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臺灣新民報1940年3月

夕刊第1版
序號 標題
01 共產第八路軍を覆滅 南宮東南地方に於て
02 上思附近の掃蕩戰 敵遺棄死體二千四百
03 南昌西南方で 敵を完全に擊破 我諸部隊大戰果を收む
04 議會の會期延長 一兩日は已むない
05 民族優生法案 今議會提出を見合せ
06 眾院豫算總會
07 對外融資法案 米下院を通過
08 追加豫算案を 眾議院に提出
09 滿洲國建國の記念講演會 日比谷公會堂で
10 イギリス空軍 獨都偵察飛行
11 阿能川鑛山會社を設立
12 ルーマニアに對し ドイツが重大提案 國境保障を條件に對獨原料輸出
13 ベルビエール市民(ベルギー) 續續避難を開始 獨の春季攻勢を前に
14 アムステルダムに 外國機が飛來
15 獨人九名、橫濱港で 我が方へ引渡さる
16 圖像:江南運河を利して○○部隊猛進
17 “戰後世界經濟再建” 米が各國政府と協議を進む ハル長官興位の言明
18 ヒ總統の和平條件提示とは 全く的外れの觀測 ウ次官には相當期待
19 米上院委員會は 成行靜觀の態度 對日禁輸案に對し
20 ウエルズ次官 チユーリツ着
21 明日の天氣
22 水滸傳(66)/黃得時;榎本真砂夫
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 供米‧節米報國興亞生活運動 あす全島一齊に開始
02 奉祝綜合美術展 絢爛たる美術の秋を實現 美術界を總動員して
03 御下賜品傳達式 あす基隆市一所で
04 稅制記念日 基隆市の記念行事
05 新竹畜產會總會 何れも原案通り可決
06 圖像:全島教育課長打合會
07 瀨谷司令官が遺族を弔問
08 爆發原因は 炭火の引火
09 見事完納 基隆市の地租
10 圖像:廣東着の龍風號
11 闇取引徹底的に膺懲 指導から摘發へ 南署經濟係乘出す
12 外務官吏の筆禍問題 近衛聲明を全面的に否定 各方面に波紋を投ず
13 特別會計(パス)を審議 第六日目の臺北市會
14 臺灣陸上軍は 四日比島出發 歸臺の途に就く
15 遺家族授產講習所 第二期を開始 愛婦高雄州支部主催
16 代用品萬能の獨逸 泥炭で家具を作り 人造樹脂で義齒
17 產組記念日 高雄州の行事決定
18 何處迄續くか 流腦臺中州を襲ふ
19 高雄中の卒業式
20 新竹州下の火災 本年に入つてから激增
21 日本華僑總會に 在臺代表を派遣 一行はあす東京へ
22 風紀を亂す 不心得な若者
23 豪勇マ將軍
24 內地珠算競技會に參加
25 定期航空
26 人事消息
27 街で拾ふ
28 今夜の放送
29 商況 廿九日 前場
30 今日の興行
31 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(15)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 月經と身長には 面白い關係がある
03 圖像:春の帽子(其四)
04 電氣節約虎の卷(その六) 一寸した工夫で 明く出來る街路燈 照明智識普及會發表
05 大勢でふかす煙草が ビル病の最大原因 換氣法の改善□急務
06 兔と鯨肉の料理 時節柄安い材料で 美味しく作れる
07 圖像:東京の金集中週間
08 農村に殊に多い 寄生蟲を撲殺 厚生省技師加藤英市氏談
09 肉のつけ燒
10 山家も出來る 豆腐の茶碗蒸
11 ウニトロの酢のもの
12 小包の宛名を 手輕に防水する法
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 六十九歲の爺さん 海上で鯨と取組む 長崎縣大村灣の捕物
02 滿洲國の兵役制度 來年の三月に公布
03 圖像:東京市主催のひなまつり
04 歷史智識の殿堂 二千六百年室 德島の池田小に
05 これは珍らしい 校內を汽車 が通る 日本一づくめの新舞鶴小
06 圖像:古今東西お雛樣比べ(四)
07 物の硬さと音の速さ どうして計りますか 子供の科學智識
08 童話 失くなつた卵/神戶雄一
09 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 適正賃銀を確立 吉田厚相が答辯 眾院本會議頭條新聞

【東京二十九日發同盟】二十九日の眾議院本會議は午後一時十分開會直ちに日程に入り

一、會計檢查院法中改正法律案を委員附託とし次で

一、職業紹介法中改正法律案

を上程吉田厚相より提案理由の說明あり質疑に入り

井上良次氏(社大)

政府は物のみを統制して勞働問題を重要視してない、勞働の神聖、國家的價値に就てどう見てゐるか、昨年全國三百四十餘の國營紹介所を動員して得た新規勞務者は重工業方面を充足したに過ぎない、今後飛躍的な重工業の發展、生產力擴充に對處し政府は勞働統制の目標を何處に置くのかと賃銀問題、婦人勞働問題の全般に亘つて政府の所信を質す

吉田厚相 勞働力を商品扱ひにする考へは第一次歐洲大戰後においてはあつたやうであるが現在は產業報國の精神に基いて行はれ勞務者の生活刷新等を合せて統制を期する考へである、適正賃銀に就ては殊に熟練工の適正賃銀が確立して居らず、また初給賃銀以外の賃銀に就ても速かにこれを設立するため攻究中で近く確立を見ることと思ふ、十五年度勞務動員は物動計畫と睨合せて行ふつもりである、歸還將兵の復員對策は戰時、平時を通じて益々大切となるが產業界の理解と相俟つて銃後の後援、職業紹介所等と一體となり萬遺憾なきを期したい、婦人勞働者に就ては我國の婦人が輕工業のみならず重工業方面に非常なよい技術を持つてゐるといふことが立證されたので母性としての立場を考慮の上適當な措置を執りたい、各省間に分散してゐる勞働行政を一元化することは必要なことと思ふが今直ちに厚生省にこれが中央機關とも言ふべきものを設置する考へはない

斯くて市町村義務教育費國庫負擔法改正法律案委員會に併託

一、樺太鐵道株式會社所屬鐵道買收の為め公債發行に關する件、外八件を質疑なく委員附託とし

一、昭和九年法律第四十五號中改正法律案(貿易調節及び通商擁護に關する件)(貴族院送附)

木村大藏政務次官より提案理由の說明あつて質疑に入り

世耕弘一氏(政友久原派)

政府は飽くまで貿易者を設置する考へはないのか、更に商機を巧みに捕捉するための委員會を設置する考へはないか

藤原商相 貿易省設置については現內閣は新しい立場で目下慎重に研究中である貿易省に代るべき委員會等についても未だ確定的なことを云ふ時期に至つてゐない、我國の製品は現狀に於ては原價が多少高くなつてゐるがそれでも世界の水準に比べればまだまだ安く且つ歐洲戰爭の勃發等に依つて中南米方面に入つてゐた外國品も相當減少してゐるので日本品を歡迎する向が強くなつて來てゐる、この際政府は貿易の伸張に對しては出來る限り努力する

代つて田原春次氏(社大)より貿易省問題、物價問題について質した後、赤字公債委員會に併託次で

一、裝蹄師法案外一件

を委員附託として午後三時三十九分散會

02 旱害の狀況と對策 土屋農務局長が說明 眾院豫算總會
03 圖像:眾議院懲罰委員會
04 蓬萊米の販賣收益 石當り五圓廿五錢
05 外米の賣出價格 卅四圓見當で 拂下げ
06 日肥會社法案 近く議會に提出
07 興亞債券を發行 大藏省、實現化を集ぐ
08 真の統製は精神から 貴院豫算總會中山氏が力說
09 齋藤氏の懲罰 委員會の審議打切り あすの本會議で決定
10 自發的議員辭任か 民政黨、齋藤氏に勸告
11 預金部運用委員會 十一案件を附議可決
12 全日本華僑協會 留日華僑統一團體として結成 六日發會式を擧行
13 獨機、パリ地方空襲 廿六、七日三回に亘り
14 獨機二機不還 英一機擊墜さる
15 全島教育課長會議 第一日は師範卒業生割當打合
16 獨逸側に引取らる 一應の取調を終へて
17 俵總務、小山議長 進退を考慮か
18 英側の態度は丁嚀 山田課長經過を語る
19 北支訪日佛教徒視察團來朝
20 けふの兩院
21 高砂丸無電
22 今日の天氣
23 日本郵船基隆出帆
24 大阪商船臺灣出帆
25 東亞海運
26 大連汽船
27 第四十二期決算公告/株式會社華南銀行
28 第二回決算公告/株式會社乾袁藥行
29 辰馬汽船
30 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 警防團結成と保甲制度改廢社說

內務省では新聞紙上で屢々報道された如く、從來の消防組と防護團とを改組統一して警防團を組織することに決定、來月一日より施行されることになつてゐる。同警防團は防空、水火消防其他の警防に從事するのであるが、之が實現の後は傳統ある消防組の名が消え、又事變來華々しく活動して來た防護團を解消される理でめる。本島では昭和十一年八月臺灣國民防衛規程制定せられ、國民防衛制度確立と同時に防衛の實行機關として防衛團を組織し市尹街庄長を團長として各主要地又は必要なる市街庄每に之が結成を見たのであるこの防衛團も中央の警防團令に準じて警防團に改組すべく過般來督府內務局と警務局との間で着々結成準備を進めてゐるこの防衛團の改稱改組して警防團となすことには固より問題はないが、之に保甲壯丁團を編入すべき論が府內務局で有力に擡頭し、目下折衝中である。然らずんば同じ警察系統指揮下に警防團あり、保甲壯丁團あり、而も同一人の人で兩役を勤めなくてはならない樣では重複繁瑣を免かれず、一旦非常事變あつた際には却て活動の圓滑を缺く虞なしとは云へない。恰も今までの自治團體指揮下の區會と警察指揮下の保甲との間に仕事上時折り矛盾を來たし、屋上架屋の弊害あるに鑑み、保甲壯丁團は當然警防團に編入さすべきものと考へるのである。此意味に於て目下內務局と警務局との折衝如何は誠に注目に値するのがある。

元來保甲壯丁團は保甲內外の天災地變其他外來の危害を警戒防禦の責に任ずるための警察補助機關にして、消防組は水火災害の警戒防禦鎮火排水丈の單一任務である。この兩者を打て一丸となし、地方長官監督下で警察局が之を指揮監督することは誠に合理的にして當然の行方であると。然らば明治三十一年に發布した本島の現行保甲條例は明治四十二年に多少の改正を加へたまま今月まで之を施行して來たのである。抑々この保甲制度を設けた當初の目的は民眾の自治的精神を基幹として連帶責任をもたしめ、自懲他戒以て地方的社會生活の厚生を圖り、保甲內外の安寧秩序の維持にあつたのであるが、その後本島社會の進運に伴ひ、改正地方自治制度に布かれ、部落振興會、區

管、町會、方面委員、青年團、防衛圈等々の團體が陸續として結成された後の保甲と云ふものは殆んど仕事の領分を失ひ、無為の形骸として、唯本島統治史上の一遺物として存立してゐるに過ぎない。

斯く煎じ詰めれば現行保甲制度の存續を理由づけるものは獨り壯丁團のみである。この唯一の機關たる壯丁團の活動を圓滑に、且又新時代に相應すべく之を警防團に編入して防護の一元化を實現し、以て國土防衛の完璧を期することは最も時宜に適した目論と謂はねばならない。從て警防團結成後の保甲制度なるものは更に存立の意義を有しないこととなり、本島民永年の要望であり、各地の州會市會で要求されて來た本島保甲制度の改廢問題はこの警防團の誕生を契機に斷行すべきである。今やこの清朝時代の遺物を何時までも存置させることは本島民の恥辱たるのみならず、現代的文明國家の體面にもかかはるものとして一日も早く之を改廢すべきである。況や國民再組織の叫ばれてゐる今日、舊態依然の保甲制度を廢止することは當然過ぎる程當然の措置であてもはや躊躇する餘地はないと信ずるのである。

02 市バスに論難集中 審議六日間全議案を可決 臺北市會きのふ閉幕
03 新臺北驛と市バス 乘入れに鐵道部反對 双方の折衝に市民注目
04 名譽の戰傷者 きのふ原隊から發表
05 臺北市會雜觀 五、六兩日
06 邪教大本の一味に 最後の斷罪 出口王仁三郎は無期
07 產協新竹支會記念日行事
08 “臺灣時報”の刷新 名稱を「臺灣」と改め 四月號から面目一新
09 山本米穀局長新竹へ
10 基隆中卒業式二日擧行
11 伴野高等法院長來新
12 “窄き門”の入試迫る 臺北市內中等學校の募集要項
13 臺興宿舍燒かる きのふ二結の火事
14 ときのこゑ
15 訃文:林火木
16 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 愈よ南庄炭田の開發 年五十萬瓲を掘出す 督府積極的に助成
02 稅制革新記念日 けふ全島一齊に行事實施
03 臨時配合肥料の公定價格決定 けふ官報で告示さる
04 大豆油粕販賣價格公定 市價より二圓以上引下
05 下旬貿易
06 赤糖島內消費激增 二種糖で賣出す者あり
07 紐育砂糖市況
08 臺銀利益率三割 配當年六分据置
09 本島の公債發行高 一億五千七百萬圓 鐵道費が大半を占む
10 天然瓦斯研究所 獨立して昇格 經費は議會を通過
11 競馬令施行規則 一部を改正公布 當局、談話を發表
12 十三年末組合員數 四十五萬人に肉迫 運轉資金一億六千萬圓突破
13 タイヤとチとユーブ 本島への割當決定 更に五萬組を要求中
14 パイン罐詰原料 買收方法を協議
15 蜜糖の價格決定 近く告示されん
16 乾元藥行總會 二割配當を可決
17 臺灣澱粉聯合會 近く創立總會
18 二重價格制採用 滿洲國政府で考慮中
19 照明燈
20 市價及商況 廿九日
21 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演
03 詩吟
04 朝の修養 「家族的國家」/乙竹岩造
05 子供の時間 童話劇
06 圖像:獨伊へ行く古代人形
07 圖像:齋藤大使をしのぶ集り
08 趣味娛樂 寛壽郎の滿洲旅行
09 「カツスル夫妻」/飯島正
10 多摩川二作品 最高潮
11 「明月赤城山」
12 圖像:「不思議なヴイクトル氏」の一場面けふより國際館で上映
13 大船清水宏の野心的新作 「みかへりの塔」
14 武者小路作品の初映畫化 「幸福な家族」
15 「歷史」クランク開始
16 村山知義の新作 「明治建設」
17 「新版河內山」
18 新ちやつきり金太
19 家庭の秘密 先づ信州ロケから
20 映畫世界賞 授與式繰上げ
21 草島、淡島の丸髷姿 妻よ何處へ 
22 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 入れたり“貯金筒” 參百四拾壹圓也 豐原公、其儘恤兵金に
02 二林街の邱氏 全家族を改名
03 斗六家政女 地久節に開校式
04 勤行報國青年隊 斗六郡の入隊者決定
05 節米、供米に 湖口庄で臨時保甲役員會
06 諸稅完納 南投稅務出張所管內
07 組合員增加を計る 湖口信購販組合
08 恐ろし腦膜炎 三千七百圓を喰ふ 僅か數日間の騷ぎで
09 市政概要並に豫算編成大綱(二) 大關屏東市尹演述
10 南投郡名間庄
11 愛國黃麻栽培に 中間搾取の惡弊 豐原街協議會で暴露
12 本庄總裁、失明軍人教育所視察
13 釋放者保護普及映畫會
14 各地街庄協議會
15 セパード手柄 賊を逮捕
16 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 海運統治令施行規則 (下)二十五日公布實施
02 圖像:パデレフスキー氏ポーランド人大會へ出席
03 圖像:パールバツク女史近況
04 大臺中市の施政方針(二) 安銓院市尹演述
05 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 四千八十七萬餘圓の 尨大豫算を爼上に 臺中州農會總會開催
02 興亞奉公日行事 徹底的に實施 臺南署が業者の自肅喚起
03 原案通り可決 一瀉千里に議了 臺中畜產會總會
04 賦課率問題で 一寸もめる 彰化水利組合評議員會
05 圖像:二‧二六事件四周年
06 臺中市の公學校に 志望者人員確定 適齡兒童の八二%一八
07 三日に演奏會 屏東高女で
08 適齡者に對し 檢查と訓練實施
09 高砂族の青年 表彰金を献金
10 嘉義出張所管內 完納の好成績
11 嘉義聯合青年團 查閱式を擧行 千八百餘名の團員集る
12 高雄州下の中等學校 試驗日割を確定 三月二十一日より開始
13 嘉義市近郊の 集配區域變更 三月一日より實施
14 武道大會(三月二日) 鄉軍彰化分會主催
15 セメント事件 派生的に進展 臺南經濟警察の手で
16 街庄吏員の講習會
17 屏東驛擴張の意見書
18 能高越道路視察の 一行花蓮港街に着く
19 嘉義農林(五日) 卒業式擧行
20 明治公で皇民教室完成
21 毆打されて被害者死亡
22 人事報社消息
23 消息
24 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(38)/張文環;陳春德
02 秦淮の畫舫/知足庵
03 珊瑚樹 チエコの小歌 ロンドンに登場
04 岡山三郎助の藝術/遠山孝
05 圖像:庭木を荒らす害蟲の色色(一)
06 命題の樹立(下)/野村尚吾
07 文化消息
08 草山に遊んで
09 圖像:水ぬるむ(春のスケツチ)
10 心聲漢詩

祝皇紀二千六百年恭賦/櫻癡 莊玉坡 瓊州、祝皇紀二千六百年恭賦 其二/櫻癡 莊玉坡 瓊州、祝皇紀二千六百年恭賦 其三/櫻癡 莊玉坡 瓊州、祝皇紀二千六百年恭賦 其四/櫻癡 莊玉坡 瓊州、放生金錢豹兒一隻口占/櫻癡 莊玉坡 瓊州、詠所獲宣德金華爐/櫻癡 莊玉坡 瓊州、放生海鷗四隻有作/櫻癡 莊玉坡 瓊州、訪蔡伯毅先生/莊幼岳、歲暮懷櫟社諸前輩/莊幼岳、和幼岳歲暮懷櫟社諸前輩韻/呂蘊白、春夜梅花書室訪莊幼岳君/蔡柏樑

11 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 官吏制度の改革問題 いよいよ實現を期す 首相、具體案作成を下命
02 恩給法の改正案 けふ議會に提出
03 圖像:選擧法案に關する眾院各派交涉會
04 新竹州警務部武道爭霸戰 八日から開く
05 東大經濟學部長 森莊三郎教授任命
06 二勅令公布
07 滿洲國の建國節 慶祝に沸き返る
08 新民會を改組擴大 華北民眾を指導統一
09 時宜に適したもの 北支軍の當局談
10 英國側に嚴重抗議 英商怡和洋行汽船が 福山自衛團員を射擊
11 議場で辯明して 議員辭表を提出 齋藤問題五日頃解決
12 體力管理案を上程 外地適用は尚早(拓相答辯) 貴院豫算總會
13 ジ要塞線の延長工作か 白、和兩國境迄
14 人氣者の筆頭はがンヂー
15 ドイツ政府 獨白國境交通制限
16 比島次期大統領 オ現副大統領に決定せん
17 縣道政聯絡員 新民會に統合
18 明日の天氣
19 水滸傳(67)/黃得時;榎本真砂夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 精動運動の再出發 國民的人氣ある大物を選び 中央聯盟改組を急ぐ
02 消極から積極へ 政府の機構改組方針
03 大臺北市の美化 鋪裝、新設道路、下水等 十五年度のプラン決定
04 御下賜品傳達式 基隆市役所で嚴かに擧行
05 圖像:近衛文隆君廣島驛に着く
06 一市九郡完納 臺北州下の納稅好成績
07 獨潛航艇活躍し 英商船大脅威 日常品の缺乏甚し
08 訪粵婦人使節團 高砂丸でけふ寄臺
09 赤鯛でボる 基隆署で摘發
10 北一中卒業式 けふ盛大に擧行
11 新竹中卒業式
12 邪教大本一味 五十五名悉く有罪
13 賀茂丸東京着く “岸壁に橫付けられないのが遺憾” 原田船長喜びを語る
14 龍風號盤谷出發 一路廣東に向け歸還飛行
15 慰勞金を寄附
16 新竹州廳に 新聞記者室
17 ソ聯肅清工作で 監獄は超滿員 是正に新長官乘出すか
18 遺家族慰安演奏會 臺北琴友會が
19 お米一斤一圓也 殺人的上海の高物價 入港した福建丸の情報
20 紙屑に引火
21 迷射手の手 に落ちた鹿
22 反物泥棒檢擧
23 總督府辭令
24 定期航空
25 人事消息報社消息
26 街で拾ふ
27 今夜の放送
28 商況 一日 前場
29 今日の興行
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(16)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 愛兒の智能檢查法 どこで見定める?
03 赤ちやんの吸入 家庭看護の心得帳
04 蜜柑の果汁で 足首の荒れ退治
05 電氣節約虎の卷(その七) 節電と能率增進に 獎めたい照明改良 照明智識普及會發表
06 圖像:乙女の木樵部隊
07 幼兒の正しい 睡眠の取り方
08 夏は赤く冬は紫に 變る顏の色の手當
09 揮發油代用の 新洗劑の知識 家庭で使ふ時の注意
10 虛弱な子供は 近視になり易い
11 濃に煎茶は 中毒の解毒劑
12 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 二千六百年を祝し 御神木若返へる 宗道神社のケヤキ
02 兒童の「日輪兵舍」 吳市の小學校に建てる
03 圖像:四天王寺五重塔の相輪取付終る
04 日泰親善使節に ライオンの子 入代りに虎が來る
05 遊戲
06 圖像:古今東西お雛樣比べ(四)
07 郵便貯金の種類と我が國の貯金歷史 外國では英國が最初
08 正太の鉢卷/神戶雄一
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 政府今回の措置に 全組合員納まらず 全國的に結束基金造成運動へ 產組保險問題頭條新聞

【東京一日發同盟】產組保險經營計畫問題は一應解決を見たが全國產組員の共濟制度確立の問題は產組にとつては多年の要望であつただけに全組合員は今回の措置に納まらず有馬會頭絕對支持と共に全國七百萬の組合員を動員して基金一千萬圓造成運動を展開すべく一日午前丸ノ內產業組合中央會舘に產組青年聯盟全國代表者會議を開き

一、共濟基金一千萬圓即時醵出

一、保險事業の營利性排撃

一、產組の保險經營獲得

一、議會と官僚の闇取引排撃

の四スローガンを揭げ氣勢をあげ共濟會設置の強行は現下產組の當面せる政治情勢打開への唯一の途にして基金一千萬圓を目標に來る六日から十日まで各府縣別に役職員會を開き七百萬組合員が結束して保險事業に對し正正堂堂邁進することを決議したがこの問題は全國的に猛然たる勢で展開せんとしてゐる。

02 內渡金問題解決す 有馬會頭以下は結局留任
03 廣東日本商工會議所 きのふ創立總會
04 一ユーカレドニア島に 帝國領事館を新設 南太平洋方面の重要性增大で
05 圖像:江南戰線
06 工部局警察復歸問題 圓滿な諒解が成立 上海帝國總領事館當局談
07 二少將、四大佐の感狀 畏くも上聞に達す
08 ソ聯の移民 三萬五千人がシベリアへ
09 追加豫算二案を可決 きのふ眾院豫算總會で
10 銀行預金と郵貯 利下時期でない 櫻內藏相が明言
11 刑法改正案次の議會に提出 法相答辯貴院豫算總會
12 現行治維法の改正
13 眾院米穀委員會休憩流會
14 けふの兩院
15 三井銀行總會 定款變更を可決
16 ジ駐支米大使 重慶に到着
17 米の對外融資法案 二十九日兩院通過 對支融資其□承認は疑問
18 ウ米特使の訪獨 ドイツ政府が發表
19 ソ軍戰果を擴大 保壘二百七十個占領
20 ヴ市の陷落 時間の問題
21 軍市費三千萬磅 印度に交附 英議會に法案提出か
22 筆禍の米內山氏 依願免となる
23 昆明の食料饑饉 米一石が百廿元
24 片つ端から大鐵槌 河北省中南部の共軍に
25 今日の天氣
26 辰馬汽船
27 大連汽船
28 日本郵船基隆出帆
29 大阪商船臺灣出帆
30 東亞海運
31 第八十一期昭和十四年度下半季決算公告/株式會社臺灣銀行
32 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 聖戰目的は新東亞建設 首相が八紘一宇の精神宣明社說

去る一月二十四日貴族院本會議において、建部氏の八紘一宇の東亞新秩序が如何にしてもたらされるかとの質問に對し、米內首相が八紘一宇とは神武天皇御創業の大精神であり、宏大無邊の御仁德を普ねく天下に布き、ひろめ給ふところの大御心であると拜察して居ります。また東亞新秩序の建設を要約すれば抗日容共の指導精神をもつてゐる蔣政權を打倒し、支那を完全なる獨立國とし、日滿支ともに善隣親交の實を舉げ、經濟的にも提携關係を結び、なほ防共の強化をも計るといふことであつて、かくして東亞永遠の平和が來ると考へて居ります。そして支那事變の目的は東亞に於ける新秩序の建設、肇國以來の國是である八紘一宇の大精神を實現するにあるから、謂はゆる侵略戰爭とは根本的に異りこの聖戰の大目的が達成するならば、敢へて領土や賠償金を要求せぬでも國民は滿足するものと信じて居ります。事變處理の根本方針を一層國民の間に徹底せしめ、苟くも不滿を生ずることなきやう努力したい云々と極めて簡明に答辯されて一般國民の正しき理解を求めてゐるのである。

元來支那歷代の國家は「國君仁を好めば天下に敵無し」といふ如く、古來支那の統治は凡て仁政を以て治國の根本要諦としてゐる。敵に齊人燕を伐つて之れに勝つたが孟子教へて曰く、之を取つて燕民悅ぶなら取り、悅ばぬなら取る勿れと。そして國君仁政を行へば燕民は自己を水火の中より救ふ如くその上に身命を捧げて親しむものであるといふやうな國柄である。またその反面に於て力を以て仁を假るものは霸である。德を以て仁を行するのは王である、霸道に依つて人を服するものは心服に非ず、王道を以て人を服するものは中心より悅んで誠に服するものである。故に德を以て仁を行ふ者にその大を待たずして王である。また天下を得る道にその心を得るにあり、その民を得る道はその心を得るにあり、その心を得るの道に民の欲する所を與へてその惡むを施さないといふところにあると云はれたが、要するに支那古來の謂はゆる治國平天下の大道は仁德を施して民心を獲得するに歸着するものである。

今や支那事變を契機として八紘一宇たる我が建國の大精神を宣明して、神武天皇の宏大無邊なる御仁德を東亞の天地に普ねく布きひろめ給ふ機運に際會し我等一億の國民たるものの責務も正に重且つ大たるを感ずると共に、敢へて區々たる領土や賠償金を求めずとも、謂はゆる大乘的見地よりして、來るべき新東亞秩序の建設こそは物心幾多の犧牲を償つてあますなきを信ずるものである。上述の如く、德を以て仁を行ふ者は東亞の天地に敵がない筈である。虐げらるる彼等の生活を救うて支那古來の仁政に優る八紘一宇の皇道精神を普ねく宣揚すれば、正に四方より簞食壺醬を以て王師を迎へるが如く信頼され、敢へて區々たる領土を求める必要も生じないであらう。又目前巨大な事變公債は將來支那と經濟合作を為し、それから生ずる利益を以て國債償還に充てる途も期待し得るから、敢へて賠償金の名義を求める必要も感じないであらう。是れ卽ち米內首相の一般國民に徹底せしめたい事變處理の根本方針であり、又八紘一宇の大精神の存するところであらうと思ふのである。

02 中間米作の面積と臺灣米の增產對策 來年度水田造成二萬九千甲
03 臺灣島民の皇民化 時機到來を確信す森岡長官答辯
04 三角埔に大公園 十五年度に豫算を計上 市民の慰安所近く出現
05 圖像:廣東姑娘も雛祭
06 基隆防諜聯盟 常任委員會
07 高千穗丸出帆報社消息
08 “部振”を改組 一保一振興會へ
09 海國日本の功勞者 顯功章の候補者 近日中銓衡に着手
10 時局雜感/竹內生
11 圖像:訪粵婦人使節團寄臺
12 臺北州產組實務競技會
13 臺北州警察幹部異動發令 保安課長は金丸氏
14 ニクロ移民の流入に怯ゆ 加州當局手を燒く
15 中等學校長大異動 本月下旬行はれん 新設校長補充を繞り
16 一流官舍荒しの 龔義雄ヤーイ 南北兩署の追跡急
17 北二中卒業式
18 ターキー歸る 鎌倉丸橫濱に入港
19 出征軍人家族洋裁講習會
20 新竹小公卒業日割
21 機關長斬らる 加害一味逮捕
22 人夫の喧嘩
23 臺北市日新國語講習所
24 定期航空
25 人事消息
26 ときのこゑ
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 石炭增產會を 大藏省で峻嚴削除 一兩日中藏商兩相政治的折衝
02 本島パイン產業 受難時代來る 生產と販賣部門とも
03 購買費を增大し 專賣品供給力擴充 十五年度に二千五百萬圓
04 石炭輸送に全力 基隆在炭四萬瓲
05 躍進の本島經濟界 臺銀、年と共に堅實加ふ 總會席上に於ける水津頭取の演述
06 臺銀總會 年六分配當可決
07 臺銀幹部異動
08 管理米買上實績 三百卅八萬餘袋 積出は二百八十餘萬袋
09 米穀が原料の製品 近く使用制限の府令
10 所得稅免除規定 酒精製造事業等に對する
11 本島の郵便貯金 四千三百萬突破 “貯蓄獎勵”大いに奏功
12 生保事業概況(十一月中)
13 經濟手帳
14 照明燈
15 市價及商況 一日
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 米の增產と品種/寺尾博
03 立體講談 「新門と小鐵」/神田伯龍
04 琵琶
05 料理
06 お話 「航空母艦と豆戰艦」
07 子供の時間
08 室內樂
09 圖像:近衛公橿原神宮に參拜
10 ハリウツドは妙な所 ロマンスは亂れ飛び スターは結婚に惱む
11 圖像:故市川左團次葬儀
12 文字通りの總動員 東寶の「蛇姬樣」
13 須山真砂樹演出 「妻よ何處へ行く」
14 田中監督野心大作 「家庭の秘密」 豪華キヤスト
15 圖像:デパート風景
16 高山廣子の妹 日活入り
17 新興東京の製作陣
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 臺南州指定の部落振興發表會 廿日、曾文郡で開く
02 歸還の松井氏 海山郡で盛大に出迎へ
03 能高郡下小公學校 卒業式日割
04 褒賞授與式 旗山柑橘組合で
05 能高郡の献金熱旺ん
06 供米‧節米を徹底 竹東郡各地で講演會
07 市政概要並に豫算編成大綱(三) 大關屏東市尹演述
08 圖像:航空寫真が出來る迄
09 產組記念日 海山共榮會の行事
10 出征軍人家族慰安會
11 各地街庄協議會
12 ローカルセクシヨン
13 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 青少年雇入制限令 臺灣は九月一日より施行
02 陸運統制令
03 圖像:日米、獨米の寫真電送
04 圖像:爆沈の照國丸船長等歸る
05 大豆增產に ドイツが乘出す
06 大臺中市施政方針(三) 安詮院市尹演述
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 產組記念日をトして 貯蓄強調週間實施 高雄で州民の勵行強調
02 州下二市、二郡に亘り 時難克服大野外演習を實施 臺中鄉軍聯合分會主催
03 稅制記念日に 表彰式を擧行 花蓮港廳に於て
04 貯蓄強調週間 行事の打合會 二日高雄州廳で
05 大彰化市の施政方針(一) 小島市尹演述
06 彰化曹洞宗 講習會開催
07 陸軍記念日に國民貯蓄組合大會 高雄神社に於て開催
08 市の振興策樹立のため 內地の港灣都市視察 安詮院市尹、入佐、調兩市議が
09 圖像:獨伊海軍武官來朝
10 臺中米穀配給組合 創立總會を開催 滿場一致原案を可決
11 違反者には 違警令を適用 牛馬車の排泄物掃除
12 麻豆佳里街民渴望の上水道近く通水式 今月上旬頃盛大に
13 卒業式のトツプ 臺南一中證書授與 卒業生百十一名
14 興亞奉公日の諸行事を強調 花蓮港街官民が
15 供米、節米報國を 嘉義市が運動
16 壹萬甲步浮び上る 灌溉施設を強化 臺南州の對策に期待
17 新政權樹立で 島內華僑と懇談 藍、施兩氏屏東で語る
18 臺中畜產會總會 質疑應答續報
19 何にが彼を 切腹さしたか 農夫再度の自殺行為
20 店員講習會終了式(彰化)
21 高樹庄で蔗作優勝祝
22 甘蔗畑三甲步 燒失さる 石炭殼の不始末から
23 臺南公會堂で時局展覽會 一日より開催
24 ソ聯捕虜時事 問題試驗に落第
25 人事
26 人事消息
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(39)/張文環;陳春德
02 兒童文學論(上)/神戶雄一
03 珊瑚樹 日本風、西洋風 近頃の新人小說
04 南都隨筆 詩人吳梅村の風格
05 圖像:庭木を荒らす害蟲の色色(二)
06 父と讀書(上)/堀口大學
07 圖像:水ぬるむ(春のスケツチ)
08 文化消息
09 心聲漢詩

東山手植梅花盛開喜而有作 其一/小魯、東山手植梅花盛開喜而有作 其二/小魯、東山手植梅花盛開喜而有作 其三/小魯、東山手植梅花盛開喜而有作 其四/小魯、東山別墅梅花盛開傚作二律 其一/燕生、東山別墅梅花盛開傚作二律 其二/燕生、送少奇之東京/一吼、送少奇君東渡/洪元煌、謹次辜菽廬先生除夕感賦原玉/吳蔭培

10 新刊紹介
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第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 敵の厭戰氣分深刻化 中央政府誕生を目睫に
02 今後數年間增稅せぬ 櫻內藏相の答辯內容
03 砂糖の一元的 配給統制機構 糖聯立案に着手
04 圖像:齋藤問題の民政聯合會
05 圖像:產組問題解決
06 定期敘位
07 ウ特使伯林に入る リ外相と第一次會談
08 “斷じて鉾を收めぬ” 英の經濟的抑壓粉碎まで リ外相說明
09 壯烈、護國の散華 海の荒鷲の勇士達
10 ルーマニア政府 豫傭兵廿萬召集 對ソ國境に兵力集中
11 遷都準備委員會 本部を設く
12 物價對策審議會 あすの臨時閣議で 官制案を附議決定
13 全支の對外貿易 貿易尻堅調に好轉
14 セメント配給統制規則公布
15 倫敦官邊に好印象 工部局で
16 伊國向け獨貨も 拿捕を實施 イギリス政府發表
17 希臘汽船觸雷沈沒
18 佛戰時經濟統制強化新法令を發布
19 總督府辭令
20 明日の天氣
21 水滸傳(68)/黃得時;榎本真砂夫
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 全印の不服從運動 英の出を俟つて時期方法を決定
02 國民學校教則案可決 きのふ調查委員會で
03 要求教員數に對し 二百六十餘名不足 教員割當難解消せず
04 圖像:釋放された獨逸人のび
05 圖像:廣東姑娘も雛祭
06 天然ガス充填販賣所竣工
07 白衣の勇士 內地へ歸還
08 島都に公設產婆 “產めよ”の國策に順應
09 警官が反猶太的運動 紐育で千名逮捕さる
10 島民赤誠の献金 海軍武官府取扱(二月中)
11 臺北州防空委員會 來年度の計畫を審議
12 廣東丸出帆
13 バナナの代用食は 尚研究の餘地あり 一週間試食の實績
14 基隆漁業共同組合 一日水產館で發會式
15 ライオン出沒? 正體は牧羊犬と判明
16 圖像:山崎畫伯作品展
17 忌明に献金
18 正木直彥氏逝去
19 醉漢に說諭
20 臺南親友會總會
21 臺灣バーテンター協會
22 定期航空
23 人事消息
24 街で拾ふ
25 今夜の放送
26 商況 二日 前場
27 今日の興行
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(16)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 一粒の米、一本の釘 皆重要な國家資源 協力一致物資を愛護
03 種痘の心得 繃帶して保護するとよい
04 就學兒童に案外多い 先天性弱視の原因、療法 白內障は人工レンズで見える/高辻マサヱ
05 食バンや海苔卷を 上手に切る法
06 あかぎれやしもやけは ビタミンAの缺乏から 
07 圖像:春の帽子(其五)
08 あたたまる 納豆汁の作り方
09 絹靴下の永保ち法 踵の上がよく切れますね それは靴の罪です
10 圖像:日赤救護班編成式
11 硬い鰹節の上手な削り方
12 林擒は下痢に何故きくか
13 お韓い膝の邊の保溫法
14 鮫肌や荒れた肌に よく効く美容風呂
15 火事を知らぬ消防手
16 硝子の破片を 上手にとる法
17 お茶で眼洗ひ
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第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 魚の皮の着物や ガラス製靴の發明 獨逸の代用品いろいろ
02 朝鮮に寶島 砂金がなんとザクザク
03 圖像:釣り
04 圖像:歐洲大戰より
05 技術日本勉強のタイ國留學生 每年六十名來る
06 皆さんの作品を募集報社消息
07 帽章に古曲盤 小學校の先生の考案
08 圖像:古今東西お雛さま比べ
09 火柴工場の子供達(一) 日本の兵隊さんが大好き 北支よりの子供使り
10 科學兵器の今と昔 木製タンクや藁束の煙幕 (一)勝つたのは矢張新兵器
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第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 總豫算追加案を可決 恩給法改正案を上程 眾院本會議頭條新聞

【東京二日發同盟】二日の眾議院本會議は午後一時十八分開會直ちに日程に入り

一、昭和十五年度歲入歲出總豫算追加案

一、同各特別會計歲入歲出豫算追加案

を上程三十豫算委員長の報告通り可決

一、昭和十五年度一般會計歲出の財源に充つる為め公債發行に關する法律案

一、職員健康保險特別會計法案外四件の關係法案

を一括上程紫安委員長の報告通り可決

一、裁判所構成法中改正法律案外三件

を委員附託

一、恩給法中改正法律案

廣瀬法制局長官の提案理由說明あり質疑に入り

川崎己之太郎氏 (政友中島派)現行法の規定は恩給を支給する年齢が若過ぎる現在までの實例に據れば當然國家の恩給を受けなければならない者でも此恩恵に浴しない者があり當局が調查不徹底であると思ふが如何

廣瀨法制局長官

一、恩給支給の年齢については現在の所方針を變へる考へはないが弊害のないやうにしたい

二、囑託と雇に對しても恩給を支給することについては從來屢々研究したのであるが現狀においては支給することは不可能である軍屬などについても同樣であつてこれに對しては恩給法とは別の立塲から優遇方法を考へるより仕方がない

富吉榮二氏(社大)

一、恩給の加算率の縮減は外地に在る勤勞者に心理的影響を及ぼすものと思ふがこの點に關し政府は豫め考慮してゐるか

一、勅任官以上の管吏が他の營利會社に轉じた塲合恩給の支給を停止する考へは無いか

一、今日の時局に於て官吏のみが身分保障令の適□を受けてゐるのは不徹底である政府はこれを撤廢するの意思は無いか

一、國民の養老年金制度は大家族主義の我國として最も必要であると思ふが政府の所見如何

吉田厚相 官吏制度改革に就ては目下研究中で相當腹を持つて臨みたいと考へてゐる養老年金制度に就ても現下の時局に鑑み具體的に研究する

廣瀬法制局長官

一、外地加算の減額の理由は現在に於ては外地の狀況が著しく變化したことに依るものであつてこれを實施する為に動搖を來すやうなことは無いと信じてゐる

一、改正の重點は恩給の支給を公平にせんとの意圖に基くものである

と夫々答辯をなし質疑を終り會計檢查員法委員會に併託更に

一、損害保險國營再保險法案

一、自動車交通事業法中改正法律案

外一件を夫々委員附託となし同四時二十八分散會した

02 財政は心配なし 櫻內藏相の答辯
03 低物價主義を堅持(商相答辯)
04 圖像:松平貴族院議長閣僚招待
05 齋藤問題依然縺る 裁決延期方申入れに 硬軟兩派が意見對立
06 全國民、事變目的を諒解(首相答辯)
07 金の增產對策(商相答辯)
08 新政權樹立を歡迎 滿國張總理の放送演說
09 對滿事務局次長に 荒川財務官を起用
10 東部の砂金頗る有望 森岡長官、委員會で答ふ
11 蓬萊米の生產費 植場殖產局長の答辯
12 懲罰委員會は六日まで延期
13 スターリンの奮戰振り
14 ドイツの和平條件 英タビストツク卿發表
15 英船、カリビア海で 獨潛水艦に襲擊さる 米艦艇、現場に急行
16 英佛、對米交涉を開始 對獨封鎖問題に關し
17 英護送艦と商船を爆擊 ドイツ空軍が
18 米管案に關し(森岡長官答辯)
19 貴院豫算總會 六日まで延長
20 ウ次官愈よ ヒ總統と會見 二日午前十一時
21 フアシスト義勇兵 伊正規陸軍に編入
22 今日の天氣
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 澱粉販賣機構の改革案社說

近年來島內より內地へ移出するタピオカと甘藷澱粉が漸次增加し、昭和十四年度の如きはタピオカが壹千三百餘萬斤、金額百七十萬圓、甘著澱粉六百九十 萬斤、金額九十五萬圓に達し其の將來性に關し漸く世人の注目する處となつた然るにタピオカの原料たるキヤツサバの栽培に對しては、米糖增產の必要上より其の面積の縮少を政策として取上げられ、甘藷澱粉の原料たる甘藷も無水酒精の原料として利用せんとする關係上、配給統制の必要を生じ、それがために去る一月十四日府令第一號を以て甘藷及キヤツサバの統制規則を公布するに至つたのである。右規則に基いて今後澱粉の原料たキヤツサバ及甘藷の配給は悉く農會の手を經由すると共に價格も從來の自由競爭價格より 一定の規準に安く引下げられる事となつた。それと同時に澱粉の販賣機構に對して統制せざるを得なくなつたのである。

始め農會を管轄して殖產局農務課では澱粉の販賣を農會の別働隊たる臺灣農產興業會社に一手に取扱はしめる考へであつたが、該社は從來澱粉を取扱つた經驗なく、且つ農會が原料の配給權を握つてゐる上に該社を以て更に販賣權を握らしめば澱粉業者に對する生殺與奪の權は悉く農會に歸せられるので、業者は悉く臺灣農業興產會社への委託に反對態度を表明した事は周知の通りである。かくて全島澱粉業者が進んで共同販賣を為さんがために各地の組合を打つて一丸となる臺灣澱粉組合聯合會を組織し本三日市蓬萊閣に發會式を開催する段取となつたのである。

斯くの如く業者が團體の力を以て其の製品を直接共同販賣せんとする組織は內地に於ける工業組合に其の例乏しからず、殊に安い原料と高い製品によつて生ずる過多利潤の內より一部農民へ還元せんとするにも各地の組合を通じて圓滑に行はれるであらうから、極めて合理的な主張であると言はねばならない。唯此處に一つの問題がある。從來の移出業者はこれがために失業を生ずるのみでなく、かかる販賣事務は聯合會が直接之に當るのも□當經費が要るので、一定の手數料を支拂つて從來の販賣機構を利用する方が双方とも便利ではないかとの問題が起つて來る。卽ち從來の移出業者をして組合を組織せしめ聯合會から委託する方法を取るべきであるとの主張る最近擡頭して來たのである。

然るに從來の製造業者の中にも直接販賣を為して來た者もあるから、假りに上記の組合を組織せんとしても當然移出の實績を有する製造業者を包含せねばならなくなるので、此の際寧ろ製造業者と移出業者を相提携せしめ以て販賣會社若くは販賣組合を組織すべきではないかと思はれる。卽ち從来の移出業者の實績を認めつつ製造業者と握手せしめれば販賣の方法なり、利益の還元なり、凡ての方面により圓滑に運用せられるであらうと信するからである。聞くところに依れば澱粉の販賣に關しては殖產局商工課に於て統制案を練つてゐるとの事であるから、此の際最も合理的に構想せられん事を切望して止まざるものである。

02 竹田宮恒德王殿下 南支戰線より御歸還の途次 全島各地を御視察
03 四月から六隻配船 本島と南支、南洋間に
04 伏見丸歐洲へ
05 清宮樣初の御誕辰 きのふ御めでたく迎へさせらる
06 圖像:獨人九名橫濱港外で引渡し
07 サ市大學生 訪日視察團 來る十一日出發
08 國民防空映畫大會
09 至誠奉公を盡す “惟神申孝會”を結成 基隆で趣意書を發す
10 龍風號廣東着
11 生產擴充目指す 帽子編み講習會 全島六ケ所で開催
12 ダ市役所吏員 一齊ストライキ 中部英國某工場にも
13 米國の和平工作(上) 對內ゼスチユアが主
14 葉卷變じて 牛となる 運が裁くこの福引
15 宜蘭華僑新民公會總會
16 佛の珈啡飢饉
17 宜蘭信組の記念日行事
18 空に張る鋼鐵網 “パラシユート彈” 佛軍が使ふ新武器
19 ブラジル派遣の 葉室、遊佐兩選手 活躍して大喝采を傳す
20 佛の非戰時風景 贅澤品を大大的に生產
21 テイツセン氏の沒收財產額
22 衛生思想普及巡回映畫會
23 渡邊千冬子 重態に陷る
24 總督府辭令
25 定期航空
26 今日のメモ
27 人事消息報社消息
28 ときのこゑ
29 今日の興行
30 日本郵船基隆出帆
31 大阪商船臺灣出帆
32 東亞海運
33 辰馬汽船
34 大連汽船
35 訃文:吳張氏查某
36 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米穀增產に新機軸 肥料補助金を支出 追加豫算二百萬圓計上
02 何處へ行くか? 五州米庫組合 當局の救濟方を要望
03 食糧切符制の試金石 砂糖に關する考察
04 樟腦原料保續に 樟苗養成を計畫
05 新產業政策の具現 勸業費を大增額 十五年度‧七百四十一萬圓
06 帝國鑛業開發 シ團社債發行 一千五百萬圓
07 多數出荷を要望 臺灣青果市場聯合會幹部來臺
08 澱粉の販賣に關し 積出商足並揃はず 商工課の態度注目さる
09 “興亞債券”の發行 金融界は期待外れ 貯債とは兩立せぬ
10 九時閉店の可否 警視廳保安部の諮問 に對し贊成店會多數
11 照明燈
12 全漁聯小賣に進出 六大都市に職賣所 魚市場會社は大恐慌
13 米國の生糸須給統計
14 市價及商況 二日
15 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 傷病將士並に遺家族 慰安の午後
03 漫才
04 ラヂオ風景
05 童謠風景
06 園藝カレンダー 小菊の移植と仕立方
07 童話劇
08
09 管絃樂
10 座談會 雛人形を語る
11 長唄
12 料理
13 歌謠曲
14 ラヂオ風景 雛祭り家庭演藝會/水町庸子
15 圖像:亞國使節團長の放送
16 京娘二人姉妹 “仇討戀人形”の最上‧大河
17 趣味娛樂 正しい飾り方は 五段の場合、七段の場合
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 全街民を總動員 體育大會開かる 大溪街‧體位向上に拍車
02 小麥の裏作 豐原郡下の成績上乘
03 供米‧節米 屏東郡で講演會
04 實務競技會 臺灣產組協會旗山分會
05 躍進鶯歌庄の 街昇格運動 一日有力者が當局に陳情
06 市政概要並に豫算編成大綱(四) 大關屏東市尹演述
07 高雄商工振興總會
08 鷄專門泥 又復捕へらる
09 圖像:村社選手結婚す
10 埔里南公學藝會
11 能高郡教化委員會 四日に開催
12 旗山郡道路蓖麻品評會審查日程
13 豐原郡醫師會の總會
14 臺東街協議會 諸議案を無事可決
15 部落改善の審查 屏東郡で六日より一週間
16 嘉義郡聯青團 盛大に查閱擧行 郡下青年團活躍目覺し
17 能高郡自轉車小賣組合發會式を擧行
18 斗六郡小公學校卒業式
19 豐原地方大渴水
20 ローカルセクシヨン報社消息
21 青物相場表 臺北市中央市場
22 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 青少年の雇入制限令解說 厚生省
02 圖像:ヌルミ等渡米
03 圖像:三月一日より首都飯店となる南京亞細亞ホテル
04 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 學級は增加したが 教員不足が頭痛の種 臺中州三百名の補充で大童
02 花蓮港の荷役賃を公定 交通局の英斷で
03 白衣の勇士慰問 臺南實踐女學校で
04 總參謀長訪問の前文相一行
05 興亞奉公日の行事 高雄消防訓練
06 興亞生活運動 彰化市が徹底を期す
07 白衣の勇士を 臺中座で慰問 家政女學校で
08 教員と就職の 希望が大多數 屏東高女足業生の
09 高雄農會新豫算 千五百二十萬餘圓 九日に總會を開催
10 十五日高雄で 分會發會式 臺灣從軍記念會の
11 部落振興會の 研究發表題目 廿五日より鳳山公會堂で
12 神饌田田植祭 彰化青年團奉仕
13 肥料の不足につき バナナ生產者陳情 赤堀州知事を訪問
14 高雄市內の各學校卒業式
15 臺南州異動發表 內務、警務兩部
16 門標傳達後に 懇談會を開く 彰化「國語の家」に對し
17 上級學校志望 過半數を占む 臺南二中卒業
18 彰化市行事 興亞日に於て
19 ボイラー故障で 三名の犧牲者 帝國製糖に又事故
20 流腦を絕滅せよ 彰化市防遏に大馬力
21 牛飼育講習會 三日臺中市で
22 高雄愛婦主催の授產‧托兒講習會
23 警察幹部異動 新竹州
24 高雄中學卒業式
25 火事騷の間に 重油券窃取 全島に手配中
26 春競馬始る 嘉義第一日の賣上 七二、七一五圓
27 國防婦人會の高雄分會が總會
28 人事報社消息
29 消息
30 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(40)/張文環;陳春德
02 兒童文學論(下)/神戶雄一
03 珊瑚樹 同人雜誌論 「文藝」三月號
04 山崎省三を語る糊と鋏/井田憲次
05 圖像:神都美美津(聖蹟巡り)
06 父と讀書(下)/堀口大學
07 少年少女に讀ませたい 推薦、認定圖書 臺灣圖書館協會
08 心聲漢詩

春夜小集/雪漁、春夜小集/雪漁、春夜小集/石衡、春夜小集/石厓、春夜小集/可軒、春夜小集/菽廬、春夜小集/怡庭、寄三峽耀東映西二詞兄/臺北 杜世平、次韻/三峽 周耀東

09 圖像:昭和新塔を飾る四天王像と壁畫
10 新刊紹介
11 廣告
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 ヒ總統、ウ次官會談 海洋の自由、植民地返還等 ヒ總統、和平條件提示頭條新聞

【ベルリン二日發同盟】一日ベルリンに到着したウエルズ米國務次官はカーク駐獨代理大使と同道二日午前十時五十分總統官邸にヒトラー總統を訪問、ドイツ側からはヒ總統の外リツペントロツプ、マイスナー總統官邸官房長が同席し同十一時愈よ會談に入つた。

【ベルリン二日發同盟】ウエルズ米國務次官とヒツトラー總統との會見は二日午前十一時より午後零時三十四分まで約一時間半に亘つて行はれたがドイツ官邊の漏す所によれば席上ヒツトラー總統はウエルズ次官に對し左の如き和平條件を提示したと言はれる

一、海洋の自由

イギリスが現在の如く歐洲及び亞細亞の全通商路を軍事的に支配し獨伊兩國の如き年若く未來を有する國民を抑制せんとする限り海洋の自由は存在しない

一、公平の原則に基く植民地返還

一、世界軍縮會議招集の不可缺な前提條件としてジブラルタル、マルタ、シンガポール等の英領要塞の軍備を撤廢すること

一、戰後の秩序ある世界建設の為の前提條件として故ウッドローウイルソンの十四個條提案を實現すること、これを蹂躪したことに依つてイギリスは世界最大の國際法侵犯者なりと斷じ得る、

備考 ウイルソン十四個條とは一九一八年一月當時のウイルソン米大統領が發表した第一次世界大戰媾和の基礎條件についての教書で左の十四條を云ふ

一、媾和談判の公開

二、海洋の自由

三、關稅障壁の徹廢

四、軍備制限

五、植民地問題の公平なる解決

六、ロシアに對する利己的ならざる援助

七、ペルギーの回復並びに保障

八、アルサス、ローレン二州の復舊

九、イタリヤ領土の民族的解決

十、オーストリア、ハンガリー少數民族の自由なる發展

十一、バルカン問題の解決

十二、トルコ領チラノ民族自決及びダーダネルス海峽の開放

十三、ポーランドの獨立

十四、大小諸國家の獨立を保障すべき列國間の特殊條約の制定【寫真は上ヒ總統、下ウエルズ次官】

02 獨三巨頭協議 第二次會談續行に決定
03 圖像:竹田宮殿下福岡雁巢飛行場に御着
04 スターリン 病床に就く
05 獨國會召集か
06 ソ芬調停 議題に上る
07 英、極東方面に於けふ 戰時禁製品取締を強化 重慶政府が大恐慌
08 石炭增產、木炭確保等 臨時閣議で原案承認 至急議會に提出する樣申合す
09 廣西軍非常に弱化 敵一個師に對し我が軍は一、二中隊で十分 ○○部隊長は語る
10 陸鷲、大戰果を收む 蔡廷楷總司令部に巨彈
11 けふの兩院
12 米、グ駐日大使に 訓令を發す
13 ソ軍、ヴイープリ占領
14 米穀應急措置法案 無修正通過は確實
15 民族優生法案 近く眾院に提出 成立確實と見らる
16 產金助成方策 大藏省修政案の骨子
17 小額興亞債券等 省議を經て近く閣議に提出
18 通貨法案は全然提出せぬ
19 日本郵船基隆出帆
20 大阪商船臺灣出帆
21 東亞海運
22 辰馬汽船
23 大連汽船
24 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 竹田宮殿下本島御成 教育、產業、皇民化等に御關心 各專門者より御聽取遊ばさる 六百萬島民光榮に感激
02 只管恐懼感激 銃後御奉公に遺憾なきを期す 總務長官代理謹話
03 軍人援護會の新事業 項目は四十餘に上る
04 圖像:竹田宮恒德王殿下本島御成り
05 故笠間大佐以下の ○○部隊合同慰靈祭 二日南寧で嚴かに執行
06 木元中將馬公着 山脇部隊を檢閱
07 福建丸出帆
08 新竹州產組實務競技會
09 臺、比陸上對抗競技 臺灣軍、走幅、五千米、槍投に優勝
10 鄉軍猛者の妙技 揮ふ全島支部武術大會
11 櫻を探ねて草山へ 絕好の春日和に 家族部隊繰出す
12 白衣の勇士 內地へ歸還
13 廈門の法幣暴落 諸物價は益益昂騰
14 共學兒童の考查 きのふ建成小で
15 三洲樓燒かる 萬華の朝火事
16 富士丸出帆
17 定期航空
18 香取丸無電
19 人事消息
20 訃文:謝萬嬰
21 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 竹田宮恒德王殿下を迎へ奉りて 赤堀高雄州知事謹話
02 臺中市一萬六千世帶に 米の購買證を配布 臺中で十日より實施に決定
03 郡下壯丁團の檢閱と表彰 二日能高郡にて擧行
04 辨當代を献金 鹽水壯丁團の美擧
05 彰化市で學校長會議
06 奉祝春季庭球選手權大會
07 裏作小麥生產高 十萬石を突破 臺中周、配給機構案作成
08 花蓮港慰問使 一行が出發
09 奉公日に節約の 金を國防献金
10 女車掌の献金 美擧の二重奏
11 節米一割を 目標‧竹東で活動
12 臺中州下の高砂族 聯合青年團を結成 十八日臺中で結團式
13 自動車運轉と就業試驗期日 高雄州保安課で
14 花蓮港廳下に 又も流腦患者 聽當局防遏に全力
15 帝糖の犧牲者 三名共死亡 某職員を取調中
16 內湖庄管內 種痘の日割
17 嘉義春競馬 第二日成績
18 本社二千六百年奉祝記念事業 聖地參拜團員募集報社消息
19 高壓線に觸れ 哀れ感電死
20 謝萬嬰氏逝去
21 消息報社消息
22 廣告報社消息
第02頁
日刊第4版
序號 標題
01 山茶花(41)/張文環;陳春德
02 南都隨筆 吳梅村と卞玉京
03 圖像:四王子峰と宮崎神宮
04 圖像:廣東より
05 日活多摩川作品 新妻よ、お靜かに 新映畫の紹介
06 ラヂオ
07 府縣めぐり
08 趣味講演 鄉土玩具大觀(二)/立花壽
09 料理
10 島民歌謠
11 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 閻錫山、討共に專念 山西軍內紛、愈自滅へ
02 二百萬の豫備兵召集 伊國バルカンの形勢を重視
03 ドイツ軍二個師團 ソ、土國境に急行か
04 “戰爭は獨逸に有利” ナチズム真の民主主義 ヘス副總統、ゲ空相ウ特使に說明
05 圖像:滿洲建國八周年記念祝典
06 亞國經濟使節 京都を視察
07 シ獨樂壇巨星 交響曲を作曲 日本國民に捧ぐ
08 ウエルズ米特使 スイスヘふ
09 ウ特使の訪獨 何等得る所なし ロンドンでの印象
10 歐洲の新秩序建設 力を用ひざる國あら□か 獨紙の社說注目さる
11 十五年度追加經費 一億圓以上に達せん
12 日本石炭會社 九月頃設立せん
13 白機との空中戰は 全く操縱士の誤認 獨、遺憾の意を表明
14 獨□白國侵入 ベルギー政府發表
15 白國側の公表
16 國籍不明機が 又白領に飛來
17 伊、英に抗議 獨貨拿捕令適用に關し
18 獨土通商交涉 バーター協定が成立
19 谷、クレーギー會談 諸懸案につき種種協議
20 殘餘獨人返還 極力に主張
21 貴族院本會議
22 國民黨擁護の國民自彊社 共產黨を抑壓
23 英海相の愛魚振り
24 明日の天氣
25 水滸傳(69)/黃得時;榎本真砂夫
26 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:竹田宮恒德王殿下本島御成り
02 滿洲開拓義勇軍應募 未曾有の好成績 正式訓練後五月頃渡滿
03 薄給者の待遇改善 臺北州で具體案を練る
04 年齡超過兒童は 國講に優先的收容 十五年度から實施
05 新竹產業會社 三日創立總會
06 東京澁谷の通り魔 當局は檢擧に躍起 依然五里霧中
07 內臺航路に 平洋丸が就航 四月に一航海だけ
08 全米室內庭球 選手權大會終了
09 怪賊龔義雄逮捕さる 南署に凱歌今曉植物で
10 “申譯が出來た” 殊勳の鈴木主任語る
11 渡邊鐵道部長復職 けふ部員に挨拶
12 基隆青年團查閱 陸軍記念日をトし
13 基隆同風會理事會
14 出征軍人家族慰安會
15 北三高女の入學 受付は五日
16 臺灣學士會總會
17 賀川豐彥氏 基督教講演會
18 銃後娘の會大會 集つた若い女性三千名
19 回教徒の福音 聖泉を水道 ロハで善男善女に提供
20 新竹の從軍記念會 九日發會式を擧行
21 佛に軍用犬献納熱 規定は我國と殆ど同樣
22 死體浮び上る
23 定期航空
24 人事消息
25 街で拾ふ
26 今夜の放送
27 商況 四日 前場
28 今日の興行
29 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(18)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 節米には建國パン 日滿支の食糧を一つに 營養滿點の代用食
03 鉛筆の心を削るな 消費節約に反するのみならず 眼や姿勢も惡くなる
04 聾啞者も立派な社會人 案直な彼らによき理解を 教育次第で高程度の職業にも就ける 東京聾啞學校校長橋本虎太郎談
05 便利なお洋服の居敷
06 赤ちやんの肺炎
07 圖像:婦人使節廣東へ出發
08 圖像:春の帽子(其六)
09 お洋服のお手入 ほこりが多いのに とかく放任しがち
10 紙上病院
11 干鱈の刺身
12 鼠咬症は命とり 空腹から臺所荒し 赤ちやんもで咬む
13 小揚枝の使ひ方 迂闊にふと大便 なり易い齒齦膿漏
14 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 十人以上の子福音 全國に二萬餘家庭 明治節に晴れの表彰
02 興亞の觀音さま 護國の英靈を弔ふ
03 貨物列車を 馬に曳かす 秋田縣の二ツ井驛
04 圖像:ラツセル雪搔車
05 圖像:空の護り
06 夏蜜柑から お酒を造る 名產地靜岡縣で
07 珍らしい白粉地藏 神川縣の藤澤町に
08 圖像:兵隊と子供
09 燐寸工場の子供達(二) 日本の兵隊さんが大好き 北支よりの子供便り
10 科學兵器の今と昔 木製タンクや藁束の煙幕 (二)勝つたのは矢張新兵器
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 一視同仁の精神を 以て融和を期す 外地の統治方針(拓相答辯) 貴院豫算總會頭條新聞

【東京四日發同盟】四月の貴族院豫算總會は午前十時二十分開會櫻內藏相より

一、昭和十五年度歲入歲出總豫算追加案(第一號)

一、昭和十五年度各特別會計歲入歲出隊豫算追加案(特第一號)につき提出理由の說明を行ひ下村宏氏研究より外地の統治問題につき質し

小磯拓相 我國の統治政策は內外地を通じて一視同仁の精神を以てその融和を期してゐる朝鮮において內鮮一體に努め臺灣に於ても同樣趣旨で臨み實績を擧げてゐる、而して內地と外地とは自ら狀態を異にして居り從つて直ちに總て軌を一にする譯には行かぬ內地に於ては外地を輕視し勝ちとの事に就ては當局は誤りなきを期し努力してゐる

米內首相よりも答辯し

下村氏 滿洲における機構は簡易化せねばならぬと思ふ對滿事務局などに就てはその感があるが所見如何

首相 滿支に對する政治經濟文化等の問題に對する諸政策は支那事變の遂行と密接な連繋を保持しその綜合せられたる力を發揮せねばならない、現在の機構は十分に活用して綜合力を發揮して行くことが一番よいと考へてゐる將來情勢が一段落した曉には行政機構の變更綜合等も考慮すべき事態に至ると思ふが現狀に於ては寧ろ現行の諸機關を十分活用することを第一義としこれ等の諸機能が真に一體となつてその綜合力を十分に發揮するやう運營することが急務だと思ふ

畑陸相より別項の如く答へ下村氏更に對支文化政策は思想問題に重點を置べくきを論じ政府の所信を質し

松浦興亞院文化部長 對支文化工作の內で特に思想問題に重點を置く必要のあることは同感である、支那の青年層を理解しまた青年層をして我國を理解させることは東亞新秩序のために重要である東亞民族の特徵はその思想の根抵か第一に自己を完成して行くといふ點で優れた發達を示してゐる、佛教言語の問題についても東洋文化が物□文化に偏したる西洋文化の為し得なかつた世界一の文化をこれから初めるのであると考へ着々努力してゐる

かくて午後零時休憩

【東京四日發同盟】貴族院豫算總會は午後一時五十五分再開、丸山鶴吉氏(同成より當面の財政問題並に內政問題に就て櫻內藏相兒玉內相に對し質し次で

水野甚次郎氏 (交友)

小學校義務教育八年制實施は二部教授を行つてゐる今日斷行し得るや

松浦文相 國民學校實施の曉には二部制を行はぬ方針である

水野氏 豫め準備せずして年限延長も出來ぬと思ふが如何

文相 義務年限延長に依り人員が增加し級が增加するがその際國家として設備をなし得ると信ずる

水野氏 藏相は如何

櫻內藏相 增新築については充分に物資と睨み合して關係官廳と協議して出來る限りの工作をしたい

次で飯田精太郎男(公正)より電力問題につき勝遞相に質し、遞相より答辯あつて四時五十九分散會

02 臺灣の志願兵制度 慎重に考究中(畑陸相の答辯)
03 國內諸機構を改善 犧牲負担を公平にす 畑陸相言明
04 護國諸英靈和祀の 靖國神社臨時大祭 四月廿三日より六日間
05 松□航空乘員養成所官制□布
06 圖像:蘇州河以北工部局警察權復歸問題の調印式
07 在滿機構に根本的 變更を加へるは不可
08 對南洋方面の行政機構に力瘤
09 近く中央政治會議 中央政府の誕生近し
10 興業債券五千萬圓を發行
11 齋藤氏は辭任せす 懲罰委員會更に波瀾起らん
12 除名は決定的か
13 敵性もつ第三國と 揚子江開放の關係 畑陸相の答辯
14 華僑の援蔣行為を 止めさせる方針 通商局長答ふ
15 けふの兩院
16 物價對策機構文 けふ閣議に附議
17 臺大農林專門部合格者發表
18 近東の英佛軍は 手勢的態勢 立石大佐の視察談
19 日本郵船基隆出帆
20 大阪商船臺灣出帆
21 東亞海運
22 辰馬汽船
23 大連汽船
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 第七十五議會の見透し社說

事變下第三次議會たる第七十五議會は休會中に政變ありたるも十月間の休會にて二月一日再開され會期はアト二旬となつた。議會の核心たる豫算案も既 に眾議院を通過し目下貴族院に於て審議中であつが無事通過するであらう。今議會は阿部內閣が其の再開を目前に控へ突如總辭職し後繼內閣として米內々閣が登上したのであらが議會開會中に於ける政變であり米內々內閣としては豫算其他議案は阿部內閣の編成したのを其のまま踏襲せざるを得なかつたのであるから米內々閣は文字通り阿部內閣延長たるの全貌を呈したのである。從つて阿部內閣の物價對策等による國民生活不安の責任は當然米內々閣の責任であり之れが對策に關し新內閣が如何なる方策をとるかに就いて國民は議會に對し多大の關心を注いだのであつた。又未曾有の尨大豫算實行が物資關聯において果して可能であるや否やの問題、事變處理の根幹とも云ふべき支那中央政權樹立に關する日本との條件及其の過程等に對して國民は議會に於いて明示されるであらう事を大いに期待したのであつた。

米內新內閣を迎へ滿を持しての二月一日再開に際し、政民二大政黨が先陣爭ひで、遂に貴重なる會期一日を棒にふるの醜態を演ずるに至り、政民兩黨は聯繋して議會に臨むであらうとの豫想は見事裏切られ政黨根性未だ消えずの感を國民全體に與へ、阿部內閣後半より擡頭し米內々閣によつて一層現實化した政黨勢力復活の機運は此處は逆轉した形となつた。卽ち政黨に關する國民的信用と期待がガラリ變つたのである。殊に齋藤隆夫代議士の質問第一陣演說をめぐり、各政黨は自黨勢力擴張の手段に供するが如き醜態を暴露し、自ら議會の自殺行為に終始してゐる有樣である。一方政府は議員の質問に對し、餘りにも簡單にして不明瞭なる答辯に終始してゐるので、質問が如何に具體的であつても答辯が「御說ごもっともで大いに研究致し善處するつもりであります」では當の質問者は勿論國民は何が何んだか全く要領を得られない。併し議員が既に自殺行為を行ひ信用と權威を失墜し、政府より子ナメられてゐるのであるから。國民として如何とも出來ないのである。

今議會に對し國民が最も期待した事柄は凡て秘密會として明るみへ出ず、議會は低調を極めてゐる今日、最早や議會に對して期待すべき何物もなくなつした。從つて政黨復活の機運も政黨自體の無反省の暴露によつて逆轉し、國民の政黨に對する期待は今議會によつて全く裏切られてしまつたのでめる國民としては其の欲すると欲せざるとに拘らず只唯政府を信頼するより仕方が無いのである。今議會もアト旬日に切迫してゐるのであるが、低調のまま推移し何等波瀾なく閉院するであらう事は明白となつた。併し問題として殘されてゐるのは齋藤隆夫懲罰問題である。之れは重要なる政府の政策では勿論ないが、其の底流たるや複雜怪奇の域に達してゐる事が看取出來る。二日の最後的委員會も更に六月に延期されたが、此の問題の推移如何によつて議會は意外の波瀾を生ずるやも知れない事が豫想されないでもないが、恐らく解散に導くが如き事は有り得ないでめらう。斯くして第七十五議會は若干の會期延長があらうとも、先づ波瀾なく且つ國民的皿を湧かすが如き事態は斷して期待すべきではない。

02 中等學校生徒を動員し 大攻防戰を展開 臺北州陸軍記念日行事
03 林少佐遺族を 總督代理弔問
04 二見長官代理が特別放送
05 皇后陛下の御仁慈 傷痍軍人寮などへ 草花を下賜せらる
06 圖像:竹田宮殿下本島御成り
07 宜蘭華僑新民公會總會
08 時局雜感/竹內生
09 外岡大尉の英靈 昨日香取丸で凱旋
10 節酒に示範 新竹州廳の職員が □會の献愁廢止申合
11 陣容の強化が急務 “本島の精動に活を入れよ” 社會事業打合會で再檢討
12 武運長久を祈願し 白衣の勇士を慰問 臺北州市の愛婦會員
13 臺北佛教會の報國托鉢 戰歿英靈大供養法會も營む
14 兒童愛護の標語を募集
15 武德祭と演武大會 四月三日盛大に擧行
16 優良訓導を中南支に派遣 八月頃出發の豫定
17 州下の犯罪激減 賴母し銃後の心強さ
18 チブス菌饅頭事件の女醫に懲役八年 昨日控訴院で判決書渡し
19 定期航空
20 ときのこゑ
21 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 洋灰配給統制規則 本島にも實施せん 共販組合漸次具體化
02 貯蓄報國週間 島內の行事決定
03 臺灣石炭會社案 遂に中止決定
04 週間經濟の展望
05 內地清酒移入を 產地と直接交涉 江口酒課長が上京
06 最近移出バナナ 意外な高值へ暴騰 大連で平均卅圓突破
07 澱粉組合聯合會設立 移出商とも提携 會長玉井氏に決定
08 聯合會役員 殖產局へ陳情
09 臺北州農會總會 米穀增產問題の質疑應答活潑 十五年度豫算千四百九十餘萬圓
10 珊瑚の輸出振興 全島業者が懇談會 會社設立の意見を徵取
11 春より秋に掛て 二億萬貫を買入 政府の木炭配給計畫
12 花蓮港廳青果同業組合 設置を認可さる バナナ產業發展に寄與せん
13 照明燈
14 市價及商況 四日
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 國民精神と協同組織/有馬賴寧
03 青年の時間 偉人の母/鶴見祐輔
04 料理
05 家庭法律講座 親族の法律(七)/草薙晋
06 箏曲
07 子供の時間 動物物語
08 歌謠物語 孝女白菊
09 圖像:海國魂を插く□校生卒業式
10 圖像:廣東より
11 日活多摩川作品 暢氣眼鏡
12 安達伸男の處女作 「快速部隊」完了
13 海外映畫短信
14 各社女優が 紅い氣焰
15 右太衛門 新興と再契約
16 大船「四季の夢」 原研吉が監督
17 「隱密三國志」配役變更
18 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 筋骨相搏つ? 彰化市相撲大會 學校青年團參加し盛大
02 興亞生活運動 北斗街各所で講話會
03 兩街民待忘の上水道竣工 來る九日に式を擧ぐ
04 市政概要並に豫算編成大綱(五) 屏東大關市尹演述
05 舞踊音樂會 竹東公で盛大に開さる
06 圖像:滿洲建國八周年祝賀(一日)
07 松山信購販利組 記念日の行事
08 竹東郡小公學校卒業式
09 各地街庄協議會
10 少年が原料車に轢死さる
11 明糖溪湖工場の 鐵材窃盜犯捕さる
12 ローカルセクシヨン
13 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 海運統制令 二月十五日より實施
02 工場事業場 使用收用令
03 圖像:雪の戰線
04 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 竹田宮恒德王殿下を 迎へ奉りて 臺南州知事謹話
02 高雄魚市場の取扱高激增の狀態 昨年同期より卅三萬餘圓增
03 山階侯夫妻 阿里山登山
04 臺灣從軍記念會 臺南支部の發會式 十一日神社外苑で
05 陸軍記念日に記念事業執行 高雄市の計畫
06 臺南市內學校 卒業式日割
07 臺中州慰問團 盛、澤山の慰問品と 演藝員、十日出發
08 嘉義中學 晴れの卒業式
09 寺廟整理の斷案 廢止方を慫恿 高雄市寺廟整理委員會で
10 臺南信用組合 臨時總會開催
11 臺南港の二月 漁業狀況調べ
12 屏東臺北親和會通常總會
13 新生廈門だより/一記者海外遊記

◇......廈門神社建立資金の募集に對しわが廈門在留邦人の寄附申込は豫想外に好成績を擧げつゝあり日本居留民會並びに臺灣居留民會は二十八日現在何れも既に豫定額を突破して居り關係當局者を喜ばせてゐる

◇......この寄附金募集の好成績は內田委員長を始め寄附金委員諸氏の努力に待つこと多しは云ふまでもなく、また在廈の內臺人居留民の年來の宿望にて今回その建立に際し何人も誠心を盡して應分に寄附したからであらう

◇......斯樣な人々がわが國策たる東亞新秩序建設の第一線に於て奮闘しつゝある皇國民だと想ふ時支那事變處理の前途大いに意を強うしてよいと思はれてならない

◇......廈門日本婦人會々長たる內田總領事夫人は昭和六年から昭和九年の間チチハル國妨婦人會々長として第一線將兵の激勵または慰問に活躍したことによって先般陸軍大臣から從軍徽章と銀製の帶袴を送られ表彰された

◇......東亞操觚者懇談會に參加のため上京した本市代表盧甲川、澤重信、阮振文、陳麗、呂展新諸氏はいよいよ三日の便船にて歸廈したので市商會並びに各機關は洗塵慰勞會を開催した

◇......昨年末以來山區內の失業者を動員して道路改修に着手し今や高崎湖蓮道路(約十二町)寨上殿前道路(約二十四町)圍裡墩上道路(約六町)薛嶺道路(約六町)の四線が完成して凹凸の道路も全く坦々たる道路に一變した

◇......これによって農作物搬出がよくなり小學生通學の不安がなくなって關係部落民の喜びは云ふまでもなくその上改修に從事した失業者に對しては相當の物資を給與してゐたからこの方に於ても心快く迎へられてゐる

◇......この市政府當局の措置の蔭に○○部隊長は自ら陣頭に立って部下を指揮し禾山區當局と合作にて道路を改修したのだと最近一般に知られて皇軍將士に對する民眾の感激は一入であった。

◇......在廈門總領事館警察署の丹後署長は今般青島へ榮轉することとなった。丹後氏は署長として在廈僅か數箇月間に過ぎないが一般居留民にその離廈を惜まれる程に廈門のために盡したのである同氏は後任高橋佐吉青島署長の着任を待って赴任する由

14 純綿古着ヤイ 高雄市內では 血眼で古着探し
15 奉祝舞踊と邦樂演奏會 三日屏東高女で開催
16 曹洞宗の記念講演會盛況
17 彰化日用什貨同業組合總會
18 澎湖聽農會が通常總會開催
19 報國青年隊の訓練に 花蓮港の參加者八名目下銓衡中
20 晴天續きで 山火事續出 高雄州下山に異狀
21 流腦禍、遂に 臺中市に侵入 州下各部を席卷
22 臺南市內各團 庭球爭霸戰
23 每月一定額の貯金を勵行 水商賣關係者に
24 皮革代用品鮫皮の買上成績 二月中、八千百餘枚 今後益益增加の勢
25 武術大會の成績發表さる
26 和洋雜貨商組合 八日に總會
27 鶩の飼養を 積極的に獎勵
28 彰化局員が ハイキング
29 嘉義春競馬 第三日成績
30 人事報社消息
31 消息
32 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(42)/張文環;陳春德
02 夢と農民文學(上)/橋本英吉
03 珊瑚樹 文學團體の問題 「新潮」座談會
04 歐洲大戰徒然草 卷の一
05 圖像:資金獲得の輝く部隊
06 榊山のこと(上)/尾崎一雄
07 文化消息
08 心聲漢詩

感賦/葉建寅、呈建寅老前輩並次瑤韵/林子惠、祝劉太君陳孺人古稀/施梅樵、小蓬壺春日雜咏/黃氏金川

09 圖像:四天王像と製作者新納忠之助
10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 外地でも石炭增產 十五年度三百五十萬トン 臺灣關係獎勵金四百萬圓
02 反蔣結社を組織 李濟深外各部要人 軍人、有力者等を網羅
03 蒙古聯合自治政府 司法制度の確立へ
04 圖像:追加豫算可決の眾議院本會議
05 圖像:三日の臨時閣議に臨む櫻內藏相
06 廣東省銀行の香港分行 取付け騷ぎを演す
07 白國外相は強硬態度 怪飛行機の領空侵犯
08 白國皇帝陛下 國防相より對策聽取
09 駐英伊大使 倫敦に歸任
10 立石武官、英佛兩將軍と 忌憚なき意見を交換 近東バルカン情勢に關し
11 海南全島に亘つて 徹底的膺懲を開始
12 地方團體中央金庫 內相、設立を言明す
13 ウ米國務次官 瑞西に到着
14 佛、徵兵免除者を 再召集に決す
15 瑞西も豫後備兵 六萬に召集命令
16 舊波蘭の獨ソ國境 圖上劃定を行ふ
17 當分增稅の必要はない 藏相の答辯
18 日肥會設法案 眾議院に提出
19 英軍一人當の裝備費調查
20 日滿支石炭聯盟 中支支部を設く
21 明日の天氣
22 水滸傳(70)/黃得時;榎本真砂夫
23 廣告報社消息
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 今度は銀集中運動 “銀を政府へ賣りませう”と 物資活用協會乘出す
02 遺兒達の健康に 萬全の對策 感激の社頭對面迫る
03 賀川氏來臺 宗教講演に
04 靖國神社の 御手洗所献納 在米邦仁兵役義務者會で計畫
05 圖像:坊主頭の文隆君凜凜しく原隊へ
06 臺北州經濟警察課 陣容を強化して店き 初代課長宮崎さん抱負を語る
07 新中央政府の心臟(上) 世紀の脚光を浴びる搖籃の地 新生首都“南京”を描く
08 高野高等課長 基隆を初巡視
09 白衣の勇士を 聯合青年團が慰問
10 戰死支那兵のため 供養塔を建立せん
11 食料品須給圓滑に 各戶の人員を調查 臺北市けふ申告書を配布
12 兵器を賣却して 支那兵の脫走續出 盛京丸が齎らす情報
13 高砂丸出帆
14 愛育幼稚園の願書締切迫る
15 印度の紡績罷業 孟買に勃發 全工場遂に閉鎖
16 殊勳の北署に賞金一封 南北兩屬刑事に慰勞金
17 新竹に流腦發生 患者は九つの女兒で死亡 蔓延防止に當局大童
18 定期航空
19 蓬萊丸無電
20 總督府辭令
21 人事消息報社消息
22 街で拾ふ
23 今夜の放送
24 商況 五日 前場
25 今日の興行
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(18)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 三月の家庭曆 萌え出づる若草と共に 新しい出發に待機
03 埃つぽい春先に 毛髮の手入れ法 テルミーハウス 井上文江氏
04 東京などで行はれた 新考查法の成績は? 幾多の殘される問題を感ず
05 握り壽しの食べ方
06 よちよち步きに 可愛らーい靴
07 子供のお樂しみ 間食の正しい與へ方 砂糖の惡いと言ふ譯
08 圖像:倫敦の食料品切符制度
09 石鹼を直接洗はす 泡をふのが良い 化粧荒れの因です 
10 お臺所のお掃除 てまめになさいますか?
11 齒痛と思ひまや 何と怖い狹心症
12 殘つたお魚のひ方
13 番茶の上手な焙じ方
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 世界の大作曲家が 續續名曲を贈る 輝く二千六百年を祝し
02 「開けず箱」から 正宗の短刀 正成が用ひた鉢割
03 圖像:四ツ子出現
04 郵便はがきの 色が白くなる 今秋ごろから賣出す
05 ラヂオ放送の十五週年記念 廿二日から記念放送
06 圖像:滿洲國の建國 八周年紀念日
07 近視豫防七箇條 花子さんも太郎さんも 勉強の時はこの注意
08 皆さんの作品を募集報社消息
09 燐寸工場の子供達(三) 日本の兵隊さんが大好き 北支よりの子供便り
10 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日本肥料會社案上程 肥料確保に論議集中 眾院本會議頭條新聞

【東京五日發同盟】五日の眾議院本會議は午後一時二十分開會靜岡縣選出員高木條太郎氏(民政)の逝去に對し春名成章氏(政友中島派)追弔演說を行ひ終つて弔辭を可決して後

一、船員保險特別會計法案

一、船員保險事業の經營に伴ふ關係各會計間の分擔及び關涉に關すっ法律案

一、臺灣事業公債法中改正法律案

一、臺灣官設鐵道資金會計法中改正法律案

一、朝鮮事業公債法中改正法律案

一、臺灣私設鐵道置補助法中改正法律案

の政府提出法案を一括上程、委員長報告通り可決次で

一、日本肥料株式會社法案(政府提出)

を上程島田農相より提案理由の說明あり質疑に入り

長野長廣氏(民政)

一、肥料工業の國營を斷行し何て如

一、政府は進んで肥料の全面的國家管理專賣制度を實施する必要ありと思ふが如何 一、農產物價格問題に就き農相は需給關係のみを基調とし土地、資材等の生產條件を閑却してゐるやうであるが農民をして安心して有利に農業生產に從事せしめるやうな政策ありや、農產物生產に就き政府の明確なら方針を示されたい尚外地における肥料對策如何と質して

島田農相 一、肥料の專賣は直ちにこれを實施す譯には行かぬが漸次その傾向に進んでゐる、米の價格に就ては生產條件に就いても充分考慮してゐるが米價を引上げるか否かに就ては天候の關係其他豫斷を許さぬ

小磯拓相 一、外地の肥料問題に就ては內地同樣補助金政策によつて農民の負擔輕減公定價格の維持を期することゝし朝鮮、臺灣、南洋樺太各地の增產計畫遂行に必要なる肥料の供給に努めてゐる、これがため各地域每に補助金を交附することゝし所要豫算に就き折衝中である

一、鴨綠江水力電氣は既にその一部たる七十萬キ口の開發が完成せんとしこれは將來肥料生產用に充分供給し內鮮の肥料需要を充す考へである

濱地文平氏(政友中島派)

一、政府の樹立した尨大な農產物增產計畫は國民食糧不安から救ふため是非ともこれを達成せねばならぬが政府はこの計畫遂行に必要なら肥料の供給を確保する自信ありや

島田農相 一、硫安、過燐酸の生產に就ては現在の生產況以てすれば確信を持つて供給し得る

河野一郎氏(政友久原派)

今日各國は何れも化學肥料を實際に研究し使用してゐる我國に於ては何故もう少しこう云ふ化學肥料を實際に研究し使用する事を考へないか尚肥料問題に於て配給機構が重要な問題であるが政府は中央の配給磯構のみを考慮して地方の狀況を閑却してゐるのではないか政府は大體飼料に廻すものと肥料に廻すものとの割合を如何に考へてゐるか

島田農相 新しい化學肥料に就ては政府は最も意を用ひなければならないが從來まだ研究が進んでゐない將來益々研究する配給機構の問題に就いても中央の機構を確立して然る後地方の方も考へる方針である飼料と肥料の割合に就ては需用と睨み合せて配給の方針を定める方針である

野溝勝氏 (社大)政府は本法案實施によつて百パーセント肥料を確保出來ると說明してゐろが仔細に檢討すれば甚だ危險である政府は本年度肥料配給量で食糧生產確保は可能と考へてゐるのか

農相 屢々言明した如く政府は相當量の肥料を確保し得る自信があっ配給機構を一元化するといふことは政府も理想としてゐるのであるが暫らく產業組合、商業組合の二本建 の配給機構で行く考へであ

吉田賢一氏 (時同)本法案の併用と行して國家總動員法の生產命令並に配給命令を發動する考へはないか肥料の適正價設定の意思はないか肥料資金の融通については現在產業組合が有してゐる二十七億圓を農村に還元して農村の困窮を救濟すること更に旱害地その他の事情に依っ農村に肥料を貸付けること等に關すら政府の考へは如何

農相 總動員法の發動については必要があれば省令によつて生產命令を出すことが出來るのである無機有機全肥料の價格を速かに公定するといふことは御說の通りである政府も亦その方針をもつて研究を進めてゐる農民に對す資金の融通については全額四千萬圓以上の低利資金や融通してゐちが尚適切なる方法を考慮する

商相よりも肥料增產に努力する旨答へ質疑を終り委員附託とし次いで

一、商業組合法中改正法律案(政府提出)

を輸出資金委員會に併託して同四時五十五分散會

02 閣議決定事項 督府關係
03 院議修正は考慮す 櫻內藏相重要言明國稅改正諸法案に關し
04 一旦公言した事は 責任を以て實行 米內首相、決心を披瀝 貴院豫算總會
05 外地勤務官吏の加奉賞與を考慮 米內首相の答辯
06 諸部隊の感狀 「昨秋贛湘會戰に殊勳を立つ」 畏くも上聞に達す
07 新任瑞西公使 信任狀を捧呈
08 派生問題を惹起 小山議長、中井委員長、民政黨の 責任追及に發展せん
09 民政、六委員 辭任を申出
10 斷じて辭職せぬ 齋藤氏熱海で語る
11 海南島產業開發へ 一兵も遁さじと完全殲滅戰
12 敵、潰滅の一途を辿る
13 物價對策審議會官制決定 民間側有力候補者の顏觸れ
14 物價對策審議會 官制要綱 七個條と副則より成る
15 西尾派遣軍總司令官 南支全戰線を視察
16 南寧發廣東へ
17 青木氏研究會へ
18 けふの兩院
19 督府法務課を法務局に擴充 外務部を外事部と改む
20 二島を領占 ソ聯軍より發表
21 「新生の憲政」中華日報社說 重慶の憲政は欺瞞
22 汪主席に通電 十七團體が共同して
23 報告書作成に專念 ウ次官、ローザンヌ市で
24 チ英內閣 又もや補強工作か
25 外務辭令
26 今日の天氣
27 日本郵船基隆出帆
28 大阪商船臺灣出帆
29 東亞海運
30 辰馬汽船
31 大連汽船
32 廣告報社消息
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米の和平工作徒勞に終らん社說

米大統領の特使ウエルズ國務次官が渡歐し、伊、獨兩國首腦との會談に依つて、歐洲の戰時外交が活潑な動きを示してゐるウ特使の訪伊、訪獨の結果に就き、種々觀測されてゐるが、大體悲觀的觀測をなすものが多いようである。しかし、ウ特使の獨伊會談の內容は殆んど發表されず、豫定のコースをとつて列國の首腦と會談を遂げてゐるのであるが、傳へられてる獨伊提議の內容なるものは、依然一種の憶測たるを失はない性質のものであるから、これを以つて直ちに、その訪歐の收獲を云為し、又和平工作の成否を斷ずる ことは尚早計であらう。

ウ特使の使命はル大統領が言明した如く、歐洲の實情を觀察し、これを大統領及び國務長官に報告することであつて、列國政府に何等かの提議や言質を與へるやうな權限は附與されてゐないのである。しかし、それが單なる實情調查だけではなく、もつと複雜な政治的意圖が含まれてゐることは推測するに難くない。

ウ特使派遣の意圖に就てもこれ又種々觀測されてゐる。卽ち來る十一月の大統領選舉戰を有利に展開させるための大芝居で對內的效果がその眼目だと云はれてゐるが、米國の大統領が大統領選舉を目前に控へて、その對內的效果を考慮せずに、對外行動を起すことは先づあり得ないことであるから、ウ特使の渡歐は來る大統領選舉戰との間に一脈相通ずるものがあるとみられるのは當然であらう。しかし、ウ特使の渡歐は和平工作の下準備がその中心的な意圖ではあるまいか。ル大統領が第一次歐洲大戰に於けるウイルソンより手際のよい平和回復を成就させしようと狙つてゐるのではあるまいか。これが成功すればその對內外の效果は大したものであることは云ふまでもない。それには、先づ歐洲の實情を出來るだけ詳細に調查し、和平に對する交戰國の意向、又和平工作に對する伊國の協力程度等を的確に把握せねばならぬので、ウ特使を派遣したのではあるまいだらうか。

更にル米大統領の和平工作の裏面に含まれてゐるであらうところの對極東策を見逃してはならぬ。米國か單獨で現在以上に日本に對し經濟壓迫を加へ、日本を正面の敵とすることは出來はない。だから、米國は九國條約をかつぎ出して、英佛と共同戰線を張つて對日干涉を考慮してゐるようである、しかし英佛が戰爭してゐる以上、米國企圖の對日共同干涉は不可能である。しかし、若し米國企圖の米國の音頭とりで、歐洲和平妥協が成立すれば、その時こそ米國は英佛の剩餘勢力を糾合して、極東の事態に對し、より積極的な共同干涉を試みるかも知らないことは火を睹るよりも明らかであるそれ故に、米國の歐洲和平工作の成否は、極東にも深甚な關係があるので、我國としてこれを單なる對岸の火消しとして觀ることが出來ないのである。尤も、歐洲の和平問題も米國の對日干涉ル氏が三度大統領たり得るか否かに依つて大分違つて來るであらうが、しかし歐洲和平實現の場合に於ける米國の對日同干涉を行ふ下準備を決して忘れてはならぬのである。

米國の平和イニシアチーヴは尚早だとム伊首相がウ米特使に說き、獨逸は例に依つて強硬な放送をやり、英國打倒の和平條件を提出したと傳へられてゐる。英佛がその現狀回復的條件を放棄しない限り、双方は容易に妥協點を發見し得ないであらうから、米國の企圖は結局徒勞に終るであらう。

米國企圖に拘らず、バルカン、近東方面に於ては、英佛の石油爭奪繞り、風雲が漸く急を告げて來たようである。トルコもルーマニアも、獨ソのバルカン進出に備ふべく、今や國を舉げて防衛に狂奔してゐる。英軍も近東に集結し、イタリーもそれに備へて動員したと傳へられて、物情騷然たるものがあり、歐洲戰爭は今や擴大の一途を辿りつつあることは米國の好むと好まざるとに拘らず、蔽ふべからざるである、情勢既に斯の知くんば、米國企圖の和平工作が奏效し、ル大統領をレて名をなさしめるかどうかは尚多大の疑問なきを得ないのである。

02 勤行報國青年隊 各州廳の人選決定 廿八日高雄で晴れの入隊式
03 花蓮港宜蘭兩街の市昇格 實施は十月頃が
04 圖像:新民會との統合に際し 宣撫班の統合報告と慰靈祭
05 時局雜感/竹內生
06 故外岡大尉の庄葬を執行 八日三星公で
07 比島議會の珍法案 秀逸なものを拾へば
08 神饌田田植祭 九日五結で執行
09 新竹華僑新民公會總會
10 客車顛落して發火 乘客百餘名が絕望 慘!山形縣米坂線の椿事
11 死體の收容困難 二十三名を救助
12 廿五名は絕望
13 早大野球部監督更迭
14 全國青年團の事務主任會同 四日青山青年會館で
15 童心にも食糧國策 庭の隅や空地へ玉蜀黍栽培 東京市小學生を動員
16 基隆市の人口 十萬を突破 前年より四千餘人增
17 南方協會の披露會
18 勸銀人事異動 黑田氏が臺北主事補命ぜらる
19 產組紀念日 基隆市の行事
20 北工卒業式
21 北二商卒業
22 基隆小公卒業日割
23 出征軍人家族慰安會(羅東)
24 軍人援護會に寄附
25 臺灣代表軍 マニラを出發 歸國の途につく
26 高凌霨氏逝く
27 蔡元培急逝
28 總督府辭令
29 ときのこゑ
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 一期米作肥料の 優先輸送を依賴 殖產局より鐵道部に
02 東洋一のパルプ工場 滿洲國黑河に設立
03 臺北州畜產會總會 諸議案を無視可決 新規事業は飼料販賣斡旋
04 組合員增加運動 更に一段の努力 產組紀念日に當り井田協會幹事談
05 貯銀花蓮港支店 十八日より開業
06 內臺間の逆鞘で 物資流入不圓滑 內外地物價聯絡會議に督府‧對策を提案
07 本日より貯蓄週間 村松貯銀頭取十日に放送
08 貯蓄債券の賣出 初日で全部賣切れ
09 二期米買入價格より 金力保管料を控除
10 本島貿易は好調 二月中一億一千萬圓 出超額三千二百萬圓
11 日發職制の改革案
12 滿洲の密山炭田 日滿の共同出資で 會社を設立し開發
13 臺北手形交換高(二月) 四千萬圓を突破 前年に比し六六%激增
14 傭船料に割增制 運賃との不均衡を除去
15 經濟手帳
16 “珊瑚”の統制機關 業者は會社案を希望
17 照明燈
18 市價及商況 五日
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 お話とうた(子供時間)/松島彝
03 ラヂオドラマ 「雪に呼ぶ母」
04 講演 濱野矩隨の母
05 料理
06 講演 母の愛は力の泉
07 國民歌謠
08 母の夕 童謠と歌謠曲
09 圖像:英靈「芝雀」襲名 故中村章景君の遺志を適へて
10 圖像:伊太利へお餞別にお雛樣
11 薔薇の素人栽培 整枝、驅虫、施肥などを 今の中やつて下さい
12 圖像:木ノ江瀧子九ケ月振りに歸朝
13 日活三大スタアの新作
14 「姬君行狀記」
15 「家庭の秘密」の前後篇名
16 新興「槍の權三」
17 「大楠公」 第一次配役
18 中村メイコちやん ロツパ映畫に活躍
19 「歷史」 猛ロケ開始
20 「都會の新裝」
21 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 教化委員大會並に 優良部落振興會表彰式 能高郡で開催さる
02 米穀配給の要綱 北斗郡で趣旨を徹底
03 貯蓄報國週間 旗山郡の實施要綱決定
04 林內神社 けのふ上棟式擧行
05 崁頭厝信組行事
06 旗山信組の記念日行事
07 圖像:南京唯一の歡樂街
08 市政概要並に豫算編成大綱(終) 大關屏東市尹述演
09 店員講習會修了式擧行
10 佛教婦人會 三日、恒春庄で發會
11 北門華僑總會
12 ローカルセクシヨン
13 花蓮港港の荷役賃
14 社告/臺灣新民報社報社消息
15 青物相場表 臺北市中央卸市場
16 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 陸運統制令 鐵道省
02 圖像:躍動するスペイン
03 圖像:印刷電話自動交換機完成
04 海上の總動員態勢 民治統制から官治統制 運用の緒につく海運統制法
05 圖像:ルプラン大統領海軍將士激勵
06 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺中、花蓮港橫斷の鐵道敷設、要望さる 實地踏查視察より歸りて 比江島市勸業課長談
02 陸軍記念日をトし 盛大な記念行事 衛戍部隊を中心に各官衛學校が
03 圖像:英艦より釋放さるる獨人
04 陸軍記念日 高雄市の行事
05 地久節彰化女子公で 記念事業實施
06 遺族記章の傳達式(高雄)
07 產組記念日 高雄神社に參拜 記念祭を擧行
08 州下主要市街庄で(臺中) 家庭防空戰鬪演習 國民防空の基礎教育のため
09 大彰化市の施政方針(二) 小島市尹演述
10 產業組合記念日に 彰化市で行事
11 伊藤警務部長 中南支方面へ 九日臺中出發
12 檢擧取調の手柄で金一封 彰化署長より
13 地久節を迎へて 軍關係家庭を強化 高雄愛婦の主催で擧行
14 花蓮港廳水產會が 第三回總代會を開催
15 嘉義新民公會 記念國防献金
16 出發の延期で 先づ市內から 高雄慰問團慰問を開始
17 姜黃取引を種に 五千圓を騙取 臺南、高雄兩州下で
18 社會教化講演會 九日より彰化旭公で
19 砂糖を各家庭に 平等に配給整備 高雄砂糖卸商役員會で
20 臺南州畜產會 總會の議案 けふ州會議室で
21 釜田廳長代理 將兵遺家族を見舞
22 釜の中に墜落の 女工、遂に死亡
23 從軍記念會の支部、分會結成 花蓮港廳下の
24 臺東織物雜貨が 組合創立總會
25 榮冠は遂に 若人團の手に 旗山春季野球爭霸戰
26 溉灌水爭から 相手を傷害致死
27 マ病防遏作業 表彰式を擧行 新港郡下各團に
28 卒業記念に國防献金
29 村上青年學校 生徒、彰化を視察
30 彰化市內の卒業式日割
31 嘉義農林 晴れの卒業式
32 人事
33 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(43)/張文環;陳春德
02 榊山のこと(下)/尾崎一雄
03 珊瑚樹 文學の疲勞克服 「新潮」の文學座談會
04 歐洲大戰徒然草 卷の二
05 圖像:大阪四天王寺五重塔を師る大扉完成
06 幼兒と知識慾 三つ兒の魂百まで
07 サンマー・タイム/松方義彥
08 圖像:新南京を描く
09 心聲漢詩

家慈喜壽感賦/鷺村、蒙諸宗親招宴蓬萊閣賦此誌謝/鷺村、春夜小集/錦簪、春夜小集/靜閣、春夜小集/駕鰲、春夜小集/養齋、春夜小集/蕭献三、春夜小集/莊禮耕、春夜小集/李逸樵

10 新刊紹介
11 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 中央政權成立近し 我方もこれに對應 興亞院會議で協議
02 新支那特派大使 廣田弘毅氏が最有力
03 天津現銀問題近く解決 大部分は水害救濟に充つ
04 ビゴツト少將 親善を強調 日英協會茶會で
05 英、伊船二隻を抑留 ドイツ石炭を積載
06 石炭切符制を採用 伊、嚴重節約令を發す
07 伊、農夫三萬を ドイツに派遣 農業援助の為めに
08 英、戰時公債 三億磅發行
09 勅令公布
10 日羅通商協定 交涉が成立
11 在支外國權益侵害せぬ 在米帝國大使館が聲明
12 英、輸出貿易評議會を組織
13 敵八路軍完全に潰滅 我が精銳、武邑縣孟村を猛襲
14 ドイツとの妥協による 和平は斷乎拒否す ウ特使を迎ふ佛朝野の態度
15 貴族院本會議
16 日、獨關係は益益 改善されん ヒ總統、鮎川氏に語る
17 中立法發動案否決 米上院外交委員會で
18 各派有志が協議 齋藤問題徹底解決へ
19 齋藤氏除名 民政黨の態度一決
20 米の對外武器供給增額大
21 石炭增產計畫案 中小業者團體反退
22 滿國、兵事係員を募集 傷痍軍人から
23 明日の天氣
24 水滸傳(71)/黃得時;榎本真砂夫
25 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 皇后陛下の御誕辰 御機嫌麗はしく渡らせさる
02 學校團體を總動員 大市街戰を展開 陸軍記念日基隆市の行事
03 南洋定期一番機 けふ橫濱を出發
04 メタルを贈る 輝く遺兒顯彰の為め
05 大村元文部次官八日來臺
06 香港丸出帆
07 圖像:臺北市州愛婦會員の臺灣神社參拜
08 廈門女教員 十一日來臺
09 產組記念日 新竹神社に參拜
10 臨時船平洋丸の入出港日
11 圖像:興亞債券生みの親
12 督府人事異動 法務局長は中村氏 外事部長は千葉氏
13 新中央政府の心臟(下) 世紀の脚光を浴びる搖籃の地 新生首都“南京”を描く
14 イアウケ氏逝去
15 落磐で壓死
16 立志傳中の人 第一代法務局長中村氏
17 人事消息
18 今夜の放送
19 圖像:臺北佛教會の報國托鉢
20 商況 六日 前場
21 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(19)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 ス・フ惡評の原因は 規格外品の橫行から 製品の良否を鑑別するには? ス・フ織物工業聯合會
03 新考查方法の質疑 研究を要する個人調查書 體格檢查は慎重
04 代用食としての 馬鈴薯の食べ方
05 老人によい 軟い炒り豆
06 季節の魚の選び方 切身は損で不衛生
07 圖像:賑つた雛祭りの日曜日
08 水仙のう藥効
09 鰺の昆布卷
10 毛糸の代用に 真綿の編物 春先のケーブなどに好適
11 モツと野菜で團子汁
12 おひたしの上手を作り方
13 紙上病院
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 あはれな十八少年 海の旅‧一萬五千浬 世界の港港で上陸禁止
02 海の雜草から ヨードを採る 一擧兩得の資源
03 圖像:歐洲大戰より
04 圖像:獨軍の牽引自動車
05 六年生で劍道初段 昭和の宮本武藏現る
06 皆さんの作品を募集報社消息
07 圖像:大いに步きませう
08 水は文化と共に 重要性が愈よ增す 子供の科學知識
09 昔の旅と乘り物(上) どんなに危險だつたらうか 京大阪へ行くにも水盃
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 唐家に敵前上陸敢行 皇軍、破竹の勢で進擊頭條新聞

【○○基地六日發同盟】我が陸軍○○部隊の先遣部隊遠藤、野口、若松の各部隊は○○方面の陸軍部隊と呼應し海軍部隊と緊密なる協力の下に五日午前十一時十二分唐家(中山東南方二十五粁)に敵前上陸を敢行、左右兩側の二方面に分れ所在の敵を撃攘しつつ南進デルタ地帶の抗日の牙城たる中山縣城に向つて猛進撃を開始した、この日後藤中尉の指揮する我が陸□は暗雲低く垂れこむる惡天候を衝いて同方面の偵察攻撃に赴いたが我が地上部隊は陸續と唐家に上座、渺々と續いた曠野を破竹の勢を以て進撃を續け中には敵便衣隊の戎克を分捕りこれに飛乘つた勇士が我が鐵舟に曳航せしめて上陸するなどの痛快な場面も認められ部隊の進擊作戰は極めて順調に進捗しつつある

02 我包圍態勢既に成る
03 敵の兵力約一萬五千
04 中山縣向け猛進攻 蔣軍の再蠢動を察知して
05 再び膺懲の鐵槌! 南支軍當局談を發表
06 續續要地を占領 海南島の掃蕩戰況
07 蘇北一帶の二月中戰果
08 貴院豫算總會
09 石炭配給法案 眾議院に提出 相當論議が集中されん
10 灣米增產計畫の質疑應答
11 島內殘敵殲滅を待つ
12 別に慶祝使節を特派 前首相阿部大將有力視さる
13 圖像:所得稅法改正法律案委員會に於ける米內首相の答辯
14 昨日の懲罰委員會 有耶無耶に延期さる
15 佛假裝巡洋艦から發砲 魚雷で停船命令を受く 秋吉榛名丸船長歸來談
16 英艦の伊船拿捕で 兩國關係微妙な動き
17 我大使派遣を歡迎 新政府も答禮使派遣か
18 寺內大將、各師團の 特命檢閱を實施
19 パナマ運河の第三港門建設費 千五百萬弗復活
20 一萬噸級の巡洋艦二隻 米海軍建造着手
21 ドイツ人九名 歸國の途へ
22 興業債券の發行條件
23 けふの兩院
24 總督府辭令
25 今日の天氣
26 日本郵船基隆出帆
27 辰馬汽船
28 大阪商船臺灣出帆
29 東亞海運
30 大連汽船
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 一層民意暢達に努力せよ 市會、街庄協議會の經過を見て社說

昭和十年改正の臺灣地方制度に基づく第二回總選舉後の全島各地の第一回市會及び街庄協議會は昭和十五年度新豫算案を審議する為め夫れ夫れ去る二月下旬から三月初めにかけて開催され、今や全島九市、二百五十五街庄の歲出歲入豫算案の審議を完了何れも之れを可決確定したのである。併し乍ら現制度として市會の議決機關であるに比し、街庄協議會は單なる諮問機關に過ぎない為め、十分に自治制の機能を發揮し、民意を暢達したものであると云ふことが出來ないが、併しこの不完全なる自治制度も全島二百六十八名の市會議員と四千餘名の協議會員諸君の努力如何によつては幾分たりとも市政、街庄政に民意を反映することが出來るのである。然らば此の總選舉後第一回の市會並に協議會に於て、真實の民意を代表する議員が幾人ありや、又彼等が如何に民意表現に努力せられたか?

市會及び街庄協議會は制限選舉の上に半數官選の議員を以て組織せられてゐるから、十分に民意を代表し得る自治機關であるとは云ひ得ないが、其の職能上から見るならば、先づ市會の筆頭臺北市會の如き三十四萬市民の臺所を賄ふ約六百萬圓の豫算案を審議する機關であり、又高雄市會は三百三十三萬圓、臺南市會は百七十一萬圓、臺中市會は百五十八萬圓、其他新竹、基隆、彰化、屏東各市會も百萬圓近くの豫算を審議することになつて居り、又島內二百五十五街庄協議會も夫れ夫れ十萬乃至二十萬圓の豫算案を審議する機關であるから、吾等の實生活とは誠に密接な關係を持つものであり、決して輕々しく看過すべきものではないのである、併し乍らここ數日間に亘り開かれた市會、街庄協議會を一般民眾はどう見てゐるか、この實情を見る時餘りにも無關心なるに慨嘆せざるを得ない。地方行政の良否は吾等の實生活に直接の利害を及ぼすものであるから、吾等が自治を要望するわけで、單に議員や協議會員をさへ選出すれば事足れりと思ぶのは間違ひである。議員が民意を體して議政壇上に於て正しい政見を主張するにも矢張背後に在る民眾の支援と激勵を要することは言ふまでもないのである。此の意味に於て自治訓練と民意暢達の實を舉げる為めには島民が一段と市會及び街庄協議會の重要性を認識し、之に相當な關心を持つことが必要である。

先般來全島各地に開かれた市會及び庄協議會を通して市議員及び協議會員等が如何に民意暢達の為めに奮闘せられたか?地方はさておき、先づ島都たる臺北市會について見れば選舉人や市民の監親がなくともわれらの選民として相當な健闘を示された議員も居るが、また中にはあれが選舉前に幾多の政見を堂と開陳した議員かとまるで別人の樣な者も居る。また個人的な利益に關する發言、市民の利害と關係のない愚問、參與者の獨善的な答辯などの如き功過を論ずるに足らぬ者も居るのである。臺北において然り、地方においては推して知るべきであらう。之を要するに臺灣地方自治制の完全なる運用は官民一層の關心と努力に待たねばならぬが、殊に民意代表として選ばれたる議員、協議會員諸君が島民の意思に背かぬやう常に奮闘努力せらるることによつて始めて實現せられるのである。

02 鐵條網の破壞戰を 一般市民に見學さす 基隆の記念日街戰
03 帝都の地久節 二つの婦人報國女性 行進繪卷繰展げらる
04 地久の佳節に 奉祝婦人報國祭 昨日新竹で擧行
05 圖像:珍らしいマテオ・リツチの世界地圖
06 家禽配給組合 臺南の業者が組織
07 陸軍記念日に大記念講演會 府精動本部主催で
08 全日本華僑大會 きのふ發會式擧行
09 時局雜感/竹內生
10 濃霧に閉されて 出入船舶に異變 蓬萊丸港外で立往生
11 鐵道部奉祝音樂會 九日警察會館で開く
12 尊い汗の奉仕 新竹州廳勤勞報國隊
13 喜び語る榮轉の人人
14 義勇軍三千名を 米から芬へ送る
15 功勞金五十萬圓を 慶應塾に寄附 鹽糖社長故槙氏夫人
16 林本源興殖會社の內紛遂に表面化 郭支配人解雇騷ぎで一揉め
17 蘭陽高女校舍 あす上棟式を擧行
18 サイパンに到着 南洋定期飛行一番機
19 敬老會を開く 新竹信組の記念日行事
20 宜蘭信組の記念式
21 私立臺北中學卒業式
22 人事消息報社消息
23 紛爭の經過 準禁治產問題が中心か
24 定期航空
25 ときのこゑ
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米穀の使用制限 けふ規則を公布實施 飴等の製造は當局の許可要す
02 農產物の大增產で 肥料配給強化せん 本島に共販會社新設か
03 時事經濟解說
04 輸送力增強しても 石炭滯貨減少せず 各驛頭十四萬瓲に上る
05 燐寸の圓滑配給に 本島でも統制規則 督府で近く實施せん
06 ゴム製品配給強化 臺灣布靴協會より 府に“公認”機關の申請
07 遞信部小異動
08 出盛期に備へ バナナ輸送協議 けふ高雄で開かる
09 臺灣米庫組合 信用事務取扱開始
10 林投樹濫伐の制止 臺灣帽子組聯より 近く當局に陳情せん
11 マニラ見本市に 茶商公會が出品 來る十八日より十日間
12 原棉手當難から 操業困難に陷る 事態、好轉せずば在滿紡全休已むなし
13 おろそかにはせぬ! 機帆船及び艀船 遞信省愈よ建造を助成
14 照明燈
15 市價及商況 六日
16 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 家庭法律講座 親族の法律(八)/草薙晋
03 講演 先覺者の養生訓(二)/小澤修造
04 獨唱
05 子供の時間 河童の會議
06 料理
07 なぜなぜ問答
08 圖像:空の殉職六勇士合同葬
09 圖像:新しいバツトの包裝
10 素裸之家/飯島正
11 素晴しき喧嘩 新映畫紹介
12 鼠と蛇の指導に 惱む衣笠貞之助
13 煙草の吸殼を 害虫驅除に利用
14 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 地久節奉祝 婦人報國祭 愛婦南投郡分會主催 きのふ盛大に開かる
02 圃場主打合會 林邊檢查所で開かる
03 屏東農業學校 卒業證書授與式
04 圖像:生れ變つた南京
05 彰化郡下の產組記念行事 各組合一齊に擧行
06 大彰化市の施政方針(三) 小島市尹演述
07 圖像:突擊路開始の跡
08 華僑新民公會 潮州郡で盛大に發會式
09 ス・フ萬能觀念の誤り
10 新營郡下小公學校 卒業式日割決定
11 郡下三產業組合 從業員實務競技會 恒春郡支會が主催
12 ローカルセクシヨン
13 青物相場表 臺北市中央市場
14 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 華僑と廣東省 その海外發展史
02 特異體質とその治療法
03 溫泉の化學的研究 各大學の活動期待さる
04 圖像:新生國民政府の還都を迎へて
05 癌に對する 中性子の効力發見さる
06 樺太における ツンドラの利用
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 消費米購買帳の使用方法を徹底さす 臺中署業者を集めて會議
02 陸軍記念日祝賀會 參加希望者は高雄市役所へ
03 改組式を擧げ 銃後の務めに邁進 國防婦人會臺南分會が
04 高雄神社で記念祭擧行 產組記念日に際し
05 地久節慶祝行事
06 產業組合の真機能、發揮せよ 江藤高雄支會長談
07 映畫鑑賞會 彰化愛婦主催で
08 高雄畜產會新豫算 八百卅萬圓に查定 十四日總會を開催
09 國講研究會 東勢公で開催
10 從軍記念會 臺中支部發會式 六日盛大に開催さる
11 尨大豫算を爼上に 七日總會開催 臺南州農會が
12 畜牛飼育の講習會開催
13 中山高雄郵便局長 臺南州に轉出 謙遜しながら語る
14 恩赦の有難さに 服役者一段の感激 前非を悔いて服務
15 トラツク統制に對し 產組側、除外を陳情 臺南州會社の設立を急ぐ
16 國民貯金高 豫定額を突破 鳳林庄管內好成績
17 本社二千六百年奉祝記念事業 聖地參拜團員募集報社消息
18 社會教育視察團 臺中州管內から南部へ向ふ
19 臺南師範の合格者氏名
20 希望者に對し 樹苗を無料配布 高雄市の愛林行事
21 臺南州異動 吉原秘書係長の轉出で
22 屏東郡下の卒業日割
23 女のことから 相手を傷害 犯人二人を捕縛
24 人事
25 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(44)/張文環;陳春德
02 文藝時評 歸還兵への期待/龜井勝一郎
03 珊瑚樹 吉屋信子論 「中公」三月號
04 歐洲大戰徒然草 卷の三
05 三樂庵所藏美術品二百十萬圓を突破
06 人類の發源地(一) 米國‧シンマー博士
07 「臺灣藝術」創刊號 いよいよ發行さる
08 圖像:江南の春(上)
09 心聲漢詩

偶成寄星社諸友/鷺村、東山梅花盛開依主人小魯公原韻 其一/竹修、東山梅花盛開依主人小魯公原韻 其二/竹修

10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 我陸軍部隊完全に 敵前上陸を完了す 頑敵も算を亂して潰走
02 敵の退路を遮斷
03 敵潰亂狀態に陷る
04 陸鷲中山、西江方面に活躍
05 海南島の敵四分五裂
06 那大市を占領す
07 海軍部隊中支で活躍
08 和平實現を樂觀 ウエルズ次官パリへ
09 佛伊通商取極 假調印了る
10 ソ羅不可侵條約か モ外務委員ブ市を訪問
11 英軍陣地を襲擊 西部の獨軍が
12 英兵十六名捕虜となる
13 英伊關係惡化 伊國學生盛に示威運動
14 日滿支を通ずる 國土計畫を樹立 電力を中心に平井出長官が示唆
15 圖像:國民政府還都籌備委員會
16 齋藤氏除名を採決 昨夜の懲罰委員會で けふ本會議に上程
17 民政の俵等四氏 引責辭任せん
18 對ソ交涉の經過 ソ聯船救助費問題に關し
19 常教貿易開發協會の役員 正式に決定
20 定例米外交委員會開く 對日關係法案に觸れず
21 第三戰區の掃蕩戰果
22 明日の天氣
23 水滸傳(72)/黃得時;榎本真砂夫
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 世紀全人類の願望 暗夜見える藥發見 見事‧前人未到の地を拓く 醫學日本に揚るこの凱歌
02 鹽水港製糖 滿洲に進出 北滿產業會社を設立
03 軍人傷痍記章傳達式
04 同風會理事會 園舍擴張を決議
05 圖像:新竹愛婦の報國祭
06 代用食試食會 さるどれがお口に合ひますか 各界の婦人がテスト
07 教壇脅かす生活苦 (上)とその應急策
08 圖像:主を待つ齋藤代議士の整理箱
09 印度政局愈よ緊迫 對英妥協不可能硬化して 不服從運動開始必至
10 ポールが越境 長閑な伊佛國境事件
11 通譯吳塗木氏 名譽の戰傷死を遂ぐ
12 歐洲戰插話二題
13 家宅侵入罪で提訴 急を聞いて關係者續續歸臺 興殖のお家騷動推移注目
14 映畫界を浚ふ 對芬援助熱 米の對ソ憎惡增大
15 米人の喫煙高
16 ロンドンに 大爆發事件勃發 アイルランド軍一味の仕業
17 立往生の蓬萊丸 濃霧晴れて漸く入港
18 石炭不足で 獨小學校休校
19 定期航空
20 人事消息報社消息
21 皇軍慰問の演藝團到着 あす臺中で慰安試演
22 國民學校卒業
23 少年スリ檢擧
24 街で拾ふ
25 今夜の放送
26 商況 七日 前場
27 今日の興行
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(29)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 結婚した職業婦人 なぜ病氣に罹り易い 小倉清太郎博士談
03 新考查法の實績(三) なほう研究を要すべき誤點 今後受ける兒童の心得は?
04 圖像:うら若い日支姑娘の交換手
05 ドモリ悲觀ご無用 努力一つで上手にしやべれる では、どんな工夫が
06 小皺をつくる 外出前の入浴 代りにかうして洗顏を
07 木製の火鉢の手入れは
08 有害無益な ビタミンの過剩/寺尾殿治
09 入浴中の洗顏 一番後の方がいいのです
10 若奧樣向きな 春のアツプルスタイル
11 ペンキ塗を綺麗に拭くには
12 病室の氣持 よいお掃除法
13 ヤケドに冷酒
14 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 七十一歲の老人が 簡易圖書館を建設 備付圖書、既に三千冊
02 日本の櫻に對し 杏を滿洲國花に 全滿に運動起る
03 血染めの紙芝居 感心な支那少女
04 圖像:南京の女學生
05 火廻りお婆さん
06 カタカナ欄
07 圖像:獨軍の砲兵部隊
08 昔の旅と乘り物(中) どんなに危險だつたらうか 京大阪へ行くにも水盃
09 皆さんの作品を募集報社消息
10 玩具や道具類の色 塗り直しはかうして 皆さん試して御覽
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 軍馬確保を期す(陸相答辯) 昨日の眾議院本會議頭條新聞

【東京七日發同盟】七月の眾議院本會議は午後二時十二分開會

一、輪出資金及び輸出品製造資金融通損失補償法案外二件を委員長報告通り可決

一、軍事電氣通信法田改正法律案外一件を委員附託とした後

一、牧野法中改正法律案を上程、島田農相の說明あつて質疑に入り

土田莊助氏 (民政)、本法に依れば政府の意圖する牧野は僅かに百六十萬町歩に過ぎない、我國の現狀から見れば少くとも八百萬町步を必要とすると思ふが如何

島田農相 牧野の擴張については將來國有林の開放等大いに考慮する、決して本法を以て滿足してゐるものではない

杉山元治郎氏 (社大)現在の馬政政策をもつて將來戰に備へるのに充分と考へてゐるか、統計的に見れば日露戰爭においては兵百萬の動員に對し馬十九萬頭、滿洲事變、歐洲戰爭においては二十五萬頭を動員してゐるのでこれから推論すれば近代戰においては尠くとも三十萬頭は必要と思ふ、從つてこれが對策としては百萬頭を確保せねばならぬ政府の馬政計畫は果して順調に進捗してゐるか、次に飼料の配給機構は出來たか、飼料は圓滿に配給されてゐないまた滿洲に大豆專管公司が出來て居り飼料の出廻りが惡くなつたといふが如何

島田農相 昨年度の滿洲旱害のため飼料に思はざる支障を來したことは遺憾である、本年度は斯ること無きやう努力する、配給機關に就ても同樣圓滿なる配給機關に就ても同□圓滿なる配給に就き研究する

畑陸相 軍馬に就ては支那事變の經驗に鑑み軍の要求が變つたが軍としては近代戰に必要な車馬確保に就き遺憾なきを期する方針である

と答へ本案を米穀應急措置委員會に併託

02 齋藤氏除名を可決 舌禍問題茲に大團圓
03 圖像:齋藤隆夫氏歸京
04 文昌、安仁附近を掃蕩 隨所に敵を捕捉殲滅
05 中山縣城包圍を完成 海軍部隊も猛活躍
06 南洋定期一番機 パラオ安着
07 岡崎久郎氏 除名反對投票 民政より離黨
08 肥料增產に要する 追加豫算三案上程 眾院豫算總會
09 敵一個中隊を潰滅せしむ 我が西江部隊
10 圖像:送還獨逸人感謝の遂拜
11 商船バンコツク丸 海防で臨檢さる 郵便、小包多數沒收
12 道義的に頗る不快 事實調查の上抗議す
13 中山課□語る
14 ウエルズ特使 佛大統領以下と會見
15 濠洲軍備大擴張 三萬から念二萬餘へ
16 日立、松本部長 マニラヘ 工事入札の為め
17 眾議院米穀委員會 政府原案可決 さる
18 東亞協同體の確立に努力す 日滿支青年層を通じて 文相答辯
19 中央政治會議 秘書處を移轉 十日頃上海より南京へ
20 返還獨人九名 歸國の途に就く
21 伊の對英感情惡化 各放送局が糾彈放送
22 けふの兩院
23 伊船抑留九隻に達す 伊國內の反英熱まる
24 現行協定に滿足せず 日印會商準備委員會聲明
25 天津現銀問題で賑ふ 英下院極東問題を討議
26 今日の天氣
27 英輸送船二隻擊沈さる 英佛海峽で
28 辰馬汽船
29 大連汽船
30 日本郵船基隆出帆
31 大阪商船臺灣出帆
32 東亞海運
33 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 產業調整と糖業の管理社說

最近議會に於いて臺灣の米作と蔗作問題を中心として質問應答續出し一般の注目を惹いて居る、卽ち戰時下に於いて米の增產が急務であると同樣に砂糖の增產も閑却されない事態にある然るに耕地面積には限度があり米の大增產を計らんとすれば、勢ひ甘蔗作付面積減少せざるを得ない。支那事變を契機として國內に於ける砂糖消費は逐年增大して居り更に支那大陸方面へも供給せねばならないので本島糖業もこの機會に一大增產を敢行せねば供給不足に陷る虞れがある。米は我が國民の主要食糧品であり、戰時下に於いては本島の如き米作適地は出來る限り大增產を實現し、母國へ食糧供給力を豐富にする義務がある米と砂糖の重要性に對しては、その觀點に依つて輕重を定め難 いが、砂糖の增產よりも刻下の對策としては米の增產を計る事が急務と見るべきである。

本島米作は遂年增產を示しつつあるも事變勃發以來、特用作物として無水酒精の原料である甘藷を始め繊維資源として黃麻苧麻、更に飛行機用の蓖麻を 栽培せねばならない、增產せねばならぬ作物が多い割合に耕地は急激に增大する事が出來ない狀態にある。それが為めに作物の重要性に應じて耕地を增減する必要がある。殊に本島の如く二大產業の一つである米作が米管令の實施に依つて國家管理を斷行し、同令の運用に依つて本島農業政策に一轉機を劃さんとして居る事より見れば、重要產業の一つである糖業も現在の如く各營利會社の自由經營に任せず、米と同樣に強力なる國家管理を斷行すべきである。これが真に本島產業政策を確立する、方策である。

現在の本島產業から見るに、戰時下に於いては生產を始め販賣兩部門ともに漸次強力なる統制を受けねばならない時代に到達して居り、昔時の如く糖業黃金時代を再現する事が出來ない然るに糖業資本家は依然として何等かの打開策を講ずべく努力して居るその結果に依つて多くの蔗作生產者を犠牲に供せねばならないだけに、この際督府としては新臺灣產業政策を具現する為めに米作と同樣に糖業に對しても一時も早く國家管理を斷行しない限り真に產業調整が期待されないであらう。言ふ迄もなく米作と甘蔗作は重要產業であるも何れを增作すべきかに對しては國家管理の實施に依つて始めてその圓滑なる運用が期待されるものであり、更に新時代の臺灣糖業發達を育成して行くものと見るべきである。米穀管理のみを斷行して糖業を現在の如く一部資本家に任せる事は何時迄も米作蔗作との相剋を解消する事が出來ないであらう。

02 島內西廻り定航機 宜蘭出發後行衛不明 乘客の安否氣遣はる
03 學習院初等科 新校舍竣工 きのふ落成修祓式
04 新竹神社の用材御木曳 きのふ嚴肅に執行
05 地久節を壽ぐ女性行進
06 無事を祈る 佐倉飛行場長談
07 濃霧のたの不時着る
08 頭圍山中で遭難?
09 官吏トンフレの惱み 人的資源の缺乏で 人事當局は頭痛鉢卷
10 時局雜感/竹內生
11 香取丸出帆
12 瑞芳街石底を 通過の形跡
13 高橋子令息殉職
14 白衣の勇士 慰問演藝會 臺北州聯合青年團員が
15 臺北州防空委員會 來年度の計畫を審議
16 關門トンネル愈よ 今秋に開通の運び 日滿支連絡に一大變革
17 市內各幼稚園の保育修了式
18 不心得な米商摘發さる
19 鯨肉、鯨皮積んで 大光丸神戶入港 南氷洋捕鯨オリンビツクから
20 支那に賣り込む 古機關銃留置 紐育で物笑ひの種
21 本島人改姓名の座談會 權威者が參集
22 小林主計大佐逝去
23 定期航空
24 大和丸無電
25 人事消息報社消息
26 ときのこゑ
27 訃文:顏源發
28 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 貨物輸送力新記錄 三萬六百瓲を示現 主要貨物の出廻順調
02 淺野セメント 高雄に工場增設 機械は土佐より移轉
03 輸出人造絹製品 內地流入を阻止 一日より施行の商工省令概要
04 闇相場の統計 的確な物價對策に 緊急作成が肝要
05 生糸輸出向適品 極度に涸渴 內地業者、對策を陳情
06 資金調達並びに 外貨への融通額 滿洲國本年度の協定成る
07 日滿伊貿易協定 自動的に六ケ月延長
08 二月の官鐵收入 三百十六圓 前年同期より五分增收
09 甜菜の大增產 本年度は更に百萬擔 滿洲國で五ケ年計畫
10 農村還元問題 物價大幅引上げに依り 滿洲國で具體案を講究
11 洋灰聯合會 臺灣支部閉鎖
12 砂糖配給統制會社 糖聯が設立に着手
13 廣東商工會議所 廿一日に開會式 本島より代表が列席
14 物資流入不圓滑で 對日輸入組合結成 配給統制機關も強化
15 照明燈
16 市價及商況 七日
17 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 管絃樂
03 子供の時間 お琴と童話
04 料理
05 ラヂオ小說 怪談宋公館(下)
06 緋桃と黃色い薔薇 雛壇にも新感覺を 雪州流家元中村如遊氏
07 河やなぎ猫やなぎの盛花
08 愛の記念日 新興東京の作品
09 新興「熱情の翼」 警視廳の推獎映畫
10 東寶男優總動員 「燃ゆる大空」開始
11 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 聯合壯丁團檢閱 潮州郡で盛大に開かる 楓港團に優勝旗授く
02 陸軍記念日 澎湖廳の行事決定
03 興亞運動 竹東郡守の大熱辯
04 產業記念日 集集信組の行事
05 勳章傳達式 東石郡にて
06 遺家族慰安學藝會
07 竹東郡の地久節 二百餘名參列し 奉祝式を擧行す
08 學藝會好評
09 北斗郡下の旱魃 依然解消せず農民憂慮
10 圖像:邪教大本に斷罪下る首魁王仁ら五十五名
11 大彰化市の施政方針(四) 小島市尹演述
12 里港壯丁團 賞金を其儘献金
13 圖書館後援會 高雄市に組織され 五日、盛大に發會式
14 華僑新民公會 三日‧潮州郡に結成
15 屏東警察署 あす實彈射擊會
16 草屯分室では
17 新化郡下の卒業式
18 北斗郡華僑第三回總會
19 マ病防遏作業成績 新化郡で近く審查
20 屏東兩信組の記念日行事
21 道路品評會
22 東石郡國講講師銓衡試驗
23 澎湖廳下各學校 卒業式日割
24 澎湖廳視學異動
25 ローカルセクシヨン
26 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 華僑と廣東省 (二)その海外發展史
02 圖像:新文化の芽生え
03 圖像:働く興亞の女性
04 音だけの空爆 歐洲戰に實現せん
05 南米大陸の發現者は猶太人
06 每日七千噸の汽船が沈沒 海の恐怖時代來る!
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 名譽の戰死、傷死者 原隊より發表さる
02 伊藤伍長は立派な教誨師 山田刑務所長談
03 白衣の勇士 高雄に歸還
04 食糧奉公節米日を設定し 節米數量を割當る 高雄州消費節約に乘出
05 圖像:大麻奉齋殿御遷座
06 兵事事務打合 七日臺中州で
07 賞金を國防献金 嘉義南門壯丁團
08 鄉軍後援の後援會を結成 十日花蓮港で擧式
09 神社參拜と記念式を執行 彰化信組記念日行事
10 貯蓄運動に加入を勸告
11 神社參拜の全島一週旅行
12 芝山巖神社に燈籠を献納 花蓮港教育會が
13 臺南の陸軍記念日 行事一部變更
14 陣容を完備し 工事遂行に邁進 嘉義紅毛埤貯水池工事に關して
15 岡田少將慰靈祭 □九日嘉義市で執行
16 彰化優良部落表彰式
17 高齡者や子福者の 慰勞表彰會開催 旗山信組廿五周年記念
18 圖像:大楠公銅像除幕式
19 拓け行く 新港郡下の山地 個會社の開墾甲數割合
20 孔子廟春季祭典 十五日に執行
21 新港郡振興に事業會社を組織 早くも滿株の盛況
22 千五百廿餘萬圓の尨大豫算を爼上に 九日高雄州農會總會
23 一足飛びに 初夏の暑さ 高雄は御天氣續き
24 臺南州內務部異動
25 職權を濫用した 稅務官、收容さる 響應、借金の強要で
26 彰化市女子公で 盛大な奉齋式 大楠公銅像も除幕式
27 高雄市議、林氏議員を辭退 選擧違犯は不起訴
28 臺東廳勸業課長に 黃介騫臺南市長助役が榮轉
29 久保醫院治療開始
30 人事報社消息
31 順風耳
32 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(45)/張文環;陳春德
02 創作 港/黃貴元
03 珊瑚樹 文學と政治 中野、新居兩氏の論文
04 人類の發源地(二) 米國‧シンマー博士
05 圖像:スケート履飛行機
06 心聲漢詩

東山梅花盛開依主人小魯氏韻 其一/篁川、東山梅花盛開依主人小魯氏韻 其二/篁川、東山梅花盛開依主人小魯氏韻 其一/景山、東山梅花盛開依主人小魯氏韻 其二/景山、東山觀梅用主人小魯同社韻 其一/鶴亭、東山觀梅用主人小魯同社韻 其二/鶴亭、弔張玉書詞長/許幼漁、弔張玉書詞長 其二/許幼漁、哭幼春詞長/許幼漁、哭幼春詞長 其二/許幼漁、哭幼春詞長 其三/許幼漁

07 圖像:江南の春(中)
08 新刊紹介
09 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 中央政府成立に對應し 政府は近く重大聲明 米內首相談の形式で
02 各派の內部抗爭暴露 眾議院は新たな形で 深刻な動き展開せん
03 ソ聯突如芬に和平提案 傳へらるる和平條件
04 芬は應ずる かも知れぬ
05 閻、剿共指令を發す 山西軍の各部隊に
06 全面的衝突の態勢
07 海運統制協議會
08 久原派五氏に離憲を勸告 反黨の行動で
09 蘇、羅不可侵協定說 ローマ外交界の觀測
10 中山縣の攻略近し 皇軍、城外數粁に肉薄
11 清水河橋樑を猛爆
12 山東省內討伐狀況
13 帝國、蘭印との間に 通商協定締結せん
14 聯合準備銀行の 對日クレヂツト 更に一ケ年延長す
15 定例閣議
16 部長級異動
17 佛、戰爭政策を示す ウエルズ特使佛大統領、首相と會談
18 鐵鑛石聯合會を組織 規約役員を決定
19 抑留の伊汽船 合計十三隻
20 明日の天氣
21 水滸傳(73)/黃得時;榎本真砂夫
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 エンボイ機依然不明 “天候恢復を待つ外なし” 一番機の空中搜查報告
02 けふ大空中搜查 二番機山手方面へ
03 濃霧晴れた後決行
04 坪林と頭圍へ急行 兩手に分れて地上搜查
05 昌子內親王殿下 けふ薨去遊ばさる
06 三陛下痛く御軫悼 竹田宮御殿に行幸啟
07 勳章傳達式 東石郡にて
08 傷痍軍人記章あす傳達式
09 三郡下を大搜查 凡ゆる機關を總動員
10 文山郡方面で大搜查
11 基隆郡大搜查
12 公園施設の完備に 臺北市が乘り出す 委員會で對策を練る
13 訪粵婦人教育視察團一行 賑かな廣東入り
14 遺家族慰安會
15 稀有のペーパー 詐欺團檢擧さる 慾深連より大金を騙取
16 議員候補者の妻は 流線型帽を被るは 米國の議員候補者妻女心得帖
17 新竹州賣金功勞者表彰式 十日に擧行
18 猶太人、英官憲衝突 双方死傷者を出す パレスチナに於て
19 獨のスパイ戰 巧妙を極む 最近の活躍ぶり二ツ
20 久寶寺で記念法要
21 基隆高女卒業式
22 定期航空
23 人事消息報社消息
24 世界美服十女傑 第一位はウインザー功夫人
25 專檢日割決定
26 市パスが衝突 幸ひ負傷者なし
27 街で拾ふ
28 今夜の放送
29 商況 八日 前場
30 今日の興行
31 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(21)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 家庭教育の基礎 子供の最善の玩具は自然 草木や生き物を愛させよ 東京市公園課末田マス女史談
03 貧血の人に銅劑 鐵劑より補血作用が優秀 肝臟エキス、カキ、ココア等
04 圖像:巴里異風景
05 家庭に科學訓練を 節約はその根本を見究めて 代用品は特長生かして使へ
06 圖像:抗日教育から興亞教育へ
07 烏賊で料理二種
08 烏賊の鐵砲鮨
09 絃樂器の手入 煖房のために 冬は傷み易い
10 紙上病院
11 美味しい鯛茶漬 鮭魚も通人に喜ばれる
12 天然痘の豫防 種痘の痕が二つ以上ないと 完全に免疫とはいへない
13 食慾をそそる 豚肉のカレー煮
14 包紙で封筒を
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 一圓、二圓で買へる 新案愛國切手債券 大藏省で準備を急ぐ
02 湖の底から溫泉 滿洲國の鏡泊湖
03 ヒトラー總統から お禮の寫真 福岡縣の中‧小學校に
04 宮城の外苑に 清磨公の銅像 在米邦人が□を寄附
05 圖像:南京大學と中國看護婦學校
06 山間の小學校に 素晴しい寄宿舍 設備はこんな立派
07 圖像:獨機擊墜さる
08 三百萬人の兒童避難民
09 圖像:學習院新校舍
10 今次事變に於ける 少年航空兵の活躍(一) 荒鷲と共に世界戰史に輝く 陸軍省情報部
11 昔の旅と乘り物(下) どんなに危險だつたらうか 京大阪へ行くにも水盃
12 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 中山縣城を完全攻略 皇軍部隊、堂堂と入城頭條新聞

【廣東八日發同盟】南支軍發表午後一時半

中山縣攻略中の我が精銳諸部隊は本八日午前十時中山縣城を完全に攻略せり

【中山八日發同盟】我が陸軍精銳部隊は八日午前九時中山縣城に堂々入城、次いで九時半○○本部隊も引續き入城、茲に五個月目に同縣城高く日章旗を打立てた

【中山縣城にて八日發同盟】五日午前海軍直井、土井兩部隊協力の下に唐家に敵前上陸後破竹の勢を以て廣漠たるデルタ地帶を進撃した丹羽、遠藤、野口、若松等の諸部隊は七日夕刻中山縣城東方約四粁の高地一帶に又吉竹、川島、高澤等の各部隊は海軍村上部隊の協力下に六日朝疊石附近に敵前上陸を敢行して一路東北方に向つて猛進を續け同じく七日夕刻中山縣城西方約四粁の高地一帶に進出して東西より半圓形の包圍陣を構成しこれに呼應して東方海上には直井土井の兩海軍部隊ががつちりと構へ北方に待機中の○○部隊とともに東北兩方面より敵の退路を遮斷し茲に東西南北よりする完全なる包圍陣を以つて敵を袋の鼠と化したので敵は全く逃塲を失ひ大混亂に陷つたが我軍は一般民眾の危害を慮り一擧に突入の態勢を避けぢり押に包圍圈を縮小し右往左往する敵を隨所に捕捉殲滅しつつ中山縣城に殺到八日午前九時各部隊相續いで同縣城に入城し同九時半には○○本部隊も堂々入城したのである、かくて抗日の巢窟中山は再び我が日章旗の下に脆くも潰え去つたのであるが軍としては同方面の抗日態勢對敵行為の一切を根絕すべく斷乎たる方針を以て臨む決意を示してゐる

02 海軍部隊、敵退路斷つ
03 澳門大混亂
04 海南島の敗殘敵軍 漸次山岳地帶に追ひ込まる
05 敗敵を急追す
06 無益の抵抗を止めよ 王欽宇中將、從弟王毅に勸告
07 ソ聯軍進出
08 圖像:來栖大使就任レセプシヨン
09 皇軍の真意を理解 幾多の感激場面を展開
10 一大殲滅戰を展開(潮汕方面)
11 青蔴山を占領
12 米穀應急措置法案 眾院で滿場醫致可決
13 圓ブロツクヘの輸出實狀を報告 日高部長、眾議院豫算總會で
14 食糧品の配給 閣議で成案決定
15 維新政府近く解散(新政府に合流) 聯合委員會も發展的解消
16 敵陣を急襲
17 經理命令の強化 藏相答辯大藏省が準備中
18 聖戰目的完遂 決議案を提出 けふ眾議本會議に上程
19 支那に新借款供與 ジ融資局長が發表
20 米の行為は非友誼的 須磨情報部長談
21 廣西敗戰責任者を蔣介石が夫夫處分
22 けふの兩院
23 今日の天氣
24 大連汽船
25 東亞海運
26 大阪商船臺灣出帆
27 日本郵船基隆出帆
28 辰馬汽船
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 物價政策再出發の基調社說

藤原式か池田式か、深刻な論爭によつて一時は政治問題化せんとした物價機構改革問題は藤原商相の步み寄りによつて妥協案を決定した。內閣に直屬した物價對策審議會を設置し、首相を會長に經濟閣僚を委員とし民間の權威を網羅したことは注目に値する。それと同時に商工大臣直轄の物價形成委員會を設け、內閣、商工二本建となつてゐるが、しかしこれはどこまでも形式上の整備とはなっても、物價對策の根本的解決とはならず、實狀に卽して如何にすれば効果を集げるかは今後の運用に俟たねばならぬ。物價機構の改革は出來たが、肝腎な政府の執るべき根本方針が未だ確立されず、議會に於ける首相や商相の答辯に聽くも、その進むべき方向が明示されてゐない。生擴と低物價との調整方針が確立されないで漫然これに對處するとせば、現在の矛盾は一層擴大するばかりである。

生產擴充と低物價政策との調整は、今日何と云つて戰時物價對策に於て先決問題でなければならぬ。低物償政策を堅持しつつ生產力を擴充することは、非常に困難な問題であるが、これは徹底に究明されなければならない。これに對する商相の方針は、過日の眾議院稅制委員會に於て、闡明したところによれば「增產第一主義を採り、これに卽應する價格の形成こそ當面の適正價格である」とし、これがため多少の物價値上りは已むを得ないと、增產的適正價格の方向を暗示してゐる。商相の所謂適正價格は、業者間で成立した協定價格を基礎にして檢討改訂せんとする方針であり、增產の為には幾分自由な價格を認めようと云ふのである。しかしこの方針は從來中央物價委員會の探り來つた、低價格維持を第一目的とする政策とは矛盾するからこれを如何に調整するかが急務でなければならぬ。

經濟參謀本部たる物價新機構は出來上つたが、政府の執るべき根本方針が定らず、飽く迄低物價政策を堅持するが如く、或はこれを修正するが如き曖昧な態度であつてはならぬ。最も妥當、根本的方針を早急に決定して進むべきである。何はともあれ、問題の要諦はその題目や看板でなしに、具體的に如何なる方法を探るかにある。今日の物價騰貴の根本原因が、物資不足と通貨膨脹にあることは云ふまでもないことである。通貨膨脹抑制策はもとより必要であるが物價對策は更に急を要する。凡ゆる政策は事前に施してはじめて十分な効果を舉げるが、後手々々となれば如何なる名案もその効を全うすることは容易でない。物價は既に今日の狀態になつてゐるから、新內閣が現下の物價と取組んでこれを適正のところ抑制しようとすれば、異常の決意をもつてこれと闘はねばならぬ。

02 聖上の關西行幸 當分御延期あらせらる
03 臺灣に深い御關心 御在世中の思召しをせよ 小林總督謹話
04 御仁慈の數數に 皇軍將兵恐懼感機
05 名譽の戰死傷死者 きのふ原隊から發表
06 石底附近に遭難か 目擊者談から集めた情報 同方面に搜查集中
07 柑脚坑山地は 霧の深いところ
08 柑脚坑附近山地を 虱潰しに大搜查 壯丁團保甲民を動員し
09 けふ石底に向ふ 第一日搜查手掛りなし
10 空中からの搜查 六番機空しく歸る
11 地上搜查も一應打切る 濃霧のため
12 圖像:大村前文部次官 昨日大和丸で來臺
13 どれもうまさうだ 代用食試食會 きのふのテストの成績上乘 次は大稻埕で開催
14 內務局長官から 美貌な狸孃現はる 獨身暮しの山縣さんに同情してか
15 臺北高商の合格者發表
16 蘭陽高女新校舍上棟式 昨日盛大に擧行
17 宜蘭農林卒業式
18 定期航空
19 人事消息報社消息
20 總督府辭令
21 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 發電用石炭に關し 優先輸送を陳情 臺電が救援を求む
02 高雄港の砂糖船積 三月來は至極順調 出入糖の均衡成る
03 價格形成委員會 官制案の要綱 會長は商工大臣專任制
04 政府增炭對策に 中小炭坑業者反對 五日・その根據を發表
05 產糖減收の影響 結局切府制採用か
06 鑛山關係勞務者の 適正賃銀を徹底 きのふ臺北で種種協議
07 朝鮮の磷灰石資源 八千萬乃至一億瓲 日燐‧愈よ開發に着手
08 甘藷とキヤツサバの 買收價格決定さる きのふ殖產局より發表
09 稅務講習會 修了式を擧行
10 島產茶の出荷 前年より減少 二月中七十九萬斤
11 照明燈
12 臺灣汽船の設立 豫定より遲延か 杉本氏が急遽上京
13 大豆の收買價格 滿洲國で大幅引上げ
14 市價及商況 八日
15 第貳回決算公告/三芝共榮茶葉株式會社
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 時局下の國民貯蓄に就て/邨松一造
03 朝の修養 武人之鑑/谷實夫
04 清元
05 歌謠漫談
06 子供時間
07 料理
08 お話と錄音 動物づくし/古賀忠道
09 日活多摩川作品 女は泣かず
10 圖像:漢口より
11 圖像:北見禮子
12 瑞穗春海處女作 女だけの氣持
13 女忠臣藏 松竹が獨占
14 大船スタヂオ短信
15 白光さん又銀幕へ 田中絹代らに伍して
16 國際映畫展に 邦畫三本も入選
17 五所監督再起 「木石」愈よ開始
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 社會教育講習會 七日‧臺中州主催で 員林家政女に開かる
02 北屯、大坑兩組合合併を決定 夫夫臨時總會を開催
03 圖像:重任を果した軍服献納
04 各地の產組記念日
05 竹田庄の國演會
06 大彰化市の施政方針(終) 小島市尹演述
07 圖像:颯爽たる近衛二等兵
08 料理屋飲食店定期總會
09 幼兒肥甕で溺死
10 ローカルセクシヨン
11 社告/臺灣新民報社報社消息
12 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 圖像:南洋定期一番機橫濱空港出發
02 コールタールから 造られる醫藥 藥品や染料いろいろ
03 東洋の英國海軍(上) 強化される基地と空軍
04 圖像:獨白國境危し
05 軍用機裝備銃砲 最近の傾向
06 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 購買帳一人當り一日分 二合三勺の割合 代用食をも勵行されたい
02 購買券が無ければ 御米が買へない 彰化市で配給機構の徹底へ
03 陸軍記念日に市街戰と攻防演習 花蓮港廳で計畫を進む
04 圖像:地久節奉祝
05 戰病死六氏の告別式、執行
06 陸軍記念日の奉祝行事 嘉義市に於て擧行
07 白衣の勇士 慰問野球大會 一般の觀覽を希望
08 彰化公會堂で慰問演藝會
09 大和婦人會が慰問會開催
10 譽の金鵄勳章 傳達式を擧行
11 旗山の水田バナ、二割方撤退さる 具體案の實施に關し 米山郡守語る
12 圖像:優勝の若人チーム
13 金賣却運動の功勞者を表彰 彰化市金報國聯盟で
14 屏東專賣支局遷座式擧行
15 三圓七十錢程度で 豆粕を配給か 當局その手配に腐心
16 嘉義高女の卒業式
17 慰問團臺中座で試演會開催會 軍關係者を招待して
18 彰化高女の卒業式
19 華僑講習所修了式
20 彰化市尹に感謝の返電
21 團員募集締切/臺灣新民報社報社消息
22 蕃地勤務者に醫療を講習 七日より高雄西子灣で
23 大屯郡下の卒業修了式
24 彰化市から視察員派遣 十六日出發の豫定
25 水害豫防組合 第二回評議會
26 水產會幹部が 高原廳長訪問 水產業に關し種種陳情
27 高雄州下に 又山火事發生
28 結核豫防に關し 熱心に答申 高雄公醫會議開催
29 林塗盛市議辭表を提出
30 彰北郡下の卒業式日割
31 臺南署管下 大清潔の日割
32 產業組合の役員講習會 高雄州下の
33 保健組合の彰化支部發會式
34 蓖麻蚕の飼育 旗山の成績良好
35 會事二件延期
36 嘉義管下大清潔日割
37 人事報社消息
38 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(46)/張文環;陳春德
02 創作 港 二/黃貴元
03 珊瑚樹 文學の世俗化 中野氏の文藝時評
04 人類の發源地(三) 米國・シンマー博士
05 圖像:江南の春(下)
06 心聲漢詩

懷灌園表兄/小魯、懷灌園表兄 其二/小魯、卽事/許幼漁、步施梅樵先生七十述懷原韻/幼漁、輓仲衡詞兄/鄭蘊石、蔡北崙先生將返滬上賦此壯行/林石崖、弔仲衡詞長/許幼漁、弔仲衡詞長/許幼漁、孤雁飛(爲友沙三弟之作)/李學樵、挽林小眉公子/學樵

07 圖像:工事進む高橋公園
08 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 各地で敗殘敵を擊滅 海南島の掃蕩戰進捗
02 大星子附近を確保
03 雅星を占領
04 峻險を越えて進擊(湖汕方面)
05 敵、第二陣地に潰走
06 最も平穩な週間 冬季攻勢の敗戰を實證
07 石炭增產對策(閣議決定)
08 中國憲兵隊 南京に到着
09 無氣味な對峙から 最後決戰へ展開か 共產軍と閻錫山軍
10 重慶も處置に窮す
11 聖戰貫徹決議案文
12 陸軍定期異動
13 圖像:冀中冀南肅正討伐戰
14 獨外相、羅馬を訪問 伊首、外相と會談せん
15 芬蘭大統領 突如伯林に到着 次でローマを訪問
16 平和交涉は進行 芬蘭外相が言明
17 五派連繫第二會合開く
18 外地裁判所を 司法省に統一 木村法相の答辯
19 明日の天氣
20 水滸傳(74)/黃得時;榎本真砂夫
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 望みをけふ一日に 空陸から再び大搜查
02 殘念、依然手掛りなし 第三日空中搜查の報告
03 坪林の密林が有力 佐倉飛行場長搜查方針を語る
04 坪林地帶に全力 臺北州保安課指令を發す
05 法務局、外事部 けふ開局式を擧行
06 二見長官代理告辭
07 搜查本部を石底に移す 長岡航空官語る
08 大搜查隊出發 決意を眉宇に浮べて
09 福山部隊長が稱讚 戰死した前田一等兵の奮戰振り
10 頭腦が明晰 戰死し中井一等兵は 臺北工業の先生
11 內地茶葉視察 新竹州製茶同組 一行十一日出發
12 大溪墘らしい 搜查から引返へした 宗森基隆景物主任談
13 姑婆寮なら大變 人跡未到の密林地帶で ひぐまや豹が出沒
14 圖像:臺北市主催代用食試食會
15 “反共和平”を表示 新生支那の國旗內定
16 王爺廟に興安醫藥院新設 蒙民保健衛生の充實に
17 基隆市防聯委員總會
18 阪井由夫博士 維新政府中央國立病院の阿片治療醫官に招聘さる
19 獨立美術展に 久保田氏入選
20 三階から飛降自殺
21 貧困志學者に福音 臺灣育英財團から學資支出 十五年度から實施
22 北一女卒業式
23 新竹高女卒業式
24 定期航空
25 人事消息
26 街で拾ふ
27 今夜の放送
28 商況 九日 前場
29 今日の興行
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(22)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 鹽物や干物を 都會人は澤山攝れ 殊に姙婦はカルシウムが必要
03 グロなマスク お化粧崩れなどは かうすれば防げます
04 熱いお湯から 早產や流產! 姙婦の長湯は禁物
05 日本風の早乙女髮 若若しい魅力を添へる
06 副食物費の節約にも 野外の植物を食膳に 雜草に在る珍味と藥膳 理學士八木常吉氏談
07 お風呂には 澤山の病菌 錢湯へは早く行くこと
08 酢の重寶な使ひ方
09 運動選手の場合と遠ふ 先天的扁平足 どんな場合に治療が必要?
10 圖像:銃後娘の會記念大會
11 赤ちやんが爪で 怪我をする
12 鯖の變つた料理 美味、滋養、經濟三拍子揃つた 時局向きの食品
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 授業時間は四十分 體鍊と藝能を重視 國民學校の新教則案
02 種子取りに お猿さんを使ふ 樹を傷めずに濟む
03 圖像:明日は陸軍記念日
04 圖像:陸軍記念日繪葉書
05 皆さんの作品を募集報社消息
06 日本一の大鏡餅 鋸でひいて配る
07 圖像:遺兒達に贈る メタルとブローチ
08 今次事變に於ける 少年航空兵の活躍(二) 荒鷲と共に世界戰史に輝く 陸軍省情報部
09 極寒な地方には 馴鹿が何故必要か 子供の科學知識
10 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 敵中央部の統制衰退 海南島、中山縣、潮汕の肅清戰 各方面とも我に有利頭條新聞

【廣東九日發同盟】南支軍當局談(九日午後三時半發表)我が南支軍は曩に翁英作戰に於いて廣東方面に於ける蔣軍主力を粉碎し次で賓陽作戰に於いて中央軍廣西軍等數十萬の敵を潰滅したが今次更に海南島、中山縣、潮汕の各地に於いて一大肅清作戰を遂行中である卽ち海南島に於いては岡田、谷田○○及び○○等の諸部隊が海軍と密接なる協同の下に占領地區周邊一帶に亘り一大掃蕩戰を展開中であり又中山縣方面に於いては野口、瀧本、若松、山本、川島、吉武、宮澤等の諸部隊を以て八日午前十時旣に中山縣城を占領して目下同地附近を掃蕩中である又潮汕方面に於いては落合及び○○、○○等の有力諸部隊が同地方に蠢動中の約二萬の敵を撃滅中であるが戰況は各方面とも我に有利にして終始敵に多大の損害を與へたるも我方の損害は極めて輕微である而して本作戰に於いて特に顯著なる事例は各方面とも敵にして我に內情を通じ或は歸順投降を乞ふもの續出してゐることであるが此等は卽ち我軍が曩に實施した翁英賓陽の兩作戰に於いて該方面に於ける蔣軍主力が粉碎された事實を知り且つは蔣軍中央部の統制衰退を如實に物語るものであらう

02 隨所に頑敵を擊破 潮汕地方の大殲滅戰戰況
03 わが猛攻で敵は敗走
04 中山縣城頭に軍艦旗 潭州水道閉塞線を突破す
05 海軍部隊の戰果 海南島の大掃蕩戰で
06 野田大佐滿軍の荒鷲訓育に當る
07 岡村寧次中將は 第十六期の逸才
08 四將軍の略歷
09 森岡□少將の略歷
10 竹下義晴少將は廣島縣出身
11 褚民誼氏が南京に向ふ
12 支那事變行賞實施 內閣書記官長談で聲明
13 經費は折衝中
14 阪神海軍部 大阪に新たに設定
15 青天白日、滿地紅旗へ 新政府こそ國府の法統を繼ぐ
16 圖像:冀中冀南肅清
17 我方、大乘的に同意
18 肥料配給割當比率 決定權の中央移管 島田農相が仄かす
19 聖戰貫徹決議案可決 昨日の眾議院本會議
20 貴族院本會議
21 議案送付督促 貴族院代表が首臟相と會見
22 眾院豫算總會 直ちに散會
23 五氏は離黨を 承諾せぬ建前 久原派紛糾持久戰へ
24 社大、九氏に離黨を勸告
25 興亞院連絡部長官異動
26 斷乎抗日政權を潰滅 聖戰貫徹決議案に答へ 首相政府の所信を披瀝
27 藤田榮介氏危篤
28 米管案に關し 丸山鶴吉氏質問
29 岡本總領事退職
30 今日の天氣
31 東亞海運
32 大阪商船臺灣出帆
33 日本郵船基隆出帆
34 辰馬汽船
35 大連汽船
36 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 陸軍記念日を迎へて 島民覺悟を新にすべし社說

けふは第三十五回の陸軍記念日である。之は明治三十七八年日露戰役に於て我軍が奉天大會戰に大勝利を得、露軍の死命を制して戰爭の終局をもたらし、以て帝國の威武を中外に宣揚し、帝國の歷史に一大光彩を加へた意義深き日である。この歷史的記念日を迎へるに當り、陸軍關係方面に於ては勿論、一般國民に於ても均しく同戰役に於ける輝しき先人の偉勳を回想し、欣悅し、以て聊か戰歿諸勇士の英靈を慰藉すると共に後進を感奮興起せしむべきである。聖戰下三度目の陸軍記念日ではある。現下の時局を乘切つて行くには國民が全體となつて事變目的の達成に層一層努力しなければならないと痛感するものである。

この記念日をより意義あらしめるため、中央は勿論、全國各地共數々の記念行事を實施してゐる。殊に軍では文部省、東京府と共同主催で本朝拂曉より 近衛師團將兵、都下中等學校の學生生徒約一萬名參加の下に戰車、飛行機、各種近代兵器を網羅し、近衛師團丸山政雄少將統監となり、帝都を中心とする一大市街模擬戰並に近代戰を展開、引續き演習參加の各種機械化部隊の市街行進、陸軍戶山學校の音樂行進等一大軍國繪卷を繰展げることになつてゐる。

飜て本島でも督府國民精神總動員本部主催、軍司令部後援の下に本日午後七時半臺北市公會堂に於て一大記念講演會を開催する外、時局映畫をも上映することになつてゐる。之と並行して島都でも臺北州主催の下に都下男子中等學校の健兒に依り、實戰宛らの一大演習を舉行する筈である。一方臺南、臺中、高雄、新竹、澎湖等々各地でも夫々武運長久祈願祭、神社參拜、靖國神社遙拜、陸軍墓地參拜、記念講演、旗行列或は陸軍病院慰問等の記念行事で島は陸軍一色に塗りつぶされてゐる。

今や政府當局は事變處理に全力を傾注し、國民の事變目的に對する理解と國民生活の緊張とを切に要望してゐる。吾々は彼の日露戰役に於ける我國の大捷は銃前に於ける皇軍の威武と共に銃後に於ける國民の臥薪嘗膽に依る一致團結の力の賜であつたことに想到すべきである。現下帝國の直面する國際難局殊に新支那中央政權の生誕を繞る對第三國關係の調整が非常な重要時期に遭遇してゐる、この時に當つて最も必要なのは日露戰役當時以上の國民的大緊張であり、大團結である。而も新中央政權樹立が着々緒に就いたとは云へ、戰後に於ける大陸の經營、新政權の指導誘掖は我が國に課せられた一大使命である。茲に於て吾々島民はこの意義深き記念日に當り、日露戰役の偉 績洪勳を偲びつつ、その因て起り來たる今日の事變の奧に潜在する真相を深く認識し、往時の意氣を大いに學んで、以て現下のあらゆる難局を打開し、舉國一致東亞新秩序の建設に邁進するの覺悟を新にせねばならぬのである。

02 けふは陸軍記念日 不動の信念もつて 聖業完遂に邁進せよ 記念日を迎へ牛嶋軍司令官語る
03 遭難者は絕望か 空に地に大搜查空し
04 僚機よ何處?
05 大津少將榮轉(中央某要職に) “島民よ積極的にやれ” 官舍にて少將は語る
06 天覽武道大會 宮中喪の御關係から延期
07 菁桐坑に搜查の手 金丸課長現地へ
08 遞信部救護班石底へ 萬一に備へて急派
09 坪林に恨みの雨 長岡班一應引揚ぐ
10 深夜雨を衝いて 必死の搜查も手掛をし
11 天候恢復を待つ 空中搜查又も無為
12 誓を新たに 事變從軍記念會 新竹州支部盛大に發會
13 文字通り萬金の雨‧雨 北部の農家ほつと一息
14 柔、劍道に熱戰譜 新竹警察官武道戰
15 紀念日講演會 今夜同風會で
16 愛國兵器献納式 きのふ日比谷の盛儀
17 醫專合格者
18 健兒千餘が攻防戰 都下八中等校の演習
19 魔城救世軍? 「平民の福音」を再檢討
20 蓬萊丸出帆
21 高千穗丸無電
22 人事消息
23 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 石炭販賣協定價格 督府より認可さる 口錢は二分五厘と決定
02 高雄、松山兩發電所 昨日より運轉開始 日月潭貯水減少の為
03 轉業相談所主任會議 あす臺灣商議が開く
04 中小工業金融疏通に 興銀が積極策を考究 貸付率の引下げ簡易化等圖る
05 電力對策の意見 遞相に經聯が建言 關係當局にも實現方を要望
06 砂糖配給統制の整理と切符制問題(上)
07 內地向移出貿易 二月中六千五百萬圓 砂糖出荷が大激增
08 東邦金屬工場 明年春頃に竣工 豫定より分遲れる
09 上旬貿易 入超一千餘萬圓
10 鮮米の內地移入 鮮外雜穀依存が 絕望の場合は打切
11 肥料配給の圓滑に 商工省強硬方針示す 內地各府縣に通牒
12 照明燈
13 市價及商況 九日
14 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 (皇紀二千六百年記念)其三 臺灣重工業界大展望 製糖諸機械機具の 設計製作修繕に專念 堂堂たる重役陣、內容外觀 至つて整備の臺灣鐵工所特輯
02 製糖用諸機械の 設計製作に盡瘁す 罐詰機械、鐵骨工事製作をもなす 新和鐵工所の偉觀特輯
03 時局下に於ける 特殊會社として 重大なる役割を果す 臺灣鐵線株式會社特輯
04 自給自足を目標に 努力の効果現はる 武智鐵工所の飛躍特輯
05 鍋製造の先驅者 絕好の業績を擧ぐ 復興鑄鐤商行の素描特輯
06 工場の完成と共に 事業、大いに進展 高雄の義合興鐵工所特輯
07 尊き體驗に基き 事業の核心を摑む 鋼鐵商、興利商行 行主洪氏の苦鬪史特輯
08 發展途上の豐茂商店高雄支店 支店長は青年實業家江孜氏特輯
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 出征軍人軍夫遺家族等 三百餘名を招待 竹東公で競技大會
02 旗山街の行事
03 澎湖廳の結核豫防運動
04 二千六百年奉祝學藝會
05 圖像:北京の春
06 トーチカ心臟の泥公
07 年‧二千五百餘名 竹東郡の節米運動
08 殉職警察官 北斗郡の招魂祭
09 旗山郡衛生組合
10 愛婦南投郡分會 第一回總會を開催 會員六百餘名參集
11 南投街に流腦 突如の襲來に街民戰く 當局、蔓延防遏に必死
12 瑞芳街の傷害二件
13 產組記念日 南投郡會の催
14 南投街國講所卒業式
15 ローカルセクシヨン
16 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講談 清水次郎長の生立ち/神田ろ山
03 浪花節
04 講談 南山の聯隊旗
05 落語 角力風景
06 歌謠曲
07 料理
08 漫才
09 陸軍記念日の夜
10 圖像:御仁慈の楓苗傳達式
11 藝映の「廣東」 近く完成
12 東京の新興配役變更
13 暢氣眼鏡 芥川賞詮衡委員が激賞
14 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 結核撲滅策患家の屆出に待つ! 開業醫の理解ある 協力に當局は特に期待
02 流腦猛威を揮ふ 遂に臺中市に侵入 州下の郡民極度に戰慄
03 けふ陸軍記念日 屏東市の奉祝行事
04 圖像:鬪ふフインランド女性
05 前線と銃後が 寫真で對面 白砂崙壯丁團の美擧
06 屏東高女卒業式
07 臺南州で 視學會議
08 一瀉千里に 原案全部を可決 高雄州農會總會
09 貯蓄、金賣却獎勵の功績者を表彰 十日總督名儀をて
10 教員講習生が 各公學校參觀
11 岡田少將の搖弔式盛況
12 屏東憲兵分遣隊に 寄託の献金者氏名
13 州下中等學校の申込けふ締切 臺中高女、二中は不足
14 菓子商組合 役員會開催
15 團員募集締切/臺灣新民報社報社消息
16 社會教化(大屯郡) 事務打合會開催 十二日南屯庄役場で
17 流腦禍遂に彰化市を見舞 けふ九千六百名に その豫防注射を實施
18 民風作興大會 十三日屏東會館で
19 高雄醫師會總會
20 診斷書一枚の 拾圓は安いと 不德醫者が嘯く
21 課の新設に伴ふ 高雄州人事異動 配置定員を決定
22 高雄水產會の 委囑代議員選擧
23 嘉義春競馬 第四日目(第五回迄の分)
24 從軍記念會の高雄分會結成式
25 彰化クラブ總會
26 楊啟山氏個人展
27 羅大河氏逝去
28 李金居氏の母堂逝去
29 人事
30 消息
31 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(47)/張文環;陳春德
02 創作 港 三/黃貴元
03 珊瑚樹 青野の新人論 「中公」三月號
04 お化粧の歷史/池田文痴庵
05 圖像:ビンバー大尉を描く森島夫忠畫伯
06 心聲漢詩

龍峒歲暮/杜仰山、龍峒歲暮 其二/杜仰山、龍峒歲暮 其三/杜仰山、龍峒歲暮 其四/杜仰山、步灌園先生一月三日負傷百日韵/許問逵、春日游毘廬禪寺/許問逵、除夕感懷步灌園先生韵/許問逵、元旦寫意步灌園先生韵/許問逵

07 廣告報社消息
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 陸の荒鷲石川部隊 連日に亘り猛活躍 陸上の作戰に協力頭條新聞

【○○基地十日發同盟】今回の潮汕會戰は大成功裡に終焉に近づきつつあるが本作戰に協力しよく陸上部隊の作戰を容易ならしめた我が陸の荒鷲石川部隊の各部隊の活躍は殊に特筆すべきものがある、卽ち同部隊は去る三日樟林及び同地一帶の敵陣地を□破、密□せる敵三百を木ツ□徹塵に叩き附け我が包圍陣の背後の憂ひなからしめたのをはじめとして七日より十日に亘り南支特有の密雲を冒し或は九日以來降り續く雨を衝いて爆擊を敢行、七日は桑埔山、沙溪頭、登岡附近の敵陣地を猛爆大損害を與へると共に附近一帶の敵約六七百を一擧に殲滅せしめ更に八日潮州北方山地白水附近に九日は北洋附近において夫々蠢動中の各五百の敵を空中に吹き飛ばし徹底的打撃を與へた、更に九日午後揭陽方面に出動せる○○機は同地東北四粁の地點において敗殘兵敵百宛を收容し掲陽江を遡江、我が包圍陣より遁れんとせる敵三百噸級軍用船四隻を敵の猛射を冒して爆撃を敢行し右四隻を完全に撃沈多大の戰果を收めた

02 逐次敵を擊破包圍(潮汕戰況)
03 潮汕方面の作戰完成 附近に敵影を見ず
04 敵屍三千七百に上る
05 陸軍記念日式典 閑院總裁宮殿下令旨を賜ふ
06 令旨
07 中山の肅清戰果
08 支那軍の大敗北は 力量の相違だ 南支軍當局蔣に通告
09 貴院も原案承認せん 總豫算案の分科審議けふ終る
10 支那新中央政權は 速かに承認する 米內首相が言明
11 抱舍市附近の敵擊破(海南島)
12 那大市全く廢墟
13 何夏店を占領
14 羅馬で三氏會談か リ獨外相羅馬着
15 獨伊ソ三國協定成立か
16 けふの兩院
17 休戰か繼續か 今明日中に決定 ソ芬交涉は最後の段階
18 社大、八氏に 除名を發表 安部氏の進退は自由に任す
19 甘藷買上價格 引上を考慮 島田農相の答辯
20 再三の拒絕を無視 臨檢された盤谷丸基隆入港 土井船長當時の模樣を語る
21 今日の天氣
22 東亞海運
23 大阪商船臺灣出帆
24 日本郵船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 大連汽船
27 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 戰捷に輝く陸軍記念日 豪雨衝いて大攻防戰 士氣振ふ銃後の健兒千二百 壯烈、島都の學生大演習
02 宜蘭の祈願祭
03 故昌子內親王殿下 御葬儀は來る十六日 豐島岡御墓所で執行はせらる
04 帝都の記念日 近代兵器による攻防市街戰 豪華、軍國繪卷展開
05 基隆の記念式
06 新竹の祈願祭
07 島都學生の攻防戰
08 羅東郡では 慰安會を開催
09 基隆の市街戰 砲聲殷殷海陸を壓す
10 絕望のドン底に 突如‧有力なヒント 大溪墘にエンポイ機遭難か
11 蓄めよ貯へよ!! 長期戰恐るに足らず 瀨谷基隆要塞司令官の熱辯
12 ここでも符合 目擊の農夫と一問一答
13 ぴつたり合ふぞ 附近部落民の話し
14 搜查に全力集中 金丸保安課長けふ出發
15 情婦の姉を 匕首で突殺す 南署て犯人檢擧
16 十分寮附近を 二隊で大搜查 何等發見にらず
17 定期航空
18 人事消息
19 訃文:陳林氏菊
20 廣告報社消息
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 タンクも參加して 壯烈な攻防戰展開 觀覽者無慮數萬に及ぶ 臺南の陸軍記念日
02 神社で祈願祭 臺中市の記念日行事
03 戰歿者慰靈祭と武道大會を開催 高雄市の陸軍記念日
04 鳥溪附近で大接戰 臺中州鄉軍聯合演習
05 渡邊部隊の戰傷者 原隊より發表さる
06 花蓮港の記念日
07 鄉軍後援會(花蓮港) きのふ發會式擧行
08 觀察の結果を生かして 興亞教育に邁進 廣東教員團一行、きのふ歸廣
09 臺中州慰問團 けふ午後壯途につく
10 高雄市の慰問團 いよいよ明日出發
11 金賣却功勞者表彰式
12 家族慰安會 大和婦人會
13 表彰狀傳達式
14 米增產實行品評會
15 結婚式費用を 解約して献金
16 米袋を盜む 前科六犯の強か者
17 四百六十二萬圓突破 目標額に對し八十二パーセント 臺南州貯組の實績
18 臺南信組の臨時總會
19 恒春郡壯丁團檢閱 榮冠再び恒春團に
20 北斗郡新民公會
21 各地の小公學校卒業式
22 町の真中で行倒れ
23 商店員を集め心身鍛鍊會 臺中商工會主催
24 彰化和洋雜貨の組合總會
25 遊覽團體募集 彰化驛から出發
26 ローカルセクシヨン
27 人事往來報社消息
28 嘉義競馬 第四日目續き
29 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 山茶花(48)/張文環;陳春德
02 圖像:南京還都擁護運動大會
03 父に祈る 日活多摩川の作品
04 新興東京の陽春大作 「誰か故鄉を想はざる」
05 「南蠻秘方箋」
06 石田民三得意の女性映畫
07 大船「花の雷雨」
08 春の話題 「家庭の秘密」 田中監督の抱負
09 「姬君行狀記」 第二次配役
10 「歷史」 ロケ全員の精進
11 「花嫁十三夜」
12 暢氣眼鏡 作家連が試寫
13 日活「大楠公」愈愈開始
14 海外映畫短信
15 蘭の植えかへ 慾張つて株分けせぬこと
16 ラヂオ
17 史劇 の威德
18 料理
19 修養講話 記紀に現はれた國體觀念/山本信哉
20 童話 銀の輪/宇野靜枝
21 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 潮汕の敵主力を殲滅 遺棄死體五千に達ず
02 翁英、賓陽作戰にも 比すべき輝しき戰果
03 大言壯語も空し 事實の前には一瞬の迷夢 鎧袖一觸三日にして粉碎
04 敵匪遂に支離滅裂(海南島戰況)
05 敵軍長等會談中の 太平を奇襲空爆
06 靜海丸進水
07 除名反對を聲明 片山氏以下六氏
08 歐洲の情勢につき 隔意なき意見交換 リ外相、ム首相と會談
09 定期的意見交換(羅馬各紙社說)
10 稅制改正委員會 けふで質問打切り 十六日本會議に上程
11 會期の延長は必至 重要法案眾院に山積
12 汪氏近く和平宣言 我國も宣言を發表
13 首都警備陣愈よ完璧
14 ウエルズ特使 倫敦に到着
15 ソ芬直接交涉を行ふ 對芬要求戰前より一層廣汎
16 英佛の妨害露骨化
17 三十日間の休戰 ピツトマン氏が提唱
18 正金總會
19 今日の天氣
20 日西通昌協定 近く調印せん
21 廣東に機械化兵團 OOOOO編成されん
22 水滸傳(75)/黃得時;榎本真砂夫
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 遭難エンボイ機か 平溪庄の第一坑裏山で それらしいものを認む
02 搜查隊色めき立つ 勇躍!!搜查に向ふ
03 地上部隊に期待 佐倉飛行場長語る
04 神饌田田植祭 矢野市尹以下參列して きのふ嚴肅に執行
05 圖像:大殲滅戰に進擊する陸戰隊
06 密林地帶で 搜查に困難拌ふ
07 樹木變色一ケ所發見 遭難機が墜落したところか 二番機義勇號の搜查報告
08 貯蓄、金賣却功勞者を表彰 昨日新竹州で擧式
09 廈門女教員臺灣視察團 けふ香港丸で來臺
10 定例部局長會議 けふ長官公室で開かる
11 南洋定期航空機 サイパンに安着
12 報國箱から千餘圓 淒い基隆市の献金熱
13 三人に一人の競爭 男子は二中、女子は三高女が高率 島都州立中等學校願書締切
14 巢立つ第二世を 木原市尹が激勵 十二日と十三日に
15 郡守市尹會議 新竹州で開催
16 基隆店頭裝飾競技入選者
17 新竹州公醫會
18 慰問演藝會 すわらじ團を招聘して あす基隆で開く
19 新竹市にまた 製壜大工場 着着設立準備進む
20 與太者の大亂鬪 一味五十名北署で檢擧
21 和歌山見本市 來る十四日から ホテルで開く
22 タンニン興業 今月中に創立總會
23 國語家庭會入會式
24 藤田公使逝去
25 山西丸無電
26 定期航空
27 人事消息報社消息
28 街で拾ふ
29 今夜の放送
30 商況 十一日 前場
31 今日の興行
32 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 七色の空(24)/邦枝完二;三浦杏介
02 家庭婦人 無關心の損失 食物は粉になる程消化が良い 國精總動員中央聯盟
03 日本茶を召上れ 壞血病を防ぐ特効藥
04 履物の片減りは 發育盛りの子供の大敵 性質病氣さへ判る步行の良否 東京市體育課村松竹太郎氏談
05 おいしい紅茶の入れ方
06 電信七十年電話五十年史(一)
07 圖像:百貨店孃肇國奉公隊編成
08 藥の上手な飲み方 食前食後の別はかうして 丸藥も嚙みくだいてのむ
09 身上相談
10 スフと人絹の 手輕な漂白法 ムラや臭を消すには
11 指先の荒れは 忽ちまほります 熱くした油の中へ 時時浸して下さい
12 粉乳の與へ方 人工榮養に牛乳より難しい 二ケ月以後は重湯で薄めよ
13 家具の污點は 靴墨で手入れ
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 日本の紙芝居愈よ 世界へ乘り出す 支那の子供も大喜び
02 氣の毒な友達の 登校を道案內 三年間變らぬ友情
03 圖像:白衣に舞ふ櫻花
04 血液型を調べ 學童の適職を選ぶ 高宮校の木村先生
05 護國の勇士神鎮る 尊い“忠靈塔”のお話 今度全國に澤山建てる
06 今次事變に於ける 少年航空兵の活躍(三) 荒鷲と共に世界戰史に輝く 陸軍省情報部
07 皆さんの作品を募集報社消息
08 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 石炭は產業の基礎 配給統制案上程さる 陸相答辯 眾院本會議頭條新聞

【東京十一日發同盟】十一日の眾議院本會議は午後一時二十七分開會、

一、政府出資特別會計法案

外二案を委員長報告通り可決した後

一、石炭配統制法案

を上程藤原商相の說明あつて質疑に入り

岡野龍一氏 (民政)獎勵金等によつて果して增產を期待し得るか、獎勵金は大炭礦業者のみ潤ほす結果とならぬかまた價格對策から配給統制更に國家管理へ進むのが今までの常道である、政府は如何に考へるか、共販會社の株式を政府が半額所有する理由如何

藤原商相 獎勵金に就ては大事業家にも中小事業家にも必ず効果が擧るものと信じてゐる、また石炭國家管理はその必要無く今回の案によつて圓滿に增產を遂行し得ると考ヘる半官半民の會社にしたのは必要の塲合政府の權力を行使せねばならぬからである

米內首相 畑陸相吉田海相よりも夫々答辯あり次で

鶴惣市氏 (政友中島派)中小產業者が□銀等から受けてゐる金融は僅少で大部分は販賣業者から得てゐる、共販會社が此點を考慮しなければ中小業者は多大の打撃を受ける商相は如何に考へるかまた應召者中には技術家が相當あるが陸相はこれに對して考慮をなすか

藤原商相 中小業者に對しては金融貸付をすることになつてゐる

畑陸相 石炭業のみならず他の產業に對しても可能なる範圍において熟練技術者の召集解除を行つてゐる、今後も同樣の方針である

松尾三藏氏 (民政)石炭增產のためには資材金融輸送の圓滑化と單價の値上げが必要と思ふが輸送に對し鐵相は如何なる對策を考へてゐるか

松野鐵相 陸運陸地運送統制令の發動を考へてゐるが成るべくさういふことは避けたいと思ふ

次いで原□初太郎氏(政友久原派)の質問の後

福田直道氏(政友)中島派滿洲北支の無盡藏と稱せられる石炭はどうなつてゐるか、山元において三圓五十錢機械堀にしても五圓程度の低廉なる石炭を何故內地に輸入することが出來ないか

商相 滿洲北支の石炭のみに依存して內地の石炭を閑却することは焦眉の急に間に合はないので取敢へず本法を立案した

陸相 石炭は產業の基礎であり軍としても本法案の通過によつて應急對策の速かに樹立されんことを希望する滿洲北支においても石炭の增產に開發の重點を置いてゐる

吉田海相よりも同樣答辯あり

松本治一郎氏 (社大)

一、政府は石炭增產に對し如何なる見透と確信を有してゐるか

一、政府の統制は配給面のみに限られてゐるが生產機構をも確立すべきではないか

商相 將來の根本的對策は內地、滿洲を通じて確立すべきことであるが現下の情況においては內地のものを先づ第一に取上げなければならない

米內首相 現下の情勢においては配給機構を統制して運用において民間の智識經驗を取入れて行く方法が良いと思ふので本案を提出したのである

次いで小池四郎氏(時同)、松尾孝之氏(政友久原派)、小田榮氏(第一俱)より簡單な質問あつて鑛業法委員會に併託残余の日程を延期して午後七時四十六分散會

02 選擧法改正案の 共同提案見合せ
03 消費稅の增徵で(藏相答辯) 砂糖值上已むなし
04 內外地代表の 米穀對策委員會 農相、考慮の旨を言明
05 敵三分の二を殲滅 潮州西南地區に於いて
06 敵遺棄死體五八九二 南支軍二月中の戰果
07 松隈博士天文講演
08 日銀保障準備 限度擴張せぬ 藏相、理由を說明
09 上海共同租界 參事會員の改選 英側、優位保持に狂奔
10 獨、伊兩外相が懇談 米特使再訪伊の對策で
11 生存權確保まて 飽くまで戰ふ ヒトラー總統の獅子吼
12 “和平奮鬪中國を救ふ” 孫文先生逝去十五周年汪氏論文を發表
13 蘇浙安綏靖總司令部 綏靖部內に正式に設置
14 我海軍部隊に 鄭重な禮狀 海口米教會委員長
15 華中連絡部第一局 南京に移駐
16 和平交涉は失敗か 芬蘭民間に危惧の念
17 AKから祝賀海外放送 新政府成立當夜から
18 獨船ハ號自沈 プエルトリコ沖で
19 久原派紛爭解決か 五氏の自發的離黨で
20 米大使モロトフ會談 莫斯科外交界が注目
21 眾院豫算總會
22 けふの兩院
23 露領漁區競賣
24 日本郵船基隆出帆
25 大阪商船臺灣出帆
26 東亞海運
27 辰馬汽船
28 大連汽船
29 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 內外地の司法統一問題 具體的に考究すべき一懸案社說

外地統治上永年來の一大懸案たる內外地司法統一問題に關して、去る八日貴族院豫算分科會に於て、竹下豐次氏より外地に於ける裁判所を司法省に統一しては如何との質問に對し木村法相は『內外地の裁判所を司法省に統一することは數年前より問題になつてゐる、法律解釋の統一から云ふと良いことであるが、外地には特殊な事情があり、且つ刑事局の移管に就ては相當考慮すべき點がある』と答辯されたのである。是れに由つて見れば、木村法相は最近外地の統治が急速度に內地化しつつある具體的現狀を酌取せず、唯一過去の特殊觀念を以て漠然と答へたに過ぎず未だ之れを具體的に考察したことがないやうである。

凡そ立憲法治國治下の一般民眾が最後信頼すべきものは言ふまでもなく獨立なる司法權である。殊に外地統治に於ては新附同胞を絕對信賴せしめ得るものも嚴正獨立なる司法權たることは言を俟たない。然るに我が本島に於ては內地の如き立法、司法、行政の三權分立といふ立憲方式に據らず、司法權を行ふ裁判所たる法院は臺灣總督に直屬してゐるから、たとひ實際の運用上に於て殆んど內地の獨立なる裁判所と異らないにしても、制度の上より見れば、司法獨立なる立憲方式に據つてゐないのである。過去の特殊事情に基く 特別統治時代に於ては特別司法制度を必要とすることは已むを得ないであらうが、近年來我が本島に於ては官民とも全力を舉げて內臺一如なる統治方針に邁進しつつ居り、殊に從來の本島特殊事情なるのは急速に內地化され、今や本島唯一の慣習法たる親族相續關係事項まで些少の特例を除くの外、近く民法の親族相續篇を適用するに至るべき機運に到達した今日、本島司法の一新時期を劃する內臺司法の統一を圖ることは最も緊要な事と認めざるを得ないのである。

臺灣統治の根本方針は內臺一如であり、內地延長である以上、一日も早く特別法令又は特別制度を撤廢し、內臺共通に建て直すべきことは言ふまでもな い。殊に臺灣に於ける社會狀態が各方面と著しく內地化してきた現情に鑑みて、先づ司法制度からでも內臺統一を計り、裁判所構成法を臺灣に施行し、名實とも獨立なる司法權を確立することは本島統治の劃期的進步をもたらすものである。從來本島民間法曹界に於ても、また內臺有識者などに於ても、裁判所構成法の施行、內臺司法の統一を要望してきたが、東亞新秩序を建設すべき今日に於て、帝國南方の樞要據點たる新臺灣の內地延長を一層徹底せしむる為め、この內外地司法統一問題を政府當局に於ても具體的に考慮せられむことを切望して已まないものである。

02 下級官公吏の福音 內地と同一步調をとり 本島でも共濟組合を實施
03 謎の遭難エンヴオイ機 搜查遂に絕望視さる
04 虎寮潭に新事實 遭難者のうめき聲か
05 空中搜查續く
06 機體發見は誤報 懸命な搜查隊員落膽
07 大溪墘石底線を踏查 金丸課長空しく歸る
08 家族らも引揚ぐ
09 郡界連山手掛りなし 宗森隊けふも山頂へ
10 代用食は如何 再び主婦連の“舌”に聞く
11 高校尋常科入試 きのふから開始
12 依然たる“窄き門” 新竹中、女の入學難
13 支那更生の日近つく 上海も南京も更生の意氣に 賴母しい情景を展開
14 二割節米へ 基隆市、興亞生活に發足
15 農產の擴充に 植堤を改善 州下の模範を狙ふ後龍
16 防諜ポスター展 基隆市聯盟四月の催
17 大和丸出帆
18 比島派遣選手 十四日歸臺
19 馬場氏に學位授與
20 羅東郡下の小公卒業日割
21 電器協會總會
22 磁氣機雷の防禦裝置を發表 イギリス海軍が
23 短距離の川守君 演習中即死
24 武英將軍令息 留學に來朝
25 基隆新民公會 記念日に献金
26 宜蘭小、公卒業式
27 南洋定期一番機 橫濱に歸着
28 富士丸無電
29 定期航空
30 人事消息報社消息
31 ときのこゑ
32 訃文:石津文彥
33 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 島內農具製造販賣を 一營利會社で獨占 各方面より強硬反對
02 本島產木材を以て 輸出向漆器を製造 理研愈よ本島に進出
03 テグス蠶業開發 東勢野蠶育種出張所 けふ開所式を擧ぐ
04 砂糖配給統制の整理と切符制問題(中)
05 珊瑚輸出組合 實行委員で原案作成 府の承認を求め近く創立
06 中部地方の降雨で 電力不足懸念解消 三火力發電引き運轉
07 島都交通機關と旅客施設を建議 後宮會頭より提出
08 轉業相談所協議會 各地代表が意見を開陳
09 アルミ配給統制 原塊、屑の二元化へ
10 二月の輸出貿易 百四十萬圓を減少 砂糖出荷不振が主因
11 照明燈
12 市價及商況 十一日
13 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 家庭法律講座(續) 後見の法律(一) 後見制度概觀/草薙晋
03 朝の修養(一) 神道と尊皇思想/宮地查一
04 料理
05 お話 世界の人種/內田寬一
06 國民歌謠
07 ピアノ獨奏
08 連續物語 宮本武藏(十七)
09 青年の時間 時局と青年の體力/古屋芳雄
10 圖像:愛國兵器獻納式
11 大郡新音樂映畫 「唄へ朗らかに」
12 「維新子守唄」
13 大都琴糸路の新作 「母の踏む道」
14 庭園の女王“薔薇”は 今時分に插木せよ 愛と智慧のシムポル
15 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 麻豆街‧佳里街の上水道愈よ竣工 工事費八十七萬餘圓
02 貯蓄報國週間 澎湖廳で功勞者表彰
03 恒春郡下壯丁勤續者表彰
04 陸軍記念日 旗山街の祝賀と講演會
05 聯合壯丁團檢閱 十日東港公で開かる 一等は再び萬丹園に
06 堆肥製造實演 あす麻豆街で
07 納入‧供出米 東港郡下の割當決定
08 ローカルセクシヨン
09 土庫公の女教員自殺
10 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 圖像:陣中の作戰
02 物價統制新機構と低物價政策再出發 (一)商相の「腰だめ價格」政策
03 圖像:新民會新結成式典並慰靈祭
04 人工ラヂウム 最近の研究と將來
05 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 各地の從軍記念會
02 慰問團を派遣 花蓮港報國會主催
03 白衣の勇士 慰問を開催 彰化市が臺中座で
04 慰問演藝圈の試演會好評
05 圖像:舊中國國貨銀行
06 圖像:街頭見世物師
07 慰問書畫展
08 高雄市參事會
09 慰問團一行 地元から慰問 十一日高雄館にて
10 一足飛びに夏から又冬に 靈峰新高に降雪 高雄地方の天氣異變
11 稀代の女詐欺師 遂に臺中署で逮捕 全島股にかかて荒稼ぎ
12 彰化料理屋及び 飲食店組合總會
13 屏東市內に 陸軍色漲る
14 嘉義東門公學校の卒業式
15 昇段證書授與式
16 彰化市公會堂で 祝賀會擧行 晴れの陸軍記念日行事
17 嘉義春競馬 第五日目の成績
18 一部蘭人間では 恐日觀念が支配 蘭人留學生高雄に寄港
19 自動車に撥ねられ 打撲傷を負ふ
20 結婚費節約 五百元献金 林抱氏の美擧
21 花蓮港工業に 入學希望者多數の模樣
22 彰化郡守賞を 受くる兒童達
23 彰化市尹賞を 受くる兒童達
24 坂上屏東高女校長母堂逝去
25 人事報社消息
26 消息
27 廣告
第10頁
日刊第8版
序號 標題
01 山茶花(49)/張文環;陳春德
02 文藝時評(2) 寒川の密獵者/亀井勝一郎
03 珊瑚樹 西鶴と日本精神 今度取り上げよ
04 米國より歸りて/水の江瀧子
05 心聲漢詩

臺東行/李增塹、和杏庵庚辰元旦書懷韻/寓神戶 王鵬程、觀奕/寓神戶 王鵬程、次鵬程知己遣興韻/高雄 適心亭主人、次鵬程知己遣興韻 其二/高雄 適心亭主人、次鵬程知己遣興韻 其三/高雄 適心亭主人、次鵬程知己遣興韻 其四/高雄 適心亭主人、次鵬程知己遣興韻 其五/高雄 適心亭主人、次鵬程知己遣興韻 其六/高雄 適心亭主人、旅次蒙臺南翁金護先生招飲於壽芳樓旗亭贈阿樣校書/韻卿、重入教室感懷/桃園 張玉鵬、重入教室感懷 二/桃園 張玉鵬、元旦敬步灌園姉丈瑤韻/雲鵬

06 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 帝國の新政府承認 成立後一個月前後か
02 政府の聲明文決定 あす內閣より發表
03 特派大使は大部前首相が最有力
04 各國の承認に努力 外務首相が萬全の對策
05 定例閣議
06 武漢周邊二月中の綜合戰果
07 游擊匪三百歸順
08 日本イエーメン協會が成立
09 ム首相、リ外相會談(第二次) 伊、コンミユニケ發表
10 獨伊經濟協力 兩國の意見一致 リ外相伯林に歸還
11 兩外相が署名交換 文書は嚴秘に附さる
12 リ獨外相が 教王と懇談 王廳に訪問して
13 圓ブロツク出超
14 欺瞞宣傳で糊塗せず 實力擧けて來攻せよ 我が軍の好餌となれ
15 ソ芬和平協定成立 コペンハーゲン有力紙所報
16 英佛は芬蘭を援助 英首相下院で言明
17 十五年度第二追加豫算 五億圓に上る