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臺灣新民報1939年11月

夕刊第1版
序號 標題
01 事變處理の具體策 中央政權問題を中心に協議 あす興亞院會議開く
02 對英、米外交を凝議 外務省首腦部會議に於いて
03 けふも續開
04 洛陽を三次空襲! 陸鷲三十日の大戰果
05 北支軍本來の使命 儼然として自己の戰力を強化 多田最高指揮官が強調
06 貿易省設置に關し 第二回總會を開く 今週末か來週早早
07 英驅逐艦隊を襲擊(獨機二機)
08 滿洲開拓民政策 基本要綱の答申案 審議會總會で可決
09 日滿間食糧需給 基本數量決る
10 新天津英總領事 三十日着任
11 英トロール船二隻擊沈さる
12 獨機突如現はる(英東北海岸に) ロンドンでも大騷ぎ
13 西部戰線戰況 佛軍司令部の發表
14 フリント號諾威港に寄港
15 佛商船の被害
16 ソ支關係は惡い位 王正廷が漏らす
17 邵力子急遽重慶に歸還 蔣に延安會議の經過を報告し 國、共共同委員會設立を建議か
18 張沖、毛澤東間で 交涉を繼續 國共の將來益益危機へ
19 英船マラバ號擊沈さる
20 駐伊獨大使 急遽歸國
21 督府肥料配給統制施設費 支出を決定
22 日印會商 近く本筋に入らん
23 明日の天氣
24 愛の凱歌(77)/戶川貞雄;松田文雄
25 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 印度の不安愈募る 各州內閣續續總辭職
02 お米を粗末にすな 都會生活者へ、農相が一針
03 棄權防止に大童新竹 講演會や模擬選擧
04 “選擧の心得" 自治協會から配布
05 圖像:東部防空訓練
06 大安公神饌田 拔穗祭
07 教員體育會 十九日士林公で
08 興亞記念日に 北署で講演會
09 紅葉の日光觀察 全日程を了へけふ離京 本社視察團一行海外遊記報社消息

【東京卅一日發本社特電】實戰宛がらの防空演習下の帝都に數夜を明かした一行は、廿八日訓練空襲警報鳴り響く合間に、新宿御苑を拜觀して後、首相官邸及び議事堂を見學廿九日は本社東京支局招待の午餐及び觀劇會に臨んだ、翌三十日は秋色酣の日光に赴き錦繡を織り成す滿山の紅葉と沿道の絕景を賞でつつ中宮祠、東照宮に詣で午後六時歸着、演習解除になつた夜の東京を始めて見物心行くまで名殘りを惜み全日程を了へた一行は三十一日午後八時盛んな見送りを受けて元氣よく歸臺の途に着く。

10 日本館を永久保存 紐育萬國博の呼物
11 臺灣各部隊 各競技に出場 非常な元氣
12 軟式庭球競技 壯觀を呈す
13 眾議院の皇軍慰問團 總督、軍司令官を訪問
14 瞼の母名乘り出づ 本紙の記事で勇士の念願叶ふ
15 上半期の貯蓄增加 總額四十八億三千七百萬圓
16 ヘルシンキ大會 開催危まる 委員長が態度明示
17 高雄州自動車講習所
18 臺灣輕鐵
19 臺中青果同組會
20 小公學校體操會
21 下旬貿易 出超五千七百萬圓
22 皇軍慰問專賣團 四日南支へ 出發に先ち本社來訪報社消息
23 ガス爆發で 死傷七名を出す 南港四分子炭坑で
24 島都小公學校 職員體育會 三日建成小で開催
25 古稀の老人再婚
26 野口氏歡迎會 今夜明菓三階で
27 墓地で心中 牛飼ひが死體發見
28 清涼飲料水は 組合直營で 高雄州統組總會で可決
29 六高勝つ
30 定期航空
31 人事‧消息
32 今夜の放送
33 商況 卅一日前場
34 街で拾ふ
35 今日の興行
36 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(191)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 國民體力管理案 人口資源の向上を目指す 子供は個人のものではない 厚生省體力局曾我梶松氏談
03 歐洲風雲に乘つて 輸出される食糧品 そこで家庭の對策は?
04 體質による 溫泉の選び方 神經衰弱には微溫浴がよい
05 圖像:體育行進歌曲舞踊講習會
06 圖像:音羽侯のお慶び
07 生半可な營養知識は 子供を偏食にする 卵や牛乳ばかり持ち出すな
08 セルやネルの手入法
09 襖の小破を體裁よく繕ふ
10 子供によい 饀なし饅頭
11 魅力を添へる 耳のお手入れ法 紅はほんのぽつちりを
12 空籠の廢物利用 美しい活花の水盤や 書齋用の屑籠にもなる
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 新聞を配達して 兵隊さんへ献金 尋常一年の女の兒二人が 氣健な片假名慰問
02 圖像:明治神宮體育大會
03 今日の歷史
04 趣味の數學物語 庄屋の數學(十六)/鏡淵稔
05 圖像:陸の荒鷲、靈寶を爆擊
06 來年は閏年 二日休みは三回ある
07 これはよい勉強 教室の地圖を皆で彩色
08 子供のおはなし 崖のよこ穴 (上)/望月芳郎
09 トタンの代りに 杉皮を用ひる 秋田縣の田舍で
10 圖像/陳氏嬌
11 興亞の花畠 北支の珍花を移す
12 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 新中央政權の樹立 全幅的に支持援助 西尾總司令官、汪氏を鞭撻頭條新聞

【南京三十一日發同盟】正統派國民黨中央執行員會主席汪兆銘氏は秋晴れの三十一日支那派遣軍總司令官西尾大將を南京某所に正式訪問初の會見を行つた右は午前十時五分板垣總參謀長列席の下に西尾總司令官との間に初對面の挨拶を交はした後、日本側が和平建國を目指す中國同志に對し終始力強い援助を與へつゝあることに對しては衷心より感謝に堪くない旨を述べ更に今後は萬端の準備を整へて新中央政權を樹立し東亞永遠の和平を確立するばかりであると牢固たる決意を披瀝したこれに對し西尾總司令官は

日本は今後愈々抗日重慶政府の潰滅を期するとともに正統派國民黨を始め各黨各派在野 賢能の士を綱□する新中央政權樹立運動を全幅的に支持援助し政戰兩方面相俟つて事變 處理に邁進せんとするものである總司令部設立の意義と實にこの點にあるのである余は新中央政權が速かに生誕し日支兩民族が心から提携することを望んで已まない

とて汪氏を鞭撻するところめつた會見は約五十分間和やかな空氣の裡に行はれ記念撮影の後汪氏は兩將軍と固き握手を交はし再會を約して正午過ぎ解去したこの日の會見は和平建國運動の最高指導者たる汪兆銘に對し西尾總司令官が全支軍の統一的意思を傳へた點が重大意義を有するものであり苦悶の重慶政府が發する重慶政府直接交涉說或は第三國仲介交涉說或を根本から覆滅せしめるに足るものであつた【寫真は上西尾總司令官、下汪精衛氏】

02 中央政權運動の發展 畑陸相、閣議で說明
03 定例閣議
04 福建省の南部海岸 馬角、石碼等を爆擊
05 陸鷲、寶鷄を空襲
06 ビ駐滿西國公使 信任狀を捧呈
07 舞鶴要港部を 鎮守府に復活 海軍省より發表
08 米穀の偏在を是正 米統法四、五條を發動
09 比島政府が國防省を新設
10 嵐の前の靜けさ 獨劃期的新行動への前提か
11 米の不公平な態度 獨外務機關紙が非難
12 獨汽船を爆沈
13 獨、ラ兩國間協定成立 ドイツ人引揚ぐ
14 出征軍人慰問新聞 (129)けふの本紙寄贈者報社消息
15 バーシキビ芬代表 モスクワに乘込む
16 蔣介石重慶に歸來 連日孔、王、邵等と協議
17 第九戰區を二分して防備
18 英政府嚴重な為替管理斷行
19 ソ聯最高會議(第五回) きのふ開催さる
20 ガンヂー翁再度 政界乘出しを決意 對英抗爭を開始せん
21 外務辭令
22 滿洲國立大學工鑛技術院 學生を募集
23 本日の天氣
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米國の認識是正が先決問題 日米國交の調整社說

日英東京會談が近く再開されると豫想されてゐるが、それと併行して日米國交調整に關する會談も開かれるものとみられてゐる。國交調整に關する日米交涉は結局支那に於ける新秩序に關し圓滿なる誤解に到達するや否やが全面的交涉の成否を決する鍵をなすものである。而して我國は新秩序體制が事變處理の最高方針であるが、この新秩序體制と英米兩國より提示されてゐる諸要求とはその距離が餘りに大きいので、交涉の前途は勿論豫斷を許さぬものがある。併し乍ら、我國としては支那に於ける新秩序を英米兩國に承認せしめることが又事變處理の最捷徑であるとの建前から新秩序建設に對する英米の認識啓蒙とその態度是正に當る筈であると云はれてゐる。

米國內の對日輿論が惡いことは從來とも周知の事實であり、殊に米國の日米通商條約廢棄後は日本國民が膽に銘じて知悉してゐる事實である。グルー米大使が過般試みた演說は、蓋し最も率直、典型的にそれを表現したものと云へよう。

米國の對日輿論が擧國憤懣を感じてゐるさうであるが、それは英支の惡宣傳に依る誤解か或は故意に現實を認識しようとせざるためから來た曲解ばかりである。事變とは云ひながら、現實は我國が東亞の安定と新秩序建設のため、我が國運を賭しての大規模な戰爭が進行中であるといふ事實を認識したならば、その戰爭進展中に、時に計らずも米國の在支權益に若干の損傷を與へるような不可避的突發事件が起ったとしても、それを計量的行為であると曲解或は誤解する筈はないのである。

歐洲戰爭勃發後、殊に最近に於て、米國に於ても日米關係改善を要望する氣運が動いてゐることは事實であるが、日米關係改善の鍵は、我國の東亞に於ける現實の立塲を認識し、而して米國の從來の認識を是正するならば、日米關係は直ちに改善されるであらうと信ずる。我國の大陸政策の根底に橫はる經濟的理由及び飽くまで我國との提携を拒否する支那抗日政權は、我國のため、東亞和平のため、斷じてその存在を許さぬといふ我國の立塲を誤解したならば、又條約は國際情勢の推移、變化に即應して更改され、廢棄さるべき者であって、獨り東亞のみが現實に即せざる舊條約を何時までも遵守せねばならぬ理由は毫もないといふことを誤解したならば、問題はたち所に解決出來ると思ふ。

日ソ停戰協定成立、獨ソの波蘭分割、又ソ聯の脅威的進出に依って神經過敏となった米國は太平洋の海軍力強化を圖り、ハワイに軍艦を集中せしめて我が大陸政策遂行を牽制せんとしつつ又英國と提携して我國と國交調整を希望してゐるのは、我國の獨ソ接近を牽制せんとするにあるものの如くである。將來開かるべき會談に於て、この點に就き十分警戒しなければ、先回の日英會談の如く、英國の巧妙な遷延策に陷らぬとも限らぬのである。

對米外交は我國外交の中心であり、特に野村外相を起用した所以でもあるのだ。愈愈野村外相の手腕を發揮すべき時機が到來したのであるが、飽くまで屈せず、儼然たる態度で臨み、我が國威を失墜せしめざるよう、十分なる準備と覺悟と而して警戒とを以って、日米國交調整に乘り出して貰ひたいのである。

02 擧國けふ興亞奉公日自肅 三項目を追加強調
03 臺灣各代表大奮鬪 庭球中等、絕讚さる 神宮國民體育大會
04 臺灣代表堂堂優勝 男子中等軟式庭球
05 破竹の勢で決勝へ
06 女子は惜敗
07 硬式庭球
08 大阪を破る 柔道第二日
09 柔道、東京優勝
10 銃劍術大會の鄉軍對抗試合
11 鄉軍劍道振ふ
12 吉岡氏敗退
13 綾部氏破らる
14 府人事異動 三十一日附發令
15 臺中は古巢 榮轉の櫻井課長談
16 臺北州警務部異動
17 野口氏を中心に座談
18 敗戰は練習不足 ホツケーの酒井氏談
19 ホツケー敗退
20 常盤團破らる
21 黃瑞雀孃入選
22 全川崎大勝
23 高砂族に自治訓練 新竹州自助會結成
24 森岡長官上京
25 全島州保安課長會議 けふ警察會館で開催
26 各郡で警官講習會を開く 選擧に關し
27 島都の交通量調查 「太平一」が最も頻繁
28 基隆國語講習會 拍手喝采で大好評
29 限地開業醫合格者發表
30 高千穗丸無電
31 人事‧消息
32 ときのこゑ
33 大阪商船臺灣出帆
34 日本郵船基隆出帆
35 辰馬汽船
36 大連汽船
37 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺灣米移出管理令 愈よ本日より實施 島民の協力を切望 田端局長談
02 明年度の砂糖需給 糖聯より試案提出 對支輸出を削減せん
03 甘蔗の立體的增產 近く府案を作成 督府が關係者と懇談會
04 汪政權の確立と(一) 東亞新經濟體制の建設
05 米穀增產の為め 肥料の增配を要求 督府の折衝期待さる
06 米管令の實施で 船腹プール計畫 郵商船辰馬で新設せん
07 輸移出農產物罐詰 製造業に許可制 檢查規則も改正さる
08 奧田特產課長談
09 松野業務課長近く上京
10 臺灣商工會議所 理事會新設を決議 近く度量衡不足を陳情
11 物價調整打合會 第二日目
12 日滿支食糧會議に 佐佐木農務課長出席
13 農政委員會で 帝農が食肥料問題の善處方要望
14 臺灣棉花會社 第三回定時總會
15 照明燈
16 經濟メモ プール制
17 地方銀行の投資難對策
18 市價及商況 卅一日
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 博物館講座 結繩の話/須藤利一
03 子供の時間 對話劇 輝く日の丸
04 料理/金村カネ
05 圖像:ユーゴのデ杯選手來朝
06 趣味娛樂 反古紙の利用法色色 焚き付けなどにする前に もう一工夫が必要です
07 「彌次喜多大陸道中」 配役決定近く着手
08 新興の「近藤勇」 配役いよいよ決定
09 圖像:防毒面の電報配達(帝都の防空訓練)
10 新興の辭表問題 所長と河津等共同釋明
11 「今日の船出」 橫濱港でロケ
12 新興東京異色五監督 喰ふか喰はれるかの決戰展開
13 海外映畫短信
14 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 八萬郡民尊崇の的 旗山神社祭典終る 奉納行事に賑ふ旗山街
02 恒春神社例祭 盛大に擧行
03 諸功勞者を表彰 卅日潮州信組にて擧行
04 恒春郡招魂祭嚴肅裡に執行
05 未曾有の盛況 宜蘭神社祭奉納庭球大會
06 水稻早植を獎勵 潮州街增產策を樹立
07 模擬選擧 豐原社會館で
08 海山郡でも擧行
09 彰化郡の國演會 和美公にて開催さる
10 國語郡の建設へ 東勢郡の國演會好成績
11 朴子街殺人犯四名逮捕さる
12 新營郡選擧講習會開催
13 馬に蹴られ 通行人絕命
14 公學卒も顏負 豐原郡の國演會好成績
15 竹東公運動會大好評を博す
16 專賣團が優勝 能高郡體育協會主催
17 軟式野球大會 明糖團に凱歌 南投郡體育會主催で
18 二人組自轉車盜 臺南署に檢擧さる
19 ローカル・セクション報社消息
20 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 輝く教育功勞者 十八氏表彰さる
02 科學 病氣を媒介する 昆虫と飛行機 各國で嚴重な警戒
03 土壤を 肥す器機
04 癌は文明病か ポプキンス卿の論議
05 豆科學 米國の飛行場の數
06 一吋の一萬分ノ一を測るゲーヂ
07 石鹼球吹きの名人
08 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 田中神社鎮座祭 二日間に亘り嚴かに執行はる 二萬庄民奉祝に大童
02 教育勅語奉讀式 彰化市會議室にて
03 圖像:秩父總裁宮殿下台臨 神宮體育大會開會式
04 高雄軍事援護事業大會 きのふ盛大に開催さる
05 全島社會事業大會 開催準備の打合會
06 名譽の戰死傷者 渡邊部隊の勇士
07 選擧對策打合會 けふ臺南市にて開催
08 棄權の防止工作 臺中市積極的に乘出す
09 彰化華僑新民公會 廿九日役員會開催
10 高雄州から臺東へ 高砂族の集團移民 下檢分に頭目連實地へ
11 郡守會議を開催 きのふ花蓮港廳にて
12 海協花蓮港支部 郡分會と同時に發會式
13 臺中州の國演會 來る十一日南投公にて
14 中師の運動會
15 織物の移入統制 彰化の業者は反對 新竹も同一步調を取る
16 圖像:歡喜沸く更生一周年を迎へる漢口
17 金賣却運動の 關係者を表張 きのふ臺中署に於て
18 州下水上競技大會 十九日高雄市水泳場で
19 貝類の養殖 臺南州の三ケ年計畫
20 經濟違反戒告者 高雄州九月中は激增
21 臺中市古物商特殊防諜組合 愈よ活動を開始
22 人事‧往來
23 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(16)/呂赫若;一木夏散文小說
02 たかくそしてひくく (中)/德永直
03 詩 望鄉/王火科
04 去就/辻村譽至男
05 龍骨車 小林のクダ 川崎長太郎
06 圖像:河鹿島(第三回文展出品)/中村不折
07 文化消息 戰爭ニュースに色別け
08 百萬弗映畫の更生
09 短歌 秋雜詠/秋苑
10 心聲漢詩

讀我書社友招向苦苓脚散步/張純甫、秋日遊圓覺寺/李世昌、秋日遊圓覺寺/葉蘊藍、秋日遊圓覺寺/高文淵、輓幼春先生/林春懷、輓幼春先生 其二/林春懷、輓幼春先生 其三/林春懷、輓幼春先生 其四/林春懷、讀逢源君新支那素描有感/小維摩、讀逢源君新支那素描有感 其二/小維摩、讀逢源君新支那素描有感 其三/小維摩、贈陳振生兄/王友芬、贈陳振生兄 二/王友芬、贈陳振生兄 三/王友芬

11 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 必要な懸案の解決は 青島會談で決定せん 中央政治會議召集等
02 各黨派、民間有識者 汪氏の運動を支持 新中央政權樹立に一大拍車
03 何時でも日ソ交涉 開始の用意を有す モ外務人民委員演說
04 英佛の自己辯護は 矛盾撞着してゐる ソ聯モ外相が痛擊
05 獨軍、佛領に侵入 佛都市に猛擊を浴びる
06 廣東丸乘組員献金
07 ソ聯の對芬 要求
08 圖像:殊勳のUボート歸る
09 伊內閣空前の大改造 ム首相、チ外相の外全部更迭
10 親獨派が退陣 獨大使急遽伯林に歸る
11 米穀食糧對策に 萬全の用意と所信 農林當局近く聲明
12 外交政策の大轉向 フランス側の解釋
13 對ソ感情は惡化 ハル長官、ソ聯に不滿
14 戰爭の見透し
15 滿洲國武官令施行
16 明日の天氣
17 愛の凱歌(78)/戶川貞雄;松田文雄
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 構成法施行五十年記念日 聖上大審院に行幸 優渥なる勅語を賜ふ
02 秩父總裁宮殿下 神宮體育大會に台臨
03 御下賜品を傳達 各遺族感激
04 全島情報打合會 けふ府正廳で開催
05 圖像:聖恩旗を捧じて入場(神宮國民體育大會)
06 太平青年學校 三日に開校式擧行
07 臺灣軍最初の優勝 男子中等庭球制霸の報に 關體協庭球部長喜びを語る
08 ホツケーは關東が優勝
09 野球、早大勝つ
10 萬全の陣を布く 新竹州の選擧對策
11 壯圍庄振興會長會議
12 島都の奉公日 南署では防火訓練
13 白衣勇士を慰問 奉公日・基隆の藝妓等が
14 基隆奉公講座
15 大球丸出帆
16 臺北市體操會 十四、五、六日開催
17 莿桐献穀田 きのふ拔穗祭 神饌、新嘗祭に奉献
18 小指強力競べ
19 高千穗丸入港 衛生學會の學者連來臺
20 赤十字同盟七十五年 記念切手を發行
21 一番ケ瀨知事入蕃
22 山西丸無電
23 棄權防止に“一札" 區民の誓約書を作る
24 英人が別莊を 伊首相に贈る
25 米國小咄
26 米大統領の身邊 警戒遽かに嚴重 戰爭勃發と羅國首相暗殺で
27 人事‧消息
28 街で拾ふ
29 今夜の放送
30 商況 一日前場
31 今日の興行
32 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(192)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 醫療費輕減の為の 醫藥制度の改革案 診察科はその都度支拂ふ 厚生省來議會に提出
03 人によつて違ふ 睡眠の型 神經質は朝型、健康人は夕型
04 一寸した刺戟で 死ぬことさへある 心配な「胸腺淋巴腺體質」
05 石鹼液の上手な作り方
06 初產の方方へ 食事その他の注意
07 ス・フ洗濯物の 伸子張は不向き アイロン仕上げか板張り
08 圖像:女子強步大會
09 美味しい淺漬三種
10 乾物の本場物と 品質の見分け方 干瓢は節のないのが良品
11 赤ちゃんの 姿態よくする法 抱き方がわるいと 脊骨が曲ります
12 牛の肝臟のいため煮
13 效果覿面の害蟲驅除法
14 ニカワ代用に カゼインを
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 第一線の兄さんへ 血染日章旗を贈る お禮の手紙を最後に戰死
02 圖像:學帽部隊の奮戰
03 今日の歷史
04 模範な小學生 父母に代つて働く
05 趣味の數學物語 庄屋の數學(十七)/鏡淵稔
06 圖像:澤卿記念碑除幕式
07 子供のおはなし 崖のよこ穴 (下)/望月芳郎
08 圖像/胡壁惠
09 百十一歲の婆さん 元氣一杯で働く
10 皆さんの作品を募集報社消息
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 新政權成立に對する 帝國の協力方策決る 臨時興亞院會議開く頭條新聞

【東京一日發同盟】政府は九月十三日の政綱政策聲明において支那新政權の成立を援助しこれと協力して日支新國交の調整に當るべき事變處理方策の大方針を中外に闡明して以來現地における新政權樹立の動向を注視しつゝあつたが重慶政府のあくなき妨害牽制工作にも拘らす新政權の樹立は今や時日の問題となり我方においてもこれに對應し協力體制の完璧を期することとなり一日午前十時十分から首相官邸において臨時興亞院會議を開き興亞院總裁阿部首相、副總裁野村外相、畑陸相、吉田海相、青木藏相、柳川興亞院總務長官鈴木同政務部長出席し日支新國交調整に關する重要會議を開催 した劈頭阿部首相は

新政權は今や成立の機熟し青島における汪兆銘、王克敏、梁鴻志三巨頭會談も切迫してゐるので政府は愈々既定方針に則りこれが成立を期待し事變處理に決定的動因を與へたい、本日の會議に於ては新政權援助並に協力方策の具體案を協議し合せて現地報告を基 礎として新政權の機構並に臨時、維新、蒙疆等既存政權と新政權との關係其他に就ても充分意見の交換を行ひたい

と述べこれに對し主として柳川總務長官より興亞院事務當局において立案せる具體案の細目を說明し首相以下各相より夫々熱誠なる意見の開陳が行はれた結果政府としては汪兆銘、王克敏、梁鴻志三氏をして新政權を成立せしめんとする支那民眾の熱意を信頼し新政權の獨立首主性を飽くまで尊重せんとするは勿論なるも事變下過渡的事態に鑑み新政權の要求あるにおいては積極的にこれが成立を支援し四圍の妨害工作はこれを徹底的に排除し政戰兩力を盡して新政權の成立に協力すべきであると意見の一致を見、更に青島會議の中心議題と目される新政權の機構權限其他の諸問題に就ても慎重に檢討し正午一旦休憩午後も引續き會議を續行した 

【東京一日發同盟】一日の臨時興亞院會議は午前に引續き討議 を續行し新政權の成立に對する帝國政府の態度を決定し二時二十分散會した右に就て遠藤書記官長は左の如く發表した

支那の中央政權の樹立運動はその後順調に進捗しつつあるので本日興亞院會議においてこの趨勢に對應して帝國の態度並に對策の協議を遂げた

02 阿部首相が委曲奏上 けふ閣議で正式決定の上
03 重慶政府苦しまぎれに 直接和平交涉を放送 須磨情報部長そのデマを爆碎
04 梨本宮妃伊都子殿下を 新總裁に奉戴 日本赤十字社篤志看護婦人會
05 眾院北支派遣軍 慰問議員團出發
06 米、英獨に要請狀 フ號乘組員の安全に關し
07 汪氏、及川長官を訪問 和かな歡談に打興ず
08 四將官豫備役
09 海南島の殘敵掃蕩 斷乎大討伐の火蓋を切る
10 玉山を爆擊 浙贛線上の要衝
11 上海杭州を結ぶ 三角地帶掃蕩戰 十月中の綜合戰果
12 疲勞困憊の敵將校 陣中病歿者が續出
13 出征軍人慰問新聞 (130)けふの本紙寄贈者報社消息
14 日、ソ關係の改善へ ソ聯外相が重大言明 對日關係演說詳報
15 安徽省政府主席 李品仙任命さる
16 伊、希兩國間に 不侵略條約 一兩日中に調印
17 格別變化を見す 獨軍司令部の發表
18 獨支持の示威 佛、安堵の胸を撫で下す
19 中立聲明が重點 ソ聯の政策を繰返すに過ぎぬ 英のモ委員演說批評
20 米國は失望 重大なものにあらずと
21 ソ聯のバルカン工作 對ブルガリア折衝に始まらん 新任領事一行ソフイアに到着
22 中央執監會議 蔣介石が招集
23 佛租界のテロ頻發 傅上海市場が嚴重抗議
24 本日の天氣
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國共關係は破裂一途へ社說

敗戰に依る士氣不振、歐洲戰亂勃發に依る外援の杜絕更に汪兆銘氏の和平運動の進展に依って內外挾擊された抗日蔣政權のけふこの頃は憂色頓に濃厚、孤城落日の感に堪へないものがある。斯くて幾多の矛盾と相剋を抗日救國と云ふベールに包まれて今日まで辛じて協力して來た國民黨(蔣記)と中國共產黨の關係は世人の豫想通り愈よ最後のコースに立ち至ったやうである。曩に共產黨巨頭毛澤東に依って發表された所謂毛澤東聲明は重慶側に對して猛列なる攻擊の矢を放ち、國共關係の真相を暴露したことは識者の夙に感得してゐるところであるが、重慶側はこれに對して極力自派の反共的言動を押へ、使者を延安に派してひたすら共產黨側の怒に對し緩和これ務めて來たとも赤人の知らるる通りである。一方重慶側とソ聯の關係は王正廷の洩らした消息に依れば寧ろ惡化してゐると言はれて居り、兩方の動きを綜合して見れば國共關係の既に昔日の比でないことは容易に肯つかれるであらう。

重慶側の使者たる邵力子と張冲の延安に於ける共產黨側との所謂延安會議の結果は未だ明日でないにせよ、その妥協工作は可成り困難なものであるべく、萬一その妥協は重慶側の屈服に依って一時的に局面を彌縫し得ても遠からず破局を來だすことは火を睹るよりも明かである。即ちソ聯の最近の動きは著しく赤色帝國主義の相貌を呈し、歐洲に於て既にその觸手を見せてゐるのみならず支那に對しても最早その手先たる中共の代辦を待てずに直接手を下して西北各地に赤軍の移駐を開始してゐるとのことである。これは斷じて蔣介石並にその周圍の人人の我慢し得るところではない。蓋し共產黨との協作は內心これを好まざるものではあるが抗日救國と云ふ看板に依って尚無知な支那民眾を瞞着することが出來るがソ聯自から侵略の態度を見せたに於ては聯共の意義が没却するばかりでなく、抗戰の根本精神を喪失し、蔣一派は遂に賣國の汚名を蒙むるに至るであらう。これは汗運動に益益拍車をかける結果を齎らすのみならず既に彌漫しつつある支那民眾の厭戰心理に火をつける結果になるであらう。斯くなれば抗日戰線の總崩壞、重慶政府の瓦解を來たすこと必至であるのみならず蔣一派は全然その立塲を失ふに至るは明かである。

更らに抗日蔣政權の外威關係たる第三國の動向を檢討して見るに、抗戰勃發以來英佛に望みを失った蔣政權は專ら米國依存に轉向したことは周知の事實である。然るに支那の赤化は豫豫英佛米諸資本主義國家群の極度に警戒するところである。ソ聯勢力の支那に於ける著しき增大は米國の容認し得るところではない。況んや我が東亞新秩序の建設に敢へて啄を入れやうとする米國が若しソ聯の支那侵略を默認すれば遂に自家撞着の譏りを免がれないであらう。故に重慶側が凡ゆる屈辱を忍び、民眾を瞞着して共產黨並にソ聯に屈服を餘儀なくすることが萬一出來たとしてもその後援をつとめる米國を始め他の第三國は絕對に默ってゐる筈はないと思ふ。然らばソ聯並に中國共產黨は現在の地位に自制し重慶側に對する壓迫の度を緩めて協作を續けて往くことが出來るか?これは恐らくソ聯の兩股政策と相容れられないところであらう。何故ならばソ聯の日支事變に對する態度は日支の戰爭に依って日本の勢力減殺を窃かに期待しつつ、一方に於ては蔣政權の自壞を待ってこれに中國共產黨を代らしめ、以てその世界赤化の傳統政策を推進せんとするにあるから、蔣政權が敗殘すればする程これに對するソ聯の侵略態度が益益露骨にならざるを得ない宿命にあるのである。斯くて國中關係は遂に破裂の一途を辿る外なく、支那事變は愈よ新たなる階段に入ることとなるのである。

02 優渥なる勅語を賜ふ 司法記念日に當り
03 記念祝典盛大に擧行
04 十一月一日を司法記念日に
05 廈門教育視察團 きのふ市內各學校視察
06 林部隊 名譽の戰死者 一日原隊から發表
07 圖像:動亂の歐洲より
08 廣東省城語通譯要員募集
09 自肅一色 島都の奉公日風景
10 本島漁船(十七隻)遭難 死者三名、行衛不明四十八名 十月上旬呂宋海峽で
11 戶別訪問廢止申合せ 新竹市議懇談會で
12 情報連絡會議 きのふの打合事項
13 火野葦平氏來臺 軍服を脫いた丸腰姿で
14 經濟警察協議會 設立を促進 全島保安課長會議で
15 個人選手權も獲得 神宮大會中等庭球鶴重、官組が優勝
16 ラグビーは鮮鐵優勝
17 庭球
18 銃劍術、秋田優勝
19 海草勝つ
20 慶應快勝
21 陸上も大活躍 張啟震、船田選手ら入選
22 林臺電社長乘船 富士丸神戶を出帆報社消息
23 建築相談所設置 市民の利用を當局希望
24 ときのこゑ
25 大阪商船臺灣出帆
26 日本郵船基隆出帆
27 辰馬汽船
28 大連汽船
29 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 十六米穀年度は 更に百萬石增產か 技術員の補給が問題
02 管理米販賣方法 非常手段を講ず 委託權限問題に付督府の折衝注目さる
03 價格等統制令の主旨徹底(一) 當局談話を發表
04 全島輸送會議 來る十四日に開く 鐵道部が招集狀發送
05 共販が麻袋販賣 米庫組は事實上喪失 米穀局、官給に邁進
06 萬華運送會社 一日に開業
07 各驛別二期米買入價格 昨日米穀局發表
08 經濟豆本 染工聯紛糾餘話
09 玖瑪糖製造停止の報に 紐育市場は活況
10 米國の對南米貿易好況
11 來年度繁忙期に 輸出陣營を固む 貨物一割增加を豫想
12 臺灣特產組合 近く新設せん
13 照明燈
14 市價及商況 一日
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 時局演藝 誰がスパイか(海野十三作)
03 獨唱/三浦とみ子
04 料理/金村カネ
05 圖像:航空局試作機初飛行
06 大國民映畫 「母」 一般用映畫と認定さる
07 溝口の歌舞伎情緒 フオルストの維納情緒 東西兩巨匠劇壇映畫で粹を競ふ
08 花柳章太郎の 第二作 明春製作と決る
09 音樂映畫「街の唱歌隊」 多摩川島耕二の新作
10 蛭川監督の新作 「第二の出發」
11 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 屏東郡聯青團 廿八日より查閱を開始
02 楠正成が最高票 新竹州主催の模擬選擧
03 乃木希典が最高票 南投街で模擬選擧
04 大溪神社例祭 嚴肅に執行さる
05 圖像:警報下に實戰的訓練
06 岡山運輸組 一日營業開始
07 時局精神濃厚 能高郡の國演會好成績
08 意外な進步 北斗郡主催の國演會
09 南洋華僑の本質(一) 臨時情報部
10 彰化郡の國演會 成績を發表
11 協議會員 旗山街の下馬評
12 大溪公體育會
13 ローカル・セクション
14 青物相場表
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 郡民の勤勞奉仕で 綜合運動場見事に完成 きのふ盛大に開場式
02 あすは明治節 臺中市「國民奉祝の時間」を勵行
03 高雄市の明治節 神社で中祭式を擧行
04 明治節拜賀式 高雄州會議室で
05 嘉義市の奉祝
06 圖像:高雄州社會事業大會
07 彰化神社祭典 奉納弓道大會
08 國講研究會 八日石牌坑國講所で
09 臺南市議連が 最後の懇談會 改選を控へ別れを惜む
10 海外ニュース
11 羅東神社祭典 諸催し物決定 あす盛大に執行
12 各製糖工場長を集め 糖業令の內容を說明
13 戶別訪問の廢止を 有權者に働きかく 趣旨の徹底を期して 高雄市の關係者申合
14 選擧肅正教化劇 彰化市內各青年團近く夫夫開催
15 選擧取締 彰化署で講習會
16 屏東署も開催
17 模擬選擧 六日嘉義公會堂で擧行
18 彰化公體育會
19 圖像:四天王寺卷柱十二天像完成
20 文盲の文字講習 成績芳ばしからず 臺中市期限を延長
21 木炭饑饉克服に 花蓮港廳が躍起 增產と炭燒方法の改良
22 金運動の再強化 高雄州着着準備を進む
23 運賃引上げを通告 花蓮港の兩船會社より
24 大關市尹披露宴
25 臺南市晝火事
26 雇員を募集 臺中法院檢查局
27 屏東荷受出荷組合 總會を開催
28 飼養馬匹を集め 屏東公園にて品評會
29 人事‧往來
30 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(17)/呂赫若;一木夏散文小說
02 たかくそしてひくく (下)/德永直
03 歐洲の 動亂を脫出して (一)/江尻治子海外遊記

ヨーロッパの動亂渦中から避難の引揚げ邦人を乘せた靖國丸は去る十八日懷しの故國に到着したが、同船中には同盟通信社伯林支局長江尻進氏夫人治子さんも交ってゐた報道に從ふためなほ任地伯林に踏み止る夫君の身を氣遣ひながら、記した一文が次のものです。

伯林に於ける二箇月ばかりの生活を名殘りに懷しの故國に安着致しました。私ども夫妻が渡歐したのは陽春四月、赴任當初から歐羅巴は何時戰亂の巷となるかも知れぬと言ふ不安な氣持を抱きつゝ出發いたしたのでした併しドイツを初めて見ました私には日本での想像や又人々の語って居られる程のものでもなく聊か異った雰圍氣に接しました緣の街路樹に整然區と劃された市街の美しさは第一印象として忘れる事の出來ないものとなりました。ドイツ人は悠揚迫らざる樣子の見える反面常に緊張して嚴然たる態度が窺はれました人絹の洋服を着て編袋を提げ颯爽と濶歩してゐるドイツ特有の婦人姿は華かなパリの婦人生活に比べて一しは目立つ樣に感ぜられました。無造作に束ねられた髮、白粉氣の少いドイツ婦人は裝ふ事を知らないのかと思はれる位ですが、其の實、經濟的な暮し方には學ぶべき點が大變多いと思ひます。

體格のよいドイツ婦人の勞働振りを力強くは考へられるものゝ女でなければ見られぬ優美さにはかけてゐる樣です。何事も規則と契約とにからめられた樣な國民性には日本では到底味はヘぬものをうけました。

五月から八月へかけては丁度氣候もよく食糧品にも惠まれた季節であったので私共は大した不自由もなく過しました。バタの切符制度は一人一週間一七五瓦と定められて居り、鶏卵も極めて乏しく食糧品も思ふ樣には得られない國でありながらも「自分一人が不自由するのではないヒットラーを始めドイツ國民全部だから滿足してゐる」之れがドイツ人の言葉でした。果實は輸入品が多い為に新鮮なものが少く食糧に惠まれた故國の有難さを感謝せずには居られませんでした。日本の日常生活では主婦が献立を作り材料を求めて料理する事ができます。ドイツでは私共が材料を探し求めてから献立を作るといふ點が全く珍しく思はれ、それ程食糧の豐富さに差があり自國の生產品が少く輸入品を賴りまして過すドイツ人は全く氣の毒になりました。家庭に於いても、冬の準備の為か又は食糧不足の恐怖のためか瓶詰など相當に貯へてゐるらしく、或る田舍家等では日頃極めて質素な生活をしながら肉類の罐詰、野菜の貯藏など實に行屆いてゐるのには驚かされました去る七月末には防空演習が行はれましたが日本と異って日時もはっきり示されず漠然としたものでした。それにも拘らず、急に鳴り出したサイレンを合圖に忽ちのうちに真暗にして、完全な燈火管制をするには驚きました。これは國民擧って防空に心がけるからでせうし又命令に對して絕對に服從する觀念が強いからであらうと思はれます。

ドイツ人には一かさもなければ二善にあらざれば惡、惡でなければ善と云ふ感情に對し日本人の樣な一でもなく二でもなく到數字では割り切れない善惡の中間に位するやうな複雜な氣持が非常に理解しにくいらしいのです。何處までも自分の考を云ひ張る強情な性質と融通のきかぬ性格で、私共初めて接した者にとって不愉快に感ずる事の一つでありました。

八月に入っても暑さは一向嚴しくならず氣溫は十七、八度に昇る日もありましたもの空氣が乾燥してゐるので殆ど暑さ知らずの盛夏を過しました。ドイツ人は少しの暇を見ても郊外や近くの湖へよく水泳に出掛け日本から行った者にはこんなに涼しいのにと驚かされます。

ドイツ人は健康の為に夏を一年中の憧れの季節として一番よく利用し日光浴をするさうです。扨八月十八日の夜突如獨ソ通商條約が成立して主人も急に忙しく慌しい日を送る樣になりました。併しドイツ人は私共が罐詰其の他食糧品を買ひに行くのも恥かしい程落着き拂って送りました。廿一日濁ソ不可侵略協定が成立し續いて廿三日其の調印が發表されました。けれどもドイツの婦人達は一向平氣らしく「戰爭なんかない」と何處までも安心した樣子を見せてゐる一方ドイツ人は男子も女子も戰爭と云ふものを極めて嫌ってゐる樣がはっきり現れてゐました。

04 龍骨車 白鳥の研究 「新潮」十一月號
05 圖像:夏ノ日(第三回文展作品)/不二古阿古
06 文化消息 英國映畫業者悲鳴を擧ぐ
07 五歲の男の子 ラマ教主となる
08 學藝往來
09 圖像:象のチーク材運搬(一)
10 烏龍茶
11 心聲漢詩

黃鶴樓席上偶作/梅樵、黃鶴樓席上偶作/雪滄、輓林幼春先生/張德豐、輓張玉書先生/張德豐、輓張玉書先生 二/張德豐、重陽小集/林毓村、長兒詩舫從軍書此勗之/白鷺仙人、別後再寄/白鷺仙人、哭杜麗訓君/郭鷺仙、哭杜麗訓君 二/郭鷺仙、哭杜麗訓君 三/郭鷺仙

12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 新政權關聯の諸問題 細目的、大綱的に方針決定 臨時興亞院會議で
02 戰時食糧政策に 不合理な事態發生 農林當局の糊塗策から
03 圖像:佛軍獨領へ侵入
04 日本の磅資金一部紐育へ 弗資金を增加
05 ガンヂー翁ら三巨頭 リ總督と重要會見 總督、國民會議派らの入閣を提案
06 共產黨運動を彈壓 雲南省主席龍雲
07 宋子文以下を米國に派遣 對支援助につき 米の諒解を求む
08 陸相參內
09 芬蘭國境後退を要求 レニングラードの強化に努力 プラウダ紙強硬態度を表明
10 ソ芬會談續行 芬蘭は特定地域割讓拒否の方針
11 中共、本月中に 國民大會を開催
12 英帝國會議開く 一日首相官邸に於いて
13 バター、ベーコンの割當制 英國で施行
14 英商船ブ號又擊沈さる
15 獨軍を擊退 パリへの情報
16 英佛機六機を擊墜 ドイツ軍司令部發表
17 米國、極度に憤激 モロトフの演說に
18 人事異動に依り 伊の政策は不變 政府筋代辯者が表明
19 獨經濟代表歸還の途に 伯林でソ聯側と細目交涉を行ふ
20 伯棉の對日輸出 總輸出額の四六%
21 十月中米國生糸の 需給統計
22 經聯機構を 一部擴充
23 明日の天氣
24 愛の凱歌(79)/戶川貞雄;松田文雄
25 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 海軍協會臺灣本部 けふ晴れの發會式
02 帝都未曾有の通話難 緩和に・閑送電話が登場
03 “國民奉祝の時間"設定 島都の明治節奉祝行事
04 サイレン合圖に 明治神宮遙拜 基隆の明治節奉祝
05 圖像:海軍協會發會式
06 陸海軍人劍道 將校決勝 作道選士が優勝
07 臺灣神社地鎮祭延期
08 年末賞與の一部 國債で交付
09 北門派出所(新竹)上棟式
10 重慶の抗戰力は? 興味ある滿鐵の討論會
11 比島憲法修正と 次期大統領問題 (一)/中野健弌
12 海軍協會發會式 告辭
13 式辭
14 總督祝辭
15 臺灣本部設立經過報告
16 文化機關は赤一色 黨府派の敗色著し
17 基隆金山間バス 五日から運行開始
18 不謹慎な男 奉公日に鯨飲
19 末恐しい少年 家出して惡事
20 渡船が顛覆 新潟へ人夫八十名を乘せて 溺死體廿九を收容
21 福建丸出帆
22 金比羅神社祭典
23 第三高女小運動會
24 高雄高女運動會
25 米屋さん撥飛さる
26 人事‧消息
27 街で拾ふ
28 今夜の放送
29 商況 二日前場
30 今日の興行
31 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(193)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 姙婦の防空演習參加 斷然多い姙娠四ケ月迄の流產/屋代周二
03 家庭婦人の常識集
04 冬の婦人手袋 黑地に刺繡が多い
05 主婦のメモ お臺所の見易い 場所にお貼り下さい
06 圖像:松竹少女歌劇入所試驗
07 そろそろ主義 之が離乳のコツ 急激にすると忽ち消化不良
08 秋刀魚の柳川
09 下痢に有効な リンゴのお粥 一日に十個位ひ食べること
10 紙上病院
11 硬くなつた革を軟くする法
12 ビタミン配合の 榮養献立 簡單な配合法を例示
13 中折帽子の手入
14 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 獨軍の空襲を防ぐ 英國の“空中爆雷" 都市を守る新兵器
02 趣味の數學物語 庄屋の數學(十八)/鏡淵稔
03 今日の歷史
04 圖像/羅鑫
05 決して狂はない 小銃の彈丸 イタリヤで發明さる
06 圖像:一日入營の豆兵隊
07 櫻島が大爆發 煙の高さ一千メートル
08 毛虫の大軍 イギリスで大暴れ
09 頭の二つある蛇 和歌山縣で捕へらる
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 政府米の充實を待ち 一擧國家管理を斷行 米穀管理の實施要項頭條新聞

【東京二日發同盟】農林省は最近米の地方的偏在各消費府縣の產地買付けせりあひ、闇取引等の諸傾向を是正し米價の適正化を期する為めこれが根本的對策樹立に腐心してゐたが愈愈近く管外移出米、外地米、外米等の國家管理を斷行することなり酒井農相は二日の閣議にこれが實施要項と外米輸入措置等に關し詳細說明斷乎戰時食糧政策の確立に邁進すべき旨の決意を披瀝しこれが承認を得た

▲米穀國家管理の實施要項左の如し

一、政府は管外移出米、外地米外米等の國家管理を最終目標として段階的に漸次米穀の集荷配給の統制を强化する而して十五年度に於いて最終的に國家管理の對象となるべき米穀の數量は左の如きものである(單位百萬石)

內地米一五臺灣米五朝鮮米三計二三

一、右國家管理の圓滿達成の為め生產者團體(帝國農會、產業組合系統機關、農業倉庫)主體とする一元的集荷機機構を確立し集荷については米穀配給統制法第四條に基いてある程度の强制力を持たせるが集米には飽くまでも農會產組の供米精神運動に力點を置く

一、これが具體的實行方としては政府は全國道府縣に對し米穀の供出數量の割當を為し道府縣は更にこれを町村に分割振當てて町村に於いては帝農產組、農業倉庫、自治團體關係者を以て出荷協議會を組織せしめ米穀の隱匿退藏等の行為を防止するよう萬全の措置を講ずること、但し右割當供出數量以外は商人の買付を許容する

一、町村單位組合より縣聯に集荷された米穀は當該地方長官が農林大臣の指示に從つて消費府縣に輸送すること

一、消費府縣に於いては當該地方長官の指示に從ひ旣設の臨時配給組合白米商同業組合を通じて消費者に放出する

一、鮮米、灣米等の外地米は從來政府の方針としては日本米穀會社の市塲を通じて一般に賣出す方針であつたが國家の米穀統制力を强化する為め移入米全部を政府所有米に繰入れ飯米不足地に隨時賣却すること

尚政府はかかる劃期的な米穀政策の强行に伴ひ自由主義的取引より國家管理への切替時に集荷配給機構に相當の混亂を惹起する惧れがあるのでこれに對處する為め左の如き應急措置を講じ政府米の充實を俟つて一擧に國家管理を斷行する方針でこれが實施は米出□最盛期たる十二月中旬となる模樣である

卽ち應急措置としては生產縣と消費縣を連繫し管外移出は農林省が中央集權的にこれが需給調整を圖りその間餘剩移出米を狙つて政府米の買上充實を為し國家管理への過渡的に惹起される飯米饑饉地に隨時拂下げを行ふ方針である

02 外米輸入の手配 酒井農相、閣議で說明
03 天皇陛下に拜謁 四日阿部首相委曲奏上
04 仙桃鎮に突入占領 我が海軍遡江部隊が
05 敵の遺棄死體二千餘 南支軍十月中の戰果
06 華容を爆擊
07 支那軍の異動
08 杭州北方の要地 城山、莊村坂を攻擊
09 駐伊獨大使 ヒトラー總統に伊の情勢を報告
10 圖像:興亞會議に出席の阿部首相(右)と柳川長官(左)
11 ソ聯今後の對日關係 紐育消息通の見解
12 獨、四百萬を動員 西部戰線に全力傾注
13 英の抑留戰時禁制品 總額五十萬トン餘
14 出征軍人慰問新聞 (131)けふの本紙寄贈者報社消息
15 濠洲新國防豫算
16 獨ソ通商交涉大綱的に成立
17 戒嚴令を布告 獨蘭國境特定地域に
18 中立平和政策を強調 土國大統領が議會で
19 自治領並に 印度代表
20 ソ聯最高會議
21 重慶の佛人軍事 顧問七名引揚げ 援蔣路の取締を強化
22 日送電の重役會
23 本日の天氣
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 臺灣工業化指導の目標社說

農業臺灣より工業臺灣への飛躍を試んとするのが臺灣に於ける現下の推進力である。豐富にして低廉なる水源を利用して水力電力を起すのが臺灣工業化を圖る捷徑である。地理的位置から見るに無盡藏なる資源を包藏して居る南支、南洋を控へて居るから臺灣にして有力なる企業家の招致に成功すれば、數年からずして工業化を實現するものと豫想されて居る。小林總督が着任以來臺灣工業化に向って努力を傾注した事は新しい臺灣の建設と南方基地としての使命を果す上に多大の意義を有して居る譯である。工業化に附隨して產業の調整方策として米管法を實施した事は刮目に値ひすると共に臺灣統治の一大轉換と言はねばならない。現下島內に於ける各種工業を展望して見るに僅か數年間にして多種多樣の工業が勃興して居り、更に新計畫は水力電氣の開發に正比例して雨後の筍の如く陸續として登塲して來て居る。實に臺灣工業化は數年ならずして全盛時代を現出せんとして居る。

最近內地に於ける工業界の現狀から見るに、東亞新秩序の建設の為め經濟統制が一段と強化されて居り、企業利潤も國家の強力なる制壓に依って漸次遞減を見せて居るのでその打開策として外地又は大陸方面へ企業進出を試みつつあるから本島に於ける動力開發を促進すれば案外工業化も容易に實現するものと豫想されて居る。この見地よりして島內になる二大電力會社である臺灣電力と東臺灣電力が若し消極的經營を一擲して積極的に水力電氣を開發し低廉なる動力を提供すれば內地の有力企業家の進出を誘導し得るであらう幸ひ臺灣電力では松木前社長の逝去に依って關西電力界の元老林安繁氏を迎へて西部臺灣の水力電氣開發に邁進する事となった事は督府の一大英斷である。林社長の着任に依って敏腕を揮はれる事は島民の均しく刮目して期待して居る所である。

臺灣工業化も單に內地企業家の招致を以てその目的を達成する譯でなく、工業化に依って島內產業の發達をも促進すべきである。この觀點よりして現下の急務としては化學肥料工業の勃興を促進すべきである。現に計畫に着手して居るものには臺灣化學肥料の硫安製造を始め、臺灣電化の石灰窒素や東洋電化の燐酸肥料、南日本化學の加里肥料などがある。言ふ迄もなく臺灣工業化實現は今後の推進力如何であり、農業開發をも相對的に考慮せねばならない。從って本島の工業化に對しては一定方策を定めて指導の目標とせねばならない。近來の如く內地に於ける肥料生產減少に依って母國より隔離した臺灣ではその需要する肥料を供給して貰へない為に主要產業の增產を實行する事が出來ない狀態に置かれて居る事である即ち臺灣工業化の指導目標は臺灣の產業發達と並行的に遂行させる事を考慮に入れるべき事を提言するものである

02 聖上陛下畏くも 明治神宮に御親拜 大會行幸に先立ち
03 外苑競技場に行幸 晴れの演技を天覽
04 圖像:相撲體操(神宮體育大會)
05 二師範學校を增設 敷地は新竹、高雄に內定 “義教"實施に備へて
06 神宮競技成績 百米決勝張啟震君二着
07 野球太田勝つ
08 陸上決勝
09 白衣勇士家族宿泊所上棟式
10 統制機關設置阻止 織物商組合、實行委員を擧ぐ
11 臺北州の遺家族慰安會
12 臺北市議の逐鹿戰 本島人側は形勢混沌
13 大和丸出帆 きのふ賑かに
14 臺灣醫學會 四、五兩日に總會
15 島都に飯米飢饉! 噓のような事實にビツクリ 關係者が府へSOS
16 第二次歐洲戰爭で 米は幾何儲けるか 米人早くもワクワク
17 基隆商議役員會
18 新竹木材會社創立總會
19 局營バス、少女を轢く
20 七星郡國語演習會
21 名出、清水兩氏講演會
22 四分仔尾山登山
23 定期航空
24 今日の興行
25 大阪商船臺灣出帆
26 日本郵船基隆出帆
27 辰馬汽船
28 大連汽船
29 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 島米增產策として 水田甘蔗作の撤退 緊急手段として考慮さる
02 島內消費米價 近く自治的に制定 五州米商組合で協議
03 國用生糸の最高價格 千五、六百圓か 近く企畫院が裁定
04 價格等統制令の主旨徹底(二) 當局談話を發表
05 高雄稅關管內 十月下旬貿易
06 米穀代行會社 重役會を開催 株主に旅費支給を決定
07 大連への輸出茶 十三マークに統一 昨日出帆山東丸より實施
08 汪政權の確立と(二) 東亞新經濟體制の建設
09 島內郵便貯金 四千萬圓に肉薄 人員は百萬人を突破
10 戰時海保補償制度 本日より實施
11 臺北食料組合 公定物價を協議
12 麻袋配給は 五州組合に決定
13 督府稅關收入 貿易好轉で增收 十月末で二百卅萬圓
14 東亞經濟懇談會 五日より東京で開催
15 照明燈
16 拓務省に於いて 米糖會議を開催 臺灣米增產を繞りて
17 滿國關稅收入 一月以降九月末迄 一億三千九百萬圓
18 市價及商況 二日
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 朝の修養 明治天皇の御聖德を仰ぎ奉る(一)/渡邊幾治郎
03 謠曲 羽衣/喜多六平太外
04 長唄 四季の山姥
05 箏曲
06 子供の時間 童話劇 菊の香り
07 料理/金村カネ
08 圖像:興亞聖戰日華陣歿慰靈祭及び日華合同念佛法會
09 とらんぷ譚 日本版代辯德川夢聲 原作・脚本・監督サンシヤ・ギトリイ 國際館に於いて上映中
10 趣味娛樂 お酒の種類と成分 カロリーは牛乳以上
11 喜劇「三人寄れば」 大船新人監督相原勝第一回作
12 球根と草花の 種子の蒔き方 金盞花は素人にも樂
13 大都「故鄉の煙」
14 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 第三回の興亞奉公日 各地で奉仕作業を實施
02 神饌奉持者決定 斗六郡聯合青年團
03 南洋華僑の本質(二) 臨時情報部
04 興亞大運動會 五日、埔里北公にて開く
05 北門愛國勞働挺身隊 訓練所入所式を擧行
06 佛教行事の革新 旗山郡で講習會開催
07 薪炭組合 潮州街に設立
08 清水街模擬選擧 豐臣秀吉が最高票
09 山の結婚朗話! 舊慣を廢し神前で キンノス社の模範青年
10 旗山小運動會
11 自動車事故頻頻 何れも速度超過 潮州郡下被表彰道路で
12 接客業者に國語を 東港郡下に講習所
13 大肚庄の下馬評
14 時計盜まる
15 ローカル・セクション
16 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 大戰から 大戰への歐洲(一) 思ひ出す二十年前/村川堅固
02 圖像:燻る歐洲
03 圖像:倫敦郊外の防空陣
04 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 全島水產大會 きのふ盛大に開催 議案けふも引續き審議
02 傷痍軍人懇談會 五日關子嶺溫泉に於て
03 臺中州臨時州會
04 圖像:伍堂商相來阪
05 高雄州大麻頒布式
06 明治節參賀式 けふ彰化市役所で
07 眾議院議員の南支慰問團來高
08 臺中高女の 廿周年記念式 きのふ盛大に擧行さる
09 厚生車愈よ登場 臺南市の人力車夫に恐慌來
10 献穀田拔穗式 あす秀水庄にて
11 學校長打合會 彰化市に於て
12 新生廈門だより/一記者海外遊記

◆......上海より歸任した興亞院廈門連絡部水戶長官は十月二十八日午前十時記者團と會見し新中國中央政權の樹立に關し左の如く語った新中央政權の樹立は積極的に準備を進められてゐるが大國の中央政權なる故オイソレに出來ない筈だしかも強力なものを希望する以上その成立が遲れるのはむしろ當然なことであらうと

◆......新中國政權の樹立に對してはわが方は絕大の支持を與へることは云ふまでもない然しながら中央政權が誕生することになっても軍事行動が中止されるものではない直ぐに和平を招來すると考へるのも間違ひであるわが方が今後成立する中央政權と提携して蔣政權の打倒に努力し東亞新秩序の建設に邁進しなければならない

◆......尚上海に於けるわが方の進出振りは頗る目覺しい、しかし概して日本人は日本人相手に商賣をしてゐては共食の譏りを免れぬであらう種々の事情で直ぐには問題にならぬだらうが支那人大眾を相手にやる樣にならなくては困るものだと一般の進出者が心得て置くべきである。勿論廈門に於いても大いに努力せねばならない問題である。

◆......上海の租界を自動車にて廻って觀て來た人間は實に雜踏してゐる住宅難に陷ってゐるそうである。わが道頓堀の雜踏よりも甚しい現象を呈してゐるのだ今後更らに新しき上海の市街を建設することが肝要であらうと思ってゐる。總じて上海は新生の意氣が各方面に瀰漫してゐると感じたとは水戶長官の感想の一端である。

◆......興亞院廈門連絡部の藤村經濟部長の說は頻りに流布されてゐるが事實無根のデマらしい臺中州知事に榮轉するとか又勅任になり勇退して臺拓入りとか臺電入りとか新會社の社長になるとかと種々誠しやかに言ひ傳へられてゐるが藤村部長御本人は初耳らしくそれを一笑に附してゐる全然問題にならぬやうだ。

◆藤村經濟部長の官舍は最近虎頭山の方から虎園路に引越したばかりだこの新官舍はモダンの洋館でありしかも閑静な塲所に位してゐるので申分がない藤村氏も滿足してゐる樣だが蚊の多いことには玉に瑕だと云ってゐるまた食事の時は淋しいものだと藤村氏がこぼしてゐる子弟教育のために家族を臺灣に置いて來たからだ藤村氏は家庭圓滿のよきパパであると推定して當らずとも遠からずであらう。

◆......ところが一面戰場に於ける兵士の如く意氣軒昂として東亞新秩序の經濟的基礎を建設すべく日夜休まずに時間の許す限り大奮闘をなし相當な實績を擧げつゝある何れも新規のものばかりでなかなか面白かった遣りかひのある仕事だと藤村氏が頻りに喜んてゐる經濟方面の仕事もいよいよ本格的となる藤村氏の熱心さは之によって知るべしで今後大いに期待されるであら

13 圖像:商都大阪の防空陣いよいよ白熱化
14 戶別訪問廢止の 期成同盟會を結成 高雄市理想選擧を目指して
15 臺南市の選擧戰 嵐の前の靜けさ? 何れも形勢觀望の態度
16 市議戰の立候補者を 集めて懇談會を開催
17 學生服卸商組合 彰化市で結成
18 瓦斯防護訓練 鹿港街に於て實施
19 店員講習會 彰化商議の主催
20 高雄州堆肥週間 全州下積極的に勵行
21 水野郡守披露宴
22 自轉車にて 高雄港を一周
23 龍眼酒發賣
24 流言蜚語の醫師 免許を取消さる
25 選擧取締講習會 高雄署管內の日割
26 海外短信
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(18)/呂赫若;一木夏散文小說
02 動亂の 歐洲を脫出して (二)/江尻治子海外遊記

 八月廿二日頃から英佛兩國の婦女子達の引揚は續々行はれました。私は最後まで伯林に止まり主人と辛苦を共にする事を望んで居りましたので食糧の買入れなど致し緊張した生活を續けてみました。廿三日朝からは昨日まで目立たなかったトラックがすっかり灰色に塗られて戰線に送られるかの樣に疾走し始めました。新聞の賣子は一段と聲を張り上げて街の辻々を飛廻り往來の人々も我れ先にと買ひ取る姿は詞に出さぬドイツ人ながら相當緊張の色が認められる樣になりました。十數機の飛行機が勇壯な姿で早や秋めいて來た蒼空を翔んでゐます。之れを仰□ドイツ人は孰れも心強さう

と言ふよりは寧ろ誇らしげに眺めてゐました。いよいよ歐洲情勢も惡化の恐れがあるとの事廿五日朝日本大使館より婦女子並びに歸國の差支へない男子に對し避難勸告を受けました。主人からも電話にてとにかく引揚げる樣にと申されるまゝに私は身の廻り品のみを纏めて直ちに日本人會へ願ひ家の後始末や電話の應對に忙しく廿六日早朝愈々ハンブルグに向ふ事を決心しました。慌しい支度のうちにドイツ婦人から「戰爭はすぐ始まりますか」などと不安な面持で尋ねられ私は取敢へず一週間ばかり留守にする事を告げました。

廿五日夜は何となく物々しい氣分が市街に漲って暗黑の中にも引締ったドイツ國民が依然として活動を續けてみました。嚴しい軍服姿の勇士も出動し始め又召集されて戰地へ旅立つ樣も次々に見えました。醫者も相當の徵發らしく隣家の老醫師でさへ廿六日明け方悲壯な覺悟の中に別れを告げて出掛けました併し廿五日などでも一流ホテルレストランなどは和やかな夕食もされ何時もに變らぬ呑氣な踊り風景などもありました。廿六日朝七時私は數人の日本人と共に殘留邦人の御健在を祈りつゝハンブルグの汽車に乘りますと列車はやがて音もなくフォームをすべり出ました車內の樣子も常とは變りなく車窓から眺める曠野も全く平和そのもので大戰がすぐ後に迫まりして避難して行く身などとはどうしても信じられませんでした、あまりの急激に驚かされて居りますうちにハンブルグに到着して折よく待機中の靖國丸に乘込んだのは既に午過ぎでありました私は異鄉の空に夫を殘した旅ながらも日本船の懷しさやら親切な取扱を受ける度に日本人と生れた事の有難さが身にしみわたり□も一杯になりました。見送人やら子供連などで船は豫想以上の混雜をきはめました、乳母車まで持主の名札をつけて運ばれ幼子の泣聲や何かで慌しい避難風景が描かれ伯林より次々と來られる方々に伺へば刻々に切迫」との事で不安の念に身も心も押付けられる樣な氣持となりました伯林ハンブルグの避難者も午後には續々乘船し遂に二百十名となりその中の八十名は子供達でありました。愈々夜九時に包まれたハンブルグ港に別れをつげる銅鑼の音が響きわたり靖國丸にはすでに日の丸を揭げ今や出帆の合圖を待ちかまへてゐる樣でした。甲板と岸壁とでほのかに見える外燈の光を盡きぬ緣の糸として「パ、パ」と泣き叫ぶ子供の聲「お體だけは御大切に、御國の為に奮闘して下さい」と言はれる夫人の言葉、「船の中を氣をつけて、直ぐ歸られるから」と岸壁より聞えて來る父又は夫と覺しき人々の聲、「どうぞ御無事で」深きを神佛に捧げるばかりでありました。日々を共に過したドイツ人の女中達の物寂しげ聲にも他乍らいたわしく涙をそゝられました。「萬歲々々」の叫び聲にも何となく寂しく決心が胸に刻まれハンカチーフを振り振り闇のバンプルグ港を離れました。甲板に立つ私共は伯林ハンブルグ間の鐵道もやがて不通になるであらうとの噂に見送りの方々が遠く無事歸宅される事及び殘留邦人の御健康を念じ上げつゝ名のみ聞くノルウエーベルゲン港に向ひました。

03 社會時評(1) 近頃の新聞雜誌/中野重治
04 龍骨車 宇野浩二論 「文學者」十一月號
05 圖像:兵(第三回文展作品)/江崎孝坪
06 戰爭と宣傳(上)/本野盛一
07 圖像:象のチーク材運搬(二)
08 詩人協會機關誌 「華麗島」 二號の原稿募集
09 心聲漢詩

中秋夜即事和史雲社長原玉/指薪、蘇澳秋懷似靜閣詞長禮耕芸兄並讀我書社諸芸友/指薪、禮耕芸兄悼珠詞題後/指薪、禮耕芸兄悼珠詞題後 二/指薪、禮耕芸兄悼珠詞題後 三/指薪、禮耕芸兄悼珠詞題後 四/指薪、種竹齋雅集 青松/謝汝銓、種竹齋雅集 青松/李世昌、種竹齋雅集 青松/李學樵、種竹齋雅集 青松/卓夢菴、種竹齋雅集 青松/葉蘊藍、種竹齋雅集 青松/卓夢菴

10 廣告
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 年內新政權成立せん 近衛公と意見交換後 阿部首相、時局を語る頭條新聞

【東京三日發同盟】政府は一日の興亞德會議において日支國交調整方策を決定二日の繰上げ閣議で承認を得たので阿部首相は四日午前十一時宮中に參內 天皇陛下に拜謁仰付けられ委曲奏上することゝなつた尚阿部首相は二日午後五時華族會館で近衛公と會見新政權運動最近の進展情況並に興亞院會議で決定せる新中央政權支援の具體的方策を詳細說明種々意見の交換を遂げ同六時二十分會談を終つた。 

【東京三日發同盟】阿部首相は近衞公と會見後左の如く語つた

事變處理については近衛公は特別の關係があり且つ色々心配されてゐるので一日の興亞院會議で決定を見た具體方策について詳細に說明し色々話合つた興亞院會議は今後必要に應じて每週でも□いて行く積りだ現地における新政權樹立運動は事務的に精一杯に進んでゐると聞いてゐるがこの調子で進めば來春にならないうちに新政權の成立を見ることになるかも知れない帝國政府が新政權の成立を援助すると云ふことゝ第三國に對する關係の調整とは何も一緒に考へる必要もあるまいと思つてゐる第三國の日本に對する色々の誤解は一には相互の話合ひによつて順次解決して行くことも出來るし又支那における第三國の既存權益に對する具體的の取扱ひ方と云ふ事實によつて解決して行く方法もあると思ふしかし新政權と第三國との關係はデリケートで

あり又誤解を生じ易いから今は何も言ひたくない、對米國交調整の會談については日英會談のやうな形を採るかどうかは決つてゐないが兔も角日米の國交調整は進めて行かね ばならない、モロトフソ聯外務人民委員の演說はどう云ふ考へでやつたのか判らない國交調整、通商協定締結の用意があることを述べてゐるが聞きやうに依つては何か當方から言ひ出すのを待つてゐるやうな云ひ方だがこう云ふ問題はそちらから云ひ出せ持出せと云ふわけのものではあるまい、兼任大臣の專任補充問題については世間の方で色々先走つたことを云つてゐるが政府としてはまあ嫁を貰つても良いと思つてゐるところだ官吏制度については組閣後の政綱政策中に取上げて今後實行に□手することになつてゐるが身分保障令の全廢を含めた改革を行ふかどうかその程度、範圍、時機なと內容に亘ることは今のところ何とも云へない、米の話は色々聞くが旱害地の不作はめつたにしろ全體としては內地は平年作よりも多いにも拘らず今年は農村が繭その他農產物の値上りのため餘り金に困つてみゐいので急いで米を賣る必要もないところへ米が少いといふ噂さが廣まつたため今に值段が上るだらうと考へて賣り急かぬと云ふやうな事情から出迴はりが惡くなつてゐろらしい何も米がないのではなく出迴はりが惡いために色々の問題が起つてゐると云ふのが真相らしいからこの點を研究し何んとか調整策を講ずれば良いと思ふ。

【寫真は上阿部首相下は近衛公】

02 天覽の光榮に浴し 選手と共に恐懼感激 臺灣軍總監督村橋氏感想を語る
03 日、滿、支を通ずる 食糧政策の實施 食糧局設置の意義
04 圖像:汪兆銘氏、西尾總司令と會見
05 興亞院會議 每週金曜を定例日に
06 獨伊の軍事同盟不動 伊國各紙重ねて強調
07 出征軍人慰問新聞 (132)けふの本紙寄贈者報社消息
08 新中立法修正案 事實上既に成立 兩院への報告手續のみ殘る
09 獨瑞通商交涉開始
10 ソ聯モ外相の演說 獨逸に失望を與ふ 英首相、下院で述ぶ
11 對英獨立要求の 統一戰線を結成か ガ翁、ジ氏と協議
12 カ、王の會談 失敗に終る
13 武鳴に巨彈
14 本日の天氣
15 大阪商船臺灣出帆
16 日本郵船基隆出帆
17 辰馬汽船
18 大連汽船
19 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 菊花薰る明治節 きのふ宮中で御祭典
02 裸體操や分列行進 戰時下に示す本島青年の意氣 太平青年學校開校式
03 蔭にかずかずの美談
04 鄉軍新竹分會總會
05 島都の明治節奉祝 その日の街頭風景
06 明治節拜賀式 督府で擧行
07 新竹の明治節
08 基隆の明治節
09 同風會の奉祝式
10 牧野代議士來新
11 南選手が重量擧で 劃期的世界新記錄 神宮大會絢爛の幕を閉づ
12 張啟震君百米で一着
13 海草中が優勝
14 盡きぬ銃後の赤誠 海軍武官府への献金
15 銅像除幕式 新竹二公で
16 病苦から縊死
17 學校職員の體育會 きのふ建成小で開かる
18 羅東神社例祭 奉祝催物で賑ふ
19 楊清溪飛行士五周年忌
20 新竹中運動會
21 弓道審查合格者發表
22 シンヂケート 銀行團が乘船 高砂丸神戶出帆
23 鐵道部勤續職員表彰式
24 愛車運動 七日商工獎勵館で座談會等開催
25 アキレス腱を斬る 原因は痴情か
26 富士丸無電
27 定期航空
28 人事‧消息
29 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 空は澄み菊は薰る 聖德仰いで彌高し きのふ各地明治節を壽ぐ
02 白衣の勇士招待 けふから南方畫壇展
03 戶別訪問絕對廢止 自肅一色の申合せ 屏東市の立候補者打合會
04 圖像:慰問地曳網
05 屏東郡、棄權防止に 理想選擧期成會を結成
06 臺南署で懇談會 戶別訪問廢止等を協議
07 嘉義署にても懇談會
08 全島水產大會終る 十議案何れも採擇さる 次回開催地澎湖と決定
09 講話會と模擬選擧 旗山郡下に亘つて擧行
10 對岸航路五船に コレラ菌培養孵卵器 船客長時間の足止解消
11 海山神社の例祭 きのふ莊嚴に執行
12 自治講演會 竹東街主催
13 露店協和會の赤誠 日に一錢。慰問品の山
14 高雄州金賣却の功勞者 明治節の吉日に表彰さる
15 勉學の餘暇利用 水汲みして献金 感心な竹東公の蕭君
16 綜合運動場開場 北門郡で陸上競技大會
17 屏東新市尹の披露宴
18 烏日公運動會
19 臺南州下蹴球大會 十八日より高工で開催
20 番狂せあり盛況 臺中競馬第一日
21 人事‧往來
22 中等學校體育祭 きのふ高雄中で擧行
23 潮州公四十周年記念運動會
24 屏東驛の大火 容疑者を檢擧
25 廣告報社消息
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 季節圖鑑(19)/呂赫若;一木夏散文小說
02 新映畫 鶴見祐輔原作 母 田中重雄監督
03 ラヂオ
04 家庭醫事常識 姙娠と齒/大橋平治郎
05 子供の時間 物語 探檢英傑傳 ノビレ小將
06 圖像:動員されたナチ國防軍
07 海外短信
08 大船ロケ便り
09 「愛染かつら」 完結篇 三度の西條八十の新主題歌
10 逢初夢子復歸 第一作 「岩に咲く花」
11 廣告報社消息
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 野村、グルー會談 日米親善關係につき 意見の交換を遂ぐ!
02 外務省情報部發表
03 閣僚補充を斷行(適當な機會に) 政府、議會に臨む準備を進む
04 中央政權成立近し 日、華の真摯な提携を要望す 出雲艦上で及川長官が談話
05 首相參內 新中央政權に對する 新方策につき委曲奏上
06 汪派支持を通電 中國海員總工會から
07 在土獨人 引揚準備を開始
08 獨空相訪伊說 伊政府正式に否定
09 對支援助を中止 對ソ關係の明朗化を 日本が希望するなら モ委員の演說タイムスの特電
10 大島大使ナポリ出發
11 英佛兩海相 長時間に亘り會談
12 爪哇向けの為替相場公定 イングランド銀行
13 獨軍大規模の 行動を開始 北方戰線に於いて
14 問題のフ號 ハ港に入港す
15 中立法協議會案 多數を以て可決
16 對米軍需品注文 十億弗の巨額に達せん
17 ル米大統領滿悅
18 中支奧地を縱橫に飛び 海鷲大編隊が活躍 明治の佳節益陽等を爆擊
19 張家溝に突入 引續いて前進中
20 中南支各地を猛爆
21 米船の拿捕 不法に非らず 獨官邊が言明
22 ソ、土、ル三國會談 近く開催されん
23 蔣、龍雲に對し 重要要求 雲南諸將領拒否に傾く
24 中商創立廿周年 全島珠算大會
25 建國大學一次合格者
26 ヒ總統、黨首腦と 屢次重大協議 對伊、ソ關係等につき
27 明日の天氣
28 愛の凱歌(80)/戶川貞雄;松田文雄
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 市民の臺所に朗報 蔬菜、肉類、鮮魚等の價格 “釘付け會議"開かる
02 責任の重大を痛感 林臺電社長けふ着任
03 圖像:學校教員體育會
04 天恩・獄窓に及ぶ 明治の佳節に假出所の恩典 五・一五二・二六關係者四名も釋放
05 陸軍病院入院者家族宿泊所 けふ上棟式擧行
06 森岡長官上京 十五日大和丸 又は空路にて
07 選擧講習會 開催日時と場所
08 內地人側漸く活況 慌しくなつた逐鹿界
09 神宮献詠歌に 蘇雪子さんが入選
10 神宮競技終る
11 馬術優勝者
12 早大勝つ
13 文教局長上京
14 府展審查員 あす離臺
15 貨物自動車が 橋柱に激突 壯丁多數が重輕傷
16 南京の人口激增 五十五萬餘に達す
17 經濟警察協議會創立(新竹署)
18 臺灣醫學會總會 けふ醫學部講堂で
19 產婦人科學會
20 珠算競技豫選
21 本社視察團けふ歸る報社消息
22 「敬神同盟」祈願祭
23 日本少女歌劇 六日再び渡臺
24 人力車檢查
25 香奠返し寄附
26 人事‧消息報社消息
27 街で拾ふ
28 今夜の放送
29 商況 四日前場
30 今日の興行
31 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(194)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 結核患者と營養食 肉食偏重は不可 新菜食療法こそすすめたい 加藤謙一博士の新說
03 子供に多い 原因不明の熱 診斷には熱の經過を見る 恩賜財團愛育研究所調
04 家庭婦人の常識集
05 お家で作れる 家具手入藥
06 腺病質の子は 運動にも御注意 「無理」と思つたら止めさせよ
07 圖像:更生色ポスター(武漢一周年記念の街頭所見)
08 副腎の作用と 生殖腺の關係
09 古靴下、座布團、小切れを 集めて長襦袢に 女學生の廢物利用展
10 紙上病院
11 食慾のない時に センブリを服用 家庭藥の處方箋
12 鹽鱈魚のでんぶ
13 民報案內報社消息
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 先生の送り迎へに 兒童達が舟を漕ぐ 日本海の荒波を切つて
02 圖像:一日入營の豆兵隊(二)
03 今日の歷史
04 菊花薰る外苑で 明治神宮體育大會 心もからだもすこやかに 戰時下の少年少女
05 圖像:噴煙の歐洲より
06 兒童のお百度參 恩師の病氣全快祈願に
07 趣味の數學物語 庄屋の數學(十九)/鏡淵稔
08 皆さんの作品を募集報社消息
09 ウシヤウマニ シロイセンヲツケル
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 近衛師團天覽演習 萬端の準備が整ふ 八日より立體的近代戰を展開頭條新聞

【東京四日發同盟】畏くも 

大元帥陛下の行幸を仰ぎ、來る八日富士の裾野に展開される近衛師園長飯田祥二郎中將の統監する近衛師團天覽演習は既に萬端の準備完了、師團の精銳を舉げて大陸の戰野を偲ばせ、攻防の秘術を盡して近代戰の特色を遺憾なく發揮し、天覧に供し奉る光榮に參加將兵は齊しく感激士氣彌が上にも揚つてゐる、陸軍士官學校、戰車學校、戰車聯隊、飛行隊、飛行學校等最新銳を誇る部隊演習に參加、士官學校生徒は特に有力な一獨立部隊を編成して參加し總兵力は一萬數千に上り、七日から行動を起し八日早朝から富士の裾野で攻防に秘術を盡し、立體的な近代戰を展開する。この日

大元帥陛下には御愛馬『白雪』に召されて早朝行在所沼津御用邸を發御、御演習場に行幸あらせられ、起伏激しき裾野原を晴雨に拘はらず數里に亘つて御巡幸遊ばされ、親しく將兵の活動をみそなはせ給ふと承ける

02 金光拓相參內 朝鮮の旱害對策に付き委曲奏上
03 閣議決定要綱の 一部變更を說明 唐澤會長、貿易省準備委員會で
04 南陽、益陽を猛爆
05 圖像:多田北支軍最高指揮官在北京の英米佛伊各國大使館武官を引見
06 聯合委員會中旬まで延期
07 上海租界の諸懸案 逐次解決へ向ふ 明朗化の一途を辿らん
08 新中國青年黨の 第二次大會開かる 汪氏支持を宣言決議
09 野村外相きのふ 外交長老を招待 種種意見を交換
10 パナマ宣言は發効 ル米大統領聲明す
11 ル大統領再選の 可能性一層增加 新中立法の通過で
12 ソ、芬第三次 會談開く 成行き重視さる
13 駐日、支兩ソ聯大使が 重要協議の說 駐支大使館では否定
14 出征軍人慰問新聞 (133)けふの本紙寄贈者報社消息
15 伊の對バルカン政策 活潑に進行繼續さる
16 獨乘組員を抑留 フ號米國旗揭揚 諾威海軍當局の發表
17 獨政府、米船員の安全保障を與ふ
18 對策を考慮 獨外務省スポークスマン談
19 滿國政策持株の開放を斷行 民間遊資を吸收
20 中央軍の雲南移駐 蔣介石が、龍雲に要求を突付く 昆明政界に一大衝動
21 蔣第四戰區參謀長正式に辭表提出
22 小麥實收高 激增を示す
23 華中鹽業會社 海州鹽田を開發
24 明年度の砂糖 供給協定を締結 加盟各社間調印終る
25 北海道廳經濟部長後任決定
26 ソ聯の對支援助 中止は有り得る 英紙、日ソ關係を論ず
27 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 都市計畫公園と全市綠化社說

臺北市では昨十三年四月隣接松山庄の合併によって同年末の人口は三十二萬八千百六十二人となり、前年末に比し、二萬五千五百十七名の增加を示してゐる、最近五ヶ年の人口增加を見るに昭和九年に二・四二%、同十年に一・六八%、同十一年に一・五六%、同十二年に三・五二%、同十三年に八・四二%の增加率であった。一方松山庄合併後の面積は城內一、○八四、大稻埕三、九一九平方粁萬華二、四○六平方粁、松山一八、三三○平方粁、其他郊外部落四一、○二六平方粁、合計六六、七六○平方粁になったのである。市當局では更に進んで士林街、北投庄、鷺洲庄の臺北市編入を實現すべく、尚其他七星淡水、海山、文山各郡との隣接街庄の都市計畵區域編入をも斷行しようと計畵を進めてゐる。之が實現の曉には島都の面積は現在の十倍、人口は一躍四十萬を突破し、文字通り本邦南進據點としての島都に相應しき一大都市が出現することは恐らく遠くはあるまい。

近代的都市生活を營む住民は繁激喧騷化せる職塲、又は住宅にのみ蟄居することはもはや堪え切れず、適時郊外又は綠地帶に於て都塵を避けて浩然の氣を養ひ、心身の鍛鍊と休養とを欲求すること切實である否之が都市生活上必須の要件と考へねばならない。然るに現在の臺北市として一日の清遊地を求めんか――經濟的にして大眾向の處が餘りに乏しい憾みがある。公園面積としては臺北公園(俗に新公園)の二三、六六四坪、圓山公園の二九、六六六坪、龍山寺公園の一、四五六坪、下奎府町小公園の一、三八一坪と過般新設した川端公園二○、○○○坪の外動物園一三、七四五坪、圓山遊園地六、○○○坪、合計九五、九一二坪あって之を臺北市の人口に割當れば一人當平均○、二九七坪となり、全國各都市の公園面積に比し決して遜色あるとは謂へない。且又最近では全市の綠地化を目指して三線道路、南門、北門、西門の各楕圓公園、南三線逍遙道路、勅使街道等の綠地帶施設も逍遙散策の地として公園の使命目的を果しつつある。

既設公園は前記の如く近代都市として他所に比し遜色はないが之は市全體として見た塲合の話で之を地域的に眺めたら如何?大稻埕三千九百餘平方粁の地域內に下奎府町兒童遊園地が千三百餘坪で萬華二千四百餘平方粁の地域內に龍山寺公園が一千四百餘坪では近代都市として甚だ物足りない都市綠化の上から見ても將又飽和人口の密度――殊に勞働階級の密集生活してゐる萬華、大稻埕方面の汚濁せる空氣の清淨化の上からしても今後實現せんとする都市計畫公園の施設には同方面に對し大いに考慮すべき問題ではないかと思ふ。況や國民體位の向上、虛弱兒童の健康增進上、又は結核撲滅等等の國家的運動の唱道されてゐる今日、國民保健上必須な施設として公園が一都市全體に普遍的に散在し、到る處翠綠滴たる如き綠蔭あることは近代都市の備ふべき風致景觀であり、休養、慰安、運動等により都市生活者の不斷の刺戟と疲勞を醫やし、一旦非常時に際會した塲合は直ちに市民の避難救護の塲所となるから大稻埕、萬華方面の公園綠地帶增設は時局下の急務であり、之が全市綠化運動に實を結ばせる所以と考へるのである。

02 來年の神宮大會に 大體育祭典を擧行 厚生省が準備開始
03 延びる大陸航空網 臺灣經由、上海廣東線も計畫
04 支那司法代表に 茶菓を御下賜 新宿御苑に召されて
05 貴院議員皇軍慰問團來臺 六日の高砂丸で
06 圖像:皇軍慰問の代議士達來臺きのふ臺北驛着
07 飯田海軍中將講演會(六日公會堂で)
08 臺北州國民體育大會 きのふ盛大に開催
09 警察幹部講習會 六日から三日間開催
10 飯米饑饉は心配無用 最惡の場合は傳家の寶刀を拔く
11 圖像:臺北州國民體育大會
12 蘭陽學校職員體育大會 來る十二日開催
13 基隆商議所 役員會
14 人的資源確保へ 新竹州司法保護講習會
15 有權者座談會 羅東街の選擧新策
16 全島珠算大會 廿三日公會堂で
17 中平少將急逝 親鷲として武勳赫赫
18 防犯映畫公開 各地上映の日割
19 神宮奉納力士 選士權大會
20 船員同志の刃傷 原因は古鐵賣却の 分配金問題から
21 チフス饅頭事件 被告女醫に懲役三年の判決
22 人事‧消息報社消息
23 ときのこゑ
24 今日の興行
25 大阪商船臺灣出帆
26 日本郵船基隆出帆
27 辰馬汽船
28 大連汽船
29 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 農村信用貯金 遂に一億圓を突破 昨年に比し三千五百萬圓激增
02 信用組合の遊金 五千四百萬圓に上る 貯金激增の反映
03 臺灣米移出組合 正式に創立さる
04 島內製作機械 器具類統制の大略 府商工課長談話を發表
05 わが對英レート 新高值を示現
06 白米納入組合 島內業者で組織 二日創立總會を開催
07 籾と玄米價格 各州廳より發表 白米も近く決定せん
08 石油共販制の(五) 與へた波紋
09 鐵鋼資材配給情勢に則應 製作器具を統制
10 地方稅制の改革 目下法案を整備 地方財源に彈力性
11 灣鮮移入米は 政府所有に繰入れ
12 照明燈
13 經濟メモ 日滿支貿易の膨脹
14 市價及商況 四日
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 朝の修養 明治天皇の御聖德を仰ぎ奉る/渡邊幾治郎
03 實話に聽く 土に生きる 傷痍の勇士
04 傷病將士 慰問の午後
05 音樂漫談 オーケストラの熊さん
06 料理/金村カネ
07 琵琶 辻老中佐/田中旭嶺
08 ラヂオ小說 田舍/竹久千惠子外
09 丹羽文雄の 初映畫化 「東京の女性」
10 松竹大船明春の 五大文藝作品
11 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 未曾有の大盛況 桃園神社例祭終る
02 竹山神社の例祭 盛大に執行はる
03 各地の明治節奉祝
04 名殘り惜しい 瀧田郡守語る
05 豐原街瑞穗公秋季運動會
06 交通事故 新營街南社線で負傷者三名を出す
07 葬儀費を節約献金
08 有權者數が增加 豐原郡の調查
09 選擧講演座談會 豐原郡で好成績を收む
10 模擬選擧 馬公公會堂で
11 ローカル・セクション
12 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 大戰から 大戰への歐洲(二) 思ひ出す二十年前/村川堅固
02 圖像:英國主力艦レナウン號の一齊射擊
03 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 鳴物入りで街頭デモ 高雄市の選擧肅正運動
02 斯界權威者を招き 水產座談會を開催 花蓮港廳將來の飛躍に備へて
03 全島水產大會會員夫夫離花
04 圖像:滿洲國青年團入京
05 彰化の明治節
06 最後の市會 高雄市八日開く
07 選擧肅正教化劇 彰化市各所で開幕
08 旗山公開校記念
09 官選を宛込んで 選擧戰線寂然たり 花蓮港の選擧珍風景
10 友田署長披露宴
11 臺南州體育大會 第一日の成績
12 觀眾殺到して 第二日も盛況
13 圖像:汪兆銘氏、及川司令長官訪問(出雲艦上の會見)
14 高雄消防手の講習會
15 高雄州の國演會 素晴しい成績を擧ぐ
16 臺中市營カード階級の 更生住宅愈よ完成 廿日より申込を受付
17 臺銀彰化支店寄附
18 恒春郡道路品評會 盛大に擧行さる 麗しい美談を織込む
19 輪禍二件
20 事務所落成式擧行 東港郡馬事普及會主催
21 臺中秋競馬 第五日目の成績
22 訃文:黃氏惷
23 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(21)/呂赫若;一木夏散文小說
02 動亂の 歐洲を脫出して (三)/江尻治子海外遊記

 ハンブルグよりの船中も事務長始め皆樣のお骨折で船室を定められ銘々やっと落着きましたそこで誰も彼も故國の家族に早く此の靖國丸に避難の出來た有難い報告を發すべく打電しました。食事も朝八時晝十二時夕六時と定められ何時に變らぬ規則正しい船の生活が始められました。定食は一汁一菜とは申しながら暖いお汁に白い御飯を見たゞけでも忝なくドイツで不自由されてゐる殘留の方に申譯ない樣で思はず合掌しました。長い外國生活によりパン食ばかりで育てられた幼子達も昨日からのあまりの變化に目を圓くしながら大人しく不慣れな箸を手に把る樣子は涙ぐましくなる位。木村船長からも細かいお心遣ひの許に甲板で一同にお話があり萬一の塲合にと救命具を身につけ時々真劍な非常訓練が行けれました。二十八日漸くベルゲンに入港し九月四日までの一週間は新聞情報を唯一の賴として身も思ひで過しました。上陸は許可されたものゝ下船する時歸船の時間も每日定められ又その間にも非常汽笛が鳴ったら直ちに出帆する筈だから急ぎ乘船する樣にと警告されました。和やかな美しいベルゲンの街も日增に引締って殺氣立って行くのが旅人の眼にさへ解る程でした二十九日朝世界のスポーツマンと奮闘を續けられた訪獨陸上競技選手一行十一名はウインでの競技を中止の結果ペルゲン港に辿りつかれたのので俄に船內も明るく賑はしく力強さを覺へました。

選手達は勞の樣子もなく丁度其の日開催されるベルゲン競技會にも參加して大活躍さした。ペルゲンに住む人々は靖國丸程大きな船を見た事もないさうで、次々に着飾った見物人が岸壁に群をなし日本船の雄姿を興味深そうな顏をして見入ってゐました。九月一日船內で渡邊靖子さんが產聲高く御誕生なさった為に皆々喜びの中に真心を籠られた御赤飯を戴き一同の行末を祝福致しました。歸還命令により急遽乘込んだ人の夥しい靖國丸は文字通り人の山で貨物を積んでゐない巨體は動搖が激しく萬一の場合を慮り五百噸の砂を積込む事になりました。

船長腹の兩側には國籍明示の為日章旗も鮮かに描かれ永久に忘れ難い避難風景を記念の為撮影してゐる中に遂に英國宣戰布告と聞かされ栗山駐瑞公使の御命令に基づき大島駐獨大使其の他の周到なる御厚配に感謝しながら愈々四日正午數日間の待避港懷しのベルゲンを後に紐育向け出港しました。船は直ちに危險區域に乘り出しますので船員一同非常警戒に當られ夜はサーチライトで日章旗を照しつつ北進しました。船長も吾が身を忘れ十日間着のみ着のまゝでの御活躍は誠に有難く申すべき言葉もわかりませんでした。ニューファンドランド沖では北極からの寒流とメキシコ灣からの暖流とで凄い濃霧に逢ひ夜も碌々安眠は出來ず常に救命具を枕元にする私共には船の所在地を明かにする為の汽笛の響さへも氣味惡く感じました。殊に七日頃アセニア號が撃沈された遭難地點の近くを通過する時は非常な緊張を續けました。私は全く濃霧と怒濤とに戰はれた船員方の御努力と且は天佑に惠まれた事にして對して敬虔の念に滿たされ漸く九月十四日紐育に安着致しました

03 社會時評(2) 覗けぬ實情/中野重治
04 龍骨車 新人の小說論 「文學者」十一月號
05 圖像:溫室(臺展特選推薦)/李梅樹
06 心聲漢詩

青松/鄭木村、青松/施瘦鶴、青松/葉劍波、青松/李天民、青松/李世昌、青松/陳伯華、青松/黃笑園、青松/林子楨、青松/鄭金柱、青松/林子惠、青松/林子惠、青松/張清漢、青松/劉萬傳

07 圖像:待機(臺展推薦)/林玉山
08 新刊紹介
09 廣告
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 成都一帶を大爆擊 敵機卅餘機を擊墜破 我海鷲、大成果を收む頭條新聞

【○○基地四日發同盟】我が海鷲の二編隊は久し振りに成都附近一帶の大爆撃を決行、敵機三十機爆破の記錄的大成果を收めた、即ち奧田大佐の率ゐる○○機は午後一時頃成都北方鳳山飛行場を急襲、小□にも我を邀撃せんと舞ひ上るイー十五、イー十六、シンホークー、デボチン各型戰鬪機三十數機と高角砲火の妨害を物ともせず數百彈を飛行場內に叩き付け地上の大型機九機、戰鬪機六乃至八機を爆破、南側の燃料倉に大火災を生ぜしめ更に空中戰において成都上空及び遂寧附近において敵數機を確實に撃墜した、一方宮崎少佐の率ゐる○○機も午後一時二十分頃成都西南の溫江飛行場を初空襲し泡を喰つて遁げ迴る敵機群を眺めつゝ悠々場內に全彈を命中させ遁げ遲れた大型機三、小型機六乃至十數機を爆碎し飛行場側の燃料倉から火を吐き黑煙天に沖するを確認して兩部隊は全機無事悠々歸還した。

02 鳳臺を完全に占領 猛烈な市街戰の後に
03 峰口占領
04 今週に豫算省議 四十七、八億圓以上增額は困難
05 圖像:野村外相、グ米大使會見
06 聯盟總會取止め 討議の縺れを恐る
07 預金部の社債開放を斷行 地方銀行に通達
08 野村、グルー會談 米國務省、性質を闡明
09 廣昌を空襲 軍事施設を粉碎
10 圖像:新任駐日ソ聯大使スメターニン氏哈爾賓着「×印」
11 スソ聯大使 昨朝下關に着く
12 新中立法は 支那事變に無關係 華盛頓の消息通談
13 新中立法に大統領が署名
14 飛行機大量 註文 ダ、ロ兩會社が外國と新契約
15 獨、諾威に對し 嚴重抗議 フ號の措置に關し
16 汪派支持の激勵電 各方面の贊助の聲昂まる!
17 米の海軍擴張計畫 總額十三億弗を要請
18 出征軍人慰問新聞 (134)けふの本紙寄贈者報社消息
19 北歐も情勢緊迫 ソ芬會談決裂せば 必然的に戰爭誘致
20 在香港灣の獨商社 敵產と認定さる
21 巴爾幹中立協商ブロツク 結成運動進捗す
22 日本の指導の下に 極東に一大經濟圈 我對支新方針獨べ紙が論ず
23 支那方面艦隊參謀副長 中村少將補せらる
24 賃銀臨時措置調查委員會 けふ公布發令
25 本日の天氣
26 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 蔣、共產軍移動に備ふ 四省共同防衛策樹立を決意 朱、蔣、衛、馬に嚴重監視を指令 國共對立尖銳化へ
02 興亞少女隊を編成 數年後に「花嫁大進軍」
03 島都の逐鹿戰 下馬評に上る新顏
04 高千穗丸出帆
05 郵船、大連航船に 新航路を開設
06 シンヂケート 銀行團けふ着臺 島內の視察日程
07 圖像:帝都の明治節
08 重慶政府の救國公債 米國內で販賣禁止 禁止前とて強制賣で時時悶着
09 國定教科書出版に 特殊會社を創設 文部省、營利本位を打破
10 キングの椅子廿五志 秋さびしゲイテイ座の最後
11 島都國語演習會 五十婆さんが力演
12 イートン學生 絹帽着用停止 ガスマスク着用が出來ないから
13 佛貨物船擊沈さる 大西洋上で獨潛水艦に
14 フランスが拔群賞を制定
15 福建丸けふ入港
16 新竹州陸上競技大會 きのふ新竹公園で開催
17 加藤氏就任披露
18 深夜の傷害 臺車棒で滅多討
19 海上警報
20 總督府辭令
21 定期航空
22 高砂丸無電
23 人事‧消息
24 大阪商船臺灣出帆
25 日本郵船基隆出帆
26 辰馬汽船
27 大連汽船
28 訃文:連永茂
29 廣告報社消息
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 電話に依る運動や 戶別訪問を廢止 臺中市議・月例會で協定
02 玉井神社例祭
03 臺南州體育大會 第二日目の成績
04 下馬評亂れ飛ぶ 彰化市の選擧前哨戰
05 噂に上る人人 豐原街の選擧戰
06 彰化俱樂部 今日から開放
07 臺灣輕鐵株主總會
08 秋晴の空に描く 若鮎の律動美 全島各地の運動會
09 匿名で國防献金 天晴れ・十三歲の少年
10 新高書道會發會式
11 中壢米穀納入協會 四日に結成式
12 臺中競馬 (最終日)
13 第五日目後半
14 馬公街體育祭
15 ローカル・セクション
16 人事‧往來
17 消息報社消息
18 廣告報社消息
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 季節圖鑑(22)/呂赫若;一木夏散文小說
02 ラヂオ
03 講演 獨ソ接近後に於ける ソ聯の進出/丸山政男
04 朝の修養 戰場の體驗を語る 戰火に見る皇道精神/馬場金治
05 物語 航空部隊
06 料理/金村カネ
07 新映畫 高田浩吉、藤井貢主演 彌次喜多大陸道中 松竹京都撮影所作品
08 廣告
第04頁
夕刊第1版
序號 標題
01 陸鷲、連日西安を空襲 全市戰慄と恐怖に戰く
02 五日も成都を大空襲
03 迪化蘭州公路を完成 重慶政府威嚇と 赤區建設に利用
04 新任白國大使信任狀を奉呈
05 圖像:貿易省設置準備委員會
06 親ソ熱は冷却 對米依存に轉換 國共間に警戒的軍事行動
07 官吏制度の改革 實現疑問視さる 樞府側は反對の意向
08 柳澤子が當選 子爵議員補缺選
09 重慶政府近く 金融會議を開く
10 駐支佛大使河內へ 佛印當局と協議
11 獨軍、佛領を猛砲擊 相互の應酬盛に行はる
12 廣汎な戰鬪地區に 米船の航行を禁止 ル米大統領宣言す
13 ム伊首相、べ宮で 重要軍事會議
14 ソの要求と相容れず 芬國首相ラヂオ演說
15 會談は再び停頓狀態
16 對獨關係重視さる 和蘭外相の聲明で
17 米の最高價格を 四十三圓に引上ぐ 臨時閣議で決定實施
18 ドイツ軍當局 歸休兵の休暇中絕を發令
19 伊、ブ通商協定正式に調印
20 諾威外務省は 獨の抗議を一蹴
21 公債發行權限附與決議案 英、下院に提出
22 中華航空が 大飛躍
23 駐日ソ聯大使着任
24 ガンヂー翁 印度總督訪問
25 澤田駐佛大使赴任
26 新多額五氏の所屬決定
27 明日の天氣
28 愛の凱歌(81)/戶川貞雄;松田文雄
29 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 工業臺灣の建設には 內地資本導入が第一 シンジケート銀行團けふ來臺
02 內地人側も多士濟濟 島都逐鹿戰の下馬評
03 名譽の戰傷者 原隊から發表さる
04 圖像:陸の荒鷲、平涼空襲
05 府部局長會議
06 貴院慰問團を 小林總督が招待 十二日の便船で廣東へ
07 基隆鑛業報國助成會
08 比島憲法修正と 次期大統領問題 (二)/中屋健弌
09 ゴルフ・ポールの行方
10 米國の兜を脫ぐ 英國戰時所得稅餘聞
11 白米值上げ不承認 地方買出しも骨折り損 帝都の米屋さん板挾
12 新竹州下の 鍬の勇士交替 愈よ十一日出發
13 電線の下敷に 苦力重傷を負ふ
14 納入米初檢查 けふ樹林信組で
15 メニユイン 父となる
16 支那人教育の父 清水安三氏來臺
17 赤ちやん窒息
18 定期航空
19 人事‧消息報社消息
20 街で拾ふ
21 今夜の放送
22 商況 六日前場
23 今日の興行
24 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(195)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 義務教育の延長 新制國民學校 明後年より實施せん 文部省教育調查部審議課長中根秀雄氏談
03 身だしなみ 秋のお化粧 紅を巧みに使ひ自然美を
04 弱い子供には 感冒の豫防法 衣服は上を薄く下を厚く
05 黑砂糖を使へ 白砂糖にくらべて ずつと營養價がある
06 干鱈ボール
07 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 小鳥の鳴き聲に 五つの種類がある 京大川村先生の研究
02 趣味の數學物語 庄屋の數學(二十)/鏡淵稔
03 今日の歷史
04 高山彥九郎の孫 二年間神社に祈願參拜
05 圖像:明治神宮國民體育大會
06 圖像/紀連和
07 草木の花の姿を そのままで殘す 皆川博士の研究成功
08 櫻が開き筍が出る 今頃、不思議ですね
09 前線の勇士へ 銃後の小國民より 勇しい姿が眼前に浮ぶ/翁廷英
10 豆科學
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 安徽省最大の縣城 壽縣を完全に占領 淮河は全く啟開さる頭條新聞

【南京六日發同盟】准河を遡江し鳳臺を奇襲攻略した我が快速遡江舟艇部隊並に陸上隊の芳村、柱松、八田、河喜多、下川、新名、藤原の各部隊は四日夜半更に淮河右岸の殘敵を殲滅しつゝ遡江を續け一方野崎、內藤兩陸上部隊も猛追擊に移り殘されたる安徽省最大の縣城たる壽縣に□到した、城內にある約二萬の敵は必死の抵抗を試みたが柱松部隊先づ五日正午北門より城內に突入し城壁高く感激の日章旗を飜へし次で後續部隊は怒濤の如く城內に突入し壯烈なる市街戰を隨所に展開遂に午後一時四十分完全に壽縣を占領したこの壽縣占領で淮河は全く啓開され軍事、政治、經濟上に甚大なる効果を舉げることとなつた。

02 敵三十機と空中戰 成都一帶の上空に於いて
03 成都大空襲の 偉功に祝電發す 軍令部次長、海軍次官より
04 廣西各據點をも爆擊
05 米最高價格引上げ 米穀の需給調節を圓滑にす 緊急臨時閣議開かる
06 必要に應じ賣渡命令 農相談政府が買入に際し
07 新中央政權確立と 現地諸情勢の變化
08 雜穀に對しても 價格統制實施
09 書記官長談 發表追加分
10 外地米も追隨 近く決定を見る筈
11 物價統制を再檢討 根本目標を生活安定に置く
12 石當り七圓六十錢引上げ 九、十、十一、十二年產の內地米
13 池田會長語る
14 適切妥當な措置 農村團體全幅の贊意
15 聖戰食料品價格 安定策を樹立 商工省で聯絡協議
16 農林省令を公布實施 強制買入等實施の為め
17 出征軍人慰問新聞 (135)けふの本紙寄贈者報社消息
18 具體的善後措置を講ず 統制委員會で
19 印度國民會議派 俄然硬化 新憲法を議決り總督に手交
20 山田氏が昇格 帝國農會長に
21 雲南省の軍權一切 中央の手に取上げらる
22 蔣が成都で 軍事會議 四川軍の陝西移駐を承諾せしむ
23 日滿蒙支司法連絡會議 國務院に於て開催
24 管理米輸送組合披露宴
25 總督府辭令
26 本日の天氣
27 大阪商船臺灣出帆
28 日本郵船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 大連汽船
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 シンヂケート銀行團を迎ふ社說

今回水津臺銀頭取の肝煎で昨日寶來興銀頭取外九名のシンヂケート銀行團を本島へ迎へられる事の出來ました事は臺灣のために誠に喜びに堪へない次第である。即ち我が金融界の代表者の臺灣に對する認識が之がために一層深められたならば將來本島產業の開發に對して必ずや一層積極的援助を期待する事が出來るであらうからである。申す迄もなく臺灣は本邦唯一の熱帶的領土であり、且つ南支南洋進出の據點として今後益益其の課せられた重大使命を果さんとするには農業の開發は勿論の事進んで工業の發達を促進しなければならない階段に達したのである。然るに從來內地の金融業者が臺灣に對する認識が未だ充分であるとは言へない。一例を以て申せば本島の砂糖業は既に國內自給の目標に達し進んで圓ブロック內の供給に對して其の大半を引受けてゐるが如き狀態となり、且つ各社とも內容が頗る充實となり灣糖明糖の如きは準公債株と見做さるるに至ったが、其の發達の初階段に於ては內地の金融業者が兎角此の事業を危險視する歷史があった。これ全く臺灣の事情が當時未だ內地の金融業者に充分に徹底しなかったのではなからうかと思はれる。

今や臺灣は漸次豐富な水力電氣の開發と共に化學工業の發達が正に飛躍せんとする前夜にある。且つ各種鑛業を始め或はバカス、パルプとか或は無水酒精とか或は肥料製麻事業等主として熱帶の原料を以て工業化するのみならず、南支南洋進出の據點としてあらゆる工業が頻りに計畫せられつつあるので今後數年經てば帝國の資源自給又は貿易振興の一翼として相當の大なる役割を荷ふであらう事と信ずる。此の時に當りシンヂケート團が今回時局下の臺灣に對してよく各方面の事情を洞察され今後臺灣の使命達成に對して必ずや何かの結論を得るであらうものと期待する。此處で一言すべきは臺灣の經濟界が年年發達し金融狀態も漸次殖民地的性格を脫して各種銀行預金が既に三億圓を突破して三億千四百六十萬圓となり、貸出金の三億三千百六十萬圓に肉薄して來たのみならず、信用組合の貯金が一億三四千萬圓に上り其の遊金が五千五百萬圓と上ったような次第で島內で或る程度の資金の調達が出來得る事となった。從って今後若し內臺資金の有機的合作で所要開發資金の調達が容易に為し得る階段となったのである。

尚臺灣は何んと言っても依然農業國の狀態を脫してゐないが臺灣の農產物の大宗は米、甘蔗甘藷、黃麻、バナナ、パインアップル等熱帶的性質を帶びてゐるもの多く、且つ人口の約半分を占めてゐる農民は平素極めて儉約勤勉である上に土地の生產力が高く之がために農業方面の貸付金が島內勸銀支店の約一億圓による金額が堅實に回收しつつあるを見ても至極安全なる放資を例示してゐるのである。殊に本島住民の五百餘萬も島內に於ける經濟活動及南支南洋開發の人的要素として充分に充し得るので、此等を如何に能率的に動員し得る事も研究の餘地が多からうと思はれる。若し今回シンヂケー團の來臺によって內臺の經濟關係が一層緊密化する事が出來れば豈一人臺灣のみ發達に資する事多きのみならず又時局下の帝國をして益益東亞新秩序建設の目的に副ふものと信ずる次第である。

02 戶別訪問廢止問題 遂に協定に到達せず きのふ島都の打合會
03 科學動員の第一步 總動員資源研究令施行規則 本月末に公布實施
04 府評議會員 きのふ任命さる
05 シンヂケー團を 總督が招待
06 莊嚴・明治神宮奉拜式 畏し秩父宮殿下が御閱兵
07 飯田中將が熱辯 臺北市民講演會盛況
08 伊情報官北京へ
09 新竹商工會議所役員會
10 本島人側は亂立か 基隆市の逐鹿戰
11 志願兵訓練所の 卒業生が入京
12 選擧座談會 八日基隆署で
13 陳天來翁逝去 葬儀日取未定
14 鑛業報國助成會 けふ基隆で創立總會
15 國講生徒らが本社見學報社消息
16 臺北帝大で學歌を募集
17 賣上金を献金 基隆東壁書畫會
18 カルモ自殺
19 滯日五十年 英ピゴツト少將愈よさよなら
20 車夫の立廻り
21 定期航空
22 人事‧消息報社消息
23 ときのこゑ
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 更に百三十種の 商品價格を公定 本年度中に重要諸商品の價格公定
02 臺灣貿易が躍進 八億四千萬圓を突破 十月は珍しく入超
03 日滿支食糧會議 十五日東京で開く 田端局長は九日上京
04 價格等統制令の主旨徹底(三) 當局談話を發表
05 小作料統制令 廿日頃公布の豫定
06 籾、玄米の標準價格 臺南州米穀商組合發表
07 經濟メモ 一木會と貨物保險プール
08 全國小麥實收高 千二百餘萬石の新記錄 農林省發表
09 配給ルート一元化へ 米穀對策に政府積極化
10 中支那振興會社 總資本一億七千萬に上る
11 照明燈
12 泰國で開催の 臺灣物產見本市 臺灣茶宣傳等の一行九日出發
13 市價及商況 六日
14 芭蕉相場
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 皇軍勇士慰安會 屏東高女にて行はる 愛婦・國婦と共同主催
02 村上軍曹慰勞會 西螺同志會主催で
03 奉納象棋大會 桃園神社例祭餘興
04 賣上を献金 全國書畫展終了
05 圖像:殊勳のUボート
06 嘉義高女生 救助の運轉手 知事より表彰さる
07 興亞陸上競技大會 能高郡體育協會主催
08 竹南米納協會創立 米穀改善協會は解消
09 埔里新民公會 献金
10 結婚用品代 五百圓を遺失
11 竹南郡保正會議 諸議案を原案通り可決 功勞者に賞狀授與
12 選擧取締講話 曾文郡下に亘て開催
13 模擬選擧
14 楊梅公運動會
15 選擧講演會 楊梅座にて
16 選擧講演會 二班に分れ恒春郡下で
17 恒春郡中の 逐鹿戰 下馬評に上る人人
18 模擬選擧 恒春庄公會堂で
19 彰化驛構內で 轢死
20 東港新舊郡守歡送迎會
21 公學校長 臺南州下の異動
22 ローカル・セクション
23 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 特別講演 瓦斯の需給調整に就て/永田彥太郎
03 教師の時間 滿鮮教育を視察/高木金藏
04 料理/金村カネ
05 子供の時間 不思議問答/大島正滿
06 連續物語 宮本武藏(五)/市川八百藏
07 朝の修養 戰場の體驗を語る 病院船にみなぎる愛國心/金井泉
08 圖像:明治神宮鎮座記念祭
09 鐘聲新劇團 永樂座で公演中
10 廣告報社消息
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 理想選擧目指して 實行委員會を結成 戶別訪問は絕對廢止 嘉義・懇談會で協定
02 輪作問題で賑ふ 臺中州臨時州會開かる
03 圖像:廣東神社の移轉鎮座祭
04 新竹中の日向君 海軍兵學校に合格 喜びを語る軍國の父
05 海外ニュース
06 圖像:東隴海線開通
07 東部開發に重大影響 花蓮港荷役賃問題に就き 廳當局は語る
08 臺南肥料配合所に 鐵道線路を引込む 今後の肥料運搬圓滑
09 圖書館協議會 けふ高雄で開催
10 花蓮港選擧座談會 八日公會堂で開く
11 繁殖を圖る為 牝黃牛を檢查 臺南州畜產會が實施
12 價格統制令等の 運用打合會 十日高雄商工獎勵會で
13 選擧用諸屆書 高雄署で分讓
14 臺南商工會議所に 物價委員會を設置 一般、特別委員を委囑
15 文盲退治を強化 選擧切迫に鑑み 彰化市で第二回講習
16 高雄市職員がハイキング
17 強敵が出現 嘉義元町盛り場上つたり
18 簿記講習會終了式 彰化商議主催
19 臺南州下本社駐在員會議報社消息
20 人事‧往來
21 消息
22 訃文:黃氏怣
23 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(22)/呂赫若;一木夏散文小說
02 動亂の 歐洲を脫出して (四)/江尻治子海外遊記

靖國丸が岸壁に着くと若杉總領事御夫妻以下溢れるばかりの歡迎を受け、初めて平和の明るみへ出た心地が蘇った樣でした久振りにて土をふみ子供達が朗かにはしゃいで居る顏を見るだけでも嬉しさは胸に溢れ、在留邦人の御案內で紐育見物も出來避難民としては思ひもよらぬ機會を與へられました。果實や野菜の豐富で實のりのよい事は、ドイツから來た私共には嬉しいよりも寧ろ不思議と思はれ、ままりの美味しさに舌鼓を打ちました。「ドイツからのお客さんは何でも喜ぶから御馳走するのに譯はありません」等と笑ひ話にされる程でした。十八日午後多勢の見送りを受けて出帆し船が危險區域を脫出したとの報にほっと一息ついた感で一同は最早あとへは引き歸されぬ一路故國へ邁進するのみで有ると言ふ希望に繋がれて大西洋の航海が續けられました。

四十人ばかりの子供達は每日午前九時より一時間稻沼先生等の御教導により此の長い航海を靖國小學校で勉強し其の御蔭で子供連も規則正しい生活が出來大悅びでした。船中には獨逸語に慣れて日本語は片言しか話せない幼兒達も澤山交って居る事は他處で見られぬ風景でせう。さて常の航海とは異り乘客の中から數名の委員會が選ばれて屢々委員會が開かれ實に統制された海上生活を過し講演會も每日催され各々御專門の立塲から私共の日頃伺ふ事の出來ぬ有益なお話をして戴く事を得て一同感謝致しました。

暑さの中にパナマ運河を通過し十月二日午後四時羅府に寄港し稅關も寛大にて上陸を許可されました。吉田領事を始め在留同胞の歡迎を受け暫らく船內生活を離れ自動車で各地を見物する餘裕を持ち心をこめられたおもてなしにあづかりました。一泊した羅府を最後の寄港地として三日午後抜錨すれば故國日本への一路であります。愛國婦人會より加州米、果實、お花など澤山戴き船客一同感涙にむせびました。船は海上戰區を突破し愈々太平洋を橫斷する私共に取っては歐羅巴の戰雲をよそに荒れ狂ふ海上生活も無事に暮しました。十日には甲板で子供達の唯一の樂しみとする運動が催され、久振りに朗かな笑ひ聲も聞え此の瞬間は何故の旅路で有るかをさへ忘れさせられました。十五日には乘客に依って船長始め船員方に對して心ばかりの謝會が行はれ、又十六日には船の方でお別れの晩餐會をさへ催して戴き有難いと言ふよりも物體ない程でした。

斯くて十月十八日靖國丸は時恰も靖國神社臨時大祭の第一日と言ふ日此の五十三日にわたる航海に終を告げ午前三時橫濱港外に錨を下しました。やがて私共は檢疫も滯りなく濟み九時半、秋晴れに惠まれた埠頭を埋める樣な夥しい人々に迎へられ互に手を取って感激と喜びの涙にくれ時の移るを忘れました。周圍からは萬歲々々の聲が湧き上り喜びと懷しさに見合す家族達はたゞ涙に咽ぶばかりでした。此に乘客一同は歐洲よりの避難者輸送第一着の為に身を捧げて下れた船長始め船員の方々に淡き感謝をつげて二箇月に垂んとする歸航中の住處、踏み馴れた棧橋を下りて故國への第一歩を印しました。

父母をみればなつかし我が背子を

おもへば遠しベルリンの空樫の實の一人たちいでぬ幸くませと

いのるところを君にのこして

03 社會時評(3) 事情の激變/中野重治
04 龍骨車 二つの藝談 「改造」十一月號
05 圖像:菜園春色(臺展、推薦)/郭雪湖
06 烏龍茶
07 圖像:火野氏を圍んで
08 心聲漢詩

鯤島襍詩/六橋 杉溪言長、十月初三自臺北到頂北投途上/六橋 杉溪言長、十六日臺北所見/六橋 杉溪言長、月下美人/六橋 杉溪言長、梓杖 環碧樓主見贈賦謝/六橋 杉溪言長、哭林幼春先生/楊石華、弔黃栽培吟友/葉蘊藍

09 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 臺灣米價引上追て決定 拓相、總督に通牒發す 田端局長打合に上京
02 物價手當支給を寬大に 下級職員給與準則變更を許可
03 白米小賣價格公定 東京の外七府縣
04 中南支各地を猛爆 海鷲、四、五兩日の戰果
05 中國新青年黨 新中央政權を支持 強力政黨とならん
06 カー英大使が 王寵惠と要談 今後尚續行の模樣
07 駐伊獨大使歸任
08 宋子文一行を米國へ派遣 援蔣強化を求む
09 反英抗爭既に開始 所謂不服從運動は時機でない ガンヂー翁は語る
10 北中支の密接なる 經濟關係の再建へ 聯銀、華興間で為替協定締結
11 獨佛機が大空中戰 佛軍司令部發表獨機九機を擊墜
12 佛領突出地點を 獨軍が猛砲擊
13 微弱な砲擊戰 獨軍司令部發表
14 チヤーチル英海相 訪佛から歸還
15 蘭印防衛秘密協定 米、和間で締結交涉中
16 ドイツの銃後生活 食糧、勞働不足が惱み
17 ベルギーが 嚴重抗議 獨機の侵犯に
18 英綿製品輸出 全く混亂狀態
19 大豆豆油を ドイツに輸送 シベリヤ經由で
20 明日の天氣
21 愛の凱歌(82)/戶川貞雄;松田文雄
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 東京下關間に興亞彈丸列車 工費七億、十ケ年計畫
02 我等の勇士還る 赫赫の武勳土產に
03 各種臺所必需品の 價格釘付け會議 けふいよいよ開幕
04 富士丸出帆
05 皇軍慰問貴院議員等南下 島內を視察
06 物價調整事務打合會
07 決議事項の實施を 督府要路に陳情 全島市議協議會代表が
08 航空安全五ケ年計畫 我が民間航空の將來
09 文教局長上京
10 南方俱樂部の 選擧對策協議會
11 清水安三氏講演會
12 鑛業報國助成會 けふ盛大に發會
13 財產分配に橫鎗 口爭ひから告訴沙汰
14 入場者一萬八千 府展きのふ幕を閉づ
15 基隆金山間のバス 八日から運轉
16 高雄市模擬選擧
17 定期航空
18 人事
19 街で拾ふ
20 今夜の放送
21 商況 七日前場
22 今日の興行
23 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(196)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 子供のお道具類は 母の慈愛の手で 物資愛護の精神にも副ふ 氏家壽子女史談
03 素人療法をせぬ 科學的な米婦人 米國の保健事業を見て/安藤雅惠
04 圖像:滿映スター李香蘭入京
05 戶棚の惡臭を除く法
06 これから子供に 多い呼吸器疾患 お母さま方御用心を
07 日向ぼつこ この上ない冬の簡便健康法 但し硝子越では駄目
08 圖像:倫敦女子勤勞奉仕隊
09 秋の姙婦衛生 どの程度の運動が 適當でせうか?
10 冷え症の婦人は 早く老衰する 「生來」と思ふのは大間違
11 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 地球と兄弟星四つ ずらりと一列に 何百年に一度しか起らぬ 來年の二三月頃に
02 圖像:一日入營の豆兵隊(三)
03 今日の歷史
04 お友だちが見た 戰亂下のドイツ 靖國丸で日本兒童が 六十二名歸る
05 圖像:動物園の冬仕度(一)
06 趣味の數學物語 庄屋の數學(廿一)/鏡淵稔
07 日本一の大鮒 長さ一尺三寸もある 中和庄で捕へらる
08 カタカナ欄 大キナヘビガ 二ハトリヲトル
09 豆科學
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 廣西省各地を猛爆 贛州(江西省)に全彈を浴す頭條新聞

【上海七日發同盟】艦隊報道部發表 海軍航空隊は六日江西省南部贛州を攻擊、軍需品倉庫群に全彈を浴せこれを爆碎した、又五日廣西省中央部の敵重要據點都安を襲ひ、飛行場及び附近の森林中に逃避せる敵飛行機を猛爆、大損害を與へ更に廣西省々境方面の敵補給路の要地柳州、鎮南關、馮祥、寧明で軍需品倉庫に大損害を與へたり

【香港七日發同盟】桂林來電に依れば六日日本軍荒鷲部隊の各編隊は廣西省の各要衝を猛爆した、即ち一編隊は同日午前八時○○右江流域の要衝隆安、果德の軍事施設を猛爆し又他の編隊は同時刻頃田鬱江流域の重要據點貴縣上室に姿を現はし巨彈の雨を降らせ引續き興業を偵察した又他の編隊は廣西省主都桂林市西南部の軍事施設に集中彈を浴せ大混亂に陷らしめた

02 淮河遡江作戰成る 安徽省民の武裝團も蹶起 二萬の大敵を挾擊
03 北海の制空、制海權 獨が完全に掌握 獨のビ航空中尉談
04 圖像:白國大使信任狀を捧呈
05 大竹貫一氏 議員を辭任
06 白、和兩元首會談 隔意なき意見を交換
07 ブ國を繞る列強の 三つ巴外交戰展開
08 英佛米の態度を痛擊 ソ聯モ委員の長廣舌
09 獨潛水艦による 商船被害激減 英海軍省の公表
10 第三乙種制 設置の理由 陸軍當局より發表
11 蔣、緩和策に狂奔 國共兩黨首腦の會談を申入れ
12 米商船の轉籍を承認 中立法の實施と關聯
13 ソ芬會談大詰の感 今週末が成否の分歧點
14 出征軍人慰問新聞 (136)けふの本紙寄贈者報社消息
15 齋藤多額議員 研究會に入會
16 滿ソ間抑留貨物 交換交涉開始か 兩國國交明朗化へ
17 駐支佛大使 重慶に赴く
18 米價引上は好影響 著しく出廻りを促進 農相報告
19 米穀の買入をも 米穀會社へ委託 改正勅令案閣議で決定
20 木造建築統制規則を制定 けふ官報で公布
21 加藤公使歸任
22 湖北省政府成立式 新省長は何佩瑢氏
23 百六十萬擔を滿洲へ輸出 糖聯、認可申請中
24 米英クロスの先行不安人氣
25 依光外務參與官 九日來臺せん
26 日郵決算重役會
27 故山縣大佐 少將に進級
28 總督府辭令
29 本日の天氣
30 大阪商船臺灣出帆
31 日本郵船基隆出帆
32 辰馬汽船
33 大連汽船
34 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 米國の新中立法成立 愈愈戰爭に介入社說

過日米國の兩院を通過成立した米國新中立法の內容は一、交戰國向武器彈藥その他軍需品輸出禁止を撤廢する二、交戰國は「現金自國船」原則の下に米國から軍需品その他の物資を買入れることが出來る等を含む交戰國に對する武器禁輸を撤廢し、交戰國は自國船を米國に送り荷積み以前に支拂をするならば幾らでも武器軍需品を購入することが出來るといふのである。

米國はこの新中立法が成立して愈愈非中立國となり、しかもその中立なるものが如何に手前勝手なものであるかが諒解出來よう。米國の中立法は四年前の伊エ戰爭の際に制定され、その後二回修正されたが、今回の中立法で全然變質してしまったのである。

米國新中立法の成立に依り英佛兩國よりの軍需品注文が殺到し、恐らく今後二、三週間以內に十億弗の注文額に達するだらうとみられてゐる。現在英佛その他より合計七千餘機の飛行機購人の折衝を行ひつつあり、更に佛國は既に航空機用發動機四千餘臺買入れ、英國も又前記の外に千六百機の購入交渉が行はれ、その外兩國よりの軍需品の大量的購入が豫想されてゐる。

米國の軍需工業界は同法の成立に依って有卦に入り、謂ゆる戰爭景氣が出て、業界は沸立ってホクホクしてるさうである。ル大統領の人氣が忽ちに回復し、歐洲戰爭が長期戰になれば、大統領の再選は確實だと傳へられ、米國は今や戰爭謳歌の坩堝化した觀があると云はれてゐる。

英佛は之れに依って、現金自國船で米國から大手を振って武器その他の軍需品を購入するとが出來て、その最も惱みとする所の軍需品製造能力の劣勢を補充するとが出來、少くとも武器だけは獨逸に對して有利となるわけだ。又英佛の空軍も劣勢であったが、今後は英佛米三國の製造能力で獨逸の空軍を壓倒せんとするだらう。

要するに米國の新中立法の目標は英佛の劣勢を補ひ、以って獨逸を粉碎せしめんとする、對英佛の援助策に外ならぬ。而して對內的には好景氣來に依って下り坂の大統領の人氣を回復し、明年の再選を可能ならしめんとする、一石數鳥の意圖を有するとは明らかであるが、しかし獨逸が米國の似而非中立的立塲を尊重するか否かは疑問であり、米國はこれに依って、戰爭に捲き込まれる危險性が多分に含まれて來たとは否まれない。

英彿を援助して獨逸を屈服せしめるとが米國の中立を確保する最善の方法であるかどうかは疑問なきを得ないが、兎に角、米國は英佛の巧妙な宣傳と誘ひの手に應じ、且つ軍需品製造業者の術中に落ちて、再び歐洲戰爭の渦中に投ずる危險を冐してゐるのである。

米國の援助にも拘らず、英佛が窮境に陷り、獨逸が益益優勢になった塲合、又獨逸が米國の偽中立を尊重しない塲合、米國は果して謂ゆる中立を維持し得るか。換言すれば、參戰せず、しかも英佛を援助する米國の計畫が果して甘く行くか、どうかは疑問であらう。一時的の近視眼的人氣取り策や戰爭景氣を謳歌するよりも、逆に米國の負擔を大ならしめる戰禍が、その前途に橫はってゐるとを心配する方が本當かも知れない。

02 新銳・師團演習に 大元帥陛下行幸 きのふ帝都を御進發
03 演習早くも白熱化 勇壯、軍國繪卷を展開
04 東京下關間は九時間 幹線調查會から答申
05 國民精神作興 詔書渙發記念日 臺北市の實施要項決定
06 圖像:廣東更生一周年
07 慰安學藝會 同風會主催で
08 神宮大麻と曆 頒布式始奉告祭 けふ府正廳で擧行
09 戶別訪問廢止問題 島都一部人士の 態度は不可解 市民の綜合的感想
10 萬華方面行事混沌 立看板、ビラの用意に忙殺
11 宜蘭街協逐鹿戰 下馬評に上る面面
12 奧村中佐遺族 あす出發鄉里へ
13 防犯映畫「平和の曉」 基隆で無料上映
14 廈門の視察團來南
15 棄權防止の名案 二段構へでなほも不安 往復バス券を奮發
16 不幸を裝ひ 葬儀費強要 犯人新竹で檢擧
17 本島中等學校の 入學選拔方法 十四日から學校長會議で協議
18 臺灣の觀光事業 充實の要がある 觀光會議に列して丸岡運輸課長談
19 古雲梯氏逝去
20 農義團指導員 近く交替 廿一名を選拔派遣
21 きのふの地震 震央は臺中州下
22 今度は羅紗商組合 プリントを配布されて 中小業者大衝動
23 海上警報
24 定期航空
25 ときのこゑ
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 日滿支三國間の 連絡運輸が一元化 臺灣の大陸進出に福音
02 管理米の買上げ 總計二萬六千餘袋 四日から六日迄の數量
03 官鐵營業收入 依然好調を持續 十月末で千八百萬圓
04 價格等統制令の主旨徹底(四) 當局談話を發表
05 島內の生命保險 四億七千萬圓突破
06 堆肥積込週間 廿日より高雄州で實施
07 臺北州下の 籾、玄米價格發表
08 石炭販賣取締規則 可及的是正を要望 生產・販賣・消費三者から
09 局バス 十月は增收
10 經濟メモ スライデング・スケール
11 磅貨續落
12 拓洋水產加藤社長 十五日に就任挨拶
13 市價及商況 七日
14 照明燈
15 廣告報社消息
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 第九回救癩御惠 記念日を迎へて/上川豐
03 講演 汪兆銘氏と廣東/藤田榮介
04 長唄 新曲浦島
05 朝の修養 戰場の體驗を語る 補給部隊の苦心/薄井正藏
06 子供の時間 お話 世界一周
07 邦樂名曲の夕
08 料理/金村カネ
09 明治神宮鎮座記念祭
10 新放送局が初登場 東寶「君を呼ぶ歌」
11 東寶「新篇丹下左膳」 中川、萩原が同時競作
12 「街の花賣娘」 配役一部變更し 愈愈クランク
13 圖像:レヴユー界のエープ 日本少女歌劇 一行百餘名來臺
14 「隱密姬」
15 ミス・ワカナ初出演で 新興「仇なさけ」製作
16 海外映畫短信
17 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 浮覆地贌耕を繞り 麻豆街で爭奪戰か 第一小作は部落振興會
02 神饌田拔穗祭 嚴かに擧行さる 潮州郡聯青團經營
03 三峽庄三君の慰勞會
04 圖像:駐日ソ聯大使一行
05 報國總動員鹿港街團結團式
06 屏東郡聯合體育會 盛大に擧行さる 秋晴れの六日里港公で
07 北斗郡でも開催
08 曾文郡下の有權者 一街四庄で四、六九七名
09 麻豆街の假名講習會
10 溪湖街の下馬評 官、民選共多士濟濟
11 選擧取締法講演會
12 選擧講演行脚 東港郡下で植松高等主任が
13 原敬が最高票 竹東街の模擬選擧
14 新莊公で盛大な綜合運動會
15 司法保護事業講習會 彰化郡會議室で開かる
16 麻豆女子公で 合同秋季運動會
17 產組事務員競技會 豐原郡會議室で開かる
18 國語村北屯庄で 第一回の終了式
19 馬公街の自轉車盜難頻發
20 曾文郡下產業道路 開鑿工事は着着進捗
21 肉豚增殖獎勵懇談會 彰化郡保甲會館で
22 葬費を節約し献金 北斗郡溪州の盧君
23 朴子郵便局新廳舍
24 窃盜犯 屏東署に擧らる
25 ローカル・セクション
26 青物相場表 臺北市中央市場
27 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 大戰から 大戰への歐洲(三) 思ひ出す二十年前/村川堅固
02 圖像:獨逸ポケツト戰艦“グナイゼナウ號”
03 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 軍事後援事業及び 全島社會事業大會 廿七日花蓮港で開催
02 臺中市の防空訓練 十日早朝から實施
03 詔書奉讀式 十日の記念日に
04 白衣の勇士歸還 きのふ盛大な出迎裡に
05 圖像:明治節の漢口
06 青年記念日(二十二日) 高雄州下各團で擧式
07 蓬萊米一斗二圓九十錢 低米價の出現に同業者ビツクリ
08 農事實行組合中堅人物講習
09 寶來興銀總裁來高
10 「古稀會」を組織
11 棄權防止に努む 嘉義署で有權者會を開催
12 “戶別訪問廢止”の 立看板三十枚 屏東市內各所に揭示
13 理想選擧目指して 屏東署が大童 期成同盟會十三ケ所結成
14 臺南州・米管實施後 最初の納入は順調 裏面に潛數數の犧牲
15 依然第二次 大戰の火藥庫 暗流渦卷くバルカン
16 葬費を節約献金
17 斯文會の總會 六日屏東書院で開催 同院改築落成式も擧行
18 經濟打合會 十一日臺南公會堂で
19 陸軍士官學校へ 屏東市の正本君合格
20 臺中地方に地震 震央は東勢の山中 被害は輕微の模樣
21 中部學生服卸組 六日に創立總會を開催
22 露店商人が献金
23 三ツ兒產まる 遠近から見物人が殺到 子福者、彰化市の洪さん
24 泥棒に轉業 事業に失敗して
25 花蓮港模擬選擧 九日昭和記念館で
26 東部に豪雨 山崩れでバス立往生
27 人事‧往來
28 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(23)/呂赫若;一木夏散文小說
02 陳夏雨君のこと 本島雕刻界の新人/陳春德
03 文藝時評(1) 宇野の愛情/古谷綱武
04 龍骨車 流行作家の流行 理由は那邊に?
05 圖像:歸路(臺展、特選)/院田繁
06 戰爭と宣傳(下)/本野盛一
07 心聲漢詩

哭林幼春先生/渭雄 陳英方、哭林幼春先生 二/渭雄 陳英方、哭林幼春先生 三/渭雄 陳英方、哭林幼春先生 四/渭雄 陳英方、贈網溪主人/張希舜、秋日晚景/張希舜、瓶菊/張希舜、重陽後網溪觀菊呈嘯霞詞長/南都、重陽後網溪觀菊呈嘯霞詞長 其二/南都、哭林幼春夫子/莊幼岳、琴瑟友/臺北 黃景南、有見/臺北 黃景南、民報社呈黃可軒先生/黃景南、民報社呈黃可軒先生 二/黃景南、輓林幼春先生/李學樵

08 新刊紹介
09 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 閑院參謀總長宮殿下 中支方面に御出張 將兵一同は恐懼感激
02 及川司令長官 汪氏を答禮訪問
03 呂廣東治維會副委員長 南京に西尾總司令官訪問
04 白耳義、和蘭兩元首 和平調停に起たん 英、佛、獨にメツセージ
05 危險を感じた和蘭が ベルギーを誘つたもの
06 調停は失敗か 米國の見解
07 對支國策の遂行に協力 興亞團體聯合會を結成 會長に近衛文公麿を推薦
08 國共軍小競合
09 我撒布傳單を更に使用 重慶の紙缺乏甚し
10 ソ聯の要求斷乎拒絕 芬政府、回訓案を決定
11 芬蘭政府國防緊急令を發布
12 獨機又も英艦を空襲
13 獨軍を反擊
14 輕微な砲擊戰 英佛機三機擊墜
15 獨ソ謎の締結
16 法幣の輸出入には 海關監督の同意を要す 李監督が各國に通告
17 中央軍雲南に進駐 愈よ中央化を斷行
18 棉花買付は自由制を採る 江蔭下流一帶の
19 ム伊首相空軍を 劃期的大擴張か
20 抗戰敵軍の分布狀況
21 明日の天氣
22 愛の凱歌(83)/戶川貞雄;松田文雄
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 皇后陛下にはけふ 靖國神社に行啟 畏し・護國の英靈に御拜禮
02 お米を節約せよ!! 一坪水田や一坪菜園など 精動、獎勵に乘岀す
03 神宮大麻頒布式 けふ府正廳で嚴かに擧行
04 圖像:御造營成つた橿原神宮內拜殿
05 興亞の華と散つた 戰歿勇士臺北市葬 二十五日新公園で嚴修
06 銀行團一行來新
07 九・一八停止令 業者に運用說明
08 日米拳鬪引分
09 執銃生徒聯合演習 中部平野で擧行 若人七千名が參加
10 臺北市の投票所 五ケ所設置に決定
11 入學試驗廢止せず 文教局の態度決定
12 全國水道會議に二名派遣
13 ムツソリーニ廣場が一夜で變名
14 愛國婆さん 五十錢玉を百枚献金
15 放蕩兒の末路 自轉車盜んで御用
16 五つの尋ね子 屆けた人に謝金百圓
17 新莊公兒童殺しか 奇怪な投書に南署躍起
18 賭け合戰
19 定期航空
20 人事‧消息
21 街で拾ふ
22 今夜の放送
23 商況 八日前場
24 今日の興行
25 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(197)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 過信する人が多い ヴイタミンの効能 日常食品に充分含まる
03 家庭婦人の常識集
04 松茸を入れた 蒸し御飯
05 旅行に便利なスーツは 衿無しが新しい流行 毛織代用に絹の綿入れドレス
06 家庭用ソース製法と保存法
07 圖像:神宮競技場に黃色い聲を張り上げて應援する女工さん達
08 二番目の赤ちやんは 何故丈夫か? 最初の子供に比べて 育て易く體も大きい
09 料理の材料や 調味料の分量 計量器なしで計る法
10 母親の教育程度に依り 子供の成績が左右される
11 幼兒の本能を 溫く見守ること 抑えるのは惡習の原因
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 七時間と四十分で 東京・下關間を走る 昭和廿三年完成の豫定 廣軌の彈丸列車
02 圖像:學童の模型機大會
03 今日の歷史
04 今度は十人組制度 銃後を護る小學兒童
05 四枚翅の プロペラーの 戰鬪機が現る 米國のカーチス會社で
06 產卵の世界記錄 一羽で年に三百六十四箇
07 圖像:髯爺さんの集り
08 趣味の數學物語 庄屋の數學(廿二)/鏡淵稔
09 圖像:動物園の冬仕度
10 カタカナ欄 オバケノナス オモサ千五百グラム
11 豆科學
12 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 閑院參謀總長宮殿下 御日程を終へさせられて 御機嫌うるはしく御歸還頭條新聞

【南京八日發同盟】

閑院參謀總長宮殿下には上海杭州蘇州等の軍狀御視察を終へさせられて後二日午後五時三十分南京に御一步を印せられたが三日は午前十時總司令部に成らせられ同所に在南京の全將校を招集遊ばされて

天皇陛下より前線將兵に賜はりたる優渥なる御言葉を御傳達遊ばされた四日は午前十時陸軍病院兵部隊に親しく傷病將兵を御慰問遊ばされ御鄭重なる御下問を賜つたが傷病將兵は 殿下の御仁愛の御言葉に只々感泣するのみであつた更に五日午前十時四十分紫金山頂上の天文臺に成らせられ朝香監視所に御登り遊ばされ公平部隊長より南京攻略當時の戰況をいとも御熱心に御聽取遊ばされた更に 殿下には光華門に成らせら脇坂部隊激戰の跡を御視察武勳に輝やく英靈を弔はせられた斯くて御滯在四日の御繁忙な御日程を滯りなく終へさせられ六日午前十時十分御發の列車にて西尾總司令官以下の御歡送裡に御機嫌麗はしく御歸還の途に就かせられた。

【長崎八日發同盟】中支戰線御視察の

閑院參謀總長宮殿下には八日午後一時三十五分上海から長崎入港の連絡船上海丸で御機嫌うるはしく御歸還遊ばされた

殿下には幕僚を隨へさせられ直ちに縣廳お差廻しの自動車に召され沿道に堵列する小中學校生徒、傷痍軍人、戰歿者遺家族其他各種團體一般市民の奉送裡に一路雲仙へと向はせられた、同夜は雲仙觀光ホテルに御一泊九日二日市に向はせられる御豫定と承はる

02 日米兩國關係の打開に 恫喝的言辭は無用 ピ氏の態度に對し情報部長が表明
03 白、和の和平調停提議 到底成功覺束なし(英有力筋語る) ル米大統領が出馬せねば
04 ヒ獨總統回答せん 外交的辭令で行為に感謝か
05 小學校長大陸視察團出發
06 時機遲れ ナチス黨の批評
07 フアシスト黨は大歡迎
08 船籍移轉問題に ハル長官は反對
09 ル大統領も 延期を命令 船舶業者大打擊
10 四十七、八億程度に 大藏省壓縮の方針 明年度一般會計豫算
11 伊、平和工作に貢献 バチカン教王廳大使を更迭
12 英、今月末に戰時公債發行
13 瑞典共產黨 排擊を議決 全瑞典勞働團體
14 丁抹西海岸で空中戰展開
15 ハ英外相が放送演說
16 國際情勢獨に有利 ゲーリング議長記者團に語る
17 偵察爆擊を敢行! 湖南湖北兩省廣範圍に亘り
18 出征軍人慰問新聞 (137)けふの本紙寄贈者報社消息
19 土、ル兩大使會談 イスタンブールで
20 兩砂糖取引所(東京大阪) 解散を認可す 商工省きのふ回答
21 鹽糖社長に岡田氏が昇格
22 飯田市長決定
23 米船抑留の權利を持たぬ 諾威外相語る
24 四將校の進級發令 名譽の戰死を遂ぐ
25 福大公司を改組 新事業開拓に乘出す
26 本日の天氣
27 大阪商船臺灣出帆
28 日本郵船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 大連汽船
31 廣告報社消息
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 適正妥當な入學選拔法 全島中等學校長會議に期待社說

懸案の「試驗地獄」はいよいよ明春から人物と體格を主に學科試驗を全廢することになってゐる。中等學校入學者選拔の方法は、從來から種種研究考慮が拂はれて來たのであるが、今尚これに伴ふ弊害を除去することが出來ぬ現狀にあり、今回の試驗制廢止は、童心を蝕む兒童の負擔輕減と云ひ、國民體位の向上と云ひ、初等教育の徹底を期する上から云っても、當局の英斷であり慶賀の至りであるが、これに代るべき選拔法に弊害が多く必ず難關に逢着するとは曾つて本欄に於て指摘した通りである。これに對し本島として如何なる態度を取るかは關係方面注視の的となってゐたが、文教局で研究の結果本島の特殊事情に鑑み入試を廢止せざることに決定、來る十四日から開催される全島中等學校長會議で、「從來施行せる入學者選拔考查方法の實績並に文部省の明年度より實施せんとする選拔方法の精神及本島の特殊事情に鑑み最も適正妥當なる選拔法」につき、具體的意見を求めることとなったが、これは現狀に即した措置と云ってよい。

文部省の試驗制全廢は從來の弊害が一掃される樣にも考へられるが、しかし物には一利一害あることを忘れてはならぬ。入試撤廢の裏面には、又情弊の纏綿によって從來の試驗制よりも一層の不平と不都合の發生すべきことを惧れざるを得ない。

即ち試驗制廢止に代る選拔法として內申書、人物考查、身體檢查の三者綜合判定により、入學の可否を決定するとになってゐるが、實際問題としてこれを見る時如何にして公平を期するかは仲仲の難問題である。筆記試驗を廢止すれば最も有力なる參考資料は學校長の內申であるが情實を完全に防ぐ對策があるかどうか、又內申が最大要件となる結果、初等教育の傾向がより廣汎に試驗主義になり、不明朗な兒童間の競爭がもっと低學年から課せられる樣な逆効果を招來する惧れなしとせず、人物考查は勢ひ千遍一律の形式に流れ、狙ふところの體位向上も特別の施設對策がない限り、單なる筆記試驗廢止のみではその効果は期待薄であると云はねばならぬ。

物事は總べて公平でありたい、特に教育問題については一層その嚴正を要望する。若し內申制により最も嫌忌すべき闇取引が行はれ、これによって富豪權門の子弟のみが利益を得、普通の市民、貧困の子弟が門外締出しを喰ふとともなれば、その弊たるやむしろ以前に優るとも劣らない。元來試驗廢止案は、既に一部地方に於て實施された方法の長を採り短を捨て弊害の排除に努めたものであるが、或地方では筆記試驗廢止の結果、却ってその情實による弊害及び兒童に與へる精神的負擔の增強等に驚き、再び試驗制度に還元せんとするところもあると云はれてゐる。

本島に於ては入試競爭が內地よりも激しくその上小學校と公學校に分れ又都會と田舎とでは文化程度が甚しく相違してゐる關係上內申選拔は至難と云ってよい。試驗廢止よりもむしろ試驗方法、即ち科目を更に減少して出題をより簡易にする等に力を用ひ公正明朗にして最も適正妥當なる選拔方法を講ずる事が賢明な對策である。

02 近衛師團の 演習を天覽
03 赤色攻勢益益募る 重慶へ一大脅威
04 重慶の期待裏切らる モロトフ演說・支那紙毒つく
05 圖像:朝鮮志願兵訓練生帝都訪問
06 詔書奉讀式 十日總督府で
07 基隆の詔書奉讀式
08 戶別訪問斷乎廢止 基隆、新竹の協定成る
09 白衣の勇士內地へ
10 林臺電社長の披露宴
11 滇緬鐵道工事は中止 援蔣輸血路上つたり
12 顏觸れ漸く定まる 大稻埕、萬華は激戰
13 商品陳列競技會 宜蘭商工協會の主催
14 本社駐在員會議(新竹)報社消息
15 學生卓球個人選手權大會
16 金密輸一味に求刑 主謀者五名は各二年
17 觀能會 州下中等生徒の
18 女給珠數繫ぎ 賭場大手入れで
19 生化學會總會
20 「不孝者、恩知らず」 財產分配問題・寶さん憤慨
21 島都觀光寫真 懸賞にて募集
22 海上警報
23 日本一の冷凍船 厚生丸南氷洋へ
24 反戰ビラ撒布の 女鳥人後日譚
25 臺中鄉軍射擊會
26 總督府辭令
27 ときのこゑ
28 訃文:古雲梯
29 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 來期の甘蔗買價 引上を豫想さる 米價高に對照して
02 米運賃割戾制度 愈よ終焉を告げん 米穀局の交涉注目さる
03 漁場解決に 平塚技師上京
04 管理移出米が 慶運丸で初移出
05 價格等統制令の主旨徹底(五) 當局談話を發表
06 田端局長上京延期
07 島內煙草賣行 依然好調を示す
08 大連行の羅紗類 俄然增加の趨勢 輸出禁止の問題起る
09 管理米船運賃を 米穀局で締結交涉 大幅の引下を見るか
10 臺北手形交換高 三千八百五十萬圓 全く未曾有の新記錄
11 大連航路割込みで 郵商船縺る
12 照明燈
13 為替基準變更後も 金買上值引上げず 新產金のみに助成金交附
14 經濟メモ 農業の機械化
15 本島最初の 海外見本市團出發 きのふ商議で送別會
16 市價及商況 八日
17 芭蕉相場
18 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 淡水神社例祭 十日盛大に執行 盛り澤山の奉納催し
02 新營信組貯金(十月末現在) 百三萬圓を突破
03 新營街臨時協議會
04 献穀田拔穗式 板橋街で嚴肅に執行
05 廣東の皇軍慰問 竹南の渡邊氏出發
06 二水煙草耕作者 各地耕作狀況視察
07 布袋庄の蔡君 書道教授免許狀を授與さる
08 古トタンを使用 屏東郡で二名擧らる
09 各地の逐鹿戰前奏曲 理想選擧目指して 淡水街公民會結成 七日街公會堂で發會式
10 竹南庄自治講演會 有權者殆ど出席
11 郡下で主旨宣傳 選擧前の彰化郡慌し
12 圖像:陸水鐵橋竣工式擧行
13 蔬菜を栽培獎勵 潮州郡具體策を樹立
14 義竹庄國講生地方を見學
15 下馬評亂れ飛ぶ 麻豆の選擧氣分濃厚
16 集集漁池兩庄模擬選擧
17 曾文郡の無筆者 二千四百六十名 善導に當局は大童
18 林邊庄で選擧宣傳講演會
19 嵐前の靜けさ 名間庄の選擧
20 英國の銃後婦人 各方面に活潑な活躍
21 湖口庄にて選擧講演會
22 頭圍庄で選擧講演會
23 新營保正甲長總選擧
24 死豚を食用 基隆警察課で取調
25 ローカル・セクション
26 青物相場表 臺北市中央市場
27 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 海難救助事業に就て/松平保男
03 朝の修養 勤勞奉仕(一)/大倉邦彥
04 子供の時間
05 連續物語 宮本武藏(六)
06 俚謠物語 稗つき節緣起 宮崎縣椎葉村有志
07 料理/金村カネ
08 圖像:陸上女子決勝の二フオーム
09 圖像:米空軍・戰時體制へ
10 新映畫 川崎弘子、川浪良太郎主演 女次郎長
11 「愛染かつら」 日光ロケ
12 岸井、藤原のコンピ 仲良く揃つて病む
13 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 本島產の材料で 優秀滑空機を完成 臺南で近く命名式を擧行
02 臺南市皇軍慰問團 第二班はけふ出發 第一班は七日歸南
03 精神作興記念日 嘉義市の實施要項
04 臺中州下の 青年團查閱
05 廣東更生一周年記念日
06 製糖業者の打合會
07 高雄臨時市會 一瀉千里諸議案を可決
08 米國より大量の 軍用機を購入 英佛が二億五千萬磅で
09 臺中市は混戰か 嵐の前の靜けさ
10 假名講習は好成績 臺中州の選擧對策
11 高雄州の防諜 聯盟發會式 十二日公會堂で擧行
12 全島中等學校長會議 十四日より花蓮港で開催
13 圖像:朝鮮陸軍志願訓練生上京
14 花蓮港廳豫算 續續と提出中 教育費の通過期待さる
15 屏東市議逐鹿戰 前回よりも激戰か
16 手癖の惡い若者
17 歐洲戰爭は 天氣豫報に利く 米國マ博士の御託宣
18 泥棒を捕へてみれば 何んとナンバーワンの藝妓 裏面哀話に係官ホロリ
19 物價抑制打合會 けふ臺中州會議室で
20 米國の富! 一九二九年の好況に復さん
21 免許證が問題になつた平和の女神
22 萬博ルーマニア館閉鎖
23 歐洲大戰小話
24 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(24)/呂赫若;一木夏散文小說
02 詩 月光愁韻/口天露月
03 「戀」
04 「勿忘草」
05 「忘却」
06 兒童映畫問題 (上)/權田保之助
07 龍骨車 社會問題批判 阿部と杉山
08 圖像:午後(臺展、特選)/根津靜子
09 文展評 全體的な低調 (一)/相良德三
10 圖像:輕井澤の池(臺展特選)/田中清汾
11 川柳/黃有才
12 心聲漢詩

過澹廬贈傅鶴亭先生/陳雪滄、次韻/傅鶴亭、網溪別墅賞菊/臺北 李世昌、秋日偶遊劍潭作/歐陽秋生、秋日偶遊劍潭作/歐陽秋生、秋日偶遊劍潭作/歐陽秋生、秋日偶遊劍潭作/歐陽秋生、謹呈杉溪六橋先生/禮耕 莊田、謹呈杉溪六橋先生/靜閣 吳朝綸、輓林幼春先生/吳醉蓮、輓林幼春先生 其二/吳醉蓮、祝騰嶽宗兄令堂七十晋七喜壽/李學樵、秋日游凌雲寺呈本圓方丈/李學樵、紅葉 嵌鹽字/李學樵

13 民報案內報社消息
14 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 北、中支各地を爆擊 海鷲が大戰果を擧ぐ
02 揚子江下流地域の 十月中の綜合戰果
03 鎮南關を猛爆! 廣西省佛印國境の關門
04 承認の四省新規要求 嚴重な查定で可成りの壓縮
05 圖像:湖北省政府晴れの誕生
06 天羽駐伊大使 伯林發赴任す
07 伊政府全力を注ぐ ソ聯の南下阻止に 三段構の策を考究
08 獨逸の勝利を確信 ヒ總統對戰方針を闡明
09 錢大鈞突如監禁さる 和平論者と氣脈を通じた廉で
10 六中全會は 延期 部內不統一で
11 英大型潛水艦 オ號沈沒 英海相が發表
12 和平調停機熟せず 米國消息通の觀方
13 打診的のものか 米との諒解の下に
14 英の回答遲れん 尚數日を要する見込
15 獨貨物船拿捕 英海軍省が發表
16 モロトフ演說に 論駁を加ふ ロンドンの各紙
17 ソ聯エ國に對し 航空基地要求
18 江南江北地區の 敵軍の配備狀況
19 明日の天氣
20 愛の凱歌(84)/戶川貞雄;松田文雄
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 四割大鉈の舞臺裏 青木財政の產室覗き
02 赤十字成立七十五年 十五日日赤本部で記念式典
03 要求額千三百萬圓 臺北州の來年度豫算
04 神宮大麻頒布式 けふ臺北州會議室で
05 小作料統制、搗精制限 勅令案要綱成る けふ審議會に附議
06 本島人口動態概要(十三年) 自然增加十三萬二千七百人
07 物價停止令の取締打合會
08 小荷物の若僧 多額の金圓着服
09 軍事援護事務打合會 けふ教育會館で開催
10 水戶長官來臺 香港丸基隆入港
11 「平和の曉」上映 九日第一劇場で
12 清水氏講演會盛況
13 烏尖連峰へ ハイキング
14 白衣の勇士に 慰問品を贈呈 臺北愛婦が三院に
15 街で拾ふ
16 人事‧消息報社消息
17 定期航空
18 今夜の放送
19 商況 九日前場
20 今日の興行
21 民報案內報社消息
22 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(198)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 十一月の家庭曆 菊花にゆかりの諸行事 寒い冬に備へた準備も
03 圖像:女子專門學校行進遊戲
04 逐年明るくなつた裁判 調停裁判は道義を主に 十一月一日を司法記念日とす 東京控訴院長霜山精一氏談
05 毛布の代りに 絹綿の蒲團を
06 鯨肉の知識 餘り煮すぎると硬くなる 臭みは味噌でとれる
07 お茶好きの人に 長壽者が多い 茶の謎を解く諸岡博士
08 心得ておきたい 洋裝喪服の知識 訪問着と兼用にもなる
09 ぼろきれの利用法
10 鯨のすき燒鍋
11 難かしい醬油の見わけ方
12 視力低下の原因 トラホームと近視 何れも豫防出來る
13 吉凶による 水引のかけ方
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 一家から卅八人 次ぎづぎに出征 世界一の孫や婿持の婆さん パリーで大評判
02 趣味の數學物語 庄屋の數學(廿三)/鏡淵稔
03 今日の歷史
04 光明學校の新校舍 梅ケ丘に引越し
05 圖像:明治神宮奉納相撲
06 圖像:神宮大會第六日
07 綴方教室 けんくわ/余雌雄
08 圖像/賴榮同
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 聖上背廣の御輕裝にて 親しく漁民の樣を天覽 御興深き一日を過させらる頭條新聞

【沼津九日發同盟】沼津御駐輦の

天皇陛下には九日は御久方振りに背廣の御輕裝に寬がせられ湯淺內府、松平宮相、百武侍從長、蓮沼武官長等少數の側近並に小濱靜岡縣知事等を從へさせられ八時頃御用邸裏から靜岡縣漁業取締船天城丸に御乘船其處此處に船を浮べ無心に漁業に勵む漁民の樣を親しく天覽あらせられつゝ九時近いころ伊豆西岸大瀬崎に着御磯の香漂ふ海邊に御上陸遊ばされ四邊の御展望や磯邊の海中生物御採取に御興深き一日を過させられ午後三時頃御用邸に還幸あらせられた。

02 圖像:錦旗秋陽に燦、富士山麓の近衛師團大演習
03 沒收貨物賠償せよ 佛の鹿島丸抑留に對し 我が方解釋を表明
04 武漢周邊の戰果(十月中の)
05 潼關を一齊猛砲擊 敵重要建物を破壞
06 河北、山西省境 山岳地帶を掃蕩
07 共產軍掃蕩を 完了 鉅鹿東北一帶
08 如何なる妥協も排擊 印度國民會議派の機關紙、總督を痛擊
09 印度獨立の為め 最後まで戰ふ ガンヂー翁が示唆
10 回教徒の態度 總裁ジ氏が言明
11 駐支佛大使 重慶に赴く
12 船籍移轉の可否 米大統領と國務長官の意見相反
13 首相、外相、野村中將 鼎坐して種種協議
14 出征軍人慰問新聞 (138)けふの本紙寄贈者報社消息
15 和平勸告の 理由
16 十一月に入つて 英佛機九機擊墜 ドイツ軍司令部發表
17 英、佛、土間の 相互援助條約 土國國民議會が批准
18 相當活潑なる戰鬪行はる 佛軍、戰況を發表
19 ウ公夫人が別莊を寄附 戰傷兵療養所に
20 來月二十三日に 通常議會を召集 けふ官報で公布
21 國動審議會開かる 小作料統制令を審議
22 多木氏交友會俱樂部入り
23 栗山瑞典公使 白國駐剳大使に起用
24 蒙疆銀行總裁 巴札爾氏が就任
25 低位株の賣買も 證據金を徵收か 商工省、取引の監督に留意
26 興銀社債を三千萬圓發行
27 砂糖輸出組合 近く許可せん
28 本日の天氣
29 大阪商船臺灣出帆
30 日本郵船基隆出帆
31 辰馬汽船
32 大連汽船
33 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 食糧政策と島米の使命社說

國民食糧の供給を確保する事は刻下の急務である。本年度內外地に於ける米穀の作柄から見るに內地に於いては西日本方面と朝鮮地方が稀有の旱害を受けて生產高は減收を豫想されて居る。即ち內地、朝鮮、臺灣の米生產額を綜合してもその總供給高は八千八百萬石よりなく、全國の消費高は一億石である為めに一千二百萬石の不足を來すべき推計となって居る。その為めに政府ではその對策として米の消費節約を全國民に呼掛けると共に、戰時食糧政策を確立する為めに米穀の國家管理を斷行すべく、來る十二月中旬を期してその實行に着手する決意を表明した事は蓋し、應急對策として當然の歸結であると言はねばならない。その第一手段として圓滑なる配給を運用する為に最高米價を三十八圓より一擧四十三圓に引上げた事は低物價政策に背反するとの說があるも、集荷、配給兩面に於ける萬全の對策を立てる上より見れば賢明なる手段である。

我が國米穀政策の變遷より見れば、米穀統制法より米穀自治管理法となり、更に米穀配給統制法、日本米穀會社法にまで進み、漸次米穀國家管理の域に達せんとして居る事は注目すべき事である。米穀事情の急迫に應じて各種の對策を講ぜねばならないが要は內外地に於ける米穀生產高を增加して供給不足を緩和するのが解決策の捷徑である。この見地よりして天惠に富み米穀生產地として好適して居る本島の米作を總ゆる手段に依って獎勵し、母國の食糧問題の解決に協力させるべきである。督府に於いても米管令の實施と同時に米の增產に對して金智嚢を傾注して大增產計畫に邁進しつつある事は多とせねばならないが、米價を低位に引下げ增產を圖らんとする事は木に緣って魚を求めるよりも至難と言はねばならない。

米管令の實施に依って收益を擧げて農業施設に還元せんとする主旨に對しては賛意を表するも、最近の如く勞力を始め肥料の不足と物價昂騰に依って生產費の著しく反騰を示して居る事より見れば、買上米價格も內地に於ける米穀政策に順應して引上げを躊躇すべきではない。米管令の目標は一年や二年の短時日に依ってその目的を達成する譯ではなく、遠大なる計畫に基いて本島產業の發達を企圖せねばならない。この觀點よりして米管事業の收益も一擧に何千萬圓を收めるのでなく、農家の經濟に重大打擊を與へない程度に止めて置き、農家をして米作の增產に喜んで協力させるのが賢明なる方策ではないだらうか。內地米價の引上げに順應して管理米の買上價格も更に第二次の引上げを行ふべきであり、米穀局の體面問題を考慮するよりも、如何にして國家の必要とする食糧米を增產して臺灣米の擔ふ重大使命を果すべきかに對して當局の熟慮斷行を期待する秋である。

02 圖像:皇后陛下靖國神社に行啟
03 北支の幹線道路網 總工費千二百萬圓投じて 先づ二十路線建設
04 隣邦孤兒愛護會に 御內帑金を御下賜
05 御手編みの襟卷靴下を 前線將兵に賜ふ 畏し・久邇宮大妃殿下の御仁慈
06 下馬評飛ぶ 羅東街の選擧前哨戰
07 日滿支蒙學生 交驩會を開催
08 戰爭型新ウエープ出現
09 帝國水難救濟會 きのふ記念式典擧行
10 高射砲彈中に針金 敵機に絡つて落す 英國の化學新兵器いろいろ
11 兒童畫を通じ 日埃親善 近く作品を交換
12 法律の內鮮一體化 半島に「氏」が誕生し 婿養子の禁も解く
13 伯國訪日團 滿支より歸國
14 ミユンヘンで爆發事件勃發 死傷六十餘名を出す
15 總統難を免かる
16 犯人逮捕者に 賞金五十萬馬克
17 海上警報
18 陳外交部長の 暗殺犯人 遂に犯行を目白
19 雀の巢自肅 南署管內理髮業者申合
20 スマートな婦人服 三種類、近く發表
21 「土と兵隊」を上映
22 高雄競馬場ホール完成
23 三萬の若人を動員 新竹州下青年團員訓練 市郡別大會も開催
24 上海工人生活費 約一割二分の低落
25 油虫懸賞驅除 臺南市好成績を擧ぐ
26 リンバーグ 散散に叩かる
27 兵隊樣の結婚は極く樂に
28 定期航空
29 ときのこゑ
30 訃文:洪意
31 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 “工業臺灣のため 今後盡力したい” 支店設置をも仄めかす 歸京途次寶來興銀總裁語る
02 釀造研究會總會 臺北市公會堂で開催さる
03 消費米割高ながら 北部の飯米不潤澤
04 汪政權の確立と(三) 東亞新經濟體制の建設
05 東京・大阪の兩砂糖取引所 近く解散認可申請
06 鰯絞粕、大豆油粕等の 配給會社を新設 一月より事業を開始
07 價格等統制令の主旨徹底(六) 當局談話を發表
08 各製糖工場の 壓搾開始期調查 前年より稍早いか
09 臺灣帽子市況
10 本島對內地貿易 全面的に好轉す 十月末の移出入情勢
11 臺北州產倉が 納入義務を徹底 けふ市公會堂で打合會
12 照明燈
13 市價及商況 九日
14 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 東亞の建設と 國民精神の作興/加藤咄堂
03 浪花節 火線を守る水兵/末廣友若
04 子供の時間 童話劇 みんな仲よく
05 料理/金村カネ
06 圖像:府青年團中支班歸る
07 大都「黑衣の美人」
08 圖像:第十一回乳幼兒審查會表彰式
09 少女歌劇座一行 明日から公會堂で公演
10 「空の彼方へ」の末妹 山本美和子さんに決る
11 大船「第二の出發」 配役決定
12 日活國木田監督の處女作 義士外傳忠僕直助
13 東寶「光と影」 井上園子がピアノ彈奏
14 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 屏東郡聯合體育會 第二日目も大好評を博す
02 神饌田拔穗祭 恒春郡の實習地で執行
03 屏東市實習地に於ても擧行
04 岡山神社例祭準備着着進む
05 圖像:臺東公の運動會
06 新舊郡守歡送迎會中壢公會堂で
07 岡山什貨組合創立總會開く
08 樹林屠場 きのふ落成式
09 街庄技術員講習會 臺南州農事試驗場主催
10 煙草移民の土地 農民から會社へ 耕作者恐慌を來たす
11 新埔庄の模擬選擧
12 旗山街の官選下馬評
13 理想選擧期して 員林郡下各地で講演會
14 生活改善申合せ 官田庄皇民塾で
15 圖像:湖北省政府晴の誕生
16 映畫會開催 東港郡防犯協主催
17 士林賭博二件
18 海豐廟に保育園
19 ローカル・セクション
20 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 晝はデモ夜は講演 選擧肅正の大宣傳 高雄市尹ら陣頭に立つ
02 選擧座談會 花蓮港公會堂にて開催
03 選擧取締の宣傳 彰化署長が陣頭に
04 花蓮港街模擬選擧
05 選擧肅正教化劇 けふ彰化公會堂で
06 彰化青年團の 献穀田拔穗祭
07 市民の聲に答へて 新人物が出馬せん 嘉義市の選擧混戰か
08 この頃の高雄稅關 密輸入封じに大童 便利屋槍玉に擧げらる
09 青果組合臨時總會 評議員の選擧を擧行
10 臺南市慰問團 愈よっけふ出發
11 圖像:高性能滑空機の偉容
12 松山軍屬葬儀 きのふ彰化寺で
13 彰化市助役 遺家族を慰問
14 廈門教員視察團 一行きのふ高雄視察
15 各郡に畜產係新設 臺中州畜產行政を強化
16 高雄州基督教會 白衣勇士を慰問
17 經濟警察打合會 臺南警務部主催
18 臺南孔子祭 けふ盛大に擧行
19 嘉義市區長會議
20 醬油屋の雇人 謎の死を遂ぐ 巷間に噂とりどり
21 彰化材木商組合創立總會を開催
22 全島國語演習會 臺南州の出演者決定
23 全島青年學校聯合大演習 きのふ打合會開催
24 高雄兩公學校の プール地鎮祭
25 テレヴ實驗に ム首相乘出す
26 チンピラ二人組 大盡遊から足が付き
27 理髮店の審查
28 消息報社消息
29 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(25)/呂赫若;一木夏散文小說
02 追憶/久野雅子
03 文展評 繪畫に於ける レアリズム (二)/相良德三
04 龍骨車 國際電話悲喜劇 動亂の歐洲から
05 圖像:妖蠢(臺展、特選)/山下武夫
06 圖像:みのり(文展特選)/山畑阿利一
07 文化消息 マロドンの娘 續篇愈よ出現
08 心聲漢詩

閑遣/一吼、閑遣 二/一吼、閑遣 三/一吼、閑遣 四/一吼、國黌同級會開於臺中感賦/臺北 李世昌、輓柯子邨吟友/葉蘊藍、輓柯子邨吟友 二/葉蘊藍

09 廣告
第12頁
附錄
序號 標題
01 臺灣地方選擧取締規則罰則一覽表
第13頁
夕刊第1版
序號 標題
01 靜岡縣下物產御買上げ 十五品目を同縣に御下渡し 大御心に側近者只恐懼感激
02 聖上宮城に還幸
03 たとへ決裂するも 共黨の要求を拒否 國民黨首腦、決意表明
04 國共兩黨の再絕緣 危機一髮の間に迫る
05 賃金臨時措置令の 運用方針と解釋 第一回調查委員會で決定
06 特務機關本部を上海に移轉
07 軍事扶助費增加承認さる
08 大島前駐獨大使紐育着
09 カー大使重慶發 空路香港に到着
10 汪、王、梁三氏に 激勵文を打電 東亞關係民間團體が
11 杭州三角地帶の 敵を一齊に攻擊 剿滅いよいよ迫る
12 米國の國防充實計畫 三十億弗の巨額に上る
13 圖像:駐佛澤田大使出發
14 國境防備のため 洪水戰術を開始 オランダ軍當局が
15 白國軍も國境集中
16 サイモン英藏相 對獨強硬決意を披瀝
17 ア駐獨伊大使 ヒ總統と懇談
18 ソ芬會談再開
19 英秘密機關の 手が伸びてゐる 爆發事件獨紙一齊に報道
20 ミユンヘン事件 經過を發表
21 明日の天氣
22 愛の凱歌(85)/戶川貞雄;松田文雄
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:閑院參謀總長宮殿下晴れの御歸還
02 國民精神作興詔書渙發記念日 各官衙、團體で奉讀式擧行
03 新竹の奉讀式
04 基隆の奉讀式
05 選擧場入場券配付 十三日から各有權者へ
06 基隆の棄權防止 各兒童を通じて
07 府地方課長が特別講演
08 長沙丸、あす出帆
09 基隆大麻頒布式 十三日市會議室で
10 比島憲法修正と 次期大統領問題 (三)/中屋健弌
11 米搗精制限に關する 勅令案要綱を審議 九日總動員審議で可決
12 酒造米節約二百萬石
13 左黨の非常時來! 造石減と物品稅增徵で 來年からお酒が高くなる
14 山下辯護士 懲役一年八月 けふ第二審の判決
15 大統領戰に出馬せず 副大統領ガーナー氏
16 特別賜金證書傳達式
17 公學校新入生募集 臺北市、廿日から開始
18 第一回より激戰 清水街の選擧下馬評
19 依光參與官 あす廣東へ
20 修養團の向上會
21 新竹州異動
22 人事‧消息
23 街で拾ふ
24 今夜の放送
25 商況 十日前場
26 今日の興行
27 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(199)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 國家總力戰の秋 いよいよ目立つ物の不足に 家庭婦人はどう處すべきか 國民貯蓄獎勵局次長木內四郎氏談
03 圖像:高松宮妃殿下華藝展へ台臨
04 家庭婦人の常識集
05 豆や南瓜の種子で 美しい首飾りや造花を
06 知つておきたい “マスク”の知識 黴菌除けのみでない譯は?
07 椎茸の甘酢煮
08 不足して來た洗濯劑 家庭では大して困らぬが 洗濯料の值上げは自然現象
09 足によく合ふ 靴を選擇なさい 天氣にはズツクや羅紗製を
10 なま爪を はがした時
11 防虫劑代用に唐辛を
12 冬の果物の女王 蜜柑はビタミンCの結晶 食べた後は皮を利用
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 ノロノロの鐵牛を 射ち貫く豆戰車砲 速力は速く、一彈で參らす 歐洲大戰で盛に使用
02 圖像:動物の勤勞奉仕(一)
03 今日の歷史
04 輕石をマツチの 發火材料にする
05 廣東だより(一)/木曾鷹太郎海外遊記

基隆に着いた頃から風はいよいよ激しくなり、何か冷たいものさへ頰にあたるやうな氣がして、船に弱い私に何とも云へない不安を與へるのでした。いろいろな手續をすませて乘船したのは午前八時、出帆までには二時間もあります。船內にはいると船特有の臭氣と蒸すやうな溫さにもう醉つたやうな氣がしてきます。岸壁まで送つてきてくれた人々に應へるため甲板に出てみると空模樣は益々穏かでなくなり港內の水も波立ち白いお腹を見せてゐます。昨夜發せられた海上警報によればけふの午頃には低氣壓の中心が遠ざかると云ふので出帆は正午に延期と定りました。その頃から細雨が降り出しそれが次第に激しくなり、やがて岸壁の物さへはつきりしない程になりました。ベツドにもぐり込んでゐるとたゞ雨の音が聞えるばかり。窓から外を覗いてみるよ一寸先も見えませんボーイがやつてきて「けふは船は出さうもありません。今夜もとてもだめでせう」と告げていきました。時計を見るといつの間にか三時です。船旅に馴れてゐるといふ同室の客の話では、之で出帆すれば十日以上も漂流しなければ廣東には行けまいとのこと。あきらめた私は、連日の疲れも加はつていつの間にか深い眠りにおちてしまひました。どこかで遠く汽笛の鳴るのを聞いたやうな氣はしましたが。

船窓から白い光がさしてゐます。

朝です。

昨日夕方出帆してから後の荒れかたといふものは格別で同室の客達は寢臺から轉げ落ちないやうにその緣につかまつて生きた心地もなく一夜を過したのださうです。私はそれを少しも知らなかつたわけです。みんなは船にこの上なく弱い筈の私を「船に強い」と云つて羨ましがりました。(つづく)

06 圖像:南壽逸君の重量擧超記錄
07 趣味の數學物語 庄屋の數學(廿四)/鏡淵稔
08 來年の五輪大會 アメリカで開催
09 皆さんの作品を募集報社消息
10 なぜ齒が拔ける 人間が年を取ると
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 駐支各國大公使の 動き頗る活潑となる 對支政策重大轉換か頭條新聞

【上海十日發同盟】イギリス駐支大使カー氏は九日重慶出發香港經由上海に向ふ一方駐支フランス大使コスム氏も同日上海出帆オランダ船で香港、ハノイ經由重慶に向つたが重慶滯在中の駐支アメリカ大使ネルソン・ショノソン氏も十四日重慶出發飛行機で香港經由上海に向ふ豫定と傳へられ更に重慶において病氣引籠中と傳へられる駐支ソ聯大使パナウチキン氏も近く上海に飛來し駐日ソ聯大使スメターニン氏と落合つて重要會議を遂げると云はれ駐支外交官の動きは日支事變勃發以來曾つてなき潑さを示すに至つた

【上海十日發同盟】蔣介石政府も重慶移轉以來英佛伊各國駐支大使は上海に常駐、一方米、獨ソ各國は重慶に大使館を置いて外交事務に當つてゐたが最近に至りこれ等外交使節が俄かに活潑な動きを示すに至つたのは一つには歐洲動亂に伴ひこれ等諸國の對支政策に重大な變化を餘儀なくされたことゝともに又一方上海を中心とする汪兆銘派の和平運動の展開に伴ひ極東情勢事態の見透しに重大な方向轉換を餘儀なくされたためと觀測される即ち汪兆銘派運動の發展に伴ひ外交使節ばこれが現狀を認識するとともに又重慶政府の抗戰能力を再檢討しもつて兩者を天秤にかける必要を感するに至つたものでありこれ等大使團が上海、重慶往來によつて如何なる結論に到達するやは頗る注目されるところである更にこれ等駐支外交使節は從來專ら重慶政府のみを外交々涉の相手としてわが占領地域內の問題に關しては專ら駐日大使が處理する傾向が強かつたが汪兆銘の中央政權出現に伴ひ支那の問題は支那で處理するの必要に迫られることが豫想されるに至つたのでこの點よりも各國大使の動きは頗る重視されてゐる

02 取敢へず臺灣より 五十萬石を移入 金光拓相、閣議で報告
03 朝鮮米も一石 五圓を引上ぐ
04 五十萬石買約成立 米穀會社が買付
05 本年度米穀第二回豫想收穫高
06 來月上旬ごろに 金光拓相來臺せん 米穀狀況の視察に
07 クレーギー英大使 谷次官と會見懇談
08 潞安周邊の掃蕩戰果
09 敵本據石灣鎮に突入
10 駐日ソ聯大使 外相を訪問
11 驅逐艦時津風 きのふ進水式
12 柳川長官 首相を訪問
13 圖像:英國海相チヤーチルの聲明に反擊する獨逸の宣傳相ゲツベルスの放送振り
14 英旅客機不時着 我飛行制限を無視して
15 華北教育訪日視察團下關着
16 海南島美臺 加來を襲擊
17 上海方面陸軍部隊 藤田中將が指揮す
18 出征軍人慰問新聞 (139)けふの本紙寄贈者報社消息
19 厚生、遞信、文部三省の 新規要求承認諸經費
20 青木藏相閣議で 豫算查定を報告
21 中歐諸國、異常な緊張 ソ聯の進出を嚴重警戒
22 獨自の立場より 防共政策を堅持 伊各紙、ソ聯を痛擊
23 獨和守備兵 國境で衝突 兩國の關係極度緊張
24 協調に依る 平和を強調 ハル長官の演說
25 廈門最高法院長 汪祖澤を迎ふ
26 外務辭令
27 本日の天氣
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 時局の認識と地方選擧社說

第二回市會議員並に衝庄協議會員の選擧は愈愈あす十二日選擧期日の告示をなし、同時に官選議員の內示が行はれることになってゐる。斯くて爾後十日間の選擧戰の火蓋が切って落され今日まで待機の姿勢をとって來た立候補者は一齊に名乘りを擧げ、馬を陣頭に進めて中原の鹿を逐ふこととならう。過去四箇年間の成績に徵して制度改正換言すれば民選議員の登塲と市會に於ける議決權の附與によって市政が幾何の進步發達を遂げて來たかは俄かに論斷することが出來ないが、尠く共制度改正當時に一部人士の憂慮されてゐたことの全く杞憂であったことが立證されるに至ったことは色色な意味に於て特筆すべき事實である。勿論この間に支那事變の勃發あり、本島人全般の時局認識が深められ、皇國民としての意識が昂揚した結果市街庄會に之れが反映して、融和協調の氣風が自から支配的になったとも事實であるが、總じて議員諸君が良く大局を辨へ、個人の感情を抑制して來たことは以て多とすべきものである。過去に於ける議員の働きに對して市民は尚飽き足らざるものが多多あると想像されるが現行の制度を以てしては註文する方が聊か無理であると言へないこともない。

今や時局が愈愈複雜多岐になり、東亞新秩序の建設は漸くその緒に就かんとしつつあるも前途尚多事多難であることは識者の夙に指摘した通りである。この秋に當り、市街庄政の運用は銃後の護りの原動力として益益その重要性を加へつつあるは贅言を要しないところである。從って市街庄政の運用に參與する人物の選出に關しても一段の注意を要するものである。過去の經驗に徵して人格識見共に見るべきものなく、市民の代表として甚だ相應しくない人物に對しては假令本人が厚かましくも再度立候補しても市民はよろしく私情を克服して惜氣なく之れが淘汰を斷行すべきであると同時に、時局に便乘して人望も學識もなく徒らに心臟の強きを誇り押しの一手で僥倖を期せんとする立候補者に對しては飽迄之を嚴選すべきである。戰時下にあっては人心兎角冷靜を保ち難く、ややもすれば事物の認識を過まり勝ちであるから得て斯る徒輩に乘せられる恐れがあるから選擧人は一層の戒心を要すべきである。この意味に於て戶別訪問の廢止は之れ等朦朧候補者を擊退するに頗る適切なる手段と言へやう更に慾を言へば內地の選擧の如く保證金制度を設け一定數の投票を得なかった候補者に對してはその保證金を沒收するやうにしたいのである。

蓋し時局が多難であればある程各方面共真に信望のある第一流の人物を求めること愈よ切なるものがあるのである。殊に銃後を護る原動力の市街庄政に參與する人物の人格識見は市民の信頼し得る者でなければ真に總親和總努力の實を期し難いものである。今日までの下馬評を以て直ちに立候補者の顏觸を斷定することは勿論出來ないが近來の保正選擧の傾向に徵して地方の信望ある人士が退けられて色色ないかがはしき所謂新人物がのさばり出してゐる嫌がないでもないから、この度の選擧にもこの手を使って出馬するものも必らずや二三に留まらないであらう。信望ある人物がこの實情に辟易して二の足を踏むようなことがあるとすれば決して喜ぶべき現象ではないのである。吾人は時局の多難を思ひ、銃後の護りの重責を痛感すればする程この度の選擧に當って選擧人が最善を盡して真に人格信望識見の優れた人物の選出に一層の關心を拂ふべきことを切望する次第である。

02 相當の激戰を展開 島都の出馬卅名か あす愈よ火蓋を切る
03 有權者の分布狀態と 選擧投票場
04 觀菊御會 行はせられず
05 勳章傳達式 昨日臺南州會議室で擧行
06 皇太后陛下の御仁慈 癩救療事業繼續賜金を御下賜 樂山園外九團體に
07 御下賜金を拜受
08 真に恐懼感激 金光拓相謹話
09 結核豫防國民運動 十四日から全國一齊に開始 本島の實施要項
10 詔書奉讀式
11 大麻頒布式 けふ宜蘭郡で
12 ヒ總統は間一髮で 天井の下敷となる ミユンヘン爆發事件
13 國內大肅清を斷行 反對派は嚴重取締
14 ノーベル賞受賞者 米カ大ロ博士に決定
15 慰問學藝會 けふ北一女で
16 王江本は病死 臺南の變死事件
17 銀行團一行 彰化から日月潭へ
18 自動車に摑つて重傷
19 天津で集團結婚 第一回は十二月十日
20 新竹市の模擬選擧
21 高雄水上大會 來る十九日に
22 臺北州警察幹部異動(十日發令)
23 田中中將逝去
24 鹽野香料會社落成
25 總督府辭令
26 定期航空
27 人事‧消息
28 ときのこゑ
29 大阪商船臺灣出帆
30 日本郵船基隆出帆
31 辰馬汽船
32 大連汽船
33 訃文:陳天來
34 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 二期米豫想收穫高 五百六萬三千石 作付面積卅七萬二百甲 米穀局發表
02 戰時經濟運用協議會 商相、設置を言明 民間の權威者をも網羅
03 價格等統制令の主旨徹底(七) 當局談話を發表
04 本邦對外貿易 十月上旬
05 經濟メモ 小運送費
06 輸出罐詰
07 上半期專賣收入 四千萬圓を突破 食鹽のみが減收
08 神戶臺灣帽卸組 設立發起さる 斯界の發展に寄與せん
09 鋼材生產の計畫 銑鐵國內屑鐵を基礎に樹立
10 華興銀行對米為替變更す
11 納入米等を協議 臺北州產倉協會が打合
12 仲介業組合の指定 正市の閉鎖に伴ひ 仲立頁組員が陳情
13 對英協定レート引上 昭和八年以來の最高值
14 八月中の火保概況
15 海保概況
16 傷保概況
17 市價及商況 九日
18 照明燈
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 傷兵將士慰問の夕 落語
03 漫才
04 歌謠曲
05 浪花節
06 講演 東亞民族と新秩序の建設/朱鼎;江口彰彥
07 朝の修養 報恩感謝(一)(二)/高島米峰
08 子供の時間 連續劇 ほがらか部隊 BKコドモ會
09 料理/金村カネ
10 圖像:弓術神宮大會最終日
11 惡漢の町(全九卷) けふから國際館で
12 圖像:日、ユ交驩庭球戰
13 「愛染かつら」 完結篇 音樂は早乙女光
14 國民教映の 第二回作 「防火火災の實驗」
15 動物の冬越し
16 「彌次喜多大陸道中記」 小林千代子が大擧出演
17 「歌ふ岩見重太郎」
18 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 國民精神作興 詔書渙發の日 意義深き竹南庄の行事
02 屏東郡の行事
03 岡山郡雜貨組創立
04 崙背庄聯青團の 查閱成績頗る良好
05 納入米割當打合會 六日海山郡主催で開かる
06 選擧講演會 八日溪湖公で
07 看天田の改良 曾文郡下着着進行す
08 大溪公教育に感心 感激の金一封贈る
09 “窓なき家” 曾文郡に一萬三千戶
10 大溪街の模擬選擧
11 佳冬派出所落成式
12 列車に巢喰ふ泥公 北斗街で擧げらる
13 楊梅庄の模擬選擧
14 昭和村の美擧 謝禮金を献金
15 李畫伯入選祝賀會 八日三峽公會堂で
16 田中庄の下馬評
17 明糖溪湖工場長 多賀氏榮轉
18 麻豆明糖附近で若妻に暴行 犯人を引致取調中
19 朴子局上棟式
20 鋤に打れ即死 ヒースプラウ作業中
21 賭博犯擧らる
22 英國一の遊冶郎 ロシリン卿逝く
23 ローカル・セクション
24 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 科學 人類祖先の新說 改訂された進化論
02 エリザベス皇后陛下工場御歷訪
03 七日目ごとに 天氣は惡くなる
04 恐るべき超音波
05 大戰から 大戰への歐洲(完) 思ひ出す二十年前/村川堅固
06 圖像:防空に大童のフインランド
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 敵機執拗く來襲 何れも擊退さる 臺中市きのふ空訓實施
02 臺南州新年度豫算 要求額實に千四百餘萬圓
03 圖像:及川支那方面艦隊司令長官汪兆銘氏訪問
04 精神作興記念日に 詔書奉讀式 高雄州、市共に擧行
05 彰化市も擧行
06 報國總動員團旗授與式 十三日臺中州にて擧行
07 花蓮港の模擬選擧 効果を擧げて終了
08 帝都雜觀 實感の伴ふ 暗黑の市都/竹內生
09 東野氏慰勞會 屏東郡高砂亭にて
10 二宮尊德銅像 大竹公で除幕式
11 三法令實施に關し 高雄州打合會開く きのふ官民百餘名招致
12 商品配給組合 彰化市の業者が組織 食料配給組合も結成
13 宗藤市尹一行 白衣勇士を慰問
14 高雄市の大橋 明春早早完成
15 圖像:傷兵慰問演奏會
16 仲買人の寄託拒否 米穀出廻りの圓滑を期して 臺南州產倉に嚴命
17 彰化市は混戰か 選擧期日の告示迫る
18 豚肉值段を釘付け 花蓮郡は九・一八以前に
19 草屯街の下馬評
20 高雄市模擬選擧 けふ市議會室に於て
21 馬公街臨時協議會
22 國講所の研究會 八日石牌坑で行はる
23 嘉義市深夜の火事
24 臺中商業を迎へ 野球試合 嘉農と嘉中が
25 表彰金を献金
26 高雄消防組寄附
27 興亞大阪鐵道旅行社主催
28 人事‧往來
29 消息
30 海外短信
31 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(26)/呂赫若;一木夏散文小說
02 兒童映畫問題 (下)/權田保之助
03 興亞隨想抄 無死花 小生夢坊氏著報社消息
04 家庭法律講座 草薙晉氏著
05 龍骨車 ジイドの日記 再び文壇に登場
06 文展評 特選作品と 戰爭畫 (三)/相良德三
07 受贈雜誌
08 圖像:花(臺展)/黃氏新樓
09 詩 迎へ問に/董祐峰
10 愚矇
11 泣く魂/陳千武
12 秋を行く
13 圖像:花籠(臺展、特選)/張麗子
14 心聲漢詩

江西詞兄招飲席上賦呈並似逸漁啓南子敏諸同社/文葵、歸北後意有未盡再疊前韵並乞賜和/文葵、哭林老秋先生/雪滄、秋興二首/雪滄、秋興二首 其二/雪滄

15 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 鐵、厚兩相の補充に 首相が再び乘出す 政民兩黨より拔擢
02 東亞新秩序建設は 飽迄我國の力で解決 畑陸相の重要談話
03 獨軍大攻擊開始 愈愈間近に迫る! 佛軍事消息通の觀測
04 瑞、豫備兵を大召集 中立諸國の懸念益益增大
05 白國、國境を嚴戒 獨の電擊作戰に備へ
06 獨袖珍戰艦が活躍 英佛が艦艇を增派
07 英沿岸地方を獨機が偵察
08 海軍軍醫學校 卒業式擧行
09 共產黨彈劾と 懲戒緊急辦法 蔡等元老が連名で提案
10 ソ、芬會談失敗 芬政府代表者が發表
11 倫敦株式市場 俄然警戒人氣
12 四川、雲南間に 新公路を開通 極めて不完全なもの
13 增產金買上價格 割增金制度設定 十一日附で公布實施
14 日本海海運會社 今月末創立總會
15 水災防備の大計畫 臨時政府建設處で完成
16 物資の缺乏深刻化 西安軍官學校より 逃亡の劉中佐語る
17 イ・エ旅客機の 不時着事件事情 我香港總領事館發表
18 明日の天氣
19 愛の凱歌(86)/戶川貞雄;松田文雄
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 官選の新顏は六名位 內臺比率は七對三か
02 可愛い慰問文五千通 島都の兒童たちが 每月順番で送る
03 優勝の大旗翳して 神宮選手らあす凱旋
04 總督から御禮電 癩救療御下賜金を拜し
05 圖像:橿原神宮遷座祭
06 結核豫防の大運動 新竹州下の行事決る
07 結核豫防講演映畫の夕
08 香港丸廈門へ
09 御用寫真館が受難 ヒ總統寫真を狙ひ投石
10 市に公電 兩勇士戰死の
11 圖像:日滿支蒙學生交驩會
12 勳章傳達式 名譽の軍屬四氏へ
13 澎湖で漁船が遭難 乘組二名は行方不明
14 香港英官憲の 獨人壓迫振り 脫出者ら上海へ
15 常設館字幕に選擧標語
16 選擧郵便物の差出方注意
17 少女歌劇團代表 本社來訪報社消息
18 赤十字デー 記念スタンプ
19 定期航空
20 人事‧消息
21 街で拾ふ
22 今夜の放送
23 商況 十一日前場
24 今日の興行
25 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(200)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭‧婦人 次次に發見される 新種のヴイタミン 偏食しなければ全部攝れる
03 魚の骨捨てずに食べる方法
04 絹衣服についた 污點類の拔き方 東京女專山下榮三氏談
05 家庭婦人の常識集
06 洋裝を引立たせる 趣味のブローチ 珍らしい昆虫や木雕など
07 セルロイドの廢物利用
08 鐵製器具の お手入れ法 錆がつくと內部迄腐蝕する 家庭科學研究所調べ
09 料理用の砂糖
10 秋のお八つ三種 さつま芋と栗入リクズ餅
11 廢物更生 衣類はこんな 利用法がある
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 獨軍の新しい戰術 落下傘部隊大活躍 敵の後方に飛び下りて 重要陣地を爆破
02 圖像:動物の勤勞奉仕(下)
03 今日の歷史
04 趣味の數學物語 庄屋の數學(廿五)/鏡淵稔
05 母性愛の強い 淡水大えび 琵琶湖で盛に繁殖
06 圖像:自分の作品に見入る白衣の勇士
07 廣東だより(二)/木曾鷹太郎海外遊記

退窟なその日も暮れてやつと三日目。

大陸が見えだしました。午後二時には香港に着くと聞いて嬉しくなりました。

香港が近づくと乘客はみんな洋服に着かへ、甲板に出て、美しい山と海に見とれます。

海日色に塗つた英國の軍艦、オランダの大きな汽船、それらが私達の乘つてゐる小さな◯◯丸を悠々と追ひこしていきます。そのうちにいかにも外國の港らしい香港が左手に見えだしました。ケーブルカーも見えてきました。その頃になると綠の山に作られた縱橫の道路や別莊のやうな建物が手にとるやうに見えます。この港に入港してゐる英國の潜水艦、巡洋艦などが誇らしげにかまへて居る間を青天白日旗を掲げた支那船が通航するのも私達の眼には異樣なものとしてうつつてきます。

船が棧橋に橫づけになると英國の官憲が乘込んできて調べます。お互の言葉が自由には通じないせいか大そうゐばつてゐるやうに見えます。そしてパスポートを持たない私達は香港の街をそこに見ながら翌日の午前九時まで船內に閉ぢこもつてゐなければならないのです。棧橋の長さも五十米とはないのですから船尾と香港の町とは十米くらゐの隔たりしかないのですが、その間には鐵の扉が閉ざされて私達は上陸が許されません。扉の近くには支那人達が黑山のやうにたかつて日章旗を掲げた私達の船と私達とをみつめてゐます。私は鐵の扉一枚を隔てて同じ東洋の民族が手をとりあふことも出來ずいや、かへつて日本人をにらみつけるやうな目をしてゐる支那の人を哀れに思ひました。そして私は日本はもつとつと強くならなければいけないと思ひました。香港の山の道路を自動車道路といふのは表向きの名で實はトーチカなどが築かれてゐるのだ、それ程英國は日本を恐れてゐるのだーーと云ふ人もあります。若しそれがほんたうだとすれば私は英國の考へ方を氣の毒だと思ひます。日本の真意を知らない英國を氣の毒だと思ひます。──と同時に、一層日本が強くなけれぱならぬと思ひます。廣東への入口の香港になどいつでも自由に上陸できる日本、いやいや世界のどこの港にでも大手を振つてはいれるやうな日本にならなければいけないと思ひました。かはいさうな支那人を救ふ道は、日本の強くなること以外に方法のないことを、香港の港は私達に教へてくれます。(つづく)

08 世界一の大動物園 廣さ約八十萬平方粁 新京の南嶺に
09 世界奇聞 勇敢な少年
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 七千百萬石を目標 諸般の準備を進む 酒井農相、西下車中談頭條新聞

【沼津十一日發同盟】親任奉告の為め十一日朝西下した酒井農相は車中當面の農村諸問題につき談話を為したが米穀問題については來年度七千百萬石の收穫を目標に諸般の準備を進めてゐる旨左の如く語つた

現下我國內外の諸般の情勢に鑑みれば主要食糧の確保と云ふ立場から見ても亦軍需品及び輸出品の增產と云ふ見地に於いてもこの際農林、水產物の積極的生產增殖を圖ると云ふことは極めて緊密な問題でこれが為め政府は本年度內地に於いて米四百萬石(基準數量六千三百四十六萬石)の增產計畫を樹立實行したが來年度に於いては更にこれに加へて約三百六十萬石を增產し總數七千百萬石の收穫を舉ぐることを目標として目下諸般の準備を整へてゐるこの外小麥についても本年蒔付けのものにつき當初の九百五十萬石基準數量九百五十萬石の增產計畫に更に二百萬石を增加して總數千三百萬石を目標としてその生產を圖ることとなり既にこれが實行に着手してゐる等各種の方策を講じてゐるが今後は尚一層各種の施設を講じ目的達成に萬全を期したいと思ふ。

02 海鷲、中南支で活躍
03 殘敵を掃蕩す 陸鷲、地上部隊に協力
04 ノモンハンの勇士に 恩賞の御沙汰 下條總裁現地視察に赴かん
05 防共八個國代表東京着
06 產金量屆出規則を制定 十一日公布實施
07 農村の收穫期に際し 下士官兵の休暇許す 陸軍銃後の安定強化に努力
08 圖像:淮河遡江戰線より
09 各省第一次查定終る 十三日より復活要求の折衝
10 大藏、農林兩省の 主なる新規要求
11 少數閣僚主義の放棄と 專任鐵厚相問題の複雜性(上)
12 香港、重慶線の航空中止か
13 滿國中銀券發行額 五億圓臺を突破す
14 和蘭の洪水戰術 有效ではあるまい 英軍當局の見解
15 羅國軍後方に撤退 ソ聯進入の口實を與へぬ為
16 出征軍人慰問新聞 (140)けふの本紙寄贈者報社消息
17 ソ、芬兩代表決裂回避に努力
18 在和米國人に避難命令
19 米豫想收穫高 青森外十二府縣
20 青森外十四縣の現在高 前年より五五%減
21 本日の天氣
22 米潛水母艦ビ號 マニラに向ふ 潛水艦六隻も後を追ふ
23 對英為替協定にに 改訂を加ふ 十三日より實行
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 選擧に對する 有權者の態度社說

改正地方自治制度に依る全島市會議員及街庄協議會員の第二回選擧はいよいよ本十二日の選擧告示を以て全島九市二百五十五街庄一齊に行はれ、立候補の屆出、又は候補者の推薦及び選擧運動が開始されることとなったのである。而して地方自治制度の真髓は固より島民をして其鄉土の自治發展に責務を感ぜしめ、健全なる國家構成に培ふものである。即ち地方民をして市會議員街庄協議會員を選擧せしめ、間接に地方行政に參畫する所以の方途であって之が地方行政に及ぼす影響の極めて大なることは言を俟たない。故に住民としては選擧の權利であると共に重大なる責務を課せられたことを悟らなければならない。換言すれば制限された全島三十餘萬の有權者は五百萬島民の代表として全島民の意志を尊重し、慎重に而も有効にその權利を行使せねばならない義務がある理である。從ってその清き一票の行使に當つては真に公明適正、秋毫の私心なく、市街庄の發展と公共の福利を念とし、赤心の一票を投じて御奉公を效すべきである。最適任者が選良となってこそ始めて市街庄行政の伸展發達に寄與せられ、延ては本島統治と國運隆昌の礎となるのである。この清き一票の正しき行使は國家に對する尊き御奉公となるのである。

去る初回選擧の成績を顧みるに五州三廳の投票率は平均九五・九%で、州廳別に見れば臺北州が九三・二%、新竹州が九七・四%、臺中州が九六・七%、臺南州が同じく九六・七%、高雄州が九七・四%、臺東廳が九三・五%、花蓮港廳が九五・六%、澎湖廳が九○%にして之を更に市別に見たら臺北市が八九・七%基隆市が八九・五%、新竹市が九七・二%、臺中市が九四・二%、彰化市が九六%、臺南市が九一・六%、嘉義市が九四・七%高雄市が九三・五%、屏東市が九六・八%であった。勿論市部に於ては戶別訪問を認めて行はれた上に郡部では代書制を認め、それに依る投票率は投票總數に對して三四%を占めてあった。之に反し今回は全島市會議員又は立候補者間で戶別訪問の廢止を申合せて居り、且つ街庄投票には代書制を認めないため、如何なる成績を收め得るかが注魂の的になってゐる。

本年五月我が市街庄に相當する朝鮮府邑面議員選擧は代書制を認め、又申合により戶別訪問を廢止して行った結果、府は八四・二%、邑は九○・七%面は九五・四%にして平均九○%の好成績を擧げたのであるが本島に於る今回の選擧は果して之に匹敵する成績が得られるか興味を惹てゐる。當局の選擧對策は各州市別に夫夫棄權防止對策陣を張ってゐる。高雄市の如きは理想選擧期成同盟會を組織して畫は街頭デモ、夜は講演と選擧肅正、棄權防止の大宣傳を行ひ、彰化市では選擧肅正教化劇を公開、臺北市では二段構へで棄權防止に努める外、往復バス券の奮發、カナ文字の講習等投票百%を期してゐる。一方南北兩署では保甲會議を召集して選擧の趣旨徹底、棄權の防止等の說明をして市當局に協力してゐる。この當局の選擧對策に呼應して一般有權者に俯仰天地に恥ぢざる心境に於て公正に清き一票を行使することは有權者の重大責任である。今後選擧が如何に白熱化しても誘惑や情實に迷はされることなく、自己の課せられた責務を果し、前回の處女選擧成績に劣らず、朝鮮の實績以上の美果を收むる覺悟で官民協力してこの選擧に臨むべきである。

02 全島地方議員逐鹿戰 愈愈けふから開幕 理想選擧を目指して
03 市議の立候補屆 徹宵イの一番を目指 南北兩署に先陣爭ひ展開
04 けふ內示を受ける 島都の官選市議 豫想による顏觸
05 青年團結成の 打合會を開催 十四日羅東郡會議室で
06 警部警部補の特別任用考試 合格者二十一名
07 新竹市議官選顏觸 きのふ內示、新顏は五名
08 官選議員任命に 新鮮味を期待さる 基隆市下馬評の議員
09 戰歿諸勇士の 合同告別式 廿日、四ツ谷部隊で
10 基隆商工會議所 募集小說當選者
11 松尾鑛山(岩手)に落盤 死傷百三十名を出す
12 第三種防空訓練 廿五、六日に實施
13 婦人に惡戲する 不心得者を逮捕 基隆署の廖巡查が
14 新竹州の國演 一段の向上振り 昨日中壢で開催さる
15 庖丁の戰士入所式 腕自慢の面面研究所へ
16 昨日太平公で 第二回模擬選擧
17 遞信部異動
18 五萬年前の動物 大角鹿の化石 吉林省で五百餘個發掘
19 傷害致死の張主に 三ケ年、懲役言渡
20 基隆理髮業組合 國防献金
21 定期航空
22 大和丸無電
23 ときのこゑ
24 日本郵船基隆出帆
25 大連汽船
26 大阪商船臺灣出帆
27 辰馬汽船
28 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 圓ブロツク市場擴大し 外國貿易が飛躍 十月末で一億一千萬圓
02 增產金買上げの 價格割增制度要綱
03 酒造米節約で 內地酒が移入難か 江口課長が急遽上京
04 價格等統制令の主旨徹底(完) 當局談話を發表
05 臺灣故銅鐵屑會社 第一回株主總會 諸議案を可決優良者に表彰
06 賃金臨時措置令 運用方針と解釋 第一回の調查委員會で決定
07 本年島內出炭高 計畫通り增產せん 生產費は漸次昂上
08 酒壜回收機關を 專賣局で強化
09 臺灣パルプ 本期も無配
10 經濟メモ 沖取漁業
11 滿洲大豆
12 洋灰價の再檢討 聯合會解組論も擡頭
13 照明燈
14 市價及商況 十一日
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 趣味講演 高砂族固有の青少年訓練 タコバンとパロコアンの話/移川子之藏
03 合唱と管絃樂 獨逸鎮魂曲
04 琵琶 靈馬漣/內野旭蓉
05 浪曲劇 荒神山血煙
06 子供の時間 童話劇
07 料理/金村カネ
08 「街の唱歌隊」 セツト初まる
09 映畫法を贊して聲明 大日本活動寫真協會が
10 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 新化郡の青年團 一街二庄一齊に查閱
02 東港神社例祭 街は稀に見る賑ひを呈す
03 淡水神社の例祭 九、十兩日盛大に擧行
04 詔書渙發の日 竹東街の行事
05 選擧事務研究會 花壇庄公會堂で開催
06 防空映畫の夕 南投街防衛團主催
07 饒平厝の學藝會 大喝采を受けて終了
08 淡水街官選議員 內示さる
09 農務技術員を動員 農事打合會を開催
10 二宮銅像除幕式 大竹公で行はる
11 新營街棄權防止講演會
12 買收價格に不滿 蘇澳運輸の總會 合同運輸の買收一頓挫
13 瑞芳街の下馬評
14 觀音庄模擬選擧
15 麻豆街は苦戰
16 「味の素」饑饉 北斗郡下の主婦連悲鳴
17 新營街模擬選擧
18 崁頂上帝公會解散 所得財產を公益に
19 彰化女子公修學旅行
20 溪子頂の火事 壯丁團出動し鎮火
21 桃園街長新任披露
22 ローカル・セクション報社消息
23 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 歐戰と宣傳戰(一) 怪奇極まるその樣相 火花を散す獨・英 英國の宣傳
02 ドイツの宣傳
03 科學 宇宙線の測定法 ミリカンの新しい裝置
04 炭酸ガスによる消火法
05 總面積 二千二百坪の大模型 移動觀客席で 樂樂見物ができる
06 圖像:出動命令下る
07 どんな燃料でも 使用できる內燃機
08 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 各地の選擧前奏曲 高雄市は依然低調
02 官選內示を前に 戰線異狀を來たす 嘉義市激戰を豫想さる
03 官選の顏觸
04 理想選擧期成同盟會 意見百出で結成保留 臺中市
05 神饌田拔穗祭 彰化公實習地で
06 高雄の模擬選擧 素晴らしい好成績
07 神宮大麻頒布始 きのふ臺南州で奉告祭
08 屏東の奉告祭
09 廈門市職育視察團 一行屏東市を視察
10 大關屏東市尹 操觚者を招待
11 彰化市の防空訓練 來る十四日より實施
12 帝都雜觀 二、大臣秘書官室風景/竹內生
13 鳴物入で街頭デモ
14 木炭饑饉緩和さる 四萬餘斤屏東市に到着
15 花蓮港廳の國演會 きのふ華華しく擧行
16 “國語常用は女子から” 屏東市の常用聯盟女子部近く結成
17 三角關係破れて 元女給自殺を圖る 秋風吹く港都に深夜の悲劇
18 結核豫防運動 臺南州令旨奉讀式を擧行
19 選擧教化劇盛況 十日彰化公會堂にて
20 壽山布教所開教式
21 花蓮港の古稀會 朗らかに發會式
22 米崙に公學校 地元の代表新設を陳情
23 亡夫の忌明に献金
24 人事‧往來
25 消息
26 尋人
27 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 季節圖鑑(27)/呂赫若;一木夏散文小說
02 動亂の歐洲視察 (上)/吉岡彌生海外遊記

ドイツを訪問した當初は、何しろ七月初めのことであるから行きづまつた戰前の空氣などは少しも感じられず氣持よく、あちこちの女子青年團の集りや、ナチス婦人會の御歷歷との會談に樂しい多忙を極めてゐたものです。

ナチス婦人會の總帥シヨルツ・クリンク女史は、女ヒトラーと稱せられて、ドイツの各家庭ではヒトラーの寫真と一緖に揭げられてゐるほどの大した人物だが、この人が非常に歡迎をしてくれて、ナチス婦人會の賓客として、各地視察旅行には先先に指令を出し、日本語のわかるドイツ婦人を二人以上世話掛りにつけてくれるなど、少しも不便なことは感じないですみました

私は九月のニユールンベルグ黨大會に招ばれてをり、又文部省からベルギーのピエージで開催される世界家庭教育會議に出席するやう指令をうけてもゐるので、それまで、スカンヂナビヤ方面、ダンチヒ、ポーランドを旅行することにきめ、七月末から愈愈その方へ出發したが、また、ダンチヒもポーランドもそれほど深刻な「戰爭近し」の印象は受けなかつた。唯、ダンチヒがすつかりナチス化されてゐることは旣定事實として、自分もそれをみとめ