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臺灣新民報1938年3月

夕刊第1版
序號 標題
01 山西作戰半ば完成 靈石、霍縣の要衝陷落で
02 油房頭を擊破
03 我猛攻に共產軍潰亂
04 全滅今や時の問題 皇軍既に同蒲線南部に迫る
05 三角地帶殲滅近し 四千の敵、水底の藻屑と成る
06 皇軍の猛威を恐れ 敵軍掛聲の前進! 抗命者續出、督戰に狂奔
07 全く狂的な誅求に 福建省の民情惡化
08 金口木舌/林正享
09 けふの兩院
10 懊惱の宋美齡 航空委員長辭任か
11 首相の缺席續けば 政治的論議沸騰せん 總動員法案審議を繞り
12 法制局の東亞省案 外、拓務反對の形勢 成行俄然注目さる
13 制限條項援用の 三國海軍會議 あす倫敦で開催
14 ソ聯軍不法侵入 朝鮮軍報道部發表
15 電力管理法案の 修正原案を作成 民政、政友とも折衝
16 下旬貿易
17 聯盟外交を清算せよ フランダン氏絕叫
18 明日の天氣
19 曉の合唱(3)
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “白米を食ふな” 一年間に一億圓の節約 厚生省積極的に大宣傳
02 特別減刑の恩典に 浴する者三十一萬人
03 犧牲者の合同葬 官民多數參列のもとに けふ松山公で執行
04 圖像:合同葬
05 多彩の船客を乘せ 白山丸基隆に寄港
06 見よ、この攻擊精神 十二倍の敵機と敢然空中戰 絕讚の的、岩城大尉機の奮戰
07 獨伊親善使節の 學生柔劍道選士團 人選決定して三月十八日出發 武道の精華を披露
08 新竹州下警官武道爭霸戰 十一日から開始
09 圖像:全島教育課長會議
10 新竹州競馬場決定 香山庄牛埔附近を選定し 近く地均らしに着手
11 武道使節氏名
12 全島教育課長會議 臺灣聯合青年團結成と 師範卒業生配當を打合
13 總督府主催の地方改良講習會 警察會館で開かる
14 九郡完納して 二市も向上 臺北州の納稅成績
15 基隆市の納稅好成績
16 臺北州の家屋稅調查 けふから戶別に開始
17 臺北驛假驛 三月中旬から使用 現在の貨物上屋を
18 幼兒轢殺さる けふ基隆元町で
19 商況廿八日前場
20 人事‧消息
21 今夜の映画
22 民報案內報社消息
23 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(91)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 徹夜試驗勉強でも 一時間の睡眠をとれ 珈琲紅茶で無理しては あくる日の成績が惡い/樫田十次郎
03 家庭經濟長期抗戰 豫算の卷
04 特約漫画のんびり張さん(76)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:光のお祭り
06 匂やかな乙女の春 髮にアクセントを花一輪だけの工夫で 野暮にもモダンにも
07 物の生かし方集 竹の灰落し
08 色の黑きは 健康體の證明 無用な嘆きを止めよ
09 わさびの漬物
10 圖像:今年の變り雛
11 紙上病院/黃朝清
12 ヒビやあかぎれ 油斷すると危險 瘭疽はこれから罹る
13 近代人の教養 一寸した作法
14 家庭メモ
15 煉乳の鑑別
16 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 正しく築かれる 支那新政府 中心の二人物
02 コドモ 三月三日は女の節句 雛祭りのお話(上)何時から行はれたか
03 國民精神總動員實踐いろはかるた
04 又も出た馬占山 今度は捕虜か
05 岡山縣各學校で 學校林をつくる 支那事變を記念
06 今年の試驗問題で 實力を試さう(七) 時間は正確に
07 蔣介石の病氣は こんなにひどい
08 ゴム靴を止めて 手製草履で通學
09 カナガキニュース 一年ニ「金」ガ 二千五百萬圓 臺灣カラ產スル
10 逆襲シて大負ノ 敵大隊長を捕虜
11 大喜の 蜜柑船
12 小皺と肌荒を防ぎ キツと美しくなる 洗顏法の秘訣 洗顏時、これだけの心得と材料で色白な豔肌に!
13 色黑の顏も白く 小皺とアザも消え/卷木松子
14 惱みの荒肌が滑滑と垢拔した綺麗な肌に/野田壽美子
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 立看板取締問答で 議場一時騷めく! 總動員法案委員會頭條新聞

【東京二十八日發同盟】二十八日の國家總動員法案委員會は別項の如き經緯を經て午前十一時十分開會劈頭廣田外相より同法案の提案理由の說明を為し

植原悅二郎氏(政友) 議事進行に關し發言を求め

本法案は非常立法であるが故に首相自ら陣頭に立って說明を為すべきである首相は病氣で出席出來ないと云ふが何時出席出來るか

小川委員長 醫師の診斷に依っては尚二、三日登院出來ないとの事□廣田外相が首相に代って提案理由の說明をする事になったのである

川崎末五郎氏(民政)も發言を求め

市中に「國家總動員法案に反對する者は現狀維持派の走狗である」と大書した立看板が立ってゐるが內相はこれを取締る意思なきゃ

末次內相 國民の中には國家總動員法案を是非通さぬばならぬと考へてゐる者があって左樣な看板を揭げたものと思ふ併しそうした事は格別治安維持に觸れるものでもないから放任してある

と答へれば一時ざはめいたが滿企畫院總裁より同法案の逐條說明を行ひ同十一時三十六分休憩午後一時五十分再開議事進行に關し

真鍋儀十氏(民政)發言を求め

午前の委員會で川崎君が為した質問に對し內相は何等誠意ある答辯を為してゐない反對する者を狗に例へた看板は公安を害するものと認めないなら總動員法案に賛成する者は「走狗なり」と罵る看板を立てても公安に害ないものと認めるか

內相 立看板の取締りは交通並に出版物の取締規程に基いてやってゐるが其の內容が公安を害するものならそれに基いて取締らねばならぬ併し從來やってゐる事を一一を取締ると却って惡結果を招來すると考へる從って取締りは從來の方針通りやる考へである

次いで委員より政府に對し資料提出の要求あって同二時秘密會に入る

【東京二十八日發同盟】眾議院の國家總動員法案委員會は二時間に亘る秘密會を解き午後四時五分公開、山崎常吉氏(第一)より再び立看板問題を持出し

立看板問題が紛糾してゐるからこの際これを撤去することは感情を柔げることによいと思ふ依って委員長より內相に立看板を撤去するやう話して貰ひたい

旨の希望を述べて午後四時九分散會

02 劈頭早くも波瀾
03 天皇陛下には 五日宮城に還幸 皇后陛下は四日還啟
04 事變特別稅等に依る 增收の見込高 大藏省委員會に發表
05 臨時軍事費追加案を提出
06 參謀總長宮殿下に 中支の情況を報告 三將軍參謀本部登廳
07 臨汾を占領す! 閻錫山遂に省外へ
08 臨時軍事費への繰入金 臺灣總督府より
09 けふの兩院
10 臺灣と支那との 貿易狀況 「事變以來杜絕」と長官が答辯
11 檢察權行使決議案 けふ緊急上程
12 臨汾以北の敵各軍 袋の鼠となる
13 滿洲國治安の現狀 匪團の大半は三江省に壓縮 昨冬以來積極的討伐を實行
14 遞信省航空局 けふ外局として誕生 陸海軍空のエキスパートが 現役の儘で航空官
15 綿絲配給の 切符制度を採用 けふ規則公布即日實行
16 ルイコフブハーリン兩氏の 公判開始を發表 西シベリア獨立の大反革命事件
17 滿洲重工業に引繼ぐ 五社の株式評價 對滿事務局から發表
18 鯉登部隊 銳意南方に進擊
19 畑最高指揮官 ヤ大將を訪問 各國軍司令官と儀禮的會見
20 海の荒鷲 引續き活躍
21 遞信辭令
22 日新國講終了式
23 工藤愷夫氏逝去
24 總督府辭令
25 今日の天氣
26 大阪商船臺灣出帆
27 近海郵船基隆出帆
28 辰馬汽船
29 大連汽船
30 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 結核豫防法本日より施行 島民保健向上策をも確立せよ社說

本島多年の懸案の一であつた結核豫防が昨年十一月勅令を以つて公布されて以來、當局では銳意施行を急ぎつつあつたが施行規則も完成したので去る廿六日公布し本日より愈々施行することとなつたが、これで本島の結核豫防も漸く本格的軌道にのつたわけである。

本島に於ける近年の結核狀況をみると、その死亡數は年約八千人に上り、患者總數は約八萬人に達するものと推算されてゐるが、その豫防施設に至つては內地に及ばざること極めて遠く、殆んど問題にならない位ひである。

即ち結核病床として特定されたものは松山療養所の五二、赤十醫院の二十合計七十二に過ぎない貧弱さで、大部分の患者は自宅又は私立醫院に於て療養してゐる狀態である。

豫防法第六條には臺灣總督は州、廳、市其の他必要と認むる公共團體に對し療養所の設置を命ずことが出來る旨規定してあるが、これは結核に對する社會的豫防の最良法たる療養所を設立して之に病毒傳播の危險ある患者を収容することである。併し本島に於ては公共團體の現況に鑑み今直に之が設置を命じ難い事情があるので、差當つて府療養所の擴充を計り、松山療養所に百名分の新病床を增設する豫定であると云はれてゐるが、單に百名分の病床をもつて本島に於ける結核豫防撲滅を期待するとは勿論出來ない。內地の病床數は一萬三四千に達し死亡數の約一割に相當してゐるといふのであるから、本島に於ても最少限度八百位ひ設置せねばならぬのである。それ故に二百足らずの病床では何等期待するとが出來ぬから今後一日も早く之が全島的に擴充されて行くやう官民の努力を切望するものである。

結核豫防法は要するに既に結核侵にされた患者を療養所に隔離収容してその病源を社會から芟除すると云ふ謂ゆる消極的豫防である。消極的豫防は病毒傳播を根絕させる意味に於て重要なる一の豫防法ではあるが、しかし之れを以つて豫防の全班とすることは出來ない。過去の撲滅策は治療であつたが將來の對策は治療ではなくて之れを豫防することである。治療を消極的豫防とすればそれは積極的豫防である。積極的に病氣に罹らぬやうな體質を作ることである。

結核の撲滅はその消極的豫防は勿論であるが、進んで積極的豫防にも努力せねばその効果を擧げることが出來ないことは世人周知の事實である。即ち國民保健の向上を圖り健康人を病毒の侵害から保護し、更に進んで病毒に侵害されぬ體質の健康を保持すべく諸般の施設を充實、努力せねば結核を撲滅することが出來ないのである。

結核豫防撲滅は單に豫防法のみでは不充分であるとは上述の通りである。健康相談所の設置、乳幼兒童に對する發病防止の諸施設、患者の入院斡旋、公眾に對する豫防撲滅の指導等の如き基礎的施設は勿論である。

が、更らに進んで國民の榮養改善、體育獎勵、過勞防止等の如き國民體位向上の根本問題に觸れなければ所期の目的を擧げることは出來ない。結核豫防撲滅は上述の如く廣範圍に亘る國家的大事業である。これが患者の治療は勿論その重要なる一手段には違ひないが、更に進んで國民本位の向上を計るための國民保健策を確立、實施せねば効果が擧がらないのである。

躍進日本の將來は懸つて戰後經營の如何にある。而もその根底をなすものは國民保健の向上である。內閣は之れに鑑みて厚生省を創設し、國民體位の向上に努力しつつあるが、本島に於ても豫防法實施を機會に、從來の機關を擴充して厚生省類似の機關を設置し、島民の保健向上に努力せられんことを希望してやまない次第である。

02 東京帝大の大英斷 外人へも門戶開放 實力考查の上入學許可 學士號も贈與に決す
03 圖像:盲人連が空の體驗
04 けふは愛國奉仕日 市民の實踐を要望
05 新竹州水產會 きのふ通常總會 原案異議なく可決
06 結核豫防法 けふから施行さる 寒心すべきこの統計
07 稅制記念日 基隆市の行事
08 中北支を目指す 視察客で賑ふ 長沙丸上海へ向ふ
09 帽子編講習會(宜蘭) 製作品を賣却献金
10 就職難.跡を絕つ 少年戰士、工場へ
11 市議懇話會へ 新竹から出席者
12 盛會だった 產組競技會
13 水上競技聯盟の 選手強化計畫 我が水泳界一段と活況
14 華僑新民公會 十五日新竹で發會式
15 新竹州後期の 納稅成績向上 總平均九割八分八厘
16 畜犬鑑札 州から下付
17 七人組金鑛泥棒 豪遊から足がつく
18 同情金 不慮の遭難者へ報社消息
19 種痘日割 前回中止の分
20 人事‧消息
21 ときの声
22 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 綿製品ス.フ混用 本日より實施 井田府商工課長談
02 現在の總發電力 十八萬七千キロ(上)增配の問題を考慮 臺電總會席上に於ける松木社長の挨拶
03 本月各船會社の 配船計畫決定 砂糖移出高三百四十萬擔に對し
04 樟の倒木だけでも 五年間の原料がある 臺東廳タマホより歸來の青木技師談
05 臺灣電力總會 配當は年六分据置 國防献金は重役一任
06 少しも波瀾なく 大成火災總會終る 重役は凡て重任決定
07 酒精輸送會社創立
08 臺灣物產陳列所を 天津にも開設か
09 一月中の金融 依然として緩慢 預金、貸出金とも減少
10 定期新甫好調 島米は保合
11 議案全部を可決 正米市場總會終る 前理事長慰勞金は評議員一任
12 棉の展覽會 臺北にも開催
13 照明燈
14 煙草耕作組合聯合會 通常總會終了
15 市價及商況廿八日
16 海產商業會の定期總會
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 府令第十八號 結合豫防法
02 昭和十二年度樹立 陸上臺灣五傑及び 臺灣陸上新記錄(上) 臺灣體育協會發表
03 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 出征軍人家庭 慰安の夕盛況 苗栗一公講堂で
02 青年團幹部 講習會近く開催
03 八堡圳水組評議會 平穩裡に閉會 質問者も僅少
04 各街庄の協議會
05 大湖青年奉仕團 明二日結團式
06 草屯公學校、一躍 三學校增加 尚收容難で惱む
07 南投理髮業者献金
08 皇民化促進座談會 國語常用を決議 出席者百餘名
09 水利施設視察
10 頂蔦松信組 評定委員會
11 岡山堆肥品評會 褒賞授與式
12 ローカルセクション
13 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 滿洲建國の真精神/本庄繁
03 “滿洲建國の夕”
04 晝間娛樂時間
05 趣味娛樂 “皇軍大捷の歌” 大船が大規模に映畫化
06 さつきの花 咲く迄の手入れ
07 海外映畫短信
08 圖像:ガラスの織物
09 日活多摩川超特作 軍神乃木さん 國際館で公開
10 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 皇民化、素質向上に 壯丁讀本を編輯 テストで好成績を得た臺南州 愈よ教養に乘出す
02 臺中州下產組の 部落委員設置完了 中堅二千名を嚴選
03 戰歿勇士の 合同告別式 四日臺南で執行
04 圖像:文筆報國
05 防火、防毒、救護演習 十日の陸軍記念日を期し 臺中州下に實施
06 稅に關する作品募集好成績 應募數七百餘篇
07 陸軍記念日に 武道大會 高雄湊小で開く
08 英米獨伊ソの軍擴競爭(七) 世界の危機を深化する 大軍擴と經濟力の問題 ソ聯の卷
09 献金募集の 決算報告會 川村知事から州民に 感謝の意を表明
10 嘉義の皇民化劇 十七日から開演 本島人一流紳士が出演
11 中部和洋雜貨 卸商組合創立
12 これこそトーチカ心臟 店から盗んで組合に預金 平氣で主人にも貸す
13 タロコ協會改組 廳下から一般會員を募集
14 少年團實習所 十八日から一週間 桃子園壽山で開設
15 花蓮港廳武道大會
16 能高郡新民公會 二日に發會式
17 竹東教育會總會 七日竹東公で開催
18 清水建築信組 第二回定期總會
19 南投後期分納稅 期限內に完納
20 鳳山郡道路品評會 榮ある優勝團は 大樹聯合保甲に
21 星と健康な病人
22 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(30)/山中峯太郎;木原芳樹
02 人體に觸れる習慣(上)/木木高太郎
03 生活の合理化と 消費組合(下)/新居格
04 水牛の角 「文藝」三月號 岡本の長篇其他
05 圖像:萬博入場券前賣ポスター全國へ
06 窓硝子/田端耕造
07 圖像:緬羊の戲れ
08 心聲漢詩

喜甘得中先生偕其夫人過訪/可軒、携璧兒靜養於草山教育別舘口占三絕/南都、游七星莊園贈主人山本義信君/南都、吊莊太岳先生/周定山、哭莊太岳先生/北屯 張賴玉廉

09 新刊紹介
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 建國六周年!けふ記念日を迎へ 滿洲國愈一大躍進 驚歎すべき國家建設
02 新京に呼應して 帝都で盛大な式典
03 敵有力部隊を擊破 岡崎、片野兩部對進擊に進擊
04 戎克で逃げる敵を 水、陸、空から猛擊 二千の敵兵藻屑と消ゆ
05 朱德の司令部 故縣鎮を爆擊
06 金口木舌/林正享
07 東洋汽船の增資決定
08 襄陽を空襲 待機中の敵機を爆破
09 省境黃河河畔の 軍渡に突入占領 西部黃河への一番乘
10 反革命陰謀公訴狀 ソ聯內務人民委員部發表
11 本年度追加豫算 總額三億八千六百四十萬圓 一兩日中眾院へ提出
12 硫安生產力 擴張法案の要綱
13 眾議院豫算總會
14 追加豫算三法案 眾議院へ提出
15 谷公使西下 四日長崎發上海へ
16 外務人事異動 近く發令
17 明日の天氣
18 曉の合唱(4)/野村愛正;古藤幸夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 靖國神社大祭迄に 第一回の論功行賞 範圍は第一期戰終了まで 賞勳局調查を急ぐ
02 定期航空の“日發” 萬端の準備成る
03 “國際外交の變化で 國策は動搖せぬ” 支那要人強がる
04 時局懇談會へ 新竹から出席者
05 臺北一中卒業式 陸士に四名パス
06 稅務功勞者表彰 けふ稅制記念日
07 新竹中卒業式
08 抗戰は何處吹く風 香港競馬未曾有の賣上げ 香港丸ニュース
09 西貢丸寄港 船客は十三名
10 全島水道大會 二、三兩日臺中で
11 華僑寐返る 救國公債引取を拒む
12 若人の春憂鬱 醫專入試初まる 八人に一人の激戰
13 インチキ掛圖 販賣員捕はる
14 土地を種に詐欺 基隆某官衙係員引致さる
15 新竹信組敬老會
16 故稻木水兵の假葬式
17 犧牲者の街葬 三日竹東で
18 臺南親友會總會
19 人事‧消息
20 商況一日前場
21 今夜の映画
22 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(92)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 非常時と青年問題 夥しい帝都の不良學生 現在の若人は何故無氣力/村上秀子
03 家庭經濟長期抗戰 旦那樣の卷
04 特約漫画のんびり張さん(77)/ゑのもと真砂夫
05 今春の婦人帽子 模倣から創造へ キリッとした型が目立つ
06 家庭で出來る 簡便な化粧料 作って御覧なさい
07 黑豆の煮方
08 淺草苔の 成分と鑑別法
09 電氣取扱上の心得 電球の光力は
10 物の生かし方集 チラシ廣告と 包紙の利用法
11 身上相談
12 お惣菜によい 燒雞のトマト煮
13 生魚の腸で 鹽辛を拵らよう
14 揭示板
15 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 萬國博覽會總裁に 秩父宮殿下を戴く 四月に奉戴式
02 憶病な支那機 無茶な爆彈投下
03 コドモ 三月三日は女の節句 雛祭りのお話(中)何時から行はれたか
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 京漢線の黃河 大鐵橋を爆破 敵軍は逃路なし
06 今年の試驗問題で 實力を試さう(八) 時間は正確に
07 尋常四年生の 少年編輯長
08 十年前の氣違扱ひ 今では愛國老人
09 陳濟棠を 叛亂の四川省へ
10 カナガキニュース ジテンシャデキタヘル
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 五十周年記念式に 御親臨の旨仰出さる 一同畏き聖慮に感泣 自治制發布頭條新聞

【東京一日發同盟】自治行政に大御心をかけさせられ給ふ天皇陛下におかせられては來る四月十七日の自治制發布五十周年記念式に當り畏くもこの式場に親臨遊ばされる旨仰出されこの有難き御沙汰に末次內相以下自治關係者一同聖慮の忝けなさに感泣してゐる、中央に於ける記念式典は同日午前十時半から市町村長、自治關係者及び當日內務大臣より表彰を受けるもの並に國務大臣、貴眾兩院議員、各省關係官吏等一萬二千名參列の下に宮城前廣場で擧行される。

02 非常緊迫の場合に 法律では間に合はず 總動員法案委員會で法相が答辯
03 陸軍軍事功勞者に 懇篤なる感謝狀 陸軍記念日に陸相より授與
04 總動員體制の下に 萬般の準備に集中 豫算總會で陸相が戰況報告
05 陸軍定期異動 きのふ陸軍省發表
06 首相けふ登院
07 追加豫算案上程 賀屋藏相より說明
08 臨時軍事費の使途 陸海兩相の說明
09 農林省の銃後施設 補償率を引上げ自作農創設 農地擔保負債整理資金融通
10 臺灣總督府 追加豫算內譯
11 司法大臣の決心と 勇氣ある處置要望 檢察權行使決議案可決 眾議院本會議
12 森本部隊趙城を占領 更に臨汾に到着す ○○部隊長も入城
13 けふの兩院
14 中村部隊 飛行場を占領
15 今日の天氣
16 大阪商船臺灣出帆
17 近海郵船基隆出帆
18 辰馬汽船
19 大連汽船
20 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 時局下の國民生活態度社說

支那事變に對し今やわが國內は打つて一丸となり、戰爭遂行に邁進しつつあるが、わが經濟界またこれに應じて準戰時體制から戰時體制に飛躍的變化を遂げ、政府統制の手は各方面に擴大强化された。即□臨時資金調整法、為替管理の强化、臨時輸出入措置法、軍需工業動員法、工場事業場管理令等が新に現はれ、從來の如き個人的自由な經濟活動は著しく制限されたのであるかくの如きの措置はわが國際収支の適合を圖るために他な らないことで、わが將兵は戰地に於て困苦に堪へて奮戰しつつある秋、わが國民はこの際不急不要の贅澤品の需要を思ひ止まることは當然の義務である。そればかりでなく國民にとつて生活必須の物資でも或る程度の制限を加へることもまた止むを得ないであらう。

わが國民の衣類中で最も需要の多い綿織物と綿莫大小の製造並に使用の制限は一日附の府令を以て公布、即日施行せられたが、この棉花の如きは昭和十一年に於ける輸入額は八億五千萬圓といふ巨額に上る。その一割を節約するとしても八千五百萬圓、二割を節約すれば一億七千萬圓の輸入が減少することになるわけである。而してその節約の部分だけ代用品の使用をすればよいので、假りに多少の苦痛があり、不體裁のことがあつて も、銃後の國民として不平を云ふべきでなく、絕對的に協力せねばならない。かくの如き國民生活にとつて必要な物資の輸入も或る程度の制限が出來れば、一方輸入を少くして、他方輸出の增大を圖り、以て國際收支の改善のために貢献することが出來るであらう。

尚戰時體制下に於ける國家は、特に戰時豫算の計上に對しては極力その充實を圖らなければならぬことは云ふまでもない。それが國民の日常生活にも影響して國民各自が負擔しなければならないここに銃後の國民は代用品を使用し、また消費の節約をやつて、出來るだけ國家のために貢献し得るやうに用意しなければならぬのである。例へば五百萬島民が一本平均二錢の鉛筆を一箇月一本を無駄にすれば一年に百二十萬圓の損失となる。この金額で約二十臺の飛行機が購入し得るので、この際如何に節約が必要であるかが理解出來るであらう。殊に現在の戰時體制下にあつては軍需品として兵隊が身につけるもの、兵器火藥等に使はれるものは節約し、その廢物を大切にすることを心得て置くのが尚更肝要である。

又厚生省では白米を食ふなの運動に積極的に乘出すことになつた。われら國民が一年間の米の消費高七千三百萬石 (昭和十一年調查)から見て、從來の白米を一切七分搗米、又は胚芽米に限り食べるものとしたら、一年間の節約量は三百萬石で一億圓以上に値ひする。この節約高だけで二百萬の軍隊が養へると云ふのであるしかも衛生の見地から見ても白米よりも七分搗米と胚芽米がより營養になるからわれらもこの運動に對し大いに關心を持ち、協力して然るべきでなからうか總じてこの時局下に於てわれら國民はよく各自の日常生活に氣を附けて、國策に順應し喜んで代用品を使用すると同時に消費の節約、廢物の利用殊に軍需品等に關しては特に注意を拂ふべきである。

02 事變以來の敵機損害 實に八四八機 大本營海軍報道部公表
03 時局克服全島懇談會に 相續法、戶籍法施行等 臺北側の提案決定 きのふ有志が打合
04 業佃青年講習會 萬里庄で開かる
05 圖像:自宅に寬ぐ松井將軍
06 宜蘭の稅制記念日 納稅功勞者表彰
07 當局に感謝 三懸案實現して 宜蘭代表挨拶迴
08 州下十九路線に ガソリン節約デーを設定 バス業者を集めて實施方法を打合 全島に魁け、新竹州實施
09 蘭陽三郡は完納 納稅報國遺憾なく發揮
10 州下一齊搜查
11 銃後後援強調日に 慰問袋二千個集る 臺北市民の赤誠
12 永樂町店舖 建築組合總會 同情金を醵出
13 龍江信組組合長 及び專務決定
14 同情金寄託 續續本社に來る報社消息
15 海軍短期士官を募集
16 納稅愛國の夕 非常な盛況
17 臺中市タクシー業者 合同會社を組織 業者の意見が一致し
18 賴其祿氏の 學位論文通過
19 臺北一師の 合格者發表
20 臺北二師の 入試合格者
21 鐵材二千斤を盗む 新竹の牛車屋御用
22 人事‧消息
23 蓬萊丸無電
24 ときの声
25 訃文:陳王氏素
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 葉煙草增產三百萬瓩收穫を期し 耕作地を擴張 面積二千二百甲步に上る
02 低資百五十萬圓 全部貸附終了 豫算外の好成績
03 臺灣產組協會 評議員會開催
04 臺銀總會終了 四分配當案を可決
05 現在の總發電力 十八萬七千キロ(下)增配の問題を考慮 臺電總會席上に於ける松木社長の挨拶
06 籾の短期貯藏 臺中州解除さる
07 茶葉懇談會を開く 權威者の講演及び增產打合 臺北州主催で公會堂に於て
08 新甫高乍ら 島米は鈍感 取引は依然閑散
09 臺北海產商業會 定期總會終る
10 勸業費逐年增加し 產業の開發に全力 新年度豫算三百六十九萬圓
11 パルプ、無水酒精製造 產業の新進路を示す 銀行券は限外發行を持續 臺銀總會席上に於る保田頭取演說
12 臺電建設課を新設 昨日人事異動を發表
13 照明燈
14 市價及商況廿八日
15 第拾八期決算公告/大成火災海上保險株式會社
16 株式會社臺灣銀行第七十七期決算公告/株式會社臺灣銀行
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 遊擊戰術(三)/陸軍省新聞班
02 昭和十二年度樹立 陸上臺灣五傑及び 臺灣陸上新記錄(下) 臺灣體育協會發表
03 大阪奉天を結ぶ 日滿國際電話開通 兩市長メッセーヂを交換
04 臺北州令第八號 畜犬取締規則
05 臺北州訓令第六號 畜犬取締規則施行手續
06 臺北州告示第三十八號 畜犬鑑札
07 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 八十二歲の老翁も 「國語の必要」を一席 八塊庄の國語演習會
02 淡水街通常協議會 築港促進陳情書を決議
03 圖像:同仁會診療班出發
04 蔦松公學落成式 及び慰安學藝會
05 農業國民學校組合協議會
06 局員慰安會(北斗)
07 聯合青年團結團式
08 競作整頓品評會
09 婦人を集めて 皇民化座談會 各種實行事項を決議
10 桃園水利組合 評議員會を開催 桃園公會堂に於て
11 圖像:鳩山蘆田兩氏歡迎會
12 南投華僑新民公會 二十七日華華しく誕生
13 南投藥種商等の 國語講習好成績 本二日に終了式
14 小公學校修業式
15 南投街長吉滿氏 員林街長に榮轉
16 湖口庄馮氏の美擧
17 亡父の忌明に献金 滿洲國賴君の美擧
18 斗六郡下各學校 卒業式日程
19 ローカルセクション
20 湖口庄定期種痘
21 彰化市に流腦
22 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 歸還に當りて 同胞に告ぐ/松井石根
03 講演 國家總動員下に於る 熱帶林業の重要性/山田金治
04 講演 言語の用法に 關する感想/長谷川誠也
05 晝間娛樂時間
06 ラヂオドラマ「お雛祭り」
07 國史講座
08 國民歌謠
09 家庭百科問答
10 管絃樂
11 パラマウント特作 山は笑ふ(全八卷)
12 圖像:第二回公債賣出し スター連も中央郵便局へ
13 趣味娛樂 今頃の蔬菜園 播種、植付で追追多忙
14 三家三勇士進む 大都の巨篇
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 高橋部隊に咲く 軍國美談三篇 銃後國民を奮起せしめずに 置かない淚ぐましき感激篇
02 責任觀念旺盛な軍夫 本島人に顯現せる日本魂の片鱗
03 仰げ!軍國の母
04 圖像:病院船芝浦へ
05 嗚呼此の子.此の母 大和撫子の典型
06 嘉義國婦分會 會旗の入魂式 きのふ嘉義神社で
07 納稅紀念日に 表彰式を擧行
08 第一回釋放者保護事業大會 きのふ臺中市に於て開催
09 臺南州農會の總會 來る十一日に開催 農畜分離は七月頃
10 戰時下の陸軍紀念日 特に盛大に擧行 臺南市各種準備を進む
11 盛大に導水式擧行 花蓮港築港工事場にて
12 臺中師範普通科 入學許可者
13 屏東商工會議所 愈よ創立總會 來る十五日擧行
14 穿き違へた父性愛 變心した嫁を殺傷 事業失敗のヤケ氣味も手傳ふ
15 青年團の查閱式 花蓮港花崗山に於て 步武堂堂として擧行
16 彰化も十五日に 創立總會を擧行
17 遲れ馳せ乍ら 近く發起人會
18 嘉義農林卒業式
19 屏東市の納稅記念日
20 ガンヂス丸高雄に入港
21 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(31)/山中峯太郎;木原芳樹
02 人體に觸れる習慣(下)/木木高太郎
03 直木賞受賞者 井伏氏と一問一答/篠原文雄
04 水牛の角 火野葦平氏 ローマは一日にしてならず
05 圖像:鴯鶓
06 圖像:親日教科書完成
07 戰爭と子供/關寬之
08 寄稿歡迎報社消息
09 心聲漢詩

游靜修院作 四首/春潮、新花朝/駱子珊

10 廣告報社消息
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 大殲滅戰展開 敵軍を三角地帶に追ひ込み 死傷五萬‧潰滅に瀕す
02 國府、統制力なく 遂に四川省に屈伏 張に代り鄧を任命か
03 防共感謝の會
04 一億五千萬弗の 借款を申込む 宋子文が米國に
05 金口木舌/林正享
06 隴海線に盛に武器送附 濟南奪還を嚴命
07 谷公使出發赴任
08 滿國債を稅法上 內國債並に優遇 近く法律案を提出
09 總動員法の運用に 軍需省を設置 杉山陸相の答辯
10 平生氏、北支方面軍の 經濟委員長に內定 事業を綜合的に統制指令
11 平生氏北京向け出發
12 中北支に參事常駐 滿銀にも人的援助 日銀の人事異動
13 米海軍演習區域を 領海內に限定せよ 民主黨議員の極論
14 半額出資を決定 蒙彊電氣通信會社に
15 滿洲國とシ團間 一億圓の公債契約成立
16 揮發油、重油配給 切符制度を設置 近く公布、五月より實施
17 明糖第二回拂込
18 明日の天氣
19 曉の合唱(5)/野村愛正;古藤幸夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 國際防共聯盟の礎石に 先づ日滿支の團結 カトリックで結ぶ親善 出發前の岡理事語る
02 反蔣形勢に狼狽 兵士の御機嫌取り 某要人談で噴飯の鼓吹
03 あすは弔旗揭揚
04 圖像:柳川中將の凱旋第一聲
05 北京語講習會終了
06 憲政の功勞者 尾崎氏に銅像 各派交涉會で準備進む
07 臺灣軍關係進級者 陸軍異動で發表
08 天然瓦斯研究所 學術講演會
09 海軍武官室取扱ひの 献金恤兵金激增 山の人達も赤誠披瀝
10 配當で釣る惡株屋 なんと十五萬圓騙取 「內密にして下さい」と刑事に賴む 高官、教員連六十餘名泣寢入り
11 豫想外に深刻! 廣東省內の米拂底 鹽も一斤十錢に暴騰
12 臺北第二中學 けふ卒業式執行
13 東京大會まで 日本を理事國に 國際陸聯總會で決定
14 商況二日前場
15 スパイ戰線を衝く 近く基隆市で公開
16 人事‧消息
17 今夜の映画
18 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(93)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 小中學生の 主要疾病と對策(上)/林其全
03 家庭經濟長期抗戰 買物の卷
04 特約漫画のんびり張さん(78)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:親友ともなれば
06 服裝の色 性格に合った時 最も魅力がある モダーンな美容術
07 春 貴女の裝ひ 三つ揃ひの編物 帽子.スカート.バンド
08 柱や緣側に 松やにが出て來た時
09 春先の吹出物! 外出後洗顏せよ これが唯一の豫防法
10 新煙草「さかえ」
11 風味のよい やきりんご
12 魚を金網で 燒く時は
13 香ばしくて 身體によい玄米粥
14 美容秘帖 ひどい脂顏 醫學的手當から
15 紙上病院/黃朝清
16 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 惡い風がはやる 內地で五千人死亡
02 朝香宮殿下 博愛の御心事 傷つく敵に 御見舞遣はさる
03 コドモ 三月三日は女の節句 雛祭りのお話(下)何時から行はれたか
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 上海神社境內に 日本櫻を植ゑる
06 戰爭と賠償金
07 東鄉神社の鳥居の檜材 臺灣へ注文が來た
08 子供作品 事變と本島人/李傳滄
09 カナガキニュース 全島青年訓練所 合同大演習
10 「宮城先生有難う」 子供等からお禮
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 十年前からの研究 背後には何もなし 首相答辯、一段と緊張 總動員法案委員會頭條新聞

【東京二日發同盟】二日の眾議院國家總動員法案委員會は午前十時三十八分開會、近衞首相が病氣全快して出席を見たので一段と緊張振りを見せ先づ前日に引續き

櫻井兵五郎氏(民政) 本案の議會提案については國民は非常な恐怖感に襲はれてゐる斯る恐怖感を氷解するやうに首相の本法案に對する信念を伺ひたい

近衞首相 斯の如き法案が上程された際に病氣の為私が本會議委員會に缺席した事は誠に遺憾である本法は憲法其他の角度から見て非常に論議の多いものである總動員は真に國民がこれを諒解しなければ完全なる運用を期する事は出來ない國民にこの法案を徹底せしめるやう皆樣に能く納得出來るやう努力する本法案の審議に當って缺席した御詫びを申し上げると共にこの際私の考へを一言申し上げて置く現下の長期戰の下に在っては今後どう云ふ形でどう云ふ敵が現はれて來るかは今日から豫□出來ぬのでこれに對しては其の時時に應じて變轉萬化對處すべく今から法文に明記せず勅令に委任するのは已むを得ないのではないかと考へてゐる併し本法の運用に當っては尚萬全を期する為め民間識者を集めて國家總動員審議會を置く事としたのである又本法と關聯して其の背後に何か恐るべき思想が流れてゐるのではないかと云ふやうな御意見があるやうであるが我國では既に十年以前から關係省で研究されたもので今日突然現はれて來たものではない從って其の背後に何かあるとは考へられぬ又イタリー、ドイツの如き國家の本質が我國と異ってゐるのでこの法律を以て直ちにファッショになるとは考へられない根本精神は飽迄も憲法の條章を遵奉し議會を尊重してゐるのである

櫻井氏 誠に懇切叮寧なる答辯を承って有難い殊に政治に對する信念を承って喜しい審議會を設けて政府の諮問に應ぜしめる事とした事は結構だが審議會の內容如何

首相 審議會の組織は貴眾兩院議員民間有力者官吏等を含めたものとなると考へる貴眾兩院議員數を多くしやうと考へてゐるが其の數は考慮中である

櫻井氏 本法運用の機關につき行政機構の廣汎な改革や官吏の素質改善について今から考へて置かねばならぬと考へる尠くとも現行政官任用令は根本的に改正する必要がある現內閣は任用令の改正について其の意圖を有してゐるかどこまでも目的に邁進されたい

首相 本法施行に伴ふ行政機構改革については考へてゐる本法の運用其の宜しきを得るや否やは機構に待つところ極めて大である今日の如き機構で良いか惡いか一般の不安もそこにある政府は官吏制度の根本的改革を考慮し目下法制局に於いて立案草中である本法の施行と併行して官吏制度全般の改革は御意見通り全く同感である。

これにて櫻井氏の質疑を終り

植原悅二郎氏(政友) 本案は國民生活の凡べてを網羅し其の重要性に於いて劃期的な或は革命的とも云ふべきであるから本法の真髓を把握し以って國家國民の趨ふ所を明かにしたいと念願する現在國內には民心を不安ならしめるやうな惡氣流があるこれを一掃する事が本法案實施の前提となるものと考へるが如何

首相 國內に左樣な空氣がある事は事實であるが我國は欽定憲法に依って統治されてゐる何時如何なる時にあっても憲法の條章に基いて政治を運用する事に變りはない外國のやうな政治形態になるべきものとは絕對に考へられない

植原氏 戰時事變に應ずべき事を豫想して帝國憲法は出來上ってゐる緊急勅令に依るもよし現行帝國憲法運用の妙を發揮した方が良いではないか

首相 今日國際情勢の變化は全く豫想せられないいざと云ふ場合になって準備しても其の目的が達し得るや否や疑問である緊急勅令は豫測し得ない事態が發生した場合に發動するものと考へる本法は豫想し得られるものを法律に定めて國民に其の趨ふ所を示したものである本法を公布したと云っても緊急勅令や非常大權の發動は增し得るものとあるが其れは何れも例外である豫め豫測し得るものを規定して置いてこれを先づ適用すると云ふ方が順序ではあるまいか

植原氏 現今動動もすれば國防の為めに國家國民が存在するやうな考へを抱いてゐる者があるこの點如何

首相 國防は國家の為めに存在するものである以上國民も國家の為めに存在するものである

植原氏 本法運用機關について首相の考へ如何

首相 本法運用の中央機關は內閣に在って內閣總理大臣がこれを管掌する

とて草稿を手に本法運用の責任について述べる

植原氏 戰時に總動員の衝に當るべき機關と平時の機關とに區別すべきものと考へる平時にあっても總動員に關する凡べての事柄に對し秘密主義を執るや否や

首相 歐洲大戰の結果に鑑み各國の長を探り短を捨てて日本の國情に合ふやうなものを作り上げて來たので日本獨特のものである

植原氏 近頃一部に政黨を解消して一國一黨でなければならぬと宣傳してゐる者があるやうだが一黨一派に依って擧國一致が得られない議會政治に對する首相の所見如何

首相 憲法政治の運用上政黨の存在に依って其の運用が最も圓滑に行はれるといふ事は議論の餘地はない一國一黨が良いとか小黨分立が良いとか色色議論のあるのは其の時時の情勢に依るものと考へる

この時議事進行に關聯して河野一郎氏(政友)は委員長に對し速記錄訂正につき政府側に警告するやう望んで午後零時二十五分休憩

02 物資需給計劃が必要 眾院豫算總會で宮澤氏論ず
03 非常大權を妨げず 國民の覺悟を知らして置く
04 為替相場を堅持 藏相、小笠原氏に答ふ
05 貴族院本會議
06 大體一年間の 所要經費 陸、海兩相の說明
07 外地特別會計稅收入の一部を 軍事費特別會計へ 政府、法律案を提出
08 病軀を押して 近衛首相が登院 戰時議會氣分漂ふ
09 國民健康保險法案 貴院で可決成立 成立法案は合計九件
10 日英關係は相當 改善の可能性あり 廣田外相の演說好評
11 小額公債發行 六億圓に增額 大藏、追加豫算決定
12 豫算案二件を 眾議院に提出
13 電力案問題 政友、修正を委員に一任
14 ソ聯邦漁區の入札 靜穩裡に終了
15 孫科と會見後 ク將軍渡支の說 エ元帥極東に送らる
16 徐初代駐伊滿國公使出發
17 廣東省軍區司令部設立
18 けふの兩院
19 けふの天氣
20 大阪商船臺灣出帆
21 近海郵船基隆出帆
22 辰馬汽船
23 大連汽船
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 皇民化と義務教育問題 即時實施斷行を望む社說

最近行はれた市、街庄協議會に於いて皇民化と國語問題が相當論議され或所では波瀾さへ卷起したようである。要するに皇民化と國語問題は切り離されない關係にあるのだが、國語を解されない者は全々皇民即ち日本人たるの資格なしと云ふ意見が强調されてゐる。然しそれは極めて狹義的觀方であつて國語が解らないから必ずしも日本人としての資格が無いとは斷定出來ない。が國語を知らないと云ふ事は何んと云つても、日本國民の資格に於いても缺くるところあるを否めない。と共に個人的國家的にも不幸な事である。されば國語普及に努力するのは統治の任にある者の使命であり義務であると同時に、被治者にあつては積極的に之れが體得に努力する義務があるばかりでなく自らを幸福に導く根本的要素である。從つて國語の普及は學校の教室に於いてのみ為すのでは徹底を期する事は不可能である。家庭的に街頭的に有ゆる機會を動員して習ふ者と教へる者が積極的にしかも誠意と熱意を以つて兩者心が一體とならなければならない。

近來山奧の寒村にも海岸の魚村にも國語熱が高まり全島に設置された數千の國語講習所は大入り滿員で希望者全部の收容不可能と云ふ盛況を極めてゐる事は實に慶賀すべき現象である。併し國語講習所に於ける講習期間は實際僅かに二箇月或は三箇月以內であるから同所卒業者をもつて國語習得者と為すのは早計である。二箇月や三箇月の講習では漸くイロハを覺え「今日は寒う御座います」が言へる程度で此の國語力を以つて國民精神を體得しよう、或はさせようとするのは餘り虫が好過ぎる。尤も出來得れば此れに越した結構な事は無いのであるが、其れを望むのは野暴である。併し二箇月でも三箇月でも習得する事は全く習得しない者に較ぶれば大なる向上であるのは論ずる迄も無い。が講習生は小公學校教育を全々受けた事のない少青年中年、老年男女であるから、たとヘイロハや「お寒う御座居ます」程度の國語を解しても之れを教育と云ふには餘りに薄弱である。殊に性格の出來上つた中老人が端的に此の程度の國語を解したからと云って、直ちに性格的或は人格的變化をもたらす事は困難である。

皇民化と云ふ事は要するに「好き日本人になる」と云ふことなのであるから、獨り本島人のみならず日本人全體が之に向つて努力すべきは當然であるが、內地人は遠く既に義務教育を完全に受けてゐるのであるが、本島人には未だ義務教育制が完全に實施されてゐない關係上皇民化の上に大いに支障がある。本島人は新附の民であるから、本來ならば內地人以上の教育を受けねば皇民的ハンデキアツプを消滅する事が出來ない條件下にあるのが、現在に於いては義務教育制すらの實施に至つてゐない事は種々事情のため止むを得ない、とするも、皇民化の徹底を期するには先づ何をおいても完全な義務教育制の實現こそ急務中の急務と斷ぜざるを得ない

義務教育制實施には種々なる困難のある事は何人も認める所であるが、今や日本は世界の檜舞臺に立つて大活躍をしてゐる。日本の勢力は水の低きに流れる如く滔々として全世界の果迄へも流れてゐる。現在支那大陸の地上に天空に鮮血に彩られてゐる聖戰こそは實に東洋永遠の平和確立と云ふ未曾有の大建設である。我々の眼前には我々日本人の一大飛躍が待ち構へてゐる。日本は刻々大きくなつてゐる。日本人の勢力は刻々增大されつつある。此の秋に當り我々日本人は有ゆる姑息を排し堂々進軍ラッパによつて邁進すると同時に、先人の聖業をして一段と飛躍なさしむべき次の時代に活躍しなければならない者に對し、國家は最大の關心を持ち我臺灣に於ても有ゆる困難を排し義務教育制の實施斷行を吾人は求めて止まない。

02 靈石、臨汾大會戰で 敵の損害十萬 我が作戰見事に達成
03 山西敵軍の蠢動狀況
04 陸軍記念日 御祭り騷ぎを避け 意義ある記念行事 島都の實施計畫
05 匪賊ぞくぞく歸順 黃河以北の掃蕩近し
06 各國、日本に好感 國際陸聯總會終る
07 中村部隊の鹵獲品
08 四川問題一段落
09 湯頭鎮占領 日章旗を飜へす!
10 愛國處女團 羅東郡下で十三團 來る十四日結成式
11 蓬萊丸入港 平山臺灣燐寸重役來臺
12 新竹市來年度 鋪裝路線
13 時局懇談會の 講演會講師
14 “おいらを擧げても 結局、手數損だヨ” 不敵、三人組少年スリ
15 永樂座移轉の披露興行 本社愛讀者優待報社消息
16 基隆中卒業式
17 消防唧筒受納式 五日蘇澳消防組で
18 宜蘭の町振興會 全部設置を完了 昭和町振興會を殿に
19 許氏、同情金を寄託報社消息
20 農組畜產部 豫算打合會
21 新竹高女音樂會
22 中部和洋雜貨化妝品卸商組合役員會
23 人事‧消息報社消息
24 ときの声
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 肥料行政權の統一は急務なるも 議論の餘地あり 本島は特殊事情で時機尚早
02 豫算、決算を可決 產組協會評議員會終了
03 天候不良のため(一月) 鹽の生產減少
04 農產物罐詰の 開罐試驗成績(下)殖產局特產課より發表
05 產組記念日の 行事決定せり
06 全國在米減か 定期米急反騰 島米も十錢方反撥
07 臺灣米穀商同組 聯合會を創設 きのふ五州米組幹部會にて決議
08 定期米高に 正米人氣活況 夕況は稍稍落着く
09 パルプ、無水酒精製造 產業の新進路を示す 銀行券は限外發行を持續(下) 臺銀總會席上に於る保田頭取演說
10 鑛業會總會 新評議員を選任
11 需要期乍ら 島內肥料平凡 各地賣行漸次增加
12 照明燈
13 市價及商況二日
14 炭業組合總會 役員は全部重任
15 第三十七期決算報告/臺灣電力株式會社
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 漫畫ページ
02 衛生 胃腸の惡い人は どうすれば良いか 今までと違ふ新治療法
03 弱い胃腸が 働き始める! 優秀な藥理作用
04 炎症の原因
05 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 事務所の爭奪戰で 評議員會に一波瀾 竹南水利組合永年の懸案 辛じて解決した
02 報道戰士同盟藤岡記者葬儀
03 新營水利組合 評議會を開催 白河公會堂にて
04 沙鹿街初協議會 先づ關係當局に感謝電
05 北斗水利組合 評議員會開催
06 新埔庄協議會
07 淡水漁業組合總會 同街公會堂に於て
08 華僑新民公會 發會式を擧行 鳳山公會堂にて
09 鹿港商工會 總會を開催 同街公會堂に於て
10 慰問映畫會 淡水青年團主催
11 鹽分地の改良が 養豚獎勵に拍車 一戶八頭の目標で突進
12 左營庄の國語演習會 來る五日華華しく開催
13 首相思想展へ
14 北門郡青年團 奉仕作業に精進
15 北斗郡の納稅 好成績を擧ぐ
16 馬匹普及會 近く北斗に結成
17 二甲國講所 終了式擧行
18 喪費を節約して 各方面に寄附
19 賭徒送局
20 ローカルセクション
21 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 日本萬國博覽會と 國民精神/藤原銀次郎
03 講談 義士外傳 「津田近江守助直」/後藤方泉
04 コドモの時間 綴方朗讀
05 ラヂオ紙芝居 「戰場の雛まつり」
06 RKOラヂオ映畫 新人豪華版
07 瑞典パレーのマーレ氏來阪
08 科學と映畫 果樹園の管理 剪定、接木、植付など
09 太公望覺え書 釣りの要領と調子
10 名子役片山明彥主演で 「少年突擊兵」決る 多摩川が企劃中の
11 映画街 清水監督の「母校の歌」
12 「忍術江戶荒し」配役
13 右太衛門の新作「退屈男」配役
14 海外映畫短信
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 高雄州の國土防空 實施要項愈よ決定 陸軍記念日を期して
02 臺中州の蛤類養殖 今後は專ら沙山で 從來の成績頗る良好
03 松竹女優さんの上海皇軍慰問
04 陸軍記念日の行事を協議
05 臺南一中卒業式 卒業生の志望矢張り 臺南高工が斷然多數
06 州下の青年團員 一躍十萬人となる 臺中州の強化策愈よ完成
07 青年總動員の訓練查閱擧行
08 高雄中卒業式
09 二中では大多數 臺大醫專を志願
10 女學校にも時代風 三四學年の英語を廢止して 婦德の修養に注力
11 私設埤圳は御法度 水利組合に強制加入せしむ 拒むものは施設撤廢を言渡
12 屏東郡の納稅宣傳
13 二年越しの空巢覗ひ 惡運つきて御用 臺南署の刑事連ホット一息
14 屏東市の產組記念日
15 鳳山の從軍講習會 竹內特派員熱辯を揮ふ
16 嘉義市でも 廟の廢合を協議 現在の廟宇四十一ケ所
17 納稅功勞者
18 大竹公廿周年記念
19 社會教化打合會 彰化郡にて開催
20 嘉義の父兄代表 教育課長に陳情 公學校の收容力擴大に付き
21 屏東のマ病防遏 好成績を擧ぐ
22 一夜に火事二件 幸大事に至らず
23 山田氏州議當選
24 臺中州警務部異動
25 訃文:黃允良
26 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(32)/山中峯太郎;木原芳樹
02 春を讚へて/赤松猛司
03 日本文藝學 今後の發展と課題/岡崎義惠
04 水牛の角 ヒスの正體 珍奇な解答
05 圖像:駝鳥
06 圖像:クライスラー健在
07 戰爭とカトリシズム(上)/田口芳五郎
08 寄稿歡迎報社消息
09 學藝消息 英文學文庫 ホワイトハウスへ
10 鷺洲吟社徵詩入選發表
11 心聲漢詩

輓太岳同社聯/張玉書、輓太岳同社聯 又詩/張玉書、哭棄民社弟/張玉書

12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 總動員法案委員會 空氣著しく和らぐ 首相の率直な披瀝で
02 問題の電力案 政、民修正案を採決 五日本會議に上程 小會派を押へて即日可決 政友の具體修正案
03 英國政府、尨大な 空軍豫算案を公表 一億二百七十二萬磅
04 航空委員長に 宋子文を任命 空軍再建に狂奔
05 金口木舌/林正享
06 高田少佐戰死
07 英伊會談は 七日から開始
08 北支、中支產業開發 兩會社案大綱決る 四日か五日の閣議に附議
09 日、滿一體化に基き 四ケ年計畫樹立へ
10 敵大部隊 續續南下退却中
11 我が遠山部隊 要衝聞喜に進出 第二次殲滅戰展開か
12 軍事扶助成績 きのふ厚生省發表
13 北支石炭の 開發方針
14 貴族院本會議
15 ブ、ル兩首領 反革命事件 最高裁判開かる
16 中國聯合準銀 十日前後開業
17 松岡映丘畫伯逝く
18 明日の天氣
19 曉の合唱(6)/野村愛正;古藤幸夫
20 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 空への念願叶って 武者振ひする若鷹 話題の主.林烱君の抱負
02 高利貸の魔手から 恩給受給者を救ふ(上) 恩給金庫法案
03 大膳課の廚司長 鄉土料理の行脚 手初めに東北の旅へ
04 新竹州下一齊に 第三種防空訓練 陸軍記念日の行事
05 聯合業佃會評議會(基隆郡)
06 勇士の遺骨 內地へ歸還
07 安部磯雄氏 壯漢に毆らる
08 抽籤券附入場券 續續大量の註文 萬國博の前景氣良好
09 諾威の提案を默殺 永井氏を理事に推す 國際陸聯總會終る
10 都市計畫事業 受益者負擔金 三日高雄市で告示
11 新竹高女卒業式
12 皇軍慰問學藝會
13 久保天隨記念會 博士の遺稿を上梓
14 脫獄を企て果さず 囚友三名を殺傷 兇暴な囚人に死刑を求刑
15 臺北商業の卒業式
16 商況三日前場
17 景品を處分献金
18 今夜の映画
19 民報案內報社消息
20 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(94)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 小中學生の 主要疾病と對策(下)/林其全
03 家庭經濟長期抗戰 臺所の卷
04 特約漫画のんびり張さん(79)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:ほんとですか?
06 入試迫る 何んとなく 身體がだるい こんな子はないか
07 どんな部屋にも 調和する吊花器 壺や鉢を自由に 生かす面白さ
08 ネクタイの選びかた
09 時計正しい扱ひ方 掃除は年に一回
10 豚や鷄肉の脂身は熔かして貯へ
11 椿油 偽物の見分け
12 物の生かし方集 毛糸の造花と ナフキンリング
13 フライパンを氣持よく使へ
14 風變りな 鯖の胡麻てり燒
15 紙上病院/黃朝清
16 揭示板報社消息
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 獨逸は滿洲國を 獨立國として認める ヒットラーが聲明
02 コドモ 皇后陛下の御誕辰を 祝し奉る地久節 宮中のお祝賀行事
03 國民精神總動員實踐いろはかるた
04 フランコ將軍へ 刀を贈った
05 今年の試驗問題で 實力を試さう(九) 時間は正確に
06 七十五歲で 從軍志願 元氣な老憲兵
07 わが飛行機から 敵兵へ降參切符
08 キャンプ生活 少年團三千名
09 カナガキニュース 少年ガ歡迎サレ ルンペンガ無イ
10 キオツケナサイ ヨクナイ掛軸
11 肺病ヲフセグ キソクガデキタ
12 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 重要な事項丈けを 審議會に諮る 總動員法案委員會議場だれ氣味 法相答辯頭條新聞

【東京三日發同盟】三日の眾議院國家總員法案委員會は午前十一時五分開會したが各相出席なき為め直ちに休憩午後二時二十分再開し

植原悅二郎氏(政友) 新聞紙に依れば議會が何か政府に對し含む所があって總動員法案、電力案を論難してゐる樣にとられるがこれに對し政府の所見如何

鹽野法相 お話の新聞記事のことは關知してない

風見書記官長よりも新聞記事は事實無根なる旨を答へる

植原氏本案の違憲なる所以を蒸返し責め立て鹽野法相より違憲に非ざる旨前日同樣の答辯を為す

植原氏 法案の條文を見るに第二條として總動員物資並びに第三條として總動員業務を規定してはゐるが國家の資源並びに國民の業務は殆んど全部以上二條項に含まれて仕舞ふではないか而して第二第三條の一號から八號までに於いて物資並に業務の種類を定めてゐるが第九號で其他のものについても勅令に依って必要に應じて指定し得ることになってゐるこれでは何から何まで政府が徵用し得ると云ふことと毫も變らぬではないか

鹽野法相 兩條とも一號より八號までで大體戰爭の目的を達成し得ると考へて規定したのであるが尚九號として別項を設けたので何から何まで政府が徵用すると云ふのが本旨ではない

植原氏 軍令以外の一切の勅令命令は國家總動員審議會に諮問するのか

鹽野法相 政府の考へてゐる重要事項を諮るのであって勅令案等をかけるものではない

植原氏 政府の言論取締は現在でも嚴重に過ぎ國民は事變から一切盲目にされてこの非常時に對する認識さへもかけてゐる況んや本法が發動された後のことを考へると想像以上のものがあると思ふが如何

末次內相 現在の言論取締が或は過酷に失するかも知れぬがそれでも尚違反者が現はれて國家が迷惑を受けることが頻頻とある本法案は唯現在やってゐることを法文化したものである

次で

板野友造氏(政友)鹽野法相との間にくどくどしく本法の必要不必要について述べ立て議場だれ切って仕舞ふ板野氏の質問に對し佐藤陸軍中佐が說明に起ち同法案の必要を說いたが餘り長きに亘った為め議員席から發言中止の要望あり結局西尾末廣氏(社大)の動議で午後六時五分散會した。

02 政府全體の責任で 議員の身邊を保護 河上氏の緊急質問に首相確答
03 故山階宮大妃殿下 御喪儀嚴かに御執行 昨日哀悼限りなき裡に
04 電力案の修正要項 政友幹部會で決定
05 眾院豫算總會秘密會に入る
06 安部黨首毆打事件 社大黨、聲明書を發し 問責決議案提出に決定
07 民政黨の態度
08 帝國の軍縮案に 海軍國頭を垂れよ 海軍專門家會談成案を得ず
09 きのふ兩黨協議會
10 けふ內相の答辯で 民政黨、態度を決せん
11 沂州の敵退却開始 我猛爆で城內秋風落莫
12 アメリカ政府の 認可は頗る疑問 米支借款契約成立說
13 英米提携、可能性なし マ比島高等辨務官談
14 輸入品に對し 領事查証を廢止 新政府、各海關に通達
15 三國會議續開
16 四勅令公布 臺灣關係その外
17 貴族院の豫算總會
18 けふの兩院
19 今日の天氣
20 大阪商船臺灣出帆
21 近海郵船基隆出帆
22 辰馬汽船
23 大連汽船
24 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 英國の印度統治の危機社說

英國の印度統治下に於ける印度人の狀態は世界人類の均しく關心を持つ重要問題である。印度は第十七世紀の初葉東印度會社の創設以來英國の經濟的及び政治的支配を受けて今日に及んで居る。英國の屬領としての歷史の長き事に於て、その面積人口共に廣大なる點に於て、印度こそは世界殖民地中の殖民地である。即ちロシヤを除いた歐洲全體よりも尚廣く、現在人口三億五千萬人以上を有した國土が千七百五十六年プラツシーの戰爭以來百八十餘年の長きに亘つて他國に征服支配された事實は世界殖民史の一大事件である、印度こそは英國をして勞せずして富强ならしめた殖民地であり最も有力なる寶庫である。然るに英國の印度統治は、印度人の經濟的、社會的地位を向上せしめたるか、或は英國の統治が印度人の貧困と無智とに對して果して幾何程の寄與を為したかは現在の印度を知る者の均しく意外とする所である。貧困と無學と多死!之れが印度大眾の過去であり又現狀である。

最近の外電に依れば印度政情は政治犯の釋放干渉問題を動機として聯合州議員が一齊に總辭職を敢行したのを原因に、暫く沈默を守った印度民眾の不平、不滿が再び爆發し、今や全印度の民眾は目醒めて抗英運動に乘り出さんとして居る事である。英國がその老獪なる政治に依つて三億五千萬人の印度民眾を瞞着せんとして居るが、壓政と搾取とを恣にせんとして居る印度政廳に對し、再び反抗運動の烽火を擧げたのだ。十九世紀に入つてから英國の印度統治史は正に英國の帝國主義とこれに抗する印度大眾の闘爭の一語に盡されて居る。この闘爭は言ふ迄もなく印度大眾がアジア民族としての意識を昂揚し、世界大戰後特に顯著となり、その為めに流石の老獪なる英國も逢ひに印度統治方策を一轉し、如何にして印度民眾の反抗を緩和する為めに總ゆる手段を講じて慰撫に務めたのである。

現在の印度統治法は、千九百十五年に制定した印度政府條令を基礎として千九百二十九年迄の僅か十五年間に前後四回に亘り修正が加へられた事實から見ても、如何に英國が老巧なる手段を用ひて印度民眾を鎮撫したかが窺はれるのである。現行の印度統治法に依れば、印度の中央行政機關である印度政廳は印度總督のもとに行政參議會を設置して居るも、議員は何れも英國の代辯者のみを以て占められて居る。立法機關としては上下兩院に分れて居る印度議會があり、この機關では或程度迄印度人の發言權が認められて居る。地方行政機關としては制限を附して自治が許されて居る。即ち王屬領以外の直轄部である印度十五州に於ては、州知事の下に州議會があり□州の行政は州議會の民選議員中から選出した行政長官が州政府を組織して居る前述の如く印度議會を始め州議會ともに非常に苛酷なる制限がある上に、中央議會と州議會共に政府の代辯者たる官選議員の外に印度總督は議會の決議を否決し得る權限を有して居る。更に州政府の容喙し得ない各種の重要事項である、公安、財政、警務、行刑勞働などが中央政廳に於いて掌握して居る事である。

印度民眾が英國の統治に不服するのは言ふ迄もなく斯る歪められた自治制度である、それが為めに印度人をして反英運動に蠍起させる幾多の悲慘事を惹起したのである。ガンゲー氏をして、非暴力、無抵抗主義運動を起し、全印度民眾をして不從順運動化せしめたのも、英國の欺瞞統治策の招いた結果である。英國政府も印度大眾の反英運動に刺戟されて印度聯邦憲法の作成に着手、千九百二十七年にはサイモン氏を委員長として三回に亘る圓卓會議を經て千九百三十四年に至つて漸く憲法草案を發表したが、依然として治安と金融の權限は印度總督に掌握され、印度大眾が要求して居る自治制度とは相距る事甚だ遠いのであつた。流石に鈍重であつた印度人も、迷夢より醒めて老英國の壓迫と搾取に奮起する事となつた。ガンナー氏の片腕として活躍して居る若きネールをして「英帝國主義との闘爭に直面して果して如何なる事態が起るかは何人も知らぬ」と絕叫させた如く、老英國の印度統治も愈よ危機が迫つたと見るべきであらう。

02 遙かに定員を超過し 未曾有の入學難 基隆各公學校關係者が對策 全部收容を決議陳情
03 宜蘭の成人總動員 愈十一日から召集 行事の具體打合成る
04 基隆壽公學校に 精神修養館 二千六百年記念事業として
05 臺北州下トラック統制 業者側も贊意を表し 具體案を作製中
06 全部收容に努力 吉開教育課長談
07 李茂松氏の美擧
08 派出所を單位に 衛生組合設置 高雄州本格的に着手
09 冬から夏へ一足飛び 夏着、日傘、キャンデーも飛出す 昨日の島都、八十度の記錄
10 圖像:早くも夏姿
11 正しい着方指導に 和服相談所を設置 赤堀知事夫人先頭に立って世話
12 全組合を總動員 記念週間を實施 臺南州下の產組記念日
13 臺灣畜產興業 會社近く創立
14 臺大卒業式
15 高雄代表決定 全島市議懇談會に
16 非常時下の桃の節句 櫻餅に真心こめて 白衣の勇士を慰問 床し.遞信部女子雇員の美擧
17 盲爆犧牲者の 竹東街葬 四百餘名が參列
18 人事‧消息
19 ときの声
20 身邊危しと見て 揉消し運動 馘首漏れの不正電力取締員
21 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 硫安統制機關 三月中に成立せん 六大商代表の急遽上京により 舞臺は本島より東京へ
02 對支輸出に 糖業界早くも動く 新關稅適用擴大を豫想して
03 米穀檢查協會 定時總會終る 新年度事業費一萬餘圓を可決
04 臺灣事業資金 調整標準(四)
05 客、貨車とも 昨年より收入增 二月迄、十一箇月で七十五萬圓
06 茶輸移出量(二月) 四十八萬餘斤
07 葉煙草增植の技術者會議 きのふ專賣局にて
08 定期續騰に 島內米も追隨 天井相場で警戒か
09 時局對應的な 負擔の均衡手段(六) 臨時增稅法案の檢討
10 十箇月間の食鹽消費 四萬二千八百瓲 豫定より四千餘瓲の減少
11 製革工業の發達を期し 積極的政策に出づ 各州別の取締法規を一元化
12 二月中の正米市場 取引業績不振 每日平均三百九十二車
13 照明燈
14 市價及商況三日
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 科學 建築物の防濕は 保存上極めて重要(上) 木材の腐朽には四つの條件/北島君三
02 圖像:偉容を誇る乾船渠
03 無電波に依る 齲齒治療法
04 毒藥の性質 一般生活に必要な常識/石原契行
05 圖像:日本最初のポツプ大會
06 男兒が女兒より 生命力が弱い 性染色體が少い為め
07 受精せずに結實 柊が一番好成績
08 魚の色彩識別と すずきの訓練
09 プラトー時代の 地球球形論
10 鑛石の車を 曳く騾馬 最新式の鑛山で
11 科學ニュース 水中を飛ぶ 『シー.ピジオン』 紐育水族館の珍動物
12 二千年後には 氷河時代再來
13 高さ三十五呎の 「神秘恐龍」 米國探險隊の收穫
14 新塗料の發明 硝子等に偏光性を與へる
15 誰にも出來る 素人用飛行機
16 人工發生機の實驗成功
17 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 他人の土地を見せて 法外の金を借用 インチキ師の罠にかかって 貸主青くなって告訴
02 聘金欲しさに 誘拐だと告訴 果ては誣告で豚箱入り
03 新店庄吏員の祈願參拜
04 圖像:蘇州河の零距離射擊殊勳の鈴木大尉凱旋
05 献木植付奉仕作業
06 歸仁庄協議會
07 除虫、仔豚育成、堆肥等の 競技會を開催 南投公會堂に於て 同時に褒賞を授與
08 店員の國語講習 目出度く修了式 短期間の學習と思はれぬ流暢さ
09 臺灣服改良講習會
10 大甲街助役 愈よ重任さる
11 學童の惡戲から 臺車人夫負傷
12 新湖口公講堂 落成式を擧行
13 ローカルセクション
14 社告報社消息
15 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 貿易管理の 國民生活への影響/服部文四郎
03 國史講座
04 長唄
05 管絃樂
06 地唄
07 晝間娛樂時間
08 子供時間
09 佛、パテ.ナタン犯罪映畫 巴里の暗黑街 四日國際館で封切
10 母よ安らかに(新興大泉) 四日から太平館
11 映画街 大船の原監督第一回作 「母ぞよく知る」
12 「名越蛤御門」配役決る 秋山監督の新作
13 山內監督第一回作 涯しなき愛情
14 東寶「新柳櫻」配役決定
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 臺灣水道研究會總會 きのふ臺中で開催 各街庄の提案を審議
02 國婦臺南地方本部 盛大に結成式擧行 きのふ南門小講堂にて
03 圖像:歸還部隊の第一陣○○港へ堂堂凱旋す
04 八代中尉の遺骨 無言の凱旋
05 屏東軍事扶助會 來る八日支部會開催
06 陸軍記念日祝宴に 遺家族を招待
07 臺中の陸軍記念日 各種の行事を實施
08 大津軍曹遺骨 高雄市の自宅へ
09 羅東郡教育總會 あす羅東公にて開催
10 ナンセンス時局版 古い經文を燒き直して讀む坊主 二十九日間の豚箱入り
11 優良部落振興會 近く審查を開始 臺南州の關係當局より
12 臺中の新民公會 あす發會式擧行
13 新城道路の鋪裝 愈よ具體化 但經費の捻出で一苦勞 何れ府の補助を仰がん
14 能高郡の華僑 新民公會を創立 二日發會式を擧行
15 商業專修の卒業式
16 清涼飲料業者 大恐慌を來す 高雄市に新業者
17 西屯庄國講 全體研究會
18 海豐少年團 十日結團式擧行
19 實踐女校のバザー
20 嘉義中學卒業式 きのふ同校に於て
21 左營庄に又も 真性流腦患者
22 明治公學藝會
23 屏東春競馬後半レース 五、六兩日に開催
24 腦務打合會日割
25 臺中市に痴漢出沒
26 臺南州の特用作物
27 能高理髮組合定期總會開催
28 花蓮港廳自動車協會總會を開催
29 作業夫の美擧
30 簡易國講修了式
31 王氏錦女士 彰化市で開業
32 消息
33 順風耳
34 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(33)/山中峯太郎;木原芳樹
02 隨筆 子供達と芝居/森田和夫
03 支那の名園(上)/龍居松之助
04 水牛の角 好樂家安心! フーバーマンは治る
05 圖像:どんなもんぢやい!
06 戰爭とカトリシズム(中)/田口芳五郎
07 寄稿歡迎報社消息
08 圖像:犬と申してもピンからキリ迄
09 學藝消息 ジエイムズの 原稿競賣さる
10 珈琲無害論 ロ教授の新發表
11 心聲漢詩

洛江席上賦呈大冶諸君子/張玉書、次韻/王了庵、閒居偶成/聲濤、詣開元寺/聲濤、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選/來賓 黃可軒擬作、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選/顏笏山擬作、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 元/黃遠山、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 眼/陳子皮、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 花/駱子珊、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 臚/駱鐵花、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 五/倪炳煌、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 六/周醒鶴、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 七/陳退菴、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 八/黃福林、高山文社十六周年記念吟會 文運七絕一先 詞宗顏笏山氏選 九/黃樹銘

12 新刊紹介
13 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 我砲彈、黃河を越えて 敵列車を擊破 隴海線の敵慄へ上る
02 我金岡部隊、曲沃に進入!
03 保德、偏關を占據 山西東北の敵(五萬)を左岸に壓縮
04 圖像:立看板問題で答辯の末次內相(總動員委員會に於て)
05 共產軍八千を擊滅 千田、岩田兩部隊の奇襲
06 金口木舌/林正享
07 沁水を占領 曲沃を突破
08 蒙古軍と協力して 敵の背面を衝く 我分進攻擊完成されん
09 糖聯機構愈よ強化 東京精糖への原糖供給條件決定
10 ヤ米司令官來訪 畑最高指揮官と會見
11 敵軍一部山岳地帶に遁入
12 ソ聯軍擴第一步へ 米國に戰鬪艦二隻注文 自國で巡洋艦六隻建造
13 兩者の意見對立 政民協議會けふ再開
14 外務人事異動
15 北海道製糖も 正式に入會す
16 明日の天氣
17 曉の合唱(7)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 北支財界巨頭の 經濟使節一行來朝 十五名、陽春四月中旬頃に 經濟提携に愈よ拍車
02 外交殉歿者慰靈祭 來る廿七日の聯盟脫退日に 霞ヶ關外相官邸で擧行
03 圖像:復歸申請の支那人殺到
04 陸軍墓地に參拜 皇軍戰捷祈願 臺中市の行事決定
05 凱旋兵の餞別返し 廢止要望の聲揚る 先づ官廳から實施
06 高利貸の魔手から 恩給受給者を救ふ(下) 恩給金庫法案
07 防火演習の外 慰靈祭も擧行 高雄の記念日行事決定
08 獨逸に見放されて 駐獨支那大使更迭
09 畜產增殖に馬力 基隆郡畜產聯合分會總會
10 香港丸出帆
11 銅線を盗んで 酒色に耽る 元電力職工御用
12 我が威力に恐れ 敵空軍將士尻込み 殲滅的打擊を非難されて 何と?のぼせ督勵
13 嬰兒死體を發見 新竹署で犯人嚴探中
14 特產紹介展即賣會 廿日から物產陳列館で
15 脂粉下の淚を清算して 美貌の藝者自殺 石炭酸を嚥んで虫の息
16 人事‧消息
17 海外短信 世界一大きな學校
18 神よ、ムッソリーニを護れ
19 商況四日前場
20 今夜の映画
21 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(95)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 入試前後の注意 挫いても責めるな 子供自身の全力を發揮させよ
03 今春の就職展望 軍需景氣と大陸進出 押すなすなの少年機械工 店員女中は減る一方/近藤壤太郎
04 圖像:寒中の御散步に如何ですか
05 恢復期の病人 入浴は差支へなし 注意してやれば却ってよい
06 豔の出ない靴 牛乳を塗って磨け
07 齒磨 小さい時から 習慣をつけよ どうせ生え替ると 放置しては間違です
08 紙上病院/黃朝清
09 牡蠣フライを揚げる秘訣
10 揭示板
11 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ イギリスは外交の 方針をかへるらしい 支那外交もやり直し
02 コドモ 實現の近づいた テレヴィジョン(上) 日.英.米.獨が競爭で研究中 四年後を目指す日本
03 國民精神總動員實踐いろはかるた
04 落した敵機に ロ國人四人死亡 岡本部隊長の手紙
05 今年の試驗問題で 實力を試さう(十) 時間は正確に
06 お行儀のよい 卒業式を見る
07 五百餘名の 本島人和服揃
08 臺北へ來タノハ 米露の飛行士
09 近代科學の力で 色黑.シミ.ソバカスを 美白な豔肌に オキシユラーシヨン療法と 硫黃洗顏マッサーヂの効果
10 醜いシミと黑い顏が 化粧映えする色白に/坂田かよ子
11 ニキビと吹出物顏が 見違へる程の豔肌に/深田みのる
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 憲法無視の政府は 出現せぬと確信す 首相答辯總動員法案委員會頭條新聞

【東京四日發同盟】前日佐藤政府委員の失言問題で紛糾を來した眾議院國家總動員法案委員會は四日午前十時三十五分開會、佐藤問題に關し杉山陸相より

昨日本委員會において部下の言葉遣ひに穩當を缺ぐ點があったので遺憾の意を表する

とあっさり遺憾の意を表明し次で板野友造氏(政友)の質疑を續行依然として憲法論を振翳せば鹽野法相より簡單に答へる

植原悅二郎氏(政友) 歐洲大戰當時におけるロシヤ、ドイツの敗戰理由と總動員法との關係につき陸相の所見を質す

杉山陸相 戰爭の準備が十分でなければ戰捷目的が達せられないのであって勿論ドイツ、ロシヤの敗戰理由が總動員法がなかったからだけではないが主要な原因の一つと考へる

植原氏 一、本法が出來れば支那事變に對して有利なものであるとして立案したものか

一、現下の國際情勢に對しては如何なる指導方針及び見透を持ってゐるか

廣田外相 近年の國際情勢は各國とも軍擴に進んで危機を孕んでゐる狀態であり又支那事變の最中にある我國は今や重大の決心を以て當らねばならぬ政府はこの情勢に對應して總動員法案を提案したのである日本としては支那側に防共の精神を徹底せしめ支那を救はねばならぬ

かくて午後零時五分休憩

【東京四月發同盟】四日の國家總動員法案委員會は午後二時十分再開

小山谷藏氏(民政)今日、支那事變に總動員法を適用せぬのに本法を議會に提出した理由を更に明確にされたい時期に於いて適當はないと思ふが如何

近衞首相 蔣政權を對手にせぬとの態度を固めたる時、總動員法の必要を益益痛感するに至ったので何時如何なる時にも對處出來るやうに今議會に提案したのである

小山氏 何故日本の國際聯盟脫退當時若くは支那事變勃發直後の臨時議會に提出しなかったか又政府がそれ程本法の制定を急ぐならこれが實施に關して諸般の準備が出來るか

首相 十分研究調查を遂げたもので準備に於いても缺くるところがない

と簡單に答へたので小山氏承知せず過日本の政府答辯と喰ひ違ひを生じ

小山氏 實施機關は何をするのであるか

青木企畵院次長 實施は各省□官制の定むるところに從ってこれを行ふものである

小山氏 政、民兩黨本部佔據事件安部磯雄氏毆打事件を背景とした我國現在の政情は頗る不安なものがあるこの時本法案が提案され本案に反對の論議が行はれてゐると云ふことはここに問題があると考へるが如何

首相 政情不安に伴ふ事件の發生は憂慮に堪えぬこれは十分取締らねばならぬ本案に對しても斯かる法律の公布は益益政情を不安ならしめるものではないかとの議論がある尤もなところと考へる故この點慎重に事に當らねばならぬ

小山氏 昨日の委員會で政府委員は本法は嘗っての大震災のやうに國內が混亂に陷った場合、治安維持のため必要だと云ふ意味のことを述べたが斯うした思想が背景となってゐることを憂へるのだ、これでは本法の適用は戰時のみではない現今の日本はファッショ的思想があると云ふ生優しいことではない、林內閣の出現等斯うした方向への傾向を多分に持った內閣であった政治上の一勢力として登場してゐる現狀を憂へるのだ

首相 憲法を無視し議會政治を否認するが如き政府は過去に於いても出現しなかったし將來も出現せぬものと確信してゐる

小山氏 日本民族性の衿持こそ總動員の基礎で外國の如く豫め法律□律すべからざるところに我國の偉大さがある

首相 國家の最大能力を發揮するためには一步を進めて國民の經濟生活に對しても統制を加ふる要ありと考へる國民の自發的協力とこれとの間には何等の矛盾もないと思ふ

豐田豐吉氏(民政)勅令委任事項の法文化を主張して午後四時再び休憩

國家總動員法委員會は午後四時四十三分三度び開會

豐田豐吉氏(民政) 首相は國家總動員法の內容を總べて法文化する事は不可能だと云ってゐるが其の意味は如何

首相 豫測し得ざる事を法文に盛る事は不可能であると云ったので豫測し得ざる時に應じて考へなければならないので豫め法文に盛らなかった

豐田氏 豫測し得ざる一部分について法文化さなかったのは已むを得ないとしてもこの法律案の如く凡べて全部法文化せずに勅令に委任したといふのは我我にどうしても判らない又國民は本法の實現に依って不安を來す原因ともあるのである

鹽野法相 法文に限られたる以上に勅令に依ってやると云ふ事はないのであって斯る心配は無用である

豐田氏 現行の臨時立法に依っては總動員の目的達成が困難なのか

法相 臨時非常立法を以てしては國家總動員の目的を達成するには足りないのであって各法律がばらばらになってゐのを綜合統一する必要から來てゐる

轉じて條文の解釋に移り

豐田氏 第四條の「帝國臣民を徵用して總動員業務に從事せしむ」とあるが免除規定如何

法相 臣民の徵用に關して明示してないが總動員業務に從事する事困難なる者まで徵用するやうな事はない常識の判斷の範圍を出ないと思って貰ひたい

豐田氏 第四案七項の特殊技術者の徵用はその能力に依り云云とあるが標準如何

青木次長 醫師、藥劑師等の區別に依り平時から登錄制に依り調查して置く

斯くて午後五時三十五分散會

02 皇后陛下 昨日宮城に還啟
03 末次內相が釋明 眾議院本會議は颱風一過
04 兩豫算追加案上程 昨日の眾院豫算總會
05 總豫算案可決 貴院豫算總會全會一致
06 けふの兩院
07 民間の要望を容れ 輸出振興に乘出す 商工省、綿製品の不振に鑑み
08 社會事業法の 外地實施 十四年度より順次施行
09 カ駐支英大使 香港に向ふ 更に重慶に飛ぶ
10 內相の責任問題 治維決議案で結着か
11 地方制度を改革 道制度を復活 河北、山東兩省を四道に分つ
12 山西の再建設へ 皇軍の行動一段落後に
13 袖珍戰鬪艦の 建造方針決定か 海軍專門家會議で
14 瑞典輸出協會と クレヂット成立
15 米海軍豫算案可決
16 外人記者連 神戶發天津へ 北支方面を視察
17 今日の天氣
18 大阪商船臺灣出帆
19 近海郵船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 大連汽船
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 初等教員の不足補充策 師範擴充が急務社說

文教局では去る二十八日臺北教育會舘に於て全島教育課長並に廳庶務課長を招集し、昭和十三年師範卒業者及修了者の配置、臺灣聯合青年團に關する事務打合會を開催したが、前者の師範卒業並修了者配置、即ち初等教員の配置については打合せの結果、全島各州廳に對する割當を臺北州六十名、新竹州五十八名、臺中州九十名、臺南州六十一名、高雄州六十二名、花蓮港廳十三名、臺東廳二名、澎湖廳十四名となし合計三百六十名となつてゐる。ところが最近兩三年來向學熱が澎湃として起り、本島人兒童の就學希望者が急激に增加して來た。全島を通じて每年約七百學級程度の學級增加を見せてゐるが、如何せん希望者が殺到して遂に收容し切れず、每年ながら各地に於て更に、學校新設、又は學級增加が要望され、或は嘆願或は陳情となつて之が入學難の緩和に努めて居ろが、肝腎要めの教員が之に追隨し得ず、每年教員の補充に困惑し不足を內地に求めてゐる實情に□る。

昨年を例に擧げて見れば約七百學級の增加に對し、九百名の教員を必要とするが、師範卒業生、講習科卒業生、代用教員等合計六百廿餘に過ぎず、止むを得ず缺員二百七、八十名を內地に仰いで來たことに徵しても、その邊の消息を知り得ることが出來よう。

更にこれを本年度について見るに、全島を通じて約六百九十學級の增加を必要とし、之に伴ふ教員及び缺員補充を合して略ぼ昨年と同數の九百名の新規採用を要するが、本年度師範卒業生は約三百六十名に過ぎず、その他高等女學校補習科卒業生百五十名、及び文教局で養成中の臨時教員養成講習會修了者百六十名を加算しても合計六百七十名にして尚二百三十名の不足を生じてゐる。そこで補充對策として各州廳に於て或は內地から物色し、或は島內から適宜採用すべく夫々準備を進めてゐるが、現に臺中州は二宮教育課長の奔走で漸く愁眉を開いたが、花蓮港の如きは所要教員二十名內外に對し僅かに十三名しか配置されず、目下移入に少なからず困惑しその他各州に於ても補充に頭を惱ましてゐる樣である。

何故に初等教員が斯くも不足を來たしたかと云へば、これは云ふまでもなく本島に於ける教員養成機關が不足してゐるからである。現在本島にある教員養成機關としては、臺北第一師範□第二師範、臺中師範、臺南師範の四校があるが、この四校の卒業生も普通科、演習科、講習科を合せて四百名に充たず、此外中等卒業生の檢定試驗合格者、高等女學校講習科修了者を合計しても、到底現在の學級增加に伴ふだけの所要教員は得られない。為に每年之を內地に物色して來たが、之も臺灣に對する理解程度の如何、條件問題等で意のままならず、且つ本島の事情に即應せんがためには、本島に於て之を養成することが必要とされる以上、これら不足教員の補充には勢ひ本島に於ける現在の四師範の學級を增加するか、若くは更に師範を新設するかによって師範を擴充する外に方法はないのである。殊に最近入學難緩和の應急策として、都會地と云はず、田舎と云はず、一學級の收容人員が七十名乃至八十名の多きに上り、教授上、管理上多大の支障を來して居るので、之を指定人員に減少せんか、全島を通じて更に多數の學級增加が要求され、教員不足に一層拍車をかけることは明瞭な事實である。且つ最近高調された義務教育の實施も早晚施行されるべく、その準備から云つても師範の擴充は急務と云はねばならぬ。

02 事變の意義を闡明し 長期戰覺悟を強調 全國一齊に犧牲者追悼、戰捷祈願 第三十三回陸軍記念日
03 餞別返しは廢止 陸軍省高級副官から きのふ全軍に通牒
04 臺北州農會總會 原案通り可決
05 東京オ大會開催の 一ヶ月延期を希望 永井代表が聲明
06 白衣の勇士 きのふ凱旋
07 基隆の產組記念日
08 宜蘭の記念日
09 高雄の記念日
10 何んぼ增設しても 足らぬ國語講習所 基隆の國語熱高揚
11 廈門引揚げの 窮乏者を救恤 廈門居留民會が
12 我が各部隊の 聯絡成る
13 呂家庄を占領
14 部落振興研究會 新竹州主催‧銅鑼庄で開催
15 華僑新民公會 きのふ發會式 宜蘭公會堂で擧行
16 汾河沿岸の要地 汾城を占領
17 基隆商工信組 一千圓を献金
18 馬占山軍を擊破 蒙古軍が白兵戰の後
19 三土氏らに 賠償金を交附 大野氏らの三氏 更に請求の申立
20 本社讀者優待券を折込配付報社消息
21 童謠と舞踊の夕
22 人事‧消息
23 ときの声
24 廣告報社消息
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 空前の新記錄 各種施設の補助費 一千百四十萬圓 新規に高雄工業地帶施設の補助 油田開發、航空事業に力瘤
02 昨年中の燐寸移入 八萬六千箱 支那輸出が杜絕して激減
03 思想傾向と 經濟國策の問題(四)/河田嗣郎
04 局營バスの 二月分營業成績 旅客收入十一萬八千圓
05 臺電‧來年中に 增資するか 來る十月に第四回拂込も為す
06 丸糯戰激化 腕力相場を示現 十三圓關門を突破
07 畜產興業會社 五月より事業開始 農民の協力、出資を勸誘中
08 內地移出糖數量 一月迄三百四十四萬擔
09 蓬萊米は保合 內地買氣は閑散
10 那霸基隆間の 航海日數短縮さる 三月九日より實施
11 正米市場夕況 丸糯米は續騰
12 保險事業概況
13 市價及商況四日
14 照明燈
15 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 帝國及列國の陸軍 陸軍省(一)
02 圖像:敵前渡河
03 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 失學兒童を見かねて 父兄連自腹を切る 教室增築、教員俸給一切を負擔 感心な白河公の父兄
02 小公學校の兒童 神社で奉仕作業 北斗郡下の各學校より
03 有賀軍曹街葬 七日北斗街で執行
04 圖像:應召家族救護大相撲
05 北斗郡下華僑 新民公會成立 三日盛大に擧行
06 旗山新民公會發會式を擧行
07 濁水溪の架橋 愈よ第一期工事着手 西螺街の商況好調を豫想さる
08 部落振興競進會 北港郡實地審查を開始
09 旗山街外五庄の 學校組合協議會 二日同街公館にて開催
10 旗山街の都市計劃 並に土地區劃整理內容
11 病氣を悲觀して 基隆川に入水
12 圖像:海軍機救助の英國船長に感謝狀
13 大溪街の國語化 皇紀二千六百年を期して 大大的に普及運動
14 產業組合記念日 麻豆の行事決る
15 ローカルセクション
16 曾文郡下各小公學校卒業式
17 五魁寮保甲會議
18 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 近世獨逸化學の勃興 世界大戰中に於ける ドイツ化學界の活躍/富田雅次
03 ハーモニカ合奏
04 コドモの時間 綴方朗讀
05 琵琶
06 新內
07 講演 米國より歸って/高石真五郎
08 實のない庭木/本田正次
09 RKOラヂオ映畫 ボビーの初舞臺 五日永樂座で公開
10 圖像:フアイン.プレー
11 新興のキャラクター システム
12 ソ聯邦映畫界の 亂脈振り
13 星哲六の新作 松竹「火華」決定
14 國產フィルム研究に 「技術研究會」組織 日活多摩川に於て
15 映画街 東寶京都の 「伊郎八縞」 彌太郎主演で製作
16 「旅の風來坊」 尾崎純の新作
17 吃音は女子より 男子に多い
18 福澤諭吉翁 映畫化 「明治建設」を製作
19 「三色すみれ」 大都映畫完成
20 海外映畫短信
21 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 江藤中尉以下の 英靈合同告別式 きのふ嚴肅に執行さる
02 圖像:故國の雪景色を賞でつつ 東上の松井將軍
03 弔辭/高橋良
04 花蓮港街の 陸軍記念日行事 きのふ官民打合會で決定
05 青年指導陣の強化 日月潭の林間學校に青年道場設置 指導者の養成に全力を注ぐ
06 阿里山の緋櫻 春に魁けてほころび始む 吉野櫻は三月末が見頃か
07 御下賜品傳達式 きのふ臺中市の兩小學に於て
08 高雄州視學會議
09 彰化郡教化委員大會 來る十二日に開催
10 財務事務研究會 新豐郡にて開催
11 黃麻獎勵打合會
12 臺南商工會議所 本月中旬に創立 會員總數四五〇名
13 屏東農業學校 卒業式を擧行 本月十五日同校にて
14 圖像:駐支英國大使クラーク、カー氏着任晴れの閱兵式
15 羅東郡各小公學校 卒業式日程
16 特用作物打合會
17 彰化專賣品小賣人組合 總動員實行事項を申合
18 滿洲語講習會
19 彰化郡和美商工協會
20 嘉義商工協會の 內地視察團 けふ蓬萊丸出發
21 高雄市の五大緊急事業 近く陳情書を提出 實行委員に依り準備中
22 屏東郡下春季 大清潔法施行
23 理髮代值上げは 暫時お預り 組合總會に於て決定 彰化署の意向により
24 ご難續きの 振興會集會所 今度は建築工事で崇る
25 消息
26 魚苗どろ御用
27 順風耳
28 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(34)/山中峯太郎;木原芳樹
02 隨筆 化粧の歷史(上)/田中寬次郎
03 支那の名園(下)/龍居松之助
04 水牛の角 新潮賞芥川賞 兩者の相關關係
05 圖像:春光
06 戰爭とカトリシズム(下)/田口芳五郎
07 圖像:敘勳に感激のフアレール翁
08 戰地便り/石濱知行
09 學藝消息 名優楊小樓 十三日死去
10 心聲漢詩

太岳同社輓辭/傅錫祺、輓莊太岳詞長/王竹修、輓莊太岳社長/呂申甫、輓莊太岳社長/洪世貞、哭詩人莊太岳先生/施燕謀

11 新刊紹介
12 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 山西殘敵の最後の 殲滅は茲三、四日中 汾河、黃河の線に於て
02 鞏縣を再度砲擊 毒瓦斯工廠も大打擊を受く
03 圖像:國家總動員法委員會
04 國民使節諸氏ら 龍田丸で歸國
05 ヒトラー總統 ヘ英大使と會談 植民地返還問題で 強硬な意向を表明
06 政局漸く風雲を孕む 政府對政黨の關係俄然緊張
07 ベツク波外相 ローマを訪問
08 折衝委員の交涉打切り 首腦間で政治折衝 電力案政、民修正妥協點發見を試む
09 金口木舌/林正享
10 麥酒値上げに對し 商相は拒否の態度
11 上海漢字紙立報館に 手榴彈投ぜらる! 支那人三名負傷犯人逸早く逃走
12 業者側再協議 成行重視さる
13 北支電力興業株を 希望者に分讓
14 蔣長男“經國” 江西省の保安處副處長に
15 スクリツプス氏逝去
16 明日の天氣
17 曉の合唱(8)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 戰跡に櫻を移植し 護國の靈に手向く 床しい鍋澤氏の計畫
02 第二世の娘たちに 日本的な花嫁教育 ミンタル女學院長‧旭賢雄氏談 メキシコ丸寄港
03 圖像:「覆面の將軍」凱旋
04 廢墟に芽ぐむ 復興の力強さ 上海より第一信
05 又も廈門市黨部が 無稽極まる虛報 “臺灣に反軍運動勃發”と
06 臺中市參事會
07 成人總動員 基隆郡の計畫成る
08 阪神エア.メール
09 安部氏襲擊犯人 警視廳躍起で搜查 容疑者一名を留置
10 臺北中、淡水中は 本月中認可されん 夫夫申請手續をなす
11 十六吋砲十一門 香港に到着 虎門要塞に据付か
12 第七回全島水利大會 十一日より新竹市で開催
13 同僚の金品を盗んでは遊興
14 國婦七星分會 北投で結成式
15 總督府辭令
16 商況五日前場
17 今夜の映画
18 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(96)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 地久の佳節に 「母の日」を設定 意義深き年中行事として/山村甲村
03 今春の就職展望 時局の影響で 都會集中が減少/近藤壤太郎
04 特約漫画のんびり張さん(81)/ゑのもと真砂夫
05 美容知識 貴女の手を 豔豔させる秘訣
06 周圍への心配りと 個性の積極的表示 香水の使ひ方二つ
07 圖像:ピクニックは飛行機で
08 絹物につけた インクのしみ
09 物の生かし方 クレイヨン.サツク かうして作ります
10 支那風 鯉の蒲燒
11 年頃の子女が 日記に秘める頃 一途に走る自我主張 此處に家庭の理解が大切
12 喘息‧或神經痛 中風高血壓 今津博士之奇拔研究 非不治之症
13 揭示板
14 紙上病院/黃朝清
15 お惣菜向 大根のあら煮
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 蔣介石の逃げ場は 廣東より外はない
02 コドモ 實現の近づいた テレヴィジョン(下) 日.英.米.獨が競爭で研究中 四年後を目指す日本
03 國民精神總動員實踐いろはかるた
04 捨た小さい鉛筆 年に五十三萬圓
05 わが占領面積 北支だけで六十七萬平方キロ 日本より少し小さい
06 アメリアの子供へ 面白いおくり物
07 今年の試驗問題で 實力を試さう 時間は正確に 臺北第一師範小學師範部普通科
08 北京に紙芝居の 學校を建てる
09 日本軍に代って 匪賊が匪賊退治
10 松山庄ノ犧牲者 合同葬儀ヲシタ
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 國府內紛激化 宋が行政院長に就任せん 政變說頻りに傳はる頭條新聞

【上海五日發同盟】宋美齡の後任として宋子文が航空委員會主席に一度決定した後更にこれを更めて副主席に就任した旨報ぜられて以來漢口における國民政府內部の軋轢は頓に激化し遂に政變說さへ流布されるに至つた卽ち香港に□居中の宋子文が蔣介石及び孔祥熙との不和をも顧みず漢口に乘込み蔣介石と膝詰談判をして國民政府內部の改造につき協議の結果却つて蔣介石よりその出馬を懇請され遂に航空委員□副主席に就任し潰滅に瀕した支那空軍の再建設並に穩亂せる部內の肅清に乘出したが宋が主席に就任しなかつた所に蔣、宋間に重大密約が藏されてゐる模樣でこの點に關し外人筋消息通は宋が行政院長兼財政部長に就任し部內人事の大異動を斷行して新內閣を樹立するであらうと言つてゐる。卽ち孔祥熙の行政委員長兼財政部長は現在の非常時局を擔當するには餘りに不能力であることが事實によつて證明され軍事に專念する蔣介石は不安の種となつてゐたところから戰時行政並に財政の再整備に宋子文の出馬を懇請した模樣で特に國民政府の財政的基礎が都市の財閥資本より地方農村經濟に移行した今日國民政府を永續せしむるには新に大眾搾取の形態を整へねばならぬ羽目にありこの點に宋子文の政治的手腕が期待され且又外國の信用を贏ち得てゐる彼は外國資本の流入借款にも或程度の成功を齎すであらうと多大の期待を掛けられてゐる譯である。

02 陝西省愈よ危機迫る 國、共黨軍抗爭表面化
03 陳立夫、委員を辭職 共產黨と意見對立か
04 廣田外相の聲明 米國に好剌戟を與ふ
05 天皇陛下 宮城に還幸
06 蔣の居所さへ判れば 何處でもやっつける 總動員委員會終日賑ふ 首相答辯
07 議會對策を協議 きのふ官邸で臨時閣議
08 金岡快速部隊 聞喜に進入す
09 けふ兩院共休み
10 皇軍の氣慨敵を呑む 隴海線潰滅の一步手前
11 英米佛との親善も 今後一層努力する 眾院豫算總會近衛首相が言明
12 萬福麟處刑說傳はる
13 電力修正案纏る 七日本會議に上程可決
14 不動產融資外 四件可決 昨日の眾院本會議
15 敗殘兵汾河東方 山地に潛入
16 問責決議案 見合に決定 政民兩黨の拒否で
17 今日の天氣
18 大阪商船臺灣出帆
19 近海郵船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 大連汽船
22 廣告報社消息
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 電力統制と臺電の使命 國策確立に督府監督を強化せよ社說

非常時局下の重要國策として電力國家管理案が議會に提出されて慎重討議を行ふて居るが、電力業者との間に利害と見解を異にして居る為めに議論が沸騰して居り、未だに同案の前途の見透しがつかない狀態にある。戰時體制下に於ける重要經濟法案であるだけに、永井遞相も死力を盡して通過を圖つて居るから、何等かの形に於いて實現するものと見るべきであらう。同案が愈よ通過した曉に於ては、內地のみでなく、外地側としても當然重要國策に追隨せねばならないものである、この見地よりすれば、臺灣自體としても電力國家管理法の構神に基いて電力政策を確定せねばならない事となるが、果して當局に於て如何なる意圖があるであらうか?。殊に臺灣の如く今後の產業、經濟の開發に對して電力政策の確立に依つて始めて促進される狀態にあつては、尚更電力政策の適切なる運用が期待されて居る。

電力國家管理法案の提案理由は、電氣事業が本來獨占企業の本質を有して居り、且つ國民生活の必需資料であり、產業開發の基本であると共に、巨額の資本を固定せしむる典型的公共事業である。それが為め從來の如き自由企業として放置する事を許されなくなり、非常時局下の重要對策として國家が管理して大局的見地よりして運用せんとの建前である。我が國の如く國土の狹少なる所に於ては、天然資源である水力の徹底的、合理的開發利用が急務であり、更に大規模の發電並に送電連絡を完成し、電力配給の合理化と設備の經濟的運用を徹底せしめる事である。國民生活の必需資材であるだけに、電氣料金に國家的意思を反映せしめて、全國の津々浦々迄も電氣を普遍し、獨占企業に依る暴利を制限し、衡平、低廉化を促進させる事にある。戰時體制下に於いては軍需工業を確立し、電力動員を敏速確實ならしめると共に、國防を强固にするにある。即ち重要國策としての目的を遂行させるために電氣事業の經營現狀の如き個々分立の狀態より改め、設備、新設擴張に就いては勿論、經營の本質についても、これを國家意志に基いて統制する為めである。

飜つて臺灣の電氣事業を見るに、日月潭發電工事の完成を一轉機として、着々として各種產業並に新興工業の勃興を誘致して居る如く、電力政策の運用の適否如何に依つて臺灣統治に對し、少からぬ影響を與へるものとして督府當局の善處が期待されて居る。現在臺灣に於ける電氣業者は臺灣電力を始め五社に及んで居りその公稱資本金は五千二百九萬八千五百圓であり、臺灣電力が四千五百七十五萬圓で全額の八割八分を占めて居る、發電力から見るに十四萬六千九百八十四キロワツトに對し、臺灣電力が十四萬四千五十キロワツトで全發電力の九割八分を占めて居る。更に契約電量から見るに十二萬九千三百九十七キロワツトの中、臺灣電力のみが八割八分を占めて居る。斯の如く臺灣の電氣事業は殆ど臺灣電力に依つて掌握されて居る。同社は大正八年明石總督時代に臺灣產業の開發を目的に資本金三千萬圓を以て總督府より現物出資として半額、民間より半額出資に依つて設立した半官半民の國策會社である、爾來督府の保護監督のもとに獨占企業として電源の開發に努力して居り、將來は三十萬キロワツトに一擴大し、工業臺灣の飛躍に備へんと誇稱して居る。

內地と事情を異にした臺灣として、今更內地と同樣なる電力國家管理を行ふ必要がないが、臺灣電力を主體として同社の經營監督に督府が更に全力を注ぎ强化すべきである。即ち現在の如く、單に獨占企業として臺灣電力に厚き保護のみを加へるのでなく、重要國策である電力統制法の精神に基いて同社の經營を指導すべきである、從來の如く臺電がその營業成績を擧げる為めに專心する餘り公共事業の使命を忘却し勝ちである。殊に同社を保護する為に、自家發電が抑制される為めに開發すべき產業も開發されない狀態に置かれてあるのも、その一例である。時代は既に動き出して居り臺灣電力もこの重大時局に際會し、一大覺悟を以て電力報國に邁進すべきであり、督府も國家の重要政策を確立する為めに遠大なる計畫のもとに臺灣の電力政策を遂行する為めに善處せん事を期待するものである。

02 躍る!若人の健康美 中等學生總動員駈步 颯爽!ランニング姿で 臺北州の非常時陸軍記念日行事
03 二萬六千人を動員 臺北市の成人訓練 愈よ十九日から開始
04 圖像:衡陽飛行場爆擊
05 新竹州參事會 けふ知事公室で
06 講古も軍國調 平易な國語で軍國美談 皇民化に更に拍車
07 有難き思召に感激 光榮に浴した旭小の兩君 小遣錢を節約献金
08 北支方面派遣軍 宣撫官募集試驗 志願者六百名に上る
09 市議懇談會の 屏東市代表決定
10 畜產會社を設立 きのふ臺中州で打合
11 全生活を擧げて 日本精神を顯現 羅東郡教育會總會決議
12 郡下第一の國講所 瑞芳街九芎橋に設く
13 高雄州米穀同組評議員會を開催
14 南北兩署に移管 松山庄の警察管轄區域 州から警務局に申請
15 安部磯雄氏襲擊犯 三名、潛伏中逮捕 背後關係を追究中
16 少年武道と相撲 臺北州、獎勵に乘出す
17 懇談會出席の花蓮港代表 愈よあす出北
18 野球春季大會 けふから圓山球場で開始
19 下奎府町兒童遊園地あす開園式
20 兩眼失明の 老人死體漂流 住所氏名不詳
21 劉本社取締役母堂逝去報社消息
22 水產物加工品入賞者決定 けふから展覽
23 大和丸無線
24 人事‧消息報社消息
25 ときの声
26 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 石炭の輸移出(昨年) 四十萬瓲を突破 非常時局を反映して活況 前年より十六萬瓲の激增
02 二ケ年計劃で 無水酒精五工場を建設 割當額增加のため
03 思想傾向と 經濟國策の問題(五)/河田嗣郎
04 今後五箇年間の 栽培面積を協議 葉煙草技術者會議終了
05 定期米續騰し 島米利喰で保合 夕況は反撥の人氣
06 三井石炭掛長內地へ出張
07 保險事業概況
08 來週中、棉花等の 最高標準價格
09 國利民福の增進に 邁進せられよ 產業組合記念日に當り井田臺灣產組協會幹事談
10 三菱銀行總會配當八分据置
11 官廳用石炭購買 例年より難色あり 需要急增で炭價昂騰に依る
12 南部地方の 新米取引不振 屏東地方の米商が悲鳴
13 二中月の郵便貯金 既往の記錄に肉迫 金額二千六百六十二萬圓
14 照明燈
15 市價及商況五日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 讀書 村雨退二郎皆川美彥兩氏著 明治‧大正‧昭和大事件秘錄
02 油本豐吉氏著 外國貿易政策(第一卷)
03 山中峰太郎氏著 亞細亞に立つ火柱
04 石井國之氏著 近世日本舞踊史
05 臺灣經濟通信社 臺灣經濟の基礎知識(下)/駱桃源
06 第十六次(昭和十一年度) 臺灣植物檢查統計
07 臺灣圖書館協會認定 上澤謙二氏著 小學實話讀本 尋常一年二年の卷 尋常三年四年の卷
08 木村毅氏著 土曜日の晚に いとし兒文藝叢書第一卷
09 上澤謙二氏著 上澤謙二少女物語集
10 寺園純夫氏著 俳人一茶
11 江原俊平氏著 立志小說海國魂
12 川端康成氏著 級長の探偵
13 赤木猛市氏著 仰ぎ見る 皇國日本の姿 此書を特に戰時體制下の臺灣青年に贈る
14 植物檢查所研究報告(第二號) 臺灣產瓜實蠅の外部形態 並に經過習性に就て
15 新刊雜誌
16 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 積る報國貯金 員林郡下の申込額は 遙かに豫定を超過す
02 曾文神社鎮座祭 愈よ盛大に擧行 來る十八日より四日間
03 圖像:思出も新た二‧二六事件
04 員林街婦人報國祭
05 聯合會を結成 鶯歌庄部落振興會
06 軍用牛献納式 同時に軍馬軍犬の慰靈祭 中壢第一公にて擧行
07 臺東郡下小公學校卒業式日程
08 新竹州主催の 部落振興研究會 四日銅鑼富士公に於て
09 竹東郡下各學校 卒業式の日割り
10 女青指導講習會 修了式を擧行 岡山公に於て
11 產組紀念日行事 北斗郡下六組合
12 部落振興研究會 臺中州主催北斗公にて
13 圖像:臺東公の修學旅行
14 有賀軍曹遺骨 北斗街へ凱旋
15 員林郡下の產組記念日 盛り澤山の行事を決定
16 北斗郡產組郡部會 勤續役職員を表彰
17 軍夫志願
18 岡山郡各信組の 產組記念日行事
19 局營の增發延長を陳情 楊梅庄民より
20 電力社員の不正發覺さる 高雄營業所で調查
21 牛車幼兒を轢殺
22 ローカルセクション
23 マ病防遏作業 審查日割決定
24 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 地久の佳節を壽ぎ 「母の日」の意義を聲高に訴ふ 講演に物語に演藝に
03 夕方の音樂
04 大眾物語
05 傷病軍人慰安會
06 園藝カレンダー
07 コドモの時間
08 パラマウント特作 畫家とモデル 原名(「畫家とモデル」)
09 趣味‧娛樂 萬兩栽培の心得 灌水と施肥に御注意
10 「珍」「惡」かけもち 新興の「あらくれ心臟團」
11 國際映畫製作に對して 大船、特別研究機關設置
12 映画街 大泉新スター陣の異彩 白樺小夜子第一線へ
13 佛の純藝術映畫 麥は芽生えぬ來る
14 海外映畫短信
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 全廳下の青年團を 打って一丸となす 花蓮港廳愈よ組織に着手 專任教員をも設置
02 青年團強化を協議 臺中州郡守市尹等會合 きのふ會議室に於て
03 圖像:柳川中將凱旋奉告參拜
04 大津軍曹の葬式 昨日嚴かに執行 高雄西子灣に於て
05 臺南市參事會
06 嘉農の卒業式 四日盛大に擧行
07 臺南商業專修 卒業生は引張り凧
08 全島に魁けて 愛國產業組合團 彰化郡に依って組織
09 圖像:戰沒軍馬の慰靈祭寫真は軍馬の禮拜
10 正廳改善を審查 屏東市民風作興會より
11 臺中華僑新民公會 きのふ發會式擧行 出席者三百餘名に上る
12 臺南實業協會總會 臺南港振興會設置を可決 四日臺灣樓に於て
13 高雄州各市郡の 產組紀念日行事
14 部落整頓品評會 きのふ褒賞授與式擧行 黃麻、棉花競作も好成績
15 南部の暑さは本格的 但し今一度寒さがやって來る 高雄海洋觀測所の觀測
16 三毛作、農產物品評會の 褒賞授與式 里港公園に於て開催
17 耕地防風林 褒賞授與式
18 彰化市の流腦禍 愈よ蔓延の徵候 更らに保菌者多數發見
19 嘉義市青訓の卒修業式日割
20 教育研究總會 來る十二日臺南市寶公講堂で
21 臺南市新プール 地鎮祭を擧行
22 臺中市各小公學校 卒業式の日割
23 彰化市の各少年團 團旗授與式を擧行
24 李瑞雲氏遺族國防献金提出 故人の遺志にて
25 嘉義專賣支局新廳舍落成式 きのふ盛大擧行
26 そてつ味噌とそてつ醬油 遂に發明さる
27 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(35)/山中峯太郎;木原芳樹
02 隨筆 化粧の歷史(中)/田中寬次郎
03 愛の泉(一)/森田和夫
04 水牛の角 鼻と顎の 効用比べ
05 圖像:よいとさ
06 寄稿歡迎報社消息
07 學藝消息 放送寫真新聞 米國でデビュー
08 トスカニーニ 墺音樂祭參加拒絕
09 題名募集に 懸賞五千弗
10 心聲漢詩

淡如齋春日雅集/汰公、淡如齋春日雅集/了庵、淡如齋春日雅集/存德、淡如齋春日雅集/爾竹、淡如齋春日雅集/爾竹、淡如齋春日雅集/魯詹、淡如齋春日雅集/遜庭、淡如齋春日雅集/了庵、淡如齋春日雅集/爾竹、淡如齋春日雅集/笏山、淡如齋春日雅集/爾竹

11 新刊紹介
12 廣告
第12頁
其他
序號 標題
01 臺灣新民報愛讀者御家庭優待券報社消息
第13頁
夕刊第1版
序號 標題
01 政民共同修正案決定 あす本會議で可決 直ちに貴族院に送附
02 共同修正案の內容
03 政府側の批評 末梢的修正で不滿
04 蔣を大元帥に推戴し 媾和權附與が議題 第六期國民黨全國代表大會 八日重慶に於て開催
05 支那幣制の基礎動搖
06 金口木舌/林正享
07 金岡快速部隊が 安邑縣城を占領 四日午後五時三十分に
08 鄭州禹州を爆擊
09 廣東軍管區司令部 設置無期延期さる 吳、余の勢力爭ひから
10 議會對策協議を 中心に臨時閣議 五日夜首相官邸で
11 既に英と交涉開始 南太平洋島嶼問題に付 ハル長官、記者團に語る
12 伊海軍豫算提出 總額廿一億リラに上る
13 被告等の供述 ソ聯陰謀事件公判
14 シャランゴヴィッチ
15 ローゼンゴルツ
16 明日の天氣
17 曉の合唱(9)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 おお我が陸戰隊だ 一瞬、不安すつ飛ぶ 今尚覺ゆる南京路の戰慄
02 皇后陛下 拜賀等御取止め
03 朝香宮殿下 御西下あらせらる
04 圖像:共學兒童入試
05 矛盾!共學銓衡に 試驗地獄を展開 時局を反映なごやかな和、洋服姿斷然多し 親に迄峻烈なテスト
06 安部黨首襲擊の 背後關係略判明す 電力案に利害關係ある者か
07 ナチスの學制改革 上級學校を完全に統制
08 鈴木少佐以下諸勇士 內地へ無言の凱旋 官民に見送られて
09 ロンドンに 防空交番出現 四階建の堂堂たる建物
10 耐空襲建築法 近く英國下院に提出
11 海上警報
12 來る陸軍紀念日に 防空演習を行ふ 基隆市で決定
13 牢獄內自治委員會
14 臺南の燈火管制 九日午後八時から十時
15 トロツキーの息死亡
16 ロイド.ジョーヂ 夫妻の金婚式 カンヌで盛大に擧行
17 那翁の手紙 倫敦で賣立て
18 臺中商業の卒業式
19 組合役職員が新竹神社參拜
20 高雄の流腦蔓延 きのふ又真性一名決定
21 許婚殺傷の父親 五日に送局
22 明治溫泉道路開通式を擧行 十四日東勢公で
23 シャムで大象狩り
24 彰銀頭取に 坂本氏就任
25 人事‧消息報社消息
26 海外短信 寫真が手紙の宛名代り
27 手術中にハーモニカを吹く男
28 ウィンザー公夫人の地位
29 菓子の中の原稿
30 景氣とスカートの長さは比例する
31 今夜の映画
32 廣告報社消息
第02頁
日刊第1版
序號 標題
01 政府、共同修正案に 遽かに應じ難い! けふ臨時閣議で正式決定 電力案は不同意の儘貴院送附か頭條新聞

【東京六日發同盟】政民兩黨首腦部との會見後永井賀屋兩相は正午より風見書記官長を交へ種種協議の結果共同修正案は

一、相當政府原案の根幹を變更せんとするものがある

一、項の修正並に一見理由の發見に苦しむ修正がある

等の理由に依り政府としては遽かにこれに應じ難きものがあるので遞信大藏兩事務當局をして更に檢討なさしむると共に他方政府としての態度決定の為め風見書記官長は同日午後近衞首相を訪問經過を報告すると共に各閣僚と聯絡を執つて意向を聽取した上七日午後院內に臨時閣議を開き政府の方針を正式に決定し同日の電力委員會或は本會議に於いて永井遞相よりこれを言明する筈で其の結果政黨側が再考するに非らざれば電力案は或は政府不同意の儘貴族院送附となるやも知れず最近の微妙なる政局の進展と相關聯□て電力案の前途は益益注目を惹くところとなつた。

02 兩幹事長ら兩相に 修正案內容を提示
03 圖像:眾議院豫算總會
04 兩黨は押切る意向 政府の同意不同意に拘らず
05 長江警備隊 米司令官更迭
06 陸大校長に 塚田少將任命
07 河曲を指呼の間に 我が軍意氣軒昂!
08 政友會の代議會 松野幹事長、島田代行委員 重要發言を行ふ
09 政府を絕對支持 松野幹事長代議士會で述ぶ
10 黃河左岸の要點 河津を占領
11 民政も聯合會開催 一切の措置を院內總務に一任
12 稷山を占領 敵を猛追中
13 國防特別資金 設置案を採擇 フランス上下兩院
14 三明部隊の奮戰 畏くも上聞に達す
15 滿鐵現業員 二千名招聘
16 雲南緬甸間鐵道布設に 英支借款成立か
17 沙塹冀に於て 敵八百を擊破
18 ラコウスキーの 奇怪な虛構陳述 “帝國からスパイの依賴を受く”と 反革命裁判第四日目
19 獨、ソ兩國間の 領事館全部閉鎖
20 今日の天氣
21 株式名義書換停止公告/株式會社臺灣銀行
22 大阪商船臺灣出帆
23 近海郵船基隆出帆
24 辰馬汽船
25 大連汽船
26 廣告
第03頁
日刊第2版
序號 標題
01 大御心を體し奉り 傷病兵の現狀調查 宮內省、係員を特派
02 公學校を新設せよ 小刻みの學級增加では燒石に水 基隆市有志が陳情
03 防諜報國會 蘇澳郡で結成さる
04 圖像:開け行く.新しき土
05 印度をつらぬく 獨立、抗英の激化 惱む英國禍根の增大
06 實行委員上北
07 大和丸入港 船客一名が投身自殺
08 圖像:水上歡迎船の賑かさ
09 家長部成人總動員 羅東街で訓練を開始
10 國婦七星分會 きのふ結成
11 安部氏襲擊の黑幕 近く正體判明せん
12 床しい敬老會 きのふ新竹信組で
13 大谷大學長に 大須賀氏決定
14 通行稅、入場稅の 關係命令要綱發表
15 暴漢に刺殺さる 金瓜石鑛山の慘劇
16 高雄州中等學校卒業式日割
17 庶務課長會議
18 海上警報 小型漁船警戒
19 訃文:劉陳氏素
20 廣告
第04頁
日刊第3版
序號 標題
01 移出米界の分野 依然四大商でリード 十二年度では八五%を占む 群小米商も取扱躍進
02 米價の前途觀 減穀期に入り 意外の高值を豫想 定期米三十七圓台か
03 有價證券業 取締法案全文 目下議會提出中のもの
04 思想傾向と 經濟國策の問題(六)/河田嗣郎
05 商況六日
06 廣告
第05頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第06頁
日刊第5版
序號 標題
01 保甲の奉仕作業で 防風林見事に完成 出役延べ人員實に五萬七千餘人 五日褒賞授與式を擧行
02 本社竹內特派員 淡水で從軍講演 會場は超滿員の盛況報社消息
03 圖像:新竹州部落振興會研究會に於ける赤堀知事訓示
04 明朗南投街の 實現愈よ近し 照明燈の建設具體化
05 埔里新民公會 二日發會式擧行
06 和美商工協會 盛大に總會開催 各種事項を協議す
07 防毒防火演習 陸軍紀念日を期し 沙鹿街に於て實施
08 マ病防遏好成績 北門郡官民の努力實を結ぶ
09 埤頭分教場生徒 神社で奉仕作業
10 北勢保甲會議
11 北門郡の壯丁團 國語講習を開始
12 ローカルセクション
13 廣告
第07頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 南京航空戰に就て/千田貞敏
03 講演 時局と本島青年/陳清波
04 俚謠
05 講演 「結核豫防に就て」/桐林茂
06 ナショナル映畫 白衣の天使 大世界館で近日上映
07 映画街 寬壽郎、稲垣初顏合せ
08 愛國映畫社引拔開始か
09 廣告
第08頁
日刊第7版
序號 標題
01 峰上等兵ら嚴かに 臺南市葬執行 南門小學校講堂に於て
02 臺南州各產組の 献金及び恤兵金 五日まで一萬七千餘圓集まる
03 臺中市の產組 記念日の行事 皇軍武運長久を祈願
04 圖像:安部磯雄代議士壯士四名に襲はる
05 嘉義市の產組紀念日 役員が神社參拜
06 彰化市各信組の 產組紀念日行事
07 產組紀念日に 花蓮港神社參拜
08 玉里信組落成式
09 臺南州團補強成る 橫濱高工から三名、嘉農から二名 新選手三月中に着任
10 献金美談二ツ! 自發的に申出でて 街當局痛く感激す
11 圖像:ドイツ新外相へ鯉のぼりを贈る
12 彰化商工會議所の 創立委員愈よ決定 總務‧常置の二部に分けて 佐藤外三十氏に依囑
13 防風林座談會 研究委員會を組織すべく 彰化郡役所にて開催
14 岩石が落下して 無慘!壓死さる 牛、車共にペシャンコ
15 彰化專賣品小賣人 神社參拜團出發
16 大甲郡下の產組記念日
17 キャンデー屋活躍 蒸暑さにうだる昨今の臺南市 五日は九十度を突破
18 高雄青果組合 新事務所竣工
19 彰化郡國講講師 養成講習會 十六日より三ケ月間
20 嘉義高女卒業式 十二日擧行
21 生花講習會
22 實踐女學のバザー
23 臺南市に疑似流腦
24 屏東競馬 第三日の成績
25 順風耳
26 廣告
第09頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(36)/山中峯太郎;木原芳樹
02 ダンヌンチオ逝く 情熱的愛國詩人
03 愛の泉(二)/森田和夫
04 水牛の角 巴里の暗黑街 銀幕の裏を衝く
05 圖像:春蔭
06 世間と自分(上)/尾崎一雄
07 學藝消息 「臺大文學」 第三卷第一號
08 「媽祖」最終刊 第三卷第四冊
09 詩歌合戰 獨逸とソ聯
10 心聲漢詩

步蘅秋早春卽事瑤韻/陳渭雄、再疊前韻/陳渭雄、三疊前韻/陳渭雄、吊故社長莊太岳先生/施性澄、吊故社長莊太岳先生/蔡夢天、謹吊社長莊太岳先生/許幼漁

11 廣告
第10頁
夕刊第1版
序號 標題
01 「新新黨運動」起る! 黨首に首相を懇請 各閣僚が各界に働きかく 今後の政局注目さる
02 皇軍‧河曲を占領 直ちに殘敵掃蕩を開始
03 全面敗戰に蔣狼狽 例の處決督戰通達 漢口、宜昌人心大動搖
04 議會の常置委員會と 憲法上生ずる疑義
05 陸軍飛行隊 三岔堡を猛爆
06 皇后陛下の御仁慈を 尋常小學修身書に謹記 傷痍軍人の事を國語讀本へ 事變を教科書に採入
07 金口木舌/林正享
08 新政府の憲法制定 明德、新民の精神を明かにし 法治國の體制を整備
09 眾議院豫算總會
10 明日の天氣
11 曉の合唱(10)/野村愛正;古藤幸夫
12 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 “武漢の秩序亂れ 國家の前途暗澹” 流石の陳誠も悲鳴を擧ぐ
02 後任學部長選擧の 常例教授會揉めん 時局下‧象牙の塔の惱み
03 公學校入學難の 緩和對策を陳情 保護者會役員が蹶起
04 政黨人の浮き足 戰時議會の實相
05 血書で出征志願 新竹市の劉盛隆君
06 湖南丸入港
07 香港丸船渠入 代船は廣東丸
08 圖像:雪中行軍
09 北京に觀光局 日支握手‧極東を宣傳
10 卒業期を繰上げ 第一線に配屬 オペレーターに春
11 真鍮製看板を 片端から盗む チンピラ三人組御用
12 商況七日前場
13 下奎府町兒童遊園地開園式
14 人事‧消息
15 今夜の映画
16 廣告報社消息
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(97)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 春から入學する子供 こんな病氣はないか 油斷が大事のもと/田村均
03 特約漫画のんびり張さん(82)/ゑのもと真砂夫
04 今春の就職展望 目先きの賃金より 十年後の子供の幸福 時世に媚びる選職は禁物
05 圖像:巴里婦人帽ア.ラ.モード
06 廢物利用 蓄音器の 針入れ 仲仲重寶です
07 風邪が癒らぬ時 是非健康診斷を 肺炎や結核に罹てる虞がある
08 刷毛の長持ち法
09 圖像:流行とはこんなものです
10 子供の寢小便は 何に基因するか お困りの方は御一讀を
11 圖像:ランチバッグ
12 湯タンポの錆落し方
13 紙上病院/黃朝清
14 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 天皇陛下 宮城に還幸
02 ずらりとならぶ 日本一の人人
03 コドモ 今年の入學試驗は 國語と國史を一層重視(一) 體格も重く見る
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 ポーランドの子供と 杉山陸相が文通
06 列車がレールに 凍りついた
07 子供作品 慰問文/黃駿逵
08 敵機襲來の日 支那全土を猛爆
09 臺北來たのは 前科者の飛行士
10 手製草履で 登校する
11 カナガキニュース 大麻奉齋ノ家ニ 爆彈ハ當ラナイ
12 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 問題の電力案 大多數で共同修正案可決 眾議院本會議大緊張頭條新聞

【東京七日發同盟】問題の電力管理案は政友、民政兩黨の共同修正案を得て愈愈七日の眾議院本會議に上程の運びとなったがこれに先立ち七日午前十一時二十分電力委員會を開き先づ

川島正次郎氏(政友)より 政民兩黨の共同修正案を提案してその理由を說明し平川松大郎氏(民政)

これに賛成演說を為したる後修正案に對する質疑に入り窪井義道(第一)長谷長次(第一)三宅正一(社大)青木作雄(東方)の諸氏も修正案を提出し川島氏との間に質問應答を重ね三宅、長谷兩氏の意向を質して討論を行ひ採決の結果大多數を以て政民共同修正案並びに政民兩黨の附帶決議を可決し午後二時散會した。

【東京七月發同盟】七日の眾議院本會議は午後四時三十一分開會

一、電力管理法案

一、日本發送電株式會社法案

一、電力管理に伴ふ社債處理に關する法律案

一、電氣事業法中改正法律案

を一括上程し議場傍聽席ともに滿員で緊張の色が漲ってゐる。先づ委員長

俵孫一氏(民政) 登壇電力管理案委員會は未曾有の長期に亘り熱心なる審議を行った結果本日之を議了し採決を行ひましたところ民政黨及び政友會提出の共同修正案が多數を以て可決された

と約五十分に亘り詳細なる報告を行ひた之にて第一讀會を終って第二讀會に移り討論のため先づ委員長報告に反對の第一議員倶樂部を代表して窪井義道氏登壇し□自黨の修正案を說明したる後原案の成立を希望し最後に政民兩黨の修正案に反對の意を述べて降壇次に

三好榮次郎氏(民政)登壇電力を國家的見地に立って統制管理する必要のあることは今日既に國論の決してゐる所であって我我は本案の成立を阻止せんとするものではない但し真に理解ある官民合體に依って非常時を突破すべきであるとの建前を以て本修正案に賛成するものである

と賛成意見を述べる次で原案支持の急先鋒三宅正一氏(社大)登壇して現在の國際情勢並に國防の見地より電力國家管理の必要を述べ社大黨の希望條項を逐條披瀝して國有國營の必要を力說し最後に政民兩黨の修正案を痛烈に扱下し修正案爆發の長廣舌を揮って降壇、次いで政友會を代表して

土倉宗明氏(政友) 登壇政友會は夙に電力國有國營を提唱したものであるが原案に不備の點あるを以て修正を加へた上通過せしめんとするものである

とて委員長報告に賛成し之にて討論を終り採決に入り先づ電力管理法案の修正部分につき記名投票を行った

結果修正を可とするもの 二三八票

修正を否とするもの 八一票

で修正部分を可決し次で殘餘の部分を異議なく可決、結局電力管理法案は政民共同修正通り可決確定、次に關係三案たる日本發送電株式會社法案、電力管理に伴ふ社債處理に關する法律案電氣事業法中改正法律案を何れも委員會可決通り可決確定し第三讀會に入り永江一夫氏(社大)は第二讀會で可決された修正案に反對意氣を述べ次で青木精一氏(第一)は第二讀會の決定に賛成意見を述べ採決の結果多數を以て第三讀會の決議通り可決確定、かくて問題の電力案も眾議院通過となり午後七時五十四分散會した

02 何れ秘密會を開き 法の內容を說明 總動員委員會瀧總裁が確答
03 遞相、不贊成を表明(委員會で)
04 共同修正案に不同意 きのふ臨時閣議で最後決定
05 河津攻擊に依る 敵の損害
06 堀切氏繰上當選
07 明年度總豫算案成立 きのふ貴院本會議で可決
08 眾議院豫算總會
09 總豫算の成立で 誠に慶賀に堪へぬ 近衛首相語る
10 山西平定殆んど完成 同蒲全線我手中に歸す
11 潼關對岸に達す 廿萬の大敵を山西省外に驅逐
12 會期の延長は 今や必至
13 擧國的支援を切望 賀屋藏相、所感を語る
14 敵は算を亂して 陝西省へ遁入 岡崎部隊が猛追中
15 蒲州に入城 山西南部要衝悉く占據
16 けふの兩院
17 上海に暗殺事件
18 本日の天氣
19 大阪商船臺灣出帆
20 近海郵船基隆出帆
21 辰馬汽船
22 大連汽船
23 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 教育飢饉の對策を立て社說

わが臺灣では昨年來支那事變を契機として國民精神總動員實施の結果、皇民化運動の一途ヘ馬車馬的に突進し、彼の祖先の位牌を燒捨てさせて我が國に於ける祖先崇拜の固有美風を傷づけるまで、演ずるが如き行き過ぎた行動は姑く別問題とし、今日では國語を解せざる者は殆ど皇民扱ひされずとまで、一般島民の腦裡に沁み込ましめられて男女老幼を問はず、國語講習及び就學熱に狂ひ迷うてゐるが如き現象は洵に慶ぶべきことであり、またその反面において憐み悲しむべきことでもある。

上述の如く精神的皇民化に醒めた一般島民は形式よりも精神、衣食よりも教育が國民の第一要件と深く痛感した結果、近頃、幼兒は幼稚園へ、就學兒童は初等學校へ、國語を解せざる男女の老年少年は國語講習所へ犇と押しかける向學熱の發露は實に悲壯にして真劍そのものであつた。然るに四十年來の消極的教育政策の結果、現在において本島人學齡兒童の未就學者尚ほ六○%近くあり、また國語を解せざる者も猶ほ六○%餘りあるから、向學熱の熾烈なる今日基隆市の如きは國語講習所が何んぼ增設しても足らぬし、また公學校の入學希望兒童も市內定員超過三百五十餘名を示し臨時學級を增加しても收容し切れず、兒童の父兄及び教育關係者をして應急對策に狂奔せしめてゐる現狀である。又臺南州新營郡白河公學校の如きは募集定員百五十名に對し二百六十名の入學兒童殺到し父兄達が自腹を切つて教室增築、教員俸給を負擔して新學級を增設することに依つてやうやく解決したが如き教育飢饉に惱んでゐる悲壯な實例は全島到る處に現はれてゐる情景である。

皇民化の捷徑は先づ兒童の共學よりといふ自覺の下にし最近本島人の共學志望者激增、今度臺北市の如きは共學志望者男女二百六十餘名の中、恐らくは其半分も入學する見込がなく、兒童に對する口頭試問、身體檢查を為すことはまだしも、父兄に對しても皇民化問題、時局問題を國語で試驗するが如きは他に殆ど類例を見ない嚴選共學政策である。また小學の共學兒童は先づ幼稚園より始めねばならないから、臺中村上幼稚園の如きは園兒百二十名の募集に對し應募者四百名を突破し、いたいけな幼兒をも試驗地獄に投げ込ましめむるやうな子弟の教育に飢えてゐる狀態は實に憐れなものと云はざるを得ない。

古人に人にして教へなくば禽獸に近しと云はれたが如く普通教育は文明國民の第一資格要件である。上述の如く最近我臺灣島民の旺盛なる向學熱は皇國臣民たる自覺心より起つたもので、幼稚園にも小公學校にも將また國語講習所にも競うて入りたいのは固より文明國民の資格を造るべき欣ばしい現象であり。為政當局は萬難を排しても積極的に教育施設を擴充强化してそれらを收容しなければたらぬことは言ふを俟たない。決して從前の如く兒童の就學希望を拒絕し、而かも激へずして之れを虐げるが如き、政策に矛盾を來すとがあつてはならないとを切望して已まないものである。

02 國民精神總動員の 強化對策を協議! 時局克服全島懇談會けふ開く
03 市制實施を目指し 全面的活動を開始 宜蘭市制實施期成同盟會 四月中旬評議員會を開く
04 圖像:大谷智子裏方歸へる
05 事業家殺到 長沙丸が齎らす 上海のニュース
06 基隆の成人訓練 四月三日から開始
07 基隆港外は 大時化 船舶港內に避難
08 そら來たぞ、一萬二千打 獨逸から大量注文 青息吐息の臺中州帽子業者 どん底から浮び上る喜び
09 基隆商工會議所 瑞芳街も合流に贊成し 近く發起人會を開く
10 時局に對處する 保甲聯合會長會議 中旬頃新竹州で招集
11 山線開通を機に ダイヤの大改正 急行增發も計畫
12 富士丸神戶を出港 勝見辰馬汽船副社長乘船
13 島內中等學校の 優秀教頭から拔擢 新設五校校長の人選
14 基隆專賣支局昇格披露會 來る十二日に
15 臺北神學校復歸禮拜式
16 安部氏毆打の背後關係者 犯人揃って 口を割らず
17 運轉手不注意が 事故の筆頭 臺北州下自動車事故調べ
18 老勇士廿餘名が 日露戰を語る 宜蘭の陸軍記念日
19 瑞芳の殺人犯檢擧
20 臺南市參事會 追加豫算を可決
21 帝大助教授故前田博士遙弔式
22 臺北高商卒業式
23 人事‧消息報社消息
24 ときの声
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 增稅と物價高 新式製糖業に 黃金時代去るか 本期の生產費著しく昂騰 收益激減に株價反落
02 圖像:臺東廳下に於ける蕃人の樟木採割狀況
03 帽子國家檢查 準備著く進捗 八檢查所に夫夫機械を据付く
04 工業鹽會社 月末迄に誕生か 三代表者近く臺北で會見
05 思想傾向と 經濟國策の問題(七)/河田嗣郎
06 臺北手形交換 二月も增加
07 新茶の走り 四月上旬か 好天氣で早くも發芽
08 定期續騰に 島米も追隨 夕況は各限強調
09 商品陳列館の 街頭進出實現 榮町舊電話交換局跡へ
10 府棉花指導所 臺南農事試驗場鄰接地に建設
11 本島對外貿易 二月は稍稍不振 前年同月より四百萬圓の減
12 彰銀坂本專務 頭取に選任さる
13 簡保募集計畫のため 全島保險主任會議 來る十、十一兩日遞信部に於て
14 十日は勤儉貯蓄デー 趣意書ポスター頒布さる
15 照明燈
16 市價及商況七日
17 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 竹山公學校の合併 俄然問題化 當局原案執行に出でば 協議員の態度硬化せん
02 斗六郡の聯合 青年團結成さる 六日斗六公園に於て
03 圖像:半島の婦人の熱誠
04 南投の陸軍紀念日 防火防毒演習
05 南投の愛國子女團 團旗授與式を擧行 五日南投女公に於て
06 圖像:一尾で四千三百人前 特大「かじき」のお目見得
07 產組記念日 北港郡の行事
08 福興庄農業組合主催の 小麥競作會開く 同時に堆肥採種田品評會
09 壯丁檢閱美談 愛孃の死を秘めて 完全に職務を果す
10 臺灣清涼飲料同業者の會 彰化に於て結成
11 彰化商業專修 盛大に卒業式 六日同校に於て擧行
12 鹿港一公及び 幼稚園運動會
13 堆肥品評會 褒賞授與式 岡山公會堂にて
14 松山信組の產業記念日
15 阿片犯を檢擧
16 ローカルセクション
17 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 晝間娛樂時間 「南京入城」
03 圖書館 ニュース
04 臺灣歷史物語
05 哥澤
06 落語
07 日活多摩川映畫 警官挺身隊 八日より國際館
08 廣告報社消息
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 千餘萬圓の大豫算 一議に及ばず可決 臺中州農會きのふ總會
02 超時代的な 高砂族の納稅觀念 花蓮郡當局宣傳に大童
03 圖像:陸の荒鷲
04 祭祀改善座談會 花蓮港廳の主催
05 新高華僑新民公會 發會式を擧行
06 青年團擴大の 打合會を開催 彰化郡會議室に於て
07 樟樹調查の現地報告 “樟樹を愛護せよ” 專賣局の青木技師談
08 臺南市の華僑代表 白衣の勇士を慰問 同地の新民公會ますます發展
09 成人總動員計劃 宜蘭街振興會長會議に於て決定
10 ス.フ規則實施で 綿布商恐慌を來す 業者打揃って市に陳情
11 高雄州視學會議 きのふ州會議室に於て
12 嘉義市民の新遊園地 大坪への自動車道路 愈よ開鑿に着手せん
13 宜蘭、羅東兩信組 產組記念日行事
14 流腦禍を克服せよ 彰化に蔓延の恐れあり 當局防遏に全力を注ぐ
15 臺南市にも續發 當局市民の注意を喚起
16 軍夫と偽って 汽車を只乘り 洗って見たら前科二犯の強者 彰化署で犯人嚴探中
17 屏東競馬 最終日の成績
18 消息
19 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(37)/山中峯太郎;木原芳樹
02 隨筆 化粧の歷史(下)/田中寬次郎
03 世間と自分(下)/尾崎一雄
04 水牛の角 魅力に乏しい 「新潮」「文藝」三月號
05 圖像:エヂプト國王御結婚
06 學藝消息 ナチ青年黨員に 伊語教育
07 ホリウッドに緊縮時代
08 試驗保險 耳寄りな制度
09 心聲漢詩

感懷示逸松宗弟/南都、南都過訪不遇寄此解嘲/杏庵、讀南都詩知養痾草山戱寄/杏庵、抵臺南驛口占二首/小維摩、高山甚六大尉爲說戰況賦此以贈/小維摩、逸園餞高山甚六大尉出征/小維摩

10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 電力案貴院に上程 松本氏が先陣を承り 委員會で大論陣を張らん
02 四十八億圓の追加案 眾院豫算總會で可決
03 一億圓クレヂット 我が金融團應諾す 中國聯合準銀に對し
04 カー駐支英大使 白鳥公使を訪問 兩國の政策に付き意見交換
05 日暹通商航海條約 批准交換を了す 七日から効力發生
06 外相、對外宣傳力說
07 東洋商工會社設立されん
08 南京總領事館 近く正式開館 花輪總領事挨拶廻り
09 同工異曲の手段で ソ聯の反省を喚起 外相の答辯を斯く解す
10 金口木舌/林正享
11 英、建艦通告に關し 再度日本に照會 ロ通信社とス紙の報道
12 英の個別的海軍協定 頗る好望視さる
13 倫敦の銀行にも 信用借款を申込む 國府、信用保持に狂奔
14 鮮內油田開發に 朝鮮石油乘出す
15 明日の天氣
16 曉の合唱(11)/野村愛正;古藤幸夫
17 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 周鳳岐氏の暗殺は 斷末魔!蔣の指令 新機關生誕に狼狽し
02 先づ臺灣神社に參拜 皇軍武運長久を祈願 講演會で四氏熱辯を振ふ 時局克服全島大會開幕
03 東京市擔當の 各施設計畫決定 總豫算六百萬圓で
04 圖像:時局克服懇談會
05 結核豫防宣傳 標語懸賞募集
06 救國公債を發行 各縣に強制割當 防備費に喘ぐ廣東省
07 新竹州農會豫算 六十三萬圓に查定 十八日の總會に附議
08 家宅まで悠悠搜查 島都に偽刑事登場 執行猶豫の青年御用
09 弱り目に祟り目 今度は公金持逃げ 呆れた支那官吏の腐敗
10 日本アルミの擴張 花蓮港に工場新設 三倍增資は擴張費充當
11 基隆高女卒業式
12 抗戰の前途樂觀 哀れ!陳誠の囈言 民眾欺瞞に奔命
13 二晚も野宿して 無賃乘船の相談 漫然來臺した無帽青年
14 巡查が收賄 郡で取調べ開始
15 商況八日前場
16 臺北工業の卒業式
17 炭小屋で縊死
18 今夜の映画
19 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(98)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 今春から變る 小學校の規則 個性教育の徹底を計り 珠算もみつちりやらせる/岩松五良
03 たまご 透いて見えるは不良 殼面のザラザラはよい 鷄卵と鶉の卵の見分け方
04 特約漫画のんびり張さん(83)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:パリ流行のアフターヌーン.ドレス
06 濕布 いい加減にやると 害があるよ 家庭衛生心得
07 御飯の炊け工合は 表面の小穴で判る
08 美味しい 干鱈のかき揚げ
09 淺春明朗調 頭髮は古典的に 清楚な白い造花を
10 洗濯と漂白に 過硼酸ソーダ 汚れは自然に落ちる
11 圖像:一つ如何です春の流行帽
12 吃逆止め 妙法九種
13 身上相談
14 芋鹿の子
15 茶碗の茶澁を 磨くには
16 食慾をそそる 菠薐草の海苔卷
17 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 今度は成人總動員 臺北市は二萬六千人 愈愈十九日から始める
02 コドモ 今年の入學試驗は 國語と國史を一層重視(二) 體格も重く見る
03 出來上がった 支那の新教科書
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 戰爭美談 柳川中將と谷中將
06 生活ノ全部ヲ 日本精神カラ 羅東郡デ決議シタ
07 子供作品 戰地の兵隊樣へ/陳氏雪娥
08 滿洲の匪賊は あとたった九千 日滿軍六年間の苦心
09 我が旅客機を 卑怯、敵機襲ふ
10 カナガキニュース 子供大將タチガ ヘイタイヰモン
11 廣告
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 外地も總督の責任で 總動員法を其儘適用 委員會で拓相が答辯頭條新聞

【東京八日發同盟】八日の眾議院國家總動員法案委員會は午前十時十九公開會

藤本捨助氏(第一) 總動員法實施の範圍如何

瀧企畵院總裁 內外地を通じ全面的に行ふ

河野一郎氏(政友) 商工當局の調查に依る生產消費配給統計は頗る不備である。これで果して總動員法が圓滿に運行されるか

吉野商相 統計の整備に付ては極力完成に努めてゐる。本法運用に當っては現在の程度で間に合ふものと考へてゐる

河野氏次で農產計畫に就き農相の所信を質す

有馬農相 現在の計畫で國家總動員の線に沿って行けば大丈夫と考へてゐる

河野氏 將來單獨で臺灣に米の專賣をやる意思ありや

大谷拓相 總動員法案通過の曉は臺灣の米の問題は平時戰時を問はず我國の食糧政策の上から重大問題であるから關係各省との間に充分協議の上臺灣の米專賣案を考慮したい

とて臺灣米專賣に關して重大なる示唆をなした

河野氏 總動員法の外地適用を如何なる方法に依ってやるか

拓相 外地においては總督の責任で內地の總動員法其ままを適用して行く、實施機關も總督府を擴充して當る

河野氏更に總動員法外地實施の具體的內容の明示を迫ったが拓相の答辯に喰違ひあり依って真鍋儀十氏(民政)議事進行に就き發言を求め政府部內の答辯統一を希望して午前十一時五十分休憩

02 作田氏の獨舞臺 再開の總動員法委員會
03 追加豫算各案可決 眾院本會議滿場一致で
04 來週から英伊會談
05 松本博士、得意の 法律論を振翳す 貴族院本會議電力案の質疑
06 官吏制度改正案を 近く樞府御諮詢奏請 船田局長が言明
07 外地側當局と 適用を準備中
08 修正に應ずるや? 松本氏遞相に再度質問
09 天然瓦斯について 森岡長官が說明
10 日支經濟協議會設置 王委員長、記者と問答
11 ゴルギー翁 暗殺全貌暴露
12 けふの兩院
13 今日の天氣
14 大阪商船臺灣出帆
15 近海郵船基隆出帆
16 辰馬汽船
17 大連汽船
18 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 消費節約と服裝の改良社說

戰時に於ける一國の生產力は之を概括的に見れば、軍需品の生產に向けられる部分と、國民の生活資材に向けられる部分とに分たれる。勿論現今の軍需品の範圍は頗る廣汎に亘り、國民の生活資材にして軍需品とせられたるものが少なくないが、 概念的に上記の如く分類する事が出來ようと思ふ。軍需品の需要增加は財政の飛躍的膨大によつて計られた如く實に驚くべきものであり、それが又絕對的なもので少しも其の讓步を許されない、從つて各種軍器品の供給增加策が戰爭に勝つために今後益々强化されるに違ひない。

現在政府によつて唱道されてゐる消費節約の目標が「軍需資材並に輸入品及び輸入品を原料とする國內製品」に局限されてゐるが、決して 充分だとは云へない。例へば絹布は國內原料を以てする生產品であるが、絹布の需要を增加すればそれ丈輸出減少となり國際收支調整上に於て惡影響を招來する事となる況んや綿布やステブルフアイバ ーを原料とする織物は、其の直接原料とする花やパルプは外國より輸入するものであるから この節約は齊しく國際收支調節上に於て絕對的に必要である事は言を俟たない。

かくの如く消費節約の第一段階は鐵、石炭、石油等の直接軍需に關係あるものを節約する事であり、第二段階はそれら軍需資材の輸入を確保するため軍需以外の輸入製品及び平和產業用の原料を節約する事であるが、更に進んで第三段階たる全般的消費節約を餘儀なくされざるを得ない。殊に生活必要品の供給減少が全面的物價騰貴の形で現はれ、就中最近の晒木綿の暴騰を始めとして愈々國民生活に多大な脅威を與へつつある。即ち 從來の消費生活を徹底的に緊縮するにあらざれば為替水準の維持を始め公債の消化が圓滑に行はれない筈である。換言すれば惡性インフレを回避する手段として從來の消費生活は必然變革されざるを得ないのである。

此の時に當り臺灣では皇民化の一方法として服裝攻良を唱ヘられ、臺灣服から和服若くは洋服へ換へるべく頻りに慫恿せられてゐるが、之を性急に行へば一時に夥しき織物の需要激增を喚起し、啻に消費節約の趣旨に反するのみならず、戰時經濟の運行に多大な支障を來す虞れなしとしない。假りに全島本島人五百萬人の內、服裝改良を要すべきもの四百萬人として一人十圓を要するとせば四千萬圓の消費增加となり、決して之を無視すべき金額ではないと信ずる。我等は服裝の合理的改良に對しては滿腔の實意を表するものであるが、時局重大の今日に於て先づ戰爭に勝つためには戰時經濟の運行に支障を來すが如き運動をせつかちに强要してはならないと此の際特に之を警告せざるを得ない。

02 赤誠燃ゆる各代表 愛國の熱辯を振ふ 志願兵制、義務教育に集中 時局克服全島懇談會
03 宣言及決議を可決 滿場の拍手裡に
04 各地代表氏名
05 新學位令に依る 最初の外人法博 親日比島人パウレル氏へ
06 建國國防献金 積って二千餘圓 基隆市の強調週間
07 新竹米穀改良協會通常總會
08 勤勞奉仕日に 全市の美化作業 基隆市で實施
09 「事變下の臺灣」 九日封切り 島都公會堂で
10 山西攻略の戰果 大本營陸軍部發表
11 禹門の敵を夜襲 襄陽で四機を擊墜
12 我が近江部隊 共產軍を殲滅 馬邑附近に於いて
13 岢嵐縣を占領
14 基隆國講終了式
15 基隆小公學校 卒業式日割
16 中央防空委員會幹事會
17 沙山の淺海に 蛤を養殖 七日十石を蒔く
18 民間防諜懇談會 十一日、新竹署で
19 鼻下長の鞄から 小切手を盗む 手長女給擧げらる
20 臺南商工會議所 常置委員會 四月上旬に創立總會
21 宜蘭農林の卒業式(十五日)
22 臺南市にまた流腦
23 有利事業の講習 美術的蛇皮細工及び(蛇皮なめし法)
24 基隆市の武道大會 陸軍記念日に
25 總督府辭令
26 人事‧消息
27 ときの声
28 訃文:林許氏秀
29 訃文:江茂城
30 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 產業開發の先驅 南北兩港より 東西四港に整備 交通局の劃期的英斷 產業貿易發達に拍車
02 後二、三回の折衝で 正式決定を見ん 東京に於ける本島硫安統制協議進む
03 バカス.パルプと 纖維國策の重大性/岡田幸三郎
04 全國保險課長會議 十五日より五日間東京にて 山下遞信部保險課長も出席
05 臺北實業會定期總會
06 新造船披露で 辰馬副社長來臺
07 定期頭打乍ら 丸糯米は續騰 夕況も一般に小聢り
08 米崙港利用協議會 竣工後の利用運用に關し 官民有識者より意見を聽取
09 思想傾向と 經濟國策の問題(八)/河田嗣郎
10 臺銀の新理事 山本氏に內定 廿五日總會で正式選任の筈
11 照明燈
12 市價及商況八日
13 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 帝國及列國の陸軍 陸軍省(二)
02 圖像:防空展覽會開幕 防空演習を前に盛況
03 軍備充實に大童の英國陸軍
04 遊擊戰術(四)/陸軍省新聞班
05 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 草屯皇軍後援會 再度献金を提出 同時に白衣の勇士に慰問金 委員會に於て決定
02 里港公の入學難 男子は三人に一人 父兄連何れも失望
03 產組精神の 講演會開催 鳳山信組に於て
04 日賦貸付金 好評を博す 集集信組に於て創設
05 幸運な一等當籤者 佳里街の郭水龍君報社消息
06 產組職員の 珠算競技會
07 產組記念日 草屯信組の行事
08 竹山公の合併問題 當局、原案執行か 庄協連善後策を協議
09 陸軍記念日と 國民の覺悟/山村甲村
10 愛國產組團結成 六日彰化神社に於て
11 戰捷祝賀 學藝の夕
12 臺東皇民會 神社參拜團
13 ローカルセクション
14 廣告報社消息
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 記念講演 「陸軍記念日に際し」/山內正文
03 尺八‧獨奏
04 國史講座 「德川時代の軍事」/鈴木讓
05 コドモの時間
06 ヴァイオリン 獨奏
07 趣味娛樂 室內裝飾に對する 新しい考へ方(前) 床の間のない部室を中心に 平岡碧潮氏談
08 圖像:帝都の真中でスキー.ジャンプ
09 國際映畫「國民の誓」 第一回打合せ
10 映画街 川崎弘子の 近代的趣向
11 高峰三枝子が石碑建立 亡父の三周忌に
12 「新しき翅」のセット 新進周讓二が擔當
13 海外映畫短信
14 パラマウント特作 “金髮騷動” 全七卷
15 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 三廳の新年度豫算 總額二百七十餘萬 制度改正後初豫算であるが 特筆すべき新事業なし
02 防空防火聯合演習 陸軍紀念日を期し 屏東市に於て擧行
03 國防義會主催で 各種行事を實施
04 嘉義市でも 同樣擧行せん
05 樟樹の造林獎勵 今後は益益積極的にやる 腦務打合會で協議
06 彰化商工會議所 事務擔當委員會
07 嘉義市の華僑 新民公會成立
08 高雄市の聯合慰問學藝會 きのふ堀江小で
09 部落振興の指導者 八百餘名が集合 臺南州の第三回研究發表會開く 七日東石郡に於て
10 高砂族の葬式に 改善の曙光見ゆ 棺桶の使用漸く增加
11 花蓮港廳に愈よ 防犯協會を設立 警察事務打合會で決定
12 長老教中學卒業式を擧行 きのふ同校にて
13 鹽田業者に新生面 合同會社愈よ成立 今後は三割增收を確信
14 無手隻足の中山氏 白衣の勇士の激勵
15 鄉軍臺南分會總會 十日南門小で開催
16 魔の機關車 通行人四名を轢殺 鹽糖花蓮港社線の椿事
17 臺中市營住宅 上棟式を擧行 本月末に竣工の見込
18 嘉義郵便局 新築に着手 昨日地鎮祭擧行
19 前金詐欺
20 旗山郡下小公卒業式日割
21 流腦の侵入に備へ 臺中署防遏に大童
22 里港信組の產組記念日
23 濡場を見せられて 激怒の一擊 姦夫重傷を負ふ
24 順風耳
25 消息
26 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(38)/山中峯太郎;木原芳樹
02 倭寇物語(一) 海國の男兒 意氣彌高し 神出鬼沒の發展振り
03 實驗室の蟇と犬/木木高太郎
04 水牛の角 長篇の續出 創作欄獨占問題
05 圖像:豹
06 恐怖體臭の話(上)/ジャック.ヴェルビル
07 學藝消息 理化學研究所 科學ニュース映畫製作
08 寄稿歡迎報社消息
09 喜多博士の 「石炭液化法」 映音が映畫で紹介
10 第八十七新元素の發見
11 心聲漢詩

贈中島龜一大尉/小維摩、贈大內一三少尉/小維摩、贈中島蘇村大佐/小維摩、中島蘇村大佐招飲席間賦謝/小維摩、中島蘇村大佐見訪逸園乞爲解詩賦此/小維摩、逸園題壁/小維摩、題瓶梅硯墨圖/小維摩

12 新刊紹介
13 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 陸軍記念日を前に 黃河作戰終了 敵の本據漢口 今や真に一躍進の道程 我が包圍圈內に陷る
02 世界一大上海の 出現も夢ではない 我が指導の如何で谷正之公使談
03 中國聯銀開業を控へ 大約圓元パーを示現 市中は圓買の熱狂的人氣
04 兩案の審議を繞り 政府に強硬論擡頭 軍部の態度重視さる
05 十日頃懇談會開催 總動員法案審議進捗の為め
06 貿易尻の調整に 統制會社考慮中
07 金口木舌/林正享
08 佛領印度支那へ 武器を陸揚げ 孫科のパリ訪問は 之が交涉のためか
09 英政府の國防方針 チ首相、下院で闡明
10 南太平洋兩島領有 英、米の意見一致
11 近藤、菅久 兩部隊の功績 上聞に達す
12 嘉納代表カイロ着
13 日、ソ國交に 危機がない 蔣駐ソ支那大使談
14 明日の天氣
15 曉の合唱(12)/野村愛正;古藤幸夫
16 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 共產黨の魔手伸び 國共兩黨軋轢激化 蔣の嚴罰密電發せられ 合作の前途に波瀾!
02 徵募兵續續と脫走 民心離反と恐怖深刻化し 後續軍百萬の編成も畫餅
03 金品強請、阿片密賣 官兵となった匪賊が本性を發揮
04 輕機關銃を献納 在臺半島人の赤誠
05 新竹高女卒業式
06 許婚の妻を 棍棒で意趣晴らし つれなさに憤慨して
07 不義の棄兒か 基隆港內で死體發見
08 山の兄弟達も 同姓不婚を嚴守 增田臺大助教授の研究
09 產組事務研究會
10 世界に湧く日本音樂熱 樂曲大量注文殺到 國歌、軍艦マーチ等至急に
11 上海日本人小學校 生徒のピクニック
12 ゴルギー暗殺審理 波瀾を捲起す 滿廷緊張裡に續行
13 各團必勝を期して 白熱戰を展開 新竹州下警察武道大會
14 五十圓を献金 東陽製菓商店 二十周年記念祝
15 臺北一高女卒業式
16 心臟少年御用 宜蘭から基隆へ 泥棒の出稼ぎ
17 商況九日前場
18 今夜の映画
19 民報案內報社消息
20 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(99)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 入學試驗を控へて 家庭での勉強指導法 かうするのが理想的/木內キヤウ
03 春さきの“風邪” これが百病のもと 寒さよりも氣候の激變に用心
04 特約漫画のんびり張さん(84)/ゑのもと真砂夫
05 アイロンの注意
06 惡に踏込む原因 母親に別れた者が多い 今ぞ知る母性愛の力
07 今盛んな流行の“ぬり繪” 兒童教育として 効果はあるか/波多野完治
08 春 パラソルに 國粹的生地の進出 紬織や格子縞など
09 圖像:フランコ將軍愛孃カルメンさん
10 笠の內に銀紙 電球の使ひ方
11 香味だけではない 海苔の榮養價 子供さんには好適
12 糠味噌漬と糠
13 流行遲れの 裝身具
14 うちみの妙藥
15 紙上病院/黃朝清
16 酒粕で 即席の甘酒
17 揭示板
18 廣告
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 山線の復舊を機會に 縱貫線の時速と回數を增加 本島の發展上に大貢獻
02 コドモ 水にあふと燃る ナトリウム 輕い金屬の話(一)
03 國民精神總動員實踐いろはかるた
04 軍艦の重さ 排水量とは何の事
05 京漢線の敵 一箇師團が降參
06 劔舞師そっくり 敵の珍奇襲隊 青龍刀をふりかざし
07 愛國切手の 献金高
08 今年の試驗問題で 實力を試さう 時間は正確に 臺南師範普通科
09 小學生の帽子を 紙で作るとよい
10 不法なロシヤ 勝手に封を切る
11 郵便貯金の 躍進振り
12 父の武運祈願に 「曉太鼓」七箇月
13 爆擊カラ逃レテ 大虎ニ襲ハル
14 カナガキニュース 獨逸カラ帽子 一萬打ヲ注文
15 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 日本精神が徹底せば 自ら資本主義を是正 首相答辯總動員法委員會頭條新聞

【東京九月發同盟】九日の國家總動員法案委員會は午前十時二十五分開會

羽田武嗣郎氏(政友) 近代戰は國力戰であるから持久戰化する事となり結局總動員法は平時にも適用される事になりはせぬか

鹽野法相 適用は戰時に限る但し第二十一條以下の準備法に關しては別である

羽田氏 第十一條會社の利益金處分は會社に限って個人に觸れてゐないが如何

法相 近代の企業は大規模の組織になってゐるので個人の規程を作る必要はないと思ふ羽田氏 擧國一致長期戰體制を整へるには立憲治下に於いては議會に過半數を占める政黨を足場にして政治を運用しなくてはならぬ近來總理を主班とする新黨運動が熾んのやうだが首相の信念如何

近衞首相 立憲制度の行はれてゐる國に於いては政黨の存在は缺くべからざる必要であるこの政黨と政府との緊密なる提携に國政の圓滿な運用を期したい

羽田氏更に委任勅令の法文について質せば

首相 凡ゆる規模の戰爭を想定し千變萬化の□態に處する為めには法文化し得ぬ

西尾米廣氏(社大) 總理は曾って資本主義を是正しなくてはならないと言明してゐるが總動員を繞り日本精神と資本主義との關係をどう考へてゐかる

首相 日本精神の徹底を期すれば自ら資本主義の弊害は是正されて來る

西尾氏 我國に於ける人民戰線並びにファッシズム運動について述べ日本精神との關係について重ねて首相の所信を質す

首相 日本精神は決して排他的暴力なものでないファッシズム人民戰線の如きものは我が國體と相容れぬものであって暴力行為に關しては嚴に取締る

西尾氏 國家總動員審議會の構成メンバーに勞働代表を入れる積りはないか

首相 其の點は考慮する

西尾氏轉じて官吏制度改革問題に論及し

議會制度改革の意思ありや

首相 議會制度改革は既に調查會を設けて審議に着手したのであるが事變に依り中斷せられてゐる近く再び調查會を開きたいと思ふ

作田高太郎氏(民政) 選擧法改正の方針如何

首相 議會の權限は既に憲法に於いて制定せられてゐる依って憲法に明記せられる範圍內に於いて改正を行ひたい

濱田國松氏(政友) 本法案の重大性に鑑み右改正に常置委員制を設置すべきである

首相 議會制度調查會で十分考究する

斯くて午後零時三十分休憩

02 言論機關統制問題 俄然論議の焦點となる
03 電力案の再修正と 兩院協議會は必至
04 田邊盛武少將 戰車學校長に
05 農地調整法案上程 懇切なる有馬農相の答辯に 山隈氏、頗る滿足(貴族院本會議)
06 公債消化の為め 民眾運動が必要 藏相、矢吹氏に答ふ 貴院豫算總會
07 犯人隱避事件の 第一回公判開かる 久原氏極力犯意否認
08 シ佛內閣又危機へ 政府の財政全權委任要求を 社會、共產兩黨が反對
09 彼我黃河を挾んで 激烈な戰鬪が展開 我砲爆擊殷殷と谿谷に谺す
10 我軍隴海線に殺到 支那側の報道
11 國防費捻出の全權を 議會に提出要求
12 けふの兩院
13 敵機、十八機を擊墜 我陸の荒鷲各地空襲
14 對支中央機關 原案大綱決定 けふの閣議に附議
15 黑幕の一人 萬年檢擧さる 安部黨首襲擊事件
16 何軍潰走開始
17 今日の天氣
18 大阪商船臺灣出帆
19 近海郵船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 大連汽船
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 陸軍記念日と島民の覺悟社說

けふは第三十三回陸軍記念日である。皇威を宣揚し、帝國の歷史に一大光彩を加へた奉天大會戰大捷の日である。每年この日を期して我國民が擧つて當時の偉勳を回想し、且つ戰歿諸勇士の英靈を慰め、以つて後進を感奮興起せしめんとして、諸種の記念行事が盛大に行はれたのであるが、今回は事變最中であるので、從來とは趣を異にして、今事變の意義を聞明し擧國長期戰の覺悟を促進する趣旨に基づき陸軍では例年の祝賀會を遠慮し種々のプランを立て、先づ「勝つて兜の緒を締めよ」の大ポスター、繪葉書を全國に配付し「長期戰に對する國民の覺悟」「陸軍記念日講話贅料」の小册子「つはもの」リーフレツト等を配付し、又全國一齊に戰歿者追悼並に戰捷祈願のため一分間の黙禱を捧げ、陸軍病院慰問會を開く等、銃後國民の覺悟を固め、擧國一致の精神を强調發揚して時艱克服に邁進せんとするのである。

本島に於ても時局柄特に島民の自覺を喚起すると共に意義深き此の日を記念すべく、日露戰役に於ける先人の苦難と偉業を回顧すると共に、本年は特に現在の重大時局を克服すべき國民の態度を閾明し、擧國一致國家總動員の强化と國防の充實に邁進する覺悟を新ならしむる方針の下にお祭り騒ぎに墮し又酒食を主とする催したらざる種々の記念行事を催すことになつてゐる。臺北市に於ては陸軍墓地參拜、體育大會、模擬戰、青訓、青年團等の分列式、講演會等の記念行事を盛大に催すことになつてゐるが、島內各地に於ては國士防空中最も慘害の熾烈なる燒夷彈投下に對する演習を主體とする防空、防火、防毒演習を行ひ、以つて戰時體制下の記念日を有意義に迎へんとして、本日全島一齊に盛大に實施される筈である。

今次の事變勃發以來既に八箇月、蔣政權膺懲の聖戰に奮闘せる皇軍は恰かも無人の境を行くが如く、到る處で破竹の勢ひで敵軍を撃破し、皇軍の威武を遺憾なく發揚しつつあることは國民の感激措く能はざる所である。又我占領區域に於ては新政權が成立して着々と治績を擧げ、住民は安居樂業、以つて我國と協力して東洋平和確立に邁進しつつあることは茲に繰り返す必要はあるまい。けれども、我が否認聲明に依つて一地方政權に顛落した蔣政權の崩壞滅亡は最早時の問題であるとは云へ、しかも今尚長期抗戰を豪語して最後のあがきを續けてゐるのである。更に南に於てはその背後に於てこれを操る第三國の深刻老獪な策謀が東亞に於ける最後的據點たる香港を中心にして今尚活潑に動いてゐるのみならず、北に於ては赤魔が暗躍明動、大軍を擁して虎視眈々、實に隙も油斷も出來ない重大なる時機に際會してゐるのである。東京、伯林、羅馬を樞軸とする世界防共陣の强化に對して、ソ聯は獨裁を强化、英は依然反日の態度を緩和せず、各國又軍擴競爭に狂奔してゐるのをみれば、國民は更に一層の緊張を要し、奮起せねばならぬ秋である。

この重大時艱を突破するために最も必要なのは擧國一致の大團結である。日露戰役に於ける大捷は銃前に於ける皇軍の威武と共に銃後に於ける國民の臥薪嘗膽に依る一致團結の力の賜であつた。現下の如き內外重大時局に遭遇して、最も必要なのはかの日露戰役當時以上の大緊張であり大團結である。日露戰役以來潜在したる我國民の真面目を發揮し、擧國一致時艱打開の日本精神を顯揚せねばならぬのである。

而して戰後に於ける大陸經營は實に日本國民に負はされた誇るべき責務である。新支那の指導誘掖は、東洋の盟主たる我國に課せられたる大使命である。我國は東亞の盟主たる貫祿を示し東洋平和を確立して始めて今次聖戰の目的を達することが出來るのである。

國を擧げて戰つてゐる以上は勝たねばならぬ。勝つためには凡ゆる犠牲を拂はねばならぬ。擧國長期戰に對處する國民の覺悟はこれ以外にはないのである。けふの記念日に際し、日露戰役に於ける先人の苦難と偉業を回顧すると共に、島民はこの覺悟を益々堅くせねばならぬのである。

02 基隆華僑新民公會に 王克敏氏から親書 東亞平和、日支親善に努めると 熱烈溢るる真意を披瀝
03 けふは陸軍記念日 島都の諸行事
04 海相から感謝狀 島內日刊紙募集の 恤兵寄附金に對し報社消息
05 頭圍庄の沖合で 小型漁船が遭難 乘組員廿餘名行衛不明
06 映畫大會 基隆市壽公で
07 白衣の勇士 內地へ凱旋
08 新竹の恤兵献金 六千圓を突破 強調週間の實績
09 防諜座談會 嘉義署の主催
10 臺北驛假驛 けふから店開き
11 神宮參拜內地視察團員募集報社消息
12 商工振興座談會 十五日、基隆市で開く
13 高等農林學校入學許可者
14 幸運者續續現る 當籤者はお早く申出る樣に 本紙讀者優待抽籤報社消息
15 臺北高商入學許可者
16 市バス發着所も けふから變る
17 海陸呼應して 防諜網を強化 基隆で近く打合會
18 駒澤大學學長 大森師來臺
19 靜修女學卒業式
20 私立臺北幼稚園
21 富士丸無電
22 人事‧消息
23 ときの声
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 在庫品頗る多く 期間中に處分困難 綿製品ス.フ混用令の波汶 中辻實業會長より陳情
02 賣殘り品に對し 何とか方法を講ぜん
03 棉の展覽會 即賣もやる
04 豚の飼料方策確立 大豆粕普及五ケ年計畫で 農會を中心に極力宣傳
05 綿布販賣制限の 陳情明細書 臺北實業會より提出
06 今後の米價は 高くなる一方だ 來臺の途にある文箭郡次郎氏語る
07 蓖麻、苧麻に關し 打合せを為す きのふ協和會館に於て
08 米の移出不振 二月に四十九萬袋
09 高雄州下のバナナ 五月中旬より出盛るか
10 リビヤ伊領の茶專賣 近く實施さる 本島茶に相當影響あり 府、拓務省に善處を一任
11 陸上交通事業調整法 準備協議會 小川鐵道部運輸課長出席
12 農會令施行規則 あす公布の筈
13 新年度の命令航路補助費 百十八萬二千圓 チモール線、アパリ線も命令
14 定期米反落で 島內米も軟化 夕況は一般に不勢
15 本島棉花の割當 四百九十五梱一ケ月 近く各紡織工場の割當を決定
16 肥料の輸移入不勢 市價高で各地とも買控
17 照明燈
18 市價及商況九日
19 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 漫畫ページ
02 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 防空思想の徹底に 消火救護演習實施 彰化市の陸軍記念日
02 防火防毒救護演習 員林郡下各街庄聯合で
03 臺東街の行事
04 圖像:大谷伯支那軍の戰歿兵士の靈を弔ふ
05 斗六牛車組合總會
06 竹山神社鎮座祭 三月二十八日に擧行 盛澤山の行事を決定
07 竹山公合併問題 郡守の善處期待 林州議を通じて懇請
08 臺中州下第三回 水利事務研究會
09 能高郡の私設水埤 愈よ編入合併
10 故李瑞雲先生の 告別式に臨みて/須田清基
11 圖像:上海第一次事變の停戰記念日たる三月三日上海神社で招魂社大祭をいと嚴肅に執行した
12 麻豆の產組記念日 諸行事盛大に實施
13 後龍信組の產組記念日
14 和服講習會
15 員林郡埔鹽公學校 開校十週年祝賀式
16 窃盗事件二件
17 ローカルセクション報社消息
18 不敵な壁破り泥棒
19 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 陸軍記念日野外講演中繼
03 講演 第三回勤儉貯蓄 記念日に當りて/邨松一造
04 陸軍の夕
05 圖像:未來のターキー 松竹少女新歌劇新入生試驗
06 趣味娛樂 室內裝飾に對する 新しい考へ方(後) 床の間のない部屋を中心に 平岡碧潮氏談
07 二大猛獸映畫が 陽春銀幕に咆哮
08 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 梧棲築港愈よ 新年度より着手 總工費二千六百九十萬圓 六年後に使用出來る
02 工事計畫
03 梧棲築港事業計劃の說明(上) 經費のみの理由なら 當然鹿港に築港する 當局鹿港街民に同情の淚
04 高雄市民注意! けふの防空演習に際し 要塞司令部より發表
05 事變犧牲者の為め 盛大に慰靈祭執行 高雄市の陸軍記念日
06 全島市議の協議會 十二日より兩日間臺中市で 各市の提案三十餘件
07 臺南市の防空演習 非常なる好成績を納む
08 燒夷彈投下を實演 臺中市の陸軍紀念日 市民多數見學を望む
09 不連續線の惡戲 臺南に暴風襲來 幸に人畜の被害なし
10 產馬種つけ所新築
11 屏東水利組合評議會を開催
12 一陽來復の帽子界 又耳寄りな話一つ ○○より註文を受く
13 流腦、彰化郡に侵入 保菌者多數發見 當局、防遏に大童
14 書院移轉の機會に 斯文會を結成せん 屏東市の有識者提唱
15 齋藤洋一伍長 名譽の戰傷死 十二日に慰靈祭
16 臺北醫專合格者發表
17 ヒマ多收競作の 審查規定を立案 花蓮港廳に於て
18 御遺跡記念碑 近く除幕式 嘉義郡溪口庄で
19 消息
20 山中臺北圖書館長
21 訃文:林朝順
22 訃文:林朝順
23 訃文:林朝順
24 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(39)/山中峯太郎;木原芳樹
02 倭寇物語(二) 秋水三尺で 天晴!敵前上陸 斬りも斬ったり敵の首級五千
03 音樂雜感/赤松孝彥
04 水牛の角 俸給の行方 フーヴァ前米國大統領の奇特
05 圖像:花の綻ぶ頃
06 圖像:砂漠の船
07 恐怖體臭の話(下)/ジャック.ヴェルビル
08 心聲漢詩

珈琲館醉題/小維摩、鄭友鶴見訪逸園話舊/小維摩、木瓜/小維摩、發屏東驛途中所見/小維摩、抵高雄市口占/小維摩、宿赤崁園/小維摩、歸北車中觸目/小維摩

09 新刊紹介
10 廣告
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 對支會議、對支局要綱 けふの閣議に附し 五月一日から實施
02 法制局案には反對 外務、對支經濟開發局新設 閣議で外相、意見開陳
03 圖像:貴族院豫算案可決
04 中國聯合準銀開店 臨時政府聲明を發す
05 磅依存から離脫 金融體制はこれで確立
06 定期敘勳 臺灣關係の分
07 中華滙業銀行 整理復活に決す 三銀行近く協議會開催
08 金口木舌/林正享
09 福大公司では 中支進出を企圖 上海に調查員を派遣
10 舊通貨整理の 辦法を公布
11 プ灣方面に 出漁見合せ
12 芮城、平陸も占領 隴海線を制壓下に置く
13 英伊兩大使を訪問 谷公使、本格外交活動へ
14 風陵渡に進出
15 明日の天氣
16 大島大佐逝去
17 曉の合唱(13)/野村愛正;古藤幸夫
18 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 圖像:事變下の陸軍記念日
02 江南の戰線を髣髴 壯烈!陸軍模擬戰 祝賀催し物も總動員一色 意氣軒昂‧島都の記念日
03 慰靈祭を擧行し 隊伍堂堂と大行進 銃後の意氣溢る新竹市
04 高砂公園で記念式典 數萬の市民が參加
05 青年團長距離競走 大稻埕青年團一着を獲得
06 “この弟にこの兄” 故西川伍長の令兄から三百圓寄附 吉田新竹市尹痛く感激
07 內臺連絡飛行は 四月から每日就航 新に三機を準備して
08 圖像:祝賀野宴
09 一ケ月振りに 富士丸入港 五百餘名が賑かに
10 商況十日前場
11 今夜の映画
12 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(100)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 家庭婦人に望ましい 科學的考へ方 子女の教育にも有効/辻二郎
03 スポーツマンの食物 學術的考慮を要す/篠田義市
04 特約漫画のんびり張さん(84)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:今春流行の婦人洋服
06 圖像:新案瓦斯ライター
07 正しい額の飾り方 油繪日本畫肖像畫 それぞれ飾り方が違ふ
08 圖像:一つ如何です(春の流行帽)
09 揚げ油の 火加減
10 鯛の刺身
11 汽車の旅行に これだけ御注意 盜難、誘惑、衛生、公德、寢室
12 不意の來客に 三つ葉の月見蒸
13 身上相談
14 ペンキの壁 濃い石鹼液は禁物
15 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 總動員法通過せば 臺灣米專賣を考慮 拓相が委員會で答辯
02 コドモ 火をつけると強い光を發する マグネシウム 輕金屬の話(二)
03 共產軍袋の鼠 朱德逃出す
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 德島沖から 珍しい虎蟹 大阪の魚市場で發見
06 今年の試驗問題で 實力を試さう 時間は正確に 臺南師範普通科
07 沙山の淺い海に 蛤を養殖
08 全島有志ガ集ツテ 時局克服懇談會 宣言ト決議ヲナシタ
09 知事サン田舍ヘ 自轉車で慰問
10 カナガキニュース ヨイ活動寫真ガ 臺灣デ出來タ
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 黃河大渡河戰を決行 陝西に歷史的日章旗 重要據點を續續占領頭條新聞

【河曲十日發同盟】石丸、大關兩部隊は十日早曉を期し黃河大渡河戰を決行午前七時必死に防衞する敵を撃破して河曲對岸大站村、小姑村を占領した。

【大同十日發同盟】石丸、大關兩部隊の黃河渡河に引續き久野村部隊は敵の左翼背に突入三道焉(河曲西北三里)を占領し更に岩田快速部隊は紅焉(河曲北方五里)を占領した斯くて大黃河を渡河して河曲對岸陝西省に進入せる石丸、大關、久野村岩田各部隊は沿岸各重要據點を占領し陝西省に最初の歷史的日章旗を飜へした

02 潼關停車場を砲擊 附近一帶を我が手中に收む 小癪の敵機を一齊に猛射!
03 眾院の議事審議は 寧ろ非常な好成績 田中書記官長談非難は全然的外れ
04 何柱國軍二萬を 猛然反擊す 小站村、大站村を占領
05 シヨータン佛內閣 遂に總辭職す
06 總辭職に至る迄
07 獨墺合邦案を 國民投票に問ふ 墺國、國內の趨向に鑑み
08 英樞相は ヘ卿に決定
09 貴族院の豫算總會
10 一瀉千里の勢ひで 上程法案を可決す 昨日の眾議院本會議
11 多數は依然 獨立を支持
12 總動員法案の前途 猶多難を豫想さる 秘密會は期待程奏效せず
13 秘密會で質疑應答 總動員法案委員會
14 米の建艦案昨日 下院本會議に上程
15 ベルギー藏相辭職
16 國民の忠誠を 力強く發揮! 杉山陸相が答辯
17 奧地は無政府狀態 軍隊の前線狩出して 匪賊の跳梁甚だし
18 虫のよい空賴み ”國際情勢の變化如何に依って ソ聯は支那を積極援助しやう” 支那紙文滙報の社說
19 秘密會を解き 直ちに休憩
20 對支事務局案は けふ閣議に附議
21 石油資源開發法案 滿場一致可決 附帶決議を附して
22 I‧O‧C總會 カイロで開催
23 新嘉坡海軍船渠の 外國軍艦使用 英下院で問題となる
24 ソヴィエト反革命公判
25 上旬貿易
26 孫科パリ着
27 けふの兩院
28 今日の天氣
29 大阪商船臺灣出帆
30 近海郵船基隆出帆
31 辰馬汽船
32 大連汽船
33 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 勞働倍加運動を提唱社說

內地の二、三の大都市の自由勞働者が最近自ら國難突破のため勤勞報國團の如きものを結成し、周圍の勞働者に呼びかけて勞働倍加運動を提唱して一般勞働大眾の注目を惹いてゐる。その勞働倍加の結果の餘裕を以て事變公債を買ひ求めて國策に順應して努力すると云ふので、厚生省ではかかる運動に對し大いに共鳴して、早速東京、神奈川、 大阪、愛知、京都、兵庫、福岡の七大府縣諸都市の職業紹介所長宛に、この傾向を出來る限り助力し指導する樣通牒を發したのである。 この運動の中心は昭和十一年設置された勞働訓練所卒業生であるので、之に鑑み厚生省は取あへず、來る四月一日からさらに二ヶ所の訓練所を增設する方針であると傳へられ、極力この運動を自由勞働者大眾に向つて進ませることになつたことは時節柄適宜の措置と云はねばならない。

この運動に關し東京では支那事變發生してより自由勞働者層に國家意識が熾烈となり、集團勤勞運動を仲介とする勤勞倍加運動が澎湃としておこり、遂ひに東京登錄勞働者勤勞報國團を結成するに至り、それより零細な醵金で國旗揭揚臺や神棚を設け、仕事前には國旗を揭陽して皇居と伊勢大神宮を遙拜してゐたが、その後より酒氣を帶びて紹介所に押しかけるものは絕無となつた好成績である。

尚この運動は間もなく大阪にもおこり、現在京橋勞働赤心會と云ふのが出來て之が中心となり、防護團そつくりの團服まで制定し愛國貯金と云ふ名目で事變公債を買求め事變下の國策に順應し協力してゐる。また冬休を利用して大阪から伊勢大神宮まで徒步旅行を强行し、途中土地の有志から修養談や時局談を聞いてゐるが、この機運は他の紹介所にも波及し、まもなく大阪全市の自由勞働者が赤心會に合流せんとする氣勢を呈してゐると云はれ、その他京都、名古屋でも同一の指導精神の下に動きつつあるのである。

かくの如き勞働倍加運動は漸次熾烈の勢を以つて擴まり、また厚生省の推進力によつて、自由勞働者の本據と云はれてゐる七大府縣諸都市の自由勞働者の大同團結が行はれんとする標である。斯くの如き情勢はこの事變下に於けるわが本島に於ても、宜しくこの機運釀成のために斯界の有志者、日本產業精神に目醒めた勞働者が率先提唱して然るべきであらう。而して提唱すると同時にこの運動の諸事項に關する研究を遂げ、しかる 後に實行にうつるがよいのである。この運動は實に事變下に於いては銃後の國民のよき措置であり且國策に協力するよき運動である以上、躊躇なく積極的に提唱し、指導する樣に努力せねばならないと信ずるものである

02 短劍拳銃の伊達姿 島都に近く新選組 俊英の警官、二個分隊編成 非常時警備陣強化
03 萬博入場券(抽籤券付) けふ一齊に賣出す 素晴らしい前景氣
04 新竹州警察官 武道大會 白熱戰を演ず
05 國語家庭を認定 注意事項を示達
06 全國一分間默禱 陸軍軍樂隊、市內を大吹奏行進 嚴肅、帝都の記念日
07 兵事と社會教育係 獨立して課に昇格 臺北市、陣容を整備
08 國婦金瓜石分會發會式
09 熱帶文化協會 寄附金五百萬圓で財團法人設立 外事部の外廓機關
10 龜山島築港の 實地調查 佐村技師一行現場へ
11 修養團向上會
12 伊、更に使節團を 日滿兩國に派す
13 陸軍記念日 奉祝の夕盛況
14 第二回都市計畫講習會
15 華僑新民總公會へ 王克敏氏より挨拶 在臺華僑いたく感激
16 臺銀臨時總會 近藤理事後任選擧を行ふ 來る廿五日東京にて
17 金山溫泉猛噴 一大遊園地化を計畫
18 定期種痘 施行洩れに對し
19 水利大會出席者
20 本社劉取締役母堂の葬儀 盛儀を極む報社消息
21 遭難漁夫 全員無事
22 けふのメモ
23 ときの声
24 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 外地の臨時稅收入を 軍事費に繰入れる 政府議會に法律案を提出 臺灣の臨時增稅にも適用
02 金瓜石外八鑛區に 探鑛獎勵補助金を交附 きのふ鑛務課より公表
03 石炭萬能時代より 產金獎勵へ 臺灣鑛業會總會に於ける山下理事挨拶
04 臺北實業會 存續に決定し 中辻會長重任さる
05 二月中の石炭移出
06 臺中市商工會議所 きのふ設立認可さる
07 酒課に酒精係を置く 製造及消費監督のため 專賣局にて陣容整備中
08 三月一日在米高 千四百四十五萬石 福島縣外十一地方
09 高雄州下の赤糖 豫想より一、二割の增產か
10 臨時物資調整係を 商工課に新設すべく 追加豫算として議會に提出
11 募集方策及び 契約消滅防止を協議 全島保險主任會議開幕
12 清水鹽腦課長上京
13 主要債券利迴は 前月に比し低下 平均四分二厘
14 三月一日現在主要株式の 平均利迴五分四厘
15 定期不勢に 丸糯米は續騰 蓬萊米は平凡商情
16 東部の赤糖經營に 黃再壽氏乘出す
17 照明燈
18 市價及商況十日
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 臺南州農會の總會 愈よけふ開催 肥料購買の豫算二百五十餘萬圓
02 圖像:日比谷の野外雛祭
03 遺族の喪服は純白 葬式は內地風佛式 ここにも皇民化の反映
04 梧棲築港事業計劃の說明(下) 對外貿易品の運賃 著しく低減される
05 北斗街での 陸軍記念日
06 皇軍武運長久祈願 陸軍記念日に當り
07 勤續店員を表彰 岡山料理屋組合總會で
08 築港繫船入江の 入水愈よ完了
09 產組記念日行事
10 マ病防遏の成績審查日程
11 埔里街各國講所 修了式日割
12 春季清潔實施
13 ローカルセクション
14 日新齒科開業
15 こそ泥御用
16 廣告
第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 “愛國の詩人戰士 ダヌンチオを憶ふ”
03 國史講座 「長州征伐と江戶開城戊辰の役」/鈴木讓
04 謠曲
05 箏曲
06 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 輝ける陸軍記念日 全市十一ケ所に 燒夷彈を投下 高雄の防空演習好成績
02 七千餘名參加して 勇壯な分列式擧行
03 圖像:在鄉軍人、國防婦人 合同射擊演習
04 空陸同時に 激戰を展開 屏東市の聯合演習
05 戰歿者慰靈祭 西子灣に於て
06 全島市議協議會の 各市提出議案一覽
07 大屯郡の行事
08 鐵道線路を中心として 市街攻防戰展開 花蓮港廳長統監の下に
09 屏東郡でも 防空防火演習
10 臺南鄉軍の總會 昨日盛大に開催 終了後模擬戰に參加
11 臺中市模範的 防毒室を設置 三日間市民に供覽
12 八萬市民の協力で 防衛訓練愈よ完璧 臺中市の防空演習
13 日露戰役座談會 多大の効果を納む 宜蘭公會堂で開催
14 武道大會を開催
15 軍事講演會
16 健兒三千餘名 堂堂と市內行進 嘉義市きのふの行事
17 高砂族の青年 通行人から強奪 昨年來十數件の盜難 悉く同人の仕業か
18 “原案執行の申請 州は同意すまい” 竹山公學の合併問題に付き 庄有力者方面の觀察
19 臺南第一高女 卒業式を擧行
20 順風耳
21 消息報社消息
22 廣告
第11頁
日刊第8版
序號 標題
01 峠の女性(40)/山中峯太郎;木原芳樹
02 倭寇物語(三) 素裸の赤褌隊 勇壯!敵陣に突喊 流血戰場の川を染む
03 古文學現代化としての 春香傳/黃得時
04 水牛の角 マルクス違ひ 笑へぬナンセンス
05 雜誌「媽祖」の 終刊を惜しむ/池田敏雄
06 圖像:滿洲國留日學生會館
07 學藝消息 ロブソン 西班牙戰線を慰問
08 心聲漢詩

謹呈培文書閣主人/北斗 劉時燠、席上敬和/臺北 李慶賢、席上敬和/培文書閣 鄭文治、席上聯句/培文書閣 鄭文治、翌日重晤培文書閣主人並留別鷺州吟社諸先生/北斗 劉時燠、卽步原韻以惜別為題/培文書閣主人

09 受験期の衛生 頭腦を明快にする 三大要素 徹夜の勉強も、かうすれば 疲れない科學的の頭腦強壯法
10 試驗の無理から 神經衰弱に惱む/南條修
11 ワカヲクントモトコチャン/麻生豊
12 油斷出來ない 受驗勉強の過勞 放っておくと、神經衰弱や 結核等の難病に罹ります
13 幼兒の便
第12頁
夕刊第1版
序號 標題
01 “中支には十年でも 百年でも駐屯する” 畑指揮官の第一聲
02 中國聯銀の根本方針 國際收支、通貨政策に止らず 農、產業育成、關稅政策を改正
03 天長節奉祝要綱 「天長節奉祝の時間」を定め 氣笛等を合圖に夫夫宮城を遙拜
04 傷兵保護院を設置 厚生省の外局として
05 地方財政補給金 三千萬圓增額を承認
06 前警視總監 齋藤樹氏渡臺
07 墺國の國民投票に ナチスの反對熾烈 警官隊と衝突、騷擾化を惹起
08 ナチス憤激理由 內相の辭職豫想さる
09 金口木舌/林正享
10 圖像:米國海軍の擴張計畫
11 ドイツ政府は成行を注目 新聞界は沈默
12 ブルーム氏に 內閣組織を依囑
13 下院で演說後 總辭職を聲明 シヨータン首相
14 我が金岡部隊 大黃河越に砲擊 隴海線運行を遮斷
15 貴族院本會議
16 國際オリンピック委員會總會 開會式を擧行 埃及國王御臨場の下に
17 明日の天氣
18 曉の合唱(14)/野村愛正;古藤幸夫
19 廣告
第01頁
夕刊第2版
序號 標題
01 廈門の民心離反し 長期抗戰に踊らず 社會軍事訓練宙に迷ふ 軍、政の確執誘發か
02 全島水利大會開かる けふ新竹有樂館で
03 圖像:米國海軍大演習
04 銃後の奉仕 尺八慰問 本島學生廖君の篤志
05 軍事功勞者表彰 きのふ偕行社で擧式
06 盲爆擊同情金 それぞれ分配
07 歐洲大軍備と平和/伊藤正德
08 職員金庫法案 近く制定されん 貸出し最高限度は五百圓 腰辨大眾に福音
09 臺北第二高女卒業式
10 いたいけな慰問 淋しく病む白衣の勇士を 小公學校兒童が見舞ふ
11 慈惠國講卒業式
12 員山庄成人訓練 缺席者なく好成績
13 頭圍礁溪兩庄の訓練
14 厄介な放蕩兒妻を毆打
15 淡水中、女學院 十八日卒業式
16 人事‧消息
17 商況十一日前場
18 今夜の映画
19 廣告
第02頁
夕刊第3版
序號 標題
01 「假面鬼」(101)/甲賀三郎;伊藤良夫
02 家庭‧婦人 戰時の主食物に 胚芽米を提唱 半搗や七分搗よりも 榮養分が遙かに豐富/有本邦太郎
03 使ひ方を誤ると 美しい花も臺無し 西洋切花の知識
04 特約漫画のんびり張さん(85)/ゑのもと真砂夫
05 圖像:今春流行の婦人洋服
06 髮の手入 ブラシが合理的 乾性濕性のどちらにも
07 洋服の疊み方
08 黑豆で おいしい飲物
09 圖像:一つ如何です(春の流行帽)
10 母親の無頓着は 不美人を作る 心得ておきたい 子供の整容法
11 火傷 應急手當は
12 子供用の勉強機や椅子 新しい標準寸法で かうして造りませう
13 誰とでも遊ばせ! お友達を制限すると わが子を偏狹にします
14 紙上病院/黃朝清
15 重寶な ラヂオカバー
16 揭示板
第03頁
夕刊第4版
序號 標題
01 國語實習ページ 黃河作戰終る 山西平野總攻擊以來 皇軍力鬪其收獲大
02 コドモ 水素の凍る溫度は 華氏の零下四三四度 皆さんはこの寒さを 想像出來ますか
03 獨‧伊兩國へ 親善の武道使節
04 國民精神總動員實踐いろはかるた
05 支那機の大噓報告
06 初符がなければ 石油は買へない 全國にガソリン巡查
07 子供作品 勇ましい兵隊さんへ/張尚敏
08 宋美齡が辭職 負戰で病氣になる
09 カナガキニュース 父ニ死ナレタ 勇士ノ子ガ決心 淚ノカタカナ文
10 皇軍ニ射落サル 佛國ノ名飛行士 ワガ空軍ニハ勝テヌ
11 廣告報社消息
第04頁
日刊第1版
序號 標題
01 追加豫算可決 貴院豫算總會全會一致で けふの本會議に上程頭條新聞

【東京十一日發同盟】十一日の貴族院豫算總會は午前十時十七分開會先づ賀屋藏相より北支の形勢につき

中華民國臨時政府と我國と緊密なる聯携の下に種種力を盡して通貨統一に對する氣運が生じて來たそれには北支の政府系銀行もこれに參加し出資する事となり資本の半額を引受け他の半額は臨時政府が引受け資本金五千萬圓として設立する事となり我國より二千五百萬圓の半額千二百五十萬圓を融通する事となり現に業務を開始してゐる支那法幣も次第に回收する考へである新銀行の設立を援助する為め我國の主要な銀行資本家が集まり一億圓のクレヂットを設定する計畫の事は新聞紙で御覧の通りである

岩倉道俱男(公正)より同じく幣制問題につき質問あり賀屋藏相より速記を中止して答辭あり次に

松村真一郎氏(研究) 軍需工業の利潤を公債消化に向けられたい

藏相 公債消化の為め貯蓄の獎勵の必要なるは當然である利得の增加はこの際出來るだけ公債消化に向ける必要がある軍需工業の利潤について其必要は勿論である會社の社內留保を公債消化に向けると云ふ事は非常に結構であるがこれを法に依り強制する考へはない又既に他の方面即ち株券社債の方面に投資してゐるものを急激に公債消化に振向けるのは適當でない

近衞首相より過日行はれた岩田宙造博士(同和)の國體と憲法の關係についての質問に對し答辯ありこれに對し岩田博士大體滿足なる旨を述べ午後零時九分休憩

【東京十一日發同盟】貴族院の豫算總會は午後二時十五分再開直ちに討論に入り前田利定子(研究)大島健一氏(同和)岩倉道俱男(公正)より夫夫擧國一致目的達成に邁進せられんことを希望して討論を終り

一、昭和十二年度歲入歲出總豫算追加案(第二號)

一、昭和十二年度各特別會計歲入歲出豫算追加案(特第一號)

一、豫算外國庫の負擔となるべき契約を為すを要する件(追第一號)

一、臨時軍事費豫算追加案(臨第一號)

一、昭和十三年度歲入歲出總豫算追加案(第一號)

一、昭和十三年度各特別會計歲入歲出豫算追加案(特第一號)の六件を一括採決に入り全會一致可決二時五十四分散會した斯くて四十八億五千萬圓の支那事變追加豫算案外五件は十二日の本會議劈頭上程無修正可決され支那事變軍事費豫算案は茲にその歷史的成立を告げることになった。

02 微力を捧げ御奉公(總動員委員會) 近衛首相、挂冠說を否定
03 日英の諒解成立近し トリビューン紙の觀測
04 地方財政補給金 三千萬圓增額
05 關稅、鹽稅問題の 日英交涉が成立 ロイテル通信の報道
06 國體と憲法の關係 近衛首相所信を披瀝
07 為替管理事務は 當然調整局專管 吉野商相が言明
08 巴面坪、麻地溝を占據 敵、長城線に沿ひ潰走
09 けふの兩院
10 對支局案遂に 暗礁に乘り上ぐ 首相の裁斷を見ん
11 米穀現在高 農林省第二次發表
12 潼關を砲擊 軍事施設を粉碎
13 平生氏、寺內大將を訪問
14 獨對策を協議 墺の形勢重大化に
15 今日の天氣
16 太田大藏政務次官
17 新竹州下郡 警察課長異動
18 大阪商船臺灣出帆
19 近海郵船基隆出帆
20 辰馬汽船
21 大連汽船
22 廣告
第05頁
日刊第2版
序號 標題
01 社說 熱帶文化協會の重大性社說

平和的南方發展を目指して、本島と南洋各地の文化親善、產業提携を結ぶべく、我が對南方の文化、經濟、其他諸種の平和的事業の遂行に、やがて昇格を見るべき總督府外事部の外廓機關として熱帶文化協會なるものが近く成立を見んとしてゐる。同會の創設は加藤外事課長の努力に依つて中央との折衝に成功し、早くも四月中に實現を見るものと豫想され、而して同協會は臺拓、臺電、臺銀並に各製糖會社等の寄附に依って三百萬乃 至五百萬圓の基金を持つた財團法人にする筈である。

對外發展に於ける文化工作の重要性は現在に於ては凡そ常識的問題に屬し、今更にこと新らしく論する方が滑稽であるかも知れぬ。南方發展が我が國策であり、臺灣は又斯る國策の實現に對しパイオニアとしての使命を果すべき位置に在ることは既に喋々を要しない。この意味に於て本島に於ける對南洋の調查研究の疾くに着手され、又見るべき業績を積んで來たのに比しその文化工作の甚だ立遲れて居ることは寧ろ人をして奇異を感 ぜしむる位である。斯る見地よりして、熱帶文化協會の創設は遲ればせ乍ら頗る適切な企てであると云はねばならない。只だ現在のところ僅かにその計劃の片鱗しか知るに由なく、全般の內容が向詳かでないからその是非に對して立入つた批評は勿論未だその時機に達してゐない。 然し乍ら過去の對支文化工作に鑑みこれからの製南方文化工作に對し若干の考慮を加へることは決して無駄ではあるまい。

日本が現在持つてゐる思想と文化に對しては、今回の支那事變が一つの試金石となつた觀がある。支那に於ける滔々たる排日運動の潮流とその根强さを眺めた者は一體いままでの我が對支文化事業が何をやつてゐたのかと不思議に思ふであらう。蔣介石政府に對するイギリスの政策の成功や、支那の大眾煽動と動員に對するソヴエート・ロシヤの精力的活躍との前に我が國の對支文化政策も思想對策も殆んど零に近い力しか持つてゐな かつたのである。勿論これは、在來の對支文化事業關係者の無氣力を非難せねばならぬであらうが、それよりも日本自體のこれに對する指導的思想の空虛にして確乎たる方針が樹立されてゐないところに決定的な原因をなしてゐることは多くの論者の指摘したところである。

南進政策の遂行上、これら南方諸國に對する文化工作は望ましい企である。その働き如何に依って、我が進出に多大の便宜を齎らすであらうし、亦たそれ相當の阻害を來たすであらうことも覺悟せねばならない。何れにしても熱帶文化協會の創設は我が南方發展に對して重大なる役割を演ずるものである。斯るが故に過去對支文化事業の失敗に鑑みて一層本事業の甚だ容易でないことを痛感するものである。殊に南方諸國に於ける列强 勢力の錯綜と人種其の他各種事情の複雜性は寧ろ支那以上であると云ふべきである。斯る土地柄に漠然として人真似の文化事業をやらうとすることは害こそあつて決して利益のあらう筈はない。この意味に於て熱帶文化協會の創設に關しては何等異議を挾む餘地はないが、その計畫の內容に對して、過去の事情に鑑み、當局の深甚なる注意を喚起せざるを得ないのである。

02 官吏六百餘名に 苦役三日間の判決 敗殘支那の官紀紊亂
03 宜蘭街成人訓練 旭町、宮前町を皮切りに きのふから開始
04 電話一つで 電報が打てる 十六日から實施
05 宜蘭の陸軍記念日
06 羅東の記念日
07 花蓮港、臺東間の 慣熟飛行 十四日3M機で實施
08 久原事件の第二回公判 龜川つまみ出しは 手傳ったに過ぎぬ 津雲氏「隱匿意志なし」と強調
09 旭小鶴田姉弟の美擧
10 基隆の防諜團 海陸共に近く結團式
11 臺陽美術展 四月廿九日から
12 新竹防諜座談會
13 鐵道協會慰安會
14 孫位の講習生と一緒に 七十翁も出演する 基隆署保甲聯合會主催學藝會
15 臺北市內の 國語家庭 認定發表さる
16 全島水利大會第一日
17 棉の展覽會 けふかた三日間 公會堂で開く
18 基隆市“國語の家” 二十五家庭發表さる
19 商業、一中減少し 三高女增加 臺北市內中等學校志願者調べ
20 淡水に強盜現る 三時間後犯人逮捕
21 同情金寄託 劉鼎松氏の美擧報社消息
22 人事‧消息報社消息
23 ニュース映画会
24 ときの声
25 廣告
第06頁
日刊第3版
序號 標題
01 本島最初の苧麻、蓖麻の販賣 方法及價格決定 蓖麻は最寄驛渡十二圓 苧麻は一等品四十三圓
02 事變下の綿業 統制は統制を生む
03 有價證券業取締法 本島にも施行か 財務局金融課調查を進む
04 內地納入酒の 購買期近づく 專賣局で內地市況調查
05 茶業懇談會終る 增產、統制に關し討議 臺北州主催、公會堂にて
06 新年度の貨車購入 結局二百七十輛 鐵材騰貴等で豫定より九十輛の減 鐵道部速水技師歸臺談
07 煙草小賣人の 更新指定を行ふ 來る三十日に指定書を交付
08 山下保險課長 けふ空路上京
09 照明燈
10 在米增加で 定期米が反落 丸糯米は下澁る
11 青森縣外廿一地方 千七百七十萬石 三月一日在米高
12 市價及商況十一日
13 廣告
第07頁
日刊第4版
序號 標題
01 帝國及列國の陸軍 陸軍省(三)
02 廣告
第08頁
日刊第5版
序號 標題
01 事變下の陸軍記念日 スワ敵機襲來 燒夷彈命中! 實戰さ乍らの防空演習
02 防毒救護消火演習 南投街民擧って參加
03 北斗街の防空演習
04 祝賀式並防火演習 員林街の意義ある行事
05 苗栗街に於ける 防空演習
06 マ病防遏作業審查 一等は營盤口、草屯、南投
07 燒夷彈落下演習
08 口腔檢查費に疑問 員林郡下の公學校兒童より 每月二百圓徵收してゐるが その用途頗る曖昧
09 北門號献金の 收支決算報告會 神社奉贊會の收支も同時に 九日郡會議室に於て
10 淡水華僑新民公會遭難者に弔慰金
11 竹東郡教育總會 多大の收獲を得て閉會
12 果實王國の員林 山地開發に乘出す 山地道路開鑿の 測量調查に着手
13 內湖庄洲尾の 集會所落成式 九日盛大に擧行
14 部落振興研究會 盛況裡に閉會 南投郡主催の
15 新興途上の草屯街 現代的市場を建設 六月末日竣工の豫定
16 林邊公三十週年 記念祝賀會盛況
17 流腦禍に喘へぐ 勞働者を救濟 麻豆街方委大活躍
18 南投郡下小公學校 卒業式日程決定
19 ローカルセクション
20 北門郡下小公學校 卒業式日割定まる
21 淡水故江氏告別式
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第09頁
日刊第6版
序號 標題
01 ラヂオ
02 講演 中古水軍の 戰術に就て/小笠原長生
03 ラヂオ.コメデー 「春うらら」
04 舞臺劇
05 コドモの時間 連續童話劇 「伊太利愛國物語」
06 管絃樂
07 國民歌謠
08 あたし幸福よ 十二日より國際館で
09 圖像:クリッパー巨人機の出來るまで
10 趣味娛樂 朗かな春近づけど 寒さに慄へる小鳥 明け方の冷えが大敵
11 「土」に親しむ 小杉勇 岡田村で當分百姓實習
12 文壇名士が 名附親
13 「オーケストラの少女」 十七日國際館で 特別有料試寫會
14 廣告
第10頁
日刊第7版
序號 標題
01 築港景氣に煽られ 梧棲街の地價奔騰 寄ると觸ると土地の話ばかり 甲當り三萬圓の呼值
02 花蓮港の寺廟改善 當局の指示を仰ぐ 座談會に於て意見一致
03 圖像:伊勢神宮に御凱旋御奉告の 朝香中將宮殿下
04 臺南州畜聯總會 きのふ州會議室で開催 議案何れも原案を可決
05 國防献金
06 交通事務打合會
07 臺南州農會の總會 きのふ無事に終了 議案何れも可決
08 少年赤十字團 團旗授與式 彰化一公に於て
09 臺中商工會議所議員 愈よ選擧實施 民選議員は十五名
10 防諜聯盟愈よ結成 嘉義署主催の座談會に於て 眾議一決組織に着手