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興南新聞1941年10月

夕刊第1版
序號 標題
01 長沙、復興に再出發 皇軍入城後僅か四日
02 長沙周邊敗敵を殲滅
03 重慶の作戰大齟齬 長沙の早急陷落で
04 株州到達の部隊 長沙方面に集結
05 株州附近には 敵影なし
06 大詔の御精神を奉體 (下)樞軸外交一個年の回顧
07 三省防衛總司令 何應欽を任命 白崇禧は副總司令
08 敵一千を殲滅 武寧西南方に包圍
09 戰時國民文化 講習會を開く
10 錦江流域の剿滅戰 敵據點、石頭崗を確保
11 敵、西江防衛に狂奔
12 圖像:□□作戰
13 英米ソ三國會談 廿九日、初の正式會合
14 六つの分科委 員會を設置
15 日本同志援助中國 革命追念碑の 除幕式嚴かに執行
16 中立法は 修正存續がよい ハル國務長官語る
17 白堊館會議開催 ル大統領、ハル長官と 民主党の領袖を招致
18 英が芬蘭に對し 即時停戰を慫恿
19 ク駐日英大使 東京出發延期
20 赤軍三個師を殲滅
21 擊沈船舶八十八隻 獨艦先週中の戰果
22 ク公領尚書 濠洲を訪問
23 英艦三隻を撃沈 伊空軍、英艦隊を襲ふ
24 駐獨土國大使 アンカラ歸着
25 有志代議士の 決議行動 議員同盟對策協議
26 明日の天氣
27 水滸傳(514)/黃得時;榎本真砂夫
28 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “畫餅”に終る諸對策 重慶の笛に民眾踊らず
02 “防衛に自信を持て” 加藤東部防衛總司令部參謀談
03 總督府奉公會の 第二回懇談會 あす奉公會本部で開催
04 圖像:南支西江作戰
05 航空 座談會 內臺航空の回顧(八) 細心にして大膽 航空乘務員の共通適性
06 奉公會新竹州 支部職員會議 二日州會議室で
07 奉公日に講演會 國民娛樂奉 公會の主催大世界館で開催
08 島都國講生等 の國語演習會 來月十二日開催
09 大日本資源回 收報國會創立
10 全島州教育課長會議 けふ教育會館で開催
11 あす豆債券の初回抽籤
12 圖像:三國同盟條約締結一周年に際して 伊藤、報局總裁の放送
13 巢立つ若き拓士 愈ある開拓團へ移行
14 三十日の志願者
15 特志看護婦志願 軍國少女詹氏運娘さん
16 “日本文化讀本”を編纂 支那有識者に國情紹介
17 兩署管內別に 貸地貸家組合 目下結成準備中
18 一箇年の成績上上 轉失業者の歸農對策
19 基隆挺身隊の結成式 愈來月六日市公會堂で擧行
20 富士丸入港
21 神宮水上軍一行 けふ元氣で一杯で歸臺
22 “堆肥增產日”設定 新竹州で大大的運動展開
23 賴養成氏献金
24 石炭消費を抑制 十月一日より實施決定
25 朝銀人事異動
26 優良圖書の推薦 十一月一日第一回發表
27 學生旅行の制限を緩和 學校體育の重要性に鑑みて
28 第七回委員會 農保制度調查會
29 今夜の放送
30 商況(三十日前場)
31 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (四)各方面人士の意見
02 生活文化 子供と災害 統計上は傳染病より恐い 母の不注意が原因
03 赤ちゃんと秋
04 秋に多い眼病の手當 硼酸より安全な食鹽の洗眼を
05 日本製織物南方へ進出
06 國語學習 軍艦と商船とは違ふ 「船の噸數」の知識
07 日本人が考へ出した 戰車の無限軏道
08 週間コドモ新聞
09 今週の曆
10 豆智識
11 圖像:英□運動
12 脂がのって美味しい秋鯖 榮養滿點の調理法いかが
13 秋を彩る 何を夢みるりんどうの花
14 牛肉よりも遙かに高い 秋刀魚の榮養價 お美味しい料理のお知らせ
15 生野菜醡油 ソースかけ
16 調理と消化率
17 大根の葉の利用
18 キヤベツスープ
19 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 布袋戲の娛樂性(二)/黃得時
02 近事所感 現代詩と音樂 (中)/淺見淵
03 珊瑚樹 新人の三作 井上、白川、緒方
04 子供用の映畫(下) 五月迄廿三本選定
05 圖像:海軍志願兵募集ポスター
06 明星と秋色(上)/暉峻康隆
07 アルミニウム 粘土からの新製鍊法
08 戰時映畫「ヨーク軍曹」
09 豆科學 種子の生命六十年
10 設備完了した二 百吋望遠鏡
11 木の葉と同じ構造のプロペラー
12 デイーゼル機關車の新記錄
13 歌 秋の新公園/李廷猷
14 心聲/黃可軒漢詩

景薰樓雅集 灌園姉丈有詩因次其韻並乞郢政/笑儂、次韻奉酧寳書詞友/笑儂、次韻奉酧春懷詞友/笑儂、次韻奉酧旭東詞友/笑儂、次韻奉酧一鴻詞友/笑儂、次韻奉酧柏樑詞友/笑儂、次韻奉酧幼岳詞友/笑儂

15 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 粵漢線要衝を猛爆 陸鷲精鋭諸部隊大擧出動頭條新聞

【南支○○基地三十日發同盟】櫻井、佐藤、稻垣、瀨戶の各陸鷲精銳諸部隊は三十日午前、前日の攻擊に引續き粵漢線上の要衝英德及び北江流域の阜街、鹿和墟を相次いで急襲果敢なる銃爆擊を浴せ午後には韶關を襲ひ市內の敵軍事施設に必中の巨彈を投じて全機歸還した一方北島大浦、草苅、岩橋の大編隊軍は昨日に引續き堂堂衡陽を再襲一隊は停車場の北部湘江東岸の敵軍事施設を攻擊他は鐵路の西方に擴がる中央市街上空を襲ひガソリン倉庫その他の軍事施設に猛爆を加へた

02 沁河地帶の敵將兵 二千餘名一網打盡
03 頹勢挽回に躍起 蔣、直系軍に大擧出動を命ず
04 空より長沙觀戰 在支の外人記者團
05 稻熱病防止の 佳話に感激 農相の北陸行脚感想
06 中小工業緊急對策要綱 工業組合中央會で決定
07 工場地帶への 遊說講師決定 產業戰士を激勵
08 圖像:軍旗を捧じて岳南の野を肅肅 と進む〇〇快足部隊
09 在華公館を 擴充強化 滿洲國政府
10 華北新體制を樹立 王委員長各界代表と懇談會
11 ダフクーパー氏 近く印度を訪問
12 佛印內潛入の蔣軍 我派遣軍の急襲逮捕で潰滅
13 勞務手帳法けふ實施 適用事業及ぴ從業者を指定
14 鐵鋼原料配給 機構改革整備 新會社に一元的に統合
15 英米ソ三國會談 コンミユニケを發表
16 獨半官筋は 冷笑 三國會談の意義
17 ソ聯兵の野蠻行為 獨當局極度に憤慨
18 英ソ軍事會談 コーカサス防衛
19 英米、二者擇一の岐路 米評論家、リンドレー氏所論
20 ソ聯水兵も陸上防衛
21 イタリの地中海 制海空權は強固 廿七日の伊英海空戰が實證
22 第五回人口問題全 國協會議を開く
23 邦品の輸入を 許可制とす カナダ政府法令公布
24 翼贊議員同盟 聯合役員會
25 今後三個月間の軍需品 全部を英ソに供給
26 ハリコフ包圍 獨軍先鋒部隊猛進
27 東亞海運會社 設立委員を任命
28 米國も物價騰貴に惱む 統制案を繞り意見對立
29 反樞軸戰線協 力方法打合す 英印度、近東兩軍 總司令官
30 木材株式會社 第一回總會
31 今日の天氣
32 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 重慶政權に 致命的打撃 皇軍の湖南 作戰の意義社說

皇軍は去る十八日敵の不意を衝いて中央直系軍に猛擊を加へてこれを潰滅し、敵の第一陣地を突破續いてその第二陣を占領して破竹の勢で猛進を續け敵が難攻不落を誇り抗戰陣營の大軍事據點として中央直系の精銳を主體とする廿餘萬の大兵を擁し天嶮に據り堅陣を築いて長江以南の地區に於ける戰略上の鎖鑰である長沙を廿八日に占領、更に廿九日はその東南四十粁にある軍事經濟の要衝株州を占領した。敵が誇る堅陣も又金城鐵壁と稱せられてゐた陣地も怒濤の如く進擊する皇軍の前には全く齒がたたず、僅か旬日にして脆くも潰滅し、文字通り鎧袖一觸したのである。重慶方面より第九、第三、第七戰區への交通、通信補給上の中樞たる株州の陷落は長沙の占領と相俟つて敵第九戰區の組織を根底より覆滅、又敵中央軍の戰力を微塵に擊碎して今後に於る奧地進攻の自由を獲得したことは、重慶政權の頭上に一大鐵槌を下したと同樣である。重慶政權は今回の敗戰に依り自己の如何に無力であるかが判つたであらう。

戰略上の要衝長沙、株州の失陷は內外に與へた影響は極めて深刻なるものがあることは推察に難くない。殊に兩湖稔れば天下飢ずと云はれた豐穰な地、卽ちソ聯のウクライナにも匹敵すべき穀倉を失つた事は敵側の食糧難に拍車をかけるであらう。特に軍用米をこの地方に賴つて來た第七戰區は勿論廣東、江西兩省の民用食米不足もこれに依つて激化するであらうと觀測されてゐるので、敵側にとつては正に致命的打擊である。又この地方は世界有數な錫產地であるその錫をもつて重慶政權は英米より援助物資を購入してをつたのであるが、同地方の失陷に依り今後その購入が殆んど不能となるであらう。又株州の占領は敵の交通路を遮斷し、更に援蔣軍事物資の輸送ルート及び各軍事據點との連繫の機能をも遮斷したのである。如斯重要地域が皇軍の進擊旬日にして陷落したためその戰略上、經濟上に一大痛棒を蒙つたことは上述の通りであるが、これが民心に及ぼす影響も無視することが出來ないばかりでなく、その抗戰力の低下を如實に物語る結果としてその對外宣傳も最早奏功しないであらうとみられてゐる。

之を要するに、今次の湖南大敗は重慶政權の抗戰力低下を暴露し、內は奧地軍民に大衝動を與へたのみならず、外は國際關係に重大なる惡影響を及ぼしたことは蔽ふべからざる事實である今尚國際情勢の變轉に便乘して辛くも其命脈を保たんとする抗日陣營の餘命は旣に幾何もなきに至つた事を證明するものである。此期に及んで尚反省せず自覺せず國際政局に對する正しき認識と見透しを確立して速かに善處する處がなければ今後何回でも斯かる作戰を實施する堅き決意を有するのみならず、皇軍は決して膺懲の手を緩めないであらうから、更に奧地にもかかる事態が進展するであらうことを覺悟せねばならぬのである。反樞軸國家群の連戰連敗をみよ而して英米に依存した他力本願の弱小國家群の末路をみよ、自己の無力が今日の如く內外に暴露された以上、過去の迷夢から覺めて何等かの善處策を講ずべき秋ではあるまいか。

02 けふ興亞奉公日 一齊にラジオ常會 多彩な興亞翼贊の催し
03 皇軍に絕對の信頼 長沙の民眾復歸熱望
04 バナナ纖維 獎勵金を交付
05 遺族專用列車增發 安樂な旅を國鐵の心遣ひ
06 若人攻防の繪卷 學徒野外聯合演習 いよいよ十四日から開始
07 躍進大新竹市 自治制度實施記念日をトして けふ市區擴張祝賀
08 施策強化に邁進 宮木知事語る
09 市勢發展に渾身努力 矢野市長喜びを語る
10 バナナ繊維 獎勵金を交付
11 有位有勳者に 二千六百年記念章授與
12 全的協力を切望 金屬類の特別回収須田企畫部長談
13 今度の防空訓練 東京府だけ四日間延長
14 臺灣瓦統制組 合創立總會
15 ときのこゑ
16 臺灣產の帽子を 内地で被らせる運動 歸臺した府囑託小池氏語る
17 頭圍を殿に 宜蘭郡下青年團查閱終了
18 長山丸顛覆沈沒 乘客五十四名氣遣はれ 救援に軍艦急航
19 一列に並ぶと東京から新京まで 物淒い、帝都一日の乘車人員 なんとこれは八百十八萬人
20 布袋戲の再檢討 三日奉公會會議室で實演
21 定期昇給
22 米穀代行會社 臨時株主總會
23 煉炭、豆炭製造業 組合創立總會
24 海上警報解除
25 人事‧消息報社消息
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 漁船の代燃機關 九日・臺南運河で試運轉
02 勤報團員を派遣 高雄州から百十名
03 特別御下賜金 傳達式
04 彰化神社に 燈籠を奉納
05 圖像:オツト獨大使記者團と會見(獨大使館にて)
06 臨戰體制座談會(七) 滿洲國と支那との相異
07 山本馬公要 港部司令官 きのふ臺南へ
08 停止令指導打合會
09 彰化印刷文具商組合
10 甘蔗耕種改善推進(下) 一番ケ瀨臺南州知事談
11 高雄州部課長會議 每週水曜日に開催
12 内地優良產業 組合を視察
13 銃後奉公運動 屏東市の行事
14 刷新推進力を強化 屏東郡高砂族青年團幹部會
15 國策トラツク 現はる
16 五年目の良作 嘉義郡下の棉花
17 三廳の協議會員 十月一日任命さる
18 各方面を網羅 廣谷花蓮港廳長語る
19 嘉義市製紙會 社創立總會
20 敵機脆くも退散 員林郡第三種空訓終る
21 東石郡下一圓に 第三種空訓實施
22 影繪の試演會 三日奉公會中央本部で
23 溪湖街空訓終了
24 霧峰庄空訓好 成績で終了
25 銃後奉公運動 三日より朴子街で實施
26 惡質染物屋檢擧
27 豫算編成方針 臺中州で打合會
28 常會開催方法 を講義
29 消息
30 皇民奉公 女子訓練所(臺南) きのふ終了式擧行
31 薄倖な大和撫子 數奇な運命を辿つて更生
32 地方便リ
33 今日の映畫
34 訃文:陳莊氏阿隨
35 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣產組聯の設置は 劃期的な改革だ 本多府商工課長歸來談
02 石炭商組合解散總會 禁業補償交付を要望
03 臺灣石炭本日開業 今川社長所見を語る
04 米穀增產を協議 臺北州市長郡守參集
05 山下鑛務課長談
06 蘭印を中心とする 世界石油問題(三)/長野政來
07 會社經理統制令改正で 鹽見金融課長語る
08 臺灣產組規則 改正律令全文 (下)
09 照明燈
10 商況(三十日後場)
11 ラジオ
12 躍進せる新竹市 市區地域の擴張記念
13 廣告報社消息
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 擊破した敵部隊は 卅餘個師约六十萬 長沙の戰果
02 配電會社設立 委員長決定
03 空陸一體戰の至妙 荒鷲戰果派遣軍報道部發表
04 曉闇に吉安を爆撃 敵機を粉碎
05 重慶國防最高委員會 臨時緊急會議を開く
06 泰、佛印國境劃定 現地作業規程可決さる
07 時事評論 統制あって指導無し/清澤冽
08 ル米大統領 ハル長官を招致協議
09 獨軍の對英ソ戰況
10 首相、三長官と重要會談
11 伊各都市爆擊 英國空軍が
12 圖像:前上海陸戰隊司令官武田少將は二十 五日神戸丸で官民多數の見送り裡に 上海を出發した
13 米は太平洋でも 商船護送を實施
14 英ネルソン號 損害
15 新しい事は何もない 日米交渉・ハル長官繰返す
16 第二次の武器貸與法案 米議會で激論展開せん
17 英首相の戰況報告
18 夏秋蠶の豫想 收繭高
19 石炭の重點配給 家庭の最少限必要量確保
20 三工務官事務 所長發令
21 大陸歸農の 懇談會
22 明日の天氣
23 水滸傳(515)/黃得時;榎本真砂夫
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:逞し・興亞の息吹 街と街頭に繰展ぐ奉公風景
02 全市に國旗翩飜 待望の市區擴張ここに實現 希望に輝く大新竹
03 教育課長會 議第二日
04 勅語奉讀式 三日府正廳で擧行
05 正しい防空思想(一) 恐れず慌てず準備せよ 陸軍省報道部村上大佐講演
06 隣接庄の合併 基隆市調、現地を視察
07 有田兵事部長 青年學校查閱 新竹臺中の日程
08 教育功勞者 臺北市で二十八名表彰
09 基隆愛鳩會 晴れの發會式
10 長谷川總督 ピヤナン越え蕃地一帶と 大甲溪を視察
11 本間軍司令官南下
12 新富國民校運動會
13 銃後と戰線 女子奉公隊に 石川少佐講演
14 銃後國民の範 修繕奉仕の美談
15 興亞青年の姿 體力檢查いよいよ本格的 隆隆・この筋骨美
16 時局色豐か 基隆郡下の 青年團查閱
17 加藤准尉北投 で講演
18 總督長官にお禮の挨拶 全島の信組代表等が
19 失明した勇士に 可愛いカナリヤ 軍人援護會臺北支部の心盡し
20 定期船冬季ダイヤ
21 鴇色捕魚燈 豫想以上の好成績
22 東洋畫現代大家作品展 三日より教育會館で開催
23 奉公日に赤誠披瀝 海軍武官府へ献金部隊
24 關門海底ルート 來春三月完全貫通
25 劇映畫會社統合促進に 官民合同協議會 遷延戰術を斷乎封ず
26 女子體力檢定 五種目採用內定
27 頭圍國民學 校體育大會
28 米國でトマト の大增產へ
29 今夜の放送
30 商況(一日前場)
31 興南案內報社消息
32 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (五)各方面人士の意見
02 生活文化 まづ見る眼をつくる 獨逸婦人に學ぶべき日本の母
03 むさぼる知識慾 忽に出來ぬ讀書 子供の讀物について一言
04 白靴を染めて冬靴に その染め方と防水方法
05 壜の名札止め
06 國語學習 湖南戰線の皇軍 敵の本陣長沙に入城
07 皇軍が作戰してゐる 洞庭湖のおはなし 近江八景の本家はここです
08 胸に輝く“航空章” 立派な圖案ができ上る
09 日佛印の親善 美術品を交換する
10 黑海の電擊作戰
11 糠一升から二合の油 鈴木梅太郎博士の發明
12 參戰近いアメ リカ だが獨伊は平氣です
13 戰時下の榮養補給は まづ生產者から カロリー表を働く人人へ
14 秋のぬけ毛 それを防ぐには
15 里いもの藥效
16 救ひのヘアビン
17 古行李更生
18 ヘチマで化粧水 蔓から液を取つたら漉しませう 香料を落すと尚更結構
19 秋の空は何故 變りやすいか
20 危いレンズ遊び 見つけたら 止めませう
21 將來性に富む 新發足の竹北庄
22 食糧奉公に 振泰商行が貢献
23 燃料報國達成 竹北ゴークスの成功者田代洋一氏
24 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 布袋戲の娛樂性(三)/黃得時
02 近事雜觀 東洋と西洋/淺見淵
03 珊瑚樹 近づく仲秋明月 床しい行事など
04 俳句と秋色(中)/曖峻康陸
05 圖像:米のシヨロン波止場風景
06 赤い壁/林國風
07 或る日の山
08 心聲/黃可軒漢詩

初秋山中/耐秋 黃景南、次黃韜韻輓吳應培國民政府監察院委員/耐秋 黃景南

09 講談社の繪本
10 嫁ぐ娘の 心得七ケ條
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 第九戰區の組織瓦解 作戰目的達成、皇軍反轉開始 作戰の意義と儼然たる態度中支軍當局談頭條新聞

【○○一日發同盟至急報】中支軍十月一日午後四時發表 軍は御稜威の下今次作戰の目的を完全に達成せるを以て明十月二日長沙並にその周邊一帶地區より反轉を開始し原態勢に復歸す

【○○一日發同盟】中支軍當局は今次岳南作戰の意義並に將來に於ける軍の儼然たる態度に對し一日次の如き當局談を發表した

中支軍當局談 十月一日午後四時發表、軍は今次作戰の火蓋を切るや一齊に南下驀進、隨所に中央軍を主體とする卅餘個師の敵大軍を各個擊滅しつつ軍の一部は旬日にして抗戰中樞たる長沙も攻略せり、抑抑今次作戰の目的は長沙の占領に非ず真實に第九戰區抗戰組織を瓦解せしむるにあり、而して旣に今次作戰の目的は十二分に達成せられ將來隨時容易に湖南、四川方面に進攻し得ることを證し得たり、今や收獲の秋に當り無辜の民眾に對し長く戰禍に呻吟せしむるに忍びず茲に軍は一たび兵を還すに決し明十月二日反轉を開始せんとす、今次蔣軍の敗戰は湖南、湖北、江西三省全民眾齊しくこれを目擊し第三國人又周知の事實なり、若し潰亂萎縮、抵抗の術さへなかりし彼が我が軍の反轉後これを窺ひて奪還せり等と卑屈なる常套的虛構宣傳を為すが如きことあらんか徒らに民眾を欺瞞するのみならず愈愈世界の信用を失墜し東洋道德を毀損すること甚だしきものとして却つて今次作戰に於る物心兩面に亘る敵黨軍の打擊の甚大なるを自證する以外の何物にも非らざるなり

02 蔣軍潰滅、後一押し 反轉の意義岩崎報道部長談話
03 海鷲、敗走敵を猛爆 株州南方地區で
04 湖南の戰野には 敵一兵も見えず 陸鷲連續敵を求む
05 武士敏軍長(捕虜) 〇〇病院で死去
06 樞府定例本會議
07 賀陽宮邦壽王殿下 陸軍少尉に御任官
08 國民防空態勢の確立 國民防空要綱と國民防空訓 昨日情報局から發表
09 コ航空機制作會社 職工、罷業の態勢
10 敗殘敵匪悉く清掃 敵第九十八軍消滅す
11 〇〇へ轉進完了 四邑地方の皇軍部隊
12 北支軍九月中の 治安肅清建設概要
13 圖像:南支西江作戰
14 翼贊壯年團審議會と 壯年團協力會設置 壯年團運動の劃期的推進へ
15 勞務報國會(假稱)を結成 全國自由勞働者を一丸とし 勞務報國の實踐運動を展開
16 適地適作主義の 全國的作付統制 中央統制の準備を急ぐ
17 レ市包圍網を完成 獨軍、饑餓戰術を採用
18 ポルタワ放棄 ソ聯情報局も公表
19 内閣三長官 重要協議
20 援ソ物質の割當 ル大統領の言明
21 司法省の異動
22 今日の天氣
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 產組規則の 改正と運用 自治精神を飽く 迄も活用せよ社說

本島に於ける經濟問題の懸案にして多年難產中であつた臺灣產業組合規則改正は去る卅日附を以て律令第七號で公布實施した事は本島產業組合の運營上一大改革であると言ふべきである、この度の改正に依り南方基地である本島の重大使命を果す上に生產力の擴充を行ふは勿論、更に生產必需物資の確保から生產擴充資金供給の圓滑を期待する事が出來る、運用の如何に依つて潜在購買力の吸收、低金利の普遍化、低物價政策の達成、加入組合員の經濟生活の合理化に依り臨戰體制下にある本島の有力なる經濟機構の一翼を擔ふ產組の指導が出來る事を擧げねばならない卽ち產業組合が現下の緊迫した時局下に對處する為めには充分にその機能を發揮させる為めに組織を一元化し、强力なる統制機關として全島を打つて一丸とした臺灣產業組合聯合會を設置する事となり、その為めに規則の改正を見た事は國策協力機關として再認識された島內產業組合の為めに慶ぶと共に一段と使命、職責が加重した事を痛感する。

九月末現在に於ける本島の產業組合の現勢より見るに組合數は四百九十九組合あり加入組合員は六十萬人、運轉資金二億四千萬圓の巨額に達して居り全島各市街庄にして未だに產業組合の設置されないのは僅かに五庄よりなく殆ど全島各地にその普及を見て居る、更に加入組合員より見ても本島の總戶數百一萬三千餘戶の中六◯パーセントを占めて居る、更に農家戶數に比較すれば八十二パーセントが加入して居る現狀である。從つて產業組合の本島の產業並に經濟部門に占める地位は如何に重大であるかが判明される譯である。改正內容を檢討して見るに從來の自由主義及び資本主義下に於いて釀成した協同組合の舊殼を一擲し、國家の要請する統制經濟下の機關として系統化するのがその改正の主旨であり、更に國防國家を建設する為めに公益優先の理念を以て職域奉公の先驅を務めるのが目標であるこの重大使命を遂行する為めに聯合會を設置し、各組合の金融其他の諸事業を統合し、指導統制すると共に自治的監督を為し得る權限を附與した事は一大進步である

その他改正要點として注目すべきは行政官廳が各產業組合及び聯合會に對し必要なる統制命令を為し得る事である、產業組合聯合會自體に於いて購買、販賣、利用事業を營む為めに會員よりの貯金自己資金及び銀行借入金にして尚資金の不足する場合に對處して聯合會をして臺灣產業債券を發行し得る權限を附與した事も一大改革である更に從來の規則にない改正要點として常務を擔當する理事を全部官選に改めた事である、上記の如くこの度の產業組合規則の改正は時局の要請に應へて多年の懸案を一擧にして解決した當局の勞に對しては深甚なる敬意を表するに吝ではないがその改正の為めに行政當局の監督權が從來よりも著しく擴大强化した事に對しては一言注意を喚起する由來產業組合の發達の歷史より見ても出來る限り組合員の自治的機關としてその發達を助成して來た事より見ても、今後本島の產組規則の運用は國策機關として活用すると共に飽く迄も自治團體として尊重して行くのがその使命を遂行させる所以である、殊に役員の官選に對しては從來より少からぬ弊害があり、徒らに一部の策動家又は局外者に乘ぜられる虞れがないでもない、この見地よりしても當局の公正なる運用を期待するものである

02 三笠宮殿下と 高木百合子姫 三日納采の御儀を行はせらる
03 三項目擧げ力強く 奉公班に呼び掛く ラジオ常會に 山本事務總長挨拶
04 自發的協力を期待 金屬回 收に付左近司商相放送
05 嚴かな記念式擧行 朝鮮總督府始政茲に三十一周年 昨日朝鮮神宮大前で
06 “時局を正しく認識せよ” 大世界館講演盛況ト部中佐が熱辯
07 水道町市營住 宅十八戶完成 けふから申込受付
08 戰時法令の巨彈 奉公日に一齊に實施
09 陸軍病院分院を清掃 花蓮港愛國婦女團が奉仕
10 「二二九一三」 豆債券の一 等當選番號
11 客車三輛河中に顛落(豐肥線) 遭難客は二百名位の見當
12 一日の志願者
13 忌憚なき意見交換 督府奉公 會懇談會昨日本部で開催
14 遺家族慰安演藝會盛況 大稻埕檢番の藝妓連が熱演
15 宜蘭國民校體鍊會
16 奉公會羅東街 部落會發會式 けふ公會堂で
17 百數十名は絶望視
18 真に申譯なし 村田鐵相語る
19 全島軍用犬訓練大會 來月三日島都で開催
20 新商道の確立へ 新竹州各市郡で推進隊結成
21 昨日の地震
22 ときのこゑ
23 長崎運輸局長 が現場に急行
24 西日本各地の颱風狀況
25 人事
26 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 驛頭の見送漸減 微笑ましい島民の自肅
02 移動映畫班設置 高雄州農林課で
03 南支皇軍慰問團 第二團七日に出發
04 歸還軍人慰 勞座談會
05 高雄市青年學 校查閱日程
06 屏東消防組の 創立記念式
07 竹東水防演習
08 花蓮港市の興 亞奉公日
09 全市民の神社參拜 奉公班を通じて活用
10 阿緱神社祭典 打合會
11 漁業の再編制 高雄州で打合會
12 鹿港神社例祭 來る九日より執行
13 吞吐貨物貨物が倍加 花蓮港築港滿二周年
14 彰化信組 の役員會
15 幸福は誰の手に 報國債券當選決定
16 花蓮港壯丁團 幹部訓練開始
17 銃後奉公強化運動 あすから一週間に亘つて實施 臺中州の行事決定
18 志願兵劇脚本 を募集
19 無名の少女四人組 兵隊さんに戴いた金を献金
20 大甲街防空演習 好成績で終了
21 新高郡青年團 晴れの查閱を執行
22 圖像:海軍陸戰隊活躍
23 甲種工業の設立(高雄) 近く具體運動に乘出す
24 臺南魁挺身隊 第二回隊員を公募
25 花蓮港市議 缺員近く發表
26 花蓮港精米業 者組合本極り
27 關子嶺の溫泉鄉 ピクニツクコースに變る
28 大甲郡聯青查閱 大甲グラウンドで擧行
29 產米增殖實行 品評會表彰式
30 臺中州市の清 掃奉仕
31 鶯歌街幹部鍊 成講習會
32 八月末迄 バナナ輸移出 百四十二萬千籠
33 彰化工科學校 の上棟式
34 中部バス合同 第五回發起人會
35 大甲藺茣蓙公 定價格 近日中に公示
36 屏東郡米穀配給組合の總會
37 麻豆街に製 氷會社
38 彰化署臨時召集
39 臺中州角細工業 組合第一回總會
40 明治線機動車が トラツク衝突 重輕傷六名
41 新高郡民の 庭球大會
42 學校荒し捕はる(臺南)
43 三峽への ハイキング
44 賴烱松氏辯 護士開業
45 女丈夫陳莊氏 阿隨媼の葬式
46 人事‧往來
47 地方便リ
48 今日の映畫
49 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 港灣運送業等統制令 愈愈昨一日より施行
02 交通局總長談
03 石炭統制規則により (上)價格を指定さる
04 本島港灣運送業 統制の特異性
05 農作物の作付の制限及 禁止に關する規定公布に就て 臺南州知事談
06 右統制令は一日附 府報號外で告示
07 八月末銀行預金 四億圓に肉迫 引續き新記錄へ躍進
08 繁忙期の貨車 運轉回數計畫近く完了
09 内外地移輸出糖 種類別規格等を協議
10 石炭發送驛 驛長等打合會
11 連絡貨物受託停止 本月卅日迄延期
12 肥料用麻袋回收 價格等を協議
13 臺北州清涼飲料水 小賣業者配給組合 近く創立さる
14 バナナ纖維增產に 臺拓獎勵金を交付
15 照明燈
16 商況(一日後場)
17 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 北支軍新作戰開始 新黃河以西の黃河南岸地區に
02 新黃河を無血渡河 鄭州對岸の敵軍に大鐵槌
03 京漢線北岸站 東南地點から
04 尨大な英の戰費 ウ藏相下院で報告
05 十億磅クレヂツト支出權限 英政府に附與
06 初代泰國大使參內 陞任信任狀を捧呈
07 圖像:堂堂單水口に入城する松野尾部隊(南支西江作戰)
08 強制的軍事調練を實施 ソ聯、國民強制調練令を發布實施
09 赤軍五十萬訓練中 來る冬季戰に備へて
10 ウクライナ治安工作進捗 鐵道線路完全に回復
11 援ソ手控への底意か 英首相の樂觀演說根據極めて薄弱
12 民主諸國の戰 後對策 ノ米海軍長官演說
13 英土新通商協 定を締結
14 廣州綏靖公署成立典禮 陳璧君女史出席の下に
15 獨、ド河流域に迫る ソ聯經濟の心臟部
16 芬軍ペトロザ ヴオツク占領
17 國府駐日大使と 外交部長入換へ 徐良氏駐日大使に任命
18 ハリコフに 獨軍肉薄の態勢
19 モスール地方 に叛亂起る
20 三國會談終了 「英米、ソ聯の總要求に應ず」 ソ聯のコムミユニケ
21 氷島に米陸軍到着 陸戰隊增強の目的で
22 米國の陸軍擴充 未だ極めて劣弱
23 臺灣拓殖の 事業擴充
24 明日の天氣
25 英、米、蔣經濟會議 本週末香港で開催か
26 新嘉坡に於て 重要協議遂ぐ 極東情勢檢討か
27 米、伯國に對し 借款を供與
28 水滸傳(516)/黃得時;榎本真砂夫
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 全醫界の協力會議 豫防醫學の樹立に重點來月上旬に開催
02 國土協會を結成 全國土木技術者を一丸に
03 長谷川總督地 方巡視の日程
04 勅語捧讀式擧行 新竹州の銃後強化行事
05 圖像:日華親善兒童美術展覽會
06 正しい防空思想(完) 恐れず慌てず準備せよ 陸軍省報道部村上大佐講演
07 高砂丸入港
08 石川鐵道部長談
09 內田氏來臺 日佛印資源調 查團事務總長
10 國策新榮養素ヴイタミンL 中原博士等が發見
11 二日の志願者
12 市長郡守打合會 けふ新竹州會議室で
13 羅東街竹林河の排水施設 近く實現の模樣
14 內田事務總長談
15 “海の護り”に感謝 九月中武官府取扱の献金
16 奉公日の献金
17 武官府受付の 恤兵献金品
18 傷痍軍人並に 同家族慰安會 六日大世界館で
19 萩こぼる 秋愈愈深し
20 出帆十日前に 於ける船切符 近く發賣を停止
21 國策會社團體に デパートを提供 餘剩人員も軍需工業へ向ける計畫
22 新臺灣音樂研究會 愈よ八、九兩日南師講堂で開催
23 鈴木審議室首 席事務官上京
24 豆科學者の腕比べ 公會堂で學童創作品展
25 高千穗丸出帆
26 共濟會を創設 日赤支部病院で
27 少年法並保護事業法の 施行促進を陳情 新竹州代表督府要路を歷訪
28 模範常會を實演 港都高砂劇場で公開
29 督府人事異動 高橋警視勇退
30 區長三十八名 を任命
31 高知縣下で列車河中に顛落
32 列車が追突 東海道線稻 澤清洲間で
33 李芳梅一行來社報社消息
34 人事‧消息報社消息
35 今夜の放送
36 商況(二日前場)
37 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (六)各方面人士の意見
02 生活文化 木炭の節約法 火消壺の全廢余熱の活用 煮物にもコツがあります
03 米なしお料理 家庭でも實行したい クヌギオークラタン
04 南瓜スイトン
05 すだれの手入れしまひ方 物を大事にする心遣ひ
06 國語學習 “銃後奉公の誓” 軍事保護院でつくる
07 南部佛印から 故國のみなさんへ 〇〇部隊伊藤上等兵
08 病氣の多い月曜日 千葉縣の國民學校で調查
09 新記錄 模型飛行機に
10 イタリヤに出來た 盲人飛行部隊
11 圖像:張切る海の勇士
12 適度な明るさ 讀書學校‧住宅などで 大切な眼の生活
13 自然觀察を呼ぶ秋 どう指導する愛兒の知識慾
14 結果の恐しい眼病 こんな場合にはすぐ醫者へ
15 玉もろこし成分 毛は腎臟病の藥
16 もやしの胡麻酢和へ
17 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 布袋戲の娛樂性(四)/黃得時
02 俳句と秋色(下)/暉峻康隆
03 珊瑚樹 新イソツプ物語 空の勇士大狼狽
04 建國精神が基調(上) 滿洲文學の現在と將來/山田清三郎
05 圖像:柿熟す頃(內地農村スケッチ)
06 詩 秋/秋子
07 君よ共に歌 はん 二日臺劇で
08 「人間ポンプ」 三日より榮座
09 天兵童子 五日太平館で
10 李芳梅一行 三日より大世界
11 心聲/黃可軒漢詩

辛巳八月朔日全蝕與同行登屯山遠望/楊嘯霞、過大坑茶農周宅/覺齋、游石碣贈鄭連茂君/覺齋

12 新刊紹介
13 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 天皇皇后兩陛下 十八日靖國神社へ行幸啟 畏し御親拜あらせらる頭條新聞

【東京發同盟】今次事變に武勳輝やく護國の英靈一萬五千の祭神を新たに合祀する靖國神社秋の臨時大祭は來る十五日の招魂祭に次で二十一日まで行はれるが畏くも天皇皇后兩陛下には同大祭第三日目の十八日同神社へ行幸啓あらせられる旨二日仰出されたこの日

天皇陛下には略式自動車鹵簿にて午前十時宮城御出門御道筋に奉拜の遺族の前は特に御徐行あらせられ同神社に行幸御親拜の御後同十時二十分頃還幸次で皇后陛下には同十時三十五分宮城御出門同神社に行啓御拜禮の御後同十時五十五分頃發御還啓の御豫定と承る

02 榮澤の一角に突入 逐次敵の據點を奪取
03 瞬く間に敵を制壓
04 稻作豫想收穫高 農相けふ奏上
05 各部隊の進撃狀況
06 湖南作戰 大戰果の意義 奧地進攻の實力明示 援蔣第三國の迷妄に大鐵槌 大本營陸軍報道部長談話
07 長沙入城部隊 堂堂反轉を開始
08 敵軍の配備狀態
09 渡河成功血の滲む苦心
10 敵の先手を打つて 突如電擊的に敢行
11 第九十八軍の悲運 敵ながら憐閔の情に堪へず 北支軍報道部長談
12 教育行政・財政要綱 教審特別委員會で決定
13 片つぱしから爆碎 荒鷲、奇襲進撃を援護
14 敵の兵力約十二萬
15 敵遺棄死體六萬 捕虜六萬五千に達す 岳南戰果
16 敵幹部死傷者 今次の岳南作戰
17 寧鄉(湖南)を急襲
18 陸鷲鄭州を襲ふ
19 蔣軍暴虐の 奔流新黃河
20 翼贊議員同盟 決議問題協議 廿四名贊成取消
21 內外地物價懇談會
22 支那事變公債 五億圓を發行
23 モ保護國首相 エ博士死刑 反ナチス陰謀で
24 今日の天氣
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 金屬類の特別 回収に就て 擧島献納運 動を起せ社說

臨戰體制下に於ける現下の我が國が、特に要請する所謂高度國防國家の確立に、國防上、政治經濟上共に重要物資の一つである鐵、銅の供給確保を期するため、國內に於て生產の增强を圖ると共に、一方之が回收を强化するの急務であることは、今更論を俟たざるところである、斯る目的を達成するため、政府では此等金屬の自給自足體制を整備することとなり、去る四月一日から各官廳、公共團體の鐵銅製品の特別回收を斷行し、引續き去る六月中旬から約三週間全國各地で一齊に、劃期的な民間工場事業場の鐵銅回收清掃運動が實施され、相當良好な成績を收めて來たが、刻下の緊迫せる國際情勢に對處し、更に廣範圍に徹底的な鐵及銅製品の特別回收を斷行する必要が認められ政府では國家總動員法に基き、去る八月三十日附勅令第八百三十五號を以て金屬回收令を公布し內地は去る九月一日から外地たる臺灣、朝鮮、南洋群島は去る一日から一齊に施行されたので、本島に於ては、去る一日附府令を以て同施行規則並に回收物件及施行指定規則が公布卽日實施された、

日進月步の近代戰は、科學戰思想戰、經濟戰を含む總力戰であることは申すまでもないこの科學戰を實行するには、常に科學の力に依る新しい科學兵器を工天硏究し、之を十分に備へ置く必要がある、殊に科學戰の規模が大きければ、それだけ多量の資材を必要とする、從つてこの科學戰に打勝つにはどうしても戰爭に要する鐵銅其他各種の資材資源の確保を圖ることが緊急の問題である、而も鐵の如きは、平時に於いて政治的にも經濟的にも重要な資材であるばかりでなく、戰時狀態に於ては殊更にその使命たるや重且大なるものがある、それにも拘はらず世界中米國を除けば、屑鐵の供給難に遭遇してゐる國が少くない、昨年九月日獨伊三國同盟締結の直後、米國は對日屑鐵輸出禁止を聲明し、十月以後米國からの輸入は杜絕され、更に去る七月米國は、在米資金凍結を實施して我が國に對し、經濟的壓迫を加へんとの暴擧を敢へてした併乍ら我が國民は之に依つて聊かも動搖せず、聖戰完遂の目的達成に、愈愈覺悟を新にしたことは、齊しく認められるところである、

我が國は、旣に滿四年以上支那大陸の全面に亘つて戰爭を續行して來たが、其間消耗された物資の決して僅少でないことは想像に難くないのである、而も變轉極まりなき現下の國際情勢の變化については、決して吾人の豫測を許さざるものがある、故に從來外國からの輸入に俟つて調達されて來た物資は、此際全部を擧げて自國生產、或は東亞共榮圈より供給を受けることとし、更に進んで國內に於ては全國津津浦浦まで、死藏せる一片の屑鐵をも回收して、一滴の油も、將亦路傍の一木一草と雖も皆悉く統一的戰意に從つて動き、戰意を昂揚し、戰力を最高度に發揮せしめなければならないのである、この秋に當り我等島民はよく現下時局の重大性と之等重要國防物資の緊要性に對する認識を新にし、此際積極的に今回の金屬特別回收に對し、大に協力することは勿論、全島民擧つて之等資源の愛國献納運動を起して、徹底的に資源回收を敢行し、以て戰時下物資の最大限利用を圖ることが銃後國民の義務を果す所以であると信ずる。

02 初の御儀納采の儀 けふ高木子邸で嚴かに御擧行
03 護れ傷兵・援けよ遺族 銃後奉公強化運動 けふから全國一齊に開始
04 援護の完璧へ 全機關を總動員して
05 齋藤本部長以下が 島内各陸海軍病院慰問 軍人援護會本部の行事
06 皇太后陛下 九日多摩陵に御參拜
07 賀陽宮邦壽王殿下の 御高徳について 遠藤部隊長・永井少佐謹話
08 新興青年學校查閱
09 防諜映畫會
10 上京遺族の心得
11 “兵隊さんのお蔭だ” 臺北州下中等學校生徒の感謝 軍司令部に慰問袋の山
12 圖像:護れ興亞の兵の家
13 神饌を奉獻 各青少年團代表奉持上京
14 理化教室充實へ 新竹州の三ケ年計畫
15 北署管內 體力檢查
16 水越幸一氏 鐵道ホテルで講演
17 通學生の父兄が參加して 教護座談會 五日基隆で開催
18 廣東省政府の 選抜看護婦 第二陣近く來臺
19 保健所、相談所 連絡統制強化へ 完璧の豫防陣を布く
20 ときのこゑ
21 西日本各地の 颱風被害狀況 內務省の公表
22 鐵と銅捧げて破れ包圍陣 特別回收に因む一等當選標語
23 酒類賣惜み 基隆で摘發
24 女の惱み 月やく滯り 御心配の方 愛知縣豐橋市公會堂前中尾本家
25 桔梗俱樂部員の 第二次鍊成會 十日から二高女で開催
26 臺灣醫師會 十五日から開く
27 演劇の取締りを強化 臺北州徹底的肅正に乘出す
28 羅東郡體力章檢定
29 指紋講習會
30 新竹高女體鍊會
31 現下の諸問題 を聽く座談會
32 人間ポンプ一行 けふから公演報社消息
33 紅裙連に時局訓示
34 豐肥線事故 死體十二名收容
35 豐肥土讚兩線 事故死傷者數 鐵道省公表
36 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化運動 今日より五日間に亘つて實施 擧島非常時克服へ
02 遺家族を慰問 援護の赤誠を披瀝
03 臺中市青年團 けふ查閱實施
04 翼贊運動視 察團(屏東) 十日頃に出發
05 纖手・妙技を揮ふ 豐原叺織競技會
06 彰化奉公會區 會結成式
07 本間軍司令官 二日高雄市內を視察
08 產業指導所を設置 臺南州五ケ年計畫で
09 臺灣紡績會社 來年一杯に工場 完成
10 指定漏れ籾摺工場 猛烈な暗中飛躍
11 全島税務事務 打合會
12 脹れる臺中市 十月一日に市域擴張
13 深耕講演會 嘉義郡下で
14 一萬餘の健兒 勇ましく行進 豐原郡聯青查閱
15 嘉義市の空訓 七日より一日間實施
16 新高郡第三種 空訓終了
17 北斗郡各街庄 空訓好成績
18 甘蔗耕作推進狀況 ニュース映畫に撮影
19 高砂族生產擴充 今年中豫定面積の開墾を完成
20 奉公青年合宿訓練 大肚山青年道場で
21 屏東報國挺身隊 十一日に盛大な結成式
22 高雄州乘合バ ス會社創立
23 臺中州聯青查閱 五日神社外苑で實施
24 高雄署管內大 清潔日割
25 充分に監督する 鹽見花蓮港市勸業課長談
26 查閱日程決まる 臺中州下青年學校
27 臺中州警察幹部異動
28 花蓮港廳民 の献金
29 花蓮港市出場 舌の戰士 廿五日豫選會
30 北斗郡防風林 助成組合成立
31 早くも對策を講究 高雄市の運送業者が
32 臺中州下の蚵蠣 一日より共同販賣
33 新南群島に颱 風避難所
34 人事‧往來
35 地方便リ報社消息
36 訃文:吳郭氏昭月
37 今日の映畫
38 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 南郡二期早場米 半分以上收穫濟 近年にない良作柄
02 日本化成工業が 新興窒素を合併 月末臨時總會を開催
03 棉作技術員講習會 四日に修了式擧行
04 醫療用ゴム製品 配給組合臨時總會
05 臺陽鑛業經理部 大部分臺北移轉
06 教科書印刷の 臺灣印刷會社近く創立
07 石炭統制規則により 價格を指定(下)
08 檜油の性能を 丸田技師語る
09 消費米の配給 容量制は不合理
10 照明燈
11 市バス運賃値上 當局の認可困難か
12 港灣運送業の 統制方式を協議
13 蘭印を中心とする 世界石油問題(完)/長野政來
14 商況(二日後場)
15 ラジオ
16 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 鄭州まであと十粁 敗敵を猛追、東華胡同に進出
02 中牟城を完成占領
03 鄭州は危殆に瀕す
04 頑敵擊滅しつつ猛進
05 敵第二線で激戰展開
06 圖像:破壞されたソ聯軍裝甲車を尻目に急進する ドイツ機甲部隊
07 「戰爭と敬神」で 大講演會開催
08 包河橋上清王有力な敵を制壓
09 逆襲敵と壯烈な 野戰を展開
10 日滿綜合食糧對策 三浦次官が渡滿折衝せん
11 シベリア經由 ルートが最大量 英米の對ソ輸送路
12 湘陰を猛爆 營田附近の敵を潰滅
13 援ソ問題に關し 三國の意見懸隔
14 瀕死のイギリス海運(上)
15 日本公使館の 外交特權停止 イラン政府
16 發送電の機構 改革案決定
17 伊號第六十一潛水艦 水上艦と衝突して沈没
18 英船撃沈六十八萬噸 九月中の獨潛水艦と獨機
19 對日供給炭價 の改訂を行ふ 滿國の要求容認
20 ぺ市を占領 フインランド軍
21 マニラで英米軍事會議
22 金屬類回收は 愛國心に基く 鈴木總裁述ぶ
23 大農式經營で 高原開發進捗
24 明日の天氣
25 水滸傳(517)/黃得時;榎本真砂夫
26 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 千代の契り結ばせ給ふ 御成約の御儀滯りなく御終了
02 三陛下殊の外御喜び 御使を御差遣御祝品を賜ふ
03 幣贄御祝品
04 英靈に赤誠の感謝 誓つて援護の完璧へ 銃後奉公強化運動第一日
05 新公園で祈願祭 最終日七日に執行
06 基隆の默禱
07 新竹神社で祈願祭執行 各遺族を懇に慰問
08 府の奉讀式 正廳で嚴かに擧行
09 愛婦の奉讀式
10 指導者講習會 基隆郡支會で開く
11 部隊、病院を慰問 臺北州支部の行事
12 けふの志願者
13 富士丸出帆
14 參事に昇格 小布施・菊竹兩氏
15 實習補修學 校長會議
16 十七日の神嘗祭から 國民遙拜時間設定 惟神の道實踐に全國實施
17 島民の一齊遙拜 府から各州廳に通牒
18 府教科書調查會 十六冊の稿本を付議
19 小國民五萬の赤誠 市內各國民學校兒童の代表 軍司令部に献金
20 戰歿勇士慰靈祭 七日新竹で嚴修
21 昭榮會の寄附
22 看護婦資格年齡 十七歲に引下げ 規則を改正活躍部面の擴大へ
23 海軍に一萬圓 酒井武官一同を激勵
24 愛國爺さん古鐵回收 率先軍司令部へ献納
25 學生競技大會 申請濟みは許可
26 壯丁市外訓練 來る五日に實施
27 惡車夫を一掃 市民の協力要望
28 十八份山ハイク
29 豐肥線事故 鐵道省發表
30 今夜の放送
31 商況(三日前場)
32 訃文:松原壽子
33 興南案內報社消息
34 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (七)各方面人士の意見
02 生活文化 燃料へ家庭の協力 熱をぬすむ水分 木炭の無駄にせぬ心掛け
03 子供の好む友達 自分より出來る者を避けて 類は友を呼ぶ傾向
04 「科學」を幼い世界へ 芽生は四五歲頃から現れ 家庭はどんな注意をするか
05 國語學習 「優良可」の通信簿 島都の學童の手に
06 銃後奉公強化週間に 目の不自由な勇士へ贈物
07 日用品も學用品も 鐵の品物が減ります 代用品の使ひ方になれませう
08 青少年の 體力檢查
09 部下の英靈に合掌 上海を中心に南京もで 松井石根大將のおや心
10 クルド人つひに起上り イギリスに反抗 總數三百萬、昔から強い
11 圖像:秋のピクニツク
12 毛糸を汚さず 能率的な編物 こんな箱はいかが
13 飲み過ぎよりも 飲み足らぬなげき 人工榮養の赤ちゃん
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 建國精神が基調(下) 滿洲文學の現在と將來/山田清三郎
02 現代詩の朗讀(上)/大山定一
03 珊瑚樹 紫外線の効用 單細胞植物に有利
04 H君に寄す(上)/北原政吉
05 圖像:涼秋(郊外スケツチ)
06 “斷章詩抄”(八月)/嘉口練詩郎
07 心聲/黃可軒漢詩

景薰樓雅集 灌園姉丈有詩因次其韻並乞郢政/雲鵬、南寮海濱試浴/林毓川、敬次杏菴芸兄哲嗣崧嶽君完婚有作瑤韻/臺北 李怡庭

08 新刊紹介
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 第十一回生存者行賞 陸軍關係、殊勳甲百十名頭條新聞

△將官

功三 大綬 中將 末松茂治 東京

同 重光 少將 秋山充三郞 茨城

同 同 同 奧保夫 東京

同 旭二 同 役山久義 石川

功四 瑞二 同 湯淺政雄 群馬

功三 重光 中將 重藤千秋 福岡

同 旭二 同 鹽田定市 同

同 重光殊甲 少將 佐藤要 大分

同 - 同 同 高橋良 長野

△殊勳甲(佐官以下)

功四 旭五殊甲 中尉 池田智仁 長野

功五 旭五殊甲 少尉 加藤明 愛知

同 旭七同 軍曹 武田績 愛知

同 青色同 同 早瀨金太郞 同

同 - 同 曹長 市田正一 同

功六 旭八殊甲 上兵 中島兵四 岐阜

同 同 同 同 中島泰親 愛知

同 旭七 同 山口虎男 同

同 旭八同 伍長 加藤治一 同

同 旭七同 上兵 肥田豐藏 同

同 旭八同 元上兵 伊井新太郞 同

同 同 同 上兵 林昇 同

功四 - 同 少佐 青山德次郞 同

功三 - 同 中佐 金田長雄 福岡

功四 旭四同 大尉 若林四郞 山梨

同 - 同 同 赤羽正一 長野

同 旭五同 中尉 篠田一三 岐阜

功四 旭四殊甲 大尉 山田春一 愛知

同 旭五同 中尉 長繩亨 岐阜

同 同 同 同 小見山豐吉 同

功五 同 同 少尉 酒向宮市 同

同 單光同 准尉 河合兩三 同

同 旭七同 同 橫幕三郞 同

同 旭六同 同 井瀨鍬次郞 同

同 旭七同 軍曹 安藤日出美 同

同 同 同 曹長 奧村清 同

同 青色同 軍曹 脇田亮三 同

功六 旭七同 同 松井政一 同

同 同 同 伍長 勝野義勝 同

同 青色同 軍曹 加藤音五郞 同

同 旭七同 同 猿渡重雄 同

同 同 同 伍長 太田茂一 同

同 同 同 軍曹 市川儀八 同

同 同 同 上兵 寺澤告雄 同

同 同 同 伍長 藤吉稻吉 同

同 同 同 上兵 辻虎一 同

功六 旭七殊甲 上兵 加藤重男 同

同 同 同 同 中村勳 同

同 旭八同 同 片桐貞則 同

同 旭七同 同 渡邊文一 同

功四 旭六同 中尉 水野一郞 同

功五 青色同 軍曹 佐野宗平 愛知

同 旭七同 同 渡邊榮六 靜岡

功六 同 同 伍長 安藤元成 岐阜

同 旭八同 元上兵 近藤重正 愛知

功四 小綬同 大尉 小長井鑑重 靜岡

同 雙光同 同 寺部十代松 愛知

同 旭五同 中尉 本川家喜 長崎

同 雙光同 大尉 杉田安 靜岡

功五 單光同 准尉 松井郁次郞 栃木

同 青色同 軍曹 倉橋正已 愛知

同 同 曹長 深見武氏 同

同 旭七同 軍曹 伊藤定雄 同

同 旭六同 准尉 鈴木桂一 同

功六 青色殊甲 軍曹 鈴木喜樂 愛知

同 旭七同 伍長 鈴木正三郞 靜岡

同 青色同 軍曹 宮分喜三 同

同 旭七同 同 栗田辰男 同

同 同 同 同 小林智 同

同 同 同 同 水谷輝夫 同

同 同 同 伍長 菅沼由夫 愛知

同 同 同 軍曹 塚本孝志 靜岡

同 旭八同 上兵 三矢廣一 愛知

同 旭七同 同 藤村敏 同

同 同 同 軍曹 牧野章一 靜岡

功四 旭五同 中尉 佐波勇 三重

同 小綬同 大尉 田村吾作 靜岡

同 旭六同 中尉 阿江正藏 同

同 小綬同 大尉 名波藤八 同

同 旭六同 中尉 石川弘 同

同 旭五同 同 藤田勝 同

功五 同 同 少尉 布川末藏 新潟

功五 旭五條甲 少尉 佐藤己三男 靜岡

同 青色同 軍曹 岩田虎雄 同

同 旭六同 少尉 內藤房太郎 同

同 旭七同 軍曹 鳥井政太郞 同

同 青色同 同 齋藤長德 同

同 同 同 同 高野正雄 同

功六 同 同 同 佐野梅吉 同

同 旭七同 同 萩野芳雄 同

同 青色同 同 西川完一 同

同 同 同 同 土尾五郞 同

同 旭七同 伍長 望月福藏 同

同 同 同 上兵 伊藤友七 同

同 旭八同 同 宇佐美勘一 同

同 同 同 同 松井之雄 同

同 旭七同 元上等兵 恒友吉藏 同

同 旭八同 上兵 坂上政信 同

同 旭七殊甲 上兵 增田辰三 同

功四 雙光殊甲 大尉 明地力 廣島

功五 青色殊甲 曹長 牧重一 愛知

功五 旭七殊甲 軍曹 服部正次 愛知

功六 旭八同 上兵 武藤典男 岐阜

同 同 同 同 渥美孝史 靜岡

同 同 同 一兵 河合光夫 愛知

同 同 同 伍長 岩井仙次郞 同

功四 旭五同 大尉 小岩井光夫 長野

功五 同 同 少尉 阿部淺吉 北海道

功六 旭七同 伍長 速木末松 栃木

同 同 同 上兵 荒井正一 東京

功四 旭五同 大尉 櫻井文雄 千葉

同 小綬同 同 川村孫右衞門 岩手

功六 旭七同 上兵 深澤初次郞 北海道

同 旭八同 伍長 鶴岡倍雄 群馬

功五 旭五同 少尉 津金道義 長野

功六 旭七同 軍曹 德山得三 廣島

同 旭八同 上兵 平山順三 同

功六 旭八同 同 竹森敏夫 山口

一般行賞(佐官)

功四 中綬 大佐 川俣雄人 鹿兒島

同 旭三 大佐 愛甲立身 熊本

同 小綬 少佐 加藤素一 岐阜

- 少佐 能川護 熊本

功五 小綬 少佐 折小野末太郞 廣島

同 - 少佐 松野源吉 岐阜

功四 旭三 大佐 的野憲三郞 福岡

同 - 中佐 中島嘉樹 岐阜

同 - 少佐 勝屋福茂 佐賀

同 旭三 中佐 吉川元 千葉

同 小綬 少佐 橫田庄三郞 鳥取

同 中綬 中佐 石橋架吉 千葉

同 - 少佐 伊藤次作 石川

功五 小綬 少佐 鬼頭義隆 愛知

功三 中綬 大佐 樋口敬七郞 佐賀

功四 同 中佐 岡島重敏 愛知

同 - 少佐 益森芳男 山口

功四 小綬 少佐 稻井正彥 廣島

同 同 同 田村正 高知

同 旭四 同 石井國男 岐阜

功五 同 同 山岡恒量 香川

同 - 少佐 原田千代三 茨城

功四 旭四 少佐 幸田錄郞 新潟

同 中綬 大佐 金井滿 長野

同 - 少佐 北埜繁次郞 富山

同 中綬 中佐 石橋周次郞 大阪

同 同 同 片桐廣一 兵庫

同 同 同 山口定 石川

同 - 少佐 山中高助 山口

同 小綬 同 澤山松綠 三重

同 - 同 寺岡帝太郎 福岡

功五 旭四 同 榊原清一 愛知

功四 - 少佐 竹林信久 石川

功五 旭四 同 村上朋次 愛知

功四 中綬 大佐 井出節 長野

同 - 少佐 松枝堅 岡山

功四 小綬 少佐 川道乙吉 廣島

功四 小綬 少佐 青山良武 東京

功四 - 少佐 山田洋 山口

同 旭三 大佐 中山政康 茨城

功五 小綬 少佐 武田英之 廣島

功四 小綬 少佐 土川捷三 愛知

同 同 少佐 德田芳吉 三重

功四 同 少佐 富田正身 山形

同 旭三 中佐 細井武夫 愛媛

功四 旭三 中佐 中島庸 東京

功四 - 大佐 星善太郞 福島

功四 小綬 中佐 山內政風 石川

功五 旭四 少佐 豎山忠吉 鹿兒島

功四 中綬 中佐 村田友吉 新潟

功四 旭三 中佐 太田公秀 石川

功四 旭三 中佐 蛭沼七藏 埼玉

功五 旭四 少佐 乃美五六 山口

功四 中綬 大佐 小川三郞 東京

同 同 中佐 町田一勇 愛媛

同 - 少佐 槇林太天 佐賀

功五 旭四 少佐 高杉善治 栃木

功四 小綬 少佐 湯田國男 長野

功五 - 少佐 朝井憲章 熊本

功四 - 中佐 廣田三右衞門 山口

功五 小綬 少佐 清水節郞 愛媛

02 第十二回生存者行賞と 海軍關係死歿者行賞
03 畏し・時局下食糧增產に 深く御軫念あらせらる 井野農相謹話
04 食糧の不安はない 政府に信賴し一層協力せよ
05 井野農相參內
06 鈴木總裁參內
07 全般的增稅考慮中 增稅總額は豫算查定と相俟ち 可及的速かに決定す
08 五九、一三四四三〇石 内地米第一回豫想收穫
09 頑敵今や潰滅寸前 皇軍の猛攻愈よ熾烈
10 敵南方に潰走 京漢線に沿ふて
11 敵後方部隊に 救援依賴
12 海鷲が猛攻 湘陰對岸敵陣を
13 陸鷲大擧出動
14 臨時郵便取締令けふ公布 外國郵便は封書でも開封檢閱 謀諜網の暗躍を封鎖
15 遞信省當局談
16 湘陰に無血突入!
17 畑總司令官 南京に歸還 岳州方面を視察
18 狼狽の重慶 連日對策を協議
19 帝國公館外交特權を停止 英イ兩國政府に嚴重抗議 斷乎對抗手段講ぜん
20 興亞院會議
21 今日の天気
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 銃後奉公強化 運動の完璧へ 強調週間 に當りて社說

聖戰ここに四周年、大東亞新秩序の建設漸くにして其の緖につき、併も時局ますます多事多端まさに緊迫を加へるの折柄、一億國民がいよいよ以て前線と銃後を固く結ぶべき銃後奉公運動は、畏くも軍人援護に關する勅語を賜りたる記念日たる三日より七日まで五日間に亘り、官民一體となつて全國一齊に展開せられた。本島に於ても、全島諸官衙、學校、銀行、會社、鄉軍青年團區町會、部落會、劇場映畵舘、工場、商店等あらゆる方面を動員して、勅語奉讀式の擧行、戰歿英靈への追悼及傷痍軍人の平癒、出征軍人の武運長久祈願等を行ひ、更に本運動の趣旨闡明と軍人援護精神の涵養振起を期するため、講話講演會祈願祭、前線慰問袋の發送、傷痍軍人への感謝等六百萬島民の熱誠と感謝を捧げて、臨戰色彩の濃い各種行事が全島津津浦浦に繰り展げられることになつてゐる。殊に齋藤總務長官以下が島內各陸海軍病院を懇ろに慰問する筈である。

顧みるに、盧溝橋の銃聲一發に依つて敢行せられた今次の聖戰は、暴支膺懲から大東亞共榮圈の建設、更に世界新秩序の樹立に指導的任務を果すべく、我が國は莫大な犧牲を拂ひつつ一途目的の完遂に向つて邁進し來つた。就中我が陸海軍將士の活躍は到るところ連戰連勝、世界を瞠若たらしむるに足る真に目覺ましきものであつた。然しながら、その蔭には幾萬の忠魂と幾多の傷痍將士あるを思はねばならぬ、尚銃後に幾多の遺家族あることを忘れてはならない、銃後に於ける一般國民は今次聖戰の意義を把握し、東亞新秩序の建設に挺身協力すると同時に赫赫たる戰績の下に殉じた諸英靈及傷痍軍人に對して、常に感謝の念を捧げることを忘れずしかも其の遺家族に對して盡すところがなければならぬ。所謂軍人援護の諸事業の遂行に萬遺漏があつてはならない。それも形式的にではなく、真に隣保相助の精神に依り、否國民的義務たるの誠心から行はるべきことは言を俟たない。

特に本島の如きは、今次聖戰に軍夫通譯として選ばれたる多數の參加を見てゐるものの、未だ島民一般に譽れの參加を許されぬ現下に於ては、銃後に於ける奉公こそ島民大眾の責務でなければならぬ。別して前述の如き軍人援護の精神涵養並に各種援護事業の實踐こそは、島民一般の最も重要な御奉公と云はねばならない。今や本島には皇民奉公運動が力强く展開されてゐる。銃後奉公運動の完璧、軍人援護の强化は、皇民奉公運動の一環として島民の日常生活に於て遂行さるべきである、常會を通じ部落を通じて、而して島民こぞつて前線勇士への慰問に、軍人遺家族への溫い援助に誠心を盡し、前線と銃後とを固く結ぶ軍人援護の實を擧げなければならないのである。殊に譽れの志願兵制度實施を前に控へ、本島大眾に負荷せられたる責務はいよいよ重且大を加へて來た。來るべき榮譽ある任務を完遂する覺悟を新たにすると共に、銃後奉公運動の强化完璧を期せねばならぬ所以である。

02 銃後奉公強化運動 明治神宮で祈願祭 帝都第一日の行事
03 學童に訓話放送 本庄軍事保護院總裁
04 戰歿軍人慰靈祭 昨日宜蘭市で執行はる
05 武官府への 献金續續
06 輝く恩賞の榮譽 渡洋爆擊隊の親鷲 功三旭日 中綬章の竹中龍造大佐
07 南京空爆に勇名 功三旭四の和田少佐
08 擊墜敵機八十餘 功四旭五の檜貝少佐
09 皆部下のお蔭 光榮の入佐少佐語る
10 奧地爆擊に偉勳 功四旭六の鈴木實大尉
11 忘れるな・整備員の努力 部下の恩賞に三竝少將が感激
12 宜蘭市皇民奉 公女子訓練所 六日から開所
13 圖像:在支外人記者團長沙を空から視察
14 外地米價對策拓務省の發表 獎勵金交付並に買入價格の引上
15 島民赤誠の献金 軍司令部九月中の取扱
16 林田陸軍中尉高島部隊 名譽の戰死を遂ぐ
17 奉公精神真髓の把握へ 州下一齊に常會指導者講習會
18 羅東郡常會 指導講習會
19 “各職場を死守せよ” 防空の眼目に就き藤岡防空局長放送
20 物價統制協力週間 十日より新竹州で實施
21 ときのこゑ
22 臺北秋競馬 第四日目成績
23 本紙愛讀優 待割引券配布報社消息
24 人事‧消息報社消息
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化週間 擧市感謝の默禱 戰歿軍人慰靈祭執行
02 援護會に寄附
03 廣谷支部長視察
04 注意すべき事項 臺南州の第二種空訓
05 阿緱神社奉納相撲大會 廿七日・屏東公園にて
06 遺家族を招待 青年劇を開演
07 御下賜金を傳達
08 空訓豫備訓練
09 臺南市常會
10 女子訓練を實施 奉公會臺中支會
11 花蓮港市營住 宅出來上る
12 小型船舶の重油消費合理化
13 大甲街消防組 來月三日結成
14 員林郡六青年 志願兵採用方願出
15 鶯歌街から 更に三名志願
16 戰歿職員慰靈祭
17 海山郡土城庄青年團查閱
18 安平船溜完成
19 澎湖勤報青年隊 在鄉隊員訓練實施
20 健兒六千の意氣 臺中市聯合青年團查閱
21 新高郡聯青查閱 けふ魚池東國民校で
22 大屯郡聯合 青年團查閱
23 貯蓄報國に邁進 臺南、貯蓄組合を改組
24 樹林產組が 更に千圓献金
25 愛國蓖麻を栽培 屏東市の遺家族が
26 山の若者が献金 愛國蓖麻を栽培
27 花蓮港方委 聯盟總會
28 漁業指導者 講習會(臺中)
29 常會指導者講習 潮州街公會堂で
30 新品種嘉南號 嘉義市も試作
31 金屬回收打合
32 潮州國民貯蓄 事務打合會
33 高等主任打合
34 大甲家政女校 落成式を擧行
35 彰化青年學校 查閱(十一日)
36 肥料用麻袋の 回收價格引下げ
37 後任苗栗街長 藤崎氏に決定
38 西螺國民學校の 旅行團本社見學報社消息
39 大甲街壯丁團員 猛訓練を實施
40 三輪車と帆前船 高雄商議所で獎勵
41 臺東廳下 地租完納
42 米穀共精共販 組合創立總會
43 楊梅隣組常會 一齊に開催
44 彰化同志信 組役員會
45 員林郡宿屋では チツプ等を廢止
46 臺南州警察部異動
47 臺南州定期昇給
48 人事‧往來
49 地方便リ
50 今日の映畫
51 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣米價格引上 及び獎勵金交付 來る七日委員會に附議 奧田米穀局長談
02 日滿支貿易協議會へ 石井局長等が出席
03 內地米收穫豫想 五千九百十三萬石 第一回
04 大汽臺北出張所 支店に昇格
05 ハノイ鼻覽會の 出品規定を制定
06 東邦金屬製鍊 十五圓拂込徵收
07 郵便貯金大膨脹 目標額には尚一步
08 吾等の商業報國運動 (四)/駱水源
09 加藤臺拓社長 近く東部產業視察
10 臺銀人事異動
11 臺灣水產會 十四日に總會
12 戰時價格政策の展開(一) 九・十八ストツプ令から 綜合價格政策へ
13 漁業進出促進に 南方水產協會を設立
14 海運中組支部の 業務軌道に乘る
15 照明燈
16 商況(三日後場)
17 ラジオ
18 廣告報社消息
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 生存者論功行賞(第十二回)と 海軍關係死歿者行賞
02 敵牙城鄭州を攻略 我將兵、意氣天を衝く
03 機甲部隊も新黃河渡河完了
04 上溝王堅陣を完全占領
05 敵各戰線とも 全く狼狽混亂
06 勝算寸分の搖ぎなし ソ聯は既に打倒、再起は至難 ヒ總統柏林歸還全國に放送演説
07 ヒ總統演說の詳報
08 獨空軍が連續爆擊 百隻以上のソ聯艦艇を
09 敵陣を東西分斷
10 實に驚くべき戰果 視察を終へて畑總司令官談
11 圖像:敵の要衝鄭州市街
12 各地區別で(六日から) 臨時時局懇談會
13 畑總司令官 荒鷲部隊激勵 白衣の勇士慰問
14 殘敵掃滅戰開始 長沙の北方に於て
15 ヒ總統、ソ聯に 平和提案の説 ス議長徹底的に蹴らず
16 イラン土民反亂 英ソ兩軍を脅かす
17 米最新型爆擊機 重慶側に送出
18 濠內閣總辭職 信任役票破れて
19 明日の天氣
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 嚴かに起工式擧行 臺灣神社外苑造營工事
02 外苑工事計畫の概要
03 兩勇士に對する 勳章授與式 兵事部で嚴かに擧行
04 銃後奉公強化運動護れ興亞の兵の家 軍司令部に献金群續續 井上報道部長から丁寧な謝辭
05 傷痍軍人慰安 演藝會を開催 稻江藝妓連出演
06 遺家族に 無料入場券
07 臺灣違警例一部改正 空訓とラジオ聽取に安全性確保
08 ラジオ網を完備 各奉公班に必ず一箇
09 華僑工作に一役 周前汕頭市長が香港丸で寄臺
10 青年團非常召集 臺北市で規程を制定
11 四日の志願者
12 譽の臺灣遺族部隊 九日便船で晴の上京
13 井上兵務部長 青年校查閱狀況 視察の為め南下
14 勤青新竹州隊 豫備訓練開始 十五日壯途へ
15 臺北州防空 事務打合會 六日州會議室で
16 内地產主要豆類 十日より配給統制實施
17 全島珠算競技大會 來月二日に開催
18 兒童の發明 創作品展覽會 六日から公會堂
19 石油消費規正 強化打合せ
20 通信聯絡訓練 好成績を收む
21 新竹青年學校查閱
22 新公園の演奏曲目
23 苦力墜落即死
24 北署增築許可 今月末に着手
25 新聞を讀め 基隆市の調查
26 烏來へハイク
27 人事‧消息
28 今夜の放送
29 商況(四日前場)
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (七)各方面人士の意見
02 生活文化 貧しい家庭へ救ひの手 醫療保護法實施 治療も入院も無料で
03 跳躍は不適當 最も好ましいのはダンス 女性に適した運動
04 電球の汚れ
05 青竹で花器 優雅な釣花器や水盤
06 國語學習 佛印の兵隊さんから 全國のみなさんへ贈物
07 湖南大殲滅戰を 大がかりな記錄映畫に
08 鐵や銅で出來たものは お國のお役に立てませう
09 童話 春夫ちゃんとお父さん (一)/富永次郎
10 竹筒利用の非常炊飯法 四十分で美味しく炊ける
11 食品につく虫の種類 日光に曝してから藏ふこと
12 野菜の油燒き
13 茄子の胡麻よごし
14 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 わが乘馬記/阿部艷子
02 現代詩の朗讀(下)/大山定一
03 珊瑚樹 新人の完璧作 芥川賞候補作
04 H君に寄す(下)/北原政吉
05 圖像:蕭條たる秋雨下の猛訓練
06 食糧になるプラ ンクトン
07 豆科學 平滑な曇りガ ラス
08 腦の發電機は時 時停止する
09 心聲/黃可軒漢詩

次韻奉酧靖海詞友/笑儂、承怡庭芸兄賜和崧兒完婚有作韻並責不報因再疊前韻却寄誌謝/臺南 杏菴、和景南生初秋山中韻/周一吼

10 新刊紹介
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 鄭州を完全に占領 鐵牛部隊が一番乘り頭條新聞

【鄭州にて四日同盟特派員發】◇北支軍十月四日發表 十月二日未明黃河並びに新黃河を奇襲渡河して進擊せる我が部隊は敵を追つて鄭州周邊にその主力を擊滅し四日午前十時三十分堂堂鄭州に入城せり

【鄭州四日發同盟】三日夜半から四日未明にかけて賈魯河前方各部落に據る敵を逐次掃蕩、進擊を續けた我が原田、熊、鯉登、栗栖、小林、星、山口、田村などの各部隊は午前七時一齊に總攻擊を開始し一氣に祭白城(鄭州東北八粁)に突入、總崩れとなつて鄭州に向け潰走する敵に對し鐵牛部隊を先頭に急追を開始した斯くて東南方より猛進擊の栗栖、岡野兩部隊は四日午前九時半には鄭州東方二粁の線を突破猛進、午前十時三十分鄭州東北角を占領輝く一番乘りの日章旗を飜へし更に東南方に向ひ敗走する敵を追擊、これに續いて各部隊主力も鄭州に入城城內の敵掃蕩を續行午後零時半には全く掃蕩を終り連續猛進一晝夜半河南の敵抗日最大據點鄭州は完全に我が手に歸した

02 直ちに敗敵を急追
03 北支攪亂の據點解消 鄭州攻略の意義頗る大
04 據點上溝王を突破 敵軍東西に分斷さる
05 蔣、岳南敗戰 の湖塗に躍起
06 國民體力動向を把握(上) 青年體力檢查趣旨土光衛生課長談
07 パナマ籍米船 ホ號擊沈さる
08 波蘭大使館を廢止 ポーランド大使に通告
09 三相の大獅子吼 銃後奉公強化大講演會
10 蔡城の敵陣を猛爆
11 相互扶助こそ 臣道實踐 東條陸相の講演
12 湘陰地區の敵に銃爆撃
13 商震を主班とする 參謀團を現地派遣
14 タイとの貿易 南洋貿易會が 一元的に統制
15 帝國の四圍を 直視せよ 及川海相の講演
16 援護は國民の第一義務 小泉厚相の講演
17 鮫の肝油から潤滑油 苦心研究の石川教授に凱歌
18 桑國の減段更に擴大 食糧作物への轉換方針決定
19 製糸業の過剩 設備を大整理
20 極東での紛爭欲せず ポパム英司令官が言明
21 赤軍の人的物的損失甚大 英米の援助補給も困難
22 ポ英極東軍 司令官の動静
23 信教の自由を ソ聯に申入れ ル大統領の談
24 議員同盟の 摯肘は不當 有志決議組強硬
25 發起人取消し 更に七氏發表
26 英米兩極東軍司令官 マニラで初の重要會談
27 交通局異動
28 今日の天気
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米管委員會の 慎重檢討要望 臺灣米價對策社說

政府は外地米價對策に關し三日の閣議に於て原案を決定、その要綱を發表したが、その內容は大體內地の米價對策に準據したもので朝鮮に於ては米穀生產者に對し石當り約三圓前後の獎勵金を交附すると共に買入價格を一圓方引上ぐる方針を執ることとなつた。而して鮮內消費米價格は槪ね現行公定價格を据ゑ置くことにした本島に於ては矢張り內地、朝鮮に準ずる方針であるが、これが具體的措置に關しては、近く開かるべき臺灣米穀移出管理委員會に於て金額等審議の上、これを決定することとなつた。卽ち獎勵金及び買上げ價格は管理委員會の審議を經てゐないから未だ正式の發表を見ないが、大體石當りの奬勵金約二圓、買入れ價格約一圓の引上げで計約三圓の實際的値上げとなる筈である。而して島內消費米販賣價格は石當り約一圓程度の引上げが豫想されてゐる。かくて本邦主食糧たる米穀價格對策の大綱は一先づ完成され、內地は銘柄の縮少に依る約一圓と合せて、合計七圓、朝鮮は四圓、臺灣は三圓程度の實際的引上げを見る筈である。

低物價政策の維持に躍起となつてゐる政府が多額の獎勵金を支出して米價引上げを實施せざるを得ない根本的原因は勿論現下の食糧需給の情勢、米穀生產事情及び米價と物價との關係に鑑み、米價の適正化を圖るにあるが、內地の七圓、朝鮮の四圓に對して臺灣の三圓引上げは果して適正なりや否やは相當慎重な檢討を經た上でなければ輕輕しく之を斷定することは出來ないのである。先づ食糧需給の情勢については政府の屢屢發表せる通りであるから、此處では贅言を要しないであらう。本島の米價と物價との關係については吾人は曾つて本欄で指摘した通り米價は事變前に比し(昭和十六年六月現在)二九%の騰貴に對し、農業資材の大宗たる肥料四品の平均は三八%の騰貴、農家の生活必需品たる衣服類五品の平均は一二七%の騰貴、而して四十六品の總平均物價指數は四二%の騰貴となり、米價より一三%の騰貴率を示してゐる

最後に米穀の生產事情については遺憾ながら吾人の手元には最近の生產費調查數字がないから論斷の下しやうがないが、只次の如き諸事實は云へると思ふ一般周知の樣に昭和十四年五月十日に公布された米管令は、支那事變勃發以前に於ける內外地を通ずる米穀豐作による米價下落に基づく內地農村の疲弊を救濟する一策として、生產費のより低き臺灣米の內地への移出を總督府の管理下に置き、一方ではその移出量を調節することに依つて、內地米への壓力を減じ、他方では之に依つて府に歸する收益金を、島內の米穀以外の必要農作物の增產と改善に振向くことを目標として創始されたものである。從つて當時の米價は現在と全く異る需給關係、對物價關係、生產事情に卽して相當低位に決定され、以來ずつと統制されて來たのである。然るに事變の進展に連れ昭和十四年に於ける內鮮旱害を契機として前記三事情は全く一變され、統制は全面的に强化されて內地の農村に於て受けた經濟的影響は本島に於ても殆んど同一、或はそれよりも甚しい影響を受けてゐると見なければならぬ。何となれば本島にだけ肥料、衣類その他の農家必需品を特に安く賣る筈がなく公定價格の上に於ても臺灣への運賃が加算されてゐる事實を看過してはならぬ。だから殆んど同一の事情或は影響下にある米價に對して內地の七圓、本島の三圓引上げは對抗作物たる甘蔗の製糖會社に對する遠慮からではないか。對物價關係から見ても、或は米穀過剩對策として開始された米管を增產奬勵政策に轉換させる上から論じても、米管に依る收益の一部を米作奬勵金に還元し、朝鮮と同程度の引上げが妥當ではないだらうか。特に此の際二億七千六百萬圓に上る尨大な農村負債の事實を忘れてはならないであらう管理委員會の慎重な檢討を要望する次第である。

02 抗戰の無益に醒む 飛行機で着陸投降した 支那三將校脫出談
03 欣然挺身參加 奉公壯年團員四四名 靈の道場で行的鍛鍊開始
04 市バス値上問題 各方面の意見に聽く
05 內地製機器發註承認書の 交付と申請に就いて 齊藤企畫部物資課長談
06 先住民族の大砥石 明治橋附近河岸工事で發見 石に熟蕃石斧の跡
07 翼贊標語と 美談を募集 奉公會中央本部
08 奉公壯年團結成熱 全島に澎湃として起る 奉公會中央本部で近く團則決定
09 上京遺族の健康に留意 警視廳、旅館組合に示達
10 銃後奉公運動第二日 海軍に献金 三高女同窓會員の赤誠
11 宜蘭の體力檢查
12 南署管內青年 體力檢查更變
13 青年動員訓練 奉公運動の逞しい推進力 新竹州十二月から實施
14 どなたも買はう 支那事變國債賣出し 二十四日から開始
15 高雄への旅行遠慮されたし 疑似コレラ目下檢查中
16 基隆に流腦 發生
17 常會指導者 養成會を開催 宜蘭郡分會
18 家庭パン講習會
19 那霸放送局 十二月初旬開局
20 内外地物價 懇談會 三日農相官邸で
21 岸田氏講演
22 臺北秋競馬 第五日の成績
23 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化週間 武運長久を祈願 歸還軍人奉告祭を執行
02 彰化市第一日 の行事
03 三勇士の慰靈祭 きのふ臺南市で執行
04 金屬類保有狀 況調查員講習
05 彰化曹洞宗布 教所記念法要
06 彰化奉公壯年團 規約起草委員會を開催
07 西屯信組献金
08 瑞裕拓殖が献金
09 本間軍司令官 三日彰化、鹿港を視察
10 萬丹庄に神社 庄民が御造營を協議
11 御遺跡所記念 碑例祭
12 花蓮港寫真防 諜聯盟結成式
13 製糖用勞務需 給を統制
14 街庄吏員に朗報 遡つて臨時手當支給
15 學校報國隊を結成 臺南州で打合會開催
16 短期作物を積 極的に獎勵
17 高雄交通運輸 部會開催
18 彰化郡役所移轉 鹿港街代表が陳情
19 蓖麻栽植に垂範 中松嘉義市長が
20 花蓮港市制施 行一周年行事 近く打合會開催
21 下淡水溪電源開發 全島經濟審議會に提案
22 新舞踊サヨンの鐘 近く高雄で發表會
23 臺中州合同バス 十二月一日に開業か
24 軍事援護勅 語の奉讀式
25 彰化曹洞宗布教 所の講習會開催
26 燃えない木炭 不德炭燒を檢擧
27 新臺灣音樂を確立 文教局長を圍んで座談會
28 油虫懸賞捕殺 當選番號
29 朴子で慰靈祭
30 漁獲物の共同販賣 桃園郡漁組が計畫
31 野外舞踊を獎勵 高雄市新文化聯盟で
32 竹東郡の青年が 第一、三種訓練實施
33 東石郡空訓好 成績で終了
34 大溪街のボヤ
35 圖像:落葉集めて堆肥製造
36 訓練作業を完了 勤報隊解隊式擧行
37 開南同窓會 大甲支部を設立
38 街庄農業組合 高雄州で設置打合
39 新設竹北庄祝賀 會盛大に開催
40 米の値上に伴ひ 甘蔗對策を考慮 千斤當八十錢値上か
41 北斗郡製菓組合 總會不開催で非難
42 鄉軍花蓮港市 分會の講話會
43 斗六郡警察課 擴張工事落成式
44 纖維を採集賣上を献金
45 五人の斥侯兵 ローマで改題上映
46 大甲街青年奉公挺身隊 志願者殺到
47 地方便リ
48 今日の映畫
49 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 本年度內地米穀の 農林省發表第一回豫想收穫高
02 港灣運送業の統制 一元化の意見抬頭
03 臺灣纖維統制組合 月末頃に創立總會
04 パインのV・C抽出 工業化益益進捗 臺中か高雄に工場設置
05 吾等の商業報國運動 (五)/駱水源
06 戰時價格政策の展開(二) 九・十八ストツプ令から 綜合價格政策へ
07 勸銀寺澤氏 長崎店長に榮轉
08 水越氏の講演 盛況裡に終了
09 麥粉規格を縮少 公定價格も引下 一袋廿八錢低下せん
10 有害蝸牛の 驅除法を發見
11 臺灣古麻袋卸商組合 創立總會開催
12 業態別組合聯合會 產業部に移管 臺南州
13 副見交通局總長 けふ上京
14 加藤臺拓社長 東部視察延期
15 保安林の落葉で 堆肥を製造
16 北濱雜觀
17 照明燈
18 兜町前場狀況
19 ラジオ
20 廣告報社消息
第08頁
附錄
序號 標題
01 愛讀者優待割引券報社消息
第01頁
日刊第1版
序號 標題
01 皇軍第二段行動へ 鄭州完全掃蕩を終る頭條新聞

【鄭州五日發同盟】黃河南岸作戰もわが軍の鄭州入城により作戰第一期は完了し引續き更に第二段階の行動に入つたが五日夕刻までの各方面の戰況次の通り

一、鄭州入城の鯉登、原田、小林、岡部、星野、栗栖、萩原、田村、菰田の各部隊は鄭州市街及び市外周邊の完全掃蕩戰を終り目下各戰線に亘り新行動に入つた

二、湯口、石山、中山などの各部隊も榮澤附近一帶の殘敵を掃蕩し主力は更に西南に向け前進戰果を擴張中

三、小池、深井、平、武田、宮崎などの各部隊は南新黃河新黃河支流を渡河頑强に抵抗する敵の防禦線を突破鄭州東南側の敵を擊壞中である

02 榮澤縣城に入城!
03 敵陣營愈よ最終段階 投降空軍將校の心こそ蔣軍真情を代表
04 圖像:河南作戰
05 未曾有の重大時機 確固不拔の國內情勢確立へ 國民無為に日を送るなかれ
06 米國の油槽船 蘭印濠洲に回航
07 革命追念晚餐會 陳中孚特使の主催で
08 現行貿易組合法 改正の中心點
09 鄭州住民續續歸る 門戶を開け皇軍接待
10 教育重要御諮詢案 七名の委員に附託
11 圖像:畑總司令官岳州方面の前線視察
12 米國豫算の 實施狀況
13 十全の準備あり ブルガリア土木相演説
14 東亞聯盟協會 第二回全國會議
15 ホワイト號爆沈 中立法の廢棄に利用されん
16 “侵略國に國際法 援用の權利なし” ハル長官はうそぶく
17 ソ聯の望むまま 蘭印は物質供給 蘭印當局筋見解表明
18 翼贊議員同盟の 財政經濟特別委員會
19 ソ聯戰線の伊軍 獨立作戰に當る
20 獨軍と激戰 ソ聯情報局發表
21 獨ソ聯兩軍損害 ソ聯情報局長發表
22 羅、ソ兩軍損失
23 駐英、ソ土國大 使近く歸國 情勢報告の為め
24 今日の天気
25 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 式年遷宮御造營御料材 御樋代木奉遷の御儀 昨日古式床しく執り行はる
02 “敵には致命傷だ” 鄭州の陷落に就き土肥原大將語る
03 陸軍省内軍人援護の會 昨日陸相官邸で開催
04 燃える興亞若人の意氣 島都青年團の查閱昨日行はる
05 長谷川總督一行 昨夕鳩の澤に到着
06 皇后陛下・あす 東宮假御所へ行啟
07 種種御下賜 品を賜はる 皇太后陛下から
08 高松宮同妃兩殿下 花道盆石盤景展へお成り
09 井上兵務部長來新
10 牧大佐上京
11 戰時榮養食の 理念を指導 各府縣で講習會
12 全纖維製品の 配給機構整備へ 商工省で官民懇談會開催
13 學童貯金を勵行 國民校銃後奉公會は一應清算
14 慰問演藝會盛況 軍司令部で稻江の藝妓達が
15 高砂丸出帆
16 水產科學の粹動員 魚貝增產計畫の全貌
17 草魚を大量 内地へ移入 榮養補給に一役
18 基隆市教護聯盟會
19 更に一箇年間の 販賣猶豫期間延長 銅、白金、銑鐵類諸製品
20 蔣軍抗戰力の劣弱振り 捕虜時奉夏少佐語る
21 滿洲農耕開拓 民の募集要綱
22 六日に第八回 講習生入所式 城西技藝指導所
23 宜蘭市旭校秋季運動會
24 羅東郡部落青年團の查閱日程
25 慶法戰引分け
26 早大が快勝對明大戰
27 立大勝つ東大對立大戰
28 臺中州甘藷澱粉販賣組合
29 臺北家政女生 徒の献金
30 宜蘭國民校體育會
31 臺北秋競馬 最終日の成績
32 人事‧消息
33 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化週間 嚴かな軍人軍屬慰靈祭 臺中公園招魂碑前で
02 軍事講演會開催 彰化市奉公青年隊で
03 祈願祭を執行 彰化市第二日
04 澎湖の行事
05 阿緱神社前で 祈願祭
06 集集街の行事
07 新生廈門だより/一記者海外遊記

在廈門一萬有餘の臺灣出身居留民の有志が昨今皇民奉公運動に乘り出すべく團體の結成に奔走中であることは前にお便りした通りであるが愈愈結成の機も熟し恐らく本月匆匆には成大な發會式が擧げられるであらうこの奉公運動の團體結成に關し一般有識居留民は異口同音に双手をあげて賛成し何れも參加することとなってゐるので軈てこの團體が結成した曉になれば新生廈門に於いても臺灣同樣に奉公運動が華華しく展開されることは豫想に難くないであらう

この運動に乘り出す居留民有志は何れも時局の重大性を認識し結束奮起、國策の遂行に協力して東亞新秩序の建設、大東亞共榮圈の確立に邁進せんとするに他ならないから在廈門の石川總領事は大いに賛意を表し此運動の育成の為には凡ゆる助力を惜まないまた興亞院廈門連絡部江藤經濟部長は臺灣總督府事務官を兼任して居り曾つて昨今華華しい運動を展開してゐた臺灣の皇民奉公會の產婆役の一人として奮鬪した經驗を有する江藤部長も一臂の力を出すと云ふのであるから近く結成される前記團體は發育不良に終ることはなく定めし何ものかを期待されるものと見て差違へない

この團體結成に奔走してゐる居留民有志は斯く語る

廈門はわが臺灣よりの進出者が斷然多い事變前も今も變りはない南支南洋各地に約二萬人居るが廈門だけでその半數に上るそれで臺灣より見て廈門は決して無關心で居られない而して居留民中大多數わが國策の線に沿うて活躍してゐるのは喜ばしい現象であるだが一部には臺灣の何かを知らざる者も居る本國民でありながら全然國語を解しない者も居る、それでは籍は臺灣にあっても數十年來外地にばかり居って躍進的臺灣の現狀を知る筈はない一方支那の學校で勉強しては國語を解しないのも無理はないが新生廈門になってから頻りに支那人に對して日本語の學習を獎勵してゐるしかも支那人の日本語熱も相當に高まってゐるのだ何と云ふ矛盾した現象であらうか之では日本國民として時局に對する認識を深めることは出來る筈はない之らの人人に對しその蒙を拓くことも必要であり將又一般居民を對象として凡ゆる角度より大いに指導せねばならぬところが尠しとしないと思ふ茲に指導に任ずる團體の結成が時節柄必要とされ各方面の支援を受けて近く店開きすることとなったこの團體はやがて廈門に於ける奉公運動の原動力となり推進力となることは推して知るべしであらう

最近蘭領印度とマニラから廈門市へ引揚げて來た邦人が三十餘名に達してゐる彼等は概して實業に從事してゐる者でその引揚の理由を叩くと例外なく資金凍結令に依る經營難だと稱してゐるその氏名及び出身地は左の通りである

李華嶽、李神嶽、詹丕基、賴聰、林慶忠、楊景情、呂鶴屘(臺北市)林恩松、陳文啓、蔡丕、蔡振源、林朝和(高雄市)王水龍、林准子、林津水、周克家、侯圖壽、謝振巳、翁清海、翁本善、蔡替枝、董錦標、盧文郁、盧秋田、張光隆、沈慶仁(臺南市)陳祿、廖天來、黃錦鏞、黃慶三(臺中市)

などであった

之等引揚者の感想を聞く為めに十月二日午後三時共榮會館に於いて座談會を開催、來會者は興亞院廈門連絡部辻政務部長、江川、丸尾、鈴樹調查官、難波副領事、市政府譚僑務局長、及び各團體代表者約一百名一堂に集まり先づ辻政務部長の挨拶、丸尾調查官が座長として座談に入ったが引揚者諸氏はそれぞれ自分の居留地の事情や關係事業の近況につき報告發表をなし同時に參會者の質問に應答し午後五時盛況裡に散會した

前記引揚者は臺灣へ歸る者も居るが大部分更に華北華中の視察をなす希望者もありまた廈門にて待機の姿勢を取る者もあるこれまで蘭領印度に於ける邦人の引揚者は約在留數の半數に達すると云はれてゐる

廈門日本商業學校の設立に關し臺灣總督府學務課長より民會長宛に左の電報が入った「曩に申請の商業學校經費補助要求資料として商業設立の場合の十七年度豫算書至急送付なりたり」これで日本商業學校設立委員會では鈴木副委員長の名を以って委員會を開催、協議をなしたその結果、臨時のものは別として設立匆匆から經常費として最初の年から一萬圓を支出することとし、その一萬圓は民會一部側から三割、二部側から七割を負擔する豫定である

これに依って廈門日本商業學校設立運動も一步前進したと云って居留民は大いに雀躍してゐる

08 觀音庄の行事
09 臺中市聯合青年團 五日盛大な查閱式
10 遺烈千古に芳し 花蓮港で英靈招魂祭執行
11 臺南第一青年 學校教練查閱
12 彰化市內各學 校の常會
13 彰化第二青年 學校查閱
14 圖像:南支那海艦上の練武
15 新臺灣音樂研 究會豫行演習
16 彰化市防衛團 四日より庶務班訓練
17 果敢猛烈な攻防戰 鄉軍花蓮港分會の臨時訓練
18 彰化市野球交驩試合
19 勤報臺中州隊 一行元氣で歸中
20 產組實務競技會 きのふ・高雄商工獎勵館で
21 真性コレラと決定 高雄市・防遏に大童
22 傷痍軍人會彰 化班の懇親會
23 彰化郡防風林 助成組合創立
24 警官生活卅四年 高橋臺東廳警務課長勇退
25 花蓮港市の家族慰安會
26 勞働者の天國 高雄にアパートを建設
27 高雄歩かう會 の鍊成競步會
28 一戶十錢宛献金
29 婦人委員會を設置 奉公會花蓮港支部で
30 消防組の寄附 嘉義郡部が拒絕
31 高雄平和校 の體育會
32 消息
33 地方便リ
34 今日の映畫
35 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 世界戰爭とビルマ/ジョン・ルロイ・クリスチャン
02 ラジオ
03 八月中國防献金 (一)馬公海軍經理部 臺北海軍武官府扱ひ 國防献金者
04 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 隨所に討伐戰敢行 南支軍最近の大戰果
02 憑祥、下石街を空襲 佛印の我が陸鷲精銳
03 鈴木企畫院總裁 近衛首相要談
04 第三回教育學 會を開催
05 近東か北阿か 英上陸作戰は來年 獨の次期作戰
06 敗殘兵を掃蕩 榮澤、鄭州、中牟附近
07 芳澤特派大使の 送別午餐會
08 英米極東軍の 首腦會談終る
09 獨軍、レ市猛襲
10 水滸傳(518)/黃得時;榎本真砂夫
11 ソ軍兵站線混亂
12 文展搬入終る
13 圖像:大黃河を渡河の〇〇部隊
14 五日までの 綜合戰果
15 海軍報道部の 鹿江隆中佐 某要職に榮轉
16 時事評論 鐵銅回收と長期戰/本位田祥男
17 重慶の民眾和平熱望 投降の飛行將校語る
18 農地開發營團 本年度の計畫
19 東阿戰線の戰鬪 伊軍側に有利
20 伊の新規戰債發行 二百四十億リラ
21 明日の天氣
22 廣告報社消息
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 靖國臨時大祭迫る 諸準備萬端着着進む
02 理解と協力切望 青年團非常召集に就き藤村市長語る
03 志願兵志願者 六日軍司令部受付
04 “物云はぬ戰士”慰問 愛婦本部代表軍馬に茶殼御馳走
05 防空打合會 けふ州會議室で
06 酒井武官南下 故蕭海軍通辯の南 投街葬參列の為め
07 全島林業試驗連絡會議
08 抗日戰線の一角崩壞 學生群の校長排斥騷動から暴露
09 御內帑金下賜 豐肥線罹災者に
10 銃後奉公強化運動 護れ興亞の兵の家 軍人援護講演會 今夜市公會堂で開催
11 心からの慰問文五千通 學童から第一線の兵隊さんへ
12 白衣勇士慰問 基隆市華僑代表
13 海軍武官府に 赤誠の献金 中壢街愛婦代表
14 若人の意氣軒昂 新竹市新興青年校查閱
15 街頭で紙芝居 一般大眾の防諜宣傳に
16 施江南參事 が特別放送
17 汗の奉仕を終へ 勤報新竹州隊けふ還る
18 新竹州下の 生活部長打合
19 “人の子は人の乳で” 人乳集配愈近く實現
20 防火服を發明 街の發明家のヒツト
21 地方銀行協會 理事會を開催
22 今夜の放送
23 商況(六日前場)
24 匿名愛國老人 真鑄佛具を献納
25 廣東姑娘一行 看護婦學業に 來臺
26 真綿が安くなる
27 新竹州下警察 課長の打合會 警察部長公室で
28 乙種醫師の 學說試驗終る
29 滿支金融事情 の視察に赴く 結城日銀總裁
30 人事‧消息
31 興南案內報社消息
32 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 島民生活の刷新 (完)各方面人士の意見
02 生活文化 愛兒の頭の良し惡しを 見分けるのには 一歲から六歲までの標準
03 秋のお雜炊 作りかた四種
04 大食と胃擴張の關係 美味しく食がすすむのは 心配ありません
05 圖像:秋を彩る
06 赤ちゃんには 朝湯がよい 時間はせいぜい十分
07 かうして來年も 新品同樣に使ふ 夏の家具の藏ひ方
08 衛生的な おむつカバー
09 夏の白服の洗濯 上手にするコツ
10 國語學習 十七日は神嘗祭 午前十時神宮遙拜
11 護れ傷兵・援けよ遺族 銃後少國民の務 何時も忘れぬ感謝
12 童話 春夫ちゃんとお父さん (二)/富永次郎
13 豆智識
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 わが乘馬記 秋情隨筆(中)/阿部艷子
02 文藝雜誌統合問題/上林曉
03 圖像:皇軍佛印便り
04 ソ聯米國發見 四百五十年祭記念出版
05 豆科學 紫外線で磁力が 生ずる
06 ヴイタミンC も日光から
07 鳥學者を助ける 蟻軍
08 新刊紹介
09 珊瑚樹 自殺に惱む 米國の今日此頃
10 海外短波長波 動亂の世界は描く
11 詩 風の日/陳千武
12 心聲/黃可軒
13 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 無敵海軍の威力發揮 湖南、西江兩作戰の戰果頭條新聞

【東京發同盟】敵抗戰力の擊碎兵站路斷絕、軍事施設の粉碎を目的に今次敢行された湖南及び南支西江の兩作戰に於て赫赫の武勳を樹てたわが海軍部隊は陸軍部隊と緊密な協力の下に左の如き縱橫無盡の活躍をなし空に陸に江上に無敵海軍の威力を發揮したが海軍省提供の資料によるとその綜合戰果は次のやうに華華しいものである

湖南作戰 揚子江艦艇の有力なる一部は九月十七日夜半行動を起し陸軍輸送戰團を護衞誘導しつつ洞庭湖を橫斷し十八日午前九時二十分陸戰隊の一部を蝦湖山に揚陸これを占領したこの間湖上の艦艇は陸軍部隊の青山占領及びその東方嚴廖山における掃蕩戰に呼應し敗走する敵に猛砲擊を加へてこれを擊破更に十九日午後三時十五分磊石山を占領同五時二十分陸戰隊の一部は陸軍部隊と協力敵要地廉角及び九馬嘴を占領艦隊は主として青山南方橫嶺湖方面の攻擊に任じ二十一日には營田下流二粁の敵山砲陣地を攻擊擊破し又磊石山前面の水路啟開に成功した、一方陸戰隊は陸軍部隊の蘆林潭攻略に呼應して附近の敵陣地を覆滅又艦艇は洞庭湖東南岸沖に進擊し湘江江口の敵要地を相次で攻略廿三日には磊石山上流四粁に至る水路啓開を完了して平江河より菽麥湖を經て河泊潭迄の掃海作戰に從事蘆林潭方面に於ては陸軍部隊の進擊に協力し二十四日午前十時には白魚磯を占領午後四時には營田を占領し夾口水路の啓開、營田前面の機雷の清掃を完了二十八日には營田上流斗米嘴に到る十粁の水路を啓開した、この間空軍部隊は終始地上部隊に空から協力二十四日からは錫江口附近の敵陣地を始め斗米嘴周邊の敵野砲陣地及び烏龍子の敵據點軍事施設等を攻擊爆碎偉功を樹てた、なほ江上艦艇が處分した敵機雷の數は百十五箇に上つてゐる

西江作戰 九月二十日南支西江地區に敵前上陸した陸軍部隊に協力して廣東方面における有力なる海軍部隊はその一部を以て西江遡江作戰を開始し又他の艦艇は陸軍部隊の廣海海岸敵前上陸に協力陸軍部隊を側面より掩護し又渾江遡江部隊は水路の啓開に任じ二十三日には新昌を確保二十四日には赤□埠に進出した、又廣海塞に進出した艦艇は二十七日敵陸上部隊に猛烈なる銃砲擊を加へ殲滅的打擊も與へた、北江遡江部隊は陸軍部隊に協力しつつ二十七日には清遠下流十浬までの水路啓開に成功した、南支方面にて處分した機雷は七百三箇の多數に上つてゐる

02 鄭州周邊の殘敵掃蕩
03 米の使節團 マニラ出發 英極東司令官も
04 蘇北平原の戰果
05 防諜強化に協力 臨時郵便物取締令を公布
06 圖像:地中海の英艦續續潰ゆ
07 歐洲戰爭第三期 不屈のドイツ
08 計理士法の改正 來議會に提出
09 圖像:徐良新駐日大使記者團と會見
10 決議贊成議員百五十五名
11 全國產組製糸聯 評議員會
12 英米軍事會談內容 米系代表紙の觀測
13 國民の勘と社會戰段階/尾崎秀實
14 日滿支貿易 連絡協議會 けふより企畫院で開く
15 ブラジル沖で海戰 國籍不明の軍艦二隻
16 米國には何等 情報もない
17 食糧作物に轉換決議 全國養蠶組合聯合會長會議
18 統制會の設立促進 閣令指定の速かな實行要望
19 ヒ總統、勃軍の 東部派遣要求 ソ聯筋の情報
20 今日の天氣
21 廣告報社消息
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島智識階級の新使命社說

今や我國は東亞共榮圈による世界史的一大轉回を為すために未曾有の國難に臨んでゐる事は旣に一般國民の常識となり、又此の國難を突破する唯一の方法は內外地を問はず全國民がよく協力一致してあらゆる物心兩方面の困苦を克服するより外なきは言を俟たざる所である。中にも本島の如く帝國統治の歷史尚淺く且つ教育が充分普及されてゐない所では、大多數の本島人が到底母國人と同一程度の强き結合を期待する事は出來ないが、當局者の指導と島民の心よりの協力に相俟つて從來に增し數倍の力量を發揮する事は決して困難ではない。最近展開されたる皇民奉公運動の意圖とする所は又斯くの如き國民組織の强化を圖る以外のものではあり得ない。然し比較的に智識程度の低き本島人の民眾を動かすには單に新聞及其他印刷物の宣傳なり、或は官廳の指導丈では十二分に其の效果を果す事が出來ない。それ故此の際平素よく民眾と接觸する本島人の智識階級が率先して當局と協力しつつ民眾の盛り上がる力を適切に誘導する事が最も效果的であると信ずる。此處に於て本島智識階級の持つ特殊の新使命が登場して來た譯である。

從來皇民奉公會に於ても此の點に着目して地方に於ける有名無名の人士を役員なり又は幹部なりに任命して前記の國民運動を展開して來たが、地方に依つては依然舊體制の人物を多く羅列してゐるため大した新味を持たざる所もないとは言へない。所が民眾の盛り上がる力を働掛けるには真に民眾の信賴を嬴ち得る人物でなければ徒らに形式主義に依る弊が必然生じるに違ひない。如何に皇民奉公會の上層部が多大な熱意を持つても萬一其下部組織が形式化し若くは硬化して來れば遂に所期の目的に達する事が至極困難であると知らなければならない。然しながら皇民奉公會は全島民の奉公運動の一大職場である。真に國家の將來を考へる者は常に其の脫皮作用を促がし生生發展の道に向つて邁進しなければならない、されば心ある本島智識青年が下部組織から其の指導力量を發揮するに至れば始めて奉公運動の本軌道に乘る事が出來るのである。此の意味に於て本島智識階級がよく此の新使命を自覺して一大奮起を為すべき秋であると思はれる。

勿論本島に於ける皇民奉公運動は在來の眼から眺めば本島社會の一大革新であるが故に、一部現狀維持を心よく思ふ人人からは內心に於て稍もすれば白眼視され、又兎角反動氣分を釀成しないとも限らない。古來如何なる劃期的運動に於ても必ずや斯かる莿の道を踏み越えずしてよく達成した歷史はない。若し安穩平靜な推移を以てよく所期の目的に達し得ると思ふならば非常に甘い夢であると言はなければならない。此處に於て當局者としては常に堅き信念の下によく心ある內臺人青年層の協力を獲得しつつ此の運動の强化を圖るべきである。一方に於て此等有為の青年をして各各其の所を得せしむべく又將來の希望を持たしむべく適切な配慮を拂ふ事は又此の運動の一大推進力となる筈である。要するに本島に於ける國民組織の一步前進に對しては官民各方面とも須らく小我を棄て大乘的見地に立脚して斷えざる努力を惜まざらん事を望まざるを得ない。

02 十一月一日は司法記念日 遵法精神の徹底へ 臨戰體制下經濟事犯を根絕
03 機械技術者 檢定
04 圖像:投降した敵機
05 警察官修了式 九日練習所で擧行
06 臨時大祭記念 スタンプ發行
07 文展審查主任決定
08 島內の行事 法務局で準備を進む
09 基隆奉公挺身隊 後援會と共に晴れの結成
10 運材狀況を視察 總督一行鳩の澤出發
11 防衛團改組成る 九日新竹で結團式擧行
12 銃後奉公運動第四日 相次ぐ献金部隊 軍司令部に殺到
13 ときのこゑ
14 人事‧消息
15 機關修繕に 隣組結成
16 甘蔗買收價格直上 更に交涉繼續 歸臺した玉手特產課長談
17 一般家庭も供出 眠る鐵銅回收に協力
18 訓練日變更
19 燒芋等が安くなります 農林省で最高價格決定
20 移動劇團來月下旬來臺 黑澤情報部事務官談
21 教育雜誌統合 廿九誌を殘存 受驗雜誌も整理着手
22 皇太后陛下 きのふ宮城に行啟
23 聖慮畏し 村田鐵相謹話
24 圖像:清水發電所視察の總督一行
25 興亞青年の熱鬪譜 國民體育大會日割決定
26 大會野球競技 細目決定
27 防諜映畫盛況
28 尊き體驗 奉公壯年團鍊成終る
29 蘭印の暴虐振り 引揚げた佐佐木氏 農業經營に來臺
30 農士訓練所 上棟式
31 訃文:王官氏蔥
32 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化週間 嚴かな祈願祭執行 嘉義公園球場にて
02 傷痍軍人會 高雄州分會總會開催
03 八萬餘人の兒童を 一齊に少年團編入 臺中州教育課で計畫
05 竹東郡警察職員 及家族大慰安會
06 女子訓練を開始 奉公會臺中市支會
07 能高壯丁團員 水社迄強行軍
08 外埔庄青年奉公 挺身隊員募集良績
09 期成同盟會を組織 下淡水溪の電源開發
10 聖地參拜團出發
11 三峽柑園間 架橋工事完成
12 防遏會議を開催 高雄州衛生課で
13 坂口知事出府
14 嘉義郡下青年 團查閱
15 竹東郡國語 普及研究會
16 慰安映畫會 彰化市和樂館で
17 若人の意氣軒昂 新高郡聯青查閱
18 人事‧往來報社消息
19 地方便リ
20 今日の映畫
21 校內神社御造營 嘉義郡下三國民校に
22 献榖田畑決定 鳳林郡と花連郡下に
23 安平船溜竣工式 現場で盛大に開催
24 高雄國語演習會 廿四日湊校で開催
25 八月中國防献金 (下)馬公海軍經理部臺北海軍武官府取扱
26 繰展ぐ水上繪卷 屏東式水上競技大會
27 勞務供出を協議
28 臺南に西瓜の山 百今一圓二十錢內外
29 臺南州巡查教習所終了式
30 花蓮港廳下の 街協選舉迫る
31 臺中州自動車 用品組合創立
32 專賣局埔里出張所 傭人慰安運動會
33 溪湖教會 信徒修養會
34 超過價格五百圓
35 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣水產物輸移出組合 昨日創立總會
02 臺灣鮮魚輸出組合 きのふ解散總會
03 滿州特產物輸入 組合通常總會
04 近く開かるる泰國博覽會に 臺灣館を開設
05 貸物列車ダイヤ 來月匆匆改正
06 戰時價格政策の展開(三) 九一八ストツプ令から 綜合價格政策へ
07 明糖副業へ進出 テックス及酵母を製造
08 生豚配給圓滑に 各州畜產技師が會議
09 照明燈
10 基隆市の賃銀 內臺人とも昂騰
11 商況(六日後場)
12 蒜頭南投兩工場 白糖裝置に改造 本期から製造を開始
13 桃園軌道バス合同 資本金を增額
14 內外地關係官廳 事務打合會開催 船員保險
15 日本貿易報告聯盟役員會 臺灣から西村氏出席
16 臨時米管委員會 幹事會昨日開催
17 吾等の商業報國運動 (六)/駱水源
18 ラジオ
19 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 第九戰區の剿滅戰 錦江渡河に成功、戰果擴大
02 共軍六千を包圍(沁源地區)
03 英獨兩國間に 捕虜交換實施 急速に話合ひ成立
04 樞府審查委員會
05 圖像:ム首相傷兵慰問
06 二重國籍解決法案 米陸軍長官議會提出を言明
07 英ソがア國に對し 獨伊人追放を要求 獨政府は默殺的態度
08 明日の天氣
09 何應欽突如 來香
10 水滸傳(519)/黃得時;榎本真砂夫
11 敗走部隊を猛爆(河南)
12 孫連仲に即時 衛軍援助を電命 狼狽の重慶軍事委員會
13 石渡事務總長 首相訪問
14 若杉公使 墨國に安着
15 外國船が武裝する場合 パナマ籍登錄を取消す
16 圖像:(上)森林鐵道列車中の長谷川總督(下)清水發電所取入口に於ける總督一行(前より二人目が長谷川總督)
17 露都猛攻を開始 獨軍、二方面から進擊
18 ク半島の攻略工作 コーカサス作戰への序曲
19 濠洲新勞働黨內閣成立
20 瀕死のイギリス海運(下)
21 英より提案
22 獨軍大規模な攻擊
23 レ市攻防激鬪(獨軍發表)
24 中立法問題討議 引延戰術の妨害起らん
25 現地作業規定決定 泰、佛印國境劃定委員會
26 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 援護の誓ひ新たに 雨中に捧ぐ三萬の赤誠 島都の皇軍武運長久祈願祭
02 譽の三遺族に 陸相から弔慰金 贈呈に代理山本中佐閣下
03 米增產褒賞授與式
04 新嘗祭に新穀奉献 譽の代表十一日出發
05 生活刷新案成る 十一日奉公會中央本部で 細目の全般的檢討
06 文展に初の 藝術院賞授與
07 新興國民校體鍊會
08 紀元前七千年の文化を發見
09 圖像:鐵獅子の威容
10 遺族救濟に乘出す 社團法人に改組 全國聯合女教員會
11 戰時ナチス 植林政策
12 日本婦道を磨く 訓練を終へた桔梗俱樂部員 大直で行的鍛鍊
13 軍司令部に献金 軍隊生活に感謝して
14 圖像:わきが 自宅新療法
15 アルミ回收物語
16 今夜の放送
17 商況(七日前場)
18 常會指導者講習 世話役分會長等を集め 臺北市支會で開催
19 けふの志願者
20 技術者檢定 模擬試驗
21 形式よりも精神 青年學校查閱を視察した 井上兵務部長語る
22 皇后陛下 東宮假御所へ行啟
23 圖像:皇軍武運長久祈願祭
24 重慶飢餓に瀕す 增稅に農民大反對
25 石當り三圓引上け 十六年二期作米買入れ價格の改訂 けふ米管委員會で決定
26 改正價格一覽表
27 增產に邁進せよ 齋藤總務長官語る
28 齋藤總務長官十三日南下 澎湖島と屏東初巡視へ
29 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 相性は科學的に 四つの型を知つて 配偶者を選びませう
02 インク消の 家庭製法
03 お辨當も代用食 攜帶も便利なもの 二種をお知らせします
04 今が離乳の好期 さて食物は何がいいか
05 ゴム乳首の乳 赤ん坊の發育 に重大關係
06 圖像:岳南作戰
07 書齋の採光はよいか 桌上燈なら明視スタンドを
08 鉢植の菊を永持ち
09 お腹が痛くても ヒマシ油濫用はいけない
10 鹽の生理的効果
11 古いセルの着物を ガウンに改造 その色色な御注意
12 國語學習 銃後奉公強化運動週間に當りて 島都國民學校兒童の献金
13 古鐵をあつめて 献納した感心なおぢさん
14 三十二サイデ チユウガクノ一ネンセイ
15 豆智識
16 足が疲れませんか 人不足や立續けの仕事で 疲れた時には治す法がある
17 風邪が流行します 風邪と思ってゐたのが 實は肋膜炎や肺尖の故障
18 のどに骨が ささつた時
19 お化粧の節約 白粉刷毛の使方
20 取出した衣類に黴 醋酸と大根おろしが 最良の家庭處理法です
21 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 わが乘馬記 秋晴隨筆(下)/阿部艷子
02 文化消息
03 心聲/黃可軒漢詩

車中望吾妻山/黃純青、春日遊松島/黃純青、初夏遊青森/黃純青、次韻奉酧寶書詞友/雲鵬、次韻奉酧春懷詞友/雲鵬、景薰樓雅集席上呈諸君子並乞郢政/蘅秋

04 詩 “生命苦”/嘉口練詩郎
05 臺灣總督府圖書館 新着普通圖書
06 子供と發明熱/和田眞吾
07 珊瑚樹 武者小路論 味ある古谷氏の論文
08 科學 秋色と青色 何故濃く見えるか
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 自給圈貿易に轉換 應召氣持で經濟戰に協力せよ 商工行政左近司商相語る頭條新聞

【小田原發同盟】左近司商相は大阪及び名古屋に於ける商工關係官民懇談會に出席するため七日午後九時二十五分東京驛發西下したが貿易問題、中小企業對策等現下緊要なる商工行政につき車中左の如く語つた

英米の資產凍結以來わが貿易經濟政策は全國民の一大決心を必要とする新たな段階に立到つてゐる。卽ち從來第三國から輸入してゐた重要基本物資の大部分が殆んど當てにならなくなつたので貿易政策はその主力を東亞の自給圈に置き日滿支貿易、日佛印經濟協定を中心に南洋貿易の發展を圖る方針に轉換した譯である又限りある資材、勞力、賃金等を以て生產力の擴充、軍備の充實、國民生活の安定を企圖するには何よりも先づ國家經濟力の

最大效率の發揮をなさねばならぬ、それには從來の實績主義や總花主義の考へ方を一擲して能率主義、重點主義を圖らねばならぬ、卽ち一つの產業全體を一つの企業と見てその內最も優秀なる設備に資材、勞力、資金等を集中してこれを最高度に利用經營すると共に能率の低いものはこれをより緊急なる用途に轉換させることが必要である、これには配給部門も陸運、海運統制も動力の統制も資金、勞務對策も總べて同一目的に向つて集中調整されねばならない、重點企業として操業を集中された企業者は特に材料の貴重さと責務の重大さを考へて經營の國家的責務を充分に果して貰ひたい、生產力擴充と同時に資源の開發、資材の回收、代用品の普及、貯藏管理等も重大な問題で金屬回收令もその一であり

重要物資の計畫的貯藏管理についても目下手筈を進めてゐる、この生產性昂揚を第一とする經濟總力戰態勢の整備は必然に中小工業の合理的整理統合を必要とする、中小工業にはそれ自體の使命があり、或部分は大企業を中心として再編成し或部分は中小企業だけで組織化し得るものもある譯であるも生產能率の增强と配給の合理化、圓滑化を目標として急速に合理的再編成を進め餘剩勞力、餘剩資金は出來るだけ緊要部面に動員するやうに努力してゐる。應召は決して軍隊だけではない。銃後國民の一人一人が應召と同じ氣持でこの經濟總力戰に協力して貰ひたい。又同業者團體もこれ等に依る轉廢業者に對し共同援助を行ふならばこの再編成も不可能では決してない筈である。勿論政府としても地方廳と連絡を執り各種の施設指導に萬全を期して行きたいと思つてゐる

02 商業者整備に關する 緊急對策の意見 日本商工會議所が建議
03 最大戰鬪將に開始 ドイツ軍カリニン附近とオレル占領 露都包圍、次第に完成
04 皇軍、電擊的に行動 嶺河口市附近で敵八個師を猛攻
05 沙洋鎮附近に巨彈 海鷲、敵を痛爆粉碎
06 圖像:芳澤佛印特派大使の壯行會芳澤大使の挨拶
07 左近司商相 及川海相要談
08 藏相と商相 首相と要談
09 明朗鄭州の 實現近し
10 新作戰
11 南北より挾擊 ソ聯情報局の發表
12 駐ソ米大使 近く歸國す
13 防空時の食糧對策 重政總務課長食糧訓を語り國民の協力要望
14 農業報國聯盟 新機構の要旨 石黑錢農相、新會長を受諾
15 佛印政廳に 外交部を新設
16 佛印外交部長 ボ參事官を起用
17 日、滿、支貿易連絡協議會 きのふ第一日開く
18 米軍事代表團 重慶入り近し
19 濠洲特使として渡英 ペーヂ商相使命を語る
20 國內態勢整備 決議案
21 全國の各府縣に 食糧事務所新設 官制改正を打合せ中
22 英航空母艦 ロイヤル號 重大損傷受く
23 司法異動
24 外交決議運動 議員同盟は默殺
25 英米支三國の經濟會議 八日より香港で
26 工務官發令
27 今日の天氣
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 糖業新體制 と公益經營社說

戰時下に於ける重要問題として解決せねばならないのは食糧問題である。本島に於いては一意米穀及び砂糖の增產對策を確立するのが最も急務である、殊に我が國產糖の九十パーセント以上を占めて居る本島の糖業は時局の進展と共に益益重大使命を帶びて來て居る。單に糖業は日常の嗜好品である砂糖を生產するのみでなく國民の營養必需品を供給し、又燃料代用品としてのアルコールからバカス利用に至る迄戰時下重要資源を生產する上に於いても本島糖業の占める地位は一段と倍加されて居る筈である、かかる國家不可缺の物資を生產して居る糖業に對し國家が積極的に統制策を取る事は當然である、糖業經營者に於いても國家の意圖する所を充分に推知し、國策協力第一主義を以て邁進せねばならない秋である。從來本島糖業は糖業資本家の營利對象として自由經營に任せて來た為めに種種なる摩擦と弊害を惹起して來た實例があつた。然るに支那事變を契機として經濟統制が强化され、高利潤に惠まれた糖業に對しても國家的掣肘が加へられた結果、自由主義經營を制約され漸次公益事業へ轉換させられた事は喜ばしい事である。

米管事業の實施と同時に糖業令が實施され、新式糖業及び改良、舊式製糖とも一元的に國家的統制を受ける事となり舊體制的經營を一擲して戰時下に相應しき經營に急轉換する事になつた事は本島糖業の真の發展を確立する根本對策である。最早本島糖業は一部の投資家や企業家の為のものでなく國家の必需物資生產事業として運營せねばならないのである。從つて糖業者に於いても時局の進展を顧み國家の要請に應へて戰時體制的經營方針を確立する事となり、自由主義的資本主義的經營を潔く放棄し國策事業として經營せねばならないと覺めた事は糖業家の為めに慶賀する所である。糖業新體制とは言ふ迄もなく戰時下國家の建設に必要なる重要物資を計畫的に合理的に增產を為し、國策の運營に貢献する事である。卽ち糖業資本家が從來の如き高率利潤の追求を排除し經營經費を節約し生產者である蔗農の適正生產費を保障して增產を促進し消費者に對しても圓滑にして公正なる價格を以て配給し得る機構と制度を確立するにある。

九月末督府當局が斯界の權威者を委囑して製糖業原價計算準則を制定した事は本島糖業の新體制運營の規範として今後の運用に多大なる效果を期待するものである。同準則の效果に對しては砂糖は戰時に於いては勿論の事平時に於いても國民生活の必需品であると共に重要資材としてもその生產の確保は永續性を持たせねばならない。その為めには砂糖原料である甘蔗代價を始めとして販賣價格と經營費の適正である事が第一條件である。糖業に對して利潤を全然認めない譯には行かないが合理的經營に依る適正原價を算出し、公益優先を理念として經營して行くのが本島糖業者に課した最大の責務である。過去の如き高利潤を追求する事や權謀術策を弄する事は到底許されない事である。今後は專ら國策事業として公益を念頭に置いて經營して行くのが糖業者の進むべき途である。監督當局として本島糖業を如何にすれば國策に協力させる事が出來るかを講究すべきであらう。一般蔗農に於いても國策事業としての糖業を理解し適地適作をモツトーとして甘蔗增產に邁進すべきである

02 護れ興亞の兵の家 銃後奉公強化運動の最終日 臨戰下島民の赤心 報道部に“献納古鐵の山”
03 齊しく心から感激 岩崎部長‧現地將兵感謝の意表明
04 援護赤心に應へ 白衣勇士が汗の奉仕
05 七日報道部 受付の献金
06 “銃後の覺悟”強調 昨夜公會堂の講演會盛況
07 “空襲何ぞ恐るべき” 防空の歌二つ陸軍省から發表
08 全員參加希望 桔梗俱樂部第二 回訓練
09 諸債券各州廳 の割當額決る
10 全島農村指導者の鍊成 今月末新營青年研修所で
11 泰國近狀齎らし 高商生視察團一行歸る
12 ときのこゑ
13 花蓮港米穀株主總會
14 消息報社消息
15 安藝の海關の 花嫁さん決る
16 臨時大祭式次第決る 六日間嚴肅に執行
17 新竹州合同慰靈祭 昨日公園齋場で執行
18 臨時大祭全委 員打合會開催
19 電車地下鐵の 優待券を贈る
20 地方行政改善座談會 昨日市公會堂で開催
21 豫算に關する 意見を聽く會 十日市會議室で
22 本島防空の完璧へ 近く實施する空調に付督府情報部發表
23 支部總務部長會議 廿二日中央本部で開催
24 日佛印のスポーツ交驩 臺灣女子實業團籠球選手派遣
25 バタビヤ丸寄港
26 蘇澳郡聯合青年團勤勞舉仕作業
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 銃後奉公強化週間 遺家族座談會開催 軍援事業の方策を打合
02 諸英靈に感謝(臺南) 嚴かな慰靈祭執行
03 新化社秋季大祭
04 花蓮港神社秋季大祭打合會
05 臺中州國講講 師檢定試驗
06 埔里奉公挺身隊 けふ結成式擧行
07 年に四百萬斤增產 臺南州下の內水面養殖獎勵
08 臺中州興行場特殊防諜組合結成
09 北斗神社例祭
10 臺中州軍援會 員親睦會
11 高雄勞働需給 組合改組擴充
12 高雄州臨時州會 全部原案通りに可決
13 若人の意氣潑刺 東石郡聯青查閱
14 彰化市防訓打合會
15 臺南神社の例祭 本年は賑やかに執行ふ
16 秀水神社御鎮座 十八日午後八時より
17 澎湖神社祭典 諸行事を決定
18 嘉義市空訓實施 諸員一糸亂れない警戒
19 鄉土防衛に完璧 臺南州で空訓打合會
20 臨戰體制座談會(八) 目標は國防國家の完成
21 大屯郡聯合青 年團查閱
22 重油消費對策打合會 きのふ高雄商工獎勵館で
23 再製品展覽會 朴子東國民校で
24 屏東秋季庭球大會 開催要項決定さる
25 臺中州染料工業藥品配給組合の創立
26 一週間の猛訓練 壯丁團幹部鍊成終る
27 蘇澳郡常會 指導講習會
28 新高郡の 排球試合
29 清水奉公青年隊 華華しく結成式擧行
30 屏東市米穀組合 防諜團の結團式
31 中部水上競技大會(十一日)
32 嘉義市金屬回 收打合會
33 貨車の正面衝突 昨朝善化驛構內で
34 合宿して汗の奉仕 報國推進隊鳳林隊が
35 地方便リ
36 今日の映畫
37 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 米價對策要綱 昨日委員會で發表
02 島米銘柄等級整理 本年二期米より實施
03 自動車運賃統制と 市バス運賃値上 (上)/林德富
04 米價三圓引上の根據 米管委員會で說明
05 第二回電信係主任會議 十日公會堂で開催
06 港灣運送業統制 官民打合會を開催
07 臺灣金融協議會 愈よ十日に開催
08 米價値上に對し 畑作蔗價若千引上げん
09 昨年末銀行預金 內地人は本島人の倍額
10 照明燈
11 商況(七日後場)
12 戰時價格政策の展開(四) 九・一八ストツプ令から 綜合價格政策へ
13 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 獨軍の大攻擊進捗 一大中央突破戰を試み 赤軍に致命傷を與へん
02 反擊ソ軍擊退 レ市地區で
03 米海軍長官に 權限付與 各種艦艇建造等
04 獨軍二要塞を占領 アゾフ海北岸地區
05 ソ聯必死の防戰 獨の大攻勢に對し
06 赤軍第九師團幹部 を捕虜とす
07 翼贊會生れて 早くも一年 十二日記念式を擧行
08 圖像:ソ聯領視察の獨伊兩巨頭
09 獨英傷病捕虜交換 再び停頓
10 極東訪問の使命 グレーデイ米特使談
11 中立法問題は 引續いて檢討 ハル長官、記者團會見
12 フランス敗戰 の最高責任者 最終審理に着手
13 水滸傳(520)/黃得時;榎本真砂夫
14 芬蘭政府拒否 英の即時停戰慫恿を
15 ネルソン號 半身不隨 ジ港に入港
16 圖像:湘江機雷帶を突破進擊を續ける水路啟開隊
17 敢然突擊勝機を作る 壯烈・中井曹長河南戰線で散華 榮澤攻略戰美談
18 獨機商船二隻に 大損害を與ふ スエズ方面で
19 第二回傷痍軍人 中堅幹部修養會 けふ九段軍人會館で
20 外務省の門戶解放 民間、官吏を特別任用
21 健康保險法中 改正法律 來月一日に實施
22 パナマ政府の 船舶武裝禁止 米政府と暗默諒解か
23 明日の天氣
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 廿二日晴の御盛儀 三笠宮樣・百合子姬御結婚の 告期の御儀行はせらる
02 國民體力動向を把握(下) 青年體力檢查趣旨土光衛生課長談
03 井上兵務部長 青年校查閱狀況 視察の為め南下
04 勤報臺北州隊 十日より預備訓練開始
05 帝國鑛發株式會社 法の改正法律案
06 地方部長級異動
07 家庭園藝に朗報 市で種子を無料配布
08 漁撈も重點主義で カジキ盛漁期對策成る
09 廿四日に變更 新竹州援護事業 大會
10 代燃料に檜油登場 島都第一タクシーで使用に成功
11 井上報道部長が激勵 廈門警官練習生軍司令部を訪問
12 學校實習地の 品評會審查會
13 基女體育會
14 宮內省告示
15 可憐な“死の傳令” 軍用鳩七十七號の靈に捧げて 感激の鈴木部隊長作詩
16 軍人傷痍記章 傳達式 あす市長公室で
17 石田憲兵隊長 警務視察の為南下
18 八日の志願者
19 兩勇士と對して 陸相から弔慰金 傳達に加藤中尉が遺族宅慰問
20 清宮樣けふ 京城に御歸還
21 航空座談會 內臺航空の回顧(九) 臺南州が先鞭 中等校の滑空機訓練
22 結婚の大獎勵へ 九日に官民協議會開催
23 報道部に赤誠の献金
24 今夜の放送
25 商況(八日前場)
26 支那貧民醫療に 健氣な一女醫再渡支
27 新竹州下學校美術展 四日間新竹國民校で開催
28 訃文:白場
29 興南案內報社消息
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 離乳期の食餌(上) 早く始めてゆつくりと 七ケ月から九ケ月まで
02 鼠害を防ぐ方法
03 齒痛に丁子油
04 乾燥野菜を作る時 熱湯處理をしても しぼらず乾すこと
05 風邪と下熱劑 のみすぎると胃腸をこはす
06 アイロンを かける時
07 男子の靴下丈夫な修繕法 二足を一足にして
08 さんま素燒
09 ヴイタミンA缺乏は 何となく氣分が勝れない こんな方はありませんか
10 革トランクの 手入れ
11 圖像:優遇される中原會戰の俘虜
12 茸の傘蒸し
13 醬油をこぼした時
14 新しい痔疾治療法
15 栗よりうまいおさつ 榮養價も數等優る
16 國語學習 十一月一日は司法記念日 掟守る良い子供
17 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 東道刷新と人材 (上)/田村榮太郎
02 フアイバー改良 (上)/隅田武彥
03 科學 代用血液の研究 輸血に血液型は不用
04 圖像:艨艟儼として大陸の守り固し
05 結婚の生態 八日國際館で
06 ガソリン節約 音樂會
07 松竹歌劇公演
08 心聲/黃可軒
09 レコードで教 へる現代史
10 圖像:龍骨車(スケツチ)
11 珊瑚樹 玉石混淆三作 芹澤、石川、川上
12 海外短波長波 動亂の世界は描く
13 宣傳學講座の 設置
14 豆科學
15 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 生存者、死歿者に恩賞頭條新聞

【東京發同盟】畏き邊りでは第十三回支那事變生存者論功行賞(陸軍關係第十一回)並に第四十一回支那事變死歿者論功行賞(陸軍關係第三十回)の御沙汰あらせられ九日午前零時內閣賞勳局並びに陸軍省より發表された、今回行賞の聖恩に浴した者は生存者關係では旣に發表せられた部隊に屬する荻洲立兵中將(愛知)以下四中將、九少將(佐官で偉勳を樹てその後將官に進級したものを含む)並に事變當時の石家莊、滏陽河會戰から北支山西省北部の警備に轉じ此間河北戡定戰、黃河東岸山西軍主力殲滅戰晉東作戰其他諸肅清戰に從事し一部支隊を津浦線方面に派遣黃河渡河作戰等に參加せしめた、酒井(鎬)山岡(重)阿南部隊及び北支京漢沿線の警備に任じた谷口(吳)各部隊に屬する軍人(將官を除く)軍屬である、その內金鵄勳章を授賜せられた者は七百二十二名、內上海戰から徐州一番乘りを敢行し更に武漢攻略戰に參加、後轉じてノモンハンの激戰に勇名を馳せた荻洲立兵中將(愛知)、杭州灣に敵前上陸し引續き南京攻略戰に偉勳を奏した牛島貞雄中將(熊本)以下六名に對しては特に拔群の武勳を御嘉賞殊勳甲の御沙汰あらせられた、又死歿者關係では昭和十二年八月二十三日より昨年四月二十九日までの期間に興亞の礎石となつた勇士達で昭和十五年二月二十五日公務を帶びて空路滿洲より東上中不幸京都府下において事故のため殉職した寳藏寺久雄中將(東京市)、岡田巳三夫少將(姬路市)を始め戰死二百二十八名、病死二百六十四名、計四百九十二名の軍人軍屬である、その內譯は將校十名、准士官、下士官、兵四百四名、軍屬七十八名で戰死者は主として徐州、上海、南京、大別山並にノモンハン各附近の激戰に散華した者であつて最近戰死を認定せられた者の外昨年三月蒙疆五原において敵第三十五軍の包圍猛攻を受けた際蒙古聯合自治政府日系警察、官吏或ひは蒙古軍日系教官として寡兵克く防戰敵を激退して遂に蒙疆の華と散つた行田重信少尉(東京市)以下の諸勇士等で病死者は支那、滿洲において奮鬪內地へ歸還歸鄉の後惜くも病歿した者が多く一部內地のみ勤務者も含まれてゐる、金鵄勳章授賜の榮に輝く者は百二十七名で特に白川德治郞元步兵上等兵(青森)に對しては拔群の武功を嘉せられて殊勳甲の御沙汰あらせられた

02 戰歿郡下の賜物 鬼將軍荻洲中將感慨無量
03 功は部下のもの 牛島將軍の苦難に滿ちた想出
04 殊勳甲の諸勇士
05 臨時郵便取締令 遞信部、部長談を發表
06 中共、重慶に對し 四條件を提出
07 誘致戰法で殲滅 第五、六戰區の敵軍に鐵槌
08 孫桐萱は逃亡 趙卅八師長以下にの鏖殺の判決
09 マニラ會議の 重要な二成果
10 敗殘部隊を爆擊
11 有志議員決議案 贊成議員全體會議で採決
12 臺灣貿易を一元化 單一の統制機關を新設せん 日滿支貿易聯絡協議會第二日
13 國民政府、佛印に 通商代表部設置
14 食糧確保、必勝の要締 三浦農林次官對策を說く
15 內外地の米作 昨年より增收は確實
16 鮮米豫想收穫高 二千四百二十餘萬石
17 古賀艦隊 司令長官 南京方面巡視
18 滿州第二次五個年計畫 日滿支の綜合的經濟建設
19 ル大統領緘默
20 中華民國國立上海 大學愈よ開校
21 今日の天気
22 死鬪展開 露都四方二百粁 ヴイヤージマで
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 獨軍、露都 攻略を開始 獨ソ戰の關ケ原社說

ヒトラー總統が三日の演說に於て四十八時間以內に現はれるであらうと言明した大作戰が何れの方面に展開してゐるかは非常な興味を以てみられてゐたが、ソ聯及び英米からの情報を綜合するとハリコフ及びモスクワを目指して開戰以來最大の戰鬪が行はれてゐる模樣である。ウクライナ方面の作戰が大體一段落し、レニングラードの陷落も時間の問題とされてゐるから獨軍はその主力を集中して愈愈ソ聯の首都モスクワ攻略を開始したのであるとみられる。獨軍はその計畫通りに大體冬季前に主要作戰を完了し、ソ聯軍を徹底的に殲滅する方針であるから、その全力卽ち最も優秀な空軍と機械化部隊を中心に旣に一大包圍殲滅戰が行はれつつあるが、これに對し、ソ聯も又その全力を傾けてこれを防禦し、この冬を持越さんと頑强に抵抗するであらうことは推測するに難くないから、茲に恐らく有史以來の最大の、しかも全智全能を盡した戰鬪が展開され、謂はば獨ソ兩國の乾坤一擲の一大決戰が展開されるであらうとみられてゐる。

このモスクワを中心とする獨ソ大決戰に於て、ソ聯軍はオデツサ、レニングラード、キエフの攻防戰以上に頑强に抵抗するであらうことは勿論であるが、若しソ聯軍が頑張つてこのまま長期戰化して年を越すことが出來れば、獨逸側が假令ナポレオンの覆轍を踏むに至らなくても、不利な條件が出て來ることは確かである。獨軍もこれを恐れて冬季前にこの重要作戰を終らせる計畫であるから、これ又死力を盡して攻擊するであらうが、果して何れに軍配が上るかは勿論今後の推移に俟たねばならぬ。滿二年を越える歐洲戰爭に於て、又は現在の獨ソ戰爭に於て、獨軍の精銳、武器の優秀戰術の巧妙にして精緻を極めてゐることは實に驚嘆に値ひするものがあるので、全般的にみてソ聯側が有利な形勢ではないが、しかしソ聯軍の必死の防禦戰も侮ることが出來ないものがある。モスクワ攻防戰は恐らく今次歐洲戰のクライマツクスになるのではないかと思はれるがこの決戰が何時まで續き、如何に終るかに就ては勿論輕輕に豫斷を許さないが、大體來月中に峠を越すのではないかとみられてゐる。

獨ソ戰は謂はば今次歐洲戰爭の運命の岐れる處であり、獨英の勝敗も又獨ソ戰に依つて定まると云つても決して過言ではないのである。而して獨ソ戰は目下展開しつつあるモスクワの攻防戰をもつてその峠となし、關ケ原の一戰とみなして差支あるまい。とすればモスクワ攻防戰は實に歐洲戰爭の歸趨に重大關係を有する重要作戰なのであるから、武力戰のみならず、外交戰をも伴ふとみるべきである。獨ソ共に困憊し戰ひ疲れたならば、武力戰より外交戰に轉じ、巧妙な手を打つことは双方寧しろ得意とする處だから、どんな奇手妙策が現はれて來ないとも限らない。ソ聯の對獨單獨媾和を英國が極度に警戒してゐるのは此がためである。しかしながら、英米の援ソの真意は決してソ聯の壓倒的勝利を望んでゐるのでなく、一時的便宜的に同盟國扱ひして援助してゐるに過ぎないことは、ソ聯も先刻承知してゐる筈である。英米の最も望んでゐるのは獨ソ戰つて共に傷づき、共倒れてしまふことであるから、獨ソ英の關係は頗る微妙である。從つて獨ソ戰の見透しは全く今後の推移を俟つより外ないのである。

02 武名は轟く 行賞に輝く酒井部隊の戰歷
03 大陸文化の父 勳一等旭日大綬章に輝く 故新城新藏博士の功績
04 全國を體育一色に 鍛へ!民一億の力 十一月三日神宮國民體育大會に和し 初の市町村大會を開催
05 島民烈烈の赤誠 海軍武官府に献金
06 時局色豐か 北三中體育會
07 宜農體鍊會
08 燃える山の乙女の熱情 特志看護婦を志願
09 南方協會改組強化 時局に即應して再出發
10 勇士ら拍手喝采 藝者連の慰問演藝會
11 樞軸婦人親善の集ひ
12 泰國の農業練習生 ビ、ジ兩君來る
13 新竹州生藥卸 商組合創力總會
14 人事‧消息報社消息
15 鐵道部自動車課長 福田祐一氏 任命
16 廈門の警官留學生 きのふ本社を訪問報社消息
17 行中の行を 奉公運動に全島佛教徒挺身 各宗派幹部合宿鍛鍊
18 褒狀下賜 三浦氏外十一名
19 新竹神社大祭 奉祝行事決る
20 卜部中佐南下 埔里街挺身隊 結成式に參列
21 軍人後援會 への寄附者
22 靖國社頭に額づく 老勇士等の苦心結實
23 古鐵の献納續續 軍司令部に赤誠の山
24 方面委員を法制化 府の方針決定、實現に邁進
25 新竹奉公壯年團 十七日晴れの結團式
26 和田畫伯來臺 府展審查と教科書の 挿繪の指導監督に
27 宜蘭奉公女子 訓練所開所
28 中等教科書會社 各業者を打つて一丸に組織
29 ときのこゑ
30 盤谷見本所へ 出品計畫の內容
31 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 情操陶冶に萬全 新臺灣音樂會發會式
02 古川軍曹、黃軍屬 九日臺南市葬を執行
03 故軍屬蕭坤錄氏の 南投街葬嚴修さる
04 故海軍工務員 吳阿德君の庄葬
05 勤報高雄州隊 きのふ元氣で歸高
06 廿五名を選拔 花蓮港の勤報團員
07 精神修養會を組織(鳳林)
08 彰化市營住宅 十日に上棟式を擧行
09 新化街青年團 學校敷地地均奉仕
10 花蓮港廳街庄 事務研究會
11 南支方面に演藝慰問團派遣
12 學園の蔬菜を 遺家族に贈る
13 鍬に赤心罩めて 忠靈塔へ奉仕作業
14 感心な給仕さん 防諜を地で行く
15 銅製火鉢其他 八點を献納
16 員林郡から更に 八青年が志願
17 祝へ今年は豐年だ 打鳴らす太鼓の音も勇しく 臺南で豐年祭
18 九月以後國防献金 臺中憲兵分隊取扱
19 吉野神社大祭 奉納相撲大會を開催
20 沙鹿神社例祭 けふより擧行
21 五ケ年後には二倍 高雄州の漁業獎勵五ケ年計畫
22 圖像:炎熱と鬪ふ北阿の伊兵
23 軍事世話係打合會(彰化)
24 國土防衛を双肩に 諸員水も漏れぬ警戒
25 臺中市で打合會 更改事項等につき
27 臺南州國語演習會 十三日嘉義高女講堂で
28 遺家族を心から慰問
29 奉公運動に“活” 高雄支會で打合會
30 彰化奉公壯年 團準備委員會
31 奉公會臺南州 支部懇談會
32 上瀧檢察官長 彰化初巡視
33 健康診斷を實施 除役又は召集解除者に
34 臺南州市長 郡守署長會議
35 臺南醬油工業 會社臨時總會
36 地方便リ
37 籾糠の不當利得 仕入先取調べらる
38 防火班大活躍 嘉義市空訓第二日
39 防空指導問題 高雄州で打合會
40 觀月學藝會
41 大安庄農葉品評會 來年二月中旬に開催
42 今日の映畫
43 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 砂糖の公定價格 若干引上られん 來年一月より實施か
02 自動車運賃統制と 市バス運賃値上(下)/林德富
03 臺陽鑛業兩重役 臺北支社に駐在
04 パインのVC抽出 別個の會社の組織せず 合同鳳梨で製造
05 本年黃麻作 二、三割減收か
06 商況(八日後場)
07 蔗價引上の程度 水田甘蔗千斤八十四錢 畑甘蔗は右の半額か
08 銘柄等級の整理で 島米品種も轉換せん
09 農林省首藤技師昨日着台
10 照明燈
11 トラツク輸送制限の 取扱要綱を通達
12 奢侈品等製造販賣制限規則による 販賣禁止品の改正品等就て 樂滿物價調整課長語る
13 トラツク運送引受 承認申請樣式
14 ラジオ
15 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 有史以來最の大 殲滅戰とならん 赤都攻防戰
02 獨空軍もまた 赫赫たる戰果
03 長沙作戰は 完全に目的達成
04 タイ國との貿易 輸出は割當主義を採り 輸入は代行制度を認める
05 クーパー氏 カルカツタ着
06 赤軍オリヨール撤退
07 ヴイヤージマ地區 赤軍の剿滅近し
08 獨軍の戰況發表
09 武田、平岡兩海軍少將 けふ參內
10 近衛首相參內
11 公然極東防備を強化 米の武器貸與法新豫算で
12 公聽會各種の陳述
13 圖像:長古川總督山の青年を視閱
14 獨土通商交涉成立か
15 獨軍の土國通過 要求は無根 獨土の共同聲明
16 明日の天氣
17 全國各軍師團 兵務部長會議
18 依然變化なし 日米會談ハル長官談
19 佛印見本市へ の出品織物類 十一月から送附
20 英ソの獨人引渡 要求通牒を檢討 アフガニスタン政府
21 若杉公使 華府着
22 水滸傳(521)/黃得時;榎本真砂夫
23 嚴正中立を 確守 ア國の聲明
24 米海軍基地 擴張費內譯
25 英米蘭印三國間に 對日石油輸出停止 米高官談
26 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 鶴三羽も應召 美談秘めた古鐵を滿載 けふ軍報道部に献納
02 神輿渡御取止め 自肅の臺灣神社祭
03 地方文化協議會 仙臺を皮切りに開始
04 一擧に廿九名志願 質も一段と向上
05 海鷲訓育を體驗 中等學校長の講習開始
06 淨土宗尼僧 三萬圓獻納
07 奉公壯年團 全島的に組織 結成基本要綱と團則成り 近く中央本部から發送
08 圖像:必中彈に精魂こめて
09 米下院海軍委員長 小艦艇の不足を強調
10 ヴアチカン市 商船隊を組織
11 武官府受付の 赤誠の献金
12 戶外運動の効果
13 商況(九日前場)
14 米陸軍が 蹄鐵兵養成
15 米加間に送油管新設
16 皇太后陛下 けふ多摩陵に御參拜
17 空訓の萬全を期し 各地區副團長會議開かる
18 回收金屬類を 調查
19 發展振りに驚嘆(一) “素晴らしい演技”を提督激賞 長谷川總督隨行記
20 誓って防衛を完遂 新竹市防衛團改組結成式 けふ華華しく擧行
21 軍人援護洋裁 講習會作品展
22 石炭小賣商 組合を結成
23 ドイツ海軍が 制海權把握
24 バス賃引上の 臺北臨時市會 十五日に開く
25 管理米の內地賣渡し 三圓引上に決定 歸臺した松野業務課長談
26 米考古學界に 南米熱昂まる
27 今夜の放送
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 離乳期の食餌(下) 赤ちゃん喜ぶ煮込みうどん 九ケ月からお誕生まで
02 野菜の胡桃 ソース和へ
03 お母さんに育兒知識を 不規則な授乳は營養不良を招く
04 アイロン臺
05 支那の お月見
06 圖像:獨逸の冷藏裝置を有つ集乳自動車と榨乳婦
07 教育相談 內氣でひねくれた長男 劣等感を除去すること/田中寬一
08 三年子無きは去る? 不妊を悲しむ婦人へ 原因は男子にある場合が多い
09 週間コドモ新聞
10 都會の子供に多い 酸性中毒症とは?
11 今週の出來事 (十月五日―十一日)
12 濡れ鹽の手入れ
13 近づく火事季節 いざと言ふ時には たよりになるのは日頃の訓練
14 遠足には上着を
15 生節と茄子の葛煮
16 胡桃團子
17 國語學習 美しい秋の月 世界各地の傳設
18 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 吏道刷新と人材 (中)/田村榮太郎
02 圖像:眥を決して敵陣地へ(步兵學校)
03 文化消息
04 心聲/黃可軒
05 人間と歷史の書 高坂正顯氏著「象徵的人間」/小松攝郎
06 珊瑚樹 現實離れの議論/村岡花子
07 圖像:あツ、魚だ(スケツチ)
08 短篇 老職工/陳千武
09 歌 (湯の街にて)/秋子
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 重慶に徹底的痛棒 原態勢復歸に際し中支軍當局談 長沙作戰頭條新聞

【漢口九日發同盟】敵第九戰區の戰力破碎を目的とする今次長沙作戰は豫期以上の戰果を擧げ、重慶抗戰陣營に徹底的痛棒を與へて茲に完全に當初の作戰目的を達成したが中支軍では八日全軍原態勢復歸に際し左の當局談を發表した

中支軍當局談 御稜威の下軍は所期の戰果を收めて長沙作戰を終了し茲に原態勢に復歸するに至れり今次作戰の目的は旣に屢屢闡明せられたる如く蔣軍中最强を誇る敵第九戰區の戰力を擊碎その抗戰組織を根底より覆滅するにあり、而してその作戰經過を顧みるに敵は二箇年に亘つて苦心構築せる堅陣に據りこれに配するに全軍三十餘個師の大軍を以てし誓つてわが作戰企圖を挫折せしめんとの確信の下に嘗つて見ざる真摯なる抗戰を敢行し江北第五、六戰區全線に亘り攻勢を强要して牽制にこれ努めたり、敵は新墻河畔の緖戰に於て先づ破れ、汨水南岸の堅陣も無為にして蹂躙せられ、撈刀河畔必死の抵抗亦一擊の下に破れ旬餘にして遂に全軍三十餘個師を潰滅せられ剩へ抗戰基地長沙市も忽ちに攻略せられたり又江北方面にありし二十數個師の敵は信陽、荊門、當陽、宜昌各方面に於てわが軍のため痛擊を被りその損害江南方面に劣らざるものあり、從つて重慶政權の狼狽言語に絕しその被れる

物心兩面の打擊は極めて深刻にして軍事的には潰滅せる第九戰區の再建は殆んど絕望にして第五、第六戰區亦甚大なる打擊を被り政治的には國內民心の抗戰陣營離脫と國際信用の失墜とを誘引し久しきに亘る欺瞞的抗戰建國理論は現實に顛覆せられ今や抗戰前途に致命的暗影を投ずるに至れり、惟ふに敵軍の斯かる慘敗は彼我軍隊統帥指揮、戰力精神的要素の懸隔甚大なるを實證するものに外ならず全智全能を傾けて一敗地に塗れた司令長官薛岳に對しては一掬の同情の感を惜まざるものなり、今や重慶政權はその國內外に與ふる影響の重大なるを恐れ敗戰の事實を隱蔽或は糊塗せんとして執拗なる逆宣傳を繼續しあるも斯の如きは人事甚だ陋劣にして徒らに苦悶の狀を中外に表示するに他ならず更に今次作戰の結果に見るに對日抗戰を叫びつつもその戰力の劣弱なる將領の統帥の拙劣幼稚なる將兵の士氣擧らず厭戰の氣分橫溢せる真に驚くべきものあり、今や英米ソに見離されたる

重慶政權は何を以て抗戰を持續せんとするや、各將兵は勿論官民一同速かに迷夢より醒め慧眼なる中華人が旣に堅實なる基礎を作れる和平陣營に投ずべきなり、これ中華民國を赤化と白魔の侵略より救ひ民生の幸福を齎す唯一の道なり、重慶蔣介石は獨り一門一家の安康のみに汲汲となつて崩れ行く中國の現情に眼を蔽ひつつあるは周知の事實にして之が為幾百萬の民眾就中有為の青年を欺瞞しこれを死地に投入して恬として顧みざるが如きその罪天人の共に許さざる所なり、今將に日華相提携して先づ東亞の和平を確立し延いては世界平和の回復維持と人類の福祉とを增進すべき秋なりこれ卽ち天の道なり、天道に反するものは必ず亡ぶ、軍は茲に餘裕綽綽たる戰力を示して一先づ原態度に復歸するも敵軍にして尚蠢動せば直ちにこれを擊滅すべき決意と實力とを併せ保有するは贅言を要せざる所なり、重慶政權宜しく今次敗戰の因果を正視し東亞民族としての方途を誤らざらんことを希望す

02 日滿支貿易連 絡協議會(第三回)
03 政治力の結集形整ふ これから大いに頑張る時だ 柳川副總裁の車中談
04 空の精銳羅桐猛爆
05 敵の蠢動活潑化 鄭州の西部方面で
06 英米の極東共同政策 最近積極性を加ふ 獨ソ戰績く限り更に持續せん
07 日本商工會議所 の定時總會
08 國策貫徹同盟 世話人會開く 實行方法を決定
09 教育重要御諮詢案 樞府側、原案承認に決定
10 英米新航空路 三週間後に初試驗
11 今日の天気
12 大西洋作戰の成行 近藤中佐、全國に放送
13 米パナマ沿岸 防衛艦隊新設
14 「大東亞產業貿 易調查會」新設
15 些かの痛痒もなし 英、米、蘭の對日石油輸出停止 帝國の決意愈よ牢固
16 鄭州週邊の 殘敵掃蕩
17 長沙作戰の 綜合戰果
18 司趙庄を急襲
19 佛印資源調查團を派遣 橫山元公使を團長に
20 生存者死歿者行賞
21 對ソ戰に全力傾注 駐日芬蘭公使館聲明
22 圖像:我が皇軍のこの偉力
23 十二日重大發表 ゲ獨宣傳相が豫告
24 獨ソ兩軍が死鬪
25 東部戰線の 獨軍の大戰果
26 赤軍防衛頑強 「赤い星」紙報道
27 赤軍三軍團潰滅近し チ元帥麾下全戰力喪失せん
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 蔗價引上げと 糖價改訂問題社說

總督府では曩に發表された內地に於ける米價對策に則應し、本島でも米穀增產の確保と供出强化を促進するため、去る七日の第七回米管委員會の答申に基き、本年第二期作米から、管理米に對し石當り二圓の生產奬勵金を交付すると共に、買入價格には石當り一圓を値上げて實質的に合計石當り三圓の引上げをなすことに決定したので、之に伴ひ本島二大產業の一つたる甘蔗の買收價格も、當然引上げられるものと豫想される、卽ち水田甘蔗に於ては、昭和十六、七年期から所謂スライデイングスケールが採用されることとなり例へば米が三十錢値上げられば甘蔗は廿錢引上げられることになるので、今米の値上高三圓を換算すれば、原料甘蔗は千斤當り八十四錢當然引上げられることとなるが之に對し畑甘蔗に於ては、何等據るべき標準が置かれてゐないので、府殖產局としても果して如何なる方針を取るかは、未だ判明し得ないが、從來の慣例から推せば、水田甘蔗が引上げればその約半分は引上げられることになつてゐたので之も當然引上げられるものと豫想されてゐる、

殊に最近に於て畑適作物たる落花生、甘藷、キヤツサバ等は夫夫統制されてゐるとはいへ、比較的高値となつてゐるので、之等と對抗する必要上、將亦植付面積の三分の二を占める事實から政策的にも畑甘蔗の買收價格は引上げられるべきものと判斷される、斯の如く原料甘蔗の買收價格が米に追隨して引上げられるものとすれば、豫ねて懸案の砂糖公定價格の改訂問題も之に依つて取上げらるべき理由が一つ殖へたことになる、併し本問題については、以前から府殖產局として旣に硏究考慮されてゐたので、去る九月二十五日商工、農林、大藏、拓務の各省及び企畫院、總督府の各代表者約三十餘名が參集し、東京で砂糖公定價格改訂協議會が開催され、その席上に於て玉手特產課長は、糖價の改訂につき詳細數字を擧げた上、その値上方法並に時期について、種種說明をなした結果、今後關係各省がよく連絡をとつて協議をするとの決議をなすに至つたと傳へられてゐる、而して之が値上の理由として原料甘蔗買收價格の引上並に工場資材其他の値上りに因る砂糖生產費の增嵩等が擧げられてゐる

併し乍ら他方に於いて、戰時下に於ける重要食料又は國民生活上の必需品としての砂糖は、政府が低物價政策を堅持する建前から、絕對に公定價格を引上るべきものではないと主張ししきりに反對論を唱へてゐるものもあるが家庭用の砂糖ならば生活必需品と見られるが加工品は贅澤品としか見做されないとの議論をなすものもある、而して現下に於ける諸般の經濟事情から、砂糖公定價格が改訂さるベきものであると假定しても生產費に比し、果してどれだけの赤字を出してゐるかとの根本的再檢討が要請されることになる、何れにしても之と關聯して先般來綿密に調查されて來た製糖業原價計算準則に依る算定基礎も明確にされるし、又總督府の意圖するところも、旣に明白にされてゐるので、赤字の補填策としての補助金交付が、技術的に困難視されてゐる以上、結局公定價格の引上は必至と見られるが、併し吾人をして云はしむれば、此際製糖會社としても依然舊體制を墨守することなく自ら進んで時勢に則した製糖技術の刷新、生產コストの低下と經營の合理化を圖ることは勿論、現行の高率配當を是正する等に依つて砂糖公定價格の改訂を促進することが此際取るべき道であると確信する。

02 湛子女王殿下 大給伯爵と御婚約御成立
03 御父宮御滿悅
04 御父宮姬宮御 揃ひで御參內 兩陛下に御禮言上
05 御納采の御儀 けふ行はせられる
06 神宮大會の異色 新種目に“行軍訓練”登場
07 學友緣戚等を 招きお別の會 昨日百合子姬が
08 齋藤長官の澎 湖島初巡視 都合で一日順延
09 田中高級副官 新竹臺中へ
10 相繼ぐ將兵の逃亡 重慶で防止に大狂奔
11 南門校“愛國少女隣組” 古鐵を回收して献納
12 軍司令部九日 受付の献金
13 武官府九日受 付の献金
14 人事‧消息
15 五百餘の引揚邦人乘せ 昨日基隆に入港
16 結婚の一大進軍へ 厚生省近く“獎勵虎の卷”發送
17 建安府と新宿御苑を拜觀 修養會參集傷 痍軍人の光榮
18 全島厚生事業大會 二日間市公會堂で開催
19 圖像:お祝の献上品
20 厚生施設を調查 豆勞務戰士の“家”に對し
21 無言の蕃人教化(二) 靜寂な山宿に咲く渾然一體の花 長谷川總督隨行記
22 違犯者の一掃に 自肅制裁規程を制定
23 商業報國推進隊 新竹市十六日に結團式
24 援護會に寄附 龍山校四年二組
25 ときのこゑ
26 陸軍少年飛行兵 募集締切迫る
27 警察官司獄官 練習所修了式
28 宜蘭市空訓打合會
29 新竹州木炭組合 の第二回組合會
30 新竹州異動
31 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 難民救助に挺身 豐原街出身の劉火炎さん
02 麻豆街空訓 好成績で終了
03 齋藤總務長官 屏東以南初巡視日程
04 新しい道路を開鑿 嘉義郡の山手方面に
05 彰化郡道路協 會評議員會
06 屏東報國挺身隊 七十五名入隊決定
07 花蓮港自動車 道路近く改修
08 屏東市金屬回 收周知打合會
09 高雄州乙種 巡查募集
10 採茶歌仔戲を試聽 新臺灣音樂研究會で
11 島民劇發表大會 廿五日より永樂座で 情報部選定
12 新營郡の 防諜講演會
13 臺中州興行場 特殊防諜組合 八日に結成式
14 高雄州農業技術員養成所 十日に開所式
15 岡山武德殿 盛大な落成式擧行
16 臺南州行政 主任會議
17 楊梅第一種 訓練修了式
18 豆債券の一等當選(臺中)
19 彰化神社大祭 盛り澤山の行事を催す
20 勇士遺族に供物料
21 屏東市の防空打合會
22 花蓮港商工會議所 十五日に認可內定
23 高雄市青年學校 きのふ教練查閱實施
24 臺南市葬を執行 故古川軍曹と黃軍屬
25 圖像:新臺灣音樂研究會
26 九月中國防献金 (一)臺灣軍司令部扱
27 合宿して猛訓練 花蓮港報國推進隊
28 臺中州青果配 給連絡會議
29 下淡水溪電源開發 坂口知事に陳情書提出
30 彰化郡を視察 上瀧檢察官長
31 入會成績良好 高雄州下の日赤社員募集
32 埔里奉公挺身隊 盛大な結成式擧行
33 地方便リ
34 食糧增產に一役 花蓮港愛國婦女團
35 臺南臨時州會 十五日に議員召集
36 宣傳委員會 奉公會高雄州支部
37 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ガソリン‧重油及 燈油、輕油は切符制 十一月一日から實施
02 花蓮港商工會議所 來る十一日附で認可 議員選擧は十一月下旬か
03 山下鑛務課長談
04 組合別荷役機構の 整備強化に着手
05 勞力組合改組案 明日水聯總會に附議
06 青果物配給打合に 十四日產業部長會議
07 鐵道轉嫁貨物の 輸送圓滑を圖る
08 商況(九日後場)
09 滿洲向臺灣茶 來年三月迄三百五十萬斤 生必會社と契約成立
10 槇鹽糖取締役 十四日に來臺
11 臺灣水產會 臨時總會
12 臺灣味噌工業組合 けふ臨時總會
13 照明燈
14 石油販賣取締規則 本日付府令で改正
15 再發足する 中央卸賣市場(上)
16 商工相談事 務協議會
17 島內各銀行 來る十八日休業
18 ラジオ
19 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 今年最終の大決戰 ヒ戰總統全軍に布告
02 圖像:南部佛印駐屯軍最初の大演習開始
03 パナマ反ナチ分子 突如無血クーデター斷行
04 ア大統領ハヴアナへ
05 重要連絡ルートを遮斷
06 各戰線でソ軍擊破 獨軍司令部九日正午發表
07 緊急食糧對策の 具體的施設決定 井野農相談
08 新內閣を組織 主謀者ラ氏が
09 蔣介石また 國民に泣訴 滅私報國を說く
10 中立法の改正要請 ル大統領、議會に教書
11 商船武裝に限定
12 降幡中將山口少將略歷
13 水滸傳(522)/黃得時;榎本真砂夫
14 海軍通信學校長 降幡中將補さる
15 ソ聯防禦線重大危機
16 臺兒莊東北地區の 共軍殲滅戰を開始
17 對ソ戰終了を宣言 獨軍の作戰目標完成 ヒ總統一流の政治的電擊戰
18 對日石油禁輸協定の 存在を知らぬ ハル米國務長官談
19 陸鷲、張壓鎮を爆擊
20 獨土新通商協 定調印を了す
21 統制會の促進へ 官界新體制確立をも希來 協議會當局に建議
22 明日の天氣
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 白衣農場近く出現 全國療養所の勇士增產報國に一役
02 早朝から献金品群殺到 報道部員受付に嬉しい悲鳴
03 相繼ぐ赤心の献金群 武官府でも整理に汗だく
04 基隆市保甲民 の赤誠の献金
05 “子供に切符制” 御菓子配給に背水の陣
06 昨夜發表さる 文展第三部入選者
07 姉齒判官逝去
08 今夜の放送
09 商況(十日前場)
10 日常必需品の 闇行為絕滅へ 內務省強化方を通牒
11 護れ“軍國の孤兒” 全國から溫い養育の申入れ殺到 保護院で銓衡を急ぐ
12 臺灣神社例祭 奉納演武會 廿八日武德會で
13 戊申詔書捧讀式 渙發記念日に臺北市で
14 納采の儀行はせらる
15 神宮選手臺灣部隊 編隊を終り夫夫近く壯途に上る
16 十日受付志願者
17 市內國民校職 員排隊競技會 あす一女運動場で
18 新竹州下の傷 痍軍人懇談會 十二日自治會館で
19 圖像:河南作戰
20 航空座談會 內臺航空の回顧(十) 航空機の發達で 戰爭の觀念は丸で一變
21 高砂族青年團と 壯丁團合同訓練 來月三日新竹州で實施
22 興南岸內報社消息
23 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 防空演習と姙婦 母胎庇護の為特別扱ひに 殊に姙娠初期は注意のこと
02 古釣瓶に活けた つるもどきと菊
03 家庭染料は臺所にもある 野菜の皮や草の葉染
04 秋茄子の辛子漬 冬中美味しく頂けます
05 烏賊を調理する時
06 鮫の酢味噌
07 桐油の代用品 米國の科學者が發見
08 國語學習 兔を飼つて兵隊さんへ
09 野菜を漬ける時
10 牛乳を燒きつけ 鐵製品の銹止め
11 慾ばりのイギリス さつそく自分がこまる
12 面白い秋の手工一つ 落葉や蓮根で染物
13 赤ちゃんの眼
14 胡瓜水
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 吏道刷新と人材 (下)/田村榮太郎
02 圖像:葱畑(郊外所見)スケツチ
03 月影/陳千武
04 珊瑚樹 稀有の純粹さ 加能作次郎の心境
05 鑄物工業に望む(上)/石川登喜治
06 フアイバー改良 (下) 捲縮ス・フ時代來らむ/隅田武彥
07 詩 寬風/嘉口練詩郎
08 海外小語
09 小唄
10 心聲/黃可軒
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵軍の戰力低下と 戰意の喪失を證明 長江下流の我綜合戰果(二箇年間)頭條新聞

【上海十日發同盟】敵は一昨年末以來事變は對峙から反抗の段階に入つたと稱して屢屢戰勝のデマを飛ばし特に最近は米國に對する援助泣訴の為め總反抗を誇大に宣傳してゐるが一昨年の十月十日より今年の双十節まで二箇年間に於ける長江下流地帶の我が綜合戰果と敵の戰力低下に關し○○部隊長幕僚は十日左の如く語つた

この二年間に於ける我軍の交戰せる敵兵力は約百八十萬交戰回數は六千二百回にして敵の遺棄死體十二萬千四百七十三、捕虜一萬七千九百二名歸順部隊は六萬でこれを合計しても敵の損害は二十萬に達し敵が收容した死傷者を通算すれば二、三十萬以上の損害を蒙つたことになる鹵獲兵器もこれに比例し小銃二萬八千三百十九重輕機千十五各種火砲百四十の多數に上り最近では長江沿岸から遡江中の船舶を砲擊するものは跡を斷ち戰場にも野山砲は現はれて來ない有樣である特に顯著なのは昨年度に比して我方の損害の比率の僅少なことでこれは敵の戰力低下と戰意の喪失を證明するものである敵軍司令官中には顧祝同以下軍司令官師團長、聯隊長に至るまで敗殘の廉に依り處罰されるもの多數あり兵卒は强制微募したもので訓練不充分であつて斯樣な情態では反抗等とは全く笑止の至りである今後も對外宣傳に狂態の限りを盡すであらうが我方としては蠢動する敵に對しては斷乎膺懲の鐵槌を下すだけである

02 致命的缺陷を暴露(蔣軍) 我が長沙作戰の成果
03 緊急食糧對策の 具體的施設要綱 閱議で決定
04 圖像:南部佛印駐屯軍最初の大演習開始
05 麥類馬鈴薯の 增產內譯
06 譽れの若鷲榮進 卅一名何れも聖戰參加の勇士
07 重圍下の赤軍に 獨機急降下爆擊
08 蠢動の敵(第三戰區第五戰區)を擊碎
09 全國道府縣漁 聯會長會議
10 英米蔣經濟會談 十日香港で開かる
11 多大な成果 日滿支貿易連絡協議會終る
12 興亞即ち救國 双十節に當り汪主席決議披瀝
13 實戰其儘の猛訓練 防訓あすから全國一齊に
14 ル大統領の教書
15 ソ聯戰況發表
16 東北七縣の 麥類實收高
17 拓務省拓南局の 分課規定を改正
18 今日の天気
19 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 南方共榮圈の 具體的建設へ 經濟審議會の 設置に就て社說

大東亞共榮圈の確立は今や旣に議論の域を脫し、具體的な建設に着手しなければならない重大な段階に到達した。殊に最近に於ける英米の挑戰的な敵性と經濟壓迫の强化に依り、南方資源の獲得と南方共榮圈の建設は刻下帝國の絕對的な現實課題となつた。從つて從來盛に唱へられて來た「南進據點臺灣」は今や現實の姿として大きく浮び上り對南方經濟的建設、文化的施策の基地としてその整備强化は愈よ重要性を加へ、且つ急を要するに至つた。この秋に方り總督府に於ては豫て本島產業經濟の再編成新發足を企圖し、臺灣の經濟參謀本部とも云ふべき經濟審議會設置案を作成、旣に中央の審議を經て、近い中に官制と委員の任選を決定、府當局からその全貌を發表する運びとなつた。委員は大體四十名內外で軍官民の權威者を網羅し、本島に於ける產業、交通、文化の擴充整備に關する重要事項を調查審議し、時局の進展に則應する方策を確立することとなつた。卽ち新しい構想、新しい着眼の下に產業、交通、文化の具體的方策を確立し、速かに基地としての整備强化に銳意邁進することとなつた。

かくて臺灣のもつ據點性乃至南進性は具體的には如何なる內容、過程に於て自らを展開すべきであらうか。日本經濟或は東亞共榮圈の一環として臺灣の內包する自然的、技術的、社會的經濟的諸條件は南方經濟の開發に對し如何なる寄與乃至役割を演ずべきか。換言すれば臺灣の南方に對する地理的關係、六百萬島民の對岸、南支及び南洋華僑に對する人文的關係の緊密性四十餘年に亘る經營に依つて獲得され、蓄積された熱帶產業に關する卓越せる技術と經驗、それに伴ふ南方事情の永年に亘る調查硏究、及び南方產原料を基礎とする工業成立の為めの優越的諸條件は、現實的に如何に活用すべきかは經濟審議會に課せられたる重大課題であらう。卽ちこれらの有利な諸條件を遺憾なく檢討して活用し、南進基地としての體制を整備强化することが刻下臺灣の急務であり、經濟審議會の重大使命でなければならぬ。

勿論從來とても基地整備に本島の工業化は着着と進行してゐる。交通機關の完備卽ち鐵路、自動車路の整備、港灣施設の擴張增築が逐次進捗しつつある。殊に南進基地の必須條件たる港灣施設は高雄港、基隆港擴張、花蓮港、新高港、蘇澳港の新築も完成に向ひつつある。併し以上列擧した優越的諸條件及び基礎的諸設備は尚潜在的なものとして止まり、未だ臺灣と南方との經濟的關係の緊密化には積極的な寄與或は役割を果してゐない實情にある。此潜在的諸要素を具體的に積極的に活用するのが經濟審議會の重大任務であるが之と對應して新情勢下の南方地域に於る經濟、資源、文化等各般に亘り中央の方針に準據して臺灣に關聯ある重要事項を調查硏究し、帝國の大東亞共榮圈建設に寄與するのが曩に督府に設置を見た南方委員會の重大使命である。かくこの兩會が內外相呼應して活動し、その收める綜合的成果に依つて、臺灣の進むべき具體的方向が決定せられ躍進的に推進せられるので、兩會の設置は劃期的な重大意義を認められ、その速かなる實現と活躍を期待される所以である。

02 國民の兵站線磐石 政府信賴‧買溜は無用だ 井野農相と一問一答 空襲下
03 農業視察に 吉植代議士來臺
04 “電源の溪”を俯瞰 大甲溪の深谷美を賞でつづ 總督一行明治溫泉着
05 皇太子樣も御參加 學習院初等科運動會
06 秩父宮妃殿下 けふ結核豫防會へ台臨
07 桔梗俱樂部員 訓練開始 田中訓練部長激勵訓示
08 奉公の尖兵 近く第二次訓練開始
09 貯蓄獎勵事務 講習會
10 一坪農園に範 真劍兵事部の野菜作り
11 ときのこゑ
12 人事‧消息
13 米納組合が直營 宜蘭米穀組合、州の方針に從ふ
14 米改良功勞者 新竹州農會で表彰
15 上京遺族に 警視廳萬全の對策
16 圖像:珠江警備の我が砲艦艇隊
17 臺北州支部 兒童から家庭へ 奉公實踐の浸透 よく讀んでお答へ下さい
18 石井殖產局長 東京發歸任へ
19 本島の奉納新穀 譽れの兩代表捧持けふ上京
20 滿州特產物臺灣輸入組合總會
21 真心で遺族を接待 東京旅館組合の心鑒し
22 十八日に晴の 入隊式を擧行 瀧見訓練所で
23 消防組員に 臨時手當支給
24 避難訓練に重點 全國空訓に備へる 基隆の防衛團長打合
25 館內修繕で 閱覽を休止 館外貸出從前通
26 音樂堂演奏曲目
27 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 “名譽の遺兒”を慰問 梁井文教局長、慶子さんと一問一答 臨戰下に劇的シーン
02 麻豆街の空訓 好績で終了
03 林原料委員が 慰勞金を献金報社消息
04 健兒の意氣沖天 南投郡聯青年查閱終る
05 臺南州方委總會 十六日嘉義市公會堂で
06 弔慰金を贈呈 故廖玉串軍屬に
07 地方便リ
08 至急善處を要望 稅關に燻る漢藥材
09 奉納武道大會 廿七日屏東で
10 臺南憲兵隊 きのふ開廳式を擧行
11 全市同樣の表示旗(嘉義市)
12 戊申詔書捧讀式
13 屏東市防空 打合會
14 朴子街空訓 無事に終了
15 臺中明治青年 學校查閱
16 臺南市代表 國語演習會出場
17 板橋街六名 熱血青年が志願
18 御詠歌報國行脚 お布施の金を献金
19 北斗郡南女青 十二日に查閱
20 臺中州軍援大會 十日臺中公會堂で開催
21 揮發油と重油 花蓮港で取締規則發布
22 防諜體制の確立へ 海老澤臺中州高等課長語る
23 働く者の慰安所(高雄) 勞務者住宅街を新設
24 村上青年學校 查閱
25 藁繩の增產獎勵 嘉義郡の農會で
26 彰化區バス合 同發起人會
27 板垣臺中專賣 支局長業務巡視
28 人事‧往來報社消息
29 消息
30 松樹の樹脂からテイピン油
31 今日の映畫
32 烏牛欄國民校 記念運動會
33 中秋夜の金庫騷 小說そのままの盜難事件
34 廿五萬圓評價 嘉義合同バス 會社の權利金
35 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣金融協議會 第一回會議を開催 銀行信組間の協調を申合せ
02 臺北州米穀納入 組合近く役員會
03 臺灣味噌工業組合 改組臨時總會終る
04 再發足する 中央卸賣市場(下)
05 臺陽鑛業臺北支店の擴充 基隆市民反對を表明
06 トラツク輸送力確保 劃期的對策成る
07 經濟手帳
08 商況(十日後場)
09 糖業諸問題打合に 第二回臺灣糖業協議會を開催
10 臺拓加藤社長 暫定的に留任か
11 日ソ通商關係の打開 (上)協定の意義‧貿易近況 日米ソの相互關係等
12 照明燈
13 ラジオ
14 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 兩軍入亂れて大戰鬪 獨軍の總攻擊最高潮
02 戰線東方に擴大 獨軍司令部發表
03 滿州石炭の 輸入價格引上
04 圖像:ウクライナを征く【ベルリン發同盟】歐洲の穀倉、ソ聯ウクライナを北上赤軍を急追する獨軍部隊
05 赤軍死物狂ひの抵抗
06 ソ聯側も首都危機を自認
07 獨軍の包圍作戰失敗 ソ聯當局中部地に戰況を發表
08 圖像:長谷川總督の記念植樹
09 獨の休戰提案說 依然として後絕たず
10 休戰說情報なし ル大統領が記者に語る
11 逃腰の反擊繰返す 曹漥寨の敗殘部隊
12 反抗部隊(宜昌對岸)を殲滅
13 ク米大統領特使嘯く 「東南アジア諸國米に協力」と
14 ル大統領來る廿七日 國防問題放送を行ふ
15 第三回文献賞の授與式 社會事業協會
16 水滸傳(523)/黃得時;榎本真砂夫
17 汪氏支持の機運 在佛印華僑澎湃と昂まる
18 朝鮮總督府の 官制改正承認
19 米のア前大統領 排除策動に依る パナマのクーデター
20 英の對ソ傍觀策 英政界に非難高し
21 英內閣一部の 更迭見ん
22 明日の天氣
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 持て˙防空必勝の信念 本島第一種空訓 あすから一齊に實施
02 初の放送受信訓練 備へよ!實戰及應の體制
03 空訓一色の放送 期間中は臨時番組
04 文展二部(洋畫)入選發表 揃つて入選した夫婦組三つ
05 心強い献金品部隊 洋裁講習生˙食堂の女主人 けふも軍報道部に殺到
06 圖像:奇跡の歸還
07 赤誠に感激 和知參謀長激勵
08 海軍武官府に献金の群
09 酒造米は更に 五十萬石節減 合成酒で充當
10 湛子女王殿下 十四日朝見の儀を行はせらる
11 歌會始題者 光榮の四氏仰付らる
12 長谷川總督隨行記(三) 命がけの急坂 喘ぎ喘ぎ登る標高四千尺の斷崖 ピヤナン鞍部踏破
13 一生懸命歌つた 佐藤佐和子孃 皇軍慰問から歸る
14 全島商□理事會
15 日本商工會議所 機構を改正
16 日本語普及 功勞者 松宮翁古稀の祝
17 今夜の放送
18 商況(十一日前場)
19 けふの志願者
20 呼物は國防競技 國民體育大會六種目決定
21 陸相から弔慰金 新竹の兩遺族に 加藤中尉が弔間傳達
22 上戶黨に朗報 十一月から家庭用お酒が 潤澤に廻ります
23 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 子供と繪本 ただ漫然と與へずに ここにも必要な親の注意
02 干鱈料理二種 簡單なもの
03 處罰とその影響 子を持つ親の再教育
04 口が禍の傳染病 子らの秋口の注意
05 手を洗ふ習慣をつける
06 圖像:國婦會の慰問袋總動員
07 時局型洋裝の條件 だらしのない恰好を新體制と 思違へてはならぬ
08 百合の鹽蒸し
09 節米お辨當二つ ご飯變り燒と芋パン
10 乳幼兒の結核豫防 油斷大敵、牛乳からも來る
11 ワツト制から 燭光制に變る どんな點が便利か?
12 國語學習 愈愈最後の總仕上げ 防空訓練明日から 實戰のつもりで 頑張りませう!
13 圖像:なにが釣れるの?
14 噓の報告をして雲がくれ 總司令官やーい! なつてみない支那の大將
15 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 人と年齡の問題 地方文化運動巡禮其の一/古谷綱武
02 布袋草/吳阿泉
03 鑄物工業に望む(下)/石川登喜治
04 豆科學
05 珊瑚樹 酒の中を泳ぐ 思はぬウイスキー饗宴
06 推薦認定兒童青年圖書 臺灣圖書館協會
07 五月の黃昏/林國風
08 圖像:秋涼、池の畔(スケツチ)
09 心聲/黃可軒漢詩

景薰樓雅集次韻奉酧灌園先生/渭雄、次韻奉酧寶書詞兄/渭雄、次韻奉酧春懷詞兄/渭雄、次韻奉酧柏樑詞友/渭雄、喜晤青蓮兄賦此以呈/陳雪滄、次韵奉酬/林其美、少白室雅集分韵得佳/林其美、蓬萊閣席上贈神田教授/林其美

10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵包圍の鐵環形成 魯南平野の大殲滅戰頭條新聞

【山東○○前線十一日發同盟】十日未明を期し臺兒莊東北地區共產軍殲滅の火蓋を切つたわが精銳井手、石田、八木、豐田各部隊の敵八路軍及び新四軍に對する包圍網は逐次完成されつつある、卽ち○○を進發せる石田部隊は隨所に頑敵を蹴散らし早くも十日正午○○に到着、一方隴海線○○より行動を起した八木部隊は十日拂曉には沂水河畔に達し敵の退路を遮斷した。又○○を驀進せる豐田部隊は怒濤の如く敵を各所に擊滅十日拂曉には○○及び○○の線に於いて包圍陣形を展開しつつある。他方わが航空部隊の精銳○○機は地上部隊に協力し終日敵上空を飛翔、果敢な偵察爆擊を繰返し秋山部隊長の指揮する鐵牛部隊は隴海線○○より猛進擊しつつ敵の退路に殺到、山口快速部隊また月明を利し一擧に○○に突進、敵の背後を急襲する等、斯くてわが精銳は各所に激戰を繰返しつつも敵包圍の鐵環を形成中で熾烈なる銃砲聲は爽秋の魯南平野に谺してゐる

02 宜昌奪還と 重慶デマ放送
03 臺灣經濟審議會官制
04 海軍豫備士官 制度を改正 昨日官報で告示
05 防空訓練の主眼目 隣保精神を發揮して貰ひたい 藤岡局長と一問一答
06 獨、伊の防空施設 濱田教授より新知識を聽く
07 圖像:大茅埔發電廠工事狀況を聽取中の長谷川總督
08 交通の整備發達が 蕃地開發の鍵 長谷川總督視察感想談
09 獨軍の作戰 順調に進展
10 英米使節團長交交語る 霧都から倫敦着
11 霧都の危機愈切迫 獨軍、三方から遠卷き
12 米國向け配船 旅客運輸を一時的に緩和 外務當局談を發表
13 武器貸與追加 豫算案 米下院で可決
14 邦船三隻配船
15 大日本勞務報 國會近く結成
16 鐵銅特別回收の 具體的實行方法 戰時物資活用協會發表
17 東北地方文化 協議會閉幕 真摯な意見交換
18 東北文化聯盟 結成を可決
19 閉會後に一週間保存 泰國大博覽會の“日本館”
20 新竹州警察部 職員の慰安會 珍藝續出し盛況
21 今日の天氣
22 一路翼贊街道邁進 翼贊會の發會一周年記念日石渡さん語る
23 政治性の發揮へ 有馬さんは語る
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國民防空綜合 訓練實施さる 特に家庭防 空の完璧へ社說

本日から十日間に亘り、全島一齊に本年度第二次防空訓練を實施するが、本島に於ても總督を中央統監に地方長官を地方統監として、陸海軍指導の下に實戰そのままの第一種綜合訓練が展開される。今次訓練の目的は云ふまでもなく、一朝有事の際に備へ、何時でも空襲を受けた場合に直ちに之に應じ得るやう各地域に於て重點的に防空業務の實際的準備と修練を積むに在るから、防空幹部は從來基本訓練で學んだ事項を此の機會に遺憾なく之を實踐應用し其の能力を最高度に發揮すると同時に國民一般に於ては空襲の實相に卽する適確なる空襲判斷と之に應ずる資材の整備並に防空訓練特に燒夷彈投下に對處する用具と防火訓練を行ひ、以て不退轉の心構へと必勝の信念とを確め國土防衞の旺盛なる精神を振起せんとするに依るのである斯くの如き指揮は勿論本訓練期間中に完璧を期せられねばならないが、訓練前後と雖も不斷に心懸けて周到なる準備を整ふべきであるは言を俟たないであらう。

さて、防空訓練の具體的方法については、旣に一般的に周知の通りであらうから改めて縷說を要しまいが、大體監視、通信、警報傳達、燈火管制、消防、應急救護、避難等の綜合訓練が眼目であつて、其の外本島では特に放送受信の徹底的訓練を實施することになつてゐる。從つて今次訓練に於ては、防空從事者は勿論のこと、一般國民も總べて之に參加し充分なる訓練を行はねばならないが、就中家庭防空卽ち奉公班の活動に依る國民防空訓練は完璧を期さねばならない。從來動もすれば、防空訓練とは防衞團のやることであつて、防衞團員に非らざる一般男女や家庭は、唯高見の見物をしてゐればよいといつた如き謬見は、斷乎として改めなければならない。防空は國土を防衞する國民の義務であつて、國民たる以上何人を問はず自らの手に依つて自分の家を、自分の奉公班を、自分の町村、國家を護らなければならぬのである。防空が國民防衞たる所以である

茲に於て、國民防空に於ける家庭防空の重要性を特に强調しなければならぬ。勿論有事の際防衞團其他防空從事者の活動は何物にも增して不可缺のものではあるが、併しながら之に一般の所謂家庭防空の徹底が相伴はなければ防空の完璧は期せられない。殊に燈火管制、防火施設、應急救護、避難等に於いては、自分の家庭、部落は自分の手にて防護し得るやう周到にして整然たる訓練が必要である從つて家庭防空に對する觀念が、從來の如き一戶から一人宛出せばよいとか又は主として女が之に當るべきであると云つた如き謬見は須く一掃して、男も女も凡そ働き得るものは擧つて自分の家庭や隣保班を死守するといふ固き心構を持たなければならない。而して防空從事者の指導と指揮命令に從ひ、規律ある活動を營まなければ、却つて妨害になることを忘れてはならない今次防空訓練に當り、特に全島各奉公班の各家庭防空訓練の完璧を期待する次第である。

02 高松總裁宮殿下の 奉戴式を擧行 日伊協會、昨日帝國ホテルで
03 果物一籠下賜 河合大將の光榮
04 奉献新穀の上納式 六日間宮中候所で執行
05 佛教奉公團基隆支會 昨日晴の結成式擧行
06 副見交通總 長昨夜着京
07 御小遣を儉約 して献金 軍國乙女三人が
08 長谷川總督歸北 蕃地視察を終へて
09 ときのこゑ
10 婚姻答申案を採擇 きのふ厚生委員會で
11 供御新穀を奉携 光榮の一行昨日上京
12 基隆を出帆
13 河合大將薨死
14 見惚る劍嶽の豪觀(三) 大鐵線橋で山のスリルを滿喫 長谷川總督隨行記
15 “職場を死守せよ” 銃後も戰場の心構へて 軍司令部百瀬少佐語る 防空訓練
16 “空訓の心構へ”昨夜百瀬少佐が放送
17 大和丸出帆
18 桔梗俱樂部員の鍊成會 昨日研修所で嚴かに開會式
19 故姉齒判官 の葬儀 三橋町でしめや かに執行
20 宜農體鍊會
21 格段の注意切望 臺北州統監の發表
22 葬儀費を節約して寄附
23 人事・消息
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 擧島“防空完璧”へ けふより第一種空訓實施 臺南で放送受信訓練
02 防空指導方法 打合會
03 彰化市奉公 壯年團 第一回發起會
04 壯丁團の相撲 一等は寶山團
05 九月の國防献金(中) 臺灣軍司令部扱
06 生牛乳の配給 高雄市は十五日から
07 近く寄附を募集 臺南魁隊の後援費
08 花蓮港神社 奉納行事打合
09 員林郡社頭庄 六青年志願
10 圖像:名譽の遺兒を慰問
11 “聲の豆選手”派遣 花蓮港市から男女十名
12 臺南州刑事 打合會
13 臺南州勞務協會幹事會
14 彰化市營住宅 上棟式を擧行
15 豚皮の細菌防止 高雄で科學のメス
16 第二種空訓講評 臺南州統監部發表
17 甘蔗よりも米だ 嘉義部で糊仔蔗植付見合せ
18 社頭の男女青 每日猛訓練を實施
19 運行の合理化へ 臺中州トラツク會社
20 竹東青年學校查閱
21 一家總出で稻刈 東石郡の農村風景
22 人事‧消息
23 麻豆保甲聯合婦女團 結團式を擧行
24 臺灣代表四選手 十八日の便船に上京
25 秋涼に躍る人魚 中部水上競技大會盛況
26 竹東婦人保甲團 廢品回收に協力
27 廣谷廳長歸廳
28 一坪菜園の種子無料配付
29 花蓮港廳貯蓄 事務打合會
30 高雄水上小運 送聯合組合 近く解消
31 花蓮港明治 小の運動會
32 地方便リ
33 今日の映畫
34 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣經濟審議會 官制、閣議を通過 近く府正廳で委員會開催
02 日ソ通商關係の打開(下) 協定の意義、貿易近況 日米ソの相互關係等
03 洋灰自給策で 臺電新工場を計畫 既成設備買入交涉中
04 ハノイ見本市 出品締切十三日限
05 二期籾七分搗米 公定價格近く發表
06 鐵道輸送圓滑化に 業種別懇談會開催
07 移出米の北送で 南送炭輸送減少
08 青果菜等輸送に 代用車を設定
09 照明燈
10 島內現株仲値
11 兜町前場況
12 過般實施された(上) 國民勞務手帳制度 戰時勞務對策の基礎
13 ラジオ
14 廣告
第08頁
日刊第1版
序號 標題
01 隨所に頑敵を擊碎(魯南) 多大の戰果を收む頭條新聞

【山東○○前線にて十二日發同盟】山東省南部に蠢動する敗殘新四軍を擊滅中の八木、豐田、小林、原田、綠川、沖野の各精銳部隊は頑强に抵抗する敵を隨所に擊碎多大の戰果を收めつつあるが十二日朝までの綜合戰況次の通り

一、豐田、小林各部隊は十一日朝來敵約五百を○○地區に包圍擊滅し同夕刻には沂水右岸地區に進出した

一、十二日朝來山口部隊は山東、江蘇省境の郯城において頑强に抵抗する敵を擊滅、豐田部隊に呼應して包圍線を壓縮中

一、八木部隊は十一日午後濁流逆卷く沂水を渡河して敵の背後に進出又原田、綠川、沖野の各快速部隊は隴海線を突破して敵の側背に進擊を續行中である

02 敗敵の退路を遮斷
03 我軍猛然反擊開始(宜昌) 空陸一體膺懲の鐵槌
04 蔣、頻りに援軍を送る(鄭州奪還企圖)
05 邦人の反米的活動 調查委員會設置案 ハル長官贊成を與へず
06 米國は諒解 邦船三隻配船
07 駐泰英公使 ピ首相と會談
08 英米蔣三國 經濟會議續行
09 獨軍ツーラを占領
10 圖像:河南作戰 人馬一體敗敵を猛追擊の森部隊
11 萬全の準備と覺悟 荒木情報部副部長放送
12 結城日銀總裁 大陸視察へ
13 赤軍防戰に努む
14 赤軍次第に後退 非常な危機に直面
15 翼贊會苦難の一年 きのふ意義深い記念式
16 アゾフの戰鬪終る 赤軍兩軍團を殲滅
17 婦女子の露都 撤退を指令
18 五點の決定的相違 獨軍奈翁の二の舞を演じない
19 露都まで後百四粁
20 赤軍第十八 司令官戰死
21 獨ソ戰數週後に 決定點に達せん
22 露都緊張の裡にも 平常の生活を繼續
23 米油槽船を 四十九隻建造
24 精神訓練へ 青年學校查閱視察をした 井上軍兵務部長談
25 古鐵献納に 感激
26 今日の天気
27 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 晴れの盛儀を待つ 臨時大祭準備成る
02 一瞬全島黑一色 各種の猛訓練開始 空訓第一日
03 全市さつと緊張 防毒訓練に全員活躍
04 燒夷彈瓦斯彈落下 真剣・島都の猛訓練
05 圖像:島都防衛團の活躍
06 實戰氣分橫溢 連絡緊密な新竹
07 見事な待避 基隆の訓練圓滑
08 蘭陽の訓練
09 昨日はバイアス灣上陸記念日 臺灣神社に祈願參拜 參加したなき勇士ら 感激の座談會を開く
10 浪の靜かなあの夜 邱雲福氏の感激談
11 放送陣の活躍 空訓一色の放送局
12 火を背にするな 防空防火の要諦 東大の中村博士語る
13 燒夷彈夜間訓練 今夜西門町で實施
14 皇軍の慰問に 古川中將一行寄臺
15 熱烈舌の競演 臺北市國語演習會
16 銅火鉢續續應召 軍司令部に古鐵献納
17 文展第四部 工藝入選者
18 花蓮港の訓練
19 傷痍軍人懇談會
20 新版結婚禮法 厚生委員會で採擇
21 明治快勝
22 早大大勝
23 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 我防衛の完璧に 敵機は無為退散 各地方防空訓練第一日
02 臺中女青鍊成終る 式後座談會を開催
03 遺族慰問に 山本中佐彰化へ
04 軍事世話係 阿川氏表彰さる
05 集集街下各種常 會開催日程□定
06 地方便リ
07 員林、大村聯合 青年團を查閱
08 南投の交通難 臺中迄のバス不通
09 曾文郡の華僑 双十節を祝賀
10 潮州郡下國民 學校長會議
11 屏東報國挺身隊 盛大なる結成式擧行
12 奉公會街庄分 會幹部鍊成會
13 支部並支會分會 生活部の連絡會
14 屏東市貸地貸家組合 下旬創立委員會開催
15 東港郡國語演習會 來る廿五日に開く
16 彰化郡道路協會 第二回評議員會
17 ハイノ博覽會へ 高雄の出品決定
18 彰化學校二青年 學校教練查閱
19 高雄市內青年 學校查閱終る
20 高雄市協愛會 月例會を開く
21 松浦嘉七氏 辯護士を開業
22 大林取次古莊君 十一日に逝去報社消息
23 嘉義醬油統制會社 臨時株主總會
24 今日の映畫
25 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 歐洲戰爭第三期 兢兢たるイギリス
02 ラジオ
03 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 禇民誼並に夫人に 十六日御陪食仰付けらる
02 臺灣經濟審議會官制 水曜頃に公布せん 督府定例局部長會議
03 小癪・鄭州へ來襲 大打撃被つて撃退さる
04 南京政府西貢にも 通商代表部を開設
05 重要鑛物の 增產に拍車 損失補償制實施
06 米國務省の機構改革
07 翼贊會一年の回顧 二大目標 國民組織の再編成 新しい生活の建設
08 圖像:河南作戰 敗敵を急追進撃す る重松部隊
09 主力(赤軍)殲滅に大成功 獨軍宣傳中隊の報告
10 戰線東方に移動 獨軍の特別發表
11 赤都へ後五、六十粁 三方面から包圍進撃
12 慘狀目を蔽はしむ ソ聯軍殲滅の戰場
13 ブリヤンスク撤退 ソ聯側も之を確認
14 獨空軍も大活躍
15 スターリンは 籠城か
16 明日の天氣
17 モスクワ冬の陣 外人筋の觀測
18 水滸傳(524)/黃得時;榎本真砂夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 空訓第二日 鐵壁防衛陣に脅え 襲來の敵機盲爆 訓練いよいよ白熱化
02 地上砲火一齊に開き 忽ち敵機三機撃墜
03 豪雨中に空襲 基隆海陸一體の訓練
04 刹那、人馬釘付け 沈黙の數分後爆彈落下 敏活な訓練開始
05 奉献新穀上納式 宮中候所で執行
06 圖像:島都の防空訓練
07 “歡喜力行”の 寫真を募集
08 本間軍司令官けふ淡水へ
09 臺北市幹部 職員鍊成會 係長以上が參加
10 出入證で取締る 空訓中の總督府
11 國婦總本部長 廿七日に來臺
12 好成績を擧げて 桔梗俱樂部員鍛鍊終る
13 遺族續續入京 早くも受付開始
14 上京遺族には親切に 旅館乘物の優遇策決定
15 電氣探水に成功 大陸產業開發に曙光
16 小國民の榮養素 圖書の將來はどうするか 坂本初代兒童課長に聽く
17 健全娛樂の魁 島民劇發表大會 十五日から開く
18 鮪を滿載して 白鷹丸基隆に寄港
19 臺北保健館 十五日から店開き
20 飜然悔悟して 赤誠の献金 林玉石君の美擧
21 有線放送設備 空訓第一日から登場
22 製鹽會社は 合同すべし 中野氏來臺
23 文展日本畫に 本島から二名入選
24 防諜防犯に宣傳週間 新竹州警務部乘り出す
25 商況(十三日前場)
26 興南案內報社消息
27 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 努めよ近視の豫防 遺傳性でない限り豫防出來る 家庭では注意が足りぬ
02 不時の外傷 の手當
03 松茸の小川燒
04 秋の味覺は 秋刀魚から
05 叱るより良い模範と 力強い性格を培へ 愛兒の為めの兩親再教育
06 秋先の健康と 赤ちゃんの便通 お母さんの常識
07 國語學習 ああ壯烈“死の傳令” 軍用鳩七十七號 輝く譽れの甲功章
08 圖像:岳南作戰
09 爽涼の秋は楚楚として
10 私達の地理常識 ブルガリヤ 小さい國だが強い國
11 榮養常識を養ひ 店頭で献立をつくる 食生活の經濟簡易化
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 真に生きた通路 地方文化運動巡禮其の二/古谷綱武
02 毒ガスの種類/荒善吉
03 これでも兵隊か(上) 米軍、半數脫營を決心
04 文化消息
05 珊瑚樹 私小說の立場 注目すべき復活
06 心聲/黃可軒漢詩

次韵奉酬幼岳詞友/渭雄、次韻奉酬旭東詞友/渭雄、次韻奉酬一鴻詞友/渭雄、次韻奉酬靖海詞友/渭雄、新八月卅一夜作/守愚、中元夜/守愚、養病/守愚

07 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵の蠢動を膺懲殲滅 宜昌奪回は全く痴人の夢 中支軍當局談話を發表頭條新聞

【漢口十三日發同盟】蔣介石は今次湖南作戰の徹底的敗戰を隱蔽糊塗せんがため李宗仁、陳誠麾下の第五、六戰區に對し宜昌奪回を嚴命したがわが軍は敵蠢動の機先を制して猛然膺懲の火蓋を切り宜昌周邊を始め各所において敵を捕捉殲滅皇軍の威力を遺憾なく發揮した、然るに重慶側は宜昌奪還成れりと宣傳し重慶抗戰力の低下を故意に隱蔽せんと躍起の努力を續けてゐるのでこの重慶側の空宣傳を徹底的に爆碎すべく十三日中支軍當局は大要左の如き談語を發表した

今次湖北方面における敵蠢動の企圖する所はわが湖南作戰によつて被つた對外的信用の失墜を挽回すべく蔣介石は麾下第五、六戰區に對し嚴命を發し我軍移動の間隙を窺つて宜昌を奪回せんとしたものである、然るに自己兵力の劣弱を自覺する敵前線司令部は中央の嚴命にも拘らず僅少の兵力を以て宜昌周邊に微弱な出擊を行つたに過ぎず宜昌奪回等は全く痴人の夢に等しきものである、尤も重慶當局の嚴罰を恐れる前線司令部は故意に戰況を有利に報吿し中央はこれを以て宜昌奪回に成功せりと云ふが如き虛情宣傳を行つて辛じて對外的信用を繋がうとしてゐるが真に笑止の至りである、蔣介石は今や自ら欺き人も欺かんとする末期的性格を自ら暴露した、わが軍は宜昌奪回の夢醒めやらぬ蔣介石軍に對して冷水三斗を浴せその蠢動を徹底的に絕滅せずには置かない

02 邳縣共產政府を攻略 共軍百十五師全く潰滅
03 教育三建案を可決 教育審議會任務を完了近く廢止す
04 圖像:滎澤に堂堂入城する〇〇部隊本部
05 三建議の要旨
06 殉職と認定(海軍省公表) 遭難潛水艦伊號第六十一の 乘員の生死不明者
07 佐世保鎮守府發表
08 週間展望 臨戰體制を強化(上)國際情勢の變轉に對應
09 岡村最高指揮官 前線視察終へて歸燕
10 空訓第一日の成果 内務省概要を發表
11 外地にも「禊」鍊成普及 十一月中旬外地側關係者を招き 「禊」特別修鍊會を開催
12 米、蘭印軍事會談 マニラに開かれん
13 獨軍機甲部隊 露都目指して驀進
14 獨ソ戰線に 最初の大雪
15 西部戰線戰況 ソ聯側の發表
16 バルカン一帶に 獨英和平説 西國權威筋は否定
17 昭和十七年度徵兵適齡者に告ぐ 臺灣の壯丁は臺灣の部隊に入營
18 重慶經濟建設の 援助方針決定 英米使節の目的
19 内山公使 ハノイに到着
20 イラン引揚げ 邦人出發
21 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米管の進む べき道社說

最近米穀局に於ては內地及朝鮮米價の更訂と相呼應して本年二期米の買上價格に對し一石一圓引上げると共に耕作者に一石二圓の奬勵金を交付する事となつた其引上げ程度を內地米の石七圓、朝鮮米の四圓に比較すれば聊か小幅の感がないではないが若し島內各種事情を勘酌すれば苦心の跡がありありと見え大體に於て妥當な處置であると言ひ得るであらう。唯慾を言へば銘柄別等級の整理が從來の六階段から四階段に整理したが、モツト之を徹底して上等、並等、等外の三階段にすべきである。若し改正後の二等米標準を改正前の四等米程度に引下げれば從來の質的商品主義より量的生產主義へ轉換し得るのであるから、此問題は是非當局の一考を煩はしたい。尚籾の等級も現在特等、一、二、三等及等外の五階級に分けられ其の買收に際し一定の檢查なきため、常に農民の不平を買つてゐる狀態であるから、今後籾こそは是非とも上等、並等、及等外の三階段に整理すべき事を强調せざるを得ない

斯くの如く米管實施以來僅かに滿二箇年しか經過しなかつたが、其の間八回も引續き引上げ改訂を餘儀なくされて來た原因は勿論國內米穀事情の變化に基くところも固より少なくないが米管實施當時の米價決定が極めて割安であつたがためである。其由來は周知の如く米管のイデオロギーたる臺灣米の偏重を矯正せんとするための低米價政策であつて、それが戰時食糧增產政策から見れば如何に其の見透しを誤まつたかは旣に事實を以て證明されたのである。それのみならず米管の利益を以て島內の農業を開發し且つ他の特殊物の奬勵を為さんとする意圖も少しも達する事が出來なくなつた。卽ち移出米數量の減少に依り米管特別會計第一年度の剩餘利益金が七百萬圓、第二年度(昨年度)のそれが僅かに三百萬圓しかなく、一方に米穀增產に夥しき補助金を支出せねばならなくなつたから、米管の性格たる利益主義も遂に否定されざるを得なくなつた。斯くして當局も今更身を以て米穀問題の難しさを體驗した譯である。

第三年度は今回の買上價格改訂に依つて一石一回引上げの外に二圓の奬勵金を交付する事となつたが、移出米に限つて農林省への賣渡價格も同じく三圓引上げたので少しも損得はない。ところが島內消費米になると賣渡價格が石一圓しか引上げないから、一般會計から一石二圓の補助金を支出する事となり、自家用米を差引く管理消費米を四百萬石乃至四百五十萬石とすれば國庫に於て約八九百萬圓の負擔となる。此の金額は固より米管特別會計と關係はないが、同じく國庫負擔の事であるから若し米管特別會計の支出とすれば來年度は利益ところか寧ろ赤字となるべきは明かである。然し之を內地及朝鮮に於て巨額の國帑を以て米穀の二重價格を採用すると思へばこれ位の少額で賄へる事はやはり臺灣は惠まれてゐると稱し得られるのである。

上記の如く米管の辿つて來た道は利益主義の否定である。これは決して米管の失敗ではなくて從來の米管イデオロギーに對する修正であり、換言すれば米管として本然な道に立ち返つた譯である。若し二年前本島に於て米管を施行しなくても時局の進展に伴ふ非利益主義の米穀管理は到底免かれられない事は明かであるから現在の米管が踏んで來た荊の道は決して徒勞ではない。それ故今後米管の進むベき道は戰時下に於る米穀增產を促がす米價の適正化を圖ると共に、他の作物との調整、配給の圓滑化等を合理的に運用する事であつて、利益の有無は固より眼中に置かず場合に依つては一般會計の補助をも嫌ふべきではない。要するに米管今後の運用方針は飽く迄も國策の要求する食糧の確保及國民全體の生活安定に重點を置くべきであつて、從來の利益主義的性格を此の際根本的に清算すべき事を熱望する者である

02 畏し十八日行幸啟 全國民が靖國神社に對し 一分間の默禱祈念
03 故永久王樣の 御愛用御馬具 九段遊就館に陣列
04 空陸に一大砲火戰 終日果敢な訓練展開
05 敵機二機を撃墜 防衛戰士の意氣軒昂
06 大規模の夜間訓練 各地區で秩序整然たる活躍
07 本間軍司令官きのふ 淡水方面を視察 海軍墓地に敬虔な默禱を捧ぐ
08 本間軍司令官の 中學時代の思出 淡中教師青野翁助氏談
09 圖像:島都の夜間防火訓練
10 訓練情報と 注意事項 臺灣防衛司令部發表
11 蘭陽地方にも 鐵壁の布陣
12 新竹市でも真劍な訓練 被害を最小限度に喰ひ止む
13 無氣味な黑一色 訓練第二夜の島都
14 放送陣も汗だくの活躍
15 武官府への 赤誠の献金
16 武藤國婦會長 總會列席の為二十七日來臺
17 港都にも鐵壁陣 防火群の各個訓練實施
18 臺灣本部長 和知夫人語る
19 統制違反の絶滅へ 來月一日より“遵法週間”を實施
20 十三日の志願者
21 常會指導者講習會 昨日開始さる
22 ときのこゑ
23 八十翁が二人 會場に斷然異彩
24 高千穗丸出帆
25 人事‧消息報社消息
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 鹿港神社例祭 盛大に執行さる
02 戊申詔書奉讀式
03 竹山神社祭典
04 全島空訓第二日 執拗に飛來る敵機 地上砲火を浴びて逃走
05 齊藤長官一行 けふ高雄へ
06 臺南國語演習會 梁井文教局長も臨席
07 “山尾松子”と命名 名付親總督に山の頭目感激 (五)長谷川總督隨行記
08 三つの決議文提出 皇民奉公會臺南州支部長役員會より 一番ケ瀨州知事に
09 慰問繪に慰問文 屏東市から前線に
10 千人針を戰地へ 山の乙女達の赤誠
11 臺中州市長 郡守會議
12 臺中州倉庫 あす評議員會
13 南部中等野球大會 廿五日より臺南球場で
14 川添澎湖廳長陸軍を慰問
15 具體策を決定 製糖用勞務確保 を圖る
16 司法保護委員大會 廿四日花蓮港で開催
17 製繩製叺の 講習會
18 澎湖廳下學童 相撲大會
19 曾文郡獸肉商組合員 忠靈塔奉仕作業に出動
20 花蓮郡國語 演習會
21 彰化消防組 訓練を強化
22 水里奉公青年挺身隊 訓練終了式を擧行
23 消息
24 地方便リ
25 “燃えない木炭”奇譚 被害者に賠償で大團圓
26 新高郡壯丁團 幹部鍊成終る
27 今日の映畫
28 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 內地へ 早出糖積出の為 本期製糖期繰上か
02 フランス全人口 三千九百卅萬餘人
03 畑擴張等に依り 食糧增產を企圖
04 臺灣商工會議所 來月四日常議員會
05 奢侈品等販賣許可 申請手續懇談會
06 過般實施された(下) 國民勞務手帳制度 戰勞務對策の基礎
07 砂糖公定價格 加工用のみ引上か
08 臺拓、鶯歌附近の 炭鑛を買収
09 週間經濟展望
10 南廻線買收價格 十五日業者に申渡
11 臺灣醬油共販 近く組織に着手
12 照明燈
13 商況(十三日後場)
14 ラジオ
15 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 敵、南津關で大敗(宜昌西北)陳誠の輕擧非難囂囂
02 行政機構の改革案 四長官に異論なし
03 翼贊體制建設助成 町村設定計畫進む
04 商船武裝禁止條項 ハル長官即時廢棄を要求
05 包圍の鐵環を完成 赤都の搦手を衝いて
06 獨軍司令部發表
07 タガンログに ドイツ軍進入
08 ソ聯軍の捕虜 三十五萬以上
09 獨工業都市を 英機編隊空襲
10 ヴイヤジマ放棄 ソ聯當局、自認發表
11 霧都陷落後のス政權の動向 各方面ソ聯通の觀測
12 獨軍新作戰を開始 ムルマンスク方面に
13 週間展望 臨戰體制を強化(下)國際情勢の變轉に對應
14 日本の態度は不變 ドイツ當局の言明
15 屈辱條項の撤廢へ スチムソン陸相證言
16 若杉、ウエルズ會談 日米關係の全般問題につき
17 蘭印軍總司令 官ら慘死 搭乘機の墜落で
18 英、援ソ遠征軍派遣 ソ聯要港アルハンゲリスク上陸 ヘルシンキの情報
19 英官邊は說明 を避く
20 加兵も參加か 英加軍事會談から
21 英、蘭印空軍の 共同作戰 ポパム總司令官言明
22 白堊館當局聲明 對ソ武器援助に關し
23 數量を至急申 請されたし 燈油、輕油需要者
24 翼贊議員同盟の 外交特別委員會
25 明日の天氣
26 水滸傳(525)/黃得時;榎本真砂夫
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 湛子女王殿下 けふ朝見の行儀はせられる
02 敵機に多大の損害 地上砲火の集中射撃で 空訓第三日
03 同時多發彈を投下 各地區で果敢な活躍
04 戊申詔書捧讀式
05 燒夷彈の性能試驗 軍司令部構內裏庭で
06 陸海一體の猛訓練
07 鐵道職員殉職 者慰靈祭執行 あす全國一齊に
08 齊藤總務長官 けき空路澎湖島視察へ
09 厚生委員會 第一分科會 十五日に開催
10 孔子祭を執行 十七日に大龍 桐町孔子廟で
11 圖像:島都空訓第三日
12 十四日の志願者
13 軍司令部十四 日受付の献金
14 本來の德行を活せ 女子生徒の訓練に就き文部省から通牒
15 勤報新竹州隊 けふ勇躍壯途に就く
16 火藥庫が爆發 シトカ米海軍基地
17 各班訓練の實施要領 臺北市防衛課の發表
18 市內祝典記念 章受領該當者 至急届けられたし
19 隣組の活動を調查 三項目の回答を求む
20 乙種醫師學說 試驗合格者
21 基隆奉公挺身隊 愈廿三日より訓練開始
22 大祭中の御天氣 大體大丈夫の見込み
23 市民講堂に變更
24 高砂丸入港
25 野球自轉車體操三 種目競技日程決る
26 商況(十四日前場)
27 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 持て・防空必勝の信念 防空從事者に望む 兵事防空課長大越隆三氏放送
02 生活文化 洗濯は立つてしませう ビール箱へでものせて 疲れず能率が上ります
03 日焦け止め 家庭でこの手當
04 國語學習 空襲を防ぐ大切な武器 さあ來いの心構へ
05 日本軍にまけた 第三十八軍を鏖殺
06 伊太利の人間水雷 ジブラルタル港の奇襲に メツツオ・ダソルト號活躍
07 週間コドモ新聞
08 今週の出來事 (十月十二日―十八日)
09 空襲と少年團
10 ガスで炭火にこの注意を
11 懷中電燈の使用法 永持ちには短い時間づつ使へ さてその理由は!
12 海苔の榮養增進 ヴイタミンBも豐富 實驗によつて立證さる
13 脫脂綿の消毒法
14 せんたく石鹼代りに 「灰汁」の利用 ただし使ひ方に注意
15 お茶の實を集めて製油 椿油と同じ上等品が出來る
16 物干挾みの使ひ方
17 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 文化の代用品化 地方文化運動巡禮其の三/古谷綱武
02 輸血法の革新(上) 乾燥血液による治療
03 珊瑚樹 發明展の二出品 フイルム保護に示唆
04 心聲/黃可軒漢詩

鶴亭社長古稀誌慶/灌園、辛已中秋景薰樓觀月/灌園

05 これでも軍隊か(下) 別嬪を好む米將校
06 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 けふ嚴かな招魂式 靖國神社臨時大祭 いよいよ明日から執行頭條新聞

【東京發同盟】事變下に八度び殉國の忠魂を祀る靖國神社臨時大祭は愈愈けふ十五日の招魂式に續いて明十六日から六日間九段の神域で嚴かに執行はれる、聖戰にわが父、わが子、わが夫を捧げた遺族達の感激は如何ばかりであらう、今宵一萬五千十三柱の忠魂九段の宮居奧深く永へに神鎭まる招魂の儀は全國から上京した三萬餘遺族參列の下に嚴かに執行はれるが之に先立ち十五日午後二時から清祓並に奉殿奉吿祭があり午後六時から愈愈招魂の儀が始まる大日本青少年團の奉仕で清掃された神域の招魂齋庭に庭燎が煌煌と照り映え御羽車を迎へる、定めの位置に遺族がつき終る頃午後六時三十分東部第七部隊大貫大尉の指揮する儀仗兵一個中隊が參着午後七時には臨時大祭委員長西尾壽造陸軍大將以下合祀關係部隊の代表者及び在京陸海軍各官衙、學校等の總代が何れも軍裝或ひは禮服に威儀を正して參着しやがて鈴木宮司の奉仕で招魂の儀は嚴かに進められ庭燎が一齊に消されて神域淨闇に歸へる時忠魂一萬五千十三柱の靈璽を奉戴した御羽車は軍樂の調べにつれて肅肅と本殿に入り鈴木宮司靈璽を奉安して再び燈火は點ぜられ西尾大祭委員長以下の拜禮があつて午後九時頃盛儀を終る

02 重慶のデマを爆碎 蔣軍の整訓遂に絶望に歸す 報道部長談
03 光榮の本島奉耕者 二十日宮中侯所で奉献を行ふ
04 統制會設立を促進 定例閣議で申合せ
05 統制會の設立 一擧政治的解決 綜合的計畫經濟の 中核體として發展
06 業者は積極的協力
07 圖像:獨ソ戰 戰況要圖
08 獨ソ戰線の現況 今後の發展を豫想
09 敵の完全覆滅近し 南部山東省に包圍
10 首相に内外情勢報告 企畫院總裁、情報局總裁、翰長
11 パラオデイリー間 定期航空路を開設 帝國と葡國の航空協定成立
12 臺灣經濟審議會 けふ官制公布、委員も發令 廿七日より開會
13 農報聯盟改組して再出發 石黑氏、新理事長に就任
14 監察官制度を新設 商工省、率先して實現
15 翼贊全總務の 再任懇請 新たに五氏を要請
16 今日の天気
17 米蘭軍事會談 蘭印陸軍總司令官の墜死で 十三日一日で打切る
18 第二豫備金支出
19 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 經濟審議會 の使命重大社說

督府では臨戰體制下に於ける島內の產業經濟の再編成の審議機關として臨時臺灣經濟審議會を設置する事となつた事は時宜に適した處置である。國際情勢は日を逐ふて險惡化の一途を辿りつつある日滿支を主體とした東亞共榮圈建設の重大使命を完遂せんとすれば從來の如き國內經濟を對象とするのでなく遠大なる抱負と理想を以て推進せねばならない時代に到達したのである、帝國南方國策の第一線に立つ本島も東亞共榮圈確立の一環として高度國防國家建設の一翼を擔ふものとして遠大なる產業經濟體制の再編成に努力すべき秋である。卽ち臺灣に於ける產業及び經濟機構を國策に則應し自給自足經濟の確立を目指して邁進すべきである、その為めには從來の如く單なる机上計畫や自由經濟理念を以てしては到底戰時態勢を整備されないのである。

本島の產業と經濟をして戰時構想のもとに具體的對策を審議する為めに臨時經濟審議會を設置したのはその目標は東亞共榮圈を確立する方策として高度國防國家を建設するにあり、その具體的方策として同審議會で講究すべきは本島の現行產業經濟機構を改編して工業を一層促進し以て南方國策樹立に役立たせる為めに動力及び工業と鑛業資源の開發に邁進するにある、更に產業開發の先驅としての交通通信機關の擴充整備に對し具體的方針を建てるにある。產業方面に於いては食糧產業の積極的增產對策を始めとして軍需資材としての農產業の振興を計るにある。その他水產、林業に至る迄根本的に再檢討を加へて戰時編成に邁進せねばならない課題は多多ありと云ふべきである經濟機構に於ても金融貿易取引組織に亘り時局に副はないものがあり同審議會に依つて是正と改革を期待するものが少くない。この見地よりしても經濟審議會の職責は重大であり、その使命を果す為めに一時的でなく永續機關として存置して貰いたいのである、

物的資材の活用と共に運營機構の改革に對し審議會より重大指針を與へる事を期待すると共に人的要素の活用に對しても慎重なる審議と透徹なる檢討があつて然るべきと希望するものである最早本島も單なる島內問題を對象として施策するのでなく東亞共榮圈建設の一役を擔ふとの遠大なる抱負と着實なる實行力に依つてのみ國策及使命を遂行する事が出來るその為めには島內產業の積極的開發を斷行すると共に經濟機構も姑息的修正で滿足せず國策に對應して根本的改廢を為さん事を求める。殊に人的要素の活用に對しては從來舊き觀念を一擲し、國家總力戰體制を確立する上から活用する事が最も大事な問題である經濟審議會の官制は近く公布され島內は勿論內地より斯界の權威者を網羅して特別委員會を組織し科學的に檢討を加へる事となつた事に對しては六百萬島民もよく當局の意圖を理解認識し、國策達成の為めに一致協力すべきである事を提唱するものである

02 御儀中一部御節略 三笠宮殿下と高木百合子姫の 御婚儀當日の御次第
03 敵前進飛行場急襲 地上部隊の活躍に呼應して 我が飛行隊爆撃を敢行 空訓第三日
04 前期訓練の反省 果たしてこれでよいか? 空訓三日間の再檢討
05 河合大將の 餘榮
06 本島篤志家に 木盃下賜
07 圖像:島都の防空訓練
08 けふから中期訓練 監視、通信、警報を重點に
09 果敢な活躍 蘭陽の空訓
10 燈管に一段の努力 軍司令部、平間參謀視察談
11 疾風衝いて消火 白熱化する新竹の訓練
12 牧大佐歸任
13 海軍病院を慰問 齊藤長官澎湖島を巡視
14 施設の基礎資料に 島都で「市民調查」 十月二十日を期して
15 憧れの大空へ 少年航空兵募集締切迫る
16 燃ゆる銃後の赤誠 軍司令部に献金續續
17 府展の日割 一日繰下げ 三審員來臺遲 れる
18 ときのこゑ
19 溫泉地を海軍に献納 許丙氏感激の赤誠披瀝
20 臺北高商生の 篤行
21 奉公會新竹州 支部職員會議
22 人事‧消息
23 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 全島空訓第三日 敵機脆くも遁走 全員必死の努力で
02 さあ、一列に列べ 空訓下の集團通學
03 清水神社大祭 盛り澤山な催物
04 午前時に神宮遙拜 高雄市の神嘗祭當日
05 新高港竣工を控へ 臺中州工業地帶化 けふ委員顏觸を發表
06 一大躍進を豫想 森田臺中州知事語る
07 委員會規程
08 季節風が吹巻く 夏から冬へ一足跳び
09 奉公會花蓮港 分會部長會議
10 產業部門の臨戰化 臺中州に奉公團結成
11 圖像:島都の空訓
12 綜合訓練を展 開
13 各階級から申出 臺南州總計三百三十八名に上る 熾烈一路の志願兵熱
14 第二日モンペ部隊 の活躍目覺し
15 齊藤總務長官 けふ潮州郡下の視察
16 高雄州巡查講習會 十七日に終了式
17 臺中市種子の 無料配布
18 總額四百六十圓 嘉義市への國防献金
19 總力戰研究所 視察團來中
20 竹東國民校の 秋季體育會
21 時局講話會開催 時局推進鳳林隊が
22 南部石炭商組合 創立總會を開催
23 地方便リ
24 今日の映畫
25 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 “本島貿易機構の 一元化近く決定” 石井殖產局長歸來談
02 稅制制度の調查 商工會議所で近く着手
03 二期籾七分搗米等の 最高價格を協議
04 臺北州石灰組合 販賣人を指定
05 米穀搗精檢查規則 來る十一月一日に實施
06 臺灣肥料新株 一株廿五圓拂込
07 南廻線並に鐵道の 通し運送運賃決定
08 休閑地、空地調查規則 本日公布實施
09 青果物配給統制 及び對策等を協議 各州產業部長會議
10 工業化學會支部 嘉義で講演會
11 臺灣水產會臨時總會 水難漁船救濟豫算等を決定
12 產業團體令等に基かざる 統制組合の改稱を慫恿
13 九月中會社設立 及資金拂込内容
14 南方水產協會 雄雄しく誕生
15 和田副頭取 十八日に上京
16 手小荷物拔荷 防止懇談會
17 照明燈
18 商況(十四日後場)
19 ラジオ
20 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 儼然たる態度で監視 獨ソ戰急展開と英米の態度
02 鈴木企畫院總裁 東條陸相と會談 更に近衛首相と要談
03 日英交涉は 新規展開なし ハル長官語る
04 敵性行為繼續せば 對外交涉遷延許さず
05 陸軍大異動發令 陸軍少將の課長實現
06 東部軍司令官 親補式
07 報道陣營四年餘 馬淵大佐轉出の辯
08 本島の使命達成に 遺憾なき體制整備 齋藤長官談
09 具體案の調整 商工省機構改革
10 經濟審議會官制公布 委員廿七名發令さる
11 戰鬪力を失つた ソ聯將兵六百萬
12 東部戰線確實に進捗
13 ボロヂノ地區 で激戰展開
14 獨軍露都射程距離に到達
15 明日の天氣
16 捕虜既に五十萬(正面戰線) ソ聯軍逐次殲滅さる
17 赤軍捕虜總計三百萬
18 伊英地中海で海空戰
19 水滸傳(526)/黃得時;榎本真砂夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 英靈神に還へる日 感激迫る今宵招魂の儀
02 武漢一番乘の勇將 當時の部隊長田中高級副官に 本間軍司令官絕讚の書
03 神宮大麻頒布式 來月五日府で擧行
04 皇大神宮を遙拜 十七日午前十時に
05 全市民一分間默禱 靖國神社臨時大祭の 十八日午前十時十五分に
06 鄉軍功勞者を 表彰 基隆市分會で
07 臺灣經濟審議會 委員の抱負を聽く
08 基隆商工會議所で 交通金融聯合會
09 遺族で賑ふ九段 亡き勇士の肖像抱いて 受付に立つ遺族老夫妻
10 溢れる基隆市民の赤誠 憲兵分隊献金品續く
11 臺灣から十名 外地指導者修鍊會に參加
12 宜蘭郡聯合 青年團查閱
13 總力戰調查團 一行新竹を視察
14 若き日本の敢鬪譜 壯烈!精銳七千の攻防戰 初の學徒野外演習
15 近代的立體戰を展開 若き學徒の敢鬪振り發揮
16 七十二名乘上ぐ 赤誠續くけふの志願者
17 師範學校の昇格に伴ひ 現教員にも同等の待遇 國民教育振興聯盟が要請
18 專檢三回實施 昨日要綱發表
19 宜蘭米穀組合總會 原案通り可決
20 學生卓球大會 來月二日開催
21 國鐵創業七十周年 鐵道省で表彰式擧行
22 高田讀賣特派 員乘機自爆
23 新竹の火事 一名は燒死し 三名重輕傷
24 救貧から更生へ 社會理念も轉換せん
25 市營バスと 自動車衝突
26 毆られて死亡
27 今夜の放送
28 商況(十五日前場)
29 興南案內報社消息
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 あすの日本の支柱 子を強く正しく もしも惡い癖に染まつたら
02 節米にもなる 栗のお惣菜 バタ燒など結構
03 注意しない 服藥と湯の溫度
04 陽の目を見ぬ憐れな胎兒 流死產は姙娠の六分の一 三ケ月目が最も危險
05 國語學習 僅か十日間で亡びた ポーランド 防空の準備のない國は亡ぶ 訓練は實戰のつもりでせよ
06 圖像:敵機來れと大空まもる無敵皇軍
07 圖像:朗らかな汕頭姑娘
08 ヂフテリヤ、百日咳の 豫防注射の效能 二ケ月保たぬものもある
09 齒の磨き方
10 人と紫外線 ナゼ白人ができ 黑人が生れたか
11 魚と葱のかき揚
12 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 まづ實情を聽け 地方文化運動巡禮其の四/古谷綱武
02 圖像:鋪道にもV字
03 輸血法の革新(下) 乾燥血液による治療
04 珊瑚樹 無醫村のこと 恒久施設が必要
05 詩の批評と批評論 (上)/嘉口練詩郎
06 周公と桃花女(一) 日蝕四方山話し/王碧蕉
07 心聲/黃可軒漢詩

北投醉綠庵舊師三卷春楓子之別邸。中秋前一日許文玉設宴請主爲賓、同學徐黃二子與余陪之、談昔興慨亦一時佳會也。/南都、中秋夜滯稻江南都詞兄邀飲團圓讌於鐵道福客寓歸後賦寄並乞郢政/子宏

08 七つ擲る 十六日大世界
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 生存者の論功行賞 金鵄勳章授賜二千九十名頭條新聞

【東京發同盟】畏き邊りでは第十四回支那事變生後者論功行賞(陸軍關係第十二回)の御沙汰あらせられ十六日午前零時內閣賞勳局並に陸軍省より發表された、今回恩賞の光榮に浴した者は上海戰から武漢攻略戰に轉じ更に修水渡河戰南昌攻略戰、贛湘會戰等に參加した齋藤(彌)伊東(政)部隊、主として中支○○地區の警備を擔任せる長谷川(正)部隊、武漢、南昌各攻略戰、贛湘會戰及び汕頭附近の戰鬪等に赫赫の戰果を擧げた中井(良)、松浦部隊始め主として武寧、箬淚、本關附近、後に○○地區警備に當つた萱島部隊又徐州會戰に於いて韓道口集、丹城集、渦陽附近の各戰鬪に參加した芳澤部隊及びノモンハン附近の激戰に力鬪した國崎部隊に屬する軍人(將官を除く)軍屬で將官では旣に發表された部隊に屬する中川廣少將が含まれて居り、その內金鵄勳章授賜の榮に輝く者は中川廣少將以下二千九十名である、內功三中綬の八隅錦三郞大佐を始め二十八名に對しては拔群の武勳を嘉せられて殊勳甲の御沙汰あらせられた、尚賞賜品は後日軍隊聯隊區司令部又は市、區、町村役場等を經て交付される筈であるが除隊後居住地を變更し其變更屆けを差出してゐない者に對してはその交付が甚だしく遲延し又は交付不能となる場合が生ずるので速かに功績に關する身上移動を報吿すべき部隊(除隊の際指示せられてあるが通常本人の功績上申部隊)へその手續きを執るやう當局では希望してゐる

02 大學等の年限短縮 兵役法の一部改正 情報局發表
03 樞府定例本會議 教育重要御諮詢案 政府原案通り可決
04 國家的要請に應ず 橋田文相談話
05 近衛首相參內 一般政務に關し委曲奏上
06 短縮を行ふ學校 夫夫六個月以內短縮 廿日公布實施の豫定
07 徵集延期の短縮と 臨時徵兵檢查行ふ
08 マリウポリ撤退 ソ聯情報局發表
09 滿蒙國境劃定混成 委員會の任務終る 共同コムミユニケを發表
10 大いにやる覺悟 大平新報道部長談
11 臨時徵兵檢查 十二月に實施
12 海軍の定期異動 進級補職發令さる
13 諸將軍の略歷
14 首相とも要談
15 龍田丸解纜 ホノルル桑港へ
16 鈴木企畫院總裁 內府と要談
17 米の貪欲な觸手 華府、重慶の經濟協定交涉 DNB通信暴く
18 遠征軍の派遣 ル大統領批評を避く
19 圖像:陳主席の外賓招待會
20 重慶使節團を 印度に派遣 許世英を主班に
21 米軍事代表團 蔣孔郭等を歷訪
22 臺灣經濟審議會 二十七日から四日間 第一回審議會を開く
23 中國海軍への 軍艦讓渡式
24 ポパム司令官 空路濠洲へ
25 今日の天氣
26 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 南方水產協 會の使命社說

臨戰體制下に於ける當面緊急問題の一つとして、食糧の積極的增產を圖ると共に、相當數量を確保するの急務であることは今更論を俟たざるところである總督府殖產局では、斯る方針の下に食糧產業の一部門を擔ふ本島水產業の振興を圖る一方、各種水產物の增產に關し、種種對策を講じつつあるが、就中最近帝國南進の經濟的據點として、地理的に愈愈重要視されつつあるに鑑み、本島を基地として水產の南方進出を企圖し、今般南方水產に關する諸般の調查並に硏究をなし、邦人水產業者の南方進出に資すると共に、併せて會員相互間の聯絡協調を計る目的の下に、本島水產關係官民を打つて一丸とする南方水產協會を創立し、今後同會を中心推進力として、大に水產の南方進出を圖らんとする事は、時局下に於ける水產業としての使命が愈愈重大性を加へられつつある今日、極めて意義深きものとして吾人はその誕生を祝ふと共に、今後の健全なる發展を念願し、會員の一致協力撓ゆまざる努力と督府の善き指導を翹望するものである

總督府殖產局水產課の調查に依れば、昭和十五年度に於ける本島の遠洋漁獲高は、二千八百四十三萬一千九百五十七圓、沿岸漁業漁獲高は一千四十六萬二千四百四十二圓の巨額に上り、遠洋の中の八割は、南方漁業の漁獲高に依つて占められてゐる而も本島を中心とする南方には、漁業の寶庫と稱せられる南支那海を始めとし、ボルネオ海、セレベス海、バンダ海、印度洋或は赤道を越えて遙か彼方の海洋は、我が漁業者にとつて最も有望視されてゐる多くの漁場を控へ、早晚我が漁業者の開發を俟つ無盡藏の水產資源が橫たはつてゐる、從來之等には主として東部水產が母船式に依つて漁業に從事し、相當活躍をなした結果、成績として見るべきものがあるが、併し之を以て十分だとは謂ひ難いのである、斯る豐富なる南方水產資源に對し、更に綿密なる調查を遂げると共に之が根本的開發方策を硏究決定した上、本島で養成された南方水產進出者の手で、積極的に開發に乘出すことが、本島水產界に賦課された重大な使命でありその經濟的優位を占める本島として盡すべき義務であらねばならない

然るに現在本島に於る水產關係の機構を見るに總督府水產試驗場の如きは、試驗船を運行して各地を調查するには不可能とされ、臺灣水產會の如きは、事業が餘り廣範圍に亘つて、之を單一事業に重點を置かしめるの困難な事情に在り、殊に南方水產調查の海洋漁業協會臺灣支部はその事業たるや臺灣水產會の事業と重複するばかりでなく、その人材を得ざるがため、殆ど有名無實化しつつあるので、寧ろ此機會に發展的解消をなして別に南方水產協會を設立することとし、府當局の肝煎りで目出度誕生したのであるが、同會は前述の如く南方水產情報の蒐集開發方策の硏究をなす外、南方水產進出者の養成指導斡旋をなすことになつてゐるので、南方協會の水產部が、旣に自然的解消を遂げた今日に於て、同會に對する期待は甚だ大きいものがある、又同會は南方水產に關し講習講話、圖誌又は册子を刊行して一般に認識を深めることになつてゐるが、之を機會に水產關係者は勿論一般島民も南方水產に對し認識を新にすると共に南方水產進出には積極的協力を與へ、以て時局下に於ける水產報國の目標に邁進すべきであると信ずる

02 嚴そかな招魂の儀 昨日靖國の聖域で執行
03 畏し勅使御差遣 けふ大祭第一日の儀
04 “御羽車を拜し” 臺灣出身兩勇士遺族感激談
05 圖像:島都防空訓練點描
06 特志者看護婦志願 宜蘭張氏葱さん
07 鈴木馬公海軍經理部長 少將に昇進 同日附で内地某要職に榮轉
08 奉公會新竹市 支會職員打合會
09 海軍武官府献金
10 本人より屆出でよ 在留地徵兵檢查受檢屆
11 市バスの“値上案” 昨日市會で遂に可決
12 聖業完遂祈願式 全國各鄉軍支部で擧行
13 上坂臺南兵事部長 某方面の要職に榮轉
14 正確な認識を 初の放送受信訓練について 荒木情報部副部長談
15 保健館愈よ店開き 昨日晴の開館式擧行
16 貞方先任參謀 内地某要職に榮轉
17 女子にも國民登錄 本月末全國一齊に實施
18 多大な業績殘し 松本道路港灣課長勇退
19 ときのこゑ
20 重工業建設の實現へ 陳炘委員抱負を語る
21 國婦總會順序決定
22 軍通辯募集 府外事部で
23 產業組合全員の慰安に映畫會開催
24 總督府辭令
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 “軍人魂”茲に在り 歸還後の老軍夫長石岡さん 每月缺かさず献金
02 二割方のの增收 東石郡下の二期作
03 前線に慰問袋 花蓮港愛婦が贈る
04 北港神社祭典 諸催物や行事決定
05 神社前で恒例 式を擧行 神嘗祭當日
06 祖母の臨終を前に 勇躍防空訓練に參加
07 モンベ部隊 の活躍振り
08 麻豆街空訓第 三日も好績
09 敵機、何ものぞ 員林郡空訓第一日
10 觀音庄の空訓
11 板橋街の敢鬪
12 鹿港では先づ 家長に注意
13 教育功勞者 を表彰
14 花蓮港國講會 十一月十九日
15 彰化方委打 合會
16 白衣勇士を慰問 齊藤總務長官、屏東陸軍病院に
17 一坪菜園の栽 培と除草
18 圖像:馬公の防空訓練
19 彰化高女の國 防献金
20 木炭の自給自足 屏東市の後援で計畫
21 中部林家祖 廟秋季祭典
22 鹿港文廟の 秋季祭典
23 入江恩給金庫 理事長が來中
24 學童の待避動作 高雄東園校で研究
25 北港農業學校報國對 きのふ結成式擧行
26 彰化青年學校 教練查閱
27 要求豫算に大斧鉞 臺中州の總額千三百萬圓內外 きのふより查定會議
28 圖像:飯野部隊長の最後を再現
29 局員に人生哲學 大野臺中郵便局長が說く
30 國民學校對抗 陸上競技大會
31 書記雇員六十名 臺南州下各郡署に配置
32 新竹州北三郡 小賣商組合を創立
33 臺南臨時州會(十五日に開催) 一瀉千里原案可決
34 緊急用車三臺 醫者產婆病人に使用
35 上瀧檢察官長 埔里、萬大初巡視
36 財津新高國民 校長に勳六等
37 麻豆街秋季 大清潔日程
38 喪費を節約 して献金
39 地方便リ
40 今日の映畫
41 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 漁業勞務者救濟事業 來る十一月一日より本島に實施 其計畫要綱、規程等
02 外國郵便為替及 振替の通信文を制限 本島でも廿日から實施
03 漁業勞務者救濟事業實施に當り 真室水產課長談
04 格差改訂と米價政策(上) 新最高販賣價格の特異點
05 戰時海運國家管理 近く實施要綱を發表
06 廣東西村發電所 近く臺電で復興せん
07 臺北州米穀納入 組合臨時總會
08 臺灣青年同組聯 廿日に月例會
09 臺灣青果同組 聯評議員會
10 南廻線の貨物運送 民間業者と協定
11 鐵道部人事異動
12 照明燈
13 商況(十五日後場)
14 ラジオ
15 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 共產軍剿滅を敢行 沂州以北地區に猛進
02 各相の會談頻頻
03 褚大使夫妻に 午餐の陪食仰付けらる
04 大審院檢事に 平田氏復歸
05 橫須賀經理部長外の 海軍の人事異動
06 總力戰研究所 長更迭 後任、岡海軍少將
07 海軍辭令
08 重光、芳澤兩大使に 廿一日午餐の陪食を賜ふ
09 生存者に輝く恩賞
10 壺田一等兵 負傷(楊樹浦 附近で) テロ犯人搜查中
11 商船撃沈は皆無 米の商船護送制實施後
12 獨軍の進撃大進展 モスクワへひた押し
13 淒壯な露都攻防
14 圖像:鐵道に沿つて一路モスクワへ
15 米ア互惠通商 條約を締結
16 アラスカの情勢 UP特派員の視察
17 獨軍、戰車八百と 重砲四千を鹵獲破壞
18 ヴイヤジマの 赤軍完全殲滅
19 モスクワ空襲
20 赤軍新防禦線 につく
21 援英、援蔣を促進 ル大統領、記者團に發表
22 樺太開發臨時總會
23 遞信省と海運業者 の定例懇談會
24 全赤軍の崩潰近し ソ聯の攻勢作戰失敗
25 屍山血河の激闘!
26 ソ聯、わが大使館の 露都撤退を申入る
27 モスクワ防衛 準備着着進む
28 イラン進駐の ソ聯爆擊機 新基地に後退
29 纖維製品配給 機關整備要綱 地方長官に通達
30 大陸經濟の情勢 荒川對滿事務局次長語る
31 米の對外通信 檢閱計畫
32 明日の天氣
33 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 けふ第一日の御儀 遺族感激の昇殿參拜
02 皇后陛下行啟 御都合で御取止め
03 參列遺族の光榮 建安府、御苑の拜觀差許さる
04 神宮神嘗祭十五日から 嚴かに執行
05 山本司令官 要務打合の為けふ來北
06 鐵銅製品の製 造制限を強化 銅製品八十餘 種追加
07 圖像:島都防空訓練の點描
08 軍司令部献金
09 けふの志願者
10 文展あすから開幕
11 福岡武參謀 中佐に進級
12 奉納市民相撲 廿八日新公園で開催
13 府展一日繰下 審查員の延着で
14 石川少佐講演 十八日宜蘭市で
15 宜蘭神社祭典 奉納催物決定
16 增產挺身隊の父 石黑さん抱負を語る
17 劃期的改革が描く 學生臨戰態勢の波紋
18 奉公の完璧へ 臺北州軍事援護と 方面委員大會けふ開催
19 基隆女の增級 代表等再度陳情
20 お役人衣更へ けふから一齊に黑服
21 “氣持よくはたらいて來た” 松本道路港灣課長退官の辭
22 食糧增產を強化 省令に依り全國に實施
23 參與會を開催 基隆郡支會で
24 後任は山下 技師に内定 近く正式に發令
25 石增反用肥料配給
26 本年度新設電話 各局の割當決定
27 裏作に蔬菜と馬鈴薯 收穫後の水田に栽培を獎勵
28 開催日を變更 島民劇發表大會
29 吉岡氏一行離臺
30 富士丸出帆
31 嬉しいお知らせ 近く家庭に冷凍魚配給
32 “家寶”の銅鐵骨董品献納 基隆市佐佐木氏の赤心
33 二格山ハイク
34 人事‧消息
35 商況(十六日前場)
36 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 色彩美を配合した 農村婦人の作業服 產業組合中央會で制定
02 裁ち方と縫ひ方
03 スリツパをぬぐ時
04 消化不良と食物 大事をとりすぎて 榮養失調を招くな
05 食品中毒增加の原因 もつたいなくても 危險なものは食べるな
06 赤ちゃんの口は 決して拭かぬ様に
07 國語學習 童話 英一君の飛行機/神戶雄一
08 工業の盛んなハリコフ市
09 豆智識
10 弓で鍛える廣東女學生
11 一人に一つの非常袋 入れて置く物は?
12 鍍金した品の始末 水洗の後熱湯につける
13 殘り布でハンカチ 絹の胴裏や袖裏を利用
14 私達の地理常識 ヒリッピン 見物料出して監獄見物
15 皮膚の手當 輕くとも放置せぬこと
16 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 政談演說を聽く(上)/新田潤
02 詩の批評と批評論 (下)/嘉口鍊詩郎
03 周公と桃花女(二) 日蝕四方山話し/王碧蕉
04 珊瑚樹 科學知識片片 最近の雜誌から
05 圖像:夏の臺灣(第五回一水會展)/藍蔭鼎
06 心聲/黃可軒漢詩

仲秋日偕覺齋君往文山樟樹湖叩廼妙翁製茶法/嘯霞、仲秋游樟湖得嘯霞兄同道/覺齋、中秋無月訪小櫻粧樓/南都、中秋無月訪小櫻粧樓/子宏

07 東北地方文化 協議會 藝能文化議案
08 惱みの文化映畫統合
09 映畫臨戰體制
10 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 近衛内閣總裁辭職!御前に辭表を奉呈頭條新聞

【東京發同盟至急報】十六日午後八時十五分情報局發表

現內閣は曩に大命を拜して以來組閣の使命達成を期し閣內一致最善の努力を傾注し來つたのであるが最近に至り國策遂行の方途に關し遂に意見の一致を見ること能はざるに立ち至りたるを以て茲に內閣總辭職を決行することとなり近衞內閣總理大臣は閣僚の辭表を取纒め本日午後五時參內してこれを御前に奉呈した陛下よりは何分の御沙汰あるまで國務を見よとの優諚を賜はつたので近衞內閣總理大臣は恐懼して御前を退下し午後八時臨時閣議を開き各閣僚に聖旨を傳達した(號外再錄)

02 近衛首相、臨時閣議で報告
03 臨戰體制の整備終る 第三次近衛内閣の功績
04 圖像:炎上する敵據點を後に進撃する陸戰隊
05 時局は重大! 岡本少將、鄉軍に口演
06 一面交渉、一面壓迫 米國の狡猾なる行動
07 西南總司令部を設立 蔣、頻りに英米の軍事協力を求む
08 首相自邸に入る
09 三長官も辭表提出
10 純戰時內閣の出現 財界一般が要望
11 村瀨、富田兩長官 貴院議員に勅選
12 有機質肥料の 第三回配給
13 混戰亂鬪地帶出現 獨ソ正面戰厚み百粁に亘る
14 即時商船武裝に着手 米議會の承認を得次第に 米海軍長官言明
15 許可認可事項整理原案 きのふ持廻り閣議で決定
16 戰時生活の確立案 翼贊會政府に上通
17 ソ聯軍退却 モスクワ情報局の發表
18 南北二要衝攻略(獨軍)
19 外地も包含 大學等の修業年限短縮
20 社告/興南新聞社報社消息
21 今日の天氣報社消息
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 靖國神社臨時 大祭に當りて 英靈に感謝 殉國を讚ふ社說

臨戰態勢下ひとしほ意義深く八度迎へる靖國神社秋の臨時大祭は、西尾陸軍大將を大祭委員長として、十五日の招魂式を皮切りに菊香の薰り高き九段の聖域に於て嚴肅に執り行はれた。新合祀の英靈一萬五千十三柱(本島出身三十柱)を永久に神鎭まり參らす招魂の儀は、全國から上京參列した三萬餘の新祭神遺族の感激の裡に滯りなく終了を吿げ、ここに殉國の忠魂一萬五千十三柱の新たに神鎭つて十六日大祭第一日の儀は勅使掌典清水谷公揖伯の御差遣を迎へて嚴かに執行せられたのである本十七日より二十日まで更に引續き大祭行事は行はれるのであるが、特に大祭第三日の十八日には畏くも天皇陛下の行幸を仰ぎ奉り、畏れ多くも靖國神社本殿に御親拜あらせられるが、全國民は、天皇陛下御親拜の時刻たる同日午前十時十五分を期し各各その在所に於て靖國神社に對し、一分間の默禱祈念を捧げることになつてゐる

大東亞新秩序建設のため、世界新秩序樹立に指導的任務を遂行するため、我が國は滿洲事變を契機として今日に至るまで、內に革新を行ひ外に聖戰を敢へて辭せず、一路目的貫徹に國家國民の總力を擧げて邁進し來つたことは、今更說明を要しないことである。東亞の王道樂土滿洲國は旣に成つて隆隆たる振興發展の途上にあり、大東亞共榮圈の確立もまさに其の緖に着かんとする此の秋、我等銃後國民は唯唯赫赫たる戰果に目を奪はれ、心をゆるめることなく、常に過去を顧み幾多輝かしき戰績戰果の蔭に陣沒せられたる諸英靈に思ひをはせ、無限の感謝とより一層の緊張を以て心を引きしめなければならない。これら興亞の人柱となられ、挺身一死以て君國に殉じた忠魂は今や九段の聖域に神鎭まります護國の神として、永へに薰り高き勳功を放つ、我等銃後國民は常に敬虔なる默禱と祈念をささげると共に愈よ以て覺悟を新たに國民たるの本分を盡くさねばならないであらう。

今や、皇民は有史以來未曾有の國難に直面してゐる。併しながら國策の要求するところ、目的貫徹の為には萬難を排しても斷乎として邁進せねばならない立場にあるのを忘れてはならない。支那事變の處理、大東亞新秩序の建設に國家總力を擧げて直進してゐる我が國の前途には英米其他の敵性國家群の妨害あるを覺悟せねばならないが、如何なる障害があらうとも、斷乎として荊刺の道を勇往邁進する決意が必要なのである。從つて我等國民は日日の情勢の變化に一顰一笑し或は右顧左眄、徒らに心をかき亂して躊躇逡巡することなく、國策の指向するところをはつきりと固く把握し、銃後の結束を一層强化して、以て何時如何なる事態が起らうとも湧然として蹶起し、只管一死以て君國に殉ずるといふことが、皇恩の萬分の一に答へ奉る所以であるのみならず、一死報國以て靖國神社に今や神鎭まります護國の諸英靈に報いる所以であると云はなければならない。

02 天皇陛下には明日 殉國の英靈に御拜
03 けふは神嘗祭 聖上御親祭あらせらる
04 遺族が昇殿參拜 臨時大祭第二の御儀
05 海の護り全し 海上防空陣の猛訓練
06 湛子女王殿下の御結婚を 御慶び遊ばされる御集ひ
07 海軍用地を献納 總督、軍司令官臨席のもとに けふ武官府で擧式
08 赤誠に感謝 酒井海軍武官語る
09 視察を終へて 齊藤長官けふ歸北
10 林業畜產開發が急務 恒春郡視察の長官感想談
11 民間鳥人養成の 生徒募集期間延期
12 奉公運動に 在家佛教徒起つ 報國團結成に邁進
13 武勳の興亞英靈 十九日無言の凱旋
14 新竹臨時市會
15 海軍武官府献金
16 臺北州米納 組合臨時總會
17 感謝を捧げませう 稔りの秋‧神嘗祭に 井野農相が朝禮訓話
18 司法保護事業大會 來月六日島都で開く
19 ときのこゑ
20 榮町の小火
21 七星行中止
22 岡會計檢查院長 逝く
23 旭校兒童南部見學旅行へ
24 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 御親拜の時刻に 靖國神社を遙拜 あすは臨時大祭
02 秀水神社鎮座祭 盛り澤山の奉納行事
03 大溪神社祭典 多彩な催物決定
04 臺中神社で遙 拜式
05 貫く“地球の軸心” 打下す我等の鍬先 奉公青年心眼開く
06 森部内務局長 きのふ嘉義市へ
07 花蓮港廳宗教 報國隊打合會
08 屏東郡青年團 合同體育會
09 祝へ“豐穰の秋” 各地に繰展ぐ豐年祭
10 屏東第二青年 學校教練查閱
11 皇民塾を開設 國語不解者を一掃
12 猛訓練を實施 各地空訓の實況
13 竹山奉公青年隊 十一月一日結成式
14 三峽街第一部 分體育大會
15 臺南州方委總會 きのふ嘉義市公會堂で
16 彰化市聯合 青年團查閱
17 興亞奉公日に献金 カウ社累計二百四十圓
18 野原で草刈奉仕 花蓮港愛國婦女團
19 高雄州米穀商 組合總代會
20 大溪商業報國推進隊 陣容相整ひ結成式擧行
21 彰化郡道路協會 本年度事業計畫決る
22 奉公會員林支會 參與會を開催
23 鍊乳の配給 近頃不圓滑
24 賣占者や地理師 臺南州で禁止を通牒
25 國民學校教員 講習會開講式
26 セメント泥 逮捕さる
27 米山氏に懲役 一ケ年
28 奉公會花蓮港 支部班長會議
29 麻藥の密輸團 一味臺南で檢擧さる
30 放水演習を實施 嘉義署消防組が
31 霧峰庄では 綠肥增產と獎勵
32 霧峰庄國語 演習會盛況
33 日下部特務 賞金を献納
34 現行犯逮捕の 賞金を献金
35 通信記者異動/興南新聞社報社消息
36 人事‧往來報社消息
37 地方便リ
38 今日の映畫
39 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 詳紙の配給統制 近く本島に實施 齊藤物資課長談
02 國民貯蓄獎勵 事務講習會を開く
03 格差改訂と米價政策(下) 新最高販賣價格の特異點
04 鐵道輸送は好調 十五日は記錄示現
05 船員保險打合會 來月四、五日に延期
06 劃期前進を示す(上) 總動員態勢の整備
07 經濟審議會委員を 中心に午餐會開催
08 臺電新株第三回拂込 來る十一月廿五日限
09 一期米品等檢查成績
10 造船勞賃引上 當局に認可申請
11 トラツク輸送力減退に備へ 輸送制限を強化か
12 商況(十六日後場)
13 ラジオ
14 廣告
第08頁
日刊第1版
序號 標題
01 東條新內閣成立す 親任式擧行せらる頭條新聞

【東京發同盟】組閣を完了した東條陸相は十八日宮中の御都合を伺ひ午後一時半宮中に參內、同二時天皇陛下に拜謁仰付けられ謹んで大命拜受の旨を奏上恭恭しく閣員名簿を捧呈陛下にはこれを御嘉納あらせられ親任式を執行はせられる旨仰出された、よつて新閣僚は打揃つて宮中に參內天皇陛下には午後三時松平式部長官の御先行に鳳凰間に出御、留任閣僚たる橋田文相侍立の上首相親任式を行はせられ東條陸相に對し內閣總理大臣に親任の勅語を賜ひ文相より官記を授けた次で新首相の內務大臣、陸軍大臣兼任の親任式を行はせられた後陛下には一旦入御あらせられ同四時再び鳳凰間に出御東條新首相侍立の上各閣僚の親任式を擧行留任の橋田文相以下五閣僚の辭表は却下され茲に事變下七代目の東條新內閣は成立した

【東京發同盟】新內閣閣員顏觸れは十八日午後二時四十分情報局吉積第二部長から左の如く發表された

陸軍大臣兼對滿事務局總裁

陸軍中將 從三位勳一等 東條英機 任內閣總理大臣兼內務大臣、陸軍大臣

特命全權大使 從三位勳一等 東鄉茂德 任外務大臣兼拓務大臣

正三位勳二等 賀屋興宣 任大藏大臣

海軍大將從三位 勳一等功三級 嶋田繁太郞 任海軍大臣

從四位勳三等 岸信介 任商工大臣

海軍中將 正四位勳一等 寺島健 任遞信大臣兼鐵道大臣

從四位勳二等 谷正之 任情報局總裁

從三位勳二等 星野直樹 任內閣書記官長(一)

法制局參事官 從四位勳三等 森山銳一 任法制局長官(一)

留任閣僚

司法大臣 岩村通世

文部大臣 橋田邦彥

農務大臣 井野碩哉

厚生大臣 小泉親彥

國務大臣兼企畫院總裁 鈴木貞一

02 聖業の達成に邁進 初閣議後政府聲明を發表
03 政綱政策は別に發表せぬ
04 昨夕初閣議を開催
05 諸外國への反響 滿洲國擧國大歡迎
06 非常な力強さを覺ゆる 張國務總理談
07 國民政府大期待 我外交の展開を注視
08 關心を持って靜觀 イタリア當局語る
09 獨外務當局 批評を避く
10 アメリカは沈默 ル大統領のハイドパーク行きは 質問を避ける意味
11 ハル長官沈默
12 ル米大統領 一切批評を避く
13 泰、深甚なる關心
14 各閣僚の辭表聽許さる
15 內務次官は 湯澤三千男氏決定
16 東條首相、大將に親任
17 海軍省部首腦會議 重要協議を遂ぐ
18 近衛公、平沼男に前官禮遇
19 橫鎮司令長官に 平田中將親補さる 及川大將は軍事參議官に
20 東條首相 特旨を以て現役に列せしむ
21 各新大臣の抱負
22 對滿事務局總裁と 情報局總裁親任式
23 新首相の放送
24 若杉、ハル、ウエルズ 三氏鼎座で會談 會談はなほ續行の豫定
25 重慶に大衝擊
26 翼贊會副總裁 安藤中將に內定
27 鈴木企畫院總裁 近衛公を訪問
28 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 天皇陛下御親祭 宮中で神嘗祭の御儀
02 畏し聖上が行幸 護國の英靈に御親拜 大祭第三日
03 若宮樣方御參拜 臨時大祭第二日の御儀
04 全島民・敬虔の默禱
05 感謝の默禱捧ぐ 本間軍司令官以下參集
06 愛國少女の龜鑑水田慶子さん 本間軍司令官が表彰
07 銃後婦人の模範 井上報道部長語る
08 佐佐木憲兵分隊長が激勵
09 感激に堪へぬ 水田慶子さん語る
10 武官府一同が敬虔な默禱
11 陸軍墓地參拜
12 明治神宮に額く 東條中將時艱突破を誓ふ
13 責任感の強い人 東條さんと無二の仲荻洲中將語る
14 臺北憲兵隊本部の遙拜式
15 新閣僚の橫顏(上)
16 五穀豐穰に感謝 全島民が神宮に遙拜
17 軍司令部で遙拜式を擧行
18 後期防空訓練けふから開始 一切の防護動作實施
19 早大が制霸 野球最終日成績
20 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 御親拜の時刻に 各地で遙拜式擧行 きのふ靖國臨時大祭
02 阿緱神社祭典 盛り澤山の催物決定
03 佐佐木高雄憲兵分隊長 橫濱憲兵分隊長に榮轉
04 霧峰庄體育大會(廿六日)
05 昨日献納式擧行 赤誠の海軍用地献納
06 衷心より感謝 山本要港部司令官談
07 身に餘る光榮 許丙氏の感激談
08 一生の喜び 吉田修氏感激談
09 圖像:齋藤長官南部巡視
10 驛構內を掃除 瑞芳東國民校生
11 吉田上坂新舊臺南兵事部長事務引繼
12 全島商議所理事會 廿四日新竹產業會館で
13 遲刻兒童が絕無 臺中幸校の隣組結成
14 大溪郡防諜座談會
15 部落會長や奉公班が合宿
16 入江恩給局理事長一行來彰
17 被害は僅少 花蓮港廳下の浮塵子
18 地方便リ
19 今日の映畫
20 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 ビルマ・ルート昨今(上)
02 ラジオ
03 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 政府と統帥府連絡懇談會存置 四長官會議も踏襲頭條新聞

【東京發同盟】緊迫せる國際情勢中に東條新內閣は支那事變の處理と東亞共榮圈建設の國策遂行並にこの國策を推進するために必要な國防國家態勢の確立を負荷されたる使命として出發したがこれらの國策を實行するための諸方策は旣に近衞內閣に依つて決定されてゐるのでこれを急速果敢に實行に移して行く方針をとつてゐる、然して國務國家態勢を急速圓滑に確立整備するためには行政機構の根本的改革も考慮されてゐるが支那事變處理及び東亞共榮圈建設の國策の推進に就ては政戰兩略の一體化が絕對の要件となるので第三次近衞內閣に依つて創始せられた政府及び統帥府の連絡懇談はこれを存置して統帥首腦部と東條首相兼內相陸相、嶋田海相、東鄉外相のメンバーに依り國策遂行の具體方策を協議せられることにならう、又國內施策の面に於いては國防國家態勢確立のための諸施策を實行に移して行くと共に明年度豫算の編成及びこれに續いて議會準備を整へる必要に迫られてゐるのでこれらの事務的處理に就ては鈴木國務大臣兼企畫院總裁、星野書記官長、森山法制局長官、谷情報局總裁等がこれまた第二次近衞內閣當時に創始された內閣四長官會議の形式を踏襲して各省との間に緊密な連絡を保ちつつ首相ブレーンの一翼としての機能を發揮するであらう

02 非常時財經政策の遂行 期待さるる新藏相の手腕
03 行政機構の改革 全面的に斷行されん
04 翼贊議會體制を確立 新內閣を絕對的支持
05 東條首相 神宮參拜
06 靖國神社と明治神宮參拜 東條新首相
07 東條首相 けふの日程
08 強力內閣の出現 獨紙、樞軸政策の強化に期待
09 英紙の論評
10 米官邊の觀測
11 東條新內閣の聲明內容 米紙大きく報道
12 伊國の識者に 頗る好感與ふ
13 我政變を重視 タイ國閣議で情勢再檢討
14 圖像:東條內閣成立す
15 沙洋鎮南方の 敵を捕捉擊碎
16 鄭州奪回企圖の 敵を完全に掃蕩
17 戰時內閣態勢の 最高度化を意味 東方會の聲明
18 泰、佛印國境劃定現地作業 けふ開始に決定
19 レ市の危機增大 全市民悲壯な防衛
20 潛水艦二隻 米、英へ引渡す
21 ソ聯八個軍を殲滅 捕虜六十四萬に達す
22 獨軍ロストフに迫る
23 南北より露都挾擊 獨軍、防衛線を突破
24 米大使館移轉
25 ソ軍撤退を決意 市內爆破を開始
26 獨軍司令部發表
27 米商船に即時最寄の 米領港灣に直航命令
28 出港船舶は許可を要す 桑港稅關發表
29 英海軍の態度 言明を避く
30 オデツサ放棄 ソ聯情報局發表
31 最後の一人迄 死守せよ モスクワ放送
32 蘭印を米基地として提供 和蘭政府示唆
33 ソ聯黑海艦隊 殆んど戰意を失ふ
34 空陸より猛攻
35 今日の天氣
36 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 鐵壁防空臺灣の偉容 空訓の總仕上げ 後期訓練猛烈に開始
02 敵の空爆戰略覆る 見よ・整然たる訓練振り
03 故博義王殿下 御三年祭執行せらる
04 大宮御所に伺候 高木百合子姬
05 興亞の英靈 戰友に護られて凱旋
06 神輿を奉納 宜蘭神社に
07 新大臣 第一日の日課 AKを通じて國民に挨拶 不動の信念披瀝
08 上空から見た訓練 嘉義市極めて良好
09 長谷川統監 市內各種訓練を視察
10 漣號デリー着
11 勇猛果敢な活躍 訓練圓熟の島都
12 臺展搬入開始 東洋畫三三西洋畫一四五點
13 防諜兒童劇 脚本入選者發表
14 誓つて難局突破 基隆の鄉軍時局大會
15 軍司令部献金 靖國神社大祭に
16 遵法精神を鼓吹 週間の行事決定
17 新竹州警察部異動
18 訃文:游梓在
19 廣告報社消息
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 我磐石の構へで 敵機の活躍鈍る 各地防空訓練の實況
02 英靈の冥福祈願 廿三日臺南陸軍墓地で
03 圖像:名譽の遺兒表彰
04 秀水神社鎮座祭 嚴かに執行さる
05 新莊神社の祭典 盛澤山の催物奉納
06 臺灣神社祭 頭圍の奉納催物
07 頭分神社大祭 目睫に迫る
08 農業報國を促進 高雄州で推進班設定
09 頭分第一種青訓 來る廿二日より
10 防犯週間に臺中で講演會
11 龍潭奉公女子に 第三種訓練開始
12 海東會で百圓醵出 水田慶子さんに贈呈
13 彰化市の遙拜式
14 清水神社祭 奉納催物で賑ふ
15 淡水街商工協會定期總會
16 花豐商事臨時總會
17 軟式野球豫選 決勝戰は廿八日に
18 花蓮港高女のプール開き
19 應急自動車 臺中で指定
20 曾文神社祭 奉納催物決定
21 花蓮郡主催 國語演習會
22 罰金二萬圓求刑 臺中田中藥局主
23 黃煥東君の告別式擧行
24 地方便リ
25 今日の映畫
26 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 ビルマ・ルート昨今(下)
02 經濟手帳 全纖維の配給機構整備
03 ラジオ
04 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 圖像:天皇陛下英靈に御親拜
02 日米交涉進行妨害の 好戰的言辭を嚴禁 米政府決定
03 米各紙興奮から 冷静態度に還る
04 府局部長 會議
05 二大國策の達成と 國防國家の完成へ 東條內閣の使命
06 太田大尉以下十名に 輝く金鵄勳章授與式 廿二日臺北陸軍兵事部で
07 新舊海相の事務引繼
08 皇軍入城三周年 廣東の更生躍進振り
09 コーカサスの作戰 明春頃展開せん ク英陸軍次官赤軍陣容整備を希望
10 獨軍タガンログ港占領
11 露都外廓防衛陣に參加 市民も續續と
12 露都の南方防禦線 獨軍新たに楔を入れて進撃
13 赤色政權遷都しても 簡單に崩壞せぬ 外交消息筋の見解
14 明日の天氣
15 水滸傳(527)/黃得時;榎本真砂夫
16 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 全島に交流的空襲 開く壯烈な攻防戰 防空訓練いょく大詰
02 敵機を三機撃墜 臺灣防衛司令部情報發表
03 三笠宮様の御婚儀當日 國旗を揭揚して奉祝
04 鮮か一人三役 伊勢大廟に親任奉告参拜した 電擊首相空路歸京
05 非常警備訓練 臺北州警務部管下全員を召集
06 豆部隊も下校訓練 上級生が指揮官となつて 列を作つてさあ歸らう
07 森部内務局長と 三輪知事基隆視察
08 圖像:島都防空訓練第九日
09 物淒いモンペ部隊の活躍 視察の森部局長舌を巻く
10 感心な北工生表彰
11 圖像:翼贊青年の射撃訓練
12 翼贊青年の意氣! 奉公若人軍事教練の查閱 武智部隊長が激勵
13 作れ興亞の力 島都市民大會三日開く
14 皇軍慰問團 再び寄臺
15 けふの志願者
16 軍司令部獻金
17 二重封筒は罰金だ 郵便物差出諸制限 愈よ二十日から實施
18 國策家庭表彰 基隆で調查を進む
19 白衣の勇士内地へ轉療
20 國婦本部總會 武藤會長臨席のもとに 二十九日臺北で開催
21 時局克服大會 新竹の鄉軍廿三日開催
22 新竹の空訓
23 保甲聯合會献金
24 古屋辯護士の母堂逝去
25 蘭陽の訓練
26 商況(二十日前場)
27 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 半轉業の意味 生業の餘暇を工場に 職業指導所で斡旋
02 自分で出來る ハンドバツク色揚げ
03 おさつの選び方 太くて長いのを
04 子供の恐怖 早く除きませう
05 皮膚病に 石鹼は禁物
06 胡瓜の苦いのは
07 足のつかれを なほす方法
08 咽喉をいためた時
09 國語學習 ドイツ軍の襲來に備へる ソ聯首都モスクワ
10 家族傳染の多い結核 藥品よりも熱に弱い 菌の完全な消毒法は
11 秋の拔毛を防ぐ法
12 肌の身だしなみ 蜂蜜で小皺がとれる
13 ビルマは日本贔屓
14 圖像:體位向上に此意氣!廣東便り
15 紫色の海や黒い海
16 木質により違ふ 接着劑の使ひ方 硬材には膠、軟材に寒梅粉
17 井戸の竹管は竹紙を除け でないと悪い臭がする
18 咳止にききようの根 秋の七草、四種は薬草
19 就寢前に梳き櫛 フケに惱む人の衛生
20 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 詩人と想像力 /新關良三
02 周公と桃花女(三) 日蝕四方山話し/王碧蕉
03 珊瑚樹 感情と視力 怒つたとき衰へる
04 科學 防音裝置の完成 最近航空界の發明
05 配給統合實施 後の米畫會社
06 豆科學
07 心聲/黃可軒漢詩

潜廬讀舍十四夜/黃景南、中秋夜/黃景南、醉後/黃景南、次許劍魂社友以客中吟見寄韻/黃景南

08 興南案內報社消息
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 外交軍事一致の態勢 毅然‧帝國の生存と權威擁護 東鄉外交の真情を闡明外相昨夜放送頭條新聞

【東京發同盟】未曾有の世界危局に對處すべき帝國外交擔當者の重責を擔つた東鄉外相は二十日午後七時よりAKのマイクを通じ全國民に對して外相就任の決意と帝國外交の根本義につきその抱懷する信念を吐露したが同放送中毅然たる態度を以て帝國の尊嚴を擁護すべき點を强調したことは東鄉外交の真情を闡明したものとして注目された、放送全文左の如し

今回圖らずも外務大臣兼拓務大臣を拜命し恐懼の至りに存じて居ります時恰かも皇國未曾有の難局に際し菲才果してこの責任に堪へ得るか密かに忸怩たるものがありますが苟くも重任を拜しましたる上は粉骨碎身最善の力を盡して御奉公を致す覺悟であります、凡そ國運の躍進する所國難の伴はなかつたことは古來頗る稀でありましてこの國難の試練を克服し得て茲に初めて皇國の前途は極めて洋洋たるものありと思考するものであります、帝國外交の究極の目標が世界平和の維持增進にあるのは勿論でありまするが事帝國の生存に觸れ又はその權威に關する場合には飽くまで毅然たる態度を以てこれを擁護し以て皇國の光輝ある歷史的使命の達成を圖らねばなりませぬ、從つて帝國外交は外交軍事一致の態勢を鞏固にし强く正しき信念に立脚し常に現實を直視して皇國の國運を發展せしめ以て國際平和に貢献せんことを期する次第であります、この立場を堅持し恐れず焦らず正義に邁進するならば期して國難を克服し得べく國運茲に隆隆として起るべきは火を見るよりも明らかであります、以上簡單ながら就任に際して所見の一端を述べた次第でありますが茲に國民各位に對し御援助を切に御願ひ致します

02 治安確保に重點置く 東條兼任内相と湯澤次官談
03 臨戰内務行政の 重大性を強調 東條新内相の訓示
04 尊き興亞の礎石(第四十二回死歿者行賞) 陸軍關係殊勳甲十四名
05 宜昌作戰に大奮戰 輝く勇士たちの戰歴
06 各相の事務引繼
07 鐵石の團結で邁進 東條陸相省員に訓示
08 情報局新舊總裁
09 警視總監は留岡氏起用 警保、地方、國土三局長も發令
10 圖像:谷情報局總裁記者團と會見
11 翼贊會は一先づ 現陣容で活動す 石渡總長の辭表のみ受理
12 河北省中南部の 掃蕩戰の大戰果
13 晉察冀邊區作戰 多大の戰果を收む
14 物情騷然の露都 砲聲殷々終夜轟く
15 馬淵大佐赴任
16 今日の天氣
17 モスクワ附近に戒嚴令
18 本多大使近く歸朝
19 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 東條新內閣の意義と使命社說

複雜變轉極りない國際情勢の對處と臨戰體制の確立と云ふ重大使命を負荷された第三次近衞內閣は去る七月十八日に成立以來、銳意國內戰時體制の整備强化に努むると同時に、對外的には極度に緊迫せる國際情勢下に「太平洋の癌」を檢討せんとして、近衞首相は去る八月廿八日駐米野村大使を通じてル大統領に對し、所信を披瀝せるメツセージを送り、對米交涉を慎重且つ熱心に繼續された。然るに米國は一面に於て太平洋平和問題を爼上に上せつつも他面に於ては西南太平洋の防備强化に汲汲とし、マニラに英米及び米蘭印軍事會談を開き、ABCD包圍線の强化を圖り、香港で英米蔣經濟會談を行ひ、重慶政權に對する經濟的軍事的援助を益益積極化しつつある。所謂一面交涉、一面壓迫の狡猾なる二重外交を依然と繼續し、些かの反省をも示さうとしなかつた。かかる重大な世局に對處する近衞內閣は帝國旣定不動の國策を遂行する方法手段について、遂に意見の一致を見ることが出來ず第三次近衞內閣は總辭職を決行したのである。

從つて今次の政變に依り吾吾國民としては、帝國はいよいよ容易ならざる段階に直面してゐることを覺悟せねばならぬ。この緊迫度を一段と加重せる目前の國際情勢下に後繼內閣の組織は一刻の猶餘をも許さないので、總辭職後廿四時間にして大命は東條大將に降下したのである。陸軍部內に於ても剃刀の如き才氣の閃を持ち、而も事に動ぜぬ肚を持つ東條大將は大命を拜し僅か十五時間の裡に組閣工作を完了、十八日午後三時に親任式を擧行せられた事は正に戰時下に相應しい電擊的組閣ぶりを示し、この重大時局を擔當し、戰時施策を急速果敢に實行する新內閣首班の最適者として賴母しい感じを國民に力强く印象付けた。現役將官にして內閣首班者となつた事は最近稀有のことで、而も陸相と內相の二つを兼攝した事は未だ前例のない所である。現下の內外情勢に鑑み深甚な政治的意義を有し、新內閣の性格を端的に物語るものである。卽ち近衞前內閣が最も苦慮して企圖した統帥府と政府の緊密化は、今回東條首相の陸相兼任に依つて政戰兩略の一體化は完璧を期し得る體制を造つた。且つ內相の兼攝に依つて懸案の軍政內政の一如が具現され、國民生活の安定と國內治安の確保とを根幹とする高度國防國家完成の上に絕大の意義を有するものである。

而も變轉せる政戰兩略面を洞察し間髮を入れぬ帝國の外交的手腕を要する今日、豐かな才幹と底知れぬ度胸を有する霞ケ關第一級の人物東鄉茂德大使を外相として起用したことは誠に意味深なものがある。支那事變の完遂と大東亞共榮圈の確立とは帝國の二大國策で、政變の如何に拘らず、確乎不動の國是であるが、獨ソ戰況の發展と太平洋の動向を絕えず凝視しつつ臨機應變の外交措置を講ずることが最も肝要である。かかる情勢を前にして獨ソの事情に通曉せる東鄉外相の登場を見た事は極めて意義が深い。要するに複雜微妙なる國際情勢と急進展する歐洲大戰の真中にあつて、東條內閣に課せられたる重大使命は、旣定不動の國策たる支那事變の完遂と東亞共榮圈の確立に向つて一路邁進することであり、その任務は前揭二國策遂行の方途を明確化すると共に、政戰一體の實を具現して、戰時政治を强行するにある。而して總ゆる部面に於ける純戰時體制確立に要する諸施策を敏速果敢に實行するにある。從つて一般國民もこの透徹せる認識を以て、鐵石の如き東條內閣の政治力に信賴し一段と堅き決意と覺悟を以て、政府に協力すべきである。

02 あす晴れの御婚儀 賢所大前で御擧行
03 皇后陛下 廿三日靖國神社へ行啟
04 昂まる“必勝の信念” 防空戰愈よ最高潮へ
05 大祭第五日の儀 けふ歸依の儀を執行
06 兩地區で果敢な消火作業 長谷川統監熱心に視察
07 廣東攻略三周年記念日
08 見事な奇襲作戰 田浦中尉の感激談
09 忘られぬ苦心 松原准尉語る
10 御慶事を間近に 三笠宮殿下の軍務御精勵に 側近一同は痛く感激
11 上司の慈愛に 感謝 通譯中山清福君
12 神速果敢な 皇軍の進撃 通譯林火鼓君
13 圖像:島都の空訓
14 全地區概ね良好 上空よりの視察狀況
15 終生忘れぬ この感激 通譯林石義君
16 ときのこゑ
17 殖える復歸市 民を見て愉快 軍夫鄭當富君
18 皇軍將兵の勞 苦に今でも涙 通譯林龍標君
19 蘭陽地區空訓 雨中に一糸亂 れぬ活躍振り
20 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 全島空訓第九日目 敵機いざ御參なれ 吾に鐵壁の備へあり
02 員林神社大祭 奉納催物の數數
03 圖像:御造營成れる秀水神社
04 新高社祭典 奉納催物決定
05 廣東入城の感激を語る 忘られぬ欽縣 敵前上陸 軍夫江騰城君
06 廣東市民は 皇軍に信賴 軍夫松林巖君
07 部下を愛する 指揮官の情 軍夫德永勳君
08 皇軍を歡迎 軍夫賴石建君
13 時艱克服大會 廿三日花崗山運動場
14 皇民塾の推進隊 臺南州・三班に分けて督勵
09 皇軍精神に感激 通譯古川清晉君
15 參加人員二萬以上 繰展ぐ國防競技に集團體操 臺南陸上競技大會
16 勇躍班員を指導 長男の重態を秘し
17 國民貯蓄獎勵 講習會
18 青年團指導訓練研究會
19 厚生事業大會 嘉義から三氏出席
20 珠算競技大會 出場選手豫選會
10 超人間的奮闘 振に涙を流す 蔡萬福君
11 一生忘れられ ぬ感激 林榮泉君
12 勇敢な行動で 病氣を治す 盧圳源君
21 軍夫陳木川君 恩賞を受く
22 嘉義市の選擧 人名簿縱覽
23 重油配給節約 打合會(高雄)
24 奉公會高雄支部 專任主事決定
25 產組の職域奉公 大肚山で指導者講習會
26 花蓮港市有權者人名簿
27 漁業先進地視察 臺中州から指導者派遣
28 選擧人名簿の 縱覽(臺南市)
29 鳳山郡綜合 國語演習會
30 内茅埔道路開通 嚴かな開通式擧行
31 五股橋復舊
32 芬園庄主催 國語演習會
33 埔里挺身隊員 霧社へ強行軍
34 消息
35 地方便リ
36 今日の映畫
37 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 產組聯の基礎固めに 府より貸下金交付 五個年で二百五十萬圓
02 船舶營團の試案 内閣更迭しても變更なからん
03 臺灣赤糖組合 廿二日定時總會
04 私鐵業務研究會 廿四日臺中で開く 第三十七回
05 臺灣經濟審議會 内臺權威數十名が一堂に會し 來る廿七日開會
06 日商でも本島に 葡萄糖製造工場設置
07 商工會議所議員 選擧人名簿縱覽
08 機械工業、株價對策を 島内商工會議所で調查
09 “もつと堆肥の 增產を圖れ” 首藤技師談
10 經濟手帳 日満自動車工業の 確立
11 商況(二十日後場)
12 ラジオ
13 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 協力一致、國難突破へ 東條首相早朝内閣職員に訓示
02 重光、芳澤兩大使に 午餐の御陪食賜はる
03 獨軍露都入城近し 大體月末か來月初め
04 四長官會議 每日開く
05 陸相秘書官更迭
06 厭戰の防止に躍起 重慶の苦悶益益顯著
07 ゴルロスカに進出 獨軍の機甲部隊が
08 圖像:城西地區防衛團の分列式
09 藏相秘書官更迭
10 米の參戰機運昂る カ號事件相當の衝動
11 米の術策 イタリア各紙の報道
12 外交團など一行 クイビシエフ着
13 獨軍の作戰順調
14 獨、ソ兩軍激戰
15 ハル國務長官 ヒ總統を非難
16 獨伊兩國人を追放 英ソ要求、ア政府受諾
17 全く理不盡 獨外務省代辯者言明
18 ホ獨軍司令官 暗殺さる 佛占領地帯で
19 莫斯科に戒嚴令
20 獨の戰闘機隊 ソ聯商船爆擊
21 建川大使一行 クイビシェフ着
22 カムチヤツカから 陸路輸送は困難 米國援ソ物資陸揚港
23 陸揚げ二港 準備を完了
24 商船武裝禁止 令を撤回 パナマ新政府聲明
25 明日の天氣
26 水滸傳(528)/黃得時;榎本真砂夫
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 けさ掉尾の猛訓練 搖きなき“防空臺灣”築上げ 六百萬敢闘裡に閉幕
02 高木百合子姬 大宮御所に伺候
03 奉讚の辭放送 あす東條首相が
04 けふ直會の御儀 臨時大祭滯りなく終了
05 感激・歡喜を胸に 譽れの遺族續々歸鄉
06 輝く金鵄勳章 譽の遺族感激を語る
07 出征當時の俤 を明確に記憶 故大田大尉令息
08 身に余る光榮 故山本大尉夫人
09 統監部發表
10 防衛戰士の龜鑑 空訓中に咲いた美談
11 臺北州統監講評
12 燈管指導中に殉職
13 奉公班員が炊出し奉仕
14 只有り難い氣 持で心が一杯 故鶴長大尉嚴父
15 有難さに感泣 故山本大尉嚴父
16 皇恩の鴻大無 邊には只感激 故池田大尉嚴父
17 光榮に感激 故村山大尉岳父
18 老人と子供の 待避訓練實施
19 けふ最後仕上 げの綜合訓練
20 高砂族青年參加 勤報青年隊鍊成會に
21 島都の空訓
22 楊基先氏特別放送
23 內地國民校修了者の 求人申込に就て 督府企畫部勞務課發表
24 皇恩に感謝 故橋本大尉母堂
25 誠に勿體ない 故小川中尉夫人
26 吉植氏歡迎會
27 乙種醫師實地試驗 合格者廿五日發表
28 臺灣經濟審議 會委員一行六名 廿日神戶を出帆
29 基隆臨時市會 廿四日に開催
30 折尾州議寄附
31 白衣勇士慰問 映畫會
32 社會事業助成會に一萬圓寄附 故松村氏遺族
33 古川中將來臺
34 東洋畫六二西洋畫二八一點 府展二日間の搬入
35 時局講演會開催 廿三日港都で
36 局營南廻線運 輸營業開業式 五日臺東街錦座で
37 宮崎公使寄臺
38 基隆市のボヤ
39 人事.消息
40 今夜の放送
41 商況(廿一日前場)
42 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 就職する婦人の心構へ 徒食は恥づかしい これが最近の風潮
02 虛弱な子供の 體質改善は秋 但し急激にしては惡い
03 國語學習 十五日から行はせられた 靖國神社臨時大祭
04 燒き焦しの直し方
05 生活用品の簡易化 真のゆたかな美しさは 贅澤の中には無い
06 秋刀魚の御飯
07 週間コドモ新聞
08 圖像:國策の家表彰
09 ナポレオンの失敗と ヒツトラーの成功 モスコー攻撃の昔と今
10 臟物の炒め燒
11 肺炎の手當法 家庭療法のこつ
12 有毒茸の見分け方 不潔な土地に生えたり 空氣中で變色する
13 人造バター 本物とドコが違ふ
14 赤ちやんと氷囊
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 文學翼贊の道(一) 文學者統合組織の現段階 /岩上順一
02 周公と桃花女(四) 日蝕四方山話し/王碧蕉
03 珊瑚樹 五分半心臟停止 注射で再び恢復
04 心聲/黃可軒
05 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 資福寺の敵陣を突破 潰走の敵を追撃南下頭條新聞

【漢口二十一日發同盟】去月末より都穴(沙市南方四十粁)附近の楊子江を渡河北上し沙市奪回を目指して蠢動を續けてゐた敵榮譽第一師第十五師の二個師約一萬に對し膺懲の鐵槌を下すべく豫ねて準備中のわが梶浦、藍野、井上、諸角、鵜滿、丸山、新浴、吉滿、狩野の諸部隊は二十日早朝より一齊に行動を起し無數のクリークを利して構築せる敵陣地を次次に蹂躪同日夕刻には資福寺、曹家場の敵陣地に對し猛攻を加へてこれを突破し潰走する敵を追擊南下中である

02 鄭州周邊の綜合戰果
03 新内閣を支援する翼贊議員同盟代表首相を訪問
04 翼贊議員同盟 定例役員會
05 國策會社の 濫設を抑制 農林省民間の非難に應へて
06 東條首相參內
07 專門校卒業の大學進學 從來より約二割の制限を行ふ
08 米穀利用研究所愈よ 食糧研究所に衣替へ
09 統制會の設立促進 重產協、岸商相を招聘懇談せん
10 農業增產報國 推進隊教導隊 きのふ農相官邸で結成式
11 圖像:東條首相新任参拜に伊勢神宮へ
12 金屬類の特別回收 愈よ十一月一日から開始せん
13 外務次官 西春彥氏に決定發令
14 東鄉外相には 絕好の女房役 西春彥外務次官
15 物動省の面目百% 商工省岸系統で埋む
16 商工首腦部異動 次官は椎名悅三郎氏
17 歐洲を二經濟分野に 今後獨伊が分擔 フンク獨經濟相講演
18 太平洋共同戰線 六ケ國間の協力 カ濠洲首相、多く語らぬ
19 濠洲の重要決定 二樣の解釋行はる
20 勸銀も時局金融に進出 來議會に勸銀法を提出せん
21 米船退避命令 緩和の傾向
22 定例閣議
23 生產力增強に邁進 鈴木總裁說明
24 預金部の資金 吸收範圍擴張
25 日本から使節團招致せよ 米紙論評を揭ぐ
26 英國朝野平静を取戾す
27 今日の天氣
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島工業化 と根本對策社說

督府主催のもとに來る十月二十七日臨時經濟審議會を開催する事となつた事は現下本島經濟發展に對し一大指標を與へるものとしてその成果に對し多大なる期待をかけられるものである。同審議會で審議する議題は戰時下臺灣經濟の飛躍的素地を作る為めにその範圍は相當廣いものがあると豫想する、特に同審議會で重點を置いて檢討する對象は本島工業化の促進問題並に交通機關の擴充整備であらう言ふ迄もなく南方基地として本島の進むべき途は天惠に富む自然の動力である水力電氣を最大限度に利用し島內の資源を活用すると共に南支南洋方面の工業原料を開發して積極的に工業化を圖るべきである、その為には島內に於ける港灣及び鐵道の擴充整備を行ひ輸送力の增大を計るのでなければ工業化が期待されないと共に產業の開發から經濟界の躍進も期待する事が出來ないのである、この見地よりして同審議會に於いて第一次目標として本島の工業化並に交通機關の整備を取り上げて審議する事となつたのは本島の實情よりして蓋し適切なる根本對策である

本島工業化問題は遠く大正時代に始まり日月潭第一次水力電氣工事計畫を動機として早くも二十餘年となり、その間水力電氣の開發は着着として進行し、西部臺灣のみでなく東部臺灣に於いても積極的開發を行ふ為めに東臺灣電力會社の創立を見たと共に各種工業會社が相次で製造工場を創設し、本島工業化も漸次その緖に就きつつある然るに現下の緊迫化した國際情勢に對處して更に積極的方針のもとに具體的開發に邁進せねばならない秋に立ち至つて居る卽ち英米蘭蔣の包圍陣を突破する為めには我が國策として東亞共榮圈內に於いてアウタルキー經濟を確立するのが最も急務である。かかる見地よりしても本島に於ける工業建設は現狀を以て滿足せず更に遠大なる計畫と科學的檢討を加へて適性工業の開發に向つて努力せねばならない事を痛感する。經濟審議會に於いては單なる机上審議でなく內地より有力企業家を招致し工業開發の具體化に對し資本は勿論、技術に對しても進出方を盡力して貰ひ度いものである

飜つて本島の產業開發を顧るに逐年進捗して居るに反し交通機關の擴充整備に對し督府が多年の施策を見つつあるにも拘らず未だに不備の狀態に置かれて居るのは遺憾である、卽ち產業の發達並に工業化と人口增加に依り出入貨物が逐年增加を示しつつあるにも拘らず港灣、鐵道道路、海運、荷役の如き交通設備が遲れて居る為めにその發達を阻害して居る、戰時下臺灣の經濟再編成を行ふ為めには何を置いても海上並に陸上の交通機關の整備が最も先決問題として善處せねばならない、幸ひ此度內地及び島內の權威者を網羅して島內交通機關の擴充整備を對象として經濟審議會が檢討を加へる事となつた事は多年本島の懸案を急速に解決する上から大きい期待をかけるものである。本島工業化と交通機關の擴充問題とは緊密なる連繫があり、如何に工業化を促進せんとしても交通機關を整備せねばその實現を期待する事が出來ない。この觀點よりしても經濟審議會に於いて二大重要問題の審議に當り單に計畫案を檢討するのでなく具體的に實施を檢討し、資材、資本及び技術をも併せて講究し根本的對策を樹立せん事を望むものである

02 三笠宮殿下 晴れの御婚儀 けふ宮中賢所大前で 嚴かに擧げさせらる
03 全國空訓終了磐石民一億の防空陣 忘れるなこの氣持この用意
04 臨時大祭終了 けふから例大祭
05 各戶國旗を揭揚 晴れの御婚儀を奉祝
06 圖像:防衛機具檢查
07 卅五名志願
08 鐵道部防訓の好成績
09 有權者數急增 新竹市議選擧 有權者名簿完成
10 在鄉軍人參加 奉公壯年團組織要綱決る
11 防空訓練實戰即應で 軍司令部平間參謀談
12 軍司令部献金 防衛團の赤誠披瀝
13 臺北憲兵分隊に ヨイ子供が献金
14 擧市皇軍に感謝 廣東入城三周年記念
15 井上兵務部長談
16 “働く婦人”の體驗 田植視察で自信を得た臺北州 收穫の內地ヘモンペ部隊
17 大陸少年工 兵務部で募集
18 法院事務員募集
19 縱貫線の複線化 見透しがつく 歸臺した副見總長語る
20 ときのこゑ
21 婦人標準服入選者決定
22 人事.消息
23 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 誇る“磐石の固め” 好成績裡に空訓閉幕
02 御婚儀奉祝電 臺南州知事から奉呈
03 御結婚當日は 國旗揭揚
04 防空の完璧を期せ 森田統監の綜合概評
05 概して皆真劍 藤田臺中市長談
06 苗栗神社祭迫る 各種奉祝行事決定
07 臺中州國語演習會 來月十五日開催
08 厚生事業大會 廿四日苗栗で開く
09 慰問演藝大會 昭和記念館で
10 一割五分增收 高雄州下二期作
11 新射擊場竣工 開場打合會を開催
12 神宮武術大會に 出場選手を派遣
13 “最後の磨”を 各地の空訓終了
14 圖像:愛孫を抱く東條首相と次男輝雄夫妻(名古屋驛にて)
15 輿論の指導啟發 臺南州で時局指導者懇談會
16 月刊奉公便發行 高雄市常會で協議
17 花蓮港特別電話開通
18 內埔庄國語演習會盛況
19 傳染病が激減(臺中) 昨年の同期に比し
20 大屯郡國語演習會
21 報德貯金を國防献金
22 花蓮港各市街 社の有權者調
23 役馬利用競技會 北門郡で大會開催
24 道路擴張に 部落會員が奉仕
25 妙齡の本島婦人が國防献金
26 皇民塾の普及 國語不解者を一掃
27 香奠返しに献金
28 潛水艦一號を上演
29 奉公會花蓮港支會に專任主事
30 宴會の献杯廢止 奉公會竹東支會で決定
31 竹東郡では防諜劇團組織
32 臺南寶公創立四十四周年記念運動會
33 地方便リ
34 今日の映畫
35 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺電と東洋產業が 洋灰會社を計畫 資本五百萬圓に內定
02 南廻線の貨物扱 トラツク會社と諒解成る
03 金屬工作機械の申請は廿五日迄に
04 海運國家管理案要綱を研究
05 內地移入織物消費稅 島內徵收尚早論高し
06 局營バス成績 九月收入減少
07 產組大會 無期延期に決定
08 田中米政課長等 廿九日に上京
09 臺灣青果職員共濟會 近く創立總會
10 本期製糖期繰上 來月三日溪州より開始 內地へ八十萬擔積出
11 臺北州消費米組合 けふ通常總代會
12 臺灣石炭會社 けふ開業披露
13 蓬萊、在來粳の(上) 籾摺步留割合
14 臺灣青果聯合會 月例會を開催
15 各州鳳梨同業組合 來月中夫夫設立
16 各州米穀納入組合連絡會議
17 臺灣石炭指定卸賣業組合を設立
18 中壢桃園大溪の二期米作柄狀況
19 照明燈
20 商況(廿一日後場)
21 ラジオ
22 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 極東軍(ソ聯)の西部移動 英國の最も望む所
02 獨軍ダゴ島を占領 バルト海の霸權を掌握
03 モスクワ軍事裁判所の判決
04 スターリノ占領(獨伊兩軍) ドネツ盆地の重要工業中心地
05 ウクライナに見る 獨の新秩序建設 私有認める健全大農制に復歸
06 圖像:危機迫るモスクワ市街
07 對獨上陸作戰は 目下の所不可能 英當局言明
08 橫山調查團長 ドクー總督以下と懇談
09 米新航空母艦 ホーネツト號就役
10 工業交通振興方策を問ふ 臺灣經濟審議會廿七日開く
11 簡保、郵便年金 創業廿五十五周年記念式
12 火保新料率 十一月一日實施
13 商船武裝の急務 ハル國務長官の證言
14 米市民二重國籍解決案 下院に提出さる
15 米貨物船リーハイ號 又も魚雷に擊沈さる
16 米船ボ號も擊沈さる アイスランド附近海上で
17 モスクワ放送局 突然發信を中止
18 教學奉仕隊を 滿洲に派遣 開拓團を視察さす
19 全國森林組合聯合會を設立 中央機關として
20 明日の天氣
21 水滸傳(529)/黃得時;榎本真砂夫
22 廣告報社消息
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 三笠宮殿下御婚儀 嚴かに擧げさせられ 幾千代堅く契らせ給ふ
02 三陛下に朝見の御儀 三笠宮同妃兩殿下御參內
03 御慶事宮內省告示
04 勅使御使御差遣 畏し御祝品を賜ふ
05 三笠宮妃殿下に 勳一等寶冠章敍賜
06 首相以下參內 御慶事奉祝記帳
07 大內山慶色に滿つ 奉仕隊、市民が整列御慶祝
08 輝く勳章傳達式 拜受の遺族感激
09 靖國神社例大祭 一般參拜者で賑ふ
10 西尾大將 遺族患者を見舞ふ
11 靖國の遺族 續續と離京
12 島都を祭典一色に 臺灣神社祭奉祝行事決る
13 御祝電を奉呈 長谷川總督から
14 後藤府保安課長 初巡視に南下
15 新竹を視察
16 全島總務部長會議 廿日臺北で開催
17 皇軍慰問演藝隊來臺
18 管理米輸送視察團來臺
19 全島厚生事業大會 三十一日から開く
20 作品に期待 來臺した山口畫伯談
21 戰歿英靈招魂祭 廿三日新公園で執行
22 先づ幹部の訓練 臺北州壯丁報國團 來月下旬に結成
23 海軍武官府献金
24 時局色豐か 新竹州下陸上競技大會 來月九日に開催
25 黃廈門地方法院長明日歸廈報社消息
26 基隆青年團 卅日知事が查閱
27 基隆市選擧人名簿一般に供覽
28 吉富本社編輯局長の次女逝去報社消息
29 人事・消息
30 今夜の放送
31 商況(廿二日前場)
32 訃文:王阿鑾
33 興南案內報社消息
34 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 この冬は斷然 水で洗顏しませう 燃料節約と皮膚強化のため
02 姙婦と齒の衛生
03 昔の醫者の教へる 食べられる草木類 飢饉時の食糧難を解決
04 お母さん達の不注意 惡い齒並びはこうして矯正
05 人妻心得帖 嫁ぐ娘さんに贈る
06 絹ぼろの使ひ方
07 手作り染料で古着の染替 植物利用の新工夫
08 うどんのお料理二つ 嫌ひな人もおいしく食べられる
09 圖像:絹不足で意外な金儲け
10 傷み毛の手入
11 ゴム製品の後始末 手入れお忘れなく
12 火鉢戀しい冬が來る ゴ用心あれ炭火の中毒
13 國語學習 殘したいパプロフ研究所 危險迫るレニングラード
14 世界便り
15 今週の出來事 (十月十九日─廿五日)
16 イギリスにつくられた 亡國ギリシヤ政府
17 私達の地理常識 アルゼンチン 北の方が暖かな國
18 豆智識
19 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 文學翼贊の道(中) 國民文學と私小說の進路/岩上順一
02 周公と桃花女(五) 日食四方山話し/王碧蕉
03 世界短波長波 動亂の世界は描く
04 珊瑚樹 生地の光を抽出せ 文學の洗ひ張り
05 圖像:大陸の月
06 雪子と夏代 廿三日國際館
07 豆科學
08 心聲/黃可軒漢詩

偕長男逢時詣湯島聖堂謁聖/黃純青、鶴亭社長古稀榮慶/高氏春梅、艋津逢一儂、湘蘋劍魂、景南、耀東松谷諸詞兄/一吼 周定山、次周一吼先生韻/想非 黃湘瀕

09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 內閣制度の有効運用 連日に亘り星野翰長中心に 各閣僚と交互に個別に會見頭條新聞

【東京發同盟】內閣制度の刷新運用については前內閣當時より屢屢考慮され內閣四長官會議乃至重要閣僚の會議等が行はれてゐたが東條內閣は現下の內外時局の要請に基き內閣制度の有效適切なる運用を期すべく去る二十一日首相官邸に於ける初の四長官會議の結果逼迫せる現情にあつて一週二回の定例閣議のみを以てしては首相と各閣僚との意思疎通に缺くる所あり又首相側近の四長官と閣僚間の連絡にも萬全を期し難いので今後は連日に亘り星野書記官長が中心となり各閣僚と交互に個別に會見を行ひ四長官を通じて首相の意向を各閣僚に傳へると共に閣僚の意見を徵し東條首相の參考としてその政治的思索に資することとなりこれが第一着手として星野書記官長は二十二日午後四時二十分賀屋藏相並に鈴木企畫院總裁同五時三十分には寺島遞鐵相と夫夫個別的に會見四長官會議に於ける右決定に對し各閣僚の同意を求め種種意見を徵した

02 參議制度は存續す 町田氏ら九參議の辭表を受理 達識の士から新人選
03 山田遞信次官の辭表を受理
04 相馬河內總領事發令
05 安藤翼贊會副總裁 當分事務總長を兼任
06 圖像:東條首相內閣職員に訓示
07 一擧郝穴に迫る! 敵二ケ師猛攻を續行
08 赤軍の損害六百萬 抗戰繼續は不可能
09 翼贊會は暫らく 現狀のまま
10 “形でなく肚で行く” 副總裁受諾安藤中將語る
11 比島防衛か放棄か “若し太平洋に戰爭勃發せば” 米のグ少將一場の演說
12 聖戰貫徹に全力 古賀司令長官出雲艦上にて記者團と會見
13 中央物價統制協力會議 機構擴充急速に實現せん
14 一齊に六個月短縮 各學校學生の卒業期
15 腽肭獸條約失効 平岡水產局長の談話
16 未働遊休設備の 積極的有効活用 戰時產業振興財團設立
17 米國向け配船の 各船の發航
18 大洋丸出帆
19 英、墨外交關係復活す
20 佛新憲法起草を終了 愈よ政府に提出
21 鯛生產業の臨時株主總會
22 今日の天氣
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 大甲溪電源開發の急務社說

臺灣は東亞共榮圈の心臟部として將又南進の兵站基地として今後工業の建設に邁進すべきは旣に議論の時代を經過したが、工業の動力にして且つ化學工業の原料たる電源の開發が其の先決問題でなければならない。幸に臺灣は豐富にして低廉な水力電氣を開發するに頗る好適な條件を備へてゐる。又斯かる條件を備へるにあらざれば臺灣の工業化は言ふべくして行はれないのである。第一に臺灣には一萬尺以上の高山が四十八座もあり斯かる高山より發生する河川が短距離に海に入るから、それが急流となり高落差を生む事は多言を要しない。第二に山地の雨量が多く水量も相當に豐富であるから、臺灣は水力電氣を起すに天與の國土であると言ひ得る其の上電源開發可能量が二百五十萬キロに對し現在僅かに其の一部分しか行はれてゐないから臺灣に於ける水力電氣の將來は極めて有望である事は明かである。

一方に於て臺灣の工業化が數年來着着進捗せられ、日本アルミ、臺灣電化、東邦金屬製鍊、旭電化の高雄工場、臺灣有機合成、新興窒素、臺灣化成工業、淺野セメント高雄工場の擴張等各種の工業が勃興して今や電力に對する需要が激增し、最近電力の建設が兎角需要に追はれ勝ちとなつた狀態である。斯くして臺灣電力にしても東臺灣電氣興業にしても引續き電力の開發を為すにあらざれば到底激增しつつある需要を充たす事が出來なくなつた此の時に當り臺灣電力では早くも大甲溪電源の開發に着眼し、本年二月より豫定六個所の發電所に對し旣に東勢附近に於て二個所の建築工事に取掛つた事は極めて適切な處置であると言はねばならない。

蓋し大甲溪流の電源は其の落差と言ひ、水量と言ひ、附近の雨量と言ひ、極めて優秀な電源である事は各種の調查に依つて旣に識者の齊しく認めたところである。之迄內地で最も優秀な電源と目せられてゐる黑部川に比較して勝まるとも劣らざる好條件を備へてゐるから、其建築費からキロ當に換算すれば現在の如き物價騰貴の時代でさへ頗る割安に仕上げられるとの事である、若し全溪流の電源が悉く開發すれば現在臺灣に於ける發電能力の二倍以上を發揮し得られるのであるから、其開發如何に依つて臺灣工業化が決定的に支配されると言つても決して過言ではない。此の意味に於て大甲溪水電の開發が如何に急務であるかが解るのである。吾人は寧ろ今日まで何故モツト早く斯かる大電源の建設に先見の明がなかつたかと言ひたい位である

上記の如く大甲溪發電工事の建設を一日も早く完成せしめなければならない事は誰しも異論は無からう。ところが電氣の出力が大きい丈それ丈資材として巨量のセメントと鐵材を要する。就中該工事は大堰堤及長い隧道を要するからしてセメントの需要量は殊更多いのであるが現狀の如く島產セメント及移入品のみに依存しては到底所要量の確保が出來ない譯である。最近臺灣電力が東洋產業と共同して專用のセメント工場を計畫してゐる事は誠に當を得た處置であると言はねばならない。要するに臺灣の工業化を圖り且つ南方の兵站基地たる要求を充たすには大甲溪電源の開發が其の劃期的大事業であるから臺灣電力を中心とし島內軍官民とも協力して資材獲得等に關し一日も早く其の完成に向つて努力すべき事を切望する者である。

02 三日夜餅の御儀 古式床しく御擧行
03 皇太后陛下 殊の外御喜びあらせらる
04 廿七日御揃ひで御西下 神宮山陵等に御奉告御參拜
05 「御成婚を壽ぎ奉りて」 東條首相謹みて奉祝放送
06 文武官の奉祝 記帳夜迄續く
07 護國神社立柱上棟祭 來月九日嚴肅に執行
08 神宮假殿の遷御諸祭日時
09 宜蘭郡下各分會の指導者講習會
10 “連峰の雲”と勅定 宮中御恒例の歌御會始御題
11 佛教奉公團幹部鍊成會 昨日大直聖域で開始式擧行
12 敍位
13 新竹市國演會 廿五日新興校で
14 赤誠の献金群殺到 廣東攻略記念日に軍司令部の取扱
15 經濟審議會內地側委員一行 昨日神戶を出帆
16 無言の戰士に感謝 卅一日事變軍馬祭執行
17 第一種訓練終了式 昨日市民講堂で擧行
18 木炭の配給
19 相澤誠氏に入選の榮冠 志願兵制度の映畫シナリオ
20 蕭慶壽氏献金
21 吉富本社編輯局長次女の告別式 本日午後五時自宅で報社消息
22 ときのこゑ
23 宜蘭郡聯合青年團查閱 廿七日に實施
24 人事・消息
25 訃文:吉富邦子報社消息
26 訃文:王承達氏令室
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 生活の刷新改善 各分會に“相談所” 奉公會臺中支部で計畫
02 聯絡會議を開催 花蓮港廳支分會が
03 御婚禮の奉祝電 高雄州知事が奉呈
04 彰化神社祭典 盛澤山の奉納諸行事
05 壽神社秋祭り きのふ盛大に擧行
06 皇軍勇士慰問
07 島民劇發表會 廿七日より臺南で
08 馬公勞務奉公會 軍隊で勞務奉仕
09 新里府視學官臺南視察
10 松原企畫院調查官來高
11 時艱克服に邁進 高雄市鄉軍、時局大會開催
12 市郡視學會議 來月八日州會議室で
13 好成果を收む 各地空訓終る
14 砂糖輸送打合會(高雄)
15 圖像:樹林の防空訓練
16 豐年踊を準備 增產に微笑む嘉義市
17 臺南州警察書記雇員講習會
18 常會指導者講習會開催
19 彰化市空訓 好成績裡に終了
20 前線に“故國の香” 高雄の學童が慰問畫を贈る
21 臺中鄉軍時局大會
22 統制組合書記の講習會
23 “商魂”を叩込む 高雄で鍊成會開催
24 岡山國民學校 青年團體育會
25 關係要路に陳情 武洛溪橋梁架設期成同盟會で
26 臺南二中陸上競技大會
27 桃園街
28 高雄州下水泳競技大會
29 厚生事業大會 彰化より四名出席
30 彰化市の選擧人名簿縱覽
31 防犯週間に 各所で講習會
32 桃園街秋季大清潔日程
33 乳幼兒の保健に 大屯郡警察課大童
34 愛兒の死を秘し空訓に參加
35 大甲郡叺織競技會
36 秘藏の銅製火鉢を献納
37 バークシヤ種の飼養說得
38 人事往來報社消息
39 人事
40 地方便リ
41 今日の映畫
42 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臺灣鐵道共濟組合 赤字補填案成る 大藏省の下審查終了
02 局鐵枕木確保に 懇談會で色色研究
03 臺灣赤糖同業組合 定時總會を開催
04 臺灣纖維統制組合 廿五日創立總會
05 蓬萊、在來粳の籾摺步留割合(下)
06 臺電新株 第三回拂込徵收
07 林臺電社長 近く辭職に決定
08 貿易機構整備對策で 臺灣側の意見を求む
09 海運官民月例懇談會
10 製糖研究會 第七十八回例會
11 蕃子田驛で 二期米初買上
12 臺北州消費米 配給組合總代會
13 嘉義漬物工業 創立總會開催
14 照明燈
15 商況(廿二日後場)
16 ラジオ
17 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 皇后陛下が行啟 護國の英靈に御拜
02 全部獨軍の手に歸す バルチツク海の島嶼
03 大衝突戰で決せん 露都攻略 英專門家の觀測
04 モスクワ死守 トルストイ悲壯の放送
05 時事評論 宣傳啟蒙と人心/加田哲二
06 圖像:皇軍入城後の鄭州
07 今こそ商船護送の秋 ハル長官、獨を非難
08 全戰線で激戰 ソ聯情報局發表
09 實效なし 商船武裝反對派の證言
10 青少年團興亞運動研究協議會開催 地方ブロツク別に
11 米のぢれんま 商船武裝案で
12 太平洋屬領の 軍備強化 イギリス當局も確認
13 艦船の立入り 禁止を發表 蘭印海軍演習で
14 商相秘書官發令
15 水滸傳(530)/黃得時;榎本真砂夫
16 對ソ援助 三千六百餘萬弗 に達す
17 新舊副總裁送迎會 翼贊會の會議室で
18 米の援ソ物資の 浦潮向けを中止 米海軍委員會發表
19 新型飛行艇 蘭印に到着
20 芳澤特派大使の 顧問、隨員追加
21 顧問木下信氏略歷
22 明日の天氣
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 三笠宮同妃兩殿下 御禮言上に御參内
02 湛子女王殿下 勳二等寶冠章敘賜
03 忠魂永へに神鎮る けふ秋色濃 き新公園で 嚴そかな招魂祭
04 祭典委員長祭文
05 圖像:招魂祭;(1)新公園祭場全景;(2)遺族代表の玉串奉奠;(3)長谷川總督同上;(4)本間軍司令官同上;(5)在北部隊諸勇士の參拜
06 軍司令部献金
07 基隆憲兵分隊 受付の献金
08 奉公會事務連 絡會議を開催 けふ新竹州支部で
09 島都青年團大會 來月廿二日府廳舎前で
10 慰問演講大會 翌廿三日に開催
11 學校報國隊の結成 近く全島一齊に着手
12 時艱克服聖業完遂祈願式 鄉軍市聯合分會で擧行
13 聖業完遂大會 鄉軍新竹州聯 合分會で擧行
14 相澤氏苦心談 志願兵制の映畫 シナリオ入選者
15 圖像:第十二回明治神宫國民體育大會 ポスター
16 精神衛生の對策 日本醫師會、六項目の答申提出
17 牛馬の脱毛を 被服資材に利用
18 人事‧消息
19 貯蓄報國に拍車 新竹州で獎勵事務講習会
20 島都青年團長 距離競走大會 來月一日に決行
21 事變公債四億圓を發行 政府賣出要綱を發表
22 忌明に献金
23 邦人の自動車 旅行迄を禁止 寄港便船の情報
24 競馬新體制 今シーズンから 實施
25 興南案內報社消息
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 電燈の口金二個で 小銃の藥莢が出来る 廢品回收と主婦の心得
02 米なしお料理
03 アブラ氣と傷
04 銃後の園藝趣味 美しい花を樂しみに
05 金魚が弱つて 浮上つた時
06 幼兒のお辨當献立 お團子などは大喜び
07 國語學習 躍進する科學日本 絹で時計をつくる
08 毛系・色もののお洗濯
09 實りの秋と果物の榮養 先づビタミンの攝取
10 手拭を輪に すれば清潔
11 頰の肉が落ちて 顏に「劍」が出た時は
12 お魚でライスカレー 味も淡白で食慾唆る
13 號泣は赤ちやんの運動 充分泣かせる事です
14 國婦會より兵隊さんへ 慰問袋の献納式
15 草花は原色のまま保存 水分はなるべく早く取る
16 ビーナツてバター ご家庭で作るにはこの方法
17 干した豆の茹で方
18 白系露人の新樂土 ニコライエフカ村 の模範的な畜產開拓
19 アメリカの陸軍、弱し ヨーロツパ軍事專門家の感想
20 アメリカ子供の希望 大統領になり度い
21 米國に賴んで 飛行士を養成
22 逃げられぬ牛馬 電氣牧柵を發明
23 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 文學翼贊の道(下) 戰爭文學の本質的缺陷 /岩上順一
02 尿素の食料化 獨逸の驚くべき研究
03 珊瑚樹 海と地方文化 この新分野を開く
04 周公と桃花女(六) 日食四方山話し/王碧蕉
05 不思議 放射線
06 文化消息
07 心聲/黃可軒
08 新刊紹介
09 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 中央物價協力會議 地位、陣容を一段強化 神田總務局長要請頭條新聞

【東京發同盟】中央物價統制協力會議では二十三日正午から帝國ホテルに岸商相並に神田總務局長を招き物價問題を中心とする臨戰下商工行政の今後の方針につき當局の意向を聽取したが常任委員會席上先づ神田總務局長は挨拶を為し今後中央物價統制協力會議を從來の如き單なる物價面における官民協力機關より更に物價に關係ある資金、勞務、生產等經濟政策全般への協力機關たらしめる為め會議の地位、陣容の一段の整備强化を要請した

【東京發同盟】中央物價統制協力會議では二十三日午前十一時より帝國ホテルに常任委員會を開催、八田副會議長外各委員並に商工省より神田總務局長出席先づ八田副會議長より協力會議今後の運用方針に關する左近司前商相との諒解事項につき報吿を行ひ神田總務局長より當局の意圖する協力會議に協力を求むべき事項の指示を為しこれを中心に今後の活動方針につき種種協議の結果全面的に當局の意向に則應することに決定した、面して右に伴ふ事務局機構の擴充等の具體策に關しては事務當局において案を作成、更めて役員會を開催審議することになつた商工省の指示せる同會議に協力を求むべき事項左の通り

一、生產力擴充計畫及び物資動員計畫の樹立及び實施方法に關する業界の希望改善意見の調查

二、生擴計畫及び物動計畫の樹立合理化、科學に關する事項

イ、官民協力機構

ロ、建設資材、原材料燃料、動力勞力等の單位生產量當り所要の

三、原材料消費及び動力使用の合理化徹底方策

四、經營能率批判の客觀的標準の硏究

五、賃金に關する件

イ、產業別勞務內容別のバランスの實情とその合理的均衡點の調查

ロ、一般物價、生計費等賃金決定の基準

ハ、賃金引下げの前提條件引下げの方法

六、配給機關の整理統合の業種別具體案これが實施上の問題

七、第二次生產力擴充計畫の樹立實施に關する業界の希望

02 經濟政策全般的協力へ 商相、物價問題の重要性を說く
03 平沼前國務相 參内御禮言上
04 商相挨拶要旨
05 圖像:魯南蘇北地區掃蕩戰
06 東條首相親任 奉告參拜に西下
07 泰軍、佛印國境に 頻りに兵力增強
08 南支視察の 畑總司令官 昨日南京に歸還
09 情報局次長 奥村氏を起用
10 有名な革新的 官僚 奧村情報局次長
11 支那方面艦隊の週間戰況
12 芳澤大使一行 廿八日赴任の途へ
13 技術的原因に依る 米の浦鹽向け物資輸送中止
14 輸送停止の理由 いろいろ臆測さるれ
15 國民の愛國心を 元氣に昂揚 奥村新次長語る
16 遞信次官は 手島氏に決定
17 手島新遞信次官 略歷
18 鯛生產業の臨時株主總會
19 國民體育綜合團體を結成 體育行政一元化促進へ
20 外務辭令
21 國債消化に協力せよ 谷口大藏次官の放送演說
22 土地制度改革案を決定 農地制度改革同盟の三氏 農相訪問、善處を要請
23 「國債を買ひませう」 翼贊會隣組讀本で呼掛く
24 支那事變國債 けふから賣り出す
25 獨軍前進困難か 正面戰線は寒氣凛冽
26 米船舶のパナ マ運河通過 米海軍具體的 方法を指示
27 林臺電社長 辭表を提出
28 露都放送局再開 頻りに國民の士氣鼓舞
29 中西部方面軍 司令官更迭 ソ聯政府發表
30 今日の天氣
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島貿易機構 の整備に就て 從來の實績主義 に再檢討を要す社說

現下の我が國が重要國策として要請せる當面最大緊急問題はいふまでもなく大東亞共榮圈の確立と、高度國防體制の整備にあることは、今更論を俟たざるところである、これが實現のため、今や我が經濟產業體制は、全面的に大變革を餘儀なくされ卽ち從來の自由主義、利己主義から、綜合的計畫的經濟政策へと加速度的に驀進しつつあることは、現に我我の齊しく認め、體驗する通りである、殊に去る八月英米蘭の敵性國家群による不法な對日資產凍結令が實施されて以來、激しき國際情勢の變轉と共に今迄の我が貿易政策も全面的變化と新しき出發を餘儀なくされ、卽ちその經營、統制及行政の全面に亘り、文字通り臨戰的な新體制への編成替を敢行すべき時期に到達したのである

今や我我が目指す所謂東亞廣域經濟の地域も次第に擴大されて、最初の日滿より日滿蒙支へ更に佛印も加はつて、泰國もその一環たらんとしてゐる、之等諸國の中樞的指導國たる我が貿易政策も、從來の英米依存から完全に清算され、東亞の現勢に立脚した東亞共榮圈の貿易政策に轉換さすべく、必然的に運命づけられて來たのである、これがため從來の圓域貿易政策の理念に對しても、根本的に再檢討を加へねばならないことは、申すまでもない、卽ち變轉極まる現下の國際情勢並に對日經濟戰の激化に卽應し、我が國の臨戰經濟の强化を圖るには、日滿支三國の生產力を最高に引上げしめると共に、物資の交流を最大限に擴張せしめねばならないので今後我が貿易政策も、圓域貿易を第一義的にし、第三國向は之を補足的に仕向けねばならないのである

斯る見地より內地では、曩に開かれた日滿支貿易連絡協議會の決議に基き、現在日滿支貿易機構の全面的改革をなすと共に我が貿易機構の一元化を圖るため、重要產業團體令に依り、日本貿易の中樞機關として、日本貿易會を設け、その下に東亞、南洋、第三國の三部會を置き更に各部會の下部機構として、商品別買取會社、商品別貿易組合を包含せしめんとしてゐる、斯る情勢下に於て、然らば本島に於る貿易機構は、如何に改革さるべきであるか、これについては、旣に總督府殖產局に於て成案を得、近く正式に決定することになつてゐるが、大體內地の方針に則應し、從來の臺灣東亞貿易聯合組合、臺灣貿易振興會社、臺灣南洋貿易聯合會を適宜に統合整備し、內地と同樣之が一元的統制機關として、臺灣貿易會を設立し、それに東亞、南洋、第三國の三部會を設け、更に各部會の下部組織として、商品別貿易組合又は會社を包含せしめることに略決定した模樣である

併乍ら本島の對外貿易は、從來の實績から見れば、その數量に於いて、又機構そのものが、內地に比し、比較にならぬ程少數であり、又複雜ならざるがため之が統合整備の簡單に進められるものと期待されてゐるが、唯之を機會に一言したいのは、南方經濟進出の據點としての本島が地理的、經濟的に重要性を帶びてゐるにも拘はらず、貿易上本島の占める優位が十分に中央に認識されてゐないことである。本島工業化の全面的に進捗せざる今日、東亞共榮圈の一環としてその重大使命を遂行するには、少く共南方共榮圈の仲繼地としてその優位が認められると共に、中小貿易業者は成るべく活殺することなく、從來の所謂實績主義、割當制度にも再檢討を加へた上、實力主義を以て夫夫十分に發揚せしめることが最も適當な方策と信ずる

02 半載にして効果瀝然 奉公運動真價發揮 各州支部の翼贊狀況報告
03 興亞若人の敢闘譜 三部に分れる臺北州青年大會 來月廿三日から開催
04 發注承認者 行使期延期
05 故朝彦親王 御五十年祭 けふ御靈殿で行はせらる
06 美術の秋を飾る府展 譽の入選者發表 二十七日から公開
07 圖像:鄉軍の時艱克服聖業完遂祈願
08 宜蘭驛前通り 愈舖裝に着手
09 工業臺灣への道 臺灣經濟審議會委員一行來臺
10 銃後の赤誠に感謝 歸還した高嶋部隊長談
11 向上の跡著し 第二部和田審查委員談
12 全體の水準向上 第一部山口審查委員長談
13 幼少の時から 繪が大好き 藍錦昆氏語る
14 工業化の條件 金子靖夫氏談
15 經濟審議會の 準備一切完了
16 賀川豐彥氏 講演に來臺
17 時艱克服へ 宜蘭鄉軍聖業完遂大會
18 故明石總督の墓前祭 二十六日三橋町で執行
19 河合鈴木兩氏 有罪の判決
20 吉富本社編輯局長 次女の告別式報社消息
21 惡口を云はれ ながら描いた 鷲崎鈴江嬢
22 無我夢中で 寺畑孃の喜び
23 中學時代から 繪に趣味 鄧騰駿氏の喜び
24 一途に精進 蔡雪溪氏談
25 臺大哲學會講演會
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 祈る“忠魂の冥福” 故中山中佐以下諸勇士の 臺南陸軍墓地祭
02 慰問袋と茶殼 嘉義愛婦分會が發送
03 曾文神社例祭 奉納催物等決定
04 有功章表彰 傳達式 展東郡愛婦で
05 未教育兵の銃 劍術訓練
06 竹東郡防諜劇 試演會盛況
07 綿製品の配給 臺南市常會で協議
08 西屯校體育獎勵會
09 花蓮港壯丁團 幹部合宿訓練
10 鐵石の決意を宣明 臺中州鄉軍時局大會
11 今次の空訓座 談會(屏東)
12 奉公運動打合會 あす高雄州會議室で
13 員林街主催 國語演習會
14 愛兒の死を秘 めて任務遂行
15 時局克服祈願大會 花崗山大運動場で
16 圖像:清水街防空訓練
17 掉尾の猛訓練 各地の空訓終了
18 健兒意氣高らか 溪湖街の聯青查関
19 應召軍人の美擧 鄉軍援護會に寄附
20 高雄市の市議 選擧名簿縱覽
21 神岡庄青果出 荷部を特設
22 遺族の健康診斷 花蓮港廳十日より
23 遵法精神を鼓吹 高雄州防犯協會で
24 一期作多收競 作會褒賞授與
25 豚肉配給事務 打合會
26 嘉義郡青年團 陸上競技大會
27 自轉車で巡視 友田彰化署長
28 南洋展 高雄商業で開催
29 防諜防犯劇巡演 竹東郡下各部落で
30 臺中市幸校 秋季運動會
31 律動美を展開 南投開校記念運動會
32 梧棲集配局設 立を要望
33 高雄州米穀商 統制組合解散
34 送迎廢止の立札 高雄市内の主な場所に
35 沙鹿街防衛團が 體育會を開催
36 竹東郡防諜劇 試演會盛況
37 貯蓄講習會 の會場變更
38 消息
39 地方便リ
40 今日の映畫
41 訃文:賀來玉惠
42 訃文:馮天賜
43 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 二期作籾、玄米、屑米、碎米 七分搗米最高價格決定 (一)本日附告示で發表即日實施
02 豐原驛荒荷置場 製麻會社との諒解成る
03 鳳山信組肥料 倉庫落成式
04 狩野事務官 佛印領事に榮轉
05 臺北搾油組 合役員決定
06 製糖研究を發表 第七十八回例會
07 照明燈
08 臺灣パルプ 聯合會例會
09 帽子密移出 檢擧さる
10 島產コルク會社 けふ創立總會
11 商況(廿三日後場)
12 ラジオ
13 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 臨時議會を召集! けふ定例閣議で決定
02 時局下緊急を要する 追加豫算案を附議 情報局發表
03 確固たる決意披瀝 提出法律案と豫算案
04 定例閣議
05 英米の援ソ約束 その實施状況 英軍需相上院で述ぶ
06 圖像:南支の守は愈よ堅し
07 ヒ總統に電報で 航路通知と同樣 ホワイトハウス筋發表に不満
08 三國會談の際 決定したもの
09 奉公會新竹市 支會區會長打合
10 對獨融和政策の反對者 罷免されたチモシエンコ元帥
11 ソ聯政府も 更迭を發表
12 モスクワ重大危機 獨軍先鋒六十粁に到達
13 獨軍ひた押しに進撃 猛吹雪冒して露都へ
14 ソ聯防禦陣地の背後に 落下傘部隊、戰車を降下
15 モスクワ放送 の戰況
16 日米關係と關聯なし 浦鹽輸送停止、ハル長官言明
17 武器貸與追加豫算案 米上院通過
18 米空軍增強計畫 ス米陸軍長官の發表
19 重慶側飛行 練習生百名 桑港で基本訓練
20 水滸傳(531)/黃得時;榎本真砂夫
21 ワラシロフ 司令官も更迭
22 于學忠、沈鴻烈 萬福麟等重慶着
23 暗殺事件報復 銃殺者 多數の共產 主義者含まる
24 モスクワを猛爆(獨軍發表)
25 芳澤特派大使 首相を訪問 赴任の挨拶述ぶ
26 明日の天氣
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 三笠宮同妃兩殿下 御里開きに成らせらる
02 掘れ!家庭の鑛脈 家庭の金屬類回收 いよいよ來月一日から開始
03 けふの志願者
04 よい本をお安く 圖書出版の國家管理へ一歩 大日本出版會社を設立
05 御高德を偲び奉る 故朝彥親王五十年祭
06 圖像:大洋を護る海軍防空猛訓練
07 南支往來
08 基隆臨時市會
09 圖像:久保部隊凱旋
10 體育大會原案變更
11 汽車の旅にも物資愛護 國鐵當局からお願ひ
12 關釜連絡船 昌慶丸擱坐
13 椎茸木耳貯藏 政府の準備進む
14 外國映畫輸入 會社を統合
15 軍司令部献金
16 もつと實戰的に 第一種空訓橫山基隆市長談
17 臺北州女子挺身隊 けふの便船で出發
18 初入選の喜び 陳隆春氏談
19 アリラン來臺報社消息
20 ジ社移住 宣誓式擧行
21 難局突破の道 牧大佐基隆で熱辯を揮ふ
22 少年工員應募 者の注意
23 今夜の放送
24 興亞獎學會に ぽんと百萬圓 廣東三陳陳旺欉氏の美擧
25 乙種醫師學說 試驗合格者
26 河合氏等上告
27 商況(廿四日前場)
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 婦人說苑 新婦人團體/金子しげり
02 環境の罪か 成績の惡い女兒/田中寛一
03 就職する婦人の心構へ 家事の合間に働ける 勤勞要員の制度
04 國語學習 負傷された荒鷲勇士 銃後で青少年を指導
05 滿洲國でまた一つ 大炭田發見
06 圖像:明朗鄭州の姿
07 神棚の飾り方 正しい方法を御存じですか
08 乞食の恩返し/神戶雄一
09 甘藷餅
10 節米に馬鈴薯餅 製造法もごく簡單です
11 傘をかける時
12 貯藏食品にもなる 堅パンの作り方
13 果物サラダ
14 夏家具の手入と保存
15 スズメモビックリ メヅラシイカガシ
16 豆知識
17 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 萬葉集と日本文學 /柴生田稔
02 科學 トキ色集魚燈 農林省の漁業電化
03 珊瑚樹 光るミミズ 中村氏が發見
04 周公と桃花女(七) 日食四方山話し /王碧蕉
05 圖像:河南前線にて
06 開化の彌次喜多 廿五日臺劇で
07 心聲/黃可軒
08 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 國内態勢を整備 緊迫な國際情勢對應 議會召集の真意義頭條新聞

【東京發同盟】東條內閣は成立以來東條首相が組閣第一聲において國民に公約した如く敏活に國務を處理してㄧ般に好感を與へてゐるが二十四日の閣議においては來る十一月十五日を以て臨時帝國議會を召集しその會期を五日間とすることに決定した、而してその目的は情報局發表において明かにされてゐる如く、國策遂行に關する政府の確固たる決意を披瀝し帝國議會を通じて國民の理解と協力を求め擧國一致の實を擧げると同時に時局下緊要を要する追加豫算案並に法律案を成立せしめて緊迫せる國際情勢に對應すべき國內態勢を整備するにあるが

國策遂行に關する政府の確固たる決意は旣に初閣議終了後に發表された政府聲明において明かにされてゐる、旣ち支那事變を完遂して東亞共榮圈を確立し以て世界平和に寄與する帝國不動の國策遂行に强力に邁進するを以て使命とするものであるがこの聲明は同時に帝國の外交方針と決意を表明せるものである。その後東鄉外相も帝國外交の究極目標が世界平和の維持增進にあることは勿論であるが事帝國の生存に觸れ又はその權威に關する場合は毅然たる態度を以てこれを擁護し皇國の光輝ある歷史的使命を達成せねばならぬ」と全國民に訴へてゐるが、これによつて

東條內閣が使命とする支那事變の完遂と東亞共榮圈建設に對して如何に强固なる決意を有するかを窮知することが出來よう然して茲に注意すべきは支那事變處理と東亞共榮圈確立に關して關係を有せる米國の出方である。卽ち帝國政府は支那事變發生以來米國の東亞に對する認識是正に努め殊に近衞前首相はル大統領にメツセーヂを送つて太平洋を繞る癌の平和的除去に關する所信を披瀝したにも拘らず米國は今以て正常なる認識を把握すること能はず帝國を繞る國際情勢は太平洋を圍んで未曾有の緊迫狀態を呈してゐるのが現實である。斯かる時局に直面して政府が臨時議會を召集する真意義は極めて重大である。我我國民はこの機に政府と一體となつて最惡の事態に處する用意を整へねばならない

02 政府の所信を披瀝 擧國的協力を求めん
03 最善の努力を傾注 翼贊議員同盟聲明
04 議員同盟聲明
05 河本會計檢查院長の 親任式御擧行
06 要は米の誠意理解 我不動の國是に對し 日米交涉 繼續の鍵
07 政府に全面協力 最大限の議會機能發揮
08 增税は約六、七億圓 十二月上旬實施の計畫
09 第十四回目の 臨時議會召集軍事費上程六度目
10 緊急大藏省議開く 增稅案等につき協議
11 議會準備の 打合せを遂ぐ 兩院書記官長 兩院議長會見
12 議會の準備は萬全
13 ハワイの防備 アール・サツカー氏談
14 甚大な期待と開心(財界)
15 四日間位で 全議案議了か
16 褚民誼氏 きのふ帝都出發 歸國の途に就く
17 米穀增產對策 改正諸法律案の骨子
18 圖像:翼贊會副總裁安藤中將記者團 と會見首相官邸にて
19 政府に非難囂囂 二十三日の英下院
20 郝穴を完全に占領 沙岡坊に日章旗揭ぐ
21 河陰縣城を占領!
22 重慶空軍の再建 最早不可能 米で訓練しても
23 米軍事代表團に 重慶當局要求 飛行機等の提供を
24 上海駐寄港中止を命令 米海軍が米船三隻に
25 ソ軍司令官 更迭を發表
26 提出の理由
27 ソ聯、イラン、埃及へ 米技術使節團を派遣
28 ハノイ市に 見本市博覽會 我國も參加準備
29 今日の天氣
30 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 福建語の宣傳 放送に就いて社說

宣傳とは本來、或る事物なり思想なり主義主張なりを多數の人人に意識させ、或はこれが周知徹底を圖り、或はこれが認識を透徹せしめるところの方法であることは周知の通りである。其れは洋の東西を問はず古今を通じて、凡そ人間社會の在るところ常に一の社會的必然性を以て行はれる。何となれば國家社會にはそれぞれの國家意志なり目的なり或は文化目的を有する以上、對內的たると對外的たるとを問はず宣傳を必要とするからである。殊に國家の目的意志を貫徹達成するために必要とする宣傳の役割は頗る大きく、其の價値も絕大なものがあらねばならない。我が國現下の如く、國家國民の總力を擧げて聖戰の完遂、大東亞新秩序建設の目的達成に向つて邁進しつつある際有效適切なる宣傳は洵に緊要と云はねばならない、我國は由來宣傳下手と云はれる。云ふ意味は種種あるであらうが、要するに硏究が足らぬといふことが云へるであらう。吾人は今暫く本島に於ける國策放送、就中福建語に依る放送宣傳に就て少しく卑見を述べて見たい。

本島に於ける國策放送宣傳は事變發生以來、放送プロの再編成に依つて講演、一般ニユース、官廳特別ニユース等の放送に於て內地と殆んど軌を一にしてゐるが、唯本島特殊事情によつて福建語ニユースの放送が特に行はれる。國語に依る一般放送宣傳はさて置き、福建語による特別放送について考へて見るに其の目的は勿論國策の周知徹底にあるが、當局の企圖せる宣傳效果は對外的價値に在るものの如く、しかも其の對象は事實に於て南方在外華僑であると同時に大多數の本島民であることは否むことが出來ない。ここに福建語放送の特殊性格があるのであつて、しかも本島大眾に與へたる宣傳效果の、洵に至大なるもの有るを認めなければならない。帝國南方の生命線を守る南進基地たる本島の重大使命に鑑み、國策の認識透徹とこれが目的達成に對する强固な國民的信念を涵養し、或は諸種の流言蜚語を粉碎撲滅する治安對策の見地から、特殊事情下に在る本島大眾に對する福建語放送は、實に有效適切な方法と云つても過言ではないのである。

然しながら、現在行はれてゐる福建語放送は、僅かに一日二回のニユース放送だけであるが、島民大眾の聽取熱の熾烈化に鑑み、隔靴搔痒の感甚しく、特に時事解說の放送なきは頗る遺憾と云ねばならない。先般の第一種防空訓練に於て始めて行はれた情報及防空諸心得の福建語の放送に於ける素晴らしい好成果に徵すれば、所謂一般的國策放送、時事解說放送の效果は絕大なるものがあるを信じて疑はぬものである。このことは國策の周知徹底、時局認識の透徹を期する上に效果的のみならず、治安對策の上に於ても最も有效適切な方策と云はねばならない。敢へて當局の一考を促したい所以である。尚福建語放送の實際に於て注意すべきは用語の硏究である。從來の福建語放送の餘りにも直譯に過ぎて、殆んど意味の通じない場合の多きを再檢討せねばならない。福建語の言文は必らずしも一致せず、況や語脈の違ふ國語の直譯就中政治外交經濟等の熟語の直譯に至つては、福建語聽取階層にとつて殆んど理解し得べくもない。福建語放送の用語について多多硏究工夫の餘地あるを敢へて切言する次第である

02 圖像:朝見の御儀に御參內前の 三笠宮同妃兩殿下(宮內省謹寫)
03 畏し兩陛下御親ら 燈火管制を遊ばさる 大內山の空訓
04 我皇軍勞苦の結晶 踏み出す更生の巨歩・武漢! 來る二十七日感激の攻略記念日
05 合同慰靈祭を執行 現地で多彩な記念行事
06 中等校卒業者の 就職割當決まる 之により弊風を一掃
07 無言の戰士に感謝 昨日臺南市で事變軍馬祭執行
08 島民劇發表大會 愈けふより開催
09 全島商議所理事會 昨日新竹信組で開催
10 けふ終了式 佛教奉公團鍊成會
11 來月初旬に慰 問演藝會開催 稻江女給連が出演
12 厚生事業に完璧陣 昨日新竹州大會開かる
13 海軍豫備士官の 試驗期日、場所告示さる
14 軍用犬耐久力 試驗大會 二日北高商で開く
15 臺灣選手團着京
16 蔗價値上に決定 千斤當六十四錢か
17 遞信部交驩野球大會
18 產金道路開鑿に 更に勤報隊派遣 新竹州で五十名を選拔
19 諸稅の納期け ふが最終日 取扱時間を延長
20 人事報社消息
21 今日の映畫
22 入選者相澤誠 氏に賞金授與 昨日本部會議室で
23 進新堂長高 野技師來臺
24 宜蘭市各町の 區會長打合會
25 臺灣經濟審議會 愈よいよ二十七日から開催 臨席關係官の顏觸れ
26 臺灣眼科集談會 廿六日屏東醫院で
27 健脚向きハイク
28 桃園臺地ハイク
29 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 高雄州軍援大會 二十四日盛大に開催
02 聖業完遂祈願式 鄉軍淡水分會で
03 叩込む“農魂精神” 屏東市實踐週間を設定
04 軍屬游任來君 中和庄葬を執行
05 臺南高等主任 會議
06 鍬田上等兵壯 烈な戰死
07 實戰的防諜演習 近日中大大的に實施
08 豐年を壽ぐ 廿七日東石神社で
09 花蓮港第三回司法保護大會 きのふ昭和記念館で開催
10 防犯意識を喚起 臺中市で講演會開催
11 熱と力を注入 東園校の奉公運動
12 奉公會屏東郡支會參與を依囑
13 乾坤一擲で猛進 臺中鄉軍時局大會の宣明
14 數より質に重點 奉公會臺中支部打合會
15 防犯週間の行事 彰化市警察署で
16 高雄愛婦有功 章傳達式
17 奉公會嘉義支 會座談會
18 海山郡の 國語演習會
19 竹東街が優勝 陸上競技大會で
20 烏日驛驛夫 墜落して慘死
21 人事‧往來
22 會員の體鍊大會 鄉軍臺中分會で
23 三峽街內の 體育大會
24 消息
25 地方便リ
26 移民を招集 棉栽培懇談會
27 堆肥の製造に 保安林の落葉を蒐集
28 派出所每に一團 臺南署壯丁團再編成
29 老人部隊に娘部隊 元氣百%の“高雄あるかう會”
30 竹東青年鍊成 第一種訓練發會
31 臺灣蔗作研究會 臺南糖聯分室で大會
32 第三回市常會 奉公會屏東支會で
33 花蓮港港勢振 興會例會
34 水上消防隊編成 高雄署で計書
35 社告/興南新聞社報社消息
36 斗南郵便局 けふ落成式
37 新坡國民校で 秋季運動會
38 スパイ映畫を 上演
39 臺中公園相撲 場土俵開き
40 嘉義署一切檢擧
41 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 物資海上輸送の 圓滑化に付懇談 海運官民月例懇談會
02 重量制による米配給 高雄市真先に實施
03 山下新道路港灣 課長着任
04 鐵道部で 勤續者を表彰
05 照明燈
06 五州トラツク會議 廿七日監督課で
07 東海バス・八輛で二回運行
08 臺灣バルプ 例會終る
09 米獎勵金交附法 產組貯金に振替
10 臺灣清涼飲料水 統制組合名改稱
11 滿洲向臺灣茶 正式契約を締結
12 二期籾、玄米等 最高價格決定 (二)告示で發表實施 二玄米最高賣渡價格(百斤當)
13 商況(廿四日後場)
14 ラジオ
15 廣告報社消息
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 援蔣物資供給を停止 ソ聯政府が正式通告
02 市街戰を準備せよ プラウダ紙全市民に勸告
03 赤軍後退 ロストフ地區から
04 ソ聯政府の一部 既に移轉を完了
05 バルチザン作戰 獨側初めから對策考慮
06 カリーニン地區 獨軍の掌中に歸す
07 援ソ物資ボ港積出 米海事委員會修正説明を發す
08 日、葡協定の内容 パラオ、デイリー間の 航空業務設定に關し
09 獨の作戰順調進捗
10 出雲市誕生
11 赤軍の殲滅 二百六十個師 數百萬名に上る
12 獨軍は壓倒的攻勢 各戰線の戰局概觀
13 圖像:赤軍バルチツツク艦隊潰ゆ
14 英、ド聯合軍 ソマリランド攻撃
15 水滸傳(532)/黃得時;榎本真砂夫
16 スペイン部隊 獨軍と協力
17 野村大使は當分 歸朝しまい
18 佛のテロ事件 處刑を延期
19 若杉、ウエルズ會談
20 ノ米海軍長官の 非常識極まる言辭 我方默殺既定方針に邁進
21 日本進路續けば 衝突は不可避 ノ米海軍長官言明
22 明日の天氣
23 腽肭獸條約滿期 新條約締結に關し米國務省覺書俊表
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 奉公班の實踐事項 常會で徹底に努めませう
02 總督、長官を訪問 高嶋部隊長、歸還の挨拶に
03 長谷川總督が 午餐會に招待 府展の六審查員
04 奉公信念の確把へ 市幹部が“魂”の鍊成
05 廿五日の志願者
06 御鎮座記念祭 新竹神社で嚴肅に執行
07 神社祭典に 市バス臨時增車
08 臺北市支會 參與會 市會議場で
09 圖像:岳南作戰
10 藤田東湖の銅 像建立さる
11 今年蜜柑は大當り 一躍一億二千萬貫突破
12 馬利用綜合競技會 新竹州來月中旬に開催
13 南洋發展先覺 者の追悼法會
14 大人を書いた のは初めて 中村氏初入選 の喜びを語る
15 國際文化振興會を改組 連絡員配置をも變更
16 内地側委員第二班 廿六名けふ大擧來臺
17 州に完納の快報續續 新莊、文山兩郡に早くも凱歌
18 大和丸の煙突一本に譽の赤紙
19 受驗願書提出 期限繰上げ
20 三重埔信組米穀 利用倉庫落成式
21 新竹秋競馬 愈あすから開幕
22 今夜の放送
23 昂る赤誠の献金品熱 軍報道部に古鐵の山・山・山
24 海上警報
25 國際文化振興會を改組 連絡員配置をも變更
26 人事‧消息
27 商況(廿五日前場)
28 興南案內報社消息
29 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 感激新た・武漢攻略 三周年記念特輯 一擧に進撃十六里 牙城・武昌を屠る 隊長を絶讚・一番乘りの野口中尉特輯
02 仰ぐ日章旗 感激の萬歲絶叫 軍夫取締李命氏談特輯
03 暗夜に迷ふ敵敗殘兵 皇軍部隊と平氣で進撃 當時を偲ぶ豐富准尉感慨無量特輯
05 武漢最後の要害 淒絶!葛店鎮の激戰 感激新た中本少尉の奮戰談特輯
06 強引に突破しろッ 刹那・一齊に突人 思ひ出の手記、知光中尉の感激談特輯
07 再びとない 感激 軍夫盧文英君特輯
08 得難き體驗 肝に銘ず 軍夫李文選君特輯
09 志願兵採用方 を志願
10 淡水街聯合 青年團查閱
11 思へば胸も躍る 武昌入城 軍夫取締莊炎焜君特輯
12 中山隊長の 恩愛に感激 軍夫張丁蘭君特輯
13 健兒の意氣軒昂 能高郡聯青查閱
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 建設と破壞の本能 日常の雜感(上)/山本和夫
02 科學 ヴイタミンと植物 どういふ關係があるか
03 珊瑚樹 トルストイの日本人觀/鹽見薰
04 周公と桃花女(八) 日食四方山話し/王碧蕉
05 圖像:河畔酣秋(スケツチ)
06 アリラン舞樂 團 廿五日大世界
07 歌 秋の風/大田雄峰
08 心聲/黃可軒
09 佛印に本邦劇 映畫初登場
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 具體的且つ率直に 外交方針闡明せん 臨時議會の中心議題頭條新聞

【東京發同盟】前議會の背景をなした國際情勢は我が不動の國是たる支變事變の完遂と大東亞共榮圈の確立に對し反樞軸國家群よりの壓迫妨害の兆候顯著なるものがあつたが然も未だ獨ソ開戰に依る世界政局の急轉換以外のこととて帝國外交の進路は必ずしも困難視するを要せざる狀況であつた、然るに其の後の推移は真に變轉極まりなく去る七月皇軍の南部佛印平和進駐を轉機として帝國と英米、蘭印等の外交關係は事實上杜絕といふ最惡の狀態に置かるるに至り第三次近衞內閣は中途において退陣の已むなきに至つた斯くて東條內閣は敵性國家群の對日包圍陣突破の歷史的使命を帶びて登場したのであるが以上の如き前議會より經緯より見て來るべき臨時議會において外交問題が最大の論議として爼上に上せらるることは蓋し當然のことであらう

一、東鄉外相は就任早早の放送演說において

(一)帝國外交の究極の目標は世界平和の維持增進にある

(一)然しながら事帝國の生存權を脅かし又はその尊嚴を損ふ如き場合は毅然たる態度をもつてこれに當る

とて帝國外交の根本義と決意を國民の前に明らかにしたが來るべき臨時議會を機會に同外相は單なる外交經過報吿に留まらず更に具體的且つ率直にその抱懷する外交外針と信念を吐露して中外の注視に答ふるであらう

二、前內閣以來の重要外交懸案たる日米交涉問題は今や繼續か否かの關鍵は米國の誠意如何にかかり機微なる空氣を釀しつつあるが同問題が繼續せらるるにもせよ斷乎打切らるるにもせよ來るべき臨時議會の中心議題となるは必至であらう、これに對し東鄉外相は出來る限り懇切丁寧に真相を國民の前に明らかにし朝野一致未曾有の外交危局打開に挺進すべきことを强調するであらう

三、又目下死鬪を演じつつある獨ソ戰も議會開會の頃までには一段落を見るのではないかと豫測せられてゐるが獨ソ關係の新段階に對し帝國外交は如何なる態度をもつて臨まんとするかこの點に關する東鄉外相の抱負も亦全世界の視聽を集むるに足るであらう

この外國民政府の育成强化、樞軸各國は勿論、泰佛印との友好關係の維持增進等に就ても積極的な見解が表明せらるべく政府、議會互に胸襟を開いて外交論議を應酬するであらう、この臨時議會では帝國外交の躍進に多大の寄與をなすものと期待される

02 迅速な審議をなす 先例慣行に拘泥せぬ
03 議事運營に新工夫 會期一日餘す位の態度で臨む
04 低物價生產增強策 經濟聯盟の意見書
05 陸軍側首席 隨員長少將 ド總督に挨拶
06 松宮大使勇退
07 法制局第二部長 佐藤參事官が心得
08 「旅は飛行機に限る」 西下の首相上機嫌で政治の要諦を語る
09 懇篤!人を動かす 熱意と親切を持て 首相の訓示
10 在上海重慶側の 秘密無電局を襲ふ 露人局長、觀念の自殺を遂ぐ
11 民族的理解が必要 坪上大使に駐泰印象を聞く
12 圖像:東鄉外相の放送
13 泰軍の國境集中說 何等根據なし 駐日泰國大使館否定
14 暗殺事件搜查 中の保證金 一千萬法醵出を 獨軍當局が命令
15 英米蔣金融會議 上海への為替割當が 議題の中心とならん
16 ソ聯戰況發表
17 戰車大增產計畫 ル米大統領が言明
18 獨機の露都空襲 ソ聯側狀況を發表
19 全米業國防團を結成 有事の食糧確保に邁進
20 軍管理工場も 統制會傘下に
21 廣告報社消息
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 東條新内閣の 臨時議會召集社說

對外的には支那事變の完遂と大東亞共榮圈の建設、對內的には高度國防國家の整備强化を以て、重大使命として出發した東條內閣は「時局に關し緊急を要する追加豫算案並に法律案の協賛を求める」為に、廿四日の定例閣議に於て臨時議會召集の件を決定し、來る十一月十五日から五日間開會することとなつたが、政府はこの機會に「國策遂行に關し確乎たる決意を披瀝し、帝國議會を通じて國民の理解と協力を求め、いよいよ擧國一致の實を擧ぐる」こととした。卽ち有事緊急の諸案件を提出し、議會を通じて政府の決意と方針を國民に訴へ、一億一心真の擧國態勢を確立せんとするにある。貴眾兩院に於ても豫ねてから政府は臨時議會を召集し、勇敢率直に所信を表明して、擧國一致體制を確立すべきであるとの意見が擡頭してゐるので、政府今回の決定を適切當然の措置として全幅的賛意を表し、重大時局下に於て真の臨戰議會體制を整備し、最大限に議會機能を發揮し、全面的に政府に協力して時局の要請に應へんとの態度に出てゐる。

政府に於ても提出議案は特に緊急已むを得ざるものに限定し、卽ち追加豫算案としては臨時軍事費追加豫算案と米穀增產に要する豫算案とし、法律案としては購買力吸收を目的とする增稅法案、米穀對策に伴ふ改正法律案、追加豫算に伴ふ財源に充てる為めの公債追加發行に關する法律案及び二緊急勅令の事後承諾案である。而して軍事費その他の追加豫算案については、目下大藏省と關係各省との間に於て折衝中であるが、購買力吸收を目的とする增稅案は先づ間接稅の增徵を狙ひ、平年度約六、七億圓の增稅を見當とし、十二月上旬實施の計畫の下に大藏省では最後的調整を急いでゐる。これに對し、經濟界では特に增稅案提出を重視し、その內容如何を注目してゐるが夙に現下の經濟情勢に鑑みインフレーシヨン防遏の根本對策として、增稅に依る購買力吸收の不可缺なることを痛感し、旣に日本經濟聯盟會より政府に建議し、財政對策として經費の節約に並行して財政收入の增加及び浮動購買力の吸收を目的とする增稅案を要望して來たので、今回の決定を新內閣が期待に背かざる政治力を發揮し、然も國民の理解と協力を求める態度を明確にしたものとして、甚大な期待と關心を示してゐる。

帝國を繞る國際諸情勢は今や一觸卽發の狀態にある、帝國不動の國策たる支那事變の完遂と東亞共榮圈の確立に關して關係を有せる米國は、今以て正常なる認識を把握すること能はず、一面我と交涉を行ひながら、他面に於てABCDの對日包圍線を强化し、以て我を屈服せしめんとして太平洋を挾んで未曾有の緊迫狀態を呈してゐる。斯る時局に直面して政府が臨時議會召集を決定した事は極めて重大意義を有するものである。從つて吾吾國民はこの機に政府と一體となつて如何なる事態が突發しやうともびくともしない用意と覺悟を整へなければならない。議會側に於てもかかる內外の情勢に對し透徹せる認識を以て、憂國の熱情に立脚する政府支持鞭撻の見地から質すべきものは質すとしても、從來の慣行や先例に拘泥することなく、舊殼を脫し、刻下內外の情勢に對應し翼賛協力の實績を高度に發揮昂揚すべきであらう

02 豫期以上の好成績 内務省中央統監部發表 空訓終了
03 若き日本の敢闘譜 神宮大會卅一日から開幕 全國の精銳四萬參加
04 防諜書方展 一日から基隆で
05 奉公總務部長 事務打合會
06 體育の參謀本部 一丸・新團體結成へ
07 スフ工業再編成 梶原纖維局長積極意向表明
08 市民講堂店開き 希望者は申込んで下さい
09 圖像:廣東攻略記念官民合同感謝會
10 新竹州學校美術展 きのふから開かる
11 角帽の夢は大陸 華かな就職戰線打診
12 常會講習會
13 十大都市で結 核豫防講習會
14 東亞家畜防疫會議 十日から臺北で開催
15 臺北市職員 體育大會
16 堀田行刑課長南下
17 空訓の再檢討 實務者が懇談會
18 聽眾舌を巻く 新竹市國語演習會
19 羅東郡國演會 けふ開く
20 刑務所職員 の射撃大會
21 ふえる留學生 聖戰四年事變前に復す
22 國民翼贊の聲 放送協會募集の 入選者發表
23 新竹州米納組合 總會
24 味噌醬油各中央 統制會社創立
25 彈丸列車の 廣軌新幹線 東西兩方面から着着進行
26 日枝丸 孟買に向ふ
27 空征かば試寫
28 住宅增設に邁進 宜蘭土地建物會社
29 海上警報
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 馬公陸軍墓地祭 秋色深き郊外で執行
02 國民貯蓄講習會 二十五日教化會館で
03 斗南郵便局新 廳舍落成式
04 賀川豐彥氏 講演會見合せ
05 納稅成績良好 嘉義稅務出張所管内
06 員林郡聯青 けふ查閱
07 義教施行財政 打開策を協議
08 乙女の妙技に陶醉 南投郡叺製作競技會
09 員林街聯合 青年團查閱
10 滔滔たる熱辯 花蓮港市國語演習會
11 感謝奉告祭執行 豐年踊りも催す
12 “浦安の舞”を 奉納
13 豐田神社秋祭 嚴肅に執行はる
14 花蓮港神社 秋祭催物
15 社號標石献 納奉告祭
16 馬公街主催 國語演習會
17 學校職員體育大會 來月二日臺南高工で
18 鄉軍時局克服大 三十日潮州神社で
19 西螺聯青查閱
20 臺東潮州線 來月一日より局營
21 臺中州青果同 業組合會
22 臺東青年學校查閱實施
23 制服の處女が一役 刈つて束ねて感謝の笑顏 屏東高女刈入風景
24 無醫村の絶滅へ 奉公會高雄支部で打合
25 學科授業を開始 屏東市報國挺身隊
26 臺中州組合 書記講習會
27 淡中、淡女生徒 閱兵分列式を擧行
28 花蓮港市港校 校舎の落成式
29 徹底的な自肅振 田中花蓮港廳總務課長談
30 土に生拔く農民魂 高雄州で推進班派遣
31 南投街臨時 協議會終了
32 新營郡菁寮 模範部落に指定
33 罰金一萬二千圓 田中藥局主に
34 新營郡聯青查閱 好成績裡に終了
35 地方便リ
36 南部中等野球大會 秋晴の臺南市球場で
37 今日の映畫
38 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 統制組合近く 島内より姿を消す 產業團體令施行を控へ
02 南送炭の增送に 近く貨車引上げ
03 市街地信組貯金 五千萬圓に肉迫 有價證券の所有激增 六月末現在
04 家畜車で 肥料を輸送
05 州下消費米搗精檢查 愈愈來月一日より實施
06 信組の銀行預金 四千八百萬圓に上る
07 東海バス運行復舊 局鐵との連絡再開
08 二期籾、玄米等 最高價格決定 (三)告示で發表實施 (二)玄米最高賣渡價格(百斤當)
09 臺東纖維集荷配給組合 昨日創立親會を開催
10 臺銀異動
11 ガソリン規正再強化に 代燃化比率引上げ 十一月より
12 照明燈
13 商況(廿五日後場)
14 ラジオ
15 廣告
第08頁
日刊第1版
序號 標題
01 國民の奮起協力要望 三相の施政方針演說率直に決意披瀝頭條新聞

【東京發同盟】第七十七臨時議會召集奏請の目的は緊迫せる國際情勢に對處して國策遂行に邁進する政府の確固たる決意を披瀝し國民の理解と協力を求めるにあるので政府當局としては臨時議會開會劈頭行はれる東條首相の施政方針演說並に賀屋藏相の財政演說、東鄉外相の外交演說等に於て簡明率直に「支那事變を完遂して東亞共榮圈を確立し以て世界平和に寄與せんとする國策の遂行こそは皇國に課せられた聖業でありこれに妨害を加へる勢力あらば斷乎として排擊飽くまでも目的達成に向つて邁進する而し現實の國際情勢は帝國にとつて樂觀を許さざるものあり今や皇國の興廢を決する重大時機に直面してゐる全國民の奮起と擧國一體の協力を望む」旨を要請する方針である又法律案並に豫算の提出に關しては各所管大臣より之も率直簡明に時局の要請とこれに對處する當面の方針を述べて速かなる協賛成立を希望するが政府として窮迫せる時局のさ中に開かれる臨時議會のことではあり貴眾兩院が冗長なる質問を避て全員一致の急速なる協賛を為すものと確信してゐるが然し全國民の奮起を促すためには或程度未だ時局の真相を知らしめることが必要なのでこの點に關しては東條首相以下關係大臣より支障なき限り詳細にして具體的な說明を親切に行ふ態度に出るものと見られる而して首相が國務處理に關し陣頭に立つて指揮に任ずる心構へをもつて臨んでゐるのでこの首相の氣魄は自ら議會にも反映し嘗つてなき戰時翼賛議會の實を擧げることと期待される

02 翼贊の實績發揮へ 兩院共同歩調の下に
03 獨軍ハリコフ占領 ドネツ地帶完全制壓
04 赤軍陣地の 突破を開始 獨戰車の大群
05 三笠宮同妃兩殿下 けふ御奉告御參拜に御西下
06 朝香宮鳩彦王殿下 下關御發、京都に向はせらる
07 莫斯科重要工場 後方へ移轉開始
08 クイビシエフ 慌しい雰圍氣漂ふ
09 南部戰線の赤軍 危殆に瀕す
10 露都八里近くに進出 ドイツ軍先鋒部隊
11 故明石總督墓前祭 昨日三橋町墓地で執行
12 新内閣成立第一週 迅速的確な政務處理 週間國內展望
13 海軍簡閱點呼 昨日樺山校で執行さる
14 方裙璧女史ら 歸國のため西下
15 廿八日の正午(日本時間) ル大統領が放送 極東政策に示唆與へん
16 施政方針は聲明通り 國民には臨時議會で云はん 大阪にて東條首相語る
17 真の一億一體を築く 子供の頭を撫てて首相の好好爺振り
18 商船武裝案の 內容擴張 上院委員會で可決
19 本日の天氣
20 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 儼たり・我臺灣軍 本間軍司令官語る特輯
02 世界戰史に燦として輝く けふ武漢攻略三周年記念日特輯
03 “あの刹那の感激” 大日章旗武昌城頭に飜へる 田中中佐當時を語る特輯
04 圖像:武漢三鎮 攻略要圖特輯
05 武昌南門一番乘り 原大尉思ひ出を語る特輯
06 “唯追撃の一本で” 百瀬少佐感激を語る特輯
07 府展 愈けふから開幕 榮の特選と總督賞發表
08 更生三周年の武漢 各方面に飛躍的發展特輯
09 神社祭典と記 念行事二重奏 けふから盛大に
10 新竹秋競馬 第一日の成績
11 燈臺員に福音 近く濟育會が誕生
12 澤廈門全閩社長 きのふ狙撃され即死
13 訃文:黃啟修
14 訃文:泉カネ
15 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 遵法觀念を喚起 花蓮港各市郡で座談會
02 防諜防犯座 談會を開催
03 第一種訓練開始 奉公會屏東市支會
04 每月連絡會 議開催 高雄奉公會支部
05 賑やかな土俵開き 臺中公園内の角力場
06 米穀と甘藷增產 嘉義郡で褒狀授興式
07 國民劇場株 式會社創立
08 斗六郡米穀 組合解散
10 保甲部隊を組織 神社裏で奉仕作業
11 北斗郡叺製造競技會
13 お祭り氣分横溢 高雄神社あす祭典執行
14 南部中等野球大會 十六對一で嘉農大捷
15 白菜の青い葉 鈴蘭燈の下に茂る
16 南投國民學校 土俵開き
17 屏東郡農業報 國實踐週間
18 今日の映畫
19 從來通り二往復 東海バス廿六日より
20 溪湖街國語 演習會
21 消息
22 地方便リ
23 花蓮港商議員 來月八日に選擧
24 中溪湖國民 校大運動會
25 霧峰庄第七回 體育大會
26 献金美談二則
27 蘇澳海岸に 漂流屍體
28 軍馬祭を執行 卅一日花崗山に於て
29 算盤競技派遣 選手競技會
30 花蓮港のヨイコドモ 神輿舁いて得た金を献金
31 新莊郡和尚州 國民校運動會
32 高雄中央卸市場 株式會社の總會
33 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 重慶米人顧問陣(上) 蔣の政治顧問ラチモア
02 西葡萄版の米誌
03 米國の浮沈は 一本の釘から
04 ラジオ
05 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 帝國南進の據點! 本島工業高度化 經濟審議會總會開く
02 諮詢事項
03 特別委員會構成
04 圖像:臺灣經濟審議會總會開く(府正廳で)
05 經濟的兵站的基地 愈よ重要性を加重 長谷川總督挨拶
06 首相秘書官發令
07 企畫院總裁秘書官
08 中立法の修正 兩院の通過疑ひなし
09 東條首相歸京
10 獨軍の奮戰ぶり 惡天候を冒して
11 各地區の戰鬪
12 臨時議會召集の趣旨 星野官長、森山長官說明
13 クレムリン宮 命中彈を浴す
14 獨經濟使節を 引見懇談 ムソリーニ首相
15 明日の天氣
16 ヒ總統と伊外相 重要協議を逐ぐ リ獨外相立會の下に
17 ソ聯征服後の 歐洲新經濟策を檢討
18 水滸傳(533)/黃得時;榎本真砂夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:皇后陛下靖國神社行啟 親しく護國の英靈に御拜
02 島の護り臺灣神社例大祭 あす秋色深き劍潭の聖域で 興亞聖業完遂を祈願
03 早くも參拜者陸績 街頭にお祭氣分溢る
04 三笠宮同妃兩殿下御西下
05 新竹市民選市 議四名を補充 竹北庄協も選擧
06 參戰に狂奔する アメリカの實相 專賣局アメリカ江口駐在官歸臺談
07 時局的心構強化へ 州下各地で時局講演會根井警察部長談
08 防空必携の資料を蒐集 勞働局の工場豫防對策案成る
09 田中高級副官 部隊長に榮轉 後任に永野千秋中佐
10 田中前高級副官感想談
11 武藤國婦會長 軍官民に迎へられて着臺
12 芳澤特命大使一行 近く赴任の途次に寄臺
13 北京語講習會 高等科生募集
14 地方部長級異動
15 商況(廿七日前場)
16 奉公會推進員銓衡要領決る 佩用徽章も發表
17 人事‧消息
18 郵便新規則違反者續出 遞信當局一般の注意を要望
19 今夜の放送
20 開會を午前九 時に繰り上げ 全島厚生事業大會
21 米穀增產並堆 肥增收講習會 けふ羅東公會堂で
22 香奠返として寄附
23 興南案內報社消息
24 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 產業都市として 躍進する宜蘭市特輯

沿革

宜蘭市は東部臺灣に於ける文化の發祥地にして宜蘭の地名は元噶瑪蘭(蛤仔蘭)と稱し平埔蕃三十六社各社に散在したが今より百五十年程前漳州人吳沙なる者、漳泉粵等の流民二百餘名を率いて雙溪より海陸兩路に分れ鳥石港(今の頭圍)に乘り城壁を築いて頭圍と稱し撫蕃開拓の計を樹て順次に二圍、三圍、四圍、五圍と開拓を進めた、五圍とは即ち今の宜蘭市である

嘉慶十五年始め噶瑪蘭廳を置き通判を派して臺灣知府の分府たらしめたが是れ即ち宜蘭市發達の起源である、降って光緖元年(明治八年)臺灣府變革に際し廳を廢して宜蘭縣を置き同時に噶瑪蘭を宜蘭と改名するに至つた宜蘭とは適地の意にして其縣下一帶を蘭陽地方と稱して居た、明治二十八年改隷後臺北縣の下に宜蘭支廳を置き明治三十五年五月宜蘭廳と改め其の間幾多の消長變遷を繰返し爾來百數十年縣治或ひは廳治として行政の中心となつて來たが大正九年九月地方制度改正と共に臺北州に屬し宜闘、羅東、蘇蘇澳の三郡に分れ同年十月一日元宜蘭區に民社圍堡壯一庄及員山堡、金六結庄の二庄を加へ宜蘭街と為し宜蘭郡に屬して居た

昭和十五年十月二十八日街勢の發展に依り市制實施と共に礁溪庄幸子罕、一結二結の一部壯圍庄、壯二、壯三、壯四、壯七、七張、員山庄珍子滿力四䦰の各大字を加へ茲に十二大字を以て宜蘭市を設置され臺北州下に於ける三市の一として獨立するに至つた面して行政の下部組織として本年初め十一の町即ち富士、昭和、本、文武、宮前、榮、錦、旭、東、南、北を置き之に區を設くることとし更に皇民奉公會の區會を併置して表裏一體となり市勢の進展に寄與することとなつた。

地理

本市は東經一二一度四五一北緯二四度五一八に位し面積一八、三六八万里にして北は礁溪庄に界し東は壯園庄に西南は員山庄に隣接而して當地方は西山に山岳を繞られ東方は太平洋に面せるが故に沃野良田に富む

△戶口

當市の戶口は管內發展に依り逐年增加の傾向を示し昭和十五年十二月末現在では內地人二、七四八本島人三五、〇四四朝鮮人一一中華民國人三五四合計三八、一五七人に達してゐる

教育

△初等教育

當市は古來東部臺灣に於ける文化の中心地として夙に文化開け教育盛にして學齡兒童步合逐年增加の一途を辿りつつあるが、近年益々入學希望者急激に增加の趨勢あるを以て之が希望者收容に努めるべく校舍其の他に適切なる方法を講じつつあり、國民學校六あり、內高等科を併置するもの三ある

△高等普通教育

州立宜蘭農林學校及州立蘭陽高等女學校あるも昭和十七年度より中學校設置される

△市立青年學校

當市內地人の男子青年に對し國家觀念を明徵にして其心身を鍛鍊し德性を涵養すると共に職業及實際生活に須要なる知識技能を授け以て皇國民たるの資質を向上しむる為め、昭和十四年七月一日宜蘭青年學校設立の認可を受け同月二十七日授業を開始し現在に至る

社會教化事業

△軍事援護事業

恩賜財團軍人援護會臺北州支部宜蘭市分會は昭和十六年一月十三日認可され同年二月五日當市の佐藤德治外四十五名を評議員に依囑し評議員會及び總會を開催し會則豫算並に事業計畫書其の他關係規則を滿場一致可決し開設以來着々援護事業を實施してゐる

△軍事相談所

當市相談所は昭和十六年一月十三日附、恩賜財團軍人援護會臺北州支部宜蘭市分會設立認可と同時に認可を受け市長は所長に委囑せられて創設したものである

產業

△農業

本市農業の耕地面積は田二、一三一甲、畑一七八にして農家一戶當、耕作面積、二甲餘に當り戶數一、〇九二戶、人口九、〇〇二人にして總戶數の一四、五五%總人口の二三五九%の割合を示してゐる農產物は米を大宗とし蔬菜、甘蔗、果物、甘藷、黃麻、苧麻之に亞ぎ、年額二、二〇萬圓以上を生產しつつあり、特に近時皇民精神の作興と戰時體制強化に依り、日夜各種事業の興隆を圖り、生產增加を期すべく業佃事業計畫、馬產獎勵、畜牛改良獎勵、養豚獎勵養鶏改良獎勵、甘藷增產獎勵優良農具普及獎勵、自給肥料增產獎勵等に向つて邁進してゐる

△商業

當市は宜蘭平野に於ける農產物の集散地として附近農村の中樞を握り、特殊の發達を為し來りしが大正九年地方制度改正に依り、行政經濟の中樞も漸次分散せられたと雖も周圍農村を唯一の對照とす關係上、農村景氣の隆盛に伴ひ漸次發達して今日に至る

△工業

當地方は大正九年地方制度改正と共に三郡に分れ、大なる工業として見るべきものなきも小規模の雜工業は各種に亘り相當なる生產あり、新興都市として近年各種工業、漸次發展しつつあり、尚當市從來に於ける主なる諸工業を示せば次の通りである醬油製造業、叺製造業、味噌製造業、製麵業蜜餞製造業、茣蓙製造業、澱粉製造業、嫩瓦製造業、藤製造サドル型造業、木製品等である。

都市計畫事業

△概說

本市に於ける街路は市制實施されてより地方產業の開設と交通運輸機關の進展に伴ひ交通量の增大目醒しきものあり、勢ひ從來の路面にては狹隘危險なるを痛感し、既成道路の擴張改修或ひは新設道路の敷設並に延長を必要とするに至り、茲に市民の自覺を促し、官民一體重要路線の完成遂行に銳意邁進することになった、目下夫々工事着手中に在り完成の域に到達した曉には當市道路網の態形は整備され都市としての面目が一新されるものと見られてゐる

將來施設事項

1 宜蘭神社移轉

2 皇民精神の作興

3 產業組合新設、農倉經營せしむるの件

4 其他

寫真說明

宜蘭市役所の正門圓內は鳥海市長と中山助役

02 國策達成を日標 蓬萊物產の活躍特輯

宜蘭に於る名士黃再壽氏は全島的に令名ある實業家であり蓬萊物產合資會社は同氏の經營になるものである同社は本社を宜蘭市に置き主として拓殖事業に精進し非常時局下に於る食料品確保の重大性に鑑み農地の管理經營に對しては細心の注意を拂ひ寸土をも忽にせずして增產の實を舉ぐべく銳意土地改良に力を注いでゐる。臺北、高雄兩地に出張所があって專ら砂糖元賣捌灘の銘酒澤之鶴の專賣局納入、食料品卸商を經營全島的に販賣網と事業の地盤を有し目覺ましい活躍を見せてゐる。新竹州竹東群、高雄州岡山群下に於いても赤糖製造の經營あり年々多量の製品を產し生產擴充の國策に則應して全機能を發揮してゐる

同氏は酒專賣實施前新竹に於いて酒造業を營みたる關係上酒專賣實施と共に酒類別人に指定されて現在に及び其の間專賣報國の固き信念を以て業務に心血を注ぎ一面宜蘭專賣品小賣組合聯合會長として管內小賣人の指導には陣頭に立つて之を誘掖し小賣人の素質向上と配給の圓滑に多大の成果を收めて居たので曾ては二回も當局より表彰された事あり、本年七月の酒專賣實施二十周年記念式典に際しても酒類販賣功勞者として專賣局長より再度表彰された□である。

氏が社長となつて居る蓬萊糖業株式會社は高雄州岡山郡田寮庄に本社と工場を有し年額數萬擔の赤糖を產出し逐年增產の一途を辿りつつあり同工場の完全な裝備は新式工場にも匹敵しその合理的經營法と相俟って全島赤糖業界の模範とする所であり昨年期も一割四分七厘の步留を舉げたその驚異的成績は同業者として瞠目たらしめて居る。羅東街に在る臺灣製材株式會社の社長も黃再壽であって副社長石鏗遠氏、專務吳阿耀氏と良きコンビを成し資源開發に精魂を傾倒して居る。清水工場で造られる枕木は某方面へも多量納品して居り羅東工場では多種類の木箱を製造し時局下に於ける資材として官會社方面の重要資材として官廳會社方面の需要を充たして居る實情にあるので同社は現下に於ける製材事業の重大使命を痛感し最近は花蓮港廳下玉里にも進出して伐採と製材に着手し幹部初め社員一同張り切つて居るとの事である。氏は前記のほか宜蘭農產工業株式會社の社長、宜蘭バス會社、宜蘭土地建物株式會社の重役として縱橫無盡に活躍してゐる。

因に氏は現に臺北州會議員、皇民奉公委員、宜蘭信用組合長の公職にあって献身的努力を續けて居り氏の剛直にして恬淡たる性格は周知の如くであり高邁なる識見は名論卓說として州曾や其の他あらゆる會合に於いて忌憚なく吐露せられて居るところである。蓋し氏は蘭陽地方隨一の偉才であり將來の大成は期して待つべきものあると言はれて居る。【寫真は黃再壽氏】

03 新興宜蘭展望特輯

宜蘭市は昭和十五年十月二十八日市制實施に依り街より市に昇格され一周年と滿一周年となった臺北州下に於ける三市の一として獨立するに至つた。蘭陽大平原の略中央に位し地域平擔にして地味肥え水利灌漑の便拓け產業發達、附近物資の集散市場と為し、當市を中心として臺北、基隆、羅東、蘇澳方面との交通頻繁であり夙に文化發達し東臺灣に於ける三百年の歷史を持つ唯一の文化都市商工業都市としての貫祿を示して居り、近くは蘇澳築港、宜蘭、基隆間臨海道路、宜蘭、臺北間坪林自動車路完成の曉に於ては急速度に發展し極めて多幸なる將來を約束されてゐるが今や市政實施されて一周年記念を迎へ愈々新興氣分旺溢し舉市一致新體制樹立に総力を擧げて一市一家の福利增進に努力すべく全面的に具體的方策を講じつつある茲に其の躍進全貌を掲げて紹介しよう「寫真說明」(上)題字は鳥海宜蘭市長の揮毫(下)は市制實一周年を迎へた新興の產業都市として躍進せる宜蘭市のメンストリート

04 文化向上に一役 宜蘭孔子廟特輯

宜蘭孔子廟は蘭陽三郡下唯一の文廟にして孔子を王神とし、同治八年(明治元年)當時宜蘭街の「進土」楊士芳、「舉人」李望洋、「紳士」黃鏘等文教の隆興を企圖し、孔子廟建設の議を唱へ有志の賛同を得て時の「知縣」丁承禧の認可を受け宜蘭郡下の人民より土地の甲數を標準として約十萬圓を徵收し、同年十一月工を起し、十一年を経て光緒四年十月(明治十一年)境內千四百卅坪七合三勺を有する宏大な建築物を竣工した。爾來年月を得るに從ひ頺廢せる個所尠からさりしがため明治三十六年紳士陳揣元外數名主唱者となり、宜蘭廳長の認可を得て聽下民眾より約二萬圓の寄附を募集し、同年八月に修繕に着手し、同四十年一月六日に竣工した。然るに歲月の經過と共に各所腐朽し、且つ蟻害の為之が改築の必要に迫られてゐる。尚本廟は大正九年地方制度改正以來宜蘭街長を管理人となし、昭和十五年十月二十八日市昇格施行せらるるに伴ひ宜蘭市長管理人となつた。

一、本廟は教義又は宗義として道德の實踐を說き治國の要道を示し以て社會の風教を維持し

二、領臺當時より明治三十五年迄で堂宇を衛戌病院に大正三年四月より、同四年十月まで公學校校舍に使用したるも其後他に使用せず目下一室を市經營の帽子編事務所とし、他の一室は向陽國民學校教室として使用中である。

三、例祭日欄丁の日とあるは孔子祭と稱するに依り春は二月の初め丁の日、秋は八月初め丁の日を選び祭祀を行ふを慣例としてゐる

05 金融國策に協力する 宜蘭信用組合特輯

蘭陽三郡下に於いて最も古き歷史を有し全島的にも有數なる宜蘭信用組合は大正四年の創立にかかるもので事務所は南門本通り交通の便利な地點に在り創立以來の長年月には社會情勢の推移に伴ふ經濟界の變動に幾度となく逢著したにも拘らず順調なる發展を續けて來たのであつた

偶大正十四年に費消事件發生し瀕死の狀態に陥ったがその整理と再建の為黃再壽氏が組合長に石鏗遠氏が專務理事に就任してからは彼の非凡なる手腕と献身的努力とによって爾來業績隆隆たるものあり五、六年來剩餘金を出して四分配當を續け國防献金や地方の公共的施設に對する寄附をも釀出したりして綽々たる經營振りを示し內容いよいよ充實して名實共に蘭場金融界に於ける巨星的存在として確固たる進步を占めて來たのである。

現在に至る其の間には專務理事に林彪年、吳阿耀、甘阿炎の諸氏が歷任し專心經營の庄に當つた事も特記すべき所であらう。本日の隆盛を見たのは組合幹部並職員の努力は勿論のこと組合員の協力一致の活動にも由る所多く曾々の貯金獎勵、組合員倍加運動には實に三者一體となつて熱心に宣傳に當り市民に呼びかけて大いに產業組合精神を鼓吹し事變下に入つてからは金買上運動に組合員たる市內有識者の婦人連が街頭に進出して講演會を催したりして主旨の徹底に努めた結果相當好成績を挙げたとの由である。

時局の推移に鑑み最近は國民貯蓄の獎勵、實踐と國債消化に主力を注ぎ積極的に國策に協力するの陣容を整へ益々組合の使命達成に邁進して居るとの事である、同組合の健實にして活氣ある經營振りは夙に當局の認めるところとなり昭和八年組合長黃再壽氏は產業功勞者として臺灣產業組合協會會頭より表彰せられたのである。

同組合は昨年秋の市制實施によつて區域は大され活動範圍が廣汎となつたので事業の劃期的伸展も期して待つべきもの有之べく既に過般來餘□を驅つて擔保品保管倉庫の經營を企畫し倉庫の建築工事も着々進行中であるから完成の曉には組合員の利便はもとよりのこと商工界に寄與するところが多いであらう因みに役員の顏觸れは左の通りである

組合長理事黃再壽、專務理事甘阿炎、理事石鏗遠、林彪年黃來富、陳福泰、范阿成、監事廖燦堂李本烈、林榮吉、余茂生、吳阿耀、

【寫真は宜蘭信用組合の全景】

06 聲價高き醬油釀造 宜蘭醬油會社特輯

蘭陽の首都宜蘭市否東部臺灣に於ける唯一の醬油味噌醸造業者である宜蘭醬油株式會社は大正七年二月資本金十萬圓を以て組織せられたものであるが爾來同社は內地より專門の技術員を招聘して內地式醬油味噌の醸造を為し銳意內容の充實と品質の向上改善に專念し最早創業二十四周年の歲月を迎へ社運益々隆盛業績著しく向上しつつあり同社の發賣に係るキツコーギ醬油味噌は品質良く味も好く內地のキツコーマンに匹敵するものありとて全島各家庭に愛用せられて居る功勞者は現專務取締役林以士氏である同氏は九州帝國大學並早稻田大學出身經濟學土法學士文學士等の三ツの稱號を有し當世稀に見る勤勉力行の士で又研究心旺盛なる努力家である、

同氏は現に宜蘭市會議員宜蘭市防衛北分團副團長其の他幾多の公職に盡瘁し將來を囑望せられ

て居る有能逸材の士である

取締役林青雲氏監查役石進源氏は周到細心の事業家なれば林專務の女房役として最も適仕者であり加之蘭陽自動車界の雄者胡慶森氏を社長に戴き千金の重きを為すものあり同社將來の進展は期して待つべきものがある(寫真は同社專務林以士氏)

07 新體制下の市役所の陣容特輯

市長 鳥海剛

助役 中山義男

庶務課長 洞口勝三郎

教育課長 高木金藏

勸業課長 今井太吉

土木水道課長 林田末吉

衛生課長 洞口勝三郎

稅務課長 武田智

會計課長 小尻繁雄

08 專賣局宜蘭支局概況 公益達成を目標に 藤田支局長が推進特輯

蘭陽の地は生產方面にあつては農業發達して農產物殆ど過半を占め工業、蓄產之に次ぐ。事變發生以來本島經濟界の好況に促進せられ更に輓近電源の施設に伴つて重輕工業の飛躍、各種產業の活況並新興を來たした為に消費大眾たる農家の經濟向上は必然酒類、煙草、食鹽の需要增と為り、斯くては專賣事業も之に則應すべく需給調整に努力、各般に亘つて銳意業績向上を辿りつつある。

專賣事業も一般行政と同じく公益主義の下に制度が確立せられて居り、酒、阿片の如く國民保健、衛生の見地より社會政策的文化事業として實施せられて居るものもあれば又煙草、樟腦、食鹽の如く產業開發、進展に□すべく所謂產業政策上行はれて居るものもあるが、何れも官業として府財政確保に大きな役割を演じてゐることを見逃してはならない。

專賣局宜蘭支局は大正十一年臺北支局宜蘭出張所として設置せられ、大正十三年專賣局宜蘭出張所として獨立し、昭和十三年に宜蘭支局に昇格したのである支局長藤田壽吉氏統率下に職員職工渾然一體と為って蘭陽一市三郡の專賣行政即ち樟腦の生產、煙草の耕作、酒類の製造、並に食鹽、煙草、酒の販賣又は專賣上の各種取締等の使命達成に研鑽協力邁進してゐる。

尚專賣事業の目的達成の為次の樣な補助機關がある。

樟腦生產には臺灣製樟腦組合宜蘭支部があつて宜蘭支局長が支部長を兼ね樟腦生產に關し側面的に事業遂行を助成し

煙草耕作には管內耕作者を一丸とした煙草耕作組合があつて煙草耕作事業の圓滑を計つてゐる。其の組合長は羅東郡守が之に充つて居る。

三、酒、煙草、食鹽の販賣には夫夫賣捌人組合支部があって販賣上又は取締上政府事業援助の任に當つてゐる、現在酒類は折尾德氏、煙草は小島仁三郎氏、食鹽は中村菊雄氏が夫夫支部長に任命されてゐる。

四、當賣捌人組合の外に宜蘭、頭圍、羅東、蘇澳に小賣人組合があるが之れを統合した聯合會があつて酒、煙草、食鹽販賣上政府と小賣人間の聯絡を計り專賣事業助成の為活動して居る。現在では黃再壽氏が其の會長の役を勤めて居る

寫真說明專賣局宜蘭支局と局員の身心鍛鍊ラジオ體操

09 食糧報國に努力 宜蘭農產工業會社特輯

本島に於ける新興產業たるタピオカ澱粉製造を目的とする宜蘭農產工業株式會社は當初蘭陽殿粉株式會社として昭和十二年七月八日資本金五萬圓を以て創立されたもので宜蘭市の北方即ち宜蘭橋を渡つて右側に在り、魏然と聳え立つ煙突と建坪五百坪に餘る工場は蘭陽地方に於ける有數なる農產加工工場としてその偉容を誇つて居る。主としてタピオカ澱粉と水飴を製造し原料獲得には未開發の山地を開拓してキヤツサバを栽培し地方產業振興の為撓まない努力を續けて來たものである。

同社は昭和十五年八月有名なる實業家黃再壽氏が社長となり市會議員李本烈氏が專務として就任して以來本格的に生產擴充の國策に則應すべく敢然として增資を決行し資本總額十八萬圓となつたと共に社名を宜蘭農產工業株式會社に改め事業範圍を擴大して各種農產品の加工工業會として再出發したのである。

現在ではタピオカ澱粉、水飴の他米粉、麵干、寒梅粉の製造は勿論落花生、胡麻の搾油、漬物工業等戰時下に於ける重要食料品を網羅し現にも工場諸設備を增強しつつあって略完成を見たので今期よりの操業は非常に期待されてゐる。同社はその存在の性格よりして市郡富局よりの指導と援助とがあつて着着と諸計畫を遂行し生產工業に乏しい宜蘭市に於ける一異彩として商工業發展の為寄與する所多く同社の將來に對しては一般から大なる期待を寄せられてゐる。

因に同社役員の顏觸れは左の通りである

取締役社長 黃再壽、專務取締役 李本烈、取締役 范阿成、同 林彪年、同 本三右衛門、同 田中政藏、同 張郭春、監查役 余茂生、同 韓來祿、同 游兆圭

【寫真は宜蘭農產會社の全景】

10 輸送報國進む 宜蘭合同運輸 會社特輯

當社は昭和十四年九月頃金盆發運送店、陳本運送店、宜蘭運輸公司、同益運送店等と合同し運送業法に依る認可の下に設立當初は先づ將來の活躍に對する諸般の準備を整ひ只管社礎の鞏固跡の進展を期待しつつあり從つて當社は健實な步みとして聞え左記代理店事務取扱の下に一層其の將來の發展性を多大に認められて居る尚當社の主要人物は取締役社長外山茂專務取締役林榮吉主事神崎源司諸氏である

一、臺灣倉庫株式會社宜蘭代理店

一、臺灣青果株式會社指定荷捌店

一、三菱海上火災保險株式會社代理店

11 公益連鎖店 株式會社大原商會特輯

宜蘭市大原商會は昭和十五年十月國策遂行の統制組織の中に敢然と躍び込んで云はば同業者に於ける生活共同體として大原一家族の理念の下に同志十八軒の店舗を糾合し組織した吳服の企業合同である、それは統制經濟の國策に則應し店主店員を救濟經濟し購買者を益すると云ふ一石三鳥の方法であつて創立以來未だ日尚淺きも豫ねてより商業界の麒麟兒として目されてゐる同商會の創立者黃阿在氏の優れた經營手腕と相俟つて着々と好業績を舉げつつある、即ち同商會は個人營業者の營利的性格を打破して中小商業者を糾合、公益配給機關に編成替し獨特な新味を編み出した一の企業合同體制を組織した所謂商業報國運動の實踐者であり其の將來を大いに期待されてゐる因みに資本金十六萬圓賣店――御部一軒、市內小賣部七軒、花蓮港支店一軒主なる役員顏振れは左記の通りである

理事長 黃阿在

專務理事 謝一塗

理事 薰陳旺

同 陳淮浴

同 方阿色

監視 張阿在

同 黃財旺

12 市勢振興に貢献 宜蘭商工協會特輯

從來宜蘭には宜蘭商工會並に宜蘭實業協會の二團體に分れ居たるを昭和十二年十二月時の街長樋口要司氏の斡旋努力に依り改組し華々しく宜蘭商工協會が誕生したのである、爾來生、宜蘭產物品獎勵や從業員の素質向上を計り店舗整備裝飾の助成、商工業者の相互連絡に貢献を為し昭和十五年十月二十八日市制實施を見るに至るや、茲に新興宜蘭市に則應して協會の面目を一新する必要に迫られた即ち商工業の振興如何は直ちに市勢の振興に影響する所至大なるに鑑み之が指導の衝に當るべき職員の強化は重要のして特に現在の臨戰體制下に關する事務は激增し其の內容も極めて複雜多岐に亘つてゐる關係上ひ遂に本年五月より會則を改正して會長鳥海市長(暫定的)副會長砂田隣太郎、黃再壽氏に當り、本會事務所を市役所內より交武町に移轉友寄主事以下書記數名を置いて事務の衝に當らしめ更に商工相談所を設け經濟警察に市當局と協力して業者の善導に努めつつあり、現在業態別組合の加入團體は三〇組合會員八〇八名の多きに達し愈々以て新興宜蘭市の振興發展寄興を双肩に荷つて邁進してゐるが客觀的情勢に依り本協會は近く商工會議所に改變する運びになつて着々準備中である、然して役員は左記の通りである

會長 鳥海剛 副會長 砂田隣太郎 同 黃再壽 理事 中辻吉朗、木村真次、松村美富、中野鹿之助、田中勝一、小島仁三郎、田中忠一、田中政藏、常次又二、吉岡信亮、種市六郎、陳阿呆、黃阿在、楊德旺、石鏗遠、林以七、黃來富、蔡粗皮、邱有才、廖燦堂、張振茂、葉添福、主事 友寄景清、

13 市民の交通機關 宜蘭自動車 會社特輯

國際情勢下の施政方針に即應し蘭陽に於ける代用燃料車の先驅者として見事に邁進して來た事は宜蘭市の為誠に御同慶の極みである、

同會社は元宜蘭殖產株式會社の經營に係り昭和七年十二月に呱々の聲を舉げたものであつたが其の後社務整理の為遂に東邦拓殖商事株式会社の所有となり爾來相變らず交通事業の遂に盡瘁して來た處更に會社の都合に依り手放しの已む無きに至りたる時偶偶當地の名士黃再素、石堅遠、范阿成の三氏が各各事業多忙にも不拘勇躍して交通報國の決意を以て同事業の繼承を為す可く僅か數日の中に株の募集を完了し(株式三五〇〇株、株主二二名出資金一七五、〇〇〇圓)昨年七月一日より其の經營が我方に歸したのが緊迫せる時局下の交通事業にとつて寧ろ幸ひと言ふべきであらう同會社の經營に係る運行路線は宜蘭-頭圍 宜蘭-礁溪、宜蘭-內員山 宜蘭-三星の四路線あり就中宜蘭―內員山、宜蘭―三星の二路線は同社のバス以外に交通機關無きものなれば同社のバスは地方民の唯一の交通機關として宜蘭市の繁榮を誘致する重大なる使命を遂行して來たものにして其の他の二路線は貴社と併行線なるもの市勢の進展に伴ひ住民の往來益益混雜を呈し、同バスの存在あればこそ漸く該路線の繁雜なる交通が緩和される實狀を示してゐる

宜蘭バス、蘭陽バス、共益バス、三星バスの四社が直ちに政府の方針に則り自發的合同を為す意氣込で數回に亘り打合會を為したる結果同社取締役黃再素氏が合同準備委員長として舉げられ同氏の圓滿なる人格と献身的努力に依り頗る順調に進行し今や殆ど實現の域にしつつあるは誠に喜ばしい現象にして合同後は更に同氏の活躍振と石社長、范常務其の他役員の手腕とに依つて新合同會社の發展が期待される所以である

14 住宅增設に邁進 宜蘭土地建物會社特輯

同社は昭和十六年五月七日に創立したもので資本金拾五萬圓壹株五十圓第一回五分の二拂込濟み營業種目を見るに土地建物賣買及其の仲介、土地建物賃貸借土地建物擔保貸附及其の代理仲介並保證土地建物委託保管貸渡及賣渡官有地の經營設計委託調製其の他であるが同社の創立日尚淺く實に其の將來性は多大なる期待をかけられてゐる

同社は、市區改正に伴う諸施設を舉げて之れが實現に向って邁進せんとする所である、即ち宜蘭文化都市としての整然たる街衛の形成に一助を買って出たことが同社の設立所以であり多大なる期待をかけられて居る理である、因みに同會社の目下の具體的事業としては消費市場兩側の店舗建設風紀地區及劇場建物等である、同會社役員顏處れは次の通りである

社長 樋口要司

專務 揚德旺

取締役 黃再壽

同 長原茂

同 中村熊一

同 田中忠一

同 廖燦堂

監查役 葉長澤

同 本三右衛門

同 田中政藏

同 李本烈

同 黃阿在

15 圓滑を期して 宜蘭薪炭配給組合特輯

本組合は經濟國策に協力し市內薪炭配給の圓滑を期するを以て目的とし昭和十五年十二月二十八日創立組合長今井市勸業課長福組合長種市六郎氏選任され事務所は市役所勸業課內に在り、木炭の消費節約並に配給の圓滑を期し市民の木炭需要に對處した為め本炭配給は割に圓滑に行はれた更に本年冬期に於いて配給に困難を來さざるべく細心の努力を傾けてゐるが叙上の如く宜蘭市內の木炭配給は同組合の適切なる對處に依り極めて圓滑に各家庭に渡って居り燃料不足の憂ひは殆どなく一般に好評を博されてゐる

16 島内唯一の 宜蘭精米會社特輯

本社は昭和十六年二月八日創立に係る登島唯一の樹米株式會社であつて其の事業は精米及代用食糧品、副產品を金市民に供給するのが使命である。創立尚日は淺いが、內容もなかなか整然たるものであつて昨今は中南部方面より視察團も相當多い樣で益益其の將來性を期待されてゐる

因みに社長砂田隣太郎氏專務上原繁雄氏で同社の機構は漸次完備して居る

17 廣告特輯
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 文化奉公會の設定 日常の雜感(中)/山本和夫
02 歌 待月/秋子
03 減速比の變更(上) 航空變動機の進步
04 詩 “一つの旅情”/嘉口練詩郎
05 珊瑚樹 地方文化への鄉愁 池島氏の時評
06 周公と桃花女(九) 日食四方山話し/王碧蕉
07 ジエロニモ 廿六日より太平館
08 新刊紹介
09 心聲/黃可軒漢詩

辛巳中秋夜觀月有感/雲鵬、次韻似一吼先生/耐秋 黃景南、奉酹一吼先生韻/唐究 王一儂、中秋夜坐月/鄭指薪

10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 農林省の機構改革 課の整理、新設を斷行頭條新聞

【東京發同盟】各省に跨る行政機構の改革に就ては前內閣當時企畫院において立案に着手されこれが東條內閣において如何に取り上げられるかは注目されてゐるが農林省では最近の國內情勢激變に依りこれに對應する農林行政機構を確立する必要に迫られてゐるので一應企畫院の機構改革案とは別個に「課」の整理、新設を斷行すべく準備を進めてゐる

今回の機構改革の要點は次の如くで

一、更生課(假稱)の新設、戰時統制經濟の進展に伴ひ農林水產物の配給業者から相當數の轉失業者を出すの已むなきに至つてゐるのでこれが積極的對策を講ずるため一課を新設する、從來は總務局總務課に歸農對策部を設けて暫定的措置を講じて來たものである

一、勞務調整課(假稱)の新設

從來農業勞力の調整指導事務は總務局企畫及び農政局經營の兩課に於て分掌されてゐたがこれを一課に統一する

一、輸送對策課(假稱)の新設

最近農林水產物及び農山漁村向け物資の海陸輸送關係は極めて複雜多岐に亘つて居り到底從來の總務局企畫課で片手間に行ひ得ない事情となつたので一課を新設する

一、總務局價格第一課と同第二課とを合併して一課とす

一、山林局木材第一課と同第二課を合併して一課とする

02 官界新體制か先決 議員同盟特別小委員會で決定 近く政府に申達せん
03 石黑忠篤氏 襲爵榮典を喪失
04 舊套脫し新機軸へ 議同幹部側の議事運營方針
05 閑院宮殿下台臨 濟生會會員章御親授式
06 東亞家畜防疫會議 十一月十日から 臺灣總督府で開く
07 CIO加盟 造艦工組合員 罷業に入る
08 貿易統制會の要綱 貿易聯より當局に建議
09 ソ聯の不滿昂まる 英米對ソ援助の正體
10 今後共榮圈内に 有能な商務官派遣 水野通商局長、自給の急務強調
11 圖像:野村大使活躍
12 農業倉庫の 綜合的活用 購販聯で計畫
13 グレーデイ特使 華盛頓に歸着 調查結果を語る
14 レーニン廟を生れ故鄉に移轉 モスクワ放棄の決意
15 外務辭令
16 ブ少將就任せん 米極東空軍の總司令官
17 スターリノを放棄 ソ聯側の公表
18 日華蒙の經濟懇談會 きのふ北京で開かる
19 獨の斡旋で 羅國石油輸入 土國樞軸に傾く
20 火災保險協定 料率を引下げ 來月一日賓施
21 臺北州水產會 卅日臨時總會
22 委員各自案を作成 次回の小委員會に持寄る 體育新團體の結成
23 鐵道運賃の値上 平均三割の增收を見込む
24 豐富な電源 開發が第一 石原社長語る
25 都計新竹地方委員會
26 土民軍の幹部 悉く英人將校 イラク事情宮崎氏語る
27 今日の天氣
28 社告/興南新聞社報社消息
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島の演劇 問題 二元的に進め社說

これまで本島において行はれた演劇には、人間が直接舞臺に出て扮演する大戱と人形を遣つて扮演する人形劇とがあつた。大戲は、さらに正音、四秤、亂彈、九甲、七子班、採茶戱、車鼓戱、查某戱、囝仔戱、白字歌歌仔戱等に分けられ、人形戱は布袋戱(人形芝居)、傀儡戱(操り人形)、及び皮猴戱(影繪芝居)の三つに分けられる。これらの演劇は、映畵や後で述べる新劇のやうに、劇場に限つてのみ上演し、一定の入場料を取つて觀せるのではなくして、各村村の祭典日や個人の誕生日に、神樣への奉納催物として招聘され、廟の前の廣場や農家の庭先にしつらへられた簡單な野天舞臺で、晝夜二回開演して村人に無料で觀せる仕組であり、其費用は、「捐金」または「捐錢」といつて、爐主に當つたものが、各戶から募つた寄附で充て、普通これを「歛金演戱」といつてゐる。

從つて、何時、何處で、どんな演劇が行はれるかは、數日前乃至數週間前から、全村人に知れ渡り、何處へ行つても、芝居の話しで持ち切りである。そしていよいよその日になると、日ごろ粗衣粗食に甘んじてゐる百姓達も、けふばかりは、一張羅を纒ひ、友人や親戚を招き一夕の歡を盡して種子蒔きの話しもすれば增產の相談もする。夜になると、一家族打ち連れて芝居を觀に出かける。路といふ路は人出で一ぱいである。どの人もニコニコしてゐる。これで俺達も、働きがひがあつたぞと叫ぶものさへある。翌る朝になると彼らは、相變らず、うす暗いうちに起き出でて、野良へ仕事にでかける。そして次の芝居が來るまで、朗かで、元氣で、骨身惜しまず一生懸命働く。

ところが、農村唯一の娛樂であり、魂の慰安所であつたこれらの演劇も、事變勃發とともに上演が不許可となり、代つて登場したのが新劇である新劇は、文化戱、改良戱、皇民化劇、島民劇などの名で呼ばれ、その發生は、遠く大正四、五年頃にさかのぼるが、一つの運動として一般の關心をひき、多少なりとも健全娛樂としての役目を演ずるやうになつたのは二、三年前からである。

この新劇もまた二つの系統がある。一つは、純然たる近代劇の要素を具備したもので、他はこれまでの歌仔戱の變形したものである。藝術價値は後者よりも前者に多いことは勿論であるが双方とも新劇の名でよばれて□る。その數は、全部で五十幾團もあるが、職業的全島を廻り收支相償つてゐるのは三十團前後である。

內容は、殆んど全部現代生活に取材し、いろいろな意味で推獎に値するが、現在の處、よい脚本が少いのと、演員の教養が低いのと、よき指導者がゐないのが、非常に物足りない。しかしこれも時日が經てば、自然に解決されるものである。强いて慾を云へば文教局か、情報部か、或ひは皇民奉公會あたりで、長期講習會を開き、各劇團の代表者を一堂に集めて演劇の理論から實演方面を習得せしめこれらのものによつて、さらにめいめいの劇團を正しい方向へ導くやうにすれば、最も理想的である。

以上が、これまで本島において行はれた演劇で、地理的に見れば、一つは野外劇として農村にむくに反し、一つは、劇場劇として市街地に適してゐる。しかるに、現在では、後者の上演のみを許し、前者を許してゐないので、消費地である市街地には、新劇による娛樂は與へられるが、生產地である農村は何ものも與へられてゐないといふ珍現象を呈してゐる。勿論、新劇を農村へ普及せしめたら一番いいが、それは新劇の組織自體からして不可能である。卽ち新劇には、背景や舞臺裝置に使ふ道具が非常に多い上に、一團の演員が四十名から五十名もあり、しかも照明に電燈を使はなければならぬので、劇場や電氣のない農村では、簡單に上演できないからである。

農村は、いま增產增產で文字通り眼の廻るほど忙しく立ち働いてゐる反面、彼等の肉となり血となり逞しい生活力を培つて朗かに明日の活動に向はしめる娛樂は何ものもない。老人は默默と働くが、若者は暇を貪つては、近所の街のカフヱや料理屋に出入りする。そのために體力は衰へる。花柳病は蔓延する。ある者は、政府に納入すべき籾を闇で賣拂つて賭博に消費するこれでは增產はおろか、減產の虞れさへなしとしない。われわれは、この現狀に對し、拱手傍觀してよいだらうか。故に、劇場や電氣のある市街地に對しては、どしどし新劇を奬勵し、然らざる農村に對しては從來の舊劇の中、健全なものを選んで許可し、二元的方法を取れば、本島の演劇による娛樂問題も、案外、早く解決するのではなからうか

02 全市を擧げて奉祝 けふ臺灣神社例大祭 祭典氣分溢るる宵祭り
03 光榮の季節保育所 全國六百團體と決定 明治の佳節に御下賜金傳達
04 教育勅語捧讀式
05 遙拜式を擧ぐ 喜び二重奏の宜蘭
06 基隆神社中祭
07 三笠宮同妃兩殿下 御機嫌麗しく山田に御安着
08 私財寄附者に 木杯を御下賜
09 奉公運動現地報告 本社から吳記者を特派報社消息
10 奉納相撲大會 新公園で開催
11 武藤國婦會長 總督、軍司令官に挨拶
12 ときのこゑ
13 武漢攻略記念日 漢口の多彩な行事
14 軍事援護の明朗篇 水田慶子さんに感激して衷情の慰問 本紙記事が結ぶ銃後の佳話
15 圖像:宵から參拜者陸續
16 ヨイ子供が古鐵を献納
17 教育功勞者 三氏を表彰
18 四十六名志願
19 事變軍馬祭 卅一日新竹で
20 女子農業挺身隊 門司着
21 本社人事異動報社消息
22 十一月の常會 デマ防遏と遵法精神の徹底へ 荒木總務部長がラジオ放送
23 御尊牌奉安式 大橋布教所で擧行
24 兩軍に別れて白熱戰 淡中の健兒野外演習
25 昨日の地震
26 國語家庭申請 どうぞお早く
27 厚生大會出 席代表決定
28 海上警報解除
29 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 壽ぐ“豐穰の秋” 臺南州の豐年感謝奉告祭 臺南神社前で執行
02 北港神社豐年祭
03 一萬圓献金
04 ボンボリも時局調 嘉義神社秋季大祭
05 劍の舞ひを奉納 高雄神社の祭典
06 神輿を練り廻る 花蓮港神社秋祭
07 奉祝氣分が横溢 臺中神社の例祭
08 “くろがね戰士”の魂 海洋館を建てて鍊成
09 豐穰の秋を祝ふ 嘉南平野の收穫祭
10 臺東神社大祭
11 馬那邦に忠魂碑 宮木知事以下參列して 除幕式を擧行
12 方面事業に千 圓を寄附
13 一躍劃期的進展へ 花蓮港市制實施一周年に當り 田中市長喜びを語る
14 桃園神社例祭 三日全街擧げて奉祝
15 中壢街協議會員 選擧人名簿完成
16 南廻り局營バス 來月一日運轉開始
17 故岩本中尉 豐原街葬執行
18 武裝佩劍の姿 勇しい警官の耐熱行軍
19 八十%に引上ぐ 嘉義市の就學率を
20 納稅成績良好 臺南州稅務課管内
21 桃園稅務出張 所管内完納
22 紙芝居を熱演 けふ臺南銀座で
23 無醫村に救の手 衛生組合から醫者派遣
24 “夢中で描いた” 特選を贏ち得た葉火城君
25 桃園防諜劇團 華華しく旗揚げ
26 興亞北京語講 習所修了式
27 沙鹿街に火事 損害廿萬圓
28 今日の映畫
29 “山の若人”も參加 勤行報國訓練に
30 屏東署の遵法 週間行事
31 彰化水利組合實 行小組合座談會
32 澎湖廳臨時 協議會
33 愛國女子衛生 看護團結成
34 地方便リ
35 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 第一特別委員會 引續き正廳で開催 電力問題中心に討論 經濟審議會
02 臺灣電化會社 貨車增車を陳情
03 產組の懇談會 筧事務官を中心に
04 第二特别委員會 活潑な討論行はる
05 海運國家管理の 回答案を提出 中央の態度注目さる
06 米穀關係豫算案 臨時議會提出に決定
07 臺北區バス合同 權利金再切下か
08 局營バス南廻線 (上)運賃等概況を發表
09 二期籾、玄米 最高價格決定 (完)告示で發表實施
10 臺灣土地建物等 卅日に總會開催
11 玉手特產課 長近く上京
12 照明燈
13 東洋電化工業 事業着手遲延
14 商況(廿七日後場)
15 ラジオ
16 廣告
第08頁
日刊第1版
序號 標題
01 新舊閣僚に御慰勞 午餐の御陪食を仰付けらる頭條新聞

【東京發同盟】天皇陛下には二十八日正午宮中豐明殿に於いて新舊閣僚御慰勞の思召しに依り午餐の御陪食を仰付けられ陛下には御軍裝にて出御閑院元帥宮殿下にも御陪席遊ばされ東條首相、近衞前首相を始め橋田文相、鈴木國務大臣、井野農相、小泉厚相、岩村法相、嶋田海相東鄉外拓相、寺島遞鐵相、賀屋藏相、岸商相及び田邊前內相、村田前遞鐵相、及川前海相、柳川前國務大臣、小倉前藏相、豐田前外拓相、左近司前商相(平沼前國務大臣は拜辭、及び松平宮相、木戶內府、百武侍從長、蓮沼武官長等も召され午餐の御催しあらせられ終つて千種の間にて御茶を賜ひつつ陛下には暫し御歡談の裡に種種御慰勞の御言葉を賜はり一同恐懼宮中を退下した

02 統制會の閣令指定 きのふ正式發表さる
03 重產統制團體協議會 各統制會の連絡機關に發展
04 會長の候補者
05 各閣僚の車中談は 今後取止めに決定 閣議で申合
06 發砲戰は既に開始 對英、ソ、蔣の援助を繼續 ル大統領の放送演說
07 淒絶な死闘を繰返す モスクワ正面戰の戰況
08 政府を積極的支持 議員同盟總會開かる
09 圖像:伸び行く滿洲國の搖籃 陸軍自動車學校の卷
10 ノ米海軍 長官放送 中立法全廢を強調 建艦計畫進捗を誇示
11 滇緬鐵路建設 に狂奔
12 駐泰印度人 二千引揚ぐ
13 對樞軸軍事同盟 締結を提議か 重慶政權がソ聯に
14 評定官補充
15 本日の天氣
16 ソ聯側發表 對獨戰況
17 焦土撤退の用意? 赤都に炸裂彈、燒夷彈大量集中
18 南部戰線共同作戰を 英ソ雨軍が顏に協議
19 畑總司令官 江北地區視察
20 獨軍ロストフ 城に肉薄
21 全國市長會議
22 鐵道運賃の引上 卅一日物價審議會で審議
23 比島防備は 急速に改善 ハ米アジア艦隊司令長官談
24 米海軍外國で 戰爭は出來ぬ 民主黨ウ議員演說
25 臺灣製糖株主總會
26 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 臺灣神社例大祭 秋色深き劍潭の社殿で いとも莊嚴に執行はる
02 新竹神社例大祭
03 神宮鎮座明治節祭 擧國嚴肅に執行
04 皇后陛下 きのふ青山御殿に行啟 義宮樣、清宮樣と御團欒
05 守正王殿下 兩殿下を奉送
06 肉彈相搏つ 奉納相撲大會
07 聖戰完遂を祈願 十萬を越ゆ‧徹宵參拜者の群 奉祝一色の島都
08 皇太子殿下 初の遠足に御參加
09 神宮に御參拜 三笠宮同妃兩殿下 御成婚を御奉告
10 陸軍航空技術學校に行啟
11 けふ京都に 向はせらる
12 横山侍從武官 福岡着
13 盛り上る奉公熱 現地報告高雄州の卷(一) 積極的工夫を 世話役訓練が急務
14 優秀劇團に 演技賞 臺灣文藝家協會
15 南門樺山兩校 水泳成績良好
16 本島教育功勞者 譽の二十氏を表彰
17 商況(廿八日前場)
18 武藤國婦會長 白衣の勇士慰問後 臺灣神社に參拜
19 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 菊花薫る秋晴 歷史の舊都に繰り展ぐ 臺南神社大祭
02 擧市一體の祭典 高雄市終日賑はふ
03 龍攘虎搏の奉 納相撲大會
04 不夜城を現出 臺中神社の祭典
05 傳統的美風顯揚 佳日に高齡者表彰
06 秋の稔謳歌 北門郡の豐年祭
07 嘉義神社秋季大祭
08 花蓮港神社
09 花蓮港市制實施 一周年記念式を擧行
10 鄉軍大屯分會 の射撃大會
11 力走また力走 臺南市各區對抗長距離競走
12 勅語勅諭奉讀式
13 臺中第二高女 卅一日に地鎮祭
14 東洋畫現代大 家作品展
15 食糧確保の一翼 北斗郡堆肥增產に大童
16 淡水街協議會 原案通り可決
17 霧社事件11周年 しめやかに慰靈祭執行
18 地方便リ
19 今日の映畫
20 廣告報社消息
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 局營バス南廻線 (下)運賃等概況を發表
02 ラジオ
03 週間經濟展望 空襲時食糧對策
04 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 議會召集の詔書公布
02 真摯活潑なる討論 經濟審議會第二日
03 工業の振興方策 第一特別委員會の熱烈な意見
04 鐵道の複線電化 第二特別委員會で強調さる
05 豫算編成方針を協議 總務部課長會議開かる
06 重點主義に徹せよ(長官訓示)
07 附議事項
08 二億圓增收の見當 國鐵旅客運賃改正案
09 淒慘なオデツサ戰跡 友枝同盟特派員の現地報告
10 農業團體の統合 慎重に考究立案 帝農總會井野農相の告辭
11 重慶とも交涉 武器貸與ハル長官談
12 日米交涉問題 ハル長官依然緘默
13 ソ聯經濟に大打擊 ドネツ工業地帶の失陷で
14 クリミヤ半島に突入(獨軍)
15 獨軍の進擊 幾分阻まる
16 獨軍ク市を占領
17 滿洲國軍も兵科區分撤廢
18 明日の天氣
19 水滸傳(534)/黃得時;榎本真砂夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 臨戰下學徒の意氣 中等學校の聯合演習 來月下旬臺北平野で展開
02 決意を新たに 武藤會長來臺を機會に開く 國婦臺北地方本部總會
03 三笠宮同妃兩殿下 畝傍山陵、橿原神宮に御參拜
04 圖像:國婦臺北地方本部總會(けふ公會堂で)
05 使命完遂へ 本間軍司令官祝辭
06 僕らの“本”定まる 四月の新學期から使へます
07 賑ふ基隆の祭典
08 武官府に献金部隊 二日間で七千圓を突破
09 臺北市參事會
10 宜蘭郡聯合青年團查閱
11 農村が 人的資源の溫床 貴重!多子家庭の調查集計 お百姓さんが壓倒的多數
12 六二%を占む
13 勤報青年隊 新竹州隊出發
14 教育功勞者 基隆で三名表彰
15 經濟審議會 委員招待會
16 一週間の事務を 半日で仕上げる 空襲下の執務訓練
17 香港政廳の 不法壓迫 引揚邦人の憤激談
18 僕らの歌 宜蘭市歌出來上る
19 これも暴利だ 腐敗に依る損失も考慮 大審院の新判例
20 全國一錢献金 新櫻田門に 水吞所を造る
21 武運長久祈願法要
22 各州廳支部總務部長會議
23 發註書提出 本月末日迄
24 光る紅二點 司法科合格者發表
25 商況(廿九日前場)
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 生活文化 神棚を中心に 生活を營む家庭 位置・禮拜について
02 恐しい毒を持つ 蜂魚
03 始めませう空氣浴 勵行すれば風邪に罹らぬ 容易に誰でも出來る
04 井戶を掘る前に 場所を研究なさい 折角掘つたが不良水では困る
05 ビタミンの攝取に 野菜はどの位 每日これだけ喰べればよい
06 圖像:奉納催物
07 市場に出廻らぬ罐詰 萬一に備へて政府が貯藏
08 牛乳で育つ赤ちやんへ 哺乳壜の取扱ひに注意
09 チヤリンと出金簿へ “おはやう”の代りに一錢を
10 美味しい 榮養パン 簡單に出來ます
11 お茶は顏を白くする 黑くなるとは真赤な噓
12 豆智識
13 國語學習 明日は教育勅語渙發記念日
14 遵法週間について 來月一日から七日まで
15 臨時議會招集 十一月十五日から五日間
16 これは不思議 大連に櫻の花
17 臺北、廈門間に 定期航空路が開かれる
18 敵の飛行機を射落す 高射砲のお話
19 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 建設本能の行使 日常雜感(下)/山本和夫
02 周公と桃花女(十) 日食四方山話し/王碧蕉
03 人口增加方策/床次德二
04 珊瑚樹 日本標準規格 その起源と必要
05 圖像:戰線五千哩
06 豆科學
07 豫壓器の改良(中) 航空發動機の進步
08 心聲/黃可軒漢詩

謹次黃純青先生晴園落成原玉/謝尊五、指南宮即景/郭仙舟、鶴亭社長古稀誌慶/莊幼岳、次韻奉酬灌園先生/虛谷、七夕/高春梅

09 新刊紹介
10 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 輝く生存者の恩賞 陸軍關係殊勳甲八十五名頭條新聞

【東京發同盟】

畏き邊りでは第十五回支那事變生存者論功行賞(陸軍關係第十三回)の御沙汰あらせられ卅日午前零時內閣賞勳局並陸軍省より發表された、今回聖恩の光榮に浴したものは事變當初北支において涿州、保定會戰及び石家莊、瀏陽河會戰に參加し、次いで中支に轉じ杭州灣に敵前上陸を敢行、ひきつづき湖東會戰から南京、武漢、南昌の各攻略戰贛湘會戰及び一昨年の冬季作戰等の戰鬪に赫赫たる武勳を樹てた町尻「谷(壽)稻葉」部隊並に主として中支上海以西地區の警備を擔任しその間錢塘江渡河同江南岸兩作戰、その他肅正討伐戰に從事した土橋(一)部隊、中支○○地區の警備に當つた高橋(重)富士井(未吉)部隊、また航空部隊中

イ、ノモンハン附近の戰鬪に參加せる吉田正「加藤敏雄」、松村黃次郞「檮原秀見」青木武三各部隊

ロ、事變當初より寺西多美彌部隊として北支に活躍し十三年春洛陽、歸德、西安、蘭封附近の空中戰において敵機八十餘機を擊墜し敵空軍の攻勢の初動を封殺、のち轉じてノモンハンの戰鬪に活躍した橫山八男部隊

ハ、初め中支に在つて制空に任じ、のち「ノモンハン」の戰鬪に參加した今川一策「土井直人」部隊

ニ、南支翁英及び賓陽作戰に活躍、偉功を樹てた原孫治部隊等に屬する(軍人將官を除く)軍屬でそのうち金鵄勳章を賜はりたる者は四千四百十二名である。うち岡山誠夫中佐(熊本)以下八十五名に對しては特に拔群の武勳を御嘉賞あらせられ殊勳甲の御沙汰あらせられた

△殊勳甲

功五 - 准尉 加藤正治 愛媛

同 旭七 曹長 垂井光義 岡山

同 同 同 松浦利夫 佐賀

同 同 同 細野勇 岐阜

同 單光 准尉 豬頭利一 岡山

同 旭七 曹長 齋藤正午 青森

同 同 同 西原五郞 佐賀

同 同 同 齋藤千代治 北海道

功三 - 少佐 高木環 大分

功四 小綬 大尉 三明保真 同

同 同 少佐 安部政太郞 同

功四 旭六 中尉 三宮善人 大分

同 同 同 足立正 同

功五 旭五 少尉 苅北清 同

同 同 同 湯淺武雄 同

同 旭七 軍曹 中津留大作 同

同 同 曹長 石田寳 同

同 同 軍曹 祥雲通弘 同

功六 同 同 御手洗義兼 同

同 同 同 後藤五月 同

同 同 伍長 龜川榮 同

同 同 軍曹 大幸西助 同

同 同 同 工藤秋雄 同

同 同 同 小野豐 同

同 同 伍長 中野重夫 同

同 同 軍曹 大久保寬 同

同 同 伍長 伊東竹吉 同

同 同 軍曹 伊東一郞 同

同 旭八 伍長 蘆刈工 同

功四 旭四 大尉 今村秀 鹿兒島

功四 旭六 中尉 宮本一誠 熊本

功三 旭三 中佐 岡山誠夫 熊本

功四 旭五 大尉 萩平昌之 鹿兒島

同 旭四 同 濱園忠夫 同

同 旭六 中尉 池田保清 熊本

功五 旭七 准尉 鳥越春時 同

同 同 同 東天 同

同 青色 軍曹 片山巖 同

同 單光 准尉 鈴木岩男 同

同 旭七 同 片山勝芳 同

功六 同 軍曹 鶴田稻生 同

同 同 同 佐藤泉 同

同 同 同 砂邊金助 沖繩

同 旭八 上兵 浦中萬次郞 熊本

同 同 伍長 島田悔次郞 同

同 同 上兵 水椎清重 同

同 同 伍長 米滿宗一 同

功六 旭八 上兵 勇政雄 熊本

同 同 同 山中勇 同

功四 小綬 少佐 調所廣周 鹿兒島

同 旭五 中尉 湯田光臣 同

同 小綬 大尉 真方信雄 宫崎

同 同 同 調所忠行 同

同 旭五 中尉 永假巳義 鹿兒島

功五 旭七 軍曹 謝花喜英 沖繩

同 單光 准尉 紺家政男 宮崎

同 青色 軍曹 日高義平 同

同 單光 准尉 安樂秀雄 同

同 旭七 軍曹 黑木紋七 同

功六 同 同 田ノ上國義 同

同 同 同 永友藤雄 同

同 同 同 宮田恒幸 同

同 同 伍長 黑木耕作 同

同 同 同 滿永武雄 同

功六 旭八 上兵 山內綠 同

同 旭七 同 宮田仲助 同

同 旭八 同 大西勇 同

功四 小綬 少佐 津崎寅之助 兵庫

功五 旭七 軍曹 寺師志津夫 鹿兒島

功六 同 同 林清藏 同

功四 旭五 大尉 南瀨豐信 熊本

同 小綬 同 橋口俊成 鹿兒島

同 旭五 中尉 千知岩政行 同

功五 單光 准尉 下馬場直次 同

同 旭七 曹長 柳田鎭之助 同

同 同 軍曹 末吉末男 同

同 旭六 少尉 中馬重清 同

功六 同 軍曹 今福政男 同

同 同 伍長 迫五男 同

同 旭八 上兵 渡邊忠志 同

同 同 同 上村小次郞 同

功六 旭七 伍長 宮野久夫 鹿兒島

同 旭八 上兵 中村勝雄 同

同 同 同 鮫島長藏 同

同 同 伍長 星三雄 宮城

△一般行賞(佐官以上)

功四 中綬 中佐 江島虎雄 熊本

同 旭四 少佐 井上豐 福岡

同 - 大佐 立石朔 熊本

同 中綬 同 緒方敬志 同

同 旭三 中佐 石川治水 高知

功五 小綬 少佐 赤尾今朝雄 熊本

同 旭四 同 西脇忠男 愛知

功四 小綬 同 澁田久雄 長崎

同 同 同 白濱勝海 鹿兒島

同 中綬 中佐 十時和彥 熊本

同 - 小佐 有馬敏雄 愛知

功五 旭四 同 益田芳男 熊本

功四 小綬 少佐 高瀨正二 愛媛

同 同 同 村上岩則 熊本

功五 小綬 同 中島政次 神奈川

功四 同 同 池邊榮弘 熊本

同 中綬 中佐 村上彥八 熊本

功五 旭四 少佐 高野正行 熊本

功四 旭三 中佐 鎌浦留次 福岡

同 中綬 同 胸澤貞安 長野

功五 - 少佐 佐澤利輝 宮崎

同 小綬 同 大重藤之永 鹿兒島

功四 中綬 大佐 增田政吉 栃木

同 同 中佐 成友藤夫 福岡

同 - 少佐 藤崎秀一 佐賀

同 小綬 同 日高明吉 鹿兒島

同 同 同 池田三夫 鹿兒島

同 同 同 日高精藏 宮崎

功四 旭三 中佐 野口勝三 佐賀

同 同 同 高屋守三郎 福岡

功五 小綬 少佐 竹中蘭平 大分

功四 中綬 大佐 北薗豐藏 鹿兒島

同 小綬 少佐 加藤武夫 群馬

同 旭四 同 深堀脩 長野

同 小綬 同 瀨田善四郞 東京

同 中綬 大佐 馬場英夫 香川

同 同 同 真田穰一郞 北海道

同 小綬 少佐 內田東次 宮崎

同 旭三 中佐 中川州男 熊本

同 同 同 小川清水 廣島

02 正副新總裁迎へて 初の中央協力會議 十二月五日から開く
03 臨戰重點主義の建前 總裁の決意闡明期待
04 中等學校最高學年 在學者の臨時措置 昨日地方長官に細目を指示
05 東條首相參內
06 ル大統領演說の反響 病的幻想の產物 責任轉嫁の集積獨當局の批評
07 米國民を瞞着 タフト米上院議員猛駁
08 獨の秘密地圖は確實 ル大統領語る
09 ル大統領の惡趣味 孤立派の領袖猛烈な攻擊
10 ウ上院海軍委員長の攻擊
11 學園の臨戰體制整備 來春一月から夫夫職業的に活躍
12 樞密顧問官補充 池田成彬氏に決定
13 財界の大物 池田氏の略歷
14 ルイス氏罷業指令 ル大統領の勸告拒否
15 圖像:全島總務部長會議
16 鐵鋼、石炭業者に 統制會設立命命
17 鐵鋼統制會の指定業者
18 石炭統制會會員
19 英政府は好まぬ 戰線の太平洋波及
20 本日の天氣
21 決算公告/臺灣製糖株式會社
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 東亞共榮圈建設と臺灣社說

輓近東亞共榮圈の確立は我國の基本國策として雄雄しく登場して來たが、斯かる回天の大事業は旣に其の緖に就いたのではなく、現在ではホンの地均らしが始められた程度である。從つて今後長期間に亘つてあらゆる困苦と試鍊とを克服するにあらされば、容易に彼岸の理想境に到達する事が出來ないものである。言ふ迄もなく共榮圈建設の基調とするところは一方に於て資材の自給に依る高度國防國家の完成と、東亞の天地を白人の支配より解放せんとするにあるが、就中所謂八紘一宇の日本精神をして先づ共榮圈に光被せしめ以て東亞各民族をして各各其の所を得せしめなければならない。此の點は白人の帝國主義的侵略と全く相異なるところであつて、又斯くの如き精神をよく發揮するにあらざれば、到底東亞諸民族の信賴を獲得するに足らざるからである。

ところが此處で一口に東亞民族と言つても、日本民族以外に漢民族を始め滿、蒙、安南、タイ、インドネシヤン果ては印度に至るまで幾多の民族が雜然として東亞に生息してゐるが、其の中核體たるべき日本民族以外は其の人數が壓倒的に多く而も最も文化的に進んでゐる民族は何んと言つても漢民族である事を先づ認めざるを得ないであらう。從つて現在行はれつつある對漢民族政策の成否が取りも直さず我が對東亞民族政策の最根本問題であらうと信ずる。此の見地よりして支那事變の合理的解決が東亞共榮圈建設の一大礎石であり、又其の前篇であると知らなければならない。最近各方面より頻りに華僑工作の必要を云為されてゐるが、其の本家たる對漢民族政策が真の軌道に乘らなければ其の枝葉たる對華僑工作も根本的解決を為す事は至難であらうと思はれる。

次に東亞共榮圈と臺灣との關係は先づ臺灣の位置から見て略其の中心點に位してゐるのみならず、今後南進の心臟部として將又兵站基地として益益其の重要性を加はるであらう事は明かである。工業臺灣の建設も此の見地よりして現在强く要請されつつある所以である。此處で考ふべきは臺灣統治の重要性も世界史的意義を有する大東亞新秩序建設の一つの國內的理想型として再認識すべきである。卽ち本島住民の大多數は漢民族と血緣を繫いでゐる關係上、此等の新附國民をして我が一視同仁の聖恩に浴せしめて各各其の所を得せしめる事は東亞民族に對する精神的影響も決して過少評價すべベではない從て臺灣統治の要諦も今後須らく小我を去り真に大乘的立場に立脚し日本精神の真髓を最もよく中外に顯揚せられん事を切望するものである

02 お米に感謝を捧ぐ 全國民・來る新嘗祭に
03 讚へよ・不滅の勳功 輝く殊勳甲の諸勇士
04 行賞部隊の歷戰譜
05 三笠宮同妃兩殿下 軍官民奉迎裡に御入洛
06 故久邇宮朝彥親王 御五十年墓所祭執行はる
07 宇治山田市で遙拜式を執行
08 圖像:皇太子殿下學習院初等科學生の御資格にて陸軍航空技術學校御見學
09 盛り上る奉公熱 現地報告 燃ゆる實行力 市內と郡部の比較 高雄州の卷(二)
10 我等の總理が下情視察 昨日早朝ひよつこり魚市場へ
11 軍司令部献金
12 督府人事異動
13 自給肥料增產に “奉公班”が一役 新竹州實施要項を配布
14 青年奉公隊を組織 鳳林郡、四回に分けて
15 ときのこゑ
16 四日試驗施行 大陸への少年工員
17 訃文:許周氏隨
18 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 莊嚴華麗な繪卷 彰化神社の例大祭
02 奉納變裝搜し 大祭中の大呼物
03 店頭陳列競技會入賞者
04 阿緱神社大祭
05 豐年祭を擧行 近く新化郡下で
06 北門神社祭 空前の賑ひを呈す
07 竹山神社例祭 來月三日□擧行
08 北港神社祭典 奉納催物盛澤山
09 能高神社例祭 終日御祭氣分橫溢
10 員林神社例祭 時局に相應しく嚴肅に
11 英靈永へに安かれ 秋晴の臺南市南門國民校で 嚴かな招魂祭
12 “鐵蹄千里”の勳 戰歿軍馬慰靈祭
13 “科學する心”に活 臺中市で博物標本陳列
14 新糖の出廻に 待機の姿勢
15 二期米初檢查 岡山郡橋子頭で
16 黃金色の穗波 嘉義郡下は一割增收
17 伸び行く滿洲國
18 花中體育大會
19 花蓮港商議 選擧懇談會
20 勤報臺中州代表 六十名三十一日入團
21 員林郡國演會
22 芬園庄國語演習會
23 新化青年團 打合會開く
24 鄉軍高雄市聯合分會武道會
25 高雄州貯蓄獎勵事務講習會
26 鐵の身心 本島青年に叩込む
27 國策作物 嘉義郡下で栽培
28 臺中州巡查教習生終了式
29 例祭の宵に傷害事件勃發
30 教育功勞者表彰 けふ勅語御渙發記念日
31 潮州時局大會
32 若人千二百名 學校報國隊を結成
33 新化聯青 查閱を實施
34 罪の未然防止 音頭を作つて宣傳
35 臺中州澱粉屑米加工業組合創立
36 若人の意氣沖天 員林郡聯青查閱
37 海山郡石灰商組合創立
38 潮州郡農業報國實踐週間
39 人事・往來
40 地方便リ
41 今日の映畫
42 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 製鐵造船事業等 諸議題に付審議 臺灣經濟審議會第一特委會
02 交通施設整備 擴充方策を討議 第二特委會
03 烏龍茶より紅茶 米國人は刺激的の物を好む 紐育駐在江口操氏歸臺談
04 臺灣經濟講演會 けふ市公會堂で
05 臺南州トラツク 卅一日定時總會
06 臺南州消費米配給組合總代會
07 臺灣倉庫總會 利益金は新記錄
08 局鐵の運賃 引上げに內定
09 新竹州米穀納入組合通常總會
10 州下消費標準米 けふ查定會開催
11 南部兩州二期米 今明日買入開始
12 江藤昌之氏 卅一日廈門へ赴任
13 臺灣鐵線復舊工事竣工
14 照明燈
15 商況(廿九日後場)
16 ラジオ
17 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 四工業の振興策 真摯な審議を續行 經濟審議會第三日目第一特別委員會
02 池田成彬氏の 樞密顧問官親任式
03 嵐の前の近東現地報告
04 計畫遂行の圓滑へ 關係官廳と臨席官 あす懇談會を開く
05 圖像:橿原神宮參拜の子供の頭をなでる東條首相(橿原神宮參道にて)
06 戰局近東へ移動か 米紙軍事記者の觀測
07 慎重な作戰 露都正面の獨軍
08 獨軍、ク半島の 咽喉部を占領
09 モスクワ爆擊
10 ソ聯側の發表
11 金屬特別回收運動 愈よ一日から開始
12 徐良駐日大使北京へ向ふ 天津を經由赴任
13 米、貨物船をソ聯に讓渡
14 英、ソ、イ三國の 同盟條約の內容
15 圖像:長江警戒艇の活躍
16 米、軍事專門使節團を 近くイラク、イランに派遣
17 シリア獨立 英政府が承認
18 獨潛水艦擊沈は 發表せぬ ノ米海軍長官言明
19 歐洲新秩序建設に邁進 勃國王の演說
20 出版界の方向轉換 自然科學書の出版激增
21 南洋在留邦人の保護救濟へ 興亞聯盟が建議
22 明日の天氣
23 水滸傳(535)/黃得時;榎本真砂夫
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 皇后陛下の御仁慈 白衣の勇士に菊の切花を賜はる
02 本庄總裁謹話
03 三笠宮同妃兩殿下 桃山泉山各御陵御參拜
04 明治節を壽ぎ奉る 午前九時に全島民宮城遙拜
05 明治の佳節に 國鐵で奉祝時間
06 新竹神社例大祭 滯りなく終了
07 愈あす盛大に開幕 譽の全選手代表決る 神宮大會
08 選手部隊けふ中に出揃ふ
09 長谷川總督 一日出帆の便船で上京
10 教育功勞者表彰式 けふ市公會堂で擧行
11 新竹州の表彰式
12 基隆市表彰式
13 大陸進出の先驅(一) 死鬪廿年惜しくも中途で斃る 興亞の偉人故荒尾氏の偉功
14 けふの志願者
15 圖像:北支の軍馬慰靈祭
16 既得權益擁護に 多數邦人が敢然再渡比
17 永野田中兩中佐 挨拶に本社來訪報社消息
18 武官府で弓道大會 來る一日の奉公日に
19 映畫“海の豪族” ラジオドラマ化 來月七日から連續放送
20 海軍武官府献金
21 石川總領事寄臺
22 生擴調查班一行 現地視察に三十一日夜南下
23 新竹消費米共販 役員會を開催
24 武藤國婦會長一行けふ南下
25 讀賣新聞兩特派員社葬執行 昨日同社講堂で
26 澤重信氏葬儀 三日旭瀛校で
27 壽町の輪禍
28 今夜の放送
29 商況(三十日前場)
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 □全島教育功勞者 □表彰された廿氏
02 國語學習 親孝行で有名な 新首相と新海相
03 護送船團と潛水艦 はげしく戰はれるでせう
04 今週の出來事 (十月廿六日─十一月一日)
05 日本製品の見本市 仲よし國佛印のハノイで開催
06 淺墓なアメリカ
07 週間コドモ新聞
08 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 學藝 傀儡戲と文樂人形/萬造寺龍
02 二重反轉プロペラ (下)航空發動機の進步
03 周公と桃花女(十一) 日食四方山話し/王碧蕉
04 珊瑚樹 自意識と國民感情 太宰治氏と大鹿氏
05 フイルム現像所も統合
06 第一回山中賞 「愛の一家」の監督に
07 演技者技能 第一次試驗成績
08 心聲/黃可軒漢詩

哭賴壺仙/鳴皐 吳景箕、茂生林兄退官奉贈/鳴皐 吳景箕、奉謝辻雅堂寄贈華城學士遺稿/鳴皐 吳景箕、奉謝辻雅堂寄贈華城學士遺稿 二/鳴皐 吳景箕、次周定山詞兄瑤韻/錦簪 施教堂、中秋感賦/錦簪 施教堂、秋夕訪徐征先生賦呈/蔣培中

09 新刊紹介
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 政治力と實踐力の 強化に發展せしむ 現內閣の對翼贊會方針頭條新聞

【東京發同盟】東條首相は三十日午後大政翼賛會總裁として始めて本部に登廳し全職員に一場の訓示を行つたが右訓示內容は現內閣の翼賛會に對する大綱方針を闡明したものとして注目される、卽ち東條首相は其の訓示に於いて

大政翼賛會は創立以來一年有餘未だ其の面目を充分發揮するに至らない事情に鑑み省察を加へ工夫を凝らし氣力を新たにして一段の前進發展に移り以て强力なる政治力と實踐力とを結集し萬民翼賛運動の推進機關たる實體を整へ官民の真摯熱烈なる期待輿望に副はねばならぬ

と明言し翼賛會を政治力並びに實踐力强化の線に沿ふて飛躍發展せしめる方向を明かにした、而して其の具體的方法については目下安藤副總裁の手許に於いて攻究中であり臨時議會の終了を待つて實現に移されるものと見られるが翼賛運動を效果的に展開せしめるためには國民組織を整備する事が根本の條件となるので再出發の目的は其の點に注がれ壯年團組織の整備なども其の一環として考慮されるであらう、又議會勢力との關係については「大政翼賛運動は凡てを超越した國民運動である」と云ふ觀點に立つて真の翼賛議會を顯現する方向に進むと見られこの點については議會方面に於いても時局の重大さを認識して協力的態度に出る事とならう、要するに大政翼賛會は同志結合の線に沿ふて一億國民の總意を結集せしめる方向に飛躍發展を期しそれがためには官廳側と翼賛會の連絡强化についても從來の如き消極的態度を捨てて渾然一體の實を擧げる事とならう

02 今日は大事な時だ 誰でも朝早く起きて働かにやいかぬ 總裁室の電擊宰相は上氣嫌
03 電信、電話(料金)も引上 遞信省準備に着手
04 必勝不敗の信念堅持 東條翼贊會總裁が初訓示
05 年末貨物圓滑輸送に努力 鈴木鐵道次官說明
06 圖像:南支派遣海軍紀念日
07 東鄉外相 外交團と接見
08 眾議院調查會 財界人と懇談せん
09 孫蔚如麾下を擊碎
10 青壯年國民登錄 けふから一齊に行ふ
11 米の戰後保障計畫 英に全基地提供要求
12 □が大激鬪 蘇魯地區の農作物を爭奪
13 西康國際路線の 新設問題を檢討 米の援蔣不徹底に起因
14 同業組合を逐次解消 商組、工組に吸收せしむ
15 戰線放棄の兵士 逆賊として銃殺の刑に處す 赤都死守を嚴命
16 漁獲高は一割增 去年の水產業實態
17 重慶に派遣の 米軍事使節團員 蔣の軍事顧問に就任
18 米海軍最大の 飛行艇 近く進水せん
19 土陸軍大學校長 ヒ總統と會談
20 カーニー號の損傷狀況 ノ米海軍長官の新報告
21 督府人事異動
22 金丸繁治氏略歷
23 今日の天氣
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 經濟審議會を存續せよ社說

督府主催のもとに數目間に亘り真摯活潑なる審議を重ねた臨時臺灣經濟審議會は多大なる成果を收めて卅一日を以て終幕を吿げるが時局の重大化と共に南方基地として本島に負荷された使命は更に一段と加重して居る、卽ち國際情勢の險惡に則應し、我が國當面の課題は一時も早く高度國防國家を建設し大東亞共榮圈を確立するにある。此見地よりして本島に課された國家的使命を完遂する為めには產業經濟の全分野に亘り適確なる施策と企畫を立てると共に急速なる實現を期せねばならない。本島產業の發達と經濟界の躍進は領臺以來四十餘年にして今日の如き盛況を招來したが今後の國家建設は從來の自由主義時代と異り國策の要請に應じて計畫的統制建設時代に突入せねばならない。隨つて單に一時的便法に依つて立案施行を為す譯には行かれないのである。本島工業化問題と言ひ、交通機關の擴充整備問題その他の經濟振興策や產業開發に至る總督府の施策は時代の進展に伴ひ逐年努力を傾注して來たが豫算その他の關係で實現が著しく遲延して居る重大懸案が尠くない。

支那事變を契機として我が國策の向ふ所が明瞭となり今迄の如き姑息的な施策を許さない事となり國防國家を建設する為めには計畫的施策と共に國民の絕大なる協力を必要とする。殊に東亞共榮圈を確立し頑迷なる英米包圍陣を突破して行く為めには一時も早く自產自給對策を立てねばならない。南方基地として國策具現の一翼を擔ふ本島が何時迄も舊時代的理念に依つて施策を踏襲する譯には行かない實に國家の要請する方途に向つて活潑なる進軍を為すべき秋であるその為めには產業經濟政策の立案施行に至るまで科學的檢討と調查に依つて完全なる實施案を立ててから推進せねばならない。この見地よりこの度開かれた經濟審議會は內地及び島內より斯界の權威者を集めて審議させた事は一大賢策でありその審議の結果に依る答申に基いて督府當局も最善の努力を盡して出來る限り短期間に工業化問題を促進し、交通機關の擴充整備に邁進して貰ひ度いのである、それが今後の本島產業政策の基調となり成果を期待される、

本島產業政策を確立する為めに昭和五年には臺灣產業調查會が開かれ次いで昭和十一年には熱帶產業調查會降つて昭和十三年重要產業調查會が開催され朝野の權威者を本島に迎へて實地に視察させ將來への指針を諮問し多大なる成果を擧げて居るこの度の臨時臺灣經濟審議會は單に基礎調查のみでなく今後の具現的施策に對し檢討を加へ現實的に推進する事となつた事は本島產業政策の遂行上一大寄與を為すものである。時代は旣に臨戰態勢下に入り本島の產業經濟の全分野に亘り國家的使命を果して行かねばならない時である。從つて今後の戰時政策を確立する為めには常に官民が渾然一體となつて國策を推進せねばならない。かかる意圖よりしても經濟審議會は一時的の設置□なく今□□□□□□濟□の指□機關□□□□恒久的に□□□□的に又は臨時的に□□□□□□□□策(原件破損)

02 集ふ若人三萬五千 高松宮殿下台臨のもとに 國民體育の祭典けふぞ開く
03 示せ!意氣と力 小泉厚生大臣強調
04 大會スタンプ 繪葉書を發行
05 甲功章に輝く 軍用犬馬論功行賞
06 南進臺灣の使命 熱辯・滿堂の聽眾の胸を打つ 昨夜の經濟講演會
07 初の御儀山口祭 昨日嚴かに執行
08 三笠宮同妃兩殿下 工藝品を台覽あらせらる
09 朝香宮湛子女王殿下 御別れの御催しを遊ばさる
10 優勝額奉献式
11 盛り上る奉公熱 現地報告(三) 一段の努力要望 地方郡部の督勵鞭撻に
12 無言の戰士に感謝 けふ新公園で軍馬祭
13 馬事普及徹底へ 軍馬祭に當り今泉軍獸醫部長談
14 國民鍊成所 嚴かに地鎮祭擧行
15 經濟審議會 委員視察日程
16 基隆聯合青年團查閱
17 支部總務部長會議 島都公會堂で開催
18 粉身して奉公 新嘉義署長真田氏語る
19 全島受刑者增加 防げ出來心の誘發
20 堀田行刑課長語る
21 ときのこゑ
22 加藤准尉北投へ 組合座談會に出席
23 新竹州米納組合總會
24 基隆中體鍊會
25 總督府辭令
26 人事・消息
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 ネオン下の女性に防諜宣傳
02 最後の御奉公に 潮州郡守に榮轉の森氏語る
03 花蓮港國語演習會
04 勅語御下賜記念日 きのふ各地で奉讀式
05 感謝奉告祭の後 豐年祭を擧行
06 新高社祭 終日大賑ひ
07 澎湖神社祭 奉納演藝會等
08 曾文神社例祭 お祭氣分橫溢
09 豐年感謝祭 曾文郡で擧行
10 東勢神社祭 奉祝野球大會
11 鳳山神社例祭 奉納野球等
12 彰化署司法事務訓練
13 談笑の間に增產 “土に生く者”の座談會
14 花蓮港米穀會社株主總會
15 意氣天を衝く 南投郡鄉軍查閱
16 彰化郡學童年齡別競技大會
17 軍馬祭執行 けふ臺中公園で
18 地で行く“歡喜力行” 働く者にこの慰安
19 圖像:戰線五千哩 戰ひすんで
20 臺中州畜產會の打合會
21 時局と農民道 臺中市で講習會
22 五社親睦野球大會
23 新化街聯青查閱終る
24 “挺身する女性” 特志看護婦志願續出
25 戶別訪問は今回だけ 花蓮港の商議選擧戰
26 桃園防諜劇團 各地で好評
27 人事・往來
28 消息
29 地方便リ
30 今日の映畫
31 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 鹹水利用工業及 其他の工業を審議 臺灣經審第一特委會終る
02 けふ總會再開 答申案を決議
03 南送炭增送に 貨車廻送對策樹立 愈愈來月より實施
04 工業用品を製造 臺灣皮革總會で發表
05 劃期的前進を示す(下) 總動員態勢の整備
06 ガソリン減配を 近く地方廳に通達 バス用
07 臺北商工會議所主催 臺灣經濟審議會臨席官招待會
08 製糖期延期 原料の成熟不充分で
09 高江理事官 來る一日上京
10 ゼニスパイブ 八分配當を可決
11 圓山發電所竣工 來十五日より運轉開始
12 臺灣土地總會 配當八分据置
13 臺灣自動車用品商聯定時總會
14 南日本化學工業 事業復活に決定
15 照明燈
16 商況(三十日後場)
17 ラジオ
18 廣告
第08頁
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