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臺灣新民報1938年4月

夕刊第1版
序號 標題
01 漢口勢力を斷乎膺懲 維新政府を全幅援助 軍司令官談の要旨 要人等來訪
02 兩指揮官、谷公使訪問 梁院長以下要人等、謝意を表す
03 五馬を打つて一丸とし 回教徒政權を樹立 寧夏省の反蔣態度愈よ硬化
04 軍事援護に關し 學務部長の協議會 厚生省、目的達成に努力
05 ソ聯中央執行委員會 役員改選を命令 黨內の各分野に亘り
06 陸軍豫備士官學校 新たに創設されん 幹部候補生制度大改變
07 資本金二億圓の 民營會社を新設 業者大同團結、對支航運を掌握
08 金口木舌/林正享
09 陸軍豫算案 米下院を通過
10 ルーマニア 內閣總辭職
11 山西方面掃蕩情況 敵の遺棄死體一萬五千
12 勅令公布
13 上海為替市況 對日九十圓丁度
14 明日の天氣
15 曉の合唱(34)/野村愛正;古藤幸夫
16 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 惡運の強い蔣介石 我荒鷲の重圍に陷り 辛くも死地を脫す
02 臺灣米管理に就き 府、農林省と再折衝 田端局長等、五日上京
03 蓬萊丸超滿員 けふ基隆を出帆
04 肉豚肥育競技褒賞授與式
05 釋放運動を 名義に騙取 被害三千餘圓
06 臺北、松山間の局營バス增發
07 內臺定期船の發着時刻變更
08 肥料配合所 竣工式
09 蔣の暗殺謀議發覺 文武官吏の不平鬱積
10 共產黨の機關紙を 國民黨が不買密令 兩派の軋轢益益深刻
11 明大でも毬栗頭 學生の精神作興
12 さらば松山庄! けふ名殘の告別式
13 臺南、安平カメラ展 二、三日朝日寮で
14 優良店鋪表彰 臺中市主催で
15 理農學部長に素木博士 けふ發表さる
16 航空郵便物の 締切時刻變更
17 十七錢で遊興を強請 斷られて刃傷沙汰
18 座席を塞げば幼兒も有料 市營バス料金改正
19 臺車追突して 少女が重傷
20 園藝品評會褒賞授與式
21 大森禪戒氏歡迎會
22 判任官定期昇級
23 老婆が自殺
24 人事‧消息
25 臺灣油脂の火災で 萞麻買收に一問題 善後對策注目さる
26 廈門電燈公司 遠からず閉鎖か 市民逃亡し經營難
27 商況 卅一日前場
28 今夜の映画
29 民報案內報社消息
30 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 假面鬼(118)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 明日は お子樣のお入學 記憶力の弱いのは 內科的障害にもよる 家庭生活の改善が急務/三田谷啟
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(103)/ゑのもと真砂夫
04 四月の家庭曆 天長の佳節や 靖國神社のお祭り 五日はお墓參りの〞清明節〞
05 齒の故障以外にも 齒が浮き上がる よく內科醫と相談せよ
06 服藥の常識 無頓着は危險 丸藥と水藥の服用法/鈴木博也
07 毛系も貴重時代 破れたのは ほどいて使へ! スヱータやミヤツは かうして洗ひなさい
08 圖像:北支江南の空に鯉のぼり
09 雜誌のロ繪を 壁に貼るとき
10 バケツを 長持するには
11 近頃の女學生の 亂暴な言葉遣ひ 改めさせましよう
12 紙上病院/黃朝清
13 圖像:新型帽子の行方は(三) 手袋帽
14 揭示板
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 英國から 水雷艇を買込む 十二隻でわが艦隊に手向ふ
02 英國が支那援助 飛行士を養成
03 御尊影を 神社に奉納 新聞‧雜誌から集めて
04 勇士の子弟を 中等學校へ 國家のお金で入學さす
05 血で教子を救ふ 新義州の金先生
06 「爆彈三勇士」ノ 人形ヲ贈呈 イタリヤ親善使節ニ
07 高い記念碑が ドイツに出來る
08 ソ聯の國際會議 英國出席お斷り
09 コドモ お手手つないで 春の野道をゆけば おおいろいろな野の草 さあ、摘草しませう 大抵、食べられますよ
10 子供作品 銃後の私供/黃德川
11 ひかうき/洪氏錦珠
12 臺北一中入學試驗問題
13 カナガキニユース アリガタイ醫術 十六年目ニ眼ガ見へタ
14 ハハニカハリ イヘヲマモル カンシンナ ヲトメ
15 メヅラシイ 子ブクシヤ
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 戰果益益擴大 我が勇猛果敢なる攻擊に 沂州、臺兒莊陷落近し頭條新聞

【北京三十一日發同盟】臺兒莊、沂州の線を結ぶ徐州前衛地區に於ける戰果は我軍の勇猛果敢なる攻擊に依り益益擴大し沂州、臺兒莊の陷落は目前に迫るに至つた、即ち沂州方面にあつては沂河東岸地區の敵陣地は悉く我軍の手に歸し○○部隊の沂溝(沂州西南方七里)への進出に依つてその東、北、西三方面を包圍され湯恩伯の三個師は袋の鼠の形であり、向城にあつては敵も我軍の沂溝進出に狼狽し三十日臺兒莊に向つて退却中で同日正午には臺兒莊東北方約二里の彰家口に於いて我○○部隊と遭遇し殲滅的打撃を與へられ東方に潰走した、又我果敢な攻擊で臺兒莊西北、東北の兩角を占領した我○○部隊は敵の必死の抵抗を排除して引續き戰果を擴張中尚東北兩地區に約一個師の敵が逆襲し來り猛烈な激戰を展開したが我猛攻に敵は東北地區に於いては賈家口、鬩家口、露兒莊西北(二里)の地區に壓迫され敗走中で同地區の我軍の手に歸するのも近日中に見られる。

02 向城を占領
03 或は迂回、或は奇襲 大部隊の頑敵を擊破
04 瀧海線、粵漢線を空爆
05 國庫現計 大藏省の發表
06 實役七ケ月で 一齊中尉に進級 東久邇宮盛厚王殿下を首め奉り 同期の七百二十名が
07 森岡長官 首相に歸任の挨拶
08 圖像:小林總督、商工展を視察
09 由井上等兵戰死
10 最高獨裁權を繞り 國、共對立愈尖銳化 抗日戰線分裂の危機
11 全國民赤誠の結晶 献金三千百餘萬圓 慰問袋百六十餘萬個
12 獨裁權附與を可決 國共の摩擦、激化の一途へ
13 伯林、羅馬樞軸は 平和保持の中心 ム伊首相の演說
14 ム首相の演說 各國に中繼さる
15 伊國王、ム首相を 元帥に列せしむ
16 ソ聯攻擊の怪放送 スターリンの膝元から
17 ソ聯の惡夢 紐育ポスト紙の所論
18 大和丸入港 油田の視察に 岩倉男來臺
19 特別稅法細則 けふ公布實施
20 東大經濟部長 舞出教授に決定
21 文部辭令
22 四日附本紙休刊報社消息
23 總督府辭令
24 增稅法けふ實施 臺灣は三百餘萬圓增收
25 勅令(臺灣關係)十九件公布
26 今日の天氣
27 大阪商船臺灣出帆
28 近海郵船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 大連汽船
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 議會に反映した日本の飛躍社說

七十三帝國議會は擧國一致の戰時議會であつたとは云へ重要法案を繞り暗雲低くたれ幾度か風樓に滿つるの感を呈したが一日間の延長を以つて目出度閉院した。今議會は有ゆる意味に於い て未曾有の議會であつた。政府提出の法律案のみで八十六件に達し豫算案十四件、其の內には明年度一般豫算の二十八億六千萬圓、臨時軍事費四十八億五千萬圓と追加豫算等總豫算額實に八十億圓と云ふ未曾有の大豫算である。一方政府提出法律案の內には前內閣より持越しの最も難法案とされた電力國家管理法案と戰時國防力を最高限に發揮させる目的を以つて立案された國家總動員法案の二大法案、更に北支、中支開發振興の兩會社法案、社會政策法案として前議會でお流れとなつた國民健康保險法案、等が續々提案されたが何んと云つても電力國家管理法案と國家總動員法案は今議會の中心となる大法案であつた。

二大法案が未だ俎上に上らない前に於いて既に雲を呼び今議會に風雲急を告げるのではなからうか、と云つた無氣味な空氣が白堊の新議事堂內外に充滿して居つたのであつた。果せる哉一度提案されるや殊に國家總動員法案に在つては政民のみならす各派から猛烈な駁撃が續行され、やれ憲法違反だ、民權の自由無視だ、貴き自發的愛國心の封鎖だ等全議員が反對するかに見え一時は到底通過困難、或は解散を思はせた程に急迫を告げたのであつた一方電力國家管理法案も前者とは趣きを異にしに居つたものの政民兩黨より根本的な修正案が提唱されるし社大黨は政府案をまだぬるしと為し强化を主張し遂に電力國營を永い間主張し來つた安部社大黨首の暴行事件迄現出するに至つた。一方貴族院に於いては岩田宙造、松本□治氏等商法學者が陣頭に馬を進め全面的に反對した併し時局の力の前には此等の反對力は抗く得なかつた。

八十億圓の大豫算が日本の議會に提出される、と云ふだけでも全く何人と云へ共夢想だにしなかつたであらう。 高橋、 濱口、若槻財政當時を想起せば轉た隔世の感と云ふよりも感慨無量なものがある。電力案は電力業者關係の利益に多大な關係を持つとは云へ一部的關係に過ぎないが國家總動員法案に至つては實に國民全體と直接關係に在りしかも民權が著しく束縛されるのであるから普通ならば絕對通過不可能であらう。尤も普通ならば提案される筈も無いが−−兎も角第七十三議會を通 じ日本の實力と時局の重大性と云ふものが如實に國民の前に展開されたのである。戰時議會とは云へ我我國民は今更の如く日本の飛躍に驚異の眼を見張るのみだ。

未曾有の大豫算と重大法案が波瀾曲折を經たとは云へ僅か一日間の議會延長によつて通過したと云ふ事は正に時局の反映に外ならないのである。併し議會が無事終了した事によつて萬事解決したのではなくむしろ議會後に於ける豫算、法案等の運用如何が重大なのである。從つて議員の任務も亦議會終了によつて終つたのでは無い。直接執行權は行政府にあるとは云へ間接的には議員の任務亦重要である我我國民は政府を信頼するに吝かではないが我等の代表たる議員の真劍なる政治行動を期待すると共に真に擧國一致以て公正明朗なる國運の一大發展に益益心すべきである。

02 全身ずぶ濡れだ 暗夜‧雨中の難行軍 〞おい元氣で行かうぜ〞 勵まし合ふ感激の情景
03 水利組合臺北州支部發會式
04 警察幹部の配置 人材偏重を排除 實情に則して振合ふ
05 記念日を迎へて 警察のタ 放送局主催の下に
06 未成年者禁酒法 臺灣施行に就て 島田文教局長談
07 映畫興行時間 けふから愈よ短縮
08 〞映畫報國〞の 使命に忠なれ 二見警務局長談
09 定期航空日發は 本島發展の證左 伊藤航空課長語る
10 工業會社機械を讓らず 當分手取りで採取 砂利市營けふ店開き 臺北市
11 人事消息
12 ときの声
13 高勢實乘氏一行本社訪問報社消息
14 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 島內にも綿絲の 切符制度を施行 五月以後正式申請を要す 三ケ年間の實績で割當
02 全島販賣肥料を 農會で獨占配給か 五箇年計畫で五百萬叺 肥料商の脅威時代來る
03 證券取引所の設立 早急に決定されまい 五月設立說に關し貝山正市理事長談
04 物品稅の課稅(上) 品目最低限及稅率
05 定期聢乍ら 丸糯米小反落
06 三月下旬の貿易 入超二十萬圓
07 新年度各州農會の 豫算認可さる 總額三千百三十萬圓
08 臺灣茶共販の 役員改選さる きのふの總會に於て
09 現下の貿易政策(上) 輸出增進は絕對に必要
10 柑橘同組と出荷統制の 意見交換を遂ぐ 特產課の打合會終る
11 日拓、年三分の 配當を復活 きのふ株主總會終了
12 高雄青果同組 バナナ出荷
13 照明燈
14 生產並販賣に關し 臨時總會を召集 臺灣飲料水組合が
15 全島一配肥工場 臺北農會で設置 五ケ年計畫で五十萬叺
16 值上げ保留を 肥料組合がプールに通告
17 市價及商況 卅一日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 漫畫ページ
02 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 北斗郡の報國貯金 遙に豫定額を突破 總額二十萬餘圓に達す
02 東勢郡防諜聯盟 華華しく結成式 熱烈なる決議文を發表
03 蓖麻多收競作會
04 六甲方委助成會 發會式を擧行
05 津浦線水害概況(完) 救濟對策の一考察 (軍宣傳部宣撫班本部より轉載)/橫尾武雄
06 美濃庄祝賀四重奏
07 三氏の為めに 送別會を開催
08 曾文郡獸肉組合の美擧
09 山崩れの為め 霧社自動車路は不通 一週間後復舊の見込み
10 瑞芳街に水饑饉 水道の水源が突然枯渴 即時新水源開鑿に着手
11 ローカル・セクション
12 圖像:北支戰線より
13 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 「我國電氣界の發達」/百田貞次
03 國史講座 現代(明治以後) 「王政復古と明治維新」/木原義行
04 家庭講座
05 コドモの時间 ピアノ獨奏と聯奏
06 臺灣警察の夕 (臺北、臺中、臺南)
07 晝間娛樂時間
08 圖像:オリムピック水泳合宿
09 テムプルちやんの 上海脫出 一日から第一劇場で
10 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 新設入場、通行兩稅 愈よけふから實施 臺北州、關係者を集めて注意
02 神武天皇祭に 各種行事を擧行 臺中州各團體を動員せん
03 臺中工業以下の 各新設學校長?
04 林子內農事組合 通常總會を開催
05 通行稅令拔粹
06 高雄協愛會役員會
07 運天軍曹の遺骨 屏東市へ轉住
08 屏東商工會議所認可 各簿は來る五日より縱覽に供す
09 圖像:市聯合青年團から兩大使に武具贈呈式
10 新城道路の 自動車に通過料
11 產協高雄市分會 きのふ總會を開催
12 祭式改善打合會 花蓮港廳に於て開催 關係當局者多數參集
13 臺南州視學並に 小公學校長の異動
14 マグロ饑饉 近く解消か 高雄の漁船出漁
15 受驗秘話 高雄商業の一受驗生に絡んで
16 柔道劍道の猛者を 集めて特別警備隊 高雄州に於て近結成
17 瑞穗庄に變死體
18 高雄州教育關係 異動發令さる
19 未成年者の飲酒喫煙を 如何に取締するか 臺中署立案を急ぐ
20 高雄州警察官 移動の續き
21 高雄州職員昇格
22 臺中州定期昇給
23 新教育課長らの 歡送迎會を開催
24 牛飼激流に押れて 遂ひに溺死を遂ぐ
25 消息
26 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(61)/山中峯太郎;木原芳樹
02 學生と思想貧困 (上)/阿原謙藏
03 水牛の角 同人雜誌よ 何處へ行くか
04 學界宿老列傳(九) 俳句にも玄人の 破產法權威加藤博士 〞鍋を肩に步くや冬のとろとろ日〞/藤村愛夫
05 圖像:村のこども/小島善太郎
06 春の花(上)/松崎直枝
07 學藝消息 「可愛的仇人」映畫化 張文環氏が和譯
08 べルリンに「墮落美術」展
09 ドイツの音樂統制
10 心聲漢詩

酬謝湘雲畵友見訪不遇/小維摩、觸景/小維摩、恭題黃石齋公墨寶/小維摩、春日/小維摩、夢醒/小維摩、病後/小維摩

11 新刊紹介
12 廣告
第12頁
日刊第1版
序號 標題
01 沂州、台兒莊間の敵を 三方より包圍完成す 台兒莊四分の三奪取頭條新聞

【濟南一日發同盟】徐州の前衞據點として重要な位置にある沂州台兒莊間に於ける敵の配備は龐炳勛、張自忠、湯恩伯、鄧錫侯、關麟徵、于學忠各軍約十萬が沂州、蘭陵鎮、王庄、台兒莊の東南地區に蟠距しこれに對し我が各部隊は嶧縣沂州、台兒莊の三方面より遂次これが包圍態勢を完成し我軍に有利に進展しつつあるので今明日の戰局は目覺ましい發展をするものと期待されてゐる。

02 廣東省を空爆
03 全國學生救國聯合會 重大な內訌を惹起 國、共兩黨の軋轢一層激化!
04 パ使節團長以下に 勳章贈與の御沙汰 廣田外相より夫夫傳達
05 パ團長らへ 贈物を贈呈 陸相その他から
06 鄭孝胥氏に 國葬仰出さる
07 蔣の雲南防備工作 苦境を如實に反映
08 農產物に擬裝の 武器輸入が暴露 佛領印度支那で大問題となる
09 蒙古聯盟自治政府 後任主席は德王
10 司法長官會同 五月二日から六日間開催
11 傷兵保護院官制を けふの閣議で決定 直ちに御諮詢奏請の手續を執る
12 林森首席の息子 支那軍に踏殺さる 太原北門城外に於て
13 英國旗の蔭に隱れ 敵の不法行為頻發 我軍、英國側に強硬抗議
14 豫算施行に關し 各省に訓令を通達
15 大串、大久保兩中將豫備役へ
16 カ駐支英大使 上海より南下 國書捧呈の為め
17 仙臺、鹿兒島に 地方海軍 人事部を增設 海軍省副官談を發表
18 米國の最善策は 中立と國防強化 フーヴア前大統領演說
19 我國に責任を轉嫁 米、大艦巨砲主義へ 「エスカレーター條項」發動に關し 我海軍當局見解を發表
20 米、エ條項援用を 英、佛に通達
21 本日の天氣
22 大阪商船臺灣出帆
23 近海郵船基隆出帆
24 辰馬汽船
25 大連汽船
26 廣告
第01頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 貯蓄獎勵と消費節約社說

今度大藏省では愈よ國民貯蓄獎勵の運動に乘出すことに決定したそうである。その理由は我が國では今後一年間に約五十億の公債が發行されることになつて居り、年年大校五十億圓の金が無制限に民間に放出される時は今でさへひしひしと國民の身邊に迫て來てゐる物價高の惡性インフレを更に助長し國民生活を脅すこととなるから、同省では今度總豫算百萬圓で貯金獎勵部を新設し、これを中心として五十億圓の放出資金を再び政府や銀行の手に吸收して國民生活の安定を圖ると共にこの吸收された資金で生產設備の擴充を圖らうと云ふ一石二鳥的な企である。恒產なければ恒心なしと云はれてゐるから、個人に於ても國家に於ても、多少の恒產がなければ文化も發達せず、從つて文化生活も營まれないことになるわけである。故に貯蓄は平時に於ても極めて重要な問題であつて、國民の常に心掛けてゐなければならない事柄である。況んや現在の如き非常時局に直面してゐるに於ておやだ、大藏省のお役人さんの獎勵を待たなくても、凡そ家庭を持つものは誰か貯蓄を忌み嫌ふ者があらう?問題は貯蓄する餘裕があるか否かに在る。

戰時の軍需インフレに依つて國民の懷がどれだけ裕かになつたか知らぬが、あつても普遍的に行き渡つてゐないことは事實である。今まで失業してゐる勞動者が職に有りつき、勞銀が幾分增加したかも知れぬが、所謂サラリマン階級には何等の潤ひも受けてゐない。又地域的に見れば內地に於ても軍需工業と關係のある土地とない土地とに相違があらうし、また臺灣の如きは殆んど影響がないと謂つてもいい。ところが物價高だけは全國的な現象であつて何處に於いてもその影響を受けないものはない。全國生計費の指數は昭和十二年三月は一八九・六であつたが今年の二月は一躍二○一になつてゐる。この一年間一一・四ばかり騰貴してゐる。勿論我が國の對外為替は圓が下落したと雖も一志二片を堅く維持してゐるから、多少國內の通貨がインフレとしても、決して物價は狂騰することはあるまい。一九二三年の獨逸のやうに一弗が十一兆七千億マルクになるやうなことは到底想像されないことである。然し乍ら、物價は今後續騰を續けるであらうことは火を睹るよりも明かな事實であり、諸稅金の增課乃至新設け續續現はれることも事實である。何れにしても國民生計費の騰ることは所詮逃れられない運命である。

斯る趨勢に於て貯蓄を云為するは聊か氣が引けないこともないが、必らずそうせねばならないとすれば、勢ひ消費節約を獎勵せねばならない。消費減少は個人の生活態度として堅實であると同時に、社會經濟の變態的狀態を幾分緩和することになるし、長期戰に備へる態度として最も正しいものである。吾吾は最に本欄に於て消費節約を提言し島民の注意を喚起して置いたが、現在になつては更に一層聲を高くして叫ばなければならないことを痛感するのである。然るに現在島民の生活は果して節約的に營んでゐるであらうか?簡易な生活に慣れてゐる本島人は平時に於ても格別贅澤してゐるとは思はれないし、又その貧弱な資力を以てしては幾何贅澤をしたとてタカが知れてゐる。ただ所謂皇民化運動の波に乘つて到る處に洋裁屋が雨後の春筍の如くに簇生し、怪しげな洋裝が街頭に濶步してゐるのはなんと云つても奇現象と云ふ外はない。皇民化運動は現下の時局が島民に課した一つの重大な任務であり、臺灣統治の大方針であるから、何人もこれに疑義を挾む餘地がない。然しその結果に於て萬が一、島民に身分不相應の生活を營ませ、その經濟生活に破綻を來さしめるやうなことがあつたら、恰かも角を矯さんとして牛を殺すに等しいものである。而かも現在に於ては消費節約、貯蓄獎勵を為すべき非常時局であるに於いておやである。一事が萬事である、被服費の膨脹は自然他の費用にも膨脹を來さないとは保證が出來ない。この勢ひで往けば遠からず行詰りが來るに相違ない。これ切に指導當局の深甚なる考慮を促したいものである。

02 敵の背後を急襲し 遂に木橋頭を占領 佐藤部隊の掃蕩戰
03 圖像:古莊軍司令官 商工展を視察
04 禁酒、禁煙遵法週間 「次の國民を強く伸せ」
05 愛林日奉告祭 臺灣山林會の諸行事
06 八十億 一吞みにした 日本の食慾 (一)/竹內生
07 總督の吹込み 首尾よく終る 中村秘書官、趣旨を語る
08 文書課長更迭
09 結核豫防宣傳 打合會を開く きのふ基隆市會議室で
10 食鹽の買溜め騷ぎ 物品稅實施を早合點し わんさと押しかく
11 基隆郡の警察招魂祭
12 新設中等學校の 初代五校長 古參教頭から拔擢
13 數名と結託して 千餘圓盜む 基隆の惡店員檢擧
14 適材を適所に 島田文教局長談
15 石井市尹きのふ松山へ 合併懇談會臨場
16 新竹州畜產組合發起人會
17 郵便局長異動
18 高砂丸無電
19 人事‧消息
20 會事
21 ときの声
22 廣告
第02頁
日刊第3版
序號 標題
01 事變特別稅令の施行(上) 並其他諸稅令の改正 山岸府稅務課長代理談
02 物品稅の課稅(下) 品目最低限及稅率
03 本年の干芋 豐作を豫想さる 移出高は一億二千斤見當
04 港灣荷役統制に 交通局愈愈乘出す 近く荷役會社が創立されん
05 荷主及關係者は 好感を以て贊成
06 鋼材配給統制の強化(下) 鐵鋼需給の計畫化へ
07 定期米暴落 島米は靡かず 丸糯米は依然保合
08 新記錄 茶共販の取扱高 五百十四萬斤 平均賣值四六、四二圓
09 需要一巡し 各肥料共反落
10 高雄稅關管內の 三月下旬貿易 砂糖の增加で輸出旺盛
11 桃園軌道總會 社長は簡朗山氏當選
12 照明燈
13 市價及商況 一日
14 第三十六回營業報告
15 廣告
第03頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第04頁
日刊第5版
序號 標題
01 岡山部落振興會 總會を開催して 事業實施に拍車
02 斗六公の入學難解消 增級費用折半寄附で
03 員林雜青果出荷組合 華華しく創立さる
04 國婦北斗分會 華華しく發會
05 献金及恤兵金 二月二十五日より三月末日 海軍武官室取扱
06 西螺街新役場 落成式を擧行
07 教化委員打合會
08 實業協會役員會
09 農事褒賞授與式 東港郡勸業係主催の
10 曾文郡に臨時企畫係設置
11 島都商工展に 松山庄四名受賞
12 湖口庄區總代會
13 桃園學校職員異動
14 結婚費用を節約して國防献金
15 西螺商業專修 入學合格者
16 ローカル・セクション
17 廣告報社消息
第05頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 森林と人類の生活/田端幸三郎
03 講演 圖書館事業 振興の必要につぃて/伊東延吉
04 落語 「寢床」/桂文樂
05 家庭百科問答
06 初等北京語講座/種村保三郎
07 晝間娛樂時間
08 コドモの時间 お話と劇 「科學の日本」第一回 「醫學」 大阪科學劇研究會
09 家庭コント
10 童謠組曲 「一年生行進曲」
11 日活京都超特作 血煙高田の馬場 二日から國際館で
12 航空映畫撮影 新考案のカメラ
13 東寶、日本文化中央聯盟と提携 「牧場物語」を映畫化
14 海外映畫短信
15 廣告
第06頁
日刊第7版
序號 標題
01 青年團の強化策 愈よ實行に移す 全州下の市郡視學を召集し 臺中州協力を求めん
02 軍夫の記念碑 近く納骨式擧行 臺南市安平に建立
03 高雄市の神武天皇祭 各種の行事を擧行す
04 臺中圖書館の 記念日行事
05 彰化市農業組合 總代會を開催
06 豫算外の一學級增加で 多年の入學難解消 花蓮港街の父兄大喜び
07 大肚山開發を着手 臺中州三郡庶務課長を招き けふ開發打合會を開催
08 產協大屯郡分會 總代會を開催
09 臺南州警察招魂祭 きのふ嚴肅に執行
10 參列者千餘名 高雄州の警察招魂祭
11 檢查料の過重で 業者大恐慌を來す キヤツサバ界のご難又續く 業者州當局に陳情
12 屏東郡道路協會 第三回總會を開催 同時に功勞者を表彰
13 高雄州要視察人 六百餘名に上る トツプが前科二十三犯
14 遵法週間に宣傳 未成年者飲酒喫煙禁止法の 徹底を高雄州で立案
15 臺南州非常搜查の獲物 總計六百九十件に上る
16 嶋內空輸西廻線 屏東延長は延期 飛行場使用手續未濟の為め
17 大屯郡興農倡和會
18 俳優野次られて 觀客を袋叩き 大林庄東座の劇中劇
19 大屯郡農業組合聯合會
20 瞼の親は何處? 六年間他人の手に育つ
21 屏東の招魂祭
22 臺南工業專修 愈よ生徒募集
23 窃盜事件
24 消息
25 廣告報社消息
第07頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(62)/山中峯太郎;木原芳樹
02 學生と思想貧困 (下)/阿原謙藏
03 水牛の角 日本文化大觀 愈愈編纂に着手
04 學界宿老列傳(十) ヴイタミン研究の 最高峰.鈴木博士 最近男性ホルモン合成を發見/藤村愛夫
05 圖像:熱血詩人逝く
06 春の花(下)/松崎直枝
07 心聲漢詩

輓奎府治同窓/曾笑雲、献三詞兄入社賦呈/曾笑雲、寄懋清詞兄/曾笑雲、輓奎府治同窓友/天籟吟社一同

08 廣告
第08頁
夕刊第1版
序號 標題
01 皇后陛下の御仁愛 全國の陸海軍病院療養所に 皇族各妃殿下を御差遣
02 梁院長等あす入京 王委員長等と會見 合流、政策統合を商議
03 傷兵保護院總裁に 松井大將を起用か 五月早早開設せん
04 副總裁には厚生次官兼任
05 アメリカは先づ 二主力艦を建造 エ條項援用後の方針
06 上海為替市場 閑散落着き
07 金口木舌/林正享
08 圖像:梁院長等、谷公使を訪問
09 戰爭は近い中に 終りとせねばならぬ〞 孫科特使、ロンドンで泣言
10 政財界首腦と會談 財界筋借款交涉說を一笑に附す
11 臺兒莊の 完全陷落迫る 敵、遂に大混亂に陷る
12 范口、頓莊を占領
13 日本糖商聯盟 官民懇談會を開催 十八日東京會館で
14 承通線愈よ開通す
15 對英為替の 細目協定 五日頃から實施
16 長、田口兩院翰長を 勅選奏薦に決定 後任は瀨古、大木兩氏
17 明日の天氣
18 曉の合唱(36)/野村愛正;古藤幸夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 靖國神社臨時大祭 護國の英靈四千餘柱を合祀 祭典次第決定さる 兩陛下御親拜
02 安眠し得ぬ蔣介石 敗戰と赤の監視で
03 臺灣製鹽社長は 一ノ宮氏に內定 高砂丸ニユース今川專賣局長談
04 圖像:伊太利海軍へ武具 わが海軍から贈呈
05 少年乘馬練習所 入所式擧行 川端競馬場にて
06 逃走防止の珍辦法 福建省政府が創定
07 小賣市場敷地 三箇所とも決定 近く工事に着手
08 市營バスで運轉手募集
09 基隆市のボヤ
10 投身した老婆を 飛込んで救助 山崎丸三支所長の奇特
11 商工展日延べ 觀眾既に十萬人
12 商工展梗概
13 トラツク 並木に激突
14 阪神エア・メール
15 宋子良、尻を割る 龔南昌市長が職務代行
16 壯丁募集に囚人 龍溪縣の窮通策
17 人夫同僚から盜む 嘉義署に檢擧さる
18 人事‧消息
19 商況 二日前場
20 今夜の映画
21 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 假面鬼(120)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 入學試驗 に失敗した子は かうして導け なぜ失敗したかを調べ 勉強方針を變へさせよ/武政太郎
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(105)/ゑのもと真砂夫
04 どんなお風呂が 一番無難でせうか 中流家庭を標準に 經濟上から檢討
05 圖像:子供の防空着といたづら着
06 古くなつた 本箱の若返法
07 咳をする人は 鼻の手當が大切 先づ吸入をすすめる
08 洋裝黨の方へ スーツは依然 流行界の王座 花束も效果的に
09 揭示板報社消息
10 紙上病院/黃朝清
11 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 朝香中將宮殿下 戰傷病兵慰問の御旅へ
02 昭和二辨慶 死んでも敵に構へる 雙眼鏡を離さぬ野村伍長 引金を握つた西野一等兵
03 天聽に達す 十三機射落した 古賀兵曹の武勳
04 コドモ 手當り次第に貝等を 食つて了ふ蛸入道(上) 上手に鮑を捕る
05 私立學校入學手引 私立臺北中學
06 われらの手で滿蒙開發 少年義勇軍
07 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 エ條項を援用 英米兩政府、正式に覺書を 我か外務當局に通達頭條新聞

【東京二日發同盟】英米兩國政府は四月一日附をもってクレーギー、グルー兩駐日大使を通じてロンドン條約エスカレター條項援用に關する覺書を外務當局に通達し來ったがその覺書內容は左の如くである

外務當局談

帝國政府は建艦問題につき英米兩國政府よりフランス政府になしたる通報に關し一日駐日グルー米國大使よりは左記(一)の通り米國政府の對佛通牒の內容を又同日駐日クレーギー英國大使より左記(二)の覺書の提示を受けたり

米國の覺書

一、千九百三十六年三月二十五日署名調印せられたる海軍條約第二十五條に關し同條第二項に基き米國政府は同條第一項において留保せられたる免除權を行使するの必要を見た結果同條約の限度及び制限より離脫するの權利を行使するの必要を認むるに至りたり、右離脫は甲級主力艦の最大限の變更並に前記主力艦に搭載せらるることあるべき砲の口徑に關するものなり

右米國政府の措置は日本が前記條約の限度及び制限に合致せざる噸數及び武器を備ふる主力艦を現在建造中又は建造の命令を發したりとの報道を接受したるを以て米國政府より照會したるところ日本政府はその現在の建艦若くは將來の建艦計畫に關して通報することを欲せざりし事實に基因するものなり

英國の覺書

二、免除條項援用に關する英國大使覺書假譯日本の海軍建造が一九三六年ロンドン海軍條約の制限に從ひ居らざるの報道並に本件に關し日本國政が滿足なる保障を與へられざりしに鑑み英國及び米國政府は右條約第二十五條に基き甲級主力艦の最大限に付き條約制限を離脫する權利を行使するに決したり、米國政府の免除條項援用通告は其外特に備砲口徑に言及し居れりフランス政府は免除條項援用の申出をなさず且つ他の歐洲大陸諸國にして同樣の措置に出づる限り現存主力艦條約制限の超過を差控ふべし免除條項の通告は英國及び米國政府より一九三六年條約署名國に對し三月三十一日に通達せられ四月二日の朝刊紙上に公表せらるる筈なり、英國政府はドイツ國及びソ聯邦に對し類似の通告をなすべくロンドンに在る右兩國の代表者は非公式に事情を通報せられ居れり、免除條項援用後第二十五條第三項に依り規定せられる協議は甲級主力艦の最大限を決定する目的をもって出来得る限り速かに行はるべし

02 我海軍も計畫變更か 國防安全感の建前から
03 主力艦の艦型備砲 米、四萬五千噸十八吋砲九門 英、四萬二千噸十六吋十二門
04 三國の通牒要旨
05 防衛司令官、師團長に 御陪食仰付けらる 五日正午豐明墊で
06 豫算の節約方針 閣議で正式決定
07 十萬の敵軍全く潰亂 我が火戰に圍まれて
08 所期の目的を達成 大湖西南の包圍作戰
09 官莊を占領
10 注目すべき諸點
11 愈ょ協議期間に入る 英、米は制限を撤廢 佛は依然條約遵守
12 圖像:首相閣僚を慰勞
13 濮縣を占領
14 蘭陵鎮を占領 城頭高く日章旗揭ぐ
15 敵機影さへ見せず 我海の荒鷲、縱橫に活躍
16 首相四日京都へ 歸途園公を訪問
17 グアム島集結を否定 ブロツク提督が
18 英兵が不遜の態度 我が調查で事實判明 逆に警告文を手交
19 棉花綿糸等の最高標準價格
20 六全大會 本會議
21 國民參政會を設置に決定
22 冀東政府解消 新政府の接收完了
23 伊國の旗艦 長崎に入港 日伊親善の劇的情景
24 盛大な歡送裡に 伊使節團關西へ
25 臨時閣議
26 駐滿大使館參事官を任命
27 駐日獨大使にオ武官を任命
28 粟屋元文部次官逝く
29 本日の天氣
30 大阪商船臺灣出帆
31 近海郵船基隆出帆
32 辰馬汽船
33 大連汽船
34 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國際政局の變化と前途 獨伊兩國中心で各國を左右せん社說

最近の國際情勢として注目を拂ふべきは獨墺合邦が僅か二十四時間にして一滴の血を流さずして達成した事は世界史上の一大異彩である、獨逸が苦節廿餘年、戰敗國として總ゆる壓迫と迫害を受けて來たがゲルマン民族の特性を現し、遂に國際羈絆の手綱を自力に依つて切斷したのはヒツトラー總統の一大英斷と言ふべく、今後の國際政局も獨墺合邦を契機として一大變化が免かれないものと見られて居る。獨逸が國際環境の好轉して 來たのを見極めてチヤンスを見逃さず、斷乎として十餘年の宿志を敢行し、國家權益の回復に着着として武步を進める事の出來たのは、獨逸國力の充實と外交政策の勝利である。殊に最も對立的關係にある伊太利と連繋が成立したのが成功の强味であつた。この電光石火的な獨墺合邦の成功に依つて國際政局は漸 く獨伊兩國に依つてリードされんとして居る。

獨奧兩國の合邦に依る波紋は意外に大きく、歐洲は勿論、國際政局に迄も一大影響を及さんとして居る。一時戰局が停頓して居つたからに見えたスペインに於てはフランコ革命軍の積極的進擊となり、隣接國の英佛兩國を脅威し、東部歐洲に於てはポーランドとリスアニア兩國間で危機一髮の處で衝突を免かれて居り、更に獨墺合邦の結果としてチエコスロヴアキアが挾擊の地位に陷り、種種の流言が亂れ飛んで、早くも歐洲大戰勃發前の風雲急なるものを思はせるものがあつた、その上に伊太利は獨逸支持の態度を闡明して英佛兩國の神經を尖らして居る。 佛國では左右兩黨の對立でブルム弱體內閣の手では、かかる國際危局に對しては身動きも出來ずに英國の助力を期待して居る。一方英國でもイーデン外相の退陣後、硬軟兩論に分れて外交政策に分裂を見せて居り、流石に老英國も國際政局に對して收拾の能力なく、持てる國の惱みを倍加し後退の一途を辿つて居る。

ソ聯に於てもスターン政權を維持する為めに深刻なる國內龜裂を生じて居り、幾多の有為なる人物を怪奇なる暗黑裁判に依つて葬つて居る事より見ても、獨墺合邦に對しては僅かにチエコとの援助同盟を締結した位であり、積極的に國際政局の前途を左右する能力がなく、却つてリトヴイノフ外相は日獨伊を除く國際平和會議を提唱して居る如く國內の龜裂を隱蔽する消極的外交政策に逆轉して居 る。米國に於ては歐洲より隔離 して居るだけに歐洲の紛亂を靜觀し、軍擴に依つて自國の安全を守るために努力して居る位であり極為歐洲紛亂の渦中に卷き込まれる事をを警戒して居る。その為めに世界各國とも歐洲問題に忙殺されて居るだけに支那事變に對する關心がないのも當然である。

前述の如く國際政局の現狀は複雜であり今後如何なる動機に依つて再び世界大戰を惹起する。 一かも知れないが、持てる顏を持一 たざる闘の對立であるから、若 し持てる動するかも知れない、持てる國と持たざる國の對立であるから、若し持てる國が持たざる國に對してその要求を許容するのであれば案外早く國際危局を脫出するかも知れないであらう。その焦點は一に英伊及び英獨交涉の成否如何に依つて分れる所である最近チエンバーレン英國首相が外交方針として英佛獨伊の四國協定を指導せんとして居るが、對獨交涉に於て植民地返還問題が解決しない限り難しいものであり、英佛米露の四國とも國力の充實を圖るために軍擴を續けるべく國際政局の前途は依然として獨伊兩國に依つてキヤスチングボートが握られて居ると見るべきであらう。

02 壓迫された十數萬の敵 今や我が包圍圈內 偽造戰捷報告で民眾を欺瞞 斷末魔蔣政府の足搔き
03 半島出身の六柱 靖國神社に合祀の譽れ
04 けふは神武天皇祭 天皇陛下御親祭 皇靈殿で嚴かに行はせらる
05 結ぶ露營の夢は 輝やかし廣德入城 士氣百倍、進擊又進擊
06 物品稅に就いて 稅務當局が說明 四日臺北市公會堂 五日基隆市公會堂
07 對抗野球試合
08 官民の歡迎裡に 定期航空屏東初寄航 極南都市を結ぶ空の一線完成
09 同風幼稚園入園式
10 サービス戰線に異狀 未成年者禁酒、禁煙法實施で 稻江ネオン街恐慌
11 鐵道部プール竣工 盛大に開場式を擧行
12 油脂工場の火災は 白土の自然發火! 谷口署長の機轉適中
13 臺灣陸上競技の王者 王象君けふ出發 オリムピツク候補合宿練習に
14 新竹州畜產會社 設立發起人會を開く
15 人事‧消息
16 會事
17 ときの声
18 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 新鮮なる蔬菜を 皇軍に供給する為 臺灣農業義勇團を組織 栽培地は上海近郊
02 誠に喜ばしく 健鬪と成功を祈る 軍當局談
03 鐵道共濟組合に 一大危機が迫る 缺損續きで財源減少
04 事變特別稅令の施行(中) 並其他諸稅令の改正 山岸府稅務課長代理談
05 現狀の儘では 將來百萬圓不足
06 危機切拔に 改善案成る 組合員の協力が急務
07 麥粉低落 外麥輸入のため
08 日鑛島田利吉氏 滿洲鑛山社長に 後任は三毛菊次郎氏
09 臺北支店長も滿洲鑛山へ
10 貯銀高雄支店 近く設置されん 來總會に提出の筈
11 島內米價保合 玉米市場夕況も不變
12 キヤツサバ粉 買氣停頓
13 三月の米移出 高雄港より
14 市價及商況 二日
15 照明燈
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 索道測量完了し 霧社堰堤工事起工 東洋一・日月潭を凌ぐ大規模 完成を前に埔里活氣づく
02 竹山神社鎮座祭 奉祝行列入賞者
03 里港公も入學難 一學級增設も燒石に水
04 圖像:伊使節團鐮倉見物
05 報國貯金 利澤簡も好成績
06 警官招魂祭 各地で盛大に執行
07 自給自足を目標に 賣買區域を協定 他郡生產の生葉は不買 淡水郡茶業打合會で
08 南投教化聯合會 結成式
09 大甲郡下產組會總
10 竹山から若鷲 森君、去廿五日に上京
11 國旗祭を擧行 三日草屯公講堂で
12 大甲郡教職員異動
13 旗山郡教職員異動
14 ローカル・セクション
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 神武天皇橿原奠都の 詔を奉讀して/大浦精一
03 八紘一宇の夕 吹奏樂
04 國民歌謠
05 琵琶
06 ラヂオ風景
07 子供の時間
08 雅樂
09 料理献立/金村カネ
10 インテリが八割八分 大船のスタア搜查網愈愈白熱
11 全勝、極東兩社の 第一回滿映放送
12 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 特種作物の掩護に 防風林の完成を急ぐ 臺中州各市郡關係者を召致 農務打合會を開催
02 皇紀二千六百年を期し 宜蘭市制實現に邁進 期成同盟會評議員會を開催 本年度の工作を決定
03 見直された棕梠 重寶がられるその耐水性 內地より大量注文
04 事變特別稅令 施行について 財務局長代理山岸金融課長談
05 臺中州畜產會 十一日創立總會を開催
06 圖像:人見、伊佐兩部隊の英靈沈默の凱旋
07 彰化の招魂祭
08 新版「恩讐の彼方」 無期徒刑囚の献金美談
09 けふ神武天皇祭 屏東市各種行事を奉行
10 屏東市懇話會主催 歡送迎會一日開催
11 未成年者禁酒禁煙を 營業者に嚴達 高雄署主旨徹底を圖る
12 土地贌耕問題 急轉直下に解決 きのふ花蓮港廳で手打
13 屏東の愛林デー 各種の愛林運動を實施
14 高雄州街庄吏員 內地視察へ
15 臺灣油脂の火事は自然發火と決定
16 高雄州の異動及昇給
17 高麗參の特賣 約四千圓の景品 付捷榮合資より
18 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(63)/山中峯太郎;木原芳樹
02 獨立展評(1) フオーヴ流から 前衛派への移行/中川紀元
03 水牛の角 映畫で說教 モダンな教會
04 卍の起源(上) ナチスの旗も北斗七星から/野尻抱影
05 圖像:箱根(獨立展出品)/兒島善三郎
06 フロイド博士の檢擧 ナチ國民血の純潔と彼の思想/大槻憲二
07 學藝消息 北支スター白光を徐聰 東和商事と契約
08 東寶、計畫部事業係を擴張
09 心聲漢詩

偶成/南都、偶成 其二/南都、偶成 其三/南都、偶成 其四/南都、游靜修禪院次春潮韻/筑客

10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 神武天皇祭の佳日 臺兒莊を完全占領 激戰八日 敵の損害二萬 山東全省の肅清完成
02 敵、大運河南岸に潰走
03 沂州、徐州陷落迫る
04 戰局新段階に入る 津浦線の全通近し
05 和縣の殘敵を潰走せしむ
06 石樓鎮を占領 尚猛追攻擊中
07 百數十輛の 大貨車群を爆破
08 臨時增稅を關東局も實施
09 電力法運用に電氣協會協力
10 佛軍、北佛に集結 白國保障占領の意圖
11 六全大會 蔣を國民黨總裁に推荐
12 蔣介石の提案
13 維新政府の 難民救濟事業 最高方針既に決定
14 臨時政府の休日を發表
15 近衛首相の西下は取止め
16 金口木舌/林正享
17 二日閉幕式擧行 宣言は四日公表の豫定
18 ヒトラー總統 南墺首邑の到着
19 ウインの英公使館廢止
20 明日の天氣
21 曉の合唱(37)/野村愛正;古藤幸夫
22 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 伏見宮殿下が率先 ス・フ制服を御調製 學習院初等科長感激
02 蔣、周の感情疎隔 共產黨員の動向注目さる
03 卑劣な支那側 虛構捏造の報道 大本營陸軍部當局談
04 練習艦隊乘組員 拜謁、賢所參拜仰付らる
05 小山一等兵名譽の戰死
06 富士丸入港 沖鹽糖重役等來臺
07 沖光次郎氏談
08 農務打合會 六日から新竹州で開く
09 實戰談に花を咲かす 凱旋軍人茶話會 二日鐵道ホテルで開かる
10 劍牛兩校競漕 フオード再勝
11 對英為替相場 細目協定の骨子
12 東京江東物產最後の奉仕
13 江西省の識者が 自治會を組織す 蔣政權の虐政に叛旗
14 臺北商工展連日盛況
15 桃園農業學校生徒を募集 入試は十五、六日
16 少年乘馬練習生入所式
17 臺灣齒科醫師會總會
18 資金五千萬圓の 中華電業公司 北、中支電業を合體
19 少年スリ團 御用
20 山西丸より
21 人事‧消息報社消息
22 商況 四日前場
23 今夜の映画
24 民報案內報社消息
25 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(121)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 肥りすぎを氣にするな 若くて 肥るのは健康のしるし だが、結婚後のそれは 運動不足が主な原因/服部彌二郎
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(106)/ゑのもと真砂夫
04 月經の初潮は “春"が一番多い 年頃の娘さんは 豫備知識が必要/鈴木甲司
05 揭示板報社消息
06 身上相談
07 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 事變下の帝國議會 無事に終つた 軍事費四十八億五千萬圓や 大切な法律が決つた
02 蒙古の子供に 日本の繪本を 晉北自治政府から注文
03 南京神社
04 コドモ 手當り次第に貝等を 食つて了ふ蛸入道(下) 上手に鮑を捕る
05 子供作品 卒業に當り低學年の皆樣へ/劉天化
06 臺南第二中學校 入學試驗問題
07 イタリヤ首相に 水引の冑を贈る
08 獻金の遺言 淚の貯金壺
09 米國空軍の擴張 陸軍機が三千三百機
10 西尾代議士 除名さる 二人目の處分
11 カナガキニュース 臺灣ノコドモハ 胸ガウスイ
12 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 ハル長官の比率聲明 明かに對日渡洋作戰 我海軍當局で重視頭條新聞

【東京四日發同盟】アメリカ海軍政策に關するハル長官の聲明は飽くまで五・五・三の比率を維持する旨を強調し殊に守勢主義に反對してアメリカ軍艦の行動の積極化を主張してゐるものありとして我が海軍ではこれを極めて重視してゐるが海軍部內の見解を綜合すれば大體左の如くである

一、アメリカが五・五・三の比率を今尚固執するのは明かに對日渡洋進攻作戰の遂行を目標として居り然も愈愈その積極性を倍加し對日態度が露骨となつて來てゐる。

一、且つ軍艦の行動區域に關してまで言及して行動の無制限を主張してゐるのは如何にアメリカが西半球即ち極東に重大なる關心を以てゐるかの決意を表明したものと見るべきである。

一、由來アメリカは世界に於いて最も惠まれた自給自足の出來る國であるに拘はらず依然西半球の通商路確保がアメリカ國防の安全を期する上に絕對必要なりとするが如きは餘りに牽強附會の言譯である

一、大建艦に乘出してゐるアメリカ政府としては次の新海軍會議開催の問題等は齒牙にもかけず只管新ヴインソン案の急速實施の為めこれが上院通過に躍起となつてゐる新ヴインソン案は海軍の二割增強の尨大計畫であるがその完成の曉こそ西太平洋海面をも制壓し得て極東に對し強大なる發言を為さんとする意圖が充分に含まれてゐるものと見られる。

02 英米日の海軍比率 飽迄五、五、三を維持 ハル長官、海軍強化を力說
03 圖像:全國學務部長會議
04 ソ聯駐土大使更迭
05 墺國ナチス殘黨 ウイーンに歸る
06 兩政府の協商進捗 兩首都の陸上交通回復後合流 近く北京に連絡機關を設置す
07 軍費使用に關し 陸相が重要訓示
08 敵の遺棄死體三千 廿三回に亘る果敢なる 高橋、佐藤兩部隊の攻擊
09 山東省境を越へて 我軍江蘇省に進入
10 敵機四機を爆破 福建、廣東等を空爆
11 殘敵を猛攻
12 敗敵を追擊
13 實業部の陣容整ふ 山西省長も近く任命
14 事變費公債の一部 郵便局より賣出す 來る十五日全國一齊に
15 町田民政黨總裁 政友首腦部を招待 政界に重大な反響を呼ぶか
16 官吏制度の改正案 けふ法制局會議で最後決定
17 漢口は國府の 事實上の首都
18 反ソ秘密放送 二日深夜も行はる
19 フ軍ト市に進擊 カ地方は全く孤立狀態
20 レリダ市を完全に占領
21 對英為替相場の 細目協定內容
22 今日の天氣
23 大阪商船臺灣出帆
24 近海郵船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 大連汽船
27 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 英米のエス條項援用 建艦競爭に拍車社說

英米佛三國政府は去る二月一日以來、ロンドンに於て海軍專門家會議を開催、月餘に亘り千九百三十六年第二次ロンドン海軍條約に基づく主力艦噸數制限につき協議を遂げた結果、いよいよ同條約第二十五條所謂「エスカレーター條項」を援用することに決定、四月一日正式にこれを公表し、同日附を以て英米兩政府より「エスカレーター條項」援用に關する覺書を正式に我が外務當局に通報して來た、抑抑三六年の新海軍條約は、英米、佛、伊の四國間に於て協定されたものであるが、當時同條約に對し帝國政府は、量的制限の伴はぬ質的制限は、軍縮の精神を沒却するとの建前から不參加の方針を堅持して來たが、同條約は華府條約署名國中一國でも之に參加せざれば、主力艦型及備砲口徑の增强を許すことになつてゐる為、英政府は十二年四月一日の同條約參加期限を控へ、同條約內容をなす主力艦砲備口徑の十四吋制限につき帝國政府の參加を希望したが、之に對し帝國政府は徹底的軍縮に關する既定方針に從って不參加を回答し、從つて同協定は主力艦砲備口徑に關する制限が解放され、參加國も十六吋砲採用が可能となる譯であるが、搭載上不都合を生じるので米國政府は重ねて日本側の意向を求めて來たが、廣田外相は我が軍縮原則に立脚して米國側の希望に副ひ難き旨を回答したのである。

英、米兩國政府がエス條項離脫の結果、三萬五千噸以上の大主力艦建造に乘出すこととたるのであるが、英米の今後建造せんとする新艦型備砲等の內容は未だ發表されてゐないが、外電の報ずるところによれば、米國は四萬五千噸十八吋砲九門英國は四萬二千噸十六吋砲十門乃至十二門搭載が有力視され英國政府は早速今年度計劃の主力艦二隻を、米國は二月と三月に起工濟みのワシントン號及びノスカロイナ號を改造するやも知れぬと云はれてゐる。しかして英米兩國政府はエス條項發動の理由を、過日帝國政府が英米佛から成された建艦通報の要求に對し、これを拒絕したことを以つて帝國が三萬五千噸以上の大主力艦を建造するものだとしてゐるが、これは我田引水の獨斷に外ならない。帝國海軍軍備の計劃が、何等他國を脅威せず終始不脅威不侵略を原則とすることは、既に帝國政府が聲明した通りである。英米の斯る措置は要するに無根の臆說を盾に、豫ねて物懷してゐる大艦を建造し責任を帝國に轉嫁せんとするものに外ならないのである。

無條約時代に入るや、英米兩國は直に軍擴を始めた。英國は所謂五ケ年計畫の大軍擴が進行され、極東艦隊增强案、シンガポールの防備、香港の防備强化等建設を急いで居り、地中海通過の困難に鑑みて喜望峯迂廻に腐心してゐるのは、何のためであるか想像に難くない。一方米國はウインソン新海軍擴充案(總額十一億一千萬弗は、過日壓倒的多數を以て下院を通過しこれによつて條約量二割增强の大計畫が確立、英國と呼應して世界第一の海軍國を目標に大艦建造に邁進するのである。ル大統領は近く新ウインソン案に基いてこれが建艦年度割を決定した上三九年追加豫算として所要經費三億五千萬弗を提出するものと見られ、三九年度の米國海軍豫算總額は、九億弗を突破して未曾有の大豫算となり、ワシントン會議前に於ける世界建艦競爭當時のそれに比し二億弗を超過すると報ぜられてゐる。しかも新ウインソン案として注目すべきものは、米海軍が依然

「渡洋作戰」を堅持し、これが作戰實施に全力を傾注してゐることである。卽ち全艦種二割增强と同時に四十餘隻の補助艦の整備に努めてゐる。リ作戰部長は「他艦種の建造は多少延期しても、四十餘隻の補助艦は可及的速かに整備する必要あり」と言明してゐるのは、太平洋作戰が本格的になつたことを示すものと云はねばならぬ。

英米兩國がエスカレーター條項を發動して大主力艦建造に乘出した結果、獨ソ兩國も英獨、英ソ協定に基いて大主力艦建造に出で、かくして各國間に建艦競爭を誘發し、一層拍車をかけるのは必至の成行であるが、英米兩國が軍縮條約の美名のもとに率先して世界の軍擴を煽りこの結果國際的不安を招来する責任は當然英米が負はねばならぬ。英米が既にエス條項を發動して大主力艦建造に乘出し極東近海をも侵すことが可能となり且つ大建艦が他國に於て將に口火を切らんとしてゐる以上、國防安全感又は東亞の安定を確保する必要上、帝國としても之に對處して萬全を期する計劃を進むべきである。

02 國土防衛の完璧を期し 大日本防空協會設置 中央防空委員會で決定
03 農業義勇團員割當 宜蘭郡で人選を協議
04 遙拜式を擧行 官衙學校千餘名參列
05 圖像:盟邦の使節退京
06 商工展は けふ最終日
07 懇談會を開催
08 基隆市防諜聯盟 昨日創立委員會を開き 十二日發會式を擧ぐ
09 臺灣特產を獻上 總督府殖產局から
10 八十億 一吞みにした 日本の食慾 (二)/竹內生
11 神前結婚激增 三日の一日間で七組 新竹神社の最高レコード
12 高雄州畜產會 十一日創立總會を開く
13 “日本兵は非常に怖い 殊に大砲と突擊が一番恐しい" 敵の捕虜と一問一答
14 大稻埕夏季 聯合大賣出し 廿一日から開始
15 高砂丸乘組員 北見君表彰さる
16 國民中學合格者
17 國鐵疑獄事件 愈よけふから公判開廷
18 見る見る卅戶全燒 鳳山郡林園庄田尾の火事
19 人事‧消息
20 ときの声
21 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 南日本製鹽の 出資割當決定さる 日鹽五、臺拓三、臺鹽二割 本社は臺南市に設置す
02 島內製鹽會社を 今後統制の方針 今川專賣局長談
03 將來の出資割當 日鹽四、臺拓三、臺鹽三
04 事變特別稅令の施行(下) 並其他諸稅令の改正 山岸府稅務課長代理談
05 定期米反落 島米も軟化
06 島內硫安會議 七日に延期さる
07 貯蓄獎勵のため 金融課で增員 近く具體的方法決定
08 包種(春茶)全盛時代 久振りに到來か 價格は近年來の高值
09 現下の貿易政策(下) 消費節約は益益必要
10 高雄のバナナ出荷
11 本年度第一回の 山地開發調查 來る十五日より開始さる 區域は花蓮港臺東兩廳下
12 屏東市商議所も 設立認可さる
13 正米市場で 新一期米を上場 來る四月六日より
14 實株仲值
15 照明燈
16 市價及商況 四日
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 讀書 小倉鏗爾氏著 「我が國體より見たる 赤化思想の迷謬」
02 永杜鷹堂氏著 運命の哲理
03 圖像:月と貝(獨立展出品)/平澤熊一
04 文學博士新村出氏編 辭書“言苑"
05 醫學博士飯塚悟郎氏著 最近長壽生活法
06 齋藤清衛氏著 芭蕉
07 優等生童話 子供に有益な話滿載
08 圖像:蔡瓊珍
09 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 役人が先頭に立ち 植樹の奉仕作業 員林郡下延長三十餘里の道路 完全に並木を栽植
02 凶作にも拘らず 報國貯金を完納 草屯街民銃後の守全し
03 報國貯金 二水信組も良好
04 時局懇談會 新竹郡湖口庄主催 官民多數參列さる
05 能高郡の招魂祭
06 圖像:海洋少年團の奉納
07 莿桐公の怪事實 第二學年の算術教科書の下卷 僅か六頁しか教授して居ない 父兄間で問題化か
08 觀客を毆打 橫暴な歌仔戲員
09 灣服調製を拒絕 淡水郡洋服店打合會で
10 長濱庄衛生講演
11 大埤莿桐兩庄方委任命さる
12 旗山の國旗祭
13 薄情の女を斬る 西螺花街の刃傷沙汰
14 模範二壯丁 逃ぐる賊を逮捕
15 ローカル・セクション
16 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 コドモの時间 理科物語 「戰爭と科學」/猿渡征路
03 晝間娛樂時間
04 家庭講座
05 浪花節
06 初等北京語講座/種村保三郎
07 家庭醫學 お母樣の心得べき 新入學兒の衛生 食慾、便通、睡眠等に 變化はありませんか
08 尿の成分で 疲勞の度合が判る 大人は子供より疲れ易い
09 母と娘が ともに丈夫に/秋野みどり
10 圖像:ワカヲクントモトコチャン/麻生豊
11 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 航空思想の普及に 新團體を創立 臺南州、國防義會と協力して 會員の募集に着手
02 農業義勇團の 臺中州團近く結成 奉公はこの時とばかり 州下の農民が勇躍入團
03 臺中市大和婦人會 觀劇會の純益金を獻納
04 圖像:ルーマニヤ新憲法公布
05 戶稅事務の連絡打合會
06 無水アルコールの 研究室地鎮祭
07 臺中州農務打合會 きのふ州會議室に於て
08 國旗祭盛大を極む 臺中水源地原頭に馳參する 市民無慮三萬人
09 皇道宣布大會 高雄神社に於て擧行
10 神武天皇祭に遙拜式を擧行 屏東公園に於て
11 高雄商工會 盛大に解散式 西子灣浴場に於て
12 臺南基督教奉公會 重ねての美擧
13 全工場の封印で 清涼飲料水昂騰 組合で抑壓に乘出す
14 屏東市愛林デー 水源地に記念植樹
15 高橋部隊所屬の 入院中の勇士
16 圖像:日華親善、仲よく舞踊のお稽古
17 屏東蕃地に葉煙草を試作 郡守一行が入蕃
18 高雄市常設委員 部屬愈よ決定す
19 數字より見たる 大高雄驛の動き 收入は全島一の記錄
20 嘉義競馬の投票整理に 女子青年團員が應援す
21 臺南市の大字 新町名に改稱
22 北京語講習會 佳里街に設立
23 臺南州異動
24 消息
25 順風耳
26 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(64)/山中峯太郎;木原芳樹
02 獨立展評(2) 信用の置ける 會員諸氏の作品/中川紀元
03 水牛の角 地下鐵藝術 近代藝術に新機軸
04 卍の起源(下) ナチスの旗も北斗七星から/野尻抱影
05 圖像:江南戰線(獨立展出品)/清水登之
06 學藝消息 北京人の大腿骨 發見さる
07 ナボレオンの 遺品競賣
08 心聲漢詩

野菊/楊嘯霞、懷郭外仙芸姉/程三々、戊寅三月六日、萱堂俄歿於東京宅。詩以紀哀。三首/臺灣屏東 松野綠 號翎川、陸劍南詩云。早歲已與風木歎餘生永廢蓼我詩/臺灣屏東 松野綠 號翎川、陸劍南詩云。早歲已與風木歎餘生永廢蓼我詩 其二/臺灣屏東 松野綠 號翎川

09 衛生 今までと違ふ治療法 胃腸の惡い人に 新しい藥が できました
10 “健康胃腸"
11 「慢性」胃腸病者の喜び 胃腸が真から働き出す
12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 支那軍援助に警告 重光大使、リ外相訪問
02 長期抗戰を強調し 國民黨を再起不能に 共產黨の全支赤化陰謀
03 免稅輸入米に課稅 宋、孔一派の惡辣手段に 廣東省民が憤懣
04 新竹州弓道爭霸戰
05 鄧の罷免を要求 蔣政權阿謏に憤慨し
06 金口木舌/林正享
07 互に術策を弄し 宋、孔の反目募る 宋の周恩來利用に國民黨不滿
08 國民參政會は諮問機關に止る
09 承認問題に關し 滿國と折衝せん 波國領事着任す
10 中支鐵鑛の開發方針 內地の供給增加を目標とし 製鐵會社を近く設立
11 商品の不當值上に 大藏省防止に乘出す 檢閱官を派し嚴重檢查
12 敵機、臺兒莊に飛來 自軍に大損害 例に依り高度高く盲爆
13 明日の天氣
14 曉の合唱(38)/野村愛正;古藤幸夫
15 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 臺北上海定期航空 愈よ夏頃に實現か 國策海運會社設立も打合 戶水遞信部長急遽上京
02 優良健康兒よ出よ 第二國民の體位向上に褒賞 小學校看護婦令を制度化
03 體協の今年度事業 綜合國際競技 四日理事會で決定
04 ○○部隊從軍記 (一)廣德にて森本社特派員發
05 臺北老子道教會の發起人會
06 本社主催神宮參拜團 盛大な見送裡に けふ元氣よく出發報社消息
07 本島地方長官會議 廿一日より三日間
08 商況 五日前場
09 今夜の映画
10 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(122)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 新入生 傳染性疾病は 學校で罹る率が多い 家庭に望みたい衛生道德 弱い子供にはこんな注意を 家庭醫學/吉岡房子
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(107)/ゑのもと真砂夫
04 慢性胃カタル 原因の除去と 食餌療法が第一 酒や煙草もよすに限る/神谷甫彥
05 主婦ノート
06 春先には 毛髮をいたはれ 衛生上からの注意
07 圖像:スポーツお茶の會
08 熱のある病人に喜ばれる梅干粥
09 美容メモ
10 生地を傷めぬ 漂白劑の使用法 白地のお洗濯に
11 晒粉
12 揭示板
13 古くなつた ネクタイは
14 穴のあいた アルミ辨當
15 紙上病院/黃朝清
16 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 神武天皇御聖蹟地が 大和に八十箇所ある 奈良縣が調查
02 八十機大擧して 漢口‧武昌を空襲
03 英、米、佛三國が 揃って大軍艦建造 勝手に軍擴を決めた
04 圖像:オツトセイの子供
05 軍醫十一名 銃殺さる
06 ワカイ女給ニ 酒ヲノマスナ
07 コドモ 凧の形や繪は 時代に依つて變る 戰爭時代には勇しい繪が流行
08 臺南第二中學校 入學驗試問題
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 ソ聯の詭辯的口上に 嚴重な抗議を繼續! ソ政府命令下の 軍事援助は明白な事實 外務省、當局談を發表頭條新聞

【東京五日發同盟】ソ聯邦の對支援助に關する重光大使の抗議に對しソ聯政府は詭辯的口上をもってこれを拒否したがソ聯の對支軍事援助がソ聯政府の指導命令下に行はれてゐることは幾多の實例に依って明白過ぎる事實であり帝國政府としては今後更に重光大使をして嚴重なる抗議を繼續せしめる筈で右に關し外務省は五日午後左の如き當局談を發表した

外務當局談 支那事變勃發以來ソ聯邦の對支援助は或は中國共產黨を通じ或は直接武器の供給に依って行はれて來たが昨今益益露骨となりソ聯邦政府は赤軍將士を支那に派遺して直接支那側の作戰に參加せしめて居る事實が明瞭となったその實例の一、二を擧ぐれば一月二十六日支那軍航空隊南京空襲の際我軍に依って擊墜せられた飛行機と共に墜死した搭乘者二名はその所持品等に依ってソ聯邦人であることが明らかとなったが更に三月十四日蕪湖上空に襲來し我軍に擊墜せられたエスペー型爆擊機乘組員で我軍の捕虜となったドウニン・ミハエル・アンドレーウイッチはレニングラード航空隊附航空兵中尉で客年十月中旬十數名の同僚と共にソ聯政府の命に依り支那に派遣せられたものであることが判明した、外國人の同國滯在すらも極度に警戒して實質上鎖國に近き情態にあり況して政府の命に依らざる自國人の外國行を嚴禁してゐるソ聯邦の軍人が支那軍に參加することは所謂義勇兵なりとの論をもって辯解しても何人もこれを信ずるものはないであらう。又ソ聯邦に於ける軍事航空、民間航空共にソ聯政府の統制下にありソ聯飛行士は軍人飛行家たるとを問はず義勇兵と見做すことは出來ないのである、ソ聯邦は我が砲艦の取調べを受けてゐる船舶や滿州國の北鐵代償金支拂停止の問題を取上げて自己の對支援助行為を辯護してゐるが見當違ひも甚だしい、ソ聯邦の對支援助がソ聯政府直接の命令指導の下に行はれてゐることは疑ひを容れずソ聯邦其塲限りの考へ如何は我方として最早問題とするに足りぬ。

02 義勇兵と看做し得ず 重光大使の抗議內容
03 ソ聯、拒否の旨發表 タス通信社を通じて
04 主力艦總噸數の 增加を要求 リ作戰部長、委員會で
05 各師團長、軍情を奏上 有難き御下問に一同恐懼感激
06 高平に入城
07 國、共抗爭は表面上 國民黨の勝利 共產軍大敗の為め
08 國民黨總裁制は 劃期的大變革
09 物心兩面總動員に 閣僚が全國に遊說 先づ藏、商、農三相を派遣
10 田口前眾院翰長 京城日報社長に
11 原則の諒解に到達 兩新政府の合流に關し
12 ソ聯膺懲を叫んで 纏回軍が敢然蹶起 阿克蘇に進擊を開始
13 中央執行監察委員 全體會議を開催 附議決定を見る諸項
14 非常時の勞働政策 厚生省、體系整備へ 具體對策の重要事項
15 河南、廣東、淅江各省を 我海の荒鷲が席卷
16 西安、三橋鎮を爆擊 陸軍飛行部隊が
17 波國、ハルビンに 領事館を開設 滿洲國を事實上承認
18 經濟部長會議第一日 吉野商相より訓示
19 上海為替市場 新不安を招く
20 今日の天氣
21 大阪商船臺灣出帆
22 近海郵船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 大連汽船
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 青少年の體育向上を圖れ 未成年者禁酒禁煙を契機に社說

近年內地においては徵兵檢查に依つて現はれた壯丁體位の低下しつつあることを憂慮し、最近保健衞生行政を統合强化する厚生省を新設して國民體育同上の根本國策を樹立したわけであるが、わが臺灣においては殊に本島人青少年體位の內地人青少年よりも甚だ低下してゐるとをも決して看過すべきことではないと思ふ。試みに昭和十年度十二歲の學校兒童の體育を見るに、內地人では男平均身長一三三・九糎、體重三四・二瓩、胸圍六四・八糎本島人では男平均身長一三○・七糎、體重二三三瓩、胸圍六二・四糎であり、また女子の平均も同じく何れも甚だ低位である。殊に每年の中等學校試驗において本島人兒童が學科試驗で相當な成績を擧げても體格檢查で不合格となつたものも少なくないといふ事實に對し、教育當局は勿論、父兄側においても兒童の發育營養を大に考慮しなければならない。

わが臺灣において未來の健全な社會を建設すべき重任を負ふ少年の體育がかくも低下してゐることは、為政當局も一般島民自身も大にこれが對策を考究せねばならないが、またこれらの少年時代より青年、壯年時代への健康增進策を講ずることも目前の一大急務である。青少年體育向上の目的は一般島民の日常生活環境の改善、保健衞生思想の培養などに依つて始めて達成せらるべきことであるが、また國法を以て個人の健康を害する惡い習癖を矯正することも必要な保健對策である。この見地より觀て、去る四月一日より本島に內地と同じく、未成年者飲酒禁止法と未成年喫煙禁止法を實施し、島民體育の向上を圖ることは洵に時宜に適した措置と謂はねばならない。青少年の保健上重要な禁酒、禁煙兩法の實施に際し、臺灣社會事業協會では來る十一日より十七日まで第一回の遵法週間を主催し、以て兩法の勵行徹底を圖ると共にその實踐を通じて遵法精神の涵養に資せんとすることも甚だ適切な行事である。斯くの如く男女青少年の心身發育に有害なる酒、煙草を禁止することに依つて特に本島人男女青少年の陷り易い飲酒喫煙の危險を免れ得るわけであるから、一般島民も欣んで兩法の實施を徹底するやう十分協力しなければならない。

今回青少年身心の純潔剛健を圖る趣旨の下に、本島に未成年者禁酒禁煙法を實施せられたるを契機として、體質低劣なる本島人青少年の體育向上運動を大に促進せられたいのである。政府當局において保健衞生施設を擴充强化することも必要であらうが、また學校並びに民間の社會團體及び一般識者も力を協せて一般島民に保健衞生の思想を普及せしめて、體育向上に適するやうに衣、食、住とも出來るだけの改善を加へさせることも一層必要であらう。

02 “日貨排斥は反對 日米親善に努力" 米國言論界の大勢
03 日本を信賴して 支那へ歸へらう 在外支那人間に歸國熱
04 本社主催神宮參拜團 高砂丸で內地へ報社消息
05 高砂丸に映寫機を備付く
06 八十億 一吞みにした 日本の食慾 (三)/竹內生
07 臺灣農業義勇團 新竹州の人選完了 十一日に身體檢查
08 獨逸選手を迎へ 日獨國際競技 鈴木ハルト會談で決定
09 各被告公訴事實を否認 國鐵疑獄事件第一回公判
10 鐵道疑獄の被告
11 小南澳治水工事が竣工
12 國語講習所の 教科書を制定 臺灣教育會で資料蒐集
13 輸入煙草を制限 關東廳一日から實施
14 「譽れの軍夫」 近く賣出す
15 チンピラ團一網打盡
16 官舍荒し御用 刑事のトリツクに引掛つて
17 ネクタイ取込詐欺 新竹で投宿中御用
18 公學生、轢殺さる
19 東大名譽教授河本氏逝去
20 墓參りで雜踏
21 總督府辭令
22 人事‧消息
23 ときの声
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺灣帽子販賣會社 資本金三百萬圓 臺拓を中心に同業者の共同出資
02 事業官廳の總決算 煙草專賣收入は 空前の新記錄! 二千三百萬圓に達す
03 官鐵收入も大飛躍 二千五百餘萬圓を算す 前年より九十萬圓の增
04 本年度の工業鹽供給 百四十七萬瓲 輸入資源よりも國內資源
05 工業の發展目覺し 昭和六年の二倍三分(上)
06 小川運輸課長あす歸臺
07 一期蓬萊低落 內地より逆賣 沖の十二圓卅錢で
08 五圓引上げても 內地炭に比し割安 現狀では增產不可能
09 臺灣證券取引所の 創立事務、開始か 東京にて東株を中心に 株式の半數だけ臺灣より公募
10 三月中の手形交換 島都は大膨脹 前年に比し五三%增
11 內地よりの移民 續續と來臺 來月下旬に入植完了の筈
12 北京外四ケ所に 產業局出張所を置く 東京商品、積極的に進出せん
13 照明燈
14 沖繩協會の新麻袋 使用要求に對し 移出米組合では拒絕
15 市價及商況 五日
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 公報彙集 支那事變特別稅令
02 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 優良部落選獎會 盛大に選獎式擧行 けふ屏東市會議室にて
02 高雄新興劇團 華華しく結成さる
03 鹿港街の神武天皇祭
04 圖像:床屋さん大擧散髮奉仕
05 臺灣運輸組合 視察團きのふ出發
06 戰慄の流腦 員林郡下に侵入 當局防遏に大童
07 西螺街國講のインチキ講師 近く起訴さるか
08 林園庄大火の 原因は失火か 警察課で取調中
09 名間新街兩部落に マ病防遏事務所
10 臺南實踐女學校 入學合格者
11 マラリア外部作業 臺南州の審查成績
12 神ががりの詐欺 林媽の靈が乘移るとて 患者等に怪しげな施術
13 鼠小僧 百餘圓を盜む
14 銅線を盜む
15 林献章氏葬儀盛況
16 ローカル・セクション
17 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 日本化學六十年を回顧/久保田勉之助
03 國史講座 現代 日支關係(一)/山本運一
04 室內樂 定期演奏第四回
05 新日本音樂
06 連續物語 「母の肖像」(上)
07 長唄
08 晝間娛樂時間
09 コドモの時间 童謠
10 兒童劇
11 詩吟
12 生活改善講座 「交通事故防止について」/松井茂
13 菊池寬原作 人生競馬 六日より大世界館で
14 花束の夢 四月六日より第一劇場で
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 現行郵便規則 大改正を斷行 內地は五月一日より實施 本島も追隨せん
02 高雄の航空郵便 利用者頓に增加 昨年度に比し二倍
03 臺中州の埤圳整理 四月中に全部完了 大屯郡十一日に關係者の會議
04 農家養鷄(十)/林正一
05 船橋中尉遺骨 けふ內地へ
06 川久保中尉名譽の戰死 劍道二段の達人
07 高雄市料理屋の 一齊臨檢 違反者三十七件
08 圖像:女子青年團靖國神社奉仕祈願
09 臺中州巡查部長 合格者氏名
10 四十男少女を誘拐 方方連步いた擧句に賣飛ばす
11 遵法週間 十一日より一週間 臺中州宣傳に大童
12 新設屏東中學に 志願者が殺到す 募集百名に對し志願者八百余名
13 消息
14 臺南商工會議所 近く創立總會 十一日南門小講堂にて
15 臺南市の織物業者 愈よ同業組合結成 非常時で感情問題解消
16 無理心中後日譚 嫉妬と借金苦の結果
17 順風耳
18 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(65)/山中峯太郎;木原芳樹
02 伊國國粹文學の發祥 カルドウイツチの功績 (上)/原田謙次
03 文壇酒案內記 (上)/池留久知
04 圖像:柳芽ぐむ(大阪中之島所見)
05 隨‧筆競馬/日野達四郎
06 水牛の角 文藝と映畫 兩者の接近
07 圖像:鳩(獨立展出品)/高畠達四郎
08 學藝消息 淺草オペラ館へ 嬉しい贈り物 荷風が脚本を執筆
09 ラヂオ通信大學 米國に創立さる
10 藝術家にも スべイン行御法度
11 心聲漢詩

輓奎府治校書/南都、輓奎府治/史雲、盆竹/小維摩

12 新刊紹介
13 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 維新政府實業部の 今後の施政方針概要 “日、支の經濟單位は同一" 王部長、記者團に闡明
02 梁院長ら渡日に內定 兩政府、夫夫東京に辦事處設置
03 對支中央機關の機構 總理のブレーントラストとし 強力な實行機關とす
04 秩父宮殿下の 令旨を御放送 十日の總裁奉戴式式場より
05 栗本進少佐名譽の戰傷死
06 相互に辦事處設置 兩政府、意思の疎通を圖る
07 純綿糸にも 切符配給制確認
08 駐日支那大使館 近く總引揚げん 華僑も遂に見放す
09 圖像:新任獨逸大使ステートメントを發表
10 金口木舌/林正享
11 在滿獨墺人に 無賃往復乘車券 人民投票に祝意を表す
12 商品別基準價格を決し 嚴重に物價を管理 惡性インフレを警戒
13 經濟使節團の來朝前 關係各省が協議す 伊國申入の主要項目
14 上海為替市場 聢り
15 明日の天氣
16 曉の合唱(39)/野村愛正;古藤幸夫
17 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 日常生活物資缺乏 蔣政權、危機に直面 食糧品等の節約を獎勵
02 朱德の共產八路軍 殲滅的打擊を受く 醫藥資料補給の途斷つ
03 基隆壽公擴張問題 臺電の讓步で近く解決
04 壽公に太陽燈 二千圓を募集
05 武運長久の祈願祭
06 新竹一公地鎮祭
07 “日本軍隊來了" 暴虐な遊擊隊擊退の 支那民眾の御守り
08 ○○部隊從軍記 (二)廣德にて森本社特派員發
09 芝山巖神社昇格に 奇特な勞力献金 豐永翁が一師に手續を依賴
10 人事‧消息
11 女給に「官許の手帳」 帝都女給群取締りの 警視廳名案?成る
12 親子と親子が 大立廻り
13 臺灣農業義勇團 大屯郡で人選を協議
14 「總動員畫報」 臺中州で創刊
15 商銀人事異動
16 商況 六日前場
17 今夜の映画
18 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(123)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 女は男に劣るか それは因襲が與へた 個人差にすぎない 興味ある智能の比較研究/桐原葆原
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(108)/ゑのもと真砂夫
04 科學的に 色白くなる法 黑い色素の增加を 阻止することが第一/金子丑之助
05 新トルコ煙草「扶桑」
06 春の外界 明眸を蝕む 眼疾いろいろ 氣づかれぬ方が多い
07 春と共に多くなる ニキビや吹出物 無理に潰すのは危險
08 蜂に さされたら
09 親の因果子に報ひ 大敵!先天梅毒 世人よ自重せよ/山田尚允
10 圖像:新型帽子はの行方(五) アイスクリーム帽
11 揭示板報社消息
12 紙上病院/黃朝清
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 抗日はこりこり 蔣介石部下の弱音 今さら夢がさめたか
02 コドモ 昔、為朝は凧で 息子を空中輸送 現在ドイツが凧で天氣觀測
03 圖像:士林公學校/曹賜全
04 敵の兵力は 約百三十箇師團
05 臺北から上海へ 母と子が慰問 兵隊さんは大歡迎
06 臺南第二中學校 入學試驗問題
07 新しい支那に 國歌「卿雲歌」 北京政府が復活命令
08 何故苦力といふ これは印度語
09 大亂暴なロシヤ わが大使館の周圍に 電流鐵條網
10 銃後の友を助けて 牛乳配達する百合子さん
11 カナガキニュース メダマヲ オトシタヒト
12 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 大建艦競爭の責任 英國にあり! リ作戰部長が言明頭條新聞

【東京六日發同盟】英米二大海軍國を中心とする世界の大建艦競爭は英米が相互に讓らず英國は二國標準の大海軍再建に米國は第一海軍の確保に躍起となつてゐる為め競爭は愈よ拍車をかけられ熾烈化し底止するところを知らぬ狀勢にある而も今や大建艦競爭の口火を切つた國こそ重大責任を感ずべきだとの世界的輿論が起りつつある際去る五日の米國上院海軍委員會に於てリー海軍作戰部長が世界建艦競爭を惹起したのは英國であると言明した事は重大にして注目に値する恐らく英國としてはリー提督の言明を默視する事は出來ず現下の歐洲の諸情勢特に獨、伊兩國の海軍力增强と空軍の飛躍的增勢を理由に何等かの形式に依つてこれに反駁を為すものと思はれるが英國が歐洲に於いて二國を相手に決戰し得る海軍力を保持する為め競爭のトツプを切つた事は事實であつてこの點リー作戰部長の言へるが如く英國は軍擴の責任を負ふべきであらう右に關する我が關係部內に於ける見解を綜合すれば大體左の如くである

一、英國は昨年來十五億磅の再軍備充實に邁進してをり既に主力艦七隻を建造建艦競爭の口火を切つたのは事實で米國がこれに對應對英パリテイの建前から今回新ヴインソン案を議會に提案したのであるから米國よりも英國が建艦トツプたる事は明白である

一、而して米海軍としても新ヴインソン案に關する提案說明に際し今までの樣に日本が軍縮會議を脫退し建艦通報を拒否した為めである等と云つた所で一般は最早首肯し得ないそこで今回始めて英國を競爭の責任國と言明新ヴインソン案の通過に資してゐるのであると云ふべきであらう

一、然し英國は小艦多數主義の建前から主力艦にしても四萬二千噸十六吋砲程度に留めて一隻でも多く保有せんとしてゐるのであるからこの方針で昨年來銳意大量建艦に着手してゐるのである斯くて英國は周知の量的方面に於いて競爭のトツプを切り大艦少數主義を堅持する米國が對英均等を保有しながら大艦巨砲たる四萬五千噸十八吋砲艦を建造するのであるから米國亦質的方面に於いて競爭の口火を切るものと云はねばならぬ

02 列強の建艦計畫內容 英米は二百萬噸に達す
03 閑院總長宮殿下 御訓示遊ばさる 師團長會議第二日
04 我が軍の猛攻擊に 十萬の敵浮足立つ 徐州大會戰の殲滅近し
05 懷遠一帶の敵軍 陣地強化に躍起 皇軍の北進阻止に
06 安澤を占領
07 匪賊を擊破
08 比島の經濟的獨立 一九六○年迄延期 米、特惠全廢案を發表
09 臨時、維新兩政府の 合流根本方針決る 首腦協議で意見一致
10 梁行政院長 空路南京に歸還
11 親友達に會ひ 非常な喜び 王委員長語る
12 布哇真珠灣に大ドツク建造 リ部長が力說
13 物資調整課を新設 內外地の調整聯絡機關として
14 練習艦隊 昨日壯途に上る
15 既成事實に對する 不承認主義沒落す 華府ポスト紙の論說
16 維納公使館を閉鎖 佛、ル兩國が合邦を事實上承認
17 上海財界代表西南各省を視察
18 上海大使館書記官 田代氏を起用
19 更に朱を歐米に特派 支援を獲得すべく
20 ブルーム佛內閣 愈總辭職か 後繼主班ダ國防相か
21 消費糖取引高 十一年度より減少
22 本日の天氣
23 大阪商船臺灣出帆
24 近海郵船基隆出帆
25 辰馬汽船
26 大連汽船
27 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 臺灣證券取引所の組織 在來の弊害を除去せよ社說

臺灣證券取引所設置の問題は既に議論の時代から如何なる組織のものを設くべきかと云ふ實行時代に入り、現在殖產局商工課に於て其の具體案を練つてゐる事は周知の通りである。一方に於て臺灣證券取引所の設立によつて其の株式の一部を獲得し且つ將來取引所に於ける賣買を通じて巨利を得んと劃策しつつある一派もあつて今や果して理想的取引所の組織を得られるや否やに對して各方面の注目を惹いてゐるのである。

論ずる迄もなく證券取引所の持つ職能は、株式の公定相場を構成して其の市場性を附與すると共に其の流通によつて產業資金を動員するにあるが、臺灣證券取引所の場合は更に內地花形株の上場によつて從來島內に於ける株式投機を臺灣證券取引所に集中せしめ以て過當なる投機を防止せんとする使命をも有するからして、純理上から云へば其の賣買手數料を出來る丈低減せしめる見地で株式組織よりも會員組織の方がより合理的であると信ずるのである。然るに府內外の空氣から察して結局資本金五百萬圓の株式組織にその意見が一致してゐる模樣であるが、茲で注意を要すべきは東株や大株の如き弊害に陷らざるよう前以てその組織を改善せねばならない。

卽ち東株、大株兩取引所は純然たる營利機關を以て株式市場を管理してゐるが故に、公共機關たる意識よりも稍もすれば所謂市場振興策を運らして收益の增加及び株式配當の增率を圖らんがために遂に過當な投機をも獎勵せざるを得なくなる。其の上手數料も出來る丈高くし以て收入の增加を圖らんとする營利的立場からして逆に有價證券の圓滑なる流通を妨ぐるが如き結果を招來する弊害もある。商取引所の管理機關は株式會社であるが故に取引所員以外の役員で行はれてゐるからの取引員との間に何等有機的連絡なく、大正十一年の取引所法改正によつて法制上の常設諮問機關として商議員會(商議員は取引員の互選による)を置き、賣買取引者の自治的觀念を養成すると共に兩者の連絡をなす事となつた。臺灣證券取引所としては取引員に一定の株式を强制的に持たしめると共に、常務役員以外の役員は取引員の有力者に參加せしめ以て兩者の關係を一層緊密にする必要があらうと思はれる。

更に百尺竿頭一步を進めて取別所に對して一個の營利機關たらしめるよりは一個の公的機關たらしむべく、一層其の統制を强化せねばならない。例へぱ過當投機の防止とか、取引員の質的向上とか、委託者の利益擁護とか、さう云つた公共的立場から在來の弊害を矯正し、內地に於て云ふべくして行はれなかつた當所株の上場禁止とか、株式配當の制限とか云ふ方面に對して真に革新的改革を斷行すべきである。要するに臺灣證券取引所は須らく在來の營利主義、自由主義の弊害を揚棄して全體主義的立場から理想的組織の完成に邁進せられん事を茲で强調せざるを得ない。

02 我が海の荒鷲隊 中南支各地を猛爆 莫大な損害を與ふ
03 東洋文化發揚教育會議 東洋各國の權威を網羅して 再來年東京で開催
04 臺北州外事課の 人員充實 五月頃に實現せん
05 圖像:集つたりヒゲ自慢
06 基隆佛教團の降誕行事決定
07 白衣の勇士 けふ高千穗丸で凱旋
08 真鍋大尉等の 遺骨凱旋
09 法院雇採用試驗
10 政黨本部占據事件 取調べ一段落を告げ 近く起訴不起訴を決定
11 新竹州水產試驗船 來る五月中に竣工
12 ○○部隊從軍記 (三)廣德にて森本社特派員發
13 三度も豫算繰越し 臺北市の建築事業 鐵材制限物價騰貴で惱む
14 北高商貿易科合格者發表
15 小南澳溪治水 工事竣工式 きのふ盛大に擧行
16 總入場者廿六萬人 臺北商工展、大成功を收めて閉幕
17 酒、煙草の宣傳
18 基隆の小火
19 人事‧消息
20 ときの声
21 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 ビール值上問題 條件附きで解決 昨日商工省で最後的折衝
02 本島は內地に 追隨する必要なし 樋口專賣局酒課長談
03 昨年度の局營バス 收入百四十二萬圓 前年より十九萬圓增
04 工、農業兩試驗所 當分中研で執務
05 臺灣の電氣料金は 內地より安い 青木臺電電氣課長談
06 臺北州米穀商同組定期總會
07 工業の發展目覺し (中)輕工業より重工業へ
08 臺電小異動
09 希望者は至急 農務課に申込むべし 農業義勇團申込殺到
10 中小商工業の 振興策要望さる 經濟學博士向井鹿松氏談
11 生保の公債放資(昨年末) 三億一千圓に上る 事變以來頓みに增加
12 滿洲は大得意先 三月の茶輸出量 實に昨年同期の十倍
13 三月中の本島茶 輸移出狀況 合計四十五萬八千斤
14 二期丸糯は玉締で續騰 逆鞘は一圓以上
15 本年の番藷簽は 平年作か 臺南州下では製造準備中
16 照明燈
17 市價及商況 六日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 收穫如何に依て 植付面積を擴張 埔里の葉煙草耕作有望
02 北斗郡からも 農業義勇團員 優秀青年團員より
03 昆虫の王國埔里 今や蝶蝶の天下 捕蝶網を肩に學生集る
04 圖像:優良消防組表彰式
05 本田新高郡守新任披露宴
06 現金ドロ 遂に泥を吐く
07 臺灣體育協會 昭和十三年度の行事
08 各部落に國講 斗六街の國語普及策
09 法律解答 解答者辯護士施炳訓
10 圖像:百里踏破の百襷爺さん入京
11 斗六郡米穀協會 九日總會を開催
12 ローカル・セクション
13 圖像:新竹州の慰問品發送
14 青物相場表 臺北市中央卸賣市場
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 歐米を巡りて/森下薰
03 連續ラヂオ小說 「母の肖像」(中)/毛利菊枝
04 晝間娛樂時間
05 謠曲
06 獨唱
07 趣味娛樂 「うさぎ」の飼ひ方 今頃が絕好の時期! 生れたてのを求めること
08 圖像:鏡岩、幡瀨川兩關とチンピラ力士
09 多摩川の大海軍映畫 「海の護り」配役決る
10 大陸の快男兒 七日より國際館
11 「巨人傳」撮影終る
12 海外映畫短信
13 松竹、衣笠貞之助監督 今秋更にキノドラマを製作
14 ガルボの映畫報國
15 とろ八女日記映畫化決る
16 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺中商工會議所 官選の玉手箱 愈よ十日開く 選擧公布と同時に內示
02 設立認可された 彰化商工會議所 來月十九日に議員選擧
03 彰化銀座の建設 愈よ一步前進 道路鋪裝工事に着手
04 圖像:海洋少年團結成式
05 高橋部隊名譽の戰死者
06 時局映畫 臺中州下で巡映
07 藝妲さんの國語講習所 きのふ開所式
08 無敵荒鷲員 真鍋大尉以下 あす無言の凱旋
09 高雄州の農業義勇團 愈よ人員の選定を行ふ
10 臺中工業學校 生徒募集を開始 各地から志願者殺到
11 農家養鷄(十一)/林正一
12 圖像:電氣學界五十周年記念式
13 優良部落薦獎會 きのふ屏東市で開催
14 阿部土木課長來彰
15 高雄市常置委員 十三日に第一回委員會
16 防空計畫打合
17 組合を結成して 西部の勞力を移入 花蓮港廳で立案を急ぐ
18 新組織大タロコ協會 近く創立總會を開催
19 肥料指導講話會 臺南州下各郡で開催
20 ス・フ展覽會 同時に純棉類の即賣會 嘉義商工會來月に開催
21 彰化基督教國語講習所 けふ愈よ開所式
22 彰化家畜市場 あす獸魂祭執行
23 變態男檢擧さる
24 飲んだくれ 咽喉を搔ぐ 弟に意見されて
25 消息
26 順風耳
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(66)/山中峯太郎;木原芳樹
02 春日遲遲/井原敏一
03 文壇酒案內記 (中)/池留久知
04 水牛の角 文學賞の功罪 あまりに現金的 なジヤナリズム
05 圖像:英雄閑日月(一)
06 伊國國粹文學の發祥 ブロツキやバンフイの諸作 (中)/原田謙次
07 圖像:從軍畫家花岡萬舟氏作品を小學校へ寄附
08 故鄭氏の肖像を 遺族に贈呈 街の一藝術家が
09 人間の型 (上)/吹田順助
10 旅路雜詠の一部 阿母(一)/吳坤煌
11 學藝消息 學界も戰時色 應用心理學會總會
12 心聲漢詩

哭詩人莊太岳先生/王養源、刺竹/小維摩、寫竹寄楊嘯霞詞兄一粲/小維摩

第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 工部局の機構改革 即時實行方を督促 フ議長に覺書を手交
02 現內閣總辭職說擡頭 大勢は自重希望の空氣濃厚 注目・文相の園公訪問
03 首相代理として 文相、園公を訪問 十五、六日頃西下
04 貴眾兩院、選擧制度の 三調查會月末に開催 現政府獨自の改正案を附議
05 建設總廳を開設 土木事業に着手
06 天津佛租界で 共黨が排日宣傳
07 棗莊、中興炭坑 圓滿に接收に決定
08 金口木舌/林正享
09 ソ聯の青年間は 思想的に大動搖 思想檢查制を實施
10 政民の首腦部會合 實勢力として時局收拾に邁進 政界には一種の潛勢的示威
11 青島聯銀分行開業
12 海運事業招商局を 米資本團に讓渡? 交涉成立說傳へらる
13 駐香米總領事 ゴ氏、成立說を否定
14 米國水兵漢口へ 警備隊交替のため
15 外國為替通訊處 上海中銀支店內に設置
16 上海為替市況 依然聢りを持續
17 簡保最高契約額 七百圓に引上げ 十月一日から實施
18 神戶ソ聯總領事館 愈よ十五日閉鎖
19 明日の天氣
20 曉の合唱(40)/野村愛正;古藤幸夫
21 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 本島人卅家族を 南洋に農業移民! 招くよボルネオの新天地 愈よ五月下旬出發
02 哀れ孤影悄然たり 主なき支那大使館 列國使臣も相手にせず 國府、地方政權に凋落
03 白衣の勇士凱旋 高千穗丸賑かに入港
04 精神總動員市民講演會 あすホテルで
05 モヒ密賣檢擧 證據品を押收
06 社大の演說會大混亂 ガスやビラをばら撒かれて ホールの聽眾大騷ぎ
07 ○○部隊從軍記 (四)廣德にて森本社特派員發
08 圖像:戰友會の祈願參拜
09 怪紳士御用 假面をむけば稀代の詐欺漢
10 彰化市商工會議所認可さる
11 青年學校義務制 十四年度から實施 諸準備の完璧に邁進
12 常備看護婦を設置 新竹市內小公學校に
13 保正斬らる
14 人事‧消息報社消息
15 商況 七日前場
16 今夜の映画
17 民報案內報社消息
18 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(124)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 下品な曲盤は 童心を傷つく お子樣を本位に 理想的なものを
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(109)/ゑのもと真砂夫
04 虛弱者 こんな食餌療法がよい 貧血者には肝臟料理/有本邦太郎
05 拔けない指環
06 國旗 色の落ちない 正しい洗ひ方 主婦常識
07 圖像:在米婦人皇軍慰問團
08 履物 は衣裳の一部 色と模樣の調和 着物と同じ生地が流行
09 春 行樂のシーズン 不正飲食物の 中毒にご注意
10 水蟲 これから出來る 輕い內に手當を
11 牛乳の混ぜもの 確實な見分け方
12 インキのしみ 過硼酸曹達でぬけ
13 磨き砂の 有效な用法
14 戶に手を 挾まれた時
15 揭示板
16 身上相談
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 火事と聞くや 御尊影を奉遷した 共產反對のロシヤ商人
02 傳聲管を通じて 「天皇陛下、萬歲」 大內少佐の最期
03 コドモ 入學試驗問題 臺南師範講習科
04 支那の少年等は 日本が好です
05 我が海軍機が 海南島を空襲 敵の軍司令部等を爆破
06 米國から食用蛙 二十萬の注文
07 神前結婚激增 新竹神社一日に七組
08 兄弟の學業競爭 父の英靈もさぞ御滿足
09 象クン保護ノ 國際會議ヲ開催 一年ノ象狩高三萬六千頭
10 カナガキニュース ニンギヤウガ イタリヤヘ
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 “共產黨と手を切れ" 國共合作に各省代表反對 蔣介石が周章狼狽頭條新聞

【北京七日發同盟】確實なる情報に依ると打續く敗戰に人心の動搖を虞れた蔣介石は最近各省代表を漢口に招致し日支事變今後の見透しにつきソ聯の絕大なる援助が確約されてゐるから長期抗戰に依つて戰ひを優勢に轉換する旨の演說を行つたと傳へられるが各省代表者間には國共合作の強化について相當強硬な反對意見が開陳され長期抗戰の結果國民政府の軍事財政上の基礎が薄弱となるに乘じ遂に共產黨の為め政權を乘取られる結果となる故即時共產黨と手を切るべしとの強硬論さへ出で蔣介石を狼狽せしめたと云はれる。

02 和平希求の演說! 孔祥熙が泣かんばかりに
03 我が諸部隊猛攻擊 徐州一帶の敵軍大損害を受く
04 圖像:政友首腦懇談
05 福岡市長に河內氏當選
06 陛下御親拜の時刻に 一齊に一分間默禱 靖國神社臨時大祭當日
07 ニカラグワ運河 開鑿案葬らる パナマ運河を擴張改裝
08 海軍擴張に對し リ作戰部長が言明
09 長驅重慶を空襲 漢口上空で敵機群を擊退
10 我が鈴木部隊 永和を占領
11 明細書は一兩日中に通達 パネー號事件
12 本源に遡り禍根芟除 陸相、師團長會議で演說
13 飛行機運搬用の 航空船が必要 ウ上院海軍委員長說く
14 國際收支調查規則 けふ公布、直に實施 從來の調查を一層正確に
15 ウイーン 公使館を閉鎖し 總領事館を設置 米、合邦を事實上承認
16 梁院長上海着
17 谷公使北京へ
18 盛島代議士失格 小田氏繰上當選
19 總督府辭令
20 今日の天氣
21 大阪商船臺灣出帆
22 近海郵船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 大連汽船
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 農業義勇團と大陸發展 近來の大名案社說

上海近郊に於て軍用蔬菜を栽瑞するため本島より農業義勇團を派遣する計畵か發表されるや、島內に一大センセーションを捲き起し、各市郡に早くも申込み殺到、募集締切前の五日既に各地とも超滿員の盛況を呈し締切の七日には各地とも數倍の申込みがあつたとみられてゐる。八月には此等申込者より嚴重銓衡され、名實共に立派な軍農夫が千名決定されるのであるが、この榮えある青年軍農夫は報國の大任と島民の期待を双肩に擔ひ、胸に青雲を描きながら、當局引率の下に本月中旬勇躍この劃期的集團的大陸發展の壯途に就く事となつた。

今回派遣される臺灣農業義勇團は軍需蔬菜を栽培し皇軍將士に新鮮なる蔬菜を豐富に供給するのがその主たる目的ではあるが、しかしこれ以外に尚重大なる意義が包含されてゐる事を見逃してはならない。

本團の派遣は蔣介石の長期抗日に對應して帝國が長期膺懲を以つて臨む堅き決意のあるところを示すのである。輸送に不便な軍需蔬菜類の如きものを現地で栽培する事は、卽ち口先きではなく、本當に腰を据えて擧國一致長期戰に對應する我が覺悟を示すものである。又領臺四十三年間に驚異的發達を遂げた本島農業技術を海外に進出せしめその真價を發揮する試金石でもめる。從つてその成功は將來の島民海外發展を約束するものである。當分は軍に雇傭されるものであるが、しかし當局は將來此等農民の定住策に就ても考慮を拂つてゐるといふから、その大陸發展の將來性は洋々たるものがあらう。卽ち今回派遣される團員は換言すれば本島の大陸發展の先鋒隊である。この先鋒隊の成績に依つては第二、第三隊の派遣も豫想され得るから、此處にしつかりと足場を作つて置けば、將來の大陸發展は期して待つべきものがあると云へよう。

本島青年の海外發展は實に島民が久しく求めて實現出來なかつたものであるが、今回この宿望が實現出來るとは誠に慶賀にたえないのである。將來これに依つて行詰まれるであらう本島人口問題を解決する端緒となるかも知れないとを思へば、その意義の大、その責任の重なるを自覺せねばならない。

本島人口の自然增加率が世界最高であることは統計が之を證明してゐる。狹い面積に恐しい程人口が自然に增加して行くとすれば、將來必ず人口過剩問題が起つて來る。現在の自然增加率を持續すれば、今後三十年を出でずして人口過剩問題が起るので、今からその解決策を樹立せねばならぬことは既に識者間に叫ばれてゐるのである。

島內開發に依つて之を多少緩和し得るであらうが、しかしこれは飽くまで緩和し得る程度であつて、百年の大計ではないのである。本島人口問題解決は結局海外進出、大陸或は南洋への發展より外に途がないのである。今回の派遣團が將來の海外發展の第一陣であると思へば、自ら血湧き肉躍るを禁じ得ないものがある。

農業義勇團の派遣は上述の外更に島民の皇民化に拍車をかけるものがある。事變以來、第一線に於ける軍夫の活躍、或は島內に於ける献金、恤兵慰問軍需品の栽培献納に擧島一致活動しつつあることは熱烈なる皇國精神の發露である。當局が之を認め更に非常時國家に奉公する機會を與へてくれたのである。卽ち島民に皇恩に報ゆる千載一遇の好機を與へてくれたことは誠に歡喜に堪へないところである。團員はこの與へられた絕好の機會に、君國に一命を捧げる覺悟で全力を盡して健闘すべきである。

農業義勇團の派遣は上述の如く實に一石數鳥、稀有の名案たるを失はぬ。中支は本島より遠からず、氣候風土も大して差異なき豐穰な耕地、しかも我軍の保護、當局の指導があるのみならず、加ふるに愛國燃ゆる團員の努力を以つてすれば、必ず成功すると信じて疑はないのである。

02 佐藤、高橋、中島部隊 敵遊擊隊(三師)を殲滅 敵の遺棄屍體二千餘
03 僅かな手兵を率ひ 小野部隊、敢然夜襲 白兵戰の後最後の線を擊破
04 武勳輝く小野部隊 小野隊長の武勇談
05 北支から觀光團 一行十七名入京
06 ○○部隊從軍記 (五)廣德にて森本社特派員發
07 入學兒童にお祝 石井會長より
08 名士をゆする 不埒な二人男 市民の警戒要望さる
09 滬江大學校長 劉湛恩射殺さる 共同租界靜安寺路で
10 南洋民族の我國渡來 紅頭嶼漂着丸木舟が生き證據 三好氏が學會に報告
11 壯丁團が角板山でキヤムプ
12 巡查部長も練習所入り 訓令改正、五月より實施
13 水防組合を組織 宜蘭で座談會を開く
14 本社神宮參拜團 昨日門司着 櫻花爛漫の春を滿喫報社消息
15 大益丸(發動機船)救助さる
16 肉豚飼育競技會
17 主謀者中溝等 強制收容さる 津雲氏取調を受く 政黨本部占據事件
18 苦力賃を橫領して豪遊
19 藥種商自殺
20 人事‧消息
21 ときの声
22 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 第一四半期の 本島貿易は微減 移出は船腹不足で減少 外國貿易は順調を示す
02 三月貿易も不振 前年より千七百萬圓減
03 島內硫安會議 きのふ臺北で開催 最後的決定を見るに至らず
04 工業の發展目覺し(下) 重工業の輸入依存解消か
05 諸株總花的に暴落 海外情勢不良と政局不安で
06 大日本製乳協會 宮脇博士ら來臺
07 勸銀三支店長 本店の會議に出席
08 定期は小波動 島內取引閑散
09 入鹿山技師 米檢に轉出
10 臺北商議所 來月卅日に議員選擧
11 物資需給の完備へ 臨時物資調整局の新設
12 臺棉臺東工場 九日に落成式
13 米穀代行會社 第十七回定期總會 來る二十一日に開催
14 中國聯銀の誕生 北支經濟開發に拍車
15 全國稅關長會議 太田事務官が上京
16 米袋の思惑買 製麻組合へ殺到 契約數量巨額に上る
17 對英米為替不變 盾、留比は建值改訂
18 照明燈
19 市價及商況 七日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 公報彙集 支那事變特別稅令
02 臨時利得稅令改正
03 所得稅令改正
04 相續稅令改正
05 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 時代の波に乘つて 祭典を一大改善 慈濟宮代表者間で決議
02 彰化郡下の產倉總代會
03 本島の馬產 殖產局農務課
04 稻香村共榮會總會 マ病防遏作業優良褒賞 授與式も併せ擧行さる
05 四萬の會員參集婦人報國大會
06 盡きぬ銃後の美談 員林愛婦更に梅干を献納 たび重ねの美擧に只感激
07 麗しい銃後の美談
08 羅東共益バス車掌の美擧
09 非常時の掘出し物 彰化郵便局裏の地下より 大小の炮彈ザックザック
10 愛婦彰化分會の 有功章の傳達式 六日市尹公室に於て
11 貪慾な農夫 公路を私田に切り崩す
12 模範部落を映畫化 屏東郡で製作に大童
13 ローカル・セクション
14 青物相場表 臺北市中央卸賣市場
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 釋尊出世の本懷/岩根玄苗
03 國史講座 現代 日支關係(二)/山本運一
04 講演 最近に於ける 米國の政治外交/大山卯次郎
05 家庭百科問答
06 料理献立/金村カネ
07 俚謠
08 コドモの時间 童話劇
09 晝間娛樂時間
10 管絃樂
11 圖像:椰子の葉かげで雪合戰
12 趣味娛樂 家庭で出來る 蔬菜園藝の手引 趣味と實益を兼ねる
13 京都松竹作品 火華
14 日活の「次郎長一家」 月形、國太郎で着手
15 大船新進三浦光子 二作掛け持出演
16 大船へ和裝令孃型 新人大河三鈴入社
17 大船の「出發」進捗
18 家庭醫學 四月の衛生 食物中毒の季節 もつとも効果のある 應急手當と豫防法
19 春は病菌の活動期 呼吸器と胃腸を保護しませう
20 受驗勉強が祟つて 胃腸カタルに/新谷達雄
21 圖像:ワカヲクントモトコチャン/麻生豊
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺中州國立公園協會 愈よ本格的宣傳 州下より三千名の觀光者を募集
02 屏東の農民義勇團 志願者定員を超過 郡で銓衡の上十日決定
03 高雄州參事會 屠畜稅改正の件を可決
04 御遺跡紀念碑 臺南市に近く建立
05 高橋部隊名譽の戰傷者
06 農家養鷄(十二)/林正一
07 圖像:社頭の櫻に心を癒やす白衣の勇士
08 本島にも青年學校 文教局に於て慎重講究
09 殺人犯に同情の淚 內臺人が減刑運動 けふ陳情書を提出
10 臺南市の「子供の日」 非常時に即應して 幼兒選獎に新趣向
11 簡保健康相談所 臺中にも設置 十五日開所式を擧行
12 彰化振業信組役員會を開催
13 水產デーに 大漁を祈願
14 濱松市議一行彰化市を視察
15 高雄市畜產組合 きのふ總會開催
16 役員會お流れ 高雄市興業信組の組合長互選次回へ
17 子供の愛に引れつつ 薄命の母自殺を圖る
18 嘉義商業入學試驗
19 京都中學學生募集
20 肥料信用查定會
21 順風耳
22 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(67)/山中峯太郎;木原芳樹
02 伊國國粹文學の發祥 潑剌たる國民生活の再現 (下)/原田謙次
03 文壇酒案內記 (下)/池留久知
04 水牛の角 虛構性の衰弱 窪川氏の論文
05 圖像:着着工事進む桑港萬國博
06 人間の型 (下)/吹田順助
07 支那の留學生 (一)/北岡史郎
08 圖像:英雄閑日月(二)
09 旅路雜詠の一部 阿母(二)/吳坤煌
10 學藝消息 聖林打倒氣運 歐洲各國に漲る
11 ナチス的年代表示法
12 心聲漢詩

輓莊太岳先生/南投 流石、輓莊太岳先生 其二/南投 流石

13 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 第二次關稅改正は 兩政府合流後實施 全支一貫輸出入全般に亘り
02 臨時政府、代表を特派 維新政府當局と折衝
03 三井、山東省內の 石油販賣權を獲得 スタンダード會社と交涉成立
04 圖像:武勳赫赫安吉城入城の高橋部隊長
05 上海為替保合
06 宜昌、信陽を空襲 敵機三機を擊墜す
07 鐵の使用制限強化 愈愈配給統制を實施
08 最終日の師團長會議
09 邦人の營業者に 取締り規定を設く 中支方面占領區域で
10 臺拓のシ團結成し 五百萬の融資成立 今年度の事業資金一千萬圓
11 第一陸軍病院慰問者 (三月一ケ月を通じて) 女性が大部分を占む
12 金口木舌/林正享
13 ソ、土關係緊迫化す コーカサス地方の 回教徒退去命令から
14 ブルーム內閣の 總辭職迫る
15 鄉男、北支開發會社の 創立委員長に就任
16 明日の天氣
17 曉の合唱(41)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 反共團體を組織し 蔣政權覆滅を企つ 不滿的舊東北軍が暗躍
02 四川の反國府熱 今や全省に蔓延 土民軍各地に蜂起
03 遊擊隊は「ギヤング」 その暴虐に民眾怯ゆ
04 我が○砲は 百發百中 至寶、淺富隊長が戰傷
05 戰死軍人遺族を總督が弔問
06 軍夫遺族を知事代理弔問
07 ○○部隊從軍記 (六)廣德にて森本社特派員發
08 名譽の軍用犬 入營
09 松山庄事務引繼
10 第一回“遵法週間" 十一日より全島に實施
11 薩州男兒の意氣を發揮 占據陣地を死守 勇猛隊長の激戰談
12 榊伍長、苦戰を語る
13 詐欺漢專用
14 平溪の火事
15 高天成氏、醫術 宣撫の壯途へ 診療班外科主任として
16 血壓の話
17 基隆商業專修學校合格者
18 基隆技藝女學校合格者
19 「花まつり」講演會
20 商況 八日前場
21 今夜の映画
22 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(125)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 弱き者よ! 汝の名は“女"なり されと“母"は強し 家庭は汝等の王國 (上)/張秋金
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(110)/ゑのもと真砂夫
04 御存じですかス・フ物語 生れてここに六年 つひに世界の寵兒 日本の生產高は世界一
05 圖像:北京から女留學生
06 心浮き立つ春は 病氣が再發する 生活は規則正しく
07 貴女のお洒落室 お顏を剃る時は “美"を害なはぬ樣
08 晝のお化粧
09 薪の 經濟的使用法
10 紙上病院/黃朝清
11 上手な 炭火の消し方
12 揭示板
13 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 秩父宮殿下の御聲を ラヂオで拜聽できる 其の時は態度に氣をつけませう
02 五十年後には 稅金をとらない 長崎縣の計畫
03 コドモ 嘉義中學校 入學考查問題
04 「徵兵檢查には 氏神で逢はう」 吳を出鄉の二十八少年
05 圖像:士林公學校/蘇財丁
06 富士山には 手をつけられぬ
07 土地が盛上つたり 沈んだりする
08 カナガキニュース シヤウコイテン ダイセイコウ 廿六マンニンモハイツタ
09 ビールガ 三センネアゲ タイワンハソノママ
10 デンビノクワジ 三十コヲヤク
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 各國大使盛に活躍 敗戰國府再認識の必要から 漢口で微妙な外交戰頭條新聞

【上海八日發同盟】中華民國維新政府の成立並に國民黨臨時全國代表大會を契機として支那を繞る外交關係は漸やく活況を呈するに至つた即ち過般谷公使を中心とする上海外交團との折衝及びカー英國大使ナジヤール佛國大使の會見折衝に依り日本側の東亞安定の為めの斷乎たる方針並に維新政府と其の管下に於ける外國人權益との關係について相當程度了知するところあつたものと見られ英、佛兩大使は其後相前後して香港經由漢口に赴き國民政府當局との折衝を行ひ其の抗日情況の打診を為す事となつた。而して在漢口のジヨンソン米國、トラウトマン、ドイツ、オレルスキー、ソ聯各大使との間にも頻繁に往復し各國夫夫の經濟政治上の利害得失を背景として微妙なる外交駈引が開始された模樣で漢口は今や外交戰の中心地となつた形である而して從來國民政府と特に密接なる關聯を持つてゐた英國としては窮境に沈淪せる國民政府の現狀並に其の將來性を見極めた上日本側の意向とも照し合はせて早急に對極東政策の具體的決定に迫まられてをりとの意味に於いてカー大使の行動は特に注目されてゐる其他の諸列強大使も亦國民政府との關係について再認識の必要に迫まられてをり各國共通の諸問題も多數橫つてゐる事とてこの際敗戰國支那に對して如何に對處すべきかが各大使間の新しき重要議題として論議さるべく國民政府も亦これ等の空氣を察知して弱身を見せまいとする一面同情援助の要求に最大の努力を拂ひつつありロンドンに於ける孫科特使の活躍各戰線に於ける驚くべき戰捷の虛報の連發等國民政府の足搔きを表現するものと見られてゐる。

02 軍備は相對性だから 帝國も對應策が必要 米內海相の車中談
03 圖像:政民首腦部會合
04 外務局長官 蔡氏を起用
05 我が要求を容れ 副總監に邦人任命 赤木氏を起用に內定
06 日東製粉が進出 北支十一工場を經營
07 既成政黨は惱む 革新機運が新黨運動へ
08 閣僚が街頭に進出 時局認識を徹底普及せしむ 昨日の閣議で申合
09 定例閣議
10 海軍航空隊の精銳 廣東で縱橫に活躍
11 二萬の劉軍 潰滅に歸す
12 “征馬曉嘶行雁亂" 東上等兵の陣中詩
13 久原事件公判
14 小林總督 五月上旬上京 中央と打合のため
15 漢口、桂林間に 航空路を開設 國府の漢口進出準備
16 鐵鋼の配給統制 五月一日より實施
17 “東京オ大會を 取消すかも知れぬ" ラ伯強硬意向を申達
18 實業部總長に 王蔭泰氏を起用 中國臨時政府
19 大道新政府が 上海市商會を接收
20 檢事異動發令
21 我が善隣協會を 外蒙兵が襲擊 二時間にして擊退
22 蘭陽高女試驗 十日から開始宜蘭農林で
23 蓬萊丸無電
24 總督府辭令
25 今日の天氣
26 大阪商船臺灣出帆
27 近海郵船基隆出帆
28 辰馬汽船
29 大連汽船
30 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 社大黨の御難續き社說

議會開會中に社會民眾黨黨首安部磯雄氏が自宅の同潤會アパートで白晝暴漢のために毆打され入院しなければならない程の負傷をした。西尾末廣代議士は失言を繞つて議員の懲罰として最大級の除名をされた。議會終了後の第一聲として同黨が六日夜大阪中の島公會堂に於いて議會報告演說會を開催し滿員の盛況を呈したが開會直前何者かのために妨害され一時會場は混亂しおち入つた。安部黨首の遭難以來第三回目の御難である。見

方によつては無產黨として「光榮ある御難」であるかも知れない。安部磯雄氏は電力 の國營を主張し出してからもう二十年にもなるであらう、同氏の電力國營、汽車の等級廢止論は隨分長い間の持論である。水力は國家のものだから此の使用權利を私人の營利のために與へるべきではない。電力は公共物であると云ふのであつた。今議會に電力管理案が提出されて業者關係者の猛烈な反對が試みられてゐる真最中安部氏が遭難したの であつたが犯人は當局の發表によると同案反對者關係の者たと云ふ事である。西尾代議士の除名は議會に於ける失言其ものよりも彼は左傾思想の持主だ。と云ふ理由によつて政民兩黨の懲罰委員に除名の宣告が下されたのである。代議士として除名されるのは死刑の宣吿同樣で之れは明治廿三年議會が開設されて以來二人目である。演說會の妨害は手段こそ變れ珍らしいものではないか、殊に無產黨の演說會に於いては辯士中止や其他 の出來事は演說會の華と云はれた時代も遠い過去の事ではない併し最近では六日夜の出來事は久し振り的なもので街頭に話題を提供してゐる。

社會大眾黨が選舉每に加速度的進出を示し、既成政黨が信用と魅力を失つてゐる時代だけに民眾は何か新しい勢力の現れに一種の憧れを抱いてゐるので、社大黨の素晴らしい進出に祝福を送つたのは事實であらう。併 し次次と御難を受けてゐる事は一社大黨の問題ではあるが、思想的、政治的社會現象として見のがせないものがある。

02 社說 南洋移民を祝福す社說

上海へ農業義勇團が進出するに決定し近近出發の運びになつてゐるが、今度南洋ボルネオヘ 農業移民として本島人三十家族が近く壯途にのぼる事になつた大日本は經濟的にも政治的にも世界の隅隅迄も水の流れるが如く發展しつつこあるが、農業移民としても南米其他海外に於いて活躍してゐる。遠く德川時代の鎖國時代に於いてすら日本人が南洋に三千人も農業を營んでゐた。農業移民は一攫千金的成功は出來ないし又斯樣た觀念を抱いてゐては農業移民としての資格もなければ成功もあり得ない。一攫千金の成功はなくとも健實に一步一步大地に根城をトして行くところに農業移民の强みと祝福がある、殊に今度渡航する三十家族は臺灣總督府及臺灣拓殖會社の南方移民政策實行の第一であるから、其の成績如何で續續移民を送る事となるであらうから、一番乘りとも云ふべき責任を背負つてゐる。南洋農業移民は日本の南方發展の闘士である、我々は大いに祝福してやまない。

03 臺灣農業義勇團 應募者六百名殺到 臺北州昨日最後の人選
04 名譽の戰死者 きのふ原隊から發表
05 都市計劃座談會を開く
06 新竹神社外苑擴張 內容ほほ決定さる
07 ○○部隊從軍記 (七)廣德にて森本社特派員發
08 林前法相の來臺延期
09 開灤炭坑爭議 一應圓滿に解決
10 島都の花祭り
11 新竹州防諜協會 州に本部、各市郡に支部 近く結成式を擧ぐ
12 基隆の花祭り
13 謎の失踪者ポ氏 黃浦江で水死 原因依然謎に包まる
14 臺北市東西區會發會式
15 次回日本藥理學會會長に 杜教授推薦さる 專門學會の臺灣開催は之が嚆矢
16 民間療法は御法度 臺北州取締に乘出す
17 電話加入申込み 二十一日から受付
18 蘇澳金比羅神社大祭
19 臺北中學合格者發表
20 深谷宜農校長歡迎會
21 本社主催參拜團 きのふ大阪着報社消息
22 少年保護記念日 十七日の行事
23 人事‧消息
24 ときの声
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 專賣以來の新記錄 昨年度の五大專賣品 賣上六千萬圓を突破 前年度より四百餘萬圓の增
02 船隻の增配が急務 最近何れも超滿員 半ケ月前よりの申込必要
03 臺北商議所、きのふ 監督當局に屆出 選擧人名簿縱覽の件を
04 貯蓄銀行協會 第八回定時會員總會
05 賀屋藏相の演說
06 三月中の主要商況(一) 臺銀調查課發表
07 中銀の為替賣却(第四回) 四十五萬磅見當 市況閑散を持續
08 株式利廻騰貴 平均五分四厘五毛
09 印度燕麥、最初の 栽培成績頗る良好 北部の氣候風土にも適合
10 世界物價の現狀 米國の景氣が物價回復の鍵
11 臺北商議所の 會員と經費負擔
12 債券利廻保合 平均四分二厘
13 定期臺破れに 島內米弱保合
14 照明燈
15 市價及商況 八日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 農業義勇團の 應募者殺到! 銃後の赤誠各地に漲る
02 斗六郡農業義勇團 近く選拔者を發表
03 潮州街臨時協議會
04 岡山郡畜組總會 諸事項を原案通り可決
05 軍夫陳坤梧君 名譽の負傷
06 圖像:新撰組を映畫にして海外へ
07 國講講師講習會
08 北斗神社鎮座祭 近く盛大に擧行 氏子の赤誠で獻納殺到
09 皇民化の徹底と 街庄事務の刷新 岡山郡街庄長助役會議で 之が實踐方法を慎重協議
10 太保庄新埤振興會
11 鼠小僧就縛
12 事變の特別稅で 玉突料亭ひつそり閑
13 「さわら」の大漁 食ふ間も惜しや、出漁 竹圍港漁夫ホクホク
14 水產デー行事 北斗郡下各地の
15 彰化旭公近く完成
16 タクシー助手收金を拐帶 滿洲に高飛びか
17 ローカル・セクション
18 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 晝間娛樂時間
03 馬を語る夕 物語「馬」(吉田絃二郎作)/三浦洋平
04 ラヂオドラマ
05 コドモの時间 管絃樂とチエロ
06 家庭講座
07 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 青年團強化と共に 國語不解者を一掃 臺中州の積極的社會教化策 州下關係當局者を招集協議
02 臺南神社の參拜者 事變以來頓に增加 州外の參拜團體ひつきりなし
03 光榮の屏東木瓜 愈よ獻上の手續
04 高橋部隊の名譽の戰死者
05 開山神社の氏子總代會 きのふ市尹公室
06 屏東航空支廠で 島人見習工を募集 人材登庸の道開く
07 御遺蹟記念牌 十七日除幕式
08 高雄市の國旗調查 小公學校區域に分けて 揭揚率八九%對七六%
09 嘉義の農業義勇團 志願者殺到近く選定をなす
10 農會の產組移讓 十二日查定額發表
11 臺南州の郡守市尹會議開催
12 花蓮港廳の 防諜團續續結成
13 圖像:時局女學校風景
14 支那の防空施設 獨創的ではない 滿富事務官の視察談
15 農家養鷄(完)/林正一
16 專務締出しを喰ふ 高雄興業信託內紛曝露
17 出征軍人家族の 技藝講習會開く 十一日より屏東會館で
18 高雄州新撰組 あす盛大に結成式 全員廿四名夫夫部署を決定
19 愛婦臺中州支部 託兒所を創設 近く分會長會議で協議
20 水防道路修築 屏東郡で立案中
21 家庭不和から自殺
22 多角的經營へ 花蓮港廳の移民村 經營に一エポック
23 消息報社消息
24 彰化產組研究會
25 彰化商業專修の入學許可者氏名
26 臺南長老教女學校入學試驗の合格者
27 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(68)/山中峯太郎;木原芳樹
02 支那の留學生 (二)/北岡史郎
03 水牛の角 人生は四十 「から」か「まで」か
04 紙芝居文化賞 目やすの置きどころ/村井恒
05 旅路雜詠の一部 阿母(三)/吳坤煌
06 學藝消息 煙草は短命の第一原因
07 心聲漢詩

劍潭/黃純青、春夜讀書有省/文訪、輓莊太岳先生/南投 吳金連、輓莊太岳先生 其二/南投 吳金連、弔奎府治/高雄可人、步笑雲詞兄原韻/蕭献三

08 新刊紹介
09 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 滿獨使臣交換 兩國間既に意見一致 近く正式に國交開始
02 閣內の動き相當頻繁 首相漸く小康、來週には登廳
03 圖像:平和は觀光から 北支要人入京
04 實業部長に王氏を任命
05 上海為替市況 保合閑散
06 三國海軍會議 十二日より英外務省で開會
07 警察行政に明るい人 副總監に決定の赤木氏
08 合流の諸問題に付 充分研究する約束 梁行政院長歸滬談
09 金口木舌/林正享
10 國共の相剋深刻 國民黨進退兩難に陷る
11 ブ內閣遂に總辭職 後繼をダ國防相に依囑
12 ハワイ、比島間の 航空路開設に反對 ラ氏からハル長官へ電報
13 敵軍の損害約三萬 臺兒莊附近の戰鬪で
14 東京に辦事處 近く事務を開始
15 臨時政府顧問決定 行政は湯澤氏、法制は大達氏
16 明日の天氣
17 曉の合唱(42)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 藍衣社員の指令か 白崇禧襲擊さる! 政權を繞る蔣、白の反目 いよいよ深刻化
02 中等男女學生を 強徵、前線に立たす 共產軍の徵募に反共氣勢擧る
03 軍事援護會と 社會事業打合會 十二日臺北州で開く
04 桃園消防組 十三日結成式を擧ぐ
05 山內高級參謀榮轉 後任は宮崎大佐
06 ニセ齒醫者檢擧
07 兩陛下御參拜時刻に 全島一齊に遙拜式 靖國神社臨時大祭の行事
08 ○○部隊從軍記 (七)廣德にて森本社特派員發
09 奉納庭球大會 廿三日から開始
10 これは豪商三人男 巧智、一流料亭で豪遊して まんまと一萬圓釣る
11 物と物で握手 濱松市議の臺灣視察
12 太平町小賣市場 けふ地鎮祭を擧行
13 生活苦から投身自殺
14 商況 九日前場
15 今夜の映画
16 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(126)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 弱き者よ! 汝の名は“女"なり されと“母"は強し 家庭は汝等の王國 (中)/張秋金
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(111)/ゑのもと真砂夫
04 御存じですかス・フ物語 パルプから織物まで 輝やかしい私の將來 缺點は日日に除去される
05 日活「五人の斥候兵」と 佛グレエ「赤ちゃん」 九日國際館で封切
06 揭示板
07 紙上病院/黃朝清
08 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 畏くも二十六日 兩陛下御親拜 靖國神社臨時大祭 全國民一齊に默禱
02 戰地から 卒業式へ來て 又戰地へ歸る 萬歲に送られて
03 コドモ 銳い動物の鼻 平らになつてゐるのは 地面を嗅ぐため
04 嘉義中學校 入學考查問題
05 イタリヤ軍艦 春の日本へ 長崎へ堂堂と入港 益益深まる日伊親善
06 熱帶植物園 沖繩の記念事業
07 アメリカから 草履注文が來た 世の中も變るものだ
08 怪しい軍艦 ト群島を探照 アメリカのものらしい
09 敵兵五千名 湖水へ叩きこむ わが軍、見事に挾み擊 飛行機から五百名射殺
10 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 臨時政府辦事處を 十二日麻布に開設 使命を帶びて孫湜氏來朝 帝都に新五色旗飜る頭條新聞

【東京九日發同盟】輝かしき日滿支協和の新黎明を告げる中華民國臨時政府では今回日本在留の支那人の保護監督その他の事務を掌るため東京に總領事舘に相當する辦事處を開設することとなり臨時政府行政院長王克敏氏の使命を帶びて來朝した孫湜二等書記官は麻布區西町に右辦事處を設置するに決定し來る十二日孫二等書記官以下事務員數名が同處に引移り正式に「中華民國臨時政府辦事處」を開設し茲に帝都に初めて新五色旗が飜へることとなつた、尚孫湜書記官は本年一月まで青天白日旗の下に中華民國大使館の古參秘書官として勤務してゐた非常な日本語に堪能な日本通で在任中は許世英大使の通譯に當つてゐたが支那事變勃發以來東洋平和を毒する國民政府の方策に慊らず去る一月二十日許大使の引揚直後國民政府に對し辭表を提出し大使館と永久に訣別して三月新政府の招きに應じ正式に新政府の外交官に任命されたものである。

02 廣東方面を空襲 各飛行場、粵漢線を爆擊
03 鯉登部隊古陽で 二千の敵を擊破 敵の遺棄死體六百
04 激戰實に卅時間 永和附近の敵を擊破 我が鈴木部隊が
05 支那事變關係の 第一回論功行賞
06 臨時政府人事異動
07 經濟部長會議(最終日) 戰時下の產業經濟行政につき 末次、木戶兩相が訓示
08 地方長官會議は 五月一日招集
09 臺糖、明糖の決算重役會
10 ブルーム內閣 倒閣迄の經緯
11 天津總領事は 田代氏に決定
12 傷兵保護院總裁は 本庄大將が最有力 總裁を名譽官、副總裁を專任に
13 訪日滿經濟使節團 トリエストを出發
14 チ英首相の演說 平和政策を高唱し 軍備の強化を強調
15 英伊協定は近く 成立發表の見込
16 英國がフ政權に 多額の借款提供 英財界方面の觀測
17 ト山を占據
18 行政機構改革案を 下院本會議で否決 米政府に一大痛棒
19 米の大型艦建造 四萬一千噸が限度か
20 廣東の食糧愈よ缺乏 省當局對策に狂奔
21 主力艦の噸數 若干制限を超過 エ米海軍次官が言明
22 ソ聯重要人民委員部 相次いて 兼任制を實施 ス政權の苦惱を反映
23 上旬貿易
24 北京に日支合辦の印刷出版事業を計畫
25 體協水泳部の 十三年度行事決定
26 棉花綿糸綿布最高標準價格
27 中國聯合銀行へ 三銀行員を常駐 實際的業務指導に當る
28 基隆郡の結核豫防打合會
29 總督府辭令
30 本日の天氣
31 大阪商船臺灣出帆
32 近海郵船基隆出帆
33 辰馬汽船
34 大連汽船
35 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 硫安プールと價格統制 島內賣價の割高決定は不當行為社說

島內農產業の飛躍的發達によつて化學肥料の需要は遂年增加の一途を示して居る。現在販賣肥料として一年間約五千萬圓の消費額を見せて居り、農村經濟の上では重要消費部門となつて居るその中でも硫安肥料は年額約二十萬瓲の消費額を有し、價格二千二百萬圓に達し全販賣肥料の約半數を占めて居る。本島に於ける肥料統制も硫安統制に先鞭を付けねばならない事となつた。殊に硫安生產工場を有して居らない本島としては一時も早くその需要量を確保するのが急務である。督府に於てもその重要性に鑑み殖產局が商工、農林拓務三省に交涉した結果年額二十萬瓲の供給量、獲得した事は本島肥料配給上の一大成功である。

六大輸移入商である三井物產、三菱商事、大正興業、安部幸、日滿商事、賀田組の六店が肥料統制法の精神に基いて島內に於て硫安輸移入プールを結成すべく本年二月より約二箇月に亘り東京迄出掛けて協議し、愈よ去る四月八日を以て六店のプール結成が正式に決定した事は本島硫安配給の確立上喜ぶべき事である、卽ち六店が內地の硫安配給機構に準じて硫安販賣會社より、直接配給を受けるので、今後島內に於ける需要量は確實に內地より配給を受ける事となつたから、供給不足に陷る懸念は解除されたものと見るべきである、同プールの成立に依つて圓滑なる配給を行ふ事となつたが、殘る問題は低廉なる價格を以て供給する事である、島內に於ける販賣價格に對しては同ブールはシ・アイ・エフ瓲當百十四圓を以て配給する事と決定したが、內地の公定價格に比較して瓲當り五六圓方も割高を示す事となり、年額二十萬瓲の消費額に對しては少くも百萬圓以上の農家負擔が增加される事となつた事は見逃せない問題だ。

肥料統制法は本島に施行されて居らないが、重要國策として施行して居る上より見れば、本島に於ても當然內地に追隨して同法の立法精神に基いて硫安肥料の配給政策を確立せねばならない、單に配給數量の獲得のみを以て肥料統制の目的を達成したと見るのは認識不足も甚しく、價格の統制をも併せて確立するこそ完全なる肥料統制の精神に合致する譯である、今回成立した硫安プールも未だに配給機構が完備して居らないから急速に完全なる配統制を要求するのは少しく過酷であるかも知れないが、肥料統制政策の根本精神より見れば、本島硫安ブールも配給數量を獲得したのみを以て使命を果したと自認する譯に行かず、完全なる販賣價格の統制を行ふのがより急務と言ふべきである。

硫安販賣價格の統制とは言ふ迄もなく、低廉なる價格を以て農家に供給し、農家をして硫安肥料を潤澤に消費して國內源資である農作物を增產するのが、戰時產業政策の具現である、この見地より重要肥料配給統制法を實施し、强力なる國家權力に依つて豐富なる肥料を低廉なる價格を以て配給する事となつたのである卽ち戰時體制下に於ては國內資源の擴充が最も緊要事であり、その中でも硫安肥料の配給統制が急務である如く、最早肥料は從來の自由商品ではなく、統制商品となるから一般肥料取扱業者としても國家統制に服從せねばならない時代となつたのである、臺灣は地理的に內地とは離れて居るも國內資源を擴充する上に於ては本島も重大使命を負はれて居る、然るに、本島の硫安配給統制のみが內地に比較して不當に割高なる販賣價格を以て配給せんとする事は、不可解なる事である、臺灣も國策の一翼を擔ふて居る以上內地よりも割高な肥料を配給する事は、單に一部の肥料業者の不當行為とのみ見逃す譯に行かず、光明正大なる統治方針に反する事となるから督府當局に於ては深くその點を考慮し公正なる販賣價格を決定させるべきであらう。

02 活躍の餘地多多あり 上海進出絕好の機會 蓬萊丸ニュース竹藤福大公司專務談
03 床し・淺富隊長 部下を案じつつ元氣で語る
04 軍夫陳黃福君 名譽の戰死 王寧村附近の戰鬪で
05 圖像:高橋部隊長の敵情偵察
06 「北平は北京」と 教科書を改訂 文部省で正式決定
07 總督府外事課 部に昇格決定 來る七月一日から
08 大阪市內を遊覽 本社主催神宮參拜團報社消息
09 仕末の惡い四人男 窃盜、賭博、刃傷 一網打盡されて豚箱へ
10 本島第一線選手が 今夏・內地へ遠征 體協陸上競技部空前の快擧
11 新竹州蕃界に ジルコン鑛 內地からの照會で 當局、調查を進む
12 宮脇博士の講演日程
13 基隆郡の人選決定 けふ郡役所に參集 農業義勇團
14 半生を獄窓で送る 衣類專門賊また御用
15 市からも一名入選
16 不都合な洋服屋 修繕を賴んだ衣類を入質
17 性懲りない 若者、再び御用
18 人事‧消息
19 ときの声
20 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 硫安プール成立し 運用方針決定さる 島內配給機關として
02 需要數量の獲得で 本島として大成功 藤垣安部支店長談
03 三月の郵便貯金 前月末に比し減少 總額二千六百卅九萬圓
04 三月中の主要商況(二) 臺銀調查課發表
05 高雄魚市 三月取扱減少 價格著しく騰貴
06 定期米安で 蓬萊丸糯とも反落
07 合同鳳梨會社重役會を開催 小濱專務等上京
08 西部防風林に關し 愈よ具體案を協議 近く勸業課長を招集して
09 梧棲築港決定で 督府要路に感謝 臺中實業團體上北して
10 第一四半期の 本島貿易情勢(一) 移出は米糖とも減少
11 產組協會主事 宮澤氏に內定
12 清涼飲料水組合 けふ全島總會開催
13 照明燈
14 市價及商況 九日
15 貸借對照表
16 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 躍進セル臺北市ノ商工界其一 躍進臺灣建築界に 輝かしき功績 優秀建築材を提供する 國產スレート株式會社特輯
02 金銀商界の重鎮 金瑞山金舖の躍進 各種事業を手廣く經營特輯
03 鐵饑飢の波に乘り 注文殺到の景氣 合資會社生智鐵工所特輯
04 齒車齒切の製品で 本島工業界に貢獻 中央製作所の成功特輯
05 南支南洋を市場に 製品の進出を計劃 東洋メリヤス株式會社特輯
06 辜新社長の下に 協力一致して活躍 高砂鑄造株式會社特輯
07 製茶製糖機製作で 業界に好評を博す 大成鐵工所の新案特許特輯
08 日光チルド車輪で 內外地に知らる 合資會社日光商會特輯
09 オートバイ界の霸者 進輪モータース 驚異的躍進の連續特輯
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 生產擴充に拍車! 業佃組合愈よ結成 業佃協調から業佃互助へ 北斗郡トツプを切る
02 地主懇談會 七日苗栗街に於て開催
03 故川野氏慰靈祭 八日嚴肅に執行
04 圖像:東京回教學校入學式
05 南屯庄部落振興會總會
06 柑仔、林國姓間 愈よバスを運行 交通の不便緩和さる
07 弊風陋習を打破し 一路皇民化へ 關西部落振興會で決定
08 模範部落三芝庄 視察者ひつきりなし
09 讀者の叫 時局と青年の覺悟/林文樹
10 旗山獸肉組合總會
11 天下の不孝者 意見されて憤慨し 鍬でオヤヂを一擊
12 北斗郡の社教聯 豫算一躍十倍に 近く豫算總會を開催
13 糊仔甘藷品評會 褒賞授與式 十日莿桐庄にて
14 肥成素に依る 堆肥製造實演
15 トラック顛覆
16 ローカル・セクション
17 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 秩父宮殿下の令旨を 中繼放送申上ぐ
03 講演/大里武八郎
04 講演 消極的優生學 斷種法に就て/永井潜
05 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺中市農業義勇團の 淚ぐましき應募風景 大屯郡けふ身體檢查
02 志願者殺到して 銓衡に當局一苦勞 臺南州の農業義勇團
03 防諜懇談會 きのふ花蓮港街に於て
04 圖像:第十回日本醫學會總會開く
05 高橋部隊 名譽の戰死者
06 新竹州の人口 一年間一萬二千餘人增
07 曾文溪の大ダム 實地調查近く完結
08 軍人軍夫家族 座談會を開催 彰化神社で祈願の後 公會堂にて盛大擧行
09 統制線上の ガソリン時代 製法樣式の現狀 理學博士田中宗愛氏談
10 白衣の勇士 懷かしの內地へ
11 高雄州畜產會發起人會
12 彰化家畜仲買組合 通常總會を開催 同時に獸魂祭執行
13 南部の製氷業者 辛じて協定成立 けふ嘉義市に參集協議
14 臺南團對嘉農 けふ練習試合
15 警備の巡查を 勞る床しき少女 微笑ましき街頭風景
16 臺南市壯丁團映畫會を主催
17 便所設置を慫恿 高雄市に便所なき家六千戶
18 高雄州參事會 あす州會議室で
19 佐藤中將講演
20 營業組合と連絡を取つて納稅強化
21 臺南商業專修 入學試驗合格者
22 高雄州の兩教諭 農民講道館へ
23 廣告報社消息
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(69)/山中峯太郎;木原芳樹
02 旅路雜詠の一部 母親(四)/吳坤煌
03 臺灣總督府圖書館 新着普通圖書
04 水牛の角 生めよ殖せよ 伊女性の職業は結婚である
05 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 列國政府に對し 新政府の成立を通告 近く臨時、維新兩政府から
02 兩政府合硫後の 新經濟、產業政策 北、中、南支を一貫して統制
03 近衛內閣を強化 邁進すべしと結論 末次、鹽野兩相の會見で
04 圖像:光華門附近の戰況を聞く畑最高指揮官
05 將士を慰問
06 圖像:長友大尉の敵情偵察(廣德城北門トーチカ上より)
07 第五期 中央執監兩委員會 最後の立直に狂奔 第四次全會で方策を決定
08 カー英大使、空路 漢口から重慶へ 林森主席に國書捧呈
09 ブ極東軍總司令 對日開戰を主張 參謀本部は自重論
10 金口木舌/林正享
11 英武官遭難か
12 明日の天氣
13 曉の合唱(43)/野村愛正;古藤幸夫
14 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 見よ・この天佑! 敵の燒夷彈で敵を擊退
02 水井隊長、無念! 壯烈な戰死を遂ぐ 內田中尉、猛然敵を殲滅
03 銃後の職場のぞき(1) 牛より馬へ! 農業改善の使命を擔ふ 希望に輝く模範農民の先驅
04 祝少尉の武勇傳 敗逃の敵を二名斬る
05 映畫の輸入抑壓で 洋畫饑饉時代出現 續映や古物でやり繰り
06 石井國民使節 十一日基隆寄港 臺灣の視察を行ふ
07 戰沒者に對する 弔電文例追加 來る二十日より實施
08 肉豚肥育競技會の褒賞式
09 高雄實業協會 きのふ解散式擧行
10 真耶穌教會大會
11 イヤハート記念燈臺建設
12 新竹中堅青年道場 愈愈五月中旬より開場
13 十三日水產デー 蘇澳港の行事決定
14 濱松市議一行全島視察日程
15 武裝姿嚴めしく 新撰組の初訓練 高雄高女に於て
16 臺中の春競馬 新馬多數出場で 大穴を豫想さる
17 佛國の人口減少 政府、防止策を講究
18 新入生の制服 一律ス・フ着用 高雄市の內示により
19 今夜の映画
20 民報案內報社消息
21 廣告
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 山東作戰既に完成 今後肅清に努む きのふ軍司令部發表頭條新聞

【北京十日發同盟】軍司令部十日發表

我軍は三月中旬山東省南部の滕縣、臨城附近に於いて四川軍を一擧に潰滅せし□引續き殘敵を急追し大運河の北岸にありし敵に多大の損害を與へ破竹の勢を以て韓莊、臺兒莊大運河の線に進出し湯恩伯、孫連仲等の敵の大部を大運河南岸に驅逐し本期作戰の目的を達成したるを以て各要點を占據し殘敵を掃滅すると共に占領地域內の肅清に力めつつあり。

02 我が海軍航空部隊 連日南支で威力を發揮
03 歸德で壯烈な空中戰 廿四機を擊墜して歸還
04 圖像:貯蓄銀行協會總會
05 日華經濟協議會第一回會合
06 沁源を完全に占領 八日我が○○部隊が
07 獨逸の國民投票 國民總動員の觀 ナチスの勝利豫想さる
08 東京辦事處成立 直ちに事務を開始
09 兩國民の理解に傾注 孫處長、聲明書を發表
10 京漢、津浦兩線の 中間地區を掃蕩 陳塞の殘敵一千を擊滅
11 チ國の危機切迫 獨墺合邦の小協商諸國への影響
12 「獨墺合邦は天佑」 ヒ總統選擧演說で絕叫 聽眾は熱狂的に感激
13 滿支の貿易を促進 相互に通商代表を派遣
14 國民黨青年團長 蔣介石が兼任
15 經濟關係次第で 國際關係が好轉 谷公使北京着後談
16 陸軍氣象部を設定 けふ勅令を公布
17 ロイテルの 上海總局 香港に移轉
18 本日の天氣
19 大阪商船臺灣出帆
20 近海郵船基隆出帆
21 辰馬汽船
22 大連汽船
23 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 秩父總裁宮の 台臨を仰ぎ奉り 輝く奉戴式を擧行 畏くも殿下には令旨を賜ふ 紀元二千六百年奉祝會
02 今事變の應召者に 特別復權の恩典 司法省、審議を進む
03 高雄の電話希望者 七百突破か 市勢の急展を示現
04 臺北市の遵法週間 全市にビラを配布
05 英米新國防豫算 驚異的な膨脹傾向
06 蘇澳金比羅神社大祭盛況
07 休轉工場の 保證問題で大揉め 清涼飲料統制組合臨時總會
08 圖像:樂しい夕食の用意
09 大里庄の火事 三棟九戶を全燒
10 終始猛烈な攻擊 臺南團見事に雪辱 十對三で嘉農を屠る
11 島都の花祭り 自肅して行列を取止め 公會堂で式典を擧行
12 臺中の花祭り
13 元山(山口)の炭礦發火 礦夫四十餘名生死不明
14 比島學生の 訪日教育視察團 昨日マニラを出發
15 使節團歡迎式に 一行が參列 本社主催參拜團の大阪見學報社消息
16 魔の臺南運河に 又投身自殺 病身の若人が飛込む
17 商工學校の合格者發表
18 海外短信 惠まれぬ子への福音
19 イタリア女性間の新流行
20 麥稈製の傘
21 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 輸出入品臨時措置法の 効果とその改正
02 三月中の主要商況(三) 臺銀調查課發表
03 島內現株仲值
04 商況 十日
05 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 躍進セル臺北市ノ商工界其二 外國製品を凌駕 國產車 トヨタ自動車 價格低廉、ガソリン代は僅少特輯
02 卸部、小賣部の分離で 大和洋行一大躍進 顧客本意が經營のモツトー 社長劉鼎基氏談特輯
03 藥種業界の霸者 西瀛公司の業績 門前市を為すの盛況特輯
04 味覺奉仕に精進の 慶珍醬油株式會社 販路は三州下に及ぶ特輯
05 國策に順應する 被服王國、竹腰商店 その製品全島に冠たり特輯
06 意匠登錄 夏冬に兼用出來る 純國產報國帽! 時代の要求に叶つた逸品 特約店南方商行特輯
07 國防色被服製作で 工業報國の林瑞記 三百餘名の女工の精勵も 註文殺到で轉手古舞特輯
08 廣告報社消息
第06頁
日刊第5版
序號 標題
01 奉公の機會至れりと 應募者が殺到す 各地共豫定人員を超過 農業義勇團
02 圖像:白衣の勇士お花兒ハイキング
03 鳳山郡民風作興會評議員會を開催
04 甘藷競作の効果百% 甲當收穫約十萬斤 普通の耕作に比し五倍增 屏東郡で近く褒賞授與
05 麻豆街方委月例會
06 傷害事件
07 埔鹽の流腦終熄
08 平柳鳳山郡守の盛大な新婚披露
09 李茂滽氏の美擧
10 長期戰體制と 對支勞働政策 文化工作の重要性 中央大講師天澤不二郎氏談
11 圖像:大成丸芝浦に歸る
12 湯桶に落ち込み 小兒の變死
13 高雄工業徒弟養成所合格者
14 ローカル・セクション
15 廣告
第07頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 未成年者禁酒禁煙法 遵法週間に當りて/島田昌勢
03 特に學生生徒諸氏の 反省を望む/丸山芳登
04 講演 「戰爭と氣象」/滑川忠夫
05 講演 帝國憲法と十七條憲法/高島米峰
06 國史講座 現代 日露關係/鈴木讓
07 家庭百科問答
08 東寶映畫會社作品 上海 十日より大世界館で
09 廣告
第08頁
日刊第7版
序號 標題
01 高雄日清日露從軍會 きのふ盛大に結成 昔を偲ぶ模擬戰好評を博す
02 日華親善ルート強化 日本案內支那語版 日華協會本年中に出版
03 真鍋大尉以下の英靈 きのふ盛大に屏東市葬
04 圖像:防空用消火ポンプ實驗
05 屏東市の子供の日
06 高雄市の夏 愈よ本格的 西子灣頓に活氣づく
07 高雄軟式野球大會 天長節の佳辰を卜して擧行
08 臺中商工會議所 官選愈よ內示 民選は十七日に開票
09 「李」の出荷統制組合 生產者は反對氣勢 成行如何注目さる
10 戰時議會の成果(一) 成立豫算に見る 現下の戰時體制 空前の尨大國費
11 花蓮港廳畜產會 愈よ組織に着手
12 佐藤海軍中將の時局講演會盛況
13 大仕掛な詐欺保險 斗六警察課に檢擧さる
14 戰歿者英靈追悼大法要
15 臺車とトラック 正面衝突 巡查夫婦負傷
16 嘉義春競馬 第一日目の成績
17 廣告
第09頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(70)/山中峯太郎;木原芳樹
02 支那の留學生 (三)/北岡史郎
03 水牛の角 ダヌンチオと 屋根色事件
04 隨筆 閑時小錄(一)/馬場孤蝶
05 圖像:英雄閑日月(三)
06 旅路雜詠の一部 母親(五)/吳坤煌
07 學藝消息 南アフリカの國歌問題
08 心聲漢詩

戊寅清明日偕指薪伯達燦煌東明游翠壁岩歸途遇蘊石純甫兩先生因復同往/文樞

09 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 近衛首相の政局擔當 軍部は積極的支持 內閣改造寧ろ一擧斷行せよ 陸相近く首相に進言
02 內閣の改造に依り 局面の打開が最善 各方面一致の意見
03 米の大艦巨砲主義 英佛が如何程抑制し得るか 三國會議の成行を注目
04 ダラディエ氏 組閣に成功
05 佛新內閣顏觸
06 伊の旗艦ラ號 十八日橫濱入港
07 共產黨撲滅の密電 廣東軍から六全大會に
08 金口木舌/林正享
09 あ、齋藤機の殊勳 敵司令機を空中で粉碎 愛機も亦大破して自爆
10 西安以上の大空中戰 山本部隊長語る
11 國民投票頗る好成績 壓倒的にヒ總統を支持
12 興奮と歡喜の交錯 市民は續續投票所へ 老病人は自動車で運搬
13 ヒ總統も清き一票
14 舊墺兵士のみ 投票を許さる 今回丈例外的に
15 明日の天氣
16 曉の合唱(44)/野村愛正;古藤幸夫
17 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 李宗仁軍と胡宗南軍 新兵爭奪で大衝突 激戰に向けられて慘敗した胡 中央系と結び反李氣勢
02 淡中と同女學校の 認可指令けふ下る 私立中學のトツプを切つて
03 多年の懸案解決 認可に付島田文教局長談
04 總經費五十萬圓で 新竹神社を御造營 設計內容決定さる
05 招魂祭に參列 成川副官が臺灣軍代表で
06 責任感で一杯 有坂淡中校長語る
07 女生徒再募集
08 石井使節歡迎會 今夜ホテルで開く
09 四川軍は阿片癮者 無頓着、軍紀の紊亂甚し
10 山內大佐 あす出發
11 基隆市防諜聯盟創立總會
12 街路上で血達磨 三圓の貸借で口論 滅多斬りして逃走
13 金包里遊園地を視察
14 圖像:高原進擊の我軍
15 遵法週間にビラを配布 主旨徹底に努む
16 教授グループの取調進捗 今月末送局されん 治安維持法を適用
17 臺北州警察幹部異動發令
18 映畫關係者の座談會
19 商況 十一日前場
20 今夜の映画
21 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 毒ガスに襲はれたら 押入や納屋へ避難 敵機空襲の防毒用意
02 國民黨の總大將 蔣介石が正式になつた
03 五十四歲のお婆さんが 小學校を卒業 「螢の光」に淚して
04 兵隊さんの 野菜を作る 臺灣の農夫千名が上海へ
05 宋哲元も銃殺か 蔣介石に捕へられた
06 カナガキニュース ペピンヲペキントヨブ
07 グンノウフ オウボシヤ十バイ カンシンナタイチユウシミン
08 オウボシヤタスウデ カカリヰンカンゲキ
09 一ネンカンニ 一マンニンフエタ
10 コドモ 盲や失明した 軍人の杖となる犬 盲導犬のお話
11 笑話
12 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 維新政府の成立で 中支の民心安定す 樂土の再建に勵しむ 復興現狀頭條新聞

【上海十一日發同盟】中國維新政府の成立に依り民心は愈よ安定し今や中支三千萬民眾は我が武威の下に安居樂土の再建に勵しみつつあるが其の復興現狀は左の通りである

一、住民復歸率は破壞の甚しかつた所では三割位であるが平均七割位と見られる全住民復歸の場所もあり蘇州の如きは戰前より增加してゐる

一、農民に對する種子の配給は大體間に合ひ農具も先づ間に合ふので農民は目下春耕の準備に大童である蠶糸は例年の三割方不足であるが養蠶は樂觀視されてゐる農耕用の水牛が約六、七千頭不足してゐるので青島方面より約三千頭を至急移入した今後は臺灣より輸入し水牛の不足を補ふ豫定である

一、商業は物資の缺乏、金融機關の停止で農民に比し困難な情態にある

一、難民は老人及び小兒を主として南京が約七萬人南京及び上海以西方面に約二萬人ある

一、自治委員會組織の情況占據地域內の自治委員會治安維持會と稱するもの約三十ありその經費は敵產の處分、市場開發、土產販會手數料、寄附金等に依つて賄つてゐるが既に租稅を徵收しつつある所もある

一、米、繭、棉は中支に於ける三大生產品であるが最近船便の回復と共に之等の輸送が頗る圓滑となつた、米は全體的には寧ろ過剩の情態に在り煙草食鹽、石油、小麥粉、燐寸、海產物等が比較的に缺乏してゐるので日本商人として取敢へず銳意供給せしめてゐる

一、學校の復興は教材不足でまだ軌道に乘らず日本語學校は各地に新設され駐屯の軍人が直接教育してゐる所も尠くない

一、蘇州、無錫、常州、南京では小規模の豆新聞が發刊され其他の地方にも約一萬の上海の新申報か配達されラヂオは上海放送局を利用してゐる

02 武鄉、沁縣一帶を包圍 敵軍の殲滅目睫に迫る
03 山西共產軍の本據 沁縣を占領!
04 圖像:封鎖海上の活躍
05 余吾鎮を占領
06 兩國策會社 設立準備委員長に 鄉男、池田氏を推す 今週中に設立委員を任命し 來週中に第一回設立委員會
07 工藤部隊が敵陣を突破
08 長沙等を空爆 海の荒鷲活躍
09 杉山陸相參內 拜謁仰付けらる
10 陸相、首相を訪問 重要會談を遂ぐ
11 三宅水產局長滿支の視察へ
12 獨墺合邦に大贊成 墺州百%に近い空前の新記錄
13 獨逸側も好記錄 絕對的に支持
14 北阿のア人團體 反佛デモを敢行
15 ダ新內閣の前途 依然不安の色濃厚 財政全權案で難局に逢着せん
16 伊外相は廿日ワルソー訪問
17 我が鈴木部隊の 輝やく戰果
18 軍需品は蘭貢より 雲南政府へ輸入 武器輸送が圓滑に行はれず 漢口・雲南 兩政府、軋轢激化せん
19 閻錫山命カラカラ 陝西省に再び遁入
20 簡易生命保險積立金 運用委員會總會 放資の方針を決定
21 新竹州異動
22 政友の河上哲太氏 きのふ突如脫黨す 黨への影響注視さる
23 「でつかい賣物」 坐礁のフーヴアー號を 倫敦保險市場で競賣す
24 外務辭令 情報部第二課長の後任決定
25 大和丸無電
26 總督府辭令
27 本日の天氣
28 大阪商船臺灣出帆
29 近海郵船基隆出帆
30 辰馬汽船
31 大連汽船
32 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 臺灣の人口問題と海外移民社說

昭和十年に於ける本島人口の自然增加卽出生と死亡の差增は十二萬九千四十人であつて、一日平均三百五十四人弱となり增加率は人口千人に付二四・七人である、本島に於ける人口の自然增加は、各年の出生數及死亡數が不定型であるが為め、其の自然增加率も亦年に依り多少の高低あるも、本島と內地に於ける最近十年間の人口自然增加率を比較して見ると、本島の人口自然增加率は內地のそれよりも常に高率である、卽ち千人に付內地に於ては最高の場合と雖も昭和元年の一五、六人に過ぎないが、本島に於ては大正十三年及同十四年の一七人臺を除けば各年二一人以上を示し、殊に昭和五年の二五、五人は本島に於ける最高率である、この物凄い勢を以て增加して往く人口を知何にして維持するか?本島に於ける土地の面積とその人口の密度は相當の飽和狀態に達してゐる。近年頻りに山地開發が唱道され、工業化も漸くその緒に就て來たとは言へ到底人口の增加に追着くものではない、茲において本島の海外移民問題はその人口問題と照らし合せていよいよ島民の重大關心を要するに至つたのである。

我が國の所謂南方國策は勿論その經濟的發展が目標であるが、對南支南洋の移民も又その重要なる使命の一つである、年年百萬近き人口の自然增加を處理するにはその平和的手段に於ては移民することが最も根本的な解決方法であらねばならない、本島が我が南方國策の據點となるの光榮を有するは勿論、經濟的對外發展に於て地理的に有利であるのにも依るが、その人文的關係に於て南支南洋に發展するに最も都合の良い本島人のあることも確かに重要なるポイントの一つたるを失はない。而して移民は又實に海外發展の最も純粋なものであり、且つ最も根本的なものであることは前に述べた通りである。所謂經濟的發展も移民あることに依つて、一層その効果を擧げしめることは云ふまでもない。この意味に於て本島の海外移民問題は國策的にも將又本島自身の人口問題を解決する上に於ても、共に重要なる問題であつて一日も早くその實現することを待望されてゐる。

この度督府外事課と臺拓の協力に依つて本島人の南洋移民計畫が實現し、その第一期事業としてこの程當局に於て嚴選の結果三十家族九十名を英領北ボルネオ、ダワオに移民し、ゴム、ココア、椰子、マニラ麻、コブラ等の栽培勞働者として從事せしむべく一切の手續を完了して一行は五月下旬の便船にて愈よその壯途に上らんとしてゐる。この事は中支農業義勇團の移住と共に近來にない快ニュースである。勿論三十家族九十人の少人數は本島の人口から見れば數の上に於ては全然問題とするに足らないが、その開拓者としての意義と使命は頗る重大なものであると云はなければならない。その成績如何に依つては行き詰れる本島人口問題の為めに一線の光明を導入することが出來るのである。吾吾は切にその成功を祈つて止まないと同時に、從來兎角宣傳倒れになりがちである南方發展策もこの擧に依つて漸く實行の第一步に踏み出したことを喜ぶものである。

02 「英國の對日感情は 今日でも緩和されぬ 伊國の親日は大したもの」 石井使節の歸朝第一聲 鹿島丸寄港
03 “蔣の總裁推戴は 國民黨強化の為め" 中村香港總領事談
04 「正しい宣傳が必要」 石井使節、力說す 昨夜歡迎會開かる
05 京都府下伊根村大火
06 高砂丸神戶出帆 杜博士等が乘船
07 農業義勇團新竹州隊 きのふ人選決定 十五日結團式を擧行
08 體協役員異動
09 ピ中尉の所持品 搜查隊に發見さる
10 基隆郡で防諜聯盟を組織
11 建國大學合格の三君 けふ蓬萊丸で出發
12 上海、南京杭州間に 颯爽、鋼鐵車が走る 支那避難民大喜び
13 ニセ伍長殿登場 軍服で公會堂に出入り 碁打連中から財布失敬
14 寶塚遊覽 本社神宮參拜團報社消息
15 片翼の樫村機 十三日海軍館に陳列
16 港內清掃を打合せ
17 帆前船で賭博 一網打盡さる
18 オーバ泥棒 北署で檢擧
19 臺北の軍人家族慰安會 十八日公會堂で
20 「大地」上映 十二日永樂座で
21 人事‧消息
22 ときの声
23 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 臺銀が マニラ支店を新設 今秋に實現されん 日比貿易の發達に拍車
02 臺中市が又トツプ 官選商議員內示さる 民選は來る十七日
03 本島の事變國債 割當四十萬圓也 各州廳別の割當も決定
04 米國政府報復的に(前) メキシコ銀買入を中止
05 移出米商組合 役員會を招集
06 臺灣赤糖同業組合 創立總會を開く 來る廿五日公會堂にて
07 紅茶聲なく 包種のみ買氣
08 高雄州バナナ 出廻逐次增加 七日に三萬一千籠
09 品物拂底のため 鳳梨罐詰更に昂騰 合併當時の十割高
10 臺灣鑛業會の 廿五週年記念式
11 前大埔改良糖廍 トップで製糖終了 產糖高一萬六百擔
12 定期平凡乍ら 丸糯米戰不穩
13 第一四半期の 本島貿易情勢(二) 移入品は綿絹布が增加
14 リキュール試飲會
15 照明燈
16 市價及商況 十一日
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 公報彙集 臨時租稅措置令
02 特別稅令施行規則
03 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 燃料國策を先端を行く 木炭瓦斯自動車 二林街で試運轉 頗る世人の注目を引く
02 空瓶を賣つて 罹災者を慰問 大河底公生徒の美擧
03 蓖麻栽培獎勵
04 棉作展覽會 臺東街で開催
05 西螺街の發展策 有力者達に聞く 田中郡を中心に座談會
06 圖像:オートバイ上の射擊
07 自動車定期檢查
08 岡山郡警察課異動
09 圖像:白衣の勇士に匂ふ春
10 北斗水道通水式 來る十五日盛大擧行
11 道路の破壞者 嚴重取締を要す
12 馮乾裕氏美擧
13 東石實踐女學校 入學許可者氏名
14 ローカル・セクション
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 通俗科學講座 臺灣植產の特色と其將來/澁谷紀三郎
03 初等北京語講座/種村保三郎
04 家庭百科問答
05 料理献立/金村カネ
06 子供の時間
07 晝間娛樂時間
08 連續講談
09 舞臺劇
10 趣味娛樂 僅かな空地で 季節の蔬菜自給(上) 易さしく作れる珍種
11 松竹大船映畫 「新しき翅」
12 大船新人平野鮎子 「半處女」にデビュウ
13 たのしき今宵 病院のセット撮影終る
14 海外映畫短信
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 軍農夫臺中州團 愈よ十七日結團式 州下の志願者無慮千餘名 即日壯途につく筈
02 臺南商工會議所 きのふ創立總會 各議案何れも可決
03 臺中州畜產會 創立總會を開催 きのふ州會議室に於て
04 戰時議會の成果(二) 成立豫算に見る 現下の戰時體制 部分的稅制改正と戰時增稅
05 比島學生視察團 高雄に寄港 島內各地を見學
06 高雄州畜產會 きのふ創立總會を開催
07 追加豫算可決 高雄州參事會で
08 釜田警務課長八通關越へ
09 警察後援會を設立 高雄州下有力者擧つて協力
10 黃麻の種子 一斗八十圓也 特種作物にも非常時色
11 圖像:愛國兵器命名式
12 臺中商業專修合格者の氏名
13 隘寮溪の水防道路 保甲民の協力に依り 愈よ近く開鑿に着手
14 殺人未遂の人妻に 懲役三年を言渡す きのふ臺中地方法院で
15 犯罪統計に現はる 花蓮港の發展振り 窃盜犯が斷然優勢
16 嘉義春競馬 第二日目の成績
17 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(71)/山中峯太郎;木原芳樹
02 支那の留學生 (四)/北岡史郎
03 水牛の角 フアッシスト 禮儀がお□ひ
04 隨筆 閑時小錄(二)/馬場孤蝶
05 圖像:英雄閑日月(四)
06 學藝消息 「愛書」の臺灣特輯號 四月八日發行
07 鷺洲吟社愛國詩稿を募集
08 延命研究に曙光見らる
09 旅路雜詠の一部 阿母(六)/吳坤煌
10 心聲漢詩

戊寅清明日偕指薪伯達燦煌東明游翠壁岩歸途遇蘊石純甫兩先生因復同往/文樞、戊寅清明日偕指薪伯達燦煌東明游翠壁岩歸途遇蘊石純甫兩先生因復同往/文樞、清明日遊翠壁岩/純甫、清明陪蘊石純甫兩先生與文樞夫子及諸同窓遊翠壁岩/指薪、清明陪蘊石純甫兩先生與文樞夫子及諸同窓遊翠壁岩/伯達

11 衛生 今までと違ふ治療法 胃腸の惡い人は この療法を試みよ!
12 胃腸自身が 働き始める! 獨特の藥理作用
13 胃腸病の原因
14 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 我が爆彈が命中し 蔣、宋等爆死か 長沙方面では大動搖
02 全支の通貨統制問題 慎重な具體策を考究
03 山西、陝西方面の 敵軍狀況
04 孟縣西方で 敵を潰走さす
05 金口木舌/林正享
06 天長節觀兵式 諸兵指揮官
07 エチオピア問題を 聯盟理事會に上程 英國より聯盟に要請
08 英、伊會談の 當然の歸結
09 半島青年の愛國熱 志願兵志願者續出 人員の五倍に達す
10 軍事援護、社會事業 事務打合會 臺北州會議室に於て
11 法幣の動搖に 國府、極度に惱む 廣東より輸出を擴張
12 上海為替 底堅く保合
13 明日の天氣
14 曉の合唱(45)/野村愛正;古藤幸夫
15 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 反蔣獨立の斷行を 省出身要人に要請 四川省の少壯氣銳派が
02 虛報で民眾を踊らす 蔣、民心挽回に狂奔
03 鼓浪嶼に匪賊 機關を設け、武器を搬入
04 邵宣傳部長狙擊さる 共產黨系の所為か
05 「國民堅忍章」 國民精神總動員 中央聯盟が頒布
06 滿洲國陸聯の 國際陸聯加盟問題 次期總會で實現せん
07 山內氏遺族が國防獻金
08 葉月會が献金 舞踊の純益金を
09 住吉公の增築 夏休前に竣工
10 帝都に職工街出現 職工黃金時代來る 軍需景氣 熟練工の月收二百七十圓 物價昂騰も知らぬ顏
11 初代支部長に渡部氏が就任
12 臺灣蹴球協會を 臺北に新設す
13 大成映畫主催の映畫座談會 高勢氏を迎へて
14 市の自動車 少年を轢く
15 阿片吸喰者(北署管內) 八百五十四名 有閑階級が斷然多い
16 農業義勇團臺北州隊 人選、組織を完了 十八日に勇躍出發す
17 苦力廿餘人が 大亂鬪
18 南廻り電話線開通 通話地域は擴張され 通話料低減さる
19 大漁祈願
20 献金筒から 十圓失敬
21 義兄の現金と畑を橫領
22 商工學校が補缺生徒募集
23 淡水中學合格者
24 淡水高女合格者
25 人事‧消息
26 商況 十二日前場
27 今夜の映画
28 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(127)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 弱き者よ! 汝の名は“女"なり されと“母"は強し 家庭は汝等の王國 (下)/張秋金
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(112)/ゑのもと真砂夫
04 御存じですかス・フ物語 製品の良し惡しは 精練の如何に由る 純綿への執着も茲に解決
05 圖像:平和の春を賞でる 余北京市長お家庭
06 破れ物の 荷造り法
07 圖像:非常時の武者人形(一) 國民精神總動員
08 身上相談
09 美容メモ
10 揭示板
11 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 伏見宮博明王殿下 スフ服を御召し 國民に手本を示さる
02 世界一の大男競爭 アメリカへ行く金さん
03 太陽に黑點現る 眼で見える程大きい
04 七箇月で中尉に 繰上げ進級
05 コドモ 樺太の國境近くで 犬ぞり競走 氷上に勇壯な珍風景
06 カナガキニュース タイホクシノ ハナマツリ トテモセイダイデシタ
07 チカカラハウダンヤ ジユウヲホリダス
08 ホクカウノ マソサイテン ギヤウレツハ一ニチダケ
09 デンワキバウシヤ 七ヒヤクヲトツパ タカヲシノハツテンフリ
10 嘉義農林學校 入學試驗問題
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 東久邇中將宮殿下 本島部隊を御視察 飛行機で空の御體驗頭條新聞

航空本部長の御重□にあらせられ事變下の空軍を統べさせ給ふ東久邇中將宮殿下には高級隨行官山本大佐御附武官長谷川中佐以下隨員を隨へさせられ本月三日陸軍機にて御着着臺本島に於ける隷下部隊の御檢閱並に御視察を終へさせられ十一日午前八時五十二分無事御離島遊された殿下には今回は再度の御渡臺にて重要なる御軍務を帶びさせられたが御滯臺中には今次事變に於ける戰傷病將士の上を深く思召され軍務極めて御繁忙に在らせらるるに拘らず寸暇を御割き下されて四日には臺北及北投の陸軍病院に成らせられ白衣の將士を親しく御見舞御慰問あらせられたが其の御仁慈に白衣の將士は勿論關係者一同は恐懼感激申上げてゐる又八日には阿里山に成らせられ伐材、木登作業等を台覽あらせられたが途中十字路驛に於ては附近蕃社の高砂族五十名を御引見あらせられ種種有難き御下問を賜つたとの事である。

殿下には航空に關して御理解深く御熱心にあらせられ常に尊き御身を以て全國民に範を示させ給ひ「空の宮樣」として全國民の感激景仰申上げてゐる處であるが昭和十二年五、六月には陸軍特命檢閱使の重任を帶びさせられ航空兵團下各部隊を御檢閱遊ばさるるに當り朝鮮より遠く本島まですべて飛行機を御用ひ遊ばされた事は吾人の尚記憶新なる處である先般航空本部長の重職に御就任あらせられてからは長途の御視察は必ず飛行機に御搭乘遊ばされ常に側近者に「飛行機は汽車よりよい」と御漏し遊されて居らるる御由で去月滿洲より北支、中支の大陸曠野に於ける第一線部隊、飛行部隊の御視察の際も飛行機に御搭乘遊され其の御搭乘距離は一萬七千キロに達せられた御由で今回本島御視察御搭乘五千餘キロを御加算になれば先月來實に二萬二千餘キロに上らせられ貴き空の御體驗の程拜するだに畏き極みであり尚時局下に金枝玉葉の御身を以て些の御休みも無く軍務に御精勵全國民に範を垂れさせ給ふことは洵に恐懼感激に堪へない所である。

02 福岡に御歸還
03 支那軍國旗(第三國の)を亂用 軍司令部聲明を發す
04 自治制五十周年の 意義深き記念式典 行幸あらせらるる旨仰出さる
05 近衛首相は今週一杯靜養
06 清華、湖南兩大學は 全く軍事施設に改變 長沙爆擊に付き海軍當局談
07 蔣が軍政指揮處へ 臨んだことは確實 某方面に達した情報
08 文部異動
09 我が軍黃河を渡河 濮陽南方の劉軍を擊破
10 攀龍鎮を占領
11 平陸附近の敵遺棄死體六百
12 我が海の荒鷲 大活躍
13 臺灣米の移出管理案 關係者で準備委員會を組織 七月大委員會に附議
14 ノ中將、畑最高指揮官を訪問
15 駐米帝國領事會議 五月十六日より開催 情報、事務の連絡を圖る
16 鐵道省異動
17 ソ聯政府の不遜 不法にも領事館閉鎖を要求 外務當局、反省を促す
18 東亞省の如き 恒久機關を設置 對支事務局は見合せ
19 フランコ軍 タビザを占領
20 今日の天氣
21 大阪商船臺灣出帆
22 近海郵船基隆出帆
23 辰馬汽船
24 大連汽船
25 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 國共の抗爭激化の一途 注目すべき共產黨の擬裝合作社說

過ぐる三月二十九日から數日に亘り、漢口に於て六全大會卽ち第六期國民黨全國代表大會が開かれ、蔣介石を國民黨總裁に汪兆銘を副總裁に選擧した。これによつて蔣介石は、故孫文の國民黨總理と云ふ最高地位を獲得し、今後蔣の獨裁權力は軍事のみならず、黨務、政務兩方面に亘り一般政治にも絕大の支配權を揮ふこととなり、國民黨の獨裁權確立を明瞭にしたのである。今や戰局は進展して徐州大會戰の殲滅戰も目睫に迫りつつあり、所謂敗殘の將蔣介石に最高の獨裁權を與へることは、凡そ意味をなさないものである。又今次の六全大會の決議を待たずとも從來蔣介石は、軍政を牛耳つて獨裁して來たのである。假令今次の六全大會が形式的にもせよ、蔣を總裁に祭り上げたことは一體何のためであるか。これは抗日戰線統一の强化のため、必然に要求された戰局に對 する措置であると云ふよりは寧ろ國共合作が招來した必然の結果たる共產黨の勢力浸潤に對する制壓策と見るべきであらう。

今次の六全大會の結果、表面上は國民黨の勝利に歸し、共產黨人民戰線派の左派勢力は一應ノックアウトされた樣な形にある。大會に於て決定された國民參政會はその構成、權限、內容如何が左右兩勢力の消長のバロメーターとして注目されてゐるが、同會を構成する委員は、各省より選出した六名の中より政府が三名を選任し、且つその機限も政府指導下にある諮問機關としての性質しか持たせず、國民參政會とは云ふもののその實 國民黨一黨專制の擬裝に外ならないのである。かくして共產黨は中央機關からノツクアウトを喰はされたが、共產黨もこのまま引込むものとは考へられない所謂裏面工作を進める結果、蔣の獨裁權附與を楔機として國共の對立抗爭が熾烈化の一途を辿るであらう。此の點蔣自分も共產黨の地方進出防止根本策として、全國青年團を組織し、國民思想の最高指導原則である三民主義を以て地方黨の組織を强くし黨權擁護の外廊機關たらしめんとしてゐるが、しかしこの青年團の組織中に潜入する共產黨分子を果して防止しうるか。六全大會を楔機として今後國共兩黨の對立抗爭はいよいよ擴大されることは否めないであらう。

國共兩黨の軋轢抗爭が、どの程までに展開されてゐるかは詳細に知り得ざるも、共產黨の勢力が步一步と有利な地步を占め國民黨の內部にまで浸潤してゐるものと思はれる。蔣介石を總裁に祭り上げたこと自身が既に共產黨の勢力を抑壓する先手を打つた手段であり、又六全大會に當り廣東省の主腦部である余漢謀曾蒼甫、吳鐵城等が連名を以て「共產黨は三民主義を奉じながら......獨自の主張を以て國民黨と對立せんとし......國民黨は赤化の形勢にある。......」 と云つて共產黨排撃の密電を發したに徵しても、其邊の消息をり得るであらう。又舊東北軍が反共團體を組織して蔣政府覆滅を企ててゐるのも、共產軍が合作に名を藉りて東北軍の勢力減殺を策し、之に代つて共產黨の勢力を扶殖せんがためである又某省政府要人は省長以下殆ど共產黨員であると云はれてゐるが、共產黨の勢力が相當喰ひ込んでゐることは爭はれない事實である。尤も共產黨の勢力が國 民黨を凌駕するものとは斷じられないが、背後にソ聯の支援が あり、且つそれが積極的になればなる程、共產黨の勢力は伸長すべく、長期抗戰を呼號して國民黨を再起不能に陷らせて食指頻りに動く共產黨と、必死につて之が防止策に狂奔してゐる國民黨との抗爭は蓋し吾吾の關心事であると云はねばならぬ。

02 內海知事一行便乘の モータボート爆發 森氏の外全部救助さる 重工業地帶埋立地視察歸途の椿事
03 內海知事以下重輕傷 行方不明の森氏溺死
04 遭難の森氏 各方面から惜まる
05 石井使節 小林總督を訪問
06 佐藤部隊の 名譽の戰傷死者 十二日原隊より發表
07 臺北市教育會評議員會
08 新竹市教化財團總會
09 基隆市防諜聯盟 華華しく結成式擧行 スパイに種を渡すな
10 天晴な最期 沈勇の新沼一等兵
11 歎願書を添へて 軍農夫志願 羅東郡の模範三青年
12 發表出來ぬ土產 どつさり携帶して加藤外事課長歸臺
13 局營バスにガス使用 電氣も木炭も斷念して 愈よ本格的研究に乘出す
14 比島學生見學團 十四日着北 島都の視察日程決定
15 專任保安主任を廢止し 警務主任が兼務 臺北州下四警察署に
16 基隆市寶橋 けふ渡初式擧行
17 宜蘭街から郭君が入團 昨日壯行式を擧行
18 森岡總務長官 昨夜東京發歸任
19 京都に到着 本社主催の參拜團報社消息
20 人事‧消息
21 ときの声
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第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 無水酒精規格決定 內地移出は九九%八 島內使用は九九%五
02 臺灣清涼飲料水組合の 具體的統制法成る 九工場を指定、殘は休轉
03 甘藷を原料とする 試驗的製造を開始 無水酒精の各社計畫
04 木炭ガス發生機の話/上野生
05 三月移出米 全面的に減少
06 銀貨は暴落するか(後) 墨銀買入中止に依り
07 臺農義勇團の應募 實に二千九百五名 臺北に勢揃ひの上‧十八日出發
08 上旬の貿易(高雄稅關管內) 輸出入とも減少
09 移出米商組合 廿五日に總會
10 定期平凡乍ら 丸糯米は反撥
11 第一、四半期の 本島貿易情勢(三) 輸出品は砂糖が增加
12 中支都市にも 三支店を設置か 臺銀、行員を派遣調查中
13 明糖蕭壠工場壓搾終了 新式工場では最初
14 明治製菓配當八分
15 照明燈
16 市價及商況 十二日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 出征軍人家族の 技藝講習會發會式 參加會員四十名屏東會館にて
02 東港郡の農業 義勇團員決定
03 曾文郡より廿名 曾文神社で三日間猛訓練
04 里港神社祭典の 奉納競技決定す 各部落準備に忙殺
05 圖像:華中鐵鑛會社創立總會
06 員林郡下各產組總代會
07 神社寄附金を協議 苗栗官民協力懇話會で
08 柳上等兵近く苗栗街葬執行
09 潮州三山國王廟 愈よ街に移管す 一切の手續を完了
10 大屯郡各產組總代會の日割
11 線西庄振興會長並社教委の例會
12 鹿港神社の地鎮祭 來る十五日嚴かに執行
13 期米屋を襲ふ 常習賭博犯多數を檢擧
14 北港媽祖祭典 一日間に短縮 來る十九日擧行
15 屏東興農信組十六日總代會
16 ローカル・セクション報社消息
17 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 「海洋の資源と その利用」/杉浦保吉
03 國史講座 現代/鈴木讓
04 コドモの時间 お話 「為朝とその子舜天」/川平朝申
05 シヤム軍歌と講演
06 映畫街/金村カネ
07 家庭醫學 療養の知識 結核菌と人體との鬪爭 所謂、自然治癒に對する 正しい認識について
08 結核諸療法の檢討 自然治癒力を增強する 細胞賦活療法
09 三度發病した 結核が輕快/山崎すみ
10 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 民選議員の選擧 戰機愈よ動く 本島人の一級民選は皆無か 立候補者續續屆出づ 臺中商工會議所
02 農業義勇團の臺南隊 人員二百名愈よ決定
03 比島學生を歡迎 州市共同主催で午餐會
04 戰時議會の成果(三) 兌換銀行券の保證發行限度や 臨時通貨法等金融關係法規
05 献上の木瓜は臺北より空輸
06 花蓮郡も寺廟整理 廳の方針を體して決定
07 嘉義商業の入試 志願者は募集の七倍強 きのふ東門公にて開始
08 蔬菜の賣上高を 國防献金に提出
09 圖像:歸順した五百人の女頭目
10 屏東市民風作興會 評議會を開催
11 軍樂大演奏會 十七日高雄にて
12 乳兒選獎豫選會
13 同志信組役員會
14 燒失の臺灣油脂 捲土重來の意氣 復興計劃を州に提示
15 放飼の牛豚を 盜んで密屠殺 臺南高雄兩州を荒す三人組
16 生活苦からか 夫婦の無理心中 加害者多少精神に異狀あり
17 乳兒過失致死か 彰化署で原因取調中
18 養鷄交換會
19 時局映畫會
20 一人寢の人妻に 怪しからん真似
21 嘉義競馬 第二日成績續き
22 順風耳
23 消息
24 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(72)/山中峯太郎;木原芳樹
02 飜譯の困難 日本文學の海外紹介に當つて/鹽谷榮
03 水牛の角 純粹から大眾 純文學の再檢討が必要
04 隨筆 閑時小錄(三)/馬場孤蝶
05 旅路雜詠の一部 孤魂/吳坤煌
06 支那の留學生 (五) 日本娘と彼等/北岡史郎
07 學藝消息 世界一若い新聞主筆
08 大音樂家は貧困者から
09 心聲漢詩

哭哲兒/淡水 郭瓊現、輓莊母楊孺人千古(爲禮耕作)/吳蔭培、輓阿治女校書/惜春

10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 內面的工作を圖り 徐に後圖を計らん 首相の心境は自重派と一致 來週政局展開を見ん
02 政院は一路邁進せよ 海相近く首相に進言か
03 木戶文相、首相を訪問
04 保護院官制案 けふ樞府で可決
05 金口木舌/林正享
06 傷兵保護院總裁 本庄男に內定
07 北京に總領事館 その他に領事館を開設
08 日本は安心だよ 視察歸京の海相談
09 日本建物價制の 劃期的物價政策 吉野商相實施を決意
10 民主黨內の 反大統領熱昂る ガ副大統領も反對表明
11 滿獨の通商條約 愈よ四月下旬に調印か
12 カー英大使 國書を捧呈
13 明日の天氣
14 曉の合唱(46)/野村愛正;古藤幸夫
15 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 「從軍記者」の御題を賜ひ 親しく御歌を詠ませ給ふ 皇太后陛下の御仁慈に關係者感激
02 石井子爵の島內視察日程
03 陳共產黨書記長が 蔣の不信を攻擊 國共の軋轢愈愈激化
04 圖像:皇軍の渡河進擊
05 山西省各地に 櫻を移植 戰蹟を記念する為め
06 シヤム學生 總督を訪問
07 增岡憲兵隊長十五日上京
08 結核豫防宣傳 基隆郡では大大的に
09 滯貨輸送の為め 配船するに決定 內地向滯貨緩和されん
10 寶橋渡初式
11 新竹產倉協會通常總會 十四日自治會館
12 物價騰貴對策として 厚省が新生活運動 國民服制定 榮養食配給所を設置
13 蘭陽軟式庭球選手權大會
14 基隆拂曉の刃傷 ドスで剌して逃走
15 本島水泳の強化 選手銓衡規定を改正
16 腕環泥棒檢擧
17 情婦を滅多斬り 無理心中を迫つた男 返す刀で己れも虫の息
18 無便所家屋二千戶 北署管內の調查終る
19 體協役員の異動
20 世界的音樂家シ氏逝く
21 人事‧消息
22 商況 十三日前場
23 今夜の映画
24 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(128)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 入學の後に來るもの 無駄な金費ひ 正しい導き方は 必要なだけを與へ お金よりも品物を
03 圖像:特約漫畫のんびり張さん(113)/ゑのもと真砂夫
04 御存じですかス・フ物語 輕蔑され乍ら愛用され 綿、絹に次ぐ輸出品 レイヨンの出來るまで
05 圖像:花祭りにも事變色
06 都會の子は なぜヒヨロヨロか
07 主婦の琹 榮養も消化も 調理の仕方一つ この注意がかんじん
08 圖像:非常時の武者人形 金時の出征(二)
09 子供の臆病は かうして 治療する! 體育と意志との關係
10 紙上病院/黃朝清
11 揭示板
12 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 四川省の少壯派 反蔣獨立を運動 省出身の要人に要望
02 銃後の花 健氣な娘船員 十二人の家族を支へる
03 カナガキニュース ミナミマハリセンノ デンワカイツウ レウキンガヤスクナル
04 ケンコクダイガクニ三メイゴフカク
05 オホヰノシシヲ フタリデタフス バンジンフタリトモ ヂユウシヤウ
06 全國でも珍しい 少女の鼓笛隊
07 コドモ 嘉義農林學校 入學試驗問題
08 ソ聯がいよいよ 赤化の奧の手 空軍指揮權を渡せと
09 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 我が陸軍の服裝を 愈よ根本的に改正 御裁可を經て近く實施頭條新聞

【東京十三日發同盟】無敵皇軍の威武を誇る我が陸軍の服裝が今度愈愈根本的に改正されることになつた現在の陸軍の服制は明治四十五年制定され其後數回小部分の改正が行はれて來たが近代戰には適合せぬ點が多く數年來屢屢改正の必要を叫ばれてゐたが何分大陸軍部の服制を變へることは豫算上からも容易でなかつた、所が支那事變の勃發で戰闘被服更新には絕好のチヤンスを得たので昨秋から本格的の改正案の研究に着手し此程御裁可を經て近く改正實施の運びになつた譯である、改正服は畏くも大元帥陛下をはじめ奉り陸軍に籍を置かせ給ふ

各皇族殿下には勿論召させ給ふもので改正の目的は戰闘行動を出來るだけたやすくすることを主眼とし戰闘被服の整備と動員を實施した際今まで各階級各兵科每に違つてゐて極めて複雜であつた業務の處理簡易化を圖らうといふにあり上衣はモダンな縱折襟型暑い時や激しい勤務の時は普通の背廣のやうに折襟ともなるまたスパイの目標、狙撃の對象等になり易い兵科別の襟章、階級肩章は廢止して小型の階級章と今までの襟文字を襟に附け兵科の定色は軍服の右胸に△形の羅紗で縫ひ付けるまた帽子は赤鉢卷の現軍帽を儀式外出用とするに留め精悍な戰帽を制式とし下士官以下のズボンは徒步兵種でも乘馬兵科と同じ短袴とし外出等の場合ゲートルを卷いたまま靴が履けるやう別に補助脚絆を附け靴の上部を覆ふ、其外シヤツはすべてカーキ色となるなどが改正の主なる點でこれに依り陸軍將兵の活動は一層敏活に感じの上のスマートさがずつと增す譯である。

02 傷兵保護院官制は 廿日頃までに公布 同時に人事發令、事業を實施
03 エチオピア併合を 英は近く承認せん 聯盟の行動如何に拘らず
04 英陸相は廿三日 ム伊首相を訪問
05 東久邇宮殿下 京城飛行場に御着
06 石橋德次郎氏 久留米市長に
07 帝國學士院例會
08 總ゆる國家と 友好關係を樹立 佛首相の抱く外交方針
09 財政全權案 佛下院で可決
10 日、ソの懸案は 順を逐ふて解決 樞府本會議散會後外相が報告
11 南洋協會の 臨時總會
12 全く惡質なデマ 「英に調停を依賴」と惡宣傳 外務省情報部長談
13 孫科特使 英首相と會見 最後的意向打診か
14 廣東省當局 自國品にも課稅 財政苦境を物語る
15 支那の各銀行 重慶に支店開設
16 米、具體的數字の 提示を拒否 三國海軍專門家會議
17 “又米のデマ建艦案か 一一否定の餘裕なし" ユービーの報道に對し 我が海軍當局語る
18 人民戰線運動失敗し 世界の赤化攪亂へ 活動分擔國別を決定 ソ聯窮餘の一策!
19 皇軍將士に對し 感謝文を決議す 信託協會總會で
20 漢口、南昌等を夜襲 海軍航空隊月明を利用
21 峪口東西線占領 石田部隊が破竹の勢で
22 少年保護思想の 徹底化に乘出す 司法省が銃後對策に
23 ハンガリーに新に 公使館を設置
24 上海治安の元締に 始ての日本人赤木氏決定
25 上海為替市場 稍稍引緩み氣配
26 本日の天氣
27 大阪商船臺灣出帆
28 近海郵船基隆出帆
29 辰馬汽船
30 大連汽船
31 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 私立中等學校の認可社說

私立中等學校の認可問題に就ては本島教育界多年の懸案として容易に解決し得なかつたところを、今度督府文教當局の英斷に依つて解決され、去る十一日先づ淡水中學と同女學に對し、公立中等學校と同等の資格を認可し、これに依つて島民多年渴望の私立中學校、私立高等女學校の誕生を見たことは本島教育界の為め誠に喜ばしい一大慶事である。言ふまでもなく、右兩校は經營者多年の努力に依つて始めて今日、中等學校の資格を獲得したけれど、島田文教局長の語れたが如く、右兩校は「私立中等學校設立認可標準の要求する最少限度の條件を具備せるもの」とやつと認められた程度であるから、今後兩校當事者は一層學校の人□組織および物的設備を擴充整備し公立中等學校の內容に優るとも劣らぬ程度に引上げるの決心と意氣を以て本島に於ける正式私立中等學校の先驅者たるの任務を果し、進んでは本島私立學校の發達を促し臺灣文化の向上に貢献すべ きである。

茲に本島私立中等學校正式認可の道をひらかれた以上、續いて多年苦心經營してきた臺北の靜修女學校、國民中學、臺北中學、臺南の長老教中學、同女學などの私立中等學校も早く財團の基礎確立し、學校の內容を整備し、近いうち正式認可を申請して中等學校の資格を獲得せらるるやう期待すると同時に當該州當局並びに地方有力者においても私立學校の發達を促進する熱意を以て、これらの既成學校を指導助成し、更に進んでは他州の主要地方においても將來私立學校設立の氣運を醸成せらるるやう望んで已まないものである。斯くの如く私立中等學校の健全なる發達に依つて、將來中等學校の入學難が緩和されるのみならず、本島文化の向上、有用人材の養成に貢献せらるるところ頗る大なるのがあらうと思ふ。

02 社說 本島青年の訓練社說

先般本欄で青年訓練所を本島人青年に開放せよと要望したがその後各地本島人有識者間にも真劍に熱望してをり、また軍當局でもこれに賛意を表せられ、そして督府文教當局においても既にその具體案を研究してゐるやうである。聞く所に依れば、目下文教當局では現在の青年訓練所に本島人青年を入れることにするか、或は內地の青年學校制に準じて本島人青年を訓練する青年學校を設立し、そして從來の內地人青年訓練所も、また 新しく設立される本島人對象のものも、何れも內地同樣に青年學校と改稱するとの何れを採るかは未だ決定してゐないが、ただ明日の非常時日本を背負ふべき國家の中堅たる青年を力强く養成すべき今日、島民青年をも大に訓練する必要あることだけはもはや異論を挾さまないところである。故に近くこれが成案を決定して具體化するの日も遠くないと見られてゐる。

內地に於ては本年一月十一日の閣議で青年學校教育を義務制にするといふ我が國民教育上極めて重要なる方針が決定されたが、本年を準備期間とし、來る昭和十四年度よりこれが實施されることになつてゐる。我が臺灣では義務教育を未だ實施してゐない特殊實情に鑑み、青年學校の義務制も勿論直ちに實施するわけにはいかないが、ただ現在の青年訓練所を改めて青年學校と為し、內臺人共學制の趣旨に基いて、初等教育を卒へた本島人青年もこれに入れ得る道をひらき、一日も早く內臺人同樣に教養訓練し得るやう切望してやまないものである。

03 艦船の來航を機に 臺北で海軍觀兵式 十六日より軍艦拜觀を許可 けふ海軍機が各都市を訪問
04 皇太子殿下 昨日から學園生活の 御一步を踏ませらる
05 圖像:大行李の軍夫前進
06 本年度最初の 內外地聯絡防空協議會 五月中旬開かれん
07 高雄の農業義勇團 中野隊長引率のもとに 愈よ十七日夜出發
08 白衣の勇士 十五日內地へ凱旋
09 故江副伍長の 慰靈祭 高雄で執行
10 開灤炭礦爭議 正式交涉に入る
11 模範青年 木原上等兵戰死
12 擧郡一致外諜殲滅 基隆郡防諜聯盟誕生す
13 天長節觀兵式 廿九日總督府前で擧行
14 島都の「子供の日」 廿三、廿四兩日赤ん坊審查會
15 桃園消防組結成 きのふ盛大に擧式
16 桃山御陵に參拜 本社主催參拜團 けふ京都から奈良へ報社消息
17 臺北州歌 募集規定發表
18 愛國行進曲作者瀨戶口氏に感謝狀
19 故古賀氏一周忌
20 家畜市場仲買組合總會
21 高砂丸無電
22 人事‧消息
23 ときの声
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 賣殘り廣幅綿布 島內販賣を許容 商工省の告示に追隨して 近く府令を公布せん
02 移出米管理に對し 陳情書を提出 四大移出米商連名で
03 定期米平凡 島內米は底堅
04 明糖、臺糖の定期總會
05 無水酒精の 生產費を調查 專賣局、資料を蒐集中
06 刺繡事業經營の 臺灣工藝會社誕生 家庭工業、更に一つ增加
07 第一四半期の 本島貿易情勢(四) 輸入狀態は好調を示す
08 簡保積立金借入 百五十萬圓に內定 件數三十件
09 臺灣日產自動車會社 創立を終了
10 展南拓殖糖廍本期製糖終了
11 東京で無水酒精の 購買會議を開く 本島から二技師出席
12 リキュール・ウーロン 二十日より發賣
13 事變後の物價 生計費、賃銀との關係
14 清涼飲料水組合 假事務所を公會堂に置く
15 靖國神社大祭 取引所臨時休場
16 照明燈
17 市價及商況 十三日
18 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 公報彙集 特別稅令施行規則
02 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 酒・煙草を斷て! 部振總會で主旨の徹底 南投に於ける遵法週間
02 御遺跡所改築工事 嚴かに地鎮祭を執行
03 喪費を節約して 床しき國防獻金 八塊邱氏兄弟の美擧
04 國防献金 竹塘庄取扱の分
05 私設埤圳の統制
06 圖像:北京四郊自衛團檢閱式
07 東派出所壯丁團 十五日に結團式
08 蘆竹庄長決定
09 臺農團をめぐる 淚ぐましい美談
10 埔仔信組役員會
11 霧社の觀光施設 大塚郡守抱負を語る
12 名間保甲事務所愈愈改築に決定
13 蒲鉾製造講習 十日間彰化で開催
14 彰化市方委例會
15 員林警察課異動
16 蘭陽高女の入學試驗合格者氏名
17 上海の映畫所は 廢墟も同然 だが邦畫の進出は尚早
18 旗山郡警察課異動
19 ローカル・セクション
20 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 「蘭領印度の農業」/奧田或
03 晝間娛樂時間