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臺灣新民報1939年8月

夕刊第1版
序號 標題
01 治安警察問題に關し 午後四時より會談 經濟問題は目鼻附き迄延期
02 けさの小委員會は中止
03 英國の不信を糾彈 帝都六百萬の市民 再び返英氣勢を擧ぐ
04 第三割當年度の 砂糖須給調整案 最後的決定を見る
05 圖像:國境事件の犧牲となった川村部隊長のもく墓前に報告參拜する○○部隊長
06 汪の出馬懇請 廣東治維會長
07 南滿鑛業增資 滿鑛發が積極援助
08 分類所得稅制の採用 稅制整理の新體系(上)
09 金口木舌/林正享
10 一大防空本部を建設 香港島ハッピーバレー山に
11 香港は一個大隊の增加 在支英軍の移動
12 米の戰爭不介入を 目標とする二法案 ナイ議員が上院に提出
13 下旬貿易
14 フランスでも 電報檢閱
15 林田正治氏離臺
16 尾山郡守披露宴
17 明日の天氣
18 愛の凱歌(21)/戶川貞雄;松田文雄
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 豪雨禍更に募つて 命の縱貫線も不通 臺南、永康間の鐵橋破損し 下がり急行永康でストップ
02 富士丸出帆
03 損害三十萬圓 潭內溪鐵橋復舊を急ぐ
04 橋梁道路が流失 新竹州下の豪雨禍
05 皇民教育の大殿堂 青年道德場愈愈建設に決定 各種訓練機關を整備
06 圖像:廈門陸戰隊
07 部局長會議 皇紀二千六百年の記念事業を打合
08 乘馬第一課終了 北一高女の第一終了式 四十名にお褒めの言葉
09 興亞教育の國策化 若い小學訓導蹶起して 日本青年教師團組織
10 跳躍に日本又優勝 ス國際陸上競技第二日
11 遉は水上日本 四百米平泳で新記錄續出
12 日滿華競技 我が陸上代表軍決定
13 臺電が廿萬元寄附 本島工業振興資金に
14 洋服屋の惡智慧
15 英國恃むに足らず 住民、續々廈門へ 鼓浪嶼でも排英運動
16 永代租借地を 無償返還せよ 生產黨、英領事に勸告
17 門鐵が征霸 名鐵を破って
18 辭職を勸告 領事□□□の邦人に
19 親子中心事件 殺人に進展 實の父母を召喚取調
20 偽熟地で一儲け 一味檢擧さる
21 軍司令部職員 劍□暑中稽古
22 海上警報
23 高砂丸無電
24 今夜の放送
25 商況{卅一日前場}
26 今日の興行
27 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(114)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 子供の成長に應じた お母さんの態度 心理的離乳は何故に必要か
03 レインコートの汚れ 中性洗濯劑で洗ふ
04 圖像:現地交渉の舞臺裏
05 圖像:在米第二世修學旅行團造幣局見學
06 青物の經濟な使ひ方
07 白衣天使の擔ふ 最高榮譽 ナイチンゲール章の話
08 家庭婦人の常識集
09 夏の應急手當 急に熱が出た時 引き付けた時
10 醬油の經濟な保存法
11 西瓜の皮でジャムの作法
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 瀕死の教えへ子に 尊い血をおくる 感心な女學校の先生
02 健康いろは唄(ゐ)
03 圖像:夏休を蹴飛ばして(四)
04 昆虫や海藻を採取して 標本を作りませう(下) 夏休みを利用して
05 今日の歷史
06 前線の勇士へ 銃後の小國民より 御禮の申し様がない 嘉義市東門公高一/饒寶玉
07 圖像:あっー危ない
08 鯉を一嚙にする 怪魚を發見 南米アマゾン川に棲む
09 貯金二萬五千圓 天津の第一小兒童
10 イヌノハカセ アメリカノハナシ
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日英四代表が會合 法幣問題並に現銀引渡問題 意見一致に至らず頭條新聞

【東京三十一日發同盟】三十一日午前開會の豫定となつてゐた經濟小委員會は日英雙方の準備の都合を理由として遂に延期されるに至つたのでこれに代つて武藤少將、辰巳參謀本部課長、クレーギー英大使、ピゴット少將の日英代表四氏が外務次官々邸に參集右小委員會の開會促進を兼ね第五次會談で意見對立のまゝ持越された法幣並に現銀引渡しに關する經濟問題の最難關點の打開に關する重要協議が行はれ午後一時十分會議は一應終了武藤少將は右會談終了後外務省に到り加藤公使と會見英國側との打合せ內容を說明今後の方策に關し協議するところあつたが法幣問題並に現銀引渡し問題に關する雙方の根本的意見は未だ一致するに至らない。

02 日英交渉の中止勸告 重慶側頻りに運動
03 英議會の外交討議 東京會談等で首外相聲明せん
04 米國今回の措置は 單なるゼスチュア ジュネーブ紙論ず
05 勞務者の住宅建設 厚生省計畫に着手
06 我訪獨陸上軍の イタリア轉戰 十日ローマ訪問
07 產業戰士の動員 第一回國民徵用令は 建築技術省に發せん
08 少年乘馬練習所 休業式と入所式
09 圖像:南京の排英居留民大會々馬前のポスター
10 伊國軍の大演習 けふ北伊國境で擧行
11 公認の錢莊を指定 廣州市錢莊同業公會を設立 廣東の金融圓滑となる
12 同善鎮、南村を空襲 敵舟三百を爆碎 深圳を空襲 爆裂の轟音英領にも届く
13 深圳を空襲 爆裂の轟音英領にも届く
15 中華護國航空 獎勵券を發行 興亞院と折衝中
16 松崎准尉歸還 豪快な口調で語る
17 出征將兵慰問新聞三十八 けふの本紙寄贈者報社消息
18 海軍火藥支廠を新設 宮城縣舩岡村に
19 鐵道部昇格者 大量四十名任官
20 達濠島に治維會 きのふ發會式擧行さる
21 東亞民族大會 きのふ比谷公會堂で
22 鹹水から直接曹達灰を製造 滿州曹達自家用鹽田竣工
23 興亞青年勤勞報國隊 北京發北支蒙疆の 各地に夫々配屬さる
24 全米女子水上選手權を獲得 邦人二世勝谷孃
25 臺北團敗る 都市對抗野球一回戰
26 嶺田前局長から謝電報社消息
27 遞信辭令
28 總督府辭令
29 海上警報
30 本日の天氣
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 街庄長銓衡方針再檢討 制度改革が第一社說

近年來臺中州下に於る街庄吏員の瀆職事件續出に鑑み、州當局は今後下街庄の監督を益益嚴密にすると共に一步進んで街庄長の任命に關し、從來の方針に再檢討を加へんとする意向を漏らしてゐるとのことである。この問題に對する州當局の熱意とその改革の成功如何は今後の實績に徵せねばならないが不祥事件頻發と云ふ嚴然たる事實に迫られて再檢討を餘儀なくされたものであるとは言へ、又今日に至っては既に手遲れの憾みなきとせざるも當局者が茲に氣が付き、その弊害の除去に努力せんとする意思を持つに至ったことは少なく共本島地方公共事務の為め、將又地方自治制度の順調なる發達を期する見地より見て誠に喜ぶべきことであると言はねばならない。

惟ふに地方自治の根本精神は地方住民の相互協力により、地方公共事務の處理を圓滑ならしめ地方の發達を促がす點にある故に人の和と云ふことがもっとも尊重され且つ高揚さるべきものである。地方自治に於ては權利義務よりも家族的ななごやかな雰圍氣が大切である。其局に當るものは手腕を發揮する前に先づ人德の涵養、法規の執行に先立って先づ意思の疎通を圖るのがより好ましい行方である。街庄長の人物は所謂腕を自慢するやり手より德望のある謙遜な人が相應はしいのである。地方自治のもっとも發達した英國に於ては地方自治機關の主腦者が殆んど地方の德望家を以てこれに充ててゐるのは誠に故なき業ではない。此點に於て從來本島に於る街庄長の銓衡方針に遺憾の點なきとしないが、筆者は過去の失策を羅列して當局者を責めようとするものではなく、只だ今後の取扱ひに關して一層の注意を喚起せんとするものである。為政者が假へ如何に信念の鞏固な人でも全然時代の風潮に支配されないことは先づ困難と云はねばならない。この意味に於て街庄長の銓衡方針の適正を專ら當局者に求めんとすることは聊か無理であらう。

只だ當局者はその銓衡に當って最善の注意を拂ひ、同じく內地人を任命する塲合でも先づ其人物を吟味して出來得る限り善良なる者を登備し、兎角風評のあるものは出來る丈け之を避けて往くのが安全であらう。從來の實例に徵して所謂やり手は多くの塲合その地方に益するよりも害を齎らした方が遙かに多大であって、弊害を招くよりもむしろ無為に務めて吳れた方がましである。これは勿論消極的な對症療法に過ぎない。

若し夫れ拔本塞源的な方法を講ぜんとするならば矢張自治制そのものを改革し、街庄の意志機關を改め、街庄會議員を全部民選に附し、これに議決權を賦與して街庄の執行機關の監督機能を發揮せしむることを最善の辦法と信ずるものである。蓋し監督官廳の監督は如何に嚴密に行はれても結局地方民のそれに及ぶ筈もなく、若し強いてこれをやれば到底その煩に堪へないものがあり、且つ徒らに事務の澁滯を招く恐れが多分にあるからである。

02 世界最初物の國勢調查 けふが愈よ申告日
03 臺南市孤立に陷る 新市車路墘坤不通
04 臺北市臨時會 特別戶稅賦課率そのほかを可決
05 圖像:臺北市臨時市會開かる
06 擧島鍛へよ鍊れよ けふから體育週間 臺北州の實施要綱 野に山に水に
07 我が訪獨選手不振 實力以下の成績
08 敗れて惜なし 前田選手、悲痛な活躍
09 奉贊金百萬圓 島內一般から募集
10 鬼畜の女房に 果然、仇し男 露見を恐れて兇行
11 女子青年修練場 あす初の修了式
12 共同聲明/臺灣日日新報社;臺灣日報社;臺灣新聞社;東臺灣新報社;臺灣新民報社報社消息
13 出征軍人の戶稅減免 臺北市、條例で規定
14 泊交通局長總長 きのふ來宜 けふ東部へ向ふ
15 ときのこえ
16 大阪商船臺灣出帆
17 近海郵船基隆出帆
18 辰馬汽船
19 大連汽船
20 臺陽汽船基隆出帆
21 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 特殊柑橘栽培を 五箇年で增產計畫 督府の二千甲案成る
02 樟腦專賣四十周年記念 展覽會を開催 關係化學工業を普及
03 鐵道部の陣容 愈よ整備さる
04 經濟解說 法幣崩落と 華興券の獨立
05 戰時經濟解說
06 國際品樟腦の 島民協力を希望 清水鹽腦課長語る
07 新式製糖收量實績 本年度は新記錄 百九十億斤に肉迫 甲當收量が十一萬斤
08 對滿茶の輸出 商標統制が急務 上中大汽出張所長談
09 環境不良で島內米價軟化
10 農村の金融緩慢 信用並に兼營組合 業績が愈々向上す
11 市價及商況 卅一日
12 堂島雜觀
13 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 特級講演 時局の重大化と國民の覺悟/米內光政
03 家庭經濟講座 國家と家庭經濟(二) 消費節約/東嘉生
04 吹奏樂/陸軍戶山學校軍樂隊
05 朝の修養 二宮尊德夜話(一)/石川謙
06 講演 熱帶性不足資源の充實に就て/田中長三郎
07 暴風の姉妹
08 觀葉植物の栽培法 あまり日光にあてすぎるな
09 料理
10 大船初秋の 豪華音樂映畫 佐々木康監督「純情二重奏」
11 海外映畫短信
12 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 漢奸は誰だ? 桃園華僑排英救國の叫び
02 故新村准尉庄葬 廿九日彌陀公で嚴修
03 腐る程有る甘藷 然し于芋は七割減
04 林德三郎軍屬 盛大に鳳山街葬
05 大溪街臨時協議會
06 臺倉は合併せず
07 炭礦も國語常用 南港源豐意氣込む
08 員林郡非常召集
09 南投郡簡閱點呼 きのふ執行さる
10 北港溪治水工事 小係工は禁物 水害に喘ぐ東石地方
11 完璧の正札勵行 新化郡は州下の模範
12 麻豆文旦白柚 郡柑橘組合が販賣統制
13 公學校の入學難 あぶれ喰ふ者五千名 高雄州下に悲觀說
14 健康週間 けふカらラヂオ體操會
15 羅東郡の金献 張切る買上陣
16 南投稅務出張所 全館內完納
17 蘇澳驛前に 警察詰所建設
18 感心な鍬の戰士 歸還軍夫再び 大陸へ
19 潮州、恒春交通杜絕
20 棉作は全滅 恒春郡に豪雨止まず
21 新興製糖の原料委員會
22 州自動車協會 旗山支會解散
23 東石郡守新任披露
24 鳳山翠屏岩の 宗派爭ひ 成行注目さる
25 埤圳に土左衛門
26 ローカルセクション報社消息
27 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 科學 飛行艇で大西洋橫斷 定期航路開かれん
02 色とりどりの黃味をもつ鶏卵 自由に作ることができる
03 圖像:新南群島畫報(三)
04 新型碎氷船
05 火星大飛行
06 ソ聯快速船出現 現代船技術の大革命
07 明日の自動車は こうして自由に出來る
08 佛の大運河計畫 南佛を橫斷して 大西洋地中海結ぶ
09 ドライ.アイスの新用途
10 伊潛水艦の 救助實驗 大成功を收む
11 最新世界特許集
12 トルコが英國に 大型機關車發註
13 KDF大眾車 生產計畫發表
14 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 豪雨烈風交々到る 高雄州下の被害甚大
02 臺南州下の水害 各地出水で炊出し騷ぎ
03 暴風雨で工場の 屋根飛ばさる 職工重輕傷を負ふ
04 臨海道路山崩れ バスは徒步連絡
05 臺南車路墘間の 縱貫線は不通
06 久保、松本に臺中市葬 軍官民多數參列して
07 臺中激勵會 きのふ盛大開催
08 不退轉の決意で 援蔣行動を排撃 排英南投郡民大會決議
09 排英運動の報告演會 一日臺中市にて
10 嘉義排英市民大會 豪雨中盛大に開かる
11 彰化商議不時監查
12 嘉義鄉軍後援會 きのふ發起人會を開催
13 高雄市會終る 議案何れも原案可決
14 高雄州の臨時國勢調查 愈よけふ實施
15 花蓮港防衛團 近く新規定を公布
16 怨みの三條崙濱で 施餓鬼會執行
17 本島人青年層の 教養體位向上策 彰化郡街庄懇談會で討議
18 國民身心鍛鍊運動 高雄州の實施要項
19 高雄市生產調查 生產額は一割六分增やし
20 高雄州の現地 出張金買上上げ 未了地方の日程
21 東臺水產會社 本月中に實現せん
22 價格表示の 一齊臨檢 臺中署で實施
23 楊寬懲役一年 きのふ検察官より求刑
24 女青指導者の 講習會を開催 鳳山青年道場にて
25 彰化市ラヂオ 體操の場所
26 臺中消防組の安永小頭勇退
27 大甲郡警察課 非常召集を實施
28 彰化署直轄 壯丁團長
29 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(27)/翁鬧;榎本真砂夫
02 私小說論 現實生活に生き殘った私/宮內寒彌
03 少年少女に讀せたい 推薦と認定圖書/臺灣圖書館協會
04 私の友人と讀書(上)/山田株樹
05 龍骨車 八月號創作評 平川の「梯子」(文學界)
06 圖像:パリに出現した自家用防空壕
07 詩 紅燈巷の感傷/黃貴元
08 學藝消息 二千年前の放水路 再び利用
09 ロダンの彫刻 四十年後現る
10 心聲/陳子城漢詩

扶桑吟籠(二) 船中雜詠/臺南 陳子城、詣赤間宮/臺南 陳子城、宮島途中所見/臺南 陳子城、過大道驛卽景/臺南 陳子城

11 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 けふの小委員會で 治安問題の討議終了 經濟問題討議の小委員會開く
02 米政府の真意打診 堀內大使、ハル國務長と會見
03 航空局に建設課を新設 飛行場建設の完璧を期す
04 蔣の威令行はれず 內紛不統一を暴露 擴大國防最高委員會に 地方實力派出席せぬ
05 北支重要物質 配給機構確立 配給會社を設立
06 援蔣に名を藉り 支那民眾を奴隷にす 英の法幣安定資金設定の陰謀を 井村氏外交時報で暴露
07 第十次重慶大空襲 月明の夜空に凱歌擧ぐ
08 麻子に敵前上陸 目下激戰を展開中
09 金口木舌/林正享
10 石岐の占領間近し 水洲砲臺既に陷落
11 明日の天気
12 反英東亞民族大會 排英宣言決議を可決
13 三菱商事總會 增資の件を可決
14 外務省異動
15 皮革最高販賣 價格を改正 最高二割の引下
16 愛の凱歌(22)/戶川貞雄;松田文雄
17 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 手初は建築技術者 國民徵用令愈よ發動 その夜の東京府廳
02 開通迄には一週間 潭內橋梁の復舊る
03 新市車路墘間は 二日午後に開通
04 未登錄者が約三割 市當局處置に迷ふ
05 督府人事異動 三十一日附で發令
06 榮轉の人人 總親和で醫學報國 森新醫學部長語る
07 英靈凱旋 二日內地へ
08 南方協會結成さる 軍官民の心的協力機關
09 養父へ死の抗議 殺人自殺事件の真相
10 皇軍慰問映畫會
11 早起部隊三萬二千 ラヂオ體操始まる
12 第二回臺展 會期一週間繰下げ
13 女事務員、撒水車 に跳ね飛ばされる
14 金瓜石華僑が 新民會館を建設
15 今夜の放送
16 人事消息
17 商況{卅一日前場}
18 今日の興行
19 民報案內報社消息
20 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(115)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 寢冷え食當りに注意 十三日は上海事變記念日 八月の家庭曆
03 死藏の衣服を 活かして使へ 染直しに對する認識を一新
04 家庭婦人の常識集
05 圖像:近畿防空訓練第二日(大阪)
06 洗料と纖維の性質 よくのみ込んだ家庭洗張り 被服更生協會村上亮二氏談
07 純粹の近視と 假近視の相違 醫博中村辰支助氏談
08 母乳と授乳の知識 {母乳は出が惡くもやめずに 一日一回の効果的な貰ひ乳}武藤武子女使談
09 榮養の多い 南瓜の牛乳煮
10 お子様に樂しい
11 靴下は正しく
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 四千瓩の大石を 橿原神宮に献納 人夫數人が一日掛りで 黑瀧川から運搬
02 圖像:テキサスの四ツ兒
03 天草を採取 鳥取縣の小學生
04 健康いろは唄(の)
05 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛鍊運動期間 (一)今日から廿か迄
06 今日の歷史
07 圖像:國定大日本體操(一)
08 ジンチウ ホウコク ヨウチエン林焜太郎
09 圖像:夏休を蹴飛ばして(五)
10 天井裏から 二千餘圓現る 瀕死の爺さんの遺言で
11 古鏡も一役 五十餘面を献納
12 カタカナ欄 ガマガヘルトネズミ ユカシタデケンクワ
13 童謠 月夜の細路/穎川たけし
14 前線の勇士へ 銃後の小國民より 日本海軍萬歲/吳文宗
15 物識博士 メモ
16 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日英の取極めは單に 事實述べたに過ぎず 英首相、下院で答辯頭條新聞

【ロンドン三十一日發同盟】 チエンバレン英首相は三十一日の下院外交討議の席上日英問題に關する議員の質問に對し左の如く答辯した

有田外相とクレーギ間に成立した日英取極めについては支那に不安を與へ支那の困難を增加させるやうな種々の觀測が行はれてゐるが政府もに否定した如く之等の觀測は慎重且つ公正な觀點から下されたもので無く英政府の意とするところでは無い日英取極めは單に事實を述べたに過ぎたいそれは英國の對支政策の變更を意味せず又日本に交戰權を認めたものでも無い又それは英國の在支權益を危くしたものでも無く第三國に屬するを權益に犧牲に供する事を目的としたものでも無い余はこの□重ねて明かにして置くが英政府は他國の要求に依つてその極東政策に變更を加へる意志は持たず又日本政府も斯る要求をしてゐないことである目下續行中の日英交涉の前途には確かに多くの困難が存在することであらうが何れにしても我々の目標とするところは目下支那で進行中の紛爭の中から何等かの公正且つ妥當な解決方法を發見することに在るのである英租出界內の現銀引渡し問題並に法幣支持政策に關しては各議員から多數の質問を受けてゐるが之等問題は天津のみに限定された局地的なものでなく英國以外の國にも關係する廣範圍な問題である、されば斯る問題が英國と同樣利害關係を有する諸國と充分の聯絡無くしては協議し得ない性質のものであることは疑ひを容れない事である米國は最近日米通商條約の廢棄通告を行つた、余は英米政府の一般的目標は頗る近接してゐると信ずるものであるが然しこれは必ずしも兩國政府が全く同じ行動に出ることを必要とすると云ふ譯では無い事件の種□に應じて適當た對處策が發見されるだらう

02 ダンチッヒ市問題 英首相、強硬決意を表明
03 日英小委員會の經過(情報部發表)
04 陸士の卒業式
05 文武官に敘勳 臺灣關係の分
06 陸軍の定期異動 教育機關を一層充實
07 新任大將の親任式 昨日行はせらる
08 陸相秘書官更迭
09 法幣の將來に關し 緊密な協議が行はる 英米佛三國政府間に
10 英、軍事使節を派遣 英、佛、ソ軍事會談に
11 米、事態の發展を待つ 在支事態が改善せば 話合ひの機會は來る
12 條約廢棄に反對 ク羅府商議外國貿易部長 聲明書を發表す
13 對日經濟制裁は不可能なり ラ.スイス紙が論ず
14 東亞國策研究會を 改組して過大強化 興雅國測研究會と改稱
15 青島の和平民眾大會 汪氏支持の氣勢を擧ぐ
16 興安軍の武勳赫赫 褒狀、賞金授予され 滿國治安部大臣から
18 伊國大演習終る
19 國府擴大國防最高委員會 三協議事項討議
20 總督府辭令
21 本日の天氣
22 出征將兵慰問新聞三十九 けふの本紙寄贈者報社消息
23 大阪商船臺灣出帆
24 近海郵船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 大連汽船
27 臺陽汽船基隆出帆
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國民保健の根本的對策 心身鍛鍊週間に因んで社說

心身を鍛鍊して明朗且つ旺盛な精神力と、剛健な身體の練成を目的とする「國民身心鍛鍊運動週間」は、昨一日から開始され向ふ二十日間繼續されることになってゐる。特に今次の鍛鍊運動は、團體的訓練と耐久力涵養を基本指導方針とし、ラヂオ體操を始め徒步獎勵、武道乘馬、相撲、水泳、登山等各地に於て種種行事が計畫されてゐる。擧島これに參加し健康報國の實を擧げることは勿論であるが、只單に「週間」のための一時的行事として終らず、これを恒久化することを忘れてならない。體位の向上のみならず「經濟強調週間」と云ひ「貯蓄週間」と云ひ亦同斷である。一日戰死の自戒自肅はもとより望ましいことではあるが、更にこれを恒久化することがこの際絕對必要である。體位向上のため運動を生活化し普遍化する効果的な根本對策が樹立されなければならぬ。これが當局者乃至指導者の苦心を要するところであり實効を收めるか否かの分岐結である。

國民保健の必要は今日程切な時はない。長期建設のため國防の強化、產業開發、教育の振興等何れも重要ならざるものはないが、しかもその基礎をなすものは何んと云っても人的要素の強化が第一である。即ち國民保健の基礎が強固でない限り、國防も產業も教育もその効果が減殺されることは云ふまでもない。國民保健に資する條件は多種であると共に複雜であるが、今日看過出來ないのは國民病とまで云はれる結核の豫防である。戰爭が國民の體位を低下せしむることは彼の歐洲大戰によって證明されてゐる。大戰勃發の年から結核患者が年と共に增加の一途を辿り、大戰終熄の年には(僅か四年の間に)十數年來にない記錄を示し、獨伊米英をして對策に腐心せしめた。その結果患者は漸減し一九三四年には人口一萬に對し死亡率英七・六獨七・二米五・七人となってゐる。

我國に於ける結核患者數は百五十萬人(臺灣は八萬人)と推算され、總人口に對し五○人につき患者一人と云ふ憂ふべき數字を示してゐる。其死亡率は事變勃發前の昭和十一年には死亡實數十四萬五千百餘人、人口一萬に對し二○・七となって居り、これを歐米のそれに比較すれば正に三倍以上の寒心すべき高率でゐる。しかもここに注意すべきことは、結核の蔓延が漸次明日の國家を背負って起つべき青年や民族發展の基礎を作る少年に浸潤してゐることである。長期建設と云ふ人的資源の必要な今日、結核豫防乃至撲滅は國民保健上最大の課題と云はねばならぬ。既にこれが對策として結核豫防協會の設立が計畫され愈愈根本的對策が樹立されるが、結核の撲滅にはもとより療養所の設置、相談所の擴充等施設が必要であるが、豫防智識の普及徹底がより効果的であり實効的である。今後の努力もこの一點に集中されなければならない

02 颯爽と夏に鍛へる 國民精神鍛鍊運動 昨日全國一齊に開幕
03 圖像:廈門堀內の道普請
04 皇軍の進撃を祈願 沿岸封鎖後の福建近狀
05 日本語で競演 全廈門市の小學校が參加 六日大演習會開催
06 豫防注射に 茶茶を入る 不埒漢に鐵鎚
07 正規兵も便衣姿 軍需の配給杜絕し
08 廈門進出の邦人 九千三百名突破
09 對日壓迫は夢だ 來臺した小山代議士語る
10 高砂丸入港 田端殖產局長歸る
11 疏散命令を發す
12 日昌丸神戶出帆 處女航海へ
13 波に攫はる
14 青年團植林 報國運動奉告祭 きのふ嚴肅に擧行
15 ガソリン配給の期日迫る
16 南洋華僑の間に 反蔣氣運擡頭 献金募集を斷然拒絕
17 芥川賞受賞者 半田義之氏と長谷川健氏に決定
18 本島人青年學校 九月一日から開校
19 新竹消防講習終了
20 夏季柔劍道 特別講習會
21 宜蘭の道路鋪裝 目抜きの雨街路から着手
22 基隆婦人修養會 昨日發會式を擧ぐ
23 ヒ總統とム首相に 光琳の畫を贈呈 獨伊兩大使の手を通じ
24 尾山郡守披露宴
25 福建丸出帆
26 新竹州下卓球大會
27 嘉中選手一行 二日內地へ
28 基隆同風青年會
29 對比陸上競技 候補選手決定
30 長沙丸出港
31 基隆市青年 總動員訓練 二回に分けて近く開始
32 新竹屠場竣工 落成式を擧行
33 時計眼鏡商 組合臨時總會
34 人事消息報社消息
35 ときのこえ
36 淡水郡紹介號訂正
37 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 肥料管理案を本島へ實施の計畫 殖產局より豫算提出
02 米穀事務所開設 四、五日遲れる見込
03 十一回事變公債 本島の割當百萬圓 來る廿一日より賣出す
04 下半期のバンカー用炭 購買交涉が成立 瓲當二圓の値上げ
05 日銀監事更迭
06 經濟時事 北支為替の集中制の問題
07 島內郵便貯金 三千八百萬圓を突破
08 臺灣のス.フ糸 八月割當二百梱
09 包裝委員會で八、九月配給を決定 需要見込が三百萬枚
10 臺灣綿布組合 第一回總會開く 一萬回献金を決議
11 照明燈
12 內地郵貯早くも 五十一億臺を示現
13 本年の內地米作 旱魃の影響は輕微
14 次期硫安建值認可實施す
15 照明燈
16 市價及商況 一日
17 各郡に職員配置 米穀生產を調查
18 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 國民歌謠
03 料理
04 圖像:消防官大會に臨席のム伊首相
05 趣味娛樂 梅雨あけの園藝 なまけてはいけません
06 草花の種とり 採種は陽に當てずに
07 主題插入歌 三曲を決定「娘乘合馬車」
08 真山、淡島、草島が唄ふ 乙女の歌「誓ひの丘」 「模範孝女の殺人」主題歌
09 圖像:映畫「鋪道の戰線」 松平富美子と日暮里子
10 大船は暑中休暇を全廢 六天大作品に全力をそそぐ
11 結婚問答
12 「最後の友情」 張り切る
13 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 家庭防衛群結成 彰化郡防空の有機活動體
02 山下軍曹ノムハンに散華
03 北斗街協議會
04 圖像:內田元鐵相等に判決
05 出征勇士家族慰問會 六月漳和公で
06 草屯街排英大會 廿七日盛大に開催
07 和洋日用雜貨商 同業組合を結成
08 保甲も立侯候補制 改選で國語不解者一掃
09 馬事思想普及の映畫會を開催
10 田尾庄協議會
11 日英會談に關して 各要路へ激勵電文 彰化市臨時會より
12 大漁は少女三人 釣の二青年、人命救助
13 “小人閑居為不善” 永雨で東港に賭博二件
14 肥料紛失騷ぎ 倉庫番が臭い?
15 曾文郡特用作物 增收競作會を開催
16 自稱警察ブローカ 民眾泣かせ、惡の數數
17 島內を盜み步く 惡運盡きて大甲で御用
18 大甲大丸商行 一日成立祝賀會
19 豚剝皮並除脂 競技會褒賞式 卅日北斗支會で
20 ローカルセクション
21 社告/臺灣新民報社報社消息
22 青物相場表 昭和十四年八月一日 臺北市中央市場
23 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 “暴風雨は夢の如し お天道様はけろり” 被害の跡は慘淡を極む
02 高雄州の被害頻頻
03 本格的晴天未し 二三日後は保證出來ないと
04 圖像:濠阿連絡試驗飛行完成
05 交通杜絕で 物價騰貴か
06 心身鍛鍊週間 臺中州の實施事項
07 國精の擴大強化 高雄州住民の聲を聽く
08 花蓮港廳の行事
09 出勤は徒步で 高雄市心身鍛鍊を強化
10 新生廈門だより/郭發海外遊記

◆......廈門特別市政府では市政の發展に資する目的を以てわが日本の視察をなすことに決定した親しく善隣日本を訪れ政治經濟文化の諸制度を見學し並びに日支兩國の親善彼我文化の交換を使命とする視察團が派遣されることとなってゐる

◆......この視察團の團長は李思賢市長でその他張晉教育、林濟川公賣各局長張修榮市長秘書等當局嬰人、市商會代表者、華南新日報社長、華僑團體代表者並ぴに市長の家族二名を加へて一行九名である約三週間日本內地視察をなす豫定である

◆......尚盧用川建設局長金馥生財政局長を始め蕭炳榮警察廳第二部長李自治水警處長陳克璋僑務科長陳全永社會科長鄭滄士總務局機要股長など一行七名は視察團を組織し約十日間臺灣全島の視察に向ふ豫定である兩方とも八月中旬に出發する

◆......新生廈門の政權は既に確立し庶政漸くその緒に就いたので今度の日本內地、臺灣の兩視察團の派遣は誠に時宜に適した措置と云ふべくその視察によって市政の發展に齎らすことが期して待つべきであらうと見られてゐる

◆......視察團に參加する市政府の要人その他の人々は何れる相當の期待をかけて喜んでゐる決定の日から禮服の注文その他の準備に着手した出發の日迄に整へるやう手配してゐる今度の視察の結果がよければ今後更らに種々の視察團が派遣されるであらう。

◆......內田總領事は廿九日鼓浪嶼の官邸に於て廈門特別市政府李思賢市長以下幹部を招待した陪賓として興亞院藤村書記官喜多事務官小笠原調查官が列席し互に歡談をなすところがあったわが總領事の市政府幹部正式招待今回を以って嚆矢とし今後一層緊密の連絡を取って新東亞建設に邁進することとなった。

◆......總領事館警察署では居留民の保護取締のため廈門市思明西路門牌十二號に思明西路派出所、公園南路門牌六十七號に公園南路派出所の二警察官吏派出所を七月二十九日より開設した同日午後四時より夫々內田總領事丹後署長臨席の下に嚴肅に開所式を擧行し執務することとなった

◆......臺灣居留民會では七月二十三日より四日間に亘り昭和十四年度第一回家長會を開催した二十三日市內第四小學校二十四日市內第一小學校、二十五日禾山江頭小學校、二十六日コロンス普育小學校にて開かれたが民會役職員と一般居留民との間に於ける懇親並びに連絡のために好結果を齎らしたこんな會合は時々やるがよい。

11 嘉義鄉軍後援會 急轉直下に結成さる
12 港灣事務懇談會 けふ高雄州で開催
13 適材適所の異動 伊藤部長初の手並
14 米穀納入會社は 當分實現不可能 一部の策動嚴戒を要す
15 簡閱點呼終了 高雄市は好成績
16 看護婦試驗 臺中州來月初に實施
17 臺灣商工同窓會
18 高雄州職員の水泳講習會 きのふ開始さる
19 中間搾取を排し 配給組合を結成 花蓮港の漢藥種商蹶起
20 第三回皇軍慰問金領收報告 第三十回分報社消息
21 惜まる、長谷川氏 營林所へ榮轉
22 美容術試驗 臺南嘉義で實施
23 消息
24 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(28)/翁鬧;榎本真砂夫
02 私小說論 創造の魅力(下)/宮內寒彌
03 龍骨車 八月號創作評 明石の「高壓線」(文藝)
04 朝鮮の映畫と新劇/薄田研二
05 圖像:海邊スケッチ
06 私の友人と讀書(下)/山田珠樹
07 學藝消息 コーヒーで髯を剃る
08 圖像:梅雨晴れの露店(四)古本屋
09 ジャガ芋娘
10 受贈雜誌
11 心聲漢詩

席上呈東墩諸吟侶/張篁川、次篁川君韻/陳魯詹、次韻/陳雪滄、次韻/廖居仁、次韻/蔡說劍、次韻/王竹修、次韻/尤人鳳、次韻/張子民、自由女/陳魯詹

12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 兩大將宮殿下の御精勵 皇軍の為益益重きを加へらる
02 現銀の引渡し問題 英側の所論を反駁し 彼の認識不足を暴露
03 治安警察問題 英側の回訓到着を俟って 本極りとなすに決定
04 ポ國ダ市に經濟壓迫 事態重大化の可能性
05 波測稅務局司を認めず ダ市參議院の發表
06 經濟戰爭布告に等し ドイツ新聞が攻撃
07 獨側の防備着着進捗
08 臺、鮮、滿に 兵事部を新設 けふ官報で公布
09 圖像:日獨貿易協定假調印の喜びを語る河相情報部長(新大阪ホテルに於て)
10 英國、極東兵の 強化に腐心
11 金口木舌/林正享
12 華興券の流通高 著しく增加 百日十八萬圓に達す
13 沁縣に治維會結成
14 臺灣軍關係の進級者
15 貿易委員會設置問題 四日第二回閣僚懇談會で 貿易省案につき聽取せん
16 在外武官更迭
17 蟻在タイ華裔 主席釋放さる
18 鹽水港製糖の 北滿產業會社 東滿に許可されん
19 早期製糖を斷行 國內供給を確保
20 明日の天気
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 重慶と桂林を強襲 軍事設施を爆碎す 我海軍航空隊の活躍
02 學生野球の再檢討 放送、入場料廢止、一回戰 學生らしい野球を樹立
03 都會對抗野球 三日目の勝負
04 大谷尊由氏に 果物一籠御下賜
05 大谷尊由氏逝去
06 女子青年修練 第一回修了式
07 廈門市政府 要人視察日程
08 小公學校教員 國民算術講習
09 甲子園出場の嘉中選手出發 けふ出帆の蓬萊丸で
10 植林報國の大運動 全島青年團を動員し 愈愈十日頃から實施
11 檢查壯丁の訓練 二種に分けて實施
12 徹夜して復舊工事 縱貫線けふ開通 海岸線は八日頃の見込
13 石本部隊戰傷者 けふ原隊から發表
14 一番ケ賴知事着任
15 集魚燈燈管實驗 八日基隆海岸で實施
16 圖像:北支戰線より
17 南北兩署の鍛鍊 實施要像夫夫決定
18 漁業用重油の 差額撤廢實現 基隆の業者が懇談會
19 人力車自轉車 一齊取締
20 定期航空
21 人事消息報社消息
22 今夜の放送
23 商況{二日前場}
24 今日の興行
25 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(116)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 國民徵用令とは? と等しい產業の戰士 實施はもう始ってみる 正しい認識をもて
03 大陸との交通につれ マラリヤ病が增加 豫防には先づ蚊の撲滅から 厚生省豫防局防疫課
04 ボロ蚊帳で 便利な網戶に
05 圖像:農事手傅ひ家政女子生徒動員
06 十四、五歲迄は 重要な間食 不足な無機質を與へよ
07 日光よけの色眼鏡 日本人には餘り似合はない 安物は却って目に惡い
08 かたくなった 食パンの頂き方
09 白革靴の 手入れ法
10 烏賊と玉葱の ケチャップ煮
11 暑い時に多い 天婦羅の中毒 揚油の腐敗に御注意 東京市衛生試驗所調べ
12 狂ふ被服費 纖維の變化と高値から 買はずにやりくりせよ 日本女子大氏家壽子談
13 古パフを大切に幾度も洗って使ふ
14 鮎の魚田
15 玉子を長く 保たせる法
16 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 二十二年前から 双六貯金を行ふ 每日をまはって集める 感心な角谷爺さん
02 アブラムシ/林文啟
03 圖像:スペインの少年團
04 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛鍊運動期間 (二)一日から廿日迄
05 今日の歷史
06 圖像:國定大日本體操(二)
07 缀方教室 家の子猫/張氏明珠
08 夏休を蹴飛ばして(六)
09 三歲の幼女が 富士山に登る 愛知県縣の高木さん
10 跣足で通學 東粟倉校の兒童
11 健康いろは唄(お)
12 カミソリノハヲ ノムヘイタイサン
13 童話 兵隊さん/鍾欽和
14 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 會談の進行方を協議 加藤公使、ク大使と會見頭條新聞

【東京二日發同盟】加藤公使はクレーギー大使と二日午後四時四十分東京倶樂部で會見、日英會談今後の進行方につき協議し六時十分會談を終つた。

02 外、藏兩相意見を交換 法幣現銀の兩問題兩次官を交へて
03 英側、遷延態度に出づ 治安警察問題の細目取極は 尚數折衝を要せん
04 英政府の回訓 昨日の定例閣議
05 皇后陛下の御仁慈 靖國神社參拜の遺兒達に お菓子1包一個宛を賜はる
06 圖像:經濟問題小委員會開く(上) 武藤代表英大使館を訪問(下)
07 禮拜講演會
08 米國生糸の 需給統計
09 抗戰派を大量逮捕 バソコックの汪派の勢力ん 重慶、國府系大狼狽
10 陳陽江縣知事 廣東軍に逮捕さる 平和運動に入らんとて
11 愛機共に敵陣に突入 壮烈な戰死 島貴中佐、生駒、可兒兩大尉
12 淺富大尉の告別式 海口中山記念堂で
13 通商條約廢棄通告 米國內で立消の觀 一般關心の圈外に去る
14 陸軍省部聯合首腦部會議 歐洲對策問題に關し 重大協議を遂ぐ!
15 漳州、石碼等を爆撃
16 手術用自動車隊活躍 今次のノモンハン事件で 我陸軍が初めて使用
17 海外拓殖調查會 昨日官制公布さる 同時に委員も發令
18 出征將兵慰問新聞四十 けふの本紙寄贈者報社消息
19 傷痍軍人雇用委員會 勇の產業戰線復活指導に 本格的に乘り出す
20 伊の新銳軍用機 周回長距離飛行の 新記錄を樹立す
21 國內送金統制委員會 國府、組織を發令
22 排英講習會 高雄公會堂で
23 けふの天氣
24 ボンペイ物情騷然 警官回教徒に發砲
25 產業經濟問題を檢討 關係閣僚會談を開いて
26 大阪商船臺灣出帆
27 近海郵船基隆出帆
28 辰馬汽船
29 大連汽船
30 臺陽汽船基隆出帆
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島樟腦事業の使命が重大 四十週年を 迎へて社說

本島に於いて樟腦專賣制度を實施して以來八月五日を以て滿四十周年を迎へんとして居る。島內に於ける專賣品は食鹽を始め酒、煙草、阿片、樟腦の五大品を有して居るその中でも注目されて居るのは樟腦專賣事業である。同品は本島の特產品であって世界市場では我が臺灣と內地より產出されない天然資源である、督府が明治三十三年同品の重要性を認めて專賣制度を實施し民間業者を買收統合して計畫的生產を為して來たので逐年需要の增加に依って增產を遂げて來たものである原料の樟木は天惠に富んだ本島の山野に無盡藏に野生して居る。近年來化學工業の發達に依って天然樟腦に對する用途が擴大しセルロイドは勿論の事、醫藥から藥用原料迄にその需要部門が擴張されて居る、國內に於ける重要工業原料としてのみでなく、國際商品として世界市場に迄も進出し我が對外貿易の進展の為めに重要なる役割を果して居る、最近の調查に依れば年額二三千萬圓の輸出額を示して居る。四十周年を迎へた機會に本島樟腦事業の重要性を認識されねばならない。

今日の如く發達して來た天然樟腦事業を顧ればその間には幾多の變遷があると共に島內に於ける官民の斯業に對する獎勵、指導に多大の努力を拂ふた賜である事を見逃す譯に行かないであらう、殊に交通不便にして衞生の惡い深山幽谷に入り高砂族の蕃害を避けながら山地樟腦の生產に從事した數萬人の腦丁の隠れた貢献も樟腦專賣四十周年を迎へた機會に深甚なる感謝を表明すべきである、更に樟腦事業をして今日の如く化學工業の原料として、又は製品として完成して來た多數の關係技術者に對してもその功勞を表彰すべきである專賣局では八月五日を記念日として意義の深い記念式を擧行し更に樟腦關係化學工業展覽會を開催して廣く島民に天然樟腦の重要性を認識させる事となった事は適宜の計畫である今後の樟腦專賣事業を完成する為には更に官民の協力に依って始めて達成する事が出來る、その重要對策としては原料保續問題である需要分野が擴大されて來た為めに生產量も遂年增加させねばならない、然るに樟木の育成には三十年乃至五十年を要するから現在の如く單に自然木のみを對象とせず遠大なる計畫のもとに民行造林を獎勵せねばならない、督府では三年前より樟樹保續委員會を設置して根本對策を講究して居るが、民間業者の聲としては原木の買收價格を現在の如く低率でなく、經濟的に引合ふ樣に改正すべきである。

生產の第一線に立って居る腦丁に對しても待遇改善の途を開いてやらねばならない事である近來の如く島內に於ける各種企業の勃興に依って勞働力の不足して居る際に於いては腦丁の下山者を防止して生產擴充を圖る為にも彼等の生活を保障してやらねばならない、この點に對しては專賣當局では製腦組合を創設して着着と實効を收めて居るが、更に一段の努力を期待されて居る天然樟腦に對抗して歐米各國とも人造樟腦の研究に努力し、ドイツの如きは既に數年前より製品としてアメリカ市場で我が天然樟腦と激烈なる爭覇戰を惹起して居る。之れから見ても島內に於ける樟腦化學研究陣は現在以上に強化し樟腦の合理的製造を研究すると共に副產品の利用分野を更に擴大すべく、研究を行はねばならない、人造樟腦に對しても島內に於いて積極的研究を續けねばならない四十周年を迎へて樟腦專賣事業の重大性を發揮する為めに島民は一層の努力を傾注すべきであらう。

02 國土に學べ 大陸に學べ、海洋に學べ! 日本青年教師團 きのふ輝く結團式
03 一番ケ賴知事 の新任挨拶
04 國講講師講習 會 きのふ修了式
05 伯國人を尻目に邦人二世が一等入選 學術コンクールに
06 興亞青年學生隊 けふ北京の集團作業を終了 五日から六方面に分散
07 遺族を弔問 總督代理が
08 圖像:新聞を貪り讀む勇士
09 時局雜感 十二/竹內生
10 二百十六粁二の 世界新記錄 獨逸ハインケル機が樹立
11 三十一萬圓を突破 北署管內の金動員
12 社會教育講習會
13 東亞の最新地圖を 國際觀光局に注文 ボストンの紀行文家が
14 精動研究會 講師と日程決まる
15 慰問新聞寄贈者 二日受付の分報社消息
16 府人事異動 きのふ發令さる
17 稻江の「茶店仔」を 愈よ入手れ 非常時の國策に沿ふて
18 毒ガス除毒の研究で 天晴れ.學位を獲得 戰爭醫學に一異彩
19 リンチ事件 解決近づく
20 軟式庭球用 ボール配給さる 昨日トップを切って
21 基隆同風青 年會の總會
22 五千圓寄附 綿布配給組合が
23 和興炭礦献金報社消息
24 都市對抗野球 三日に延期
25 赤松君應召
26 總督府辭令
27 大和丸無電
28 定期航空
29 人事消息報社消息
30 ときのこえ
31 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 農林省が內地で 輸出茶統制を實施 本島も近く斷行せん
02 赤糖產額定 七十四萬二千餘擔 平均步留一三%一
03 華北、華中兩社の連絡運輸協定 一日より改正規則實施
04 朝鮮雲山金山 日鐵買收に成立
05 經濟時事 通商條約の 破棄問題
06 粗製樟腦油を 大藏省が値上
07 島內鋼材配給價格 愈愈統一に決定 特約店の口錢一律五分
08 鐵道部用炭の 購買交渉が成立 十四年度十五萬四千瓲
09 官廳用炭殘り 四萬五千餘瓲 本月中に購買せん
10 上半期全支貿易 三億元の大入超 輸入は六割方激增
11 滿洲國物價政策 大綱方針を決定
12 農產物高を反映 內地田畑が昂騰 一般物價より上廻
13 臺北銀行勘定(六月末) 預金增、貸付減少 金融は依然緩慢
14 照明燈
15 市價及商況二日
16 北濱雜觀
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 家庭經濟講座 事變と家庭經濟(三) 代用品の話/東嘉生
03 料理
04 寶塚ショウ映畫 「唄と河風」
05 大日本映畫協會が 京都に關西支部を設置
06 圖像:田坂監督の「土と兵隊」井染四郎「.小杉勇.井上敏正(陸軍省檢閱濟)
07 藝妓登場二百人! 「アツ過ぎてこれは堪らぬ」 「暴風の姉妹」のセット異變
08 夜間攝影全廢 の成果を誇る 新興東京四日間 の防空演習
09 半島映畫 「防共の誓」 日活撮影所で 制作と決定
10 趣味娛樂 蓄音機の長壽法 レコードは竹針が一番
11 特別出滿の 槙芙佐子入洛
12 「模範孝女の殺人」 映畫化と決定
13 「純情二重奏」
14 流れある街/竹田敏彥;陶山鐵;山本弘之;內納滸
15 唐燈籠 異風景を連續展開
16 弱い女性の 味方を求む 「若妻」冠せ迫る
17 海外映畫短信
18 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 海南島の華をと散った 小堀中尉の學校葬 屏東高女で嚴かに執行
02 淡水街の金動員 婦人報國團必死の活動
03 旗山郡の金献 出張買上げ好成績
04 圖像:橿原大鳥居用材揚陸
05 街長以下一、二、三 斗六のラヂオ體操會
06 事業の完成を 見ずに轉任 殘念がる天岩氏
07 街協選擧の前哨戰か 變った保證選擧風景
08 東港郡國講 講師講習會
09 後塭子(東港)部落危險 家屋全壞三戶、大破十一戶
10 淡水街協議會
11 英の不信を糾纏 六日に三峽庄民大會
12 溪洲鄉軍國婦 分會總會
13 又も中毒騷ぎ(斗六) 折詰めで五十餘名中る
14 經濟警察相談所 旗山街に新設
15 竹南郡守歡送迎會
16 價格表示違反五十八件 南投郡が手入れ
17 喪服、慟哭を廢止 南興部振の陋習打破
18 淡水公同窓會
19 獅子頭水利組合 移民村へ送水
20 員林街協議會
21 新莊公同窓會 來る六日に開催
22 恐入った先生 女生徒寢室に闖入
23 蘇振輝氏の美擧
24 カフェで暴言 馬鹿者に大目玉
25 ローカルセクション
26 青物相場表
27 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 自動車の發動機は 將來うしろになる(科學)
02 廢物で水質改良 藥劑より遥かに有効
03 逆様で著陸する 飛行機出現
04 圖像:新南群島畫報
05 洗ふことの できる紙
06 ゴルフボールで ポケットに發火
07 獸皮が貨幣 だった時代
08 オートヂイロの 定期航空始まる
09 ガラスの屋根瓦
10 合成樹脂から 耐火耐酸の人造絹絲
11 人間の體格は 將來段段小さくなる
12 豆科學
13 電子溫度計 米國で發明さる
14 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 國精の新展開へ 高雄州から管下へ通牒
02 國精研究會 來る九日臺中で開催
03 圖像:通州の反英市民大會
04 團員四群に分け 奉仕作業に邁進 大屯郡その成果に期待
05 兩警官を表彰 臺中州水產會より
06 渡邊府屬登場 竹山乾筍組合の事件で 嚴重なる取調べを受け
07 詹森林主事 遂に起訴さる
08 教化事務打合會 四日西屯で開催
09 防諜標語 防諜へ今日も無言で御奉公 臺南州募集の一等當選
10 社告 第三回皇軍慰問金募集/臺灣新民報社報社消息
11 嘉義郡下の乾薯 搬出不能で農民の悲鳴
12 圖像:軍官學校視察の勤勞隊
13 新莊鷺洲間の バス一日運行 新觀バスの經營
14 高雄港灣關係 官署の懇談會 多大の効果を納む
15 臺東南廻バス 近日中に復舊
16 道路上の屍體 他殺の嫌疑濃厚
17 臺東花蓮港間 鐵道きのふ復舊
18 道路關係打合會
19 資材獲得困難で 臺東縣の改良望薄 泊總長花港で語る
20 重慶政府の預金高 宋一家の名義で外銀に預金
21 榮轉の島澤氏 彰化郡民に一層の 交誼を願ふと語る
22 彰化郡の土用稽古
23 私生兒に絡まる 闇の花の哀話
24 時局を喰ふ 押賣嚴重取締人事往來
25 人事往來
26 消息
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(29)/翁鬧;榎本真砂夫
02 米國から歸りて/八辻司郎
03 最近の英文學/尾島庄太
04 龍骨車 婦人と喫煙 甚だしきその害毒
05 圖像:太平洋の懐に抱かれて
06 小說の歐洲的技術(上)/三枝博音
07 學藝消息 ソ聯映畫技術 研究所 廿周年を迎ふ
08 受贈圖書
09 圖像:コロンス風景(春陽會展出品)/張萬傳
10 心聲/許問逵漢詩

步少奇社兄索居漫興韵/許問逵、漫興寄鏡村兄/鷺村、聞瑠璃子自殺凄然以弔之/木馬山人、寄懷說劍/王少濤、次小維摩佳韵/蔡說劍、偕內子於臺中驛送內弟從軍/說劍

11 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 今さら術策を弄せず 誠心誠意で當られよ 加藤公使、英大使に要望
02 攪亂工作停止せば 不幸な事態自ら消滅 北京市長、英側に回答
03 ル大統領又も黑星 十八億五千萬弗に達する 景氣復興案否決さる
04 對歐洲問題に關し 全軍一致の態度 三長官會議で決定
05 宗教審議會を設置
06 簡保積立金 運用委員會
07 東京市で軍事扶助規定制定
08 又も重慶空襲を敢行
09 北支開發總裁 の有力候補者
10 劉司令の豪語 全く笑止萬千萬
11 金口木舌/林正享
12 政治機構の改革と 產業組織の改組 久原總裁、持論を提唱
13 重慶の物價愈愈暴騰 人心の不安深刻
14 各要人の家族 呼寄せに應ぜず 重慶政府の命令行れず
15 明日の天気
16 砂糖の配給圓滑化に 諮問機關を設置す
17 愛の凱歌(23)/戶川貞雄;松田文雄
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 米の減少カバーに 小麥の增產を圖る 新目標は千三百萬石
02 勇士の遺兒に白扇 女流名士「輝く部隊」會員が 書や繪を揮毫して
03 新竹御米穀商 自肅值下げ
04 發揮油重油の申請を忘るな 期日は八月五日
05 全島中等學校庭球大會 廿六、七日に變更
06 一ヶ月で三十萬圓 南署管內の金動員
07 圖像:潞安戰線から
08 大屯郡國語專修學校修了式
09 大金を拐帶 豪遊中に御用
10 名流婦人が講演 基隆金動員の新戰術
11 慶長小判も出る 一日で一萬圓突破
12 八幡勝つ 都市對抗野球戰
13 臺北市各地區で 防毒、救護訓練 來る六日から實施
14 ウラニユームを 燃料資源に
15 掏摸捕はる
16 圖像:占領後一周年を迎へた九江
17 歷史を持つ 米國光頭會
18 本社記者募集/臺灣新民報社報社消息
19 鶏卵日附捺印機 「ヘノメーター」發明さる
20 酒に醉はぬ法 アップル・ジュースで
21 プラード博物館の復活
22 相當な苦戰 我が陸上訪獨軍選手
23 專賣局異動
24 鐵道部人事異動
25 定期航空
26 人事消息
27 今夜の放送
28 商況{三日前場}
29 今日の興行
30 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸の一代娘(117)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 今度の勤勞所得稅案 獨身者に辛く子福に輕い 六百圓以上は誰でも課稅
03 洗濯物の仕上げと アイロンの掛方 被服協 會囑託/五十嵐健治
04 食品と調理の開拓が 主婦の急務です 食糧に困らぬが質は相當低下 國民保健協會上莊皓太郎氏談
05 圖像:樂しい夏休み
06 ワイシャツの買ひ方 安いほど心持大きいのを 袖を吊るのはやめせう
07 夏の日やけは 何とかならぬか クリームの選擇が大切
08 此頃多い中毒症 素人の判別法 杉野龍藏博士談
09 絹物の黃化を 防ぐ法
10 生計費が昂騰 飲食料費特に著るし
11 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 お母さんを乘せて 每日病院がよひ 登校前に四キロの道を往復 秋田のリヤカー娘
02 圖像:スペインの少女團
03 奈良の大佛さま 七年振で大掃除 坊さんが總掛りで
04 健康いろは唄(く)
05 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛鍊運動期間 (三)一日から廿日迄
06 今日の歷史
07 國定大日本體操(三)
08 前線の勇士へ 銃後の小國民より 銃後は心配せずに/溫澄福
09 圖像:夏休を蹴飛ばして(七)
10 太平洋の青島で 珊瑚礁を發見 採り盡せぬ程澤山ある
11 盡忠報國 勤勞奉仕/吳燦然
12 童謠 ひまはり/魏茂川
13 カタカナ欄 ハンメルガウツボ アメリカ二ナガレレツク
14 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 開店休業狀態を續く 局面打開は英の援蔣一擲以外になし 我方、萬全對策を協議頭條新聞

【東京三日發同盟】日英會談は英國側より未だ何等の通告に接せず三日も依然として開店休業狀態を續けるの已むなきに至つた而して英國政府の回訓遷延の理由としてロンドン情報の傳へる所によれば英本國の認識不足に基く援蔣的輿論はアメリカの對日通商航海條約廢棄に刺戟され政府の對日讓步に頗る不滿の意を表し

折柄議會開會中の為に反日言動の反響が一層大きく為に英本國政府は窮境に立つに至りその結果

一、日英現地會談を治安問題に局限し經濟問題の確立を圖るか

一、或は經濟問題に關して共通の利害關係に立つとの理由に基きこれを國際會議に持込み英米佛三國の連繫に依つて國際干涉を圖りこれを以て新東亞政策の基調とするか

など局面打開に考慮を廻らしつゝある模樣であるがチェンバレン首相の意向としては行掛り上差當つて對日態度を豹變することを避け何かと日英會談を妥結に導きたいとの見地から

一、天津租界隔絕の緩和

一、日本及び北支における排英運動の取締

一、英國在支權益の保障

につき日本政府の言質を得これに依つて國內反日輿論の緩和を圖り一舉交涉妥結を企圖してゐるものと認められる、かくて本國政府並にチェンバレン首相のこの窮境打開に就ての苦慮は遂一クレーギー英大使に移牒せられる結果クレーギー大使以下英國大使館側では第七次會談に先立ち帝國政府の代償的言質を得んとして頻りに觸手を延して來て居り一日二日兩日に亘る

加藤クレーギー會談に於てもクレーギー大使から我方の態度緩和を要望した模樣である我方としては英國側の斯る態度を硬軟兩樣の手段を並用して局面を有利に轉回せしめんとする老獪外交の本質を暴露したものに外ならず局面打開は唯英國が一般原則協定に示した精神を具體的問題の上に及ぼし誠意ある態度を以て東京會談を妥結し

從來の援蔣的政策を一擲する以外に途なしとなし飽まで既定方針を堅持して英國側の反省を求めその妥結を中止して居り三日午前九時四十五分武藤少將宮本少佐は外務省において加藤公使と約二時間に亘つて會談をなし我方萬全の對策につき協議を行つた後偕行社に赴きピゴット少將と會見して英國が一般原則の具體的適用に誠意を示し來つたならば我方としても英國の立場を考慮するに吝かでない 所以を述べてこれが認識是正を促すところあつた。

02 經濟問題分離反對 陸軍首腦に武藤少將が報告
03 明年度より實施の 稅制改正案の內容 直接國稅體系を改組
04 李王垠殿下御歸還 赫赫の御武勳を樹てさせられ
05 國產アルミの 最高價格改訂
06 一般、分類兩所得稅の 直接國稅體系創設 大矢主稅局長が說明
07 分類所得稅と 法人稅の稅率
08 主稅局案が決定 稅調小委員會に附議
09 純增加五億圓程度 地方分與稅に依る交附金差引
10 地方稅制 政府の答辯
11 臺北陸軍兵事部 一日から事務開始 初代部長長福永大佐談
12 經濟閣僚會議 貿易省設置案を中心として 第一回會議開會さる
13 ハルハ河挾んで對峙 その後の狀況我軍が嚴重監視
14 潞安、澤州を清掃 七月中の莫大な戰果
15 海鷺南支各地を爆撃 中支では上高を空襲
16 出征將兵慰問新聞四十一 けふの本紙寄贈者報社消息
17 大藏省省議 運用委員會附 議議題を協議
18 英、波融資交涉 クレヂット供與 協定に調印
19 本日の天氣
20 英下院二月間の休假案を可決
21 大阪商船臺灣出帆
22 近海郵船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 大連汽船
25 臺陽汽船基隆出帆
26 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 本島人青少年の體位向上策社說

國民體位問題は準戰時時代たる昭和七八年來、軍部、文部兩當局で重要問題として採り上げられ、特に今次事變勃後後は朝野各方面より強調されるに至ったが、之れは畢竟戰爭と人種保存、又は所謂人的資源の確保と云ふ國家的見地に、その重要性を包藏してゐるから斯く唱道されたのである。大規模な近代の科學戰に依て、如何に多數の有為な青壯年が尊き生命を奪はれるかを見、また如何に強健なる國民を增殖せねばならぬかを感じ、從って國民體位問題が國家的急務中の急務と認めざるを得ないのである。最近政府が凡ゆる方策を樹てて國民の健康增進を圖ったり、「生めよ殖やせよ」と人口增殖策を立ててゐるのも畢竟之がためであらう。

飜て本島に於ける實狀は如何?府當局に於ても中央の方針に則り、學生生徒や青壯年の心身鍛鍊に凡ゆる方法を講じて來たため、最近青少年の健康狀態は確か昔日の比ではない程向上してゐる。この點誰人と雖も異存ある筈はないが、吾吾の憂ふるところは本島人青年の健康問題である。之は過去に於ける各種の統計が示す樣に、一般に本島人青少年の體位が內地人のそれに比して、遙か低位にあることである。勿論之れには家庭生活や環境その他食住、衞生狀態等の相異にも因るであらうが、それにしても積極的な健康增進策を施せば本島人青少年の體位向上は期待し得られないことはないと思ふ。殊に本島が今後南方發展の重要使命を荷はされてゐる點から考へ、其他凡ゆる角度から見ても、之等に對する健康增進策の速かなる樹立は刻下の急務と謂はねばならない。

然るに當局は過去に於て動もすれば、本島人青少年に對する健康增進策をやや閑却した嫌ひがないではない。島都臺北市の取りたる處置もその一例と云へよう。即ち同市に於る虛弱兒童を小公學校別に見ると、本年度に於ける要養護兒童は小學校三五九名に對し公學校は二、○五六名の多きに上り、又營養要注意兒童は小學校六○二名に對し、公學校は一、二八四名とあって、孰れも格段の差を有してゐる實狀にあり、此等虛弱兒童は何れも結核感染者か、若しくは腺病質の身體薄弱な兒童、又は營養上注意を要すべきものであるが、右の數字で明らかに示せる如く、公學校兒童の健康狀態が小學校のそれに比して遙か劣惡であることが判る。しかし同市が夏季休暇を利用して開設した夏季學園に公學校兒童が一人も容れてゐないとは全く吾吾の意外とする所である。年年夏季休暇に臨海教授の恩典に浴する一般健康兒童に比し閑却され勝ちな此等虛弱兒童の健康增進を目指すこの催しは昨夏始めて草山の林間學校に設けられ、今年も去月廿六日から市學校衞生會の手で引續き開催されたが、昨年も今年も六七十名ある園兒中に公學校兒童が一人も入ってゐないことは、とりも直さず、本島人兒童に對する體位向上策を閑却してゐる一例證ではないか是れ敢へて市當局の一考を促したいところである。

02 青年勤勞奉仕制度 調查委員會を組織して 愈愈根本的に再檢討
03 白衣の勇士に サイダーを寄贈
04 黑洋丸代船 銀洋丸を配船
05 迸る新竹州民の赤誠 慰問袋二千百三十六袋 献金一萬千餘圓集る
06 マラリア治療に 畏し大御心 歸臺した三田總長謹話
07 梨本宮殿下台臨 輝く「につぽん」號命名式
08 圖像:壯丁指導訓練
09 時局雜感 十三/竹內生
10 圖像:青年隊勤行奉仕作業
11 徵兵檢查終了の 壯丁指導訓練開始
12 力強き信條を合唱 赤誠の勤行奉仕作業 颯爽!青年第一隊の健兒
13 蘭陽高女臨海學校 愈よけふから開始
14 故大谷氏葬儀 十二日□地本□寺で□行
15 防共の契り固し 日獨青少年交驩 明年から每年開催
16 準決勝で敗る 中等劍道出場の 北一中チーム
17 腰の落ちつかぬ男
18 慰問新聞寄贈者 三日受付の分報社消息
19 經濟警察協議會 南署を皮切りに開く
20 臺北市役所と 七星會庭球試合
21 宜蘭經濟警察協議會 七日結成式を擧ぐ
22 時局ポスターと 慰問品展示會 廿一日より公會堂で
23 都市對抗野球 第五日の成績
24 定期航空
25 總督府辭令
26 人事消息報社消息
27 ときのこえ
28 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺灣茶の外國輸出 督府で許可制採用 三日府令で正式公布
02 臺灣拓殖會社 企業課を新設
03 輸出統制實施に 島內茶況は停頓 當業者の意向打診
04 督府馬場技師 近く上京 歸臺後某社入りか
05 新竹州米に對し 驛在米受渡認む 正米市場で正式決定
06 經濟時事 貿易戰に 獨が米を制霸
07 新經濟語解說
08 上半期本島貿易瓲數が 十萬瓲の大飛躍 外國貨物が五割增加
09 日本水產、廣東で 事業を擴張 初代所長は栗栖氏
10 通商條約破棄 我國の影響輕微 今後は國定稅率へ
11 島內煙草饑饉は 近く緩和される
12 照明燈
13 市價及商況 三日
14 北濱雜觀
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 特別講演 戰時財政と國民の協力/加屋興宣
03 講演 北支那經濟 開發の進展/鼈宮谷清松
04 料理
05 子供の時間 音樂劇(八) 進め輕騎兵
06 佛ベルショルス社作品 曉に歸る けふより國際館で
07 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 “獪英の援蔣態度を 徹底的に排撃せよ” 北斗郡民大會の決議
02 中壢神社鎮座祭 十月中旬に擧行 中壢小唄力強い銃後の護
03 旗山武道暑中稽古 來る八月修了式
04 旗山の時局講演會
05 國語不解代筆は不可 田中の保正改選近づく
06 金製品おさらば 精動と金献、明朗汐止街
07 觀音庄は四萬圓 金献、郡下で第二位
08 士林街は五萬圓 金動員譜當局の努力報らる
09 中壢郡警察異動
10 中堅青年を養成 恒春郡で行的訓練
11 旗山新民公會 總會を開催
12 潮恒間を走る 急行ハイヤ 非常時型交通を要望
13 麻豆公の校友會
14 暴利商人 戒告さる
15 幸運の手紙 南投郡下にも侵入 教職員間に大流行
16 協和公司成立
17 生臭布教師 米屋に轉身して惡事
18 四人組の亂鬪劇 その內一人は即死
19 養女を賣飛ばす
20 ローカルセクション
21 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 科學 液體にして氣體 ヘリウムの不思議 その研究と歷史
02 世界最初の自轉車 紐育萬博に陣列
03 大西洋橫斷用 空の巨鯨を建造
04 圖像:新南群島畫報
05 豆科學
06 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 花蓮港に企畫部 新狀勢に即應して設置
02 更に勞務係增設 勞力不足の對策研究に
03 圖像:防空懇談會 第三次訓練成果檢討
04 歸還並白衣の諸勇士 けふそれぞれ高雄へ
05 故本田中佐以下 遺骨內地へ無言の凱旋
06 白衣の勇士 一部分臺南へ
07 屏東市役所の 心身鍛鍊行事
08 傷痍軍人を優遇 高雄市の兩映畫常設館
09 白衣勇士慰安會 能高郡の主催で 臺中座て開催
10 道路橋樑の復舊 三十萬圓を要す 臺南州の豪雨害深刻
11 腐敗の甘藷を買占 南部の某大會社が進出
12 土用稽古納め
13 臺中州勤行奉仕隊 あす作業を實施
14 青年報國隊の 本年の勤勞奉仕 中央山脈橫斷ルート 未決定で他方面轉向
15 社告 第三回皇軍慰問金募集/臺灣新民報社報社消息
16 慰問演奏會盛況 屏東高女講堂に於て
17 郡守市伊會議 あす臺中州で開催
18 港灣懇談會に於ける 赤堀知事の挨拶
19 彰化心身鍛鍊行事
20 臺南市又も流腦 永雨の為みに再燃か
21 屏東郡土庫堤防 豪雨で決潰
22 神像燒卻祭 臺東街に於て執行
23 坂本氏の遺志で 臺中市に二萬圓
24 パイン嘉義工場 夏物操業順調 本期の製品五萬箱
25 渡邊府屬の取調 三日も續行
26 田尾信組貸付係 三日送局さる
27 長谷川氏送別會 六日嘉義公會堂で
28 屏東兩信組利下げ
29 臺東郡下の變死體 他殺と決定
30 消息報社消息
31 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(30)/翁鬧;榎本真砂夫
02 大陸研究書(一)/春山行夫
03 龍骨車 八月號創作評 日比野の「霧の夜」
04 小說の歐洲的技術(下)/三枝博音
05 圖像:古蹟の中に野外劇場
06 山への愛情(上)/楠田敏郎
07 兒童文化賞 賞金は總額で一千圓
08 夏夜二章/王火科
09 圖像:鷲と兵隊
10 受贈圖書 福建省全圖
11 心聲/謝尊五漢詩

鷺洲納凉/謝尊五、鷺洲納涼次社長尊五先生韻/李學樵、鷺洲納涼次社長尊五先生韻/葉蘊藍

12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 法幣援助の續行は 多大の考慮を要す 英外相、上院で答ふ
02 貿易省新設の建前で 企畫院で具體案作成 きのふ經閣第一回會議
03 次回は企畫院の貿易省案を聽取 企畫院の概要
04 圖像:喜びの夜の西尾新大將
05 中島飛行機社長 五十萬圓寄附
06 大統領選擧戰 の火蓋をきる ロバートタフト氏
07 柳川總務長 平沼首相と要談
08 金融中心の奥地への轉換 蔣政權、各類銀行に命令
09 滿國、苛性曹達 國內需給は可能
10 獨逸三軍總司令が 將兵に特別訓示 大戰勃發記念日に
11 金口木舌/林正享
12 圖像:日獨貿易協定成立の喜びを語るオット獨大使
13 けさ又復重慶空襲
14 韶關にも巨彈の雨
15 八百の敵を剿滅 瑞昌西南方地點で
16 米價の統制を強化 既に成案を得て けふ閣議で決定
17 國幣五百元 以上の持出し 臨時政府で禁止
18 辰馬汽船の 辰神丸進水
19 滿國の農產物 增產方策
20 中小商工業者の 整理統合問題 積極的施策を強行
21 大日本青年團第十五回大會 九月京城で開く 滿支蒙疆代表も參加
22 明日の天気
23 シャツ一枚十元 昆明の物價暴騰振り
24 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 卅人乘大型旅客機 我國で建造に着手 各種中型機も大量生產 絢爛・定期航空の國產化
02 北區葬儀請負業 統制組合創立總會
03 大陸建設の產業戰士 晴れの初稱用檢查! 賴母し、意氣潑刺の技術部隊
04 晴れの除隊式 赭顏の勇士、我家へ
05 店員養成講習會 州主催十六日から四日間
06 福建丸入港 原田書記官來臺
07 臺北州會開かる 追加豫算案を可決
08 皇軍問位電文
09 日英會談機動電報
10 小公上級生に 武道を課す 第二學期から實施
11 キャラコ類を 一割五分下げ 基隆吳服商の自肅
12 市民の心身鍛鍊に 耐熱ハイキング 新竹市の計畫六日決行
13 新店ハイキング
14 モンバサ土人の 罷業擴大 返英色彩濃厚化
15 貴重な土產物を 船腹に一杯積んで 水產試驗の蒼鷹丸歸港
16 土產は寄生虫 醫學部の一行歸る
17 百萬圓に上る 鐵の大量密移發覺 委任許可を裝ふ惡質な時局犯
18 鹽其刑事主任談
19 定期航空
20 京城勝つ
21 海上警報
22 今夜の放送
23 二日目の金動員 前日に增やして活況 五萬圓を突破せん
24 看板娼妓が服毒自殺(未遂)
25 商況 {四日前場}
26 今日の興行
27 民報案內報社消息
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(118)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 將來日本を背負ふ 子供は勇敢であれ 近代生活は子供を臆病にす/今村正一
03 職業婦人のに嗜み讀本 頭から爪先迄一分の隙もない/奧光次
04 人口問題と糧食 (上)/村上晴明
05 圖像:來朝のカナダ女教員一行
06 バターに代る ヘッドやラード 菜食の我國民には 大切な動物油です
07 紫外線の効果は? 虛弱な人に
08 冷たい飲物 夏には何よりご馳走 そこでお手輕なのを
09 化粧品も腐敗する その良否の鑑別法は?
10 流れやすい口紅
11 夏に備へた 保健と衛生 晝寢は中等學生にもよい/山本杉
12 西瓜のシャーベット
13 金魚を元氣よくする
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 皇民教育の殿堂 青年道場を建設 士林山猪湖附近に
02 圖像:謎の火星人を探る
03 富士山に登った人 八日間で二千九百十八人
04 圖像:夏休を蹴飛ばして(八)
05 今日の歷史
06 小鳥のアパート 朝から晩迄大音樂會
07 健康いろは唄(や)
08 カタカナ欄 七十三ノオバアサン オヨギデ一トウシャウ
09 牛を使はない村 瀬戶內海の大島
10 詩 農夫/穎川たけし
11 旺盛な精神力と剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛鍊運動期間 (四)一日から廿日迄
12 前線の勇士へ 銃後の小國民より 銃後は引受けた/陳山嶽
13 圖像:國定大日本體操(四)
14 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 隨所に敵を撃滅! 我南支軍七月中の戰果頭條新聞

【廣東四日發同盟】南支派遣軍報道部發表

わが南支派遣軍は七月十一日花縣平地に南下せし敵第百五十二師及び第九百八團第九百十一團等に對し機先攻勢により擊破せし外わが第一線に近き敵を求め隨時隨所に撃滅中にして七月中におけるその戰果左の如し

一、交戰敵兵力一二、九四◯

二、敵に與へたる損害遺棄死體二六二七、捕虜七八、鹵獲品の主なるもの重機二、輕機 一六、小銃三四◯、小銃彈藥四四三八、銃劔七、拳銃一◯、拳銃彈八箱、手榴彈七八箱、ダムダム彈六八箱、槍二六本硫酸一三◯瓶を滿載せる汽船一隻、飛行機の爆撃による死傷者、破壞せし敵軍事施設、軍需等多數

三、わが損害戰死六一、戰傷一三五

02 敵の出足を挫く 飛行隊大活躍
03 廣西省各地を爆撃 重慶夜間攻擊、黃陽をも空襲
04 米穀配給統制法第四條 關係四勅令案を決定 きのふの定例閣議で
05 原料甘薯配給統制 けふ農林省令公布
06 河南省大自衛團 開封で結成擧行 皇軍に乘出す
07 北支開發總裁 賀屋元藏相に內定
08 本年の稲作狀況 農相が閣議席上說明
09 擴大國防最高委員會 共產黨、抗戰派に引ずられ 主和派排擊論を弄す
10 白鳥駐伊、大島駐獨 兩大使會議を開催 歐洲情勢等重要協議
11 計畫產業用機器 發註承認制度を實施
12 香港支那人經營の 織物工業振はず 業者、ボンベイ糸價引下を要求 英側の人為政策破綻
13 反英運動今や最高潮 十二日から三日間天津で 全國民眾反英大會を開く
14 火事場泥棒に反感 焦作鎮(河南省)炭礦)の反英運動 日を遂ふて熾烈化す
15 蔣政權の彌縫策 中銀が英印刷會社に 紙幣十億枚を注文
16 重慶政府が九月 參政會議を召集
17 治安問題細目を協議 田中領事、ハ英領事會見
18 五相會議開かる 對歐政策協議は取止め
19 定例閣議
20 出征將兵慰問新聞四十三 けふの本紙寄贈者報社消息
21 陸相、首相を 訪問 對歐政策を協議
22 土木部長異動
23 外務辭令
24 大藏省人事異動
25 田中代議士失格
26 本日の天氣
27 ジブラルタルの 軍事施設を強化 英當局計畫に狂奔
28 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 明朗なる新臺灣の建設 本島全住民心を一にせよ社說

わが臺灣をもっと明朗化し、より住み良い土地に建設しなければならぬことは近頃內臺人有識者の齊しく痛感するところである。明朗なる新臺灣を建設しなければ、南方國策を遂行する上に於て重大なる責務を完全に盡すことは甚だ心細く感ぜざるを得ないのである。そして明朗なる新臺灣を建設するには本島全住民を打って一丸と為し、內地人たると本島人たるとを問はず、その心を一にして從來の因襲的關係を革新し、偏狹的心境を清算し、氣魄胸懷を大きくして、對內的には皇國臣民としての天分を盡して國運の益益隆盛を圖り、對外的には新東亞建設の大業を分擔して國威の中外宣揚を計るの氣概を堅持するやう大に考へ直さねばならない。決して從來の如く一部分の內地人が因襲觀念にとらはれて本島人を繼子扱ひにし、又一部分の本島人が僻み根性を以て內地人を敬遠するが如き互に疎隔せる心情を持ってはならないのである。

最近本島に於ける熾烈なる皇民化運動は著しい成果を擧げ、殊に官民とも教育の普及、國語の常用、其他風習の改良等に力を注いできたことは是れ蓋し新臺灣建設に缺くべからざる第一の基礎的工作ではあるが、併しながら從來の因襲的關係が急に取り去られず、內臺人各別扱ひの惰性が多く持續せざるを得ない現狀にあることは是れ即ち急に臺灣を明朗化し難い所以であらう。試みに一例を示せば、官民とも皇民化の徹底に努めて居りながら、總督府內及び其他の主なる官衙ではその給仕募集條件に內地人に限ると限して居り為政當局自ら皇民化した者を特別除外するが如き眼前の實情に對しては、ここに敢へて一事が萬事とは云はぬが、ただ斯かる現實を見せつけられて、聊かその名に實を伴はず、皇民化の方針に徹底せざる嫌ひあるを感ぜしめらるるものである。

上述の如く、わが本島の現狀では一方に於て非常な勢を以て皇民育成に邁進しつつまた他の一方に於て折角育成された皇民を特別除外扱ひするが如き矛盾現象は島內社會の各部門に亘り少なからず現はれてゐることは明朗なる新臺灣を建設する上に於て內臺人識者の最も心を惱まさるるところである。ここに於てか、わが本島を明朗化するの根本的基礎要件としては、所謂內臺一如、真に內臺人一單位の下に、從来の因襲觀念を一擲し、內地人は本島人を真に憐愛すべき後輩として教導し、激勵してその健全なる成長と不安なき心境を與へ、また本島人は內地人を真に尊敬すべき先輩として敬愛し、信頼して一日も早く國民たる天分と特殊なる使命を果すべく努力し、ここに內臺人の心を一に融かしてこそ、始めて明朗なる新臺灣が建設さるべきであり、またうるはしい健全な社會が生れ出づべきであり、そこで始めて完全に東亞新秩序建設の責務を果し得べきであると信じて疑はないものである。

02 勇士の遺兒らに ご下賜品を傳達 あす九段軍人會館で
03 待望の保險組合 漸く實現の曙光 督府、綠另制定を急ぐ 一萬吏員の福音
04 基督教信者が激減 英米崇拜熱が冷めて
05 圖像:水と兵隊
06 收穫期を控へて 亂暴な疏散命令 浮宮(漳州附近)の民眾泣く
07 鼓浪嶼からの 復歸者二千餘名
08 献納海軍機 けふ羽田で命名式
09 羅東郡經濟警 察協議會 八日結成式擧行
10 長期抗戰は聲許り 墮落した支那軍の醜狀 俘虜の手紙で暴露
11 部落振興の規定 臺北州で近く公布
12 皇軍の措置に感謝 新嘉坡華僑目覺む
13 鷺江戲院の映畫 北榮會が一元的に經理
14 排英講演會 六日新竹公會堂
15 臺灣詩人協會近く結成 無氣力な本島文壇に活
16 見違えへる元氣さ 夏季學園きのふ閉園
17 詐欺一萬餘圓 元株屋の惡事
18 鍍金の腕環で 圍者詐欺を働く
19 新公園演奏曲目
20 富士丸無電
21 總督府辭令
22 定期航空
23 人事消息報社消息
24 ときのこえ
25 大阪商船臺灣出帆
26 近海郵船基隆出帆
27 辰馬汽船
28 大連汽船
29 臺陽汽船基隆出帆
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 上半期末銀行勘定 預金引續き新記錄 金融基調依然緩慢
02 內地財界は 經濟報國に邁進 山本臺銀理事語る
03 島產柑橘容器の 規格統一を圖る 九月一日より州令を公布
04 當限受渡數量 蓬萊二百二十七車 丸糯は百二十七車
05 日本糖聯に 配給委員會新設
06 下半期の本島貿易好兆 圓ブロック擴大で 七月は大躍進
07 七箇月間の貿易 六億千萬圓突破 前年より一億圓增加
08 船腹不足時代に この珍現象 高雄港に荷物を待つ船
09 照明燈
10 肥料割當に對し 商工省が重大提議 農林省の再考を求む
11 新經濟語解說
12 市價及商況 四日
13 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 極東に於ける ソ聯の重工業/秋山憲夫
03 浪花節 輝く貞節/筑波武藏
04 圖像:都市對抗野球入場式
05 朝の修養 二宮尊德夜話(五) 四方の里人ときをしりなむ/石川謙
06 料理
07 富士山麓に展開する 美しき乙女の花園 「模範孝女の殺人」大ロケ
08 「ドライブ讀本」 東和商事へ入荷
09 東和商事文化映畫部 上半期封切作品 三十三本
10 米國の映畫統計
11 新獨逸の映畫 第一彈 「祖國に告ぐ」入荷
12 松竹大船の作品 良人の價值
13 「日本の妻」新手宣傳
14 「純情二重奏」 前後編に分つ
15 「模範孝女の殺人」 プリント最高記錄
16 海外映畫短信
17 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 國民心身鍛鍊運動 盛夏に鍛へよ 鳳山郡で徒步強行軍
02 龍潭ラヂオ體操會 全庄民體位向上の掛聲
03 金動員の功勞者 曾文郡で表彰式擧行
04 圖像:帝都の物の調查始まる
05 鳳山郡下の簡閱點呼終る
06 水溜東石郡守 初巡視
07 明朗“國語宜蘭郡” 撓まぬ公民塾の精進 近く第一期修了式
08 新營郡青年團 幹部講習會
09 龍潭に盗難 事件頻發
10 麻豆公同窓會
11 拓士を招く荖濃! 旗山郡移民招致に大童
12 潮州東港兩郡下の 土礱間業者は反對 評價表の提出を拒絕 米穀納入會社難產
13 岡山郡道路協會總督
14 三防諜團結成式 鳳山郡直轄三角窓接客業者
15 秋本新營郡守着任
16 北港公同窓會
17 雨後に危い、流腦の奇襲 龍潭庄防遏に大童
18 度を過ぎた夫婦喧嘩 投げ付けた椅子で夫がコロリ
19 大潭業佃紛糾
20 ローカルセクション
21 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 兵隊さん有難う! 歡呼に迎へられ我等が勇士歸還 高雄驛投に軍國感謝激譜
02 “教師よりも軍人が 故人の氣象に合ふ” 小堀中尉の生前を偲ぶ遺族語る 辭世の歌永遠に傳へん
03 臺南州けふ 部課長會議
04 產組事務研究會 七日臺南州に於て開催
05 警察に協力した二少年 防犯協會から御褒美
06 “將士は銃劍、吾等は貯蓄” 當局ポスターで州民に呼びかく
07 圖像:北支派遣軍合同慰靈祭
08 精神文化講習 花蓮港國農にて
09 還曆視に献金
10 泊總長四重溪へ
11 島澤前郡守送別會
12 勇士達が待望する 鄉土のニュースを送れ 雜誌「へいたい」に奮つて投稿せよ
13 臺東郡の農作物 豪雨で被害激甚 約八百甲の稻作全滅
14 無水酒精工場 地鎮祭を擧行
15 圖像:東京飛行場起工式
16 中師の本島人生徒 兵役同志會を結成 制度實現の促進に活躍
17 嘉義郡職員迷の失踪 遺書には厭世的な文句
18 屍體をとなって發見
19 「幸運の手紙」 屏東市に侵入
20 高雄港灣調查會 愈よ設置に決定 七日委員會を開催
21 嘉義高女の三教諭 過失致死で送局(書類のみ) 校長以下の進退判決決定の上
22 興亞聖業に總努力 林俊手着任第一聲
23 竹南新舊郡守歡送迎會
24 蕃人の牛盜ご用
25 迷ひ子發見さる 但し饑餓で一命危ふし
26 旗山郡民排英大會 けふ一公講堂にて開催
27 產組購入の 新馬近く到着
28 臺東野球團 慰勞茶話會
29 彰化倉庫信用利用組合
30 消息報社消息
31 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(31)/翁鬧;榎本真砂夫
02 大陸研究書(二)/春山行夫
03 龍骨車 ハイドン頭蓋骨 胴骨に併納
04 臺灣の國立公園 容姿秀麗な大屯山彙 (一)內務局土木課
05 圖像:海軍館を飾る「朝鮮役軍船の圖」(上)
06 山への愛情(下)/楠田敏郎
07 心聲/林子惠漢詩

鷺洲納涼/林子惠、鷺洲納涼/施瘦鶴、鷺洲納涼/林子楨、鷺洲納涼/劉萬傳

08 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 英が遷延策を續けば 斷乎對應態度を考慮 我現地軍代表誠意なきに忿懣
02 極東で歐洲同様の 責任負擔は不可能 チェ英首相の答辯
03 英政府の新訓令 未だ發出せず 目下慎重對策檢討中
04 天津華人民眾約百名 突如英人商社を襲撃 反英大會で興奮の餘り
05 配給委員會を糖聯內に設置 規定決定即時實施
06 和戰兩派の對立激化 錢塘江南岸一帶の敵軍民に 逃亡兵と避難の良民が簇出
07 國共合作の新段階 軍事委員會改組成り 共產黨、執行權を獲得
08 滿洲礦產資源 日滿共同調查 現地報告協議會開かる
09 金口木舌/林正享
10 寺內、大角、井坂三代表 新嘉坡に到着
11 政治部門一般も 早晩質的に變化
12 興亞青年勤勞報國隊 日支學生交驩會を開催
13 上海輸入の 人絹糸激增
14 中共の政治的進出 蔣政權は阻止し得ず
15 國講專任講師 講習會
16 次期米大統領はデューイか
17 新竹州精動研究會 各課長、視學、街庄長等を集めて
18 彰化水利組合の 徵收事務懇談會
19 明日の天氣
20 愛の凱歌(24)/戶川貞雄;松田文雄
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 樟腦專賣四十周年 けふ記念祝典を擧ぐ
02 今川局長式辭
03 臺北州精動研究會 講演と諸方策を協議
04 山西省の鐵と石炭 搬出專用線を計畫 將來防共歐亞連絡へ
05 臺灣軍初めての 地方馬の檢查 日割と檢查場
06 保甲民の勤勞奉仕を指導 北署員總動員で
07 米產講習會 九、十兩日帝大で開く
08 臺南兵事部長 上坂大佐けふ着任
09 高雄專賣館 きのふ地鎮祭
10 佛教徒の握手へ 月眉山開山寺住職渡支
11 山本審議事務官 空路廣東へ出張
12 遺家族慰安會
13 ○○漁船員歸る 赫赫たる勳功を樹て
14 全島保姆講習會開催
15 暴英爆碎の熱辯 四代議士が獅子吼高雄の排英大會
16 基隆市の金賣却 頗る好成績を擧ぐ 三日間で十萬圓越さん
17 佛教遺跡を探檢 吉川氏アフガニスタンに向ふ
18 勤勞奉仕調查委員會 けふ督府で開催さる
19 坑夫に化けた 強盗を逮捕
20 晝夜歩き續けた 七十四歳の老人
21 林投樹に縊死
22 人事.消息
23 今夜の放送
24 商況 五日前場
25 今日の興行
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(119)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 日支親善に盡す蔭の力 あちらで活躍する日本婦人 東京聯合婦人會主事村上秀子女史談 北支の旅行から歸って
03 人口問題と糧食 (下)/村上晴明
04 樂しいプール 危険なプール 皮膚病、眼病など注意せよ
05 圖像:アルバニア廢帝とその家族
06 野菜や果物を使った 化粧水の作り方 經濟で品質も優秀です
07 圖像:來年のオリンピック目指して
08 黃色くなる 絹應用の布地 取扱ひに注意すれば大丈夫
09 夏の美人脚が第一 そこで美しくするには
10 一寸變った アイスクリーム
11 長持ちする 蚊やり線香
12 粉乳の溶き方 滋養の補ひは果汁と重湯で
13 夏みかんのスカッシュ
14 鰌の照焼
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 富士山の頂上で 武運長久を祈願 興亞の意気を金剛杖に託す 天晴.盲人部隊の一行
02 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛錬運動期間 (五)一日から廿日迄
03 今日の歷史
04 古布を集めて 雜巾を作る 七十八歲の婆さんが
05 圖像:國定大日本體操(五)
06 圖像:神社/鄭玉煙
07 お八つをやめて 幼稚園兒が献金 子供心にこの熱誠
08 健康いろは唄(ま)
09 綴方教室 私の信念/紀福明
10 皆さんの作品を募集報社消息
11 圖像:水牛/廖錦江
12 童謠
13 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日英第七次會談は 來週に持越されん 英の回訓あす到着か頭條新聞

【東京五日發同盟】日英東京會談は去る一日の經濟、治安各委員會後英國側が本國に請訓を發しこれに對する回訓が未着のため停頓狀態にあるがクレーギー英大使は四日夜加藤公使と會見右回訓が遷延してゐる事情につき說明諒解を求めたので加藤公使は五日午前十時二十分外務省に陸軍側武藤少將及び宮本少佐の來訪を求めクレーギー大使との會談の經過につき報告旁々今後の會談進行につき打合を行つたしかして英本國の回訓は經濟治安兩問題の全般的に亘るもので七日頃到着する豫定と云はれてをり從つて第七次會談は結局來週に持越されることになつた

02 英米共同行動に付 何等諒解存在せず 米國務次官語る
03 對歐政策問題 けふ陸相、首相と協議せん
04 國民代表會を招集 新民主政府を作る 汪氏和平運動の具體的コース
05 天津の現銀問題 佛は英と一同歩調?
06 維新政府三省に 華興券建を施行
07 白鳥、大島兩大使 コモに會合 對歐策で協議を遂ぐ
08 ドイツは大規模な 豫備兵招集を開始 動員二百五十萬に達せん
09 獨、ボ兩國間の 新通商協定締結
10 天津、石家莊間に 新運河を開鑿 六千萬乃至一億圓で
11 又復重慶大空襲(五日拂曉) 今や市街の三分の二以上は 原型なく破壞される
12 蔣、中央直系軍の 後退を命ず 尚も保全策に汲汲
13 東亞海運會社 各地に支店
14 鎮南關に密集の 自動車群を爆撃
15 東鄉駐ソ大使 ロ次長と會見
16 上海租界嚴重に警戒 八.一三記念日に備へて
17 出征將兵慰問新聞四十三 けふの本紙寄贈者報社消息
18 東亞海運會社創立 その組織、目的、役員
19 米ソ通商協定 更に一年延長
20 潮州、菴埠方面 七月中の戰果
21 本邦海運整備上 極めて有意義 遞信當局談を發表
22 桂林、株州を空襲
23 本日の天氣
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 老獪外交の 本質を暴露 決裂も已を得ず社說

東京日英會談は經濟問題を繞って難航を續け、開店休業の狀態に陷った。米國の對日通商航海條約廢棄に刺戟されて、英國の輿論が硬化したとの理由に依り、天津租界隔絕の緩和、日本及び北支に於ける排英運動の取締、英國在支權益の保障等につき、日本政府の代償的言質を得んとして頻りに觸手を延ばし、ク大使は既に加藤公使に對して、我方の態度緩和を要望したと傳へられてゐる。しかしながら、これは英國側の硬軟兩樣の手段を併用して局面を有利に轉回せしめんとする老獪外交の本質を暴露したものであることは云ふまでもない。局面打開は唯英國が一般原則協定に示した精神を具體的問題の上に及ぼし、誠意ある態度を以て從來の援蔣的政策を一擲する以外に途がないのである。

然るに、一般的原則を承認しながら、具體的問題にはその精神を無視し、誠意を示さず、急に態度が硬化したのは全く米國の對日通商條約廢棄通告に依るものであることは今更說明するまでもあるまい。米國が英國と共同步調をとって日本に當る意思があることが明瞭となって來たので、態度を豹變し急に硬化して來たのである。排英運動取締に關し、英米が同時に同趣旨の申入れをなし來ったところよりみても、英米の聯携が成立したことが判るであらう。

米國が英國に追隨して來れば、英國が強硬となって來ることは云ふまでもなく、塲合に依っては高壓的に恫喝態度に出んとも限らず、又或は得意の法理論で遷延策に出んとも知れず、會談の前途は全く豫測を許さないものがある。

法幣、現銀に對する我方の提案は最小限度の要求であって、北支に於ける現下の事態にあっては何等妥協の餘地なき妥當性を有するものである。英國側が飽くまでその認識是正を拒むに於ては、決裂を辭せざる決意を有してゐる事は英國がよく承知してゐるから、何等かの危機切り拔け策を講ずるかも知れない。假令、米國が追隨して來たところで、この期に及んで決裂したとしても、英國としては蔣政權の好意を取り返すためには時既に遲く、結局我が立塲を諒解、善處する以外には英國の在支權益の全面的喪失を救ふ途がないとは明らかであるから、何等かの窮通打開の方策を講ずるであらうとみられてゐる。

英國は一般に原則を承認して我國の歡心を買ひ、具體的問題に於ては強硬に突っ張り、不即不離の態度にて計畫的に遷延策を弄してゐるが如くみられるとは會談の經過をみれば自ら首肯出來るであらう。會談の遷延策は即ち日本を獨、伊の軍事同盟に參加せしめざる日、獨、伊の離間策の現はれの一ツであるとみられてゐるが、その思ふ壺にはまらぬように警戒せねばならぬ必要がある。我國は英國が誠意を示し、その敵性を放棄するまでは一步も讓らず、會談の決裂又已むを得ないとは勿論であるが、國民も要路と協力して排英態度を變へず、擧國一丸となって英國の奸策を警戒すると共に、その敵性排擊に邁進せねばならぬのである。

02 全國四百萬の青年に 體力章檢定を實施! 檢定要項いよいよ決定
03 靖國神社に眠る父と けふ感激の對面 譽れの遺兒たち上京
04 圖像:父います帝都に先陣樺太代表入京
05 時局ポスター 慰問品展 計畫委員會を開く
06 戰時增給の三圓を 事變中ずっと献金 匿名本島青年の美擧
07 富士丸入港 小林東電社長來臺報社消息
08 選擧標語と ポスター募集 自治協會新竹州支部
09 徵兵檢查終了者 訓練始式を擧行 宜蘭郡の實施要項
10 樟腦工業展に 小林總督來場
11 三日間で十二萬圓 基隆の第四次金動員
12 菊地武芳氏の夫人逝去
13 歡樂境を一齊取締 本分忘れた學生に大目玉
14 力泳又力泳 全臺灣水上競技選手權大會 後藤孃の堂堂たる貫禄
15 都市對抗野球 けふに再延期
16 遞信省の異動
17 定期航空
18 ときのこえ
19 大阪商船臺灣出帆
20 近海郵船基隆出帆
21 辰馬汽船
22 大連汽船
23 臺陽汽船基隆出帆
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 輸出茶統制の影響で 價格半値以下に暴落 包種茶館に致命的打撃
02 輸出許可申請件數 早くも百件に上る 督府の具體的方針に注目
03 樟腦專賣功勞者 きのふ表彰さる
04 產米擴充が急務 米穀事情を正視せよ 加賀卯之助氏談
05 朝鮮總督府が 特產關稅を撤廢
06 滿鐵の增資案を 中央政府と折衝 佐佐木副總裁が入京
07 官營鐵道收入が 一千萬圓を突破 七月中は稍稍不振
08 島內硫安値上げ 包裝費の昂騰で
09 制限令講習會 全島日程決る
10 臺中州下の 亞麻栽培を變更 米の增產計畫の為め
11 米管法實施を控へ 農林省と意見相違 販賣價格と方法に對し
12 內地積出遲延 硫安の饑饉を現出 二期作に一大打撃か
13 火災保險事業
14 鐵道の交通手 百七十七名を任命
15 勸業債券底堅
16 華興券の 堅實性 漸次人氣を呼ぶ
17 照明燈
18 新經濟語解說 總動員法第十九條
19 市價及商況 五日
20 堂島雜觀
21 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラジオ
02 特輯演講 興亞產業の建設/平生欽三郎
03 圖像:銃後に張り切る心身鍛錬運動
04 詩吟物語 雲井龍雄と釋大俊
05 園藝カレンダー シネラリアの栽培
06 朝の修養
07 歌謡物語
08 圖像:落葉スキー
09 料理
10 新興高木考一 監督第三作 「母の時計」と決定
11 「良人の秘密」
12 「日本の妻」で 井の頭公園を現出
13 海外映畫短信
14 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 蔬菜類の大增產 宅地休閑地を總動員 大寮庄農產に新機軸 生擴へ一路
02 林口庄排英大會 盛況裡に開催さる
03 犯罪搜查演習 新化郡警察課主催で 多大の効果を納む
04 防諜へ、心の非常線 東港郡各部落に防諜團
05 組合別防諜團續續結成 旗山郡、鐵桶の防諜網
06 浴場のない麻豆
07 森永氏晴の歸還
08 優良警官表彰 警察課長より
09 代書制は廢止 街協選擧戰に萬全の策
10 讀者の叫 內地式改姓問題
11 時局に對應して 青年團陣營強化 旗山郡が幹部講習會
12 東港街ラジオ 體操會
13 気ままな天道様 一期作大減收二期作植付良好
14 恆春郡警察異動
15 恆春郡金動員 打合會
16 ローカルセクション
17 馬匹品評會 北斗郡で擧行
18 三百圓の迷ひ子 拾得美談、謝禮金を献金
19 青物相場表
20 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 興亞の偉業を荷ふ人人 內閣の卷 興亞國策を號令 五相會議の陣容 內閣組織にあらはれた事變色 內閣の卷
02 圖像:滿蒙國境事件
03 覆面將軍を總帥に 新たな政治推進力 共管制、興亞院の卷
04 圖像:荒木文相學校巡禮
05 國策第一線に立つ 興亞院聯絡部の陣容 現地大陸活躍の卷
06 真珠雜話
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 未加入農家の解消 臺中州はもう一息 六月末迄に八十一%
02 兩神社奉贊會支部 臺南州で設立に決定
03 圖像:第二回反英市民大會
04 職能申告好成績 臺中州は期日までに提出
05 高雄州廳奉仕團 けふ作業實施
06 臺南、車路墘間 五日より開通
07 陳情は生徒の發意 兵役志願に關し三屋校長語る
08 肥料事務打合會 臺中州市民館に於て
09 新生廈門だより/郭發海外遊記

◆......ラヂオ體操會は八月一日午前六時より旭瀛書院校庭に於いて嚴肅な開會式が行はれたが參會者は日本小學校旭瀛書院の教員生徒及び卒業生一般居留民など約七百名に達し盛況であった然るに居留民は未だ僅か三、四十名しかなかったとは少し淋しい氣がする

◆......廈門胡里山海水浴場は一月から開場された初日から居留民や中國人青年男女が詰めかけ賑った簡單な設備であるが一般休憩所、家族□、海軍無料休憩所などあり日沒まで開塲する廈門市民の避暑地として一つ出來たわけである

◆......日本、臺灣兩居留民會は暑中休暇を利用して新生廈門に歸省した中學校以上男女學生を對象とし廈門歸省日本學徒團を組織し八月四日に學徒大會を旭瀛書院講堂に於いて開催する引續き修養、講演、奉仕、體育の諸行事を六日より十四日迄行ふことになってゐるその學生數は百餘名に上りよきしではある

◆......市政府警察廳は戶籍の徹底を期し民權の基礎を確立するため八月一日より市政府警察官は戶口調查を施行することゝなったこの實察を拒絕し又は不實の申告を為す者は法に照して嚴罰に處するかくて新生廈門の戶口調查が近く完成するのである

◆......廈門コロンス間の海上交通の安全を圖り組合員の福祉增進を目的とした廈門舢舨營業公會が成立した會員總數四七八名であり公會長は鄭鴻謀氏である。今後この公會の統制に依って廈皷間の交通上一段と明朗化するであらう

◆......市政府は一日附廈門律師暫行條例を公布したが其第四條に「臺灣に於る各地辯護士會所屬辯護士は高等法院長の許可ありたる塲合律師の資格を有す」とあり臺灣同時に內地に於ける內臺人辯護士の廈門進出を認めたものである誰人がイの一番に登錄するか興味ある話題である

◆......廈門に於て從來から開業してゐる辯護士は南部晉氏一人だけである南部氏は早くから復歸開業してゐる臺灣人辯護士では黃炎生氏が昨年から看板だけ出したが未だその來夏のことを聞かない次いて先達て黃際林氏も看板を出すやうになった但しこれは領事裁判のみに限られである

◆......看板こそは出してゐないが二回も來廈した陳逸松辯護士は郭双龍氏の代理人として出廷した問題は債權と債務に關する外國銀行とのややこしいものであるこれらの問題を全部事變の解決まで待って善處することとなったからこれで當分來廈する事はない。

◆......元同僚であった林福桂、吳萬成兩君は共に最近に於ける進出者である、林君は華南新日報の會計部長、吳君は教育局學務科勤務兼廈門市立第一中學校教授に任ぜらる兩君とも頗る元氣で國策の線に沿ふて大いに奮闘してゐる。

◆......最近福建沿岸に於いて奧地生產なきマッチは一箇五錢から十錢までに麥粉一袋八圓から十五圓迄になってゐる實に暴騰したものだ一般良民の生活が如何に困窮に迫まられてゐるかが推して知るべしであらうその他の物資も殆ど缺乏してゐることは更らに云ふ迄もない

◆......鼓浪嶼の昨今は物價の騰貴も大したもので單に豚肉を示へば一斤十三兩一圓六十錢)から二圓までになってゐるが廈門では一斤八十錢位ひである兩地間に於ける食糧品の價格が倍以上の懸隔あり鼓浪嶼の細民は塗炭の生活をせねばならない

◆......新生廈門に於ける米の騰貴は三日現在法幣一元五斤四兩になってゐる當局は種々對策を講究中のところ本月中旬より米の公定相塲を定め一般市民の經濟生活の安定を計ることとなった廈門は樂土になったと稱されてゐるのはこゝからその一端が窺はれる。

10 青年團幹部の 講習會を開催 十一日より屏東小
11 農作物全滅の悲運 高雄州下豪雨の被害
12 嘉義市尹の第一聲 ”ダムは必ず實現せん”
13 不祥事件續出に鑑み 職員の監督指導 特に嚴重に強調 臺中州の郡守市尹會議
14 甘蔗集約耕作の 効果確實に現はる 最高の增收割合九割餘
15 算術講習會
16 拾得金を提出
17 下淡水溪の堤防 決潰の危險去る 目下補強工作を續行中
18 暴利商人に戒告 高雄州下再び三件
19 彰化市の納稅促進
20 屏東商業倉庫設立
21 高雄市の流腦 更に新患者二名
22 お客の衣服を 橫領し入質 外交員の惡事露見
23 第三回皇軍慰問金領收報告 第十四回分報社消息
24 內臺人の社交機關 彰化市に俱樂部
25 消息報社消息
26 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(32)/翁鬧;榎本真砂夫
02 臺灣の國立公園 天下の絶景ダロコ峽 (二)/內務局土木課
03 大陸研究書(三)/春山行夫
04 龍骨車 熟睡するまで 五段階を經驗
05 圖像:海軍館を飾る「朝鮮役軍船の圖」(下)
06 短歌 雨雜詠/庄訊濃
07 學藝消息 外國映畫の 制限が增加
08 心聲漢詩

北行雜詠/許幼漁

09 廣告
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 第七次日英會談は 今明日中開會されん 英側更に遷延せば我方も重大決意頭條新聞

【東京六日發同盟】日英東京會談は去る七月二十九日第六次圓卓會議を開き、現銀搬出問題に關し協議を行ひ、續いて三十一日經濟並に治安の兩小委員會を開いたのを最後にその後會談を進捗せしむべき英本國政府の回訓が未到着のため開店休業狀態に入り、我方は完全に一週間只管英國側の出方を待機の儘七日を迎へることになつた、この間一日、二日、四日の三回に亘りクレーギー大使は我加藤公使に會見を求めその都度今後の會談進行方につき

一、本國政府は經濟問題の取扱ひにつき米佛兩國と協議しめること

一、又經濟問題を今後の問題として隔離し、治安問題の討議を以て東京會談を一應打切りとすることを考慮してゐる模樣であること

一、會談の停頓狀態を打開するため、天津租界隔絕緩和または支那に於ける排英運動取締りにつき日本政府の言質を得れば經濟問題隔離等の問題を起さず、現地問題の全面的妥結を遂げ得る見込みがあること

等を述べて我方の見解を探つて來たが我方としてはその申入れが不合理であることを指摘して

日英會談を完全な妥結に導くためには唯英國が誠意を以て有田、クレーギー原則を局地問題に適用し來る一途あるのみである

と突放した儘嚴重監視の態度を以て今日に至つてゐる、一方英國としても去る四日の議會は休會となり又經濟問題について打合せ中であつた米佛兩國の意向も明確となつたのでこれ以上遷延を許さぬ所から一兩日中にはクレーギー大使に回訓を發するものと見られ、從つて第七次會談は早ければ七日遲くも八日には開會されるものと豫想される而して第七次會談の議題となるべき英國政府の回訓は英國側としても最後の肚を示し來る筈でめるから萬一これが我方の主張と根本的に背反するが如きものである場合は會談は忽ら危殆に瀕すべく、また逆にその誠意見るべきものがあれば一舉妥結へ急テンポを以て進み得る狀態にあり、第七次會談が日英會談延いては將來の日英關係に及ぼす影響は至大なものありとして注目されてゐる、尚英國側の回訓が一兩日を經るも到着せず故意に遷延せんとする意向が看取されるが如き場合は久しく隱忍し來つた帝國の輿論は一舉反英の爆發點に達すべく外務當局としてもこれに即應した重大決意をなす外なきに立到るものと豫想されてゐる。

02 火藥庫のバルカン 既に噴火山上に亂舞
03 トルコ軍國境に集結 ブ政府が嚴重抗議
04 石炭の液化に 英國が乘出す
05 圖像:潞安戰線より
06 自動車研究所を設立 五百萬圓で明年度より建設
07 圖像:(上)ダンチツヒ既にナチ一色
08 圖像:(下)チアノ伯スペインへ
09 北樺太石油利權問題 最後的決定に到達し 近日中には正式調印
10 農林省豫算の重點 新規要求二億圓を超過
11 出征將兵慰問新聞四十四 けふの本紙寄贈者報社消息
12 海運會社創立に並行し 東亞海運輸送組合を創設 不定期航路を統制
13 東亞海運會社 出資調べ 十一社五十九隻
14 商工豫算總額 一億五千萬圓に達す
15 藤倉勝つ 都市對抗準決勝
16 リンドバーグ 米陸軍で不評
17 本日の天氣
18 大阪商船臺灣出帆
19 近海郵船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 大連汽船
22 臺陽汽船基隆出帆
23 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 遺兒部隊千三百名 亡き父さまの胸へ 靖國社頭感激の一時
02 朝香宮殿下より 有難き御言葉
03 臺灣神社外苑で 赤誠の汗の奉仕 本社外オフィス隊出動報社消息
04 英靈內地へ きのふ大和丸で凱旋
05 米穀納入會社設立 結局自然流產か 拓務省の中止勸告で
06 基隆鄉軍總會 十三日公會室で
07 大和丸出帆
08 城東地區防衛團 防空訓練 實戰宛らの猛演習
09 圖像:新竹州民の赤誠
10 證據金を呑む 苗栗の期米屋檢擧 被害三萬圓に上る
11 內鮮と呼應して 島內でも米價抑制 近く具體化せん
12 佐塚佐和子孃 の歡迎演奏會
13 きのふ水上決勝戰 記録の更新なく低調
14 羅東水害豫防 組合評議員會
15 晴れの臺灣代表
16 鮪漁業の 南洋出漁方策 サイバン島に前進根據地
17 新竹軟式庭球 竹東團が優勝
18 兼題は「軍艦」 明治神宮献詠 會が献詠募集
19 定期航空
20 高千穗丸無電
21 人事・消息報社消息
22 訃文:菊池孝子
23 廣告報社消息
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 本島樟腦專賣 四十周年の業績(上)/清水七郎
02 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラジオ
02 特輯演講 日本の進むべき道/永田秀次郎
03 國民歌謠 曠野の開發
04 ラジオ、ドラマ 田の面に風あり
05 料理
06 子供の時間 お話 日本では今 鹽が大切です/原田三夫
07 廣告
第04頁
日刊第5版
序號 標題
01 八萬郡民の公憤 排英大會に爆發 旗山街一公に於て開催
02 圖像:技能檢查所開所
03 伊東軍曹歸還 四日懐かしの旗山へ
04 桃園郡は十二萬圓 金献に奏づ愛國譜
05 圖像:通州事件二周年追悼會
06 不良商人摘發 能高郡下に多數
07 軍屬林德三郎君 盛大に鳳山街葬を執行
08 又も金の闇取引 賣却強制割當に附け込み 元庄協がぼろい儲け
09 米增產計畫打合 きのふ竹南郡で開催
10 讀者の叫 北門郡の排水問題 大圳土木當局に要望す
11 真夜大雨中に假裝訓練 新營郡警察課の定期監察
12 神饌田田植祭 新湖口公で擧行
13 これは人肉の闇取引 三日竹南郡が一齊取締
14 冬山茶に力瘤 あす組合臨時總會
15 弓道大會 員林公會堂裏にて
16 湖口陸軍廠舍に奉仕の作業 青年團が交替で
17 員林建築信用購買利用組合
18 新舊郡守歡送迎會
19 公民教育の普及に 員林街中堅青年を動員
20 鹿港信組の 裁縫講習會 近く修了式を擧行
21 井原前助役の 送別庭球會
22 葬儀費を節約して 各方面へ寄附金
23 ローカルセクション
24 佳里公同窓會
25 林郡守初巡視日程
26 新營の詐欺
27 廣告
第05頁
日刊第6版
序號 標題
01 南支那に於ける 主要文化施設 廈門共榮會の活躍特輯
02 圖像:廈門共榮會館及び職員特輯
03 日支親善の殿堂 廈門旭瀛書院 輝やく三十年の歷史特輯
04 新生廈門で活躍する人人(四) 廈門の治安確立 彼に負ふ所多し 警察廳副廳長佐野厚氏特輯
05 閩南女子中學校 王兆麟氏の創設特輯
06 自立よく 成功を致す 桑田商店常務取締役兼廈門支店長黃談根氏特輯
07 不眠不休で 仕事をした 會計科長虞永樞氏特輯
08 司法官として 實に適材なり 廈門地方法院代理院長黃仲康氏特輯
09 トップを切って 女子中學を設く 閩南女子中學校長王兆麟氏特輯
10 何にツ他支店に負けるものか? 永豐公司分行長胡自瓶氏特輯
11 彼は同僚と折合ひがよい 財政局徵收股長沈蘭芳氏特輯
12 廈門運送業同業組合特輯
13 南發商行主 李永達氏特輯
14 建和公司代表者 潘助氏特輯
15 眾望を負ふ 居留民會會長 臺灣居留民會會長蔡世興氏特輯
16 參事や議員となり その手腕を揮った 大阪商船會社社員蘇水秀氏特輯
17 金融のことなら 一廉の意見あり 臺灣居留民會議員蘇嘉和氏特輯
18 日華親善の為めに拔群の手腕を揮ふ 臺灣居留民會議員郭盈來氏特輯
19 彼の飛躍振りは 注目に值ひする 新興公司專務許江龍氏特輯
20 身を以て眾を率ゐ 店は大繁昌 發記洋行主楊連樹氏特輯
21 社會事業で 男振を上げた 總務局機要股戴良氏特輯
22 壽棋醫院主 劉壽棋氏特輯
23 泰豊堂藥房主 簡永清氏特輯
24 華南報のヒツトラ 華南新日報營業主任李天章氏特輯
25 實業の復興に 大いに活躍す 海南洋行總經理陳鹽氏特輯
第06頁
日刊第7版
序號 標題
01 皇軍の精鋭「戰車」 高雄、屏東兩市で供覽
02 大高雄港の致命傷 中洲の決潰擴大 州當局で根本對策
03 圖像:杉山北支最高指揮官勤勞報國隊閱團
04 舊盆祭の改善 高雄市は斷然廢止へ
05 臺東廳職員の 身心鍛鍊行事
06 防諜ポスター 臺南州防諜協會 懸賞募集をなす
07 ナチス運動資金發見さる
08 樟腦關係工業展覽會 (上)きのふから臺北公會堂
09 臺中州職員奉仕團 きのふ鎌の奉仕に精進
10 日本醫大講演部 臺南州で講演
11 遺家族を弔問
12 漢藥材配給組合 花蓮港街公會堂で創立總會
13 廳當局の斡旋で 贌耕問題解決す 鹽糖より新契約者に權利金を支拂
14 彰化市醫師會
15 デパート屋上より 若者の飛下り自殺 覺悟の自殺と見らる
16 彰化同志信用利用組合
17 彰化市新舊助役 送迎會頗る盛況
18 惡業の限り盡す 稀代の詐欺橫領團
19 兄弟で毆殺す 臺東郡下謎の死體 被害の顛末判明す
20 楠梓信組事務所 崩落の椿事 幸に被害者なし
21 雨後に備へ 鐵壁の防疫陣
22 臺南南迴りバス 四日より開通
23 彰銀人事異動
24 消息報社消息
25 廣告
第07頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(33)/翁鬧;榎本真砂夫
02 臺灣の國立公園 雲海棚引く阿里山 (三)/內務局土木課
03 大陸研究書(四)/春山行夫
04 龍骨車 文學の實體とは 文學界の評論リレー
05 圖像:夏と子供(一)(釣り)
06 詩 哀愁/王火科
07 心聲漢詩

喜蔡伯毅宗弟過存/蔡遜庭、意有未盡再次小維摩佳韵/說劍、鷺洲納凉/高文淵

08 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 卅億圓程度の金額を 租稅の收入で賄ふ 財政の健實を計る 公債發行を少くす
02 海、陸荒鷲群が活躍 陸鷲宜昌を大空襲
03 海鷲福建、兩廣を蹂躪
04 “依存外交は亡國政策” 中華日報直接交涉を提唱
05 小泉部隊の奮戰
06 “ダ市を死守せよ” ス元帥が波國側の 強硬態度を表明す
07 金口木舌/林正享
08 緊急五相會議(あす開く) 對歐策につき重要協議
09 白鳥、大島兩大使 意見が一致 政府に重要建議
10 トルコ政府近く 大公使を大更迭
11 危機を齎らす言說 民主主義國から再び聞く ゲーリング空相演說
12 珠江封鎖解除 各國總領事に通達
13 香港の法幣相場 又もや崩落
14 明日の天氣
15 愛の凱歌(25)/戶川貞雄;松田文雄
16 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 副業收入の增加で 農山漁村大に霑ふ 百億貯蓄にも片棒
02 興亞美術展覽會 今秋北京に開催 美術に依る日華親善
03 英國にも良心あり 香港百年祭に二の足
04 圖像:潞安戰線より
05 日獨貿易協定成る 日滿ブロックを既し 新規の方式を採用
06 蹄鐵工を養成 近く講習會開催
07 三日目の金動員 六萬五千餘圓 銃後基隆市民の赤誠
08 河川遠泳新記錄 三日間に二八八哩
09 新竹の排英講演會 三代議士熱辯を揮ふ
10 福建丸出帆
11 高雄魚市水揚高 昨年に比し着增
12 後龍、深夜の兇刃 妻と兄を滅多斬り
13 物價統制大綱 具體化に關する答申案
14 長沙丸入港 菊地代議士來臺
15 飛下り男の 身許判る
16 荷揚苦力奇禍 海中に墜落溺死
17 驛員溺死
18 故鎌田正威氏 四年祭あす執行
19 臺北州異動
20 定期航空
21 人事・消息報社消息
22 今夜の放送
23 商況 七日前場
24 今日の興行
25 民報案內報社消息
26 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(120)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 若い女性間に擴る 幸運の手紙の迷信 理性をもって判斷せよ 十人目に一萬圓の損害/石橋豐德
03 家庭婦人の常識集
04 圖像:筏の旅
05 清純な健やかさ デイアナ.ダービンスタイル 小女達は流行る
06 土用干の季節 濕氣、黴はかうして手入れ/小川安朗
07 紙上病院
08 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 九月の新學期から 小公學校に柔劍道 五年以上と高等科の男子に 準正課として教へる
02 教室で經木編み 收入で學校に衛生設備
03 今日の歷史
04 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛錬運動期間 (六)一日から廿日迄
05 圖像:大鳥居十九年振のお化粧
06 健康いろは唄(け)
07 殊勳甲七つの 軍用犬、凱旋 北中支で大手柄を建てて
08 前線の勇士へ 銃後の小國民より 感謝の言葉なし/許龍深
09 カタカナ欄 ワンワンチャンガ 十エンサツヲヒラフ
10 子猫/張氏明珠
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 けふ會談再開せねば 斷乎有效適切な措置 現地と外務、意見一致頭條新聞

【東京七日發同盟】東京會談の成否を決すべき英國政府のクレーギー駐日大使に對する回訓は七日に至るも未だ到達せず從つて當日は第七次會談は開催するに至らず我方としては引續き英國の態度を嚴重に監視し待機の姿勢にあるが陸軍の現地代表宮本少佐は同日午前外務當局と電話にて連絡をとり若し八日一日を待つて會談再開が覺束ない場合には我方としても何等かの有效適切な措置を講ずる必要ありとの意見に一致した模樣である

02 焦作鎮炭礦管理讓渡を 現地英代表が承認 英人最初の權益問題の讓步
03 日米友好關係回復 米人の諸權益尊重が前提 ピットマンの聲明
04 聖上陛下 和蘭國に御祝電
05 李王垠殿下 天皇陛下に拝謁 御歸還の御挨拶
06 全滿資源調查を完了 愈々綜合計畫樹立へ
07 對歐策を協議 板垣陸相、米內海相と
08 海門港の閉鎖を 更に嚴重にする 我が方、各國に通達
09 鎮南關等を偵察攻擊
10 更に陸軍 首腦部會議
11 圖像:藤原產業代表六日出發
12 遂溪を空襲
13 ス英特使歸還 英佛ソ交渉失敗の證左
14 樞相急遽歸京
15 防共三首都市長の 東京會談實現せん 賴母木市長は語る
16 米國の對日輿論 感情論、理想論から出發 伊能男爵の歸朝談
17 開發總裁の 就任を懇請 首相、賀屋氏に
18 出征將兵慰問新聞四十五 けふの本紙寄贈者報社消息
19 應召成績は不良 香港服役法實施
20 極東政局の推移に 重慶政府一喜一憂 對英言論も罵倒、媚態等錯綜
21 西國政治改革成る 一黨治國の制度確立
22 滿國、洪國に 公使館を設置
23 支那事變公債 五億圓を發行
24 總督府辭令
25 本日の天氣
26 大阪商船臺灣出帆
27 近海郵船基隆出帆
28 辰馬汽船
29 大連汽船
30 臺陽汽船基隆出帆
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 茶輸出統制と其の善後策社說

今回輸出入品臨時措置に關する法律第一條の規定に基き去る三日附府令を以て製茶を加へたるため臺灣茶の輸出に對し凡て許可を要する事となったが、其の主旨は言ふ迄もなく圓ブロックへの輸出數量を制限し以て第三國への輸出を獎勵せんとするにある。現下の重大時局より見て臺灣茶は出來るだけ國策の線に沿ふて外貨の獲得に努力すべきは當然過ぎる程當然な處置ではあるが、時恰かも夏茶の出盛期に當り各茶舘とも既に採算有利な包種茶を多く滿洲へ輸出し、且つ夥しき在庫品を持ってゐる事であるから、當局としては一方に於て上記の國策達成に誘導すると共に各關係業者の損失を出來るだけ輕減しなければならない。

先づ第一着手として當局に於ては各山元に於て粗製包種茶の製造を中止させ、紅茶若くは烏龍に轉換せしむべく誘導しなければならない。而して各茶舘の在庫品の內滿洲でなければ絕對に賣れない所の毛峯及び大峯茶に對しては出來るだけ早く輸出許可を與ふべきは理の當然である。其の他の包種茶に對しては各茶舘の在庫高を詳細に調查し滿洲及び北支に於て特殊に嗜好するものはなるだけ輸出許可の方針を採るべきである。唯南洋へ賣れる包種茶に對しては各茶舘とも多大な犠牲を拂って輸出振興に邁進しなければならない。

もう一つ是非實行したい事は第三國へ輸出した者に對し所謂リンク制を活用して滿洲への輸出を許可すべきである。唯第三國に地盤を有する者と滿州に地盤を有する者とは必ずしも同一人にあらざるを以て滿洲輸出の權利を有する者は他へ讓渡出來るよう融通自在の方法を採るべきである。督府としては今後如何なる方針を持つべきか皆目知る由もないが、外貨獲得と茶罐の損失輕減をかれこれ睨合って此の際最も合理的具體方針を提示せられん事を切望して止まない。

最後に一言すべきは臺灣茶今後の進路に對し從來の茶商公會が極めて無力な事である。曾ては大連行船腹割當問題に對し茶商公會としては殆ど何等發言權なく、今回の輸出統制に對しても恐らく茶商を打って一團として國策のために邁進せんとする統制力なき事をつくづく感ぜしめられたのであるから、此の機會を利用して茶商公會を改組し以て時局下の貿易團體として充分に活動し得る機構を發揮すべき事を待望して止まざる者である。

02 防衛團を改革して 公共防空を法制化 家庭防空も立案中
03 十人以上の子福者に 感謝狀と大臣賞授與 興亞の母の名譽を國家が表彰
04 軍屬の遺族に 扶助料を傳達 十日臺中州廳で擧式
05 圖像:感激の賜品傳達式
06 慰問品部委員會 きのふ開かる
07 小倉要塞司令官 きのふ高千穗丸で着任
08 斬雞戰法も飛出す 臺北州下郡部の金動員
09 宜蘭經濟警察 協議會結成式 きのふ盛大に擧行
10 日本救世軍を 速かに獨立させよ 反英運動具體化へ
11 ヒ總統から 中世紀騎士の兜 東京市聯合青年團へ贈り來る
12 臨時國勢調查 特別放送
13 不名譽な暴利傷人 臺南州で戒告處分
14 慰安講演と映寫會
15 集金を橫領
16 ホ元帥慘死 飛行機が墜落して
17 國鐵事件の兩技師 無罪で返り咲く
18 新竹州警務部異動
19 學生報國勤勞隊 張家口に到着 あすから行動開始
20 藤倉電線連霸 都市對抗野球終る
21 專賣局異動
22 人事・消息報社消息
23 定期航空
24 ときのこえ
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 米と甘藷の 增產強化を協議 けふ內務部長會議開く
02 酒精原料確保に 甘藷配給規則公布 八月廿日より內地で實施
03 本島樟腦專賣 四十周年の業績(下)/清水七郎
04 糖聯の機能擴充 配給委員會を新設
05 華銀總會 配當三分に內定
06 蓖麻子油を 組合で配給統一
07 海上保險事業概況
08 東亞汽船創設は 大陸海運策の先驅 三輪遞信部長が語る
09 戰時海運界の 全面的刷新を斷行 八月上旬スタートへ
10 占領地域諸港 全支貿易の八割
11 株式利迴低下 平均五分三厘八毛
12 米穀事務所 來る十日に開設
13 臺灣製綿組合 創立總會開催
14 共立商事會社 臨時總會開く 岡崎氏專務に當選
15 局營バス收入 七月分は好調
16 照明燈
17 市價及商況 七日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラジオ
02 青年の時間 機械か肉體か/櫻井中溫
03 國民歌謠
04 圖像:全英庭球選手權大會
05 家庭經濟講座 事變と家庭經濟(四) 增稅と家庭/東嘉生
06 音なぞなぞ
07 京戲 空城計
08 物語 太閤記(一)
09 野菜や花の病気 こんな手當を
10 子供の時間 世界の名作から(八)
11 料理
12 海外映畫短信
13 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 平和の攪亂者たる 老獪英を排擊せよ 氣勢大に擧る三峽の排英大會
02 歸還勇士慰勞會 大溪街公會堂に於て
03 大甲精米統制組合 一日創立總會を開く
04 大甲街家政女實現近し 校舍敷地ほぼ內定
05 取り殘された 飲料水問題 新化郡保健組合、解決へ
06 旗山神社の 神苑擴張工事 各團體競ふて奉仕
07 故松下上等兵 慰靈祭を擧行 あす蘇澳に於て
08 國語講習會開設
09 保甲書記事務 講習會 新化郡の催し
10 中壢中學校設置 愈愈本格的運動へ きのふ期成同盟會設創立
11 臺灣商工同窓會 盛大に開催さる
12 ローカルセクション
13 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 興亞の偉業を荷ふ人人 產業開發の卷 北支開發の陣容 產業戰士十數萬進出
02 開封の發展 綏靖委員會の本據
03 業績輝く蒙疆地方 防共地帶としても重要
04 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 銃後運動の強化 臺中市新たに援護協會を結成 當局慎重に成案檢討中
02 高砂族の青年達 軍夫志願熱昂る その真情を知った當局痛く感激
03 圖像:牧將軍が興亞追悼會
04 國策協力に奮起 男は藥草採集、女は廢品回收
05 小倉新要塞司令官 けふ高雄着任
06 故水田軍屬の住宅 永雨で倒壞 家人留守で無事
07 精動新展開の 基本方針を協議 高雄州打合會を開く
08 次期の選擧から 代書制は斷然廢止 文化の中心を気負ふ 臺中州自信たっぷり
09 樟腦關係工業展覽會 (下)六日から臺北公會堂
10 東臺灣の清涼飲料水 自給自足から一步前進
11 臺電の臺灣電燈買收 愈よ實現の氣運動く
12 司法保護大會 十日嘉義市で開催
13 臺中州棉布配給組 合解散儀式を擧行
14 肺結核の靈藥 タマキツヅラフヂ科學的研究 兩博士の手で近く完成 州理蕃當局で增產計畫
15 社告 第三回皇國慰問金募集/臺灣新民報社報社消息
16 楊寬に懲役一年 きのふ判決言渡さる
17 渡邊府屬 留置さる
18 對英佛新戰債に 米國民は反對 ギャラップ博士語る
19 偽學生取調らる
20 彰化履物商組合 創立發起人會
21 兩米大統領の治績 リ氏、フ前大統領を辯護
22 ソ聯の新勳章
23 ヒ獨總統の 稱號短縮
24 消息
25 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(34)/翁鬧;榎本真砂夫
02 趣味の讀書/松本亦太郎
03 文藝時評(一) 文藝時評の意義/窪川稻子
04 龍骨車 文學の形象 豐島氏の議論
05 圖像:夏と子供(二)(麥秋)
06 臺灣總督府圖書館 新着普通圖書
07 詩 新高への前夜/楊炭
08 學藝消息 英女學生が 「自由を與へよ」
09 新刊紹介
10 心聲漢詩

步東寧遯叟韻贈某校書/許聽花、又步蓬壺遯叟韻贈花卿/許聽花、昭和十四年四月十三日與南山外四人上府陳情郵便集配局有感/幼漁 許五頂、送出征/許幼漁

11 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 信陽隨縣西北方の 殘敵大掃蕩戰終る 遺棄死體八百餘に上る
02 敵三千を包圍攻撃 德安西方岷山に進撃
03 日本學術振興會の 物價統制案の大綱 首相以下各大臣に建議
04 英、佛、ソ三國交涉 依然たる難航を續く
05 五相會議 午後二時から開會
06 首相、陸相と協議
07 第二豫備金 を支出 けふ閣議で決定
08 比島の對外貿易額
09 宮本少佐 ピ少將と打合せ
10 タイ國內の援蔣華僑 大量檢擧さる
11 四川軍閥呼應して 反蔣獨立を示す 蔣、抑壓に慘澹たる苦心
12 金口木舌/林正享
13 デニス署長歸任
14 特殊物品の 輸出入防止法 國府で公布實施
15 重慶政府又も 虛勢を張る 總反抗說を宣傳
16 汕頭中國婦人會 結成式を擧行す 會長に林女史を推戴
17 サ黨ラモス氏 比島次期大統領選擧に出馬
18 工業研究所長 池田氏に決定
19 明日の天氣
20 愛の凱歌(26)/戶川貞雄;松田文雄
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 興亞の建築戰士に 初の徵用令書飛ぶ 東京府の國民徵用
02 中支忠靈顯彰會 十三日發會式を擧行
03 海軍上海戰表忠塔 地均しに學生勤勞隊が奉仕
04 神饌田田植祭 けふ大安公で執行
05 銃後島民の赤誠 七月中の海軍献金恤兵金 遂に三萬圓を突破
06 林部隊の戰傷者
07 鐵の義足の勇士が 富士登山を決行 白衣の十三勇士近く出發
08 第二期米穀の 全國販賣高 昭和十四年度の
09 臺北陸軍兵事部の 管轄區域決定さる 届提出上の注意いろいろ
10 織物會社が献金
11 武勳の勇士 櫻井真二君が恤兵金□出
12 察南政府記念展に 兒童作品を送る 海南島とも成績品交換
13 含水酒精を混用しても 自動車は走る 築山技師、片山技手研究に成功
14 英國を膺懲せよ 新竹州華僑新公民會が 排英講演會を開く
15 郵便局設置運動 九分の有志が起つ
16 縊死二つ
17 勤勞報國學生隊 第四班保定の到着
18 基隆家政女校舍 明年度に新築せん
19 中等優勝野球 二十二地方代表決定
20 高砂丸無電
21 定期航空
22 今夜の放送
23 商況 八日前場
24 今日の興行
25 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(121)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 心得て置くべき 野外での飯盒の炊き方 いざとなればすぐ役に立つ 糧友會
03 家庭婦人の常識集
04 國際政情に動かされ 歐美の新流行 ターバンの不可思議な魅力
05 圖像:筏の旅(二)
06 一汁一菜の 時局のお料理 三種御紹介しませう
07 絹物もこの際 家庭で洗ひませう 要領を呑みこめば 難しい事はない
08 水虫でお困りの方へ この民間療法で
09 盛夏の外出時に 便利な汗よけの工夫
10 着物の泥と汗のシミ どうして抜きますか
11 手巾 その見分け方
12 靴下の經濟な 買ひ方
13 廣告報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 亡きお父さまと 心ゆくばかりの對面 遺兒部隊一千三百二十四名 靖國社頭で感激の一瞬
02 健康いろは唄(ふ)
03 セミの博物館 東京の上石神井公園に
04 旺盛な精神力と 剛健な身體を鍛へ 國民心身鍛錬運動期間 (完)一日から廿日迄
05 今日の歷史
06 圖像:參拜前夜の遺兒部隊
07 日支少年仲よく 君が代を歌ふ 青島の親善風景
08 童話ゐなくなった鳩 (上)/畠山まち子
09 童謡 雨/潘氏清雲
10 霧の雨/黃允長
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 警急五相會議開く 對歐策の具體的措置檢討 尚兩三回續行されん頭條新聞

【東京八日發同盟】對歐策の具體的措置檢討の緊急五相會議は八日午後一時四十分より首相官邸に開催、平沼首相、板垣陸相、米內海相、有田外相、石渡藏相の關係五閣僚出席、劈頭幹事役たる板垣陸相より會議開催を要請するに至つた事情につき報告し引續き陸相より過般の陸軍省部聯合協議會並に三長官會議において決定せる陸軍側の具體的態度に關し詳細說明をなした、これに對し米內海相、有田外相、石渡藏相より夫々總ゆる角度より質疑があつて後各閣僚より腹藏なき意見を開陳した模樣であろが問題の重大性に鑑み慎重に檢討を遂る必要上會議は尚兩三回續行されるものと見られてゐる。

【東京八日發同盟】八日開かれた歐洲情勢對應策の具體策檢討の緊急五相會議は午後一時四十分より六時半まで約五時間に亘つて隔意なき意見の交換を遂げた結果陸軍案に對する檢討を一應終了したが各相間において更に考慮を重ねるため結論を付けず散會した、次回五相會議は未定であるが多分十一日頃とならう

02 けふ第七次會談開かん 英側が全面的妥結を希望し 會談は今週中終結せん
03 日英會談、北樺太利權交渉 きのふの閣議に外相より報告
04 書記官長發表
05 興亞奉公日案の內容
06 陸軍省部首腦 部會議を開く 種種協議を遂ぐ
07 炭礦に於ける 婦人使用許可 參與會議に附議
08 內相首相會見 首相の決議を質す
09 文部省の體育課長
10 ド米代理大使 外務省を訪問
11 共黨の陰謀を說き 和平實現法を示唆 汪氏、今夜某地より放送演說
12 抗戰陣營の混亂 陳濟棠、李宗仁、顧祝同等が 蔣介石に睨まる
13 國府、逃避官吏の 嚴罰命令を出す 香港、澳門出張を嚴禁
14 敵機を大量撃墜す 國境の戰況と我方の戰果
15 海鷲、兩廣の 各地を爆撃
16 四十七機を撃墜 七日ボイル湖の空中戰
17 大阪商船重役會
18 出征將兵慰問新聞四十六 けふの本紙寄贈者報社消息
19 英水兵支那良民に暴行 汕頭角石のわが占領地域に於いて 反英機運に一段の拍車
20 五日の空中戰 廿七機を確實に撃墜
21 敵空軍漸次補充難 歐露、極東二方面の配屬機を 充んとすること明瞭
22 英人のスパイ行為 徐州に於て摘發さる
23 農林、商工の 連絡委員會 肥料の所管問題 一段落を告ぐ
24 羅東經濟警察 協議會結成式
25 東拓增配實施
26 本日の天氣
27 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 第六次會談最後となったか社說

日英東京會談は開會前より既に決裂が豫想されてゐたのであったが、愈愈開幕となるや、スラスラ進展を見るに至り豫期に反した感を抱かしめたのであった。併し會談が重ねられるに從ひ一般論から具體論に入り第六次會談に於いて法幣流通禁止、天津租界に保管せる現銀引渡の具體的實際問題に移るや、俄然會談は險惡となり、英國代表は本國政府の回訓到着まで會談延期を要請したのであるが、今日に至るも再會の氣配すら示さず徒らに遷延するの擧に出て居る我方に於いては英國の態度に對し嚴重なる監視を續けて來たが、遂に現地陸軍側は外務省と聯絡をとり、八日中に再會の意志無き塲合は斷乎自主的行動に出づると云ふ事に意見が一致した模樣である。此處に於いて開會前に於ける一般豫想の如く、愈愈會談は危機に迫り、第六次會談が最後となり決裂の止むなきに至る狀態に逢着した。

第六次會談までの經過を察するに、何等具體的なる取極めなく、單に根本原則論に於いて意見の一致を見た程度に留って居るものと見られる。抑抑我方としては英國の東京會談要請に應じたのは根本原則論の取極め程度では勿論無く、及局地的特殊問題でも無い。一般原創論を基調とした全面的具體的實際的問題の取極めにあるのである。然るに最も根本的であり實際的である法幣流通禁止問題が提議されるや、一片の理論を持ち出し第三國と協議する、とか日本及支那に於ける排英運動の禁止を要求するとか、天津の現銀保官は事變前に國民政府から引き繼いだものだから勝手に渡せない等と我提議を全面的に拒否するばかりでなく、排英運動禁止の要求まで為すに至った事は、戰爭行為を認めざる事を立證したものと斷定出來る。ク大使は原則論に於いて日本の戰闘行為を認識したと稱しながら、實際問題に直面するや臆面もなく、斯る態度をとるに至ったのであるから、最早英國と會談すべき何物も無くなったと觀て誤りなからう。

02 社說 徹底的稅制改革を望む社說

明年度豫算は今月十日迄に各省より大藏省に提出され愈愈戰時第三年の大豫算が編成に着手される事になったが大藏省では極力歲入の增加を計り出來るだけ公債の發行を少なくし健全財政を樹てるべく努力してゐる模樣である。即ち事變が長期に亘り、今後幾年間は臨時軍事費を別として一般豫算額五十億圓必至と見られ此の內三十億圓を一般歲入に求め、アト二十億圓を公債で補ふ、と云ふ大體の見透しをつけてゐる。併し卅億圓の一般歲入は、過去財政に徵すると頗る困難なる實情にある、今年度に於いては稅收入、印紙、專賣收入合計約二十五億の歲入となって居るが明年度より三十億の歲入を計るとすれば今年度より五億圓の增收を計らねばならない。此の增收は稅制改革による稅收入の增加によって補填されるは當然であらう。

事變以來軍需工業方面の利益は增加の一途を辿って居るが、平和產業及一般給料生活者は物價の昂騰と統制產業によって深刻な影響を受けて居るのであるから、稅制改革により此の不均衡部面の合理化を計り健全財政の確立と國民生活の合理化を計るべきである。

03 地方議員選擧迫る 島都の有權者數は 前回と餘り變らぬ
04 圖像:神饌田の田植祭
05 ルフト、ハンザ機 臺北に飛來せん 十五日・東京訪問の途次
06 時局ポスター 慰問品展 きのふ各部で打合會
07 東京會談の重要性/船越光之丞
08 新竹神社 上棟祭
09 山縣內務局長 賜暇歸省
10 漁船への警報傳達 きのふ濱海海岸で演習
11 比島訪問學生 使節來臺
12 忠靈塔建設圖案 懸賞募集に決す
13 關屋敏子さん 十五日來臺 皇軍慰問並一般公演
14 愛國貯金を橫領 太い班長押へらる
15 慰問新聞寄贈者 八日受付の分報社消息
16 全島刑事警察 事務打合會 昨日警察會館で開かる
17 基隆商議總會
18 女給大部隊 新北投へ強行軍
19 業態別組合長 會議(宜蘭)
20 床屋さんが 慌てて陳情
21 定期航空
22 人事・消息報社消息
23 ときのこえ
24 大阪商船臺灣出帆
25 近海郵船基隆出帆
26 辰馬汽船
27 大連汽船
28 臺陽汽船基隆出帆
29 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 內務部長會議で 大增產方策を審議 蓬萊米に全力傾注
02 帝國食糧政策に 島民の協力切望 森岡長官の訓示
03 甘藷を增產し バナナ栽培を制限 米穀納入會社案は無限延期
04 增產實行方策 耕地の全面的擴大
05 商銀異動
06 一期蓬萊米移出 二百萬袋に肉迫
07 茶の第三國向け 輸出統制は急務 來臺の途中村會頭が語る
08 法幣不安深刻化 上海為替四片臺割れ
09 內臺定期船の 增配は難しい 門司折返九月迄延期
10 帝國礦業開發 重役の人選決定
11 滿洲國で糧穀の 配給統制會社新設 不足は臺灣米で補給
12 產組分野を制限 全商業部門は免許制
13 傷害保險概況
14 市價及商況 八日
15 南門工場長 星野技師を任命
16 照明燈
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラジオ
02 講演 天然色寫真及び映畫の 最近の進步/鎌田彌壽治
03 白衣勇士の尺八演奏
04 講談 松平左近將堅/神田ろ山
05 時代をリードする 女性映畫 日活「キャラコさん」
06 圖像:全國中等射擊大會
07 帝國館のアトラクション 川崎弘子で 「皇國の母」
08 料理
09 ピックフォード孃 映畫會社を設立
10 趣味娛樂 夏・代用味覺を語る(一) 戰時下何をどう用ひるか 味覺、視覺の求美料理
11 潛水艦の謎を解く 東和商事で日本語版完成
12 新興東京演技講習所
13 「江戶育ち八州天狗」 石山監督が開始
14 「あきれた百萬圓」
15 御苦勞に火事の 撮り直し
16 石坂氏の 「まごころ」 成瀬監督が映畫化
17 大庭秀雄監督の 處女作 「良人の價值」
18 多摩川の配役變更
19 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 昭和の“宗教改革” 東港郡舊慣委員會 七日結成打合せ會
02 防空訓練の查閱 埔里北公に於て擧行
03 鳳山慰問音樂會 盛況を豫想さる
04 小作料は二重取り 命の綱開墾地を失ひ 北斗郡移民陳情騷ぎ
05 桃園郡保甲視察團大溪へ
06 蝸牛退治 鳳山郡下の農民大騷ぎ
07 豪雨衝いて“前進め” 意氣沖天の北斗街防衛團檢閱
08 恆春郡簡閱點呼
09 鳳山の內地人 防諜團を結成 公會堂で盛大に擧行
10 パイン從業員 過勞で礫死さる
11 鼻持ならぬ親子 名士も迷った三角關係
12 幸運の手紙 岡山郡にも舞込む
13 ローカルセクション
14 少女溺死
15 新營郡警察課 武道土用稽古
16 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 南支封鎖の重要性と 殘された援蔣ルート (一)軍艦○○にて同盟通信秦特派員
02 沿岸諸港と 奧地との道路聯絡
03 殘された 南方援蔣ルート
04 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺中州全島に魁て 報國總動員運動へ 來月より華華しく着手
02 州勢刷新の為め 臨時調查所を設置 將來の活躍期待さる
03 兩神社奉贊會 花蓮港支部を結成 來る十四日に擧行
04 圖像:學童皆泳大會
05 米穀納入會社の設立 產倉側反對を表明 きのふ赤堀知事に陳情
06 彰銀臨時總會
07 北利丸難破 暴風雨の為め火燒島で
08 恒例の材木景氣 遲れ馳せ乍ら爆發 嘉義市の商況一陽來復
09 精神文化講習會 けふ修了式擧行
10 馬事普及會指導員 打合會を開催
11 知事訓示傳達
12 圖像:大谷尊由氏の密葬
13 豚肉の値下げ斷行 小賣一瓩に付き三錢安
14 淺墓な店主 家宅侵入の廉で豚箱へ
15 井原氏送別庭球會
16 多士濟濟の保甲陣 新編成で大物多數登場
17 市街庄吏員養成所 修了式を擧行
18 大金紛失の會社員 青くなったり、赤くなったり
19 闇の花大量檢擧 色とりどりで百余名
20 郡守尹打合會 高雄州で開催
21 勞務調整打合會
22 彰化郡庭球會延期
23 第三回皇軍慰問金領收報告 第十四回分報社消息
24 岡山郡道路協會總會
25 臺中市白米商組合 十三日に創立總會
26 大溪郡警察異動
27 旗山郡警察課異動
28 人事・往來
29 消息
30 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(35)/翁鬧;榎本真砂夫
02 三民主義と 支那民眾思想(一)/臨時情報部
03 文藝時評(二) 今月の印象/窪川稻子
04 龍骨車 廣津の獨舞臺 「谷崎潤一郎」研究
05 圖像:夏と子供(三)(セミトリ)
06 詩 この腕/獨木
07 心聲漢詩

索居漫興步少奇社弟韻/一吼、歸侍母疾/一吼、鷺洲納涼/陳子皮、鷺洲納涼/陳筱村

08 新刊紹介
09 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 日英會談逆睹し難し 老獪な英側又遷延策に出づ 我方斷乎たる決意有效手段を協議
02 次回五相會議は數日中 一氣に結論に到達せん
03 愈よ萬策盡きて 法幣の前途絕望 財政部は只拱手悲觀
04 板垣陸相 葉山御用邸に伺候
05 陸軍省部定例會議 當面の問題で重要協議
06 支那要人の 重慶脫出夥し
07 奧地資金逃避甚し 重慶政府、防止に躍起
08 倉林部隊が 深江站を攻擊 敵五百を殲滅
09 喜多廈門連絡部 政務部員上京
10 我方、要求五個條提出 汕頭英水兵暴行事件に對し
11 金口木舌/林正享
12 香港の法幣慘落
13 東亞綿業協議會 會則要綱 八日の委員會で決定
14 盟邦ハンガリーの 橫溢せる親日氣分 チャーキー外相の談話
15 無錫地區綏靖司令 程萬軍氏東京へ
16 華僑の子弟から 士官を大量募集 蔣政權兵力補充に狂奔
17 比島臨時國民 議會を招集
18 明日の天氣
19 愛の凱歌(27)/戶川貞雄;松田文雄
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 發明特許を工業化 資本金五千萬圓の 特殊會社半官半民を創立
02 佛印の大軍擴計畫 經費四億フランで實施
03 成績は至って上乘 漁船へ警報傳達演習
04 基隆も住宅難 根本對策要望さる
05 小倉要塞司令官着任
06 警察官自動車 運轉講習
07 榮ある新竹州 代表 青年團大會出席
08 香港丸入港
09 新竹市のガス故障 朝飯が炊けず大騷ぎ
10 煙草の携帶量 半分に制限 旅客は注意のこと
11 圖像:鎌の選手權大會
12 「靴直し」の 料金を一定
13 汕頭治維會の 通譯が惡事 退去を命ぜらる
14 百二十人乘のバス 獨逸で近くお目見得
15 基隆鄉軍第五分會 あす發會式を擧行
16 空の夫唱婦隨 コリガン君飛行ファンと結婚
17 時局認識方を 車夫に訓達
18 カルモ自殺
19 總督府辭令
20 定期航空
21 人事・消息報社消息
22 今夜の放送
23 商況 九日前場
24 今日の興行
25 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(122)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 夏季の育兒メモ 炎天下に遊ばせるのは禁物 食べものは新鮮で清潔第一
03 圖像:筏の旅(その三)
04 糠味增を 腐らせぬ法
05 白米食を避け得ぬ人は 豆やトマトを澤山食べよ
06 上品に目の形を生かす 眉毛の整へ方 米國女優の極端な眉は不向
07 貴重な木綿物を 永保ちさせる秘傳 性質を知ることが何より必要
08 藥味類の效用 蕎麥の美味しい戴き方
09 海水浴では 眼を惡くし勝ち 洗眼を忘れないやうに
10 芥子の殺菌力
11 金魚の病氣の 診斷と手當法 出目金には眼病が多い
12 古牛乳の 變った利用法
13 子供にもハンカチ や靴下の洗濯を
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 使ひ古しの教科書 母校に寄附して使ふ 平均六割五分の節約
02 僅か十歳で 身長百四十四糎 嘉義旭小の渡邊さん
03 滿洲國建設の 開拓青少年義勇軍(上) 入所から拓士になる迄
04 今日の歷史
05 健康いろは唄(こ)
06 童話 ゐなくなった鳩 (下)/畠山まち子
07 筆塚や惜字塔を 校庭に建る 年に一回慰靈祭
08 フィリッピンから 銀紙を献納 九歲の少女の愛國心
09 物識博士
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 和平反共表示せば 日本軍は進攻せず 汪氏熱烈の辯を揮ふ頭條新聞

【廣東九日發同盟】去る七月九日ラヂオを通じて支那民眾に呼びかけ蔣介石と絕緣するとともに日支和平の實現に向つて具體的運動に乘り出すべき旨の强い信念を披瀝して相次ぐ敗戰に喘ぐ抗日蔣政權側に一大衝動を與へた汪精衞氏は七月下旬彼の鄉里たる廣東に來り我南支派遣軍最高指揮官安藤將軍を始め日支各要人と會見し今後の和平運動の全面的展開の方策について熟慮を重ねてゐたが九日午後十時廣東市內某所より廣東放送局を通じて「如何にして和平を實現するか」と題し次の如き演說を約三十分に亘つて行ひ今こそ支那民眾は前線にあるものも奧地にあるものも又わが占領地域內にあるものも皆相携へて和平救國運動に前進すべき秋である旨を强調するとともに和平實現の具體的第一着手として廣東地方における中國軍隊が和平反共の實を示すに於ては占領地域における治安警備並に行政經濟は日本軍より中國に移讓し得るとの確信を大膽率直に述べ中國各地に澎湃として起りつつある和平救國、新中央政權樹立の要望に答へて多大の反響を捲き起した汪精衞氏のラヂオ放送の演說內容全文は次の通りである

【廣東九日發同盟】汪精衞氏は九日午後九時(日本時間午後十時)廣東より「如何にして和平を實現するか」と題する廣東語のラヂオ放送を行つた、演說全文次の通り

同胞諸君予は今廣東に於てラヂオを通じて諸君と相對してゐる、假令親しく諸君を見ることが出來なくとも精神は夙に諸君と共に在り而かも今や身體まで諸君と同じ塲所に居るのであるから心中言ふべからざる感激と興奮とを覺ゆるものである、

予は曩に七月九日「予の中日關係に對する根本觀念と前進目標」と題する放送を試みたが當時放送の地點を明らかにしなかつたため抗日空論家達は予が被占領地域に在りて自由を失つてゐるに違ひ無いと言つたものである、予は茲に諸君に吿げる、自分は昨年十二月二十九日和平に對する建議を發表せる後、一步も河內を離れず偏に蔣介石が國家民族のために予の建議を受け容れられむことを希望したのであつた、然るに待つこと數箇月この希望も全く徒勞なるを曉つたのである、然れども國家民族を救ふことは一日も忽せにすべからざるを以て茲に始めて和平のために奔走することを開始したのである、奔走するに當つて其の行先を一一藍衣社に通知する義務も無いから自然その行動は秘密となるであらう、これはその當時に限つたことではない、今後も必要に應じては秘密の行動を取るかも知れない、茲に於て予の問はんとする所は自分は何故被占領地域に赴いてはいけないのかといふ點である

抑も戰爭の際に一個の人間として住み得る處は要するに前線か後方か被占領地域か外國かの何れかに過ぎない、尤も中國人としてはこの外にまだ行く處が二つある、一は上海、天津の如き租界であり一は河內、香港の如き外國の植民地である、斯る塲所に居るからとて自分は何等その人を卑しむといふ氣持はない、結局はその人の目的と言論行動とが一刻も前線後方及び被占領地域の民眾を忘るることなく斷えずこれが解放と救濟を念願としてゐるなら其の努力は多とすべきである、もしその人が外國帝國主義勢力の庇護の下に涼しい顏をしてゐるなら自分は固よりかかる輩を卑しむものである、前線及び後方における民眾は如何なる氣持を抱いてゐるであらうか、もし和平の望みがないならば皆一緖に死ぬまでであるから何も言ふ必要はないもしまた和平の望みがあり和平の條件が國家の獨立自由に妨げないとすれば和平を言ふことは何等差支へないではないか、けれども蔣介石及び共產黨の壓迫の下に於ては「和平を說く者は漢奸」なりと言はれるのでこれらの民眾は口を篏して言ふこと能はず蔣介石のために自由に引廻されてただ死ぬのを待つばかりである吾吾はこの實情に想到するとき方法を講じてこれら前線及び後方における民眾を敎はねばならぬと思ふ、

被占領地における民眾もその氣持は前線及び後方の民眾と同じであらう、氣持ばかりでなく身體も繋がつてゐるのであるから所謂生きる時は共に生き死ぬ時は共に死ぬ譯である、もし和平の望みなく皆一緖に死ぬと言ふなら何も言ふことは無い、もし和平の望みあり和平の條件が國家の獨立自由に妨げないならば當然和平を叫び且つ熱烈に和平實現の方法を追求すべきものであること言ふまでもない、

廣東の情況は如何、昨年十月まで民眾は當局から日本の軍隊は斷じて來ることはないとの氣休めの文句を聽かされてゐた、十月初旬に至つてもなほ斯く言はれてゐたのである愈愈日本軍が來るとなると當局は軍隊を連れて先に逃出し民眾を置き去りにして顧みず而もその逃げる際には更に火を放つて民家商店を燒き拂つたのである、廣東の民眾が前線後方に於て身に受けた苦痛は斯くの如く慘憺たるものであつた、しかも生き殘り燒け殘つたものに對して當局は何に故死ななかつたか、何故燒けなかつたかと言はぬばかりに斷えず土匪を使嗾して遊擊の名義を用ひ放火掠奪の工作を續けてゐるのである、

廣東民眾が被占領地域に於て身に受けつつある苦痛は斯くの如く悲慘なものである、當局は何故斯くの如きことをなすのであらうか、それは蔣介石が命令するからである、蔣介石は何故斯くの如きことをなすのであらうか、それは共產黨の信條を奉じてゐるからである、然らば問ふこれらの犧牲によつて如何なる代償が得られたか、市街が燒けるからとて日本軍が這入つて來られないといふことはない、また燒けてしまつたからとて日本軍が這入つて來てこれがために駐屯出來ないといふことはない、考へても見よ、斯くの如き放火によつて人民を殺し人民の生命を託する所の財產を燒失せしめた外に如何なる利益があつたか、廣東市を燒いただけなら仕方もないが武漢も逃げる時には同じやうな命令を出して全部燒き拂ふ心算であつた、命令を受けたものがこれを實行するに忽びずそのために徹底的に燒けなかつたが長沙こそはといふので未だ占領もせられざるに一物も殘さず徹底的に燒き拂つてしまつた、將來は重慶も成都もすべて同じ運命を辿るであらう

而も斯の如く放火を擅にしてなほ足らず遊擊隊の此處彼處に於ける放火を以てすれば結局全國を擧げて瓦礫と化し灰燼の巷となさずんば已まないであらう、もし果して和平の望みがないなら斯くして全部死滅することも亦已むを得まい、然しながらもし和平の希望あり和平の條件が國家の獨立と自由に妨げないなら何故民眾を驅つて飽くまで死絕の路を辿らしむる必要があらうか、斯る叫びは前線及び後方の民眾は口を篏せられて發することが出來ないが被占領地域に於ける民眾は旣に斯かる叫びを揚げてゐるのだ、自分は何のために被占領地域に足を踏み入れたかといへばこの悲痛なる叫聲に誘はれたからである、予はこの叫聲と前線及び後方の口を篏せられて發し得ない叫聲とを一緖に結びつけてやらねばならぬと思ふ、

第二に予の問はんとするは何故自分が被占領地域に入れば直ちに自由を失ふと斷ずるのかといふ點である、現地日本が少しも予の自由を奪ふやうなことをしてゐないことは言ふまでもないが自分が旣に決心してこの地を踏む以上「三軍も師を奪ふべし匹夫も志を奪ふべからず」の理窟位知らぬ筈はない、予は死すとも予の自由を失はず、否自分は何時でもわが生命を以て同胞の生命に換へわが自由を以て同胞の自由に換へんことを覺悟してゐるのである、以上を以つて予の問はんと欲する所を說き了つたが然らば如何にして和平を實現すべきや、今茲に夫れを語るであらう、これは極めて複雜なるが如くして實は極めて簡單である、卽ち蔣介石が彼自身よりも國家民族を重しとなし孫文先生の大亞細亞主義の遺教を奉じ日本の和平に關する聲明を接受さへすれば全國の停戰は立ちどころに實現し繼いで和平の談判は開始せられるのである、和平の談判に於いて善隣友好、共同防共、經濟合作等各種の問題を協議し其の原則に基いて具體的條件を適當に折衝して定むるならば全國國民の渴望する撤兵問題も必ず解決出來るのである、何と極めて簡單なことではないか、

然しながら蔣介石は彼一個人の利益を顧ること國家民族の利益を顧るより遙かに大であつて寧ろ國家民族の利益を第三インターナシヨナルの指揮下にある共產黨に献上して西安事變に助けられた彼一個人の報酬に代へやうとしてゐるのである、故に明明白白に和平の望みあるに拘らず且つこの和平が明明白白に國家の獨立と自由に妨げ無いのに拘らず彼は悍然として一切を顧みず反對を續け斯くして和平の實現に一大障害を與へてゐるのである、

然しながらこの一大障害を除くには茲に方法がある、其の方法たるや決してむつかしいものではなく實際は極めて簡單である、卽ち前線及び後方に於て行政當局及び軍隊を率ゐてゐる者が和平の望あることを曉り且つこの和平が國家の獨立と自由に何等妨げないものであることを認識して蔣介石の欺騙宣傳を粉碎し蔣介石の壓迫から脫出し第一步として公開的に和平に賛成し自己の力の及ぶ範圍に於て共產黨の一切の陰謀と罪惡を肅清し地方の治安を維持し人民の生命自由財產の安全を保護し第二步として和平賛成者聯合して公開的に蔣介石に對し國家民族を重んじてこれ以上和平の妨害をなさざることを要求することである、斯くすれば和平の實現は短期間內に必ず全國に行き亘るであらう、和平の實現によりて獨立と自由を得て共同生存共同發達の基礎は定まり中國の復興も必ずこれより始るであらう、

或は斯ういふ疑問を提出する人があるかもしれない、卽ち假に吾吾が斯る表示をした塲合に日本軍が依然攻擊し來るに於ては和平は水泡に歸するのみならず、徒らに士氣を阻喪せしめ人心を離散せしめ極めて大なる損害を受くるに至るに非ずやと、これに對し予は鄭重に且つ明白に回答しやう、もし前線及び後方の行政當局及び軍隊の統率者が和平賛成の表示をなし反共の表示をなせば日本軍は決してこれを攻擊することはない、何となれば日本政府は曩に旣に中國に同憂具眼の士あり出でて時局を收拾し以て中國の復興を圖り進んで東亞復興の責任を分擔せんことを望むとの聲明を出してゐるのであるから日本軍は決して吾吾和平反共の地方と軍隊に向つて攻擊することはない筈である、現に自分は廣東に於て安藤南支最高指揮官と會見し和平實現の方法に關し互に誠意を披瀝して語りたる結果自分はもし果して廣東方面の中國軍隊が和平反共の表示をなすならば安藤南支最高指揮官は必ず極めて友好的に以下數項の實現方を考慮せられるものと確信するに至つた、卽ち日本軍は啻にこれらの軍隊に對して立どころに攻擊を停止するのみならず更に進んで日本軍の旣に占據せる地域に於ける治安警備及び行政經濟を日本軍の手より逐次これを中國に移讓することこれである

故にもし廣東方面の行政當局と軍隊とが余の和平の主張に賛成するならば自分は必ず安藤南支最高指揮官の同意を得、まづ廣東に於て局部的停戰を實行し得るものであることを今日敢て茲に公約して憚らぬものである、斯くして將來この方式を以て漸次これを全國に及ぼすならば全國の和平は完全に恢復するであらう、特に廣東市の市民に對して敢て吿ぐ、吾吾は斯くして最短期間に必ず廣東市民の手に還し廣東市をして昨年十月以前よりも遙かに秩序あり一層幸福なる樂土たらしむることが出來ることを、同胞諸君は余の放送を聽かれて余の所謂和平は實現すべし而して和平の條件は國家の獨立と自由に妨げないといふことが決して空想ではなく早晚證明せらるべき事實であることを了解せられたであらう、

同胞諸君諸君は被占領地域の民眾ではないか、諸君はこれまで前線に於てのまた後方に於ての責任を負ひ許多の苦痛と許多の犧牲とを忍んで來たのである、蔣介石が諸君を見捨てた後は更に諸君に種種の惡名を加へ諸君が生き殘り燒け殘つたのを憎んで飽くまでもこれを燒き盡し飽くまで死の途に立たしめんとしてゐるのである、蔣介石は日本を以て敵とせず中華民國を以て敵となし中華民國の民眾を敵としてゐるのである、今日蔣介石こそは實に和平に於ける唯一の妨害者である、諸君は此妨害者を除くことによつて必然的に種種の惡名を洗ひ去り新に中國復興の柱石となり進んで東亞復興の柱石となることが出來るのである、同胞諸君、自分がこの放送をした後、蔣介石は必ず各前線及び後方の行政當局及び軍隊の統率者を强制して聯名の通電を發せしめ余を攻擊するに違ひないと思ふ、しかしながらそれは無效である、和平の條件が國家の獨立と自由に害なき限り且つそれが復興の基礎となる限り何人と雖も和平の實現を阻むことの出來ないことは余の信じて疑はざる所である

02 加藤公使、ク大使に 速かな再開を促す
03 「肯」か「否」を聴けばよい 天津現地當局談
04 我現地代表引揚げん
05 文相、外相と要談
06 次回五相會議は十一日
07 六百萬オンスの 銀購入を契約 米財務局と支那政府間
08 我為替當局は 問題にせず
09 出征將兵慰問新聞四十七 けふの本紙寄贈者報社消息
10 撤兵と和平は別問題 南支派遣軍の意向
11 南支と華僑方面に 重大な影響與へん
12 南支の處理 汪氏の指揮に從ふ
13 香港市場の 法幣益益崩落
14 新任駐ソ 米大使着任
15 本日の天氣
16 大阪商船臺灣出帆
17 近海郵船基隆出帆
18 辰馬汽船
19 大連汽船
20 臺陽汽船基隆出帆
21 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 地方議員總選擧の見透し 一段の工夫を要す社說

地方自治半數民選制實施以來はやく四ヶ年にならんとし市街庄議員として本島の地方公共事務に參畫して來た議員諸士も來る十一月で任期滿了となり、色色の意味に於て注目されてゐる全島一齊に行はれる第二回總選擧が愈よ眉睫の間に迫って來たのである。昨今本問題を繞って當局が、第一回の選擧に於て可成議論のあった文盲者の代書制度が愈よ今期から斷然廢止される意向が明かにされ、その他棄權者の防止、白紙投票の一掃等準備工作が進められてゐる。斯くて總選擧の氣構が日每に濃厚になって行くものと期待され、一方過去の經驗が物を言ふべく從って公民精神や政治意識の發達の程度も茲に試驗されることになるのである。この意味に於て來る總選擧は官民各方面から注目されてゐるのは當然であらう。然し事實に於て果して世人の期待に副ふやうな成績が擧がるかどうかは頗る疑問としなければならない。

もともと制度そのものが不完全なものであり、最初から既に餘り人氣を博し得なかったものである上に、事變發生以來議員の言論が頓に生氣を失ひ、街庄協議會は言はずもがな、最も活氣を呈すべき市會に於てすら議員諸君は只だ唯唯諾諾として議案を鵜呑みにし、發言の少なからんことにこれ務めてゐる狀態である。從って會議は型にはまったやうに何處に於ても一瀉千里原案可決を繰返してゐるに過ぎない。これを目して議員の時局認識が深められた結果であるとするなら別論である。若しそれ以外に理由があるとすれば決して喜ぶべき現象ではあるまい勿論斯る現象は全國的であり、內地に於ては市町村の自治團體のみならず堂堂たる帝國議會に於ても尚且その憾みがあるから臺灣のことはおよそ問題とするに足らないであらう。これは所謂ご時世のセイであって誰をも咎める譯に往かない。只だ萬が一官僚の獨善から時局に便乘して窃かに議員の發言を少なからしめ、會議の平凡化を期待してゐるものがあるとすれば斯る心情こそ非難すべきものであると言はねばならない。

過去の實情が斯如くである以上、當局が次期の總選擧に臨んて何か新しい手を打つなら兎も角も現在のところ精精代書制度の廢止でお茶を濁さんとする當局の腹が解った以上次期の總選擧も恐らく興味索然たるものであらう。而して選出された議員諸君も來るべき議塲に於て例によって例の如く原案可決を繰返すであらう勿論斯る成行きは官僚に取っては極めて都合のよいものであらうがしかし地方自治制本來の精神を顧み、地方公共事務の發達を期する立塲に於ては若干考へ直さなければならないであらう。吾人は決して平地の風波を喜ぶものではない。殊更に議員の反對發言の多からんことを庶幾ふものでもない。只だ議案を慎重審議しなければ結局心からその案に共鳴して協力することが出來ないのではないかを恐れるものである。非常時なればこそ一層民心の萎縮を警戒せねばならない。議員の無氣力、議塲の不活潑は決して國民精神の高揚すべき現在の時世に相應しい現象ではあるまい。當局はこの意味に於て來る總選擧に臨み一段と新工夫を凝らして營養不良の地方自治制に活を入れて正しくその機能を發揮すべきではなからうか?

02 コンドル機五機の 購入契約が成立 來春早早二機を空輸
03 在臺華僑絕對支持 汪氏の和平放送に感銘
04 圖像:和平放送に聴き入る華僑
05 大稻埕住民の 神社參拜者激增 直通道路建設を計畫
06 官公吏員の 保險組合設置 昨日調查委員會開かる
07 時局雜感 十四/竹內生
08 復刊の中華日報 躍進の一途 發行部數二萬を突破
09 四十萬圓を突破 郡職員の陣頭督勵奏效 七星郡の金總動員
10 限地開業醫を 大量募集 十月中第二回試驗
11 竹東蕃地無名山に 千古不伐の香杉林 いよいよ伐採に着手
12 高砂丸入港 千葉外事部長歸る
13 羅東郡街庄 事務研究會
14 ヘルシンキ大會へ 我陸上軍參加せん ドイツが全面的支持
15 英國航空會社 旅客輸送を縮減
16 慰問新聞寄贈者 九日受付の分報社消息
17 宜蘭街旭町振興 會長に林氏當選
18 東京、高雄間の 優秀船二隻發注
19 八百米に於て 新世界記錄 獨のハルビツ氏
20 鬼塚海軍中佐 本省へ榮轉 けふ高千穗丸で離臺
21 砂金採取 騙取
22 鈴木技師 嚴父逝去
23 人事・消息
24 ときのこえ
25 定期航空
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 バナナ產業の 全面的調整策決る 水田、畑地栽培を制限 全島內務部長會議
02 臺灣茶の貿易高 千萬斤に肉迫 圓ブロックへ六百萬斤
03 七月末現在の 臺灣茶の輸移出
04 本島鹽業の 助長機關を設立
05 工業鹽國策 助長機關として 臺灣鹽業協會生る 島內製鹽業者で組織
06 米作適地に 甘蔗作を強制 北斗郡大城庄に於て
07 東亞海運會社 臺北支店長に酒寄守氏
08 米穀配給統制法 きのふ勅令で公布
09 郵船人事異動
10 商船人事異動
11 滿國農產物資 收穫豫想を發表
12 內地茶の躍進 海外の開拓好調 第三國向輸出增加
13 新經濟語解說 實行豫算
14 照明燈
15 市價及商況 九日
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 梧棲築港で鼎沸する大甲郡の展望 五百萬島民待望裡に 梧棲築港愈愈着手 第一、第二期工事費三千萬圓 大甲郡の飛躍的發展期待さる特輯
02 圖像:寫真、清水神社特輯
03 各街庄、準備に大童 築港待機の姿勢成る 郡下各街庄の活躍目覺し特輯
04 圖像:寫真、大肚御遺跡地特輯
05 梧棲築港の實現は 邦家の為慶賀に勝へず 州議楊天賦氏談特輯
06 圖像:寫真、臨港道路特輯
07 臺灣パルプ會社 大肚工場愈愈竣工特輯
08 家事を顧みず 只管庄治に沒頭 大肚庄長黃朝應氏特輯
09 增產の見透しつく 昭和製糖沙鹿製糖所特輯
10 沙鹿センベイ 全國的に有名 王仁祥氏特輯
11 街協議會員 信組理事 蔡年亨氏特輯
12 廣告特輯
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 各兼營事業とも 逐年躍進の好成績 郡下產業組合の飛躍振り特輯
02 圖像:寫真、大甲製帽實況特輯
03 大甲の帽子 益益真價を發揮 大甲帽蓆同業組合特輯
04 築港に對する希望 一日も早く築港 完成を待望す/田上金哉特輯
05 圖像:寫真、耕地防風林特輯
06 恩惠に酬ゆる覺悟 なかるべからず/郭展享特輯
07 梧棲築港について/林麒麟特輯
08 梧棲築港に關して/何永特輯
09 貧困者に對し 屢屢施療す 陳以專氏特輯
10 躍進龍井の建設に 庄民捨身の意氣 龍井庄助役/陳春印特輯
11 梧棲築港に對する希望/杜香國特輯
12 大甲港大甲市 の實現を望む/高積前特輯
13 公醫として 公共衛生に盡瘁 李克明氏特輯
14 梧棲築港に就いて/李占春特輯
15 開業以來 信用頗る厚し 陳瑞南氏特輯
16 沙鹿運輸公司 設備最も完備特輯
17 大甲郡の特產 キャツサバの移出商 源記商行陳茂松氏特輯
18 公共事業に盡瘁 醫師陳柑木氏特輯
19 廣告特輯
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 米、甘藷を大增產 大溪郡の多面的方案
02 圖像:四天王寺の第五層立柱式
03 田尾庄保正選 擧戰近づく
04 里港煙草會館 七日華華しく落成式
05 東港郡警察課 夏季武術講習
06 海岸線を開通されては 湖口米商連が頭痛の種 貨車不足 の悲喜劇
07 國精映畫會 南投郡下で巡映
08 田尾信組に大手入 役職員十數名書類を送局
09 住宅饑饉を緩和 北斗信組、建築に乗出す
10 南投郡街庄長會議を開催 來る十二日
11 “賭博は阿片なり”か 東港郡、日に既決八十名
12 員林郡警察異動
13 北斗郡支會の馬匹品評會
14 嘉義東亞新劇團
15 ローカルセクション
16 麻豆公校友會
17 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 ガソリン代用燃料 愈よ本格的に研究 臺中州で研究會を設置
02 國精研究會を開催 きのふ臺中州教化會館で
03 圖像:報國献納機命名式
04 橿原神宮奉仕團 高雄州下から九名
05 高原花蓮廳長 遺家族を慰問
06 臺中市の振興會 認可問題遲れる 當局飽まで實現に努力
07 防犯の標語、圖案 臺南州から懸賞募集
08 企畫部の初會合 來る十四日第一回委員會開催 資源調查計畫を三ヶ年に變更
09 行商人の價格標示 高雄州勵行方を通達
10 高雄州教育課 旗後へハイク
11 珠算講習會 嘉義商業に於て
12 陳金全刑事 身柄留置さる
13 岡本部隊將兵 一部に召集解除
14 社告 第三回皇國慰問金募集/臺灣新民報社報社消息
15 湖口公同窓會評議員會
16 不良注射藥を沒收 鹽酸エメチンに不思議な副作用 嘉南署、同藥の使用並販賣を禁止
17 六龜、荖濃、寶來 防諜團を結成 六龜公で盛大に擧式
18 第三回皇軍慰問金領收報告 第十六回分報社消息
19 嘉義郵便局新廳舍 來月末に開局
20 出齒龜にお灸 豚箱へ二十九日
21 肥料打合會
22 日本醫大講演部 一行きのふ來高
23 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(36)/翁鬧;榎本真砂夫
02 ラジオ
03 時局談話 時局下に於ける 勞務動員/熊谷憲一
04 抒情詩曲 蕃社の娘
05 家庭經濟講座 事變と家庭經濟(五) 百億貯蓄/東嘉生
06 圖像:バード少將再び南極探險
07 朝の修養 昔の青年私塾の精神(四) 藤田東湖の塾/菊地謙二郎
08 琵琶 廣瀨中佐
09 理科物語 子供の時間/篠原徳之助
10 波花節 日の丸馬車
11 料理
12 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 現地代表の引揚げ 斷行も亦已むなし 現地最高當局強硬
02 米、佛兩國からも 意向を通告し來る 法幣、現銀問題に付き
03 汕頭英領事の暴言 我要求第一項の撤回を要求 我が態度ㄧ段と硬化
04 英側、虛構事實を捏造 現地當局極度に憤慨
05 北支開發總裁 賀屋氏就任受諾
06 圖像:交口附近を渡河進擊する藤室部隊(激安戰線より)
07 金口木舌/林正享
08 六日獨波國境で 兩國監視兵が衝突 波國政府が發表す
09 對波最後通牒宣言 けふ中外に發表 ヒ總統と會談のフ氏が
10 ル米大統領 議會の態度攻擊
11 ダ市問題愈よ緊張 ヒ總統解決を決議
12 前途を樂觀して 事變の真意忘るな 汪氏の演說に臺灣軍當局談
13 フ氏再びヒ總統と會見せん
14 貯蓄債券三千萬圓 九月十五日から賣出す
15 林彪麾下二千を わが軍捕捉殲滅
16 石井特許局長官 東株常任監查役に
17 明日の天氣
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 二千六百年記念事業 督府の調整方針決定 各地方長官に通達
02 廣東八十萬市民に 絕大なる感銘 汪精衛氏の和平運動
03 南洋の華僑共鳴 今後の動向注目さる
04 圖像:白襷隊いよいよ出陣
05 全島新民公會に 放送內容を發送
06 獨造船界の 驚異的躍進
07 石川少尉歸還 武勳を輝やかせて
08 鄉軍第五分會 けふ發會式を擧ぐ
09 肥料行政は 農林省所管 ㄧ課を新設か
10 合成ゴム工業完成 十ヶ年計畫を樹立 商工省來議會に提案
11 臺北消防組 第三部詰所 十二日地鎮祭を擧行
12 健康日本の繪卷 ラジオ體操終る 島都參加人員二十九萬五千餘人
13 除隊歸鄉軍人の 疾病保健に就いて 臺灣軍當局談
14 米穀事務所長 けふ發令さる
15 大溪產のレモン ㄧ個五十錢の高值 注文殺到して組合ほくほく
16 ニッポン號の 成功祈願祭 けふ臺中神社で擧行
17 武道特別講習會 基隆で開かる
18 修養向上會 十一日赤十字で
19 基隆商工會議所交通部會
20 大溪郡の 巡查部長異動
21 防風林試驗場の 氣象觀測を依賴 製糖會社關係者と打合
22 小型自動車協會 十三日發會式を擧ぐ
23 高雄灣一周 マラソン競走 苓雅寮區の心身鍛鍊
24 山西丸無電
25 定期航空
26 人事・消息報社消息
27 總督府辭令
28 今夜の放送
29 商況 十日前場
30 今日の興行
31 民報案內報社消息
32 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(123)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 英靈よ安けく眠りませ 惠れぬ內緣の妻も 銃後扶助料を支給 どんな人人に資格があるか 陸軍省恩賞課談
03 圖像:筏の旅その四木場の筏
04 指環の歷史と意味 必ずしも金銀は必要でない 結婚指環は愛國公債に代へよ
05 一寸アラの見立ち易い お茶のすすめ方頂き方 砂糖は最初から入れるな
06 皮膚を美化する 夏の食物と飲料 おすすめしたい 人蔘と大根の卸し汁
07 鼠の豫防法
08 清涼飲料を 客に出すとき
09 カラーの即席仕上げ法 手順と方法を教へませう
10 高血壓の老人によい 暑い時の午睡 健康長生きの祕訣です
11 やりきれぬ汗 かうして凌ぎませう
12 板に書いた文字を消す
13 アイスクリームの作り方
14 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 新民報國語學習新聞 死ぬる迄國防を 忘れぬ愛國少年 一生懸命貯めた竹筒のお金 父さんに賴んで献金
02 今日の歷史
03 二萬人寄書きの 國旗を献納
04 健康いろは唄(え)
05 圖像:鍛へ心身、賴母し銃後
06 日本一の大達磨 高さ四米餘の大掛軸
07 警鐘を寄附 バス代を節約して
08 童謠 雨ノ一日 斗六青年團/李肇霖
09 物識博士
10 圖像:馬の徵兵檢查
11 滿洲國建設の 開拓青少年義勇軍 入所から拓士になる迄
12 圖像:國定大日本體操(六)
13 前線の勇士へ 銃後の小國民より 水道の水を送ってやりたい 嘉義郡新港公高一/蕭文淵
14 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 和戰兩派の軋轢熾烈 局部的停戰可能の示唆で 蔣政權の遠心傾向增大 汪氏演說影響甚大頭條新聞

【香港十日發同盟】九日夜廣東に於る汪精衛氏の和平演說は蔣政權の焦士抗戰に疑問を抱く廣東實力派並に打續く敗戰によつて漸やく怨戰的になつてゐる支那軍前線然將士に深刻な影響を與へたが殊に汪氏がその演說において日本車と地方實力派との局部的停職が可能であることを示唆したことは愈々蔣政權の遠心的傾向を增大するものとして注目を惹いてゐるこれに對し國民政府側では最近の最高國防委員會議決並に戰地黨政委員管の決定の線に沿ふて極力抗戰の擬裝に躍起となるとゝもに新政權運動の切崩しに凡ゆる努力を拂ふものと見られるが西南民眾並に海外華僑の反戰主和氣運に汪氏の演說を契機に一層拍車をかけられる形勢にあり西南各地に活おける抗戰派と和平派との軋轢は愈々熾烈化するものと豫想される

02 蔣介石の惡鬼の姿 はっきりと了解 彭委員長感激の面持で語る
03 定例參議會
04 現地第三國側も非難 英國側の遷延的態度
05 會談の再開を督促 英の出樣如何に依り 重大事態に逢着せん
06 圖像:汪氏の和平放送
07 藤江惠輔中將 葉山御用邸に伺候
08 グ駐日米大使 ワシントンへ
09 ジャワ糖第三回 生產豫想の總額
10 參議の質問に 首相が答ふ
11 各省要求豫算 全部出揃ふ
12 各閣僚試案を研究中 次の五相會議に持寄り協議
13 米穀現在高 八月一日現在
14 本日の天氣
15 達濠島事件圓滿解決 英國側の全面的承認で
16 武藤少將は兩三日中 現地に歸任せん
17 武藤少將が 栗原局長訪問
18 英本國の回訓は 一兩日中發送せん
19 我方の態度は 徹頭徹尾公正
20 ユーゴー首相 近く伊を訪問
21 出征將兵慰問新聞四十八 けふの本紙寄贈者報社消息
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 バナナ產業の調整問題 慎重に檢討せよ社說

督府では米管法を實施した機會に島內に於ける重要產業の全面的調整に乘り出す事となった事は本島產業政策の戰時再編成の具現方策としてその成果を注目されて居る。去る八九日の兩日に亘り督府主催のもとに開催した全島內務部長會議に於いて米と甘藷の大增產強化方策の協議を為した席上で、バナナ產業の調整問題を審議し水田地帶と畑地帶に栽培してあるバナナを青果同業組合に依って自治的に徹退せしめる事となった、本島重要產業調整の上からバナナ產業もその一翼に加はった事は當然であらう。限られた耕地の上に幾多の有用作物を栽培する事は不可能なる問題であり、その為めに各種產業の重要性に應じて栽培面積の調整を行ふ事もまた已むを得ない事である。その調整は直接一般生產者の生活を脅威する事であるから、督府としては慎重なる態度を以て善處すべき重大問題である。

最近高雄州下の一部では何等の補償を為さず水田に栽培してあるバナナを強制的に撤退させて居るとの噂が傳って居るが、若し事實であるとすれば、實に由由敷問題である。バナナ產業が島內に於ける重要產業調整の一環として參加する事は當然であり、島民としてはその趣旨を理解し協力すべきであるその反面に於いては為政當局は生產者の立塲を考慮しその撤退に依る損失を補償すべきである。單に產業を調整する為めに生產者に犧牲を強制する事は為政方策としては最も慎しむべき事であるバチナ生產者が多年生活の糧として栽培して來た生業を何等の理由を問はず、無補償で撤退させる事は許されない事と思ふ。現在島內に於けるバナナ栽培狀況から見るに、臺中州下には一萬五千甲步を有し、臺南州と同樣に山地栽培であるから調整の必要がないが、高雄州下で水田地帶に一千五百甲と畑地帶に三千七百甲を栽培して居るのが、米と甘藷並にその他の重要作物を栽培する必要上その撤退を要求する事となったのである。

バナナ產業調整に對して更に考慮せねばならない事は斯業は本島の特產物として育成され內地及び滿鮮各地に進出して今や年產一千五百萬圓の大產業であり我が同胞の日常食物として重要なる役割を擔ふて居る事である。最近內鮮米の不作を理由として島米の大增產を計畫されて居るが、バナナ產業も國民食糧として不可缺の果實として登塲して居る事より見ても、斯業の發達を阻止するが如き政策を實施する事は最も慎まねばならないのである。由來本島の產業政策を回顧するに、確乎不動の方針がなく、都合主義に依って動いて來た嫌ひがある。この觀點からしても、バナナ產業の調整に對しては餘程慎重なる態度を以て、その將來性を考慮して善處せねばならぬ事を提言するものである。

02 島都が矢張り筆頭 戶稅の調查から見た 全島九市の資產調べ
03 新任戶山學校長 田中少將が寄臺
04 基隆鄉軍第五分會發會式
05 官有地贌耕に不正 ブローカー引致取調べらる 某技手の身邊危し
06 福建和平促進會結成 本部を廈門に置く
07 郡守市尹會議 十一日新竹州で開催
08 近く大演說會開催 同志の蹶起を促す
09 神社外苑を建設 大集會場や忠靈塔も建立 基隆市の記念事業 皇紀二千六百年
10 鐵道技術者八千名 大擧大陸に乘出す 三大會社から注文來る
11 時局雜感 十五/竹內生
12 執拗な鐵拳制裁 缺禮したとて下級生を毆る 國民中の不祥事件
13 學校當局の辯
14 定期航空
15 蓬萊丸無電
16 預金報國信託預金 臺灣與業信託 臺北基隆 ○0714電˙○21電
17 ときのこえ
18 排英同志會の 緊急理事會
19 船腹に不穩文字 重油積載の和蘭船
20 壯圍信用組和 創立總會
21 ハイキング
22 大阪商船臺灣出帆
23 近海郵船基隆出帆
24 辰馬汽船
25 大連汽船
26 臺陽汽船基隆出帆
27 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 國際市場に 臺灣珊瑚登場 近く盟邦伊太利へ初船出 基隆業者が犧牲的壯擧
02 玉置臺銀理事 辭任聽許さる
03 糖聯臺灣支部 事務所を移轉
04 商船天津支店長へ 吉植氏が榮轉
05 中臺商事增資 配當は七分の內定
06 新經濟語解說
07 臺灣化成工業 臨時總會を開催 藤田氏を監查役選任
08 海外市場輸出の 振興を茶商が陳情 殖產局特產課に對し
09 臺灣麥粉商協和會 創立總會を開く
10 香港の日英綿業戰 我が製品に凱歌擧る 全輸入額の八割を占む
11 米穀配給統制法 一部を敕令で公布
12 上海為替が續落
13 照明燈
14 上旬貿易 出超二千七百萬
15 市價及商況 十日
16 蓬萊米の暴騰で 不渡問題惹起せん 米界に一大暗雲
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 ラジオ
02 朝の修養 昔の青年私塾の精神(五) 吉田松陰の塾/廣瀨豐
03 お話 海底探險/海老名謙一
04 講演 最近に於ける 世界の航空界/和田小六
05 十分間演藝 ほがらか日記(七)
06 子供の時間 童話 街の花束/青木慎六
07 圖像:十年計畫三人自轉車世界旅行
08 落語 置き泥 春風亭柳枝
09 講演 華僑の勢力とその動向/神田正雄
10 ゴーモンプリティシユ超特作 ノンストップ ニューヨーク けふより國際館で
11 趣味娛樂 夏・代用味覺を語る(二) 山野の雜草も見逃されぬ 食膳を賑はす珍味
12 醫專光藤女醫 が指導
13 東實に名子役 加藤照子
14 私の太陽
15 海外映畫短信
16 廣告報社消息
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 農村の共同購買 小商人悲鳴を擧ぐ 南投商工協會に陳情
02 献穀田田植式 新莊街現場にて
03 北斗郡の名果 當局宣傳に大童
04 能高中堅青年講習會 十六日より二日間
05 損失覺悟の上で 芭蕉から稻作へ 旗山郡下生產者が轉向
06 潮州の防諜團 發會式を擧行
07 荖濃へ荖濃へ! 移民志願者殺到 本報の報到で人氣沸騰
08 圖像:南洋島民の觀光團來朝
09 經濟統制懇談會 南投郡下で逐次開催
10 岡山郡防諜團 結成式の日割
11 員林郡國講講 師合宿講習會
12 冬山茶業組合 臨時總會
13 元老警官派出所 盛大に落成式
14 子供を半殺し
15 タイヤ不足で トラック業者悲鳴
16 渡邊誠之進氏 埔里街長に新任
17 博徒の大量檢擧
18 ローカルセクション
19 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 司法保護事業大會 きのふ嘉義公會堂にて開催
02 臺南市の保甲民 排英運動に蹶起 あす公會堂にて開會
03 全島秋競馬日割 九月二日を皮切りに
04 堤防決潰後日譚 水組の出樣注目さる
05 木炭の大量增產 臺中州下は八百萬斤增
06 圖像:武運長久を祈る 奉納額完成
07 新生廈門だより/郭發海外遊記

◆......今日この頃廈門の暑さは格別である炎暑蒸すが如く流汗淋漓として實に厭な想ひをしてならない街頭の行人は半ズボンにシャツの姿が多く見えるそれで多少凌ぎよいかもしれないがそれでも太陽さま何ぞ萬民の苦惱を察せざるの甚しきやと叱言を列べてゐる

◆......新生廈門市の米價暴騰は細民を一層ドン底生活に陷れるこれに鑑み市政府は積極的に對策を講じ米價の調節をなすべく準備を進められ臺灣から注文の蓬萊米三千俵が着荷したので米價も安定するやうになった今のところ蓬萊米百斤が十七元二角である

◆......市政府はわが方各機關の後援により米價を切り下げ公定價格を決定することになって今後は再び暴騰することはないであらう細民共の大喜びは云ふまでもなく新生廈門は王道樂土と謳歌される所以もこゝにあるのではないかと想はれる

◆......最近廈門の物質騰貴は米ばかりではない豆腐も醬油も二割の値上げマッチは一個一占のものが二占に暴騰した煙草は砲臺が九角から一元二角に、使館五角半から八角に値上げした、皮靴も十一、二元から十四元位に騰貴してゐる

◆......從來わが臺灣專賣局製のアケボノは特に五十本入は三十五錢で賣出してゐたが三十八錢となり四十錢になって了った大體凡ての物價は騰貴の一途を辿ってゐるこれは法幣の暴落にもよるがその他の原因に基くものもある

◆......然しながら廈門鼓浪嶼の比較になると廈門側の物價騰貴は大したことはない例へば豚肉は廈門僅か一斤七角半であるが鼓浪嶼では一元六角になってゐる一寸噓の樣な話だが本當であるから仕樣がないだから新生廈門は益々明朗化されて行ったと皆が異口同音に謳歌するのだ。

◆......共榮會主催の市內各日語講習所の聯合日語演習大會は六日午後五時より市內鷺江戲院に於いて開かれた興亞院廈門聯絡部藤村書記官鈴木事務官、市政府教育局職員並びに關係者が多數臨席の下に全日語講習所生が出席會場が立錐の餘地なき程に盛會を呈した

◆......先づ教育局吳萬成氏司會の下に開會國旗敬禮、國歌合唱の後共榮會木村主事が挨拶の辭を述べて日語演習に入ったが一期生三ヶ月二期生(六ヶ月)三期生(九ヶ月)の順序を以て演習し市府政社會科長陳全永氏の講評あって一同愛國行進曲を高らかに合唱して盛況裡に閉會した。

◆......今回の日語聯合演習大會を通じて見るに總體的に上出來だと評するに躊躇しない寧ろ三ヶ月や六ヶ月しか學習してゐない日語としては餘りに流暢であり小學校卒業生でさへ知らぬ熟語まで覺えてゐるから驚く外はない。かへって出來過ぎたとの感じがしてならない

◆......幼い子供達ちでも日支親善の言葉を連發したり東亞新秩序の建設に協力すると言ったりして大いに親日の議論を吐く。誠に結構なことであるが短時間の日語學習者として將又少年の日語學習者としては餘り難解の言葉である教授者の善處を希望して已まない

◆......かくの如く玆數ヶ月間の日語學習はその發達が質に素晴らしい今後この勢ひを以て更らに努力して行ったならば新生廈門の日本語普及は遠からず吾等の希望するところまで達するとは困難ではない各關係者の努力を期待すると同時にこれ迄日語講習所の發達助成の共榮會の功績と斷言するを憚らない。

08 圖像:府下青年學校長習志野で軍事訓練
09 渡邊府屬事件 北斗郡へ飛火 關係者多數取調さる
10 農村視察に 川村知事州下行脚
11 西屯公同窓會
12 驛長異動
13 彰化市方委打合會
14 臺南州第二回 精神文化講習 十三日より開催
15 收賄事件公判 西林枝手に懲役八ヶ月の求刑 詹主事法庭で卒倒
16 代書制度を廢止 文盲者に假名文字 高雄州の總選擧對策
17 臺中州小型自動車 協會の發會式 きのふ臺中署で
18 大埤庄長辭任 後任は細田助役
19 「ニッポン」號の 成功を祈願 知事以下が參拜
20 人混みの溫浴場 一瞬に大金紛失 落し主蒼くなって屆出
21 ラジオ體操 の實地指導
22 息婦仔を虐待 遂に死に至らしむ 鬼婆近く送局せん
23 高雄州米統聯 きのふ總會開催
24 彰化署の異動
25 彰化同志信用利用組合
26 彰化市米穀統制組合
27 消息報社消息
28 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 港のある街(37)/翁鬧;榎本真砂夫
02 文藝時評 大陸作品と素人/窪川稻子
03 詩 タロコに遊ぶ/葆榮
04 龍骨車 求められる小說 どんなものでせうか
05 心聲/李少岳漢詩

病後之夜/李少岳、聞陳女士嫁後之苦情賦此以慰/李少岳

06 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 次回の五相會議は 來週に持越されん 茲數日の動き重視さる
02 日英夫夫對策を協議 加藤公使、英大使と二度會見
03 白鳥大使チ外相と重要會談
04 富井公使近く 大陸に向ふ
05 會談の現段階に關し 英外務首腦が協議 最終的訓令は未發送
06 所期の目的を貫徹 大本大佐、高井領事交交語る 達濠島事件
07 王實業部長解任
08 角石の英國領事館 明日より封鎖解除
09 熾烈な山嶽戰展開 大行山脈の隨所に
10 武漢地區に於ける 敵の夏季抗戰兵力 僅か五萬四千に過ぎぬ
11 從業者移動報告令(假稱) 九月上旬審議會に附議
12 金口木舌/林正享
13 ダンチッヒの ドイツ歸屬を欲す フ氏の歷史的放送
14 全市民が傾聽
15 紐育法幣相場 又復新安值
16 宍戶陸戰隊司令官 記念講演を行ふ
17 明日の天氣
18 獨のダンチヒ政策 獨政界有立筋の判斷
19 法幣を外貨に交換 盛んに重慶から密輸出
20 支那為替、公債 倫敦市場で慘落
21 獨伊外相近く會見 歐洲情勢につき意見交換
22 チアノ伊外相 ドイツに向ふ ザルツブルグ着
23 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 從軍學生の武勇傳 南昌で七十人斬り 中大學生大炊御門君現地ルポルターヂュ
02 圖像:小學校の先生に 正しい職業教育
03 留日華僑四千名 帝都で排英デモ 英大使館に決議文を手交
04 放痰すると處罰 北署、取締りを強化
05 飯米を徵發 泉州民眾、政府を呪咀
06 香杉山の伐採 始業式
07 香港丸廈門へ
08 民心極度に動搖 壯丁三萬の強制徵役で
09 高砂族の社會教育 警務局から要綱通達
10 圖像:法院の草苅奉仕
11 人事消息報社消息
12 今夜の放送
13 商況 十一日前場
14 石塚軍曹奇しくも 友軍に救はれ生還 國境空中戰の荒鷲
15 今日の興行
16 純正讀方教育 國語研究會開幕
17 關係者續續召喚 贌耕瀆職事件核心へ
18 圓山遊園地 夜間公開
19 定期航空
20 今日の興行
21 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 大陸一代娘(124)/小栗蟲太郎;中島喜美
02 家庭婦人 皇軍の強いわけ 科學を超える母性愛の勝利 離乳期をカン行く
03 サンダル型の靴 街ではくものではない 疲勞が多く不調和です
04 結核體質の諸原因 重いお產、病後、精神上の苦勞 激しい仕事には つとめて休息を/竹內茂代
05 圖像:輝く部隊の揮毫會
06 土用から立秋ごろに 採取するとよい藥草 山野から家庭藥を得ませう
07 絹靴下の梯子目の手當
08 健康色を誇る(一) 夏のお化粧法 先づ陽燒の肌を整容 お次は頰紅のはき方
09 皮革を大切にせよ ハンドバックや鞄の染替法 黑色にするのが簡單
10 レースの洗濯 かうすればよい
11 廣告
第03頁