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興南新聞1941年2月

日刊第1版
序號 標題
01 改題記念特輯 力強き協力者 內閣總理大臣近衛文麿頭條新聞特輯

臺灣新民報が現下の超非常時局に際會し、新聞使命の重大性に鑑み、紀元の佳節を卜し、題名を興南新聞と改め、名實共に新發足を為し、國策に順應して南進雄飛の態勢を備へ、更新第一步を踏み出す事になつた事は誠に慶賀に堪えぬ所である。臺灣が帝國の南方基地として今日如何に重きを為して居るかは、今更改めて茲に言ふ迄もなき處であるが、興南新聞は臺灣新民報時代の獨自の基礎と實力を充分發揮し、更にその內容を充實擴大して臺灣統治並に國策遂行の上に特に協力せられ度い。政府は目下新體制下國民全體の協力を得て各般の政策を行はんとして居るが、それが目的達成には言論機關殊に新體制に則應した言論機關の協力に俟つもの絕大なるものがある。この意味に於いても興南新聞の今回の擧は力强き協力者を得たものとして喜びに堪へない。最後に興南新聞同人の健鬪を祈り改題發展の祝辭に代へたい。

02 時宜に適した快擧 拓務大臣秋田清特輯
03 決意に敬意を表す 內閣情報局總裁伊藤述史特輯
04 多幸な前途を祝福 外務大臣松岡洋吉特輯
05 東亞諸民族を指導 倍舊の奮鬪を祈る 永井柳太郎特輯
06 堂堂の筆陣を張れ大政翼贊會常任總務風見章特輯
07 同人の卓見に敬服 大阪每日新聞社長奧村信太郎特輯
08 使命は重且つ大特輯
09 重責の完遂を祈る 同盟通信社長古野伊之助特輯
10 限りなき喜び 松岡正男特輯
11 名士の祝電特輯
12 祝改題特輯
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 神武創業の大理想へ 紀元節に當たりて社說特輯

事變下第四回の紀元節を迎ふに當り恭しく聖壽の萬歲を壽ぎ奉り、國運の隆昌を祈り奉る。兵馬倥傯の裡、この佳節を迎へて、われ等は神武創業の御精神を仰ぎ奉り、わが國史の本源を三省するの要、切なるを覺ゆる神武創業の御精神とは東征六年橿原宮を建て給ふ令の一節たる

夫れ大人制を立つる、義必ず時に從ふ、苟も民に利あらば何ぞ聖造に妨はむ、且つ當に山林を披拂ひ、宮室を經營して而して恭く寶位に臨み、以て元元を鎮むべし、上は則ち乾靈國を授くる德に答へ、下は則ち皇孫正を養ふの心を弘む、然して後六合を僉て以て都を開き、八紘を掩て而して宇と為す、亦た可ならずや

の御聖旨に盡されてゐる、鴻謨宏遠、萬民を提げて四海に臨む至高至大の國本を明示し給ふたのである、

卽ちわが建國の使命は、內はわが民族を一致團結せしめ、外は之を擧げて東洋平和の擁護者たることである、東亞諸民族の先導者たることである、進んでは黃白人種の差別を撤廢し、世界的一大平等を現出し、世界文化に貢獻することが、いはゆる八紘一宇の大理想なのである。かくて日本は長い長い歷史の上に國運の隆替消長はあつたが、列聖二千六百年の國土經營は主として國力の培養とその蓄積であつたと約言し得るであらう。今や日本は蓄積された國力を擧げて崇高雄渾なる天職遂行のため雄雄しく立上つたのである。さきに滿洲國の獨立を見たのはその第一步であり、支那事變はその第二段階である、支那自身を含む大東亞共榮圈の建設はその第三段階である。

或る軍事專門家は支那事變處理だけでも向後三十年を要するだらうといつてゐる。大東亞共榮圈の建設に至つては恐らく一世紀の歲月と鐵と血の大犧牲を伴ふ大事業たるを覺悟しなければならない。日本國民は今や國運興廢の分水嶺に立つてゐるのである。この一大危機を突破し、一大試鍊に打克つためには大死一番、死中に活を得る底の重大決意を必要とする。

02 社說 興南新聞けふ新發足社說

二十年の歷史と傳統を誇るわが臺灣新民報は本日を以て興南新聞と改題した。顧みればこの二十年こそ文字通り荊棘の途の連續であつて、よくもはるばる來ぬるものかなの感が深い。今やわが社の公正なる立場と妥當なる主張が認められて意義深きけふの新發足に當り、內閣總理大臣を初め、拓務大臣、臺灣總督臺灣軍司令官以下朝野顯要の名士より溢るる大愛を盛つた鞭撻激勵の辭を寄せられたるは、同人の感激措く能はざるところである。われ等は現下の超非常時局に當り六百萬島民を善導して敢然國難に殉ずる志操を長養することが、新聞報國の第一義と信ずる。

われ等は臺灣の地位が東洋的、世界的に飛躍した今日新聞自體の態勢も、それに呼應するものでなければならぬと信ずる。そして臺灣並に臺灣島民をして南進の尖兵たらしむることか、われ等に與へられたる光榮ある使命と敢て自負するものである。われ等は改題に當りて擧社一致、全力全能を動員してわが國策に順應し、時艱克服に邁進せんことを誓ふ

03 國策推進に協力せよ 臺灣總督長谷川清特輯
04 使命は益益重大 總務長官齋藤樹特輯
05 更始一新に敬服 高等法院長伴野喜四郎特輯
06 圖像:本間軍司令官の祝辭特輯
07 活躍に俟つ 總務長官代理松岡一衛特輯
08 今後の努力に期待 警務局長荒木義夫特輯
09 圖像:下村海南氏の祝辭特輯
10 往け!ただ驀らに 高等法院檢察官長古山春司郎特輯
11 意義深い企圖 臺拓社長加藤恭平特輯
12 報道報國に邁進されよ/林獻堂特輯
13 使命達成を確信 臺電社長林安繁特輯
14 御隆昌を祈る 臺日社長河村徹特輯
15 圖像:桂大佐の祝辭特輯
16 文運に寄與 臺灣商工會議所會頭後宮信太郎特輯
17 祝改題特輯
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 祝改題特輯
第08頁
日刊第4版
序號 標題
01 宮中の紀元節祭 畏し天皇陛下御親祭
02 總額十一億三千萬圓 十六年度の追加豫算
03 あす豫算總會に上程
04 臨時閣議で決定
05 圖像:褚大使參內
06 十五年度の追加豫算
07 兩年度追加豫算案 眾議院に提出
08 教育振興費 小學教員に十圓の月額手當 追加豫算に承認さる
09 惡質違反者を嚴罰 一罰百戒・罰則を強化 秋山局長答辯
10 生產擴充の實を擧ぐ 產報會、商擴協力委員會を設置
11 私設社會事業諸團體に 慶福會から助成金交付
12 大角大將に 敘勳敘位の御沙汰
13 船舶保護法案(議會提出) 佐藤中佐、重要性を語る
14 文部追加豫算 その主なるもの
15 舊中島派の會合
16 我が軍に歸順 皖南遊擊枝隊長以下
17 新四軍江南部隊 續續我軍に歸順
18 住宅經營を事業主に要求 熊谷局長答辯
19 重慶內部の直系と非直系の抗爭激化
20 華北に啟新院を新設 青少年を指導
21 橫濱市長は半井氏に決定
22 獨のブ進駐切迫 チヤーチル英首相放送
23 貴院の假議長 德川國順公
24 湯淺男爵家 襲爵せず
25 副見總長の地方巡視日程
26 佛の煮へ切らぬ理由(獨の情報)
27 今日の天氣
28 大阪商船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 日本郵船基隆出帆
31 大連汽船
32 東亞海運
33 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 御獎勵金御下賜 全國私設社會事業團體に
02 けふ紀元の佳節 益益國威の昂揚へ 長谷川總督謹話
03 一切を捧げて御奉工 本間軍司令官謹話
04 敬米思想を涵養 祈年祭の意義徹底へ
05 皇國の道論文入選者發表
06 簡閱點呼に就て 陸軍省の發表
07 政府の時間と軍事送放 けふから實施ラヂオの翼贊版
08 優良部落教化團體 けふの佳き日に表彰
09 宜蘭市聯合青年團查閱
10 國語不解者一掃 新竹州立案を急ぐ
11 新竹州米穀懇談會
12 代用食試食會 あす一高女で開く
13 絢爛!「建國の夕」 昨夜の奉祝演奏盛況
14 紀元節奉祝の夕 今夜公會堂で大演奏會
15 鄉軍東部聯合會武術大會
16 臺灣文藝家協會 けふ晴れの結成式擧行
17 臺灣國立公園切手發行
18 御飯類は賣りません 市內の料理屋、カフヱー
19 納稅に示範
20 國債郵便局 賣出し成績 大藏省發表
21 衛生都市宜蘭の建設 十三日衛生組合を結成
22 顏姓の改姓
23 佐野氏献金
24 江草灸科醫 治療期間を延期
25 人事消息報社消息
26 今日の映畫
27 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 一期米植付進捗 高雄州下は殆ど終了 收穫は意外に增加か
02 高雄驛着砂糖激減 砂糖減產を反映
03 鵬南茶業公司成立 公司長は錦記製茶
04 統制遵守推進隊 昨日より活動開始
05 臺灣水產會總會 來る廿二日協和會館で
06 華南銀行 廿六日に總會
07 姜黃の價格協定 四十圓に落付く模樣
08 埔里製紙工場 開業式を擧行
09 臺灣體育用品製造移入配給會社 十三日創立總會
10 臺灣纖維亞麻工場 昨日公館で地鎮祭擧行
11 水飴製造業組合 創立總會を開催
12 臺電總會 來る廿六日
13 肥料荷役運送協同組合 細目協定成る
14 桃園水利組合 あす評議員會
15 特產課清水技手 技師に昇進
16 臺東郡黃麻增產 十六年度より施行
17 東京向けバナナの初荷
18 一月中酒類賣渡高 二百九十六萬圓
19 臺灣耐火工業役員を選任
20 一月中煙草賣渡高 前年同期に比し五十四萬圓增加
21 經濟手帳
22 市價及商況 十日
23 照明燈
24 バナナ相場
25 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 壽ぐ“聖紀の祭典” けふ各地で表彰式擧行
02 神饌田の地鎮祭 鶯歌街聯合青年團で
03 慰問演藝團の試演會
04 故河野上等兵の虎尾街葬を執行
05 總額二百廿二萬圓 嘉義市の新年度豫算
06 第一瑞福丸遭難
07 學級の大增加 花蓮港市、豫算に計上
08 曾文郡防空訓練 緊張裡に開始さる
09 高砂族國語演習會 十三日昭和記念館で
10 三星庄稻作正條植講習會
11 空訓實地研究會 きのふ臺南防衛團で
12 座銘に“戰陣訓” 產組役職員に無料配布
13 康灔泉氏の個展
14 慰問演藝會盛況 九日彰化公會堂で
15 “大體に於て佳良” 北門郡空訓講評
16 空訓無事終了
17 時局を喰ふ男 片端から摘發嚴罰
18 八萬圓の空手形 濫發詐欺で御用
19 蓮池潭に浮死体
20 防犯防諜座談會
21 無賃乘車の聾啞少年
22 花蓮港市防衛團役員顏觸
23 社告/興南新聞社報社消息
24 米糠の闇に大鐵槌
25 鄭姓大宗祠祭典
26 桃園郡道路品評褒賞授與式
27 ローカルセクシヨン
28 人事往來報社消息
29 第十回決算報告/臺灣石粉株式會社
30 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 学藝 冬山二題 富士山/冠松次郎海外遊記

元日の見るものにせん富士の山元旦の美しい朝、朝陽に映へたアルペンローズの富士の姿を遠く眺めて歌ったと思はれるこの俳句を讀んでゐると、白雪に美裝された冬の富士が眼の前に浮んでくるやうな気がする。

冬の富士、氷雪の富士、近頃はその富士を遠く眺めて喜んでゐるばかりでなく、雪を踏み氷を碎いてその頂に立ち端的に富士に抱きついて思ふさまこの靈山の精氣を味ひ、この山を中心とした、華華しくも亦美美しい壯觀に接しなければ我慢が出来ないと云ふやうな氣持が、山好きの者の間に滿ちてゐるのである。

關東の者は一生に一度はせめて富士へ登らなければと盛夏の七月を選び登山した。それは登山人の間には今では昔の夢となった。今日ではせめて一度は冬の富士に登って見ないことにはと云ふのが當然のやうになって大晦日から元日にかけて山上の初日の出を拝まうと登山する者が相當あるやうになった

併し冬の富士となるとさう簡單には登れるものではない。私はこの間、十一月中旬の二千六百年祝典の日富士に登った。下は曇って霧雨さへ降ってゐたが三合目附近から上はすばらしい快晴で、烈風が砂塵を捲いて頂から吹き落ちて来た。風速二十五米突、その間に起る突風は正に三、四十米突に達する。

頂近くの山から窪から旋風が捲き起ってくる。それが地軸を揺らがすやうな鳴動を伴って逆落しに襲ってくる。雪、氷、砂礫を交へたハヤテの前に私等つくばってその過ぎて行くのを待って登って行った。併し天氣は愈愈冴えて澄んだ空から大きな富士が浮び上つてゐる。下界は群青に沈み、五合目附近の水平圈を境として中空は茜色に光り、高空は淺黃色に清んでゐた。日が富士の後ろに沈まうとして真紅の光芒が水平圈の上を炎のやうに走ってゐる。御殿場口の九合目に辿りついた頃には黃昏れた空に夕屋が黃金色の光りを放ちやがて上弦の月が私等の背から照して来た。雪が光り、岩が光り、その間を私等の黑い影が動いて行く、高山の夕、轟轟と鳴るる烈風に抗しながら登って行く私等の心は、寂しさの莊嚴に徹してゐるやうだ。頂の一角につき淺間神社に額いて、それから劍ヶ峯に向った。頂上に張りつめたのは雪でなく鏡のやうな氷だ。うっかり歩くととたんに辷る。私等は內院の懷から頂稜にうつり劍ヶ峯の頂にある観測所に旅服をといた。(筆者は山岳家)

翌日は天氣はよかったが風が強く。歩いてみると身體が浮く足をすくはれさうだ。御来光を拝み、影富士を見、午前十時には大日章旗を先頭に淺間神社の前に並んで遙かに皇居を拝し、紀元二千六百年の祝典を挙げた風は夕方から凪ぎて、紫の影富士が伊豆岳の上から大きくせり上って来た。

その翌日は十一月の十一日だ晴れる晴れたりに真に日本晴の富士日和だった。日本中の山が富士を中心に雙眸に集ると云ふやうな晴朗な朝、微風なびく山上を私は御鉢巡りをしながら剣ヶ峯から白山岳、久須志岳伊豆岳などを廻り淺間神社の處から御殿場へ下った。

今迄にこんなによく晴れた富士の展望は初めてであった。南アルプスが手の届くやうに、聖と上河內の後から美濃の恩那山がコバルト色に、鹽見岳の後ろには木曾駒連嶺が翼を擴げて、その上から雪の御岳が額を出してゐた。白峯の北岳の右からは乘鞍の真白の姿が甲斐駒の右には朝陽に燦燦とした北アルプスの連嶺が白金の城廓を連ねてゐた。その先鋒を為すものは穂高山と槍ヶ岳だ、針ノ木岳、蓮華岳の左から立山の氷雪がプロックのやうになって飛び出してゐる。鹿島槍の立派さ、白馬三山の雪の美しさ。その右には兩飾山が見えてゐる。燒山、火打山が見える。皆真白だ。妙高山が將棊の駒を立てたやうなすばらしい態をしてゐるのが何となく視覺を刺戟する。その後ろはもう日本海だ。淺間がすばらしい煙を噴きその前に金峰の五丈岩が光ってゐる。

上越の雪山、甲斐連山その右筑波が霞んでゐる。房總半島が見える。丹澤、箱根、伊豆の大島、天城、愛鷹から伊勢の海まで蒼蒼として視界は擴がる。

實にすばらしい展望だった。

富士も十二月から一月になると雪は更に深くなり、二月にはその最高潮に達するのだ。頂上から七、八合目まで氷雪の領が擴大される。もうその邊から氷を刻み足場を造りながら上るのである。孤立した大火山の風は強く冬期の季節風に抗しながら上ることは冬期登山の最も困難とされる處だ。いくらよく晴れてゐても風が強ければ粉雪はとなって山上を包んでゐる。さう云ふ時には登頂は容易でない日和を見て登ることだ。然し夏の富士登山に比べると困難があり努力を要する代りに富士のすばらしさは冬山にあると云ふ程冬期登山の深い印象は私等に強い感銘を與へる。

こんなことを書いてゐると私は冬晴の夕、省線電車の窓からよく見る富士を思ひ出す。夕日に燃えてゐる富士の真紅な頂を中心に叢り立つ紅の災のことを思ふ。ああ、あの雪煙のハヤテが、今日も亦御山はすばらしい風だなと思ひ、何だかじっとしてゐられないやうな氣持になるのだ(此項終)

02 寒と立春(上)/原田三夫
03 圖像:米國のお正月
04 心聲漢詩

將之高雄留別諸親友/步初、告鄉友以通信處/步初、單身赴高雄數日無家可寓權以辦事處爲寢室以机作床戲作俳諧體/步初、夜覺頭微痛起服藥未幾即止復痛復止者再因而不寐達旦又作是詩/步初、輓純甫同社/可軒、獅頭山即事呈同窓諸友/黃金火、次韻/黃文陶、次韻/何漢津、□/李鷺邨、新竹樂仙樓大六會即事/鷺邨、春日同雨邨兄飲于基津席上似香圃/黃景南

05 ラヂオ
06 廣告報社消息
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 隱匿品を續續發見 香韶遮斷作戰敵の打擊は甚大 南支軍發表頭條新聞

【廣東十一日發同盟】南支軍報道部十一日午後三時發表、我が南支軍の香韶路線遮斷作戰に於ける戰果は曩にその一部を發表したるも爾後益益擴大し現在旣に左の如き莫大なる數量に達し更に隱匿品を續續發見しつつありて今回敵抗戰力に與へたる打擊は蓋し痛烈なるものあり

一、二月八日發表以降現在までに發見鹵獲せる軍需品の主なるものガソリン四千二百罐石油二百四十八罐、植物性油一千罐、タングステン八瓲、アンチモニー八百貫、鉛二千五百瓲、鐵板千五百瓲、錫八百梱紙四千梱木棉糸三百二十梱木材三千本、煙草三百五十萬本、白米三百俵、鹽二百五十瓲、砂糖二千斤、乾電池百十箱、自動車三輛、水筒三十七萬個、其他武器彈藥被服秣輸送材料等多數

二、舊臘以來現在までに空陸、兩部隊の破壞、炎燒又は鹵獲せる軍需品の主なるもの、油類一萬九千八百四十罐、渡舟五百噸、自動車部分品五十八箱タイヤ、千五百箱、戎克二百五十隻、重要鑛石類十瓲、鉛及鐵四千瓲、紙四千梱、綿糸綿布羅紗等四千瓲、靴類二千四百足、煙草四千百萬本、米三百俵、鹽七百五十瓲、砂糖二千斤、乾電池十一箱、材木一萬八千本、水筒二十七萬個、內容不明貨物約五千梱、軍需品倉庫百五十棟其他輸送用船停車場の破壞等である

02 總額百廿八億七千(萬圓) 一般會計歲出豫算
03 各省別の主要經費
04 けふの兩院
05 本月中に全部議了 殘餘は休會とする
06 圖像:島都の建國祭式典
07 澄田委員長 西貢から盤谷着
08 追加豫算の審議 翼贊會、物價問題に重點
09 論議は貴院に集中 眾院も掉尾の波瀾を藏す
10 アイスランド首府を初空襲 エロンドン其他も爆擊
11 英側に多大の脅威
12 各外地の追加豫算(十六年度)
13 外地十五年度の追加案
14 國民同志會を結成 擧國一致、時艱克服
15 長期食糧增產施設
16 直ちに五億弗支給か 武器貸與法案成立せば
17 米國の首腦部 重大協議を開く
18 對外諸問題 ハル長官見解を表明
19 英の宣傳は虛構 ドイツ當局の言明
20 湯島聖堂に褚大使參拜
21 今日の天氣
22 大阪商船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 日本郵船基隆出帆
25 大連汽船
26 東亞海運
27 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 瑞祥に滿つ大內山 嚴かな紀元節祭の御儀
02 皇威宣揚を祈願 奉祝一色、島都の紀元節
03 誓つて難局克服 莊嚴、島都の建國祭式典報社消息
04 御真影奉拜式 總督府で嚴かに擧行
05 皇太子殿下御參內 御祝詞を言上遊ばさる
06 奉納模型爆彈塔 基隆で除幕式擧行
07 聖恩、獄舍に遍し 全國一九九名に假出所の恩典
08 帝都の奉祝 陸に海に式典擧行
09 鐵蹄高らかに響く 颯爽・奉祝愛馬大行進
10 本紙改題奉告祭 臺灣神社で嚴かに擧行報社消息
11 賀辭を述ぶ 張總領事が
12 軍司令官の優勝旗 劍道優勝校に授與
13 宜蘭で旗行列
14 龍虎相搏つ熱戰 建國奉祝武道大會
15 新竹の奉祝
16 新竹鄉軍後援會 昨日佳節を卜して結成
17 水利組合評議員會
18 高千穗丸出帆
19 木炭配給に親心 二月分はけふから配給
20 雄雄しき發足! 臺灣文藝家協會誕生
21 防衛團機構改革 宜蘭市の計畫案成る
22 玉福精米配給組合員が寄附
23 海上警報
24 臨時手當を支給 警察官と地方吏員に
25 力走また力走 潑刺たる若人の意氣 建國驛傳競走
26 船便り 高砂丸無電
27 定期航空
28 人事消息
29 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 祝改題特輯
第04頁
日刊第4版
序號 標題
01 改題記念特輯 意義深き改題/川村直岡特輯
02 更に健鬪せよ/宮木廣大特輯
03 國策に貢献せよ/奧田達郎特輯
04 一段の奮鬪を祈る/副見喬雄特輯
05 一層國策協力へ/中村八十一特輯
06 發展を祈る/一番ケ瀨佳雄特輯
07 欣快の至り/赤堀鐵吉特輯
08 改題は發展の象徵/酒井周吉特輯
09 南を興す新聞たれ/光永星郎特輯
10 朝野の期待や大/和田正彥特輯
11 伸びよ!南方へ/三輪幸助特輯
12 時局對應の態勢/松岡富雄特輯
13 南進の先驅者/廣谷致員特輯
14 名士の祝電特輯
15 大飛躍を期待/鶴友彥特輯
16 御奮鬪を祈る/蔡式穀特輯
17 新使命は重大/三木七郎特輯
18 お斷り特輯
19 祝改題特輯
第04頁
日刊第5版
序號 標題
01 緊迫せる內外情勢 大東亞共榮圈の建設 列國の誤解一掃が急務特輯
02 本紙の沿革特輯報社消息
03 圖像:陸鷲の快翔特輯
04 祝改題特輯
第05頁
日刊第6版
序號 標題
01 改題記念特輯 南京政府の承認と事變處理の現段階特輯
02 圖像:新發足せる本社社屋特輯報社消息
03 廣告
第06頁
日刊第7版
序號 標題
01 昨日は紀元の佳節 各地で盛大に奉祝
02 供米節米打合會 彰化市會議室で開催
03 彰化郡保甲協會 十日に結成式擧行
04 產業報國挺身隊 羅東郡で組織
05 日用什貨商共同仕入組合創立總會
06 八十貫の大鮪 高雄で初漁
07 彰化郡勞務奉公隊 華華しく結成さる
08 供米協力者を 高雄州知事が招待
09 傷病兵慰問演藝會 彰化の愛婦が主催
10 亞光クラブ 寫真の防諜に進出
11 東潮州郡守 郡下初巡視
12 警察後援會 彰化郡支部成立
13 斗六郡下國語家庭表彰さる
14 大埤信組役員 官廳より指名
15 貨物小口扱 申告制を斷行
16 愛婦鶯歌街分區 懇談會を開催
17 羅姓を德山に 座談會で決定
18 屏東馬事傳習所 十八日落成式
19 部落表彰狀の 傳達式を擧行
20 真珠詐欺犯 縛に就く
21 金密賣買犯の檢擧 首勳者に金一封
22 馬公一公學藝會
23 臺中二中 報國雄進會を組織
24 臺中州で教育研究會
25 人事報社消息
26 ローカルセクシヨン報社消息
27 廣告
第07頁
日刊第8版
序號 標題
01 学藝 冬山二題 日光/冠松次郎海外遊記

私は餘程、明治三十六年の秋に日光を訪れた。その時は幸ひと恰度湯元の紅葉が酣な時であった。あの盆地一帶の湯の湖を繞る山山は朱泥を流したやうな紅葉に燃え、湯の湖は青みどろに光ってゐた。真紅な山と真青な湖を包んで秋晴れの空は高く澄渡って何とも形容の出来ない幽邃さだった。

人の殆んど訪れない深秋の湯元は、文字通り寂寞として遥か下から湯瀧の響きが聞えてくるだけであった。今考へても心細かったのはもう湯宿の全部が家の周圍を蘆で圍み、人人は皆日光へ下る仕度に忙しかったことだ山が赤くなっては日光ももうお終だと云ふやうなことを湯宿の者は云ふてゐた。獵師二三名を留守番に残してもう間もなく里へ下るのだと云ふ。

私はその時奧白根に登り、太郎も登り男體越えをして中禪寺へ下りた。鬼怒川源流の深い紅葉に驚いたのも、初めて谷から競い上るさ男鹿聲を聽いて喜んだのもこの時であった。

この物寂しかった冬の奧日光、人の至く訪れなかった日光の湯元が今日ではどうであらう。スキーが盛んになった為でもあるが、一年中で冬が一番多く人が集まる。年の暮から年の始めにかけて、大きな宿屋では數百人の客がぎっしりと詰められてゐる。冬湯元に集まる人は數千人の多きに達してゐると云ふ。

第一ゲレンデも第二の方も人で埋まり、金精峠、い溫泉岳を中心としたスキーツアーへと燦燦たる麗雪を浴びて冬の奧日光を滿喫するここには溫泉のあると伝ふことが何しても強味だ。雪の男體山、太郎山、白根山などの雄姿を眺め、中禪寺、湯の湖の氷湖を眺めながら行く冬の日光はよい處だと思ふ。

殊に最近には龍頭ゲレンデの下に龍頭山の家が、湯の湖畔に湯元山の家が出来た為非常に便利になった。兩方共帝室林野局のもので今日迄とっておきの最も佳い地點を選んで、豐富な用材を用ゐた近代的設計にかかる宏壯な山の家であって、龍頭の方は收容人員八十名、湯元の方は百名である。湯元の方は宿舍がやや廣く溫泉の設備がある、展望から云へば龍頭は最も佳い。

すぐ前に男體山が孤狀を描いて蒼空を剪って、その裾を森林は美しい右は中禪寺を俯瞰し左には戰場ヶ原を隔てて太郎山の颯爽たる英姿眺めらるる、共に宿泊料一圓八十錢といふ日光には破格のものである。

私は、この一月十一日にその湯元を訪れた下野のはよく晴れてゐるのに日光の山峽は紅くどんよりとしてゐる。何時もよく見える男體の雄姿は見えず、女峰、赤薙から下りてゐる屋根の雪が寒そうに光ってゐる。男體も戰場ヶ原も、湯元も吹雪の中らしい。併し日光から馬返しまでの道はからからに乾いて僅かに道端に雪の吹溜りを見るのみであったが、馬返しに来て見ると、周りの山山は白く枯林が寂しく山の肌を埋めてゐる。電灯の暗夜に銳い光を投げて、ケーブルの待合にはそれでもスキーを持った人や、村の人達が十數人も詰めかけてゐた。賑ふだけに日光の冬晒れの姿は又何となくしんみりと感ぜられるケーブルで上って行くと、兩岸の山山の針葉樹が新雪に埋められて冬山らしい嚴しさを加へて来た。青空は見えてゐるが時雨雲の流れは早く、粉雪が時時かかってくる

明智平へ着くと雪雲に頭をとらたれた男體山が寂然として控えてゐる。もう一面の雪路だ。雪が岸邊を埋めて湖水が雪の氷に光ってゐる。その蕭殺とした中禪寺湖を廻って行くと旅館の前に光太を組み立てを葭簀を垂れた雪除けが一杯に建て廻されてゐる

暗がりを、カーブの道を龍頭に上り、戰場ヶ原へ出ると、男體太郎の根強りの上を黑雲が流れその切れ目を深碧の空が光って十三日の月が皓皓として輝いてゐる。バスの右窓を三本松の茶屋が飛んで行く。漸く湯の湖畔に出て暫らく行くと遙か對岸の森の奧から灯が明滅してゐる。それが私のこれから行かうとする山の家ある。私は午後七時山の家の暖爐の前で旅裝を解いた。

その夜から粉雪が降り始め、翌日は一日降り續いた。良い粉雪風の少いほんたうによいスキー日和となった。雪を喜ぶ仔犬のやうにスキーヤーは一人、二人とゲレンデを指して飛び立って行く。

その昔寂寞として人の姿さへ見なかった奧日光が、今は何といふかさであらう。世の中も違へば違ふものだと私は茫然とした。

02 寒と立春(下)/原田三夫
03 珊瑚樹 詩文家の鷗外觀 「中央公論」二月號
04 文化消息
05 心聲漢詩

祝新民報改題為「興南新聞」/羅秀惠、輓張純甫先生/蔣培中、輓張純甫先生/黃一峯、租寓/步初、次景南韻/鄭香圃、次韻贈香圃/張雨邨、哭張純甫恩師/張氏寶蓮、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/鈍根、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/鈍根、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/寶蓮、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/旭東、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/旭東、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/陳琅、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/陳琅、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/幼岳、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/幼岳、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/灌園、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/灌園、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/雲鵬、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/雲鵬、漢詩習作第二期作品(交卷順序) 「元旦試筆」/春懷

06 新刊紹介
07 ラヂオ
08 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 總動員法の改正案 貴族院本會議に上程
02 米國は我が實力を 過少に評價してる 野村大使談
03 週間評論 侮らず!懼れず!冷靜そのものの外交が必要/伊藤正德
04 圖像:獨軍、英本土上陸を猛訓練
05 バルカンの情勢新展開 ブ國を中心に危機切迫
06 英羅の外交 關係を遮斷 英、羅國に通達
07 在英羅國公使館 領事館員引揚げん
08 獨軍ブ國に進入か
09 米國の對英援助は 極東事態と無關係 ル大統領言明
10 武器貸與法案 最後の公聽會
11 中共幹部 重慶脫出計る
12 ブロツク形成か 伊西兩巨頭會談せん
13 フランコ統領 マドリード出發
14 ペタン主席 南佛へ
15 佛の組閣工作難航
16 ペ主席後繼者 ダ海相を指名
17 英艦隊オ港を猛擊
18 明日の天氣
19 水滸傳(335)/黃得時;榎本真砂夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 通信界も新體制に 國策的に統一指導する 電氣通信事務局を新設
02 實戰に即して訓練 臺北州防空實地特別訓練 あす城東地區一帶で實施
03 重要議題を爼上に 臺北州市長、郡守、署長打合會
04 農事功勞者表彰
05 皇后陛下 大宮御所に行啟
06 新竹州視學打合會
07 圖像:帝都の初雪
08 パレスチナに ユダヤ勢力增大
09 考へたぞ「稻田養魚」 一つの田で稻作と養魚 農林省愈よ乘出す
10 城南技藝指導所 あす晴れの店開き
11 溢るる赤誠を披瀝 愛婦基隆支部軍用機献金募集 豫定額の三倍突破
12 宜蘭國語家庭認定傳達式
13 國防献金報社消息
14 島都青年團查閱 十六日帝大で實施
15 蕃地刷新の推進力 青年代表大會と慰問學藝會 愈よ十八日から臺北で開く 
16 カルキでぼる
17 頭圍公同窓會
18 連姓宗親會總會
19 保護中の啞の少年 妹に連れられて歸る
20 美味しい國民食 試食會で好評博す寶米
21 臺北臨床座談會例會
22 臺北織物販賣組合臨時總會
23 高砂丸入港遲延
24 保正會議
25 海上警報
26 定期航空
27 人事消息報社消息
28 今夜の放送
29 商況 十二日 前場
30 今晚の映畫
31 民報案內報社消息
32 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(81)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 國を思へ、國に為に(上)/中山ちゑ
03 蜆御飯
04 風呂槽の永保ち 腐りやすい底板はよく 乾し澁を塗ればよい
05 圖像:ム首相「多產部隊」を表彰
06 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 物言はぬ勇士に贈る 乙女心の贈り物 嘉義家政女學校二年西組の お茶から献納部隊
02 大腳海軍大將殉職
03 これは變つた 皇軍慰問
04 科學日本の大進軍 絹の屑からお醬油 魔法の樣な新發明
05 空を飛ぶ自動車 アメリカの新考案
06 立派に出來上つた 新竹第四公の校舍
07 まごごろの献金
08 アメリカ陸軍には ボロ發行機ばかり ホ上院議員が發表
09 先生がた改姓名
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 滇緬公路、昆明を猛爆 徹底的遮斷に成功頭條新聞

【佛印○○基地十二日發同盟】南支艦隊報道部發表

海軍航空隊は十二日昆明及び滇緬公路の攻擊を實施し赫赫たる戰果を收め全機無事歸還せり

一、菅原指揮官の率ゐる牧、吉元、花本の各部隊は雲南省昆明の西方の大倉庫群に對し爆擊を敢行大火災を起さしめたり

二、楠本指揮官の率ゐる足立、瀨戶、田淵、橫溝、中川の各部隊は大編隊を以つてメコン河上流滇緬路の要衝功果舊橋に對し猛擊を敢行これを紛碎せり

三、功果新橋は旣に昨年十月爆碎のまま修復せられず附近道路にトラツクの停滯せるもの二百數十臺に及ぶこれを以つて滇緬公路の徹底的遮斷に成功せり

02 臣道實踐體制實現へ 中央、外地聯絡協議會開く(初日)
03 使命達成に邁進! 有馬總長挨拶の全文
04 翼贊會自體の信念を披瀝
05 強硬、穩健の兩論 翼贊會豫算審議を繞り
06 陸海軍が重大關心 兩軍務局長と翰長、前田理事訪問 審議の進捗を要望
07 追加豫算案を上程 眾院豫算總會藏相提案說明
08 けふから本格的審議 十八日頃眾院通過せん
09 蘆苞墟に突入占據
10 敵本據王愛召(包頭東南)占領
11 翼贊會の問題再燃 豫算總會質疑を繞り 再び深刻微妙な形勢
12 慎重に協議 精動化主張議員 あす初世話人會
13 佛、タイ停戰期間 更に二週間延長
14 十六年度豫算案 十五日兩院を通過成立
15 翼贊會改組の方針 有志代議士會申合せ
16 來月から休會確實 翼贊議會の實を擧ぐ
17 對極東の強硬政策 緩和せぬことを示す ル大統領言明
18 為替管理強化
19 けふの兩院
20 今日の天氣
21 大阪商船基隆出帆
22 辰馬汽船
23 日本郵船基隆出帆
24 大連汽船
25 東亞海運
26 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 百三十億豫算と國民の覺悟社說

十六年度一般會計歲出豫算は旣に眾議院を通過した、其の額は追加豫算を合して實に七十九億九千五百萬圓といふ未曾有の大豫算である。更に臨時軍事費四十八億八千萬圓を加へれば百二十八億七千五百萬圓となり、日本財政史はじまつて以來の額となつたが、此の總額は前年度豫算に比してザツト三十億圓多いのである。尚同年度公債發行豫定額は七十五億七千四百萬で前年に比し五億五千萬圓の增加となる。そこで問題となるのは此の有史以來の尨大豫算卽ち百三十億に垂んとする大豫算を圓滑に消化し得るやどうかの點である、懸念されるのは此の大豫算が必要とするところの生產力擴充が支障なく行はれるや否や又これに伴ふ公債をよく國民は消化し得るや否や、更に低物價政策を果して堅持し破綻を來さざるや否や、の點に關し勿論、何等憂慮するところなく、この大豫算を遂行し高度國防國家の建設に寄與するであらう事を堅く信じてはゐるものの一應は心配になるのである。

物と金との表裏一體なるべきことの今日程認識された事はあるまい、金あつての物、物あつての金で兩者の何れを欠くる事は出來ない。卽ち言ふところの物と金のにらみ合せが重要なのだ、如何に精巧な紙幣印刷機があり多額のお札を製造しても物との調和が出來なければ、徒らに物價は奔流して決河の如くになるのみである、だから政府も國民も此の百三十億豫算をして惡性インフレたらしめぬよう、飽くまで國家が必要とするところの「物」を生產し、又必要とするところに向つて物を節約し氾濫せようとする紙幣をして公債貯蓄等に吸收せしめて物と金とのバランスを合さなければならない。此の役割を果す責任たるや、そして重要性に於いては過去四年間の比ではない。今度公債が町へ部落への割當は愈愈加重されるであらうが、吾人は非常時局においても之に對する貯蓄を用意し國家活動に應じなければならぬ。今議會において發券制度が改正され、千圓札、五百圓札が出來る事になつたが、一日四十億もの兌換券が日銀の窓口を通じて發行される今日では敢へて異とするに足らない。歐米諸國においては旣に一世紀前より千圓札が通用してゐる。

此の現象に對し徒らに臆病となり消極觀をもつ事は此の際禁物である、惡性インフレ的な觀方となさず、心を積極に向け、國家が物を要求するのに、これだけの金が必要なのだ、國家が金を必要とするのは之れだけの物が必要なのだ。と觀るべきで從つて國民は國家の要求する物と金に對し飽くまで應じなければならぬ義務を痛感しなければならぬ。豫算史以來の尨大豫算であつても、それはおそらく國家が真に要求してゐる額ではなく、國家はより大なるものを要求してゐる事を思ふとき、八十億の公債消化などお茶の子サイサイの元氣と積極性をもつて今後國家が續續要求する最大豫算を甘んじて受ける體制を整へておかねばならぬ。ひるがへつて低物價政策に就て觀るに、幾多の波瀾はあるが槪して政府の政策が效を奏してゐる事は事實である、然し豫算の尨大と物價の昂騰は「つき物」である以上政府は特に豫算遂行に當り物價政策に重點をおく必要がある。事變前と今日の物價指數を比較し或者は物價はまだ昂騰してもよいと云ふ觀方をする者、生產擴充を欲する上において物價の昂騰やむなし、とする者もあるが之れ以上物價の騰貴を來す事は絕對さけねばならぬ吾人は百三十億の豫算を迎へると共に低物價政策の堅持を欲してやまないのである

02 年金保險を擴げよ 會社員にも要望の聲
03 結論は棉花增產へ三浦技師の歸臺談
04 東洋平和の礎石(高嶋部隊)
05 圖像:汪精衛氏訪問の故大角大將
06 白衣勇士慰問運動會を開催 あす宜蘭愛婦で
07 英の敵性露骨化 邦人を丸で島流し扱ひ
08 義人山本さん 今度は哀れな一家を支援
09 全島顏姓有志の改姓打合會
10 米の南支那海防衛(三)
11 總督東部巡視の隨行者決定
12 援護會に寄附
13 農產物の收穫減 食糧增產政策上に留意を要す
14 圖像:冬季大會より
15 買上範圍を擴張 甘薯、馬齡薯の代用食
16 米榖增產 約二百萬石を期待
17 全收入から算出 近く實施される地方職員恩給制度
18 整理される桑園 收葉量段當り三百貫以下の一部
19 埃及にも英の魔手 王女誘拐未遂事件發覺
20 臺北建築及び 勸業信組視察 新竹州產組視察團
21 近く工事に着手 礁溪庄大坡間道路開鑿
22 國語家庭認定證傳達式 昨日市會議室で
23 晴の褒賞授與式 苗圃、造林地品評會
24 中村嶺道尼師講演
25 海上警報
26 豆粕、大豆類續續入荷
27 滿州國への限地開業醫募集
28 定期航空
29 人事消息報社消息
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米雜穀の需給に 何等不安はない 湯河長官の答辯
02 今年は甘藷が大豐作 代用食から國民食へ
03 臺灣電氣通信會社 近く資本百五十萬圓で設立 各種通信機械を製造
04 「法幣の危機」(下)/馬寅初
05 大東信託支店 舊正米市場跡へ移轉
06 食糧奉公は節米から 戰時だ飽食は禁物
07 出荷船腹要求の 三月分輸送計畫決定
08 廈門金融組合 復興の第一步を踏出す
09 肥料滯貨の一掃に 返り車を運用
10 各荷役組合協力 荷揚狀態は順調
11 臺灣青果增資 近く正式認可
12 輸送計畫を檢討 貯藏倉庫も必要
13 花蓮港木材 近く拂込徵收
14 元山技師青果 係長に任命さる
15 漁獲滿載の幸榮丸 十二日に高雄入港
16 保安課長會議で 交通事業法打合
17 照明燈
18 市價及商況 十二日
19 島內現株仲值
20 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 改題記念特輯 圖像:祝改題(新高の朝)/丸山青丘特輯
02 御健鬪を祝し/許丙特輯
03 機宜を得た英斷/香久忠俊特輯
04 慶賀の至り/許延壽特輯
05 颯爽たる首途/陳啓貞特輯
06 國策伸長の印 責任は益益重/陳炘特輯
07 首途を祝す/中村一造特輯
08 本紙改題記念事業/興南新聞社特輯報社消息
09 圖像:祝改題/林玉山特輯
10 新體制に即應/鄭鴻源特輯
11 祝辭/田上忠之特輯
12 祝改題特輯
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 緊迫せる內外情勢 日獨伊三國同盟と 英米の對日攻勢
02 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 軍功寮は州下一位 南投郡優良部落審查
02 南投街の聖紀奉祝 嚴肅に執行さる
03 茶殼を蒐集献納 新港郡の愛婦らが
04 永靖庄の邱姓 岡本に改姓內定
05 淡水街防衛團 點檢後分列式
06 神社參拜繼走大會 竹東郡聯青主催
07 內林公運動會 廿三日に變更
08 中壢郡街庄 協議會日割
09 北斗郡保甲協會 盛大なる結成式擧行
10 大甲郡社會教化大會 終つて優良部落表彰
11 竹山青年團 長距離競走
12 臺中市大和村 奉公班常會
13 北斗郡保正會議
14 三峽街議員懇談會
15 豐原小公學校校舍 改築資金を起債
16 大溪臺北間道路 バス通行權獲得運動
17 佳里民眾體育會
18 東石郡街庄協議會
19 ローカルセクシヨン
20 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 五百三十萬圓か 高雄市の新年度豫算
02 屏東市の建國祭 愛馬行進に武道大會
03 彰化市の祭元節
04 花蓮港神社 十七日に神殿大祭
05 御下賜金傳達式(彰化市)
06 圖像:獨軍の英本土上陸作戰猛訓練
07 神社前で入魂式
08 防衛團員の點檢(花蓮港)
09 遺家族慰安會(彰化) 天勝を招聘して開催
10 彰化市の防衛團 紀元の佳節に召集點檢
11 常會の指導要項 臺南州が管下に通達
12 最近の新嘉坡實相 某氏の手記より
13 “瞼の伜”錦の歸鄉 十六年振りの再會に 浮ぶは淚と淚
14 高雄州郡守市長署長會議
15 大井彰化市長披露會
16 自動車道路の鍬入式
17 防諜の完璧へ臺中で組合結成を打合
18 嘉義商業協會 十六日に發展的解散
19 示す“私達の意氣” 大宮少年少女團披露式
20 協贊信組新舊役員事務引繼
21 蔗作審查會 高雄州下に設置決定
22 鋸で實子を挽く 鬼畜に等しい後家さん
23 花蓮港署の非常召集
24 臺中州產組倉庫協會表彰式
25 宗藤前高雄市長臺糖入り
26 人事往來
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 學藝 故鄉の山(上)/平川虎臣
02 獨逸の音樂界(上) 硝煙下に奏づる
03 珊瑚樹 道場としての「家」 如是閑の評論
04 詩 圖南の翼/龍瑛宗
05 心聲漢詩

讀瀛海詩集感賦呈可軒先生即希双政/李嘯庵、輓純甫吾弟/胞兄極甫、哭張純甫夫子/陳厚山、哭張純甫夫子/蕭振開、哭張純甫夫子/陳振基、哭張純甫夫子/張振聲、輓張純甫先生/郭仙舟、輓張純甫先生/陳金龍、輓張純甫先生/陳湖古、輓張純甫先生/沈江楓、輓張純甫先生/駱泰沂

06 新刊紹介
07 府‧州‧市公報輯錄
08 ラヂオ
09 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 滇緬公路決定的閉塞 わが海鷲、今後も猛爆敢行
02 政府側、意見を交換 翼贊會機構に關し
03 翼贊會問題後廻し 豫算理事會開かる
04 私有財產制に或程度の制限 平沼內相の答辯 治維法委員會
05 伊、西の意見一致 西國政府公式に發表
06 ぺタン佛主席 フ統領と會見か
07 內容判明せぬ
08 圖像:香韶ルート遮斷作戰に鹵獲せる援蔣物資
09 緊急地方長官會議 三月早早招集せん
10 政府、統帥部の連絡會議
11 赤軍參謀總長更迭
12 樞軸國の四巨頭 重大會議開かれん
13 上海市商會を接收 國民政府支配力が浸透
14 獨軍更に羅國に 新部隊を輸送
15 伊、英兩軍が激戰 アフリカ戰線で
16 チアノ伊外相 自ら爆擊機指揮 希機を邀擊擊墜す
17 武器貸與案再修正 上院外交委員會で
18 崎村芳賀兩學徒代表 渡獨の途に就く
19 野村大使、ハル長官に 着任の挨拶
20 明日の天氣
21 水滸傳(336)/黃得時;榎本真砂夫
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 重慶側の狼狽深刻 南京政府の積極的金融政策に
02 本間軍司令官 あす南部方面視察へ
03 圖像:獨逸へ行く青少年代表伊勢神宮參拜
04 基隆通常市會 廿四、五兩日に
05 皇民奉公會の概要 連絡協議會席上で細井副部長說明
06 募集額十七萬圓 愛婦の軍用機献納資金
07 梅本氏茶殼を献納
08 鍛へ!興亞の健兒 十五日に強步訓練實施
09 米の南支那海防衛(四)
10 山崎氏が講演
11 內外地米管一貫化 今後實績を見た上で
12 けふ第四回修了式を擧行 新竹州保甲修練所
13 大連商議一行 新竹市內を視察
14 臺北州砂糖卸商組合第一回定時總會
15 多大の成果を收む 臺北州防空實地特別訓練
16 淡水海岸へ海苔採集ハイク
17 防空壕を作りませう 基隆市構築要綱を各團體に通達
18 ソ聯のゲーテ研究熱
19 定期航空
20 けふ開所式擧行 新裝の城南技藝指導所
21 人事消息報社消息
22 今夜の放送
23 商況 十三日 前場
24 今晚の映畫
25 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 家庭婦人 體位向上にも努力 德川時代の五人組 隣組の方向への一指針
02 そぼろ薯
03 亞細亞の旗(82)/小栗虫太郎;坂本仁
04 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 躍進する 興南新聞
02 本紙の改題祝して 寄せられた御言葉報社消息
03 兩軍共よく戰つた 泰・佛印激戰の地を訪れて 中堂大佐のお話
04 生命がけの親孝行
05 日本男兒の意氣示す 大きな貍のぼり 友邦獨逸の友に贈る
06 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 新四軍三千を潰滅頭條新聞

【新黃河河畔○○にて十三日發同盟】果敢な新黃河作戰に引續き黃河流域大平原に何柱國軍の殘敵を求めて轉戰快速を利して神出鬼沒の掃蕩を續けてゐる佐久間、大島、神、下谷、平各部隊は息つく暇もなく十二日拂曉折柄の猛吹雪を衝いて渦河東岸地區一帶に蟠踞する新四軍三千を包圍不意を衝かれた敵は死物狂ひになつて抵抗を試みたが我各部隊はこれに猛射を浴せ潰滅的打擊を與へて完全に肅清戰を終つた

02 再質問は四點に整理 翼贊會の問題四參議頻りに奔走
03 政府側の決意強硬 翼贊會豫算結局は圓滿に落着
04 論議無用、實踐第一 下旬より各街級の協力會議を開く
05 內外地の連絡協議會設置 昨日連絡會議で決定
06 二十五日までに 審議終了は確實
07 七件を可決 きのふ眾議院本會議
08 貴院豫算第一分科會
09 翼贊會豫算の內譯
10 下級官吏の待遇改善 三豫算委員、藏相を訪問懇談
11 講習に訓練生を派遣 細井臺灣代表談
12 銅の增產對策 鈴木局長答辯
13 鐵鋼業の統合方針
14 貴院總動員法 改正案委員會
15 田淵氏に三日間の出席停止
16 暫く管理制度で 米榖政策、井野次官答辯
17 十六年度の農產增產計畫
18 上海の米人引揚 米總領事館が布告
19 農組と部落會の指導方針 二本建とする
20 ホ通商局長に 交涉再開促す 石澤駐蘭印總領事
21 けふの兩院
22 今日の天氣
23 大阪商船基隆出帆
24 辰馬汽船
25 日本郵船基隆出帆
26 大連汽船
27 東亞海運
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 教員と警官を優遇せよ社說

近衞內閣は多年の懸案であつた小學校教員及び國內治安の第一線に立つ警官及び公吏に對し、一齊に臨時手當を支給する事になつた事は一大善政であり、双手を擧げてその英斷を推稱するに吝でない具體案として傳へる所に依れば事變以來全國各府縣の教員志願者の激減に對處し、小學校教員の待遇改善に對し有志代議士に依つて强く政府に要望したので、政府當局に於いてもその必要性を痛感し閣議で大體の方針を決定し、現在一箇年百圓の師範學校生徒の國庫補助を一躍三百圓に引上げると共に小學校、青年學校教員の待遇改善費の增額四千百餘萬圓、內務省では全國市町村吏員と警官に對し、臨時手當二千五百萬圓を支出する事になり大藏省と折衝の結果、豫備金より支出する事となつた事は小國民の育成に當る教員と治安維持のために日夜奮鬪して居る警官をして、後顧の憂なからしめ全力を擧げてその職責を盡して行く上に役立つものであり、近衞內閣の善政の一として特筆すべきことである

將來實施すべき國民學校の教員として第二の國民の育成に當るべき師範學校の入學希望者が、年年減少の一途を辿つて居る事は大分前より有識者間に於いてされた憂慮問題である、殊に本年四月より從來の小學校制度に大改革を加へて、國民學校として名稱のみでなくその內容に於いても、相當大改正を為し將來の小國民教育に當らんとする際であるから、所管當局である文務省に於いても何とか教員の優遇案を實現せんとして勇敢に大藏省に向つて要求したにも拘らず、明年度豫算では遂ひに削除されるに至つた、然るに今議會に於いて有志議員より本問題に對し、熱烈に要求したので、政府當局もその重要性を認識し、國民育成といふ大使命を擔ふて居る小學校教員優遇の問題が刻下に於ける重要政治問題として取り上げられ前記の如く遂ひに多年の懸案が解決されたのである。それが動機となつて市町村吏員及び警官の優遇案も一擧にて實現する事となつた事は、國策の運營上適宜の對策である。優遇される教員、公吏員と警官に於かれてもこの朗報に對し定めし政府當局の英斷に對し今後は更に一層その職務遂行に努力を傾注するものと期待されて居る。

飜つて本島に於ける教員及び警官公吏員に對する待遇の現狀より見るに、內地に比して大して優遇をして居らない、この機會に督府當局は一大英斷を以て待遇改善を實現して貰ひ度いものである。本島統治四十餘年にして今日見るが如き隆盛を見たのは、言ふ迄もなく教育方面に於いて小公學校教員が日夜臺灣文化の向上を念願し、心血を注いで島民に當つた結果であり、非常時下に於いては學校教育のみでなく社會教育に對してもより一層教員の職責に負ふ所が多大である、殊に交通の不便なる山間僻地に教育に從事して尊き使命を果しつつある事に想到すればその生活を保證して行くのが國家の責任である、一方治安維持の第一線を守る警官は教員と同樣に日夜その職責の為めに奮鬪して居りその生活をして不安なからしめる事は急務中の急務である、支那事變以來島內警官が大陸の曠野に奮戰して居る勇士に劣らぬ職務を遂行して居る點より見ても、その優遇は速かに實施されなければならないものである。市街庄に勤務して居る公吏員に對しても教員や警官と同樣その重責を理解し、優遇の方法を講ずべきである最早本問題は政治問題として中央政府に於いて取上げて一大英斷を以て實施したものであるから、本島に於いても徒らに逡巡躊躇する必要がなく、督府の豫備金より支出し優遇する事が事變下の本島統治を更に一段と完遂させる所であり、敢へて督府當局の英斷を切望するものである。

02 本島から十名 譽れの社頭對面遺兒決定
03 醫療公營、報酬決定 兒玉厚生次官が答辯
04 借地借家法案 無修正可決に決定
05 借家法案に附帶決議
06 米の配給機構を改善
07 鍬の戰士晴の歸還 けふ基隆で解散式擧行
08 第三國方面へ販路を擴張 生糸の新對策
09 百姓擁護を強調 來臺した山崎延吉翁語る
10 基隆商議役會員
11 基隆新體制研究會總會
12 アルミ線になる 新設の電信電話線
13 基隆市國語家庭認定證書授與式
14 デマ宣傳を封殺 大角大將の遭難事件 南支海軍報道部長談發表
15 一元的綜合團體に 婦人團體の統合政府の方針闡明
16 大角大將の遺品 きのふ悲しく歸る
17 救急處置手ほどき 青年團女子部指導者に うんと指導訓練
18 蠶糸業統制委員會
19 獲物で慰問 宜蘭獵友會
20 恤兵展打合
21 閑地に玉蜀黍 自給飼料の確立に 臺北州農會がヒツト
22 數數の美談殘して 中壢郡の道路鋪裝成り 盛大に褒賞授與式擧行
23 林姓追遠堂 臨時代議員會
24 林邊、佳冬驛間 半年振りに昨日復舊
25 密齒醫者檢擧
26 麥の增產計畫 井野次官が言明
27 ときのこゑ
28 臺灣教員試驗檢定合格者
29 衛生豆腐提供 豆腐賣子全部に健康診斷實施
30 定期航空
31 總督府辭令
32 人事消息報社消息
33 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 改題記念特輯 責務は重且大/山本真平特輯
02 興南は我基本國策/松田竹千代特輯
03 滿腔の敬意を表す/陳光燦特輯
04 圖像:祝改題(萬年青)/郭雪湖特輯
05 國防國家建設と臺灣經濟の進路 (上)新體制を具現せよ特輯
06 圖像:祝改題/中村敬輝特輯
07 祝改題特輯
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 平面的立體的とも 一期米の增收に邁進 府殖產局を中心に
02 物價統制會議 廿八日市內公會堂で
03 臺東廳青果同組 正式に認可
04 米國の戰爭態勢 急角度に濃厚化
05 青果視察團一行を中心に懇談會
06 臺灣製鹽倍額增資 現物出資と日曹の引受で
07 臺電龜山發電所 公式試驗運轉終了
08 バナナ輸移出減少 一月三萬五千籠
09 節米供米等を協議 臺東廳郡守會議
10 水產會評議會 役員選擧等を可決
11 過燐酸は減產せん 配給一元化が必要
12 積野肥料に對し 成分補足の上配給
13 食料品物價專委會 來る十七日に開催
14 臺灣肥料新工場 年末迄に完成 能力約二倍を增加
15 照明燈
16 市價及商況 十三日
17 第四回決算公告/南亞製粉株式會社
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 增產街道を驀進 臺南州下の水產業
02 長谷川總督 廿三日臺東を巡視
03 奉納武道大會十一日彰化公園で
04 嘉義神社の祈年祭(十七日)
05 二百五十三萬圓 臺中市の豫算總額
06 圖像:本宮の御社を運ぶ皇軍勇士
07 彰化市議月例會(十六日)
08 旗山郡壯丁團 二十五日に檢閱施行
09 共存共榮から公益優先 臺中州の產組新體制
10 臺東信組役員決定
11 二宮尊德銅像 翁氏が母校に寄附
12 屏東木炭配給組合總會
13 叺製造競技會(竹東)
14 圖像:激戰の後
15 旗山郡各街庄協議會日割
16 慰問劇と音樂會(嘉義高女)
17 “闇”の闇討を斷行 光る經濟警察の眼!
18 奉納武道大會十一日彰化高女で
19 一路“歌ふ”修業へ 李香蘭・三浦環に師事
20 軍用犬資格檢查(嘉義)
21 奧田知事北斗郡視察個所
22 新高郡下で流腦の豫防注射
23 蔗作審查會設置打合會
24 溝坪國民學校 修了式を擧行
25 職工達が献金
26 轉失業者救濟に乘出す
27 新屋平鎮兩組合 總代制に變更
28 中壢郡の消費米 配給規正打合會
29 臺東廳米榖組合 總代と選擧
30 スポーツの父逝く
31 花蓮港署保正 壯丁團長會議
32 改題祝賀會開催 本社宜蘭支局で報社消息
33 空爆による英の死傷者數
34 花蓮港に腸疫
35 ラヂオ
36 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 防衛團員を點檢 防空陣の強化を圖る
02 國語の家證書傳達式
03 麻豆の建國祭
04 軍人援護會基金 造成に活寫
05 賞金を献金
06 桃園水利組合評議員會
07 供米節米を打合 十二日大溪街で
08 聖紀奉祝學藝會
09 桃園公園に 模範防空壕
10 社告/興南新聞社報社消息
11 奉祝學藝會 三峽公で開催
12 龍潭の紀元節祝ひ
13 北斗郡料理屋組合 献金箱六八圓餘
14 司法保護實務事務打合會
15 豐原街新町奉公班を結成
16 ローカルセクシヨン
17 廣告報社消息
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 翼贊會は愈よ強化 永井常任總務が強調
02 隣接地域に對する 文化政策の重要性 臺灣代表強調 連絡協議會の質疑應答
03 機構改革と人事刷新 再質問は集中せん
04 圖像:十二日の議會
05 內相答辯に當る 首相の病氣長引けば
06 借地借家法を可決(貴院)
07 地方分與稅法案 貴院委員會で可決
08 眾院豫算總會の應答
09 有機的關聯を增進 德王一行下關着
10 ジ港とスエズ運河 近く攻擊を開始か 倫敦の親側
11 伊西兩巨頭會見
12 德王十八日參內
13 肥料は相當量の增產可能
14 佛西兩巨頭も會談 西國內問題を檢討
15 ユ國首外兩相 突如獨を訪問
16 明日の天氣
17 水滸傳(337)/黃得時;榎本真砂夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 不足飼料の確保に 常置連絡院を設置 飼料新資源調查も進む
02 形式より精神訓練 田中兵務局長の意見 婦人團體統合問題
03 上村參謀長 けふ北二高女で 銃後婦人の道を說く
04 圖像:盛んな建國祭
05 元氣一杯で歸る 鍬の勇士高雄州隊 けふ基隆で感激の解團式
06 根井警察部長 基隆を初巡視
07 臺北市豫算 廿四日から市會に附議
08 塵箱を消毒 市內各保甲に消毒劑を配布
09 理髮店に 防素配布
10 既得權益を死守 在比の邦人決意固し
11 糶賣原則を廢止 臺北中央市場の新體制 取引大改革を斷行
12 米の南支那海防衛(六)
13 太古の琉球は 支那と陸續き 師弟二代化石の研究□る
14 ブラジルの移民 オリンピク
15 赤誠の献金續續 軍用機献納資金募集に 新竹市愛婦躍起
16 ノンビリ秘議會
17 定期航空
18 人事消息報社消息
19 今夜の放送
20 商況 十四日 前場
21 今晚の映畫
22 興南案內報社消息
23 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(83)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 國を思へ、國に為に(下)/中山ちゑ
03 圖像:訪日華北學生班出發
04 一坪でも利用して 野菜作りの小農園 特にお薦めしたいジヤガ芋
05 紙上病院
06 蛤汁
07 鰈のから揚
08 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 次次に發見された 山のやうな軍需品 南支軍の大活躍
02 圖像:平和な春
03 空に!陸に! 火を吐く機關銃 誰が發明したのでせうか? どんな種類があるでせうか
04 本間軍司令官閣下か 劍道優勝旗を 寄贈されました
05 校長先生有難う 松元校長先生に感謝の會 梅の節句に竹南公學校で
06 新港公の大音樂會 梅の節句の宵
07 遺族の方方招いて 村上公の學藝會
08 馬公第一公 春の學藝會
09 改題を記念して/興南新聞社報社消息
10 國語力だめし(十一) 二千話讀方
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 尊き興亞の礎石 第卅三回論功行賞發表さる頭條新聞

【東京十四日發同盟】

畏き邊りでは支那事變第三十三回論功行賞の御沙汰あらせられ十四日午前零時內閣賞勳局並に陸軍省より左の如く發表された、今回の行賞は陸軍關係第二十五回で昭和十二年七月二十五日より昨年四月十九日までの間に主として北山西省の肅清戰、中支の十四年冬期作戰、「ノモンハン」事件に勇戰奮闘、いづれも尊き興亞の礎石と化した勇士で、十四年十一月七日北支察南山地帶に據る共產第八路軍掃蕩中河北省上庄子(易縣西方約五十粁)附近の戰闘に於いて不幸敵迫擊砲彈を受けて壯烈なる戰死を遂げた阿部規秀中將をはじめ總數二千七百十一名、戰死一千六百三十一名、病死一千八十名でその內譯は將校百十五名准士官、下士官、兵二千五百二十名、軍屬七十六名で內金鵄勳章授賜の榮に輝くものは一千六百十三名、ノモンハンの曠野に優勢なる敵戰車の襲撃に遭ひ力戰又力戰、遂に刀折れ矢盡きて重要書類を燒き從容と自刄した梅田恭三砲兵中佐以下三十三名に對しては特に拔群の武勳を嘉せられて殊勳甲の御沙汰あらせられた、病死者中には內地死歿者が比較的に多く、張鼓峰事件事變地における航空作戰各關係者にして內地歸還後死歿したものや、內地のみに於いて事變勤務に從事し死歿した者が夫夫含まれてゐる、なほ既發表の病死者で金鵄勳章を拜受しなかつた者九千百十二名が夫夫賜金を併賜せられ今回同時に發表された

△殊勳甲(卅三名)

△人事を盡し自刄、皇軍砲兵の華と散る

功三旭四

砲兵中佐梅田恭三

(新潟縣中頸城郡直江津町)

△重傷に屈せず擔架上にて部下を指揮す

功四旭五

步兵少佐柚木園優

(鹿兒島縣日置郡吉利村

△天才的射撃技倆を以て每回敵に必中彈を浴せ奏功す

功五青色

步兵准尉柳田實

(宮崎縣東臼杵郡富島町)

△死力を盡して大敵を撃退す

功五旭七

步兵曹長小林信雄

(宮崎縣北諸縣郡中鄉村)

△身命を睹して◯◯砲の全能を發揮す

功四旭六

步兵少尉前田時吉

(宮崎縣北諸縣郡庄內町)

△中隊長以下各幹部の死傷を秘して戰鬪任務を果す

功五旭七

步兵曹長酒井豐吉

(宮崎縣延岡市)

△長期に亘り樹功を累ぬ

功五旭

步兵曹長七松ケ野壽夫

(宮崎縣西諸縣郡野尻村)

△分隊長の力攻よく堅陣を拔く

功五旭七

步兵曹長橫山明

(宮崎縣兒湯郡高鍋町)

△岩窟內の敵重火器を撲滅して大隊の戰闘を有利ならしむ

功五旭七

步兵曹長灘波江幸雄

(宮崎延岡市大字恒富北)

△長期樹功を累ぬ

功五旭七

步兵曹長兒玉利男

(宮崎縣東臼杵郡岩脇村)

△率先敵陣に突入し小隊の氣を高揚す

功六旭八

步兵伍長大重正治

(宮崎縣北諸縣郡三股村)

△決死隊として城壁上に先登し日章旗を樹つ

功六旭八

步兵伍長妹尾貞三

(宮崎縣兒湯郡三財村)

△傳令の身を以つて本部の危急を救ふ

功六旭八

步兵伍長赤川辰美

(宮崎縣西諸縣郡加久藤村)

△機關銃銃身を擔つて城壁上に先登し敵に多大な損害を與ふ

功六旭八

步兵伍長田中一男

(宮崎縣東臼杵郡南鄉村)

△見事夜襲に成功す

功四旭六

步兵大尉中間益夫

(鹿兒島縣川邊郡川邊町)

△沈着機敏且獨斷能く輕機の威力を發揮す

功六旭八

步兵伍長□脇三郎

(鹿兒島縣鹿兒島市新照院町)

△長城線附近の戰闘に於て偉勳を樹つ

功六旭七

步兵伍長白石武雄

(鹿兒島縣伊佐郡大口町)

△中隊長として山西省各地に轉戰功を樹つ

功四旭五

步兵大尉武藤吉藏

(埼玉縣北埼玉郡鴻莖村)

△火焰瓶を戰車に投擲焰燒せしむ

功六旭六

步兵上等兵山田武夫

(埼玉縣大里郡深谷町)

△流血淋漓毅然として指揮を執る

功四旭四

砲兵少佐山崎昌來

(福岡縣糟屋郡篠栗町)

△鮮血淋漓掩體上に立ち志氣を鼓舞す

功四旭五

砲兵少佐山本達雄

(靜岡縣靜岡市)

△彈藥盡き白刄を振ひ敵中に突入す

功五旭六

砲兵少尉土屋伊三治

(山口市)

土屋伊三治

△歷戰偉功を累ぬ

功四雙光

步兵大尉河崎正助

(廣島縣深安郡下加茂村)

△奧地進攻の猛鷲三勇士

功五旭七

航准尉黑野藤嗣

(愛知縣碧海郡矢作町)

功五旭七

航准尉矢吹吉彥

(福島縣石川郡中谷村)

功五旭七

航准尉野中滿雄

(佐賀縣佐賀郡本庄村)

△蒙古荒原に散る山西の荒鷲

功四旭六

航大尉今給黎俊一

(鹿兒島縣古邊郡枕崎町)

△河北、山西の大空に轉戰する陸鷲

功五旭六

航少尉藤井清吉

(岩手縣稗貫郡花卷町)

△地上整備員中の華

功五旭七

航少尉飯田彌三郎

(北海道空知郡美唄町)

△長期樹功を累ぬ

功四旭六

步兵大尉鈴木利光

(宮崎縣北諸縣郡三股村)

△長期敵前上陸に樹功を累ぬ

功五准七

工兵准尉長尾靖雄

(香川縣仲多度郡垂水村)

△艇長として敵前上陸時樹功を累ぬ

功五旭七

工兵准尉木下茂

(德島縣海部郡日和佐町)

△率先「クリーク」に飛入り敵の堅陣に先登突入す

功六旭七

步兵軍曹原田清

(靜岡縣清水市江尻)

△一般行賞(佐官以上)

△戰死者

功三旭一

中將阿部規秀(青森)

功四旭三

航大佐原敬三郎(山口市)

同旭五

航少佐山本義數(愛知)

功四旭五

步少佐柚木園優(鹿兒島)

功四小綬

步少佐小林辰雄(福島)

同旭三

砲大佐築谷義雄(北海道)

功五旭四

砲少佐渡邊重平(山梨)

同小綬

砲中佐塚本堅司(千葉)

△病死者

旭四賜金

航少佐小山武光(鹿兒島)

瑞八同

航中佐辻俊春(愛知)

中綬賜金

砲大佐濱田五一(鹿兒島市)

賜金

主大佐福島真美(德島)

臺灣關係

瑞八賜金劉德賢

(新竹州新埔庄)

賜金柯福星

(臺南市老松町)

02 ソ聯、我が誠意諒解 通商條約交涉にも同意 外相表明
03 總豫算案を可決 けふ本會議通過成立 貴族院豫算總會
04 日、ソ國交調整一宮氏に外相答辯 昨日の眾院豫算總會
05 野村新大使に期待 米紙、着任を大歡迎
06 英暗躍、威嚇の態勢 泰國、英の注意を喚起
07 軍需省設置は 十分考慮(星野總裁答辯)
08 院內閣議
09 翼贊會問題圓滿解決 脫皮、改革の點に歸着
10 前田氏、首相訪問 翼贊會問題の經緯を報告
11 根本方針 完全に意見一致
12 今の鐵、油で十分 阿南陸軍次官の答辯
13 武器貸與案 米上院で可決
14 米人の引揚げ 上海米總領事が勸告
15 四參議の斡旋 理事會協力に意見一致
16 ラヂオ
17 今日の天氣
18 大阪商船基隆出帆
19 辰馬汽船
20 日本郵船基隆出帆
21 大連汽船
22 東亞海運
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 途は近きに在り社說

大政翼賛、滅私奉公が叫ばれ、一億一心、職域奉公に邁進しつつある秋、陸軍では「戰陣訓」を決定して昭和武士道を確立、警察官は又「警察訓」の下に銃後治安の萬全を圖り、內閣では「官場訓」を制定して官吏の職責奉公の徹底を圖らうとしてゐる、斯くの如く兵士、警官、官吏が夫夫民の上に立つ者又は之を指導すべき者の心構へを決意し、臣道實踐へ進軍する時、一般國民としても一億一心の建前から國民として進むべき途を示す「國民訓」の必要が叫ばれるに至つたのも亦宜哉である。

卽ち商人は商人として、勤め人は勤め人として、各自各樣自己の職場に於て、又職場を持たぬ學生は學生として、夫夫努むべき所あるを自覺せねばなるまい、所謂自己の立場の認識と自覺、これによつてこそ滅私奉公、職域奉公の實現が出來るのである、自己の立場、職責を認識し、自己の立場職責を通じて、燃え上る愛國心こそ國の危機をよく防ぎ得るのである。この「國民訓」の決定を前に吾吾國民が靜かに反省する時、餘りにも情ない社會相ではある、そこで國民の間で何か一つの真劍な國民的運動を起さうとすれば議會で難癖を付ける、精動と言ひ、大政翼賛會と言ひ、新體制運動と言ひ、孰れも聲のみ大きくて實質の伴はない譏りを免れない、一億一心、職域奉公も空虛な叫びでは心細い限りである。

今や西太平洋の波浪高く、南方問題急を吿げ、而して懷には生れたばかりの支那を抱き、やつとアンヨが出來る滿洲國の手を引き、その上全亞細亞民族を引張つて東亞新秩序の建設と云ふ重荷を負つてゐる日本國民として現下の如き事態で果して難關突破が出來るであらうか、自己の立場を認識し、職責を自覺することは敢へてむづかしいことではない、滿員の劇場をとりまいて入場を待つその根氣と、滿員の汽車、電車、バスに割り込む力を建設的方面に善用して、父は父として、子は子として、學生生徒は學生生徒としての立場をよく認識すればよい、例へば運轉手は運轉手としての職務と責任、商人は配給機構の一環としての商人の職責、學生は學徒としての任務を日常の行動に於て實踐すればよいのだ、これ位簡單なことはない、我國はもはや「どうなる」とか「どうしよう」とか考へる時ではない軍は固よりのこと、官吏全體が官場訓の大旆の下に雄雄しく進展する以上國民全體も自己の立場並に職域に於て「斯くする」と云ふ決意を固めて全東亞民族の究竟目的たる東亞共榮圈の確立に邁進すべきである、如何なる外的障碍あらうとも斷乎として之を蹴散らす覺悟をもたねばならないのである

02 がつちりと職場職場で愈奉公 南方進出の殿堂 拓南人才教養所新設
03 恩賞に輝く人人
04 “時局と婦人の覺悟” 昨日北二女で上村參謀長が熱辯
05 白衣勇士慰問 けふ糖聯主催で
06 いざと云ふ場合に備へ 一同救急法の實地指導を受く
07 南方進出と本島青年(六) 南洋の原始林實に八割/陳蕚芳報社消息
08 白衣勇士の慰安運動會盛況 宜蘭愛婦の主催
09 武勳の白衣勇士 懷しの內地へ轉療養
10 澤井氏遺族に 教育資金贈呈
11 廿日に合同海軍葬 大角大將以下六將校四軍屬
12 無聲から發聲へ 絕對不可能の映寫機改造 見事、一機械工が完成
13 交通政策要項決定 日滿支を通ずる交通運輸體制の 飛躍的擴充整備へ
14 醫專は依然“窄き門” 本年度志願數は六八七名
15 宜蘭水害豫防組合評議會
16 基隆市の防諜劇 警官、新聞記者が出演
17 本紙改題記念に 陸海軍に献金 披露を取止めて報社消息
18 古ぺんの再奉公 六大都市で回收再製運動
19 井上中將逝去
20 基隆新體制研究會總會
21 ときのこゑ
22 萬華登山會主催 烏尖連峰ハイク
23 船便り 香取丸無電
24 定期航空
25 人事消息報社消息
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 改題記念特輯 “達眼時勢を察す”/藤田淳教特輯
02 國防國家建設と臺灣經濟の進路 (中)新體制を具現せよ特輯
03 本紙改題記念事業/興南新聞社特輯
04 圖像:祝改題/宮田彌太朗特輯
05 祝改題特輯
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 臨時農地價格統制令 施行規則本日實施 昨日府令で公布さる
02 銃後農村の使命 達成に邁進せよ 高原農務課長談
03 醬油保稅工場 近く高雄に設置
04 聯銀券の價值維持策より(上) 物價確保政策への移行 北支蒙彊經濟
05 日本燐寸花岡 緒方兩氏近く來臺
06 日本證券會社 近く發起人會
07 船會社が官廳に 滯貨一掃を陳情
08 臺灣合同鳳梨 臺北に事務所を設置
09 臺銀總會 來る三月一日
10 新營郡在庫米臨時調查
11 鮎川滿業總裁 內地事業より 手を引く決意
12 農事實行組合と 部落常會の關係 眾議院委員會で當局答辯
13 國民服用略帽 懸賞募集近く審查
14 帝國石油株式會社 七月頃に設立
15 臺灣肥料輸移入商 同業組合清算報告 本日市內公會堂で
16 北港建築組合通常總會
17 內湖庄畜牛健康□查
18 照明燈
19 市價及商況 十四日
20 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 市民の手で防空壕 萬一の場合に備へよ
02 “鍬の勇士”歸還 神社參拜後に解隊
03 屏東聯合青年團 十三日盛大に查閱式
04 彰化神社祈年祭
05 米國は苦悶する(上) 求めて拾ふ火中の栗/加藤萬壽男
06 高雄市郡視學打合會
07 區の分合整理 臺南市愈よ斷行決定
08 彰化日用雜貨組合總會
09 大井彰化市長披露宴
10 嘉義市華僑新民公會總會
11 申込みが殺到 飛行機献納寄附金
12 高砂族國語演習會 きのふ昭和記念館で
13 柯姓は「松野」に
14 高雄市庭求個人選手權大會
15 トマト大增產 高雄州農會が大車輪
16 蕃社庄長更迭
17 豫防注射を施行(花蓮港)
18 臺南市の豫算案 きのふ各議員に內示
19 “破鏡の市”に異變 百八十組から八組へ
20 二ケ村を占領 雪崩れ込む蠍の大群
21 熱演に魅了 村上公の慰問會
22 優良國講所 吏員等を表彰
23 店內で突刺さる
24 新港郡都鑾で殺人
25 有閑マダム 賭博で檢擧さる
26 經濟相談
27 南米にも國境紛爭
28 人事往來報社消息
29 ラヂオ
30 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 節米奉公を強調 終つて種種打合
02 出征軍人家族 慰問學藝會
03 新園公移轉陳情 中心にあらざるを理由に
04 桃園の紀元節 數數の奉祝催し
05 臺東郡下 各街庄協議會
06 北斗郡各街庄 協議會日割
07 大甲郡國講所 聯合學藝會
08 改姓名相談所 鹿谷庄で設置
09 愛馬行進大會 大溪郡馬匹普及會主催
10 花柳病豫防宣傳 新化郡で實施
11 少年團指導者講習會 廿四日より關子嶺で
12 中壢郡で真犯人 數名を檢擧
13 ローカルセクシヨン報社消息
14 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 明年度總豫算成立 貴院本會議で可決
02 野村大使、ル大統領 膝を突合せて懇談
03 友好の維持に 全力を傾倒す 野村大使、ル大統領メツセージ
04 圖像:拂曉に出發準備をする甜坂部隊勇士
05 星野總裁に質問の矢 貴族院總動員委員會
06 國防保安委員會(貴院)
07 極東危機切迫說 ル大統領批評を避く
08 佛印の非友好處置 邦商に不利な輸入組合令公布 現地官民、極度に憤激
09 邦人勢力進出防止を意圖 邦商代表が強硬決議
10 土公使、羅首相と重要會談
11 西太平洋危機說 濠洲、緊張を呈す 政黨黨首も警告聲明
12 緊急戰時內閣
13 國際情勢を檢討
14 所定目的に邁進 翼贊會常任總務會 今後の對策を協議
15 獨、ユ首腦會見 重要意見を交換
16 轉失業對策を協議 翼贊會政策局で
17 歸還兵思想對策 田中兵務局長が言明
18 英、土軍の首腦 最後會見を行ふ
19 グワム、サモア 兩島防備問題
20 バラシユート隊 全員を捕擄とす イタリヤ本土南端で
21 米海軍次官後任
22 米、アラスカを結ぶ 飛行基地の建設計畫
23 蠶糸業統制強化の具體案
24 船舶航行制限 米財務省に權限を與へらる
25 政府米買上げ 二千萬石
26 明日の天氣
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 總體に豐かな時局色 臺北市豫算編成成る
02 大角大將等の遺骨 廣東發、空路で高雄へ
03 白衣勇士內地へ けふの便船で歸還
04 既に割當額の四五倍を突破 基隆愛婦の熱誠
05 鐵綱の自主需給へ 商相、業界巨頭と懇談
06 官民見送裡に 臺北驛を出發
07 道路の補修成る 竹東郡で褒賞授與式
08 敢鬪精神に敬意 山下中將獨兵士賞識
09 兵事主任會議 けふ新竹州で
10 香取丸入港
11 援獎新借款細目
12 新竹神社で 大祭を執行 十七日の祈年祭
13 室蘭市役所燒く
14 住込中に窃取
15 宜蘭署管轄廳衛生組合結成式 十七日宜蘭座で
16 サーカス見物中幼兒の奇禍
17 眼疾が斷然首位 新竹州下の疾病調べ
18 天狗連を動員 白衣勇士慰問狩獵會
19 定期航空
20 人事消息
21 今夜の放送
22 圖像:臺北幼稚園子供會
23 商況 十五日 前場
24 今晚の映畫
25 興南案內報社消息
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 家庭 おこたに金網 お臺所や風呂場 家庭防火の心得帳
02 石鹼滓の利用法
03 家庭着の上へ スカートカバー 洋裝では寒いので ぜひお作り下さい
04 恥しい赭ら顏 少しのお手入れでなほる
05 亞細亞の旗(84)/小栗虫太郎;坂本仁
06 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 猛進する快速部隊 敵の計畫べしやんこ
02 海の荒鷲の猛爆に ビルマ援蔣路潰滅
03 臺北市の國語家庭 今年は八十一戶
04 國語力だめし(十三) 二千語讀方
05 三びやくきろのかがみもち
06 淚で綴る幼き心 近衛首相の決意 に泣いた少國民
07 忠誠を誓ふ手紙
08 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 新黃河の肅清戰果頭條新聞

【新黃河河畔○○十五日發同盟】新黃河流域の大平原に展開された何柱國軍殲滅戰に次いで同地區一帶の肅清戰渦河東岸地區新四軍剿滅戰と息つく暇もなく肅清戰を敢行した佐久間、大島、小池快速部隊は敵に甚大なる損害を與へ左の如き輝かしき綜合戰果を收めた

敵遺棄死體二千九百、捕虜二百五十三、鹵獲品小銃七百、手榴彈三千、迫擊砲三、輕機二十五、重機六、軍馬三百、その他防毒面、軍需資材多數

又皇軍に協力前面の敵を擊破した和平救國軍も敵屍二百六十四の戰果を擧げた

02 前週の大戰果(中支艦隊)
03 農地開發法案を程 醫療保護法等を可決 眾院本會議
04 轉業者の就職先は充分ある 豫算總會で厚相答辯
05 圖像:蘭印總督我代表招待
06 全機構の純化に重點 舊勢力との苟合を排斥
07 有馬總長談
08 萬全な運營を期す 豫算案成立河田藏相語る
09 私有財產制度否認の規定の意味 法相委員會で答辯
10 二百二十三億園 臨時軍事費累計
11 野村大野ル大統領初會見の內容
12 食糧增產經費 三億圓を要求
13 米洲各地同胞の善處要望 外國側の宣傳に對處し 石井情報局第三部長談
14 外務辭令
15 今日の天氣
16 大阪商船基隆出帆
17 辰馬汽船
18 日本郵船基隆出帆
19 大連汽船
20 東亞海運
21 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 戰時食糧對策の再認識社說

戰時經濟及び國防經濟の要諦として計畫的食糧自給策を確立するの緊急にして缺くべからざることは、今更論を俟たざるところである、殊に現下の時局が愈愈長期化し、國際情勢が一段と緊迫化し居る今日、國內に於て相當數量の食糧の確保を圖ることの必要なることは、刻下我が國が要請せる最重要國策の一つたる高度國防國家の建設並に生產力擴充の基礎的要件であるのみならず、平時に於ける國民生活上から見ても之以上に切實にして重要視される問題は他に存しないからである、仍て大東亞共榮圈の一員として熱と光に惠まれ、食糧產地として重要使命を帶びてゐる本島に於ては夙に我が國全體の食糧政策に貢献協力するとの意圖の下に、島內で米の劃期的增產を期し豫ねて諸對策が講ぜられて來たのである

卽ち督府當局では昭和十五米穀年度に於て一千七萬石、同十六米穀年度には一千二十五萬石を生產目標に全機能を總動員し極力之が增產確保に萬全を期して來たのであるが、不幸にして天候の不順其他に因り、同十五年度の生產實績は九百三十四萬石を收め得たに過ぎず、殊に昨年の二期作の如きは、八、九月の二囘に亘る稀有の大暴風雨に因つて甚大なる被害を蒙り、近來になき大減收を來しめて實收高僅かに三百六十七萬七千八百四十四石、之を前年實績に比し百四十四萬石の減少、生產目標に比すれば實に百六十萬石の激減を示し、之がために本年一期作の收穫まで島內に於ける米穀の需給に窮窟を感ずるに至つたことは時局柄實に一大痛恨事であらねばならない。

飜つて昭和十五年度に於ける內地朝鮮の生產狀況を見るに、朝鮮は幸ひ好き天候に惠まれて案外の豐作であつたに反し、內地では肥料勞力の不足其他に因り減產を示した、一方本島亦然りとすれば結局、內外地全體を通じての米穀需給關係は樂觀を許さざる實情に在るものと見るベく、斯る事情の下に於ける最緊急の對應策としては差當り先づ米の消費規正の徹底强化を圖ることは勿論、本年大豐作と豫想されてゐる甘藷を此の際周到綿密なる計畫の下に總動員して、之を全部米穀の代用食に供與せしめ、以て節米の實效を擧げしめることは刻下の米穀事情に對應する最大急務であらねばならない、併しながら他方斯る節米の徹底、代用食の奬勵の如き消極策から更に一步進んで、此際所謂緊褌一番、積極的に米穀の增產に乘出すべきであることは時下の內外重大時局を克服する上から見ても、當然の歸結であると謂はなければならない。

殖產局では斯る見地の下に本年一期作米の增產目標を五百萬石と定め、之を是非共確保するの必要上、全島に於て約五千餘甲の作付面積の擴張をなし、之に依り平面的增產を圖ると共に、立體的には米品種の改良、耕作法の改善、適正なる施肥、灌排水、病虫害防除等に依つて甲當收量の增加を期する外、近くは岡殖產局長始め各州廳知松廳長事が夫夫自ら陣頭に立つて米穀增產推進隊を組織し、直接に農民の指導鼓舞をなす事になつてゐるが、斯る事は當局の獎勵に俟つまでもなく、此際農民に於ても宜しく刻下の超非常時局を深く認識し、旣に我が國全體の食糧政策に寄與貢献すべき光榮なる使命を負荷されてゐることを自覺し擧つて所謂職域奉公の理念の下に是非共積極的に米增產國策遂行の協力に一路邁進すべく切に希望して已まない次第である。

02 學齡超過兒童に福音 公學校編入の道開く 當局の英斷・特設國講所新設
03 地主と小作を結ぶ 本間軍司令官憂國の戒め
04 大角大將等の遺骨 昨日高雄に喪の歸還
05 須賀中將慰靈祭 上海で盛大に擧行
06 圖像:日華學童交驩會
07 電器製鐵に成功 工研中塚博士の苦心
08 木炭の供出配給方策
09 宜蘭出身の勇士 歡迎裡に晴れの歸還
10 進め、百卅五億へ 來年度貯畜目標決定
11 宜蘭聯合青年團查閱延期
12 貯蓄組合法實施 廣瀨大藏次官の答辯
13 頭圍庄米榖打合
14 既に八萬圓突破 島都愛婦の軍用機献納金募集
15 日伊聲の親善交驩 けふ東京で歷史的放送
16 大東亞共榮圈講演會 十七日公會堂で
17 小口扱貨物に 托送申告制を實施
18 若き少年工に榮冠 實業校資格檢定で合格
19 社會事業資金造成に興行
20 臺北に青ポスト再現 利用にはこの注意を
21 康氏個人書展
22 人參、芋を御馳走 大正幼稚園園兒が軍馬慰問
23 新竹市菓子商組合總會
24 ときのこゑ
25 事變以來の國債總額 百七十六億圓
26 定期航空
27 人事消息報社消息
28 今日の映畫
29 訃文:陳榮森
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 農地の統制價格 時價より相當低下 一則田九千三百五十圓
02 移出柑橘檢查數量 累計四百餘萬顆 本年一月中
03 肥料輸移入商組合解散報告書 献金五千圓を可決
04 新化郡水飴製造組合役員決定さる
05 第一期作米增產 推進要綱決定さる
06 新化漢藥種商組合定期總會
07 臺灣既製纖維製品 配給組合總會
08 米粉製造販賣者で 各州別組合を組織
09 節米供米を協議 新竹郡で家長會を開催
10 臺灣輸送興業會社 愈愈運搬報國に邁進
11 市內銀行金融(一月) 硬化の一途を辿る 內地の狀態と逆行
12 能高郡藥業組合 國防献金を可決
13 照明燈
14 經濟手帳
15 株式
16 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 代用食「玉蜀黍」を新高郡衙奉公班が栽培
02 軍用機献納金 募集中の美談
03 皇民化運動優良賞 鶯歌街引續受く
04 海山郡下 街庄協議會
05 員林郡部落對抗庭球大會
06 淡水神社で祈年祭 五穀豐穰を祈願
07 出征軍人遺家族慰安音樂會 屏東大講堂で
08 勤勞奉仕日を定め 大溪街民每月實施
09 八塊庄役場職員 全部改姓名
10 新化聯合壯丁團 出場準備猛訓練
11 大溪の成功者公共事業に多額寄附
12 社會教會大會 廿四日埔里小で
13 桃園郡各街庄 協議會日割
14 海山郡馬飼競技會 褒賞授與式を擧行
15 ハイヤ屏東附近で學童を轢く
16 ローカルセクシヨン報社消息
17 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 團服に“大地の香り” 鍬の戰士、晴れの歸還
02 總額三千九百萬圓 臺南州農會の豫算
03 金千圓を寄附 國江南鳴氏が
04 嘉義市會 十八日より
05 臺中州指定青年團研究會
06 米國は苦悶する(二) 參戰は歐洲の戰況次第/加藤萬壽男
07 屏東市の薪炭配給組合總會
08 高雄州下養鶩組合創立
09 高雄州米榖商 同業組合解散
10 臺南建築信組總會(十五日)
11 產れる“產婆會” 嘉義市方面委員會で
12 圖像:和尚も國民服に身を固め
13 始る“害虫殲滅戰” 高雄州下でデリス栽培
14 山の若人意氣沖天
15 彰化市方委月例會
16 走り出す“牛步遲遲” 臺中州、種牛を大獎勵
17 彰化郡街庄組合議員の改選
18 一坪菜園獎勵 屏東市當局が
19 經濟相談
20 捉へて又釋放 チンプンカンプン裁判
21 古都に子供天國 三萬七千圓の經費で
22 彰化輕鐵の從業員慰安
23 廣谷新花蓮港廳長披露宴
24 管下初巡視 大井彰化市長が
25 花蓮港廳市長郡守署長會議
26 赤軍士官に 外國語習得令
27 一石二鳥奇談
28 濠洲の公園に亞麻栽培
29 人事往來
30 消息
31 ラヂオ
32 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 改題記念特輯 國防國家建設と 臺灣經濟の進路 (下)新體制を具現せよ特輯
02 圖像:大海を壓する我が海軍の威容特輯
03 圖像:祝改題/張李氏德和特輯
04 米戰時資源の弱點 (上)確保難のゴムと錫特輯
05 祝改題特輯
第10頁
日刊第1版
序號 標題
01 翼贊の真面目發揮 翼贊會問題に多大の關心 貴院の空氣頭條新聞

【東京十六日發同盟】貴族院は今週を期して總動員法改正、國防保安の二大法案を始め現在十餘の委員會に附託されてゐる二十餘件の法案並に眾議院より續續送附される殘餘の重要法案の審議に全力を傾注國防保安、總動員法改正の二大法案は旣に去る十三日より三回に亘り委員會を開き慎重審議を進めて居り今後尚二、三回の委員會を以て審議を終了今週末の本會議に上程兩法案共無修正で可決される事とならう、又目下委民會で審議中の關稅定率、帝都交通、刑法改正、健康保險法改正、樺太開發日電會社法改正等の各案は

今週中に議了の見込みであり十七日の本會議には政府提出眾議院送附の法案十件を上程直ちに委員附託とする筈で上程議案があれば月、水、金の定例日以外も本會議を開いて議案を上程審議する豫定である、然して眾議院が大體來る二十二日若くは二十五日を以て送附議案の全部を議了するとしてもその中には農地開發、蠶糸業統治、人造石油業、東亞海運、木材統制、十六年度追加豫算等重要法案が含まれてゐるのでこれらが一時に貴族院に殺到する場合は二月中に議了し切れず

一部法案の審議は或ひは三月始め迄かかる可能性も生じてゐる、然し貴族院の今期議會に於ける議案審議ぶりは頗る快速順調で政府協力、翼賛議會の真面目を發揮しつつあるものの目下眾議院に於いて複雜微妙な推移を辿つてゐる翼賛會補助金問題については貴族院としても今日迄の首相、內相の答辯だけで必ずしも釋然たらざるものあり眾議院の動向、政府の態度改組の方向に對しては多大の關心を拂つてゐる實狀にある、卽ち本問題に對する今後の情勢如何に依つては

追加豫算案審議の際再び岩田宙造、松村義一、赤池濃の諸氏並に大河內輝耕子等の質疑を見るべく更に議會局の改組と關聯して當然現在の大政翼賛會議會局貴族院部の存廢歸屬如何が新らたなる問題となる譯で眾議院に於ける翼賛會問題の動向と落着方式如何に關聯して貴族院の動向も極めて微妙且つ重視さるべきものがある

02 記錄的な急速審議 本月末には議案全部終了
03 殘餘會期の利用 そのまま自然休會とす
04 週間評論 對米問題の構想/加田哲二
05 町田前總裁 一任に落着く 翼贊會問題
06 翼贊會の改組 議會側の希望二點 首相の裁斷注目さる
07 けふの兩院
08 地方的衝突絕えず 國共の衝突、依然險惡
09 在羅英人 愈よ引揚ぐ
10 華北の剿共政策 漸く本格的に展開
11 英の壓迫頓に露骨 泰の市場攪亂を策す
12 獨、電擊作戰に出ん バルカン、發火點に近い緊張
13 英、濠、蘭の大公使 ハル長官と會談
14 南伊貨物輸送 突如停止さる
15 十八回全聯邦共產黨大會
16 アラスカの強化 新銳爆擊中隊を增強
17 ユ國首外相歸國
18 對比島武器貸與 米下院海軍委員會で可決
19 佛內閣改造 反獨閣僚は 追出されん
20 グワム島の防備施設費 今度は通過せん
21 英國落下傘部隊の降下 英國側も確認
22 配給統制規則で 米價を決定 石黑農相の答辯
23 內相の代理か 或は書面答辯か
24 日銀株主總會
25 米陸軍、三百萬の 常備兵力を確保
26 米、ナポリ、バレルモ兩領事館を閉鎖
27 今日の天氣
28 大阪商船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 日本郵船基隆出帆
31 大連汽船
32 東亞海運
33 祝改題
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 天皇陛下御親拜 けふ祈年祭の御儀
02 “日本に將來を依賴” 德王十五日に再度入京
03 靖國神社と明治神宮に參拜
04 食糧增產に重點 農林省の農業新體制
05 農村に技術進軍 食糧增產實地指導へ
06 圖像:前線で戰陣訓朗讀
07 南方進出と本島青年(七) 本島青年は南進の尖兵/陳蕚芳報社消息
08 若人の意氣潑刺 島都聯合青年團查閱
09 新型體操登場 大日本厚生體操と命名 厚生省宣傳に乘出す
10 近く第二回表彰式 戰時重要農林水產物の增產
11 コロンビヤ 洋盤鑑賞會
12 燈管時の誘蛾燈 八木博士の研究に凱歌
13 スターリンの 傅記は催眠藥
14 學徒の逞しい巨步 大運河の掘鑿と濕地帶を開鑿
15 節米運動明朗篇(基隆)
16 海藻の速成栽培 農林省で劃期的成功
17 英船六十七萬噸擊沈 獨逸開戰以來の戰果
18 高砂丸出帆
19 桃園愛婦の軍用機献納運動 早くも割當額突破
20 新竹州麵類製造業組合總會
21 船便り 蓬萊丸無電
22 定期航空
23 人事報社消息
24 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 海山聯合青年團 十五日查閱と體育大會
02 臺南神社、開山神社祈年祭
03 谷元屏東市伊 青果副組合長
04 新營街方委月例會
05 臺南州公醫會議(十七日)
06 國聯鹽埕支會の打合會
07 銀座會店員體育會
08 圖像:水田を養魚池に
09 新營を視察 一番ケ瀨知事が
10 臺中州自動車運輸創立總會
11 國語の家聯盟 中壢郡で結成
12 新營郡各街庄 協議會日割決定
13 樂山園園長 劉清風氏が就任報社消息
14 マラリヤ防遏部落を審查
15 新營信組評議會
16 楊梅信組總代選擧
17 彰北市時計眼鏡商組合總會
18 教員準備に大童
19 臺中市竹藤商組合第一回總會
20 彰化市の火事 損失廿三萬圓
21 臺中州纖維加工業者組合の總會
22 彰化食料品雜貨商組合總會
23 炭礦瓦斯爆發
24 花蓮港庭球試合
25 荷拔の一切搜查(彰化)
26 臺東街のボヤ
27 廣告報社消息
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 学藝 故鄉の山(中)/平川虎臣
02 獨逸の音樂界(下) 硝煙下に奏づる
03 珊瑚樹 死の蜜月旅行 廿八呎の小帆船
04 心聲漢詩

哭張純甫/覺齋

05 新刊紹介
06 ラヂオ
07 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 法案を次次に上程 けふの貴族院本會議
02 眾議院豫算總會
03 德王參內 各宮家に伺候御挨拶を言上
04 圖像:蘆苞墟包圍殲滅戰
05 大成功裡に終る 第一回日伊の交驩放送
06 ぺ佛內相辭職
07 日、蘭印經濟會談 けふ再開
08 農林省報國推進隊 近く結成式を擧行
09 英國の老獪振り 對タイ公視熾烈化す
10 動亂の世界を描く
11 圖像:佛印、タイ國境線を征く
12 機雷を敷設す 英海軍の發表 新嘉坡附近一帶に
13 堀切駐伊大使 ム首相と初會見
14 能代丸寄港 香港近狀を齎し
15 佛印米の買附 積取りを開始
16 ル大統領特使 紐育に歸還 滯英の感想語る
17 國策會社と 營團の相違
18 明日の天氣
19 水滸傳(338)/黃得時;榎本真砂夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 けふ祈年祭の御儀 五穀豐穰を祈らせらる
02 定例局部長會議
03 陸軍の協力に感激 大角大將遺駭收容に
04 慰安舞踊會 “虹の會”主催で
05 岡田氏が献金
06 邦人の赤誠 高井汕頭領事が語る
07 銃後女性の龜鑑 軍用機献納に絡る美談
08 各地で非常な好評 臺北市派遣の慰安團
09 臨時教員養成講習會 全島五師範內に開設
10 闇から闇へ轉賣 プレミヤム付の洋灰
11 援蔣藥品が立往生 滇緬公路輸送途中で
12 節米報國運動 講演會を開催 南署幹部總動員で
13 「大里」に改姓 臺北州李姓宗親會の申合せ
14 純產卵用種鷄を土產に 深川技師が歸臺
15 基隆家畜類荷受 組合の創立總會
16 褚大使歡迎會 きのふ映畫關係者の主催で
17 普通試驗受驗者に
18 家長常會開催 下奎府第三區會
19 人事消息
20 今夜の放送
21 商況 十七日 前場
22 今晚の映畫
23 興南案內報社消息
24 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(85)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 就學前の子供指導 文字を教へ込むと 却つて學業に障害
03 離乳の時期
04 紙上病院
05 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 櫻の九段に父と對面 譽れの遺兒に 感激の日迫る
02 本社から献金報社消息
03 猛吹雪中の殲滅戰 新四軍三千全滅
04 國語力だめし(十四) 二千語讀方
05 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 國民一致の決意は 力強い外交の基礎 外相が強調頭條新聞

【東京十七日發同盟】十七日午後の眾議院豫算總會で今井新造氏が東亞共榮圈內の外交の現情に關し質疑を行つたに對し松岡外相は左の如く答へ真の實力と國民一致の決意の上に進めない外交は遂に何事をもなすべからざる所以を强調して國民に更に一段の固き決意を要請した

松岡外相答辯

外務大臣たる立場においては最惡の場合を何時も豫見して對處しなければならぬと同時に最惡の場合に立到る最後の瞬間まであらゆる平和的工作に努力を重ねなければならぬものであると考へてゐる、その平和的工作を行ふ基礎は外交と雖も力である力のない外

交は何事も遂げ得ないことは言ふまでもないこれと共に私は我が國民の決心、そしてその決心の現はし方が英米其の他から見て「外務大臣はあんなことを言つてゐるけれども日本國內には三國同盟に秘かに異議を唱へてゐるものがあり外務大臣は玉碎主義でも進むのだと言つてゐるが皆それ程でもないので相當强い態度で米國が臨めば或程度腰を碎く可能性が多分にある」とか又度度繰返すやうに國力が非常に消耗されてゐるとかいふやうに日本の姿が所謂我が國民の決心が外國に映ずるのではしつかりした外交は出來ない此點私はこの議會を通じて重ねて訴へたいどうしても我我は大東亞共榮圈を確立せねばならぬ、これが我が國民の信念である、國民は一致團結して固い決心をしてゐる、唯空望を懷いてゐるのではなくそれ丈理念貫徹のためこれに伴ふ國力を持つてゐる、斯かる姿を世界に映示させねばならぬ斯ることが大東亞共榮圈確立に對する外交の根本であると考へてゐる、我が國民は一つとなつて堅い決心を持つ所以を內外に判るやうな態度をとつて貰ひたいこれを煎じ詰れば只今言ふやうなことになるかも知れないが武力行使といふやうなことは外務大臣としてこれを言ふことは避けたい

02 南方問題は飽く迄 平和的交涉で解決 大橋外務次官言明
03 協調の精神を堅持 最惡の事態にも備ふ
04 臺灣の勞働力は 南支方面に使用 豫算總會で拓相が答辯
05 富田書記官長 近衛首相訪問
06 飛日本的な思想 國內から根絕する 田中兵務局長答ふ
07 圖像:總豫算案成立
08 新四軍續續と歸順
09 三國混合委員會の 現在と將來の活動
10 恐日病的ヂエスチユア マレー水域の機雷敷設は我國への備へ
11 廣東の米人にも 引揚げを勸告
12 在支英人の引揚 支那英大使館が勸告
13 天津の英人に 引揚を勸告 英總領事館が
14 總動法改正委員會
15 農業團體に食糧增產要望 石黑農相の答辯
16 船田政調會長 陸海軍の協力要望
17 けふの兩院
18 今日の天氣
19 大阪商船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 日本郵船基隆出帆
22 大連汽船
23 東亞海運
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 「農民の死は民族の死」社說

二月十七日は祈年祭で宮中に於ては天皇陛下御親拜、嚴かな祭典が執り行はせられた。また島都では臺灣神社へ長谷川總督、建功神社へ松岡長官代理がそれぞれ幣帛供進使として參向各地方に於ても之に準じて嚴肅に祭典を執行された、祈年祭は「としこひの祭」といひ、古代から非常に重要な宮中の祭祀であり、年の始めにその年の米穀の豐穰を御祈り遊ばされるもので年の終りに米がよく出來たことに就いてお禮を申上げ給ふ神嘗祭と首尾をなすものである。

祈年祭の祝詞を拜するに

皇神等の依さし奉らむ奧津御年を手肱に水沫畵き垂り、向股に泥畵き寄せて、取作らむ奧津御年を、八束穗のいかし穗に、皇神等の依さし奉らば千頴、八百頴に奉り置きて甕へ高知り、甕の腹滿ち雙へて汁にも、頴にも稱辭竟へ奉らむ

とあり、肇國以來、列聖が農を以て「國の本」と遊ばされ、如何に米穀問題を重視されたかが伺はれる。

ヒトラーはいつてゐる「ドイツは農民國家である限りに於て繁榮する、若し農民國家とならざる時は、ドイツは沒落するであらう」また「農民の死は民族の死」とまで極言し、遂に世襲農地法を制定するに至つた、民族精神は農村の土地の中に於てのみ涵養されるといふ考へ方は農を以て國の本とするわが肇國精神と軌を一にする。否、否、軌を一にするのでなく、この世襲農地法の立案者たる農林兼國民食糧大臣たるグレーは「ナチの世界觀は日本の神ながらの道と近似性をもつてゐる、ドイツは日本より學ぶべき點が多い」といひ同法は日本に範を取つたことを肯定してゐる。つまり農本國策は日本が師匠であり、先達でもあつたのである。

世襲農地法の內容はここに詳細說明する暇はないが、要するに農地は民族生命の據つて來る源泉であり、神聖なものとしてドイツに國籍を有し、ドイツ人又はアリアン人種にして、心身健全、正しき性格を有する農民を指定し同法による農民たらしめるもので、その農地は勝手に處分することを禁止してゐる。そして指定された農民に對し、物質的には、世襲的にその生活を十分に保護し、出來る限り多くの收穫を擧げしめ、精神的にはゲルマン民族の純粹な血液を保存し、改善し、將來農民をしてナチスの指導者たらしむべく、健全な人間を作るといふ劃期的な立法である。斯くの如くにして、ドイツは國土の全面積に亘つて非常な能率を擧げ、豐富潤澤なる農產物がぞくぞく生產され、銃後の食糧問題に就いて磐石の安固さを誇るに至つた。先生株のわが國では、近年來農本國策を冷眼視し、農村の疲弊困憊はその極に達した。それでも列聖垂訓の難有さには、戰時下なほ食糧問題に餘裕を示して來たが、聖戰旣に五年、漸くその窮屈を感ずるに至つて、始めて足許に火が廻つたやうに立騷いでゐるのは、お恥しい次第だ。ドイツの科學的、基礎的、徹底的な行き方に驚嘆すると共に、わが朝野が速に「農本」の神意に目覺め、食糧增產問題に奮起一番せんことを望むや、切である

02 パイン纖から着物 纖維植物の調查に 斯界の權威近く大擧來臺
03 大角大將以下の英靈 冷雨そぼ降る空港羽田に 昨日悲しき凱旋
04 淚䉼たな大將邸
05 宜蘭神社祈年大祭 きのふ嚴かに執行
06 大きい、深い焜爐 一番、木炭を無駄にする 臺北市役所の調查
07 滿洲臺灣間モシモシ 四月一日から店開き
08 祝典音樂公開 あす基隆で
09 故木原巡查の警察葬盛儀
10 宜蘭郡豫算 總額四十七萬餘圓に決定
11 蓬萊丸入港 釜山視察團來臺
12 防空防衛を勉強 愛婦本部のお歷歷が實地に
13 聽眾に多大の感銘 大東亞共榮圈講演會盛況
14 新竹州製茶同組總會
15 稻江靴商組合總會
16 部落活動の強化へ 農業團體と部落會の調整方策
17 物淒い競爭率 高校の志願者發表
18 比島は戰時色 米艦や米機が物物しい演習 ゴルフで優勝した林萬福氏談
19 献金美談中の美談 事變以來每月献金 感心な苑裡の謝坤翁
20 女中を廢止、雇賃を献金 愛婦軍用機献納を繞る佳話
21 陸海軍に恤兵金二千圓献金 大東信託臺北支店
22 百卅五億圓の國民貯蓄根據
23 ときのこゑ
24 副見總長 昨日屏東を巡視
25 國民更生金庫の豫算
26 總督府辭令
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 甘藷の販賣價格 本日告示で指定さる
02 トラツク統制會社の 經營合理化を協議
03 山本米榖局長 中南部へ出張
04 砂金試掘費 百廿萬圓認めらる
05 聯銀券の價值維持策より(下) 物價確保政策への移行 北支蒙彊經濟現地報告
06 交通統制等を打合 十九日鐵道ホテルで
07 經濟手帳
08 照明燈
09 市價及商況 十七日
10 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 節米供米講演會 南投郡下で開かる
02 南投祈年祭執行
03 紀元奉祝學藝會 水里公で開く
04 中壢郡畜產會 馬匹大行進を擧行
05 員林華僑新民公會 第四回總會
06 屏東排球大會
07 從業員家族慰安會
08 製炭講習會終了
09 麻豆街國講所 講師募集、考查
10 大溪大圳、本年中開鑿に着手
11 竹東の軍用機献納 應募額豫定の二倍以上
12 文旦白柚の苗木を無償配布
13 北港建築組合長の處置非難さる
14 定金詐欺告訴を 豐原製紙が提起
15 ローカルセクシヨン
16 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 臺東廳の地下資源 愈よ本格的調查始る
02 總額千百十五萬圓 臺南州畜產會の豫算
03 建築線を決定 臺南市豫算を計上
04 花蓮港神社 きのふ祈年祭執行
05 米國は苦悶する(三) 參戰かそれとも見送りか/加藤萬壽男
06 彰化市議月例會(十六日)
07 圖像:雪の祭典
08 山崎氏の講演會
09 割當額の十倍突破 軍用機の献納資金
10 高雄市會(廿四日より)
11 屏東臺北親睦會の總會
12 彰銀臺中本店の行員ハイキング
13 空閑地を利用せよ 臺東廳、雜穀の增產に大童
14 馬公防衛團視閱 二月十一日擧行の馬公防衛團視閱に於ける鶴廳長
15 畑地の水田化 花蓮郡が全力を注ぐ
16 「東港映畫の夕」
17 節米の協力を絕叫
18 花蓮港農林學校 四月中旬頃に開校
19 バナナ視察團來南
20 治療よりも豫防 洩れなく注射を受けよ
21 鄉軍屏東聯合分會射擊大會
22 祈年祭に降雹(新店) 五穀豐穰の瑞兆
23 三大呼物で走出す 嘉義市の春競馬
24 屏東署壯丁團檢閱(廿二日)
25 輕工業振興策を協議
26 臺中州農會總會(二十六日)
27 陸軍豫科士官學校合格者
28 第一回推薦レコード決定
29 ドイツ兵隊さんの休暇
30 人事往來
31 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 改題記念特輯 社運の隆昌を祈る/國江南鳴特輯
02 米戰時資源の弱點 (下)外地依存の諸金屬特輯
03 ラヂオ
04 圖像:祝改題/大賀湘雲特輯
05 祝改題特輯
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 ブ・土の不可侵協定 共同宣言發表さる
02 獨のバルカン進出 豫想通り開拓されん
03 樞軸外交の成功 伊政界の觀測
04 德王謁見 仰付らる
05 圖像:新駐伊滿洲國大使着任
06 翼贊會の行くべき道/室伏高信
07 對英援助具體策を協議 遣英特使を中心に頻りに畫策
08 武器貸與法案 愈よ上院で審議開始
09 米の武器貸與法案 大した影響はない 外相の答辯
10 審議促進を要請 院內閣議で申合せ
11 民間側は絕對協力 樞軸國との經濟提携
12 原價計算諸基準 統一協議會近く設置
13 配電管理は 早く實施したい 村田遞相の答辯
14 大島駐獨大使着任
15 食糧增產の諸對策 砂田氏以下、四閣僚と會談
16 ケ比島大統領再選か
17 明日の天氣
18 水滸傳(339)/黃得時;榎本真砂夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “背伸び”に“肩叩き” お歷歷がオイチニオイチニ 賑やかな「厚生體操」發表會
02 畏し・勅使御使を 大角男邸に御差遣
03 献木運動に 各省のお役人參加
04 慰問品にお茶 第五部隊に献納
05 鄉軍基隆分會檢閱
06 續く献金美談
07 圖像:近づく桃の節句
08 基隆市援護會 廿日發會式擧行
09 山本米榖局長 供米視察日程
10 臺北州下街庄協議會日程
11 先生が擧つて改姓 基隆市の本島人の教員乘出す
12 足の選手を選ぶ 臺北州強步豫選大會 二十二日に開催
13 李克承氏 博士論文通過
14 樺山小で紙芝居
15 各家庭に救急知識 基隆で講習會を開催
16 豐漁だ、大量入荷 市民の食膳を賑はす
17 流腦發生 永樂町と中和庄に
18 活きた教科書 猛火中、近所を呼起す 九つの少年のお手柄
19 臺北市國語家庭會總會
20 特別放送
21 空手形で詐欺
22 麝香の密輸發覺 女だてら一味南署で檢擧
23 虛弱兒童に電話教室
24 定期航空
25 人事消息
26 今夜の放送
27 商況 十八日 前場
28 今晚の映畫
29 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(86)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 一時の風潮に流れず 子供の將來重視せよ 天性の美質を職業に生かせ
03 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 軍馬に御馳走を! 臺北市內の公學校が 學校園で人參を栽培
02 玩具も國家へ献納
03 米國空軍御自慢の “空の要塞”墜落 當にならぬ世界一
04 春の學藝會
05 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 海鷲、監利(岳州北方)を襲ふ頭條新聞

【○○基地十八日發同盟】中支艦隊報道部發表十七日午前海軍航空部隊は惡天候を冐し陳誠麾下の敵兵の蝟集する湖北省監利(岳州北方六十五粁)を襲ひ兵舍其の他敵軍事施設を爆擊甚大なる戰果を收めたり又那珂隊長の率ゆる他の一部は同日午後宜昌周邊の敵野砲陣地を制壓攻擊しこれに潰滅的打擊を與へ全機無事歸還せり

02 羊風鎮を爆擊
03 獨伊の汪政權承認 近く外部に現はれん
04 蘭印と本國の關係 大橋外務次官の答辯
05 追加豫算案全部 あす可決されん
06 世界平和の調停役 帝國、引受の用意あり 外人記者團に 石井部長言明
07 圖像:德王參內
08 島田氏が代表質問 翼贊會問題廿一日頃に鳧か
09 國共相剋の真相 今井報道部長談話
10 眾議院豫算總會
11 臺銀特例法案等 十一法案を可決 眾院本會義
12 舊各派とも 總裁に一任
13 政府、審議促進要請 二月一日ぱいでむす樣
14 貴、眾兩院に 申入れ
15 日、蘭印會談 愈よ具體的討議へ
16 濠洲の杞憂は 何等根據なし バ次官に重光大使確言
17 けふの兩院
18 「國體變革」の意義 內相、司法當局が答辯
19 選擧法改正案 來議會に提出 總選擧は來年秋
20 德王、李將軍 東條陸相訪問
21 外相を訪問
22 獨、伊兩國の技術交換 初委員會開かる
23 若杉、佐久間兩式 正常起用さる
24 今日の天氣
25 大阪商船基隆出帆
26 辰馬汽船
27 日本郵船基隆出帆
28 大連汽船
29 東亞海運
30 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 翼贊運動と皇民奉公會社說

肇國の精神に本づき大東亞の新秩序を建設し、進んで世界の新秩序を確立すること。國體の本義を顯揚し諸政を一新し國家の總力を發揮し以て國防國家體制の完璧を圖ること。萬民おのおのその職分に奉公し協心戮力もつて大政翼賛の臣道を全うせること。以上の目的貫徹を期せんとするのが大政翼賛運動なのである。翼賛運動のことについては、今日旣に國民の常識になつてゐる、否寧ろ大多數の國民は意識せると否とに拘らず、又程度の差こそあれ、いづれも翼賛運動の波に乘り、國內新體制の確立に向つて動きつつあることは、否めない事實であらう、更に極言すれば、現下の日本をめぐる國際情勢切迫の最中に、高度國防國家建設の急に迫まられてゐる折柄、斯くの如き强力な國內新體制を確立し得るや否やは、正に國運興隆の成否を決定するものだ、との認識に到達すれば、問題は最早論議を超越し、好むと好まざるとに關せず一億國民を擧げて只管一路邁進あるのみだと云はねばならない

從つて、ここでは今更事新しく新體制とは何ぞや、翼賛運動とは如何などと說き立てる必要はないやうに思ふのであるが、併し、近く組織される臺灣皇民奉公會に關聯し、特に本島の特殊事情に鑑みて、些か卑見を述べて見たいのである。新體制運動或は大政翼賛運動は、申すまでもなく、全國民の參加を要請する一大國民運動なのである。故に外地も均しく之に參加すべきは勿論、寧ろ當然に包含されるものでなければならない。併しながら外地たる本島の如きは自ら內地と政情民度を異にせる特殊事情が存じてゐる。從つて一大國民運動たる大政翼賛臣道實踐の推進體の組織或は其の方法は、自ら特殊性に照應せるものでなければならない。先づ根本的には、政治性を持たせるか否かが先決問題であるが、臺灣の場合は、結局政治性を持たせないことに決定した。從つて內地の大政翼賛會に準じた名稱も不可とされ、獨自の立場に依つて皇民奉公會と名附けたのである。その性格は大體總督政治の協力機關として、專ら上意下達に眼目を置いた精神運動のやうである。

併しながら。この皇民奉公會は全島民を打つて一丸とする國民運動たるには、內地と些かも相異はないが、唯政治性なき、上意下達の協力機關のみに終つては單なる精動の强化と誤解される恐れがあり、その上若しも組織陣容の殆んど總べてを官吏に依つて占め謂はば官製に陷いることあらんか、下から盛上る力の削減を免れ得ないであらう斯くして問題の主要點は、政治性の有無や組織體の態樣如何よりも、國運興隆の成否を決定すべき此の超非常時局を乘り切り國策の指向するところに從つて全島民の總力を最高度に發揮集中せしめ、如何なる事態が發生するとも、迅速果敢且つ有效適切に對處し得る强力な體制を整へることであらねばならない。從つてそのためには、全島民の自ら盛り上る力を如何にして育成誘掖し、自動的に國家の指向する方面に向つて總力を發揮集中せしめるかが、皇民奉公運動の基本的課題と云ふべきであらう。

02 臺北州第二種防訓 集中指導を重點に いよいよ三月中旬實施
03 “婦道翼贊”に挺身 愛婦の日論む新年度の活動
04 提督の遺德を偲び 弔問客引きも切らず 昨日の大角大將邸
05 新竹州齒科醫師會總會
06 主要取扱事項 新設宜蘭市軍事援護相談所
07 重要性を一層痛感 副見總長の巡視感想
08 道路改修の美談 新竹州、教化資料に編纂
09 宜蘭水害豫防組合評議員會 昨日郡會議室で
10 南方進出と本島青年(八) 歷史に觀る東洋人の優秀性/陳蕚芳報社消息
11 愛國心を披瀝 高砂族青年團幹部會議
12 熱烈な抱負を携へ 支那への文化使節兩教授昨日寄臺
13 近く愈實地訓練へ 島都の中等校滑空部
14 臺北州齒科醫師會定期總會
15 住吉公は第四公□合併決定
16 高工非常な激增 一方高農高商は半減
17 忠孝像除幕式 九份公で盛大に
18 林姓追遠堂代議會
19 ときのこゑ
20 川端町の輪禍
21 龍山寺町の無理中心
22 驛長異動
23 船便り 大和丸無電
24 定期航空
25 人事
26 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臨時農地等管理令 施行規則本日公布 明廿日より實施さる
02 農林省十年計畫の 積極的田畑開發
03 東部電器發電所建設延期 新港住民對策を講究
04 高雄州下の一期米 正條密植頗る徹底 視察後の入鹿山技師語る
05 小口扱貨物申告別 愈愈廿日から實施
06 鐵道輸送 近くフル狀態に入る
07 顏德金氏、廈門金榮組合主事に
08 青木氏テツクス 貿組主事に就任
09 鹽糖著しく減產 パルプ事業順調
10 紙商印刷業組合 創立總會開かる
11 臺東の二期末 續續買上げ
12 臺銀宜蘭支店 支配人更迭披露
13 照明燈
14 市價及商況 十八日
15 第一回決算廣告/株式會社榮信商行
16 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 火を吐く熱辯に 滿堂の聽眾驚嘆 新竹州下學童話方大會
02 節米供米打合會 觀音下大堀で開く
03 飛行機献納基金 臺東の應募一千餘圓
04 國語家庭門札交付式(集集)
05 蓖麻栽培を獎勵 能高で種子無料配布
06 衛生優良部落 近く表彰
07 一錢會を組織 埔里北公献金美談
08 緬羊改進會創設と 北支の羊毛資源
09 學校園品評會 佳佐、新埤公一等
10 竹南、頭分兩神社で 祈年祭を執行
11 國民學校制の趣旨 徹底に講習會
12 曾文郡各街庄協議會日程
13 玉井鐘木琴氏外一名改姓名
14 新湖口公學藝會
15 ピアノ購入披露 の南港公學藝會
16 ローカルセクシヨン
17 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 嘉義市會開かる 全島のトツプを切つて
02 彰化神社の祈年祭
03 圖像:屏東馬事練習所
04 豫算大要を說明 高雄市議月例會で
05 彰化市會 廿四より旭公で開く
06 大島鐵工所の 分工場上棟式
07 米國は苦悶する(四) 米國の極東政策に疑問/加藤萬壽男
08 農事實行視察團が出發
09 優良壯丁團檢閱 十八日臺南野球場で
10 大空の武裝(臺南市の防空訓練)
11 組織一部變更 花蓮港勞務協會
12 屏東驛の擴張 本年中に實現か
13 臺中州農會 二十六日通常總會
14 指定青年團研究會 十六日花壇公にて
15 その活躍を期待 劉園長の就任で
16 鳳山街營住宅 新年度から五十餘戶
17 彰化郡街庄組合官選顏觸
18 愛婦花蓮港分會 二十日に發會式
19 豐榮水利評議員會(十八日)
20 國婦彰化市 分會の總會
21 人事往來
22 屏東馬事講習所 きのふ盛大な落成式
23 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 本紙改題に寄せて 本島の重要性を發揮/今川淵報社消息
02 學藝 故鄉の山(下)/平川虎臣
03 珊瑚樹 青年子女と讀者 如何に指導すべきか
04 歌 冬の夜の月/獨木
05 赤嵌幻想賦/北原椰林子
06 ラヂオ
07 心聲漢詩

春感/南都、讀二宮翁夜話感賦/可軒、次笑儂見寄原韻/虛谷、述懷/連德賢、眺望/李嘯庵、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/柏樑、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/柏樑、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/負人、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/元煌、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/元煌、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/春、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/春盛、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/見龍、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/見龍、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/德賢、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/德賢、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/伯偉、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/伯偉、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/寶書、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/寶書、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/金、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/金生漢詩習作第二期作品 元旦試筆/培英、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/石莊、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/石莊、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/漱石、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/定山、漢詩習作第二期作品 元旦試筆/定山

08 祝改題
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 晉北挺身軍を擊滅 山西北部の治安愈よ明朗化
02 空襲時、各主要都市の詳細計畫を樹立 武藤軍務局長答辯
03 食糧增產獎勵金 追加問題解決す 助成金三千萬圓を支出
04 圖像:眾議院豫算總會
05 イラン、イラク抱込み 英、益益執拗且つ高壓的
06 濠洲の防備強化 極東危機の幻象に怖え
07 濠洲部隊 部署に就く
08 助成金の具體內容
09 重光、バトラー會談 太平洋危機說に關聯し 帝國政府の立場を闡明
10 德王の動靜
11 貴族院本會議
12 我陸運、完全な 防空布陣を急ぐ
13 和、戰和れか決せよ 獨、希國に強硬通牒
14 ブ、土新協定 英の方針には合致せぬ ドイツ外務當局談
15 伊軍の戰況 ギリシヤ戰線
16 英各地を空襲
17 山林、原野、畑等の 買入れ價格 農相ら重要言明
18 朝鮮志願兵制度は 海軍には適用せず
19 地方專賣局長異動
20 木材統制會社 設立要綱發表さる
21 木材需給推定 臺灣關係の分
22 サ、ジ兩港を除き 總てを閉鎖 英領北ボルネオ
23 ダルラン副首相 パリに到着
24 國內思想運動の概況を說明 眾豫の秘密會で
25 明日の天氣
26 水滸傳(340)/黃得時;榎本真砂夫
27 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 大陸へ日本語讀本 理解は先づ言葉から
02 一大綜合研究所設立 科學技術の新體制案
03 軍人遺家族記章傳達式
04 愈よ實行に着手 基隆市の防空壕構築
05 通貨に依らな い取引考究中 廣瀨次官の答辯
06 勅使、御使愈差遣 大角大將邸に
07 侍從武官御差遣 陸軍航空通學校修業式に
08 圖像:明治神宮祈年祭
09 青少年團指導者講習會
10 滿洲に「法華村」 信徒二百家族が移住
11 基隆市國語家庭會總會
12 宅地建物等價格統制法令講習會
13 南方進出と本島青年(九) 白人の優越說は笑止千萬/陳蕚芳報社消息
14 熱帶農學會 講演會(廿三日)
15 地租の納期迫る 廿二、三日は平常通り取扱ふ
16 南署管內下宿屋組合創立總會
17 增產強化に重點 臺北州畜產會新年度豫算
18 二千圓當籤の果報者
19 真摯な意見吐露 高砂族青年團幹部會
20 詹姓を「成宗」に 兩州下宗親會の申合せ
21 密屠殺者捕まる
22 北區料理屋飲食店組合總會
23 線路工夫の寄禍
24 山西丸無電
25 定期航空
26 人事消息
27 今夜の放送
28 商況 十九日 前場
29 今晚の映畫
30 興南案內報社消息
31 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(87)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 子供の健康教育は 食事の作方から
03 酸性食品の過剩から 起る色色の病氣 血液を淨化する海藻類
04 圖像:故左團次が身につけた 夜叉王の衣裳修禪寺へ奉納
05 季節向きで簡單な おやつの作り方
06 紙上病院
07 ガラス磨き
08 干柿あん
09 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 國敗れてさまよふ空軍 銀翼に追憶の悲哀 ヨーロツパの敗戰國
02 航空日本に新威力 動植物性潤滑油に成功
03 兒童作品 火事/蘇哲雄
04 塵箱をきれいに いたしませう
05 國語力だめし(十四) 二千語讀方
06 アルミの 新電信電話線
07 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 單純な憲法否認 國體變革と同一ではない 法相の答辯頭條新聞

【東京十九日發同盟】立憲政體否認の思想に對して治安維持法を適用すべきや否やに就いては十八日の眾議院治安維持法委員會に於いて、小畑虎之助氏、濱野徹太郞氏等より政府の方針を質して司法、內務兩當局の統一的答辯を求めたが、更に十九日午前の同委員會に於いて小畑氏より

一、治安維持法中の國體變革にも、私有財產制度否認にも該當しない憲法否認に對する政府の取締り方針如何

二、改正治安維持法中には私有財產制度否認の思想の宣傳に關する取締り規定が缺けて居るが、これは法の缺陷ではないか

との二點を質したるに對し、柳川法相は左の如く答へて政體變革の思想は必ずしも國體變革の思想とは同一でなく從つて單純な憲法否認の思想に對しては治安維持法以外の他の法規が適用さるべきものと認める點を明らかにした(本社速記)

柳川法相 御質問の第一點は國體變革の思想、私有財產制度否認の思想以外憲法否認の思想を罰する條項が存じないがこれはどうか、憲法否認の思想は卽ち國體變革の思想と同樣ではないか、と云ふ點であると思ふ、憲法否認に關しては御意見の通り延いては國體變革の思想と通ずる樣になつて自然其の取調の間に合體する場合があらうと思ふが、そうでなくして單に憲法否認と云ふだけの單純な思想であればこれを直接取締る處の罰條に對しては、刑法內亂罪に關する規定、新聞紙法及び出版法に於ける朝憲紊亂、國權紊亂に關する處罰規定がある、これを間接に取締るべき法案としては不穩文書臨時取締法保安警察法、其の他の法律に夫夫規定がある、また憲法否認の問題であるが、憲法第一條を否認する思想は、國體變革の思想である事は申す迄もない、政體變革と云ふ思想を限定して考へれば、直ちに國體變革の思想と同一であるとは申上げられない、政體變革の思想又は私有財產制度否認の思想と同樣の場合から出發する場合が多からうと思ふのである、次の御質疑の點は私有財產制度否認の思想を流布し宣傳する處罰の規定に關する事であるが御說の如くこれを真接對象の規定は存じて居ないのであるが、旣に政府委員より說明申上げた如く過古の實績に徵しても本改正案中の規定、又は其の他の法律の罰則に依つて充分取締り得ると考へるのである、尚この場合當局の方針として申上げ度い事は、國體變革の思想に關しては今更申上げる迄もなく私有財產制度否認の思想、勿論政體を否認する思想に關しても又他の法律の罰則と相俟つて、本改正案成立の曉は斷固たる取締りをして治安維持の完璧を期し度いと存じて居る次第である

02 翼贊會の問題けふ再質問 議員俱樂部聯合協議會で決定
03 圖像:躍進のナチ文化運動
04 食糧增產對策から 科學振興に及ぶ 眾院豫算總會
05 宮澤胤勇氏 官長を訪問
06 希望意見を調整 廿一日に議員俱樂部態度決定
07 國民學校令 樞府本會議で可決
08 解決までには 曲折免らない
09 平沼內相 首相と懇談
10 米海軍の防備區域 一般の立入りを禁止
11 武器貸與法案 反對論の要旨
12 一層の驅逐艦 讓渡を要望 ア英海相放送
13 石井聲明を反駁 ウエルズ國務次官
14 國共兩軍(合肥東方)の衝突 ますます擴大の形勢
15 和平陣營に投ず 李副司令、部下三萬を率ひて
16 中央軍五千名 和平參加の李將軍に投ず
17 人口增殖と食糧政策 井野次官の答辯
18 總動員法改正案 委員會で可決
19 治維法可決 改正委員會で
20 對英船舶讓渡 增加を豫告 ル大統領、ス作戰部長に對し
21 けふの兩院
22 外務辭令
23 今日の天氣
24 大阪商船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 日本郵船基隆出帆
27 大連汽船
28 東亞海運
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 地方職員の恩給制度社說

本島の官吏に對しては恩給制度あり、しかも在職年數加算の恩典まであるに對し單り地方行政の最尖端に在り而も民眾と常に接觸し密接なる關係を有する街庄吏員に對しては何等顧みられる處なく、默默として長年月に亘り國家の為め地方の為めに献身的な働きをしても老後の生活保障がなく其の勞苦に對して何等酬ひられる處がなかつた然るに斯る下積となつてゐる不遇な街庄吏員に對しても今や漸く陽光めぐり來つて愈よ來る四月一日より恩給制度が實施されて、永年の懸案を解決し得た事は誠に同慶に堪へないところである實際街庄吏員の待遇は頗る惡く一般官吏に比し薄給である上に殊に事變以來仕事が激增し上局からの通達命令は殺到し愛國作物の指導獎勵、一般農產物の增產防衞事務、特殊用品の調達又は青年團の擴大强化社會教化等實に數へ切れない程雜多の事務が激增し晝夜兼行でも尚ほ力の及ばない程淚苦ましい働きを示してゐるにも拘はらず、待遇は一向改善せられず殊に老後の生活、子女の教育等を考ふれば決して安心して事務に從事する事が出來ない實狀にあつた、また薄給の為に良き人材が集まらず事務能率上芳しからざるは勿論最近では待遇のよい事業界又は他方面への轉出者が日日增加して人員に缺乏を來たし之れが為め市街庄事務に重大支障を招來する事さへあるやうな現狀にたち至つてゐた

地方行政の萬全を期するには先づ以て第一線で活躍してゐる市街庄吏員の待遇を良くし、以てその地位の安定を圖ると共に只管地方公共事務に專念せしむる樣にすべき事が必要である、今度の恩給制度實施こそは實に右の主旨に出でたる事は論を俟たない、さりとて地方職員の待遇問題は之れを以て滿足すべきでなく、ただ些か以て待遇改善の一端に資し得たと言へるのみである、今回制度の內容を觀るに一般官吏の之れを大同小異で差別を見出し得ないが、恩給算定基礎の一點に於て觀るに官吏に於ては本俸のみを以て計算するに對し、地方職員は俸給を以て恩給算定の基礎にした事は、比較的薄給の地方職員に幾分でも優遇したいと云ふ下心から出たのに依るが、併し恩給算定の基礎と為る可き在職年數は同一地方公共團體に在勤せるものに限り、有給吏員と為りたる月より退職又は死亡の月迄の年數に依る事とし地方公共團體相互間の在職年の通算は之を認めない事になつてゐることは頗る遺憾といはねばならぬ、勿論地方公共團體はそれぞれ獨立したる法人格を有し、財政的に全く別箇の存在であるから、差しあたり止むを得ないが、將來は特別な聯合財團でも創設して之が救濟策を講ずる必要があらうと思はれる、然らざれば十七年も永い間同一地方團體に勤續することは稀有のことで、恩給の支給を受くることは事實上殆んどないといつたことになるではあるまいか、當局に於ては勿論硏究も遂げ、またこれらの救濟に就ても考慮されてゐると信ずるがそれは兎に角地方職員に對し恩給制度を實施した事は地方行政に於ける一大進步であり且つ地方職員の一大福音と云はねばならぬ

02 新竹州下の第三種空訓 沈着豪膽であれ 三月一日から開始
03 合同海軍葬 けふ築地本願寺で執行
04 話題を乘せて 大和丸基隆に入港
05 圖像:新銳火焰放射器
06 若人の體力檢定 臺北市立五青年學校廿三日實施
07 聖地參拜周遊券 四月から再び發賣
08 羅東郡豫算 五十三萬餘圓
09 南方進出と本島青年(十) 起て!今ぞ青年奮起の秋/陳蕚芳報社消息
10 生鮮食料品價格と配給機構 井野次官の答辯
11 婦人も銃後の戰士 島都の愛婦家庭救急講習
12 羅東女子公學藝會
13 羅東郡街庄長打合
14 お米は掛賣でも好い 農林省東京府に通達
15 大運河開鑿に 學生が勤勞の鍬 今夏休みに汗の奉仕
16 臺灣音樂試聽會を開く
17 臺灣產組基隆支部 廿八日發會式擧行
18 農地開發の勞力 岸農政局長の答辯 遺憾ないと信ず
19 小豆が入荷
20 臺北鷺洲吟社で 新劇脚本募集
21 記者募集/興南新聞社報社消息
22 叺、繩の自給へ 補助金を交付しで機械購入 臺中州農會乘出す
23 ときのこゑ
24 水害豫防組合評議會
25 公學校師範部演習科 女生徒合格者發表
26 狂犬病の豫防注射
27 人事消息
28 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米榖增產實施狀況を 長谷川總督親しく視察
02 烏樹林製鹽買收に關し 督府當局に陳情
03 供米節米を宣傳 新高郡の進捗
04 革ベルト移入組合 近く創立總會
05 鐵道住宅組合 廿二日通常總會
06 臺電新株拂込 一株十二圓五十錢
07 市內組合の統合 近く原案決定せん
08 島民の時局認識と 力強き協力を望む 高原農務課長談
09 日曹無配に內定
10 臺灣米庫組合 あす通常總會
11 臺銀支店長會議 廿一、二兩日に
12 洗濯石鹼製造會社の 合同を當局で企畫
13 經濟手帳
14 照明燈
15 市價及商況 十九日
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 義務教育の準備に 就學率引上を計畫 能高郡公學教育に盡瘁
02 高等科設置を論議 埔鹽庄協議會
03 觀音の堆肥抽籤
04 內地增產挺身隊 前期班の實踐報告(二)
05 受賄の嫌疑で留置
06 臺東農業指導所 生徒廿七名を募集
07 竹南水利組合 第一回評議會
08 淡水華僑新民公會定期總會
09 ゴム生產に盡力 臺東廳農會の計畫
10 泰東書道院展 全島廿九名入選
11 鹿野農產製米 工場落成式
12 意義深き農業祭 旗山農民校で擧行
13 柑橘試驗練習生 臺東廳下より五名募集
14 ローカルセクシヨン報社消息
15 北港理容術組合 定期總會
16 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 爼上にドヨン段丘 近日中に試驗採取
02 保甲役員再教育
03 代用食に太鼓判 今年の甘藷生產は豐富
04 軍用機献納金 愛婦嘉義市の分會
05 國語の家の門札 けふ彰化市で授與式
06 臺中州下中等學校卒業式
07 市郡勸業課長會議(高雄州)
08 “旨い代用食”一石二鳥
09 黎明を呼ぶ“號鐘” 高鳴る血潮、打振る鐵腕 臺北州農業傳習所(一)
10 戰歿者追悼法要(彰化)
11 盛大に開催 從業員慰安會
12 社會教化視察團一行來彰
13 優良マーク 褒狀授與式
14 針一本で生拔く 忠靈塔建設にポンと百圓
15 圓プロツク區域に 姜黃の大量輸出
16 圖像:空爆下の美術界
17 二百圓寄附 軍用機献納に
18 重點を道路に 臺南市の新規事業
19 火の不始末が原因(彰化火事)
20 開く“店員の天國” 二十日に道場竣工式
21 前線に兵 銃後に稅
22 豚の品種固定 臺南州で愈よ實施
23 芬園庄第二部振集會所落成
24 高雄州下署□ 警察課長會議
25 金一封表彰さる
26 彰化市鄉軍分會寒稽古
27 屏東市會 廿六日より
28 彰化市代用食製 パン組合の創立
29 山の若人查閱
30 春季孔子祭典 廿八日彰化市で
31 彰化華僑新民公會總會
32 小林前總督か揮毫
33 海外短信二つ
34 探偵小說家オツプンハイムの消息
35 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 學藝 既成文學の追放(上)/森本忠
02 ノーベル賞の示す 各國の文化程度 一九四O年は贈與延期
03 珊瑚樹 戰爭映畫を輸出 佛印や蘭印へ
04 本紙改題記念特輯 鞏め“大空の武裝” 防空壕の設計と構築法/丸武雄特輯
05 詩 洋燈星/邱炳南
06 ラヂオ
07 心聲漢詩

輓張純甫詞兄/南都、病後/靜香軒主人

08 祝改題
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 佛印、英米勢力と結託 對日敵性を明確化
02 松岡外相の聲明を 英外務次官に傳達
03 驀進ソ聯の近狀(上) 國內體制強化の一方 鮮かに縫ふ國際間隙
04 佛印商社現勢維持に足搔く
05 シンガポール全く 戰時氣分に包まる
06 政府と統帥部定例懇談會
07 圖像:風雲急のバルカン 羅ブの國境を行く
08 英有力空軍を 新嘉坡に增援
09 在盤谷英人 引揚を開始
10 瑤湖を敵前渡河 大殲滅戰を展開
11 グアム、サモア 防備強化費 米下院を通過
12 日ソ交涉開始
13 クリツパー機の飛行は許可
14 更生金庫の融資について 次官、部長の答辯
15 明日の天氣
16 水滸傳(341)/黃得時;榎本真砂夫
17 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 作れ!增產は今だ 土城、中和兩庄を視察して 總督、農民を激勵
02 英靈永久に安かれ 弔旗悲し・故大角大將以下を祭る 合同海軍葬盛大に擧行
03 中村法務局長 新竹を巡視
04 軍馬にお茶献納 府茶檢查所から六百斤
05 美しい献金
06 防空の完壁を期し 廿五日打合會を開催
07 山西丸入港 滿洲化學會社 堀取締役來臺
08 產組實務競技 二十三日公會堂で開く
09 渡航「虎の卷」 基隆海外渡航協會で發行
10 太平町の小火
11 婦人も銃を取る 鄉軍城南分會射擊會に 國婦が小銃の知識を勉強
12 戰敗國の對獨負擔金額
13 海外短信二つ
14 定期航空
15 人事消息
16 今夜の放送
17 商況 二十日 前場
18 映畫案內
19 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(88)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 濕度が低いとどうなる 肺炎や火事が多い 冬の標準は六十% 天氣が崩れると感冒流行か/鹽谷博士
03 ビタミンの話 加熱すると榮養價が減るか
04 即席漬
05 紙上病院
06 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 大角大將の少年時代 學問が大好きて 我慢強かつた
02 健全な繪本を 翼贊會改善にのり出す
03 知つてゐますか? 日本最初の自動車
04 國語力だめし(十五) 二千語讀方
05 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 興化を攻略戰果擴張 敵逃げ場を失つて右往左往頭條新聞

【蘇北○○前線二十日發同盟特派員】中支軍二十日發表 一、軍の一部は本二十日午前十時蘇北の要衝たる興化城を攻略し次で戰果擴張中なり 二、今次作戰に依り魯蘇皖邊區遊擊副總司令李長江軍約三萬は重慶側を離脫し和平建國旗を揭げ軍に協力しあり

【蘇北○○前線二十日發同盟特派員】韓德勤が誇つた牙城興化は我が包圍攻擊の前に正に陷落せんとして居るが、城內の抗日軍は第百十七師の七百一及び七百二の兩旅、保安第六旅等約四千と魯蘇戰區副司令があり、逃げ場を失つて右往左往して居る

【蘇北○○前線二十日發同盟特派員】新四軍及び殘存抗日軍を殲滅すべく蘇北の山野に十六日夜半來寒風飄飄を衝いて展開された大掃蕩戰は十九日朝來各戰線とも活潑に進展しつつあり敵が堅陣を誇る興化城は我が包圍完璧陣に進退谷まり命旦夕に迫つてゐる、卽ち十九日夕我が興化城包圍陣中南方より制壓しつつあつた木戶部隊は二手に別れ城壁を繞る湖水烏巾蕩の湖岸に進出しクリーク沿ひに進擊せる柴田部隊は午後六時半城外の無名島を占據した後更に城壁の真下に果敢なる敵前上陸を敢行、群がる敵中に白刃を振翳して斬り込み、同じく石井部隊は大車朶の敵を追擊し時を移さず城壁の東側に肉薄した、又これに呼應し遠く興化の東北方地區に進出した我が覆面部隊主力は十九日夕刻より俄然鋒を反轉し電擊的に南下を開始し二粁平方の興化城も今や全く我軍に四方から包圍され袋の鼠と化し陷落は目睫に迫つてゐる

02 外相メツセーヂ、石井部長聲明 帝國の平和精神表示 他國の反響 意に介せず外交努力傾倒
03 治維法改正案可決 刑法改正案を上程 眾院本會議
04 蠶糸法上程
05 ソ聯側首席代表 ミコヤン委員出席 日蘇通商交涉開始
06 日、米戰あり得ぬ 米が仕掛けぬ限り 野村大使、正式に記者と初會見
07 友好裡に意見交換 日、蘭印の提案につき
08 極東危機說根據なし 濠洲の自重要望 大橋次官、レ公使□指摘
09 二法案委員會通過
10 平沼內相が 代つて答辯
11 食糧增產に集中 昨日の眾院豫算總會
12 預算外契約と豫備金
13 共榮圈內圓系通貨を流通
14 今日の天氣
15 けふの兩院
16 大阪商船基隆出帆
17 辰馬汽船
18 日本郵船基隆出帆
19 大連汽船
20 東亞海運
21 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米榖增產愈よ軌道に乘る社說

國際情勢の急迫化せる現在に於て戰時食糧政策として國內の食糧自給を圖る事は急務中の急務であるから、今議會に於て內外地とも米穀增產に要する巨額の豫算を上程しいづれも原案通り可決した事は周知の通りである。島內に於ては旣に昨年度から遲蒔ながら米穀增產に乘り出したが何しろ五六年來引續き米穀統制に努力して來た惰性が一朝にして百八十度の轉囘を為す事が頗る困難の狀態にあつたため天候の不順を最大原因として昨年の一、二期米とも豫想外の減產を見た事は誠に遺憾千萬な話である。卽ち昨年度の減收は獨り天候にのみ歸すべきでなく其の外社會的精神的原因にも存してゐる事を此の際率直に認めなければならない。

ところが本年に入つてからは地方官廳が漸く客現情勢の激變に促がされて真劍に米穀增產の必要を痛感する事となり、農民側に於ても官廳の積極的獎勵と買上價格の引上げの兩方面から刺戟されて米穀增產熱が一日一日と高まつて來た事は爭はれないのである。現に高雄州下の一期米植付に對して正條密植が頗る徹底し今後天候に甚だしき異狀なき限り增產の見込が充分に期待し得られる樣になつた。勿論現在の肥料配給量は決して充分だとは言へないが、肥料の不足を克服するにはいくたの方法ある事を知らなければならない。臺大磯教授の試驗硏究に依つて水稻耕種改良法として撰種深耕、淺水、正條密植、除草、早刈等の方法を並用すればすばらしき增產を來した貴重な記錄があり、今後直接農民に對する指導宜しきを得れば一個年千二百萬石の米穀を生產する事は極めて容易であると言つてゐる。吾人も大體磯博士と同意見であるが現在殖產局の示してゐる增產目標が寧ろ餘りにも消極的ではないかと思はれる位である。

此の時に當つて長谷川總督が昨二十日親しく州下海山郡土城庄及中和庄に於ける苗代及一期米植付準備狀況を視察し、且つ地方篤農より米穀增產狀況を直接聽取せられた事は恐らく本島に於て前例のない事であるが、全島米作農民に與へた感激と刺戟は蓋し豫想外に甚大であらうと思はれる尚聞くところに依れば某州の產業部長は米穀增產の實行計畫として最近每日午後十二時過ぎ迄いろいろと具體的方法を講ぜられてゐるとの事であり、今後長谷川總督以下の努力が必ずや此の一期米の增產に的確に反映するであらうと吾人は堅く信ずるのである。

有體を言へば米穀增產に對しては如何に机上で萬全の計畫を立てても、實際米作に從事する農民が熱意を有せざれば到底所期の目的に達する事が出來ない問題である。從つて官廳としては如何に此等の農民を動員してよく改良耕種法を徹底せしめる事が第一線に立つてゐる官吏として最大な職責でなければならない。幸に最近上記の米穀增產運動が漸く軌道に乘つて來たから、今後更に食糧問題の重大性を農民に認識させ現在の熱意を何處までも持續せしむべく良導しなければならない。尚今後社會的にも經濟的にも更に農民をして安んじて米作に沒頭せしむべき各種の條件を具備すべく官民とも一層の努力を望まざるを得ない。

02 農村人口を再編成 日滿を通じ食糧增產へ
03 翼贊振り發揮せん 臺北市會廿四日から
04 長谷川總督 けふ東部の初巡視へ
05 百パーセント皇民振り發揮 高砂族慰問學藝會盛況
06 上村參謀長 きのふ中南部視察へ
07 援護會基隆市 分會の發會式 昨日盛大に擧行
08 若人の意氣高らか 宜蘭市聯合青年團查閱
09 中村法務局長 廿四日宜蘭を初巡視
10 宜蘭通常市會 廿七日より開催
11 皇軍に救助され 遭難漁船無事に歸港
12 割當額の約五倍 愛婦新竹州支部の軍用機献納運動
13 時局恤兵展 準備着着進む
14 買取價格を引上げ 東燃料局長官言明石炭增產の對策
15 各種處置を熱心に勉強 愛婦の家庭救急法講習第二日
16 海軍軍醫學校 委託學生募集
17 地上式簡易防空壕 市民の參考用に構築
18 內地米榖事務所新設に伴ふ人事異動
19 全職員擧つて 月に三回藷食 宜蘭市役所の節米
20 農產加工講習會
21 車內整理週間 愈よ明日から實施 鷄や鴨の持込み嚴禁
22 これは珍答案 アナと事務員試驗に 每年乍ら試驗官苦笑
23 ときのこゑ
24 宜蘭市警察署保甲協會
25 土木工藝講習會
26 北區宿屋組合例會
27 米、東南アジヤに 軍事視察員任命
28 自轉車乘り 老人の輪禍
29 定期航空
30 人事消息
31 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米榖增產の督勵に 推進班派遣に決定
02 自動車配給 統治要綱に就て 企畫部長代理談
03 臺北州農會總會 廿四日州會議室で
04 臺灣事業公債法改正 兩院委員會通過近く公布
05 一月茶檢查數量 百卅四萬四千斤
06 中小工業の維持育成方針 小島商工次官答辯
07 木造建物建築統治規則 目下立案中、近く公布
08 朝日製糖工場 來月中に竣工
09 照明燈
10 市街地信組貯金(昨年末) 四千萬圓に肉迫 金融は順調に推移
11 三井加藤氏 次長に昇格
12 經濟手帳
13 市價及商況 二十日
14 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 石門庄各茶業組合 一組合に統合 十九日創立總會開催
02 大溪街愛婦の軍用機献納運動 割當額の五倍に達す
03 臺東街地租 督勵に大童
04 臺東小學學藝會
05 屏東郡各街庄 協議會日程
06 國講所講師の銓衡試驗を行ふ
07 三峽街協議會 十八日街會議室で
08 淡水建築組合通常總會
09 新化郡下各街庄 續續豫算會議
10 來る稅制記念日 臺東廳の行事決定
11 曾文郡各街庄 協議會日程
12 テイチク歌劇團初公演
13 臺東神社で 祈年祭を執行
14 ローカルセクシヨン
15 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 “南方警察訓”五條 朝禮の際に必ず捧讀
02 古都の“オワシス” 整理地區に綠園二百坪
03 婦德の顯揚 國婦彰化市 分會の宣言
04 圖像:女子團員の正條植
05 增產一路2 鎌執る女性も潑刺 巢立つ少年は南方雄飛へ 臺北州農業傳習所(二)
06 花蓮港署定期召集
07 慰安演藝會盛況(彰化)
08 嘉義華僑新民公會總會
09 尨大豫算を裁く 廿七日高雄州農會總代會
10 保安課事務擔當者打合會
11 臺南工業 四月中旬開校
12 彰化崇文社課題
13 學校教育綜合調查研究會開催
14 “肺”に救ひの所 療養所愈着工
15 天晴れ・山の若人 血書で軍夫志望
16 “窄き門”に春憂鬱 豆戰士の激戰迫る
17 粒選りの傑作揃ひ 臺南州下圖畫習字展
18 愛婦花蓮港市 分會結成式
19 献金募集中に卒倒
20 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 學藝 既成文學の追放(中)/森本忠
02 映画ニユース 「踊るニユウ・ヨーク」 けふより大世界
03 詩 祖國日本を愛す/荒野練詩郎
04 本紙改題記念特輯 米空軍の戰力如何 對獨十分之一の現勢力で 擴充と援英に半狂亂特輯
05 ラヂオ
06 心聲漢詩

寄東京曹秋圃芸兄/無逸

07 祝改題
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 總動員法改正案成立 貴族院本會議で可決
02 怪文書問題の質疑 眾議院決算委員會で
03 驀進ソ聯の近狀(上) 對日相互協調の半面 事變長期化に望む所
04 事實なし 小林商相が辯明
05 調停申出說は無根 松岡外相、記者に表明
06 圖像:赫赫たる戰果を擧げた新黃河作戰 突擊せんよする我がOO部隊勇士
07 英米、宣傳に利用 わが好意を逆用して
08 佛印側、軍備を增強 泰國側、深甚の注目
09 食糧增產實踐運動を展開 大日本青少年團が汗の奉仕
10 けふ協議會再開 翼贊會問題の質問方針決定
11 中央亭組強硬 翼贊會豫算を三百萬圓に修正を企圖
12 太平洋方面の防備を強化 マ米參謀總長言明
13 日本鋼管增資
14 ノポリ、パレル 兩米領事館閉鎖
15 羅國、英軍に備ふ 豫備兵約百萬を召集
16 全壯丁六ケ月召集 ス濠洲陸相が言明
17 獨海空軍が奮戰
18 英陸相と參謀總長 カイロに到着
19 明日の天氣
20 水滸傳(342)/黃得時;榎本真砂夫
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 新總督蒞任後初の府評議會 來る二日開催に決定
02 基隆市を初巡視長谷川總督
03 銃後の護り愈固し 債券の賣行きが實證
04 武勳の興亞英靈 內地へ無言の凱旋
05 仁孝天皇御例祭
06 勳章傳達式 市長公室で擧行
07 圖像:各宮殿下より第一線に活躍する將兵に御仁慈の慰問袋御下賜
08 自動車交通事業法講習會
09 農村に健全娛樂 新竹州農會豫算に計上
10 婦人の勞力を動員 食糧增產運動に協力
11 大豆の不足 今暫らくの辛棒
12 大車輪の造幣局 今夏から東京でも製造
13 拓士に溫い醫療の手 春休みに學生隊渡滿
14 近く完了の見込 新竹州下の茶業統合
15 日本鑛業、四億圓に增資
16 健康診斷を實施 南署管內盛場の接客業者に
17 二週間に二百餘件 州下改姓名運動軌道に
18 面天山登山
19 按摩さんの國講發會式
20 獨伊の新切手
21 不正行為等はないか 一齊に消費米代用食業者を檢查
22 サイゴン丸寄港
23 勃更にユ國と不可侵協定
24 定期航空
25 人事消息
26 今夜の放送
27 況商 廿一日 前場
28 映畫案內
29 興南案內報社消息
30 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(89)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 暖かくて働きよい お負ひ袋の作り方 布地も僅かで經濟です
03 ほうれん 草御飯
04 絹靴下の利用法
05 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 大陸へ「言葉の彈丸」 日本語讀本を發送 共榮圈語への第一步
02 まもれ大空 臺北州の防空演習 來月中旬おこなう
03 私達の鏡“忠孝の像” 九份公の喜び
04 媾和するか それとも あく迄戰う心算か ギリシヤに強硬通牒
05 住吉公さよなら この春からなくなります
06 國語力だめし(十七) 二千語讀方
07 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 蘇北各地を猛爆擊頭條新聞

【蘇北○○基地二十一日發同盟】江蘇省北部作戰に連日空から協力してゐる森玉、內藤、遠藤、小野、竹下、町田の陸鷲精銳は二十日午前十一時半頃吳公湖湖畔の敵據點中堡鎭を襲ひ附近トーチカ陣地を爆碎、殊に一彈は火藥庫と覺しきものに命中黑煙を上げて爆發するのが目擊され續いて火焰は炎炎として市街に擴がる樣が看取された、更に同部隊は同日午後三時半東運河沿岸の要衝鹽城附近の據點岡門鎭、儲家巷を爆擊、敗走する敵約六百と五十餘隻の船を猛爆し更にその歸途興化より民船に乘つて潰走する敵を大縱湖上に攻擊、大型船數隻、小型船約三十隻を擊沈せしめ悠悠歸還、二十一日は午前九時四十分鹽城東北方の南洋岸及び林溪の兩據點に據る敵を爆擊、更に午後一時半には興化より敗走の殘敵が約八十隻の船に分乘大縱湖を橫斷しつつあるを發見これを爆擊覆滅した

02 英米の錯覺に過ぎず 我國何等行動せず松岡外相語る
03 學習院も學制改正 國民學校に適應して
04 圖像:十九日の議會
05 祭務官を創設 各地方廳に置く
06 希望條項附で承認 農地開發法案委員會
07 待望の國民學校令 廿五日正式に公布
08 宜昌周邊の敵を攻擊
09 興化の攻略戰果
10 四項目の根本問題 政府の答辯を求む 翼贊會問題
11 圖像:伊軍某基地に於ける獨航空部隊
12 けふ質問者を決定
13 翼贊會再質問 依然鳧つかず
14 刺激せずして對日輸出阻止 英、米の意向を打診中
15 眾院豫算總會の應答
16 任期延長案成立 きのふ貴族院通過
17 けふの兩院
18 現地出征將兵の食糧供給狀況 原則として現地米で
19 松平伯井上子 兩議員を表彰
20 農林辭令
21 外務辭令
22 今日の天氣
23 第一回決算公告/集大產業株式會社
24 大阪商船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 日本郵船基隆出帆
27 大連汽船
28 東亞海運
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 極東危機と英米の魂膽社說

東亞の國際情勢は泰佛印の東京媾和會議開催を契機として頓に緊迫を加へつつあるが、これは一に南方に於ける我國の指導的地位確立を好まぬ英米の妨害牽制的手段であると共に、我が南進政策に對する恐日病的ゼスチユアに依るものである。米國を中心とする英濠和四國の南太平洋共同防衞會議、新嘉坡海峽東方入口を中心とするマレー水域一帶に機雷敷設、英軍の泰國境集結、英空軍の增强及びマレー北部移動、濠州軍の新嘉坡上陸、太平洋米領諸島嶼の防備强化及びその附近の立入禁止令布吿等等、英米濠和諸國が公然と次次に戰備を充實强化、新嘉坡を中心に南方一帶は今や戰時氣分に包まれ、東亞に於ける英米人の引揚げは更にそれに拍車をかけて、全く物情騷然たるものがあることは外電屢報の通りである。

極東危機說を流布したのは英國であり、米濠和がそれに呼應して騷ぎ出したのであるが、このデマを宣傳した魂膽は恐らく左の二點であらうとみられてゐる。その第一は泰佛印媾和會議の成功を牽制せんとする妨害工作である。媾和會議開會前より英米は旣に妨害策謀を試みたのであるが、我國は斷然その小細工を排擊して一路新大東亞樹立に邁進したのに對する英米の復報的手段であり、この恫喝威嚇に依つて東亞を攪亂せんとするものであると斷ぜざるを得ないのである。殊に佛印のドゴール派を抱き込み、之と結託して我が新秩序建設を拒否せしめる處よりみても疑ふ餘地がないのである。更に英米は危機說を流布宣傳しつつ、それを口實として公然と我國を目標とする戰備を强化し、諸國を糾合して實力をもつて我南進政策を牽制せんとする意圖であることも明らかである。かくて英米は自ら危機說を製造し、それを口實に太平洋戰爭へと急ぎつつあるが、傳へられるが如き危機說が重大化するか否かは、偏に英米今後の出方如何にあると云ふ外はないのである。

英國が極東危機說を流布したのは、一說には我國が獨軍の春季攻勢に呼應して南進行動を開始するとの勝手な臆測に基づきその幻影に怯えて當日戰備を强化したのだと云はれてゐるが、しかしその原因の如何を問はず假令その領土內と云へ、我國を威嚇するが如き戰備が强化されつつある事實に對しては、これを單なる謀略的宣傳として默視することが出來ないのである。我國の南方政策遂行は我國の死活問題であるが、しかしこれが解決は飽くまで平和的交涉に依ることを根本方針としてることは我當局聲明の通りである。しかしながら、これに關し故意に虛說を流布宣傳し、それに乘じて戰備を强化し、もつて東亞を攪亂し我國を壓迫するが如き策謀に對しては斷乎としてこれを排擊する用意があることは、我重光大使が英國に申入れた通りである英米が我國の平和的南進政策を故意に阻止し、或は實力をもつて妨害せんとするならば、我國も又實力をもつて之れを反擊し障碍を突破せねばならぬことは云ふまでもないが、しかもそれに依る一切の責任は英米側が負ふべきものであることは言を俟たないのである。

02 皇民練成が第一義 今春から全國に登場する 國民學校のお膳立
03 水產方面を視察 基隆初巡視の總督一行
04 圖像:大角大將等の海軍合同葬
05 貴州丸に乘船 花蓮港へ向ふ
06 國防理工科大學新設 從來の歐米模倣を一擲して 東亞の先進性確保
07 基隆市豫算 總額二百四十五萬餘圓 廿四日から市會に附議
08 防衛團組織變更打合
09 勇士慰安會盛況
10 山本米榖局長來宜
11 祝典記念章 授與該當者は直ぐ 臺北市役所に屆出よ
12 “南進の歌”懸賞募集/興南新聞社報社消息
13 街時代の三倍 躍進宜蘭市の豫算 八十二萬餘圓に決定
14 新體制實踐案 廿四日最後打合
15 鄉軍臺南支部射擊大會
16 南へ!南へ!と ぐつと高まる南進熱に 泰、佛印航路超滿員
17 童話會、舞踊の夕
18 加入貯蓄を獎勵 六日の產組記念日を中心に 新竹州支會大宣傳
19 ときのこゑ
20 國語家庭會總會 けふ公會堂で開く
21 南印刷業者組合總會
22 西洋料理代用食 高雄で講習會
23 新竹市定期種痘
24 人事消息
25 定期航空
26 訃文:陳水成
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 內地人農業移民 募集要綱決定發表
02 八O%良成績 苧麻の試作
03 樹林飼料工場 來月中に完成
04 大連向桶柑激增 來月迄十五萬箱突破か
05 臺灣米庫利用組合總會 配當年五分を可決
06 汕頭電氣事業の 臺電委託經營決定 能澤理事廿五日歸臺
07 港灣經濟の再確立 その現段階的意義/林德富
08 大汽の壽山丸 四月頃就航せん
09 貯蓄及報國債券 賣行良好
10 臺中州自動車運輸會社 昨日創立總會
11 糖聯の船腹要求過大 責任數量の負擔を要望
12 北斗信組の總代選擧終了
13 木炭檢查規則 來る四月一日公布實施
14 照明燈
15 市價及商況 廿一日
16 第一回決算公告/新高物產株式會社
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 義務教育を前に 就學率を八O%迄引き上ぐ 北斗郡初等教育躍進
02 廿六日臺東街協議會 豫算約廿三萬圓
03 新營郡下地租 二十一日完納
04 關仔嶺洗心旅館全燒 被害額一萬五千餘圓
05 臺灣放送協會 臺東方面□擴張
06 優良部落として 表彰された記念に献金
07 圖像:ジヤング砲兵隊
08 潭子庄協議會 原案通り可決
09 從軍の賞與さいて 故里の社會事業に寄附
10 圖像:馬公街第三種防空演習に於ける家庭防空群の消火作業
11 竹田庄協議會 けふ開かる
12 岡山街役場許某 取調べ續行中
13 部落振興施設研究發表會
14 連姓は「蓮本」に改姓を決議
15 ローカルセクシヨン
16 祝改題
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 保健衛生に女人群 高雄州下で看護團を組織
02 高雄市會 二十四日より始る
03 勳章傳達式 市長公室で擧行
04 日獨間に作曲交換
05 增產一路3 炊事も所生の手で 忍べ!今ぞ自活の貴き試煉 臺北州農業傳習所(三)
06 花蓮港武道爭霸戰
07 割當額を突破 軍用機献納資金
08 花蓮港市は廿六日
09 白衣勇士を慰問
10 圖像:言葉で廣む 東亞共榮圈
11 海山郡中和庄協議會
12 市昇格後初空訓花蓮港市
13 樹林公學藝會
14 花中卒業式
15 高雄州畜產會
16 北港製糖所 職工窒息死
17 アルベール 運河開通
18 臺南州畜產會總會
19 南師演習科合格者
20 節電電球登場 石原博士苦心の結晶
21 心細い 希臘の寶船
22 臺中食料品組合總會
23 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 學藝 既成文學の追放(下)/森本忠
02 ラヂオ
03 映画ニユース
05 心聲漢詩

讀灌園先生海上唱和集/覺齋、贈鎔經壽母招宴余不果行/覺齋、詠懷/靜香軒主人、自嘲/靜香軒主人、即事/靜香軒主人、春遊谿子内即景/靜香軒主人

06 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 昆明、滇緬公路を爆擊
02 文山附近を猛爆
03 佛印重大會議開かる 東京會議と極東危機に對處
04 米の爆擊機二百機 シンガポールに空輸
05 布哇までの空輸は不可能 製作會社が否定
06 飛行船對基地建設費 米海軍が要求
07 濠洲軍の新嘉坡派遣 倫敦着のメンシズ首相談
08 圖像:ビルマルードを大擧猛爆
09 在泰英人一般居留民も引揚
10 獨軍西國に進駐 罹災民の救護に當る
11 獨軍續續渡河 ブルガリア國內で集結
12 獨空軍各地で活躍
13 佛國務會議 內閣改造討議か
14 國保法と治維法 內容の重複指摘さる
15 蔣の懇請で 許世英重慶着
16 外相、真相の經緯說明 來る廿四日に
17 全ソ聯共產黨 最高幹部更迭
18 翼贊會は公事結社 平沼內相、明確に答辯 眾院豫算總會
19 追加豫算案の審議順序
20 明日の天氣
21 水滸傳(343)/黃得時;榎本真砂夫
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 米の增產に“推進隊” 數數の週間を設けて邁進 臺北州の立體的計畫成る
02 英靈內地ヘ凱旋
03 圖像:ハナシコトバ
04 總督一行花蓮港著 神社參拜後各所を巡視
05 出るぞ!綿製品 來月上旬に配給
06 奉公班で防空壕 新竹州下各街庄に構築
07 砂糖增產打合
08 總統防空壕に 赤ちやん氾濫
09 總額卅七萬餘圓 新竹州水利組合豫算
10 巢立つ喜び 中等學校卒業式日割
11 下條所長來新
12 櫻ハイキング 二日草山へ
13 材木商協會總會
14 蘭貢に援蔣物資の山 懲りぬ英の敵性 ぐらすご丸の情報
15 歐洲戰知らずに死んだ百二歲
16 慢慢的武器製造計畫
17 一年生にも 自然科學の時間 文相、議會で科學徹底を言明
18 聽け、佛教の真髓 三月十日から淨土宗別院で 講習會を開催
19 陳金環巡查 部長に昇進
20 高橋氏献金
21 古綿の闇發覺
22 定期航空
23 人事消息報社消息
24 今夜の放送
25 商況 廿二日 前場
26 映畫案內
27 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 家庭婦人 東亞共榮圈の中で/阿部靜枝
02 亞細亞の旗(90)/小栗虫太郎;坂本仁
03 甘大根飯
04 身上相談
05 ワカサギの料理法色色
06 垣根や庭の木
07 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 英米と手を握つて 日本に楯つく佛印 蔣介石とも協同して
02 抗日の夢を捨てて 敵三萬新政府側へ 忠誠を誓ふ李將軍
03 國語力だめし(十八) 二千語讀方
04 一人の不心得で 二十五萬圓が灰 彰化市大火の原因はこれ
05 改題を記念して/興南新聞社報社消息
06 羅東女子公の 春の學藝會
07 安徽省で大喧嘩か 仲間割れの敵陣營
08 タイ・佛印平和會議 日本で二度目の講和會議
09 みどりが岡に子供天國
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 東臺城(新四軍の溫床)を攻略! 我が南北兩軍感激の握手頭條新聞

【蘇北○○前線二十二日發同盟】中支軍二十二日午後四時發表 一、興化城を占領したる○○部隊は如皋附近より北上したる○○部隊並に航空部隊と空陸相呼應し二十二日朝蘇北新四軍の溫床たる東臺城を攻略せり 二、海軍艦艇の一部も亦軍の作戰に協力しつつあり

【蘇北○○前線二十二日發同盟】江蘇省北部新四軍の據點東臺の包圍圈を縮少しつつあつたわが各部隊は二十二日未明來更にその進擊の步を早め遂に午前六時林田、向井、萩原、柴田、香西、戶田等の各南進部隊は怒濤の如く殺到し敵牙城を一擧にして屠り次いて山本於保、中島、渡邊、光井、栗本、飯塚等東上部隊も午前十時三十分堂堂と入城ここに南北兩軍感激の握手が交はされた、一方白駒鎭を攻略した石井部隊は東北進して西團鎭(東臺東北二十五粁)において遁走を續ける新四軍の大部隊を捕捉敵遺棄死體二百の戰果を收めたが皇軍各部隊の士氣は愈愈高く江北の廣野を壓してゐる。

02 鉾を轉じ新四軍覆滅 東臺の包圍網を漸次壓縮
03 海鷲、石門街を急襲
04 總豫算追加案外七件可決 翼贊會豫算修正に關し 川崎氏の動議否決さる 眾院本會議
05 翼贊會補助費 修正案を提出 川崎氏一派から
06 翼贊會改組に着手
07 性格と今後の歸趨 平沼內相答辯の諸點
08 佛印軍慌しく動く 反日動向逐次積極化
09 英國の引込み露骨 佛印の依存度濃化
10 極東英空軍增強 濠洲より增援隊到着
11 イ外相、ヂ參謀總長 エヂプト訪問
12 翼贊會の質疑終了 追加豫算各案を無修正通過 豫算總會
13 米機の英領空輸 太平洋越えは少數か
14 輸出許可制品目の追加 目標は日本とソ聯
15 商相、一身上の辯明を行ふ 廿四日登院して
16 けふ兩院休み
17 莫斯科到着のモ泰國特使 ロ次長と會談
18 今日の天氣
19 大阪商船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 日本郵船基隆出帆
22 大連汽船
23 東亞海運
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 皇民奉公會と人事の重要性社說

新體制の基礎的組織とも云ふべき大政翼賛會をめぐり今議會に於いて議論されてゐるが要するに落ちつくところへ落ちつくものと觀て間違ひあるまい。外地に於ける組織に就いては朝鮮、臺灣、樺太、南洋廳等各各特殊事情を有してゐるので其の精神に於ては中央の大政翼賛會と何等異る筈はないが、形式及名稱政治性の淺深等についてはそれぞれ各外地の特殊事情に適合したものが結成されてゐるようである。臺灣に於ては小林前總督時代に大體の案が出來上つてゐたのであつたが、總督、長官の更迭により該案が一應練り直しとなり情報部が事務的中心となり着着結成を急いでゐるが、旣に原案も成り名稱は臺灣皇民奉公會てふ事になつてゐる。去る十二日東京に於て行はれた中央と外地の聯絡會議には齋藤總務長官及細井情報部副部長が出席したのであつたが細井副部長の歸臺によつて愈愈具體化するものと思はれる

東京において細井副部長が語つたところによると、三月中に準備委員會を開催し旣にきまつた原案を審議し本格的段階に入るらしいが、目下準備委員の顏ぶれについて當局は人選に着手してゐる模樣である。皇民奉公會の性質上準備委員には多數の民間人が登場するであらう事は當然であるが、問題となるのは其の顏ぶれの如何である。從來斯の種の人事は餘りに事大主義的と云ふか、形式的と云ふか、味も素氣もないものであつた事は爭へない事實である。然し此の程の人事に何等魅力が無くともそれが形式的であつても事大主義的であつても、行はんとする目的が達し得られるならば、それで差支ないのである。然るに皇民奉公會なるものは單なる形式によつて其の目的が達成される性質のものではなく、人事の如何は會の運行に重大なる反映をもたらし會の成果を支配すると云つても誇張でない程人的要素に重大性がある。

人事の重要性は準備委員のみでは勿論ない、準備委員は基礎を作ると云ふ重要使命があるので重要性は多分にあるが、それよりも結成後の會に直接參與する者の人事が一層重要性をおびるのである。抑抑皇民奉公會なるものは單なる教化團體とか部分的なものではなく、全臺灣を一丸とし全臺灣島民を一丸とすべき歷史的とも云ふべき國民奉公の誠を致す會であり、又新體制の名のもとに、觀念のもとに結成される會なのであるから、直接會に參與する人物は真に全島民を指導するだけの能力を待つ者でなければならぬ。單に會社の重役であるとか、在臺年數が長いとか、實業家として成功してゐるとか、或は名門家であるとか、と云ふ事によつて人選すべきものでは斷じてない。殊に本島人の人選については舊來の慣例を一擲し所謂中堅層より真に新時代に目覺め、民眾を指導し得るところの實力を有する人物を選ぶべきである。皇民奉公會は中央本部と地方支部と云つた組織となる模樣であるから、其の人事も中央地方相當廣範圍にわたるのであるが府當局は特に人選について慎重であつてほしいのである

02 物淒い南方發展熱 問合せ殺到に拓南塾面喰ふ
03 大いに將來を期待 長谷川總督が語る花蓮港の初印象
04 關門兩地の貫通 八月頃となる模樣
05 圖像:陸軍記念日ポスター
06 第二回慰問品係委員打合會 時局恤兵展覽會
07 第二回調查實施 基隆統制經濟協力會
08 國語家庭會總會 酒井海軍武官の特別講演に 會員一同多大の感銘
09 大和丸出帆
10 商船獲得に血眼 英の惱み愈よ深刻化
11 護れ!島都の大空 諸施設の整備に市當局が大童
12 防空對策打合會 きのふ宜蘭市で開催
13 臺北州柑橘組合が献金
14 鄉軍城南分會の射擊會延期
15 臺北州代表決定 全島青年團強步大會
16 新竹州齒科醫師會總會
17 ときのこゑ
18 宜蘭市議懇談會
19 一師小學師範部 普通科合格者發表
20 廊下鳶捕まる
21 高砂族老人の自殺
22 富士丸無電
23 定期航空
24 映画案內
25 祝改題廣告訂正
26 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 躍進のトマト罐詰業 本年卅萬函生產せん
02 臺灣水產會總會 劃期的豫算を可決 鯨皮獎勵等新規事業多し
03 高雄州米榖商組合 幾多の功績殘して解散
04 三月中芭蕉輸出豫想 六萬百八十五籠
05 南投郡砂糖小賣商組合 定期總會を開催
06 雜纖維製產組合 あす創立總會
07 高雄州下バナナ 百萬籠に減產か
08 臺灣柑橘組合 廿四日月例會
09 照明燈
10 市價及商況 廿二日
11 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 議員手當を献金 埔里街協議會で可決
02 乃木將軍 繪噺し會
03 大安國語家庭證 傳達式を擧行
04 大溪街協議會 豫算約四萬圓增
05 羅東華僑新民公會 第三回總會
06 一瀉千里で可決
07 タイヤル族劇 大溪劇場で公演
08 新營郡青寮壯丁團 優勝祝賀會
09 北港建築組合の店舖 抽籤により貸與決定
10 通行人道中で死亡
11 ローカルセクシヨン報社消息
12 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 仰ぐ“アジヤの太陽” 親日氣分長る南洋土人
02 臺中州農會 二十六日總會開催
03 國防献金に三萬圓
04 「國語の家」門札交付式
05 增產一路4 ぶつかつて碎けよ 大地にささげたこの體だ! 臺北州農業傳習所(完)
06 高原農務課長一行來高
07 彰化高女の猐仔狩
08 奉祝樂曲發表
09 嘉義興亞信託總會
10 モシモシ切替へ(彰化) けふから複式交換
11 臺中食料品雜貨商組合總會
12 醫專入試問題漏洩 一千圓內外で賣込む
13 芬園庄部振 けふ落成式
14 割當額の五倍(臺南) 軍用金献納資金
15 嘉義市の種痘
16 圖像:眼に見える 空氣の抵抗
17 彰化郡七街庄の 組合議員當選者
18 臺中工業の強行軍
19 對抗強步大會 高雄選手出發
20 高雄州公醫會議(二十二日)
21 臺中州蒲團組合第一回總會
22 マラリヤ防遏を視察
23 屏東聯合壯丁團檢閱
24 遺棄嬰兒 スピート犯人逮捕
25 釜山商議員來彰
26 人事往來報社消息
27 消息
28 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 本紙改題に寄せて 文化指導に當れ/顏欽賢特輯報社消息
02 米空軍戰力如何(二) 戰鬪機の防空力疑問
03 學藝 環境を生かす道(上)/富永次郎
04 學生と宿舍/石島菊枝
05 珊瑚樹 樂壇から啟示 世界に力を示せ
06 ラヂオ
07 親子鯨 國際館上映中
08 心聲漢詩

首春雅集楊植亭氏宅/鶴亭、首春雅集於楊植亭先生之家/了庵

09 祝改題
第10頁
日刊第1版
序號 標題
01 箇舊、滇緬公路を猛爆頭條新聞

【佛印○○基地二十二日發同盟】▲南支艦隊報道部發表

海軍航空隊は二十二日雲南省箇舊及び滇緬公路の攻擊を實施し全機無事歸還せり

一、武田指揮官の率ゆる各部隊は箇舊の軍事施設を爆擊大なる損害を與へたり

二、吉岡指揮官の率ゆる各部隊は前日に引續き大編隊を以てサルヴイン河上流の滇緬公路の要衝惠通橋の爆擊を敢行大なる損害を與へたり、メコン河上流功果新舊吊橋は依然爆碎せられたる儘放置情態にあり滇緬公路は完全に遮斷せられあるを確認せり

02 今議會掉尾の緊張 貴院の審議に移行 本月議了確實
03 既に八十件を通過 只七件を殘すのみ
04 李鍵公殿下 南支御視察から御歸還
05 週間評論 議會の翼贊會論議 翼贊會の行くべき路/清澤洌
06 相互の諒解に到達 日蘭會談けふも續行
07 圖像:蘇北作戰、我砲兵部隊の活躍
08 一般の翼贊 憲法精神に反せず 村瀨長官答辯
09 翼贊會の改革方策
10 政府と統帥部連絡懇談會
11 眾議院議員俱樂部 今後の動向注目さる
12 佛緊急閣議
13 獨軍の進駐說に ブ國內情勢騷然
14 獨軍の次の作戰(獨の海外通信)
15 米國旗揭揚の 英商船を擊沈 獨海軍印度洋に出沒
16 米加とも批評を避く
17 擊沈商船卅萬噸 獨軍二十日間に
18 ソ聯新五個年計畫を立案
19 けふの兩院
20 堀切大使との 會見談を揭載 伊紙大大的に
21 今日の天氣
22 大阪商船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 日本郵船基隆出帆
25 大連汽船
26 東亞海運
27 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 結論・日本に勝てず アメリカの實狀齎らして 川添專賣局參事昨日歸朝
02 總督一行臺東へ 築港豫定地加路蘭灣を□瞰
03 開拓の餘地多し(披露茶話會で強調)
04 圖像:開拓義勇軍渡滿
05 加路蘭築港必要 長谷川總督語る
06 時局型の忠靈塔 佐藤教授の新設計
07 保甲役員活動 強化打合
08 童話、舞踊の夕盛況
09 國民食普及 近く積極的運動展開
10 七星郡優勝 產組實務競技會盛況
11 果精會總會
12 臺東廳慰問演藝團 昨日軍司令部で熱演
13 兒童劍道大會 花蓮港武德殿で
14 “南進の歌”懸賞募集/興南新聞社報社消息
15 樞軸の契も深し 伊太利第一回放送 日伊交驩放送
16 花蓮郡研海庄 廿一日地租完納
17 熱帶農學會講演 昨日公會堂で開かる
18 長谷川總督夫人 けふ陸軍病院を慰問
19 洋服商組合總會
20 宜蘭土地建物會社近く創立
21 全國中等野球 臺灣からは 嘉中が出場
22 張姓は張谷に改姓
23 豚密屠殺檢擧
24 高崎煙草工場燒く
25 定期航空
26 人事消息
27 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺中市の豫算 二百五十三萬圓 明日より市會で審議
02 臺東街役場職員 防空壕を構築中
03 軍用機献納資金 彰化では割當の約九倍に達す
04 貯蓄強調週間 南投郡で大活躍
05 高雄州醫師會總會
06 陸軍大臣代理が 遺族の慰問に板橋へ
07 臺中建築組合總會
08 豐原郡役所廳舍 けふ上棟式擧行
09 長興庄協議會 原案通り可決
10 献穀田田植祭 新港で嚴かに執行
11 彰化市寺廟整理 常務委員會
12 彰化市豫算九十五萬圓 あすより市會召集
13 奉公班結成式 臺東街で擧行
14 郭金栓氏歸臺 某方面に活躍か
15 米增產座談會 廿二日彰化市で開催
16 臺南市末廣公 廿七日學藝會
17 來る產組記念日 高雄州の行事決定
18 人事往來
19 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 學藝 次代を背負ふもの(中)/富永次郎
02 珊瑚樹 文學と文化 大に強化すべし
03 寄生木物語 傳說に生じた生態
04 ラヂオ
05 心聲漢詩

首春雅集楊植亭氏之宅/灌園、謝曹秋圃芸兄由東京寄贈網鑑易知錄/無逸、祝黃賛鈞辜菽廬張家坤三先生合二百歲/錦簪施教堂

06 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 佛印タイ國との 再戰準備を決定 新銳部隊を續續國境へ
02 佛印軍、新配備を行はん
03 支那方面艦隊の戰果(旬間戰況)
04 新豫算と財經政策(上)
05 一擧廿二法案を可決 けふの貴族院本會議
06 貴院豫算總會
07 外務機構の改革 大橋次官、必要を強調
08 米の武器貸與案 今週末に表決せん
09 獨軍、緊張の裡にも 餘裕綽綽の行動 山下中將の前線視察談
10 廿五億弗餘の陸軍追加豫算 ル大統領近く要求
11 最後の勝利は 樞軸國側にあり ム伊首相の大蝨子吼
12 中部地中海に機雷敷設(英海軍)
13 英土相援條約廢棄せず 土國外相聲明
14 明日の天氣
15 水滸傳(345)/黃得時;榎本真砂夫
16 廣告報社消息
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 增產指導に總動員 宮木新竹州知事談
02 臺北市會けふ開幕 打揃つて臺灣神社參拜
03 新竹市會(あす開催) 上程八議案決定
04 基隆市會開かる
05 海南島慰問團 女子部隊一日歸臺
06 獨に第一線 荒鷲新バツヂ
07 島民の信仰指導 皇民奉公運動の一翼として 臺灣佛教會新發足
08 軍隊の移動頻り 印度から引揚げた邦人の ビルマ現地報告
09 玩具飛行船 五百哩飛ぶ
10 圖像:總督夫人白衣の勇士慰問
11 乘車通學生教護懇談會 廿七日州會議室で開く
12 志望も時局型 傷痍軍人再教育所 旋盤工志願殺到
13 日本に好感 ポルネオの土人達
14 第四回チモール 試驗飛行艇 叢雲號勇躍出發
15 沙翁の用語數
16 共學兒童の考查 三月二日建成小で實施
17 特別講演
18 定期航空
19 人事消息報社消息
20 今夜の放送
21 商況 廿四日 前場
22 映画案內
23 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(91)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 年齡の違ひ過ぎる 緣談に惱む十八娘/安井洋
03 三葉御飯
04 腐らない寒の水 理由は至つて簡單
05 圖像:時局向婦人服試作
06 子供の讀物の選擇法 教育的で興味のあるもの
07 魚を揚げるとき
08 鱈の味噌煮
09 齒石の害
10 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 進む日の丸鐵兜 知つてゐますか? てつかぶとの歷史
02 後の世につたう 山田長政の功績 靜岡に遺德顯彰會
03 國語力だめし(十九) 二千語讀方
04 先週の出來事
05 “おべんたう”には おいしい“パン”を 節米運動にのりだす 臺中のパン屋さん
06 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日、ソ友好的雰圍氣(外相答辯) 日蘇通商交涉と我權益問題頭條新聞

【東京二十四日發同盟】松岡外相は二十四日の眾議院決算委員會で日蘇通商條約交涉と我權益の問題に關し福田關次郞氏の質問に答へて左の如く述べた

原則として通商條約、通商貿易、又は企業、居住の自由、入國の自由と云ふ樣な事に關して交涉する筈になつてゐる北樺太に於ける我權益問題に就いては現に今日まで我方として極力初めの目的を貫徹する樣斷續的ながら交涉を行つてゐる通商條約に關する交涉でもこれと並行してその方の交涉は交涉として行はれてゐるのである又話の具合に依つて我方からこれに關して利權の妨害となる樣な事は通商條約の規定で豫防すると云ふことがあるのである、我我としては北樺太に於ける我利權問題に就いては通商條約に關する交涉のある無しに拘はらずこの交涉には努めてゐる、これ等の問題に就いては極力解決を圖りたいと努めてゐるが矢張り根本の情勢と云ふものに重點を置いて彼我の間にもつとお互ひに疑はず友好的な雰圍氣を作ることが必要だと思ふ、之さへ出來るならば斯る問題も自ら明瞭に解決する事が出來るだらうと思ふ、こう云ふ樣な考へで全般に就いて力を入れて進んでゐるその一つは現はれて多年行詰り狀態に在つた通商條約交涉を開始する運びとなつて來たそれに對しての個個の問題に就いても私はそう云ふ考へで行くことを申上げておく

02 米の問題、既に實行 佛印、我要求を容れる 松岡外相答辯
03 李鍵公殿下 滿洲より御歸還
04 米の太平洋軍備充實 脅威を感じない 豐田海軍次官言明
05 我が對英回答覺書 松岡外相、率直に披瀝
06 議員任期延長案 きのふ公布實施
07 更生金庫法案 外地に適用せぬ
08 英米の策動を嚴重に監視す 泰、佛印調停・日蘭印交涉に關し
09 經濟新體制、統制團體 貴院豫算總會
10 停戰期間再延長(三月七日まで) 泰、佛印調停圓滿裡に協議
11 日本は有利な地位 回答の真相と內容 大橋次官答辯
12 翼贊會の改組案 考究中の具體的方向
13 滿洲支那の治安工作 物資勞力の現地調辨對策
14 三月一日より休會 議員達は待機の姿勢
15 潛伏の新四軍を 李長江軍が包圍
16 重慶政權近く 內政會議開催
17 鐵道省に連絡運輸課設置
18 けふの兩院
19 今日の天氣
20 大阪商船基隆出帆
21 辰馬汽船
22 日本郵船基隆出帆
23 大連汽船
24 東亞海運
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 食糧局設置が根本對策社說

戰時下に於ける食糧政策の達成は全國民の責任である、近代戰は所謂食糧戰爭であると言はれて居る事より見ても、食糧の增產と共に配給機構の整備並に消費規正の確立が刻下の急務といはねばならぬ、本島に於いては支那事變を契機として軍官民とも一體となつて食糧國策樹立の為めに一意努力して居り、着着その效果を收めて居る。然るに時局の進展は更に深刻化し、單に島內に於ける自產自給を以て滿足する譯に行かず、大東亞建設の聖業に翼賛する為めに、東亞食糧政策達成の一環としての使命を完遂せねばならない時代に立ち至つて居る、この見地よりして本島に負荷された使命は平時食糧政策より戰時食糧政策の達成に移行して居る、殊に光と熱に惠まれた本島の特異性よりして六百萬島民が天與の使命に向つて一意邁進せねばならない秋である、從來食糧と言へば單に米のみを對象として居つたが、戰時下の食糧政策は總ての食糧を包括したものでなければならない、本島に於て生產する食糧は米を首位として砂糖、小麥、甘藷、キヤツサバ、其他相當多種類であるにも拘らず、最近迄は食糧と言へば米のみが念頭に浮んだのである。

米食國民として多年育成された日本國民であり、米食を日常生活品として考へる事は已を得ない現象である、然るに平時狀態と異り大東亞建設の聖業を實行しつつある戰時下に於いては、米食のみを以て食糧政策を運行する事を許さないのである、米以外の有用食糧をも包含した廣範圍の食糧政策を樹立せねばならない、農林省に於いては夙に米穀政策より食糧政策の轉換を痛感し、一大英斷を以て本年初頭米穀のみを對象して居つた米穀局を解體し、新たに米以外の主要食糧品をも包含した食糧局を新設した事は食糧政策を確立する上に一大エポツクであると共に、戰時國策の樹立に邁進する一大英斷と言はねばならない本島に於ける食糧政策の運用機構より見るに、昭和十四年七月臺灣米移出管理法の實施に依つて督府に米穀局が創設された、同局は言ふ迄もなく、臺灣米の內地移出を管理する為めに局限されたのである、從つて同局も單に米の移出管理を運行する機構のみでよかつたが、時局の緊迫化と共に、米のみに依存して食糧對策を立てる事が出來ない情勢に立ち至り、米穀局では應急對策として移出管理のみでなく島內米の集配をも兼營せねばならない事になり多大の苦心を拂ふて運行に當つて居る現狀である、更に米のみでなくその他の食糧品である甘藷、小麥粉や代用食料品に對しても同局に於いて集配對策を立てて居る、然るに米穀局の現行機構は移出管理を對象したものである。

本島の戰時食糧國策を具現する為めには、速かに食糧局を新設し、現行の機構を改革し整備する事が急務中の急務である、卽ち米穀局を解體して食糧局となし、殖產局の所管する農務課の農政係及び農地係、小作係を合併し、更に特產課の砂糖係をも包含すべきである、卽ち食糧の生產、集配から消費に至る迄一元的に食糧局に統轄しない限り、真の食糧國策を確立する事が出來ないのである、現行の如く殖產局と米穀局に分散しては運用の完璧を期する事は出來ない、食糧國策の樹立は緊急を要すべき一大國策であり單に繩張り爭ひでは濟されない時代である、如何にして豐富なる食糧を增產し、圓滑なる集配機構を完備し、消費の規正を實行する事が出來るかは、現下に於る重大問題である、食糧國策の樹立を圖るこそ最後の勝利を獲得する事が出來るのである、更に視野を廣めれば國內食糧の充實のみでなく遠く大陸に對しても食糧を供給する責任がある、此見地よりして帝國の食糧庫として存在し、南方國策の第一線に立つ本島として食糧國策の具現に對し、全島民が協力すべきであると共に、督府當局に於いては食糧局を創設し、圓滑なる運用を為すのが刻下の急務である。それが當局の食糧問題解決の鍵である事を提唱するものである

02 皇軍感謝電を可決 臺北翼贊市會劈頭で
03 議員團、七班に分れ けふ在北部隊並に白衣勇士慰問
04 翼贊の實を擧げ 基隆市會一日で閉幕
05 皇軍感謝慰問決議文
06 圖像:御下賜の慰問品傳達式
07 長谷川總督一行 きのふ四重溪に到着
08 勳章の傳達式 新竹州知事公室で
09 本間軍司令官 昨日南部視察より歸北
10 會場部設備係の打合會開催 時局恤兵展覽會
11 臺灣航空協會設置 局部長會議で佐佐波部長報告
12 羅東街協議會 きのふ開催さる
13 入國手續を突如變更 英、蘭兩官憲の對日敵性露骨化
14 カルカツタの邦人總引上 鹿島丸の齎した情報
15 強いスフが出ます 惡評一掃、補強新研究に成功
16 蘇澳庄協議會
17 藤田氏が献金
18 士林防衛團に 吳公醫が寄附
19 新竹州製茶同業組合組合會 昨日州會議室で
20 拾得金を献金 基隆の愛國少女
21 腸疫撲滅に花蓮港市が大童
22 刑務所內に犯罪學校
23 新竹州バケツ製造組合
24 ときのこゑ
25 草山へ櫻ハイク
26 高砂丸無電
27 定期航空
28 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺灣バルブ工業 製紙工場を計畫
02 大成火災總會 新重役陣を決定し 東京海上と聯絡
03 熔接機等二千點の 最高價格を決定 金屬品物價專委會
04 東京芝浦電氣 臺灣工場を計畫
05 戰時公債消化策に貯蓄組合法案誕生(上)
06 橫田鹽腦課長 廿二日に上京
07 能高砂糖小賣商 組合定期總會
08 食糧增產を決議 臺北州農會總會
09 竹南水利組合 評議員會終了
10 勸業無盡大稻埕支店 大東信託跡に內定
11 八堡圳水利組合評議員會
12 馬匹飼育管理競技會 廿二日褒賞授與式
13 照明燈
14 川添修平氏 煙草課長に任命
15 南投豆腐業、油食粿製造業組合成立
16 請負業組合成立披露宴
17 經濟手帳
18 市價及商況 廿四日
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 高まる銀翼献金熱 板橋街では豫定突破
02 佳里街協議會 翼贊協議振りを示す
03 南投華僑新民公會總會を開く
04 國防献金を決議 竹山華僑公會總會
05 觀音庄協議會 多數の希望意見あり
06 水裡坑驛滯貨 山の如く堆積を見る
07 豚密殺團を 新化郡で檢擧
08 精神病者が 弟を毆殺す
09 ローカルセクシヨン報社消息
10 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 來れ、風魔何者ぞ! 築く“海岸防風トーチカ” 臺南州の新規事業
02 高雄市會始まる 各議員とも熱心に討議
03 廿六日に總會 臺中州の畜產會
04 鐵蹄の音高らかに 駈出す役馬耕馬の大行進 利用講習所參觀記(一)
05 納稅成績良好 嘉義出張所の管內
06 臺中州水產會 廿七日に總會開催
07 五億か十億か 海底から砂金採取
08 社頭庄協議會 豫算其他を可決
09 愛棋會大會
10 山地開發組合設置 臺南州山手の六郡に
11 高雄水上防諜聯盟 廿七日發會式擧行
12 元日新公の訓導 小林繁夫氏逝去
13 不埒な放火犯
14 學校荒し就縛
15 土城庄協議會
16 人事往來
17 消息
18 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 心聲漢詩

康海秋兄入選南州主催全國書道會第一名賦祝/蘇澳 曾笑雲、康海秋兄入選南州主催全國書道會第一名賦祝/蘇澳 楊靜淵、元宵/靜香軒主人、偶成/靜香軒主人、南埔訪石秋水兄/挹青山人、次玉廉老弟見訪韻/流仙、「續」村居雜詠/挹青、「續」村居雜詠 二/挹青

03 祝改題
04 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 重光、チヤーチル會談 前後約一時間に亘り
02 松岡外相への回答手交 會談內容AP、UP倫敦電
03 問題別委員會設置 現在の部局を全廢か
04 圖像:嚴寒の蘇北の野に暖を とる柴田部隊勇士
05 堀切駐伊大使 べルリンヘ 大島大使と會見
06 新豫算と財經政策(下)
07 ダルラン副首相 組閣工作を完了
08 獨佛協調 佛新內閣の性格
09 電力制限緩和 降雨の狀況順調
10 獨伊不動の提携!ヒ總統斷乎たる決意を表明
11 大潛水艦戰を展開 英に對し重大警告
12 英本土上陸作戰 三月上旬決行か
13 轉廢業、失業對策 經費の事業別調
14 ウイルキー氏を 濠洲に招請
15 在泰米人に 歸國を勸告 米公使より發す
16 明治生命總會
17 明日の天氣
18 水滸傳(346)/黃得時;榎本真砂夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 重慶の慘狀愈深刻 人材缺乏に青息吐息の態
02 臺灣の使命は重大 高砂丸入港須田企畫部長談
03 上村參謀長歸北
04 愈質問戰に入る 臺北市會第二日
05 臺北州畜產會總會 家畜增產に論議集中
06 新竹翼贊市會開幕 劈頭に感謝電を可決
07 防空聯合打合會 三月一日北署會議室で
08 各般の意見書成る 臺北市議新體制準備會關係當局へ提出
09 臺北州防空打合會 廿八日に延期
10 新しい時局商賣 帝都に質札買入屋出現
11 愛國の熱情漲る 新竹州下高砂族の國語演習會
12 俸給七萬圓辭退 日鐵平生釟三郎翁の辯
13 三縣道路に交通指導標 步行者の取締に專務員配置
14 鐵線橋の折斷で 人夫七名墜落一名即死
15 圖像:掘り返す春の黑土
16 島都の流腦禍 又も新患一名發生
17 定期航空
18 人事消息報社消息
19 今夜の放送
20 商況 廿五日 前場
21 映画案內
22 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(92)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 科學性のある生活 衣食住の知識だけではない 真劍な生活の探究にこそ
03 運動を妨げて有害 おむつを保溫に使ふな
04 防空食糧の條件 榮養が多くて量の少いもの
05 圖像:時局向婦人服試作(二)
06 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 航空知識を ひろめませう まづ模型飛行機から
02 日本と戰うつもりで 佛印の戰爭準備 總督が全國に命令
03 佛印の進む道は? 英米につくか—日本につくか 西貢で重要會議
04 長谷川總督閣下が 農夫を激勵されました 臺北州海山郡下土城庄、中和庄にて
05 タイ國の英人引揚
06 國語力だめし(二十) 二千語讀方
07 極東へ!太洋越えて 爆擊機を空中輸送
08 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 誤解は一應解消か 重光、チヤーチル會談頭條新聞

【ロンドン二十四日發同盟】チヤーチル首相が二十四日重光大使との會見に際し手交した覺書は松岡外相のイーデン外相宛てメーセーヂに對する復答と見られる、而してチヤーチル首相は特に

一、日本政府が武力を以て南進政策を決行する意思の無い事に諒承したが英國政府としても日本に挑戰する意思は毛頭なくシンガポールの防備を强化した如きは全く自國領土に對する自衞手段に過ぎない、

一、今回の戰爭は英國にとつて容易ならぬ事業であり前途幾多の困難を豫想して居るが如何なる困難に遭遇しても飽く迄戰ふ決意である、從つて第三國に依る居中調停の餘地は全然ない

旨强調したと言はれる、これに對し重光大使は支那事變の由來を說き東亞の安定勢力として帝國の立場を認識する事が日英兩國間の關係を改善する前提要件なる事を指摘し率直に英國政府の極東政策に苦言を呈し更に三國同盟に關しては同條約が戰火の擴大防止を目的とする平和の盟約であり帝國政府が對米宣戰の展開を企圖してゐると言ふ英國新聞界の報道は見當違ひも甚だしい旨を指摘した、チヤーチル首相は重光大使の說明に對し日英同盟當時の友好關係を想起し特に日露戰役當時日本軍の勝利に英國民が血を湧かせた事を泌泌述懷し嘗ての盟邦が干戈の間に相見へるが如きは國際的悲劇で極力避ねばならぬ旨を述べ以上の會談は日英兩國政府間の誤解を一應解消するに役立つた模樣でチヤーチル首相は近く下院に於いて所謂對日覺書に關する日英兩國政府間の交涉經過を發表する筈である、覺書は帝國政府に對する最後的な訴へとも見られるがロンドン各紙はこれを表明するに「警吿」と言ふ言葉さへ使つてゐる、要するに當面の問題として佛印の動向タイ佛印調停會談の推移は極めて重大であり英國は同方面の協同防衞につき米國と完全な諒解の下に萬一の場合に處する手段を講ぜんと構へてゐる形である

02 翼贊會問題に集中(貴院豫算總會)
03 臺灣の產金計畫 齋藤總務長官の答辯
04 日、蘭印會談は好調
05 機密漏洩事件の應答 小林商相矢面に立つ
06 商相一身上の辯明
07 廿八日に全部採決(貴院)
08 日泰の經濟關係方針決定 拓相言及
09 新四軍の復活 絕對に認めず 蔣、命令を發す
10 春に新軍事行動か 獨伊兩巨頭の演說示唆
11 ブルガリヤの 情勢一段と緊張
12 眾議院本會議
13 兩院書記官長會見 審議終了後の方針を協議
14 國策會社の整理 星野總裁、檢討を言明
15 眾院協議會
16 首相の病狀 多少長引くか
17 地方長官會議 四月早早に招集か
18 運鑛船三隻を建造 日鐵輸送陣擴充
19 けふの兩院
20 今日の天氣
21 大阪商船基隆出帆
22 辰馬汽船
23 日本郵船基隆出帆
24 大連汽船
25 東亞海運
26 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 蕃地刷新と高砂族青年社說

生產擴充に、勞力奉仕に、或は皇民化運動等にその純朴な魂を捧げてあらゆる方面で大活動を續けてゐる高砂族青年の意氣を益益高揚し、時局認識を深め以て蕃地刷新の推進力たらしむるため、總督府理蕃當局では過日島都臺北市公會堂に全島高砂族青年團代表男女百二十餘名を一堂に集めて幹部大會を開き、臺北、新竹、臺中、臺南、高雄臺東、花蓮港、各州廳代表がそれぞれ青年團の活動狀況や國語普及並に皇民化の實況、その他女子青年團代表の女性らしい服裝の改善、食糧の節約等日頃鍛へた國語でその體驗を發表したのである。

その體驗談を通じて彼等の時局下に堅持せる心構は卽ち日本臣民として戰線に赴けないことを至極殘念に思ひ、銃後に於て皇軍勇士達に恥ない滅私奉公の精神で大政翼賛と臣道實踐に邁進し、勤勞奉仕、國防献金、貯金報國、迷信打破、大麻奉齋、國語普及、米增產等あらゆる奉仕を續けてゐることが解るのである。言ひ換へれば彼等はよく官命を奉じ、生業に勵み、一日も早く忠良有為なる帝國臣民として先進同胞に伍せんと努力してゐる熱意洵に熾烈なものがあることが窺はれる。斯く見た時總督府理蕃當局の從來執つて來た理蕃政策中の教化方面卽ち國民思想の涵養、弊習の矯正、實科教養、經濟的自主獨立精神の涵養等いづれも相當の教育的效果を修めたものと謂ふべきである

若し吾吾をして慾を言はしむれば本島全面積の約四割七分を占めてゐる廣大なる蕃地を行政區域外の蕃界と規め、一般人の自由出入を禁じ、之を十五萬餘の高砂族の燒畑式輪耕地又は狩獵地として放置するをは啻に理蕃上の問題に止まらず國家經濟上もはや許されない時局に逢着したのである。勿論彼等の食糧の充足、生活の安定等の方策を樹立してやることは理蕃政策上の緊急要件であることは當然であるが領臺後四十有餘年の今日、その廣大な地域に如何なる國家有用の資源が埋藏されてゐるかも未だに究め得ず、徒らに蕃地閉鎖主義を墨守することは土地の利用開發上甚だ遺憾に堪えない。

吾人が常に考へてゐることは可及的速かに高砂族の所要土地を實地調查し、彼等の生活基礎を保障する程度の土地を夫夫與へそれ以外の地域はどしどし開放して農耕法の先覺者たる本島人をして高砂族と協力せしめ、以て適切有利なる產業卽ち造林や特殊作物の甘蔗、芭蕉、苧麻、黃麻、蓖麻その他工藝作物等多角的農林業の經營を指導すべきである。之がとりも直さず戰時下日本の焦眉の急務である。固より安價な作物のために平地產業の水源を枯らしたり、洪水の氾濫を招來する樣なことは大いに慎しむべきであること亦言を俟たない。故に吾吾は高砂族青年の教育方針として從來の教育大綱の外に蕃地刷新の推進力を握つてゐる青年達に森林と國土保安、治水と治山關係、造林業の智識普及に全教育力を傾けて以て臺灣統治に積極的效果を寄與するやう教育方策を樹立すべきである

02 國語國字愈よ整理 先づ常用漢字と假名遣から
03 總督一行けふ歸北 東部初巡視を終へて
04 夜九時まで勉強 張切る臺北市會第二日
05 圖像:イランヘ贈る日本人形
06 滿洲ヘモシモシ いよいよ四月一日から開始
07 代用時確保に萬全 今秋に國家管理斷行
08 正味三時間で可決 翼贊新竹市會閉幕
09 白衣の勇士 慰問映畫會
10 產組記念日 臺北州支會の行事
11 防諜注意事項 基隆の物產、書籍商等懇談會
12 教會合同準備 委員會開かる 四月に正式總會
13 內容も體裁も變る 色刷も美しく出來上る
14 基隆消防組慰安會
15 廈門行き白米を 香港陸揚げ電命 政廳の處置に重大關心
16 傷害犯逮捕
17 游姓は游佐に
18 帽子の密移出 又も基隆で發見
19 篤農家懇談會 增產に貴重な體驗發表
20 舌の新體制 北料理屋、飲食店組合の 代用食料理近く公開
21 ときのこゑ
22 金の密輸 一步前を檢舉
23 上海にテロ發生 我が兵二名狙擊さる
24 定期航空
25 人事消息
26 黃廈門法院長 臺大病院で手術
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 本年貯蓄增加目標 二億圓突破せん 新年度目標更に五千萬圓增加
02 纖維工業と聯繫し 農產業をも經營 伊藤吳羽紡績社長談
03 臺灣拓土道場 生徒宣誓式擧行
04 銃後奉公の赤誠 稅の完納に現はる 中平稅務課長談 稅制革新記念日行事
05 島內信組の運轉資金 三億二千萬圓に激增 產組の時局認識を語る一證左
06 臺灣纖維製品移入小賣商組合成立
07 食糧增產講演會 廿八日公會堂で開催
08 產組記念日(三月六日)に 全島役員揃つて神社參拜
09 經濟手帳
10 砂糖增產對策に 糖業協議會を開く
11 照明燈
12 市價及商況 廿五日
13 第廿壹期決算公告/大成火災海上保險株式會社
14 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 大肚分教場の獨立 近く地方有志が陳情
02 多額の籾を供出 竹山郡で宣傳の結果
03 甲仙庄協議會
04 一瀉千里に可決 東港街協議會
05 新屋庄協議會 豫算十萬圓突破
06 潮州郡壯丁團 來る三月一日查閱
07 すらすらと可決 坡心庄協議會
08 豆選士の熱辯に 父兄一同感激喝采
09 舞踊に演劇に 淡水 遺家族達魅了さる
10 豫算は時局を反映 淡水街けふ協議會
11 質問の後原案可決 草屯街協議會
12 原案通り可決 舊港庄協議會
13 中壢郡警官異動
14 旗山水利組合 廿七日評議會
15 淡水街金物荒物商組合定期總會
16 廿五日溪湖小學藝會
17 ローカルセクシヨン
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 三日間を一日に 臺中市會アツサリ終る
02 臺南市會開幕
03 增產一路5 默默だが怜悧其物 裝蹄も今は樂しい作業 利用講習所參觀記(二)
04 圖像:山の娘前線へ 男女柱と共に
05 歲入歲出豫算案
06 翼贊振りを發揮 高雄市會終る
07 愛國少年現はる 花蓮港市內に
08 眼に訴へる時局 嘉義市で展覽會開催
09 堆肥褒賞授與式
10 花蓮港署壯丁團檢閱
11 蔡姓は神成か西山に
12 優良生產地を視察
13 彰化華僑新民公會總會
14 蔗種改善褒狀授與式
15 臺中州蒲團製造組合總會
16 人事往來
17 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 學藝 北京感想錄(一)/張深切海外遊記散文小說
02 珊瑚樹 國民文學論 何時の間にか休業
03 二つの型の作家(下)/富永次郎
04 ラヂオ
05 心聲漢詩

春日遊北投/灌園、次灌園姉丈原韻/雲鵬、北投雜詠/雲鵬、感懷再呈灌園先生/南都、讀海上唱和集感賦/可軒、偶感/楊翠竹、閑居/楊翠竹、春閨/楊翠竹、夜坐/楊翠竹

06 祝改題
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 双方の意見全く一致 大島大使、獨外相會談
02 堀切大使も伯林訪問
03 英首相の回答要旨 バ次官、英下院で公表
04 對日強硬論を主張 ワシントン・ポスト紙
05 濠洲の防備完成 フ首相代理が強調
06 西貢の英人に 引揚げを勸告 米系會社も閉鎖準備
07 輸出許可制品目を追加(米國)
08 東部の開發に全力 巡視を終へて長谷川總督感想を語る
09 對外政策には沈默 第八回ソ聯最高會議
10 米國製飛行機の讓渡方を要請 佛印空軍強化のため
11 兩院議員俱樂部を結成か 翼贊會支持者を網羅
12 イ英外相土都へ 土國外相等と會見せん
13 マ房印官房長の蘭印訪無根
14 全國遊說計畫を決定 農政研究會臨時總會
15 全產聯、發展的解消か 獨自の存在意義漸く薄弱化
16 英船廿五萬噸 數日中に擊沈 獨軍司令部發表
17 貴族院本會議
18 二十五年勤續の議員を表彰
19 英に賣渡した 兵器は皆舊式 米陸軍長官の證言
20 北阿で伊英 兩軍激戰
21 機業合同を促進 各府縣に要項示達
22 明日の天氣
23 水滸傳(347)/黃得時;榎本真砂夫
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 舉島一致增產へ 國民食設定、節米恒久化へ 戰時食糧報國運動を強化
02 本島航空の大飛躍 民間の團體を打つて一丸に 臺灣航空協會結成
03 狂氣じみた 馬來の警戒振り
04 圖像:開拓士の集團結婚式
05 模範的防空壕 基隆で築造に着手
06 一路、崩壞途上を彷徨 餘命に喘ぐ、在滬重慶側機關
07 大東亞の躍動 “長篇文化映畫” いよいよ製作に着手
08 圖像:頑張れ!
09 黃法院長來臺 手術入院のため
10 在鄉警察團を組織 新竹州、治安の完璧へ
11 產米報國挺身隊 基隆郡で組織打合
12 商業報國へ 優良部員に訓練奉仕 臺北織物商業報國會起つ
13 臺灣造型美術展 一日から開催
14 照光ランプ代理店募集
15 定期航空
16 人事消息
17 今夜の放送
18 商況 廿六日 前場
19 映画案內
20 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(93)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 自發的に導き度い 入學兒童の躾 改め度い義務的な考へ方
03 風邪の療法 これなら手近で有效
04 圖像:大和一家出動
05 ちり蒸し
06 身長の伸び方
07 白毛絲製品の 上手な洗濯法 熱いお湯に浸けるのは禁物
08 氷枕の長持法
09 支那風魚の煮込み
10 鯖とうどの辛子和へ
11 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 ゴム入り羊羮もある 航空糧食のお話 とても變つてゐる飛行中の食物 陸軍中佐川島四郎先生
02 圖像:伊太利空軍の卵
03 古ペンも再起奉公 我國で一年に使ふぺン先は およそ七億五千萬本あまり
04 はりきる舌の選手 高雄の高砂族國語演習會
05 四ねんかんらつぱで きしやうをしらせる かんしんなたかちやん
06 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 國防保安法けふ成立 昨日、貴院委員會を原案通過頭條新聞

【東京二十六日發同盟】二十六日の貴族院國防保安法案委員會は午前の審議に引續き午後一時四十二分再開

▲柳川法相 第一條の國家機密を施行勅令に明記することはその機密の自然秘なる關係上又指定すること自體が機密を知らしめることとなるから不可能である、又搜查に當つては檢事に一任せず檢事總長から司法大臣に稟議することにならう、起訴不起訴の決定についても同樣である又國家機密なるや否や疑はしい時は司法大臣から各相に相談して決定したい、本法の審議に當つては特に練達の判事をして一部を作らしめこれに當る樣にしたいと思ふ

と第一條に關する說明を行ひ廣瀨久忠氏、松村義一氏より更に第一條について質問あり午後二時十五分懇談會に這入り三時四十九分懇談會を終了、劈頭

▲三宅司法次官 國家機密の範圍を豫め勅令又は省令で規定することは困難であるが差支へなき範圍に於て各省に於て吿示を以て公にする樣にしたい

と言明して質疑を終了、次で討論に這入り

▲小原直氏より第一條、第八條及び第十六條を修正し並に第十九條以下の司法警察官に諮問拘留する權限を與へる規定を削除し及び第三十三條以下の控訴審を廢して二審制度にせる規定を改め三審制度とすべし

との修正案を提出、次で

▲下條康齊氏より第十七條より第二十六條までを全部削除すべし

との修正案の提出があり次で伍堂卓雄氏より原案賛成の意見開陳あり採決の結果小原氏及び下條氏の修正案は共に少數を以て否決され政府原案は多數を以て無修正可決茲に今期議會最大戰時立法の一たる國防保安法案は二十七日の貴族院本會議に上程委員長報吿通り無修正可決成立を見ることとなり委員會は午後五時四十五分散會した

02 翼贊會改組の方針 平沼內相の答辯
03 圖像:小林商相の答辯
04 運動の規正は 將來研究する
05 日、亞交驩祝賀會 富井大使の歡送と 大使館昇格を祝賀
06 都制案と燃料政策 昨日の貴院豫算總會
07 木材統制法案 委員會を通過
08 けふの兩院
09 墨國新駐日公使 ア將軍を任命
10 追加豫算けふ可決 附帶決議を附して貴院の總意表示
11 眾議院の修正削除 司法省、反對を表明 刑法中改正案
12 けふ兩院協議會 眾院は飽くまで修正案で臨む
13 イーデン外相 アンカラ到着
14 廿日頃まで自然休會 議員は東京で待機
15 圖像:各戶に日章旗を揭げ皇軍を歡迎する 興化城內の良民
16 國、共兩軍激戰
17 西北印度の不穩 英の極東防備強化の癌
18 督府拓士道場生 第一次訓練終へて 來月早早に來臺す
19 地方翼贊の進軍譜 議會の論戰をよそに
20 眾院愈よ大詰へ けふ最終の本會議
21 貴族院の休會手續 廿七日に協議
22 外務辭令
23 北二中卒業式
24 ソ聯の國家豫算
25 佛內閣殘餘の閣僚顏觸
26 臺北商工協會總會
27 三菱重工業社長
28 國際汽船重役會
29 今日の天氣
30 大阪商船基隆出帆
31 辰馬汽船
32 日本郵船基隆出帆
33 大連汽船
34 東亞海運
35 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 蘭印よ、賢明であれ社說

世界の新經濟情勢に對應する大東亞共榮經濟圈を確立せんがためには、是非共蘭印をその一員として之に加はらしむべきであることは、今更論を俟たざるところである、周知の如く蘭印は地理的に我が國と近距離に在るばかりでなく、現下の國際情勢から我が南方生命線の一基地として、政治的にも將亦民族的にも我が國と密接な關係を有するものである、殊に經濟的關係に至つては、旣に日蘭兩國相互依存の度が漸次高められつつあるので、我が國としては、この兩國間に存する共存共榮の關係を更に緊密ならしめるべく、昨年小林商工大臣は現職の儘で態態現地にまで乘込み、更に代つて芳澤特派使が派遣されて、日蘭の經濟提携を確立せんとする交涉が、着着と進められつつあるのであるが、之も畢竟するに我が國に依つて提唱されてゐる東亞新秩序の建設に、之が一構成員としての蘭印をして、真に協力せしめ、惹いては兩國間の友好關係を更に增進强化せしめるより外、他意がないのである

然るに最近に於ける蘭印の態度を見るに、我が國からの友好的提携は悉く無視されるばかりでなく、英米等第三國の使嗾に依り、極力自國防備の强化に狂奔しつつあると傳へられてゐる果して然らば、之を以て蘭印當局の意圖とするところは、日本に備へ、我が國にも敵對せんとするものと諒解さるべきであらうか、實にその真意を疑はざるを得ないのである、然も我が國の提唱する東亞共榮圈の建設に對し、曩にフアン・モーク經濟長官は次の如く卽ち「蘭印政府は和蘭に屬するこの地域を外國の權威の下に置くが如き新秩序を斷乎として排擊するものであり、且つ蘭印を亞細亞ブロツクに包含することを目指す如何なる國際的經濟關係の展開をも、歡迎する譯に行かない」との聲明を發して、飽くまでも拒否の態度を取つてゐる外、更に引續いて蘭印當局は、パプスト駐日和蘭公使をして「東亞に於ける新秩序の建設に協力しない」旨を重ねて通吿せしめたのである斯る不遜な蘭印の態度に對し、我が國としては、果して如何なる對策を以て之に臨むべきであらうか。

惟ふに蘭印當局をして、斯る擧に出でしめた原因として指摘される點は、第一に目下倫敦に逃亡せる和蘭政府が、英國と固く手を握つてゐること、第二には蘭印は英米の資源獲得上重要な地位を占めてゐること、第三には刻下の緊迫せる日米關係に對し蘭印は戰略上重要な地位を占めてゐること等である、而も蘭印當局は、今日尚歐洲戰爭に對し希望を繋ぎ英國の最後の勝利を盲信して之に全幅的信賴をかけ、之を前提として英米依存の下に我が國を敵視し、或は抵抗を試みんとするのであらうが結局斯る態度は、蘭印をして自ら危地に陷らしめる以外の何ものでもなく愚も甚しきものとして蘭印將來のため實に悲しむベきことである。併し乍ら蘭印の態度如何に拘はらず、旣に我が國は不動の方針として共榮圈編入を定めてゐる以上は、飽くまでもこれを押進めて行く外ないのであるから、蘭印としても此際從來の態度を改めて、速に我が國に協調協力し、共に相携へて東亞諸民族協和共榮の理想たる大東亞共榮圈の確立に邁進することが蘭印當局として取るべき最も賢明なる方策であると信ずる。

02 東亞共榮圈と臺灣の重要性 齋藤總務長官の答辯
03 官民の總力發揮へ 新竹州の增產陣成る
04 二、二六事件 想出新た、五年前の今日 遺族故人の冥福を祈る
05 市バスに論議集中 臺北市會きのふ閉幕
06 石燈籠奉納式と總會を開催 基隆市國語家庭會
07 非常な好成績 新竹州高砂族の國演
08 國婦城北分會 初總會を開催
09 食糧問題講演會 廿八日公會堂で開催
10 母と男の子に只乘 航空日に多彩な行事
11 斷るのに一苦勞 世は若き技術屋の春
12 花蓮港市會 一日で全議案片付く
13 “南進の歌”懸賞募集/興南新聞社報社消息
14 ときのこゑ
15 定期航空
16 人事消息
17 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 島內の銀行金融 硬化の一路を辿る 一月末の統計に反映
02 代用食「改良寶米」 愈愈、一般に常用せしむ
03 五ケ年計畫で 島內電源を開發 林臺電社長總會で報告
04 報國農場は伸びる 空閑地生產化に拍車
05 南日本汽船總會 井上信司氏取締役に選任
06 華南銀行總會 佐佐木豐作氏取締役に
07 日糖新竹工場 專用車を設定
08 入換從業員研究會 廿七日より向三日間
09 高雄肥料滯貨夥し 消化は望薄の狀態
10 臺灣電力總會 年七分配當を可決
11 荷役能率低下 勞働組合對策に腐心
12 甘蔗採取未了の為 米作不能、農民悲鳴
13 國民食等展示會 來る一日公會堂で開催
14 照明燈
15 帽子の懸賞募集 入賞者既に決定
16 市價及商況 廿六日
17 第四十三期決算公告/臺灣電力株式會社
18 決算公告/興亞信託株式會社
19 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 割當額の十五倍 能高郡銀翼献金好成績
02 大溪特殊防諜團 廿五日結成式擧行
03 一瀉千里で可決 林邊庄協議會
04 湖口庄協議會 原案を可決
05 鮮かな會議ぶり 竹東街協議會
06 新竹郡特殊防諜團 郡會議室で結成式
07 三峽興殖公司總會
08 石門庄協議會 質問後原案可決
09 有益なる意見開陳 南投街協議會終る
10 北門郡各街庄 租稅早期完納
11 大溪茶業總會
12 質疑應答に花を咲かす 竹圍庄地卅四回協議會
13 米榖供出打合會 潮州郡配給量決定
14 ローカルセクシヨン報社消息
15 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 米榖增產に大車輪 臺南州・四強調週間を設定
02 屏東市會始まる
03 優良部落觀察
04 白衣勇士慰問會 臺中娛樂館で開く
05 增產一路7 馬耕にも夫唱婦隨 天晴れ・大樹庄の黃保正 利用講習所參觀記(終)
06 圖像:蘇北戰線
07 臺中州農會總會 盛會裡に原案可決
08 嘉義市小公學校長會議
09 東港水利組合 あす評議會
10 紅毛埤の貯水池 三月九日に起工式
11 防空壕を構築 各振興會、汗の奉仕
12 原案通り可決 臺中州畜產會總會
13 魚苗無料配付 高雄州で養育所建設
14 彰化水利組合 第三回評議員會
15 書類と共に送局 彰化の荷拔犯人
16 人事往來
17 消息報社消息
18 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 北京感想錄(二)/張深切海外遊記散文小說
02 學校の躑躅/平島嶺雪
03 歌 冬/秋子
04 本紙改題に寄せて 新體制下の大躍進/中村千代司報社消息
05 ラヂオ
06 心聲漢詩

春寒/洪元煌、春寒 二/洪元煌、春寒 三/洪元煌、寒夜書感寄虛谷、天生、少奇三兄東京/挹青

07 祝改題
08 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 海鷲、昆明を大空襲
02 國防保安法案上程 けふの貴院本會議
03 圖像:我が宣撫班活躍
04 兩院協議會を開く 刑法中改正案に關し
05 伊領首都と根據地を占領 英軍當局の發表
06 カ米大統領特使 重慶發歸國へ
07 英外相、活動開始 英、土軍事會談も並行か
08 建艦は順調に進行 ス米作戰部長ら證言
09 主な海軍關係費目 米下院、國防追加豫算を採擇
10 勞務動員計畫 勤勞精神の心構へ養成 小畑企畫院次長答辯
11 帝國の公正な調整案 佛印回答を澁れば斷乎たる措置
12 河內邦人に引揚訓令 會談の不調に備へ
13 獨英兩機械化部隊初の遭遇戰 リビアの沿岸で 
14 馬來情報部長放送 極東情勢に關して
15 比島陸軍を增強 米陸軍省、勤務將校の歸國命令を取消す
16 重慶、英と協力考慮 雲南、緬甸、マレイ半島の防衛
17 對日禁輸英米聯繫 バ英外務次官が確認
18 明日の天氣
19 商船の一隻でも 英に讓渡できぬ 米海軍委員會の公表
20 水滸傳(348)/黃得時;榎本真砂夫
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 合祀者一萬五千名 四月に靖國神社臨時大祭
02 武勳の白衣勇士 懷しの內地へ轉療養
03 佛印民眾の親日振 英米の策動に逆効果
04 愛婦四十周年に 二日盛大な式典擧行
05 虛弱者に診斷命令 三月から各縣で練成合宿療養
06 圖像:大陸に颯爽たる邦人婦人國防隊
07 教護聯盟と交通當事者懇談 汽車通學生に關し
08 保甲の新發足 新竹州、規約改正を斷行
09 三月中の國內砂糖配給量 二月に比し增加
10 石炭自動車登場 商工省の試驗をパス
11 藝能文化聯盟生る
12 新竹州後期分の諸稅完納
13 師範校演習科用公民教科書 卷二稿本決定
14 蒸氣機關車に公定價格
15 役馬利用普及へ 基隆郡畜產會支會で力瘤
16 會場を樺山小講堂に變更 食糧問題講演會
17 羅東郡豚肉新配給機構成る 五日每に一戶百匁
18 女性に對して 廣く門戶開放 鐵道省で大量採用
19 獨のペリエール中將逝く
20 工場の落成式擧行 臺灣製靴工業株式會社
21 廿八日に創立總會 臺灣家庭必需品株式會社
22 徐克昌氏告別式
23 綿製品配給打合會
24 古物商組合總會
25 長山丸無電
26 定期航空
27 人事消息
28 今夜の放送
29 商況 廿七日 前場
30 映画案內
31 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 亞細亞の旗(94)/小栗虫太郎;坂本仁
02 家庭婦人 國民の榮養改善に 榮養士が乘出す 各縣で實地に指導
03 麻疹の子供 溫め過ぎは却つて有害 餘病を起す原因となる
04 紙上病院
05 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語學習 泰國との一戰を決意 佛印軍國境へ出動 海軍もシヤム灣へ
02 每朝一時間宛早起きして 前線の勇士達が神社を建立
03 國語力だめし(二十一) 二千語讀方
04 忠實なボーイ アメリカの話
05 半島青年の軍國熱 應募者四十數倍
06 コグゴ講習生ノヨミモノ
07 三ネンカンヤスマズニ ヨマハリヲツヅケタ カンシンナセウネンタチ
08 五ツデ五十六キロ オホキナオヂヤウチヤン
09 牝牛が二頭
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 今明日中に最後段階 タイ、佛印東京會談頭條新聞

【東京二十七日發同盟】東亞の真の平和を期するため帝國が調停に乘り出した、タイ、佛印國境紛爭調停の東京媾和會議は愈愈今明日中に最後の段階に達する情勢にあるが、果して圓滿に交涉が妥結するかどうかは非常に疑問で頗る緊迫した空氣が漲つて居る、大東亞の平和を希望する帝國の真意を曲解して第三國の策謀に躍る佛印側の遷延策のため、萬一調停會議が不調に終つた場合には如何なる事態が出現するかも圖り知れぬので、帝國政府は佛印在留邦人の萬一の安否を慮つて二十六日午後外務省南洋局から在ハノイ林總領事、在サイゴン蓑田總領事宛在留邦人の引揚げ準備を勸吿する樣、訓電を發した佛印の在留邦人は昨年皇軍の進駐以前は約二百名であつたが、其の後續續增加して居り、現在では約四百名であり其の大多數の二百名は首都ハノイに居り、他はサイゴンハイフオンを始め各地に分散して居る、臺灣拓殖、三井、三菱正金銀行、大阪商船等の大商社を初め雜貨商、農園等に働いて居る、此引揚げ敢行に基き現地當局では萬一の場合を考慮してハイフオンサイゴン兩港に引揚船を待機萬全を期して居る模樣であるが、南洋局でも佛印在留邦人の安否を氣遣ふと同時に帝國の斷乎たる方策に基いて凡ゆる考慮を廻らして居る

02 西貢邦人も引揚準備
03 佛印首腦會議開く
04 英米支の對泰攻勢 着着進捗しつつあり
05 米國首腦部 頻りに會議を開く
06 國保法の目的、運用(法相言明)
07 タイ無任所相バ氏來朝
08 高垣(安徽)を攻擊爆碎
09 野村外六氏を表彰 刑法改正案を修正可決 眾院本會議
10 馬公要港部司令官 山本中將親補さる
11 人造石油法委員會
12 國防保安法を可決 追加豫算案も成立
13 刑法改正案 眾院の修正に 貴族院は反對 協議會開く
14 追加豫算案の希望決議
15 河相駐濠公使 きのふ赴任
16 上海佛大使館 北京に引揚ぐ
17 けふの兩院
18 今日の天氣
19 大阪商船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 日本郵船基隆出帆
22 大連汽船
23 東亞海運
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 佛印の態度頑迷社說

泰國の失地恢復に端を發した佛印泰國境紛爭は漸次擴大の兆あるに拘はらず、我が國の調停申入れを快諾した兩國は直ちに停戰協定を結び我が國の仲介で東京に於て國境紛爭調停會議が開催され、再度の停戰期限到來に拘はらず更らに十日間延期する事となつた。帝國政府は去る廿三日第四次會議に始めて本月末迄の囘答期限を附した公正妥當なる調停案卽ち

現在佛印領たるパクセ・ルアン・プラバンとシソホンを含めるカンポチヤの一部を泰國に返還するを內容とするものを提示愈愈本日を以て佛印よりの囘答如何に依て會談が決裂か圓滿裡に解決するかの最後的段階に立ち至つた東京よりの電報に依ると佛印側は未だ帝國政府の公正妥當なる態度に對し依然懷疑的態度に出て、從來の如き傳統的駈引外交に終始して尚現狀維持の甘き夢を貪らんとしてゐるに對し、我が當局は早くも萬一の決裂に備ふる萬全の措置として在河內總領事に對し在留邦人の急遽引上方を訓令した模樣であると報ぜられてゐる、我が國が東亞共榮圈確立の為の重大なる歷史的使命より買つて出た調停である以上、帝國の名譽にかけても佛印に受諾せしむる以外にもはや最良の方法なく、今や會談の成否は全く佛印側の出樣によると言つても差支へない、それ故佛印が我が調停案を拒否した場合如何なる事態が發生するか、佛印當局は之れを知る可きである、假令佛印の背後に第三國の策動謀略があつてもその一切を排除しても東亞共榮圈確立の重大使命に鑑み斷乎たる態度に出る事は最早や疑を挾む餘地がない、

今度に於ける泰佛印紛爭調停の體驗に依つて見るも、東亞共榮圈の確立並に東亞新秩序建設の之の歷史的重大事業は決して安易なものでなく、實に嶮阻な山路に比すべくその前途は些かも樂觀が許されない、我我は東亞の平和を維持し東亞諸民族の共存共榮を計り、又他國の為半植民地又は植民地として虐げられ搾取されてゐる各民族に對しては救の手を差伸べて自由の天地を與へ、之れが解決を計る為に悉ゆる指導と援助を惜んではならぬ事は東亞の盟主を以て任ずる日本に取り當然果すべき義務である

支那事變勃發の動機は何れにあるにせよ、今や半植民地となつてゐる支那を解放する聖戰と化し泰佛印紛爭は壓迫民族に對する被壓迫民族の覺醒の一表現であるに過ぎない、之の點からして支那事變處理と共に泰佛印紛爭調停の成敗は、東亞新秩序建設並に之れが共榮圈確立に及ぼす影響尠しとしないのみならず實に之れが良き試練であり一大試金石と稱しても過言ではない、支那事變は英米ソ聯の援助に賴る重慶政府の徹底抗戰に依つて之れが解決は尚ほ時日を要し又泰佛印紛爭調停にしても佛印は一面調停に應じながら調停の前途不利を見越してか最近頓に戰備を强化、以て調停會議の牽制に資すると共に決裂後に於ける再戰に備へると同時に、イギリスと連絡して種種畫策し又英國に於ては殊更らに極東危機說を流布、米國を誘引して日本への共同戰線を張り對日共同經濟壓迫の機運を一層濃厚にした許りでなく、シンガポール沖に機雷を張り繞らし、マレー半島には濠洲兵を上陸しタイ國との國境に大兵を集結したりして東京に於ける泰佛印會談に惡影響を與へ以て同會議を極力決裂に導かうと努めてゐる。

東亞新秩序の建設が進捗するにつれ又之が共榮圈に占むる我が地步が固まるに從つて英國勢力範圍內への進出も其の面と深さに於て漸次擴大されて行くが之れだけ色色な事件が今後釀出されて來る事を覺悟して置かねばならぬ、我我は先づ國內を固め軍備を充實し以て高度國防國家を建設して如何なる事態が出現しても之を擊破し得るだけの實力を常に保持すべきは勿論、更らに緊要なるは東亞諸民族に我が東亞新秩序並に之れが共榮圈の確立の麗はしき真精神を理解させると共に、之は單なる口頭禪でなく事實を以て示めし以て共榮圈內にある各民族が自から走つて日本の傘下に集まる事が出來るやうな大海の襟度と雅量を掌に涵養する事が何よりも必要であると確信する

02 退藏物資の供出 具體案を考慮中 三宅司法次官答辯
03 第二學校義勇號 けふ命名式を擧行
04 白衣の勇士內地へ
05 小林前總督が 拓南塾顧問に
06 圖像:國民學校新教科書
07 寺廟整理委員會
08 基隆愛婦の誇り 赤誠の軍用機献納金募集 割當の十數倍突破
09 青年隊結成打合
10 表彰された保甲役員
11 南方進出と本島青年(十) 打建てん東亞永遠の平和を/陳蕚芳報社消息
12 宜蘭市會(一日で閉會)
13 消防に淡水河利用 一旦有事の際に備へる 北署の實地演習
14 三中學の昨日 迄の志願者數
15 左黨に親心 內地新造酒二種を移入
16 新體制運動 實踐化が主眼 保甲規約標準改正につき 白人新竹州警察部長談
17 新竹女校友會 音樂舞踊會
18 ときのこゑ
19 香取丸無電
20 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 物價調整會議 全島經濟統制課長參集 けふ市內協和會館で
02 鮫皮檢查統制會 本日臺北で開く
03 臺灣青果總會
04 旭電化高雄工場 四月頃に操業開始
05 砂糖鐵道輸送 目下最盛期に入る
06 戰時公債消化策に貯蓄組合法案誕生(下)
07 組合の統合に關し 昨日最後の懇談會
08 食堂喫茶店等の 飲食品價格公定 來る三月五日より實施
09 二月來の製糖步留 向上したが依然惡い
10 味素販賣會社 昨日株主總會
11 家庭必需品統制會社本日創立
12 照明燈
13 市價及商況 廿七日
14 第四十四期決算公告/株式會社華南銀行
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 南投神社御造營 整地九分通り完成 境內に植樹を計畫
02 若人の意氣軒昂 東港郡聯青查閱
03 新埔庄協議會
04 內地增產挺身隊 前期班の實踐報告(三)
05 竹北經濟座談會 豆子埔保甲事務所で
06 新竹州北三郡の租稅完納
07 霧峰部落競勵會 けふ中新會第一分會道場で
08 大肚庄趙姓改姓名座談會
09 卅三萬圓の豫算決定 員林街協議會終了
10 インチキ賭博器 設置で檢擧さる
11 臺東廳追加豫算 臨時協議會
12 有益な意見吐露 北斗街協議會
13 南投公保護者會 定期總會を開く
14 安業管內保正當選者發表
15 ローカルセクシヨン報社消息
16 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 高雄港灣防諜聯盟 きのふ盛大な結成式
02 畜牛の五割增產 臺南州下の山地へ
03 姜黃の蒐集で大童
04 增產一路8 胸を打つ養鷄報國 三百羽で結構生活できる 臺北州種畜場種鷄部(一)
05 正しい值段 明るい取引
06 防空壕を設置 花蓮港市役所前に
07 魚業の一大躍進 臺中州水產會總會
08 鄉軍彰化分會員強行軍
09 國防献金と恤兵金(上) 一月中臺北武官府馬公要港部取扱
10 新豐部下小公學校卒業式
11 林業の振興獎勵 高雄州の農會で
12 分團制に改組 彰化市の防衛團
13 米榖增產督勵 廣谷廳長が
14 屏東市會(續報)
15 八十歲翁が献金
16 花蓮港武道對抗大會
17 消息
18 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 北京感想錄(三)/張深切海外遊記散文小說
02 珊瑚樹 外國通文化論 新潮三月座談會
03 新映画評 臺灣文藝家協會推薦 「大日向村」を評す
04 ラヂオ
05 心聲漢詩

散策/郭茂松、輓張純甫先生/郭茂松

06 祝改題
第10頁
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