臺灣新民報1938年8月
序號 | 標題 |
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01 | 嚴重なる申入 排抗日分子の庇護で 天津佛租界當局に向け |
02 | 輸出品確保の為め 特殊工場制を制定 近く商工省令を公布 |
03 | 圖像:臺灣神社參拜の本社勤勞奉仕團報社消息 |
04 | 勞働統制と失業(下) 政府の勞働力統制 |
05 | 總督府辭令 |
06 | 外交部の移轉 全部を完了 李情報司長を殿りに |
07 | 圖像:陸海□勇士の萬歲 |
08 | 對支中央機關設置問題 本格的檢討を行ふ 八月二日、五相會議より |
09 | 義務教育の年限は 八年制を原則とす 初等教育改革案の審議を完了 |
10 | ドイツ複試合に勝つ |
11 | 圖像:九江市內へ突入の我陸戰隊 |
12 | 內藤電力副社長 釋放さる 處分保留の儘 |
13 | 明日の天氣 天氣概況 |
14 | 各地氣溫 |
15 | 曉の合唱(155)/野村愛正;古藤幸夫 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 勤行報國 麗かな陽光を浴び 本社全員の勤勞奉仕 羅專務總指揮の下に 清淨の地神社外苑で報社消息 |
02 | 銅の制限愈愈本格 日常生活からお別れ 二百五十七種の禁制品指定さる 美術展、學術研究用特に許さる |
03 | 虎疫侵入の防遏 基隆市で躍起となる |
04 | 基隆署落成 祝賀慰安宴 |
05 | 尾方中佐歡迎の遠乘會催さる 知事等四十名參加 |
06 | 粟飯原司令官 披露宴を張る |
07 | 屏東市各青年團 續續結團式を擧行 |
08 | 勅使街道の擴張工事 總工費百六十六萬餘圓 本年中で輪廓丈竣工 |
09 | 英佛會談と歐洲政局 |
10 | 覆面の強盜捕まる 四ヶ月餘の懸案解決 基隆署の苦心酬らる |
11 | 建成小學校內の 水泳プール竣工 本日竣工式擧行 |
12 | 賭博常習犯 五名逮捕さる 關係者五十餘名? |
13 | 全く奇想天外 蛆からガソリンを取る おまけに滓は強いスフ原料 |
14 | 店金橫領の店員逮捕さる |
15 | 醉月樓の國講 きのふ修了式 |
16 | 支那人卅名 退去命令さる |
17 | 暖暖公學校 七日に落成式 |
18 | 大工が同僚に亂打さる 三犯人逃走中 |
19 | 富士丸無電 |
20 | 定期航空 |
21 | 人事‧消息 |
22 | 今晚の放送 |
23 | 今夕の映画 |
24 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 暗雲將に臻らんとす 大別山系南麓に對峙 彼我の戰機刻刻熟す頭條新聞 【安慶三十一日發同盟】漢口防衛の敵軍用據點宿松黃梅攻略を目指し二十八日太湖西南方約三粁の二郎河の線に進出した我が○○部隊は兩三日來鳴を鎮めて前面の敵に沈黙威壓を加へつつあるが黃太街道は敵軍の兵馬、幅輳し附近一帶の住民は戰禍を恐れて同街道を西方安徽、湖北省境に向け績續避難して居り暗雲將に臻らんとする大別山系南麓に對峙する彼我の戰機は刻刻熟しつつある。 |
02 | 蒙古聯盟自治政治 行政機構を改革 中央、地方を通じて |
03 | 圖像:○○に於ける兩部隊長の歷史的會見 |
04 | 海運統制委員會 官民協力之に當り 諸般の方策を講ず |
05 | 漢口在留外人 尚一千を數ふ |
06 | 統制力を高度化 三制度を効果的に運營 輸出產業に新なる活力 |
07 | 濠洲三勝 |
08 | 外交部移轉完了 |
09 | 經濟保安課店開き |
10 | 醫療技術者を登陸 厚生省成案を得て 近く第一回審議會を開く |
11 | ソ聯又も不法攻擊 我軍蹶然反擊す 張鼓峰、沙草峰を占據 |
12 | 國境を完全に回復 事件以來廿日目に |
13 | 非はソ聯にあり 全く計畫的行動 |
14 | ソ兵の死者約二百 戰車十一臺を鹵獲 |
15 | 張鼓峰以外の國境地帶は平穩 |
16 | 四相會議取止め 陸相、首相に情勢報告 |
17 | 蔣の懷柔策に 表面忠誠を誓ふ 四川省主席王纘緒談 |
18 | 產業報國聯盟を結成 |
19 | 本日の天氣 |
20 | 急告 |
21 | 大阪商船臺灣出帆 |
22 | 近海郵船基隆出帆 |
23 | 辰馬汽船 |
24 | 大連汽船 |
25 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 掛值は罷りならぬ けふから正札制! 公正な價格を明示せよ 臺北州勸業課の發表 |
02 | 揚子江上流に大豪雨 重慶市內は濁流氾濫して 漢口にも水禍の危機迫る |
03 | 「翁問答」を飜譯して 孝行を獨逸へ輸入 上智大學ヴ.シフア修學士 |
04 | 圖像:皇軍進擊 |
05 | 值賀中將屏東着 けふ官民合同送別會を開く |
06 | 服裝を單純化 戰時モードの規準 商工省、流行に指針 |
07 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣七/小生夢坊 |
08 | 假橋危險のため 潮州線一時不通 徹霄補強工事を施し けふ一番列車から開通 |
09 | 金牌を賣却して 今度は國防献金 宜蘭總蘭社音樂團再度の美擧報社消息 |
10 | 一千圓の長期献金 先鞭をつけた基隆獸肉商 又基隆署に申出づ |
11 | 中等庭球大會 降雨で中止 |
12 | 皇民化の促進に 日本精神文化研究會 基隆署保甲協會が開く |
13 | 五對零で 日本が大勝 見事カナダを一蹴す |
14 | 豪雨の犧牲 少女遂に溺死 |
15 | 亂舞の真最中! ビラ撒いて劍舞 昨夜第一ダンスホールの大騷ぎ |
16 | 車輪を盜む 倉庫破り御用 |
17 | 流石は教化主任 率先して金を賣却 |
18 | 水爭ひから 兄弟を半殺し 宜蘭郡員山庄の百姓喧嘩 |
19 | 都市對抗野球 けふから開始 臺南團は八幡と對抗 |
20 | 富士丸入港 慶應の次高登山隊と早稻田劍道選手來臺 |
21 | 筧干城夫氏談 |
22 | 上條秀介氏談 |
23 | 故上山氏の遙弔式 けふ西本願寺で |
24 | 死亡電報を握る松月樓 五日間營業停止 |
25 | 編隊飛行新記錄 |
26 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 昨年末銀行預金 內地人八割を占む 兩者の懸隔益益擴大 |
02 | 七月下旬貿易(高雄) 輸出增、輸入減 豆粕、麻袋の輸入激減 |
03 | 臺南東石兩港 六月中の漁況 |
04 | 貿易の轉換期と戰時貿易の檢討(上) 貿易不振の重大性と原因 |
05 | 砂糖の需給は 不安なし(上) |
06 | 高雄バナナ 移出數量激減 |
07 | 商況(卅一日) |
08 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 臺灣清涼飲料水統制組合 大眾保健、衛生確保の 重責を負て誕生 全島の業者を網羅して特輯 |
02 | 圖像:統制組合事務所特輯 |
03 | 統制組合の二大使命 優良品の供給と 製品の海外進出 組合長李厚慶氏談特輯 |
04 | 統制組合中の重鎮 龍泉飲料株式會社 社長吳永富氏特輯 |
05 | 戰時下に於ける 清涼飲料水の真價 庶務課長關元一氏談特輯 |
06 | 進馨飲料合名會社 第八工場に指定さる 常に好評を博する製品特輯 |
07 | 組合員の信賴厚く 島內の事情精通 組合主事竹內猛氏特輯 |
08 | 新興高雄の霸者 東亞飲料株式會社 楊社長、蔡專務努力の賜り特輯 |
09 | 南部地方に雄飛 屏東龍門商會 商會主林火炎氏特輯 |
10 | 大和飲料商會主 陳隆春氏特輯 |
11 | 立志傳中の人 黃直發氏特輯 |
12 | 廣告特輯 |
序號 | 標題 |
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01 | 屏東郡の金賣却 素晴しい好成績 郡民の國策協力真劍! |
02 | 圖像:萬博お別れの會 |
03 | 感激の人人(十) |
04 | へそ繰り金を 斷然國防献金 國姓林秋風氏の美擧 |
05 | 盡きぬ献金 北港郡民の熱誠 |
06 | 無錢宿泊 擧げらる |
07 | 臺灣清涼飲料水統制組合 州下唯一の工場 鳳山製氷合資會社 代表社員陳皆興氏特輯 |
08 | 花蓮港の草分け 一日の製造七百打 淺山商會主組合支部長淺山房五郎氏特輯 |
09 | 慶義賢公司 代表社員林森氏特輯 |
10 | 山本パラダイス 鑛泉所主人 山本範平氏特輯 |
11 | 商店主協議會 南投街役場にて開催 |
12 | 非常時克服に 業佃組合を創設 北斗郡で續續結成 |
13 | 北門郡の納稅 期限前に完了 |
14 | 煙草泥棒就縛 |
15 | 員林郡警察課異動 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 心身鍛鍊の夕 講演 |
03 | 吹奏樂 |
04 | 齊唱 |
05 | 詩吟物語 |
06 | 講演 時局と農村の負債整理/小平權一 |
07 | 子供の時間 お話「黑ん坊になりませう」 |
08 | ラヂオドラマ |
09 | 日本文學講座 第廿五講「物語の展開」(その四)/福田良輔 |
10 | 子供の時間 幼兒童話「黃金の鳥」 |
11 | 晝間娛樂時間 レコード演奏 |
12 | 料理献立/藤井秀子 |
13 | 圖像:日本最初の無尾翼グライダー |
14 | 趣味娛樂 プリラム類の栽培 いつ頃播種すべきか |
15 | 大船應援歌 |
16 | 倉田文人監督の 「北へ歸る」 |
17 | 「白鷺の唄」延期 「木曾路の鵜」製作 |
18 | 夢二の「霄待草」 高峰、夏川で着手 |
19 | 「友情を盜む勿れ」主題歌 |
20 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 尚武日本の誇り 少年劍道大會終る 龍虎相搏の熱戰振りに絕讚 |
02 | 青年團の擴大強化 嚴かに奉告祭執行 きのふ高雄神社にて |
03 | 圖像:八團體主催藏相就任祝賀會 |
04 | 御遺跡地にて 奉仕作業 豐原郡內埔青年團 |
05 | 商品には正札を 臺南市暴利取締懇談會で申合せ |
06 | 暴利取締に關し 一般會員に通達 臺中商工會議所より |
07 | 屏東市役所の勤勞奉仕隊 盛大に結成式を擧行 |
08 | 高橋部隊名譽の戰死並に戰傷死者 三十日發表 |
09 | 愛國蓖麻を賣って國防献金 屏東郡下の農民 |
10 | 森岡、二見兩夫人 白衣の勇士慰問 |
11 | 岡山郡役所 落成式を擧行 |
12 | 屑物回收組合 創立總會を開催 |
13 | 彰化道路擴充工事 豫定通りに進行 補助金の關係で延期出來ない |
14 | 高雄州廳勤勞奉仕隊(けふ結成) |
15 | 南下の值賀中將 嘉義市で茶話會 重要官民を招待して |
16 | 臺南市官民の歡迎會に臨席 |
17 | 偽裝ピストル強盜 捕へて見れば釘拔き |
18 | 屏東郡農事視察團 |
19 | 上瀧檢察官長 司法事務巡視 |
20 | 蓖麻多收の新記錄 甲當り二萬斤突破 |
21 | 臺南州農會の肥料配合工場 愈よ本月中に工事着手 |
22 | 北港神社の列格奉告祭 來る六日盛大に擧行 |
23 | 西村警務部長 管下の事務巡閱 |
24 | 嘉義市の國策協力運動 具體案愈よ成る |
25 | 腦病‧神經痛 高血壓中風決非不治 今津博士破天荒之研究 |
26 | 竹園公の女青 盛大に結團式 |
27 | 空巢狙ひ |
28 | 訃文:郭腦 |
29 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 果敢!曉の敵前渡河 頑敵を擊破して猛進 遂に宿松包圍を完成 |
02 | 九江西北の敵敗走 武漢の救援隊、城門湖に到達 |
03 | 華涼店の敵逆襲 我が猛烈な反擊で 死體三千を遺棄敗走 |
04 | 重光大使に訓令 對ソ警告的抗議 外務首腦協議の結果 |
05 | 外相、首相と要談 陸軍首腦部も種種協議 |
06 | 滿ソ國境確定問題 張鼓峰事件に再燃 |
07 | グライダー新記錄 |
08 | 滿洲の為替 管理一元化 |
09 | 金口木舌/林正享 |
10 | 我艦の機敏な處置 英艦爆破を免れる コ艦長御禮品贈呈を申出づ |
11 | 中國共產黨第七次 全國代表大會開かる けふ西安で十年振りに |
12 | 武漢陷落後の 共產黨の魂膽 |
13 | 明日の天氣 |
14 | 各地氣溫 |
15 | 曉の合唱(156)/野村愛正;古藤幸夫 |
16 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 全島六十萬生徒兒童の學用品を節約調整 學務課で調整委員會を組織 合理的具體案を作成 |
02 | 下關から東京向け 鮮魚類輸送を禁止 コレラの帝都侵入防止に 傳染病豫防法を發動 |
03 | 圖像:ヘンレイ.ローヤル.レガッタ |
04 | 徹霄正札を附ける 新竹市の定價表示 |
05 | 九萬噸の豪華船 英佛に對抗して獨逸が建造 |
06 | 南、光の園病院長 結核療養施設視察のため パウリツチ侯の招きで渡伊 |
07 | 故由井上等兵 あす無言の凱旋 |
08 | 基隆郡勤行報國隊 けふ結成式を擧行 直ちに汗の勤勞奉仕 |
09 | 靴修繕は待て 十二月一日頃から ぐっと引下げる |
10 | 渡航者で賑ふ 便利屋の進出目立つ 福建丸賑かに出港 |
11 | 新竹消防組の講習會修了式 けふ盛大に擧行 |
12 | 齋川に死刑を求刑 白骨事件公判開かる |
13 | 局長から給仕まで 二坪の汗の奉仕 府の勤勞作業日割決定 |
14 | 遭難のク號絕望か 航空隊、水上艦艇を總動員して搜查 |
15 | 世の母御注意! 寢返って赤ちゃん壓死 |
16 | 赤十字醫院小兒科 けふから店開き 開店早早大繁昌 |
17 | お產も軍國調 男子の三ツ兒生まる |
18 | 遺書懷中の 燒けくそ泥棒 北署で檢擧 |
19 | 落磐で重傷 |
20 | 高千穗丸無電 |
21 | 人事消息 |
22 | 今晚の放送 |
23 | 商況一日前場 |
24 | 今夕の映画 |
25 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(40)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 代用品時代(4) 國策線上に現れた 固い陶器のナイフ 金網も紙屑で出來る |
03 | 夏休みは如何に暮すべきか(三) 前線將士の忍苦を思ひ 人一倍の仕事をやれ/藤岡慎一郎 |
04 | 圖像:夏の家具「クーラー」 |
05 | 寄生虫に惱む夏 小兒に多い蛔虫 特効ある海人草 |
06 | 圖像:ナチス體育向上運動 |
07 | 電氣アイロンの使ひ方 |
08 | 圖像:代用品の寵兒擬革履物 |
09 | 紙上病院/黃朝清 |
10 | 髭剃りと石鹼の使ひ方 |
11 | 揭示板 |
12 | 美容と銷夏上 脂顏.日ヤケ.シミ等によいお風呂を利用する 美肌法の色色 手近な材料と手輕に出來る 銷夏をかねた家庭美顏術 |
13 | ニキビと脂顏を忘れ 化粧映えする豔肌に/伊藤艶子 |
14 | 惱みのシミも消え 滑滑とした色白顏に/河內信代 |
15 | 講評 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 愈愈國民の服裝に 嚴重な統制計劃 夏羽織.ズボンの折返.長靴下を禁止 裾と袖は切詰める |
02 | 地震で宮古島が 一、二米沈んだ 八重干瀉は盛上った |
03 | 飛行少年團ニ 幼年部ヲ設置 空ノ勇士ノ遺兒モヰル |
04 | めづらしい小型の小學校 一年生から六年生までが おなじ教室で勉強 |
05 | 高知縣デ大熊狩 獵ノ名人十五名ガ集ル |
06 | コドモ 大和民族も優秀だが 日本型の稻も優秀 原產地の印度型より良い |
07 | カタカナ欄 國民政府ガ漢口市民ニ 避難ヲ命令シタ 漢口ハ混亂狀態 |
08 | カタカナ欄 銅ノシヨウキンシ 二百五十七種類 |
09 | 卷十一「法隆寺」に 二つの間違ひ |
10 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 敵據點娘娘廟を屠り 界嶺を完全に占領! 怒濤の如く南進す頭條新聞 【安慶一日發同盟】一日拂曉二龍河より前進を開始した右翼長谷川、佐野、三枝各部隊は安徽、湖北の省境に橫たはる大別山山脈の南麓を仰ぎつつ迅速果敢なる急進擊を續け龍門山麓の山陰を利し沿せ來る敵の十字砲火を物ともせず一氣にこれを撃滅午前九時には早くも敵據點娘娘廟を屠り更に息つく遑なく敗走の敵を追及、山岳地特有の炎熱を克服し午前十時過ぎ南塀廟に突入、引續き敵をひた押しに押してこれを殲滅せしめ遂に午前十一時界嶺を完全に占領した、界嶺は湖北省を安徽省の省境にある大別山山脈南麓の要地にして同地を占領した各部隊將兵は界嶺西北の山中に日章旗を打立てた上、更に進撃の手を緩めず谿谷に潜む敵を排し正午過ぎには七永橋を掌中に收めた後迂回して萬永山を東北方に見て午後一時目指す黃梅の東方十粁の敵據點公家橋に殺到し部落內の敵を蹴散らし怒濤の如く南進中である。 【安慶一日發同盟】佐野、宮脇、石村の各部隊は一日午前六時大別山山系金門山の東麓を包む朝霧を衝いて一齊に二龍河の線より湖北、安徽兩省境の敵據點南塀廟に向け總攻撃を開始した又中野、長谷川、高木の各部隊は友軍と相呼應して濶平坦より早朝行動を起し途中敵を撃破しつつ宿松に猛進中である。 |
02 | 宿松に向け總攻擊 我が陸の荒鷲が猛爆 |
03 | 敵約二個師を擊破 |
04 | 油窄嶺を占領 宿松まで十粁 |
05 | 共產軍約二千を徹底的に攻擊 敵の遺棄死體六百以上 |
06 | 海軍航空隊は 反復爆擊 |
07 | 河村中將 晴れの帝都入り |
08 | 個個の權益を研究の上 英國側と折衝せん 會談の成否の鍵は英國側の 既成事實尊重にあり |
09 | ソ軍カ地方に移動 我方嚴重に之を監視 |
10 | 暗雲低迷の國境一帶 靜穩明朗化す 朝鮮軍報道部發表 |
11 | 板垣陸相 葉山御用邸に伺候 拜謁仰付けらる |
12 | ソ機張鼓峰上空に飛來 われには損害なし 敵機を五機擊墜の模樣 |
13 | バルカン協商國 ブ國と新協定成立 多年の確執一掃さる |
14 | 板垣陸相が 海相を訪問 |
15 | 森岡長官離京 あす空路歸臺 |
16 | 陸相、外相と要談 |
17 | ソ聯は一切沈默 外人の日ソ開戰を否定 |
18 | 銅の搬出取締令 蒙疆聯合委員會公布 |
19 | 駐神戶僑務辦事處 華華しく開處式擧行 |
20 | 近衛、板垣兩相會談 |
21 | 例に依りタスの歪曲報道 |
22 | 東大評議會 安田講堂に開催 文相改革案反對の意向 |
23 | 滿獨貿易協定 意見一致 八日正式調印 |
24 | 二市が誕生 舞鶴、東舞鶴 |
25 | 支那側の各大學 殆ど奧地へ移轉 |
26 | 上山元總督の葬儀行はる |
27 | ハルピンに領事館開設 波國政府の發表 |
28 | 硫安株式會社改組認可さる 役員も正式任命 |
29 | 新城博士逝去 南京に於いて |
30 | 水泳選手一行 門司着福岡へ 內地派遣臺灣の |
31 | 本日の天氣 |
32 | 大阪商船臺灣出帆 |
33 | 近海郵船基隆出帆 |
34 | 辰馬汽船 |
35 | 大連汽船 |
36 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 國民心身鍛鍊運動 昨日より廿日迄全國に實施社說 一 政府は國民精神總動員の趣旨により、廣く國民の心身を鍛鍊して、旺盛な精神力と强靱な身體を育成し、銃後國民の責務を全うしようとする目的を以て厚生、文部兩省並びに國民精神總動員中央聯盟主催の下に、昨一日より來る二十日まで二十日間に亘り「國民心身鍛鍊運動」が全國的に實施されて居り、本島にも亦內地に呼應して目下全島的にこれを實施して居るのである。 凡そ國家の興隆發展は一にその國民の各各が强壯頑健な體力を持ち、智識においても勝れ、しかもさういふ優秀な國民が數においても優り、またよく一致團結して國家の意圖する目標に向つて活潑に活動することに俟つべきは言ふまでもない。これは卽ち所謂人的資源の充實强化であり、そして今度國民活動の基礎たる精神力および體力の增進向上を圖る心身鍛鍊運動が絕對必要なこととして實施されたわけである。 二 目下實施してゐる國民心身鍛鍊運動の要綱として、(一)ラヂオ體操の奬勵、卽ちラヂオ體操の會の普及を圖り、そしてこれと結びつけて早起會の普及をも圖り、全國民のラヂオ體操と早起を奬勵すること。(二)徒步の獎勵、卽ち官聽、銀行、會社、工場などの勤務者に徒步通勤を奬勵し、學校、青年團等では遠足、登山、長距離行軍などを行ふこと。(三)集團的勤勞作業の奬勵、卽ち統制ある組織の下に勤勞精神の涵養、體力向上を目的とする作業を奬勵し、軍需品の供出、應召家族への勞力援助、開墾、植林、河川堤防の修築、運動場、公園、道路、防空󠄁施設等の新設又は修繕など、何れでも各自において最も適當なものを行ふこと。(四)武道、水泳の奬勵、卽ち學校、道場等で一般の參加を求め、柔道、劍道、弓道、薙刀等の稽古を行ひ、また海、河川、湖沼などを利用して水泳施設の擴充を圖ると共に、公私設の水泳場を積極的に利用すること等を强調されてゐる。そして本運動は質實剛健、華美排除を旨とし、團體的訓練耐久力の修養に努めるやうに力を注いでゐるのである。 三 支那事變勃發以來今や一年、聖戰の目的を完全に貫徹するまでは尚ほ相當遼遠なることを覺悟し、國民の各自が宜しく重大な決意を以てその辛苦艱難を忍び、疲勞困憊に堪へ得る體力と氣力を培養せねばならない。すなはち國民が國家の意圖するところに向つて、肉感的にも精神的にもこれに適應して、最大の能力を發揮し得る心身狀態を作らねばならない。斯くの如き重大な秋に際會し、內地たると外地たるとを問はず全國民を擧げて叙上の如き運動要綱に依つて心身を鍛鍊し、氣力と體力の增進と向上を圖る國民心身の鍛鍊に努力邁進すべきである。 |
02 | 全島少年團が參加 新店溪畔で大野營 聯合少年團結團式には 竹下勇大將が臨場 |
03 | 十四人乘り大型機 東京、福岡間に就航 臺北との連絡も至便 |
04 | 作業が進むわむわ 力士の勤勞奉仕 疲れも見せぬ平氣顏 |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣八/小生夢坊 |
06 | 臺北商工協會常務理事會 |
07 | 郡守をトップに 廳舍內外を清掃 羅東郡勤行報國隊が |
08 | 愛國蓖麻共作園 |
09 | 都市對抗野球 きのふ火蓋を切る |
10 | 九A對五で 臺南敗る |
11 | 九對六で 神戶が勝つ 都市對抗一回戰 |
12 | 故上山總督遙弔式 きのふしめやかに執行 |
13 | 臺中の遙弔式 |
14 | 圖像:督府の勤勞作業 |
15 | 豚皮よさらば いよいよ食用御法度 |
16 | 剝皮は殘らず 州畜產會へ |
17 | 價格表示指導 基隆市勸業課で |
18 | 一戶當り一匁平均 基隆郡下の死藏金 活用計畫決まる |
19 | デ杯戰日本對濠洲 愈よ決勝を爭ふ |
20 | モーリス氏 日本赤十字社に 一千圓を寄附 |
21 | 國講教師講習會(宜蘭) |
22 | 天秤棒と鍬で渡り合ふ |
23 | 總督府辭令 |
24 | 本社人事異動報社消息 |
25 | 定期航空 |
26 | 人事‧消息 |
27 | ときの声 |
28 | 廣告訂正 |
29 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 米穀管理問題で 移出米商動く 田端局長の歸臺後に 營業權補償を陳情せん |
02 | 經濟戰強調週間 廿二日から實施 要綱發表さる |
03 | 貿易の轉換期と 戰時貿易の檢討(中) 貿易不振の重大性と原因 |
04 | トマト罐用の ブリキ割當なし 關係業者に一大恐慌 |
05 | 本島肥料割當額 燐鑛加里共減少 硫安のみ一割增加 |
06 | 水產事務打合會 きのふ開催さる “諸重要議案を協議” |
07 | 皮革配給統制規則 昨日より實施さる 豚皮に就き通牒を發す |
08 | 皮革販賣には 指定價格を公示 |
09 | 新竹市瓦斯配給 十月頃より開始 鐵材不足で多少遲延 |
10 | 基隆の臺灣 瓦斯供給事業 時局柄で無期延期 |
11 | 內地天候不良に定期新甫が好調 蓬萊米も反撥 |
12 | 市價及商況 一日 |
13 | 照明燈 |
14 | 新營パルプ工場 來年三月に落成 |
15 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 國策の波に掉さし 金鑛調查に乘出す 殖產局の技手一行臺東方面へ |
02 | 慰問音樂會 來る十三日草屯街で |
03 | 旗山青年團入團式 |
04 | 感激の人人(十一) |
05 | 竹山二水間竹山林內間 遂ひに交通杜絕 交通は集集線に依る |
06 | 史港保甲事務所 盛大に落成式 |
07 | 四ケ月振りの雨 沙山庄民蘇生の思ひ |
08 | 桃園一公同期會 來る七日竹圍で |
09 | 國講講師講習會 大甲街の主催で |
10 | ローカルセクション報社消息 |
11 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | ラヂオ |
02 | 家庭講座 「襤褸から何が出來るか」/棚橋啓三 |
03 | 料理献立/藤井秀子 |
04 | 義太夫 |
05 | 通俗科學講座 純國產で重要輸出品である 臺灣の紅茶/增田虎藏 |
06 | 連續講談/大島伯鶴 |
07 | 座談會 「時局下の農村更生運動を語る」/竹山祐太郎;東浦庄治;辻誠 |
08 | 晝間娛樂時間 レコード演奏 |
09 | ヴァイオリン獨奏 |
10 | 子供の時間 お話と實驗 「零下一九六度」/青山新一 |
11 | 風車(かざぐるま) 二日から大世界館で |
12 | 圖像:大空の超特急就航 |
13 | 街に出たお孃さん |
14 | 伊東光一(大船) 拔擢さる |
15 | 一夫‧五十鈴の顏合せ 「鶴八鶴次郎」着手 |
16 | 鐵假面の騎士 後篇完成 |
17 | 文部省「稻」を映畫化 |
18 | 「霄待草」配役 信州ロケ開始 |
19 | 漫畫入り新シナリオ 吐夢の「東京千一夜」 |
20 | ポツボチャンの初丸髷 |
21 | 海外映畫短信 |
22 | 轟の多摩川專屬 第一回作 「婦人愛國の歌」 |
23 | 多摩川の監督が 慰問袋を送る |
24 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 豪雨は尚續く 各地の被害甚大 旗山郡獅頭は全部落浸水 交通杜絕で安否不明 |
02 | 圖像:通州事件遺族の法要 |
03 | 臺南州下の豪雨禍 各地の被害續出す |
04 | 悲喜交交の豪雨 臺中州下も相當の被害 |
05 | 街庄長懇談會に於ける 川村知事の訓示(下) |
06 | 盛況を極めた 東京工大の講演會 |
07 | 值賀中將けふ 赴任の途に就く |
08 | 土砂降る豪雨中に 草刈りの奉仕作業 臺中州廳勤勞奉仕團 きのふ外苑で開始式 |
09 | 物品の價格標示 嘉義市では順調に運ぶ |
10 | 高雄州廳勤勞奉仕隊 嚴かに宣誓式擧行 きのふ高雄神社にて |
11 | 花蓮港廳の職員 星野牧場で作業 勤行報國第一中隊總動員 |
12 | 市役所も結團式 職員悉くびしょ濡れ |
13 | 臺南實業會の解散式 |
14 | 銃後の意氣軒昂 貯金一躍十倍增し 花蓮港廳一ヶ月で三十餘萬圓 |
15 | 高雄州少年團 けふ狀途へ |
16 | 皮革業者を集め 彰化署注意を喚起 |
17 | 麻袋配給會議に 臺中州產倉の代表上北 |
18 | 第二回皇軍將兵慰問金 |
19 | 盆祭り改善 頗る好成績 |
20 | ブラジルコーヒー 試飲宣傳店開業 |
21 | 母女切らる 痴情關係からか |
22 | 消息 |
23 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 宿松完全占領 黃梅の陷落愈迫る |
02 | 彰塘占領、常當山を猛攻 |
03 | 九江攻略部隊の 偉大なる戰果 |
04 | 武漢の勞働者、民眾を 抗戰自衛團に再組織 |
05 | 黃梅を爆擊 |
06 | 三島團長一行 晴れの羅馬入り |
07 | 陸軍飛行隊が 敵軍を猛爆 |
08 | 蔣の武器購入額 最近低下す |
09 | 國境附近は平靜! 笑止‧ソ聯、支那側のデマ |
10 | ソ聯の態度如何で 重大決意を堅める 陸軍首腦部が協議 |
11 | 宮川書記官が ソ聯に抗議提出 |
12 | 金口木舌/林正享 |
13 | 事態擴大の模樣なし 英國言論界の見解 |
14 | 近海運賃傭船料 一割內外引下 |
15 | 諸兵聯合の ゲ.ペ.ウ 遺棄死體三十七 |
16 | 敵の損害は 豫想外に大 |
17 | 上海為替市場 軟化の步調 |
18 | 家賃地代值上防止 地方長官宛に通牒 |
19 | 和漢藥四十品目 最高標準價格を決定 |
20 | イタリアの寶物ドイツへ |
21 | カー英大使 香港發上海へ |
22 | 明日の天氣 |
23 | 各地氣溫 |
24 | 曉の合唱(157)/野村愛正;古藤幸夫 |
25 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 帝大改革問題縺る 東大評議會は反對 文相、亦自說を固持 |
02 | 新竹全市に浸水 濁流滔滔、路上に渦卷く |
03 | 米の遠征水上軍に 日系二少年選拔さる |
04 | 圖像:鄉土部隊歸還 |
05 | 店員養成講習員の人選內定 四日から草山で開催 |
06 | 國債應募に 有志が蹶起 本島人大眾に呼びかく |
07 | 漳和公同窓會 總會期日變更 |
08 | 庶民金庫店開き お客さんドツと殺到 |
09 | 高雄商業專修奉仕隊を結成 |
10 | 暴利取締懇談 |
11 | 農實組合の實績を審查 彰化郡下に實施 |
12 | 待てば海路の日和 淒いぞ月給百圓で引張り凧 ルンペン黃金時代 |
13 | 溺れかけた 醉拂ひを救助 勇敢な國講所二班長 |
14 | 窃盜前科者 臺南署に檢擧 |
15 | 白鉢卷姿で 雨中の清掃作業 女子青年團の奉仕 |
16 | 登退廳は徒歩で! 臺南州の心身鍛鍊計畫 |
17 | 亂暴な俳優 ペンチで毆る |
18 | 國防献金 |
19 | 懸賞付油虫狩り 彰化市のチフス防遏策 |
20 | 高雄州部課長會議 |
21 | 變死三件 |
22 | 臺拓東京支店移轉 |
23 | 海外短信 輸血の新發明 |
24 | ネルソンの遺髮競賣 |
25 | 定期航空 |
26 | 人事‧消息 |
27 | 今晚の放送 |
28 | 商況二日前場 |
29 | 今夕の映画 |
30 | 民報案內報社消息 |
31 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(41)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 歩け!淳朴を求めて 步行運動とドイツの ワンダーフォーゲル(上) 體力と精神を養ふ最大のスポーツ/出口林次郎 |
03 | 嚙まれたら最後 真夏に多い狂犬 犬の飼主は豫防注射を 厚生省豫防課 |
04 | ふけ止めと かゆみ止め |
05 | しまった! 毒を飲んだ 騷がずに應急手當を |
06 | 圖像:小人連にもカメラ流行 |
07 | 中年過ぎの婦人 肥るのは不健康 原因と肥らぬ工夫 |
08 | 圖像:代用品の寵兒擬革履物 |
09 | “つはり”の方へ 御注意數數 |
10 | 紙上病院/黃朝清 |
11 | 干魚類の 上手な煮方 |
12 | 古澤庵の食べ方 |
13 | 漆器の扱ひ方 |
14 | 汚れたセルロイド製品 かうすれば豔が出る 家庭科學 |
15 | 涼しい冷しそば 變りしたじ添へ |
16 | 豆腐の消毒 |
17 | 揭示板 |
18 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 國語の實習 商品の正札制は 皆進んで勵行しよう 違反しない樣に |
02 | 德島縣の洋上に 鯨の大群 |
03 | ドイツの田舍に 鹿の形の信號 |
04 | 張鼓峰附近の 國境を回復 |
05 | 圖像:お父さんと一緒に |
06 | 我が國最初の 牛の銅像 岡崎市に建てられた |
07 | コドモ 輕氣球の話(上) 何に使はれるか 三種類の氣球の役目 |
08 | カタカナ欄 ウジムシカラ ガソリンガトレル |
09 | オホイノシシヲタホシタ シロノテガラ |
10 | 面白い遊び 圓陣ゲーム |
11 | 笑話 後を見せぬ |
12 | 「物を言ふ本」 盲目勇士への大きな慰め 我が國でもつくる |
13 | 下等動物は 音が聞えるか |
14 | 墜ちぬ飛行機 アメリカ陸軍で發明 |
15 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 黃梅城を占領 城內各所に日章旗頭條新聞 【安慶二日發同盟至急報】長谷川、佐野、三枝各部隊は二日午後八時二十分湖北省の要衝黃梅縣城を完全に占領、北門南門及び城內各所に日章旗を飜へした |
02 | 米價高騰の抑制策 胚芽米の消費獎勵を變改 公定價格を引上げず |
03 | 圖像:天皇、皇后兩陛下葉山に行幸啟 |
04 | 救濟又は轉業指導に 失業對策委員會設置 督府、萬全の對策を講究 |
05 | 近衛首相きのふ 葉山御用邸に伺候 一般政務に關し奏上 |
06 | 綿製品制限の緩和 限界は單系廿五番手 |
07 | 伊領事館大連に開設 |
08 | 潘家舖占領 |
09 | ソ機又も越境飛來 愈よ內外の憤激を買ふ |
10 | 二日のソ機行動 一般に消極的 |
11 | 我第一線○○部隊 一切の準備を完了 無敵空軍某方面に待機 |
12 | 輸出資金前貸補償制 商工省、各銀行の協力を要望 十日頃より愈よ實施 |
13 | ソ聯に再度嚴重抗議 滿洲國聲明を發表 |
14 | 定例閣議 |
15 | ソ兵戰車九臺と 逆襲し來る 戰車を遺棄擊退さる |
16 | アラビア人暴徒 英軍自動車を襲擊 双方共死傷者を出す |
17 | 保險の限度引上げ 昨日の閣議に附議承認 |
18 | 錢塘江北岸潛入の 敵軍を掃蕩 |
19 | 宿松は軍事上の重要な據點 湖北に入る要衝 |
20 | 日銀為替局に 三課を新設 |
21 | 英參事官着任 |
22 | 江坂高田市長辭表を提出 |
23 | 近衛文隆氏を秘書に起用 |
24 | 重慶に二哩の避難壕を開鑿 |
25 | クレヂット許與を考慮中 英政府對蔣政權 |
26 | 臺北工業二組 優勝戰に惜敗 |
27 | 本日の天氣 |
28 | 大阪商船臺灣出帆 |
29 | 近海郵船基隆出帆 |
30 | 辰馬汽船 |
31 | 大連汽船 |
32 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 社說 金の買上豫想外の好績社說 一 今回外國為替基金の設定が實行賞された結果日銀の正貨準備八億百餘萬圓から三億圓を差引いた五億百餘萬圓に急減した。日銀の正貨準備が急減した事はそれ丈兌換券の發行力を弱めてデフレの一因子となつたが、日銀は周知の如く正貨準備の外に十七億圓の保證準備によつて二十二億圓までの分兌換劵を發行し得る譯であり、現在はこれ丈けの發行力あればこそ問題はないが、昨年來の經驗によれば一箇年に四億三四千萬圓程發行高が增加して來たから、今後の正貨を充實する立場より金の動員が益々必要と認められたのである。 二 此の時に當つて臺灣ではかかる國策順應の意味に於て臺銀が死藏金の動員をなしつつある事は極めて有意義な事である。死藏金の賣却は單に正貨準備を充實する一方法であるのみならず其の賣却金に對して利子が附き且つ貯蓄として國債の消化に寄與する所が少なくないので正に一鳥三石の妙策である。我等は金に特別の愛看を有してゐる本島人婦女子が果して此の運動に對して何れ丈の理解あるかに對して當初は多少の懸念がないではない。然るに最近迄の臺銀金買上成績によれば實に豫想外の好成績を擧げてゐる事に對して誠は欣快に堪えざる次第である 三 試みに六月二十日頃臺銀の金買上げ開始してより八月三十日迄の一ヶ月餘りの成績に徵すれば既に五十萬瓦に近き重量を示し金額に換算すれば百九十萬圓以上となつた事は寧ろ驚くべき好成績である。殊に臺銀の金鑑定能力不足のため依賴者に對して充分に應ずる事が出來なかつたとの事であるから、如何に本鳥人が此の國策の遂行に協力したかが解るのである。卽ち內地人の賣却金量が八萬瓦に對し本島人は四十二瓦の多きに達し今後宣傳の徹底と共に益々增加を來すであらう事は明かである。本社が此の問題に對して早くから其の必要を提唱し、更に各地に於て講演會を開催した關係から以て慰むに足るべき出來事と言はねばならない。 四 我等は金の賣却に因んで單に本島人が國家に必要なる金の動員に對して快よく協力した事よりも一つの國民精神運動として之を重視せんとする者である。時局の重大性に對して本島人方面が何れ丈の認識があるかを量る一方法として特に多大な關心を持つ者である。一個月餘りにして約二百萬圓に近き大量の金を集め得たとすれば一箇年足らずして一千萬圓の金の動員が出來る譯であるから、金の買上量が臺灣に於ける二大金礦卽ち金瓜石と瑞芳金山の產額に比敵すべき數量であるから正貨準備の充實に寄與する所が少なしとしない。此の意味に於て金買上げの好成績は近來になき一快心事であると斷言せざるを得ない。 |
02 | レール浸水一尺に達し 臺中線、海岸線不通 夜急行は遂に發車見合せ 下りは湖口でストップ |
03 | 新竹市は一面泥海 ボートで避難救助 |
04 | 避難者を全部收容 公會堂や保甲事務所に |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣九/小生夢坊 |
06 | 新竹州下の被害 |
07 | 稻江の靴屋さんが 同業者組合を組織 連絡して時局克服 |
08 | 都市對抗野球順延 |
09 | 臺灣から多數入選 大日本書道展に |
10 | 高橋部隊の 名譽の戰死者 昨日原隊から發表 |
11 | 日比學生會議の 日本學生代表來臺 豪雨中に高千穗丸入港 |
12 | 國を思ひこの熱情 殊勳の荒鷲の蔭に 天晴!この母あり 故加藤二等兵曹の母堂の感激の書簡 |
13 | 今度は皆粒揃ひ 軍用犬の審查終る |
14 | 神戸地方又も豪雨 避難命令發せらる |
15 | 指輪を献納 蕭氏阿蘭さん |
16 | 浸水一萬戶 猛雨も峠を越えて 罹災民ほっと一息 |
17 | 粟飯原要塞司令官 官民を招待して披露宴 |
18 | ガソリン交付券 申請期限は五日まで |
19 | 裏參道開設に 消防組が着手 署も郡も奉仕參加 |
20 | 學生が先生 夏休みを利用し 國語不解者を講習 |
21 | 宜蘭の華僑が 國講所を開設 |
22 | 定期航空 |
23 | 人事‧消息 |
24 | ときの声 |
25 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 五州米穀聯合會が 優先指定權を要求 四日代表上北して 森岡長官に陳情せん |
02 | 麻袋割當不足の 對策に就き協議 “結局商工課に一任” |
03 | 麻袋配給問題で 米庫組合が奮起 緊急幹部會で打合はす |
04 | 貿易の轉換期と 戰時貿易の檢討(下) 貿易不振の重大性と原因 |
05 | 重油の配給につき 近く合理化を陳情 水產事務打合會閉幕 |
06 | 本島の補助貨幣 最高記錄に膨脹 流通高八百六十三萬圓 |
07 | 蓬萊米移出が 三百十萬袋突破 今後は新規取引に期待 |
08 | 臺銀の金買入れ 二百萬圓突破近し 更に激增の餘地あり |
09 | 苧麻は輸入杜絕 生產增加も困難 |
10 | 鳳梨罐詰の 外國進出に暗影 本年上半期の輸出激減 |
11 | 臺南製麻近く 嘉義工場を新設 織機百臺を据付ける |
12 | 杉原產業會社 新事務所へ移轉 |
13 | 照明燈 |
14 | 市價及商況 二日 |
序號 | 標題 |
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01 | 彰化市役所の勤行報國團 近く結團式を擧行 每週土曜日に奉仕作業 |
02 | 圖像:日比學生會議へ出發 |
03 | 龜山團快勝す 桃園郡の街庄役場 對抗野球大會終る |
04 | 勤勞奉仕の強化 近く委員會を組織 |
05 | 圖像:燒夷彈消火演習 |
06 | 暴利取締の趣旨を説明 臺東街の業者に |
07 | 感激の人人(完) |
08 | 貯蓄報國講演會 竹山公會堂にて開催 |
09 | 桃園郡全郡下に 勤勞報國隊 各部落團體別に結成 |
10 | 圖像:新裝成れる左營庄役場廳舍 |
11 | 屏東新劇協會 處女公演好評 |
12 | 木炭自動車の 驚異的な性能 時速五十粁で走る報社消息 |
13 | 楊梅庄部振 幹部講習會 |
14 | 東港郡農實組合 強化對策打合會 |
15 | ローカルセクション報社消息 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 講演 時局の中小商工業者の轉業/依田信太郎 |
03 | 料理献立/藤井秀子 |
04 | 子供時間 |
05 | 晝間娛樂時間 レコード演奏 |
06 | 國民歌謠 |
07 | 夏季特別講座 南支講座(第十四講)/石井喜之助 |
08 | 世界民謠の旅(第五回) |
09 | 義太夫 |
10 | 鄉土の音を送る |
11 | 圖像:來るべき時代に備へて |
12 | 趣味娛樂 盆栽もそろそろ 夏の手入れです 灌水、害虫、日除け等 |
13 | 悅ちゃんの靴磨き |
14 | 月形龍之介等 日活スター來る 五日より國際館へ |
15 | 文化映畫「稻の話」 |
16 | 桑野通子 農婦で凝る |
17 | 妖星ガルボの新作 「ニノツカ」決定 |
18 | 大船深田監督新作 「大地の妻」 |
19 | 「花ある氷河」 新人豪華群が競演 |
20 | 大都トーキー 「仇討槍舞ひ無双」 |
21 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 暴利取締の方針に 商人積極的に協力 臺中市で「正札の座談會」 |
02 | 嘉義市の金買上げ 十五萬餘圓に登る 郡部も盛んに提出報社消息 |
03 | 圖像:事變下に壯重な明治天皇祭 |
04 | 金賣却愈よ高潮 屏東地方に大口の依賴者簇出報社消息 |
05 | 献金美談 |
06 | 值賀中將赴任 |
07 | 臺中州下水害の詳報 |
08 | 臺灣競馬令施行規則(上) |
09 | 國民心身鍛鍊運動 |
10 | 屏東市常設委員會 來る六日に開く |
11 | 大屯郡の奉仕隊 來る十日結團式 |
12 | 嘉義商工會議所 初總會を開催 |
13 | タータカ新高下間 登山道路愈よ完成 難關取除かれ登山者に大福音 |
14 | 屏東市民風作興會 會歌愈よ完成す |
15 | 鳳山郡の公金橫領事件 某庄長も連座か 饗餐を受けた教員も始末書提出 |
16 | 高雄市の勤勞奉仕隊 きのふ結隊式 同時に宣誓式を擧行 |
17 | 東海バスも 木炭自動車 |
18 | 男の同性心中 鹿港海水プールに入水 |
19 | 豪雨を衝いて作業 花蓮港廳の奉仕隊 |
20 | 彰化雜貨組合 例會を開催 暴利取締を協議 |
21 | 彰化郡聯合青年團 勤勞奉仕日程 |
22 | 彰化合同運輸創立總會 |
23 | 嘉義市ラヂオ體操 |
24 | 魔術師ご用 |
25 | 消息 |
26 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 目指す漢口へ 黃梅から後卅六里 |
02 | 空も撼へよ萬歲の聲 湖北全省を壓す 黃梅城占領の詳報 |
03 | 敵艦、戎克、陣地を猛爆 九江上下流二百哩に亘り |
04 | 圖像:東大評議會を終へて記者と語る長與總長 |
05 | 支那軍又も堤防決潰 于湖、徐家附近に於て |
06 | 敵一千を殲滅 |
07 | 米大使重慶へ 向ふ |
08 | 湖北の形勢切迫 總動員令を發す |
09 | ソ聯執拗に砲、爆擊 我方その都度反擊 ソ聯の損害極めて大 |
10 | 古城方面に投彈 圖們江右岸の朝鮮領に越境 昨夕ソ聯編隊して |
11 | 對支援助の名目で 今後も頻發せん 獨外務省のソ聯通談 |
12 | 金口木舌/林正享 |
13 | 海運賃の昂騰抑制 自治委員會を開き 關係當局者と懇談 |
14 | 上海戰線思出の夕 十四日の渡洋爆擊記念日に 日比谷公會堂で |
15 | 先物限月制限撤廢の 對米為替率の追加協定 為替銀行協議會で決定 |
16 | ソ聯の死傷者 二百五十名以上の見込 彼我の損害調查で判明 |
17 | 大宮軍曹戰死 張鼓峰事件最初の 悲壯な一頁を印す |
18 | 明日の天氣 |
19 | 各地氣溫 |
20 | 曉の合唱(158)/野村愛正;古藤幸夫 |
21 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | バスや徒歩連絡で 臺中線運轉開始 貨物列車は依然不通 |
02 | 海岸線の復舊 當分見込み立たず |
03 | 集集線路埋沒す 山崩れで運轉不能 |
04 | 和田工務課長一行 被害現場を視察 |
05 | 樟腦の廢油からアドレナリン (船久保博士の國際的研究) |
06 | ガス輸送管 本日中に復舊 |
07 | 遭難者氏名 二名死亡して 二名は行方不明 |
08 | コレラ侵入を防げ 警務局長各州廳に通牒 |
09 | 日本代表一行を 小林總督が招待 |
10 | 鰻上りの諸物價を 事變前に引戾す 愈よ抑制第二段工作へ |
11 | 百八十圓の大暴落 電話の恐怖相場出現 |
12 | 完璧を期せよ 下條府衛生課技師談 |
13 | 半島の舞姬 崔承喜さん 米國を舞踊行脚 |
14 | 苦力を動員して 白晝堂堂と盜む 臺北驛苦力監督御用 |
15 | 坂本素魯哉氏危篤 本島金融界實業界の恩人 |
16 | 林長庚氏に 學位授與さる |
17 | 金鑛石泥棒 三人組檢擧さる |
18 | 定期航空 |
19 | 今晚の放送 |
20 | 商況三日前場 |
21 | 今夕の映画 |
22 | 腦溢血中風に罹る “四つの條件” |
23 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 旋風に乘る(42)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 歩け!淳朴を求めて 步行運動とドイツの ワンダーフォーゲル(中) 愛國を基調としたスポーツ/出口林次郎 |
03 | 金魚の壽命 |
04 | 涼を求めるには 汗をうんと出せ 入浴や行水もよし |
05 | 幌蚊帳を 買ふ時の注意 |
06 | 圖像:クーガン君母親を泣かす |
07 | 夏の接客心得帳 冷しタオルが 一番喜ばれる |
08 | 眠を保護せよ! 夏の強烈な光線は 眼の弱い方には大敵 |
09 | ヒマシ油の飲み方 |
10 | 紙上病院/黃朝清 |
11 | 揭示板 |
12 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 全島少年團が參加し 新店溪畔で大野營 聯合少年團結團式には 竹下勇大將が臨場 |
02 | 世界第一の 大鐘を獻納 造ったまま鳴らない 大阪四天王寺の名物 |
03 | 蛇を食った 木の節穴 |
04 | 大隕石が落ちて メキシコ大騷 |
05 | 圖像:死を逃れて |
06 | 十二月一日カラ 皮革ガ安クナル 靴修繕ハ一寸待ツタ |
07 | 六つの黑人少女 見事一等に當選 |
08 | カタカナ欄 此數日ノ大雨デ 各地ノ被害ハ大キイ |
09 | オドリノサイチュウニ ビラマイテケンブ ダンスホールオホサワギ |
10 | コドモ 輕氣球の話(下) 何に使はれるか 三種類の氣球の役目 |
11 | 全島生徒兒童の 學用品節約を計る 近く標準を定めて |
12 | 軍艦が揚子江を 何處迄溯れるか 減水期と增水期は違ふ |
13 | 川柳の話(一) 形は俳句と同じでも 大きな區別がある |
14 | 笑話 まだある |
15 | 耳に聞えない 超音波 通信もし、病氣も癒す |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 卑劣極まる支那軍 第三國國旗を濫用 徹底的に之を擊滅すべく 我が軍は極力監視中頭條新聞 【南京三日發同盟】曩にわが及川支那方面艦隊司令長官が湖口、黃石港間に散在する第三國艦船の撤退を要請し戰闘區域內における不祥事件の發生を未然に防止するの擧に出たるところ卑劣極まる支那軍はわが方のこの大國的態度を奇貨とし最近第三國國旗を濫用してわが攻擊の銳鋒を避けんとする行為が非常に增加した即ち過去數ケ月間における海軍航空隊の空中偵察に據れば黃石港、蘄春、田家鎮方面から明かに敵艦と覺しき艦船が第三國國旗を揭げ機雷布設作業を行ひつつあるを認め又漢口、武昌、黃州間では第三國國旗を揭げた戎克船が支那軍隊を滿載し下流に向つて輸送しつつあつた又支那軍陸上部隊も各所の陣地構築には特に第三國權益地區を選び頻りに軍事施設を施してゐるかかる行為に對しわが軍はその真相判明次第借なく徹底的にこれを撃滅すべく極力監視中である |
02 | 敵長江堤防を缺潰 九江を濁水中に沒せしめんと わが作戰に影響なし |
03 | 皇軍の進擊に狼狽 中央軍主力を後退 漢口政府の實力保存策 |
04 | 畏し.大御心 金製品多數を御下渡し 金御紋章金箔裝飾を御取止 |
05 | 二勅令近く 公布されん |
06 | 信陽、廣水を爆擊 二日海軍機の戰果 |
07 | 福岡師範優勝 中等學校劍道大會 |
08 | 全國米作の作付狀況 |
09 | 我飛行機○○臺 漢口に爆彈投下 敵に一發の對空射擊もなし |
10 | 圖像:心身鍛鍊運動第一日 |
11 | ソ聯兵何等反省せず わが外務當局嚴重抗議再訓令 一兩日中ス代理大使を招致 理不盡の逆抗議書を反駁! |
12 | 爆音はあるも 敵の機影に接せず |
13 | ソ聯の破壞工作 張鼓峰事件の責任ソ聯に在り 伊國ト紙の正論 |
14 | 當分東部管下の 屋外燈管制行ふ 東部防衛司令部發表 |
15 | ソ兵を擊退 |
16 | 三相鼎座して 種種重要協議 |
17 | 我將兵の勇敢さ 實に賴母しい 奧少將の歸還談 |
18 | 商工の人絹統制案 染工聯理事會で協議 |
19 | チ副議長逮捕さる ソ聯の肅清最高中樞部に及ぶ |
20 | 首相、兩相三參議を 星ヶ岡茶寮に招待 議會各派の協力を求む |
21 | 李、白を起用 廣西派の離反防止に |
22 | 宮川書記官 ソ聯に抗議 越境爆擊に付き |
23 | 法幣相場新安值 外貨割當新規定を 國民政府より通告 |
24 | 何內政部長も 重慶へ |
25 | 岩佐中將逝く |
26 | 本日の天氣 |
27 | 大阪商船臺灣出帆 |
28 | 近海郵船基隆出帆 |
29 | 辰馬汽船 |
30 | 大連汽船 |
31 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 帝大改革案と大學の自治社說 一 荒木文相は愈よ時局に對應する文教刷新に乘り出し、先づ全國直轄帝大の明朗化を圖るべく去月廿八日各帝大總長を招き、帝大の明朗化、大學權威の發揚、硏究及び教育振興等につき隔意なき意見の交換をなした。文相は當局の意向として大學職員任用の奏請補職につき從來法令に根據なくして行つて來た選擧は妥當でないから之れが改善を各大學で具體的に硏究するやう要望して戰時下の學界に一石を投じたのであるが、文部當局の意圖する帝大制度の改革は 一、大學令に依る評議員の互選を除き、教授會の選擧に依る學部長の選任、教授、助教授の決定等選擧に依る一切の人事決定は認めず 一、學部長と教授の兼任はなるべく廢止し專任學部長を設置その任期を定めず恒久的なものにする 一、停年制、名譽教授推薦制に再檢討を加へる 等であると傳へられてゐる。 二 文部省の改革試案は之を要するに從來大學內で許容されてゐた大學自治は全く否認され大學行政に對する文部省の全面的監督權の强化を圖らんとするものである。この文相の爆彈的要望に對し各大學が果して如何なる態度に出るか注目されてゐたところ、東大評議會は去る一日協議の結果、文相の改革試案に對して反對を表明することに決定したため、その成行は頗る注目されるに至つたのである。 東大評議會の反對理由は現行の總長の推薦方法は充分なる行政上の根據あり大學の使命達成上最も肝要なものであるから今日改革を加へる必要を認めないといふのである。東大評議會の反對表明に就き文相以下首腦部がその對策を協議した後、文相は具體的言明を避け、單に抽象的に自說を固持するが如き口吻を漏してゐるに過ぎないが、果して如何に落着するかは興味ある問題とされてゐる。 三 帝大改革に乘出した文部省の意圖は、近來大學に種種の問題が起り、謂ゆる大學の顚落と云はれるまでに至つたため、その自治に制限を加へ、監督を强化して、その改善を圖らうとするものであらうと察せられる。しかしこれに依つて求める結果が將來せられるかどうかは疑問である。 大學自治の傳統を打破し、選擧といふ骨を拔き去るのは、これを一般官吏と同樣に取扱ふといふことである。かくすれば、目前に橫はる人戰派教授の處分やその跡始末を簡單化し、大內派對革新派の種種な問題を清算することが出來るかも知れなしい。がしかし、文相が如何に博識聰明であつても、一人で全國の帝大人事を獨斷することは出來まい。結局は文部省屬僚の意見を聽かねばならぬのだとすれば、大學總長や部長の官選に就ては、大學教授の意見よりも文部省屬僚の意見が重きをなすことになるわけである。 文部省が大學の官僚化に依つて、日本精神の教育が徹底すると信じてゐるとすれば、又官僚化によつて大學の最高學府としての使命が達成されると考へてゐるとすれば、文部省を先きに改革せねばなるまい。 四 大學が自治を失ふことは卽ち大學の權威を失ふことである。大學は凡ゆる意味に於て社會の指導的位置にあるのを理想とする。それが自治にも堪へないとすれば、その指導的權威があらう筈がない。それこそ大學の顚落である選擧は常によい結果を生むとは勿論云はれぬ、が文部省の屬僚の意見に依つて右左されるより劣るとは信じられない。その屬僚視に依つて、大學教授の估劵が暴落し、その人格的誇負をも少からず傷づけることは云ふまでもなく、事此處に至つては謂ゆる革新派教授連と雖へども真劍に考へざるを得ないであらう。 大學の監督强化とか、改革と、かの問題が起るのは時代の趨勢にも依るであらうが、要するに大學內に於ける人物の貧困に因ると云へよう。大學がその硏究はもとより、その意見、主張、又はその內部的生活等が世人の畏敬を集めるものであつたならば、外部はこれに範を求める指導を乞ひこそすれ、干涉などする筈がないのである。榮枯盛衰は總べて時勢と內容との反映である。大學は大いに反省し發奮してその權威を發揚せられんことを望んでやまないのである。 |
02 | 臺灣工業化の 出鼻を叩かれぬやう 各方面の了解を得た 森岡總務長官談 |
03 | 鐵道の被害情況 新竹以北はけふ開通 以南は一、兩日に復舊 |
04 | 宜蘭郡下保甲民 汗の奉仕 一戶一名を繰出し |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣十/小生夢坊 |
06 | 圖像:日比學生會議代表 きのふ總督を訪問 |
07 | 浸水四千戶 家屋倒壞一六二戶 |
08 | 郵貯四十億圓突破 預け人員實に六千萬人 |
09 | 喘ぐ茶業界に 耳寄りな消息 川中技師滿洲土產談 |
10 | 富士丸基隆出帆 一時間餘遲れて |
11 | 競馬と女に狂ひ 保險金に大穴 高飛び直前擧げらる |
12 | 基隆商工會議所 初の議員總會 會頭に近江氏推薦 |
13 | 日刊記者の 從軍座談會 |
14 | 臺灣慶應會 七日高雄で總會 |
15 | 定期航空 |
16 | 蓬萊丸無電 |
17 | 基隆船虫會 |
18 | ときの声 |
19 | 訃文:何さく子 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 來期製糖用炭は 廿五萬瓲に增加か 購買交涉に双方難色 瓲當六圓值上を要求 |
02 | 島炭の移出先は 名古屋が優勢 上半期に八萬瓲を占む |
03 | 銅使用制限を強化 十五日府令を公布 商工省令に順應實施 |
04 | 高雄港の貿易(七月下旬) 輸出增加を示す |
05 | 農林協議會に 農務課長等が參加 |
06 | 汽車不通で 米價が急反騰 內地入注も旺盛 |
07 | 麻袋割當改訂は 米穀商への壓迫 五州代表者が反對陳情 |
08 | 東邦金屬製鍊 東京にて創立 |
09 | 中小商工業者の 轉業と救濟問題(一) |
10 | 臺北州自動車運輸 廿二日に創立總會 |
11 | 銀行會社の 計畫資本膨脹 上半期增資十億、新設七億 |
12 | 手當一巡で 肥料市情平調 各品とも保合 |
13 | 照明燈 |
14 | 市價及商況 二日 |
序號 | 標題 |
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01 | 科學 太陽熱利用法の研究 カ博士が五十年計畫で |
02 | 桑の品種改良/大澤一衞 |
03 | これこそ天鵝絨軌道 繼目なしのレール時代來る |
04 | 圖像:國防スポーツ |
05 | 世界合成ゴムの 工業的展望 |
06 | 世は代用品時代 革代用ゴム出現 |
07 | 窯業に用ひらる 「ゼーゲル溫度計」/伊藤亮 |
08 | ゴムの伸縮性 グース博士の新說 |
09 | 圖像:新銳旅客機 |
10 | 新しい石油採掘法 ペネツト技師の意想 |
11 | 壁紙、ドレスのシミを落す消ゴム |
12 | 植物の語源/向坂道治 |
13 | 太鼓腹が胸痛のもと |
14 | 隕石の數 |
15 | 水を濕めらす |
16 | 太陽と禿頭 |
17 | 成層圈飛行の至難問題 |
18 | 自動車の自働ブレーキ |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 講演 「紫外線と眼」/茂木宣 |
03 | 今日の講座 |
04 | 料理献立/藤井秀子 |
05 | 晝間娛樂時間 |
06 | 家庭百科問答 |
07 | 講演 ス.フ工業の現狀と將來/片倉三平 |
08 | 俚謠の旅 |
09 | 長唄 「楠公」 |
10 | 子供の時間 童話「狼の王子」/松美佐雄 |
11 | 漫談 「蛞蝓大艦隊」 |
12 | 「わてらも國策へ一役買ひまほー」 吉本の漫才師の非常召集 |
13 | 趣味娛樂 趣味的植木鉢カバーと 花鉢臺の作り方 庭木の枯れ枝を應用 |
14 | 新興東京下半期大作 |
15 | 大都スター 傷病兵慰問 |
16 | 東寶の渡邊監督 「將軍の孫」に着手 |
17 | 斷髮と桃割 |
18 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 水魔跳梁各地に被害續出 下淡水溪の護岸 增水で龜裂を生ず 保甲を動員して修繕中 |
02 | 溪流渡涉中の 原井校長殉職 屍體尚發見されず |
03 | 嘉義地方も豪雨禍 阿里山線不通農產物に相當の被害 |
04 | 竹筏ものとも 濁流に呑まる 六名の生死不明 |
05 | 臺灣競馬令施行規則(下) |
06 | 竹山庄完全に孤立 唯一の交通路集集線も杜絕 |
07 | 歌仔戲の樂屋に描く 良家婦女の桃色遊戲 女優の貴金屬紛失から暴露 臺南署大舞臺を手入れ |
08 | 圖像:訪日ヒトラー.ユーゲント代表 |
09 | 清水氏慰靈祭 |
10 | 物物しき搜查陣 溪湖街を襲ふ 楊街長瀆職事件發覺か |
11 | 臺南州の米統聯 きのふ總會開催 議案何れも原案可決 |
12 | 臺東街の自轉車業者 盛大に組合結成 閉會後神社に參拜 |
13 | 水上庄の殺人事件 控訴を取下げて服罪 |
14 | 旱魃後の豪雨 農民は狂喜 |
15 | 卦山會送別會 |
16 | もぐり齒醫者ご用 |
17 | 鳳梨罐詰密造 |
18 | 消息 |
19 | 青物相場表 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | わが海軍航空隊が 大擧漢口空襲 壯烈な空中戰を展開 |
02 | 敵機卅二機を擊墜 地上七機を爆破敵地上防空砲は啞然沈默 |
03 | 圖像:眾議員慰問團出發 |
04 | 支那空軍の全勢力 新造修理機が全滅 |
05 | 二倍の敵機中に突入 瞬時にして約四十機を屠る |
06 | 皇軍進擊の聲に 漢口は大混亂 |
07 | 夏縣城を掃蕩 |
08 | 小癪‧敵機三機安慶へ來襲 敵一機を擊墜 |
09 | 金口木舌/林正享 |
10 | 北支の紡績會社が 產金事業に乘出す 長城線內外一帶の |
11 | 世界繫船噸數增勢を辿る |
12 | 國境方面の狀況 朝鮮軍報道班發表 |
13 | 掃共第三路軍生る 臨時政府直轄の軍隊 |
14 | 女子青年時局生活 指導者講習會 |
15 | プラウダ紙が 對內宣傳に乘出す |
16 | 重光大使はけふ リ外相と會見す 堀內次官、ス代理大使と會談 |
17 | 上海廈門間の 定期航路開設 |
18 | 明日の天氣 |
19 | 各地氣溫 |
20 | 曉の合唱(159)/野村愛正;古藤幸夫 |
21 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 總督府氣象臺官制 けふ愈愈公布さる 觀測陣に劃期的改革 |
02 | 失明將兵に光明 倫敦のそれに劣らぬ 「失明軍人の家」建設 |
03 | 評議會の意見、多數を制す 文相案支持の革新派敗る 文相の總長官選提案 |
04 | 書籍雜誌商組合 定時總會 豪雨中の新竹で開催 |
05 | 臺北州臨時州會 議案異議なく可決 |
06 | 臺北市稅務課員 突如留置さる 瀆職、橫領の嫌疑で |
07 | 粟飯原要塞司令官歡迎會 |
08 | 縱貫鐵道復舊 不眠不休の努力で |
09 | 圖像:新竹水害の跡 |
10 | 新竹豪雨中の刃傷 強盜を追跡して 兄弟斬らる 兄は即死、弟は危篤 |
11 | 佐佐木警務部長巡閱日程 |
12 | 久世前市長も起訴さる 福岡疑獄事件 |
13 | 恒春の福德爺も 金帽子を脱ぐ 國策に順應處分 |
14 | 洗濯物を盜む |
15 | 遞信部辭令 |
16 | 水喧嘩歇む 蘭陽地方の慈雨 |
17 | 屏東青果出荷組合總會 |
18 | 定期航空 |
19 | 今晚の放送 |
20 | 商況四日前場 |
21 | 今夕の映画 |
22 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(43)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 歩け!淳朴を求めて 步行運動とドイツの ワンダーフオーゲル(下) 日本古來の武者修業や巡禮もこれ/出口林次郎 |
03 | 香水の使ひ方 汗臭い夏の心得 |
04 | フケに困る方へ |
05 | 婦人と海水浴 こんな方は御注意 姙娠の始期は流產する |
06 | お客さま用の 漆器を藏ふ時には |
07 | 暑さで姙娠中のママは 食慾が衰へる どうしたらいいか |
08 | 紙上病院/黃朝清 |
09 | 揭示板 |
10 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 軍事上大事な 黃梅を占領した |
02 | ソ聯の不法行為に 滿洲國再び抗議 即時中止を要求 |
03 | 西瓜の中へ コレラ菌を入れる 鬼のやうな支那軍 |
04 | 少年喇叭隊 村人の起床‧消燈の 時刻を知らせて七年間 |
05 | 郵便屋さんが 草鞋ばきになる 昔にかへる配達姿 |
06 | 神戶地方ガ又 大雨ニ襲ハレタ 住民ハ學校等に避難 |
07 | コドモ 人の子を守する犬(上) 鵝鳥を育る鷄 |
08 | カタカナ欄 學生ガ先生ニナッテ 國語ヲヲシヘル |
09 | リツパナグンヨウケンガ 十二トウエラバレタ |
10 | 川柳の話(下) 狙ひ所は滑稽や皮肉 巧い例を二つ三つ |
11 | 「海」の字のついた言葉 |
12 | 川の世界一比べ 揚子江が百川の王 |
13 | 滑稽問答 |
14 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 横須賀海軍航空廠に 十一日行幸の御沙汰 御內意を拜し關係者恐懼感激頭條新聞 【東京四日發同盟】天皇陸下には去月三十日から葉山御用邸に行幸あらせられ玉體鍛鍊の日を過させられ益益御健勝に渡らせ給ふと承はるが來る十一日には畏くも葉山御用邸御出門、橫須賀海軍航空廠並に木更津海軍航空隊に行幸の御沙汰あるやに洩れ承はる陛下には今次事變に於て海の荒鷲が世界空中戰史に未曾有の無敵活躍ぶりを深く御滿足あらせられこの度の行幸も海軍航空關係者の勞苦を犒はせ給ふ畏き御思召しに依るものと拜されるが更に新銳海軍機をも天覽あらせられる御趣きにて御內意を拜した關係者はいたく恐懼感激してゐる。 |
02 | 健全な業者を中心 組合の設立に進む 電話統制の大綱方針 |
03 | 對支布教の統制強化 各宗教の代表者を招致 布教協議會で種種協議 |
04 | 應召者の議員復職 並補充選擧に就て 山縣內務局長語る |
05 | 國共の軋轢具體化 民眾武裝問題を繞り |
06 | 汪兆銘以下要人 續續重慶へ |
07 | 三相會議開く |
08 | 敵軍大部隊 據點を爆破 海の荒鷲活躍 |
09 | 定例參議會 |
10 | チ國機、獨領に越境 |
11 | 政治的意味重大 獨紙筆を揃へて非難 |
12 | 戰鬪行為行止を提議 堀內次官よりス代理大使に |
13 | リトヴィノフは 平和的解決を主張 蘇政府方針確定せず |
14 | 中村、中野兩少佐 名譽の戰死を遂ぐ |
15 | 綿製品の最高價格 更に二割方引下げ きのふの委員會で決定 |
16 | 依然砲擊あるも 我に損害なし 第一線方面は平穩 |
17 | 海軍省の 補職發令 |
18 | 重光駐ソ大使 リ外相と交涉開始 |
19 | 臺灣關係の 五勅令公布 |
20 | 外務辭令 |
21 | 戰場は漸次沈靜 わが方は意氣旺盛 |
22 | 陸軍首腦部會議 張鼓峰事件對策を協議 |
23 | 北太平洋海洋調查に 我が蒼鷹丸も參加 きのふ壯途に就く |
24 | 新竹市役所の 勤勞報國隊 きのふ神社前で |
25 | 政黨の協力を求む 首相、黨出身閣僚參議を招待 |
26 | 國民儀禮章制定 總動員聯盟で決定 |
27 | 紐育、桑港萬博に 一流の使節派遣 商工省が大乘氣 |
28 | 五對一で 川崎市が勝ち 都市對抗野球 |
29 | 本日の天氣 |
30 | 大阪商船臺灣出帆 |
31 | 近海郵船基隆出帆 |
32 | 辰馬汽船 |
33 | 大連汽船 |
34 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 奔流に沿ふ力を養へ 滔滔たる奔流の行手を見極め社說 一 東洋平和の道は東亞民族の團結である。併し東亞には數箇國の國家があるが、其の實力は平等ではない。實力の多い國家が安定勢力として、卽ち指導の地位に立たなければならぬ。日本がそれだ、しかし日本の實力は奔流の如く滔滔として東亞の天地□席卷してゐる。此の實力は過去に於いて蓄積された日本の實力である事は勿論であるが、奔流と云ふものは兎角豫期しない所迄進むものである。だから我我日本人は如何に奔流□豫期せざる所迄流れ續けて□之れにヘコたれてはならない。否奔流の先廻りをするだけの實力を養つておかなければならぬ。若し實力が奔流に後れをとるが如き事あらば、それは自ら蓄積したところの實力に對して自ら傷ける事になる。奔流は遂に奔流となり之れを治水する事が出來なくなる結果となる。日本は何千年閒の歷史を持つてゐる。我我の先輩が常に蓄積した實力が現在の我我に及んでゐるのであるから更に一層の實力養生に努力する事が我我の先輩へ對する、そして國家に對する義務であり、使命である。 二 今次事變勃發以來僅かに一年を經過したに過ぎないが、此間皇軍の占領した地域は實に日本全體の二倍强に達してゐる、又其の戰線の長さに於いては歐洲戰爭に於ける、あの西部戰線よりも遙かに長いのである。今次事變の戰果と云ふのは世界戰史に比類なき擴大なるものがある。しかも現在尚皇軍は進擊に進擊に續け支那大陸の中央要都である漢口に迫つてゐる。おそらく今月中には漢口は占領されるものと豫想される。併し日本に其の水源をもつ奔流は漢口の占領によつて止停するのではなく、東洋平和の敵が東亞に存在する限り奔流は流れ續けるのである。北四川省の山奧迄に迄流れ續けるのである。此の奔流の力こそ日本の綜合的實力なのである。 三 前述の如く奔流は豫期以上の力を持つて流れる本質持つてゐるのであるが、今大陸を流れる奔流は正にそれである。豫想以上の力を發揮してゐるのだ。であるから我我日本人としては此の奔流に沿ふには、否先廻りするには最早過去の力のみでは其の使命を果す事が出來なくなつた。既に占領した地域のみについて考へても日本全體の二倍以上になつてゐるのであるから此の占領地域の經營に當る者は直接は支那新政府でなければならないのであるが、新政府の現在の實力としては到底之れを收拾する力がないのであるから其の欲すると欲せざるに拘らず日本が協力し指導してやらなければならぬ。此處に日本の劃期的飛躍が必要となり從つて日本人個個の飛躍卽ち過去に倍加するところの實力が絕對必要となつた昨日迄十の力を持つてゐたものは今日から廿以上の力をもたなければならなくなつた。云ひ一替へれば日本が大きくなつたのだ。日本人個個が大きくなつたのだ。否大きくならなければならないのだ。日本の數十倍ある東亞を日本が經營しなければならなくなつた。それが日本に與へられた使命なのである。今やセキを切つて奔流する日本の行手を見極める時、我我日本人の血は湧き肉の躍るを覺えるのである。目を開けよ大陸へ。 |
02 | 戰傷兵に希望は輝く 義肢で飛行機操縱 辛苦九年、醫學日本に萬丈の氣焰 大阪義肢研究所に凱歌 |
03 | 米穀管理案 農民に滿足を與へ 在來の機構も利用 歸臺した田端殖產局長談 |
04 | 圖像:白衣の勇士歸還 |
05 | 石本部對の戰死者 きのふ追加發表 |
06 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣十一/小生夢坊 |
07 | 島北產婆會 けふ防諜團結成 |
08 | 粤漢鐵路を喰物に 軍閥政商が貪る 交通部、廣東側に警告 |
09 | 宜蘭街の墓地解決 官有地拂下認可され 來る六日から使用許可 |
10 | 白衣の勇士 昨日蓬萊丸で歸還 |
11 | 臺灣水上軍が優勝 一二九對一〇九で 全福岡軍を一蹴! |
12 | 罪を罪で洗ふ 罰金稼ぎにこの兇行 新竹の強盜殺人逮捕 |
13 | 矢野市尹が示範 金指輪、金貨を賣却 |
14 | 福建丸入港 |
15 | 山西丸より |
16 | 臺灣齒科醫學會 |
17 | 五A對一で 京城が勝つ 對抗野球第二日 |
18 | 坂本素魯哉氏 遂に逝去 |
19 | 氣象臺長以下任命 初代臺長は西村氏 |
20 | 使命達成に努力 西村初代氣象臺長語る |
21 | 臺北市の戶稅 生產額の增加により 負擔額八十二錢減 |
22 | 時局認識が 納稅に及ぶ 臺北市の督促 |
23 | 臨海道路不通 早急復舊見込立たず |
24 | 觀月會 |
25 | 人事‧消息 |
26 | ときの声 |
27 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 酒精國策に貢献 干芋移出は新記錄 上半期で六千五百萬斤 |
02 | 砂糖包裝輸入許可 尚大藏省と折衝中 不足分は古袋 |
03 | 黑字景氣に躍り 官鐵收入は好轉 四箇月で百萬圓增收 |
04 | 內地人の漁業(上) 移民獎勵方針 |
05 | 皮革ストックの 處分方に就き陳情 臺北の皮革商代表が |
06 | 臺北、新竹兩州の 一期檢查標準米 蓬萊玄米發表さる |
07 | 低利資金殘高(六月末) 二千五百五十萬圓 郵便貯金遙かに超過 |
08 | 臺北商工會議所 企劃部會終る |
09 | 樋口酒課長 七日視察に出發 |
10 | 米穀管理案と 米穀商優先指定 汽車不通でけふに陳情 |
11 | 滿洲と北支への 鳳梨罐詰販賣權 臺灣青果に委託か |
12 | 東株市場關係者が 證券投資會社を設立 大日本產業振興は流產 |
13 | 中小商工業者の 轉業と救濟問題(二) |
14 | 上海為替閑散 |
15 | 交通杜絕で 蓬萊米が續騰 丸糯十四圓廿錢へ躍進 |
16 | 照明燈 |
17 | 市價及商況四日 |
序號 | 標題 |
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01 | 科學 甘藷から如何にして アルコールを造るか |
02 | 圖像:明日の大洋橫斷旅客機 |
03 | 海水中の鹽分 將來の產金は海水から |
04 | アイヌ人の 頭蓋骨の研究/兒玉作左衞門;伊藤昌一 |
05 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | “'勤勞精神を發揮し 躍進日本の礎石に” 北港郡の勤勞奉仕隊結成さる |
02 | 神前にて結成式 曾文郡の勤勞奉仕隊 |
03 | 勤勞報國隊 大溪街組織に着手 |
04 | 勤勞奉仕隊結成式 朴子水源地に於て奉仕作業 |
05 | 各地水害の狀況 |
06 | 苗栗街の金賣却 臺銀支店員が出張取扱 頗る好成績を擧ぐ |
07 | 納稅美談 |
08 | 白河庄勤勞奉仕隊結成式 |
09 | 岡山郡青年團 奉仕作業に精進 |
10 | 盆祭並に葬式の 徹底改善を圖る 鹿港街の各團體が 實行細目を決定す |
11 | 公校生の美擧 葬費を節約献金 |
12 | 埔里の金賣却 依賴者續出す |
13 | 商人に暴利取締の趣旨を周知せしむ |
14 | 暴利取締規則を商人に周知 |
15 | 朴子簡易國講終了式を擧行 |
16 | ローカルセクション |
17 | 南港第一集會所 近く建築に着手 |
18 | 汽車待合中に絕命 |
19 | 社告/臺灣新民報社報社消息 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | ラヂオ |
02 | 家庭講座 「實益と趣味を兼ねた養鷄」(その一)/深川景義 |
03 | 日本文學講座 第二十七講(一)「俳句の發生」/根津金吾 |
04 | 料理献立/藤井秀子 |
05 | 子供時間 |
06 | 國民歌謠 |
07 | 管絃樂 |
08 | 晝間娛樂時間 |
09 | 俚謠の旅 |
10 | 落語 |
11 | 圖像:體操で數學教授 |
12 | 趣味娛樂 暑さも消える 涼しい虫の音樂 飼ひ方注意いろいろ |
13 | 東寶大河內の新作 「清水次郎長」開始 |
14 | 妖棋傳 五日から國際館で |
15 | 多摩川下半期作品決定 |
16 | 「街に出たお孃さん」完成 |
17 | 婦人團體聯盟が 白米廢止映畫製作 |
18 | 月形、深水の 實演と映畫 五日より國際館 |
19 | 海外映畫短信 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 旱溪部落に浸水八尺 この世の水地獄出現 列車不通で臺中驛は大混亂 |
02 | 臺中線再び不通 鐵道部ご自慢の魚藤坪鐵橋 兩側の築堤豪雨に洗去らる |
03 | 大甲驛一帶は泥海 南北交通茲に杜絕 |
04 | 圖像:戶越公園でお相撲さんの勤勞奉仕 |
05 | 斗六郡の水害 |
06 | 臨海道路も不通 東海バス運轉不能 |
07 | 臺中市の健兒達 通宵海水浴場で野營 |
08 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(十七)/竹內清海外遊記 道草を喰ふ 雜務に追はれ本稿をサボつたが今少し續けたいと思ふが一寸道草を喰ふ事にする。 森岡長官が上京される前日の事である。長官專屬室で冷たいお茶を御馳走になつてゐると卓上の電話ベルがけたゝましく鳴つた。三宅專屬が居ないので私が受話器を耳に當てると「專屬さんですか」と訊ねられたので專屬さんは今長官室へ這入つて居りますと、答へると、貴方はドナタデスカ、ときたので私は專屬さんよりは少々エラいつもりです がーとツイ與太を飛ばしたので先方は恐れをなしたものかアーソウデスカ、と云つて電話を切つた。そこへ三宅君が歸つて來たので其旨報告に及ぶとそんな無責任な代理はして貰はぬ方が結構だ。と叱つた。と其處へ大每の平野支局長が颯爽と這入つて來た。三宅君に叱られシヨンポリしてゐる私の顏をアノ銳い目玉で凝視しながら例の名調子?で「キ公はつかれて居るぞツ元氣を出せツ」と緣日の八卦見みたいなキツ問をした實際私はつかれて居つた。平野君は更に言つた「下を向いては駄目だ人間は下を向くと憂鬱になるセンチになる。キ公はセンチになつたり憂鬱になつては駄目だぞツ、いつも空を向いて步け」とド鳴つた。禪味を帶びた彼の言に共鳴しながらも私は愚痴的な抗議を敢へてした「君等の如く天下の大新聞に居れば下を向く事もなからう、何時だつて青空に向つて朗らかに笑つて居られるだらうが僕等の境遇ではツイ心ならずも下を向きたくもなるよ」と云へば彼曰くソレがセンチと云ふものだ。抑々過去の日本文學なるものが青年をセンチにしたのだ、そんな文學なんて現代には通用しない。前へ進めツ下を向くなツ」 平野は私を勵ましてくれてゐるのだ、と厚意に受けたし、彼の言や正しいのである、要するに彼の言はんとするところは、現在の日本は如何なる場合と云へども下を向いたり後ろを振り返つたり、初秋の微風にセンチになつたりする時期ではない。タンクの如く惟々前進すれば好いのであると云ふのであらう。又時局と云ふ意味ばかりでなく彼個人の人生觀らしい。私は大いに共鳴する。自らも上を向き朗らかに生きようと常に努力もしてゐる。希くば人類よ一人も殘らず「下を見る」ことなく「後ろを振り返る」ことなく、青空に向つて哄笑しながら前へ前へと進む生活をしたいものである併しだ、人間は常に淨を求めながら濁に入るところの矛盾性動物である事を如何せん。此處に宗教も發生するだらう。人間性苦惱も發生するだらう。私は近頃特にヘンな氣持になつて困る。隨分公眾の前でシヤぺつたり、愚筆を弄してゐるだけに一層時々ヘンになる。フランスの或外交家曰く外交に用ひる言葉と公眾の前で言ふ言葉には真實がないと。私のヘンになる氣持は勿論此の意味ではない。自分の如き者が如何に正しい事を正しい意見を、正しい批判をして見たところで一體何んの役に立つのか。ペンも足も口も捨てゝ唯默々として一錢でも好いか國防献金をする一袋でも好いから慰問袋を送る事が國家への奉仕である。人間と會ふ必要もない。と云つた氣持が私を極度に惱ます。之れではいかん。と眠れる獅々が起きた如く緣側の藤椅子をケツて洋服を着る。外へ出る。併しアテもなく總督府の中をウロつく。と云つた自信を失ひ時局を無視した誠に非國民的な日を送る事が屢々あるこれが平野君の提唱する現代に通用しないセンチなのかも知れない。下を向く。後ろを振り返へる。のかも知れない。平野はエライ、彼は實行家だ。心臓家だ。小便をする時すらも彼は下を向かないであらう。ケダシ女中は便所の掃除に苦勞するであらうがー併し正しい者は常に真つ直ぐであるから私の女中に寄する同情は無意義であらう。こぼす奴□甲斐性なしだ。本稿の見出しにある如く道は惟一筋なのだ。下を向くまい。後ろを見まい。タンクの如く前進しろツ私も一路バク進する。バク進する。正しくバク進するところに何をか恐れん。「求めよ與へん」を「進めよ拓かれん」に訂正する |
09 | 圖像:荒木文相グライダー見學 |
10 | 醫務助手試驗 臺南州衛生課の |
11 | 盆祭改善打合會 けふ屏東市にて開催 |
12 | 溪湖街長に絡まる 瀆職事件愈よ擴大 關係者多數取調べらる |
13 | 防空強化座談會 高雄州廳にて開催 |
14 | 上海廈門視察講演會を開催 高雄興業信組で |
15 | 鐵どろ就縛 |
16 | 正札勵行を促進 |
17 | 第二回皇軍慰問金募集/臺灣新民報社報社消息 |
18 | 女優の貴金屬盜難事件 犯人遂に檢擧さる 意外にも同性愛の相手 |
19 | 銃後の美談 白衣の勇士に林塗盛氏 阿片小賣の利權を讓る |
20 | 石棉愈よ企業化 十月より工事に着手 |
21 | 別府醫院開業 |
22 | 拾得物橫領の 運轉手送局さる |
23 | 義兄から盜び遊廓で遊廻る |
24 | 宜蘭街の國民 心身鍛鍊運動 |
25 | 高雄日本炭酸株式會社 |
26 | 第二回皇軍將兵慰問金 |
27 | 前科者を檢擧 |
28 | 訂正 |
29 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 輸出資金の前貸損失 補償制度の運用方針 貿易組合首腦部で承認 |
02 | 資金調整法の改正 經濟情勢に即應し積極化 八日の委員會に附議 |
03 | 圖像:中央失業對策委員會第一回總會 |
04 | 戰鬪行為停止提議 以外の話は知らぬ 外務スポークスマン談 |
05 | 戰鬪停止案を提示 平和且つ局地的解決を圖る 重光大使、リ外相會談 |
06 | 定例閣議 |
07 | 岩倉少將歸還 |
08 | 五千萬弗の 通貨を增發 廣東省銀行が |
09 | 首相と政黨の提携 今後每月二回宛會合 |
10 | 金口木舌/林正享 |
11 | 產業振興會社を設立 時局產業資金の圓滑を計る |
12 | 北支各地に奮戰の 三部隊に感狀 |
13 | 寺內最高指揮官 張家口、厚和に飛び 三日北京に歸還 |
14 | チ機越境事件で 獨公使嚴重抗議 |
15 | 悲觀的結論に到達 カー大使の漢口打診 |
16 | カー英大使上海へ 再度漢口、重慶に赴かん |
17 | 海鹽方面侵入の 敵掃蕩を終る |
18 | 明日の天氣 |
19 | 上海為替市場戾り氣配 |
20 | 川合代議士逝去 |
21 | 曉の合唱(160)/野村愛正;古藤幸夫 |
22 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 叡慮畏し 戰歿將兵遺族に 祭粢料を御下賜 明日軍司令部で傳達 |
02 | 徹霄して復舊工事 臺中線けふ全通 海岸線は依然見込立たず |
03 | 二割方引下げ斷行 基隆市の正札制實施 九日暴利取締座談會を開く |
04 | 七百名を總動員 遞信部勤勞奉仕 七日飛行場で除草作業 |
05 | 銃後後援強化週間 傷夷軍人に數數の奉仕催し 十月五日から全國に實施 |
06 | 八‧一三記念日を 新中國更生記念日に 上海方面で氣運釀成 |
07 | 圖像:新聞使節團壯行會 |
08 | 新竹州農會總會 |
09 | 圖像:クリンゲベルグ氏歡送會 |
10 | 家賃地代值上げ抑制 三次官の名で通牒發せらる |
11 | ハンメル號 無事航海を續く 第三小倉丸と邂逅 |
12 | 鶯歌信組 陸海軍に献金報社消息 |
13 | 故鐮田氏三年祭 |
14 | 徒歩通勤を實施 新竹市役所職員の 心身鍛鍊行事決定 |
15 | 上野の秋を飾る 大ドイツ民族展 九月三日から開く |
16 | 圖像:軍人傷痍新記章 |
17 | 學校教職員に 國民精神講習會 新竹で發會式擧行 |
18 | 女子中等庭球 六日新公園で |
19 | 落磐で即死 |
20 | 月形龍之介一行本社訪問報社消息 |
21 | 嘉南大圳組合 けふ總會開催 |
22 | 定期航空 |
23 | 音樂堂の演奏 |
24 | 人事‧消息 |
25 | 今晚の放送 |
26 | 商況五日前場 |
27 | 今夕の映画 |
28 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(44)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 不出來な學課があっても 親は焦り過ぎるな 夏休中の勉強指導法(上)/佐佐木秀一 |
03 | 食慾の少いこの頃 爽かな惣菜料理 お宅で慥へて見ませんか |
04 | 二食と三食 どちらが良いか/篠田義市 |
05 | 圖像:非常時貯金箱にはとり型 |
06 | 圖像:死の製造工場(上) |
07 | キノコ 多種多樣だが 養分は餘りない 毒茸にご注意 |
08 | 此際必要な 體溫計 正確なものを |
09 | 夏.いたみ易い レコードの手入 家庭常識 |
10 | 家庭メモ |
11 | 便器の お掃除法は |
12 | 紙上病院/黃朝清 |
13 | 海苔佃煮の味 再生法 |
14 | 揭示板 |
15 | 民報案內報社消息 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 卑怯な支那軍 第三國の國旗を濫用 真相が判れば擊滅する |
02 | 圖像:湖水の塔 此が見張臺 |
03 | 張鼓峰とは どんな所か 冬と夏丈の滿ソ國境 |
04 | 日本嫌がらせは 今後も續くか ドイツ人が斯う見る |
05 | 百五十年前の 由緒の時計發見 發明家賴直が作ったもの |
06 | カタカナ欄 支那軍ガ又堤防ヲ壞シテ 九江ヲ水攻メニスル ワガ軍ニ影響ナシ |
07 | シナモノノネダンヲ ジヘンマヘニヒキモドス |
08 | 子供だけの町內會 堂堂たる會則を作る |
09 | 笑話 |
10 | コドモ 人の子を守する犬(下) 鵝鳥を育る鷄 |
11 | 壞れた玩具も 粗末に出來ない 元の姿に立歸って 戰爭の役に立ちます |
12 | 十七年間の 地中生活 |
13 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 電力管理案施行勅令 九日附官報で公布 評價審查委員任命も決定頭條新聞 【東京五日發同盟】電力管理關係諸法律の施行勅令は五日の閣議に附議決定直ちに上奏御裁可の手續きをとつた、來る九日附官報で公布するがこれにより電力管理法、日本發送電株式會社法、電力管理に伴ふ社債處理に關する法律はいづれも來る十日より施行せらるることになつたまたこれと共に日本發送電株式會社法により設置される電力評價審查委員會官制及び委員任命も五日の閣議で決定したので十日附で官制の公布施行及び委員任命の發令を見るはづ、しかして以上諸法律により日本發送電株式會社に出資せしめらるべき電力設備は十一日付官報で遞信省令をもつて指定通告される豫定でこれにより電力管理案の主要機構たる日本發送電株式會社の基礎確定し電力管理はここに具體化の第一步を踏出すことになつた。 |
02 | 文部省の態度強硬 帝大改革問題縺る |
03 | 山西軍將領秘かに會合 建直し策を協議か |
04 | 私財寄附の團體に 褒狀下賜の御沙汰 |
05 | 東大教授會 江口書記官より 當局の意向說明 |
06 | カー英大使上海へ 今後の動き注目さる |
07 | 定例五相會議 |
08 | 南カ州の我同胞 海軍機献納基金を電送 |
09 | 閣議決定事項 |
10 | 滿洲國使節團 韓氏等壯途へ |
11 | 佛蘭西潛水艦七隻 西沙島に到着す 廣州灣軍事施設も強化 |
12 | 補償契約締結 五日附で認可 八日より實施 |
13 | 日本新聞使節團一行出帆 米經由歐洲へ |
14 | 值賀中將下關上陸 “部下を戰地に殘して實に淋しい” 船中に於いて語る |
15 | 新京外人記者團 廢墟の古城を視察 我部隊長と會見、殊勳を聽く |
16 | 無登記の商品輸送は死刑 粤漢線の軍需輸送が大支障 交通部珍布告を發表 |
17 | 江上、航空の兩部隊 連日活潑に活躍 |
18 | ソ軍の砲兵 緩慢な攻擊續行 陸軍省の發表 |
19 | 海の荒鷲○○機 粤漢廣九線爆擊 |
20 | シャム國防艦 引渡式を擧行 兵庫突堤で |
21 | 本邦の登錄船舶 六百萬噸臺突破 |
22 | 傭船料海上運賃 一部引下げ方針決定 |
23 | ス代理大使に 嚴重抗議 |
24 | ソ聯機又越境 我地上射擊で擊退 |
25 | 內地向綿製品 五十三品目を追加 最高標準販賣價格決定 |
26 | 重光、リ會見 內容を詳細發表 |
27 | 廣東の通貨膨脹 對外為替には無影響 |
28 | 兩國策會社の 公募頗る盛況 |
29 | 軍刀で咽喉を突き 西山少將が自決 古武士的な見事な最後 |
30 | 湯爾和氏夫人 令孃が來朝 |
31 | 音響一部の 管制を實施 西部防衛司令部發表 |
32 | 本日の天氣 |
33 | 大阪商船臺灣出帆 |
34 | 近海郵船基隆出帆 |
35 | 辰馬汽船 |
36 | 大連汽船 |
37 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 社說 水害の教訓と對策の一考察社說 一 先月二十八日より降り出した一豪雨は南部から逐次に北進し、茲旬日間全島各地を襲ひ、到るところ莫大なる損害や與へてゐるが、就中中南部の蒙る禍害特に甚しきものあり、鐵道を始め、家屋の浸水倒壞、田畑の流失、堤防の決潰、道路橋梁の破壞等目下未だ被害の全貌が判明に至らざるも、その程度の甚大なるべきは想像に難くない。然し乍ら斯る大災害に比し人命の犠牲が割合に僅少に喰ひ止め得たことは先づ不幸中の幸なりと云ふべきか。だが海岸線と臺中線が相前後して水害を蒙り、たとへ一時的であつたにもせよ、本島南北の交通が完全に斷絕されたことは今日の如き戰時下に於ては甚だ望ましからざることであり、島民の交通安全感に多大なる脅威を與へたことは甚だ以て遺憾とせざるを得ない。殊に中部大震災以來不通であつた臺中線がつい先月復舊工事を完了し、沿線住民の更生を祝福する歡聲も未だ消えやらぬ一週後に、又も不通の聲に脅へなければならないのは返す返すも殘念至極の事實であり、沿線住民に與へた精神的打擊は決して僅少ではあるまい。一方過去三箇年苦心慘憺たる努力の甲斐あつて漸く同工事の竣功を見た鐵道部當局は故障の箇所が當局ご自慢の最新施設である丈に其落膽は察するに餘りある。 二 天災地變に依るところの被害は多くの場合所謂不可抗力のものである。この度の水害もそうであつたに相違ない。然し不可抗力として萬事擧げて所謂天命に任せばもはや人間の努力する餘地なく、之まだ何をか言はんである。たとヘ不可抗力であつてる、その究極の原因を明かにして災害から逃避する工夫を講ずる事が人間の本能的慾求であり、そこに文化の進步がある筈である。況んやこの度の災害は不可抗力と斷ずべく餘りに事情が單純ではない。茲に於てもつと真劍にその原因を究明し今後に備へて適切なる對策を講ずべきではなからうか。勿論この災害の只中に當事者の責任を云謂することは酷でもあり、原因の究明に資する所以でもない。然しこの災害の生生しき跡の消えない間にこそその被害の真相をつかむによりよい機會はない筈である。この意味に於てこの際若干の苦言を呈することは決して無意味ではなからう。 本島に於ける風水害はその程度に强弱の差こそあれ、殆んど年中行事の如くに繰返されて來たことである。それにも拘らず、その度每に相當の被害を蒙らざるを得ぬのは聊か不合理ではないか、これは防備を講ずることを怠つてゐるに非ざれば防備に當つて最善をつくしてゐないところがあるではないか。この度の豪雨はその被害にこそ新記錄を出してゐるが、その雨量に於ては決して絕無なものではない。ここに何らかの必然的な原因があるべき筈である。この二點について真劍なる究明を望んでやまいものである。 三 災害が所謂不可抗力のものであり、またはその防備に人間の力の末だ至らざるものがあれば勿論この限りではないが、往往にして人間自からその對策を過まり、或は對策を講ずることを怠つた為めに思はざる災害を招來する場合決して尠しとしない。本島には絕へず河川の整理を進め、年年多大なる國費を費してゐるのみならず各地方に於ても保甲、壯丁團等の出役に依つて常に修繕或は開鑿に從事してゐる筈である、それにも拘らず災害の防止乃至減少を見ないのは甚だ遺憾とせねばならない、人目のつかない事業よりも、人目のつきやすい事業をしたいのは人情である。然し災害防止の工作は必ずしも人目のつきやすいところにのみ根本的な要所がある譯ではない。地方民の汗水を流さして人目には成る程華華しく見えるが事實災害の防備上に何んのタシにもならない仕事が案外多くの地方に於て行はれてゐるのではないか?時は非常時である、而かも災害の跡が末だ生生しい、官民共に真劍に反省すべきである。 |
02 | 臺灣重要鑛物增產令 閣議決定‧近く公布實施 |
03 | 價格表示の免除 販賣業者は注意せよ |
04 | 硝煙下の桃色廣告 郁達夫の「妻よ歸れ」 上海の話題を賑はす |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十二)/小生夢坊 |
06 | 海軍軍樂隊演奏 基隆市民に多大の感銘を與ふ きのふ公會堂下で |
07 | 山の青年の奇特 戰死者遺族を弔慰 |
08 | 臺北の演奏會 今夜公會堂で |
09 | 東部兩廳の 新設勸業課長 一兩日發令遲延 |
10 | 新竹州下の 司法主任會議 |
11 | 敬神教化指導者 講習會を開く 草山林間學校で |
12 | 高雄市の浸水 千九百餘戶に上る |
13 | 盆祭を統一(宜蘭) 保正會議で申合す |
14 | 全島業者を一丸に 古金屬統制會社 近く發起人會を開く |
15 | 臺糖旗尾線も一時不通 |
16 | 臺北市でも ラヂオ體操 心身鍛鍊行事 |
17 | 七歲の幼兒縊死 他殺の疑濃厚 |
18 | 基隆でも開催 |
19 | 渡部鐵道部長歸北 |
20 | ときの声 |
21 | 訃文:坂本素魯哉 |
22 | 訃文:坂本素魯哉 |
23 | 訃文:坂本素魯哉 |
24 | 訃文:坂本素魯哉 |
25 | 訃文:坂本素魯哉 |
26 | 訃文:坂本素魯哉 |
序號 | 標題 |
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01 | 今年下半期の 本島貿易好調か 七月中は出入とも增加 累計五億圓を突破 |
02 | 各州廳畜產會の(十三年度) 豫算認可さる 總額九百九十五萬餘圓 |
03 | 內地人の漁業(下) 移民獎勵方針 |
04 | 內地買氣一服に 蓬萊米は保合 丸糯は人氣小高し |
05 | 島產の麥酒を 上海へ初輸出 南興公司の事業進捗 |
06 | 華南銀行總會 廿五日に決定 |
07 | 中小商工業者の 轉業と救濟問題(三) |
08 | 臺灣茶の輸移出 漸次增加の趨勢 七月中二百六十二萬斤 |
09 | 蕃藷簽低落 高值から六十錢安 |
10 | 高木式木炭自動車 性能試驗成績良好 |
11 | 照明燈 |
12 | 臺北手形交換高 七月中も增加 |
13 | 臺灣證券會社 廿五日に創立總會 |
14 | 市價及商況五日 |
15 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 部落振興會每に 奉仕隊を結成 曾文郡組織に着手 |
02 | チブス禍の防止に 「蠅取り懸賞」 大溪郡警察課主催 |
03 | 曾文郡皇民塾座談會 多大の効果を納む |
04 | 教化事務打合會 員林公會堂に於て開催 |
05 | 夜半まで熱心に受講 麻豆街に於る國語熱 |
06 | 各地水害の狀況 |
07 | 霧峰青年團の 勤勞報國奉仕 |
08 | 正札好評を博す |
09 | 大甲女子公 講習會開催 |
10 | 新高郡の國民 心身鍛鍊運動 |
11 | ローカルセクション報社消息 |
12 | 街庄長打合會 けふ員林郡にて |
13 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 警察官の夕 講演 「警察官に親しめ」/永田秀次郎 |
03 | 浪花節 |
04 | 吹奏樂 |
05 | ラヂオ風景 |
06 | 榮養料理献立 第五/和田登喜子 |
07 | ヴァイオリン獨奏 |
08 | 國民歌謠 |
09 | 子供の時間 |
10 | 晝間娛樂時間 |
11 | 俚謠の旅 第三夜 |
12 | 圖像:夏の海は賑ふ |
13 | 趣味娛樂 松竹京都の大作 「雨降り峠」配役 |
14 | 明るい部屋に 優雅な紙花器 ラシヤ紙とリボンで作れる |
15 | 大船二枚目スター 新人三原純を起用 |
16 | 羅門の當り役 「豪快益滿休之助」 |
17 | 「燃ゆる渦卷」 |
18 | 海外映畫短信 |
19 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 下淡水溪の堤防 缺壞の危險に瀕す 更に一米增水したら慘事勃發 |
02 | 豪雨禍の跡 臺南州の被害狀況續報 |
03 | 臺中州下の被害 |
04 | 圖像:お役人連の勤勞奉 |
05 | 嘉義商工會議所の 役員知事指名で決定 會頭は小西國平氏に |
06 | 溪湖街長瀆職事件 派生的問題が續出 關係者多數に上る |
07 | 高橋部隊の 名譽の戰傷者 |
08 | 高雄市の鐵道浸水 |
09 | 雜木拾ひ溺死 |
10 | 臺南州部振 神宮參拜團 一行來月に出發 |
11 | 臨海道路復舊か |
12 | 臺中州畜產會 乘馬熱を鼓舞 新たに馬術部を新設 |
13 | 畜產係は分立 |
14 | 嘉南大圳の總會 きのふ滯りなく終了 |
15 | 小公學教員の 講習會を開催 高雄州教育課主催 |
16 | 畜產係新設で 花蓮港廳小異動 |
17 | 皇軍慰問金 本社屏東支局扱ひ報社消息 |
18 | 山本事件關係者 二名きのふ公判 懲役八ケ月を求刑さる |
19 | 新富小の現金紛失事件 解決の曙光見ゆ 有力被疑者を檢擧 |
20 | 店員の講習會 臺中市民館にて |
21 | 全州擧って ラヂオ體操 |
22 | 献金 |
23 | 第二回皇軍將兵慰問金 |
24 | 拾った腕時計 橫領した人夫ご用 |
25 | 屏東懇話會改組 |
26 | 廣告 |
序號 | 標題 |
---|---|
01 | 海運業組合法案を 來議會に提出せん 遞信省で立案研究中 |
02 | 農業報國運動! 農相の企圖今後の發展期待さる |
03 | 豫算節約額は總計 二億五千餘萬圓 九日閣議に提出決定 |
04 | 我陸の荒鷲數十機 西安を空襲す |
05 | 漢口は九月末まで 支へられぬ フ中佐が視察の結論 |
06 | パレスチナの騷擾終熄せず |
07 | 上海海關稅收入 每月著しい增加 |
08 | 帝大側の反對に 文部、對策を協議 |
09 | 外國為替基金制度を 中國聯銀にも創設 北支貿易振興を期待 |
10 | 金口木舌/林正享 |
11 | 重光、リトヴィノフ 會見內容の要旨 けふ外務省發表 |
12 | 北支の金票を回收 愛國公債募集を計畫 |
13 | 我方攻擊を加ふ ソ軍の攻擊企圖を挫折 |
14 | 明日の天氣 |
15 | 曉の合唱(161)/野村愛正;古藤幸夫 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 御下賜の祭粢料 嚴かに傳達さる けふ軍司令部で擧式 |
02 | 今度は罐詰食料が お臺所から消える 生產者側も大打擊 |
03 | 聖旨傳達式 五日阿猴製糖所で |
04 | 香港支那紙が またも逆宣傳 |
05 | 管理米の販賣權 獲得運動を起す 大阪の臺灣米移入協會が |
06 | 金榮丸抑留さる 船長、事務長を召喚 密輸の疑、事件擴大か |
07 | 上陸許可證を偽造 買った支那人數百名 基隆郡警察課で檢擧 |
08 | 愛愛寮でも 勤勞奉仕隊 |
09 | 總督代理が 遺族を弔問 |
10 | 遞信部の 勤勞奉仕 |
11 | 島北產婆會の 防諜團結團式 |
12 | 日比學生會議一行高雄着 けふマニラへ |
13 | コレラ防遏陣 水上署が強化 五日から嚴重勵行 |
14 | 客雅溪に假橋架設 財源難で市當局、頭痛鉢卷 |
15 | 窓飾座談會延期 |
16 | 圖像:女子中等庭球入場式 |
17 | 督府體育官 丸山技師を起用 |
18 | 釜石軍勝つ 都市對抗野球 |
19 | 對名古屋戰で 藤倉電線勝つ |
20 | 親を留置取調 金山幼女縊死事件 |
21 | 定期航空 |
22 | 人事‧消息 |
23 | 今晚の放送 |
24 | 商況六日前場 |
25 | 今夕の映画 |
26 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(45)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 算數は實物を利用 國語は課外讀物で 綴方は自由日記を付けさせよ 夏休中の勉強指導法(中)/佐佐木秀一 |
03 | 腹膜炎快癒後 三ケ年間は慎み! 登山や海水浴は大禁物/安齋真篤 |
04 | 汗の夏! ハンカチは人目につく 必ず二枚お持ちなさい |
05 | 梅雨時の洗濯 |
06 | 圖像:死の製造工場(下) |
07 | 家庭のメモ |
08 | 便利なお臺所用品 燃料が半分で濟む ガスむしかまど |
09 | 冷藏庫の氷 上手に節約するには |
10 | 紙上病院/黃朝清 |
11 | 揭示板 |
12 | 日焦‧脂顏‧ソバカスに 硫黃のマッサーヂ かうすればお化粧も樂な 色の白い美くしい肌に! |
13 | ニキビとソバカスが薄れ 見違へる程の豔肌に/宮崎良子 |
14 | 化粧崩の脂顏も 豔豔とした美肌に/中田安子 |
15 | (講評) |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 漢口を大空襲して 約四十機を擊墜擊破 わが海軍航空隊大活躍 |
02 | 戰傷兵が義手で 飛行機操縱 義肢研究所の手柄 |
03 | 南鄉少佐の英靈に捧ぐ 少年、感激の作曲 松島中佐の詩を音譜化 |
04 | 圖像:テンプルちゃん ニューヨークを訪問 |
05 | ふた兒の少年勇士 志願して甲種合格 |
06 | 新刊「國語繪讀本」 卷一が出ました |
07 | 笑話 |
08 | コドモ 連歌から起った 俳句の歷史(一) 其の完成者は「芭蕉」 |
09 | 翅の強い蜂 體重の七十八パーセントのものを運ぶ |
10 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 敵軍外人の建物を 悉く防禦陣に利用 九江田中領事の報告頭條新聞 【上海六日發同盟】九江田中領事より上海總領事あて報告によれば皇軍の占領に先立ち第三國權益たる怡和洋行、太古洋行、スタンダードアジアの各碼頭は支那兵の手により跡片なく破壞されたのみならずこれら諸會社の事務所、倉庫などは支那軍防禦陣地として利用された跡歷然たるものあり、殊に怡和洋行內には約九個の陣地が構築され郊外陣地との間には交通壕が堀られてあつた、しかしこれら第三國建物の被害は主として外壁に止まつて內部は破壞を免れ皇軍占領後は外國建物はわが憲兵隊の手によつて立入り禁止され完全に保護されてゐるので在留外人よりも非常な好感を抱かれ特に外人は皇軍の正確無比の爆撃に讃嘆してゐる。 |
02 | わが擊墜破の敵機 見事一千臺を突破 田中、松丸兩勇士參戰百餘回 |
03 | 圖像:首相、政黨首腦と懇談 |
04 | 全國的に商品の 規格化を圖らん 當局で具體案を檢討 |
05 | 日本刀を御寄贈 閑院參謀總長宮殿下から 伯國陸相、參謀總長に |
06 | 宇垣外相 拜謁仰付けらる |
07 | 古ゴム、再生ゴムを追加 商工大臣が指定 |
08 | 獨、伊兩大使 外務次官訪問 |
09 | 無人境を往くの概 敵に大打擊を與ふ |
10 | 莫斯科政界、兩氏の 會談の成果に期待 事態改善の見透附くか |
11 | 海の荒鷲活躍 |
12 | 北支教育行政方針 領事會議で決定 |
13 | ソ聯機執拗に襲來 朝鮮內、前線を爆擊 |
14 | 對蔣援助堅く秘す ソ聯飛行士の戰死を 兩親に業務上死亡と |
15 | 廣九鐵路を爆擊 |
16 | 汪精衛、孔祥熙 重慶に着く |
17 | 我國力を如實に示す 兩會社の公募に對し 應募約三倍に達す |
18 | 具體策を協議 京大每週特別委員會で |
19 | 阪大は靜觀の態度 總長、當局と懇談の上善處 |
20 | 上海為替市況 |
21 | 榮轉の值賀中將 明治神宮に參拜 |
22 | 啟成社を擴張 傷痍軍人を再教育 國庫より卅萬圓補助 |
23 | ランシマン卿 政府首腦と會見 チェッコ政界俄然活況 |
24 | 凌農業局長が 香港政廳に泣きつく 避難民救濟を懇願 |
25 | 日銀參與理事 兒玉氏が有力 |
26 | 陸軍戶山學校長を兼務 甘粕中將が |
27 | 本日の天氣 |
28 | 大阪商船臺灣出帆 |
29 | 近海郵船基隆出帆 |
30 | 辰馬汽船 |
31 | 大連汽船 |
32 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 國策犯罪の根絕を期せよ 豫防警察が第一社說 一 一途に奔騰する戰時物價を抑制し、銃後國民の生活の安定を圖るべく、商工省中央物價委員會では、既に日用必需品の最高價格を決定し商品販賣價格表示を實施した。而してこれが圓滿なる遂行のため、政府では特に經濟保安課を設け、全國に經濟警察を配置して嚴重これが取締を行ひ、違反者は暴利取締令によつて摘發處分されることとなつた。豪灣に於ても中央に卽應し暴利取締令を施行、去る八月一日より全島に亘つて販賣物品價格の表示卽ち正札制を實施した。この價格表示を政府が一般に命ずる所以のものは、取引を公開することによつて一方に於ては一般物價の不當引上げを抑止し、他方に於てはこれが取締を容易ならしめ、日常生活の脅威である戰時物價の暴騰を抑制せんがためであることは云ふまでもない。 二 戰爭目的達成のため、物資總動員が行はれ、重要物資の販賣統制は漸次强化されるが、之は長期戰に對應せんがための國策である。國策遂行は國民の理解ある協力、自覺ある協力によつて始めて達成されるものである。ところが重要物資の販賣統制が實施されて以來國策に逆行して摘發された(臨時措置法違反)國策犯罪は、五千六百餘件に上ると云はれ、しかもその多くは統制のトツプにある綿製品關係の違反が多く、且つその違反が漸次增加の傾向にあると云はれ、甚だ寒心に堪えないものがある。 三 臺灣はどうかと云ふに未だこの種の摘發發表を見ないが、過日臺北州下に於て金使用取締規則違反が三十四件、三十五人も檢擧されゐてる。國策に協力して金國家集中熱が高潮し、島民銃後の自覺が發揚されてゐる反面□斯る國策に逆行する者を見ることは最も慎むべきである。精神總動員の徹底强化が叫ばれ、一般的犯罪でさへ之が發生防止を要望されてゐる時□況や斯る國策犯罪は、國民の自粛自戒により猛省一番慎むべきである。暴利取締令が施かれて日尚淺いが□よろしく立法の精神に基き、當局の物價抑制策に協力して成果を擧げるべきである。 四 暴利取締令の施行により今後經濟警察の取締が最重に行はれるのであるが、こゝに注意すべきはその運用を誤らざることである。犯したものは當然摘發すべきであるが摘發を第一主義とせず、指□的な氣持と豫防的態度で臨んで欲しいものである。物品販賣價格取締規則と共に暴利取締令をよく徹底せしめ、大乘的見地から豫防警察に全力を注いで指導し、然る後法綱を潜る者は遠慮なく摘發處罰すべきである。一般國民が軍需資材確保のために不便を忍んでゐるこの際、不當な金儲けをしようとなどと思ふのは飛んでもないことである。商人も一般大眾も一段と自戒して以て國策統制に背く惡の根絕に邁進すべきである。 |
02 | グングン增える郵貯 廿九日間で一億圓 四十一億を遙かに突破して 郵貯史上に一新紀元 |
03 | 爆發する拍手 公會堂埋む聽眾の感動 昨夜の海軍軍樂隊演奏 |
04 | 公債消化は順調 保田頭取神戶で語る |
05 | 圖像:我等の海の勇士 |
06 | 宜蘭街臨時協議會 あす公會堂で開く |
07 | 雜誌類の外地定價 八月一日から廢止 この負擔輕減ザット一萬圓 |
08 | 藤田知事 八日蘇澳へ |
09 | 兩氏歡迎會 基隆で開かる |
10 | 七月の播種流され 三割方減收の豫想 臺南州下農作物の被害 |
11 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十三)/小生夢坊 |
12 | 圖像:海軍軍樂隊演奏 |
13 | 八幡が勝つ |
14 | 靜修女が連霸 複式選手權は渡邊、佐藤組 女子中等庭球戰 |
15 | 鐵道部の奉仕隊 現場で水害復舊作業 |
16 | 大和丸無電 |
17 | 人事‧消息報社消息 |
18 | ときの声 |
19 | 瀆職嫌疑薄ぐ 日電の七氏近く釋放か |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 麥酒製造原料の ホプ栽培を調查 將來の製造專賣に備へ 專賣局の計畫進む |
02 | 正米市場員も 對策協議を要求 灣米管理案に對し |
03 | 六月迄の移出糖 千四百萬擔に肉迫 灣糖と日糖が優勢 |
04 | 中小商工業者の 轉業と救濟問題(四) |
05 | 華北電信電話の 株式會社條例 各子會社にも特權附與 |
06 | 海岸線の復舊には 百五十萬圓を要す 渡部鐵道部長談 |
07 | 外國為替基金設定(上) 輸出振興に資す |
08 | 二月末の島內信組 預金、現金共に減少 |
09 | 既得權の優先指定 當局では用意あり 米穀關係者きのふ陳情 |
10 | 臺灣米の管理は 內地とタイアップ 生產と消費を合理化 田端殖產局長談 |
11 | 四大移出米商も 近く陳情せん |
12 | 錦水卅二號井が 瓦斯を大量噴出 愈よ瓦斯の液化に着手 |
13 | 優良茶品評會 提出品種審查 |
14 | 肉豚增產の 五ケ年計畫 新年度に實行費を要求 |
15 | 照明燈 |
16 | 市價及商況六日 |
17 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 讀書 小宮豐隆氏著 夏目漱石/蠧魚生 |
02 | 山本有三氏作 戰爭と二人の婦人/谷川徹三 |
03 | ソ聯のレーニン圖書館 |
04 | 康德五年版 滿洲國現勢 滿洲國通信社發行 |
05 | アメリカ 文學概論 日高只一著 |
06 | 隨筆‧評論集 秋窓記 阿部次郎氏著 |
07 | 新刊雜誌 |
08 | 家庭醫學 夏の姙婦に これだけの御注意を! 榮養の缺乏から起る脚氣や衰弱 流早產を招き易い腸カタルに御用心 |
09 | 男兒を安產し お乳も良く出る/古河昭子 |
10 | キャプテン粒六/田河水泡 |
11 | 母親が脚氣でも 授乳は差支へない 乳兒脚氣の治療に新說 |
12 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 彰化郡役所奉仕團 あす愈よ「汗の奉仕」 郡守先頭に全職員參加 |
02 | 東港郡役所の 奉仕隊結成さる 東港神社で宣誓式 |
03 | 臺東街各團體 勤勞奉仕の日程 來る二十日まで繼續 |
04 | 大溪街の金賣却 好成績を納む |
05 | 臺東街に於ける 心身鍛鍊運動 |
06 | 豐原街の新埤圳 豪雨で缺陷暴露 岩下前街長に對する非難囂囂 |
07 | 埔里消防組の 後任組長決定 |
08 | 內臺結婚 |
09 | 東石郡に旋風 人畜死傷なし |
10 | 濁流に呑れた六名屍體尚發見せず |
11 | ローカルセクション |
12 | 幼兒溺死 |
13 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 園藝カレンダー 「八月の蔬菜園藝」/秋谷良三 |
03 | 料理献立/藤井秀子 |
04 | 子供時間/藤井秀子 |
05 | “小鳥の啼聲” |
06 | 新邦樂 |
07 | 夕方の音樂 |
08 | 尺八獨奏 |
09 | 捕物帳連夜四題 |
10 | 圖像:北京在留民の愛國體操 |
11 | 「蠶の話」輸出 十字屋の文化映畫 |
12 | 大都最後の無聲版 「素晴しき一週間」 |
13 | 阪妻秋の大作 「紅蝙蝠」と決る |
14 | 右太衛門の次作 「退屈男」と決定 |
15 | 島津監督の 「日本人」に 廿萬圓の尨大豫算 |
16 | 千葉泰樹のまごころ第三作 「歌ふ催眠術」映畫化 |
17 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 臺中市各校青年團の 奉仕作業愈よ終了 けふ水源地に於て擧式 |
02 | 彷徨へる豪雨 臺南州下で車軸を流す |
03 | 圖像:ク氏招待午餐會 |
04 | 久しぶりで仰ぐ青空 嘉義市民愁眉を展く |
05 | 中南線漸く開通 |
06 | 臺南州國防義會 役員會を開催 |
07 | 金牌を献納 臺中施氏の美擧報社消息 |
08 | 高橋、野野木部隊 名譽の戰死者 |
09 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(十八)/竹內清海外遊記 公人のおそろしさ 道草を喰つたついでに、もう少し喰ひ續けよう、私はかつて全島數十ケ所に於いて從軍報告をして廻つた時も感じた事であるが今度の「國策協力の夕」にも一講演者として又主催者側の一人として全島主要都市を廻つた時一層強く感じた事柄がある。それは一家には一家の家風と云ふものがある如くに各州、各市、各郡にはそれぐ一種の家風的なものゝある事である。勿論之れは臺灣に限つた事ではなく一般共通の現象であるが特に臺灣では、よく目立つように思はれる。此の家風には傳統的な部分と特定の知事、市尹、郡守の個人的性格が反映してゐる部分とがある事を見逃す譯には行かぬ之れが好いにせよ、惡いにせよ一人の個性が公に反映すると云ふ事は、おそろしい事だと思ふ地位が同じくてもA知事とB知事の性格は同一でないのだから其處に異つた家風が發生するのは必然であらう。卑近な實例ではあるが私は前後二回の各州下出張中大概各州知事、或は各市尹に敬意を表しに行つた。其の場合私の目的は同一であるし相手先が同一地位にある人であるから私の態度は何れへ行つても同一である。併し私が接する相手先は地位は同一であつても一人くちがつた人であるから各人各樣の印象を受ける。或人は「ようこそ」と云つた調子で客人に對する禮を以つて迎へるし或人は部下が何かの報告に來た時のような態度に出る。或人は物賣りか、物貰ひが來たような態度に出る。一々感情に接すると不快になつたり愉快になつたりするが、主觀的感情を捨てゝ客觀的に觀ると一部分ではあるが其人、其人の個性が不用意の內に現れて中々興味がある。どんな上層地位にある人でも性格的に觀て好いとこ□ばかり、とゆかね。人には「人クセ」と云ふものがある。併し一般人は惡いクセがあれば直ちに自分の實生活に影響して來る。例へば商 人が非常に橫柄であれば客は行かね、其の商人は無言の內に社會的制裁を受ける。併し公人は國家の機關であるから此點は一般人とは大いに異るものがある。殊に地位が高ければ高い程個性が通る。惡いクセがあつても下之れに迎合する。これが恐しい事である。上層官吏の任務と責任は事務的方面ばかりではないむしろ人間としての修養的方面 に重要性がある。私は常に思ふ官吏は國家の行政事務家であると同時に社會教育家ではなければならぬ。殊に現代の如く民權の自由が極度に狹められ國家の 統制が強化されつゝある時、國家權力の人的要素である官吏たる者は一層人格の陶冶と實務的手腕が必要である。 實力の線に添ふ資格 個人の性格が公に反映する事は恐ろしい事だ、と云つたが一つの實例を舉げる事にする。私は職業柄隨分いろくの人と接觸するが個人的感情で頭から本島人を嫌ふ型がある。之れは各人の自由勝手な感情であるから敢へて他人が干涉すべき筋合のものではないかも知れない。併し之れが臺灣統治の任に當つてゐる官吏である場合は最も恐るべきものがあると思ふ。 抑々一視同仁の 聖旨に基く臺灣統治の根本は領臺當時既に確立して居るのであるから今更贅言を要しない。皇民化運動も一視同仁の御聖旨に基くものである事は云ふまでもない個人の感情と云ふものは自由であらう、併し個人の感情が公に反映する時は到底自由として許さるべきものではない。私は人と接觸中しばく此の點に直面するとお そろしくなる。敢へて私は新民報の人間であるから、とか、本島人のために、と云ふケチな根性でなくに今や日本の力は堰を切つて滔々と大陸へ流れてゐる日本の實力と云ふものが今次事變によつて發揮されて居るが此の日本の實力は我日本人すら豫想出來なかつた恐るべき實力である、南京占領さへも夢として感じてゐた時があつたではないか。一年を出でずして南京はおろか漢口も既に皇軍の腳下にあるのだ。一年前の今日誰が漢口占領を豫想したであらう。實に呆れる程の實力だ。日本が東亞の盟主である事は最早一片の理想でもなく希望でもなく其欲すると欲せざるとに不拘ず嚴然たる事實となつた今日、日本は東亞民族を率ひ東亞の天地をして何者にも侵される事なく永遠の平和を築きつゝあるのである從つて之れが建設には特徵ある人的資源の開發が必要となつた本島人も亦大陸經營の人的資源の一分野として活躍しなければならない。否活動させるべく指導しなければならぬ秋に於いて僅か五百萬人の本島人を目障りに感じたり感情的に嫌ふような小心者は到底怒濤の如く流れる日本の實力の線に添ふ資格がない。國土達よ更に一步を進め大陸の真つ只中に於いて曇りなき日本 で世界一の劍舞を舞ふて全世界に其の優れたる國枝を見 せてやつてくれツ日本は欲した以上に大きくなりつゝある、日本人も國力の線に添ふて大きくならうではないか。 【寫真北支の大陸】 |
10 | 圖像:銃後治安の精華その一 |
11 | 膨脹して往く數字 金の買上額廿餘萬 臺銀屏東支店に嬉しい悲鳴報社消息 |
12 | 屏東郡の金賣却 既に三萬圓を突破 當局中間商人の跋扈を警戒 |
13 | 高雄州の直稅係員 突如拘引さる 課稅に絡まる不正發覺 |
14 | 鄉軍彰化分會 豫習教育を實施 來る十日日糖運動場で |
15 | 山崩れで黃牛壓死 |
16 | 臺中州工業試驗場 近く建設に着手せん |
17 | 高雄州農會の總會 議案何れも原案可決 |
18 | 低地埋立を獎勵 |
19 | 郭腦氏遺族献金 |
20 | 蓖麻栽培講習會 |
21 | 腦溢血豫防 心得五ケ條 |
22 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 峠の女性(188)/山中峯太郎;木原芳樹 |
02 | 夏の女三態(下) 戰後のフランス女/日名子實三 |
03 | 歌人としての實朝(四)/田淵雅葉 |
04 | 水牛の角 立身出世は 學問の力 |
05 | 圖像:的の外れたシユメリング |
06 | 學藝消息 松竹大船の 「火曜會」復活 |
07 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 漢口を大空襲 敵機十五其他を爆破 我海の荒鷲が大活躍 |
02 | 絕好の大爆擊行! 壕內の敵機を發見して粉碎 |
03 | 圖像:蒼鷹丸第六次北太平洋一齊調查の壯途に上る |
04 | 敵、南潯鐵道方面に 逐次兵力を集結! 小癪にも反抗を企つ |
05 | 三段跳大記錄 |
06 | 我軍の進擊を恐れ 敵、南潯鐵道を取外す |
07 | 蔣の威令行はれず 支那の空軍は全く ソ聯に乘取らる! |
08 | 中島、前田兩氏が 近衛首相と懇談 けふ更に鳩山氏も加はる 政府、政黨の緊密化へ |
09 | 金口木舌/林正享 |
10 | 韋雲淞軍の損害 死傷四千を超ゆ |
11 | 重光、リ第二次會談 七日にも行はれん 外務省訓令を發す |
12 | 花蓮港廳畜產會 きのふ總會開催 議案全部可決さる |
13 | 「劔魚」型潛水艇 米國が建造を計畫 |
14 | 明日の天氣 |
15 | 曉の合唱(162)/野村愛正;古藤幸夫 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 金の使用制限強化 九金以下も御法度 今月中に大藏省令公布 |
02 | 交通局の勤勞奉仕 遞信部は飛行場の草刈り 鐵道部は線路修復現地へ |
03 | 水災後の傳染病 新竹市、發生防止に大童 |
04 | 福建丸けふ 賑かに出帆 |
05 | 防空座談會 強化具體案を打合 |
06 | 米女子水泳界に 忽然‧彗星現はる 全米記錄を四ッ破る |
07 | 二千二百年前の都市を發掘 |
08 | 金榮丸出帆 許某は留置さる 基隆密輸嫌疑事件 |
09 | 八歲の子供牧師 說教、結婚司會もする |
10 | 列車の延着で 臺北驛大混雜 郭本社記者けふ出發報社消息 |
11 | 運ちゃんの試驗 英國ではとても嚴重 |
12 | 札束を裂いて棄つ 臺中新富小の公金紛失は 首席訓導の犯行 |
13 | 高雄の豪雨 當分晴れさうにない |
14 | 新豐郡下の水害 |
15 | 人妻救はる |
16 | 親爺の賭博を密告 搾られた怠け者の子が |
17 | ニセ大學生ご用 |
18 | 定期航空 |
19 | 人事‧消息 |
20 | 今晚の放送 |
21 | 今夕の映画 |
22 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 爆擊行の驚異的記錄 參戰百回の兩勇士の 綴る血のにじむ手記頭條新聞 旣報事變以來參戰百餘回に上る田中空曹長(百八回)松丸空曹長(百一回)の兩勇士が激務の餘暇に書き記した百回突破の血のにじむ記錄は次の通りである △空襲百囘の思出 昭和十三年八月一日 海軍航空兵曹長 松丸三郎手記 昨年八月◯◯鎮守府司令長官より親しく御熱誠なる激勵の御言葉と御見送りを受け多數官民歡送の裡に死生を共にと誓つた部下十三名と共に懷しの原隊○○航空隊を出でてより早一周年北支に中支に南支にと殆んど支那全土の空を翔破し支那空軍全滅を期して攻撃に參加すること既に百一回惡天候に遮られて涙を呑んで爆彈を抱いて歸つたことも數度ならず或は四十數回の攻撃を俱にした分隊長山之內大尉に先立たれ先任分隊士今村中尉も今は亡く死生を共にと誓つて原隊を出發した十三名の部下も或は護國の鬼と化し或は傷つき或は原隊に還り今は我一人徒に命長らへて弔合戰を續けてゐるを思へば徐州の初陣に津浦、隴海交叉の要衝に巨彈を見舞つてより南京、上海、杭州、廣東、漢口、南昌、安慶、西安、洛陽、長沙、宜昌、蘭州等等敵重要空軍根據地を片端しから攻撃し昨年十二月には北京にて中華民國臨時政府成立を壽ぎて熱狂する市民の有樣を具に見、本年三月には南京にて中華民國維新政府成立の光景を眺むる機會を得て本事變參加の意義愈よ深きを覺ゆ渡洋空襲三十餘回○○に基地を進めてより六十餘回の攻撃は或時は星を戴いて發進朝餉の煙も未だ立ちやまぬ黎明に隼の如き奇襲をなし或時は白晝堂堂と大編隊で巨彈の雨を降らせ或時は日正に没せんとする薄暮に疾風雷の如き果敢なる攻撃をなし或時は月明に乘じ壯絕なる夜間空襲をなし或は陸軍上陸作戰の掩護に或は敗敵の掃蕩に後方連絡の遮斷にと寧日なき有樣だつた群る敵機を蹴散らし有効なる攻撃をなしての歸路は實に身も心も輕快だ爆彈が見事に目標に命中した時の嬉しさは我等のみが味ひ得る特典である雨の如く降る爆彈がパツパツと次から次へと炸裂して行く建物や飛行機が吹飛ぶ紅蓮の焰渦卷く黑煙實に壯快極りない爆擊の照準を開始してから着彈するまでは實に無我の境といはうか高角砲の猛射も機銃の亂射も眼中にないずらりと並んだ飛行機が次から次へと黑煙を吐いて燃え出し立派な格納庫や兵舍が一撃の下に見事に吹飛んだ時など飛行機の中で躍上つて喜んだともあつた是れに反し壯烈なる空中戰闘の後自分の 飛行機に負傷者があつたりタンクを打拔かれてガソリンが漏れ出し機內がガソリンの臭で窒息しさうになる時、或は僚機の壯烈なる最期を見た時等實に悲壯だ無念やる方ない部下を失つた時の氣持は言ふに及ばず歸らぬ僚機を夜の更け行くまで時計と空を見守つて飛行場に待つ氣持、戰時ならでは味ひ得ない悲壯な氣持だ然し次の瞬間起るのは「何糞」「今に見ろ」と拳を握りしめる敵愾心だ南京城外中山陵を望むクリークの端で山之內大尉及び四名の部下の遺骸を自分の手で火をつけ荼毘にした悲壯な思出は終生忘れ得ないだらう大きな空襲戰闘は數回あつた主として南京や南昌、漢口等でその他周家口、蘭州等でも空戰をした敵機の打出す機銃の彈丸がわが機體に命中する音火を吐いて落ちて行く敵機の姿等深く印象づけられてゐる敵の戰闘機は最初はカーチスホークが多かつたが十一月半頃周家口で初めてソ聯製E十六型機出現し本年に入つてからは更にE十五型機現はれカーチスホークは姿を沒し再建空軍はソ聯空軍の感があつた高角砲の多いのは南京、漢口廣東、南昌、長沙鞏縣だつた何れも射擊精度は極めて至確で幾度か彈片を機體に受け或る時は是が為味方前線附近に不時着した僚機の負傷者を收容して基地に歸つたこともあり或時は彈片が目前五、六寸位の所の窓硝子を打破つて橫切つたこともあつたが一般に高角砲に對しては「滅多に命中せぬ」ものだとの信念をもつてゐる機銃で面白いことは夜間爆擊の時など三千米位で爆擊の照準をしてゐると彈丸が赤い火を洩いて後から後からと丸でホームから水が出る樣に實に見事に上つて來る、それが全部自分目がけて突進して來るが近く迄來ると上昇する力がなくなつてあべこべ下に落ちて行く丁度線香花火を見てゐる樣な氣がして見とれる事があつた然し高角砲の彈丸は丁度花火の樣に物凄い勢で火を曳いて上つて來て目も眩む許りの光を發して炸烈する夜間爆彈の炸烈するのも實に見事な光景だ、天に沖するばかりの大火災を起した時など我乍ら果然と見とれる位だつた、夜間爆擊は苦勞も多いが實に壯絕で男性的だ、特に南京の夜間攻擊は壯絕の極致だつた 漢口の夜間攻擊は何故が此の線香花火が少くて物足りなかつた、其の代り探照燈が非常に多い 三月十四日、十五日、十六日の三日に亘る漢口の夜間爆擊は苦勞もしたが頗る愉快だつた嚴重な燈火管制で行けども行けども燈一つ見えぬ真夜中に月光を浴びてほの白く光る揚子江を賴りに漢口に達し探照燈の集中照射を受けつつも見事に爆擊を終り大火災を起さして大喜びで歸つて來たが一晚中一時間置き位に三回も四回も續けて爆擊され三日間も續けられたのだから漢口市民も神經衰弱になると共にお月樣が怨めしくなつたことだらう後になつてこの攻擊で臺灣空襲の隊長米人「シユミツト」が負傷したといふ事を傳へ聞いた時は實にうれしかつた、尚この夜間攻擊は非常に大きな効果があつて感狀を授與され二重の喜びに浸つてゐる(未完) |
02 | 內務省の防空計畫 經費一億五千萬圓を要求 |
03 | 圖像:海の荒鷲部隊○○爆擊行 |
04 | 大和丸入港 |
05 | 北支軍閥の落莫振り 閻、山奧に遁入、宋洛陽に落延び 萬は匪賊と地盤爭ひ |
06 | 今度は十八號の 界標南方から越境 直に我軍に放逐さる |
07 | ソ聯機又越境爆擊 幸ひ一發も命中せず 敵機を二機擊墜す |
08 | 配合、苛性諸肥料も 公定價格を設く 徹底的統制に乘出す |
09 | 張鼓峰正面の敵 その後擊退さる 敵の戰車數臺擱坐 |
10 | ソ聯軍の戰車 約四、五十を破壞 我方挑戰に應ずる態勢 |
11 | 首相、鳩山氏らと會談 |
12 | 四川後方各省の 重要性を強調 孔、記者團を招待して |
13 | 北方券(中國、交通兩銀行の)に對し 一割切下げを斷行 臨時政府命令を發す |
14 | ソ機慶興附近を射擊 朝鮮人二名負傷 |
15 | 自國民と權益の完全保護で 英、米の兩艦長感激 六日午後九江を視察 |
16 | 黃石港、鄂城附近 粤漢線を爆擊 |
17 | 政府聲明書 |
18 | 大阪臺灣米荷受協會 幹事會を開催 米管案對策を協議 |
19 | 孔、王重慶に到着 |
20 | 後方擾亂企圖の敵を掃蕩 |
21 | 大連が勝つ 對川崎二回戰で |
22 | 釜石對藤倉戰 雨でノーゲーム |
23 | 本日の天氣 |
24 | 大阪商船臺灣出帆 |
25 | 近海郵船基隆出帆 |
26 | 辰馬汽船 |
27 | 大連汽船 |
28 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 電力疑獄は立消え 日電事件も全く水泡 |
02 | クリッパー號救助に がんべら丸が急航 沖の鳥島附近漂流か |
03 | 圖像:植物園の林間學校 |
04 | タクシー呼出機 大阪の街頭に出現 |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十四)/小生夢坊 |
06 | 戰歿將士慰靈祭 保安宮で盂蘭盆法要 |
07 | 宜蘭の盆祭統一 催物は一切取止む |
08 | 國民精神文化講習會發會式 |
09 | 色慾兩道の泥的 基隆署で逮捕 |
10 | 平澤熊一洋畫個人展 長岡市で開く |
11 | 寫真聯盟員が防諜團結成 |
12 | 海上警報 臺北氣象臺發表 |
13 | 縊死は果然偽裝 養母の犯行と判明 |
14 | 貯金箱を持參し 慰問金に提供 感心な陳氏美英孃報社消息 |
15 | カー英大使 上海に歸着 |
16 | 定期航空 |
17 | 人事‧消息 |
18 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 階段畑に改良して 雨水の氾濫を防止 新竹州下の水害に鑑み 製糖會社も協力せん |
02 | 廈門方面進出の 華南信託を計畫 創立者黃欣氏七日渡廈 |
03 | 戰時體制下の 財政金融政策 漸次に強化の途を辿る |
04 | 物價政策と(一) 消費統制 |
05 | 我國の輸出貿易(七月下旬) 愈よ本格的に好調 出超千三百四十七萬圓 |
06 | 對外貿易は 一月以降入超減 |
07 | 本島の郵便貯金(七月中) 最高記錄を示す “八十六萬圓の激增” |
08 | 日本炭酸增資 新資は募集中 |
09 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 北港神社の 鄉社列格奉告祭 嚴肅盛大に執行 |
02 | 各團體を單位に 勤勞奉仕隊結成 斗六郡の方針決定 |
03 | 赫赫たる武勳 阿南伍長 香口戰の華と散る |
04 | 圖像:新聞使節一行出發 |
05 | 鳳山郡奉仕隊 華華しく結成さる |
06 | 圖像:いたづらツ兒 |
07 | 商工組合の 設立に就て 小野田勸業課長談 |
08 | 溪湖の瀆職事件 派生的問題簇出 某庄長の身邊危險か |
09 | 新屋庄奉仕隊 廿三日に結成式 部落單位に組織 |
10 | ラヂオ體操實施 けふより南投街で |
11 | 金銀紙燒却を 八月より廢止 能高郡宣傳に大童 |
12 | 屏東兩信組の 金利引下發表 |
13 | 松山勤行團が 汗の奉仕實踐 |
14 | 朴子に落雷 上住氏夫人負傷 |
15 | 高明寺總會 |
16 | 大仕掛けで 鳳梨罐詰密造 一味擧げらる |
17 | 鳳山郡を荒した 三人組窃盜御用 料亭で豪遊中を |
18 | ローカルセクション |
19 | 青物相場表 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 夏季特別講座 「南支に於ける外政」(その一)/加藤三郎 |
03 | 子供の時間 |
04 | 料理献立/藤井秀子 |
05 | 國民歌謠 |
06 | 家庭講座 「實益と趣味を兼ねた養鷄」(二)/深川景義 |
07 | 晝間娛樂時間 |
08 | 日伊國際放送 |
09 | 捕物帖連夜四題 |
10 | 謠曲 |
11 | 趣味娛樂 サイネリヤは どう栽培するか 咲揃った花の美しき |
12 | 良太郎の第二回作本極り 「異說旗本五人男」 |
13 | 都會の雷鳴 八日より國際館で |
14 | 東寶京都の現代劇 八月初旬より製作開始 |
15 | 「綴方教室」 配役變更 |
16 | 笑へぬ世相 不注意が基で起った 未亡人の大悲劇 知らねばならぬ法律の權威 |
17 | 文を活かす 手紙の書方 |
18 | 珠算が下手のため 他人の前で恥をかく |
19 | 正しい 言葉の使ひ方 |
20 | 斯くして 雄辯家たれ |
21 | 正しい簿記は かうしてつける |
序號 | 標題 |
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01 | 階段地位を問はず 心身鍛鍊に邁進 八日より二十一日まで 高雄州廳の行事決定 |
02 | 祭粢料傳達式 吉尾上等兵遺族に 六日屏東市尹公室で |
03 | 圖像:○○城壁より敵陣地觀測の我部隊 |
04 | 軍裝に身を固め 堂堂市外廓を一周 鄉軍臺中分會總會 |
05 | 五萬圓の圖書館と 熱帶果樹園を設置 屏東市常設委員會で可決 |
06 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(十九)/竹內清海外遊記 大陸で働く本島人の動靜 今次事變は本島人に種々なる職場を與へてゐる。上海領事館の話によると事變前迄は本島人のルンペンが相當上海にウロついて居つたが事變勃發後、殊に上海が安定してからは次々と職を與へ、今日では(六月二日上海 での話)一人のルンペンも居らない、昨日迄のルンペンで今日は二百圓もの月給を貰つてゐる者もある。併し近頃就職を目指して新しく渡航して來る者もあるが、現地の事情を知らない者は何等特徵がないので、就職は一寸困難だ、と云ふ話であつた天津、北京、濟南等でも私は幾人かの本島人に會つたが何れも現地の事情に馴れて居る人々だつた。臺中出身の彭華英君は北京の華北電政總局の重要な地位に居つた(夫人は臺中で病院經營)或日私は役所へ彼を訪問したが廣い事務所の中央に颯爽として執務してゐた。何百人かの局員の內本島人は彼一人でアトは全部內地人だつた。かつて本社記者であつた謝廉清君は臨時政府の商工課長の要職について居た之も本社々員だつた李金鐘君は海關の秘書主任として働いて居る。陳玉麟君は◯◯方面の御用商人として堂々の陣をはつてゐた。前號で紹介した謝龍濶君の部下として數十人の本島青年が新聞記者としては◯◯囑託として活躍してゐる濟南で偶然會つて郭旺枝君(嘉義農林出身現在宮良枝と改姓)は禹城縣の參事官として殆ど同縣政を牛耳つてゐる。一々紹介すると限りがないが兔も角相當な地位について本島人インテリが大陸に活躍して居る事は誠に心強い限りである。私が北京滯在中或晚本島人の懇親會が一料亭で催され私も參加した。大いにメートルを上げ歡談盡きず夜を更かしたが彼等は異口同音に自分等の今日あるは決して自分の力ではなく國家の力強い保護と軍部の指導 の力であるから我々は國家と運命を共にしてベストをしてゐると語つた。 當然な事ではあるが內地に居るとつい此の當然な事が意識出來ない場合がある。實際日本の領土を離れ大陸へ行つて見ると日本の實力といふものがハツキリと意識され、又國家の保護なく國家の指導なくして一日も生活出來ない、と云ふ事が實感として迫つて來る。 特徵なき者は無力 大陸に活動する人々を端的に紹介すると如何にも華々しいやうに感じられるかも知れないが實はそんな甘いものではない、現在活躍してゐる者は事變前から現地に在つて相當苦勞をして居つた人々のみである、第一に活動機會を與へられてゐる理由は、支那語(上海に在つては上海語、北京に於いては北京語)を知つて居る事と、土地の事情を知つてゐる事とである。しかも日本の教育を受け日本語を知り日本人であるところに特徵があるからだ。アテもなく又支那語も知らずに渡陸しても就職其他職業を得る事は相當困難である事を注意しておく。 大體私の觀るところによると大陸進出と云つても現在の情勢では自由に職業は得られない實情にある。個人的商工業をやるにしても支那人の生產費は極度に安いから競爭は困難である。大陸進出は飽くまで國策の線に沿ふより他に道はない。云ひかへれば直接國家の保護と指導なしには手も足も出ない。併し大陸進出は絕望であると云ふ意味では斷じてない。今國家は大陸經營の第一步を踏んだばかりであるから進出は今後に殘されてあるのだ。事變の見透しと治安の維持、政治、經濟の基礎が強化されるにつれて多くの人的資源を必要とするのは必然的である。先づ今は進出の準備時代であると私は考へる。されば此の客觀情勢を正しく把握して物心共に充分なる準備を整へる事が最も緊要で、殊に大陸進出を希望する前は積極的に前述の意味に於いて準備し待機の姿勢をとるべきである。支那事變は特に本島人に光明をもたらすであらう事を私は深く信じてゐる。併し早まつた考へ方をしては反つて出鼻をくじかれるような思をしなければならないから、大いに自重すべきである。大飛躍をしなければならない秋は必らず來る事を私は確信する【寫真は萬壽山の石船】 |
07 | 真面目な青年警官 土屋伍長と新城一等兵 香口の激戰で華と散る |
08 | 第二回大會を開く 司法保護事業會 |
09 | 臺中州水害續報 六日午後二時まで |
10 | 高橋伍長慰靈祭 |
11 | 出たぞ!お天道樣 だが喜びも束の間 惡天候は又つづく 高雄海洋觀測所の打診 |
12 | 第二回青年道場 本日より愈よ開催 日月潭林間學校で |
13 | 彰化市役所の 勤行奉仕團結團式 六日市會議室で |
14 | 少年團指導講習會 廿三日より廿七日まで 關子嶺道場に於て |
15 | 臺中市のチフス豫防週間 十五日より廿一日迄 |
16 | 嘉義市研武會 第四回總會 |
17 | 商況(七日) |
18 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 峠の女性(189)/山中峯太郎;木原芳樹 |
02 | 月曜隨筆 本島人男女の 心中事件/陳逸松 |
03 | 文藝時評(1) 火野の功績 「麥と兵隊」/中島健藏 |
04 | 水牛の角 花の色の分類 英國で完成さる |
05 | 伊豆の旅(一)/陳春德海外遊記 一、伊東港 網代からユーランパスを拾ふと所謂深綠の山あり、千仞の谷あり、紺碧の海あり、アタミ・ドライブウエーを除除に這出した。あれが初島でその向ふに、あるか無きかの如く微かに見えるのが三原山でございま—す・・・と頰の紅い案內ガールが驚張りで一席。伊東は溫泉よりも黃昏れ時の港邊りがいいと思つた。日が暮れて夕闇迫れば三原山から漁船が歸つて來る・・・。 |
06 | 學藝消息 ゴーガンの木版畫 |
07 | 心聲漢詩 草山行/南都 |
08 | 新刊紹介 |
09 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 中國臨時政府の 北方券價值切下げ 蔣政權に痛擊を與ふ |
02 | 勞務需給計畫の完璧へ 厚生省の實行方策 |
03 | 英國の對蔣援助 愈よ消極化を辿る ソ聯との接近を監視 |
04 | 香港を中心に 英軍の攻防演習 |
05 | フ軍飛行機 パ港を空襲 英商船に爆彈命中 |
06 | 金口木舌/林正享 |
07 | 佛、伊、和大公使館 重慶に移轉す |
08 | 重光、リトヴィノフ 第二次會談を開始 |
09 | 武漢の動搖甚し! 市民の奧地避難日每に增加 |
10 | 南昌を空襲 敵空軍は全く潰滅し 我空軍の爆擊に任す |
11 | 平和的に解決せんと 日、ソが真劍に意圖 A.P莫斯科支局電報 |
12 | ソ聯軍なほ蠢動す 七日夕刻までの情況 |
13 | ソ聯軍一名が 投降し來る 我方で目下取調中 |
14 | 布哇の老勇士 出征聽許願出 熱誠こもる願書 |
15 | 古海中將逝く |
16 | 明日の天氣 |
17 | 曉の合唱(163)/野村愛正;古藤幸夫 |
18 | 治すなら先づ病原を知れ 血壓高く のぼせ、めまひ、耳鳴りや 肩凝りに惱み根氣薄らぐ 病原とは何か! |
19 | では酒毒‧煙毒‧病毒が なぜ“ふる血”となり 高血壓から中風を起す |
20 | 頭がハッキリ、安眠出來て 血壓が常態迄下る |
21 | 是れ丈けを心得れば 病苦も忘れ血壓は下り丈夫に |
22 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | “產業戰線の傷兵も 此際復歸せしめよ” 全國に澎湃たる機運 |
02 | 廈門の兵隊さんへ 水も滴たるバナナ 島內の男女中等學校から 本社を通じて寄贈報社消息 |
03 | 瞼の父を尋ぬる 青年を引取り世話 大島鐵工所主の義俠 人情白眉篇 |
04 | 賴母し銃後の赤誠 一周年記念を迎へて激增 武官室取扱の献金 |
05 | 新竹州農會初總會 |
06 | 船客の糞便檢查 十三日の高千穗から |
07 | 某船事務長も 近く召喚か 為替管理法違反事件 |
08 | 少年、妹を殺す マラリヤ熱で精神異狀 |
09 | 臺灣水上軍が連勝 百廿六對百十點で |
10 | 時局座談會 |
11 | 齊川に死刑の宣告 けふ求刑通り言渡 |
12 | 日大、立教プールから 素晴らしい記錄 |
13 | 價格表示に付 業態別に座談會 |
14 | 高砂丸無電 |
15 | 人事‧消息 |
16 | 今晚の放送 |
17 | 商況八日前場 |
18 | 今夕の映画 |
19 | 民報案內報社消息 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(46)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 旅行や昆虫採集で 地歷や理科の知識を 身體鍛鍊は自由な遊びで 夏休中の勉強指導法(下)/佐佐木秀一 |
03 | 西瓜のはなし(上) 酵素作用で消化を助け 鹽をつけて食べるは合理的/藤卷良知 |
04 | 掛軸の壁受け 譯なく作れます |
05 | 浴衣の糊付法 |
06 | 圖像:グロテスクな龍現はる! |
07 | 紙上病院/黃朝清 |
08 | 胡瓜の苦味を 拔くには |
09 | 色彩りの美しい 玉子のサラダ |
10 | 揭示板 |
11 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 わが擊墜擊破の 敵機は一千餘臺 空襲百餘回の勇士二名 |
02 | 食料品の罐詰が 製造出來ない 一部で代用品を研究 |
03 | 圖像:愛國幼稚園の可愛い幼兒達 |
04 | 郵便貯金が グングン增る |
05 | 禮服は廢止 平服に徽章をつける 生活改善委員會の申合せ |
06 | 北海道に 怪物の大足跡 橫が六十センチもある 膽を潰した通行人 |
07 | カタカナ欄 海岸線ノ復舊ニハ 百五十萬圓要ル |
08 | 強盜を追ッカケテ 兄弟共斬ラレマシタ |
09 | コドモ 閑かで物寂しい 芭蕉の俳句(二) まねがたい雄壯な句 |
10 | 網はりのクモ君 音樂がお好き 近眼で耳がないのに |
11 | 面白い實驗 水の綱渡り |
12 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 本年度豫算の節約額 二億五千二百萬圓程度 けふ閣議に附議決定頭條新聞 【東京八日發同盟】本年度豫算の節約實行案編成に就ては囊に閣議で決定した方針に基き大藏省と各省との間に折衝中の所成案を得たので九日の閣議に附議正式決定をなすこととなつた節約額は一般會計一億三千三百萬圓特別會計三億萬百圓計四億三千五百萬圓に上つてゐるが右の內公債金勘定の如く他會計と重複するもの一億八千二百萬圓を算するから差引節約純計額は二億五千二百萬圓となる計算である、然して節約された主なる經費は營繕費、土木費、海外拂經費を始めとして人件費の一部にも及んでゐる特別會計の內主なる節約額は左の通りであつて節約に依り一般、特別兩會計を通じて一億四千八百萬圓だけ公債發行額の減少し得る見込である (單位百萬圓) 造幣局 二◯ 專賣局 九 通信事業 二五 帝國鐵道 二五 朝鮮總督府 一八 臺灣總督府 七 公債金 一四八 |
02 | 赤色ルートを死守 西北軍事長官會議で 蔣、種種の指令を與ふ |
03 | 東京帝大の全學部 評議會の意向支持 醫學部の教授會も終る |
04 | 爆擊行の驚異的記錄 (二)空襲百回兩勇士の手記 |
05 | 九江漢口間の 敵艦船を猛爆 |
06 | ソ軍の某部隊長も 投降企圖で殺さる 戰場でも肅清工作 投降者の告白 |
07 | わが隱忍の態度に ソ機益益暴威を振ふ 連日朝鮮領內に侵入 |
08 | 重光、リトヴィノフ 第二次會談の內容 ソ聯の論旨一貫を缺く |
09 | 小公學校職員の 精神文化講習會 昨日南方澳で開始 |
10 | 贔屓目に見ても ソ聯の主張は矛盾 重光、リ會談の一致と相違點 |
11 | 張鼓峰奪還とは ソ聯の取るに足らぬデマ |
12 | 敵の死傷千五百 戰車百臺、飛機六機を擊墜破 彼我の損害調べ |
13 | 飛行場の建設と 防空公園を增築 東京市今年から工事着手 |
14 | 都市對抗野球 雨天で順延 |
15 | 本日の天氣 |
16 | 大阪商船臺灣出帆 |
17 | 近海郵船基隆出帆 |
18 | 辰馬汽船 |
19 | 大連汽船 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 歐洲政局は安定するか 恒久平和維持は 依然困難を豫想社說 一 最近の歐洲政局は英國の態度が消極的現狀維持より漸次積極的攻勢防禦へと移りつつあるのが注目を惹いて居る、卽ち老英國が五箇年軍擴計畫の進捗に依つて漸次その老獪な外交工作を施しつつある事である、先月中旬英國ジヨージ六世陛下が皇后御同列でパリを御訪問なされ、フランス朝野官民より熱狂的歡迎を受けられ、御歸國遊された事は、歐洲政局が英國に依つて微妙なる轉回を為しつつある際であつた丈けに流石に英國の打つ大芝居である事を思はせた、殊に扈從したハリフアツクス外相とフランス政府首腦部との間に緊密なる會議が行はれたが、その內容は一切不明である。一時頻頻と行はれたヒツトラー獨逸大統領とムツソリーニ伊首相との相互訪問が獨伊防共樞軸を强化し、多大の役割を果した先例もあり、それを英佛兩國が踏襲したと言ふべきであらう、英國が積極的に歐洲政局の安定を計り、英佛樞軸の强化を企圖したのも、實に英國に依る歐洲政局の安定勢力を奪還するによいチヤンスを見極めたからである。 二 一時歐洲政局の紛爭の中心と傳へられたチエコ對ドイツ問題も英佛對獨伊の對立を激化したが英獨の接近から漸次緩和されたのである、その前提として英伊の關係も英伊協定に依つて打開された譯である、英佛會談は佛伊の險惡なる空氣を打破する具體的工作と見られたその為めに英彿獨伊の四國會談のデマ迄も飛出したが、事實問題として獨伊と英佛の二つの樞軸の對立が漸次緩和される氣運に向ひつつある事は否定の出來ない情勢である。卽ち獨伊對英佛の對立の焦點は東にはチエコのズデーテン問題を控へ、西にはスペイン問題である英獨の最近の外交交渉は主としてチエコ問題を中心として居りこれを和協的に解決する為めに英國が乘り出して、チエコ政府とズデーテンドイツ黨との調停に當る筈である。フランスとしてはドイツの東方政策に依つて脅威を受けて居り、小協商國の最後の牙城であるチエコを併呑されるとの危惧が當面の最大問題である、一方ドイツとしてはズデーテン自治を强行する準備が完成して居らないので英國がその間に妥協の途を發見した譯であるかくして英國の調停に依つて當面の歐洲政局は一應險惡なる空氣を緩和されたが、完全に歐洲政局が安定したとは未だに豫想されない形勢である。 三 特に注目を拂ふべき事はスペイン問題を繞る英伊協定である。スペイン動亂が勃發して以來早くも、滿二箇年を經過し、フランコ將軍の決定的勝利に依つて近く解決するものと見られて居る。然るに人民戰線は依然としてフランスの根强い援助に依つて抵抗を續けて居る、一方伊太利では人民戰線を叩き潰さうと焦つて居る。英國としてはフランコ軍の徹底的勝利に依つて一時も早く事態の安定を希望して居る程である。フランスとしては飽く迄も人民戰線に援助を與へんとして居るから一般で想像して居る如くスペイン問題も急速には解決されないであらう。しかし現狀の儘に放置すれば折角英國が努力した英伊協定も何等の效果を示さない事となり英國もその為めに近來は焦燥氣味である。今回のパリ英佛會談に於いて英國が果して何處迄フランスを說得したかは不明である。英國は歐洲勢力の均衡を欲し、その霸權を掌握するために、獨伊と協定し、ベルリン、ローマ樞軸の弱化を企圖しやうとして居るが、果してその期待した如く歐洲政局が安定するかは疑問と言ふべきであらう。一時的には老獪なる英國の外交手段に依つて安定しても持てる國と持たざる國との勢力均衡は到底永續きする筈がなく、何等かの利害の衝突に依つて再び險惡なる事態を惹起しないと斷定を下す譯に行かれないであらう。 |
02 | 民間節約に即應し 府豫算七百萬圓減 嶺田財務局長神戶で語る |
03 | 全防衛團員視閱式 十三日總督府前で擧行 |
04 | 米穀管理案で 四大移出商が陳情 田端局長を訪問して |
05 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十五)/小生夢坊 |
06 | 世界新記錄 ペーターセン孃が |
07 | 無駄排除を徹底 基隆市對策に乘出す |
08 | ク號見當らず 搜查中のかんべら丸 歸航の途に就く |
09 | 宜蘭街臨時協議會 追加豫算を可決 |
10 | 譽れの白衣の勇士 梅北大尉以下けふ歸還 |
11 | 寺田氏臺中へ |
12 | 本島人有志も參加 謠の研究會を開く 伊東北署長の肝煎り |
13 | 戰死者遺族を弔問 |
14 | 賭博開帳中を檢擧 |
15 | 不敵の銅線窃盜團 基隆市を騷がせた 一味八名遂に就縛 |
16 | 市バスを稼場に 乘客から掏る 北署、犯人を檢擧 |
17 | 傷痍軍人會 臺灣支部發會式 來る十三日擧行 |
18 | 皇軍慰問金に 六百餘圓を醵出 臺北織布商組合員が報社消息 |
19 | 新竹州衛生課市郡にビラを配布 |
20 | 菓子職工投身 |
21 | 人事‧消息報社消息 |
22 | ときの声 |
23 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 最近一年間の 移出米商取扱米 一千萬袋を突破 四大業者の移出高 九十五%を占む |
02 | 百萬圓の愛國貯金 愈よ具體的運動へ 全島の專賣品賣捌人 一萬餘人に呼びかく |
03 | 物價政策と(二) 消費統制 |
04 | 能澤臺電理事 重任に內定 劃期的先例を作る |
05 | 鐵屑統制會社へは 不參加を表明せん 府商工課豫定通りに 古鐵統制會社で進む |
06 | 高雄の魚市場 七月中取扱高減少 |
07 | “代用燃料”エナルヂンの 性能試驗頗る良好 值賀氏之を事業化せん |
08 | 臺灣化學工業の 硫安機械近く輸入 所要電力約一萬キロ |
09 | 定期米安に 蓬萊米は保合 丸糯米は平凡 |
10 | 本年七月中の 重要品貿易狀況 財務局稅務課長發表 |
11 | 島內檜の拂下げ 昨日漸く調印濟 價格は平均二割高 |
12 | 泊交通局總長 水害を實地視察 |
13 | 島產煙草の輸出 明年度に本格的 南興公司を通じて |
14 | 照明燈 |
15 | 市價及商況八日 |
序號 | 標題 |
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01 | 慰問「音樂の夕」 大好評を博す 陳暖玉孃の美聲に聽眾魅了され 彰化公會堂に銃後の熱誠昂まる |
02 | 佳里街貯組並に 勤勞奉仕隊の發會式 |
03 | 圖像:東京磺溪會主催の慰問音樂の夕 |
04 | 陸上競技彰化郡豫選會 |
05 | 白河庄の各部振 勤勞奉仕隊を結成 |
06 | 圖像:我が高射砲隊の活躍 |
07 | 中壢郡各團體作業 |
08 | 阿片の密賣買 |
09 | 朴子青年團(第一部) 盛大に結團式擧行 八百健兒勇躍して行進 |
10 | 新營郡水利小組合 發會式を擧行 |
11 | 鳳山郡の吳服商 同業組合を組織 |
12 | 岡山街の三團體 奉仕作業をなす |
13 | 中壢曾大擧公業を 繞る不正發覺か 關係者一部留置さる |
14 | ローカルセクション |
15 | 社告/臺灣新民報社報社消息 |
16 | 感電即死 |
17 | 青物相場表 |
18 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 漫談 「徐州從軍報告」/西村樂天 |
03 | 家庭百科問答 |
04 | 料理献立/藤井秀子 |
05 | 子供時間 「讀む童話」 |
06 | 鄉土の音を送る 「樂浪の里に聽く砧」 |
07 | 晝間娛樂時間 |
08 | 國民歌謠 |
09 | 箏曲 |
10 | 講談 |
11 | 圖像:水の女王 |
12 | 長谷川一夫の第二回作 「瞼の母」キャスト決定 東寶東京總動員のお盆映畫 |
13 | 水熊のシーン |
14 | 輝子の七變化 大都「女巖窟王」開始 |
15 | 「かんかんくうにやん」 豪華スタッフ配役決る |
16 | 大船撮影所現況 |
17 | 杉狂の催眠術 「歌ふ催眠術」改題 |
18 | 新興の豪華版 「妻の魂」進捗 |
19 | 「斷髮と桃割」 |
20 | 晚春三日の夢 |
21 | 晚春三日の夢 潮來にロケ |
22 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 臺中州下の產組 公債買入に苦勞 斷然好成績の報國貯金 |
02 | 愛國蓖麻の收穫 三十萬斤を突破 來年更に大大的增植 |
03 | 南星女學近く出現 臺南長老教女學の改稱 |
04 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(二十)/竹內清海外遊記 本島人は人的資源の一分野 日本の指導によつて滿洲國は既に建國の基礎は成り國家としての各要素は着々充實してゐる。私はホンの外廓だけしか見ないのであるが、外廓だけとしても實に想像して居つた以上の進步に驚いた。私は滿洲國建國に働いた人々で表面に現れない。又現はれる程の重要人物ではなくとも、兔も角建國秘史と云つたものについて少し調べて見た勿論其の主流は日本の軍部であるが、日本內地人の外に朝鮮人、滿洲入、臺灣人等いろくの人物が活躍してゐる。本島人の代表人物として蔣介石君を舉げる事が出來る。併し之等外地人の內でも朝鮮人が最も多く働いてゐる事實を見逃せない。尤も大モノ、と云つた人物は居ないが各方面に彼等は働いてゐる勿論今日も働いてゐる、一例であるが鐵道沿線から見て水田のある場所には必らず白衣の朝鮮農民が働いて居る。朝鮮人が滿洲國で働いてゐると云ふ理由は先づ第一に地理的關係である。滿洲と朝鮮は隣接地であるからいろくの意味で接觸が多い。從つて彼等は滿洲の氣候風土に馴れてゐる。と云ふ大きな特徵をもつて居るからである。しかも日本人であり日本教育を受けてゐる強味がある。殊に國語が練達で日本人としての教養が高く、しかも滿洲語を解する者は鬼に金棒的で非常に重寶な存在として重要な地位についてゐる今次支那事變によつて日本は愈々大陸經營の本舞臺に君臨する事になつた。未だ戰爭中ではあるが一方戰爭と平行して政治經濟が行はれてゐるのであるから人的資源が軍需品と同樣必要なのである。殊に大陸經營であるからそれに適合する特徵を有する人的資源を必要とするのは必然である。 既に北支、中支に於いては此の特徵保持者が最優先的に活動の機會が與へられてゐる。內地人で事變前から現地に在住した所謂支那通と云つた人々や朝鮮、臺灣の外人がそれである。要するに支那大陸で働くに都合の好い特徵をもつてゐる人間が最も必要であり、又重寶な存在なのである。從つて何等特徵のない人々が徒らに皇軍の威力にのみたより、支那へさえ行けば金が儲かるとか、高い月給で就職出來る、と云つた觀念で行く者が可なり多いと云ふ事であるが之等の人々は己れの頑迷を氣付かず徒らに幻滅の悲哀をかこつて內地へ空しく歸還すると云ふ悲劇の主人公となるのである私は實例を澤山きいたが本島人にも此の「主人公」がある筈だ。ついでに此處で一言加へたいのは、北支、中支に於いては個人的な活動と云ふものは有り得ないと云つてよからう。一言で盡せば、何をやるにしても國策の線に沿はなければ、手も足も出ない現實にある。日本が最高にして最大の犠牲を拂つて一大事業を遂行しつゝあるのであるから、甘々と私利、私慾を滿たす譯には行かぬのは餘りにも當然である、併し日本國民は斷じて失望してはならない、私利私慾は滿されなくとも公利公慾は大いに滿されるのである、否滿さなければならぬ、公利公慾、即ち日本國民全體の利益、幸福なのである、此の現象は獨り北支、中支の問題ではなく國內情勢も亦斯くなりつゝある事を認識しなければなるまい、最早個人の成金的存在は許されないのである、此の客觀情勢を把握すると同時に充分な理解と積極的協力が我々國民に與へられた義務であり權利である。實際問題として私は北支、中支滯在中感じた事を一つ紹介しよう。現在大陸へ個人的に進出してゐる者は、お化粧をした女を商品とする商買だけだ、と斷言しても誤りあるまい。之等進出組で大いに儲けた連中もあるが、それは事變前から所謂苦節十年の苦勞をして居つた者で、事變後ワツシヨくと進出した者は、今や共倒れの實情にある。皇軍が血を流したアトへ押しかけて甘々金を儲けようなんて天が許さない。私は北京や、濟南、天津などで 安つぽいネオンや俄か作りのカフエーが軒を並べてゐるのを見て、あさましい事だと思つた。女給ときたら、こつちがチツプを貰つてもオジケのつくようなのがお客をお客とも思はない橫柄下劣な態度でシヤアくしてあるのを見て同情の念は起らなかつた。しかもお客は日本人ばかりで支那人を一人だつて吸收出來ないのだから、斯んな手合には大陸進出なんて言葉は用ひたくない。併し彼等の存在も社會現象として見れば、何等かの意義はあるだらうが、實彈をもつて奮闘?する女には同情も出來るが空砲的存在である女給には同情はもてない。彼等は男と云ふ人間の馬鹿さを喰ひ物にしてる墮落階級だ私はカフエーも出入するし女給も個人的には憎くいと思はないが理論的には斷乎として彼等の存在を否認する明日カフエーが全廢されても悲しまない。 【天津領事館前に於ける筆者(中央)と池見警部宮右、奔青果社員左】 |
05 | 蕃社から買收した 銃器三千挺に及ぶ 今後も續續出る見込み |
06 | 花蓮港廳の金賣却 總額二十餘萬圓に上る |
07 | 屏東ラヂオ體操 參加者一千名に上る |
08 | 石川巡查 警察葬を執行 |
09 | 嘉義市の華僑 慰問金を醵出 |
10 | 米崙の地價暴騰 當局抑制に乘出す 土地所有者達と懇談を遂ぐ |
11 | 弓道大會 來る廿一日鹿港街で |
12 | 橫領した公金は 大部分遊興に費消 溪湖街長に絡まる不正事件 全貌近く判明せん |
13 | 遊技場で裸にされた 老人自殺を圖る この機會に當局取締に乘出す |
14 | 新人物を取調か 鳳山街職員の橫領事件 |
15 | 製氷工場を新設 臺灣電燈で申請中 |
16 | バス池へ顛落 濡鼠の乘客重輕傷 |
17 | 直稅係員の不正 進展する模樣 |
18 | 高雄時局講演會 盛況裡に終了す |
19 | 新化郡產業技術員 棉花栽培を視察 |
20 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | 大天山の一角を占領 馬鞍山の陣地に迫る 敵の擬裝頗る巧妙 |
02 | 廬山西方地區の 敵陣を次次に突破 我が部隊平湖嶺、紗帽山に進出 |
03 | 武穴、黃石港より 浮流水雷を投入 國際法違反と各國憤激 |
04 | 山西省の殘敵掃蕩 近く一段落を告ぐ |
05 | 懸念の物價騰貴 全く認められず 舊法幣切下、北京は平穩 |
06 | 統一通貨工作への 一步前進を意味す 北方券の切下げ、中支で歡迎 |
07 | 金口木舌/林正享 |
08 | 田尻中佐戰死 |
09 | 蔣の卑劣な仕打に 程潛極度に憤慨 各將領間の關係も惡化 |
10 | 圖像:初代防共專任官猪俣氏赴任 |
11 | 電力管理法の一部 愈よあすから施行 |
12 | 節約豫算案を承認 けふの定例閣議で |
13 | 支那航行船舶の 登錄制を實施 |
14 | 反スターリン陰謀 アゼルバイジャン國內に |
15 | 岩生教授の研究に補助 啟明會から |
16 | 外人の寫真撮影を禁止 廣東政府の發表 |
17 | 明日の天氣 |
18 | 曉の合唱(164)/野村愛正;古藤幸夫 |
19 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 智育偏重を避けて 行と訓練を加味! 卒業後就職條件の一つとして 文部省、新方針を確立 |
02 | 爆擊行の驚異的記錄 (三)空襲百回兩勇士の手記 |
03 | 圖像:交通調整初代課長 |
04 | 基隆署壯丁團の 勤行報國隊 十四日結成式を擧ぐ |
05 | 豚の剝皮は 刀痕多く不十分 臺灣軍經理部の談 |
06 | 自動車は大臣だけ お役所のガソリン統制強化 送迎‧私用を廢止 |
07 | 澎湖廳振興案成る 近く幹事會を開いて決定 |
08 | 北投消防組結成式 |
09 | 不良學生取調べらる |
10 | 新竹州試驗船 新洲丸と命名 十八日安平で進水式 |
11 | 故坂本氏の 葬式盛儀 昨日臺中で執行 |
12 | 檢身係斬らる 九份七番坑で |
13 | 血鬪一步前に 鱸鰻群檢擧 北署防犯未然に防ぐ |
14 | 事務の連絡に 市と署が懇談 高雄の發展に伴ひ |
15 | 新竹の強盜送局 |
16 | 慶應會總會 |
17 | 商工同窓會 |
18 | 東京名人會 十日から公開 |
19 | 定期航空 |
20 | 人事‧消息報社消息 |
21 | 今晚の放送 |
22 | 商況九日前場 |
23 | 今夕の映画 |
24 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(47)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 現代人の運動不足は 步行で立派に補へる 疲れない步き方色色 /出口林次郎 |
03 | 西瓜のはなし(中) カリウム鹽類含有で 腎臟病などに特効/藤卷良知 |
04 | 吹出物の顏に |
05 | 圖像:パパとなったゲーリング |
06 | 新鮮な空氣は 御飯と同樣に大事 夜も窓を開けて寢よ |
07 | 漂白知識 下手をすると 質を傷める! このコツでやれ |
08 | 和樂器のお手入 梅雨中は特にご注意 |
09 | 鰹節を らくに削る法 |
10 | 揭示板 |
11 | 家庭醫學 夏季に增惡する 慢性胃腸病と結核 胃腸の組織を強める微生物發見 |
12 | 療養談 胃酸過多症に 腹膜炎を併發/北川惇子 |
13 | カブトのカッちゃん/中島菊夫 |
14 | 夏を利用して 弱い兒を丈夫に |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 本島の郵便貯金 七月に八十萬圓增加 もう二千八百萬圓に達した |
02 | クリッパー號 太平洋で漂流中 ガンベラ丸救ひに急行 |
03 | しっかりと結んだ 前線の勇士と兒童 胸打たれる感激の美談 |
04 | 非人道な支那機 病院船を爆擊 |
05 | カタカナ欄 一ドニソレンノセンシヤヲ 四五十ダイコワシタ |
06 | 圖像:粘土で徽章をつくる |
07 | 飛行機‧汽船も繰出し 人喰鱶狩り 脅える愛知縣の漁民 |
08 | コドモ 植物や昆蟲の 標本の作方(一) 夏休中に作りませう |
09 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 本年度實行豫算總額 卅三億八千六十八萬圓 節約額の各省別內譯頭條新聞 【東京九日發同盟】本年度豫算は九日の閣議決定に基き一般會計に於て一億三千三百八十四萬一千圓を節約することとなつた結果一般會計の本年度實行豫算總額は三十三億八千六十八萬圓となるがこれが節約額の各省別內譯は左の如くで成立豫算總額三十五億一千四百五十二萬一千圓に對する節約額の割合は三分七厘強となつてゐる(單位千圓) 外務省 一、三◯◯ 內務省 一三、七◯◯ 大藏省 二七、九◯◯ 陸軍省 四◯、二◯◯ 海軍省 三◯、一◯◯ 司法省 二◯◯ 文部省 一、二◯◯ 農林省 九、二◯◯ 商工省 二、七◯◯ 遞信省 三、五◯◯ 拓務省 一、二◯◯ 厚生省 二、◯◯◯ |
02 | 一般、特別會計節約額 |
03 | 第三國に對する外交方策 權益處理問題一部決定 外相、閣議に於て承認を求む |
04 | 定例閣議 |
05 | 五相會議 占據地域の處理につき協議 |
06 | 拓務省の節約額 百二十萬圓 |
07 | 藏相、談話を發表 |
08 | 明朗境察南地方に 農民が憧れて殺到 事變前より卅四萬人增加 |
09 | 四川省西南十二縣の 西康省併合を承認 國府、邊境の離反を拒絕し得ず |
10 | 廣東市を爆擊! 海の荒鷲中南支で活躍 |
11 | 臨時資金調整法改正 來る十五日より施行 |
12 | 事業資金調整標準も改正 |
13 | 八月十五日までに 漢口市民全部撤退を命令 蔣、又堤防破壞計畫か |
14 | 我西安空襲で 共產黨代議員多數爆死 |
15 | ソ軍はハンシー(張鼓峰東北方)に 步、騎、砲部隊集結? 敵の戰車には扉に鍵を裝し 乘員の逃亡を防止 |
16 | 恩給法施行勅令 改正案の內容 |
17 | 赤十字社副社長 東京發北支へ 各地の皇軍を慰問 |
18 | 兩軍依然對峙 ソ聯砲兵も沈默 九日午前中の情況 |
19 | 新肥料年度から 硫安の輸入を中止 國內生產で需給調整 |
20 | クリッパー號 一應搜索打切 ガ丸長崎に歸港 |
21 | 米棉第一回の 收穫豫想 |
22 | 田中部隊長 壯烈な戰死 |
23 | 藤倉電線勝つ 對釜石製鐵戰で |
24 | 本日の天氣 |
25 | 急告 |
26 | 大阪商船臺灣出帆 |
27 | 大連汽船 |
28 | 近海郵船基隆出帆 |
29 | 辰馬汽船 |
30 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 日常生活の簡易化 全島的に實踐運動を起せ!社說 一 國民精神總動員中央聯盟では去る一日、聯盟本部において生活樣式並に生活用品聯合最專門委員會を開催、豫ねて兩委員會において作成中の具體案について檢討し、そしてその取纏められた諸案は四日の生活樣式委員會總會において正式決定し、これが地方長官および加盟諸團體を通じて全國的にこの實踐運動を起す事になつたが、生活樣式委員會でその決定を見たものの中に、婚禮は華美な仕度を廢めて極簡素にして且つ嚴肅に、そして披露は虛禮を廢して「お茶の會」くらゐの程度とすること、また葬儀の場合は極簡略にしてお通夜の酒飮饗應は避け、葬式の花輪や生花も見合せる等諸儀禮の改善や冠婚葬祭の思切つた簡略化を決行、また體位向上の為めには官公署諸會社工場商店および家庭內で每日定時の體育運動、每年定期の健康診斷を行ふ外、通勤の徒步獎勵、其他物資資源の節約、屑物回收等の如きは何れも現下の非常時に對處する適切なる日常生活改善運動であると謂はざるを得ないものである。 二 我が本島においても從來日常生活樣式の虛禮や冗費などが多く又生活用品の無駄や濫用などが少くないことは何人も認めるところである。殊に冠婚葬祭の如きは本島人の舊習は內地人のそれよりも煩雜にして且つ冗費の點が多く、これを宜しく根本より改革し大に簡略化する必要があると痛感するものである。例へば婚禮に於ける納采禮物、嫁入道具の虛榮や披露宴の冗費などは成るべく極簡略な程度に改むべく、また葬儀に於ける花輪、生花、酒宴などの虛飾は宜しく廢止すべきである。其他日常生活上の無駄なところは甚だ多く、ここに一一これを枚擧するに遑がないのである。 三 今や國民生活の全般に亘って一大變革すべき重大な非常時局に際會し、政府當局の指導と民閒有識者の努力とに依って、國民精神總動員の主旨に遵ひ、生活改善に關する諸團體を强化して、從來の社會に行はるる各種の弊風陋習を打破し、生活樣式を合理的に改善し、無駄な用品を節約して我我日常生活上の諸樣式方法に根本的な革新を斷行しなければならないのである。現在において生活改善會や其他地方各種部落の團體において、島民生活の合理的改善、舊來陋習の根本的打破を叫んできたが、今後これらの改善運動を一層擴大强化し、そして內地の此の種の運動に呼應して全島的に統一する一大實踐運動を起すべく期待して已まないのである。 |
02 | 鄱陽湖の敵前上陸 我等の勇士は鐵舟で高鼾 九江攻略に從軍して |
03 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十六)/小生夢坊 |
04 | 白衣の勇士還る 軍司令官、總務長官以下 官民の熱誠な歡迎裡に |
05 | 種馬の育成所と 馬產牧場を設置 畜產會の產馬計畫 |
06 | 事變一週年記念 新竹州下の献金 九千三百餘圓に達す |
07 | 宜蘭郡の奉仕隊 十一日結成式を擧ぐ |
08 | 本社主催 神代文化講習會 斯界の權威田多井氏が熱辯 十一日蓬萊閣で報社消息 |
09 | 漢口が落ちたら 早速支店を再開 高砂丸ニュース保田臺銀頭取談 |
10 | 石本部隊 名譽の戰死者 |
11 | 簡保資金運用の 本島借入金額 委員會で貸付內定 |
12 | タクシー一臺五十錢割引 草山遊覽客に |
13 | 樟樹植栽奉仕團 專賣局員が組織 |
14 | 軍用犬協會の會員倍加運動 |
15 | 電話で惡口 解雇された店員の逆恨み |
16 | 東京名人會 一行きのふ來臺 |
17 | 葬費を節約 皇軍慰問金報社消息 |
18 | 人事‧消息 |
19 | 定期航空 |
20 | ときの声 |
21 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 來期の砂糖需給は 依然樂觀されるか 滿支新市場の開拓で 大增產も過剩糖なし |
02 | 農產物パイン罐詰 近く檢查規則公布 督府業者の意向を聽取 |
03 | 勞力不足で 出炭が減少 七月中の需給窮屈 |
04 | 外國為替基金設定(下) 輸出振興に資す |
05 | 內地の利喰で 丸糯米が反落 蓬萊米も軟化 |
06 | 本年官廳用炭の 購買交涉は順調 總數十七萬五千瓲 |
07 | 臺灣物資委員會 十月初頃に設置 豫め取締規則を施行 |
08 | 蓬萊米移出高 三百五十萬突破 出盛期峠を越ゆ |
09 | 七月末銀行預金(臺北) 貯蓄獎勵で增加 貸出も著しく膨脹 |
10 | 移出米商組合 緊急役員會 |
11 | 臺東製糖 配當八分据置 |
12 | 金の買入れ高 三百萬圓に肉迫 臺銀鑑定人を增員 |
13 | 原料絲買入斡旋で 綿業聯合會創立 臺北州の同業者を糾合 |
14 | 坂本彰銀臺北支店長 專務取締役に就任 支店長の後任津田氏か |
15 | 照明燈 |
16 | 市價及商況九日 |
17 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 科學 翼だけの不銹鋼飛行機 米國航空機製造會社技師長の意見 |
02 | 夏の科學「冷凍魚」の作業(その一) |
03 | 建築物の漆塗裝/澤口悟 |
04 | 宇宙線の研究に 綜合的完璧陣 物理界の最尖端 一躍先進國と比肩 |
05 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 彰化郡全職員が 「汗の奉仕」に精進 勤勞奉仕團結成さる |
02 | 皇民塾競演會 あす麻豆街で開催 |
03 | 青年團の奉仕作業 |
04 | 圖像:苗栗郡役所職員 神社で奉仕作業 |
05 | 金賣却の趣旨宣傳 新營郡積極的に乘出す |
06 | 鄉軍竹南分會 射擊會を開催 |
07 | 献金美談 金を賣却の上 慰問金を提出 |
08 | 圖像:我國最初の女給學校 |
09 | 金動員の座談會 北港街に於て開催 |
10 | 臺南州警部補異動 |
11 | 嘉義署の小異動 |
12 | 北港街部落 巡回映寫會 |
13 | 鹽糖團對溪洲團 武道大會を開催 |
14 | 北斗郡役所 勤行奉仕團 あす結團式擧行 |
15 | 圖像:ひげもぢや簑助歸る |
16 | 自轉車轢倒さる |
17 | ローカルセクション |
18 | 大都新劇團 麻豆で開演 |
19 | 青物相場表 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 臺灣行進曲發表 |
03 | 子供時間 |
04 | 料理献立/藤井秀子 |
05 | 日本文學講座 第十九講「芭蕉」(その二)/根津金吾 |
06 | 國民歌謠 |
07 | 晝間娛樂時間 |
08 | 朝の修養 如何に生くべきか(一) 萬物の靈長/高島米峰 |
09 | 捕物帖連夜四題 「幽靈水」/市川團四郎 |
10 | 講演 時局と中小商工業者の轉業/依田信太郎 |
11 | 室內樂 |
12 | 圖像:カイゼルの令孫夫妻來朝 |
13 | 趣味娛樂 山の撮影には これだけの心得を! |
14 | 海軍省後援映畫 “海の護り” 十日より國際館封切 |
15 | 日活內田監督の新作 「東京千一夜」配役 |
16 | 西海岸の娘達 佐佐木監督で着手 |
17 | 浩吉、信子の新作 「木曾路の鵜」 |
18 | 本鄉秀雄次回作 宵の二つ星 |
19 | 女優オンパレード 「鏡山競豔錄」 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 金動員に描く 銃後の熱誠譜 嘉義郡下のみで十貫目賣却 頌德の金杯に異彩放つ報社消息 |
02 | 一日で三貫餘り賣却 屏東郡下でも好成績 |
03 | 圖像:荒木さんを激勵する會 |
04 | 藍高川氏家族 金製品を献納 時價千餘圓のもの |
05 | 臺中州の土木工事 鐵饑饉で行き惱む 工業學校校舍も設計直し |
06 | 曾文郡米統組合 事務研究會開催 |
07 | 愛國蓖麻の講習會 嘉義市公會堂裏で實地指導 |
08 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(二十一)/竹內清海外遊記 本島人の特徵を國策に話せ 本島人は南方發展の貴重な人的資源の一分野だ、と私は確信してゐる。彼等は特徵を有してゐるからだ。併し此處で誤解のないように斷つておきたいのは、本島人の特徵とは臺灣語を識り南支、南洋の氣候風土、風習に馴れてゐる事であるが之れを國策に活かす、と云ふ事は觀方によつては皇民化運動と矛盾するようでもある。併し私は斷じて 矛盾しないと信じてゐる。皇民化運動の內容の一部には臺灣服を廢せよ、臺灣語をやめよ、と云ふ點があるようであるが私は臺灣服を獎勵しないが全々廢することに反對だ、服裝と云ふものは氣候風土に適合するように自然出來上つたのであるから服裝は自然現象だと信じてゐるからである。尤も生蕃や未開地蕃人の服裝は別問題だが——臺灣服でも全部を好いとは思はないが女の服裝など理想的な服裝だと思つてゐる。藝者や女給の服裝でも三圓位ゐで一揃出來上るのだし、それでゐて決して見苦しい事はない。內地人藝者の本襟一本で一揃ひの衣粧が出來る似合ひもしない和服や歐米服を無理に着る必要もないと思ふ。一方臺灣語の廢止であるが。國語普及と臺灣語を廢しないと云ふ事は別問題だ國語は大いに普及すべきであるし熟達しなければならないのは勿論であるが。漢文や臺灣語を廢して仕舞ふ必要はない。漢文や臺灣語は日本精神に反する思想ではなく、「言語」に過ぎないし、支那に通ずる便宜があるから、識つて居る者は識らない者よりは便利である。だから之等本島人の特徵を保持して居る事は斷じて皇民化に牴觸しない。むしろ之等の特徵を活かす事が皇民化の目的に合致するものだ、と私は信じてゐる。今此處で皇民化運動について論ずる暇はないが、要するに皇民化と云ふ事は日本人化と云ふ事なのだから其の根本精神は日本人としての信念を持つ事である。一言で云ふならば國家を離れて個人の生活がない、事を體得すれば好い。 皇民化運動は精神運動であるから、指導者から斯く云はれたから斯くするより仕方がない。と云ふ事では無義意どころか反つて運動精神に反する結果になる和服を着たり國語を使つたからとてそれで皇民化されたのではない。そんな形式や一片の理窟では真の皇民化は出來ない。個人くの生活其のものから體得した皇民化でなければ駄目だ。臺灣服を着て居つても、臺灣語を使つて居つても真に日本人たる事を體得すれば立派な皇民である。指導する方も形式主義を廢し實生活を根底としての皇民化をやらなければ折角の運動も形式に終る恐れがある。尤も私は形式を全々否認するのではない。形式によつて內容が盛られ得るし、內容によつて形式が出來るのであるから一方的に遍しない事が旺□□である。 ペンが橫道へそれたが、私の言はんとするのは本島人の特徵を國策に活せ、と云ふのである。既に中北支、滿洲國等で特徵を活かせて居る實例については幾度か記した筈である。併し滿洲や中北支と臺灣との關係は薄いのであるが南支、南洋こそは臺灣と最も關聯が多いのであるから此の方面の發展に對して本島人が人的資源である事は何人も認むるところであらう。此處で一言辯明するが、特徵のみを全部とするのではない。飽迄も日本人としての資格の上に更に持つ特徵を指摘してゐるのである對岸廈門は既に皇軍の實力下におかれ南支が我日本の指導下におかれるのは遠い將來ではない從つて多量の人的資源が必要とされる事は必然である。此處に於いて本島人が最も貴重な人的資源の一分野である事を確信するのである。併し前述した如く個人的活動は欲すると欲せざるとに不拘容易でない事は前述の通りである。最近廈門から歸臺した西村地方課長の歸臺談の中に、本島人は利權や役所をたよりにせず發展しなければならぬと云つて居るが大いに同感である。併し實際問題としては本島人として自由に發展すると云ふ事は客觀情勢から觀て容易ではない。むしろ國家の統制ある方法と保護と計畫によつて本島人をして積極的に國策の線に沿はし發展せしむるべきである。私は其の時機の致來を堅く信じてある。本島人も此の時機に處するの覺悟を十分して置くべきである。【寫真は支那人の魚釣】 |
09 | 臺南市の寺廟整理 愈よ本格的に進行 あす調查委員會を結成 |
10 | 平田部隊勇士 けふ白衣の凱旋 |
11 | 流言に迷はされて 不心得な行動 基隆郡下の一味に斷罪 |
12 | 第二回皇軍將兵慰問金 |
13 | 長谷川庄長の 犯行略判明す 取調一段落を告ぐ |
14 | 楊本街長收容さる 事件愈よ擴大の形勢 |
15 | 花蓮港廳下に 近く防空演習 國防義會より通牒 |
16 | 姦夫オンパレード 取調の係官啞然 |
17 | 酒は時局知らず 花蓮港專賣支局は 工場大增築を計畫 |
18 | 臺中州農會 あす豫算總會を開催 |
19 | 榮村の盆祭り けふ同村小學校にて |
20 | 彰化商工會議所 役員會を開催 けふ高賓閣にて |
21 | 晨武會と劍友會 交驩試合を擧行 |
22 | 暴利取締座談會 彰化商議所主催 |
23 | 出齒龜ご用 |
24 | 溺死二件 |
25 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 峠の女性(191)/山中峯太郎;木原芳樹 |
02 | 水牛の角 英國王宮で スウィング.ジャズ |
03 | 文藝時評(3) よい意志を 求める意慾/中島健藏 |
04 | 學藝消息 ナチス黨と その結婚 |
05 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 華中蠶糸會社創設 けふ上海で創立總會 日支合辦、會社の內容 |
02 | 北支交通會社設立 大綱に關し成案を得 |
03 | 衡陽、桂林の間に 最近鐵道を開通 桂林、梧州の鐵道敷設も進捗 西南各地重要性增大 |
04 | 中央側、四川側が 近く協議を行ふ |
05 | 吉安、樟樹鎮を爆擊 |
06 | 彼我の距離四、五百米 ソ軍の砲擊に應射 けふ陸軍省發表 |
07 | 陸軍側首腦部が 重要協議を遂ぐ |
08 | 日ソ紛爭勃發の場合 獨逸は道義的以外の援助を與ふ リ外相東鄉大使に言明 |
09 | 張店鎮(夏縣南方十粁)占領 四川軍二師を擊滅 |
10 | 佛教護國團結團式 |
11 | 四川懷柔の 試金石 |
12 | 金口木舌/林正享 |
13 | 中、南支を猛爆 海軍航空隊が活躍 |
14 | 二時間に亘り會談 |
15 | 宮川駐ソ書記官が 極東部長に抗議 |
16 | “赤軍は戰ふ意思なし” 外國新聞記者團と ソ聯兵捕虜の問答 |
17 | 上旬貿易 |
18 | ハ英外相、外務省に 日ソ兩國代表を招致 双方より情報聽取か |
19 | 明日の天氣 |
20 | 曉の合唱(165)/野村愛正;古藤幸夫 |
21 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 擧島の金報國運動 國精本部の音頭取で 十五日から一齊實施 |
02 | 檢擧主義を改め 親日意識を叩込む 支那留學生取締方針 |
03 | 御神火リレー擧行 コースは宇治山田―東京間 十一月四日內宮出發 |
04 | ラヂオ水泳大會 臺灣も內地同樣實施 |
05 | 合同野營參加 新竹州下少年團 |
06 | 戶稅期日前完納 蘭陽各街庄で申合せ |
07 | “臺灣行進曲發表會” 今夜ラヂオで放送 |
08 | 基隆の保正會議 退藏金活用を徹底 |
09 | 狂人を裝ふて盜む 圖太い男、泥を吐く |
10 | 健氣な二女性 從軍看護婦を出願 |
11 | 少年團指導者講習會 |
12 | 臺中市青年團 豫選會を開催 廿一日水源地に於て |
13 | 小公學校の 臨海教授終了 |
14 | タンタン嚥下症で重態 |
15 | 落磐で重傷 |
16 | 田多井氏の 全島巡講日程 |
17 | 衛生デーを設定 嘉義市の新しい試み |
18 | 警察と市政の 事務連絡打合會 |
19 | アルミ製の チューブ登場 ライオンで完成 |
20 | タクシー值上げ 高雄市で十日から |
21 | 齊川控訴 死刑判決に不服 |
22 | 故原一等兵 無言の凱旋 |
23 | 苦力の豪遊 |
24 | 惡戲が過ぎ 右手を捥がる |
25 | 定期航空 |
26 | 人事‧消息 |
27 | 今晚の放送 |
28 | 商況十日前場 |
29 | 今夕の映画 |
30 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(48)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 國防色の起りと その美點いろいろ 婦人服にも是非使ひたい |
03 | 西瓜のはなし(下) エネルギーを補給し ヴィタミンBに富む/藤卷良知 |
04 | 新案「折疊式枕」 ひんやりとした感觸 衛生的で且經濟的 |
05 | 海老の殼や肉 柔かにするには |
06 | 乳兒に脂肪が 多い時は |
07 | 紙上病院/黃朝清 |
08 | 鹽の溶けるのを 防ぐには? |
09 | 揭示板 |
10 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 總督府が實行豫算を 七百萬圓節約する |
02 | 廈門の陸戰隊に バナナを澤山送る 本島の男女中等學校が 本社に賴んで報社消息 |
03 | 戰場奇譚 敵かと思へば 懷しの從弟 十八年ぶりに對面 |
04 | 北極で籠城 飛行機で十箇月目に 百餘名が救ひ出された |
05 | 圖像:夏向きの珍らしい家 |
06 | 春日神社の鹿が 逃げ出した |
07 | 鬼貫が死んで 今年で二百年 伊丹町でお祭 |
08 | カタカナ欄 臺中州下ノ蓖麻ハ 三十萬斤穫レル見込ミ |
09 | コドモ 植物や昆蟲の 標本の作方(二) 夏休中に作りませう |
10 | 笑話 |
11 | インドにある 電氣の木 正午が一番強い |
12 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 陸軍臨時非公式の 軍事參議官會開催 引續き大將會開かる頭條新聞 【東京十日發同盟】陸軍では十日午前十時より陸相官邸に臨時非公式軍事參議官會を開催閑院參謀總長宮御香宮兩殿下を始め奉り杉山軍事參議官、板垣陸相、東條次官、多田參謀次長、中村軍務局長以下各關係官出席、陸相より支那事變其後の經過並に張鼓峯事件に就き說明した、尚引續き同十一時半より在鄉大將會を開催、內山、大井河合、菱刈の諸大將以下二十餘名出席午餐を共にして同樣報告種種懇談し午後一時散會した。 |
02 | 湖北、江西の防衛陣に 五十萬の大兵を集結 地形を利用して一大堡壘化 |
03 | 浙贛鐵路をも破壞 わが進攻に戰戰兢兢 |
04 | 貴陽の動搖も深刻化 我急速なる進擊に依り |
05 | 新馬政計畫大綱 調查會總會に諮問 |
06 | 葉山御用邸に 伺候 陸相、所管事項奏上 |
07 | 醫師、卒業者の二勅令 總動員審議會で可決 外地にも之を實施 |
08 | 八、一三記念日を控へ 兩租界戒嚴物物し 檢擧支那人二百數十名に上る |
09 | 樟木の增植に力瘤 年三百萬本を補植 |
10 | 福岡市會に 解散を命ず |
11 | 廣東を爆擊 |
12 | 特殊繭增產の 國策會社を設立 |
13 | スターリン師團に 不滿兵卒が暴動化 將校、政治委員を襲擊射殺 |
14 | 五十米隔てて對峙 天候良好、ソ機飛翔せず |
15 | 駐獨初代公使に 呂巍文氏を任命 九月末に公使交換せん |
16 | 暴戾なソ聯機の不法盲爆擊の跡 |
17 | アルコールの 小賣價格を設定 食鹽等も近く制定せん |
18 | 日曜夕刊廢止/臺灣新民報社報社消息 |
19 | 東亞文教協會 各團體代表が參集し 廿九日北京で開會式 |
20 | 駐米齋藤大使 ハル長官を訪問 國境事件に付意見交換 |
21 | 電力關係者に通知 關係調書の提出を通牒 |
22 | 物價調查員 三千名を設置 |
23 | 一人一個の金献納 土庫信組の幹部が |
24 | 經濟警察事務講習會 |
25 | 合同追悼會 けふ高雄で擧行 |
26 | 吳服商同業組合 創立總會を開催 |
27 | 本日の天氣 |
28 | 急告 |
29 | 大阪商船臺灣出帆 |
30 | 近海郵船基隆出帆 |
31 | 辰馬汽船 |
32 | 大連汽船 |
33 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 蓬萊米の時價極めて妥當社說 一 蓬萊米の時價は一般物質に比して不自然の高値にある事は一部の人士からは殆んど常識にまで普遍化してゐるが、果して然るや否やは疑問なきを得ない。若し昭和九、十年頃であつたら一般物價が尚安値に低迷してゐるにも拘はらず、內地米價は政府の買支で不自然な高値を維持し引いて蓬萊米も其の餘澤を受けてゐた事は否認すべくもない事實である。然るに今や一般物價が著しく昂騰し、內地米價に對しては政府の高値維持策よりも寧ろ最高米價を以て其の騰貴を抑壓しつゝあるので、所謂米價割高說は今や既に過去の事實として解消せられてゐる筈である。 二 今改めて內地の物價指數及び米價指數並びに米價率を擧げるまでもなく、單に臺銀調查の臺北物價指數によつても解る通り六月中の米指數二一七ポイントに對し、一般物價指數平均二二四ポイントを示し、却つて平均指數が割高となつたのである。 尚臺銀の調查に係る最近十個年間の蓬萊米價格は大正十四年の指數を百とすれば昭和十一年七七、同十二年八一、同十三年八四と云ふが如く最近の蓬萊米價は尚大正十四年に及ばざる事遠きは事實の示す所である。かくて蓬萊米の割高說は單に一つの歷史的存在しかなく、現在の事情が著しく變化しつゝある事を決して看過してはならない。 三 論著は或は云ふであらう。蓬萊米の割高說は單なる物價現象を以て比較すべきでなく、內地米の生產費と比較しなければならないと。本年度の生產費は未だ調查されてゐないが、昨年度の生產費で比較すれば、內地米一石大消費地までの生產費は二十七圓六十五錢(庭先生產費一石二十六圓四十三錢、東京、大阪までの運送費一圓二十二錢を加算)に對し、蓬萊米のそれは一石二十二圓四十五錢(庭先生產費十九圓十五錢、東京、大阪までの運送費三圓三十錢を加算)であるから、一見した所一石五圓二十錢の差はあるが、內地中米と蓬萊米との差格一石平均四圓十六錢を控除すれば蓬萊米は一石タツタ一圓四錢しか割高でない事となる。卽ち生產費から見れば幾分か割高であつても、物價指數では却つて安いとすれば最近蓬萊米の時價が極めて妥當な位置にあると云はざるを得ない。 四 若し蓬萊米の價格は不自然な高値にあるならば農民は競ふて米作に集中すべき筈であつたが最近三、四年來の實績に徵すれば一個年約五百萬石の移出高は殆ど停頓を來し少しも躍進の跡がない。勿論當局に於て特殊作物の奬勵、甘蔗の水田侵入等人為的方策を强化してゐるが、採算上に於て特に有利であるならばなかなか現在の如き手緩い手段でよく抑制し得るものではない。從つて現在程度の米產額を維持しようとするならば現在程度の價格を認めざるを得ないであらう。されば米穀資源確保の立場から現在の蓬萊米が果して割高なりや否やは此の際再檢討の必要があらうと特に强調せぜるを得ない。 |
02 | 橫須賀海軍航空廠に 天皇陛下けふ行幸 叡慮の程を拜察して感激 航空廠長原五郎中將謹話 |
03 | 澎湖廳勢振興の 幹事會案決定 十三日委員會に附議 |
04 | 白衣の勇士歸還 軍官民に迎へられて |
05 | 花蓮港の水產業 愈よ發展の徵候 |
06 | 亞細亞の旅戰時下の臺灣(十七)/小生夢坊 |
07 | 臺北州農會臨時總會 十五日開く |
08 | 高砂族の皇民化 名前を內地式に改正 府理蕃課愈よ調查へ |
09 | 臺南州下の 司法事務監查 |
10 | 圖像:水魔、またも阪神を脅かす |
11 | 宜蘭街勤行報國隊 きのふ盛大に結成式を擧行 明日から汗の奉仕 |
12 | 京城が勝つ 都市對抗野球 |
13 | 東京、大連を破る |
14 | 天津の第三監獄に 匪賊團が襲來 守備隊と警察協力して包圍 十名射殺數十名逮捕 |
15 | 講師田多井四郎治氏 本社主催神代文化講演會 十一日午後二時蓬萊閣 來聽歡迎報社消息 |
16 | 臍繰、金指輪の 献納を遺言 感心な春妹婆さん |
17 | 山岸選手張切る 對濠戰に多大の希望 |
18 | 主人の茶を盜む |
19 | 輝やく水上日本 日大の天野富勝選手が 世界新記錄を樹立 |
20 | 天罰覿面 穴明けて米を泥棒中 米袋の山が崩れて壓死 |
21 | 左官見習が電擊死 |
22 | 大本教七幹部第一回公判 |
23 | 苦力と結託 鐵銅類を盜む 倉庫荒し運轉手 |
24 | 富士丸無電 |
25 | 總督府辭令 |
26 | ときの声 |
27 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 戰時海運の確立に 船運賃を引下げる 本島にも近く實施せん |
02 | 水害で小麥減收 麥粉も下餘地少し 紙袋包裝に轉換せん 海南製粉販賣部長山下氏歸臺談 |
03 | 臺電の一分增配は 運營上に支障なし 泊交通局總長談 |
04 | 清涼飲料水(七月中) 賣行は順調 廿二萬餘圓に達す |
05 | 貯銀高雄支店十八日開業 初代支店長は森氏 |
06 | 臺灣茶品評會 出品審查終る |
07 | 自動車運輸會社 九月匆匆に開業 創立總會は月末頃 |
08 | 臺灣綿業聯合會 創立總會を開催 |
09 | 物價政策と(三) 消費統制 |
10 | 移出米商組合 緊急役員會議 |
11 | 臺灣農會、畜產會 廿日に創立總會 |
12 | 高雄貿易概況 |
13 | 市價及商況十日 |
14 | 照明燈 |
15 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旗山街勤勞奉仕隊 一萬七千名を動員 三十八團に分ちて作業 |
02 | 河田伍長慰靈祭 明糖南投工場に於て |
03 | 吳梱軍夫庄葬 內寮公にて嚴かに執行 參列官民數百名に上る |
04 | 街庄吏員講習會 大溪公會堂にて |
05 | 圖像:花蓮港臺銀支店へ金賣却の為殺到する民眾 |
06 | 精神動員參與會 彌陀信組に於て開催 |
07 | 大溪の金賣却 好成績を納む 一日で二萬餘圓 |
08 | 佛像燒納式 あす彌壽宮にて |
09 | 強盜を働いた 偽刑事逮捕さる 旗山から大甲へ護送 |
10 | 南國健兒の面目躍如 奉仕隊結成さる 海豐公學校庭に於て |
11 | 南投街の盆祭り 大改革を斷行す |
12 | 街庄吏員講習會 來る廿四日二林に於て |
13 | 鳳梨罐詰密造 北斗郡に檢擧さる |
14 | 曾文郡理髮組合 總會を開催 |
15 | 自轉車泥ご用 |
16 | ローカルセクション |
17 | 廣告報社消息 |
序號 | 標題 |
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01 | ラヂオ |
02 | 講演 熱帶植民と栽植農業/根岸勉治 |
03 | 料理献立/藤井秀子 |
04 | 今日の講座 |
05 | 家庭百科問答 |
06 | 子供時間 お話「夏の科學」/橋本為次 |
07 | 晝間娛樂時間 |
08 | コドモの時間 連續物語「繪筆の譽」(一)/山崎謙堂 |
09 | 舞臺劇 |
10 | 國民歌謠 |
11 | チェロ獨奏 |
12 | ピアノ獨奏 |
13 | 日活京都衣笠監督の新作 「べらんめえ人情」 |
14 | 「朱鞘嵐」 製作を開始 |
15 | 「佐渡の夢歌」 |
16 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 時局認識の一助に 展覽會を開催 九月下旬臺中市にて |
02 | 祭粢料傳達式 嚴かに擧行さる きのふ岡本部隊にて |
03 | 役馬速步競技會 十四日草屯街にて開催 |
04 | 平田部隊戰傷者 |
05 | 大陸の旅!我觀 峻しけれど道は唯一筋(二十二)/竹內清海外遊記 滔々大陸を流れる奔流に沿へ 大陸を旅してゐると日本の實力と云ふものが滔々と流れる奔流の如く犇々と迫つて來る。日本の實力と云ふものが斯んなにまでおそろしい勢ひで流れてゐるのか、と不思議な感さえ起つて來るそして自分と云ふものの餘りに小なるに氣が付く、斯んなおそろしい流れの中に居りながら、これではいかん。奔流に押し流されて仕舞ふ。大きくならんといかん、大きくならんといかん。と沁々考へさせられるのである。併し此の實力は他人の作つたものではなく我々日本人が作つた實力なのだ。此の實力こそ我等が生み出したのだ、と云ふ自信と誇りを持ち得る人間は果して何人あるだらうか。他人の事は別として私は遺憾ながら其の自信を持つ事が出來ない。自分だけが此のおそるべき實力涵養の埒外に居つたのだ、併し今からでもおそくはない。滔々と流れる奔流に沿ふだけの資格を養成しなければならないと痛感した。おそらく最近の大陸を旅した者は私と同樣な感に打たれた者も必らずあると思ふ臺灣に住む者は何處へ行つても先づ臺灣を考へるのは當然であらう。私も朝鮮、滿洲、北支と旅を續けながら臺灣の事を考へない筈はない。此等の大陸を旅しながら頭に浮んで來る臺灣は「寶の島」だつた。果てしない大 陸の廣野を走つてゐると退屈になつて來る。行けども、行けども平面な畑ばかりだからだ。一孤島ではあるが臺灣には山あり海あり河あり森林あり平野ありで其の自然的變化は恰も自然の見本の如くである。しかも變化ある自然からは、それぐの特產物が出る。之れも產物の見本市の如くである。しかも年中熱と光りで大地は冬眠の機會を與へられない。一年一日の如く大地は休息を知らず脈々として寶を生み續けてゐる。寶の島だ。併し、臺灣は夢の島ではない。現實の島である。しかも臺灣の臺灣ではない。日本が日本の日本から、東洋の日本へ、世界への日本へと飛躍に飛躍、恰も臺灣の大地の如く冬眠の機會なく其の休息を知らずに發展したのであるから臺灣も當然臺灣の臺灣で有り得る筈はない。世界の臺灣なのだ。然るに井戶の蛙は井戶のみを全世界なりと誤認する如くに人間も亦此の錯覺に陷り易い動物である事を如何せ ん。併し人間は萬物の靈長である。まして蛙よりはエライのである。にも拘らず我々は蛙の仲間入りをするのである。寶の島に醉ふなかれ。双眼は先づ足元を無視する事なく、しかと遠く世界の日本に注ぐ事を忘れてはなるまい。臺灣に住む我々は餘りにも甘く溫かく、小ぢんまりと纏つてしまつたんでは世界の水源となつた日本のおそろしい奔流、大陸の果迄流れる奔流に一たまりもなく押し流されて仕舞ふのである。 ケタを二つ位上げよ 我々は徒らな大言壯語を慎しむべきである。如何なる時代に於いても分相應、各々分に應じて働かねばならぬ。臺灣に住む者も亦臺灣のために最も忠實でなければならぬ。時代によつては臺灣のみに働けば足るかも知れない。併し今日の時代に於いては欲すると欲せざるとに拘らず最早それは許されないのだ。過去一年の間に日本全國の二倍強に亘る東亞の天地が我皇軍の血によつて、我等國民の總力によつて日本の支配下におかれてゐるではないか。しかも皇軍は百四十度の酷熱下に於いて晝夜の別なく敵が最後の死守線たる支那大陸の中央要都漢口に向つて進撃を續けてゐる。日本が名實共に大東亞の盟主として全東洋をして何者にも侵される事なく之れを指導經營する事になつたのだ。併し日本と云へ共人的要素に於いて物質資源に於いて無限では斷じてない。限りある人間によつて、限りある物によつて之れに當らなければならないのであるから、何をおいても先だつ物は金ではなく、人である我々日本人は昨日迄の日本人であつては追つつかなくなつた。我々日本人は個々にケタを二つ位る一舉に上げなければならなくなつた。大國民の襟度を否應なしに示さなければならなくなつた。今次事變は給も手のつけようもない支離滅裂な大舊家を整理してゐるようなものであると私は思つてゐる、コワい事はないが併し天下一のウルサイ事業である、それだけに骨が折れる、戰爭は一舉に片付くかも知れないが問題はアトの始末である、昨日迄の日本人では整理遂行途中に於いて神經衰弱になつて仕舞ふ、さればこそ我々日本人は個々に體力的に、精神力にケタを二つ以上上げなければならないのだ、疲れたからとてロシア人やイギリス人に應援して貰ふ譯には行かぬ、徹頭徹尾我々日本人によつて大整理を斷行しなければならないのだ、臺 灣よ、いろんな意味において大きくなれ、大きくなれ殊に本島人の實力を十分に延ばしめ之れを國策に反映させる事が真の皇民化であり臺灣統治の重大使命である。【寫真平和な船遊び】 |
06 | 新高雄要塞司令官 林大佐きのふ着任 |
07 | 圖像:心身鍛鍊の為め幾十里を富士山まで自轉車旅行を續ける青年團員 |
08 | 金動員の促進運動 愛婦高雄支部各分會に通牒 |
09 | 高雄州臨時州會 來る十五日開催 |
10 | 案外持ってゐる 市職員の金製品 百十三名で萬六百餘圓 |
11 | 寺田氏彰化視察 |
12 | 彰化三製氷工場 統制漸く成立 長年の紛糾解消 |
13 | 廈門島の復興 愈愈軌道に乘る 福建丸の齎らした消息 |
14 | 屏東郡下の寺廟 愈よ整理に着手 實行委員會近く發會式 |
15 | 正廳の改善進捗 位牌更新の審查を勵行 |
16 | 嘉義市の兩商工團體 存置に決定 |
17 | 自轉車小賣組合 十四日創立總會 |
18 | 激怒の一刀 出齒龜遂に死亡 |
19 | 慰問袋を發送 高雄市の教職員より |
20 | 花蓮港の華僑 献金を提出 |
21 | 中平警務部長 彰化郡を巡閱 |
22 | 高田檢察官 員林へ出張取調 |
23 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 日ソ停戰協定成立 重光大使の新提案に リ外務委員遂に承諾 |
02 | 第三次會談の內容 A.P莫斯科電の報道 |
03 | 九江西方地點を確保 |
04 | 山西南部の掃蕩進展 全省の確保目睫に迫る |
05 | 國共合作に龜裂 國民黨若手分子が 反對意見書を提出 |
06 | 滿鐵理事に 山口、平山兩氏內定 |
07 | 米大使重慶着 |
08 | 維新クラブを結成 維政官吏と邦人有志が |
09 | 駐ソ大使に 陳友仁を任命か |
10 | 圖像:資金調整委員會 |
11 | 金口木舌/林正享 |
12 | 轉業對策に關し 局(又は部)を設く |
13 | 農作物被害 臺中州下の豪雨禍 |
14 | 米作被害調查 指導員各市郡へ |
15 | 我が反擊で後退 ソ聯軍きのふ日沒後 全面的に攻擊し來る |
16 | 鑄造品配給統制 十月から實施せん |
17 | 香港パリ間 航空路完成 |
18 | 明日の天氣 |
19 | 曉の合唱(166)/野村愛正;古藤幸夫 |
20 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 天皇陛下には 海軍航空廠に行幸 新銳機の實力にいとも御滿悅 正午木更津に向はせらる |
02 | 戰時體制實施一周年 銃後國民の決意を固める 臺北市の行事決定 |
03 | 圖像:大山大尉殉職一周年 |
04 | 北支氣象研究に 杉山、須田兩氏が渡支 |
05 | 特別武道講習 基隆水上署で開く |
06 | 人戰派秘かに動く 強力な內偵陣を確立して 特高部、水も漏らさぬ警戒 |
07 | 用具は節約しても 體育熱は伸せ 文部省が親心のお達し |
08 | 茶業關係者打合 |
09 | 新竹州下庭球大會 |
10 | 臺北市聯合少年團 新店で合同野營 十六日から三日間 |
11 | 被服不要品を献納 我が皇軍將校の示範 |
12 | ラッパ吹いて 鈴を献納 南署管內の豆腐屋さん |
13 | 投身、傷害、事故一束 |
14 | 故友森少尉告別式 臺灣軍司令部主催の下に 淨土宗別院で擧行 |
15 | 銃後衛生完璧陣 講演會、無料健康相談に 新竹州衛生課乘出す |
16 | 錻力罐代用品 セルロイドや硝子製を研究中 |
17 | 今晚の放送 |
18 | 商況十一日前場 |
19 | 今夕の映画 |
20 | 民報案內報社消息 |
21 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 旋風に乘る(49)/大瀧鞍馬;桂木奎輔 |
02 | 家庭婦人 赤ちゃんの內から 善い習慣をつけよ 正しい導き方五箇條 育兒寶鑑 |
03 | 食品常識 チーズの起りは フランスの羊飼から 興味あるその歷史 |
04 | 何はなくとも 樂しい食卓 季節の花を添へて |
05 | 圖像:ヒューズ機成功 |
06 | 自然にかへつて 裸足で大地を踏め 海邊で庭で野で山で |
07 | ヴィタミンを破壞しない 野菜の早煮法 二分間で出來ます |
08 | 素麵の 見分け方 |
09 | 酒の肴にもなる 美味しい燒葱 |
10 | もやし 壞血病の 豫防になる 安くて仲仲重寶 |
11 | 家庭のメモ |
12 | 紙上病院/黃朝清 |
13 | 揭示板 |
14 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 國語の實習 臺銀の金買入れ高 一日廿萬圓に上る 合計三百萬圓近くになった |
02 | 蔣が漢口市民に 全部避難を命令 又堤防を破壞するか? |
03 | 譽の出征 兄弟五人勇士 殘る弟も航空兵志願 |
04 | 朝鮮の豹 少女を攫った |
05 | 草履つくり競爭 一時間半に五足 なんと優等は女子 |
06 | 平安神宮ノ古狸 剝製トシテ保存 |
07 | コドモ 植物や昆蟲の 標本の作方(三) 此の夏休に作りませう |
08 | カタカナ欄 クリッパー號ガ見當ラズ ガンベラ丸搜查ヲ打切ル |
09 | 海水の溫度 赤道附近は八十度 |
10 | 軍馬や軍用犬の 輝く勳章 三種類あります |
11 | 磨いだナイフの 錆をとめる法 |
12 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 双方戰鬪行為を停止 兩軍現在線を維持 協定の實行は現地に於る双方軍隊の 代表者間に於いて協議 情報部發表頭條新聞 【東京十一日發同盟至急報】十日夜半モスクワにおいてわが重光大使をリトヴイノフ外務人民委員との間に成立した停戰協定にしわが外務當局は十一日午後十時外務省情報部發表の形式を以て左の如く公表した 【外務省情報部發表】八月十日夜重光大使はリトヴイノフ外務人民委員を往訪協議の結果 一、ソ側沿海州時間十一日正午双方戰闘行為を停止すること 一、日、ソ兩軍はソ側沿海州時間十一日午前零時現在の線を維持すること に關し協定成立し右實行方法は現地における双方軍隊代表者間において協議することとなつた |
02 | 諸懸案解決の絲口 莫斯科外交界は大歡迎 |
03 | 十日中に確定案を得ん |
04 | 國府の失望落膽 想像に餘りあり |
05 | 倫敦外交界も安堵 各紙大大的に報道 |
06 | 成立は當然の歸結 臨時政府當局の見解 |
07 | 琶江口を爆擊 |
08 | 張鼓峰一帶は靜穩 陸軍省きのふ發表 |
09 | 特旨敘位の御沙汰 岩佐中將、坂本氏、川合氏に對し |
10 | 漢口陷落は正に 第二のアヂスアベバ 蔣の停戰協定案問題にされず 諸外國の同情稀薄化 |
11 | “日本軍の軍紀の 嚴正、高潔を實證” 張鼓峰事件に關し現地特派の 外國通信記者が賞讚 |
12 | 八月一日現在 在米高 十七地方の分 |
13 | 臨晉縣を完全占領 山西省南部殘敵掃蕩の 我各部隊黃河線に猛進 |
14 | 湖南省も紊亂の極 逃亡官吏楊某語る |
15 | 南洋廳飛行艇 ダグラス機不時着 勝畑航空官以下氣遣はる |
16 | 電力評價審查委員會 昨日遞相官邸に開催 |
17 | 海軍航空隊 十日の爆擊 |
18 | 山口中將歸還 |
19 | 東京藤倉優勝 都市對抗決勝戰 |
20 | 本日の天氣 |
21 | 急告 |
22 | 大阪商船臺灣出帆 |
23 | 近海郵船基隆出帆 |
24 | 辰馬汽船 |
25 | 大連汽船 |
26 | 廣告 |
序號 | 標題 |
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01 | 社說 英國の對支政策二元化 老獪外交の本質社說 一 カ駐支英國大使は國府各要人と會談し、且つ各地に赴き國府勢力の將來につき具さに打診した後去る七日上海に歸着したが近く再び漢口、重慶に赴く豫定であると云はれてゐるが漢口陷落を目前にして同大使の今後の動き及び英國の對支策の動向は頗る注目されてゐる。 同大使の國府打診の結果は傳へられてゐるところに依れば、悲觀的結論に到達した模樣で、從つて從來の積極的支援を控へ今後は現實に卽して再檢討をなし、次第に二元化政策の方向に進むものと觀測されてゐる。卽ち新政權下にある英國の在支權益の確保に對しては今後更に積極的動きを見せる一方重慶移轉の外交機關を通じて不卽不離の立場より漢口放棄後愈愈弱體化のテンポを急ぎつつある蔣政權とソ聯との接近を監視せんとするものの如くである。換言すれば何れに對して不卽不離の態度をとる二股外交に依つて在支權益を確保せんとするものの如くであるとみられてゐる。 二 英國の對支政策の轉換に對するこの觀測は恐らく誤つてゐないと思ふ。何方に轉んでも損がないからである。何れに對しても不卽不離だから、蔣政權が愈愈潰滅すれば、新政權に乘り換へて、在支權益を確保することが出來るのだから、老獪な英國がこの二股外交をとることは少しも不思議ではない。 ところが蔣政權の奧地遁入に依りその地理的關係からソ聯に接近せざるを得なくなつたのであるが、これが英國の惱みの種となつて來た。英國は事變以來ソ聯と共同動作をとり對日牽制を試み、殊にその切札はソ聯の出馬であつたと云はれてゐる。卽ちソ聯が滿ソ國境で牽制すれば、我國は英國の權益が根を張る中南支から手を引くと思つてゐたからである。とは云ふものの英國は蔣政權の共產化を歡迎するのではなく、殊にソ聯の雲南、緬甸への勢力接近を喜ばぬのである。ソ聯勢力の南支進出は英佛の利益でないことは云ふまでもなく、飽くまでこれを喰ひ止めねばならぬので、次第に赤化せんとする蔣政權を繞つて三國の動きはデリケートとなりつつあるのである。ソ聯の對日牽制は望むがその南支進出や蔣政權の赤化は喜ばぬのである。英國の惱みは此處にある。 三 由來英國の外交は列國の力のバランスをとつて自らの安全を圖ることにあると云はれてゐるその為めに盛んに牽制策を執る日英同盟はロシアを牽制したが日本が强くなると、今度は日英同盟を破棄して我國の力の低下を望んだ。大戰後ド |