍司令部 戰況發表
15 泰軍モンカークン占領
16 樞軸三國は印度の盟邦 印度の志士ボース氏聲明
17 獨ソの攻防戰 今や最高潮に達す
18 戰局獨側に有利 ハケイム占領の戰略意義
19 交戰水域を 米沿岸に擴大 獨政府が宣言
20 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 本島の內臺人に 聖慮を垂れさせ給ふ 中村法務局長謹話
02 臺灣農業の南進に凱歌 蓬萊米の比島移植 試驗成績極めて良好
03 三毛作は十分可能 見事な收穫に比島人舌をまく 阿部技師の苦心談
04 蘭貢通信 夕陽に黃金塔燦然 車上の美人また朗か
05 前線へ“心の彈藥” 慰問に圖書雜誌を
06 獨の生活切 詰め策
07 英國の書籍不足 三百萬冊灰燼に歸す
08 宜蘭市街頭 移動展開幕
09 第二回中央奉公委員會 三十日府正廳で開催
10 臺拓の株主總會 三十日臺北で開催
11 新竹市參與 奉公委員會
12 英國野菜も 極度の不足
13 戰前狀態に復舊 ジヤバ島の鐵道橋梁
14 新記錄六つ中等水上競技大會 飛沫をあげて敢鬪
15 圖像:若人の敢鬪譜
16 肉彈相搏つ力鬪 州下學童相撲大會
17 東京大學春季リーグ戰
18 赤誠の献金續く
19 參戰二周年記念 イタリヤで盛大な行事
20 屏東桔梗クラブ 十八日に結成式
21 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 英靈合同慰靈祭 十九日湊國民校で執行
02 體力章檢定 試驗
03 通信相談も應ず 生活相談所けふ店開き
04 能高郡學校長 會議
05 高雄鄉軍の 大河分會總會
06 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(三)報社消息
07 下情上通は未だし 保甲制度は廢止の時機
08 遺兒達 樂しい一日
09 嘉義郡教育總會
10 國語普及標語 入選決定
11 結局は無競爭當選 臺南商議戰の落ち行くところ
12 豐原郡下の空訓
13 彰化市議 月例會
14 切返して肥效を增す 鳳林郡けふより實施
15 彰化郡警察 定期召集
16 百姓に嬉しい知らせ 肥料がどつさり高雄港に着荷
17 畫と文 ダバオ市小景/三國久
18 全國書畫展 八月下旬開く
19 高雄市奉壯團 四部制に機構強化
20 米穀組評議員會
21 壯丁の人命 救助 屏東空訓に美談
22 地方多より
23 今日の映畫
24 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 学芸 日本文學の漢譯 清新味の維持に留意せよ/松枝茂夫
02 子供時局 アラスカのお話 不思議なトーテムがある
03 沈沒船の引上げ 日本人がとても上手
04 南十字星 言行一致の價值 今こそ發揮せよ
05 圖像:街頭賣卜師(二十九回水彩畫展)/藍蔭鼎
06 婦人說苑 逞しき建設者/高良富子
07 廣い占領地域 週間世界の動き
08 共榮圈だより
09 歌 母校/秋子
10 時局の言葉
11 ラジオ
12 新刊紹介
13 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 廣信を完全に占領 第三戰區の指揮中樞
02 敵司令部に感激の日章旗
03 空路一體作戰の妙 陸鷲敵前渡河に協力
04 時事評論 翼贊體制の完備/室伏高信
05 大擧ダーウイン爆擊 港灣、軍事施設を粉碎
06 獨軍司令部 發表
07 朝顏品評會
08 定期敘位
09 圖像:汪主席廣東を訪問 日華官民及び獨伊總領事の出 迎えに挨拶する汪主席
10 作戰の拙劣なこと 到底勝味がない バタアン戰米將校の敗走日誌
11 〇〇部隊の綜合戰果
12 鏡の境地で抱擁 小磯朝鮮總督赴任の途に就く
13 緬甸民眾希望に輝く バーモ博士ラングーン歸着談
14 “果敢に行動せよ” 印度獨立聯盟總會
15 今次戰爭中に 獨立實現 ボース氏談
16 印度自由のため ボース氏の演說
17 土田萬助氏逝く
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 臺灣駐屯全將兵へ 全官民が赤誠慰問 軍司令部に献品の山
02 始政記念祭を執行 臺灣、護國、建宮、稻荷各神社で
03 基隆市の始政 記念式
04 新竹州徵兵檢查 あす新竹市公會堂で
05 樋口軍參謀長 けふ新竹へ
06 志願兵合格者の感激(五) 感激を永久に 劉英明君語る
07 待佗ぶ入所 の日 郭達雄君談
08 騎兵になり たい 江木枝君語る
09 感激で胸一杯 朱再元君語る
10 正に是男子 の本懷 李臺鉉君談
11 皇恩の宏大無 邊に感泣 蘇孝慶君談
12 肩身が急に 廣くなつた 楊俊雄君談
13 母もきつと大喜び 下村君語る
14 局部長會議
15 野球の選手 津崎兵長戰死
16 二級定員超過 島都の商議戰
17 防衛分團手曳 ポンプ講習
18 島民の赤誠献金 續續と軍司令部へ
19 圖像:關門海底トンネル處女運行
20 國防護身道 講習會日延
21 上海でスパイ檢擧 米英人三名軍律會議に附す
22 申込者殺到 基隆桔梗クラブ
23 內地行船客に コレラ豫防注射の證明が必要
24 山の乙女らが 看護婦の勉強 選ばれた六名張切る
25 コソ泥棒が激增 敗戰に喘ぐ英國
26 カメレオンが棲息 マダガスカル島に
27 貯蓄獎勵講 演會
28 陸軍倉庫で 雇員を募集
29 野球リーグ戰
30 煙幕
31 興南詩苑漢詩

游北投次覺齋原韻/灌園、次覺齋詞兄原韻/雲鵬、移花步覺齋兄韻/香林、高雄雜咏/王國琛、高雄雜咏/王國琛、高雄雜咏/王國琛、高雄雜咏/王國琛

32 今夜の放送
33 商況(十五日前場)
34 興南案內報社消息
35 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 甲巡一、潛艦一隻擊沈 擊墜敵機百五十機と判明 ミ島強襲の追加戰果頭條新聞

【東京發同盟至急報】十五日大本營發表(午後四時三十分)

一、曩に發表せるミッドウェイ強襲に於ける戰果中に米甲巡サンフランシスコ型一隻及び米潜水艦一隻擊沈を追加す

二、右強襲に於いて擊墜せる飛行機は百五十機なる事判明せり

02 わが戰勝全世界確認 米も流石に澁澁事實承認
03 圖像:南支北上〇〇作戰敵陣へ巨彈の雨を浴せる我が〇 〇砲隊の活躍
04 敵一矢だに報ひず 上饒を夜襲で一氣に屠る
05 米甲巡サ型
06 警視總監吉永氏 警保局長に三好氏起用 內務省局長級、地方長官異動
07 スネル西外相 ローマへ
08 空虛な自由論 米國旗制定日 ル大統領の演說
09 科學技術審議會 機構に關し成案を得
10 日本醫療團役 員任命さる
11 各省委員初顏合せ 外、遞、大藏の各省
12 印度人蹶起の好機 英の欺瞞を戒心せよ 印度獨立聯盟總會、首、外相が激勵
13 我が戰勝の所以は 精神力の卓越にあり 首相、チリー記者團と一問一答
14 厚生省人事
15 同心同德で戰勝へ 廣東にて汪主席熱辯を揮ふ
16 兩省首腦人事の大異動
17 情報局、企劃院
18 ピ泰首相の演說
19 在獨ボース氏 のメツセージ
20 印度民眾の 苦惱に同情 伊公使演說要旨
21 汪主席閱兵
22 瑞典船爆沈
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 企業整備令の施行社說

企業許可令と相俟つて戰時產業再編成の槓杆たるべき企業整備令が去る十五日に愈愈本島にも施行されたが同令の强力なるに鑑みその運用については督府企畵部談を以て發表された通り本島の經濟段階其他各般の事情をよく勘案の上慎重なる考慮を拂ふことになつた。いふ迄もなく中小企業の整備統合は國防經濟が要請する(一)重點主義による生產力の擴充(二)物資減少による配給の圓滑適正化(三)勞務動員計畫の遂行等三大課題を解決する為の必然的過程であるから本島に於ても特殊事情の介在にも拘はらず同令の所謂傳家寶刀的存在によつて最少範圍に且つ最少限度の犧牲を以て企業の整備統合が行はれることは最早免れない事實となつて來てゐる。そして整理を為すべき業種、整理の方法、時期等に關しては府關係部局に於て極めて慎重な態度で整備統合方針の立案に取りかかつてゐると傳へられてゐるが茲では臺灣經濟の特殊性に鑑み特に左記の諸點を指摘して見たい。

由來中小工業の整備統合と云ヘば直ちに企業合同を以て唯一の方式かに考へられるが本島では工業化の立遲れを克服する點に於て大企業への整備擴充も必要には違ひなからうが其反面に於ては日用雜貨等の自給自足體制を確立する上から中小工業を强化育成することも極めて大切であると言つてよい。配給部門について同樣であつて本島に於ける中小商業者は內地に比してそれ程過剩ではないから行き過ぎたる拔取整理によつて却つて物資の配給不圓滑を來すことのないやうに注意を拂はなければならぬのであるがその際特に必要なことは中小商工業の整備統合と勞務動員に基く職業轉換との表裏一體的な關係に深甚なる考慮をめぐらしこの兩者を照合して計畫を樹てて實行しその間齟齬を來してはならないことである、蓋し轉換廢業者を如何なる方面に供出するかについては目下のところ尚確たる見透しがたてられない本島の現狀では右のことが最も懸念とされる點であらう。從つて內地に於けるが如く勞務動員計畫に基く要員供出が强く愛請される結果中小企業の整備統合も割合迅速に行はれるに反して島內の整備統合が所期通り進捗せず又進捗するにしても事業の廢止と就職との間には相當の時間的間隔を要するといふ事態が招來される事も一應考へられるのであるがかかる矛盾を如何にして克服するかは確かに整備統合の前途に橫はる最大難關であると云つてよい。

更に整備統合は「同業者の共助精神に基く自治的共助方法」によつて行はれるであらうがこの場合統合の中心機關となるべきものは商工業組合以外にないとすれば現在に於ける各種任意組合がそれぞれ系統的に組織化される必要がありこれに法的根據を附與するものとして組合法令を一刻も早く施行することが望ましく又この外に犧牲者の圓滑なる轉業を圖るには政府に於ても內地程大規模でなくても何らかの施設を講ずる必要があるであらう。だが企業の整備統合は以上述べたる政府當局の用意周到なる施策にも拘はらず業者側の積極的協力なしには迅速且つ圓滑に行はれない限り關係業者はこの際戰時經濟に對する正當な理解の下に滅私奉公の誠をつくし苟しくも便乘的態度に出ることなきやう自戒せねばならない。

02 無敵海軍に感謝 全軍官民の赤誠慰問品 海軍武官府に傳達
03 高松宮殿下 篤志家、事業團體に賜金 有栖川宮記念厚生資金中より
04 ビルマ作戰軍の合同慰靈祭 昨日嚴かに執行さる
05 圖像:卅一團體を一丸 大日本海岸聯盟の發足
06 戰死者遺族を 總督代理弔問
07 我海鷲に感謝 新竹中生感激の 献金
08 不屈の陸鷲魂發揮 林軍曹片發の生還
09 臺灣始政記念祭
10 飲食物業者自治組合祝賀行事
11 黑星續出の米政府 國民愈よ腐るばかり
12 圖像:軍司令部に慰問品の献納
13 產業戰士訓練所 十八日晴の開所式擧行
14 360組 譽の子寶家庭 始政記念日に表彰
15 宜蘭市國語 家庭懇談會
16 國語報國運動を展開 國語家庭會、常用強調週間に
17 面喰ふ從軍記者團 上饒城遲馳せの入城記
18 足も取られて 豪奢な生活に深刻な變化
19 農村刑餘者に親心 州聯合保護會農民鍊成道場創設
20 物淒い南方熱 泰國語教授物色に上京した 遠藤高商校長手ぶらで歸る
21 學徒に職場の禁地 產報會で實習隊の組織化へ
22 須賀喜三郎氏逝去
23 譽の合格者激勵 新竹市青少年團大會を開催
24 高雄州青少年團 廿一日に晴の結團式
25 ときの声
26 重慶政權で幽 靈炭山を發見
27 青年に正しい時局認識 市內邊陬地區で巡回講演會
28 不德行商人に鐵槌
29 人事消息報社消息
30 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 指導力を旺盛に 臺中市學校長會議の指示
02 青年校の指導者 七月上旬に講習會
03 最後の奉仕 臺南國婦全員 陸軍墓地清掃
04 清水南青少年團 結團式
05 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(四)報社消息
06 先づ上層部から 率先して範を示せ
07 圖像:橫綱以下簡閱點呼
08 貯蓄獎勵策協議
09 一戶に簡保一口 貯蓄週間に增加入運動
10 內藤囑託講演
11 奉祝リレー競走
12 名譽の若者の 壯行會催す
13 產業道路を改修 臺東―鹿野―上原―富原間
14 張り切る若人達 晴の入所を控へ豫備訓練開始
15 龍潭競漕大會 開催愈よ迫る
16 忌明に献金
17 圖像:米戰鬪機の末路
18 お話は國語 寢る時は消燈 奉公班世話役で勵行申合せ
19 譽の國語家庭 あす認定證を交付
20 密醫二名檢擧
21 桃園名所は 辨天池よ
22 龍攘虎搏の熱戰 嘉義壯丁の國技角力
23 映畫の夕
24 責任感の強い 陳青年を表彰
25 排球大會を開く
26 地方多より
27 今日の映畫
28 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 南方製糖工業を アルミナ工場に轉換か
02 州下の小作狀態
03 干バナナの移出 許可制を實施 松野特產課長談
04 臺灣農器具會社の 救濟策を協議
05 鐵工統制協會の 新入會員
06 纖維製品機構整備委員會 近く人選に着手
07 臺北商工會議所 官選議員決定
08 庫所長會議 第一日目を終る
09 府清水技師逝去
10 修理資材の確保に 臺灣自動車加工業組合を結成
11 大東亞戰公債 五億圓を發行
12 二林吳服共販組 創立總會
13 商況(十五日後場)
14 照明燈
15 ラジオ
16 水滸傳(703)/黃得時;碇政彌
17 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 米、蔣聯合企圖を破碎 浙贛作戰の重大意義
02 八百餘粁の大行軍 苦鬪中の樂しみを素描
03 陸鷲、鳳林鎮を急襲
04 伊空軍赫赫の戰果 輸送船團護送中の英艦隊を攻擊
05 軍票ペソ渾然一體 比島の通貨工作成功
06 獨伊軍猛進 アクロマを突破
07 北阿の獨軍 猛攻を開始
08 獨軍司令部十 五日發表戰況
09 在米獨人引揚ぐ
10 圖像:「見敵必滅」出動する母艦上の海鷲勇士牧島海軍報道班員撮影、海軍省提供、海 軍省許可濟第五七一號
11 歐洲の第二戰線 全然見込みなし
12 印度獨立運動の 第一步を踏出す 獨立聯盟總會決議宣言
13 坪上大使と 獨公使の祝辭
14 一擧に敗殘敵殲滅 廣東省東部の山岳地帶
15 ダーウインを猛爆
16 米機土領に不時着
17 ウオール街 頓に大動搖の色 ニユーヨーク相場暴落
18 米英、謀略に利用 交戰水域擴大獨聲明を
19 米紙、自慰的 解釋を下す
20 ニユー.カツスル 市民の動搖甚し 突如防備砲火を開始
21 香港敵性三銀行 清算を命ず
22 錫の增產に 聯合國側躍起 貧鑛で惡條件
23 紙上計畫の宣傳 我が勝利を阻止し得す 英米ソ條約獨當局言明
24 府縣廳機構の 簡素化
25 カー駐ソ英大 使露都着
26 滿洲國最初の 歸國許容者 四氏新京に着く
27 帝都治安に 精進したい 吉永新總監談
28 墨海軍米艦隊編入
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “姿なき敵に備へよ” 具體的實踐の指導等に主眼 近づく防諜強化運動
02 始政記念祭式典に 陸海軍から代表參拜
03 司法省、警視廳へ御成り
04 長谷川總督、けふ 近郊の五工場を視察
05 恒例の諸種表彰、傳達式 臺北州あす祝賀式終了後に
06 豪華なプロ決定 放送協會の奉祝始政記念日
07 崩れゆく英軍事據點(一)
08 印度洋篇 強奪した砲列の港 アデン包む沙漠の呪ひ
09 島都の商議戰 けふ四名屆出
10 訓練部に合流 新竹州下各市郡の 奉公挺身隊發展的解消
11 譽の合格者を激勵 來月七日公會堂で盛大な壯行會
12 臺灣憲兵隊司令部 廿七日開廳式を擧行
13 谷口臺北憲兵 隊長初度巡視
14 圖像:白衣の勇士から歌の先生に感謝狀
15 白水海軍中佐 新竹で講演
16 妊婦保護指導 講習會を開催
17 全島第一種空訓 廿二日より五日間實施
18 歷史の古戰場 皇軍占領の上饒
19 基隆部隊を慰問 將兵慰問の第一班
20 澎湖廳民の赤誠 川添廳長慰問袋傳達
21 城煌廟の祭典 廢止を決議 城北區長月例會
22 第二回聖戰展 事變記念日を中心に 七月一日から開催
23 至急に屆出よ 國民兵で自動車運 轉免許證所持者
24 “山に描く感激” 東京放送局全國に錄音放送
25 逞しい筋骨美 新竹州下徵兵檢查開始
26 人事消息
27 真瀨田ヨシさんを表彰 コレラ患者早期發見の殊勳者
28 沖繩經由者だけに
29 煙幕
30 今夜の放送
31 商況(十六日前場)
32 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 始政茲に四十八年 愈よ決意を新に 長谷川總督語る頭條新聞

皇威八紘に治く大東亞共榮圈建設の巨步を進めつつあります秋、茲に本島始政第四十七回の記念日を迎へ闔島六百萬の官民各位と共に謹で皇室の彌榮を祈念し奉り、本島の盛運を祝福致しますことは、洵に感激に堪へない所であります。

惟ふに本島改隷以來旣に四十有八星霜、歷代總督は一視同仁の聖旨を奉戴し、夙夜精勵之れ努め官民亦能く力を本島の開發に致したる結果、嘗ては瘴癘蠻雨に鎖された所謂化外の地とせられたる本島も、全く其面目を改め治安の維持を始めとし產業に、教育に、衛生に施政百般の治績、燦然として世界植民史上類例を見ない成果を擧げて居りますことは、內外の齊しく驚異とする所であります。今日生を本島に享くるものとして往時を追懷し、轉た今昔の感に堪へないものがあり、先人の努力と奮闘に對しては、島民各位と共に衷心より感謝措く能はざる次第であります。今や我國は、御稜威の下忠勇なる皇軍將兵の勇戰奮闘に依つて、連戰連捷、馬來に、蘭印に比島に、ビルマに東亞禍亂の根源たる米英の牙城は相亞で陷落し、東太平洋より西印度洋に到る渺茫幾千里に涉る大東亞の海陸は、悉く我が制壓下に慴伏し、實に世界戰史に比類なき戰果を收めて居ります。然しながら我國の企圖する新東亞を建設し、延いて世界新秩序を樹立し肇國の大理想たる八紘一宇の偉業を顯現するには、前途尚幾多の銀難を覺悟しなければならないのでありまして、吾吾は愈愈堅忍不抜、必勝の信念を以て飽く迄所期の目的達成に邁進しなければなりません。特に本島は領臺以來、帝國南門の鎖鑰、南進の基地として國防上將又產業、經濟上實に重要なる役割を果し來つたのでありますが、殊に大東亞戰爭勃發以來、其の地位と使命とは飛躍的に重きを加へて居るのでありまして、今日こそ本島の地理的重要性と、過去に於ける貴重なる體驗と試鍊とを活用して以て本島に負荷せられたる特殊重大任務の完遂に、渾身の力を致すべき秋と思ふのであります。

本日始政記念日に當りまして六百萬各位と共に先人の餘慶に限りなき感謝の意を表すると共に、愈愈決意を新たにして官民渾然一體、各各職域奉公、臣道實踐の誠を効し國威の宣揚に勗め以て皇恩の萬一に應へ奉らんことを期する次第であります。

02 要衝鷹潭を占領! 貴溪市に殺到攻略
03 壯絕な攻防戰展開
04 三省境の殘敵掃蕩 第二次封鎖陣を完成
05 冀中共軍の剿滅戰果
06 蔣、上饒に飛來 投降敵將校の言
07 敵機擊墜百十一機 ボートダーウイン攻擊十七回に達す
08 學徒奉公隊幹 部鍊成會
09 餘りの淒絕さに シ驅逐艦長遂に發狂 敵側から見たバリ島沖海戰
10 重要役割を果せよ 井野拓相の祝辭
11 國民運動團體協議 會第一回幹事會
12 感奮興起せよ 總務長官齋藤樹
13 英艦船十五隻を擊沈破 伊空軍、英護送船團攻擊の詳報
14 汪主席閱兵 きのふ廣東で
15 東部ジヤバの 地方長官會議
16 新比島政治家 心得 ヴ長官のお達し
17 各調查會委員 會の廢止改組
18 リビア戰線 英軍重大危機
19 セヴアストポリ攻略戰 いよいよ熾烈
20 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 產組の方向 轉換と理念社說

從來我國に於ける產業組合は自由主義經濟組織の下に於て中小業者の維持發展を圖るといふ國家的要請に基いて獎勵されて來た。此の場合の產業組合の社會的機能は中小獨立生產者が孤立分散した儘商品交換流通過程の中に捲き込まれる際に商業資本及び高利資本から自己を防衞し零細農經營から必然的に生ずる諸缺陷を組合組織によつて克服し商品交換經濟の發展に適應せしめんとするにあつた。ところが事變の長期化と共に各種の統制が强化され、產業組合への要請は單なる中小業者維持のための流通過程の合理化のみに局限せずして更に進んで農業全體のための生產力維持擴充に重點を置かねばならなくなつた。然しながら斯かる方向轉換は決して本來の組合精神を一掃するのでなく、單に自由主義的經濟主義の外裝による形體を拋擲するだけであつて組合の傳統精神たる隣保協同と社會連帶の道德觀は寧ろ更に一段と高揚しなければならない。

そこで內地に於ける產業組合が最近農村の勞力不足を補ふために如何にして機械や畜力を導入するか、又其の普及のために共同利用化を促進させるか、共同炊事、共同託兒所の普及を行ふか、土地生產力を高めるために如何に自作農の創設を進めるか、食糧農產物供出のために如何にして倉庫を整備するか、或は農村保健の對策として如何にして醫療施設の普及を圖るか、それらの仕事に對して單に資金を供給するとか、資材を確保するとかいふ許りでなく、更に村全體の自發的協力組織たるべき役割を負はされてゐるのである。されば去る六月二日東京丸の內產組中央會館にて開催された全國產業組合代表會に於て(一)民族力の增强、(二)食糧增產の遂行、(三)戰時金融活動の强化(四)戰時組合態勢の强化、(五)物資配給機構の確立實現を決議して今後產業組合の進むべき方針を示されてゐる

本島に於ける產業組合は金融部面に於て引續き順調な發達を辿つて來たが、共同購買方面は早くも農會の肥料統制によつて其の仕事が奪はれ、米穀共同販賣方面は米穀管理の實施によつて其の業務が廢止され、農業倉庫の經營は各州米穀納入組合の設立によつて其の機能が停止され、事業組合の業務は各種統制組合の簇出によつて其の活動分野が狹られつつあるは明かである。然しながら全島產業組合の數が既に五百に達し其の組合員が六十萬人を突破したので一戶平均五人とすれば全島總人口六百萬人の約半數が產業組合に關係してゐる事は之を推察するに難くない。從つて斯かる非營利的組織を統制經濟に於て如何に之を活用するか、今後殘されてゐる問題であらうと思はれる。近く產業組合聯合會が設立されんとしてゐるから、當事者が上記戰時下の新指導方針を以て雄雄しく本島產業組合の再出發に努力せられん事を熱望して止まざる者である。

02 戰捷に輝く始政記念日 重大使命の完遂へ 固めよ‧島民不退轉の決意
03 消える午前午後 國鐵今秋から二十四時間制 臺灣も同時に採用か
04 敢然任務を遂行 山本兵長壯烈な戰死
05 失明者用懷中時計 皇太后陛下が御下賜
06 島民の“納稅報國” 督府で優良市街庄等を表彰
07 鮮魚の配給機 構整備成る
08 無敵皇軍へ献金 十六日軍司令部扱
09 臺北市米穀商 業奉公團結成
10 勤續職員と納 稅表彰式
11 蓬萊米の比島移植 大規模に植付を開始
12 宜蘭陸軍病院 分院を慰問
13 お茶殼を献納 物云はぬ戰士に
14 豫算相當額增加 離京の高橋主計課長談
15 圖像:東條首相が精米所を視察
16 刑務所勤續職員表彰
17 羅東水害豫防 組合水防演習
18 三億貯蓄強調運動 十九日から卅日まで實行
19 蕃地の積極的 開發
20 國語家庭懇談會 けふ州會議室にて
21 高雄民報商事株主總會
22 壯丁團員の野 外演習
23 ラジオの受信機 登錄並に周波數を制限
24 “劇と舞踊”發 表會を開催
25 防諜映畫を上映
26 古ワイヤロープの 闇取引一味を檢擧
27 鐵道對遞信野球試 合
28 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 始政記念日 躍進臺灣の真姿/宮木廣大
02 本島の真價發揮/森田俊介
03 益益發奮努力/一番ヶ瀨佳雄
04 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 始政記念日祝辭 臣道實踐へ 擧國總進軍/坂口主稅
02 敗戰の米國表情(上) 整然と引揚を待つ在米邦人
03 廣告
第06頁
日刊第5版
序號 標題
01 善行の譽は高し けふの佳辰に表彰される人人
02 情操教育の振興 視學會議で指示
03 献穀畑拔穗祭
04 賞賜物件傳達 板橋街役場で
05 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(五)報社消息
06 朗かな親切運動 先づ官吏層から垂範
07 屏東の徵兵檢查
08 纖手に赤誠罩めて
09 增田臺電社長 陸軍病院慰問
10 皇民塾を督勵 橫山市長推進に出馬
11 育兒報國家庭
12 田中訓練部長を 迎へて懇談
13 燒夷彈の處置法 臺中市空訓で猛訓練
14 輝やく保甲役員
15 彰化市の紀念日
16 內藤氏高雄で講演
17 豐原郡空訓
18 拔打ち動員令 員林郡溪湖聯青團に
19 佛教奉公團で
20 生活部長會議 臺中教化會館で開催
21 警察事務監查
22 赤誠の慰問演藝
23 覺悟を新たに 鍊り上げた商奉團幹部
24 高雄の新國語家庭
25 談笑裡に 國語習得
26 屏東市、郡の 國語家庭
27 秀る苗は稔る 共同苗代で萬全の管理
28 北港街臨時 協議會
29 臺東一期米初檢查
30 防諜劇脚本 當選發表
31 傳道說教
32 地方多より
33 廣告
第07頁
日刊第6版
序號 標題
01 比島の電氣經營 幹部以外は比島人を使用 歸社の松尾理事語る
02 貯蓄獎勵懇談會で 金融機關增加額決定
03 內地に於ける(六) 貯蓄獎勵強化策
04 小作關係改善に 小作官會議を開催 來月一日市公會堂で
05 丸岡運輸課長上京
06 配給改善に 米穀局乘出す
07 輸出向干バナナ 青果會社に委託輸出
08 鋼材の配給統制 近く強化機構確立
09 局鐵運輸研究會 十六日開催
10 照明燈
11 商況(十五日後場)
12 ラジオ
13 水滸傳(704)/黃得時;碇政彌
14 廣告
第08頁
日刊第1版
序號 標題
01 沙市方面へ新行動 武漢地區の敵掃蕩戰頭條新聞

【漢口十六日發同盟】武漢地區のわが軍は十五日沙市方面に向け新行動を開始したが六月初旬以來各方面に於る戰況左の如し

一、荊門地區荊門周邊に侵入の敵第百八十師及び新四軍の一部を掃蕩した

一、京漢沿線双橋鎮(廣水東方十二粁)附近に於いて國民政府軍第十一師と協力保安第四旅團六百の敵を潰亂せしめた

一、下新集(孝感東南方二十粁)附近に侵入せる新四軍四百五十及銅主店(黃陂西南十二粁)に於いて新四軍五百に對し猛攻を加へ潰滅せしめた

一、新場(當陽西北十六粁)附近で敵第百七十九師及び武安山(當陽西北六粁)の新四軍を攻撃掃蕩した

02 敵著しく戰意喪失 第三戰區擊滅戰、幾多の示唆
03 南方作戰と糧食
04 給養上三つの特色 陸軍經理當局に聞く
05 隨所に敵を捕捉
06 嚴かな始政記念式 昨日督府正廳で擧行
07 圓貨を法定準備貨とす タイ國大藏省の布告
08 官吏南方派遣に應じ 速かに官界新體制確立 委員初顏合せ谷情報局總裁挨拶
09 新編第三師長 劉月亭が投降 部下を率ひて
10 日本新聞會 用紙供給量を決定
11 年產廿萬瓲 待望の煙が上る!スラバヤ、オ油田から
12 日本醫療團 二監事を任命
13 本來の海防艦建造 他の艦種と同樣に
14 スマトラ大發電計畫 增永軍政顧問の視察談
15 英護送船團を猛爆 獨軍司令部特別發表
16 翼贊會戰時貯蓄 動員本部の役員
17 ダーバン一帶に 空襲警報發す
18 每夜燈火管制
19 フレ族反英運動 日日深刻の度を加ふ
20 英軍の危機迫る 北阿、樞軸國側が攻勢
21 英軍撤退公表
22 ソ聯軍事使節團 メキシコ市着
23 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 臺灣の經驗活用へ 始政記念日を迎へ長谷川總督放送
02 始政記念祭 各神社で嚴肅に執行
03 皇后陛下の御仁慈 海軍白衣の勇士に繃帶御下賜
04 帝都督府出張 所の祝賀式
05 假出獄の恩典 全島模範受刑者七名に
06 始政記念日奉祝の夕 昨夜市公會堂で盛況
07 臺灣始政記念 日の夕盛況
08 我等の人情首相 制服の乙女達を激勵
09 譽の合格者激勵 新竹市青少年團で壯行會
10 善行者並に勤 續者の表彰式
11 臺北市青少年團 佳き日に結團式擧行
12 步武堂堂の分列式
13 宜蘭郡青少 年團結團式
14 港都青少年團結成式
15 島都の商議戰 屆出は昨日正午で締切
16 篤行團員表彰
17 蘭陽一期米 續續鎌入れ
18 ヨイこども の軍馬慰問
19 隔離收容者解除
20 熱帶醫學會發會式
21 軟式庭球選手權大會 申込廿一日迄に
22 科學玩具募集 帝國發明協會で
23 人事消息
24 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 輝く始政記念日 多彩な各地奉祝行事
02 燈籠献納式 花蓮港神社で擧行
03 賞賜物件傳達式 屏東市で嚴肅に擧行
04 青壯年層に聽く 奉公運動の新展開(六)報社消息
05 推進力を確立し 青年學徒に呼掛けよ
06 工業高雄の前提 砂防工事具體化せん
07 志願兵合格に 山の青年感激 守田勇吉君
08 奉祝對抗リレー
09 空訓狀況を視察 森田知事大甲郡へ
10 鄉土防衛完し 能高郡の防空訓練終る
11 納稅優良區表彰
12 農村慰安會 增產戰士喜びを滿喫
13 桃園双葉會 發表會好評
14 花蓮港廳青少年團 記念日に晴れの結團式
15 麻豆街の 皇民塾開始 記念日をトレ
16 街庄吏員鍊成 北斗郡で開始
17 國語普及に全馬力 二林街一齊に乘出す
18 體位向上論文 入選者發表
19 桔梗俱樂部員鍊成會 彰化市支會で開始
20 遺家族慰安會
21 屏東少年野球
22 志願兵合格者 祝賀會
23 羅東の移動展 盛況
24 彰化奉公壯年 團情報部會
25 彰化商議總會
26 高雄女新高登山
27 商況(十五日後場)
28 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 学芸 戰爭と文化の使命/中谷孝雄
02 五本の指を使ふ 面白いタイ國のジヤンケン 私達も真似ませう
03 スチール課 稅疑義解消
04 ラジオ
05 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 マレー建設の實相 迅速‧開發の一途 戰爭遂行上內地の要求充足
02 四日間に亘る未曾有の猛爆擊 モレスビーとダーダーウイン 黑煙‧天に沖するばかり
03 空陸呼應の新作戰 南支我精銳、頑敵擊碎
04 浙江の敗戰に 蔣介石周章狼狽
05 モレスビー戰線 片端から猛襲擊墜 後から後から增援せる敵機に 激烈な死鬪を續行
06 米機は燃料不足で トルコ不時着か
07 濠洲政府 軍事會議開催
08 佛系カナダ人 反政府暴動
09 二百卅億の貯蓄 東條首相、必要を力說 戰時貯蓄動員中央協議會
10 米新大型戰艦 の建造を延期
11 圖像:南方の新占領地巡視の寺內南方方面陸軍最 高指揮官六月八日昭南島着山下マレー陸軍最高指揮官以下の出迎を受く
12 米の虛構樂觀宣傳 本場の英でも憂慮
13 伊軍の戰況 司令官十七日の發表
14 西國の新樞軸政策 スペイン外相訪伊の目的
15 トブルク攻略戰 目睫の間に迫る
16 醫療衛生用品 配給統制要綱 地方長官に通牒
17 濠洲民需品生產部門 大規模に操業停止發令
18 英軍の企圖粉碎 トブルク陷落せば エヂプト進擊容易
19 米、コスタリカ ゴム協定締結
20 米船舶四隻 又擊沈さる 米海岸沖合で
21 佐藤駐ソ大使 ヴ外務次官訪問
22 全島中等學校 軟式庭球大會
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 陳情の市議を奇襲 “奉公運動の實踐者たれ” 總督さん激勵一席
02 今井山口部隊の諸英靈 明朝に無言の凱旋
03 戰果に應へる愛國譜 軍司令部へ献金部隊續續
04 勳章傳達式 基隆市長公室で
05 圖像:洗濯する驅潛艇乘員
06 貯蓄勵行座談會 軍官民關係者を招き 奉公會本部で開催
07 島都學童の貯蓄報國 決戰下賴母しい數字
08 國威宣揚に大轉換 觀光局、從來の方針一擲
09 模擬木造家屋を建造 港都で燒夷彈處置の實際訓練
10 最後的「標準漢字表」 國語審議會で正式決定
11 各代表に聽く意見 戰時貯蓄動員中央協議會
12 航空ホテル建設 局部長會議で打合
13 名宰相王安石や 陸象山の故鄉 皇軍占領の撫州
14 新竹州皇奉市 郡支會長會議 けふ州會議室で
15 基隆市營バス 料金值上認可
16 產業戰士訓練所 けふ晴の入所式擧行
17 志願兵訓練所の 整地作業に奉仕 勤報臺北訓練所生
18 一同元氣で働いてゐる 高砂族義勇隊員引率者荒川警部補の便り
19 全島學生陸上競 技選手權大會 申込廿三日迄に
20 人事‧消息報社消息
21 煙幕
22 興南詩苑漢詩

新嘉坡雜詩/黃公度、夏日遣興/痴雲、敬贈茘枝附呈傅翁郢政/靖海、靖海君親携荔枝來贈且勝以詩率此酬謝/鶴亭

23 今夜の放送
24 商況(十八日前場)
25 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 德治主義を採用 「政治七分、軍事三分」の段階 渡邊馬來軍政部長談頭條新聞

【昭南市十八日發同盟】大東亞戰爭以來六ケ月半シンガポール陷落の日より四ケ月餘全スマトラ島戡定完了後約三ケ月この間昭南市に本部を置くマレー軍政部は管下各地域における經營、建設に文字通り不眠不休の活動を續け來つたが第一線將兵にも怠らぬ建設戰士の苦闘は今漸く報ひられて昭南、マレーにおける軍政は當初の作戰追隨の段階を脫して本格的な軍政施行の段階へと發展しこの間治安確保、行政復活、民族指導、產業開發文化、建設等各部面に於る再建工作もまた著しく進捗し今や此新たなる建設の段階に對處すべき一段と適切なる指導理念と具體方策とが要求されるに至つたこの要求に應ずるため渡邊マレー軍政部長は過日來十日間に亘りマレー各地を巡視し具さに軍政の實狀を視察すると共に各州知事以下行政官に對し新段階に對處すべき軍政指導の諸方針を指示し合せて多數の現地行政官より各地の具體的情況を聽取、十六日昭南市に歸來したが十七日軍政部長宿舍において新聞記者團と會見、マレーの現狀と本格的建設の軌道に乘つた軍政の現段階について左の如く語つた

一、治安今までの治安工作は作戰に伴ふ實力行使に依つて鐵槌を降すといふ遣方が中心であつたが今や治安の問題は宣撫を主とする治本的治安確立の時代に入つたと云ふことが出來ると思ふこれは所謂「政治七分に軍事三分」の段階で政治を民眾の間に浸透させ民眾の自發的協力を得ることで最も大切な秋である現在現地の民眾も確かにこの段階に入つてゐると信ずる、このやうな段階に到達することは本來なかなか容易でないのだ、占領後早くも三ケ月でこれに達したのは大成功だ、現狀に即應する皇軍の態勢と行政機關の強化とに依つて治安維持の態勢を確立することが愈よ急務だと痛感する

二、行政行政上の根本方針としては正に德治主義を採用すべきである、徒らに法規條令に捉はれず時時變化する情勢に即應しつつ刻刻實行を以て對處し特に指導者を以て任ずる行政官は率先垂範を旨とする必要がある、これがためには草鞋履きで現地の隅隅まで廻つて下情を認識體得することが第一だ日本人官吏の數は最少限度に止めたい、現在各州十四五人程度の最少限の數で最大限の力を發揮すればよい、原住民は日本人の精神力發揮に感心するのだ

三、民族當地の華僑はシンガポール攻略直後奉納金の献納を申入れて來たが來る二十日にはその五千萬圓の献納式を擧行する運びにまでなつてゐる、これを契機として華僑の間には捲土重來の氣運が強く働いてゐるのが感じられる、又當地の印度人の間には獨立運動推進を希望する傾向が顯著だが軍としてはマレーの新秩序建設に阻害を來さない限りこれを支持して大東亞建設の聖業に協力せしめる方針だマレー人は皇軍の進出を歡迎して心から協力したいと希望してゐる、真に愛すべきで又大いに啓蒙すべきだ、民族指導の根本方針は物質的誘惑に依つて住民の心と態度をなくすやうな自由主義的搾取主義的な英國流の遺方を清算して日本としては所謂「可愛いい子には旅をさせる」方針を執り彼等に強い精神力と肉體力とを與へることだ幸ひにして彼等の協力態度は極めて強い、彼等とともに東亞共榮圈建設の大理想のために共苦共樂すると云ふ我我の真意を徹底させることが大切だ

四、產業ゴム、錫などの重要資源については共榮圈の防衛と發展のため必要な要請に十分應じ得る態勢は既に現地において十分に整備した、住民の食糧問題は英國の政策は原住民から自給自足の能力を奪ひ去り彼等を不健康と不自由の狀態に陷入れることであつた日本の方針はこれに反して現地において出來るだけ自給自足の態勢を整へさせようといふ行き方だ、この為先づ增產對策で休閑地や未開墾地の開拓をやらせることも必要だし現在の一毛作を二毛作にすることも肝腎だ、日本が農民を呼んで增產を指導せることも考ヘてゐる、自給自足の第二の方法は食糧の移輸入對策だがこれについては七月一日から陸路輸送を更に強化するなど各種の手段で不足米の移輸入に萬全を期してゐる、食糧問題に關聯して是非とも必要なことは食生活に對する觀念の是正で現在マレーの市民は三合の米を配給されてゐるが二合三勺の內地の實情に比べると實に贅澤だから忍ぶべきは十分忍ばせるようにしなければならない、

五、財政金融マレー各地の財政はいづれも極めて堅實に進行して居り現在既に總計○○百萬圓の剩餘金を餘してゐる程だ、これ等の使ひ道については交通、慈善、救濟食糧增產、造船、產業開發などの有用な部面に基準をおいて考へる必要があることは勿論だ、金融機關は正金銀行の指導下に華僑銀行や庶民金融機關が活動を開始しつつある

六、交通陸路交通で一番重要なのは自動車の問題で戰爭で減少した自動車を補給することはまづ第一の要務だ、これと共にガソリン或は代用燃料の入手も必要だがゴムから代用燃料を取る方法も進んでゐるから心配はない、鐵道は來る七月一日から今までの定期列車に更に增發、タイとの直通列車も開通するだろうから、時と共に輸送能力は著增することと思ふ、海上トラツクの必要を痛感されるので目下各州とも大童で製作中だ、七、邦人の問題今後大いに邦人の指導者に來てもらふ心算だが彼等を訓練するために來年四月から當地で經論學園といふ訓練所を開いて高等學校卒業程度の者を二年間入れてここで訓練する、そしてこれ等の人人の手で民眾の啓蒙運動が行はれ民眾の力が下から盛り上つて來た時初めてそこに正しい民眾運動も期待し得るものと思ふ

八、所見今度マレーを步いて見て最も感じたことは次の二つである、その第一は日本人の優秀さである、戰前こちらにゐた日本人達は數も少く必ずしも身分の高い者ではなかつたがそれ等の人人が各地の行政に參加して恐るべき精神力を發揮してゐたといふ事實がある、これは日本人のみが持つ利害打算を離れた誠の心に依るものだと思ふ、この誠を以て進めば日本の南方經營は必ず成功するに違ひないといふ確信を得た、第二に感じたことは現地人の協力で長い間英國の欺懣政策に欺かれてゐた彼等を初めて日本人の誠の全線に觸れてわれわれに協力したいといふ切實な氣持を持ち始めたのだ彼等は誠の心を望んでゐたのだ、われわれは火の玉となつてこの誠を貫き原住民達の熱烈な協力に應へるべきだと痛感した

02 敵の重要軍事施設大半を潰滅判明 ダツチハーバー急襲の戰果
03 米國の反擊企圖 全く一場の夢を化す
04 圖像:我が海の精銳鄱陽湖一帶を制壓(寫真は鄱陽湖へ向つて進擊中 の我艦艇)(海軍省許可濟第五七一號)
05 鐵道省の委員 初會合
06 獨軍司令部の 戰況發表
07 國民貯蓄の大評定 目標達成に挺身 皇軍の戰果に應へん
08 間斷なき肅清作戰 北支軍五月中の戰況
09 興亞院關係 委員の初顏合
10 壯烈な擊碎戰展開(北支)
11 正式調印 泰に二億借欸供與 日本銀行を通じて
12 大藏大臣談
13 東京が金融中樞 ワニツト泰國經濟使節談話
14 伯國防潛網敷設
15 ユーゴ―籍汽船 魚雷攻擊を受く
16 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 氏神祭の獎勵と廟祭社說

數日前の東京通信によれば、中央教化團體聯合會では、氏神を中心とするわが國本來の生活樣式に復歸するため、昨年六月から宮內省、神祇院、文部省等から成る特別委員會を設けて國民に對する氏子觀念涵養方策について研究を重ねてゐたところ、この程成案を得て十數項目に亘る實踐方策を發表したことはその內容と共に本紙既報の如くであるが、蓋し氏子觀念の昂揚こそ現下國民生活上まことに緊要なことであつて、われ等は双手を擧げてこれに賛意を表するものである、內地に於ては都市は勿論のこと津津浦浦に至るまで氏神が鎭座して氏子である町村民尊崇の的となつてゐることは遠き昔からの良習である。愛兒が誕生しては宮詣り、生育しては七、五、三のお祝ひ、入學、入營結婚等の報吿から、農村の豐年祭商人の商賣繁昌、出征兵士の武運長久、戰勝祈願等等喜びにつけ、悲しみにつけ、悉く氏神の神前に於て行はれ來たり、日本民族、日本國民はまさに氏神と共に生生發展して來たといふも過言ではない

往年、林銑十郎首相は「祭政一致」の語をしばしば用ひたが、政事は祭事である、支那事變以來、氏神の祭は餘りにも閑却され過ぎ、最も肝要な氏神を中心とする氏子の祭が日本國民の逞しき推進力であることさへも忘却されたる憾みがある。ここに於てわれ等は當局に對し靖國神社の大祭と共に氏神の祭こそ許される限り心から盛大に行はせ、祭を通じて國民の士氣を鼓舞することに努むべきであると提言したい、ただ遺憾なことは臺灣には內地の如く氏神が全島到る處に鎭座してゐないことである、臺灣は從來寺廟が各地に在つてその祭が內地の氏神祭の如く行はれてゐたが、當局の寺廟整理の方針によつて大部分は廢止され、僅かに著名なものが殘されてゐるに過ぎないので、島民は大麻を奉戴して家庭祭祀を嚴修してゐるだけで地方によりては氏神の祭を行ふこと能はざるものがある、これ等に對して當局は、將來は氏神に歸一するとしても過渡的に臺灣神社、臺灣護國神社の大祭と共に島民の信仰厚き寺廟の祭を時局にふさはしく行はせ以て島民に對し精神的慰安を與へ延いては銃後の士氣を振作すべきである

然るに傳へらるる所によれば、島都大稻埕の名物にして全島的有名な城隍廟の祭典廢止が城北二十四區長會によつて決定され、しかも各州廳當局に對し同祭典廢止につき參拜者の嚴重取締方及び祭典當日參拜者と覺しき者の市バス乘車拒絕方をそれぞれ依賴したといふ、その理由とするところは地元は固より全島各地から多數の島民が押寄せ盛大な宴會等が催され時間的にも物質的にも非常な浪費をなし時局柄面白くないといふにある、成程これは一應の理屈としても、參拜者の取締、バス乘車拒絕に至つては餘りにも行過ぎたものではあるまいか內地でも氏神以外に信濃の善光寺、四國の金刀比羅樣、成田の不動樣、川崎の大師樣と云ふ如く全國民の信仰厚き寺社が相當あり、農村の善男善女はこれに參詣することを無上の樂しみとして、賴母子講を作り、町內貯金、無盡などまで營み一年二年、孜孜として働いてこれが旅費を蓄へてゐるが、これは本島の農民なども亦然りと思ふ、彼等が一年一回參拜する樂しみのため日夜生業に精勵してゐるを思ひ、更に參拜することによつてその一家の無病息災、家業繁榮が齎らせると信じてゐるを思ふならば、淫祠邪教に非ざる限り、又時局に逆行せざる限り禁止するには至るまい、寧ろ大國民の襟度を持ち、銃後の日本の底力を示す意味からしてもかかる祭典は適當な指導の下に認むべきではあるまいか、云ふまでもなくわれ等は所謂お祭り賑ぎや時局に逆行せるものを獎勵せんとするものにあらずして只管心からなる祭をこそ氏神祭と共に主張するものである、

02 出せ!臺灣の底力 三億貯蓄へ總進軍 けふから一齊に強調運動
03 銃後最大の義務 三億貯蓄強調運動に際し 中嶋財務局長語り
04 參與、奉公委員會 奉公會臺北州支部
05 米穀商業奉公 團結團式
06 文壇の總力を結集 日本文學報國會晴れの發會式 會長に德富蘇峰翁
07 文章報國へ邁進 東條首相の祝辭
08 皇軍に感謝と信賴 マリノ抑留蘭人訪問記
09 中等教員鍊成講習會 きのふ研修所で開催
10 新竹州志願兵 銓衡委員會
11 宜蘭郡米穀統制 組合臨時總代會
12 總額百三十八萬圓 開戰以來‧海軍への献金
13 圖像:桃園街双葉會“舞踊と劇の夕”
14 彈丸切手の抽 籤は明日
15 高砂族結婚年齡 男子滿二十、女子滿十七 各社の白助會で申合
16 猛訓練を開始 新竹州學徒奉公隊員
17 「新銳隼號」の 歌曲完成
18 “國語桃園”を建設 十萬郡民が大進軍
19 ときの声
20 宜蘭旭國民 校保護者會
21 在來の音樂舞踊 マレーで復興獎勵
22 國語家庭懇談會 きのふ州會議室で開催
23 科學思想普及の スター圖案募集
24 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 鍛鍊の五十日だ 樂しい夏休の暮し方
02 待望の皇民道場 員林街郊外に竣成
03 彰化聯青團查閱
04 佳辰始政記念日 各地の奉祝行事
05 英靈を弔ふ 吉野庄葬執行
06 國民貯蓄組合大會 金融關係者を網羅して開催
07 臺中の徵兵檢查
08 街頭移動展 高雄州下では 來月二日より
09 彰化鄉軍總會
10 南方進出論 擡頭 木材商聯總會
11 國語家庭座談會
12 阿里山の動脈復舊 きのふから全線開通
13 業態別組合總會
14 浚渫船を購入 安平港改修愈よ軌道
15 業態別組合役員會
16 賣藥生產業整備 打合會
17 怪奇な紛失ぶり 高貴藥と品薄藥に限って
18 能高郡埔里專賣品
19 花蓮港鄉軍射擊會
20 母一周忌に 赤誠の献金報社消息
21 屏東學童相撲大會
22 ニユース映畫會
23 地方多より
24 今日の映畫
25 廣告報社消息
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 貯蓄の增加は 國民の熱意が第一 中央協議會に於る賀屋藏相の挨拶
02 後藤事務總長挨拶
03 戰爭保險契約場所 督府より各社に通達
04 世界一位を誇る 比島コブラの生產
05 海南島榆林に 臺拓支店を新設
06 基隆炭鑛八分据置 武島氏を取締役に
07 臺南州米近く買上 出廻最盛期は七月上旬
08 高雄早場米の 蒐荷大部分終了
09 南方工業事情講演
10 組合統合案を修正 きのふ打合會で決定
11 無線通信士の 講習會開催
12 照明燈
13 商況(十八日後場)
14 ラジオ
15 水滸傳(704)/黃得時;碇政彌
16 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 行政の簡素強力化 けふ情報局より發表
02 錦江水路啟開に成功
03 蘆苞(南支)の陷落迫る
04 圖像:敵艦來たれ擊滅あるのみと嚴重な見張をす る海の勇士(海軍省許可濟第五七一號)
05 諸委員會設置を決定 物價統制協力會議委員總會
06 合澗鎮を蹂躪 龐炳勛軍の據點
07 日本と一蓮托生 セレベス女王と座談
08 英米との協定 批准を可決 ソ聯最高會議
09 チヤーチル英首相 ワシントンに到着
10 國民の自發的協力 貯蓄目標の達成に東條總裁が要望
11 各國人を召集 英國軍に編入
12 英軍北阿三要衝より撤退
13 農業の調整が必要 比島產業の開發狀況
14 セバストポリ激鬪を續く
15 獨軍戰況公表
16 英護送船團に 大損害を與ふ イタリヤ軍雷擊機隊
17 空母の急造に 全力を注ぐ 米海軍委員長談
18 アクロマも 危殆に瀕す
19 セブの島復興 住民も心から協力
20 空母の必要を力說 英國主要各紙の論調
21 新兵器「ロケツト」爆彈 英海軍の心膽を寒からしむ
22 ロメル軍の 優秀性 英紙が指摘
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “下情上通”を絕叫 各部門に真摯な意見を吐露 臺北州支部參與奉公委員會
02 武勳の英靈歸還 軍官民多數の出迎裡に
03 島都商議員選擧 あす午前九時から
04 志願兵合格祝賀
05 志願兵合格者の感激(六) 柔道の猛者 林慶壽君語る
06 不動の覺悟 吳金朝君語る
07 奉公あるのみ 游連木君談
08 一家の光榮 連焰邦君の兄語る
09 粉骨碎身働く 黃頌儒君談
10 一生懸命やる 張阿水君談
11 兄弟五人志願 合格の林丕德君
12 早速墓參り 洪振寬君談
13 宿望達成 陳金耀君談
14 婦人指導者鍊 成講習會
15 軍司令部献金
16 貯蓄強調週間 新竹市の行事
17 佛教徒大同團結 佛塔の國ビルマで
18 圖像:奉公會臺北州支部參與委員會
19 向天山ハイク
20 購買帖の取扱方 當局市民に注意喚起
21 陸軍在鄉軍人職業申告 二十五日まで提出のこと
22 皇軍慰問雜誌 みんな早く出しませう
23 日華親善婦人 懇談會
24 港都市民徒步大會 廿八日華華しく開催
25 駐土獨大使の 暗殺事件 ソ聯人に判決
26 脂粉洗ひ落し て開拓に一役
27 人事‧消息報社消息
28 煙幕
29 今夜の放送
30 商況(十九日前場)
31 興南案內報社消息
32 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 官廳統合、局課を廢合 行政機構の戰時再編頭條新聞

【東京發同盟】大東亞戰爭の進展に呼應し擧國戰時體制確立の一翼として政府は兼ねて行政機構の全面的刷新強化を企圖しつつあつたが曩に翼賛政治會の結成と大政翼賛會の改組斷行並びに各省委員の設置により官民の協力を基礎とする擧國政治體制の整備を見るに至り一方南方建設の進捗に伴ひ豐富なる行政的經驗が現地に要求されるに至つたのでまづ中央、地方並びに外地を通じて行政官の相當員數を減員し今回行政の簡素強力化を實現することとなつたのであるかくて懸案の行政機構の刷新は減員による行政事務簡素と言ふ形をとつてまづ着手されたのであつてこれが實現の後には當然不急不要局課の廢合、官廳の統合などが豫想せられ人と機構と兩兩相俟つて始めて行政機構の戰時的再編が達成されるしかしながら大東亞戰爭開始以來官廳事務は激增し繁忙の度を加へてゐるのでこれを克服して事務の遂行を強化するためにはあらゆる創意と工夫とが必要であり從つてこれが實施に際しては情報局總裁談にも明らかな如く「官界全部のものがよく大局に際し十分の工夫を凝し一人の力をもつてよく數人分の仕事を處理する決意をもつて事に當るべき」ことが絕對に要請されると共に民間もこの政府の勇斷に對し心からの協力をもつて官民一致國策遂行に遺憾なきを期すべきであらう

02 十分工夫を凝らす 谷情報局總裁談
03 思切つた官吏減員 萬難を排して南方要員抽出 更に官界新體制實現へ巨步
04 大いに協力する 東京市と三井物產當局談
05 內務省の減員斷行 機構改革に先立つて
06 東條首相 三縣下視察へ
07 待遇改善問題 大藏省、慎重に考慮
08 督府機構改革案 實現可能性薄くなる
09 モルツカ戡定完了 ブル、スラ諸島に軍艦旗進む
10 重臣、閣僚懇談會 きのふ首相官邸で
11 蘆苞を完全に占領 廣東周邊の謀略據點
12 殘敵の據點を粉碎 支那方面海軍部隊の戰果
13 大岳地區周邊の 共產軍討伐戰果
14 鹵獲品多數 敵第七十五師 續續投降歸順
15 舊法幣の流通禁止 周財政部長、談話發表
16 グ號紐育出帆 邦人千餘名乘せて
17 英米首腦會談 英首相、米に到着
18 本月末調印 日、佛印物資交易 本年度實行協定
19 芳澤特派大使 サイゴンへ
20 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 戰費の負擔 國民貯蓄へ社說

全國二百三十億貯蓄强調週間に呼應して、本島も十九日から全島一齊に三億貯蓄强調運動が實施された。今回の貯蓄運動は平時に於ける貯蓄運動とは違つて、洵に大なる國家的意義を有する運動である。平時に於て云はれるやうな單なる勤儉貯蓄ではないのである。つまり戰費を負擔する崇高な貯蓄奉公なのである。大東亞戰爭を戰ひ拔かんがための奉公運動と云つても過言ではないのである。ともかく帝國が國運を賭しての此の大東亞戰爭を戰ひ拔くためには、巨大なる國債消化資金と生產力擴充資金を調達すると共に、通貨の膨脹を抑制し國民生活の安定を圖らねばならない。この目的を達成するために、國民貯蓄が如何に必要であり、また戰時財政經濟上如何に重要であるかは殆んど說明を要するまでもないことと云はねばならぬ。しかもこれほど分り切つたことで、實行の困難なものはない。ここに島民の認識の透徹と貯蓄奉公精神の昂揚を期待してやまぬものがある。

一體戰爭の遂行上必要なる戰費の負擔については、國民當然の義務たる納稅其他の公課を果すことは第一義的に必要であるが、更に一面に於て國民の愛國心による献金、貯金、國債應募の勵行も其れに劣らず重要な銃後の御奉公である。唯しかしながら献金は私財を提供して公に奉ずるものであるから、六百萬島民悉くが私財を提供して献納せよといふわけに行かないので結局貯蓄、國債の應募等が各人の身分境遇に應じ、夫夫私財を滅盡することなく比較的普遍的に勵行し易いと云へよう。國債の消化は暫く措いて單に貯蓄だけについて云へば本島の本年度貯蓄目標額三億圓に對し、近く施行される國民貯蓄組合を通じて內四千萬圓、卽ち全島戶稅賦課標準生產額七億四千九百萬圓に對し組合貯蓄額四千萬圓卽ち生產額百圓に付て五圓三十三錢の貯蓄となつてゐるが更に全島目標額三億圓を本島國民所得に比例して算出すると、所得千圓に對し貯蓄額は約二百三十圓といふことになつてゐる。

結局本年度に於て三億圓の國民貯蓄を六百萬島民で負擔するとすれば、一人當り五十圓となり、更に五人の一家庭とすれば一戶當り二百五十圓の貯金をしなければならぬので、一家庭平均三百圓の貯蓄が必要となるわけである。しかしながらこの負擔は六百萬島民全部に平均的に要求出來ないことであるから、結局はそれぞれの能力に應じ、特に有る人、出來得る者卽ち資產を持つてゐる者收入の多い者が唯單に自分の分だけを貯蓄するのみならず、更に出來ない人に代つて餘計に貯蓄し、いはば出來ない人の不足分をも補はなければならないのである。全島の貯蓄目標三億圓の貯蓄を達成するためには是非ともこの心構へが必要と云はねばならない戰時下に入つて以來、未だにあとを絕えない上層有產階級乃至多額俸給階層の幾多の浪費亂費ぶりを見れば、資產を有するもの收入多きものの貯蓄奉公こそ望ましいことでなければならない。

02 第四次の御差遣 三侍從を東京府等諸方面に
03 “模範貯蓄町村”設置 重要性に鑑み週間終了後も 強力な必成運動展開
04 〇〇部隊合同慰靈祭 昨日嚴かに執行さる
05 圖像:大阪市立運動場に着いた米國俘虜
06 青少年を挺身隊に 國債消化に側面拍車
07 目標貫徹を誓ふ 宜蘭市で打合會開催
08 三億貯蓄 映畫と舞踊の夕 昨夜市公會堂で盛況
09 宜蘭市青少年團結團式 外苑運動場で
10 “聖戰に尊き一役” 貯蓄への協力要望賀屋藏相が放送
11 貯金で築け!大東亞 田中奉公壯年 團理事が南下
12 日本語に音樂的な魅力 佛印のインテリ異口同音に禮讚
13 高砂族義勇隊 四名が散華 知事代理遺族を弔問
14 比島人に相互協力觀念 米の配給に日本の隣組制度
15 昂る必勝の意氣 新竹市婦人鍊成會終る
16 無敵海軍に感謝 武官府十九日取扱献金
17 ときの声
18 山本事務總長 が講演
19 青年學校指 導者講習會
20 マニラに支社 臺電新事態に即應して
21 下水路の整備 市當局が乘出す
22 比島現地報告の 講演と映畫の夕 廿一日市公會堂で開催
23 鐵道從業員の 結核豫防問題 速水技師歸臺談
24 けふ綜合訓練を實施 臺北州特殊防衛團總動員で
25 學童に兩種 の豫防注射
26 嘉義市三代表 お禮廻に來高
27 人事‧消息報社消息
28 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 手近かな貯蓄 築く大東亞の力 臺南州強調運動を展開
02 目標達成に邁進 花蓮港廳の貯蓄運動
03 感激を聽く 譽の若人の 壯途を祝福
04 軍援事務打合
05 献穀畑拔穗祭 山の青年が祝賀演藝
06 勵まし合ひ辛抱して行くこそ 銃後生活の真‧善‧美 生活部長連絡會議で支部長訓示
07 溪湖常會運營 研究會
08 甘蔗の肥培 管理を審查
09 高雄市會 市營住宅に 質間の矢
10 擧郡國語常用 への總進軍
11 「感謝の夕」開催
12 民眾指導の要締 知事、街庄長會議で說く
13 鶯歌の國語週間
14 青年團の活動促進
15 教學の刷新振興 中等校長會議で論議
16 光榮の宮本先生
17 品質は例年以上 九曲堂の鳳梨初檢查
18 潮州奉壯團結成
19 增田臺電社長 高雄に向ふ
20 宗教報國講演
21 程君の保甲葬
22 彰化市乳製品小賣人
23 基隆市旭町廣福醫院
24 地方多より報社消息
25 今日の映畫
26 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 島內銀行預金(五月末) 引續新記錄躍進 比前年一億百萬圓激增
02 纖維整備委員會 官廳側委員內定
03 青果聯合會 月例會開催
04 本期赤糖產額 廿九萬五千擔
05 乾輸移出 取扱要綱決定 青果會社發表
06 關門青果會社 八月中設定
07 臺灣麥類配給 組合創立總會
08 食糧管理法施行令 七月一日實施
09 臺銀異動
10 港灣施設促進 基隆商議督府陳情
11 砂糖用麻袋回收 關係者間懇談
12 原料 油脂工業計畫
13 鑛業會通常總會 警察會館開催
14 副見交通局總長 近上京
15 照明燈
16 商況(十九日後場)
17 ラジオ
18 水滸傳(706)/黃得時;碇政彌
19 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 雄渾な殘敵掃蕩 ゲリラ戰を完封 伸び行く海防線完璧
02 調查會委員會の改廢 各省委員會と委員數
03 建設の第二段階へ ジヤバ島の我が軍政
04 赤軍の殲滅に集中 今年九月頃の對ソ戰の態勢 全局決定上重大意義をもつ
05 船員法施行令の 改正勅令案決定
06 大東亞建設審議會 新委員發令
07 スマトラの 復舊成る
08 圖像:月光下勇躍モレスビー攻擊に出發寸前の海鷲の勇士
09 政府、翼贊會の 連絡協議會
10 續續開發進めらる 舊蘭領ニユーギニア
11 日米外交官の 交換を斡旋 スイス聯邦政府
12 政務調查會の 目標、運營方針 役員打合會で決定
13 諸設備を返還 汪主席、謝意を披瀝
14 地方金融協議會 けふ設立委員を任命
15 ゼエスチユアと 申譯的の協議 チ英首相の訪米
16 金融統治會の 內部機構 當面の運營方針
17 英首相逃避行 輿論の非難から
18 海軍司政官
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 中央の方針に則應 府行政簡素強力化 分課規程再檢討機構改革案訂正?
02 島都の空訓 模擬燒夷彈を落し 實戰その儘の訓練 交通整理に一中、工業生參加
03 迅速果敢な諸動作展開 州產特殊防衛團の綜合訓練
04 圖像:海鷲溫州爆擊急降下敢行(海軍省許可濟第五七 一號)
05 體力章輝く若人 基隆の臨時壯丁體力檢定
06 層一層の努力を 志願兵制發表一周年を迎へ 樋口軍參謀長語る
07 皇軍慰問雜誌 積極提出を希望
08 崩れゆく英軍事據點(二)
09 印度洋篇 英國權力の最東端 危機線上のセイロン島
10 皇奉新竹州支部 結成一周年記念
11 海南島講演會
12 我が無敵海軍の威容に 盟邦各國海軍武官が感嘆の聲
13 千圓の正夢は? 彈丸切手第一回抽籤發表
14 山の軍國の父 伜の志願兵合格を喜び 駐在所に感謝のお禮
15 共榮圈諸國への認識に 大東亞資源館と圖書館建設
16 國力の一切を集中 ソ聯國民の戰時生活
17 新竹州賣藥生產 業者會社を組織
18 增產に塵埃が一役 市當局の一石二鳥案
19 龍山寺消防詰所 けふ地鎮祭擧行
20 航空青少年隊 隊歌を募集
21 倉庫二棟燒く けさ泉町の火事
22 興南詩苑漢詩

臥雨書情/覺齋、其奈/癡雲、留別二首/神戶 鵬程、留別二首 二/神戶 鵬程、次鵬程留別二首原玉/杏庵、次鵬程留別二首原玉 二/杏庵

23 人事‧消息
24 煙幕
25 今夜の放送
26 商況(二十日前場)
27 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵機四十六機擊墜 四日間に亘りダーウインを猛襲頭條新聞

【東京發同盟至急報】大本營發表(二十日午後三時三十分)

帝國海軍航空部隊は六月十三日以來四日間に亘りポートダーウインを空襲し敵機四十六機を擊墜すると共に敵殘存軍事施設に大損害を與へたり、本攻擊において我方二機を失へり

02 濠洲の孤立化に拍車 初空襲以來百卅七機擊墜破
03 圖像:濠洲方面制壓の海軍新銳攻擊機 (海軍省許可濟第五七一號)
04 敗殘兵山中に徬徨 我が壓力の前に四分五裂
05 中央行政機關設立の 初打合會開かる ビルマ要人軍政部に參集
06 泰外相に 次官昇格
07 東方同志會 新陣容
08 泰に慶祝使節派遣 特派大使に廣田弘毅氏 特命全權大使矢田部氏
09 坪上大使談 日泰間圓建の取引 二億圓借款供與成立て畫龍點睛さる
10 タイ國の金融界 再び健全性取戻す 對日二億圓の借款成立の結果
11 海軍司政官 七氏發令
12 タイ國とは因緣が深い 廣田特使感慨深げに語る
13 泰は第二の故鄉 矢田部さん嬉しげに語る
14 陸軍側隨員 岡本少將略歷
15 聯合國の焦慮を示す 英米兩首腦、密かに會談
16 獨軍司令部 發表
17 伊軍司令部 發表
18 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 行政の簡素強 力化要綱決定 本島も之に追隨社說

大東亞戰爭の飛躍的發展と建設の進捗に對應して、政府は今回行政機構刷新の一端として行政の簡素强力化を斷行、これに依つて生ずる官吏の剩員を大大的に動員して南方要員を充足すると同時に、國民待望の官界新體制の確立を推進せしめることとなつた。その簡素强力化案の骨子とする所は

一、各官廳は既に豫算に計上せられたものであつても、特に已むを得ざるものにして閣議の承認を經たもの以外は一切增員を行はず、また缺員も補充せず。

一、各官廳定員中より人員を減少し、その減少率は中央各廳は三割、地方官聽は二割、作業聽は一割とし、外地も之に準ずる。

一、各省は以上の方針に基き、これが實施要綱を立案の上、七月十五日までに內閣に提出し、遲くも八月末日までに閣議決定とし、逐次これを實施する。

これに依つて行政事務の刷新、能率の增進を圖り、飛躍的に機構を簡素にし、且つ事務の遂行を强化せんとするものである。民間もこの政府の勇斷に對し、心からの協力を以て官民一致、國策遂行に遺憾なきを期すべきである。

而も今回の官吏減員は從來の如き行政整理による人員淘汰を意味せず、大東亞建設に振り向けらるべき南方要員の抽出と云ふ積極性を持つてゐることである。大東亞建設が我が國の當面する至上の使命である以上、南方經營に要する人員は凡ゆる困難を排除しても送り出さなければならない。而して減少した人員を以て行政事務の完璧を期するために、官吏は真に一人の力を以てよく數人分の仕事を處理する決意を持たなければならないが、單に新たなる決意のみをもつては、現下の複雜多岐な行政事務を處理することは不可能である。ここに官廳事務の簡素强力化の必要が生じ、今後不急不要の局課の廢合、官廳の統合などが當然豫想せられ、人と機構と兩兩相俟つて始めて行政機構の戰時的再編が達成されるのである。從つて去る一月二十一日に府議決定發表された臺灣總督府の行政機構改革案は、實質的には機構の擴大强化を內容としてゐるのであるから、今回の閣議決定の行政簡素化と趣旨に於て相容れないことは明かで、その實現の可能性が極めて薄くなつたことを當然豫想しなければならない茲に於て府當局は大東亞建設、特に南方建設に協力する大局の立場から、中央の方針に從ひ、新なる構想と工夫を以て人員の削減とそれに基く機構の簡素化、卽ち局課の統合整備に再出發すべきであらう。

併し行政運用の刷新と人事の改善については矢張り曩に決定した要綱に基いて斷行すべきである。卽ち行政運用については事務處理の能率化、形式主義から實質主義へ、事務處理の計劃性と科學性附與、各局課の連絡會議開催、文書取扱ひの簡易化及敏速化、民間との關聯緊密化等は是非とも踏襲すべきである。特に最後の項目たる民間との連絡緊化は、經濟統制の民間團體活用、許可認可事項の届出事項への轉換、願届等の手續簡易化を包含してゐるから、國民活動の迅速と利益を增進せんとするもので、これは只に民間の熾烈なる要望に應へたのみでなく、積極的に國家活動を戰時編成たらしめるものである。而して人事の改善については官吏の教養訓練の徹底有能人材の登用招致、少數精銳主義、技術者の重視簡拔、適材精通主義、或は人事監察の實施等は何れも官界新體制の確立に缺くべからざる人事改善の重要項目であると云はなければならない

02 耐久力を養へよ 夏季授業中止卅一日以內 文部省、管下に通牒
03 輝く勳章傳達式 陸軍各工廠工員に
04 學徒に機械化教育 一大訓練所設置を計畫
05 比島で黃色種 煙草を栽培
06 三億貯蓄の大評定 きのふ奉公會本部で
07 無敵皇軍へ感 謝の献金
08 大東亞戰爭國債 六億圓發行を決定
09 貯蓄週間 心弛めば財布弛む 戰時下榮養 食講習會
10 島都商議員選擧 一級二級當選者決定
11 宜蘭市青少年團結團式
12 この上ない名譽 散華した四高砂族の遺族 感激して交交語る
13 參與奉公委員會 奉公會新竹市支會で
14 新化郡民の赤誠
15 ときの声
16 東京大學野球リーグ戰
17 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 號令の聲量不充分 防火と待避は概して成績良好 高雄州下の第三種空訓
02 窓口時限を延長 貯蓄に金融機關協力
03 擧島皆兵目指して 特別志願兵制發表一周年を迎へ 坂口高雄州知事談
04 森田知事が 軍隊を慰問
05 英靈の吉野 庄葬執行
06 學童の體位向上 衛生、體育關係者打合
07 俱に進まん奉公の大道 屏東市桔梗クラブ結成
08 御厚情有難う 三市議臺南市に お禮廻り
09 郡役所は嘉義に新築 民雄庄移轉說雲散霧消
10 彰化市の食禽 協定價格
11 川崎兵事部長 遺族を弔問
12 勤報在鄉隊員點呼
13 羅東青少年團 晴の結團式
14 貯蓄完遂を 打合 屏東市郡關係者
15 堆肥の山また山 積みに積んだり八億斤
16 臺南教員養成 講習會修了式
17 中等學校の 角力爭霸戰
18 新化信組
19 牛泥就縛
20 豚皮の品質向上 剝方から鞣方を指導
21 醫院開業二つ
22 地方多より
23 今日の映畫
24 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 鹽專賣規則改正 愈よ七月一日より實施 佐治庶務課長歸臺談
02 渾江第一發電所起工式
03 落花生の蒐荷 勸業課長會で打合
04 彰化商議總會
05 小賣業整備の 新方針確立(一)
06 臺灣金融協議會 來月十日頃に創立總會
07 臺北州籾生產高 調查打合會
08 石鹼配給統制 共販會社を中心に實施
09 木材の配給統制 當局で統制規則立案
10 一期米の買上げ 卅二萬袋に達す
11 化粧石鹼共販 近く設立登記
12 有價證券會社 七月七日に創立
13 照明燈
14 商況(十九日後場)
15 臺北食料品卸組合 商業奉公團を結成
16 ラジオ
17 水滸傳(707)/黃得時;碇政彌
18 廣告
第06頁
日刊第1版
序號 標題
01 鐵環陣で邀擊殲滅 反擊の敵を巧みに誘致頭條新聞

【太原二十一日發同盟】第二十四集團軍司令部の所在地林縣西南方十六粁の合澗鎮はわが吉田部隊に依つて十七日夜完全に攻略され、同部隊は引續き同地附近の敗殘敵匪の掃蕩に全力を擧げて來たが小癪にも合澗鎮奪還を企圖せる敵は敗走各部隊を糾合して十九日猛烈な反擊を試み、待構へたわが諸部隊は巧みにこれを誘致鐵環陣を構成して猛攻を加へこれを粉碎した即ち福井、田邊、安尾の諸部隊は緊密なる連繫を保ち、同日午前十時合澗鎮東北の高地に現はれた約五百騎の敵を擊碎、更に午後三時即界村(林縣西南二十粁)周邊のに來襲せる敵第四十軍麾下第百六師の約千五百を殲滅し去り、又吉田(明)青木の兩部隊は石家莊(林縣西南十八粁)附近で敗走し來れる敵匪を殘らず殲滅し、十九日中の戰果次の通り

敵遺棄死體一千餘、捕虜五百六十、鹵獲品、迫擊砲四、重機一三、輕機一五、自働小銃三三、小銃一千餘、同彈藥八萬、地雷三◯、電話機六、その他武器、彈藥多數

02 敵の來襲を待構へ擊碎 小癪源潭墟の奪還を企圖
03 トブルクを占領(獨伊軍) 二萬五千の英軍を捕虜
04 圖像:ブル島ナミレアに飜る軍艦旗我が海鷲の銃 擊に燃えたアメリカロツキード、ハドソン 哨戒爆擊機の殘骸を尻目に掃蕩する陸戰隊 於ブル島ナムレア飛行場、太田海軍報道班員撮影海軍省許可濟五七一號)
05 バルデイア 獨軍が占領
06 皇軍に匹敵 作戰の進捗ぶり
07 米潛艦、ソ聯船を擊沈 日ソ離間を策する米の謀略
08 獨ソ開戰一周年
09 ヒ總統一流の心理作戰 進擊前夜にダンス會
10 獨ソ死鬪を續く 獨軍司令部發表
11 英國の不安と疑惑 獨側の見解珍しく樂觀
12 重慶自慰的欺瞞宣傳 駐華大使館好富情報部長談
13 乘組員外百廿七名 我が汽船に救助さる
14 セバストポリの 陷落時間の問題
15 英各紙指摘 聯合國商船の危機
16 獨軍ひた押に肉薄 セバストポリ重大危機
17 督府機構改革問題 再檢討の上再提出 鈴木事務官けふ離京歸任
18 具體策を討議 印度獨立聯盟大會けふ續行
19 英國四つの 敗北 獨紙辛辣な皮肉
20 ガンヂーの對英要求 全面的に支持せん 全印國民會議派委員會
21 濠洲首相演說
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第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 泰國朝野を擧げて 歡迎準備に大忙殺 答禮使節特派の報に
02 廣田大使の片腕 令息正雄君も隨行
03 圖像:二百三十億貯蓄のポスター
04 總力で守れ南の空 けふより二十六日まで五日間 全島一齊に空訓實施
05 第六回婦人鍊 成會
06 張切る基隆市 の貯蓄總進軍
07 遺家族を弔問 婦人保甲團幹部
08 アルミ貨の山 ヨイコドモが献金
09 管理米對策懇談會
10 茶殼三瓩を献納 感心な少年少女三人
11 タイヤ不足に 喘ぐ米國
12 太平洋の孤兒 濠洲の地形と氣候
13 比島現地報告講演の夕
14 教會の鐘と 動員
15 社寮町に分教場 有志者が運動に乘出す
16 圖像:志願兵合格祝賀體育會
17 貯蓄週間 儲け高より預け高
18 新竹春競馬 廿七日から
19 外米配給計畫決定 玄米は工業用へ
20 ポスターと紙 芝居を頒布
21 九勝一敗明大遂に制霸 春季リーグ戰閉幕
22 內地農村を視察 女子青年團近く出發
23 樹林信用組合長 黃純青氏が勇退
24 重慶の秩序紊亂愈愈深刻
25 飛込み自殺
26 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 固き覺悟を眉宇に 高雄州聯青團結團
02 勤報在鄉隊點呼 終つて蔬菜園の奉仕作業
03 大甲の貯蓄週間
04 愛國貯蓄のお話(一) この一錢がこの一戰の力 北原新竹州經濟統制課長談
05 街頭移動展 好評
06 豐原街國演會
07 中二中に凱歌 臺中州中等校の角力大會
08 北斗街の國演會
09 示す銃後女性の心意氣 鄉軍射撃會に桔梗クラブ員參加
10 農增產座談會
11 圖像:我が軍に擊墜された空の要塞(ビルマ戰線)
12 郵便局は是非 新坡に 庄民猛運動
13 彰化郡下の 煙草栽培有望
14 大岡山建設に 振興委員、腦漿を絞り合ふ
15 彰化署召集
16 木炭資源 造林を獎勵
17 こそ泥惡運盡く
18 不良少年狩り 子を持つ親達 愁眉を開く
19 臺中州社會 事業打合會
20 地方多より
21 今日の映畫
22 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 三億圓貯蓄と 戰時家庭の心構へ 林事務官と塚本さんの對談に聽く
02 ラジオ
03 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 東亞人の東亞建設 汪主席と一問一答
02 圖像:南支作戰軍旗を先頭に〇〇河を渡り敵陣へ肉迫する〇〇部隊
03 赤軍陣地を續續占領
04 濠洲外相歸國
05 東洋精神を基調に 比島人生活を革新 教育も根本的に改革
06 建設狀況を現地に見る
07 米英色を拂拭 東亞共榮の一環に蘇へる比島
08 第二戰線は困難 英米の船舶建造擴充計畫 喪失數に及ばぬ
09 在埃米人に 撤退を勸告 米國務省が
10 銀の問題に關して 英米間に利害不一致
11 英米會談と 列國の反響
12 ム伊首相西國 外相と會談
13 米、飛行機に依る 援蔣新路を開設
14 上海兌換期間 三日間を延長
15 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 硝煙下の人類愛 中國部落民に介抱されて 石原二等兵が生還
02 圖像:ノモンハン國境協定記念國境標識を外交部 門で建立(於外交部中央韋外交部大臣)
03 熱帶醫學の金字塔 臺灣鼠疫撲滅記念碑 島都の小南門附近に建立
04 官廳防諜の強化 局部長會議で打合
05 苦鬪した當時 堀內博士の今昔談
06 その名も“鐘丘村” 消える「リヨンヘン社」の稱呼
07 崩れゆく英軍事據點(三) 物不足と物價高で 沸るボーア人の反英熱 ケープタウン漸く不穩
08 浙贛戰線玉山城內に突入する決死隊
09 高雄州民の赤誠 慰問袋九千五百餘個を 坂口知事が武官府へ献納
10 海の記念日 基隆で行事打合
11 感激の赤誠献金 二十二日受付の分
12 百萬弗の富籤 昭南證券七月一日に發行
13 北京語講習會
14 海水浴客に 旅客運賃割引
15 今夜の放送
16 興南詩苑漢詩

新嘉坡雅詩(二)/黃公度、謝郭雪庵□尾羹/翕庵

17 人事‧消息
18 煙幕
19 商況(廿二日前場)
20 訃文:何安子
21 興南案內報社消息
22 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 加領ヴアンクーヴア―島を砲擊 帝國潛艦カナダ西岸を襲ふ頭條新聞

【リスボン二十一日發同盟】ロイター通信オタワ來電によればカナダ政府は二十一日日本潜水艦のヴアンクーヴアー島砲擊に關し左の如く發表した西部沿岸防衛司令部はヴアンクーヴアー島西岸重要軍事施設が太平洋時間二十日午後十時三十五分(日本時間二十一日午後三時三十五分)一潜水艦により砲擊された旨カナダ政府に報告して來た

【リスボン二十一日發同盟】ロイター通信ヴアンクーヴアー電によればカナダ國防相ロールストンは日本潜水艦のヴアンクーヴアー島奇襲につき二十一日次の通り發表した敵潜水艦一隻は地方時間二十日午後十時三十五分(日本時間二十一日午後三時三十五分)ヴアンクーヴアー島重要軍事施設を砲撃した

02 加本土に初の一擊 米の驚愕想像に餘りあり
03 沿岸主要都市に燈管 カナダ國民に異常な衝擊
04 米も燈火管制
05 權威三氏の紙上鼎談 カナダ西岸の要害 ヴアンクーヴア港
06 廣田特派大使 きのふ參內
07 滿洲國本年度 物動實行計畫 最後案決定す
08 皇軍の有り難い措置 傷病比島人俘虜を逐次假釋放 比島官民、心から感謝
09 汪主席歸寧
10 佐藤春雄大佐 少將に進級 中支で名譽の戰死
11 “泰山鳴動鼠一匹” 世界の大勢には何等變りなし チ英首相の白堊館參り堀第三部長批判
12 聯合國の船舶 四隻擊沈さる 大西洋に於いて
13 カンボチア沃野の 農產資源大增產 佛印、わが申入を快諾
14 獨伊軍の大戰果 トブルクは遂に陷落
15 圖像:爆擊を終へて〇〇基地に歸へる海鷲 (源關海軍報道班員撮影海軍省許可濟第五七一號)
16 重慶政權の 經濟的苦悶
17 日本醫療團 第二回理事會
18 北阿の敗戰 英國朝野、失望落膽甚し
19 ソ軍陣地を突破 セバストポリ猛攻の獨軍
20 合同會議開催 ヒンヅー教及び回教徒聯盟
21 ル、チの會談 二十一、二日に 何等かの公表か
22 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 日泰提携更に緊密化社說

大東亞戰爭が勃發してから早くも半歲、この僅か半歲の間に、東亞の諸民族は、殆んど全部、米英の桎梏を脫して東亞本然の姿に立ち返り、共榮圈の確立と新秩序の建設に足並揃へて大進軍を開始してゐるが、その中でも滿洲事變以來、よく帝國の立場を理解し、凡ゆる點に於て帝國に全副的協力を惜しまなかつたのは泰國である。泰國と帝國との交涉は、隨分古い時代から行はれたが、さういふ歷史的考證はさておき、單に大東亞戰勃發以來の兩國間の關係を見ても極めて密切なものがある。まづ開戰と同時に泰國はよく自國の行くべき道を認識し、十二月二十日には正式に帝國との間に攻守同盟を結び、その後、英米側の不法な國境侵犯並に一月八日及び二十四日の首都バンコク爆擊の暴擧に對して奮然と蹶起し、翌二十五日には英米に對し、敢然と宣戰を布吿し、同時に國境に待機しつつあつた泰國軍數十萬の精銳に進擊命令を下し、共榮圈建設の光榮ある一員として皇軍と共同作戰の下に、ビルマ領に向つて進擊を開始したのである。

續いて泰國では、日泰攻守同盟締結の慶祝使節團として先般前首相ピヤ・パホン、ポンパユハ・セーナー中將以下を特派したが、その答禮として今度は、わが國から廣田、矢田部兩大使を主とする慶祝使節團を特派することになつたのは、日泰親善關係增進のため誠に慶賀に堪へないところである。しかし日本と泰國は、單に如上の軍事的並に政治的關係に於て緊密な提携があつたばかりでなく、さらに經濟方面に於ても、また離るベからざる關係があつた。卽ち去る四月二十一日には、日本と泰國との間に經濟的協力に關する諸種の方策につき、原則的諒解の成立を見ると共に、圓バート等價、卽ち從來日泰為替換算率たる一○○バートにつき一五五圓七○錢を、一○○バートにつき一○○圓と改正するやうに申合せが成立し、日泰兩國經濟の親善關係は、茲に於て確乎不動となつたのである。

さらに、右の經濟關係を一層增進する目的をもつて日本銀行より泰國大藏省に對し、二億圓の借款を供與することとなり、去る十八日日本銀行に於て右借款協定並に圓決濟に關する兩者間協定の正式調印を了へた。これは、從來泰國の財政經濟並に國際貸借關係は極めて堅實であつたが、米英に對し、既に宣戰を布吿した以上、その財政經濟を新しい戰時體制に轉換せしむる必要から生じたもので、泰國は、右二億圓をもつて支拂の英貨に代へて正貨準備に充當せんとするもので、この成立により、泰國は完全に大東亞共榮金融圈の一環として「圓」にリンクしたわけである。斯くの如く軍事的に、政治的に、將又經濟的に、日泰は極めて緊密なる關係があり、さらに今回の答禮使節團の特派によつて兩國間の親善を、一段と磐石の安きに置き、この目出度き發表に接した泰國では、早くも朝野を擧げてこれが歡迎準備に忙殺されてゐる由であるが、日泰提携のため、また新興泰國建設のため誠に喜しい限りである。

02 文相以下學校長に 昨日拜謁仰付けらる
03 默默働く“空の步哨” 哨戒と敵潛水艦擊沈の苦心談
04 敗戰米國の表情 澁滯する軍需生產
05 產業人として大いに 時局の活眼を開け 臺灣鑛業會通常總會竹內中佐が熱辯
06 貯蓄週間 斷乎貯へ斷然強し
07 勤報隊員が汗の奉仕 志願兵訓練所の仕上げ工事に
08 島民赤誠の献金 武官府廿二日の受付
09 學校教員の 夏休講習會
10 邦人の“南方生活” 文部省科學的研究に着手
11 よい子供部隊 軍馬を慰問
12 全國水泳指 導修鍊會
13 ときの声
14 目標貫徹に邁進 宜蘭市の貯蓄實施方法決る
15 訃文:蘇添生
16 人事‧消息報社消息
17 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 源泉貯蓄の勵行 貯蓄組合大會で協議
02 入所奉告祭執行 續いて壯行會を開く 花蓮港の志願兵合格祝賀
03 圖像:鐵條網を切斷しつつ玉山城に迫る我が精銳 (浙贛戰線)
04 愛國貯蓄のお話(二) 戰費は公債で調達 北原新竹州經濟統制課長談
05 青年校指導者 四日間に亘り合宿鍊成
06 興亞部新設 高雄商議所 機構擴充
07 田中訓練部長 來花
08 增產の叛逆者‧害虫 豫防、驅除に鐵桶陣
09 合同慰問團來屏
10 島民赤誠の献金 馬公海軍經理部の受付
11 總督賞に 輝く歸仁庄
12 農業技術員 入所式
13 彈丸切手命中 もっと澤山買へば 良かったがな! 臺灣一の幸運者鄭老人
14 遺家族慰安會
15 新機構の下に 新埔青年團再出發
16 街庄長懇談會 月末頃嘉義市に開く
17 經驗、研究を示し合ふ 農林課試驗場が連絡會議
18 大溪商銀支店 開店準備を急ぐ
19 學校長打合會
20 標準米查定會 臺中六五號依然優秀性を發揮
21 屏東水上大會
22 賣藥製造の整備 委員會で慎重に研究
23 草屯信用販賣購買利用組合
24 新埔信購販利用組合
25 臺北市永樂町二ノ一一八
26 人事
27 地方多より
28 今日の映畫
29 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 度量衡事業は 近く專賣局へ移管 一兩日新官制を發表
02 屑ゴムの確保に 廢品配給統制を強化
03 全島地租調查 來月より愈よ着手
04 臺灣鑛業會 評議員改選
05 基隆市日用必需品の 營業狀況調查
06 薪炭林造殖獎勵 愈よ積極的に乘出す
07 臺北州米穀納入 組合近く總會
08 麻袋配給回收規則 近く府令で公布
09 廿四時間標示制 臺鐵、十月より實施
10 福田自動車課長 近く上京
11 花蓮港米納組合 早急結成を要望
12 麵類組合の整備 並に試驗製造打合會
13 照明燈
14 商況(廿二日後場)
15 ラジオ
16 水滸傳(708)/黃得時;碇政彌
17 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 要衝衡陽を猛爆 我が荒鷲の大編隊
02 福州に猛爆を加ふ
03 セバストポリ全要塞を占領 北部要塞一ヶ所除いて
04 獨軍司令部 廿二日發表
05 午餐の陪食賜ふ 南、建川、本多の三氏に
06 戰略態勢崩壞に瀕す 船舶問題で悲觀的空氣擡頭 聯合國陣營、不安と焦慮深刻
07 全戰局に影響甚大 北阿戰線獨伊軍の大勝利
08 婦女子引揚勸告 ハワイ防衛司令官
09 第二戰線問題の 微妙な掛引振り 米、英、ソ三國の相對立する立場
10 圖像:機銃の猛攻擊六月五日於〇〇艦上 中野海軍報道班員撮影、海軍省許可濟第五七一號
11 獨伊軍、埃及國境に殺到 伊國國民、昂奮と歡喜の坩堝
12 共同聲明を發表 ル‧チの華盛頓會談
13 當分延期されん
14 伊軍の發表
15 西亞方面の戰局 決定的展開を見ん
16 英地中海の制海權を喪ふ トブルク、バルジア失陷で
17 埃及國境附近で交戰中
18 國民會議派內の 急進派に解散命令
19 佐藤駐ソ大使 モ外相と要談
20 ロメル大將 元帥に昇進
21 第二豫備金支出
22 鐵鋼業運營の 地域的調整 實施の要領
23 ワ大佐外英二士官 反英暴動で暗殺
24 大豆增產計畫
25 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 最善を盡して働く サルタン一行七名皇軍に感謝挨拶
02 大黃河に挑む 十一個所に大堰堤築造
03 武勳永へに芳し 今井部隊戰病死者發表
04 賞賜物件傳達式 市正廳で嚴肅に擧行
05 基隆商議役員會
06 勞務動員に即應 中等校卒業者就職割當決る
07 開戰半ケ年現地の建設狀況(1)
08 香港 戰禍の跡を拂拭 共榮圈への貢献期待
09 ヨイ子供の 献金
10 圖像:砲の手入をする海の勇士六月五日〇〇艦上にて中野海軍報道班員 撮影(海軍省許可濟第五七一號)
11 軍司令部に献金群 二十三日受付の分
12 國民貯蓄の宣傳 銀輪部隊四百名が 廿七日街頭を行進
13 功勞者を表彰 食糧國防團全國大會で
14 家庭用木炭 廿三日より配給
15 奉公の覺悟新た 皇奉新竹州支部 結成一周年記念式
16 豫備訓練を實施 譽れの合格者に對し
17 人事‧消息
18 首途祝ふ壯行會 廿七日基隆で盛大に
19 煙幕
20 今日あるを覺悟 戰病死した高砂族義勇隊員 故川田君遺族談
21 興南詩苑漢詩

夏日遣興/可軒、叢慶堂喜晤翕庵覺齋卽賦/可軒、夏日遣興用可軒韻/翕庵、夏日遣興步可靬韻/覺齋、輓羅蕉鹿孝廉/寄廬主人

22 今夜の放送
23 商況(廿三日前場)
24 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 米太平洋岸を砲擊 我潛水艦オ州沿岸を襲ふ頭條新聞

【リスボン二十二日發同盟】ソシトン來電米陸軍省は二十一日夜半より二十二日に亘り日本潜水艦が太平洋岸オレゴン州沿岸地區を砲擊、軍事目標に對し攻撃を加へた旨二十二日發表した

米、加哨戒の弱體實證【ベルン(スイス)二十二日發同盟】二十日のヴアンクーヴアー砲擊に續き二十一日から二十二日の深夜にかけオレゴン州北部沿岸がまたもや砲擊を受けたとの報道は樞軸側の假借なき攻勢作戰の現れであるとして多大の注目を集めてある、かくの如く日本潜水艦が聯合國側の監視の目を潛つて米大陸西北岸水域に神出鬼没してゐるのは米加兩國の哨戒が如何に弱體であるかを實證するものと見られてゐる

02 米、加哨戒の弱體實證
03 軍事施設に巨彈加ふ 「敗戰談議」に「無言の實力砲擊」
04 隨時、隨所に出沒! 渺茫太平洋全域を制壓
05 圖像:敵の破壞した鐵道に沿ひ進擊 する我が〇〇部隊(浙東戰線)
06 國民運動團體の統制 きのふの閣議で決定
07 國民運動團體の統制要綱
08 伊空軍マルタ 島を猛爆
09 セバストポリ 尚市街戰續く
10 印度獨立實行委員會 強力な實踐運動展開へ
11 統治上の諸問題協議 マレージヤバ兩軍政部連絡會議
12 統制委員會を 新たに設置
13 食糧管理法施行令 けふ公布七月一日より實施
14 完全獨立を獲得 實踐運動に入る 印度獨立聯盟總會の聲明
15 無から有が生ぜぬ 外務當局の英米會談中間發表評
16 豫算、人事、指導監督の 三件を翼贊會が掌握
17 地方機構を強化
18 トブルク失陷 英米紙頻りに悲歎
19 土國大使館員 二名を逮捕 ソ聯政府が
20 比島人の國內旅 行證明書を發す
21 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國民教育制度 の確立整備 青年學校義 務制を要望社說

明十八年度より實施される初等教育の義務制は、特別陸軍志願兵制度と共に本島統治の二大成果であるが、圖南百年の偉業に邁進してゐる帝國日本の一環として本島が南方廣域共榮圈建設に擔ふ重大使命を完遂するためには、皇民鍊成を最高道標とする國民教育の組織體制の整備確立は焦眉の急を要する本島教育の一大課題と言はねばならぬ、最近本島における國民學校修了者は年約五萬五千名に達し、そのうち中等學校入學者は僅か約一割の五千五百名にしか過ぎず、殘りの九割の大多數は所謂職業戰線の豆戰士として實社會に吸收せられると言ふ狀態でこれら勤勞青年を教養訓練する機關を整備せずその儘放置せんか、折角國民學校で基礎的に鍊成された之等青年の皇民資質は、時日の經過と共に低下することは火を堵るより明らかである、茲に九割を占める勤勞青年に對する皇民的訓練が國民教育の組織體制整備確立の上に重大性を帶びて來るのである

內地に於ては昭和十年四月に青年學校制を制定、同十四年に義務制(男子のみ)を施行し以て國民教育制度を確立したが更に國民學校令の公布と共に初等教育が八箇年(六歲──十四歲)に延長し青年學校本科四年制乃至五年制を合せて十二年乃至十三年で完成する國民教育の義務制が確立せられたのである。青年學校とは國民學校を出て後男子は大體徵兵檢查の年まで、女子は結婚適齡期までを教育する機關であつて、卽ち男女青年が真に國家のために役立つ、正しき力ある一人前の日本青年となるまでの期間を、國家管理の下に置いて教養訓練するのである

しかもこれら青年は孰れも何等かの實務に從事し、現に社會の一員として活躍してゐるもので彼等をして國體觀念を明確に把握せしめ、且つ健全なる常識を與へその從事してゐる農業、工業、商業、水產業の國家的意義を體得せしめその知織技能を鍊磨すると共に入營前に軍隊教育の豫備的基礎教育を施すのである、端的に言へば青年學校は皇國青年鍊成の道場であり、國家興隆の基礎を培ふ源泉である、また國家教育として世界に類例のない制度で各國注視の的となつてをり、その教育的效果は支那事變、大東亞戰爭で前線銃後を通じて顯著たるものがある、

飜つて本島の青年學校を見るに昭和六年末、內地人青年を對象とせる青年訓練所(青訓)の設立が初めてで昭和十年內地の青年學校令に準じたが、內地のそれは從來の青訓と實業補習學校を合體させたものであるに對し、本島の青訓は兵役義務の內地人を對象とし、實業補習學校は生徒の大多數が本島人であるため兩者を存續せしめたのであるが、昭和十四年內地の義務制によつて本島の青訓も青年學校と改稱、本島人青年をも收容した、然し依然として補習教育の域を脫せず、昨年末まで五十八校の中本島人僅か十餘校と言ふ寥寥たる狀態では、志願兵制度の實施された今日の時局下に則應しえざるは勿論、本島が興亞建設に負荷の大任を果す為、軈て樹立される工業並び農村兩方面の技術的需要に應ずると共に、南方地域に派遣すべき人材の軍隊教育による皇民鍊成と技術的訓練を施すこと、將又志願兵制度に有終の美を結ばしめ且つ徵兵制度に備へる點から觀ても國民學校と共に國民教育組織體制の双璧たる青年學校の義務制は刻下緊急の要務と言はねばならぬ、そして一日も早く一、臺灣教育令の中に青年學校制度を確立し二、官制に基いた專任職員制の制定三、非勤勞青年を收容する晝間授業の實業補習學校の整理統合と共に青年學校の新設增加四、その教育內容の刷新充實などを圖り以て本島青年を鍊成する國家教育施設を完備すべきである

02 オ州の砲擊に湧く歡聲 西海岸は戰戰兢兢 住民は素朴で保守的
03 大陸橫斷の出口 “薔薇の都”として有名
04 勳章傳達式 高雄市會議室で
05 圖像:熱砂のオルドス砂漠に敗敵を急追する鐵牛 部隊
06 米人の“心の故鄉” 面積、日本の三分の二
07 志願兵壯行會 本月廿九日に變更
08 一期管理米對 策懇談會
09 “衢州最後の日” 苦惱を語る敵將校の手記
10 圖像:爆擊前の海鷲將士
11 盤谷から昭南市 直通急行列車運轉
12 家族手當の增額 全國の警察官、學校教員外 百五十萬人に上る
13 今年の電話 申請受付 七月中旬から
14 貯蓄週間 續く彈丸貯蓄の力
15 基隆市奉公挺 身隊員 廿七日に銓衡
16 貯蓄奉公の誓ひ 簡素の中に明るい生活を樹立 七月常會申合事項
17 ヴイタミンC 鳳梨から抽出製造
18 指導擔任者 發令さる 產業戰士訓練所
19 揚床短冊苗代 臺北州、指導に乘出す
20 蘭陽叺株式會社
21 ときの声
22 南方の棉花栽培 若い戰士一行來臺
23 臺北材木商組 合員が献金
24 ビルマ郵便物 取扱事務整備
25 人事‧消息報社消息
26 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 奉耕人の熱誠稔る 吉野庄献穀田未曾有の豐作 きのふ拔穗祭執行はる
02 防空研究會開催 彰化市八月中旬頃より
03 諸英靈を弔ふ 臺中市葬廿七日執行
04 圖像:第一回彈丸切手抽籤を自ら行ふ寺島遞相 (手前より二人目)於貯金局
05 愛國貯蓄のお話(三) 貯蓄は物價を安くする 北原新竹州經濟統制課長談
06 南方棉作技術者 廿七日より講習開始
07 桔梗クラブ 鍊成會
08 梁井文教局長 きのふ來高
09 中島財務局長 臺南市視察
10 彰化市の街頭 移動展
11 松林の島、美しい町 バンクーバーは住みよいとこ
12 南支點描(完) 味覺の王座荔枝
13 玉里青少年團 廿七日に晴の結成式
14 竹東青少年團 の結團式
15 一貫して常用運動 花蓮港奉壯團國語徹底に馬力
16 エ社の地藏尊例祭
17 鮮魚集荷打合
18 學校經營 研究會
19 興亞の若人よ 來り投ぜよ 臺中奉公青年 隊員募集
20 新化家政女上棟式
21 圖太い姜黃ブ ローカー檢擧
22 事人
23 地方多より
24 今日の映畫
25 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 纖維製品配給機構 府整備要綱決定 卸賣業者排除を原則
02 鐵鋼配給統制機構 統制會社を中心に整備 府企畫部長談
03 產組聯合會認可 卅日臨時總代會を開催
04 產組系統の確立と 時局の要請に邁進 石井殖產局長談
05 民間委員近く決定 七月一日に初委員會
06 鋼材販賣統制會社 資本金二百萬圓で設立
07 貿易事務連絡會 協和會館で開催
08 照明燈
09 商況(廿三日後場)
10 ラジオ
11 水滸傳(709)/黃得時;碇政彌
12 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 米海上防衛の脆弱性 米ネラー紙嘆聲を洩す
02 敗戰悲報頻り 米市民意氣全く銷沈
03 日本潛水艦の砲擊 最初の目擊者談
04 松村中佐放送 我戰鬪機の優秀性 獨自の戰鬪方式に立脚
05 弗で士氣を 鼓舞せん 米上院加俸案可決
06 間然する所なき協力 高塚部隊の苦心と功績
07 敗戰挽回に汲汲 米國汎米會議を招集
08 坂出市制實施
09 王天祥等一萬三千歸順 東亞同盟自治軍を結成
10 埃國境に達す 樞軸軍の先鋒部隊
11 減員官吏は約十萬 各省每に臨時定員制設置
12 佐藤大使クイ ビシエフ歸着
13 アルゼンチン 大統領 病氣のため辭職
14 急進主義者の 檢擧を開始 印度政廳が
15 圖像:泰國特派使節團長廣田弘毅 氏自宅にて記者團と會見
16 舊法幣使用を禁止 廿五日より南京上海に實施
17 リビア敗戰 英副首相の報告演說
18 米洲引揚民 瑞典汽船で リスボン出發
19 敗戰理由の說明要求 ロンドン各紙の論調
20 ル大統領秘書 會談經過を發表 內容空虛で人事往來程度
21 北阿樞軸軍の 戰果
22 英戰艦、空母 にも損傷與ふ 伊空軍の戰果
23 ム伊首相と 第二次會談 西國外相が
24 米商船一隻擊沈さる
25 ソ軍絕望的 反擊を試む セバストポリ戰
26 獨軍司令部 戰況發表
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 島內マツチの專賣 けふ公布、七月一日より實施 配給消費に萬全策
02 自給自足により 供給の確保を圖る 木原專賣局長語る
03 皇后陛下廿六日 明治神宮に御參拜
04 開戰半ケ年現地の建設狀況(二)
05 泰國の卷 盛り上る國家意識 ピブン政府の地位磐石
06 度量衡所移管 殖產局から專賣局に
07 臺北稻荷神社 の例祭
08 基隆商議所役員會
09 徵兵檢查を實施 基隆市郡と蘭陽三郡
10 新竹州警察部 長に柴山氏
11 バニユワンギ住民に 日本精神を植付ける 異色ある伊藤部隊諸勇士
12 基隆徵兵署の 檢查開始
13 コレラ完全擊退 あすから海水浴も 魚食生食も解禁
14 鮮やかな操舵振り 颯爽‧海國男兒の意氣高し 海洋訓練隊の查閱
15 赤誠の献金群 けふも軍司令部へ殺到
16 生產增強に力瘤 戰時產業安全週間 いよいよ七月一日から實施
17 臺北材木商組 合員が献金
18 山地の積極的 開發に着手
19 白綿ネル配給 事務整理のため 一時配給を中止
20 人事‧消息
21 煙幕
22 興南詩苑漢詩

哭許蘊白先生(舊作)/南都、看來連旬不雨偶作/南都、甲仙道中/步初、恆春道中/步初、寄懷嘯霞丈/駱香林

23 今夜の放送
24 商況(廿四日前場)
25 興南案內報社消息
26 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 麗水へ殺到の態勢 我主力部隊、南下猛進頭條新聞

【廣豐にて二十四日發同盟】武義南方の嶮峻を衝いて安麗谿谷沿ひに南下したわが麗水攻擊部隊の先鋒は二十四日午前十一時早くも麗水西方約十粁の太平畋に突入今や麗水に殺到せんとする態勢にあり主力部隊は安麗谿谷左岸の北方地區を制壓しつつ炎熱惡路を冒して南下猛進を續けてゐる、かくて麗水の命脈既に極まりその陷落は目睫に迫つたが麗水防衛の敵約五千はわが猛攻に惧れを為し算を亂して麗水西南方約二十粁の碧湖鎮、雲和鎮南方へ潰走中、陸鷲の銃爆擊下に片つ端から潰滅されつつある

【廣豐二十四日發同盟】廣豐一帶を制壓した我軍は廣豐河の東南對岸に反抗を企圖して集結中の敵第百五、第二十六暫編第十三及び長沙方面より來援の第五十七各師に對し去る十七日以來敵の機先を制して殲滅の火蓋を切り廣豐河の敵前渡河を敢行五峯山、五都等の敵陣を奪取し引續き戰果を擴大中

02 武義南方より新行動
03 麗水飛行場を急襲
04 タイ國國民記念日 昨日駒場の大使館で 祝賀のレセプシヨシ
05 圖像:日、泰經濟協定調印
06 興亞教育推進へ 共榮圈諸國の關係者を招き 新京で十周年記念教育大會
07 日本圓の隣組結成 日泰間の通貨金融工作完備 原口為替局長放送
08 紙芝居競演會
09 泰國通常議會 きのふ開院式
10 英ソ秘密條約の內容 スエーデン有力紙の報
11 物資交流問題解決 ジヤバ、スマトラ、マレー相互間
12 各團體國民運動の 有機的連繫を圖る
13 カンボヂヤの農產物 對日供出量增加に邁進の旨 ランス長官、内山公使に言明
14 モロトフ外相 存在を否定
15 チヤーチル內閣彈劾 首相自身に糾彈の鋒
16 唯武力で酬ひ るのみ ドイツ側の談
17 三部會を設立 大日本產業報國會
18 チヤーチル 非難の的
19 地方事務所 七月一日に施行
20 我國の產金政策 變更の意思なし 大藏省委員會同、藏相答辯
21 惠利蠶飼育の成功等等 纖維工業に凱歌 津田鐘紡社長演說
22 カ濠洲首相 國民に訴ふ
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 纖維製品配給 機構の整備 整備委員會は 慎重に社說

纖維製品配給消費統制規則に基いて內地では最近卸賣商及プローカを排除する形に於て纖維製品の配給機構が整備、單純化されたがこれに伴ひその一元的移入及配給を行ふ必要上本島に於ても配給機構が整備されることとなり既に督府當局の整備要綱が幾多の迂餘曲折を經て此程決定、愈愈近く實行に移すことになつたが右の機構整備が配給部門に於るそれの先鞭をつける點に於て多大なる關心をもつて注目されてゐる。而して府當局の當初の方針としては實績ある元賣、卸及小賣業者等を以て「臺灣纖維製品配給統制會社」を設立し纖維製品を一元的に移入して直接小賣業者へ配給させることにあつたが轉業等の關係もあるので暫定的に非指定品のみを卸賣業者の自治的統合體に代行せしめ追追中間機關を排除することに方針の修正を見たわけであるが纖維資源の不足に對處し消費規正を更に强化しうる點に於て誠に適切な措置といふことが出來よう。

しかしながら右に伴ふ轉廢業者を如何なる方面に供出しうるかの見透しが未だついてはゐないし又今回の機構整備が一應先づ移入の一元化を目ざすことにある以上現存の移入協會を統制會社に改組し島內配給機構を現狀のままにしても差支へはないことも一應考へられるのであるが一旦府議の決定を見た上はせめて企業整備に直接携はる官民合同整備委員會の慎重なる處置に俟つ外はなからう。從つて委員の人選は可及的小賣業の實情に通ずる中間卸賣業者を網羅すると共に委員會に於ては民間委員の忌憚なき意見を聽取すること勿論であるがそれにもまして問題になるのは、(一)實績の查定、並に讓渡評價方法、(二)卸賣業の統合體の構成、員數、業務地の配置、(三)統制會社の創立、(四)轉廢業に對する措置(五)卸小賣業者の處置等に關して委員會が果して適切なる方策を樹立し得るか否かであつてこのことは機構整備を自發的氣分の中に迅速且つ圓滑に運ばしめるか如何かを決定すると共に今後に生起する幾多の整備に心理的影響を及ぼすものでありこの意味に於て委員はその責任の重大なるを悟つて政治的考慮に捉はれすぎることなく大局的見地の立たれんことを希望してやまないものである。

殊に實績は大いに尊重しあるがままに認めること更に統制會社の役員には業界に通じたもので纖維製品の移入獲得は勿論のこと限られた移入製品を如何にして我人共に均等に配給せしめるかについて常に配慮をめぐらすやうな業者を選ぶこと等が何より必要なことと言はねばならない。この外今後の問題として業種別的に一定規模に結成された統合體の代行制を只形式的の機構整備をあせるの餘り代行制の全廢による餘員供出並に卸商排除による小賣價格の引下げ等の見透しなくして早きに失してこれを全廢するやうなことがあつてはならないがこの際轉業資金や從來の蓄積で喰ひつなげて行けるといつた輕い氣持は大いに慎まねばならないのみならずかかる氣持は今後幾多の企業整備に於て嚴に警戒しなければならないことであらう。

02 大川挺身隊の活躍 河南三省境作戰の華
03 癩根絕に協力せよ 皇室の有難き御仁慈を仰ぎ奉り 宮尾府衛生課長談
04 島民赤誠の献金 武官府廿四日の取扱
05 講師に總督も一役 廿九日の中央奉公委員鍊成會
06 市郡の商工、 勸業課長會議 廿七日に開催
07 圖像:樞軸國武官海軍館見學(寫真は見學中の各國武官)
08 官民の赤誠を披瀝 島內皇軍慰問團梁井、加藤兩代表 使命を果して歸北
09 第一回國防訓練大會 來る十月島都で開催
10 次回臺灣で開催の模樣 皇民運動內外地連絡懇談會
11 貯蓄週間 貯蓄から勝利の力
12 青年指導に挺身を誓ふ 兩廳下鍊成會修了式を擧行
13 貯蓄懇談會を 開催
14 新竹州青少年團 來る八日に結成式擧行
15 漁撈と海水浴解禁
16 花蓮港廳下弓 道爭霸戰大會
17 海軍甲種飛行 豫科生募集
18 ときの声
19 小川マリ子女 史洋畫個展 廿七、八兩日
20 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 アリユーシャン列島作戰從軍記 胸底深く必勝の計 滿月の夜巨鯨滑り出す
02 “愈よ北方だな” 見える雪の山山山
03 機銃猛射開始 北洋の激浪に巨船搖れる
04 力一杯萬歲三唱 北洋の空に君が代のラツバ
05 臺中神社大祓の儀
06 擧る綠の信號 おお敵前上陸成功だ
07 嘉義の移動展 本月末より二日間
08 今日の映畫
09 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺電は增資よりも 社債發行高を擴張すべし
02 南方開發金庫 ジヤバに業務開始
03 臺南州米初檢收
04 干バナナの統制 原料、製品、輸送、販賣に亘つて
05 鐵鋼統制規則の 實施と其の內容 (上)鈴木企畫部長談
06 乾バナナの 小包郵送を制限
07 戰爭保險の物件 新たに工作物を指定
08 麵類試驗製造 打合會
09 滿洲國博覽會へ 臺灣館を建設
10 臺灣海南島間 郵便直接交換開始
11 料花協定價格 本日より實施
12 照明燈
13 商況(廿四日後場)
14 ラジオ
15 水滸傳(710)/黃得時;碇政彌
16 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 アリユ―シャン列島の キスカ、アツツ兩島占領 皇軍、尚附近諸島を掃蕩中
02 獨軍の猛攻愈熾烈 ソ聯軍の死屍累累
03 海鷲索敵隊の活躍
04 北太平洋を鵬翼下に 蜘蛛の巢の索敵網敷く
05 米、兩島陷落を確認發表
06 キスカ、アツツ兩島を鳴神島、熱田島と假稱
07 獨軍司令部廿 四日發表
08 伊軍、マルマリカ 廿六日間の戰鬪經過
09 北阿戰線英司 令官罷免か
10 麗水縣城飛行場攻略 浙江省要衝、米蔣合作の基地
11 チ內閣不信任案提出 イギリス下院反對派
12 圖像:政府、重臣と懇談會
13 日、米交換船出發 兩大使外邦人乘せて
14 奉仕的な官吏精神 政黨的惡習を嚴禁す ヴ比島行政長官、官紀肅正を聲明
15 第二戰線能否 を檢討せん 英、米の巨頭連
16 英ソ同盟批准 案可決を要請 イーデン英外相
17 多彩な記念催し 泰國革命十周年記念日
18 廣東周邊の鑛山を開發
19 米蔣武器貸與 協定調印
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 皇太后陛下 けふ第五十八回の 御誕辰を迎へさせ給ふ
02 水際立つた進擊 外人記者も舌を卷く
03 圖像:臺北稻荷神社例祭
04 七月常會の徹底事項 昨日情報局から發表
05 長谷川總督から奉伺電
06 開戰半ケ年現地の建設狀況(三)
07 マレーの卷 行政機構見事に整ふ 經濟建設も着着進捗
08 皇軍占領地 麗水の點描
09 感心な“兵隊小母さん” 前線で續く献身的看護五ケ年
10 “ヴ長官感謝を披瀝” 比島人傷病俘虜假釋放に對し
11 迸しる赤誠の全文血書 山の青年巡查義勇隊員志願
12 譽れの合格者の壯行會 あす宜蘭市公會堂で開催
13 高砂區青年 團の壯行會
14 海の幸は無盡藏 日本漁船の比島進出
15 首途を祝ふ 基隆郡の志願兵合格者壯行會
16 紺碧の海は呼ぶ 海水浴に魚釣りに 夏の基隆賑ふ
17 故加藤大使の 遺骨近く歸國
18 東部ジヤバに 日本語講習所
19 島崎警備府參謀長 各方面に新任挨拶
20 二百三十億圓 貯蓄完遂標語 一等入選者發表
21 軍司令部に献金
22 興南詩苑漢詩

覺齋有約來花久不至詩以代柬/香林、輓王了庵先生/高文淵、贈品三畫家/鄭濟卿、贈品三仁弟/葉文樞、無題/王國琛

23 山本義堯氏
24 「臺北州の農業」 創刊號を配布
25 煙幕
26 今夜の放送
27 商況(廿五日前場)
28 興南案內報社消息
29 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 奇襲上陸見事に成功 大詔奉戴日アツツ島に歷史的第一步頭條新聞

【東京發同盟】わが陸軍精銳部隊は海軍部隊と緊密なる協力の下に米國の北方對日進攻路アリユーシヤン群島作戰に出動六月八日夜寒流荒れ狂ふアツツ島に無血上陸成功、軍靴の下に同島の米軍事施設を踏み蹂り感激の日章旗を打ちたてたが以下はこの歷史的陸軍部隊の作戰に從軍した深澤、濱田(同盟特派員)陸軍報道班員の從軍手記である。

アツツ島にて八日濱田、深澤陸軍報道班員發

米國に殘された唯一の對日進攻路アリユーシヤン群島を攻略すべく海軍部隊と密接な協力の下に北太平洋の怒濤を蹴つて北進した陸の精銳◯◯部隊は基地◯◯を出港以來◯日、輸送船◯◯は七日午後◯時目指すアリユーシヤン群島最西端のアツツ島沖に達した眼を凝せばアツツの島蔭が蔽ひ被さつた樣な夜空の下に据まつてゐる黑黑と橫たわる島の輪廓が何か不氣味なものを感じさせる、移乘用意の合圖と共に武裝を整へた將兵は音を潜めて甲板に整列する「諸君が君國の為めに盡すはこの時である平素の訓練はすべてこの時用ひんが為である」基地を出港する時諭すが如きその音調が部隊將兵の胸を刳つた、部隊長の訓辭が新な感激となつて甦つて來るのか將兵の顏は緊張と嚴肅さに引締つてゐる「總員移乘」部隊長の銳い聲が闇を衝いて甲板上を流れるその餘韻のまだ消へない內に將兵は一齊に繩梯子を輕やかに降りて行く「とん」と微かな音を立てる每に一人、二人、五人と舟艇に移乘るここアリユーシヤン群島の夜は驚く程短かい日没後一時間餘りの黃昏が薄闇に閉され夜が訪れるのが午後九時(日本時間)三時間半後の午後十一時には早くも北圍特有の薄明りがやつて來て夜が明ける移艇に手間取れば上陸は白晝となる、この短時間に隱密裡に敵前上陸を敢行せねばならないのだ、北方作戰が南方作戰と異り特別の苦心を要する所が察せられる、乘船は瞬く間に完了舟艇は舳先を列べて待期する◯時◯分出發の號令と共に指揮艇が靜寂を破つて波を碎いた、續いて一隻、二隻、三隻舟艇群は枚をかんで輸送船の舷側を離れて行く、忍びやかなエンジンの響きが航跡に伴ひ舟艇は上陸地點アツツ島西北のホルツ灣に進路を採る何んといふ天祐であらうか輸送船の◯日間來る日も來る日も霧に進路を遮られ烈風や波浪に惱まされ星は愚か太陽すら見る事が出來なかつた自然との闘爭、それが敵前上陸決行の今日、噓の樣に凪いでゐるのだ、昨日迄の天候では舟艇の行動など思ひも及ばなかつたのだ、所が今は風も波も皇軍の上陸を援護するが如く鳴を潜めてゐる、舟艇群は冷氣を冐して驀らにホルツ灣に向つて進みに進む冷氣は重い裝具を透して刺すように身に染む、舟艇の進行と共に薄明りが灣の兩岸から押寄せ霧も次第に齎れて來た頂上から縱に黑と白との條線を畫いた丘稜の色彩が不思議に思はれてゐたが陸地が近附くにつれてその壯觀に思はず眼を見張つた白い岩肌と見へたのは何んと雪なのだ百尺そこそこの丘稜の窪地といふ窪地を埋め盡した白雪は頂上から波打際まで、迫りその白銀色が凄い程青い海に影を投げ掛けてゐる曾て見たことのない風景なのだ、丘稜の背後に聳へた頂は中ば積雲の中に没し去つてゐる全山真白な雪山の姿だけ見れば故國の冬山と異る所はないが海岸に雪を戴く丘稜があろうとは然も六月中ばに入らんとしてゐる頃なのだ、こう考へると遙けくも征旅に來つる哉の感慨が一入胸を打つ薄明は愈愈迫り波を蹴立てる舟艇の姿が次ぎ次ぎと視界に浮び上つて來る舟艇はスピードをぐつと上げる既に輸送船を離れて二十分餘對岸は靜まり返つてゐる、海岸に碎ける白浪が眼に入つて來た敵は居ないのか氣付かないのか銃聲一つ起らない波打際から五百米對岸に防砦らしきものが橫たはつてゐる、はつと身を引締めて銃を力一杯握り締める、機關銃が銃口を四方に向けるが空氣は動く氣配もない、三百米、二百米波打際から直ちにそそり立つ樣な雪の峰が眼に飛込んだ瞬間舟艇はザザツと一齊に海岸に突込んだ將兵の黑い影がわれ先にと劍を抜き銃を差上げて膝でもある波の中に身を躍らせ一散に陸地に駈け上がる、おお敵の虛を衝いた奇襲上陸は見事に成功したのだ、奇しくも第六回大詔奉戴日の六月八日◯◯部隊は今米州大陸の一部アリユーシヤン群島の一角アツツ島に歷史的な第一步を印したのだ、上陸成功を知らず二條の信號彈が北太平洋の薄明の中に高く高く打上げられた時に午前零時十分である

02 歸還の七提督に 拜謁仰付けらる
03 圖像:防毒面つけて活躍する機銃陣六月五日〇〇艦上 にて中野海軍報道班員撮影「海軍省許可濟(第五七一號)」
04 米の咽喉に匕口擬す 對日北方進攻路完封さる
05 氷雪と濃霧の進軍 峻峰と鬪ふ山岳兵の苦難 米國領土を踏みしめる感激
06 東京市會議員 を招待懇談 東條首相が
07 米國に絕大な脅威
08 倫敦でも脅威に怯ゆ
09 重大責任を感ぜよ 比島人俘虜假釋放陸軍當局談
10 米海軍のだらしなさ 米軍事專門家もこき下す
11 對日攻擊の據點 キスカ島とアツツ島
12 敵空軍基地の覆滅成る
13 翼政の本部機構及び 人事殆んど全部決定
14 各省別委員長 會議を開く
15 獨潛の大戰果
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第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 貯蓄獎勵と 兌換券收縮社說

本島に於ける本年度貯蓄增加目標は三億圓と決定されたが、此の目標は果して妥當なりや、或は更に增加しなければならないかは、一に島民の所得と內地及び海外との資金流出入が的確に調查された上でなければ正確に決定され得ない問題であらう。從來府金融課に於ても臺銀に於ても資金流出入に關し調查してはゐるが、島外よりの流入高と預金增加額を睨合はして見れば未だ正確の數字を摑んでゐるとはいへず、少なくとも此の點に關して今後更に關係當局の精密な調查を望まざるを得ない。然し昨年中の本島貯蓄目標が二億八千萬圓に對し其の增加實績が二億三千萬圓にして多少不成績であるが、當初の目標二億五千萬圓に接近したので先づ無難なところであらう。從つて本年度の目標も前年度の實績から割出したものであり、島民としては今度こそは此の目標突破に對して目下あらゆる努力を拂つてゐるのである。

唯此處で一言すべきは島內に於ける資金發生原因を見るに(一)海外及び內地よりの資金の流入(二)臺銀等に於ける資金創造(國債の引受又は貸金の如き)(三)民間金融機關に於ける資金創造(授信業務の增大)の三つを擧げる事が出來よう。其の內でも海外及內地よりの資金の流入は貿易尻を始めとして或は內地資本家の投資又は海外よりの送金を差引いた殘高であつて、これこそは島內に於ける資金の量を增加せしめる最も基本的な流れであり、島內生產力の擴大と密接な關係あるは言を俟たないところである。それ故內地及び海外よりの資金の流入高の調查こそ重視されねばならない所以である。斯くて發生せる資金を消滅せしめる原因は民間金融機關又は民間に於ける國債消化等である。尚商工業者が銀行より借入した資金には直ちに同額の預金又は現金通貨──主として兌換券──として資金が增加する。此の新たに發生せる資金は既存の資金と混同し一體の購買力として生產、分配、消費等の經濟行為が營まれるが、決して資金總量に變化を來すものではない。若し何かの理由に依つて兌換券が增大すればそれ丈預金量が減少する事となる。

最近臺銀兌換券の發行高は大體二億四千萬圓內外に上り、昭和十五年末二億圓、同十四年末一億七千萬圓、同十三年末一億四千萬圓と年年三千萬若くはそれ以上の增加を示してゐるが然し日銀券の增加率に比べれば未だ低いが、軍需工業の少なき本島としては可成著しき增加率である。之を島內人口六百萬人に分ければ一人當四十圓となる。卽ち老人も婦女子も子供も高砂族も同じ四十圓の現金を持つ事となるから、之をもう今すこし收縮する餘地があらうと思はれる勿論物價騰貴に依つて兌換券の需要もそれ丈增加した事は爭はれないが、それ以上に夥しき退藏があると考へられない事はない。尚商工界及び個人間の信用取引が減退して現金取引が著しく增加した事も兌換券膨脹の一大原因であらう。從つて貯蓄奬勵に際して物資節約の外に現金通貨も壓縮して其の退藏現金を動員して預金化する事は大に必要であると共に、商工取引及び國民消費生活に對しても信用取引を復活せしめる事に一段と其の工夫を凝らさなければならない。

02 活かせ“征戰五年” 七度び迎へる大詔奉戴日 常會の申合せ事項
03 偲ぶ“蘆溝橋の一發” 支那事變五周年 多彩な記念行事展開
04 金屬類特別回收 臺北州の實施要綱
05 迸る貯蓄熱意 週間中に遺憾なく發揮
06 大陸歸農開拓 團編成懇談會
07 圖像:稔る比島の蓬萊米
08 羅東街志願 兵の壯行會
09 鄉軍新竹市東分會 二十八日總會開催
10 醫療獸醫特技隊 七月下旬大陸へ派遣
11 早くも原油採收 爪哇の油田、復舊工事進捗
12 貯蓄週間 粒粒貯蓄悠悠勝利
13 臺北市社會教育 課長の後任決定
14 軌道に乘る開發 海南島の鑛物と水產
15 南方語學藝會 今夜公會堂で
16 適當な處置を取る 殘留の被抑留邦人
17 “皆樣の御親切に感謝” 來栖夫人喜びを語る
18 鄉軍臺北市中央 第三分會の總會
19 “皇國の道”を 刊行
20 ときの声
21 電力施設に活躍 島崎技師に賞辭感狀
22 歸國邦人の 主なる氏名
23 紙幣贋造で詐 欺漢檢擧さる
24 山田東洋氏個展
25 不屆な賣卜 者檢擧さる
26 人事‧消息
27 訃文:山本義堯
28 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 貯蓄完遂の誓ひ 神前に關係者額く
02 花蓮港市の貯蓄 組合大會
03 飛躍的發展へ 皇奉高雄州支部一周年
04 圖像:浙贛作戰に於ける夥しい鹵獲兵器
05 愛國貯蓄のお話(四) 我等の貯蓄額は少い 北原新竹州經濟統制課長談
06 中壢貯蓄懇談會
07 月月に健民運動 七月は結核豫防の月
08 員林奉公委員會
09 農村自家用米 共同保管に決定
10 慰問袋作製奉仕
11 係官ら下勉強 體力檢查の萬全期して
12 指導の識見を注入 南投で部落會長鍊成會
13 奉公の誠を胸に 臺南市桔梗クラブ誕生
14 献金佳話三ツ
15 大肚山腹に合宿 奉壯團幹部の鍊成會
16 合格者の感想を聽く 各青年團別に座談會
17 花蓮港奉公委員會
18 花蓮港の桔梗 クラブ員鍊成
19 安田老の 奉公行脚
20 (嘉義電話)企業整備
21 板橋校のよい子供
22 地方多より
23 今日の映畫
24 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 最低、最高初給賃金 中央賃金委員會で決定 七月一日より實施
02 小賣業整備の 新方針確立(二)
03 鐵鋼統制規則の 實施と其の內容 (二)鈴木企畫部長談
04 自動車販賣三社 近く統合されん
05 小豆粕は飼料へ 自己肥料增產に邁進
06 北部蓬萊初買上
07 青果業界の再編成 來月懇談會を開催
08 那須米穀課長 東部へ出張
09 照明燈
10 商況(廿五日後場)
11 ラジオ
12 水滸傳(711)/黃得時;碇政彌
13 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 ソルム攻略! 樞軸軍埃領內に進出
02 更に有力な地點確保 獨軍セバストポリ攻略戰
03 東太平洋の戰果に 軍令部總長、海相より祝電
04 廣田特派大使 以下參內
05 米、ア少將を歐洲 派遣軍司令官に
06 太平洋軍事會議開催
07 圖像:我が潛水艦オレゴン州砲擊寫真は(上)ボートランド港(下)ボートランド市街
08 霧が雨の樣に降る アリユーシャン點描
09 米甲巡ヒユ號艦長戰死
10 驚くべき大作戰 米國が驚倒する理由/伊藤正德
11 大東亞幹線鐵路を建設 日滿支交通懇談會開かる
12 東京昭南市間 七日以內で結ぶ劃期的な案
13 低物價と生擴の調整 共榮圈內の物價對策 物價形成中央委員會に諮問
14 渾然一體目的達成へ 第二回團體協議會で申合せ
15 商船學校等を 增設
16 クビヤンスク を撤退 ソ聯情報局發表
17 ル、チの會談 依然意見の一致を見ず
18 軍紀頹敗を物語る 敵軍律十六ケ條
19 五項目を決定
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 決戰の意氣新たに 全島で大祓式執行 清き直き島民運動展開
02 皇后陛下には けふ明治神宮に御參拜
03 圖像:ジャスミン香る〇〇病院
04 遺書殘して戰場へ お山に咲いた軍國美談
05 青年學校生徒訓練を視察 來臺した田中陸軍省官佐
06 開戰半ケ年現地の建設狀況(四)
07 マレーの卷 目覺しい交通復舊 鑛產の開發も進捗
08 作業科研究會 卅日基隆中で開く
09 全島各地の社 會事業を視察
10 ピブン首相放送 泰國の革命記念日に
11 圖像:宣撫演說に聽入る原住民
12 抑留の感じなし 歸還米人皇軍の寬容に泣く
13 教育振興座 談會
14 島民赤誠の献金 廿六日軍司令部取扱
15 霧島エリ子さ んを偲ぶ夕
16 印度獨立を強調 ガンヂー紙上で辯明
17 高雄市の癲豫 防行事
18 生藥配給組合 武官府へ献金
19 興南詩苑漢詩

答香林代柬次韻/覺齋、亞里不當山雜詠六首/一吼

20 州下庭球大會
21 商議選擧の棄 權防止座談會
22 バス、客車に激突
23 大尖山へ
24 人事‧消息
25 今夜の放送
26 興南案內報社消息
27 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 陵川、安洋村を占領 山西省內蔣系軍最大の據點頭條新聞

【山西省南部太行山脈◯◯二十六日發同盟】山西省內の蔣系軍最大の據點陵川目ざして突進せる小久保部隊は二十五日午後二時遂に陵川縣城に突入、同地を占領して感激の日章旗を飜したまたこれに呼應して鐵脚、原部隊も同日夕刻陵川東北十粁の二十七軍敵司令部所在地安洋村を奪取し同地周邊で約五百の敵を殲滅引續き掃蕩戰を續行中である

02 晉南の敵殲滅に瀕す
03 圖像:バンクーヴアー市街よりバンクーバ アー島を望む
04 我が綜合戰果
05 日、佛印經濟協定 近く正式調印の運び
06 十時間雪の強行軍 アツツ島攻擊陸軍先遣隊長手記
07 第二、四半期の 起債計畫決定
08 ダツチハーバーの 避難民シヤトル着
09 南方要員鍊成機關を設置 情報局より發表
10 米蔣合作空の基地 今や悉く潰滅 重慶抗戰力擊滅へ 第三戰區崩壞を期す
11 企畫院總裁談 所要の資材を確保 生活必需動員計畫成る
12 清新簡素な 戰時生活維持
13 食糧管理法の 施行規則公布 生產費算出法規定等が骨子
14 首相、遣泰特使團を招待
15 各省別委員八百廿八名 阿部總裁指名で決定
16 十九名の連絡 分担理事決定
17 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 東太平洋作戰 の意義 必勝の體勢全し社說

昨年十二月八日、米英擊滅の大東亞戰爭開始して半歲、西南太平洋から米英の艦隊勢力を完全に驅逐した帝國海軍は全面的攻勢作戰の銳鋒を一轉して百八十度の日附變更線を乘り越えて東太平洋に展開、直接米合眾國領土を攻略し今や米國民を恐怖のドン底に陷れルーズヴエルトを始め陸海防衞當局に絕大な脅威を與へるに至つた、卽ち去る六月四日、五日兩日に亘るアリユーシヤン列島の敵據點ダツチハーバー並びに同列島一帶の急襲、同七日以後に於ける精銳無比なるわが陸海軍部隊の參加せる同列島諸要點の攻略、更らに同五日洋心の敵根據地ミツドウエーに對するわが海軍獨特の猛烈なる强襲は、その作戰範圍の廣大にして雄渾緻密なると、其偉大なる戰果とは相俟つて、米國をして全く顏色なからしめてゐる、就中二十五日大本營の發表になるアリユーシヤン列島方面作戰中の帝國陸海軍のキスカ、アツツ兩島の奇襲占領は、愈愈日本は絕對不敗の地位を確保するに至つたと世界の脅威と絕讃の的となつてゐる。

開戰と同時に日本に對する南方進攻路の堡壘であり據點であるフイリツピン、グワム、ウエークを失ひ、續いてABCDの對日包圍線も間髮を容れず絕ち切られた米國は、航空母艦、潜水艦による空中及び海上ゲリラ戰が殘された唯一の對日作戰であつた、然るに敵の誇る航母中心の對日作戰はレキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネツトなどの虎の子と恃む航空母艦が次ぎ次ぎと擊沈された以上はレンジヤかワスプを殘すのみとなり、米國が保有する航空母艦は精精二隻を出でない寥寥たるもので既に蠢動の餘地なく、萬一蠢動すれば見敵必滅のわが海軍部隊の好餌となるのみであるから、米國が企圖する空中ゲリラ戰も當分絕望の狀態である。然も最後にただ一つ殘されたるものはハワイ、ミツドウエー、ダツチハーバーを要點とする戰略三角線であつた、その中でもダツチハーバーを基點とするアリユーシヤン群島の敵前進基地は米の對日北方進攻路であり、夏季進攻路であるとて巨額の資を投じてハワイに劣らぬ防備成れりと豪語せるところのものであつたまことにハワイを中心に、右翼にタツチハーバー、左翼にミツドウエーといふ備へはまさに鶴翼の陣を張れるの觀があつた

然るに今回の東太本洋に於る豪壯無比な大作戰は、米の戰略三角要點のうちミツドウエー、タツチハーバーの二要點を脫落せしめたのであるから、ハワイは丸裸となり、太洋の孤兒となり、米の太平洋方面に於ける海上防衞第一線と海上根據地は一擧に米本國西海岸に後退したも同樣である。從つて米の飛行機と潜水艦による空中海上のゲリラ戰は完封されたことになり蓋し東太平洋作戰の意義は絕大といふべきである。さらにアリユーシヤン列島の攻略は、單に米の北方進攻據點を擊滅したのみならず、敵の進攻據點を逆に利用して直接アラスカ、米本土の咽喉に所謂匕首を擬したものであり同時にわが北方防衞海域の著しき擴大と强化を來たしたものである、兎もあれ帝國陸海軍の作戰するところ米本國は西岸と云はず東岸と云はず、征くとして可ならざるなき必勝の體勢いよいよ全しと斷ずることが出來る

02 皇民奉公會傘下に 島內諸團體を統合 督府、奉公會で調查立案中
03 皇太后陛下 御誕辰奉祝式 樂山園で擧行
04 來月中旬に田植祭執行 光榮の神饌田候補地決る
05 開戰半ケ年現地の建設狀況(五)
06 佛印の卷 帝國との提携固し 食糧で共榮圈に協力
07 爪哇島の建設順調 重要農產物開發の概觀
08 合格者の首途を祝ふ 昨日宜蘭市公會堂で壯行會
09 南方特急葉書が飛ぶ 早くなる前線と銃後の便り
10 興南鍊成所假稱創設 三部に分ち近く實現
11 圖像:太平洋を征く帝國艦艇「見敵必滅」を期する 勇士たちの砲の手入(中野海軍報道班員撮影)海軍省許可濟第五七一號
12 町村自治の新構想 高度の活動性附加へ
13 貯蓄週間 進む皇軍後押す貯蓄 地方費支辦官公 吏家族手當支給
14 臺灣の役割重大 基本的鍊成機關一個所等を設置
15 國民服着用上の標準 本島暑熱時期に對する特例
16 “南方へ行く人は一應 臺灣で鍛へる可きだ” 從軍畫家、鶴田氏の寄臺談
17 ときの声
18 外國語地名人名の呼稱 文部省國語課で整理統一
19 宮城長五郎氏逝去
20 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 國語奉公團結成 國語高雄市建設へ
02 屏東郡青少年團 あす晴の結團式擧行
03 皇奉臺中州支 部事務所移轉
04 固む不退轉の決意 石に齧りついても貯へ上げる 國民貯蓄大會で宣誓
05 愛國貯蓄のお話(五) 感激で貯蓄せば易し 北原新竹州經濟統制課長談
06 獎勵金付で委囑飼養 移入役馬いよいよ入來
07 感謝貯蓄に赤誠 屏東市民目標完遂を誓ふ
08 臺南市社會、教育 兩課長發令
09 軍人會館竣成近し
10 音樂と紙芝居の夕
11 安田氏の 貯蓄講演
12 志願兵壯行會
13 生れ變るラングーン
14 圖像:古蹟赤崁樓 明治校兒童が清掃
15 國語普及の第一線へ 臺南州國講講師巢立つ
16 虱目魚放苗 殆ど完了
17 七ツの少女轢死
18 七月中の奉公行事 臺中皇奉會幹部打合
19 決戰生活打合 臺中市婦女團幹部
20 水田から鳥害を守る
21 人事
22 地方多より
23 今日の映畫
24 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 高雄港石炭販賣價格と 格付變更を決定 府鑛務課、本日の官報で告示
02 全國の產糖(分蜜糖) 千九百八十萬擔
03 鐵鋼統制規則の 實施と其の內容 (三)鈴木企畫部長談
04 石炭價格は据置 赤字炭坑補助に變更せん
05 產組聯合會の 內部機構內定
06 小賣業整備の 新方針確立(完)
07 石鹼の確保に 當局對策を考究
08 纖維卸賣統合體 具體的打合を遂ぐ
09 砂糖用空袋 回收懇談會
10 纖維製品委員會 臺北州六名に決定
11 新竹旅行案內所 七月一日より開始
12 五州香花組合創立
13 照明燈
14 商況(廿六日後場)
15 ラジオ
16 水滸傳(712)/黃得時;碇政彌
17 廣告
第06頁
夕刊第1版
序號 標題
01 從化東南の敵掃蕩 砲聲曉の山野に谺す
02 晉南殘敵の命脈迫る
03 英內閣に非難の矢 政界と言論界擧げて
04 獨伊軍、壓倒的優勢 埃及作戰の展開興味を惹く
05 中間綜合戰果
06 誤魔化しには 國民納得しない 反チヤーチル熱昂まる
07 日本宣傳技術 家協會初總會
08 圖像:堂堂波濤を蹴つて進む帝國海軍の偉容海軍省貸下
09 在米邦人の 乘船動靜
10 日、獨伊軍直接提携近し ガイダ伊紙主筆論說
11 獨伊軍急追擊
12 獨軍の發展振り 各方面から注目さる
13 セバストポリ 全く變貌、廢墟と化す
14 ム伊首相空路 戰線を視察
15 獨軍優勢裡に なほ死鬪展開 ハリコフ戰線
16 小國民の教育に 畢生の努力をせよ 興亞教育研究會東條首相挨拶
17 黑海水域の 伊軍戰果
18 獨軍理詰の餘 裕攻擊
19 米の打擊甚大 「日本の戰勝」獨紙論評
20 香港の復興と 政治的重要性 磯谷總督、記者團と會見闡明
21 地方事務所 運營の圓滑へ ブロツク代表會議
22 ク英軍司令官 捕虜となる
23 米英會談に ソ聯大使參加
24 英地中海の制海權 危殆に瀕す
25 獨の各都市に 英機集團爆擊
26 泰、佛印國境劃 定作業 近く終了の見込み
27 獨、反樞軸國間の 電話連絡停止
28 泰國のべ米公使以 下を本國に送還
29 濠洲艦隊司令 長官更迭
30 遞信省人事
31 厚生省異動
32 大藏省異動
33 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 偲ぶ我勇士の武勳 健氣な日本婦人の姿に感動 ノモンハン戰場訪問記
02 圖像:臺灣憲兵隊司令部開廳式
03 臺灣憲兵隊司令部 嚴肅な開廳式擧行
04 鍛へる夏休みに 島都國民校の行事決定
05 市民の總力擧げて 新竹の國民貯蓄打合
06 產組協會新竹 州支會總會 功勞者をも表彰
07 長谷川總督 けふ臺銀を視察
08 增產戰士の健康增進へ 產報中央本部で實施要項決定
09 淡水魚の養殖 桃園郡で大仕掛に
10 特設勞務奉公團 賞金一千圓を陸海軍に献金
11 港都で實地訓練を實施 海洋少年團修了生に對して
12 奉公挺身隊の 入隊試驗實施 けふ市公會堂で
13 志願者訓練所 歌詞募集要項
14 木炭現在高調查 七月一日現在量を申告
15 玉咲つづら藤の 買賣取締を通達
16 興南詩苑漢詩

臺北橋晚眺却望市北悵然有觸/文訪、臺北橋晚眺却望市北悵然有觸 二/文訪、清明日偕子侄輩以茶菓祭掃祖墳感作/洪元煌、臺灣旅行特別志願兵制度感作/洪元煌、望鄉山阻雨/一□、下望鄉山/一□、東埔溫泉/一□

17 人事‧消息
18 煙幕
19 生豚密屠殺犯擧る
20 今夜の放送
21 商況(廿七日前場)
22 興南案內報社消息
23 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 饒州を完全に占領 鄱陽湖岸敵最後の據點頭條新聞

【鄱陽湖◯◯艦上二十七日發同盟】鄱陽湖沿岸の敵據點を相次で覆滅、江西省各地へ通する河川を啓開した我が湖上艦艇は鉾を轉じて二十六日敵が最後の牙城と賴む同湖東岸の要衝饒州(鄱陽)攻略の火蓋を切つた、この日早晩陸戰隊の精銳は◯◯隻の舟艇に分乘一路文腦(饒州西方十五粁)に向つた敵は早くも我が舟艇群に機銃掃射を加へて來たが我が掩護砲撃と航空部隊の銃爆撃に脆くも潰亂するや機を逸せず一齊に上陸を決行、午前八時半遂に敵前上陸を決行すると共に第一線陣地を突破敗走する敵を急追また急追立直る暇も與へず一氣に第二陣地を蹂躙し今や饒州を距る○○粁の地點に追つてゐる

【鄱陽湖◯◯艦上二十六日發同盟】饒州(鄱陽)上陸部隊は膝を沒する泥濘を冐して敵必死の抵抗を擊破二十六日午後七時半饒州市街に突入尚も民家に據る敵を隨所に捕捉殲滅して殘敵の掃蕩を完了鄱陽湖沿岸敵最後の重要據點饒州を完全に占領した饒州は昌河と樂安河との合流點にあり支那海軍の江防司令部の所在地で人口三萬を數へ茶、陶器の產地として著名である

02 陵川東南で悽絕な殲滅戰
03 直系、傍系の軋轢激化 劉中將、敵軍內情を語る
04 必需品專賣を實施 マレー各種の新事業計畫
05 敗將羅卓英 の辯明
06 九府縣總務部 長會議
07 佐藤駐ソ大使 外務次長と要談
08 大藏省主計局 機構改革
09 アリユーシャン 列島進攻第一報
10 我驅潛艇の奮鬪記
11 縱橫に大東亞海を馳驅 哨戒に護送に三面六臂の活躍
12 各地に八班の 調查員を派遣 貴院食糧增產對策に呼應
13 ロ元帥今後の進擊方針 戰線整理と補給後に再攻か
14 上京中の關東軍福山報道部長放送 北邊の護りは磐石不動 精銳な皇軍、力強い滿洲守備力
15 マルサ‧マトルー 大會戰刻刻迫る
16 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 奉公委員と 下情上通社說

大東亞戰爭の驚異的展開に依つて、南進基地たる本島に加重せられる使命を果し、併せて皇民奉公運動第二年の飛躍的進展の基地たらしめるため、來る三十日午前九時から總督府正廳に於て第二回中央奉公委員會を開催することになつた。今回の諮問事項は、今次大東亞戰爭の新しき展開によつて、帝國南進の基地たる重大使命を完遂し、併せて奉公運動第二年のいよいよ潑刺たる活動に入るべき負託に副はんがための、適切にして有效なる具體的方策を諮ふにあるが、洵に奉公運動の過去一年に培かはれた明朗闊達なる良き素地に、いよいよ新しき東亞の情勢に卽應して、本島に負荷せられたる責務を完うせんがためには、まさに皇民奉公運動の清新活潑にして有效適切なる本格的、具體的逞ましい展開推進を必要とするので、ここに全島各地の第一線推進體とも云ふべき中央本部の奉公委員を召集し、各自の過去一年に省みる忌憚なき意見を聽取すると共に、實踐上の具體策を諮問することとなつたわけである。

思ふに奉公委員の任務は、率先垂範以て實踐の補導に當り、且つ奉公委員會を組織して皇民奉公運動の實踐に關する諮問に應ずるところに存するのであるが、同時に地方第一線の挺身推進の過程に於て生起する諸般の下情を上通させる一面の責務をも荷ふものと云ねばならない、由來本島の皇民奉公運動は當初發足の過程から、本島の特殊事情に依つて內地で云ふ如き狹義の政治性を持たないといふことのために、動もすれば上意下達のみあつて下情上通の一面を沒却するかの如き印象を與へたが、これは誤りで、いやしくも本運動の如き單なる精神運動ではなく、臺灣統治を翼賛する實踐運動、換言すれば一種の大いなる國民行動である以上、其れは當然に常に民の聲に聽き、下の實情を識ることによつて始めて有效適切なる方策が樹てられ國民をして逞ましき實踐行動へ誘掖輔導することが出來るのである。從つて下情上通の一面は本運動の性格上當然に有らねばならぬことと云ひ得よう。

然らば下情は如何にして上通せられるかと云ふに、本運動の組織の上に於ては別段の規定がないため、實情は頗る曖昧模糊たるを免れず、一般的には隔靴掻痒の感を與へてゐる樣である、しかしながら組織の面に明瞭なる規定がないとは云へ、實際的運營に於て充分なる下情の上通を圖らんとする處に本運動の特殊性が伏在してゐるとすれば、島民は組織上の缺陷に拘泥することなく、寧ろ實際の運營に於て充分なる下情上通に努むべきであらう。しかも實際の運營に於て此の役割を果すべきもの二三に止まらないが、此處では特に奉公委員について云へば、下情上通の役割を果すべき其の尤たるものと云ふことが出來よう。故に實踐垂範以て實踐輔導に當る奉公委員こそ、公正なる下情の上通を果すべき最適任者と云つても過言ではない。從つて奉公委員は諮問に應ふに徒らなる名論卓說を構成することだけが能ではなく、實に正しき下情を上通し其れに基く適切な具體的方策を答申することでなければならない。

02 軍屬として最初の光榮 閉塞線啟開に偉勳 小林、戶田兩海軍軍屬 金鵄勳章敘賜の恩命に浴す
03 敵前三百米で作業 二日二晚食はず飲まずに働く 戶田軍屬の回想談
04 紅葉山御養蠶所 繰絲作業奉仕者決定
05 圖像:貯蓄宣傳の銀輪部隊
06 双肩に鄉土の名譽 俘虜監督勇躍壯途へ
07 開戰半ケ年現地の建設狀況(六)
08 ダバオの卷 蘇つた麻の產地 學校も再開、治安全し
09 父子二代の建艦戰士 模範工員小林軍屬
10 譽の志願兵 基隆市で壯行會
11 慰問袋の差額 を恤兵献金に
12 臺北市奉公青年 訓練所修了式
13 大東亞宣傳文化政策 情報局に委員會設置
14 大東亞戰美術展 公募作品鑑查始まる
15 譽の志願兵に 金一封贈呈
16 戰歿勇士追悼 法要を執行
17 意氣頗る旺盛 蘭陽三郡、徵兵檢查終る
18 志願兵訓練所 入所生壯行會
19 貯める心も戰ふ心 吹き出る汗から湧き出る貯蓄 颯爽銀輪部隊大行進
20 貯蓄週間 貯めよう‧勝たう!
21 鄉軍で耐熱強行軍實施 來る七月七日花蓮港分會で
22 都市對抗野球 臺北市豫選會
23 梧棲街に彰銀 出張所開設
24 海軍へ赤誠献金 武官府廿六日の受付
25 大學高專陸 上競技大會 昨日愈よ開幕
26 圖書の山を献納 臺灣圖書館協會が
27 臺北州貯蓄組 合大會
28 ときの声
29 大學高專陸上 競技の成績
30 小川女史洋畫 個展好評 けふも續開
31 新竹競馬第一日目
32 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 武勳永へに芳し 臺中市葬昨日執行はる
02 尊し興亞の礎石 散華勇士悲しき凱旋
03 大祓式執行 臺南開山兩神社で
04 志願兵壯行會
05 皇奉麻豆街分會常會
06 圖像:廣東軍警團の檢閱を行ふ汪主席
07 新化郡下の街 庄協議會日割
08 志願者達が熱演 けふ國風劇場で慰問演藝會
09 麻豆街貯蓄運動
10 南方棉作拓士を養成 昨日晴の入所式擧行
11 曾文郡植物油 小賣商組合創立
12 馬鈴薯水稻間作 高地栽培から平地移植
13 北ボルネオ瞥見記(一) 隱された珠玉の島 開發につれて出る寶物は/波多尚海外遊記

地圖を展げれば南方圈の真唯中に位する世界第三の大島、ボルネオが今日まで未踏のジャングル、未開地として放棄されてゐたことは不思議な事實である。すべてが僅か歐洲の一島嶼たる英國を中心として考へられ經營されてゐた時には、この「東亞」の蠻地を手にかけて開發せずとも搾取の對象はまだ外にもゴロゴロしてゐたのである。しかし今南方圈が日本の統一的支配の下に建設されんとする時、ボルネオの地位は一變する。

まして來らんとする航空時代に於て氣象の變化常ならざる大陸沿ひのコースと較べて、四時氣象安定せる島嶼つたひの海のコースの中心點をなすボルネオは、まさに四通八達の航空路の要衝として浮び上らうとしてゐる。未開の寶庫を果してどういテンポを以て、どこまでひらき得るかは、日本に課せられた最も興味ある試煉であって、ジャバ、マレー、ヒリッピン泰、佛印、ビルマ等と違って何が出て來るかわからないだけに興味も一段と深い。既に知られた南方圈の諸資源にこの偉大なアルファが加はる時、日本の大東亞建設は磐石の基礎をもつかも知れないのである。五月五日、着任した北ボルネオ軍の前田最高指揮官は、いまとして北部西部ボルネオの綜合建設の基礎を固めつつある。英軍及びオランダ軍によって破壞された石油、交通、通信、其他文化經濟諸施設は早くもその大半が復舊され、住民は全部復歸して日本の指導下に喜喜として建設に協力してゐるが、問題は既に搾取下「ボルネオ」の復舊でなくて、南方圈の中心としての新ボルネオの雄大な建設にあるのである。

ボルネオが獵奇の未開地として今日にされた一つの有力な原因は英國や和蘭の政治的經濟的組織に存したのである。例へば英領と蘭領とに分割されて兩者の間に嚴重な障壁が築かれ、而も英領の中でも北ボルネオは總督治下の直轄植民地、ブルネイは保護王國、サラワクは英人のラジヤを戴く確固の王國であり、ブルネイ沖のラブアン自由港はシンガポールの直轄とされて、夫夫の間は關稅障壁を設けて、小さな穀に立籠ってゐた。

蘭領ボルネオにはまた王侯國が濫立してその間に直轄地が入りみだれ、恰も群雄割據の封建時代を彷彿させるものがあった。而も之等の一單位はせいせい十萬たらずから多くとも數十萬の人口を擁するにすぎず、ここに分割して統治する英國の政治の奧義が發揮され一方日本人はじめ外國人をシャツトアウトしてゐたのであるから、ボルネオは拓かんとするも能はざる狀態で、今日まで世界の謎として殘されたわけである。

從って何よりも先決の問題は、この小さい障壁を打破して全ボルネオを打って一丸とする政治經濟組織の確立であり、さうして大東亞共榮圈の一環として彼此交流の中に立たしめることでなくてはならない。

大東亞戰爭、日本の壓倒的勝利は文字を解せぬボルネオの原住民の隅隅まで強く印象されて、偉大な歷史の黎明に彼等は異常な期待を以て日本の指導を注視し期待してゐる。そして日本軍票と湧き上る日本語熱とは早くも綜合統一された全ボルネオを彼等に認識させつつある。

ただ現在のところ、從來の支配者だった英人、和蘭人が姿を消しただけで、之に代るべき日本の政治的經濟的指導者や技術者が充分整ってゐないために、過渡期的停頓狀態にあるが、ボルネオ全土に亘って既に司政長官以下政治經濟文化の諸部門をすべき專門家の任命發表を見、かくてボルネオは「隱れたる珠」としての真價を發揮すべく多幸なる建設の第一歩を踏み出すであらう「荒涼の滿洲」が「寶庫滿州國」へと飛躍したるにもまして「獵奇のボルネオ」が一新せる姿をあらはに示す日はおそらく遠いことではあるまい。

自動車海中を駚る英蘭の搾取政策の跡

飛行機からジャングルの漠々たる大海原を見た時、そしてこのジャングルの海に迫るところ或は蜿蜒と連なる名も知らぬ大河の岸にささやかに赤い屋根をならべた小さい□々、それがミリ、クチン、サンダカン等々、僅かに近頃名を傳へられる町であることを知った時ボルネオは大變なところだと感ずる。

しかしまたこの漠々たるジャングルを背景に白い油井櫓の林立するミリ、セリヤの油田を望見し、また水青く澄むラブアン、サンダカン等自然の良港が大した設備もなく一萬トン級の船を呑□してゐたことを知る時、人力の偉大な力と洋々たる開拓のポイントを悟るのである。今日までのボルネオは何よりも先づ油によつて注目されさうして之に次いでゴムと木材とである。

石油はまさにスマトラと相並んで恐るべき前途をもつてゐる。筆者はまだ東部ボルネオを知らないが、ミリ、セリヤの油田だけでもまだ充分に開發されては居ない。しかも油脈は更に北に伸びてブルネイ地區に豐富なものがあるようでかつ之等がすべて海岸地區にあるために搬出に頗る便利だといふ特性をそなへてゐる。その上、油質は頗る優秀、あるものはガソリン分四十五%に達してあるものはそのまま燈油、機械油に使へる。いま復舊建設に當つてゐる技師の話によるとこんな良質の原油は未だかつて日本に輸入されたことはない、これなら製油も實に樂なもので、ガソリンも機械油、燈油、重油、潤滑油なんでも簡單に出來るといふのである。これまでの□□は、□□の使ひかすの、捨てるばかりの油を買はされて、製油にサンザン苦勞してゐたわけであつて、かういふ良質の原油を使へば何も苦勞はいらないのだ。これはミリ、セイヤにかぎらず、東部ボルネオ、スマトラみな同樣である。

ゴムにしても、木材にしても、タンニン材料たるマングローブ採取にしても、すべて同樣であつて、從來のやり方は、いはば魚を獲つて目の下やひれのつけ根やいい所だけをとつて、あとは捨てるといった式の贅澤な經營であり、そのために原住民の勞力と自然の資源とを搾取澁費してゐたといふことが出來る原住民せこのやり方に慣れて、廢物利用、物資愛護の日本の考へ方では、想像も出來ぬ物資の澁費を無意義にやつてゐる、英國人は敢てボルネオを力瘤をいれて開發する迄もなくえり食ひ、摘み食ひで事終れりとしてゐたのである、從つて、今日迄のボルネオが油とさうしてゴム□木材であつたからとて今後のボルネオがさうであると云へない、又あつてはならないのである。

14 文山郡青少 年團結成式
15 養殖業組合臨時總會
16 紙芝居競演會 二日臺中で開く
17 安坑國民校 父兄懇談會
18 臺中州故タイヤ 利用工業組合創立
19 完璧の自給肥料 高雄州下昨年度の堆肥 二十億五千萬斤
20 圖像:□□□□□に□□された攻略記念塔
21 結成一周年を迎へ 記念式を擧行 皇奉花蓮港市支會
22 夏の新店 水泳場完備
23 執務上の座右銘 高雄市で全職員に配布
24 米穀取扱懇談會
25 豚肉配給割當 高雄州下の七月分決定
26 玉里郡青少年 團の結成式
27 港灣振興 座談會開催
28 安田老を圍んで懇談會
29 都市對抗野球 來る四日から 臺南市球場で
30 雙溪國民校 獨立祝賀會
31 香奠返しに寄附
32 人事報社消息
33 地方多より
34 今日の映畫
35 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 織物自由品移入 方針暫定的に決定
02 高雄港焚料炭等の 供給圓滑化せん 臺灣石炭社長今川淵談
03 鐵鋼統制規則の 實施と其の內容 (四)鈴木企畫部長談
04 島內の堆肥增施 二期米より愈よ積極化
05 耕地利用現況 調查打合會近く開催
06 滿洲博覽會へ 臺拓も參加
07 淡水魚苗 廣東より入荷
08 纖維製品小賣價格 多少引下げ斷行せん
09 營林所職員の 臺拓入り入選中
10 臺灣清掃具設立 關係者に株式分與
11 石炭獎勵金 實行方法研究中
12 臺灣罐詰共販 六分初配當
13 最近の經濟展望
14 照明燈
15 商況(廿七日後場)
16 ラジオ
17 水滸傳(713)/黃得時;碇政彌
18 廣告
第06頁
日刊第1版
序號 標題
01 饒州(鄱陽)堂堂入港 我が江上艦隊旗艦を先頭に頭條新聞

【饒州◯◯艦上にて二十八日發同盟】わが陸戰隊は二十六日朝八字腦に敵前上陸を敢行後十一時間餘にして敵二十一軍第百四十七師を擊破して同日夕刻鄱陽湖沿岸第一の要塞饒州(鄱陽)を占領したが翌二十七日江上艦隊◯◯を先頭に堂堂饒州に入港◯◯部隊長は幕僚を從へて上陸し陸戰隊を閱兵した饒州占領の戰果は敵遺棄死體二百捕虜五十、鹵獲兵器其他物資多數である

02 至妙なる包圍鐵環 梨溪の敵野戰司令部中心に
03 宜黃水右岸に 敵を包圍殲滅
04 圖像:熱砂のオルドス沙漠を征く皇軍
05 敵の戰力低下著し
06 殲滅戰の戰況
07 ダーバン上空 國籍不明機飛翔
08 埃及反英運動進展 英側極度に狼狽
09 オ大統領辭職 アルゼンチン 議會承認
10 敗戰に對する 米朝野の不信 上院で公式に爆發
11 劉進麾下包圍 鐵環內の敵を殲滅 廿七日正午までの戰果
12 英、米會談の共同聲明 チ首相の倫敦歸着に際し
13 輿論緩和の 放送行はん チヤーチル首相
14 我諸部隊の活躍 廿七軍殲滅、最終段階
15 マトルー要塞到達 伊軍司令部の發表
16 脅威下の韶關 深刻な混亂を惹起
17 獨軍、前進態勢整ふ 南部戰線の準備完了
18 英側も認む
19 一日に八十粁 獨伊軍の前進速度
20 セバストポリ 死鬪を繰返す
21 支那派遣米空 軍司令官 ス少將を任命
22 米國運輸機關不足混亂 最近の英誌エコノミスト所報
23 中立政策嚴守 チリー政府、再度闡明
24 獨軍の發表
25 赤軍次第に退却
26 日石、愛石合併
27 大日本生產黨 自發的に解黨
28 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 十七日に開所式 迫る若人の感激の日
02 “住心地よい兵舍に” 諸施設に心を碎く石川所長
03 開戰半ケ年現地の建設狀況(七)
04 爪哇の卷 踏出す“再建の步み” 油の島、東亞に返る
05 墨痕鮮やかに 門柱に標札揭げらる
06 增へる米の失業者 如實に敗戰の內情暴露
07 合格者の首途 を祝ふ壯行會
08 港都兩區主 催の壯行會
09 全面的に極度の制限 戰時下のニユーヨーク風景
10 島民の献金群 軍司令部廿七日の取扱
11 晴の第一回修了式擧行 島都皇奉青年訓練所
12 合格者壯行 釣競技大會
13 感心な兵隊さん 煙草代を儉約して献金
14 臺灣神社禰宜 に兒玉尊臣氏
15 竺長准尉、島田 曹長榮轉
16 宜蘭市戰時產 業安全週間
17 鄉軍市中央第三分會總會
18 “早く日本語を勉強したい” 歸國する盟邦泰國學生團一行寄臺
19 貯蓄週間 共に戰ふ心で貯蓄
20 板橋信組總代會
21 綴る“銃後の姿” 海の勇士に乙女達から慰問文
22 蠅、油虫驅除 三十日が締切り
23 夏に鍛へる若人 港都の第一回市民競走大會
24 一般排球大會
25 軟式庭球選手 權大會第二日
26 蘭陽叺株式會社定期株主總會
27 新竹競馬第二日目成績
29 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 北支作戰、建設工作 安達部隊長談話
02 正に一石三鳥 荖濃溪沿岸治水工事 いよいよ十八年度から實施
03 曾軍屬外諸英靈 高雄に無言の凱旋
04 溪湖米共販 創立總會
05 教護院を設置 高雄州の具體案成る
06 業態別組合曾文郡支會
07 北ボルネオ瞥見記 密林を背景に(二) ラブアン島の近代的設備海外遊記

從來若干の着手を見た金、水銀、石炭、アンチモニー、或はサゴ、コプラ、乃至は米、玉蜀黍等の栽培も重點のとり方次第でどんな發展をみる可能性があるかは斷言できない。

だが、現在の諸困難に目を閉ぢるわけではない。英、蘭の政策と自然的條件とは原住民を無智無氣力、怠惰のままに止め、而も人口は少く、その中で多數の種族が分立割據して、いがみ合ってゐる。日本の本土よりも廣いといはれる舊英領北ボルネオの人口も確實ではないが僅か七十數萬といはれる、この事は急速な開拓を妨げるより大きな障害である

――◇――

更に第二の障害として交通の不便が數へられる、全島を蔽ふ濕地とジャングルとのために、交通路は一に河川と海とによる外はない、西と北海岸一帶について云へば、自然の良港は實に少く、海港としてはサンダカン、タワオ、ラブアンが舉げられる位のもので、あとは大體において河港である、クチンシ、シブ、ポンチヤナック等等、皆さうで之等は河口が淺いため大きな船を容れ得ない。しかし河口を浚渫すれば五千トンや七千トン迄なら樂に入り得るといはれ、それは大した難工事ではない。ただ英、蘭は決してさういふ事をやらなかったまでであって、世界多くの良港の中、果して手を加へざる全く天然の良港がいくつあるかを考へると、放擲されてゐるボルネオに港なしといふのは大きな誤りである事がわからう。

しかしながら今日迄の未開と封建的分立割據がこの交通不便と重大な因果關係をもつことは明瞭である。海港、河港を手がかりとして開發に少しく手をつけながら、その各地地が大して連絡なく、分立割據して小規模な取引が行はれてゐたのみであって、道路もその附近數哩乃至十數哩のみに限られてゐる。

――◇――

要地と要地とをつなぐ幹線道路とか、進んで鐵道とかはないといってよい。多少と鐵道もらしいものはエッセルトン附近とクチン附近のゴム園用の一米輕便軌道が數十哩あるだけ、特長的なのは、その當然の結果としてこの河の多いところに橋らしい橋が一つもない事である。人も自動車もみんな渡舟だ、その渡舟もあれば結構だといふのが現實である。

例へばミリからブルネイに至る自動車は途中、バラムで河で自動車を代へ、先は又別の自動車で、相當の距離の間、ジャングルの海に迫る砂濱五、七十米の幅を干潮に乘じて自然のドライブウェイとして驅け抜け、ブルネイの道路ある所まで連絡するといふ第である。この潮時をとり違へると白浪を立て蹴立てて走るまではよいが、自動車海に泳いで難破するといふ珍現象を呈することめづらしくない。これも海岸沿ひに限る話で、一歩奧地にはいると溯航できる河がないかぎり、道路らしい道路はないといってよい。飛行機で一時間の航程は船で一週間、十日といふのは常識である。

――◇――

このやうな環境では人口も生產も碌にない地域でも割據してしまふことは自然であらう即ちボルネオの建設は先づ交通、通信から始めねばならぬ。道路、鐵道、港灣等の大士木事業である。木材は無盡藏にあるが、勞力と機械、ここに一つの問題がある。航空路の開拓はこの中で最も容易であらう。ジャングルを燒拂へば原野はいたるところにあり、而も赤道無風地帶といふ好條件は航空路に最も有利な點である。近い將來の航空界の發達を考へると、ボルネオの交通は先づ空路からといふことになるべきであらう。

――◇――

ミリ、セリヤの油井も製油所も○○隊の血みどろの努力によって復舊工事を著しく進捗し、前に一寸觸れたように、日本では見た事もないような純粹良質の油がどしどし汲み出され、日產○○トンといふ溢れ出る湧出量に○○隊の人人は酷暑も勞苦もわずれて張り切ってある、就中セリヤ油田で海岸から海中へスラリと白い櫓が立ちならび全然試掘なしの採掘がどしどし行はれ、更に奧へ、そして北へと延ばせばどれだけ出るかわからないといはれる、ブルネイ、セリヤ間にも既に優秀な油田が發見されてゐるがまだセリヤで澤山だといふので手もつけられない、

ただ問題はミリの港が遠淺で、十一月から三月にかけて東北信風をまともに受け、大きな船が着かないことである、送油は別として復讐建設材料や衣食料其の他、此油田の經營に伴ふ物資の補給に困難が伴ぶのである之以上の大きな建設を遂行するためには大規模の築港設備が必要ではあるまいか。

――◇――

英國はこの油田を含む西北海岸一帶への補給港、輸出中繼港としてラプアン島を活用してゐた。ラプアンはブルネイ灣ロに位する人口五千位しかない島であるが、港は東南、ボルネオ本土に面して東北信風の影響をさけ、入り込んだ灣內は深く澄んで、チャチな木造の淺橋に三千トン級の船が橫付けし得る。一寸設備すれば七千トン級までは樂で、手を入れたら一萬トンでも入れる港である。この邊のゴム、カツチ(タンニン材料)サゴ、コプラ等等の土產はここに集められて、シンガポール、香港方面に送られてゐた。英國は中繼港として島を經營する癖があるが、これもその例に洩れない。「分割統治」の手が破れて襲擊を食ったた場合の防禦もあろうし、何より傳統の海賊根性が然らしめるものであろうが

――◇――

しかしこのプアラン島は比較的平坦で、自動車道路が南北に通じ、かつて島の長官が住んでゐた邸宅などは、この僻地のジャングルの中にと思はれる位、木造ながらガッチリした、而も涼しい廣壯な構へで、廣い庭園を擁して南洋特有の植物に花が咲きみだれてゐた之等を見るにつけても、ミリ、セリヤの油田建設に奮迅の努力を捧げてゐる人達の保健、娛樂の設備の急務が痛感されるのである。建設は長期にわたるのだ。

この未開の酷暑瘴癘の地で腰をすえて戰ふには、一時の意氣と熱とだけでは永續性がないこと明瞭である。涼しい邸宅、蚊よけ、安全な水道、煽風器、冷凍設備、道路と自動車、完全な下水設備、健全な娛樂――かうしたものは贅澤でなくて必需品なのである英國は英國流にこれらを施設して來た

08 澎湖廳水產 會議員改選
09 賞金を献金
10 埔鹽庄桔梗俱樂部 二十七日結成式を擧行
11 奉公運動に一段の拍車 皇奉澎湖廳支部一周年紀念
12 □□を集めて 企業整備令解說
13 國立公園の夕 七月六、七兩日臺中で
14 北斗國民校父兄會
15 曾文郡靴商組合
16 □□□□資 調查講習會
17 彰化專賣品小賣人組合
18 曾文郡醬油販賣商組合
19 圖像:陸軍精銳部隊アリユーシャン列島上陸
20 三億目指して驀ら 各地の國民貯蓄大會
21 遺家族の住宅 軍援花蓮港支部で建築
22 白衣の勇士綻ぶ 彰化市主催慰安映畫會
23 奉醫高雄分團 初の常會開催
24 屏東獸肉組合總會
25 港灣振興座談會
26 保甲會議に 壯丁團長出席協議
27 紙芝居競演會 代表を選拔
28 花蓮港米穀總會
29 醫博黃朝清氏 回春醫院開業
30 地方多より
31 今日の映畫
32 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 学芸 チモール島物情/村上元三
02 飛行機を作つた人 ダ‧ビンチ展覽會 盟邦イタリーで開く
03 南十字星 小川女史の個展/立石鐵臣
04 モザンピツク どんな處でせうか
05 臺灣患者種種相 高橋信吉博士の所論に就て/黃啓木
06 南方の汽車 英米人だけは贅澤
07 時局の言葉
08 ラジオ
09 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 河南平野で擊滅戰 敗殘蔣軍を總攻擊
02 我國力、馬來住民に徹底 心から日本を尊敬 昭南島建設譜、篠崎氏語る
03 時局評論 中間行政機關と 官民協力體制/蠟山政道
04 圖像:浙東作戰(上)軍旗を先頭にクリーターを渡つて進擊(下)愛馬 と共に腰まで浸り泥沼を渡る我が勇士
05 □□□□□
06 合併亞細亞青年聯盟 蘭貢で創立總會開催
07 マルサ、マトルーの 攻防戰今や最高潮
08 飯田最高指揮官 談話を發表 ビルマ再び平和へ 全戰域に互り作戰一應完了
09 西方で激戰展開
10 英軍の撤退を要求 埃及首相、訣別狀提出
11 英の動員要請拒否 反英的空氣の一端
12 海岸線に到達
13 カイロ市より 撤退を要求
14 英第八軍司令官 罷免されん
15 埃及內第五部隊 一掃を發令
16 比島人俘虜の 假釋放開始
17 南方開發金庫 比島支金庫 一日に正式開業
18 內原訓練所 華北新民會青年 指導者
19 獨軍の戰況 司令部廿八日の發表
20 ソ聯發表戰況
21 印度反英要人 家宅搜查さる
22 ジヤバ島の 電信と電報 一日から取扱ふ
23 ヴオルコフ地區 獨軍の戰果
24 米、潛水艦監視船 一千隻を增徵
25 墨油槽船二隻沈沒
26 芬軍總司令官 ヒ總統を訪問
27 中立維持困難 ポルトガル首相 の放送演說
28 イラン外相交迭
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 反省から躍進へ 中央奉公委員鍊成會 けふ國民研修所で開催
02 圖像:寫真は講演中の長谷川總督
03 北太平洋座談會(一) 敵侵略路今や全潰 皇軍新作戰の太平洋
04 本社速記 物質よりも精神 科學と精神‧長谷川總督講演
05 定例局部長會議
06 理想的配給法 經濟研究座談會 三日公會堂で開く
07 圖像:中央奉公委員鍊成會
08 志願兵を鼓舞激勵 島都けふ一齊に壯行會
09 貯蓄達成に邁進 港都關係官民打合會
10 軍人傷痍記章 傳達式
11 新竹州貯蓄座 談會
12 學童に防空思想普及 夏休中に實地指導
13 武官府献金 二十七日の取扱
14 譽の志願兵 愈よ壯途に
15 淡水海水浴場 七月一日開場
16 勞務奉公團員 郭天福君罹病
17 香取移民村 寄附金を献金
18 學校衛生講習會
19 人事‧消息
20 煙幕
21 興南詩苑漢詩

初夏遣興/林其美、筆石峯望新高山/一吼、筆石峯望新高山 二/一吼、日月潭/一吼、日月潭 二/一吼

22 今夜の放送
23 商況(廿七日前場)
24 興南案內報社消息
25 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵の本據梨豁(江西)を猛攻 第四軍二萬を包圍頭條新聞

【江西前線基地二十九日發同盟】江西の湖沼地帶に再び展開された大包圍作戰は敵第四軍二萬に對し敵の本據梨谿に向つて徹底殲滅の猛攻を敢行しつつあり二十九日午後二時の戰況次の通り

一、撫州より南下せる部隊は要衝龍骨渡攻略後宜黃水に沿ふて南進を續行二十九日拂曉要衝潭坊(梨谿西南八粁)を攻略、敵の西方退路を斷つた 一、建昌より西進せる部隊は建昌南方七粁の地點によつて最後の抵抗を試みる敵百二師を猛攻中 一、これら兩部隊の中央を進擊せる部隊は梨谿西北三粁の高地に殘る第五十九師の頑敵を猛攻、一部は梨谿南方六粁の梅坊の敵を攻擊中

02 敗敵の蠢動を擊碎
03 陵川、臨淇地區に 一大掃蕩戰を展開
04 韶關「日軍來」に怯ゆ 余漢謀省政府移轉を布告
05 圖像:鄱陽湖進擊の我が海軍、都昌前面へ肉薄の 我が舟艇群海軍省許可濟五七一號
06 翼贊會產報等 との折衝
07 活潑な活動開始 昭南特別市愈よ本格的に
08 國債の消化資金 五億圓追加決定 預金部資金運用委員會で
09 □□□□□ 料金決定
10 全國刑事實務官會同
11 マルサ‧マトルー攻略 獨伊軍、英軍を急追
12 英の威信地に落つ 各地に反英運動蔓延
13 從軍作家熱辯揮はん 大詔奉戴日に戰績願望講演會を開く
14 敵艦船廿隻擊沈 獨海軍廿四時內に
15 新攻勢の態勢完成 獨軍天氣の回復を待つ
16 本國引揚げの 在タイ米人 タイ汽船で出帆
17 日傭ひ勞務者 の報國會設立
18 クールスク地區 獨軍大攻勢開始
19 土國は最後まで 中立を維持か
20 事變色で埋む 七‧七記念期間の放送番組
21 金屬大增產運動 七月一日から二ケ月間に 全國的に展開
22 貴院地方事情 調查員打合會 調查項目を決定
23 西亞に緊迫感を 與へて英焦慮 スイス新聞の社說
24 國民職業指導所職員の 嚴正な官紀振肅を圖る 道府縣職業課長事務打合會
25 東北地方振興計畫 調查會總會
26 英軍需工業から も兵役に徵募
27 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國語の獎勵 指導に就て社說

大東亞共榮圈の新秩序建設が着着と實效を收めつつある折柄、本島に課せられる重大使命を達成し、東亞共榮の榮譽ある分擔者たらんが為には六百萬島民をして悉く日本精神に透徹せしめ、早急に國民的資質の完成を期しなければならぬ。固より之に到達する途は一にして盡きるものではないが、その中核をなすものは國語の普及徹底であると云はなければならぬ。國語が皇國民たるの資質を育成し、國民精神を陶冶する溫床であることは論を俟たない所である。故に督府當局が國語普及を國民教化の根本とし國語普及運動に撓まざる努力を拂ひつつあることは吾吾の感謝して止まぬ所である。殊に昭和の聖代に入つて從來の國語普及施設では到底國語普及運動の大目的を達成すること不可能なりとの結論を得、昭和六年十二月府令を以て公立の特殊教育施設に關する件が公布せられ、各州廳に於て本令に基く國語講習所の制を設け、大にこれが增設を努むる一方、總督府に於ても補助金を交付し、大大的に奬勵策を講じて來たことは一般承知の通りである

右奬勵の結果、島民の國語學習熱も愈よ旺盛となり、昭和十五年四月末現在、全島に於ては國語講習所及び簡易國語講習所の數は一五、八三三箇所、生徒數は七六三、二六三人の尨大な數に上つてゐる。これに國講修了者累計八五五、六三一人、國民學校(乙號)生徒數五八二、六一五人及び同上卒業者累計六一六、三四九人を合算すれば二、八一七、九◯三人となり、本島人人口五、五二四、九九◯人に對比すればその百分率は五一・◯◯%となつてゐる。この中國民學校生徒及び同上卒業者を普通會話に差支なき者として約二一%を占め、國講生及び同上修了者を稍稍解し得る者として約三○%を算へ、その他約四十九%は全然解しない者として見てよいであらう。これは大體國語普及程度の客觀的狀勢に近いものであらう。言語は思想又は意志の傳達機關として共同社會の神經系統とも云ふべき重要な役割を勤めてゐる。臺灣一家と云ふ國民共同體を建設するには國民精神の浸透と個人的意志の流通を圖り、一家の親睦と融和に絕大な貢献をなすものは國語の普及徹底にあると云はなければならない

從つて今後も更に一層の努力を拂つて國語の普及徹底を圖らなければならないが、只茲に注意しなければならないことは、奬勵に熱心の餘り、或は一部功を急ぐ為めに本島語の禁止論を唱へたり、或は國語不解者への生活壓迫を論じたりするが如きは甚だ穩當を缺くものと云はなければならぬ。何となれば現在に於ける國語普及の客觀的狀態から見て、無理に斷行するが如きことあらば、逆效果を來すこそすれ、決して國語奬勵の目的には達し得ないからである。殊に不解者なるが故に生活必需品の配給停止を以て生活を脅かすが如きは斷じて賛成し得ないことである。これは擧島一致の明朗なる臺灣一家の建設を非常に阻害するものである。惟ふに始政茲に四十八年國語普及の睫徑である義務教育制を何故に十年前、或は二十年前から施行しなかつたか。この點に思ひを致し過激なる急進策は反省さるべきであらう。勿論吾吾は徒らに過去に拘泥するものではない。只將來奬勵の對象は飽くまでも青少年層に重點を置き、老人達に對しては溫かい思ひやりを以て安かな老後を送らし、時間の自然的解決を待つ度量が欲しい。明察ある為政當局はこの間の真理に思ひ(內容難以辨識)

02 戰爭に士氣が第一 奉公委員鍊成會長谷川總督講演(續き)
03 新時代の人間たれ 田中高級參謀の講演
04 基隆神社の大祓式 今夕嚴そかに執行
05 午後の鍊成 夕陽を浴びて 美化作業に汗の奉仕
06 “大いに頑張る樣に” 昨夜市公會堂で盛大な壯行會
07 座談會 實踐に理窟は禁物 上層部から先づ垂範
08 合格者を心から激勵 新竹市各所屬團體で壯行會
09 目標貫徹を誓ふ 花蓮港廳國民貯蓄大會
10 無言戰士に捧ぐ感謝 日曜每に押掛く軍馬慰問隊
11 基隆憲兵分隊 取扱の献金
12 盟邦泰國との交換學生 一行三名今秋九月に出發
13 ときの声
14 花蓮港廳下の 徵兵檢查
15 宜蘭郡米穀統 制組合臨時總會
16 香奠返しに献金
17 人事‧消息報社消息
18 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 □□□□□□□□ 奮戰の高雄州出身高砂族義勇隊に 枝本隊長から絕讚の辭
02 體育競技の一元化 總務長官通牒を發す
03 競技會統制に當り 梁井文教局長語る
04 圖像:陸軍の精銳アリユーシャン列島上陸
05 目標額達成へ 彰化國民貯蓄大會
06 清祓式擧行
07 熱烈な意見を開陳 推進員壯年團隊打合會
08 故森山中尉 東勢街葬 嚴肅に擧行
09 體育運動競技會主催 團體に關する事項
10 三億貯蓄打合 大溪街で懇談會
11 貯蓄打合
12 □□□□□□□ 海山郡の茶摘競技會
13 貯蓄宣傳映畫 豐原劇場で上映
14 臺中州青少年團 十三日晴れの結團式
15 大屯郡は四日結成
16 銅鐵回收運動 臺中州下で關係者懇談會
17 臺中市區長常會 熱烈な意見を開陳し 朗らかな下情上通
18 大祓講習會
19 志願兵壯行祝賀會 八日臺南で開催
20 商奉淡水郡 支會結成式
21 褒賞授與式
22 臺灣運輸總會
23 作業姿も凜凜し 稻刈に奉公作業班出動
24 豚を飼ひませう 高雄市增產に乘出す
25 皇奉高雄州 支部連絡會議
26 模擬動員召集 彰化郡鄉軍分會
27 街頭移動展 八日臺南で開く
28 “新高山”歸臺 臺灣生れの力士
29 保安事務打合
30 馬術指導普及 松井少佐一日來南
31 高雄州の 臨時賞與
32 大金拐帶犯 臺南で逮捕
33 都市奉公壯年團 座談會を開催 彰化市會議室で
34 新竹州下軟式 庭球大會
35 金屬回收實施打合會 彰化市□下
36 新化郡在鄉 警察團結成式
37 基隆市議一行 嘉義を視察
38 溪湖の小犬
39 今日の映畫
40 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 東亞經濟懇談會 地方委員會の設置 昨日の打合會で具體化
02 佐藤、梅原兩氏を 產聯理事に任命 各地臺銀を臨時代理店に
03 臨時總代會の 附議及打合事項
04 鐵鋼統制規則の 實施と其の內容 (五)鈴木企畫部長代理談
05 七月以降三ヶ月間 家庭用砂糖增配
06 食糧管理法施行規則 本日公布七月一日より實施
07 南方送出農業技術員 鍛鍊打合會開催
08 消費炭の統制輸送 七月一日より實施
09 組合統合案 物價連絡會議で協會
10 豚肉割當打合會
11 太發木材總會 年一割配當可決
12 臺北州米穀納入組合總會 剩餘金十六萬圓を可決
13 講演と映畫の會 遞信部會議室で
14 纖維整備委員會 七月六日に延期
15 照明燈
16 經濟手帳
17 商況(廿九日後場)
18 ラジオ
19 水滸傳(714)/黃得時;碇政彌
20 廣告
第06頁
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